特許第6392831号(P6392831)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6392831選択されたインターネットプロトコルトラフィックオフロードのサポートをブロードキャストするための方法および装置
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6392831
(24)【登録日】2018年8月31日
(45)【発行日】2018年9月19日
(54)【発明の名称】選択されたインターネットプロトコルトラフィックオフロードのサポートをブロードキャストするための方法および装置
(51)【国際特許分類】
   H04W 48/10 20090101AFI20180910BHJP
   H04W 80/04 20090101ALI20180910BHJP
   H04W 28/08 20090101ALI20180910BHJP
   H04W 92/08 20090101ALI20180910BHJP
【FI】
   H04W48/10
   H04W80/04
   H04W28/08
   H04W92/08 110
【請求項の数】17
【全頁数】21
(21)【出願番号】特願2016-235310(P2016-235310)
(22)【出願日】2016年12月2日
(62)【分割の表示】特願2014-247370(P2014-247370)の分割
【原出願日】2011年1月10日
(65)【公開番号】特開2017-63492(P2017-63492A)
(43)【公開日】2017年3月30日
【審査請求日】2017年1月4日
(31)【優先権主張番号】61/304,199
(32)【優先日】2010年2月12日
(33)【優先権主張国】US
(31)【優先権主張番号】61/293,423
(32)【優先日】2010年1月8日
(33)【優先権主張国】US
(73)【特許権者】
【識別番号】510030995
【氏名又は名称】インターデイジタル パテント ホールディングス インコーポレイテッド
(74)【代理人】
【識別番号】110001243
【氏名又は名称】特許業務法人 谷・阿部特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】マームード ワトファ
(72)【発明者】
【氏名】ユリシーズ オルベラ−ヘルナンデス
(72)【発明者】
【氏名】ベロウズ アギリ
(72)【発明者】
【氏名】パスカル エム.アジャクプル
(72)【発明者】
【氏名】ジェイ.パトリック トゥーハー
【審査官】 望月 章俊
(56)【参考文献】
【文献】 国際公開第2008/125729(WO,A1)
【文献】 特表2009−542091(JP,A)
【文献】 Panasonic,Open issue for UE initiating LIPA/SIPTO in Solution,3GPP TSG SA WG2 Meeting #76 TD S2-096598,3GPP,2009年11月20日
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04W4/00−H04W99/00
H04B7/24−H04B7/26
3GPP TSG RAN WG1−4
SA WG1−4
CT WG1、4
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ワイヤレス送受信ユニット(WTRU)を操作する方法であって、
トラフィックオフロード(TO)がNode−Bによってサポートされているかどうかを示す前記Node−Bからのロングタームエボリューション(LTE)システムのブロードキャストシステム情報(SI)メッセージ、および前記Node−Bからのセッション管理メッセージを受信するステップであって、前記セッション管理メッセージは、特定のTOサービスが前記WTRUに対して明確に許可されているかとうどうかを示す、ステップと、
TOが前記Node−Bによってサポートされていると前記ブロードキャストSIメッセージが示していること且つ前記特定のTOサービスが前記WTRUに対して明確に許可されていると前記セッション管理メッセージが示していることを条件に、前記セッション管理メッセージの受信に応答してトラフィックのオフロードを起動するステップと、
前記特定のTOサービスを使用して、前記Node−Bと少なくとも1つのベアラを維持しながら通信するステップと
を備えたことを特徴とする方法。
【請求項2】
前記Node−Bは、ホーム進化型Node B(HeNB)であることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記セッション管理メッセージは、Attach Acceptメッセージであることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記セッション管理メッセージは、Tracking area update Acceptメッセージであることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記TOが前記WTRUによってサポートされていることの表示を送信するステップと、
前記TOが前記WTRUによってサポートされていることの前記表示を送信した後に、前記WTRUについての前記特定のTOサービスをトリガするための前記Node−Bからの前記セッション管理メッセージを受信するステップと
をさらに備えたことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記セッション管理メッセージは、前記特定のTOサービスを実行するように構成されたゲートウェイのアクセスポイント名(APN)を含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記セッション管理メッセージは、非アクセス層(NAS)メッセージであることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記特定のTOサービスは、非3GPPアクセスを介して受信されることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項9】
前記Node−Bからの前記セッション管理メッセージを受信するステップは、前記WTRUが前記Node−Bにキャンプオンしている間に前記セッション管理メッセージを受信することを含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項10】
ワイヤレス送受信ユニット(WTRU)であって、
送信機、受信機、およびプロセッサを含む回路を備え、前記回路は、
トラフィックオフロード(TO)がNode−Bによってサポートされているかどうかを示す前記Node−Bからのロングタームエボリューション(LTE)システムのブロードキャストシステム情報(SI)メッセージ、および前記Node−Bからのセッション管理メッセージを受、前記セッション管理メッセージは、特定のTOサービスが前記WTRUに対して明確に許可されていることを示
TOが前記Node−Bによってサポートされていると前記ブロードキャストSIメッセージが示していること且つ前記特定のTOサービスが前記WTRUに対して明確に許可されていると前記セッション管理メッセージが示していることを条件に、前記セッション管理メッセージの受信に応答してトラフィックのオフロードを起動
記特定のTOサービスを使用して、前記Node−Bと少なくとも1つのベアラを維持しながら通信するように構成されたことを特徴とするWTRU。
【請求項11】
前記セッション管理メッセージは、Attach Acceptメッセージであることを特徴とする請求項10に記載のWTRU。
【請求項12】
前記セッション管理メッセージは、Tracking area updatecceptメッセージであることを特徴とする請求項10に記載のWTRU。
【請求項13】
前記送信機は、前記TOが前記WTRUによってサポートされていることの表示を送信するように構成され、
前記受信機は、前記TOが前記WTRUによってサポートされていることの前記表示を送信した後に、前記WTRUについての前記特定のTOサービスをトリガするための前記Node−Bからの前記セッション管理メッセージを受信するようにさらに構成されたことを特徴とする請求項10に記載のWTRU。
