(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記オープンレバーがオープンレバースロットと、前記オープンレバースロットに摺動可能に挿入されて前記パッシブレバーと接触するキャンセルスライドピンとを含む、請求項1に記載のクローズ・リリース装置。
前記キャンセルレバーが、前記オープンレバースロットに沿って前記キャンセルスライドピンを摺動させ、前記オープンレバーを前記パッシブレバーから離脱するように構成される中間部を含む、請求項2に記載のクローズ・リリース装置。
前記パッシブレバーと前記キャンセルギアが、前記パッシブレバーのパッシブレバーラチェットに合致する前記キャンセルギアのキャンセルギアラチェットを介して離脱可能に固定される、請求項1に記載のクローズ・リリース装置。
前記キャンセルレバーは、前記キャンセルギアの湾曲接触面を押して、アクティブレバースロットに沿って前記キャンセルギアを摺動させて前記パッシブレバーを前記アクティブレバーから離脱させる突起を含む、請求項7に記載のクローズ・リリース装置。
前記パッシブレバーが、キャンセルスライドピンと接触し、前記オープンレバーを回転させて前記リフトレバーと連結する第2のハンマーを含む、請求項9に記載のクローズ・リリース装置。
【発明を実施するための形態】
【0014】
本明細書で言及するすべての公報、特許出願、特許、その他の引例は、参考として全文を組み込む。さらに、本明細書に記載される材料、方法、実施例は単なる例であり、限定することを目的としていない。
【0015】
添付図面に関連する下記の説明は、記載される主題の各種実施形態の説明であることを意図し、単に実施形態を表すことを必ずしも意図していない。特定の例では、この説明は、記載される主題を理解してもらうために具体的な細部を含む。しかしながら、当業者にとって明らかであるように、実施形態はこれらの具体的な細部を欠いても実行することができる。いくつかの例では、記載される主題の概念を不明瞭にするのを避けるため、既知の構造および構成要素はブロック図で示す場合がある。可能な場合は常に、全図面を通じて同一の参照符号は同一または類似の部分を指す。
【0016】
本明細書で「一実施形態」または「実施形態」という言及は、実施形態と関連して記載される特定の特徴、構造、特性、動作、または機能が少なくとも1つの実施形態に含まれることを意味する。よって、本明細書内の「一実施形態では」または「実施形態では」というフレーズが出現しても、必ずしも同じ実施形態を指すとは限らない。さらに、特定の特徴、構造、特性、動作、または機能は、1つ以上の実施形態において任意の適切な形で組み合わせることができ、記載される主題の実施形態は、記載される実施形態の変更および変形を含むことができる、および実際に含むことを意図する。
【0017】
また、本明細書、添付の請求項、要約で使用される際、特段明示しない限り、単数の「a」、「an」、「the」は複数を含むことに留意しなければならない。すなわち、本明細書で使用される際、特段明示しない限り、「a」や「an」などの文言は「1つ以上」を意味する。また、本明細書で使用される「左」、「右」、「上」、「下」、「前」、「後」、「側」、「高さ」、「長さ」、「幅」、「上側」、「下側」、「内」、「外」、「内側」、「外側」などの文言は、単に基準地点を示すだけであって、必ずしも記載される主題の実施形態を特定の配向または構成に限定するものではないと理解すべきである。さらに、「第1の」、「第2の」、「第3の」などの文言は、本明細書に記載されるいくつかの部分、部品、基準地点、動作、および/または機能のうちの1つを特定するだけであり、必ずしも記載される主題の実施形態を特定の構成または配向に限定するものではない。
【0018】
可能な場合は常に、全図面を通じて使用される同一の参照符号は同一または類似の部分を指す。さらに、本明細書に記載される様々な構成要素は、同種の2つ以上の構成要素が存在するときには個々にまたはまとめて言及される。しかしながら、このような言及は、本質上単に例である。なお、添付の請求項に明示されない限り、構成要素の単数での言及は、本開示の範囲を要素の正確な数や種類に限定することなく、複数にも関連すると解釈すべきであり、その逆もまた成り立つ。
【0019】
図1(A)〜
図1(C)はそれぞれ、本開示の特定の態様による、ドア110を有する車両100の後面斜視図、クローズ・リリース装置1000を有するドア110の斜視図、クローズ・リリース装置1000の断面図である。
【0020】
