【課題を解決するための手段】
【0005】
そのようなシステムの柔軟性および機能性を向上するように、そこにペイロードが直接的または間接的に連結される可動物体に対してペイロードの位置または体勢を遠隔で調整するための機構に対する必要性が存在する。本発明は、この必要性に対処し、同様に関連する利益を提供する。
【0006】
本出願は、可動物体および/またはその上に担持される搭載物の状態を遠隔で制御する方法および端末に関する。具体的には、本出願は、航空機、潜水艦、動力車、および/またはその上に担持される搭載物の状態を遠隔に制御することに関する。
【0007】
本発明の態様は、ペイロードの位置決めを制御する方法を対象とし、該方法は、輸送機または生体上でキャリアによって支持されるペイロードであって、1つ以上の回転軸を中心にキャリアを介して輸送機または生体に対して可動である、ペイロードを提供することと、
キャリアまたは輸送機上に位置付けられる受信機で、輸送機または生体、キャリア、およびペイロードに対して遠隔の端末から端末の姿勢を示す信号を受信することと、信号に応答して、1つ以上の回転軸を中心にキャリアの作動を介して輸送機または生体に対してペイロードを動かすことと、を含む。
【0008】
一部の実施形態において、ペイロードは、画像捕捉装置である。輸送機は、無人輸送機であってもよい。任意に、無人輸送機は、無人航空機であってもよい。輸送機は、100cm
3未満の容積のものであってもよい。
【0009】
端末は、携帯式の物体であってもよい。端末からの信号は、受信機で無線で受信され得る。ユーザインターフェースが、端末に提供されてもよい。方法は、ユーザインターフェース上にペイロードによって捕捉された画像を表示することを含み得る。
【0010】
一部の実装において、ペイロードは、第1の回転軸および第2の回転軸を中心に輸送機または生体に対して可動である。輸送機または生体に対するペイロードの運動は、ペイロードの姿勢を示す追加の信号に応答して生じ得る。輸送機または生体に対してペイロードを動かすことは、ピッチ軸、ロール軸、ヨー軸のうちの1つ以上を中心に生じ得る。輸送機または生体は、固定基準座標系に対してピッチ軸、ロール軸、ヨー軸のうちの1つ以上を中心に可動であり得る。
【0011】
ペイロードおよびキャリアは、互いに分離可能であってもよい。代替として、ペイロードおよびキャリアは、一体的なユニットを形成し得る。
【0012】
本発明のさらなる態様に従って、輸送機または生体上でキャリアによって支持されるペイロードの位置決めを制御するためのプログラム命令を含む非一時的なコンピュータ可読媒体が提供されてもよく、ペイロードは1つ以上の回転軸を中心にキャリアを介して輸送機または生体に対して可動である。該コンピュータ可読媒体は、端末の姿勢を示す信号分析するためのプログラム命令であって、該信号が、輸送機または生体、キャリア、およびペイロードに対して遠隔の端末からキャリアまたは輸送機上に位置付けられる受信機によって受信されるプログラム命令と、分析された信号に応答してキャリアの作動を介して輸送機または生体に対する1つ以上の回転軸を中心としたペイロードの運動をもたらすためのプログラム命令と、を含み得る。
【0013】
任意に、ペイロードは、画像捕捉装置であってもよい。輸送機は、無人輸送機であってもよい。一部の場合において、無人輸送機は、無人航空機である。輸送機は、100cm
3未満の容積のものであってもよい。
【0014】
端末は、携帯式の物体であってもよい。端末からの信号は、受信機で無線で受信され得る。ユーザインターフェースが、端末に提供されてもよい。非一時的なコンピュータ可読媒体は、ユーザインターフェース上にペイロードによって捕捉された画像を表示するためのプログラム命令を含み得る。
【0015】