【請求項14】
前記セッション管理メッセージは、前記特定のTOサービスを実行するように構成されたゲートウェイのアクセスポイント名(APN)を含むことを特徴とする請求項10に記載のWTRU。
【請求項15】
前記セッション管理メッセージは、非アクセス層(NAS)メッセージであることを特徴とする請求項10に記載のWTRU。
【請求項16】
前記特定のTOサービスは、非3GPPアクセスを介して受信されることを特徴とする請求項10に記載のWTRU。
【請求項17】
前記受信機は、前記WTRUが前記Node−Bにキャンプオンしている間に前記セッション管理メッセージを受信するように構成されたことを特徴とする請求項10に記載のWTRU。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
選択されたインターネットプロトコルトラフィックオフロードのサポートをブロードキャストするための方法および装置に関する。
【背景技術】
【0002】
(関連出願の相互参照)
本出願は、その内容が参照により本明細書に組み込まれている、2010年1月8日に出願された米国仮特許出願第61/293,423号、および2010年2月12日に出願された米国仮特許出願第61/304,199号の利益を主張する。
【0003】
選択されたインターネットプロトコル(IP)トラフィックオフロード(SIPTO)は、ワイヤレス通信システム事業者のコアネットワークから、ワイヤレス送受信ユニット(WTRU)のアクセスポイントへのアタッチ(attachment)のポイントに近い定義済みのIPネットワークへ、トラフィックをオフロードするための方法である。データプレーンに関するコアネットワークに対して参照すると、対象のノードは、例えば、ロングタームエボリューション(LTE)に準拠したシステムにおけるサービングゲートウェイ(SGW)およびパケットデータネットワークゲートウェイ(PDW)、またはユニバーサル移動電話システム(UMTS)に準拠した無線アクセスネットワーク(UTRAN)におけるサービング汎用パケット無線サービス(GPRS)サポートノード(SGSN)およびゲートウェイGPRSサポートノード(GGSN)を含むが、本明細書の開示は、いかなる1つのネットワークアーキテクチャまたは技術にも限定されない。SIPTOの目的は、情報をやりとりしているこれらのノードから、IPトラフィックの一部をオフロードすることである。
【0004】
SIPTOは、WTRUがオフロードされたトラフィックと、事業者ネットワークを通過するオフロードされない、すなわち非SIPTOトラフィックとの両方について処理可能であることを要求することができる。SIPTOは、例えばUTRAN、進化型UTRAN(evolved UTRAN、E−UTRAN)、および例えばホームeNodeB(home eNodeB、HeNB)を備えたマクロセルで使用することができる。
【発明の概要】
【0005】
選択的インターネットプロトコル(IP)オフロード(SIPTO)またはローカルIPアクセス(LIPA)を行う方法および装置を開示する。ワイヤレス送受信ユニット(WTRU)が、Node−Bからブロードキャストメッセージを受信する。次いでWTRUは、SIPTOサービスまたはLIPAサービスがこのWTRUに使用できるというメッセージをNode−Bから受信する。WTRUはその後、SIPTOサービスまたはLIPAサービスを使用して通信する。
【0006】
SIPTOサービスまたはLIPAサービスのページングメッセージを受信するための方法および装置もまた開示する。ページングメッセージは、メッセージがSIPTO通信用であるか、またはLIPA通信用であるかを示すインジケータを含む。インジケータは、特にSIPTO通信またはLIPA通信のためにネットワークによって割り当てられた一時的移動体加入者識別情報(TMSI)であることが可能である。またインジケータは、ページングのメッセージがSIPTOトラフィックまたはLIPAトラフィック用のものであることを示すように指定された単一ビットであることも可能である。
【図面の簡単な説明】
【0007】
一例として添付の図面と併せて行われる次の説明から、より詳細に理解することができる。
【0008】
図1A】1つまたは複数の開示した実施形態を実装することができる例示的通信システムのシステム概略図である。
図1B図1Aに示す通信システム内で使用することができる例示的ワイヤレス送受信ユニット(WTRU)のシステム概略図である。
図1C図1Aに示す通信システム内で使用することができる例示的無線アクセスネットワークおよび例示的コアネットワークのシステム概略図である。
図2】SIPTOを行うように構成されたワイヤレスネットワークの例示的アーキテクチャの図である。
図3】SIPTOサービスのサポートを示すための手続きの例示的流れ図である。
図4】SIPTOサービスの配信をトリガするための手続きの例示的流れ図である。
図5】SIPTOサービスの配信を停止するための手続きの例示的流れ図である。
図6】SIPTOを使用したページング手続きの例示的流れ図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
図1Aは、1つまたは複数の開示した実施形態を実施することができる例示的通信システム100を示す図である。通信システム100は、音声、データ、ビデオ、メッセージング、ブロードキャストなどのコンテンツを、複数のワイヤレスユーザに提供する多重アクセスシステムとすることができる。通信システム100は、ワイヤレス帯域幅を含む、システムリソースの共有によって、複数のワイヤレスユーザがこのようなコンテンツにアクセスできるようにすることができる。例えば、通信システム100は、符号分割多元接続(CDMA)、時分割多元接続(TDMA)、周波数分割多元接続(FDMA)、直交FDMA(OFDMA)、シングルキャリアFDMA(SC−FDMA)など、1つまたは複数のチャネルアクセス方法を使用することができる。
【0010】
図1Aに示すように、通信システム100は、ワイヤレス送受信ユニット(WTRU)102a、102b、102c、102d、無線アクセスネットワーク(RAN)104、コアネットワーク106、公衆交換電話ネットワーク(PSTN)108、インターネット110、および他のネットワーク112を含むことができる。しかし、開示する実施形態から、任意の数のWTRU、基地局、ネットワーク、および/またはネットワーク要素をも考慮することができることは理解されるであろう。WTRU102a、102b、102c、102dのそれぞれは、ワイヤレス環境で動作するおよび/または通信するように構成されたいかなるタイプのデバイスであることも可能である。一例として、WTRU102a、102b、102c、102dは、ワイヤレス信号を送信および/または受信するように構成することができ、ユーザ機器(UE)、移動局、固定もしくは移動加入者ユニット、ページャ、携帯電話、PDA(携帯情報端末)、スマートフォン、ラップトップ、ネットブック、パーソナルコンピュータ、ワイヤレスセンサ、民生用ホーム電子機器などを含むことができる。
【0011】
通信システム100はまた、基地局114aおよび基地局114bを含むことができる。基地局114a、114bのそれぞれは、WTRU102a、102b、102c、102dの少なくとも1つとワイヤレスに接続して、コアネットワーク106、インターネット110、および/またはネットワーク112のような、1つまたは複数の通信ネットワークへのアクセスを容易にするように構成されたいかなるタイプのデバイスとすることもできる。一例として、基地局114a、114bは、無線基地局(BTS)、Node−B、Home Node B、Home、サイトコントローラ(site controller)、アクセスポイント(AP)、ワイヤレスルータなどとすることができる。基地局114a、114bはそれぞれ単一要素として示しているが、基地局114a、114bは、任意の数の相互に接続された基地局および/またはネットワーク要素を含むこともできると理解されるであろう。
【0012】
