(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記入金処理部は、前記ユーザから、前記入金依頼元への出金履歴の開示の許可を受け付けたことに応じて、前記入金依頼元から取得した入金額を入金する前記入金処理を行う、
請求項1から5のいずれか1項に記載の管理装置。
前記通知部は、前記入金依頼元を示す情報に関連付けられている出金額の合計が所定額以上の場合に、前記入金依頼元を示す情報に関連付けられている出金額と、使用用途とを関連付けた前記出金履歴を当該入金依頼元に通知する、
請求項7に記載の管理装置。
【発明を実施するための形態】
【0015】
<第1の実施形態>
[管理装置1の概要]
図1は、第1の実施形態に係る管理装置1の概要を示す図である。
管理装置1は、現実の店舗やインターネット上の店舗で用いることができるプリペイドカード4を使用した電子マネーサービスを提供する装置であり、プリペイドカード4に対応している電子マネーを管理する。プリペイドカード4は、国際ブランドの決済NW(ネットワーク)5を利用して決済を行うカードである。
【0016】
管理装置1は、入金依頼元が使用するパソコンやスマートフォン等の依頼元端末2から、入金先のユーザの電話番号又は当該ユーザを識別するユーザIDと、当該ユーザの電子マネー用の口座への入金額を示す情報とを含む入金依頼を受け付ける(
図1の(1))。ここで、入金依頼元は、例えばユーザに対して返金を行う企業、ユーザに対して特典等として電子マネーを付与する企業、所定の給付金を電子マネーによりユーザに給付する行政機関、ユーザがオークション等により販売した商品の販売先、ユーザの家族や友人、ユーザ自身等である。なお、図示は省略するが、ユーザ自身が入金を行う場合、スマートフォン等のユーザ端末3から入金依頼を受け付けるものとする。
【0017】
管理装置1は、入金依頼において指定された電話番号又はユーザIDに対応するユーザの電子マネー用の口座を特定し、当該口座への入金処理を行う(
図1の(2))。
このようにすることで、入金依頼元は、ユーザの口座番号を指定せずに、ユーザの電話番号又はユーザIDを指定することにより当該ユーザへの入金を容易に行うことができる。
【0018】
ユーザは、店舗等においてプリペイドカード4を使用して商品を購入したり、ユーザ端末3を操作することにより、ネットショッピングにおいてプリペイドカード4に対応する電子マネー用の口座の口座番号を指定して商品等を購入したりする。商品等の購入が行われると、決済NW5に対して、プリペイドカード4に対応する電子マネー用の口座の口座番号及び出金額等の商品購入に関する情報が通知される。決済NW5において所定の決済処理が行われる際には、決済NW5から管理装置1に対して口座番号及び出金額等の情報が通知される(
図1の(3))。
管理装置1は、通知された口座番号及び出金額等の情報に基づいて、ユーザの電子マネー用の口座の残高を更新する(
図1の(4))。
【0019】
入金依頼元は、自身が入金した電子マネーをユーザがどのように利用しているか把握したい場合がある。これに対応して、依頼元端末2は、入金依頼元の操作に応じて、管理装置1に、入金先のユーザの電話番号又はユーザIDと、入金依頼元を識別する依頼元識別情報とを含む出金履歴の取得要求を送信する(
図1の(5))。
【0020】
管理装置1は、出金履歴の取得要求を受信すると、当該要求に含まれている電話番号又はユーザIDに基づいて、入金先のユーザの電子マネー用の口座を特定し、当該口座の出金履歴を依頼元端末2に通知する(
図1の(6))。
【0021】
このようにすることで、ユーザの電子マネー用の口座に入金した入金依頼元は、当該口座の出金履歴を確認し、入金依頼元が入金した電子マネーをユーザが適切に利用しているか否かを把握することができる。
【0022】
[管理装置1の構成]
続いて、管理装置1の構成について説明する。
