(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0028】
以下、本発明の実施形態について図面を用いて説明する。なお、本発明の実施の形態は、下記の実施形態に何ら限定されることはなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の形態を採りうる。
【0029】
[第1実施形態]
[概要]
第1実施形態の受信装置10(
図1参照)は、HybridCastによる放送を受信し、テレビ画面やスピーカを介して音声や映像(以後、放送映像とも記載)を出力すると共に、放送映像の関連情報をテレビ画面等に出力するよう構成されている。
【0030】
HybridCastとは、デジタルテレビ放送と、インターネットによる情報提供を連携させたものであり、デジタルテレビ放送により番組やCM等の放送映像を提供すると共に、その関連情報をインターネット等により提供する。この関連情報とは、テレビ局が運営するサーバから提供されるものに限らず、番組のスポンサーや第三者等が運営するサーバから提供されるものも含まれる。
【0031】
これにより、例えば、番組やCMで紹介された商品等の関連情報を、番組やCMの映像に重畳させてテレビ画面に表示したり、多言語の字幕を表示することができる。また、例えば、SNS(ソーシャルネットワーキングサービス)に入力された視聴者の意見等を、番組と共にテレビ画面に表示することや、視聴中の番組に関連するVOD(ビデオオンデマンド)番組を紹介したりすることもできる。
【0032】
また、HybridCastでは、視聴者の携帯端末20と連携したサービスも提供される。具体的には、例えば、無線通信により、受信装置10から携帯端末20に番組等の関連情報を送信すると共に、携帯端末20にて関連情報を表示し、番組等の視聴と並行して、携帯端末20にてその関連情報の閲覧を可能とする等といったことが考えられる。
【0033】
[構成の説明]
受信装置10は、例えば、HybridCastに対応した録画再生機能付きのデジタルテレビやPC等として構成されており、図示しないCPU,ROM,RAM,I/O,HDD等の不揮発性の記憶部等を備えている。
【0034】
また、受信装置10は、放送波受信部11と、録画部12と、記憶部13と、再生部14と、分離部15と、デコーダ16と、合成部17と、Webブラウザ18と、通信部19等から構成される(
図1参照)。これらの構成要素は、プログラムに従い動作するCPUにより統括制御される。
【0035】
放送波受信部11は、図示しないチューナや復調部等から構成されており、放送局30からのデジタルテレビ放送の放送信号を受信すると共に、ユーザの操作により指定されたチャンネルの放送信号を選局し、選局した放送信号に対して復調処理を行う。
【0036】
具体的には、例えば、放送波受信部11は、PSK(Phase Shift Keying)復調やOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)復調処理等のデジタル復調処理を行い、放送信号から放送データのストリームを得る。
【0037】
なお、放送データには、放送映像を生成するための放送映像データと、放送映像の関連情報を提供する情報提供サーバのURL等を示すURLデータが含まれている。
そして、放送波受信部11は、放送データのストリームを復号処理し、該放送データに含まれる放送映像をリアルタイムに表示する場合(リアルタイム表示を行う場合)には、復号処理されたストリームを分離部15に出力する。一方、該放送映像のタイムシフト再生(詳細は後述する)を行う場合には、該ストリームを録画部12に出力する。
【0038】
録画部12は、受信した放送映像の録画を行うための部位であり、放送波受信部11から入力された放送データを、HDD等の不揮発性の記憶装置として構成された記憶部13に記憶する。
【0039】
再生部14は、録画された放送映像の再生を行うための部位であり、記憶部13に記憶されている放送データを読み出して放送データのストリームを生成し、該ストリームを分離部15に出力する。
【0040】
分離部15は、放送データのストリームを、放送映像データとURLデータとに分離し、放送映像データをデコーダ16に出力する。また、URLデータをWebブラウザ18に出力すると共に、通信部19を介してや携帯端末20に送信する。
【0041】
Webブラウザ18は、インターネット50上で提供される様々なWebコンテンツを閲覧するためのアプリケーションソフトであり、受信装置10に設けられたCPUにより実行される。
【0042】
Webブラウザ18は、分離部15から入力されたURLデータに基づき情報提供サーバ40にアクセスし、Webコンテンツを取得する。無論、アクセス先は単一の情報提供サーバに限らず、複数の情報提供サーバに及んでも良い。そして、取得したWebコンテンツに基づき、関連情報を出力するための画像信号や音声信号を生成し、合成部17に出力する。