基地局114aは、RAN104の一部とすることができ、基地局コントローラ(BSC)、無線ネットワークコントローラ(RNC)、リレーノードなど、他の基地局および/またはネットワーク要素(図示せず)を含むこともできる。基地局114aおよび/または基地局114bは、セル(図示せず)と呼ぶことができる特定の地理的領域内のワイヤレス信号を送信および/または受信するように構成することができる。セルは、さらにセルセクタに分割することができる。例えば、基地局114aと関連するセルは、3つのセクタに分割することができる。したがって、1つの実施形態では、基地局114aは3つのトランシーバ、すなわちセルの各セクタに1つを含むことができる。別の実施形態では、基地局114aは、多入力多出力(MIMO)技術を使用することができ、したがって、セルの各セクタに複数のトランシーバを利用することができる。
【0013】
基地局114a、114bは、エアインタフェース116によってWTRU102a、102b、102c、102dの1つまたは複数と通信することができ、エアインタフェースは、いかなる好適なワイヤレス通信リンク(例えば、無線周波数(RF)、マイクロ波、赤外線(IR)、紫外線(UV)、可視光線など)であってもよい。エアインタフェース116は、いかなる好適な無線アクセス技術(RAT)を使用して確立することもできる。
【0014】
より詳細には、上記のように、通信システム100は、多重アクセスシステムであることが可能であり、CDMA、TDMA、FDMA、OFDMA、SC−FDMAなどのような、1つまたは複数のチャネルアクセス方式を使用することができる。例えば、RAN104中の基地局114aおよびWTRU102a、102b、102cは、広帯域CDMA(WCDMA)を使用してエアインタフェース116を確立することができるユニバーサル移動体通信システム(UMTS)地上無線アクセス(UTRA)などの無線技術を実装することができる。WCDMAは、高速パケットアクセス(HSPA)および/またはEvolved HSPA(HSPA+)などの通信プロトコルを含むことができる。HSPAは、High−Speed Downlink Packet Access(高速ダウンリンクパケットアクセス、HSDPA)および/またはHigh−Speed Uplink Packet Access (高速アップリンクパケットアクセス、HSUPA)を含むことができる。
【0015】
別の実施形態では、基地局114aおよびWTRU102a、102b、102cは、Evolved UMTS Terrestrial Radio Access(進化型UMTS地上無線アクセス、E−UTRA)などの無線技術を実施することができ、ロングタームエボリューション(LTE)および/またはLTE−Advanced(LTE−A)を使用してエアインタフェース116を確立することができる。
【0016】
別の実施形態では、基地局114aおよびWTRU102a、102b、102cは、IEEE 802.16(すなわち、WiMAX(Worldwide Interoperability for Microwave Access))、CDMA2000、CDMA2000 1X、CDMA2000 EV−DO、IS−2000(Interim Standard 2000)、IS−95(Interim Standard 95)、IS−856(Interim Standard 856)、GSM(Global System for Mobile communications)、EDGE(Enhanced Data rates for GSM Evolution)、GERAN(GSM EDGE)などの無線技術を実施することができる。
【0017】
図1Aの基地局114bは、例えば、ワイヤレスルータ、Home Node B、またはアクセスポイントとすることができ、職場、自宅、車、学校などの局所的エリアにおけるワイヤレス接続を容易にするためのいかなる好適なRATを使用することもできる。1つの実施形態では、基地局114bおよびWTRU102c、102dは、IEEE 802.11などの無線技術を実装して、ワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)を確立することができる。別の実施形態では、基地局114bおよびWTRU102c、102dは、IEEE 802.15などの無線技術を実装して、ワイヤレスパーソナルエリアネットワーク(WPAN)を確立することができる。さらに別の実施形態では、基地局114bおよびWTRU102c、102dは、セルラベースのRAT(例えば、WCDMA、DCMA2000、GSM、LTE、LTE−Aなど)を使用してピコセルまたはフェムトセルを確立することができる。図1Aに示すように、基地局114bは、インターネット110への直接接続を有することができる。したがって基地局114bは、コアネットワーク106を介してインターネット110にアクセスすることを必要としないこともありうる。
【0018】
RAN104は、コアネットワーク106と通信することが可能である。コアネットワーク106は、音声、データ、アプリケーション、および/またはVoIP(voice over internet protocol)サービスをWTRU102a、102b、102c、102dの1つまたは複数に提供するように構成されたいかなるタイプのネットワークであってもよい。例えば、コアネットワーク106は、呼制御、課金サービス、移動体位置情報に基づくサービス、プリペイド通話、インターネット接続、ビデオ配信などを提供すること、および/または、ユーザ認証など高レベルセキュリティ機能を行うことができる。図1Aには示していないが、RAN104および/またはコアネットワーク106は、RAN104として同じRATを使用する、または異なるRATを使用する、他のRANと直接通信または間接通信している場合があることを理解されるであろう。例えば、E−UTRA無線技術を使用している可能性がある、RAN104に接続されていることに加えて、コアネットワーク106は、E−UTRA技術を使用しているGSM無線技術を使用して別のRAN(図示せず)とも通信しうる。
【0019】
コアネットワーク106は、WTRU102a、102b、102c、102dのゲートウェイとして働き、PSTN108、インターネット110、および/または他のネットワーク112にアクセスすることもできる。PSTN108は、旧来の電話サービス(POTS)を提供する回線交換電話ネットワークを含むことができる。インターネット110は、TCP/IPインターネットプロトコルスイート中のTCP(transmission control protocol、伝送制御プロトコル)、UDP(user datagram protocol、ユーザデータグラムプロトコル)、IP(internet protocol、インターネットプロトコル)など、共通の通信プロトコルを使用する、相互接続したコンピュータネットワークおよびデバイスのグローバルシステムを含むことができる。ネットワーク112は、他のサービスプロバイダによって所有および/または提供される有線または無線通信ネットワークを含むことができる。例えばネットワーク112は、RAN104と同じRATまたは異なるRATを使用することができる、1つまたは複数のRANに接続された別のコアネットワークを含むことができる。
【0020】
通信システム100のWTRU102a、102b、102c、102dの一部または全部は、マルチモード機能を含むことができ、すなわち、WTRU102a、102b、102c、102dは、様々なワイヤレスリンクを通じて様々なワイヤレスネットワークと通信する複数のトランシーバを含むことができる。例えば図1Aに示すWTRU102cは、セルラベースの無線技術を使用することができる基地局114aと、およびIEEE 802無線技術を使用することができる基地局114bと、通信するように構成することができる。
【0021】
図1Bは、例示的WTRU102のシステム概要図である。図1Bに示すように、WTRU102は、プロセッサ118、トランシーバ120、送信/受信要素122、スピーカ/マイク124、キーパッド126、ディスプレイ/タッチパッド128、取り外しできないメモリ106、取り外しできるメモリ132、電源134、GPS(global positioning system、全地球測位システム)チップセット136、および他の周辺機器138を含むことができる。WTRU102は、一実施形態と一致するようにして前述の要素のいかなるサブコンビネーション(subcombination)も含むことができることを理解されるであろう。
【0022】