図2は、第1の実施形態に係る管理装置1の構成を示す図である。管理装置1は、通信部11と、記憶部12と、制御部13とを備える。
【0023】
通信部11は、インターネット等の通信ネットワークに接続するためのインターフェイスであり、例えばLANコントローラを含んで構成されている。通信部11は、通信ネットワークを介して依頼元端末2及びユーザ端末3と通信を行う。
【0024】
記憶部12は、ROM、RAM及びハードディスク等の記憶媒体である。記憶部12は、制御部13が実行するプログラムを記憶している。また、記憶部12は、複数のユーザの電話番号又はユーザIDと、ユーザの電子マネー用の口座の口座番号とを関連付けて記憶する。具体的には、記憶部12は、ユーザ情報記憶部121と、口座情報記憶部122とを備える。
【0025】
図3は、ユーザ情報記憶部121に記憶されている情報の一例を示す図である。
図3に示すように、ユーザ情報記憶部121は、ユーザIDと、ユーザ名と、ユーザの電話番号と、ユーザの連絡先とを関連付けて記憶する。ここで、電話番号は、ユーザ端末3に割り当てられている電話番号である。連絡先は、ユーザ端末3に関連付けられているメールアドレスである。
【0026】
図4は、口座情報記憶部122に記憶されている情報の一例を示す図である。
図4に示すように、口座情報記憶部122は、ユーザIDと、電子マネー用の口座の口座番号と、電子マネーの残高と、電子マネーの入出金履歴とを関連付けて記憶する。
【0027】
ここで、口座番号は、例えば、プリペイドカード4を識別するためにプリペイドカード4に付されている所定桁数の番号である。ユーザIDに関連付けられている口座番号が「−」である場合、当該ユーザIDのユーザが、プリペイドカード4を所持しないことを示している。
【0028】
図5は、入出金履歴の一例を示す図である。
図5に示す入出金履歴は、
図4のユーザID「TARO97」に対応するものである。
図5に示すように、入出金履歴には、入出金が行われた日付、入出金の区分、入出金額、入金依頼元を識別する依頼元識別情報、出金の使用用途、及び入出金後の残高が関連付けられている。これらの情報は、後述する記憶制御部133によって記憶される。
【0029】
なお、本実施形態では、電子マネーの出金時に、より前に入金された金額が出金に割り当てられるものとする。
図5に示される例では、2015/5/9と、2015/5/10と、2015/5/12とにそれぞれ入金が行われているが、それぞれの出金は、2015/5/9に入金された金額から、割り当てられるものとする。管理装置1は、電子マネーの残高を入金ごとに記憶しておき、電子マネーの出金時に、出金が割り当てられた入金に対応する残高から出金額を減算することにより、現時点の残高が、どの入金に対応している残高であるのかを管理することができる。
【0030】
制御部13は、例えばCPUである。制御部13は、記憶部12に記憶されている各種プログラムを実行することにより、管理装置1に係る機能を制御する。
制御部13は、取得部131と、入金処理部132と、記憶制御部133と、出金処理部134と、通知部135とを備える。
【0031】
取得部131は、入金依頼元の依頼元端末2から、依頼元識別情報と、電子マネー用の口座への入金額と、入金先のユーザの電話番号又はユーザIDとを取得する。例えば、取得部131は、依頼元端末2のユーザが電子マネーサービスにログインし、入金を行う操作を受け付けると、
図6(a)に示す入金画面を依頼元端末2に表示させる。
図6(a)では、入金先のユーザの電話番号又はユーザIDの入力欄と、入金額の入力欄と、「次へ」と表示されている確認ボタンとが設けられている。電話番号又はユーザIDと、入金額とが入力された状態で確認ボタンが選択されると、取得部131は、依頼元端末2のユーザに予め関連付けられている依頼元識別情報と、電子マネー用の口座への入金額と、入金先のユーザの電話番号又はユーザIDとを取得する。
【0032】