【0043】
なお、情報提供サーバ40から提供されるWebコンテンツは、例えば、HTML5やJavaScript(登録商標)やBML等により記述される。
なお、受信装置10にユーザの属性コード(性別,年齢,未婚と既婚の別,居住地域,言語等)を登録可能とし、分離部15から入力されたURLデータに基づき、視聴中の番組やCMと連動して、属性コードに応じた関連情報を提示するようにしても良い。
【0044】
具体的には、例えば、Webブラウザ18は、URLデータに基づき情報提供サーバ40にアクセスすると共に、情報提供サーバ40に属性コードを示すパラメータを送信しても良い。そして、情報提供サーバ40は、Webブラウザ18に対し、受信したパラメータに応じたWebコンテンツを提供し、Webブラウザ18は、該Webコンテンツに基づき、属性コードに応じた関連情報を提示しても良い。
【0045】
また、例えば、Webブラウザ18は、URLデータが示すURLの末尾にユーザの属性コードを示すパラメータを付与し、これに基づき情報提供サーバ40にアクセスすることで、パラメータに応じたWebコンテンツを取得しても良い。そして、該Webコンテンツに基づき、属性コードに応じた関連情報を提示しても良い。
【0046】
なお、URLの末尾に属性コードを示すパラメータを付与して情報提供サーバ40にアクセスしても、Webコンテンツを取得できないという場合には、該URLのみにより情報提供サーバ40にアクセスし、Webコンテンツを取得しても良い。
【0047】
このほかにも、例えば、URLデータとして、属性コードに応じて選択される複数のアクセス先を示すデータが提供されるようにしても良い。
このようなURLデータの具体例としては、1つのURLと、該URLで公開されているWebコンテンツ内の複数の異なる箇所にアクセスするための複数のパラメータを示すデータや、異なるWebコンテンツにアクセスするための複数のURLを示すデータ等が考えられる。
【0048】
そして、Webブラウザ18は、登録されたユーザの属性コードに基づき、アクセス先を選択すると共に、該アクセス先に対応するパラメータやURLを特定し、これを用いてユーザの属性に合致したWebコンテンツにアクセスし、ユーザの属性に合致した関連情報を取得するようにしても良い。
【0049】
デコーダ16は、分離部15から入力された放送映像データに対して信号処理を施すことで、放送映像を表示するための映像信号及び音声信号を生成し、合成部17に出力する。
【0050】
また、デコーダ16は、放送映像におけるCMタイムの各CMの区切り目を検出可能となっている。これにより、後述するタイムシフト再生の際、ユーザから受け付けた操作等に応じて、該区切り目に基づき、各CMを個別に再生したり、個々のCMをスキップして再生することが可能となる。
【0051】
具体的には、デコーダ16は、各CMの間に存在する無音部分を検出することで、CMの区切り目を検出しても良い。このほかにも、HybridCastに対応する放送データを作成する段階で、CMをインデックス化しておき、デコーダ16は、該インデックスに基づき各CMの区切り目を検出しても良い。
【0052】
また、CM関連情報を提供可能なCMの放送信号には、固有の識別信号が含まれているため、該識別信号を検出することで、CMの区切り目を検出しても良い。
さらに、放送映像の録画を行う際、放送映像データをデコードして得られた映像信号及び音声信号を再びエンコードして記憶部13に記憶するという場合であれば、映像・音声特徴符号データの変化点を検出し、検出結果を保存しても良い。そして、録画した放送映像を再生する際、保存した検出結果に基づきCMの区切り目を検出しても良い。
【0053】
合成部17は、デコーダ16から入力された放送映像の映像信号及び音声信号と、Webブラウザ18から入力された関連情報の画像信号及び音声信号とを合成する。そして、合成した映像信号及び音声信号を、図示しない表示部やスピーカ等に出力する。これにより、表示部やスピーカを介して放送映像が出力されると共に、放送映像と共に、番組やCMの関連情報が出力される。
【0054】
通信部19は、インターネット50にアクセスすると共に、携帯端末20との間で、例えば、DLNAガイドラインやWi−Fiに準拠した無線LANや、ブルートゥース等による無線通信を行う部位である。
【0055】
一方、携帯端末20は、例えば、スマートフォンやタブレット端末等として構成されており、図示しないCPU,ROM,RAM,I/O,HDD等の不揮発性の記憶部等を備えている。また、携帯端末20は、通信部21と、Webブラウザ22等から構成されており、これらの構成要素は、プログラムに従い動作するCPUにより統括制御される(
図1参照)。
【0056】
携帯端末20の通信部21及びWebブラウザ22は、受信装置10の通信部19及びWebブラウザ18と同様の構成を有している。