プロセッサ118は、汎用プロセッサ、専用プロセッサ、従来のプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと関連する1つまたは複数のマイクロプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(Feild Programmable Gate Array、FPGA)回路、その他の型の集積回路(IC)、状態機械、および/または同様のものであることが可能である。プロセッサ118は、信号符号化、データ処理、電力制御、入力/出力処理、および/またはWTRU102がワイヤレス環境で動作できるようにするその他の機能を行うことができる。プロセッサ118は、トランシーバ120に結合することができ、トランシーバ120は、送信/受信要素122に結合することができる。図1Bはプロセッサ118およびトランシーバ120を別々の構成要素として示しているが、プロセッサ118およびトランシーバ120は、電子部品パッケージまたはチップに一体化できることを理解されるであろう。
【0023】
送信/受信要素122は、エアインタフェース116を通じて基地局(例えば基地局114a)へ信号を送信する、または基地局から信号を受信するように構成することができる。例えば、1つの実施形態では、送信/受信要素122は、RF信号を送信するおよび/または受信するように構成されたアンテナであることが可能である。別の実施形態では、送信/受信要素122は、例えば、IR、UV、または可視光線信号を送信するおよび/または受信するように構成されたエミッタ/検波器であることが可能である。さらに別の実施形態では、送信/受信要素122は、RFと光信号の両方を送受信するように構成することができる。送信/受信要素122は、無線信号のいかなる組合せも送信および/または受信するように構成することができると理解されるであろう。
【0024】
さらに、送信/受信要素122は図1Bでは単一要素として表しているが、WTRU102はいかなる数の送信/受信要素122を含むこともできる。さらに詳細には、WTRU102はMIMO技術を使用することができる。したがって、1つの実施形態では、WTRU102は、エアインタフェース116を通じてワイヤレス信号を送受信するための2つ以上の送信/受信要素122(例えば複数のアンテナ)を含むことができる。
【0025】
トランシーバ120は、送信/受信要素122によって送信されることになる信号を変調し、送信/受信要素122によって受信される信号を復調するように構成することができる。上記のように、WTRU102は、マルチモード機能を有することができる。したがって、トランシーバ120は、WTRU102が例えばUTRAおよびIEEE 802.11など、複数のRATによって通信できるようにするための複数のトランシーバを含むことができる。
【0026】
WTRU102のプロセッサ118は、スピーカ/マイク124、キーパッド126、および/またはディスプレイ/タッチパッド128(例えば、液晶ディスプレイ(LCD)ディスプレイユニットもしくは有機発光ダイオード(OLED)ディスプレイユニット)に結合することができ、これらからユーザ入力データを受信することができる。プロセッサ118は、スピーカ/マイク124、キーパッド126、および/またはディスプレイ/タッチパッド128にユーザデータを出力することもできる。さらにプロセッサ118は、取り外しできないメモリ106および/または取り外しできるメモリ132など、いかなるタイプの好適なメモリからの情報にアクセスすることもでき、またいかなるタイプの好適なメモリにデータを格納することもできる。取り外しできないメモリ106には、ランダムアクセスメモリ(RAM)、リードオンリメモリ(ROM)、ハードディスク、またはいかなるタイプのメモリ記憶装置も含まれる。取り外しできるメモリ132には、加入者識別情報モジュール(subscriber identity module、SIM)カード、メモリスティック、セキュアデジタル(SD)メモリカードなどが含まれる。他の実施形態では、プロセッサ118は、サーバまたはホームコンピュータ(図示せず)など、WTRU102に物理的に設置されていないメモリからの情報にアクセスし、メモリにデータを格納することができる。
【0027】
プロセッサ118は、電源134から電力を受信することができ、WTRU102内の他の構成要素へ電力を分配および/または制御するように構成することができる。電源134は、WTRU102に電力を供給するためのいかなる好適なデバイスであってもよい。例えば、電源134は、1つまたは複数の乾電池(例えば、ニッケルカドミウム(NiCd)、ニッケル亜鉛(NiZn)、ニッケル水素(NiMH)、リチウムイオン(Li−ion)、その他)、太陽電池、燃料電池などを含むことができる。
【0028】
プロセッサ118は、WTRU102の現在の位置に関する位置情報(例えば、経度および緯度)を提供するように構成することができるGPSチップセット136に結合されることも可能である。GPSチップセット136からの情報に加えて、またはこれに代えて、WTRU102は基地局(例えば基地局114a、114b)からエアインタフェース116を介して位置情報を受信する、および/または2つ以上の近傍基地局から受信中の信号のタイミングに基づいてその位置を決定することができる。WTRU102は、依然として一実施形態と合致しながらいかなる好適な位置決定方法によっても位置情報を獲得することができると理解されるであろう。
【0029】
プロセッサ118は、他の周辺機器138にさらに結合することができ、他の周辺機器138は、追加の特徴、機能、および/または有線もしくは無線接続を提供する1つまたは複数のソフトウェアおよび/またはハードウェアモジュールを含むことができる。例えば、周辺機器138には、加速度計、eコンパス(e−compass)、衛星トランシーバ、デジタルカメラ(写真用またはビデオ用)、ユニバーサルシリアルバス(USB)ポート、振動デバイス、テレビジョントランシーバ(television transceiver)、ハンズフリーハンドセット、Bluetooth(登録商標)モジュール、周波数変調(FM)無線ユニット、デジタル音楽プレーヤ、メディアプレーヤ、ビデオゲームプレーヤモジュール(video game player module)、インターネットブラウザなどが含まれる。
【0030】
図1Cは、一実施形態によるRAN104およびコアネットワーク106のシステム概略図である。上記のように、RAN104は、E−UTRA無線技術を使用して、エアインタフェース116を通じてWTRU102a、102b、102cと通信することができる。RAN104は、コアネットワーク106と通信していることもありうる。
【0031】
RAN104は、eNode−B140a、140b、140cを含むことができるが、RAN104は、一実施形態と合致しつついかなる数のeNode−Bを含むこともできると理解されるであろう。eNode−B140a、140b、140cは、それぞれエアインタフェース116を通じてWTRU102a、102b、102cと通信するための1つまたは複数のトランシーバを含むことができる。1つの実施形態では、eNode−B140a、140b、140cは、MIMO技術を実装することができる。したがって、例えばeNode−B140aは、複数のアンテナを使用してWTRU102aにワイヤレス信号を送信し、WTRU102aからワイヤレス信号を受信することができる。
【0032】
eNode−B140a、140b、140cのそれぞれは、特定のセル(図示せず)と関連付けることができ、無線リソース管理の決定、ハンドオーバの決定、アップリンクおよび/またはダウンリンクにおけるユーザのスケジューリングなどを処理するように構成することができる。図1Cに示すように、eNode−B140a、140b、140cは、X2インタフェースを通じて互いと通信することができる。
【0033】
図1Cに示すコアネットワーク106は、モビリティ管理ゲートウェイ(MME)142、サービングゲートウェイ144、およびパケットデータネットワーク(PDN)ゲートウェイ146を含むことができる。前述の要素のそれぞれをコアネットワーク106の一部として示しているが、これらの要素のいずれか1つがコアネットワーク事業者以外の事業体によって所有される、および/または運営される場合があることを理解されるであろう。
【0034】