クローズ・リリース装置1000は、ドア110が完全に閉鎖されストライカC−170を介して車両100に固定されているフルラッチ状態、あるいはドア110がストライカC−170とドア110との間にいくらかの遊びをもって車両100に部分的に固定されているハーフラッチ状態から、ドア110が解放されストライカC−170がドア110に固定されていないアンラッチ状態まで、もしくはその逆に車両100のドア110を動作させる。
【0021】
クローズ・リリース装置1000は、通常動作モードで、あるいは、通常動作モードに故障が起きてドア110がラッチまたはアンラッチできなくなったときの緊急手動動作モードで、ドア110を動作させる。たとえば、このような故障は、ドア110をフルラッチ状態、ハーフラッチ状態、またはアンラッチ状態でロックさせてしまう不適切な取り扱い、モータの焼付き、または電力消費の場合がある。
【0022】
通常動作モードでは、クローズ・リリース装置1000は、パワー系統、たとえば、駆動アセンブリB−100に依存して、ドア110をフルラッチ状態またはハーフラッチ状態からアンラッチ状態に自動的に動作させる通常ラッチ動作モード、あるいは、ハーフラッチ状態またはフルラッチ状態から自動的に動作させる通常ラッチ動作モードを行う。
【0023】
緊急手動動作モードでは、クローズ・リリース装置1000は、たとえば、アクチュエータアセンブリE−100を介して、パワー系統をバイパスし、緊急手動アンラッチ動作モードでフルラッチ状態またはハーフラッチ状態からアンラッチ状態へ、あるいは緊急手動ラッチ動作モードでアンラッチ状態から中立状態へドア110を手動で動作する手動動作に依存する。
【0024】
図2は、本開示の特定の態様によるドアクローズ・リリース装置1000の展開図である。
クローズ・リリース装置1000は、クローズ・リリースアセンブリA−100、駆動アセンブリB−100、ロックアセンブリC−100、切換アセンブリD−100、アクチュエータアセンブリE−100を含む。
【0025】
通常動作モードでは駆動アセンブリB−100がクローズ・リリースアセンブリA−100を駆動し、緊急手動動作モードではアクチュエータアセンブリE−100がクローズ・リリースアセンブリA−100と連結し、駆動アセンブリB−100をバイパスする。通常動作モードと緊急手動動作モードのいずれでも、クローズ・リリースアセンブリA−100は切換アセンブリD−100を介してロックアセンブリC−100を動作させ、ドア110をアンラッチ状態、ハーフラッチ状態、アンラッチ状態で連結する。
【0026】
駆動アセンブリB−100は、モータB−200、たとえば、電動モータおよび/または空気圧モータを含み、クローズ・リリースアセンブリA−100と接続されるピニオンB−310を有する駆動シャフトB−300を駆動することができる。
【0027】
アクチュエータアセンブリE−100は手動アクチュエータE−110、たとえば、ハンドルまたはトリガを含み、クローズ・リリースアセンブリA−100に接続されるリンク装置E−120、たとえば、ケーブルまたは接続ロッドを起動することができる。
【0028】
ロックアセンブリC−100は、リフトレバーC−110、ロックサポートC−120、ピンC−132を有するリンクレバーC−130、爪C−140、ラッチレバーC−150、ロックベースC−160を含むことができる。
【0029】
リフトレバーC−110と爪C−140はロックサポートC−120に回転可能に固定され、ピンC−132を有するリンクレバーC−130はロックサポートC−120に回転可能に固定され、ラッチレバーC−150はロックベースC−160に回転可能に固定される。
【0030】
爪C−140は、ロックサポートC−120の爪穴C−122を通過してリフトレバーC−110のキー穴C−112に挿入される第1の端部C−142を有することができる。
【0031】
爪C−140は、第1の径方向突起C−146および第2の径方向突起C−148を備える第2の端部C−144を有することができる。第1の径方向突起C−146と第2の径方向突起C−148はラッチレバーC−150を押圧して、ロックアセンブリC−100をハーフラッチ状態、フルラッチ状態、アンラッチ状態に連結することができる。
【0032】
爪C−140は、ロックサポートC−120、および第1の径方向突起C−146と第2の径方向突起C−148のうちの少なくとも一方に固定されるバネC−141によって加えられるバイアス力によってラッチレバーC−150に連結することができる。
【0033】
リンクレバーC−130は、一方の端部でロックベースC−160によって、他方の端部で切換アセンブリD−100によって支持され、ラッチレバーC−150、リンクレバーC−130、ロックサポートC−120に挿入されるピボットC−134を介して、ロックサポートC−120に回転可能に固定することができる。
【0034】