通信部21は、受信装置10からURLデータを受信すると、該URLデータをWebブラウザ22に出力する。そして、Webブラウザ22は、該URLデータに基づき情報提供サーバ40にアクセスし、Webコンテンツを取得すると共に、該Webコンテンツを表示部(図示無し)に表示する。
【0057】
これにより、受信装置10で出力されている放送映像の関連情報が、携帯端末20の表示部に表示される。
[動作の説明]
次に、受信装置10により、HybridCastによる放送映像を受信して表示する番組視聴処理について、
図2,3に記載のフローチャートを用いて説明する。なお、本処理は、図示しないリモコン等を介して受け付けたユーザの操作に応じて開始され、受信装置10を統括制御するCPU等により実現される。
【0058】
S100では、現在のチャンネルで放送されている放送映像のリアルタイム表示が行われる。
具体的には、放送波受信部11は、受信した現在のチャンネルの放送信号から放送データのストリームを得ると共に、該ストリームに復号処理を施し、分離部15に出力する。そして、分離部15,デコーダ16,合成部17等により、放送データに含まれる放送映像データに基づき、放送映像がリアルタイムに表示される。
【0059】
また、このとき、受信した放送データに含まれるURLデータに基づき、Webブラウザ18によりリアルタイム表示中の放送映像に対応する情報提供サーバ40へのアクセスがなされ、関連情報が表示部や携帯端末20に表示される。
【0060】
図4のCM画面200は、放送映像に含まれるCMのリアルタイム表示中に、表示部に表示される画像の一例を示している。
Webブラウザ18は、CMの関連情報のリクエスト・ボタン201と、メッセージ202を表示する。このとき、ユーザが、図示しないリモコンや携帯端末20により、CM関連情報のリクエスト・ボタン201を選択して所定の操作を行うと、表示部には、さらに詳細な関連情報(CM関連情報)が表示される。
【0061】
このCM関連情報を表示する際には、放送映像のリアルタイム表示を停止し、CM関連情報のみを表示部に表示させても良い。
また、このとき、放送映像のリアルタイム表示を継続させつつ、放送映像に重畳させてCM関連情報を表示部に表示させても良い。このような場合には、CM関連情報を表示したCMに続いて放送される他のCMや番組の表示と並行して、表示部にCM関連情報が表示された状態となる可能性がある。
【0062】
そして、CM関連情報として、例えば、CMの商品・サービス等についてのより詳細な情報を提供することが考えられる。
このほかにも、リモコン等を介して受け付けた操作に応じて、該CMの長尺版(通常放送されるものよりも継続時間が長くなるように編集されたもの)や、同一の商品等についてシリーズ展開されている他の素材を用いたCMや、過去に放送されたCMや、インフォマーシャル等を、表示部にて再生させることも考えられる。
【0063】
続くS105では、CMのリアルタイム表示中にCM関連情報を表示することで、受信中の放送映像の視聴が中断したか否かが判定される。
なお、放送映像の視聴が中断した場合とは、CM関連情報の表示により、放送映像のリアルタイム表示が停止された場合のことであっても良い。また、これに加えて、リアルタイム表示を継続させながら放送映像に重畳させてCM関連情報を表示部に表示させた場合も、放送映像の視聴が中断したとみなしても良い。
【0064】
そして、肯定判定が得られた場合には(S105:Yes)、S110に処理が移行され、否定判定が得られた場合には(S105:No)、再度S105に処理が移行される。
【0065】
S110では、受信中の放送映像の録画が開始された後、S115に処理が移行される。
具体的には、放送波受信部11は、復号処理がなされた放送データのストリームの出力先を、分離部15から録画部12に変更し、録画部12は、入力された放送データを記憶部13に記憶する。
【0066】
S115では、リモコン等を介して受け付けた操作等により、CM関連情報の表示が終了したか否かが判定される。そして、肯定判定が得られた場合には(S115:Yes)、S120に処理が移行され、否定判定が得られた場合には(S115:No)、再度S115に処理が移行される。
【0067】
S120では、CM関連情報を表示したCMをスキップし、当該CMの次のCM、又は当該CMの次に始まる番組の部分から、録画中の放送映像のタイムシフト再生が開始される。なお、タイムシフト再生の開始後も放送映像の録画は継続される。
【0068】
具体的には、再生部14は、記憶部13に記憶されている放送データを読み出して放送データのストリームを生成し、分離部15に出力する。
一方、分離部15は、再生部14から入力された放送データを解析し、CM関連情報を表示したCMを再生する放送映像データを特定すると共に、該放送映像データと、これに対応するURLデータを、該放送データのストリームから排除する。
【0069】