MME142は、S1インタフェースを介してRAN104中のeNode−B142a、142b、142cのそれぞれに接続することができ、制御ノードとして働くことができる。例えば、MME142は、WTRU102a、102b、102cのユーザを認証すること、ベアラのアクティブ化(activation)/非アクティブ化(deactivation)、WTRU102a、102b、102cの最初のアタッチ(attach)中に特定のサービングゲートウェイを選択することを担うことができる。MME142はまた、RAN104と、GSMまたはWCDMAなど他の無線技術を使用する他のRAN(図示せず)との間で切り替えるための制御プレーン機能を提供することができる。
【0035】
サービングゲートウェイ144は、S1インタフェースを介してRAN104中の140a、140b、140cのそれぞれに接続することができる。サービングゲートウェイ144は、一般にユーザのデータパケットをWTRU102a、102b、102cへルーティングして転送する/WTRU102a、102b、102cからルーティングして転送することができる。サービングゲートウェイ144はまた、インターハンドオーバ(inter−handovers)の間ユーザプレーンを固定すること(anchoring)、ダウンリンクデータがWTRU102a、102b、102cに使用できるときページングをトリガすること、WTRU102a、102b、102cのコンテキストを管理して格納することなど、他の機能を行うことができる。
【0036】
サービングゲートウェイ144はまた、PDNゲートウェイ146に接続することができ、PDNゲートウェイ146がWTRU102a、102b、102cに、インターネット110などのパケット交換ネットワークへのアクセスを提供して、WTRU102a、102b、102cとIP対応デバイスとの間の通信を容易にすることができる。
【0037】
コアネットワーク106は、他のネットワークとの通信を容易にすることができる。例えばコアネットワーク106はWTRU102a、102b、102cに、PSTN108などの回線交換ネットワークへのアクセスを提供し、WTRU102a、102b、102cと伝統的な固定通信デバイスとの間の通信を容易にすることができる。例えば、コアネットワーク106は、コアネットワーク106とPSTN108との間のインタフェースとして働くIPゲートウェイ(例えば、IPマルチメディアサブシステム(IMS)サーバ)を含むことができる、またはIPゲートウェイと通信することができる。さらにコアネットワーク106は、WTRU102a、102b、102cにネットワーク112へのアクセスを提供することができ、ネットワーク112は、他のサービスプロバイダが所有するおよび/または運営する他の有線ネットワークまたは無線ネットワークを含むことができる。
【0038】
図2は、SIPTOサービスを提供するように構成された例示的LTEシステム200を示す。このシステムは、無線アクセスネットワーク(RAN)225に位置しているeNB220と通信しているWTRU210を含む。eNB220はまた、S−GW230と通信しており、またS−GW230はL−PGW235およびコアネットワーク(CN)240と通信している。CN240は、MME245とP−GW250とを含んでいる。
【0039】
WTRU210は、ワイヤレスエアインタフェース255を通じてeNB220と通信する。eNB220はまた、S1−Uインタフェース260を通じてS−GW230と通信する。S−GW230は、S5インタフェース265を通じてL−PGW235と、S5インタフェース270を通じてP−GW250と通信する。S−GW230はまた、S11インタフェース275を通じてMME245と通信する。S−GW230からL−PGW265へルーティングされるSIPTOトラフィックストリーム280と、CN240においてS−GW230からP−GW250へルーティングされるCNトラフィックストリーム285という、2つのトラフィックストリームも示している。
【0040】
eNB220はまた、WTRU210のユーザのホームネットワークでSIPTOを行うように構成されたHeNBであることも可能である。その場合、トラフィックは、ユーザのホームネットワークにローカルにオフロードされることが可能である。ホームネットワークは、例えばプリンタ、テレビ、およびパーソナルコンピュータなどの他のデバイスに接続されたIPネットワークである可能性がある。ホームネットワークのこうしたノードは、プライベートアドレス指定(private addressing)を使用している場合がある。
【0041】
またシステム200は、ローカルIPアドレス(LIPA)を提供するように構成することができる。本明細書に開示する特徴の多くは、SIPTOに関して説明しているが、これらはHeNBのLIPAシステムおよびSIPTOシステムにも適用できる。例えばSIPTOまたはLIPAは、単一のまたは複数のパケットデータネットワーク(PDN)のコネクション、ネットワークアドレス変換(NAT)後の導入(deployment)などを含むことができる。
【0042】
さらに、モバイル事業者のコアネットワークを通るトラフィックについては、S−GW230のユーザプレーン機能は、CN240内に置くことができる。また、WTRU210とネットワークとの間のモビリティ管理シグナリングは、CN240において処理することができる。LIPAまたはSIPTOトラフィック、およびCN240を通過するトラフィックの、ベアラセットアップなどのセッション管理シグナリングは、CN240で終端することができる。また、地理的にまたは接続形態としてWTRU210に近いSIPTOトラフィックのWTRUのオフロードポイントの再選択は、アイドルモードのモビリティ手続きの間に実行可能である。
【0043】
SIPTOシステムは、アクセスネットワークへのWTRUのアタッチのポイントに近いローカルゲートウェイを含むことができる。ローカルゲートウェイは、あるポリシーまたは設定に基づいて、例えばIPアドレスの宛先に基づいて、IPトラフィックのオフロードを行うことができる。IPトラフィックは、例えばS−GWおよびP−GWを介して、またはSGSNおよびGGSN(図示せず)を介して、事業者のコアネットワークではなく、ローカルゲートウェイを通過することができる。
【0044】
ネットワーク技術に応じて、ローカルブレイクポイントまたはローカルゲートウェイは、HeNBサブシステムにある、または無線ネットワークコントローラ(RNC)にあることが可能である。また、SGSNは、一部のネットワークでは制御プレーンおよびユーザプレーンの両方を担うことがあり、他の場合ではユーザプレーンおよび制御プレーンは、モビリティ管理エンティティ(MME)およびSGWによって管理される。
【0045】
L−PGW235などのローカルゲートウェイは、PDW/GGSNの一定の機能を有することができる。例えば、ローカルゲートウェイは、次の機能、すなわちIPアドレスの割当て、接続モードでのRAN225との直接トンネリング、WTRUごとのポリシーに基づくパケットフィルタリング、またはレートのポリシング(policing)/シェーピング(shaping)を有することができる。例えばローカルネットワークまたはインターネットなどのネットワークへSIPTO伝送を行うために、適切なPDNコネクションが必要とされることがある。PDNコネクションを要求とするとき、またはパケットデータプロトコル(PDP)コンテキストの確立を要求とするとき、WTRUがアクセスポイント名(APN)を特定の値に設定することができる。
【0046】
図3は、SIPTOサービスまたはLIPAサービスを使用してWTRUが通信するための例示的トリガ手続き300を示す流れ図である。まず、310においてeNode Bは、SIPTOまたはLIPAのサポートの表示をブロードキャストして、一部のWTRUに対してネットワークでこのようなサービスが利用できることを示す。次いでeNode Bは、320においてWTRUにNASメッセージを送信し、そのWTRUにはSIPTOサービスまたはLIPAサービスが可能であることを示すことができる。WTRUはその後、330においてSIPTOサービスまたはLIPAサービスを使用して通信する。
【0047】