入金処理部132は、取得部131が取得した入金先のユーザの電話番号又はユーザIDに関連付けられている電子マネーの口座番号の口座に、取得部131が取得した入金額を入金する入金処理を行う。
【0033】
具体的には、入金処理部132は、取得部131が電話番号を取得すると、ユーザ情報記憶部121において、当該電話番号に関連付けられているユーザIDを特定する。入金処理部132は、口座情報記憶部122を参照し、取得部131が取得したユーザID、又は電話番号から特定したユーザIDに関連付けられている口座番号が存在するか否かを判定する。入金処理部132は、ユーザの口座番号が記憶されていると判定すると、ユーザ情報記憶部121において、取得した電話番号に関連付けられているユーザ名を特定する。続いて、入金処理部132は、
図6(b)に示すように、入力された電話番号又はユーザIDと、入力された入金額と、特定したユーザ名とを含む確認画面を依頼元端末2に表示させる。
【0034】
依頼元端末2のユーザが確認画面において「入金する」と表示されている入金ボタンを選択すると、依頼元端末2は、入金先への入金を指示する入金指示情報を管理装置1に送信する。入金処理部132は、入金指示情報を受信すると、口座情報記憶部122において、ユーザの口座番号に関連付けられている残高を、取得部131が取得した入金額だけ増加させる。
【0035】
なお、入金処理部132は、ユーザ端末3のユーザから、入金依頼元への出金履歴の開示の許可を受け付けたことに応じて、入金依頼元から取得した入金額を入金する入金処理を行ってもよい。
【0036】
例えば、入金処理部132は、入金指示情報を受信すると、
図7に示すように、ユーザ端末3に、入金依頼元への出金履歴の開示の許可を受け付ける受付画面を表示させる。
図7に示す受付画面には、「受け付ける」と表示された受付ボタンと、「受け付けない」と表示された拒否ボタンとが表示されており、ユーザ端末3は、受付ボタンが選択されたことに応じて、受付情報を管理装置1に送信し、拒否ボタンが選択されたことに応じて、拒否情報を管理装置1に送信する。
【0037】
入金処理部132は、受付情報を受信したことに応じて、入金依頼元から取得した入金額を入金し、入金が完了したことを示す入金完了情報を依頼元端末2に送信する。このようにすることで、入金依頼元は、出金履歴の開示に同意したユーザに限定して入金することができる。
また、入金処理部132は、拒否情報を受信したことに応じて、入金処理を行わずに、出金履歴の開示が拒否され入金が行われなかったことを示すエラー情報を依頼元端末2に送信する。
【0038】
また、入金処理部132は、口座情報記憶部122にユーザの電子マネー用の口座の口座番号が記憶されていない場合に、ユーザの連絡先にエラー情報を通知してもよい。ここで、入金処理部132は、エラー情報に、入金依頼元を識別する依頼元識別情報や、入金額を示す情報を含めてもよい。このようにすることで、ユーザは、どの入金依頼元からの入金が行われなかったのかを確認することができる。よって、入金依頼元は、ユーザに対して、入金することができない旨を通知する手間を省くことができる。
【0039】
記憶制御部133は、入金先のユーザの電話番号又はユーザIDと、入金依頼元を示す情報とを関連付けて記憶部12に記憶させる。具体的には、記憶制御部133は、入金日と、入出金区分「入金」と、入金額と、入金依頼元を識別する依頼元識別情報と、入金後の残高とを関連付けた入出金履歴を口座情報記憶部122に記憶させる。口座情報記憶部122には、電話番号に関連付けられているユーザIDが記憶されていることから、口座情報記憶部122に依頼元識別情報が含まれる入出金履歴を記憶させることにより、入金先のユーザの電話番号又はユーザIDと、入金依頼元を示す情報とが関連付けられる。
【0040】
出金処理部134は、ユーザが商品等の購入時にプリペイドカード4を使用したことに応じて、決済NW5から、口座番号、購入額(出金額)、購入日(出金日)、購入した商品の識別情報、購入した店舗の識別情報等を含む決済情報を受信する。出金処理部134は、決済情報を受信すると、口座情報記憶部122において当該口座番号に関連付けられている残高から、決済情報に含まれている出金額を減算する出金処理を行う。