ピンC−132は、リンクレバーC−130の第1の端部から縦方向に突出し、ロックサポートC−120に向かって方向づけられてクローズ・リリースアセンブリA−100と接触することができる。
【0035】
リンクレバーC−130は、リンクレバーC−130とラッチレバーC−150に固定される補助バネC−131から加えられるバイアス力によってラッチレバーC−150に連結することができる。
【0036】
図3(A)〜
図3(D)はそれぞれ、本開示の特定の態様による、ラッチレバーC−150とリフトレバーC−110の上面図、ラッチレバーC−150とリフトレバーC−110の側面図、ラッチレバーC−150とリンクレバーC−130の上面図、ラッチレバーC−150とリンクレバーC−130の側面図である。
図4(A)〜
図4(C)はそれぞれ、本開示の特定の態様によるアンラッチ状態、ハーフラッチ状態、フルラッチ状態におけるクローズ・リリース装置1000の上面図である。
【0037】
爪C−140とリフトレバーC−110、およびリンクレバーC−130とピンC−132は、ストライカC−170の周囲にラッチレバーC−150を連結し、ロックアセンブリC−100をハーフラッチ状態、フルラッチ状態、アンラッチ状態に維持する。
【0038】
リフトレバーC−110と爪C−140は共に固定されて、リフトレバー軸線C−1を中心に回転する。爪C−140の回転は、ラッチレバーC−150を、
図4(B)に示すようにストライカC−170がラッチレバーC−150のラッチレバースロットC−152に部分的に挿入されるハーフラッチ状態と、
図4(C)に示すようにストライカC−170がラッチレバースロットC−152に完全に挿入されるフルラッチ状態とに維持するように構成される。
【0039】
リフトレバーC−110と爪C−140の回転は、フルラッチ状態またはハーフラッチ状態からアンラッチ状態にラッチレバーC−150を解放するように構成される。すなわち、
図4(A)に示すようにストライカC−170はラッチレバースロットC−152から離脱される。
【0040】
リンクレバーC−130のピボットC−134は、ラッチレバーC−150のキー溝C−154に挿入されて、ラッチレバー軸線C−15を中心にリンクレバーC−130とラッチレバーC−150を回転させる。リンクレバーC−130によるラッチレバーC−150の回転は、ストライカC−170とラッチレバースロットC−152とが係合および離脱されるように構成される。
【0041】
図5、
図6(A)及び
図6(B)はそれぞれ、本開示の特定の態様によるクローズ・リリースアセンブリA−100の展開図、側面図、前面図である。
クローズ・リリースアセンブリA−100は、ベースプレートA−200、駆動アセンブリB−100のピニオンB−310に接続されるアクティブレバーA−300、キャンセルギアA−400、パッシブレバーA−500、キャンセルバネA−600、アクチュエータアセンブリE−100のリンク装置E−120に接続されるキャンセルレバーA−700、キャンセルスライドピンA−800、オープンレバーA−900、オープンバネA−1000、ブラケットA−1100を含む。
【0042】
アクティブレバーA−300はベースプレートA−200に回転可能に固定されて、通常動作モードでは、駆動アセンブリB−100の作用によって、アクティブレバー軸線A−3を中心に反時計回り方向および時計回り方向に回転する。駆動アセンブリB−100によるアクティブレバーA−300の回転は、アクティブレバーA−300の周面に配置されて駆動アセンブリB−100のピニオンB−310と接触する複数の歯A−302によって実行される。複数の歯A−302は、中立歯A−302dと、アクティブレバーA−300の第1の周端部に位置するアンラッチ歯A−302aと、アクティブレバーA−300の第2の周端部に位置するフルラッチ歯A−302cと、中立歯A−302dから所定距離離れて中立歯A−302dとフルラッチ歯A−302cとの間に位置するハーフラッチ歯A−302bとを含む。
【0043】
アクティブレバーA−300の周面は、アンラッチ歯A−302aに隣接して配置されキャンセルギアA−400を収容するように構成されるアクティブレバースロットA−310を含む。
【0044】
キャンセルギアA−400は、たとえば、アクティブレバー軸線A−3に面する円弧状の湾曲接触面A−412を有するキャンセルギア壁A−410と、ギザギザ形状、たとえば、のこぎり歯形状のキャンセルギアラチェットA−420とを含む。
【0045】
キャンセルギアA−400はアクティブレバースロットA−310に挿入され、アクティブレバースロットA−310の長さに沿って摺動するように構成され、キャンセルギア壁A−410とキャンセルギアラチェットA−420はアクティブレバー軸線A−3に対面する。