SIPTOサービスまたはLIPAサービスをサポートするというサービスの表示は、セル毎にブロードキャストする、またはルーティングエリアもしくはトラッキングエリアのような別のエリアに対してブロードキャストすることができることに注意すべきである。表示は、例えばシステム情報メッセージでブロードキャストすることができる。さらにセルは、LIPAの場合、CSGセルである可能性がある。セルは、例えばAttach Accept、TAU Accept、RAU AcceptのようなNASメッセージで、SIPTOサービスまたはLIPAサービスの利用可能性の表示を提供することもできる。
【0048】
WTRUはまた、SIPTOまたはLIPAの機能の表示をネットワークに提供することもできる。これは、WTRUがマクロセル、HeNBs、または両方についてSIPTOまたはLIPAをサポートしているかどうかにかかわらず役立つ可能性がある。WTRUおよび/またはネットワークは、LTEシステムのみ、UTRANのみ、または両方、または非3GPPアクセスを含むシステムの他の組合せにおいても同様に、SIPTOまたはLIPAをサポートするという表示を提供することができる。
【0049】
SIPTOまたはLIPAサービスの利用可能性、サポートのレベル、システムの型などもまた、アクセスネットワーク発見および選択機能(access network discovery and selection function、ANDSF)を使用してWTRUに提供することができる。これは、WTRUが一定のアクセス技術を変更するまたは使用する助けとなるポリシーとして提供することができる。
【0050】
本明細書に記載するインジケータは、ターゲットシステムまたはセルに対して使用することができる。例えば、WTRUがシステム間の変更、またはLTEからUTRANへなど、あるネットワークから別のネットワークへパケット交換(PS)ハンドオーバを行っているとき、MobilityFromEUTRACommandなどのモビリティメッセージにターゲットシステムにおけるSIPTOまたはLIPAサポートの表示を含むことができる。転送(redirection)情報と共に無線リソース制御(RRC)コネクションを解放すると同時に、表示もまた伝送することができる。WTRUは、例えば、UTRANからE−UTRANへのシステム間の変更のために特定のPDWへの一定のGGSNまたはPDNコネクションに対してPDPコンテキストのアクティブ化をトリガするための表示を使用することができる。WTRUはまた、デフォルトのアクセスポイント名(APN)を提供されることが可能であり、WTRUはその位置に基づいてAPNを導き出すことができる。あるいはAPNは、決定しないでおく、またはランダム値もしくは未知値に設定することができる。ネットワークは、いくつかのポリシーに基づいて適切なゲートウェイを選択することができる。インジケータは、システム間のハンドオーバに使用することもできる。インジケータは、SIPTOサービスまたはLIPAサービスに必要とされるいかなるシグナリングを起動するためにも、NASなどの上位レイヤに転送することができる。
【0051】
CSGセルに対するSIPTOまたはLIPAのサポートに関する表示を使用することができる。WTRUは、例えばホワイトリストの中にそのCSG IDの全部または一部に対する表示を保持することができ、アクセス層(stratum)または無線リソース制御(RRC)エンティティによって保持される。あるいは、WTRUは、USIM、非アクセス層(NAS)によって保持される許可された事業者リスト、またはNASによって保持される事業者制御リストの中にそのCSG IDの全部または一部に関する表示を保持することができる。
【0052】
SIPTOまたはLIPAに対してWTRUのために働くローカルゲートウェイが独立型(standalone)であるか、またはCSGセルと共に配置されるかを、WTRUは通知されることが可能である。WTRUは、SIPTOまたはLIPAが提供されていたその前のセルを離れるとき、ローカルに、またはネットワーク(MME245またはSGSN)に信号を送ることによって、(1つまたは複数の)そのPDNコネクションを非アクティブ化することができる。さらにこの非アクティブ化は、WTRUがアイドルモードであるときに、SIPTOまたはLIPAのためにWTRUを呼び出すことを回避することができる。
【0053】
図4は、SIPTOサービスの配信をトリガするための例示的手続き400を示す。410において、WTRUがルーティングエリア(RA)、トラッキングエリア(TA)、もしくはローカルエリア(LA)などの特定のエリアに入るとき、またはCSGセルにキャンプオンするとき、この手続きは始まる。次いでWTRUまたはネットワークは、420において、SIPTO用のシグナリングを起動する、またはWTRUはSIPTOサービスの受信を開始する。
【0054】
SIPTOまたはLIPAサービスの起動は、トラフィックのオフロードが行われるときに行われる。WTRUは、オフロード処理に気づかないことが可能である。SIPTOまたはLIPAの起動はまた、選択されたトラフィックをオフロードするために必要とされる可能性があるシグナリングが行われるときに、例えば新しいPDNコネクションが必要とされるときに、行われる可能性がある。
【0055】
WTRUは、特定のトラッキングエリア識別情報(TAI)またはルーティングエリア識別情報(RAI)、または特定のサービスエリアを登録する(enter)とき、SIPTOサービスまたはLIPAサービスをトリガすることができる。あるいは、WTRUは、例えば新しいPDNコネクションの確立または新しいPDPコンテキストのアクティブ化などの特定のアクションをとるために、TAU AcceptまたはRAU Acceptメッセージの中で受信する表示を使用することができる。
【0056】
WTRUがCSGセルにキャンプオンする、またはCSGセルに向かうとき、トリガが行われる可能性がある。WTRUは、SIPTOまたはLIPAがCSGセルでサポートされているかどうかを知らない場合でも、PDNコネクションをトリガすることができる。その他の場合、WTRUは、各CSG識別情報について、本明細書で前述した表示を使用して、例えば新しいPDNコネクションの確立、またはPDPコンテキストのアクティブ化など、SIPTOのために必要なシグナリングをトリガすることを決定することができる。あるいはこれは、CSGまたはマクロセルを手動で選択すると行われる場合がある。
【0057】
WTRUが、例えばEPSモビリティ管理(EMM)情報メッセージまたは他のNASもしくは無線リソース制御(RRC)メッセージなどの専用のシグナリングを使用して、SIPTOまたはLIPAサービスが利用できるという表示をネットワークから受信するとき、トリガが行われる場合がある。
【0058】
SIPTOまたはLIPAに、新しいPDNコネクションの確立、新しいPDPコンテキストのアクティブ化、または任意のベアラ/コンテキストの変更が要求される場合、ネットワークはやはりこの手続きを起動することができる。例えば、PDNコネクションは、WTRUによって起動されることが可能である。ネットワークがSIPTOまたはLIPAサービスをWTRUに配信することを決定するとき、ネットワークはWTRUへのPDNコネクションを起動することができる。これは、セッション管理メッセージを使用して実行することができる。あるいは、ネットワークは、Activate Default EPS Bearer ContextのようなメッセージをWTRUに直接送信することができる。同様のメッセージを、PDPコンテキストのアクティブ化のためにUTRANで送信することができる。ネットワークは、WTRUのためにトラフィックオフロードを行っているゲートウェイのAPNを含むことができる。さらに、ネットワークは、EPSセッション管理(ESM)の理由(cause)を追加して、コネクションがSIPTOまたはLIPAサービス用であることを示すことができる。
【0059】
WTRUは、本明細書に開示する表示のいずれを使用して、SIPTOまたはLIPAに関連する関連情報をWTRUのユーザに表示することもできる。ユーザは、特定のサービスを開始すること、ローカルファイル転送など、多くの目的で情報を使用することができる。
【0060】
WTRUは、どのトラフィックをオフロードすべきかに関する選択(preference)など、トラフィックに関する選択を提供することができる。他のトリガは、サービス品質(QoS)に関連することが可能である。受信したQoSが劣化すると、トラフィックがCNからそれるように、SIPTO手続きの開始をトリガすることができる。