【0041】
記憶制御部133は、出金したユーザの電話番号又はユーザIDと、電子マネー用の口座からの出金額と、当該出金額に対応する使用用途とを関連付けて記憶部12に記憶させる。具体的には、記憶制御部133は、決済情報に含まれる、購入した商品の識別情報に基づいて、出金額に対応する使用用途を特定する。例えば、記憶部12に、商品の識別情報と、使用用途を示す情報とを関連付けて使用用途情報として記憶しておき、記憶制御部133は、使用用途情報において、購入した商品の識別情報に関連付けられている使用用途を特定する。
【0042】
なお、記憶部12に、店舗の識別情報と、使用用途を示す情報とを関連付けて使用用途情報として記憶させておき、記憶制御部133が、決済情報に含まれる店舗の識別情報に対応する使用用途を特定するようにしてもよい。また、記憶制御部133は、商品の識別情報に基づいて使用用途を特定できない場合に、店舗の識別情報に基づいて使用用途を特定するようにしてもよい。
【0043】
記憶制御部133は、出金日と、出金額と、入出金区分「出金」と、使用用途と、出金後の残高とを関連付けた入出金履歴を口座情報記憶部122に記憶させる。口座情報記憶部122には、電話番号に関連付けられているユーザIDが記憶されていることから、口座情報記憶部122に出金額及び使用用途が含まれる入出金履歴を記憶させることにより、出金処理に対応するユーザの電話番号又はユーザIDと、出金額と、使用用途とが関連付けられる。
【0044】
通知部135は、入金依頼元の依頼元端末2から、入金先のユーザの電話番号又はユーザIDと、依頼元識別情報とを含み、電子マネー用の口座に対応する出金履歴の取得要求を取得すると、当該ユーザの電話番号又はユーザIDに対応する使用用途と出金額とを関連付けた出金履歴を依頼元端末2に通知する。
【0045】
具体的には、通知部135は、出金履歴の取得要求に電話番号が含まれている場合、ユーザ情報記憶部121において、当該電話番号に関連付けられているユーザIDを特定する。通知部135は、口座情報記憶部122を参照し、出金履歴の取得要求に含まれているユーザID、又は電話番号から特定したユーザIDに関連付けられている口座番号を特定する。そして、通知部135は、出金履歴の取得要求に含まれている依頼元識別情報に基づいて、特定した口座番号の口座に対して入金依頼元からの入金があったか否かを判定する。通知部135は、入金依頼元からの入金があった場合には、口座情報記憶部122を参照し、特定した口座番号に対応する出金履歴を抽出し、当該出金履歴を依頼元端末2に通知する。
図8は、依頼元端末2に表示される出金履歴確認画面の一例を示す図である。入金依頼元は、出金履歴確認画面に表示される出金履歴を確認し、自身が入金した電子マネーをユーザが適切に利用しているか否かを判断することができる。
【0046】
なお、出金履歴には、食費や日用品購入費等のように最低限の生活に必要な出金と、遊興費や交際費等のように最低限の生活に必須ではない出金が含まれている。そこで、通知部135は、最低限の生活に必要な使用用途に対応する出金については、プライバシーに関わるために非公開とし、遊興費や交際費等の最低限の生活に必須ではない使用用途に対応する出金について公開としてもよい。具体的には、通知部135は、特定した口座番号に対応する出金履歴のうち、所定の使用用途(例えば、遊興費及び交際費)と、当該所定の使用用途に対応する出金額とを関連付けた出金履歴を依頼元端末2に通知してもよい。このようにすることで、入金依頼元は、所定の使用用途に関する出金を確認し、自身が入金した電子マネーが適切に使用されているか否かを判断することができる。
【0047】