【0046】
パッシブレバーA−500はアクティブレバーA−300に回転可能に固定されて、アクティブレバー軸線A−3を中心に回転する。
パッシブレバーA−500は、パッシブレバーラチェットA−510を終端とする第1の端部と、第1のハンマーA−521および第2のハンマーA−522を有するバンパA−520を終端とする第2の端部とを備え、L字形状をとることができる。
【0047】
パッシブレバーラチェットA−510は、キャンセルギアラチェットA−420に合致(match)してキャンセルギアA−400に係合し、パッシブレバーA−500をキャンセルギアA−400に係止するように構成される。第1のハンマーA−521はリンクレバーC−130のピンC−132に接触して押し込むように構成され、第2のハンマーA−522はキャンセルスライドピンA−800に接触するように構成される。
【0048】
キャンセルバネA−600はパッシブレバーA−500およびキャンセルギアA−400に固定されて、パッシブレバーA−500とキャンセルギアA−400とを相互に押し合わせる。
【0049】
パッシブレバーA−500は、パッシブレバーラチェットA−510がキャンセルギアラチェットA−420に係合したときにはアクティブレバーA−300と共に回転するが、パッシブレバーラチェットA−510がキャンセルギアラチェットA−420から離脱したときにはアクティブレバーA−300と無関係に回転する。
【0050】
キャンセルレバーA−700はブラケットA−1100の第1の端部に回転可能に固定されて、アクティブレバー軸線A−3に略平行であり、キャンセルギア壁A−410の上方に位置するキャンセルレバー軸線A−7を中心に回転する。
【0051】
オープンレバーA−900はキャンセルレバーA−700とブラケットA−1100との間に挿入され、ブラケットA−1100の第2の端部に回転可能に固定されて、アクティブレバー軸線A−3と略平行であり、キャンセルレバー軸線A−7とアクティブレバー軸線A−3との間に位置するオープンレバー軸線A−9を中心に回転する。
【0052】
オープンレバーA−900はオープンレバースロットA−910とオープンレバーフックA−920を含む。
オープンレバースロットA−910は、オープンレバー軸線A−9の近傍に位置する閉鎖端A−912からオープンレバーA−900の周辺に位置する開放端A−914まで径方向に延在する。オープンレバースロットA−910はキャンセルスライドピンA−800を収容し、キャンセルスライドピンA−800をオープンレバースロットA−910の長さに沿って摺動させるように構成される。
【0053】
オープンレバーフックA−920はオープンレバーA−900から径方向に突出し、リフトレバーC−110に接触して押圧するように構成される。
キャンセルレバーA−700は、緊急手動動作モードでは手動でトリガされるようにアクチュエータアセンブリE−100のリンク装置E−120に接続される第1の端部A−710と、オープンレバーA−900に接触してオープンレバーA−900を回転させる第2の端部A−730と、キャンセルスライドピンA−800と接触してオープンレバースロットA−910の長さに沿ってキャンセルスライドピンA−800を摺動させる中間部A−720とを含む。
【0054】
第1の端部A−710はリンク装置E−120のケーブルに留めることができ、中間部A−720はオープンレバースロットA−910に沿ってキャンセルスライドピンA−800を押圧する段状輪郭を有することができ、第2の端部A−730はキャンセルレバーA−700から外方に延在してオープンレバーA−900を把持する突起を有することができる。
【0055】
キャンセルスライドピンA−800は、ブラケットA−1100とキャンセルスライドピンA−800に固定されるオープンバネA−1000から加えられるバイアス力によって、オープンレバーA−900の閉鎖端A−912との接触が維持される。
【0056】
キャンセルレバーA−700がトリガされて回転し、中間部A−720がオープンレバースロットA−910の長さに沿ってオープンレバースロットA−910の閉鎖端A−912から離れるようにキャンセルスライドピンA−800を押圧すると、パッシブレバーA−500の第2のハンマーA−522が閉鎖端A−912とキャンセルスライドピンA−800との間に嵌合し、キャンセルレバーA−700の第2の端部A−730がオープンレバーA−900に接触して進入し、オープンレバーA−900を回転させる。
【0057】
また、キャンセルレバーA−700は、キャンセルレバーA−700からキャンセルギアA−400に向かって略垂直に突出する突起A−740を含む。突起A−740はキャンセルレバー軸線A−7から所定距離をおいて第2の端部A−730と中間部A−720との間に配置され、キャンセルレバーA−700が回転するとキャンセルギア壁A−410の湾曲接触面A−412に従う。