【0061】
コネクションが確立するたびに、RANは少なくとも1つのIPアドレスをネットワークノードに提供することができる。ネットワークノードは、次いでSIPTOまたはLIPA用のローカルゲートウェイを選択することができる。しかしながら、コネクションの確立の時点ではRANは、WTRUによってどのデータ型が送信されるか、すなわちSIPTOが送信されるか、非SIPTOが送信されるかを知ることはできない。いくつかのゲートウェイは、SIPTOまたはLIPAトラフィックの一時的な経路としてまたはルータとして用意されることがある。あるいはHeNBゲートウェイ(GW)は、少なくとも第1のユーザプレーンパケットを受信した後に、SIPTOまたはLIPA用のルーティング経路またはローカルゲートウェイを提案することができる。あるいは、経路またはゲートウェイの選択は、各ベアラの状況またはPDPの状況に合わせて行うことができる。HeNBのGW、またはRANなどのSIPTOまたはLIPAサービスの提供のための行動を起こす必要がある他のいかなるノードも、あるベアラにマッピングすること、またはSIPTOまたはLIPAが影響を及ぼすことがわかっている状況に基づいて、パケットがコアネットワークを通過すべきかどうかを決定することができる。特定のベアラは、SIPTOまたはLIPAトラフィックまたは非SIPTOトラフィックを搬送することがわかっている可能性がある。
【0062】
SIPTOサービスまたはLIPAサービスを開始することとの関連で定義した同じトリガを使用して、SIPTOサービスまたはLIPAサービスを停止することもできる。ネットワークは、場合によってはWTRUがサービスの停止に気づくことなく、選択したトラフィックのオフロードを停止することができる。ネットワークは、PDNから外れる(disconnect)、またはPDPコンテキストを非アクティブ化する要求など、WTRUとネットワークとの間のシグナリングの交換を停止することもできる。シグナリングは、ネットワークまたはWTRUによってトリガすることができる。さらに、WTRUおよびネットワークは、タイマーの期限に基づいて、SITPOまたはLIPAサービスの配信の停止を起動することができる。例えば、特定の設定可能時間またはデフォルト時間の間ユーザデータが交換されないとき、タイマーは切れる場合があり、SIPTOまたはLIPAサービスが打ち切りになる場合がある。
【0063】
図5は、CSGにおけるWTRUの加入(subscription)が切れる場合、WTRUがLIPAサービスを停止する例示的手続き500を示す。WTRUは510においてCSGに接続され、LIPAサービスを使用して通信する。520においてWTRUは、LIPAサービスが提供されたCSGから、LIPAサービスが提供されないターゲットセルへハンドオーバされる。次いでWTRUは530において、MMEへのシグナリングなしにローカルにいかなるPDNコネクションも非アクティブ化することができる。あるいは、非アクティブ化されるベアラは、例えばTAUまたはRAUの要求および応答など他のメッセージの中で信号を送られることが可能である。
【0064】
WTRUまたはWTRUのユーザは、どのトラフィックをオフロードすべきでないかに関する選択を提供することができる。他のトリガが可能であり、QoSに関連する場合がある。例えば、受信したQoSのいかなる劣化も、SIPTOまたはLIPAの停止の原因となる可能性があり、トラフィックは、コアネットワークを経由して進路を変えることができる。
【0065】
図6は、SIPTO対応システムにおいてページングを行うための例示的手続き600を示している。610においてWTRUが、ページングメッセージはSIPTOおよびCSG ID用であることの表示を含むSIPTOおよびCSG IDページングのメッセージを受信するとき、この手続きは始まる。次いで620においてWTRUは、SIPTOサービスメッセージ用のページングに応答する。その後630においてネットワークはSITPOベアラのリソースを確立し、WTRUは非SIPTOベアラを維持する。
【0066】
ネットワークは、RRCシグナリングによって送信されたページングのメッセージがSIPTOまたはLIPAトラフィックによるものであることをWTRUに示すことができる。ページに特定のSIPTOまたはLIPA識別子(ID)を使用して、SIPTOまたはLIPAページを他のページと区別することができる。IDは、S−TMSIまたはP−TMSIなどの一時的移動体加入者識別情報(TMSI)と同様とすることができ、SIPTOまたはLIPAサービスが起動されるとき、ネットワークによって割り当てられることが可能である。ネットワークは、NASメッセージなどのメッセージにこのIDを割り当てることができる。NASメッセージは、例えばAttach Accept、TAU Accept、RAU Acceptなどとすることができる。さらにRRCページングのメッセージ中の新しいコアネットワークのドメイン識別子を使用して、ページングがSIPTOかLIPA用であることを示すことができる。また、ビットを使用して、ページングのメッセージがSIPTOまたはLIPAトラフィック用であることを示すことができる。
【0067】
WTRUは、例えばNAS Service Requestメッセージなどのメッセージ、または同様の目的の別のメッセージを送信することによってSIPTOまたはLIPA用のページングに応答することができる。WTRUがSIPTOトラフィックまたはLIPAトラフィック用のRRCコネクションまたはNASシグナリングコネクションを要求するとき、確立理由(establishment cause)を使用することができる。
【0068】
WTRUがRRCコネクションを要求する場合、NASシグナリングコネクション、または移動体発信または終端SIPTOまたはLIPAトラフィックを要求し、Service Requestメッセージまたは同様の目的を持つ他のメッセージなどのメッセージを送信する場合、CNを通過するトラフィックに使用される強化型パケットサービス(EPS)ベアラコンテキストのために、無線およびSiベアラを確立することができる。さらに、WTRUは、無線またはSiベアラが確立されなかったEPSベアラコンテキストを非アクティブ化しないことが可能であり、既存の非SIPTOベアラを維持する。WTRUおよびネットワークは、例えば、RRCメッセージ(RRCConnectionReconfiguration)などの他のシグナリングを使用して、CNトラフィック用の無線およびSiベアラを確立することができる。WTRUは、NASまたはRCCメッセージなどのメッセージを送信することによって、無線およびSiベアラの確立をトリガすることもできる。
【0069】
一実施形態では、ローカルゲートウェイにMMEまたはSGSN機能を配置することができる。ローカルゲートウェイは、CNの中にあることが可能である総合的なMMEの任務の一部のホストとして働くことができる。ローカルMME機能の一部は、例えば、SIPTOトラフィックのページング、およびSIPTOもしくはLIPAのシグナリングポイントの終端、およびモビリティとセッションの管理シグナリングを含むことができる。ローカルMMEは、例えば、SIPTOまたはLIPAトラフィック用の新しいベアラの確立、PDNコネクションの切断など、ネットワークにおいてあるWTRUコンテキストを更新するために、CNのMMEと通信することができる。
【0070】
ローカルゲートウェイまたは例えばトラフィックオフロードポイント機能など他のいかなるローカル機能も、S−TMSI、M−TMSI、もしくはP−TMSI、および国際移動体加入者識別番号(international mobile subscriber identity、IMSI)、ルーティングエリア識別子(routing area identifier、EAI)、およびトラッキングエリア識別子(tracking area identifier、TAI)など、WTRUのためのいくつかのモビリティ管理コンテキストを維持することができる。ローカル機能は、ページングによってローカル機能がWTRUと交信して例えばRNCまたはRRCのようなノードに情報を提供する場合に役立つ可能性がある。
【0071】