また、出金履歴には、使用用途が食費や日用品等の生活に必要とされる出金であっても、一回の出金額が多大で、不適切と考えられる出金が含まれる可能性がある。このため、依頼元端末2に対応する連絡先を示す情報を記憶部12に記憶させておき、通知部135が、出金履歴の取得要求を取得していない場合であっても、一回の出金額が所定額以上の出金が発生した場合に、当該出金に対応する出金履歴を依頼元端末2の連絡先に通知してもよい。この場合、通知部135は、所定の使用用途に対応しない出金であっても、依頼元端末2の連絡先に通知してもよい。
【0048】
[電子マネーの口座への入出金に係る処理の流れ]
続いて、管理装置1における処理の流れについて説明する。まず、電子マネーの口座への入出金に係る処理の流れについて説明する。
図9は、電子マネーの口座への入出金に係る処理の流れを示すシーケンス図である。なお、本シーケンスにおいて、入金依頼元はユーザ自身ではないものとする。
【0049】
まず、取得部131は、依頼元端末2から、電話番号又はユーザID、入金額、及び依頼元識別情報を含む入金依頼を受信する。
続いて、入金処理部132は、入金依頼に電話番号が含まれている場合には、ユーザ情報記憶部121を参照し、当該電話番号に関連付けられているユーザIDを特定する(S1)。入金処理部132は、入金依頼に電話番号の代わりにユーザIDが含まれている場合には、当該ユーザIDを取得する。
【0050】
続いて、入金処理部132は、口座情報記憶部122を参照し、取得したユーザID又は特定したユーザIDに関連付けられているユーザの電子マネー用の口座情報を特定し、当該口座番号に関連付けられている残高を、取得部131が取得した入金額だけ増加させる入金処理を行う(S2)。
続いて、記憶制御部133は、口座情報記憶部122の入出金履歴に、入金履歴を示す情報を記憶させる(S3)。続いて、通知部135は、入金処理が完了した旨を示す入金完了情報を依頼元端末2及びユーザ端末3に送信する。
【0051】
続いて、出金処理部134は、決済NW5から、口座番号及び出金額等を含む決済情報を受信する。出金処理部134は、決済情報を受信したことに応じて、口座情報記憶部122において、当該口座番号に関連付けられている残高から、通知された購入額を減算する出金処理を行う(S4)。続いて、記憶制御部133は、口座情報記憶部122の入出金履歴に、出金履歴を示す情報を記憶させる(S5)。
【0052】
なお、上述のシーケンスでは、入金処理及び出金処理のそれぞれが、1回ずつ行われる例について説明したが、入金処理及び出金処理は、複数回行われてもよい。また、入金処理と出金処理との処理の順番は、上述のシーケンスに示されるものに限らない。例えば、口座の残高がある場合には、入金処理を行う前に出金処理が行われるようにしてもよい。
【0053】
[出金履歴の参照に係る処理の流れ]
続いて、入金依頼元からの出金履歴の参照に係る処理の流れについて説明する。
図10は、入金依頼元からの出金履歴の取得要求に係る処理の流れを示すシーケンス図である。
【0054】
まず、通知部135は、依頼元端末2から、入金先のユーザの電話番号又はユーザIDと、依頼元識別情報とを含み、電子マネー用の口座に対応する出金履歴の取得要求を取得する。
続いて、通知部135は、出金履歴の取得要求に電話番号が含まれている場合、ユーザ情報記憶部121において、当該電話番号に関連付けられているユーザIDを特定する(S11)。通知部135は、出金履歴の取得要求にユーザIDが含まれている場合には、当該ユーザIDを取得する。
【0055】
続いて、通知部135は、口座情報記憶部122を参照し、取得したユーザID、又は特定したユーザIDに関連付けられている口座番号を特定する(S12)。そして、通知部135は、出金履歴の取得要求に含まれている依頼元識別情報に基づいて、特定した口座番号の口座に対して入金依頼元からの入金履歴があるか否かを判定する(S13)。
【0056】
通知部135は、入金履歴がない場合には、入金履歴がなく出金履歴を開示することができない旨を示すエラー情報を依頼元端末2に通知する。