一部の実装において、ペイロードは、第1の回転軸および第2の回転軸を中心に輸送機または生体に対して可動である。輸送機または生体に対するペイロードの運動は、ペイロードの姿勢を示す追加の信号に応答して生じ得る。輸送機または生体に対してペイロードを動かすことは、ピッチ軸、ロール軸、ヨー軸のうちの1つ以上を中心に生じ得る。輸送機または生体は、固定基準座標系に対してピッチ軸、ロール軸、ヨー軸のうちの1つ以上を中心に可動であり得る。
【0016】
ペイロードおよびキャリアは、互いに分離可能であってもよい。代替として、ペイロードおよびキャリアは、一体的なユニットを形成し得る。
【0017】
さらに、本発明の態様は、ペイロードの位置決めのためのキャリアを対象としてもよく、該キャリアは、輸送機または生体に取着されるように構成されるフレーム組立体であって、ペイロードを支持するようにさらに構成され、ペイロードが1つ以上の回転軸を中心にフレーム組立体の作動を介して輸送機または生体に対して可動である、フレーム組立体と、輸送機または生体、フレーム組立体、およびペイロードに対して遠隔の端末から信号を受信するように構成される受信機であって、該信号が端末の姿勢を示す、受信機と、受信機と通信している1つ以上のアクチュエータであって、フレーム組立体の1つ以上の部分を作動するように構成され、それによって信号に応答して、1つ以上の回転軸を中心に輸送機または生体に対してペイロードを動かす1つ以上のアクチュエータと、を備える。
【0018】
一部の実施形態において、ペイロードは、画像捕捉装置である。輸送機は、無人輸送機であってもよい。任意に、無人輸送機は、無人航空機であってもよい。輸送機は、100cm
3未満の容積のものであってもよい。輸送機は、15kg未満の重量であってもよい。
【0019】
受信機は、端末と無線で通信するように構成され得る。端末は、携帯式の物体であってもよい。
【0020】
1つ以上のアクチュエータは、第1の回転軸および第2の回転軸を中心に輸送機または生体に対してペイロードを動かすように構成され得る。1つ以上のアクチュエータは、ペイロードの姿勢を示す信号に応答して輸送機または生体に対してペイロードを動かすように構成され得る。1つ以上のアクチュエータは、ピッチ軸、ロール軸、ヨー軸のうちの1つ以上を中心に輸送機または生体に対してペイロードを動かすように構成され得る。
【0021】
ペイロードの位置決めを制御するためのシステムが、本発明のさらなる態様に従って提供され得る。システムは、輸送機または生体上のキャリアであって、ペイロードを支持し、ペイロードが1つ以上の回転軸を中心にキャリアを介して輸送機または生体に対して可動であるキャリアと、輸送機または生体、キャリア、およびペイロードに対して遠隔の端末であって、端末の姿勢を示す信号を提供するように構成される、端末と、信号に応答して、1つ以上の回転軸を中心に輸送機または生体に対してペイロードを動かすように構成されるキャリアの1つ以上のアクチュエータと、を備え得る。
【0022】
ペイロードは、画像捕捉装置であってもよい。一部の実施形態において、輸送機は、無人輸送機である。無人輸送機は、無人航空機であってもよい。輸送機は、15kg未満の重量であってもよい。
【0023】
一部の実装に従って、端末は、携帯式の物体であってもよい。端末は、受信機と無線で通信し得る。端末は、ユーザインターフェースを有し得る。ユーザインターフェースは、ペイロードによって捕捉された画像を表示し得る。
【0024】
ペイロードは、輸送機または生体に対して第1の回転軸および第2の回転軸を中心に可動であってもよい。キャリアの1つ以上のアクチュエータは、ペイロードの姿勢を示す信号に応答して輸送機または生体に対してペイロードを動かすように構成され得る。ペイロードは、輸送機または生体に対してピッチ軸、ロール軸、ヨー軸のうちの1つ以上を中心に可動であってもよい。輸送機または生体は、固定基準座標系に対してピッチ軸、ロール軸、ヨー軸のうちの1つ以上を中心に可動であってもよい。
【0025】
任意に、ペイロードおよびキャリアは、互いに分離可能である。代替として、ペイロードおよびキャリアは、一体化ユニットを形成する。
【0026】