そして、これらが排除された放送データのストリームを、放送映像データとURLデータとに分離し、放送映像データをデコーダ16に出力する。また、URLデータをWebブラウザ18に出力すると共に、通信部19を介してや携帯端末20に送信する。
【0070】
なお、CMタイム内のあるCMの関連情報を表示すれば、当該CM、及び当該CMの後に順次放送された他のCMを全てスキップし、番組の部分から録画した映像のタイムシフト再生を開始させても良い。
【0071】
また、情報提供サーバ40又は放送局30から受信装置10に対し、放送される各番組と各CMの放送履歴データを配信すると共に、受信装置10にて登録されたユーザの属性(例えば、年齢,性別,未婚と既婚の別,居住地域,言語等)を判別するよう構成しても良い。
【0072】
また、分離部15は、録画した放送映像に含まれるCMのプログラムとユーザの属性に基づき、CM関連情報を表示したCMに続いて順次放送されたCMの中から、ユーザの属性や好みに合致するCMを特定しても良い。
【0073】
そして、分離部15は、CM関連情報を表示したCM、及び、該CMに続くユーザの属性や好みに合致したCMだけを選別再生し、合致しないCMは全てスキップして、又は番組の部分から、録画した放送映像のタイムシフト再生を開始しても良い。
【0074】
さらに、タイムシフト再生を行う際、録画した放送映像に含まれるCMの放送履歴データとユーザの属性に基づき、該放送映像に含まれるCMのうち、ユーザの好みに合致しないCMを特定しても良い。そして、ユーザの好みに合致しないCMを全てスキップして、タイムシフト再生を行っても良い。
【0075】
また、次のようにしてユーザの好みに合致するCMを特定することも考えられる。すなわち、受信装置10は、放送映像のリアルタイム表示中、表示した各CMについて、(1)CM関連情報を閲覧したかや、(2)CMを最後まで視聴したかや、(3)CMの途中でチャンネルを切り替えたか(ザッピングしたか)等を判定し、判定結果をデータとして蓄積しても良い。そして、該データに基づき、ユーザの好みを判定しても良い。
【0076】
具体的には、例えば、表示をした各CMについて上記(1)〜(3)に該当する頻度を特定し、(1)や(2)に該当する頻度が高いCMを、ユーザの好みに合致するCMとして判定しても良い。
【0077】
さらに、(1)や(2)に該当する頻度が高いCMについてのメタデータ(該CMに関連する商品やサービスの名称,分野や、企業名や、CMに登場するタレント等)を特定しても良い。そして、CMのタイムシフト再生を行う際に該CMのメタデータを取得し、(1)や(2)に該当する頻度が高いCMのメタデータと全部又は一部が共通するCMを、ユーザの好みに合致するものとみなしても良い。
【0078】
なお、ユーザの好みの判定は、例えば、直近の数か月間に放送されたCMを対象として行うのが好適である。これにより、ユーザの趣味や趣向の変化を反映した状態で、ユーザの好みに合致するCMを判定することができる。
【0079】
また、タイムシフト再生中は、リモコン等を介して受け付けた操作に応じて、放送映像の早送りや、CMのスキップ等が行われる。そこで、受信装置10は、CMの表示が終了する度に、該CMが上記(1)〜(3)のいずれに該当するかを判定し、判定結果をCMの視聴履歴として保存すると共に、該視聴履歴をインターネット50上の広告管理サーバ(図示無し)に送信しても良い。
【0080】
こうすることにより、広告管理サーバにて、放送されたCMが視聴されたか否かや、放送されたCMのCM関連情報が閲覧されたかどうかを把握し、これに基づき、CMの広告主が、CMの制作会社等に支払う料金を定めることができる。
【0081】
具体的には、例えば、CMが最後まで視聴される度に(換言すれば、CMが(2)に該当すると判定される度に)、該CMの広告主から該CMの制作会社等に所定の料金を支払っても良い。
【0082】
また、例えば、CM関連情報の閲覧がなされる度に(換言すれば、CMが(1)に該当すると判定される度に)、該CMの広告主から該CMの制作会社等に所定の料金を支払っても良い。
【0083】
こうすることにより、ユーザが興味を持ち易いCMのみを再生することができ、不要なCMが再生されることによる煩わしさを無くすと共に、CMの宣伝効果を高めることができる。
【0084】
なお、タイムシフト再生中は、リモコン等を介して受け付けた操作に応じて、放送映像の早送りや、CMのスキップ等が行われる。
そこで、続くS125では、タイムシフト再生中に早送り等が行われることで、タイムシフト再生された放送映像の内容が、受信中の放送映像の内容に追いついたか否か(換言すれば、番組の放送終了前に、録画された放送映像のタイムシフト再生が全て終了したか否か)が判定される。そして、肯定判定が得られた場合には(S125:Yes)、S130に処理が移行され、否定判定が得られた場合には(S125:No)、S135に処理が移行される。
【0085】
S130では、放送映像の録画が終了され、S100に処理が移行される。具体的には、放送波受信部11は、放送データのストリームの出力先を、録画部12から分離部15に変更する。これにより、受信中の放送映像のリアルタイム表示が再開される。