通知部135は、入金履歴がある場合には、口座情報記憶部122を参照し、特定した口座番号に対応する出金履歴を抽出する(S14)。通知部135は、抽出した出金履歴を依頼元端末2に通知する。
【0057】
[第1の実施形態における効果]
以上の通り、第1の実施形態に係る管理装置1は、入金依頼元から、電子マネー用の口座への入金額と、入金先のユーザの電話番号又はユーザIDとを取得すると、当該電話番号又はユーザIDに関連付けられている口座番号の口座に、入金額を入金する入金処理を行い、入金依頼元から、入金先のユーザの電話番号又はユーザIDを含み、電子マネー用の口座に対応する出金履歴の取得要求を取得すると、当該ユーザの電話番号又はユーザIDに対応する使用用途と出金額とを関連付けた出金履歴を当該入金依頼元に通知する。
【0058】
このようにすることで、ユーザの電子マネー用の口座に入金した入金依頼元は、電子マネー用の口座の出金履歴を確認し、自身が入金した電子マネーをユーザが適切に利用しているか否かを把握することができる。
【0059】
なお、第1の実施形態では、管理装置1の取得部131は、入金依頼元の依頼元端末2から、依頼元識別情報と、電子マネー用の口座への入金額と、入金先のユーザの電話番号又はユーザIDとを取得したが、さらに、ユーザの名前の一部(例えば、先頭の二文字)を取得してもよい。そして、入金処理部132は、ユーザ情報記憶部121において、取得部131が取得した電話番号又はユーザIDと、ユーザの名前の一部とが関連付けられて記憶されている場合に、口座情報記憶部122において当該ユーザIDに関連付けられている口座番号を特定してもよい。このようにすることで、入金依頼元が異なるユーザに誤入金することを防止することができる。
【0060】
<第2の実施形態>
[入金依頼元が指定した地域において優遇される電子マネーを設ける]
続いて、第2の実施形態に係る管理装置1について説明する。第2の実施形態は、入金依頼元が指定した地域において優遇される電子マネーを設けた点で第1の実施形態と異なり、その他の点では同じである。以下、第1の実施形態と異なる部分について説明を行う。第1の実施形態と同じ部分については適宜説明を省略する。
【0061】
第2の実施形態において、取得部131は、入金依頼元の依頼元端末2から、依頼元識別情報と、電子マネー用の口座への入金額と、入金先のユーザの電話番号又はユーザIDと、当該入金額に対応する電子マネーが使用可能な地域を示す地域情報とを取得する。例えば、
図6(a)に示す入金画面に、電子マネーが使用可能な都道府県名や市区町村を任意で受け付ける地域受付欄を設け、取得部131は、当該地域受付欄を介して、電子マネーが使用可能な地域を取得する。なお、地域情報は、都道府県名や市区町村を示す情報に限らず、複数の緯度情報及び経度情報から構成される範囲情報であってもよい。
【0062】
入金処理部132は、取得部131が取得した地域情報と関連付けて、取得部131が取得した入金額を入金する入金処理を行う。具体的には、第2の実施形態の口座情報記憶部122には、
図11に示すように残高内訳情報が含まれており、入金処理部132は、残高内訳情報に対して、
図12に示すように、入金日と、依頼元識別情報と、地域情報と、残高とを関連付けて記憶させる。
【0063】
出金処理部134は、電子マネー用の口座からの出金時に出金が行われる地域を特定し、当該地域において使用可能な電子マネーを優先して出金する出金処理を行う。具体的には、店舗の識別情報と、地域を示す地域情報とを関連付けて記憶部12に記憶しておき、出金処理部134は、記憶部12を参照し、決済NW5から受信した決済情報に含まれる、購入した店舗の識別情報に関連付けられている地域を、決済が行われた地域と特定する。出金処理部134は、残高内訳情報を参照し、特定した地域に対応する残高を特定する。例えば、出金処理部134は、