本発明の態様はまた、ペイロードの位置決めを制御する方法を対象としてもよく、該方法は、キャリアによって可動物体上で支持されるペイロードであって、1つ以上の回転軸を中心にキャリアを介して可動物体に対して回転可能であり、可動物体は標的に対して可動である、ペイロードを提供することと、キャリアまたは可動物体上に位置付けられる受信機で、可動物体、キャリア、およびペイロードに対して遠隔の端末から端末の姿勢を示す信号を受信することと、プロセッサを利用し、信号に応答して(1)可動物体に対してペイロードを回転させるかどうか、および(2)標的に対して可動物体を動かすかどうかを決定することと、該決定に応答して(1)キャリアの作動を介して可動物体に対してペイロード、または(2)標的に対して可動物体のうちの少なくとも1つを動かすことと、を含む。
【0027】
ペイロードは、画像捕捉装置であってもよく、標的は、画像捕捉装置によって撮像された視界であってもよい。方法は、端末の姿勢を問わず、視界の大きさを制御することを含み得る。視界の大きさは、端末上に表示されるユーザインターフェースのタッチインタラクションを介して制御され得る。
【0028】
一部の実施形態において、ペイロードは、モータを利用して1つ以上の回転軸を中心に標的に対して回転する。1つ以上の軸は、ピッチ軸、ロール軸、またはヨー軸のうちの1つ以上から選択され得る。可動物体は、1つ以上の回転軸を中心に標的に対して回転し得る。1つ以上の回転軸は、ピッチ軸、ロール軸、ヨー軸のうちの1つ以上から選択される。可動物体は、1つ以上の可動物体のモータの作動を介して標的に対して動かされ得る。1つ以上の可動物体のモータの作動は、可動物体の上昇を提供する1つ以上の回転可能な翼の運動を生じ得る。
【0029】
可動物体は、無人航空機であってもよい。
【0030】
一部の実施形態において、決定は、該キャリアにおいて該プロセッサによって行われる。代替として、決定は、該端末で該プロセッサによって行われ得る。一部の場合において、該決定は、端末およびキャリアと通信している外部装置で該プロセッサによって行われ得る。
【0031】
本発明の態様は、キャリアによって可動物体上で支持されるペイロードの位置決めを制御するためのプログラム命令を含む非一時的なコンピュータ可読媒体を提供してもよく、ペイロードは1つ以上の回転軸を中心にキャリアを介して可動物体に対して回転可能であり、可動物体は標的に対して可動であり、該コンピュータ可読媒体は、端末の姿勢を示す信号を分析するためのプログラム命令であって、該信号がキャリアまたは可動物体上に位置付けられる受信機によって可動物体、キャリア、およびペイロードに対して遠隔の端末から受信されるプログラム命令と、プロセッサを利用して、分析された信号に応答して(1)可動物体に対してペイロードを回転させるかどうか、および(2)標的に対して可動物体を動かすかどうかを決定するためのプログラム命令と、該決定に応答して(1)キャリアの作動を介する可動物体に対するペイロード、または(2)標的に対する可動物体のうちの少なくとも1つの運動をもたらすためのプログラム命令と、を含む。
【0032】
ペイロードは、画像捕捉装置であってもよく、標的は、画像捕捉装置によって撮像される視界であってもよい。非一時的なコンピュータ可読媒体は、端末の姿勢を問わず、視界の大きさを制御するためのプログラム命令を含み得る。非一時的なコンピュータ可読媒体はまた、端末上に表示されるユーザインターフェースのタッチインタラクションを介して視界の大きさを制御するためのプログラム命令を含む。
【0033】
一部の実施形態において、ペイロードは、ピッチ軸、ロール軸、またはヨー軸のうちの1つ以上を中心に標的に対して回転する。非一時的なコンピュータ可読媒体は、1つ以上の回転軸を中心に標的に対して可動物体の回転をもたらすためのプログラム命令を含み得る。1つ以上の回転軸は、ピッチ軸、ロール軸、ヨー軸のうちの1つ以上から選択され得る。非一時的なコンピュータ可読媒体は、1つ以上の可動物体のモータの作動を介して標的に対して可動物体の運動をもたらすためのプログラム命令をさらに含む。1つ以上の可動物体のモータの作動は、可動物体の上昇を提供する1つ以上の回転可能な翼の運動を生じ得る。