【0058】
図7(A)〜
図7(C)はそれぞれ、本開示の特定の態様によるハーフラッチ状態、中間通常ラッチ状態、フルラッチ状態における通常ラッチ動作モードでのクローズ・リリースアセンブリA−100の前面図である。
【0059】
通常ラッチ動作モードでは、クローズ・リリースアセンブリA−100は駆動アセンブリB−100の作用によって、
図7(A)に示すハーフラッチ状態から
図7(C)に示すフルラッチ状態に連結される。
【0060】
ハーフラッチ状態では、ピニオンB−310が複数の歯A−302のハーフラッチ歯A−302bに配置され、
図4(B)に示すように、ロックアセンブリC−100のリンクレバーC−130がロックアセンブリC−100の爪C−140によって部分的に拡張するように維持される。
【0061】
フルラッチ状態では、ピニオンB−310が複数の歯A−302のフルラッチ歯A−302cに位置し、パッシブレバーA−500の第1のハンマーA−521がリンクレバーC−130のピンC−132に接触してリンクレバーC−130を収縮状態に維持し、
図4(C)に示すように、ラッチレバーC−150が車両100のストライカC−170に係合する。
【0062】
駆動アセンブリB−100のピニオンB−310が時計回り方向に回転すると、アクティブレバーA−300は、アクティブレバー軸線A−3を中心として、ハーフラッチ歯A−302bからフルラッチ歯A−302cまで反時計回り方向に回転する。キャンセルギアA−400を介してアクティブレバーA−300に係合するパッシブレバーA−500は、アクティブレバーA−300と共に、アクティブレバー軸線A−3を中心としてハーフラッチ歯A−302bからフルラッチ歯A−302cまで反時計回り方向に回転する。
【0063】
パッシブレバーA−500が反時計回りに回転すると、第1のハンマーA−521がリンクレバーC−130のピンC−132に接触して、リンクレバーC−130が部分的な拡張状態から収縮状態まで折り畳まれる。
【0064】
リンクレバーC−130が折り畳まれるとラッチレバーC−150に連結して車両100のストライカC−170と係合する、すなわち、車両100のドア110を完全にラッチする。
【0065】
通常動作モードでは、切換アセンブリD−100がフルラッチ状態を検出すると、ピニオンB−310が反時計回り方向に回転し、複数の歯A302の中立ラッチ歯A302d上で中立状態に復帰し、パッシブレバーA−500の第1のハンマーA−521がリンクレバーC−130のピンC−132との接触から解放される一方、ラッチレバーC−150とストライカC−170は
図4(C)に示すように爪C−140に係合された状態を保つ。
【0066】
図8(A)〜
図8(C)はそれぞれ、本開示の特定の態様によるフルラッチ状態、中間緊急手動アンラッチ状態、アンラッチ状態における緊急手動アンラッチ動作モードでのクローズ・リリースアセンブリA−100の前面図である。
【0067】
緊急手動アンラッチ動作モードでは、クローズ・リリースアセンブリA−100はキャンセルレバーA−700の作用によって、
図8(A)に示すフルラッチ状態から
図8(C)に示すアンラッチ状態に連結される。緊急手動ラッチ動作モードは、駆動アセンブリB−100に故障、たとえば、モータの焼付き、または停電が生じて、ドア110をアンラッチする必要がある場合に特に関連する。
【0068】
キャンセルレバーA−700がアクチュエータアセンブリを介して引っ張られて、キャンセルレバー軸線A−7を中心に回転すると、キャンセルレバーA−700の突起A−740がキャンセルギア壁A−410の湾曲接触面A−412に接触し、キャンセルギアA−400をアクティブレバースロットA−310の長さに沿って摺動させて、キャンセルギアラチェットA−420をパッシブレバーラチェットA−510から離脱する。キャンセルギアラチェットA−420とパッシブレバーラチェットA−510とが離脱すると、パッシブレバーA−500がアクティブレバーA−300から離脱する。
【0069】
いったんパッシブレバーA−500がアクティブレバーA−300から離脱すると、パッシブレバーA−500は、キャンセルバネA−600に加えられるバイアス力によって時計回り方向に回転することができる。パッシブレバーA−500が回転すると、リフトレバーC−110はアンラッチ状態に戻って連結され、
図4(A)に示すように、ラッチレバーC−150をストライカC−170から離脱してドア110をアンラッチすることができる。
【0070】
図9(A)および