【0086】
一方、S135では(
図3参照)、録画中の番組の放送が終了したか否かが判定される。具体的には、録画部12は、放送波受信部11から入力された放送データを解析して録画中の番組が終了したか否かを判定しても良い。また、放送局30や情報提供サーバ40から配信された電子番組表データに基づき、該番組の終了時刻を特定し、現在の時刻が終了時刻となったか否かにより番組の終了を判定しても良い。
【0087】
そして、肯定判定が得られた場合には(S135:Yes)、S140に処理が移行され、否定判定が得られた場合には(S135:No)、S145に処理が移行される。
S140では、番組の録画が終了され、S145に処理が移行される。具体的には、録画部12は、記憶部13への放送データの記憶を終了する。なお、この時、タイムシフト再生は継続される。
【0088】
S145では、リモコン等を介して、チャンネルを変更する操作が行われたか否かが判定される。そして、肯定判定が得られた場合には(S145:Yes)、S150に処理が移行され、否定判定が得られた場合には(S145:No)、S160に処理が移行される。
【0089】
S150では、タイムシフト再生が終了されると共に、新たに選択されたチャンネルにて放送されている放送映像のリアルタイム表示が開始される。具体的には、再生部14は、分離部15に対しての、記憶部13から読み出した放送データのストリームの出力を終了する。
【0090】
続くS155では、放送映像の録画が終了され、S100に処理が移行される。具体的には、録画部12は、放送波受信部11から入力された放送データの記憶部13への記憶を終了する。また、放送波受信部11は、新たに選択されたチャンネルの放送信号から放送データのストリームの生成を開始し、以後、該チャンネルで放送されている放送映像のリアルタイム表示がなされる。
【0091】
なお、チャンネルの変更がなされた際、表示部を介して放送映像の録画を終了するか否かの問い合わせを行い、リモコン等を介して録画を終了する旨の操作を受け付けた場合に限り、録画を終了する構成としても良い。
【0092】
一方、S160では、S105と同様にして、CMのタイムシフト再生中、CM関連情報の表示により、受信中の放送映像の視聴が中断したか否かが判定される。そして、肯定判定が得られた場合には(S160:Yes)、S165に処理が移行され、否定判定が得られた場合には(S160:No)、S170に処理が移行される。
【0093】
S165では、再生部14による放送映像のタイムシフト再生が停止され、S170に処理が移行される。
S170では、リモコン等を介して受け付けた操作等により、CM関連情報の表示が終了したか否かが判定される。そして、肯定判定が得られた場合には(S170:Yes)、S175に処理が移行され、否定判定が得られた場合には(S170:No)、再度S125に処理が移行される。
【0094】
S175では、S120と同様にして、CM関連情報を表示したCMをスキップし、当該CMの次のCM、又は、当該CMの次に始まる番組の部分から、録画した放送映像のタイムシフト再生が開始される。
【0095】
無論、S120と同様、全てのCMをスキップし、番組の部分から録画した放送映像のタイムシフト再生を開始しても良いし、ユーザの属性に合致したCM、又は、番組の部分から、録画した放送映像のタイムシフト再生を開始しても良い。
【0096】
[第2実施形態]
[構成の説明]
次に、第2実施形態の受信装置60について説明する(
図5参照)。
【0097】
受信装置60には、VOD(Video On Demand)により、配信サーバ70から、HybridCastにより放送される放送データのストリーミング配信がなされる。
そして、受信装置60は、HybridCastによる放送に対応している第1実施形態の受信装置10等と同様にして、ストリーミング配信された放送データに基づき、配信された映像(以後、配信映像とも記載)と関連情報とを同一の表示画面に出力する。なお、配信映像は、第1実施形態における放送映像に相当する。
【0098】
また、ストリーミング配信された放送データに基づき、第1実施形態と同様に構成された携帯端末20と連携したサービスの提供を行うよう構成されており、例えば、携帯端末20に配信映像の関連情報を表示させる。
【0099】
受信装置60は、例えばPC等として構成されており、図示しないCPU,ROM,RAM,I/O,HDD等の不揮発性の記憶部等を備えている。なお、このほかにも、受信装置60は、HybridCastに対応したデジタルテレビや、第1実施形態と同様の構成を有する受信装置として構成されていても良い。
【0100】
また、受信装置60は、通信部61と、分離部62と、デコーダ63と、Webブラウザ64と、合成部65等から構成される。
通信部61は、第1実施形態の受信装置10の通信部19と同様にして、インターネット50にアクセスすると共に、携帯端末20との間で無線通信を行う部位である。