【0034】
可動物体は、無人航空機であってもよい。
【0035】
一部の実装において、決定は、該キャリアにおいて該プロセッサによって行われる。他の実装において、決定は、該端末において該プロセッサによって行われ得る。代替として、該決定は、端末およびキャリアと通信している外部装置で該プロセッサによって行われ得る。
【0036】
ペイロードの位置決めを制御するためのシステムが、本発明のさらなる態様に従って提供され得る。システムは、ペイロードを支持する可動物体上のキャリアであって、ペイロードが1つ以上の回転軸を中心にキャリアを介して可動物体に対して回転可能であり、可動物体が標的に対して可動である、キャリアと、可動物体、キャリア、およびペイロードに対して遠隔の端末から信号を受信するように構成され、該信号が端末の姿勢を示す、受信機と、信号に応答して(1)可動物体に対してペイロードを回転させるかどうか、および(2)標的に対して可動物体を動かすかどうかを決定するプロセッサと、該決定に応答して(1)キャリアの作動を介して可動物体に対するペイロード、または(2)標的に対する可動物体、のうちの少なくとも1つを作動するように構成される、プロセッサと通信している1つ以上のアクチュエータと、を備え得る。
【0037】
ペイロードは、画像捕捉装置であってもよく、標的は、画像捕捉装置によって撮像される視界であってもよい。一部の実施形態において、視界の大きさは、端末の姿勢を問わず制御される。視界の大きさは、端末上に表示されるユーザインターフェースのタッチインタラクションを介して制御され得る。
【0038】
ペイロードは、1つ以上の回転軸を中心に標的に対して動かされ得る。1つ以上のアクチュエータは、キャリアの少なくとも一部分を回転軸を中心に回転させる1つ以上のモータであり得る。回転軸は、ピッチ軸、ロール軸、またはヨー軸であってもよい。可動物体は、1つ以上の回転軸を中心に標的に対して回転可能であってもよい。1つ以上の回転軸は、ピッチ軸、ロール軸、ヨー軸のうちの1つ以上から選択され得る。可動物体は、1つ以上の可動物体のモータの作動を介して標的に対して可動であり得る。1つ以上の可動物体のモータの作動は、可動物体の上昇を提供する1つ以上の回転可能な翼の運動を生じ得る。
【0039】
一部の実施形態において、可動物体は、無人航空機である。
【0040】
任意に、該プロセッサは、該キャリアにある。別の実施例において、該プロセッサは、該端末にある。さもなければ、該プロセッサは、端末およびキャリアと通信している外部装置にあってもよい。
【0041】
さらに、本発明の態様は、画像捕捉装置を制御する方法を対象とし得、該方法は、キャリアによって可動物体上で支持される画像捕捉装置であって、キャリアを介して可動物体に対して可動であり、可動物体が標的に対して可動である、画像捕捉装置を提供することと、キャリアまたは可動物体上に位置付けられる受信機で、可動物体、キャリア、および画像捕捉装置に対して遠隔の端末からユーザと端末のユーザインターフェースとの間のタッチインタラクションを示す信号を受信することと、プロセッサを利用して、信号に応答して(1)可動物体に対して画像捕捉装置を動かすかどうか、または画像捕捉装置の焦点距離を調整するかどうか、および(2)標的に対して可動物体を動かすかどうかを決定することと、該決定に応答して(1)キャリアの作動を介して可動物体に対するペイロードの運動、(2)画像捕捉装置の焦点距離の調整、または(3)標的に対する可動物体の運動のうちの少なくとも1つをもたらすこととを含む。
【0042】
標的は、画像捕捉装置によって撮像される視界であってもよい。視界の大きさは、該信号に基づいて制御され得る。信号は、ユーザインターフェース上での指のつまみまたは拡張を示し得る。方法は、該信号に基づいて、視界の配置を制御することを含み得る。信号は、ユーザインターフェースを横切る指のスワイプを示し得る。