図9(B)はそれぞれ、本開示の特定の態様による中立状態とアンラッチ状態における通常アンラッチ動作モードでのクローズ・リリースアセンブリA−100の前面図である。
【0071】
通常アンラッチ動作モードでは、クローズ・リリースアセンブリA−100は駆動アセンブリB−100の作用により、
図9(A)に示す中立状態から
図9(B)に示すアンラッチ状態に連結される。アンラッチ状態では、ピニオンB−310は複数の歯A−302のアンラッチ歯A−302aに位置し、パッシブレバーA−500の第2のハンマーA−522はキャンセルスライドピンA−800とオープンレバーA−900に接触している。オープンレバーフックA−920がリフトレバーC−110と接触して、
図4(A)に示すように、爪C−140をラッチレバーC−150から離脱し、ラッチレバーC−150を車両100のストライカC−170から離脱する。
【0072】
駆動アセンブリB−100のピニオンB−310が反時計回り方向に回転すると、アクティブレバーA−300はアクティブレバー軸線A−3を中心として中立歯A−302dからアンラッチ歯A−302aまで時計回り方向に回転する。キャンセルギアA−400を介してアクティブレバーA−300に係合するパッシブレバーA−500はアクティブレバーA−300と共に、アクティブレバー軸線A−3を中心として中立歯A−302dからアンラッチ歯A−302aまで時計回り方向に回転する。
【0073】
パッシブレバーA−500を時計回りに回転させると、パッシブレバーA−500の第2のハンマーA−522がキャンセルスライドピンA−800と接触し、オープンレバー軸線A−9を中心にしてオープンレバーA−900を時計回り方向に回転させる。オープンレバーA−900を時計回り方向に回転させると、オープンレバーフックA−920がリフトレバーC−110と接触し、リフトレバーC−110を爪C−140と共に回転させる。リフトレバーC−110が爪C−140と共に回転すると、ラッチレバーC−150がストライカC−170から離脱されて、
図4(A)に示すようにドア110をアンラッチする。
【0074】
通常動作モードでは、切換アセンブリD−100がアンラッチ状態を検出すると、ピニオンB−310は時計回り方向に回転して、複数の歯A−302の中立ラッチ歯A−302dで中立状態に復帰し、パッシブレバーA−500の第2のハンマーA−522はキャンセルスライドピンA−800との接触から解放されて、
図9(A)に示すように中立状態に連結される。
【0075】
図10(A)〜
図10(C)はそれぞれ、本開示の特定の態様によるアンラッチ状態、中間緊急手動ラッチ状態、キャンセル状態における緊急手動ラッチ動作モード中のクローズ・リリースアセンブリA−100の前面図である。
【0076】
緊急手動ラッチ動作モードでは、クローズ・リリースアセンブリA−100はキャンセルレバーA−700の作用によって、
図10(A)に示すアンラッチ状態から
図10(C)に示すキャンセル状態に連結される。緊急手動ラッチ動作モードは、駆動アセンブリB−100に故障が生じて、ドア110をラッチする必要がある場合に特に関連する。
【0077】
キャンセルレバーA−700がアクチュエータアセンブリE−100を介して引かれてキャンセルレバー軸線A−7を中心に回転すると、キャンセルレバーA−700の中間部A−720がキャンセルスライドピンA−800と接触し、キャンセルスライドピンA−800をオープンレバースロットA−910に沿って摺動させて、キャンセルスライドピンA−800とオープンレバーA−900の閉鎖端A−912との間に空間を生成する。キャンセルスライドピンA−800と閉鎖端A−912との間の空間によって、オープンレバーA−900がパッシブレバーA−500から離脱する。
【0078】
オープンレバーA−900は、キャンセルスライドピンA−800と閉鎖端A−912との間の空間に第2のハンマーA−522を挿入することによってパッシブレバーA−500から離脱することができる。
【0079】
いったんオープンレバーA−900がパッシブレバーA−500から離脱し、キャンセルレバーA−700が解除されると、オープンレバーA−900がオープンバネA−1000に加えられるバイアス力によって反時計回り方向に回転し、オープンレバーフックA−920をリフトレバーC−110から解除するため、爪C−140の第2の径方向突起C−148がラッチレバーC−150を押して相互に係合し、ドア110を手動で閉鎖することによってロックアセンブリC−100をフルラッチ状態で連結することができる。
【0080】
上記教示に鑑み、様々な本開示の変更および変形が可能である。したがって、添付の請求項の範囲内で、本開示は本明細書に明示される以外の形で実行することができると理解すべきである。