【0101】
分離部62は、通信部61を介して、配信サーバ70からストリーミング配信される放送データのストリームが入力される。
そして、分離部62は、放送データのストリームの復号処理を行った後、放送データを配信映像データとURLデータとに分離し、配信映像データをデコーダ63に出力する。また、URLデータをWebブラウザ64に出力すると共に、通信部61を介してや携帯端末20に送信する。
【0102】
デコーダ63は、分離部62から入力された配信映像データに対して信号処理を施すことで、配信映像を表示するための映像データ及び音声データを生成し、合成部65に出力する。
【0103】
また、デコーダ63は、第1実施形態と同様にして、配信映像におけるCMタイムの各CMの区切り目を検出しても良い。そして、該区切り目に基づき、ストリーミング再生の際、ユーザから受け付けた操作等に応じて、各CMを個別に再生したり、個々のCMをスキップして再生しても良い。
【0104】
Webブラウザ64は、第1実施形態の受信装置10に設けられたWebブラウザ18と同様、分離部62から入力されたURLデータに基づき配信サーバ70にアクセスし、Webコンテンツを取得する。そして、取得したWebコンテンツに基づき、関連情報を出力するための画像データや音声データを生成し、合成部65に出力する。
【0105】
なお、Webブラウザ64は、第1実施形態と同様にして、ユーザの属性に合致した関連情報を取得しても良い。
合成部65は、デコーダ63から入力された配信映像の映像データ及び音声データと、Webブラウザ64から入力された関連情報の画像データ及び音声データとを合成する。そして、合成した映像データ及び音声データに基づき映像信号及び音声信号を生成し、図示しない表示部やスピーカ等に出力する。これにより、表示部やスピーカを介して配信映像が出力されると共に、配信映像と共に、番組やCMの関連情報が出力される。
【0106】
なお、分離部62,デコーダ63,Webブラウザ64,合成部65は、PCとして構成された受信装置60にインストールされたアプリケーションにより実現されても良い。
[動作の説明]
次に、受信装置60にて、VODにより配信サーバ70からストリーミング配信される、HybridCastにより放送された放送データを受信し、配信映像を再生する番組視聴処理について、
図6に記載のフローチャートを用いて説明する。なお、本処理は、図示しない操作部等を介して受け付けたユーザの操作に応じて開始され、受信装置60を統括制御するCPU等により実現される。
【0107】
S200では、ストリーミング配信されたデータ放送を含む配信映像のストリーミング再生が行われる。
具体的には、ストリーミング配信された放送データが、通信部61を介して分離部62に入力され、分離部62,デコーダ63,合成部65等により、放送データに含まれる配信映像データに基づき、配信映像のストリーミング再生がなされる。
【0108】
また、このとき、放送データに含まれるURLデータに基づき、Webブラウザ64によりストリーミング再生中の配信映像に対応する情報提供サーバ40へのアクセスがなされる。そして、第1実施形態と同様にして、関連情報が、ストリーミング再生がなされる表示画面や携帯端末20に表示される。
【0109】
続くS205では、第1実施形態における番組視聴処理のS105と同様にして、CMのストリーミング再生中、CM関連情報を表示することで、ストリーミング配信されている配信映像の視聴が中断したか否かが判定される。そして、肯定判定が得られた場合には(S205:Yes)、S210に処理が移行され、否定判定が得られた場合には(S205:No)、再度S205に処理が移行される。
【0110】
S210では、配信映像のストリーミング再生が停止され、S215に処理が移行される。なお、このとき、該配信映像のストリーミング配信は継続される。
S215では、CM関連情報の表示がなされたCMに対応する放送データのストリーミング配信が終了した時点(停止タイミング)で、受信装置60から配信サーバ70に対し、該放送データのストリーミング配信の停止が指示される。
【0111】
具体的には、分離部62は、ストリーミング配信された放送データの内容を解析し、停止タイミングの到来を検出しても良い。そして、停止タイミングが到来すると、通信部61を介して、配信サーバに対し、該放送データのストリーミング配信の停止を指示しても良い。
【0112】
S220では、操作部等を介して受け付けた操作等により、CM関連情報の表示が終了したか否かが判定される。そして、肯定判定が得られた場合には(S220:Yes)、S225に処理が移行され、否定判定が得られた場合には(S220:No)、再度S220に処理が移行される。
【0113】
S225では、分離部62から配信サーバ70に対し、S215にてストリーミング配信が停止された時点(停止タイミング)からの放送データのストリーミング配信の再開が指示され、S200に処理が移行される。