【0043】
方法は、ユーザインターフェース上に画像捕捉装置によって撮像される視界を表示することをさらに含み得る。方法はまた、指のつまみ、拡張、またはスワイプを介してユーザインターフェース上に表示される画像を変更することによって、タッチインタラクションを示す該信号を生成することを含み得る。
【0044】
画像捕捉装置は、1つ以上の回転軸を中心に可動物体に対して動かされ得る。画像捕捉装置は、キャリアのモータを利用して動かされ得る。可動物体は、1つ以上の回転軸を中心に標的に対して回転し得る。可動物体は、1つ以上の可動物体のモータの作動を介して標的に対して動かされ得る。1つ以上の可動物体のモータの作動は、可動物体の上昇を提供する1つ以上の回転可能な翼の運動を生じ得る。
【0045】
可動物体は、無人航空機であってもよい。
【0046】
一部の実施形態において、決定は、該キャリアにおいて該プロセッサによって行われる。他の実施形態において、該決定は、該端末で該プロセッサによって行われる。該決定は、代替として、端末およびキャリアと通信している外部装置で該プロセッサによって行われてもよい。
【0047】
本発明の態様はまた、キャリアによって可動物体上で支持される画像捕捉装置を制御するためのプログラム命令を含む非一時的なコンピュータ可読媒体を含んでもよく、画像捕捉装置はキャリアを介して可動物体に対して可動であり、可動物体は標的に対して可動であり、該コンピュータ可読媒体は、ユーザと端末のユーザインターフェースとの間のタッチインタラクションを示す信号を分析するためのプログラム命令であって、該信号がキャリアまたは可動物体上に位置付けられる受信機によって、可動物体、キャリア、および画像捕捉装置に対して遠隔の端末から受信される、プログラム命令と、プロセッサを利用し、分析された信号に応答して(1)可動物体に対して画像捕捉装置を動かすかどうか、または画像捕捉装置の焦点距離を調整するかどうか、および(2)標的に対して可動物体を動かすかどうかを決定するためのプログラム命令と、該決定に応答する(1)キャリアの作動を介して可動物体に対するペイロードの運動、(2)画像捕捉装置の焦点距離の調整、または(3)標的に対する可動物体の運動のうちの少なくとも1つをもたらすためのプログラム命令と、を含む。
【0048】
標的は、画像捕捉装置によって撮像される視界であってもよい。非一時的なコンピュータ可読媒体は、該信号に基づいて視界の大きさを制御するためのプログラム命令を含み得る。信号は、ユーザインターフェース上の指のつまみまたは拡張を示し得る。非一時的なコンピュータ可読媒体は、該信号に基づいて視界の配置を制御するためのプログラム命令をさらに含み得る。信号は、ユーザインターフェースを横切る指のスワイプを示し得る。
【0049】
非一時的なコンピュータ可読媒体は、ユーザインターフェース上に画像捕捉装置によって撮像される視界を表示するためのプログラム命令を含み得る。プログラム命令はまた、指のつまみ、拡張、またはスワイプを介してユーザインターフェース上に表示される画像を変更することによって、タッチインタラクションを示す該信号を生成するために提供され得る。
【0050】
画像捕捉装置は、1つ以上の回転軸を中心に可動物体に対して動かされ得る。可動物体は、1つ以上の回転軸を中心に標的に対して回転し得る。非一時的なコンピュータ可読媒体は、可動物体の上昇を提供する1つ以上の回転可能な翼の運動を生じるための1つ以上の可動物体のモータの作動をもたらすためのプログラム命令を含み得る。
【0051】
可動物体は、無人航空機であってもよい。
【0052】
任意に、該決定は、該キャリアで該プロセッサによって行われる。他の場合において、該決定は、該端末で該プロセッサによって行われる。代替として、該決定は、端末およびキャリアと通信している外部装置で該プロセッサによって行われる。
【0053】