図12に示す残高内訳情報に基づいて出金処理を行う場合において、決済が行われた地域を「A市」と特定すると、地域情報として「A市」が指定されている残高から出金額を減算する。
【0064】
なお、出金処理部134は、特定した地域に関連付けられている入金額に対応する電子マネーを、当該地域とは異なる地域でも使用可能にしてもよい。この場合において、出金処理部134は、特定した地域に関連付けられている入金額に対応する電子マネーの価値を変更して出金する出金処理を行うようにしてもよい。例えば、決済が行われた地域が「A市」と特定され、地域情報として「A市」が指定されている残高から出金額が減算される場合を考える。この場合、出金処理部134は、地域情報として「A市」が指定されている残高の価値を増加させ、出金額よりも少ない金額(例えば、出金額から所定割合減算した金額)を、地域情報として「A市」が指定されている残高から減算する。
【0065】
また、出金処理部134は、特定した地域に関連付けられている入金額に対応する電子マネーを当該地域とは異なる地域において出金する場合には、電子マネーの価値を変化させずに出金処理を行ったり、電子マネーの価値を低下させて出金処理を行ったりしてもよい。
【0066】
[第2の実施形態における効果]
以上の通り、第2の実施形態に係る管理装置1は、依頼元端末2から電子マネーが使用可能な地域を示す地域情報を取得し、当該地域情報と関連付けて入金額を入金する入金処理を行い、電子マネー用の口座からの出金時に出金が行われる地域を特定し、当該地域において使用可能な電子マネーを優先して出金する。このようにすることで、管理装置1は、入金依頼者が入金した電子マネーを、入金依頼者が指定した地域において使用させることができる。
【0067】
また、管理装置1は、電子マネー用の口座からの出金時に出金が行われる地域を特定し、当該地域に関連付けられている入金額に対応する電子マネーの価値を変更して出金する出金処理を行う。例えば、特定した地域に関連付けられている入金額に対応する電子マネーの価値を増加して出金処理を行うことにより、管理装置1は、ユーザに、入金依頼者が入金した電子マネーを、入金依頼者が指定した地域において積極的に使用させることができる。
【0068】
なお、第2の実施形態において、管理装置1は、電子マネー用の口座からの出金時に出金が行われる地域を特定し、当該地域において使用可能な電子マネーを優先して出金したがこれに限らない。例えば、管理装置1は、入金額に対応する電子マネーが使用可能な店舗を示す店舗情報を取得し、電子マネーからの出金時に出金が行われる店舗を特定し、当該店舗において使用可能な電子マネーを優先して出金するようにしてもよい。
【0069】
この場合において、取得部131は、入金額に対応する電子マネーが使用可能な店舗を示す店舗情報を取得し、入金処理部132は、入金額と、取得部131が取得した店舗情報とを関連付けて入金額を入金する入金処理を行う。そして、出金処理部134は、電子マネーからの出金時に出金が行われる店舗を特定し、当該店舗において使用可能な電子マネーを優先して出金する出金処理を行う。
このようにすることで、入金依頼者は、自身が指定する店舗において、自身が入金した入金額をユーザに使用させることができる。
【0070】
<第3の実施形態>
[入金依頼元を示す情報に関連付けられている出金額と、使用用途とを関連付けた出金履歴を入金依頼元に通知する]
続いて、第3の実施形態に係る管理装置1について説明する。第3の実施形態は、入金依頼元を示す情報に関連付けられている出金額と、使用用途とを関連付けた出金履歴を入金依頼元に通知する点で第1の実施形態と異なり、その他の点では同じである。
【0071】
第3の実施形態に係る管理装置1において、口座情報記憶部122は、第2の実施形態と同様に、残高内訳情報を記憶している。
第3の実施形態において、記憶制御部133は、ユーザ端末3から出金の設定操作を受け付けたことに応じて、出金する際に割り当てる残高の優先順位を設定する出金設定画面をユーザ端末3に表示させ、出金する際に割り当てる残高の優先順位を受け付ける。