【0114】
これにより、CM関連情報を表示したCMをスキップし、当該CMの次のCM、又は、当該CMの次に始まる番組の部分から、配信映像のストリーミング再生が再開される。
なお、CM関連情報を表示したCMをスキップする方法は、これに限定されることは無く、次のような方法により当該CMのスキップがなされても良い。
【0115】
すなわち、S215にて、ストリーミング配信された放送データに基づき停止タイミングを特定するのみとし、ストリーミング配信を継続させても良い。そして、S225にて、受信装置60から配信サーバ70に対し、停止タイミングからの放送データのストリーミング配信を指示しても良い。
【0116】
また、配信サーバ70から受信装置60に対し、ストリーミング配信される各番組と各CMの放送履歴データを配信しても良い。そして、S215では、該放送履歴データに基づきCM関連情報が表示されたCMの終了タイミングを特定し、S225にて、受信装置60から配信サーバ70に対し、該終了タイミングからの放送データのストリーミング配信を指示しても良い。
【0117】
また、S215にて、停止タイミングの到来に関わらず、受信装置60から配信サーバ70に対し、該放送データのストリーミング配信の停止を指示しても良い。そして、S225にて、受信装置60から配信サーバ70に対し、CM関連情報が表示されたCMをスキップし、当該CMの次のCM、又は、当該CMの次に始まる番組の部分から、放送データのストリーミング配信を行うよう指示しても良い。
【0118】
さらに、CM関連情報を表示したCM、及び、当該CMの後に順次放送される他のCMに対応する放送データのストリーミング配信が終了する時点を停止タイミングとし、同様にして、配信サーバ70にストリーミング配信を再開させることも考えられる。
【0119】
これにより、これらのCMが全てスキップされ、CM関連情報の表示が終了すると、CM関連情報を表示したCMの後の番組の部分からストリーミング再生が開始される。
また、配信サーバ70から受信装置60に対し、上述した放送履歴データを配信すると共に、予め記憶された情報等に基づき、受信装置60にて上述したユーザの属性を判別するよう構成しても良い。
【0120】
また、ストリーミング配信されるCMの放送履歴データとユーザの属性に基づき、CM関連情報を表示したCMに続いて順次放送されたCMの中から、ユーザの属性に合致するCMを特定しても良い。
【0121】
そして、CM関連情報を表示したCM、及び、該CMに続くユーザの属性に合致しないCMを全てスキップし、ユーザの属性に合致したCM、又は、番組の部分から、ストリーミング再生を行う構成としても良い。
【0122】
さらに、第1実施形態と同様にしてユーザの好みを判別し、ストリーミング配信されるCMのうち、ユーザの好みに合致しないCMを特定すると共に、ユーザの好みに合致しないCMを全てスキップしてストリーミング再生を行っても良い。
【0123】
また、ダウンロード配信された配信映像の番組やCMに関しても、同様の番組視聴処理を行い、関連情報が表示されることで視聴が中断した場合には、同様にして、番組やCMのスキップを行うことが考えられる。
【0124】
また、受信装置60は、配信映像の再生中、第1実施形態と同様、リモコン等を介して
受け付けた操作に応じて、配信映像の早送りや、CMのスキップ等を行うと共に、CMの再生が終了する度に、(1)CM関連情報を閲覧したかや、(2)CMを最後まで視聴したかや、(3)ザッピングしたか等を判定しても良い。そして、判定結果をCMの視聴履歴として保存し、該視聴履歴をインターネット50上の広告管理サーバ(図示無し)に送信しても良い。
【0125】
こうすることにより、広告管理サーバにて、配信されたCMが視聴されたか否かや、配信されたCMのCM関連情報が閲覧されたかどうかを把握し、これに基づき、CMの広告主が、CMの制作会社等に支払う料金を定めることができる。
【0126】
[効果]
第1,第2実施形態の受信装置10,60によれば、CM関連情報の表示により放送映像や配信映像の視聴が中断した場合には、視聴を再開する際、CM関連情報に関連するCMがスキップされ、該CMの次のCM、又は、番組の部分から放送映像等が再生される。
【0127】
このため、ユーザが関連情報を閲覧したにも関わらず、これに関連するCMが再生されてしまうことが無くなり、ユーザが放送映像等の視聴を再開する際に、煩わしさが生じなくなる。
【0128】
[他の実施形態]
(1)第1実施形態では、一例として、受信装置10を録画再生機能付きの受信装置として記載した。
【0129】
しかしながら、これに限らず、HybridCastによる放送を受信するデジタルテレビ等の受信装置と、該受信装置からの指示に応じて録画や再生を行うブルーレイレコーダやDVDレコーダ等の録画再生装置とにより、第1実施形態と同様の受信装置10を構成しても良い。このような場合であっても、同様の効果を得ることができる。