画像捕捉装置を制御するためのシステムは、本発明の他の態様に従って提供され、該システムは、画像捕捉装置を支持する可動物体上のキャリアであって、画像捕捉装置がキャリアを介して可動物体に対して可動であり、可動物体が標的に対して可動である、キャリアと、可動物体、キャリア、および画像捕捉装置に対して遠隔の端末から信号を受信するように構成され、該信号がユーザと端末のユーザインターフェースとの間のタッチインタラクションを示す、受信機と、信号に応答して(1)可動物体に対して画像捕捉装置を動かすかどうか、または画像捕捉装置の焦点距離を調整するかどうか、および(2)標的に対して可動物体を動かすかどうかを決定するプロセッサと、該決定に応答する(1)キャリアの作動を介して可動物体に対する画像捕捉装置の運動、(2)画像捕捉装置の焦点距離の調整、または(3)標的に対する可動物体の運動、のうちの少なくとも1つを作動するように構成される、プロセッサと通信している1つ以上のアクチュエータと、を備える。
【0054】
標的は、画像捕捉装置によって撮像される視界であってもよい。視界の大きさは、該信号に基づいて制御され得る。信号は、ユーザインターフェース上の指のつまみまたは拡張を示し得る。視界の配置は、該信号に基づいて制御され得る。信号は、ユーザインターフェースを横切る指のスワイプを示し得る。
【0055】
ユーザインターフェースは、画像捕捉装置によって撮像される視界を表示し得る。タッチインタラクションを示す信号は、指のつまみ、拡張、またはスワイプを介してユーザインターフェース上に表示される画像を変更することによって生成され得る。
【0056】
画像捕捉装置は、1つ以上の回転軸を中心に可動物体に対して動かされ得る。可動物体は、1つ以上の回転軸を中心に標的に対して動かされ得る。一部の実施形態において、アクチュエータは、キャリアの少なくとも一部分を回転軸を中心に回転させるモータである。可動物体は、1つ以上の回転軸を中心に標的に対して回転可能であってもよい。可動物体は、1つ以上の可動物体のモータの作動を介して標的に対して動かされ得る。1つ以上の可動物体のモータの作動は、可動物体の上昇を提供する1つ以上の回転可能な翼の運動を生じ得る。
【0057】
一部の実装において、可動物体は、無人航空機である。
【0058】
プロセッサは、該キャリアで提供され得る。他の場合において、プロセッサは、該端末にある。代替として、プロセッサは、端末およびキャリアと通信している外部装置にある。
【0059】
本発明の態様はまた、ペイロードの位置決めを制御する方法を含んでもよく、該方法は、輸送機または生体上でキャリアによって支持されるペイロードであって、1つ以上の回転軸を中心に可動である、ペイロードを提供することと、キャリアまたは輸送機上に位置付けられる受信機で、ユーザに着用されるように構成され、端末をユーザの身体の一部分に固定するための伸張部分を有し、輸送機または生体、キャリア、およびペイロードに対して遠隔の端末から、端末の姿勢を示す信号を受信することと、信号に応答して、1つ以上の回転軸を中心にペイロードを動かすことと、を含む。
【0060】
端末は、ユーザの頭部に着用されるように構成されてもよく、伸張部分は、ユーザの頭部に端末を固定する。端末は、ヘルメットであってもよい。端末は、ユーザの鼻および/または耳によって支持され得る。端末は、手袋の形を成していてもよい。
【0061】
ペイロードは、画像捕捉装置であってもよい。
【0062】
一部の実施形態において、輸送機は、無人航空機である。
【0063】
生体は、哺乳動物である。生体は、人間であってもよい。一部の場合において、生体は、動物である。生体は、実質的に可動性であってもよい。
【0064】
一部の実施形態において、ペイロードを動かすことは、キャリアの作動を介して輸送機または生体に対してペイロードを動かすことを含む。ペイロードを動かすことは、1つ以上の回転軸を中心に輸送機を動かすことを含み得る。
【0065】