ホームネットワークまたは企業ネットワーク上のLIPAトラフィックが開始されるとき、またはホームセル、企業CSGセル、もしくはマクロセル上のSIPTOトラフィックが開始されるとき、WTRUは、アイドルモードシグナリング削減(idle mode signaling reduction、ISR)を非アクティブ化することもできる。非アクティブ化することにより、WTRUが2つのシステム間で再選択する場合、またはLIPA/SIPTOトラフィックをターゲットシステムにルーティングすることができない場合、WTRUをページングする必要性を回避することができる。
【0072】
さらに、WTRUは、トラッキングまたはルーティングエリア更新手続きを起動して、それぞれMMEまたはSGSNにWTRUがLIPAまたはSIPTOをアクティブ化した場合その前のセルを離れたことを知らせることができる。これは、新しい更新型を必要とする可能性がある。ネットワークおよびWTRUは、関連するすべてのコンテキストおよびIPアドレスを非アクティブ化することができる。あるいはネットワークおよびWTRUは、すべての関連するコンテキストおよびIPアドレスを維持することができる。関連するコンテキストおよびIPアドレスが維持される場合、トラフィックをWTRUの現在の位置にルーティングできない場合は、WTRUはLIPA/SIPTOのためにページングされることはない。しかしながら、RANを越えてSIPTOまたはLIPAトラフィックをルーティングできる場合、WTRUはSIPTOまたはLIPAが起動されるときにISRを非アクティブ化することができない。WTRUは、構成またはネットワークからの表示に基づいて、アクティブ化か、非アクティブ化かを決定することができる。
【0073】
(実施形態)
1.選択されたインターネットプロトコルトラフィックオフロード(SIPTO)の手続きを含む、ワイヤレス送受信ユニット(WTRU)を操作する方法。
【0074】
2.インターネットプロトコル(IP)トラフィックをローカルネットワークにオフロードするステップをさらに含む、実施形態1に記載の方法。
【0075】
3.ページを受信するステップをさらに含む、実施形態1または2に記載の方法。
【0076】
4.メッセージを送信するステップと、アクティブな進化型パケット交換(EPS)ベアラコンテキストに対してeNodeB(eNB)とサービングゲートウェイ(SGW)との間で無線およびSiベアラを確立するようネットワークをトリガするステップとをさらに含む、いずれか1つの前述の実施形態に記載の方法。
【0077】
5.無線ベアラが確立されていないEPSベアラコンテキストを非アクティブ化するステップをさらに含む、いずれか1つの前述の実施形態に記載の方法。
【0078】
6.SIPTOのサポートを示すステップをさらに含む、いずれか1つの前述の実施形態に記載の方法。
【0079】
7.SIPTOのサポートの表示を受信するステップをさらに含む、いずれか1つの前述の実施形態に記載の方法。
【0080】
8.完全なセル、トラッキングエリア、またはルーティングエリアに対するSIPTOサポートの表示を受信するステップをさらに含む、いずれか1つの前述の実施形態に記載の方法。
【0081】
9.マクロセルのみに対する、および/またはホームeNodeBシステムに対するSIPTOサポートの表示を受信するステップをさらに含む、いずれか1つの前述の実施形態に記載の方法。
【0082】
10.WTRUのSIPTO機能に関してネットワークにインジケータを提供するステップをさらに含む、いずれか1つの前述の実施形態に記載の方法。
【0083】
11.ハンドオーバ手続き中にSIPTOインジケータを送信するおよび/または受信するステップをさらに含む、いずれか1つの前述の実施形態に記載の方法。
【0084】
12.トリガに基づいてSIPTO手続きを開始するステップをさらに含む、いずれか1つの前述の実施形態に記載の方法。
【0085】
13.トリガが、
トラッキングエリアまたはルーティングエリアに入るステップ、閉じた加入者グループ(closed subscriber group、CSG)にキャンプオンするステップ、またはSIPTO表示を受信するステップ
を含む、実施形態12に記載の方法。
【0086】
14.パケットデータネットワークのコネクションを確立し、コンテキストまたはベアラをアクティブ化し、SIPTO手続きを開始するeNodeB(eNB)をさらに含む、いずれか1つの前述の実施形態に記載の方法。
【0087】
15.SIPTO情報をユーザに表示するステップをさらに含む、いずれか1つの前述の実施形態に記載の方法。
【0088】
16.SIPTO手続きを停止するためのトリガを受信するステップをさらに含む、いずれか1つの前述の実施形態に記載の方法。
【0089】
17.eNBがSIPTO手続きを停止するステップをさらに含む、いずれか1つの前述の実施形態に記載の方法。
【0090】
18.タイマーに基づいてSIPTO手続きを停止するステップをさらに含む、いずれか1つの前述の実施形態に記載の方法。
【0091】
19.CSGセルへの加入の有効期限に基づいて、SIPTO手続きを停止するステップをさらに含む、いずれか1つの前述の実施形態に記載の方法。
【0092】
20.ハンドオーバに基づいてSIPTO手続きを停止するステップをさらに含む、いずれか1つの前述の実施形態に記載の方法。
【0093】
21.ページングのメッセージがSIPTOトラフィックによるという表示を受信するステップをさらに含む、いずれか1つの前述の実施形態に記載の方法。
【0094】
22.SIPTOページを識別するためのSIPTO識別子を受信するステップをさらに含む、いずれか1つの前述の実施形態に記載の方法。
【0095】
23.ローカルゲートウェイにモビリティ管理機能を配置するステップをさらに含む、いずれか1つの前述の実施形態に記載の方法。
【0096】
24.ローカルゲートウェイが、ページを送信し、SIPTO手続きのためにシグナリングポイントの終端として機能するように構成された、実施形態23に記載の方法。
【0097】
25.ローカルゲートウェイが、モビリティ管理コンテキストを維持するように構成された、実施形態23または24に機債の方法。
【0098】
26.ホームネットワークまたは企業ネットワーク上のLIPAトラフィックが開始されるとき、アイドルモードのシグナリング削減(ISR)手続きを非アクティブ化することをさらに含む、いずれか1つの前述の実施形態に記載の方法。
【0099】
27.ホームセル、企業CSGセル、またはマクロセル上のSIPTOトラフィックが開始されるとき、ISR手続きを非アクティブ化することをさらに含む、実施形態26に記載の方法。
【0100】
28.トラッキングまたはルーティングエリア更新手続きを起動するステップをさらに含む、いずれか1つの前述の実施形態に記載の方法。
【0101】
29.前述の実施形態のいずれか1つに記載の方法の少なくとも一部を実行するように構成された、ワイヤレス送受信ユニット(WTRU)。
【0102】
30.実施形態1〜28のいずれか1つに記載の方法の少なくとも一部を実行するように構成された、eNodeB(eNB)。
【0103】
31.請求項1〜28のいずれか1項に記載の少なくとも部分方法を実行するように構成された、集積回路(IC)。
【0104】
特徴および要素について特定の組合せで上述したが、各特徴または要素は、単独で、または他の特徴および要素とのいかなる組合せでも使用することができることを当業者は理解するであろう。さらに、本明細書に記載された方法は、コンピュータまたはプロセッサで実行するためにコンピュータ可読媒体に組み込まれたコンピュータプログラム、ソフトウェア、またはファームウェアで実行することができる。コンピュータ可読媒体の例には、電子信号(有線または無線接続によって送信される)、およびコンピュータ可読記憶媒体が含まれる。コンピュータ可読記憶媒体の例には、読み出し専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、レジスタ、キャッシュメモリ、半導体メモリ素子、内蔵ハードディスクおよびリムーバブルディスクなどの磁気媒体、光磁気媒体、ならびにCD−ROMディスクおよびデジタル多用途ディスク(DVD)などの光媒体が含まれるが、これらに限定されない。ソフトウェアと関連したプロセッサを使用して、WTRU、UE、端末、基地局、RNC、またはいずれかのホストコンピュータで使用する無線周波数トランシーバを実装することができる。
図1A
図1B
図1C
図2
図3
図4
図5
図6