【0130】
(2)また、第1実施形態の番組視聴処理では、CM関連情報の表示によりリアルタイム表示されている放送映像の視聴が中断した場合には、放送映像の録画が開始される。そして、CM関連情報の表示が終了すると、該CM関連情報に係るCMをスキップして放送映像のタイムシフト再生が行われる。
【0131】
しかしながら、放送映像に含まれる番組の関連情報の表示により、リアルタイム表示されている放送映像の視聴が中断した場合にも、放送映像の録画を開始しても良い。そして、該関連情報の表示が終了すると、番組における該関連情報に関係する部分をスキップして、放送映像のタイムシフト再生を行っても良い。
【0132】
具体例を挙げると、放送映像が報道番組である場合、表示中のニュースについての関連情報を表示可能とすることが考えられる。このような場合には、ニュースについての関連情報の表示が終了した後、該ニュースに関係する部分をスキップし、次のニュースから当該報道番組のタイムシフト再生を行っても良い。
【0133】
なお、報道番組にて表示される個々のニュースについて個別に再生したり、個々のニュースをスキップして再生できるようにするため、CMと同様にして、ニュースの区切り目を検出可能とすることが考えられる。
【0134】
このほかにも、放送映像が音楽番組である場合、複数の曲のプロモーションビデオ(曲を含む映像作品)の一部が順次表示され、その後、曲のランキング情報が表示される場合がある。このような場合には、プロモーションビデオの表示中に、その曲についての関連情報を表示すれば、プロモーションビデオの全てを視聴可能としても良い。そして、該関連情報の表示が終了した後、該プロモーションビデオの後に表示される他の曲のプロモーションビデオを全てスキップし、ランキング情報の表示開始時点からタイムシフト再生を行っても良い。
【0135】
なお、ランキング情報を頭出しして再生できるようにするため、CMと同様にして、ランキング情報の開始時点の区切り目を検出可能とすることが考えられる。
また、第2実施形態の番組視聴処理では、CM関連情報の表示によりストリーミング再生されている配信映像の視聴が中断した後、CM関連情報の表示が終了すると、該CM関連情報に係るCMをスキップして配信映像のストリーミング再生が再開される。
【0136】
しかしながら、ストリーミング再生されている配信映像に含まれる番組の関連情報の表示により配信映像の視聴が中断した後、該関連情報の表示が終了した場合においても、番組における該関連情報に関係する部分をスキップして、配信映像のストリーミング再生を再開しても良い。
【0137】
具体的には、上述したように、配信映像が報道番組である場合、ニュースについての関連情報の表示が終了した後、該ニュースに関係する部分をスキップし、次のニュースから当該報道番組のストリーミング再生を行っても良い。
【0138】
このほかにも、放送映像が上述した音楽番組である場合、プロモーションビデオの表示中に、その曲についての関連情報を表示した後、後に表示される他の曲のプロモーションビデオを全てスキップし、ランキング情報の表示開始時点からタイムシフト再生を行っても良い。
【0139】
これにより、ユーザに対し、同じような情報が重複して提供されることを防ぐことができる。したがって、番組の関連情報の表示により中断された配信映像の視聴を再開する際に、煩わしさが生じなくなる。
【0140】
[特許請求の範囲との対応]
上記実施形態の説明で用いた用語と、特許請求の範囲の記載に用いた用語との対応を示す。
【0141】
第1実施形態の受信装置10が映像表示装置の一例に、放送波受信部11が受信手段,リアルタイム表示手段,関連情報表示手段の一例に、分離部15がリアルタイム表示手段,関連情報表示手段の一例に、デコーダ16がリアルタイム表示手段の一例に相当する。
【0142】
また、合成部17がリアルタイム表示手段,関連情報表示手段の一例に、Webブラウザ18が関連情報表示手段の一例に、通信部19が取得手段の一例に相当する。
また、番組視聴処理のS100がリアルタイム表示手段,関連情報表示手段の一例に、S110が録画手段の一例に、S120がタイムシフト再生手段の一例に相当する。
【0143】
また、第2実施形態の受信装置60が映像表示装置の一例に、受信装置60と配信サーバ70とからなるシステムが映像表示システムの一例に相当する。
また、受信装置60の通信部61が受信手段,ストリーミング再生手段,取得手段,関連情報表示手段,再開手段の一例に、分離部62がストリーミング再生手段,関連情報表示手段,再開手段の一例に相当する。
【0144】
また、デコーダ63がストリーミング再生手段,再開手段の一例に、Webブラウザ64が関連情報表示手段の一例に、合成部65がストリーミング再生手段,関連情報表示手段,再開手段の一例に相当する。
【0145】
また、番組視聴処理のS200がストリーミング再生手段,関連情報表示手段,再開手段の一例に、S225が再開手段の一例に相当する。