本発明の態様に従って、輸送機または生体上でキャリアによって支持されるペイロードの位置決めを制御するためのプログラム命令を含む非一時的なコンピュータ可読媒体が提供されてもよく、ペイロードは1つ以上の回転軸を中心に可動である。コンピュータ可読媒体は、端末の姿勢を示す信号を分析するためのプログラム命令であって、該信号がキャリアまたは輸送機上に位置付けられる受信機で、ユーザに着用されるように構成され、端末をユーザの身体の一部分に固定するための伸張部分を有し、輸送機または生体、キャリア、およびペイロードに対して遠隔の端末から受信されるプログラム命令と、
分析された信号に応答して1つ以上の回転軸を中心にペイロードの運動をもたらすためのプログラム命令と、を含み得る。
【0066】
端末は、ユーザの頭部に着用されるように構成されてもよく、伸張部分は、ユーザの頭部に端末を固定する。端末は、ヘルメットであってもよい。端末は、ユーザの鼻および/または耳によって支持され得る。端末は、手袋の形を成していてもよい。
【0067】
ペイロードは、画像捕捉装置であってもよい。
【0068】
輸送機は、無人航空機であってもよい。
【0069】
生体は、哺乳動物である。生体は、人間であってもよい。一部の場合において、生体は、動物である。生体は、実質的に可動性であってもよい。
【0070】
一部の実施形態において、ペイロードの運動をもたらすためのプログラム命令は、キャリアの作動を介して輸送機または生体に対するペイロードの運動をもたらすためのプログラム命令を含む。ペイロードの運動をもたらすためのプログラム命令は、1つ以上の回転軸を中心に輸送機の運動をもたらすためのプログラム命令を含み得る。
【0071】
さらに、本発明の態様は、ペイロードの位置決めを制御するためのシステムを含むことができ、該システムは、ペイロードを支持する輸送機または生体上のキャリアであって、ペイロードが1つ以上の回転軸を中心に可動である、キャリアと、ユーザに着用されるように構成され、端末をユーザの身体の一部分に固定するための伸張部分を有し、輸送機または生体、キャリア、およびペイロードに対して遠隔の端末からの信号であって、該端末の姿勢を示す信号を受信するように構成される、受信機と、信号に応答して、1つ以上の回転軸を中心にペイロードを動かすように構成される、受信機と通信している1つ以上のアクチュエータと、を備える。
【0072】
端末は、ユーザの頭部に着用されるように構成されてもよく、伸張部分は、ユーザの頭部に端末を固定する。端末は、ヘルメットであってもよい。端末は、ユーザの鼻および/または耳によって支持され得る。端末は、手袋の形を成していてもよい。
【0073】
ペイロードは、画像捕捉装置であってもよい。
【0074】
一部の実施形態において、輸送機は、無人航空機である。
【0075】
生体は、哺乳動物である。生体は、人間であってもよい。一部の場合において、生体は、動物である。生体は、実質的に可動性であってもよい。
【0076】
1つ以上のアクチュエータは、輸送機または生体に対してペイロードを動かすように構成され得る。1つ以上のアクチュエータは、1つ以上の回転軸を中心に輸送機を動かすように構成されてもよい。
【0077】
一部の態様において、本発明は、ペイロードの位置決めを制御する方法を含み得、該方法は、輸送機または生体上でキャリアによって支持されるペイロードであって、1つ以上の回転軸を中心に可動であるペイロードを提供することと、キャリアまたは輸送機上に位置付けられる受信機で、可動物体、キャリア、およびペイロードに対して遠隔の端末の画像捕捉装置から画像捕捉装置によって捕捉された画像を示す信号を受信することと、信号に応答して1つ以上の回転軸を中心にペイロードを動かすことと、を含む。
【0078】
ペイロードは、別の画像捕捉装置であってもよい。
【0079】
一部の実施形態において、輸送機は、無人航空機である。
【0080】
画像捕捉装置は、端末に組み込まれ得る。代替として、画像捕捉装置は、端末から物理的に独立してもよく、端末と通信している。