【0072】
図13は、出金設定画面の一例を示す図である。
図13に示すように、出金設定画面には、出金に割り当てる残高の優先順位と、ユーザの電子マネーに対応する入金依頼元と、残高とが表示されているとともに、上向きの矢印が示された優先順位変更ボタンが表示されている。ユーザ端末3のユーザが優先順位変更ボタンを選択すると、ユーザ端末3は、当該ボタンに対応する順位の残高と、当該順位よりも一つ上の順位の残高との順番を入れ替える。そして、ユーザ端末3は、ユーザIDと、順番を入れ替えた後のそれぞれの残高の優先順位を示す情報とを管理装置1に送信する。
管理装置1は、ユーザIDに、それぞれの残高の優先順位を示す情報を関連付けて優先順位情報として記憶部12に記憶させる。
【0073】
出金処理部134は、電子マネー用の口座からの出金時に、優先順位情報に基づいて優先順位が最も高い残高から出金する出金処理を行う。具体的には、出金処理部134は、残高内訳情報に基づいて出金処理を行う場合において、優先順位が最も高い残高を特定し、当該残高から出金額を減算する。
【0074】
記憶制御部133は、
図14に示すように、出金日と、出金額と、入出金区分「出金」と、当該出金額に対応する使用用途と、当該出金額に対応する入金依頼元を示す情報と、出金後の残高とを関連付けて口座情報記憶部122の入出金履歴に記憶させる。入金依頼元を示す情報は、残高内訳情報において優先順位が最も高い残高に関連付けられている依頼元識別情報である。
【0075】
通知部135は、依頼元端末2から、入金先のユーザの電話番号又はユーザIDと、依頼元識別情報とを含み、電子マネー用の口座に対応する出金履歴の取得要求を取得すると、口座情報記憶部122において、当該依頼元識別情報に関連付けられている出金額と、使用用途とを関連付けた出金履歴を当該入金依頼元に通知する。
【0076】
また、記憶部12に、依頼元識別情報と、依頼元端末2に対応する連絡先を示す情報とを関連付けて記憶しておき、通知部135が、依頼元識別情報に関連付けられている出金額の合計が所定額以上の場合に、依頼元識別情報に関連付けられている出金額と、使用用途とを関連付けた出金履歴を当該入金依頼元の連絡先に通知してもよい。
【0077】
[第3の実施形態における効果]
以上の通り、第3の実施形態に係る管理装置1は、入金依頼元の依頼元識別情報に関連付けられている出金額と、使用用途とを関連付けた出金履歴を当該入金依頼元に通知する。このようにすることで、管理装置1は、電子マネー用の口座を有するユーザ自身が入金した入金額に対応する出金履歴について開示されないようにし、当該ユーザのプライバシーを確保することができる。
【0078】
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更又は改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。特に、装置の分散・統合の具体的な実施形態は以上に図示するものに限られず、その全部又は一部について、種々の付加等に応じて、又は、機能負荷に応じて、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することができる。例えば、上述の実施形態では、管理装置1は、1台の装置であるとして説明したがこれに限らない。例えば、管理装置1は、ユーザ情報記憶部121を記憶する契約者管理サーバと、口座情報記憶部122を記憶する電子マネー管理サーバとから構成されていてもよい。この場合において、契約者管理サーバは、入金依頼元から、依頼元識別情報と、電子マネー用の口座への入金額と、入金先のユーザの電話番号又はユーザIDとを取得することにより、電子マネーの口座への入金を受け付ける。そして、契約者管理サーバは、当該ユーザIDと、電子マネー用の口座への入金額とを含む入金依頼情報を電子マネー管理サーバに送信することにより、電子マネー管理サーバに入金依頼を行う。