【0081】
一部の実施形態において、信号は、端末のユーザによる眼球運動を示す。他の実装において、信号は、端末のユーザによる身振りを示す。信号は、端末のユーザの顔の表情を示し得る。
【0082】
ペイロードを動かすことは、キャリアの作動を介して輸送機または生体に対してペイロードを動かすことを含み得る。ペイロードを動かすことは、1つ以上の回転軸を中心に輸送機を動かすことを含んでもよい。
【0083】
方法は、受信機で、聴覚センサによって捕捉された聴覚信号を示す信号を受信することを含む。
【0084】
本発明のさらなる態様は、輸送機または生体上でキャリアによって支持されるペイロードの位置決めを制御するためのプログラム命令を含む非一時的なコンピュータ可読媒体を対象としてもよく、ペイロードは1つ以上の回転軸を中心に可動であり、該コンピュータ可読媒体は、端末の画像捕捉装置によって捕捉された画像を示す信号を分析するためのプログラム命令であって、該信号が、可動物体、キャリア、およびペイロードに対して遠隔の端末の画像捕捉装置からキャリアまたは輸送機上に位置付けられる受信機によって受信されるプログラム命令と、分析された信号に応答して、1つ以上の回転軸を中心にペイロードの運動をもたらすためのプログラム命令と、を含む。
【0085】
ペイロードは、別の画像捕捉装置であってもよい。
【0086】
一部の実施形態において、輸送機は、無人航空機である。
【0087】
画像捕捉装置は、端末に組み込まれ得る。代替として、画像捕捉装置は、端末から物理的に独立してもよく、端末と通信している。
【0088】
一部の実施形態において、信号は、端末のユーザによる眼球運動を示す。他の実装において、信号は、端末のユーザによる身振りを示す。信号は、端末のユーザの顔の表情を示し得る。
【0089】
ペイロードの運動をもたらすためのプログラム命令は、キャリアの作動を介して輸送機または生体に対してペイロードを動かすためのプログラム命令を含み得る。ペイロードの運動をもたらすためのプログラム命令は、1つ以上の回転軸を中心に輸送機を動かすためのプログラム命令を含んでもよい。
【0090】
非一時的なコンピュータ可読媒体は、聴覚センサによって捕捉された聴覚信号を示す信号を分析するためのプログラム命令を含んでもよく、該信号は受信機によって受信される。
【0091】
本発明の態様に従って、システムは、ペイロードの位置決めを制御するために提供されてもよく、該システムは、ペイロードを支持する、輸送機または生体上のキャリアであって、ペイロードが1つ以上の回転軸を中心に可動である、キャリアと、可動物体、キャリア、およびペイロードに対して遠隔の端末から信号を受信するように構成される受信機であって、該信号が端末の画像捕捉装置によって捕捉された画像を示す、受信機と、信号に応答して、1つ以上の回転軸を中心にペイロードを動かすように構成される、受信機と通信している1つ以上のアクチュエータと、を備える。
【0092】
ペイロードは、別の画像捕捉装置であってもよい。
【0093】
一部の実施形態において、輸送機は、無人航空機である。
【0094】
画像捕捉装置は、端末に組み込まれ得る。代替として、画像捕捉装置は、端末から物理的に独立してもよく、端末と通信している。
【0095】
一部の実施形態において、信号は、端末のユーザによる眼球運動を示す。他の実装において、信号は、端末のユーザによる身振りを示す。信号は、端末のユーザの顔の表情を示し得る。
【0096】
1つ以上のアクチュエータは、輸送機または生体に対してペイロードを動かすように構成され得る。1つ以上のアクチュエータは、1つ以上の回転軸を中心に輸送機を動かすように構成され得る。受信機は、聴覚センサによって捕捉された聴覚信号を示す信号を受信するように構成され得る。
【0097】
また、本発明の態様は、キャリアによって可動物体上で支持されるペイロードの位置決めを制御する方法を提供することができ、該方法は、キャリアまたは可動物体上に位置付けられる受信機で、端末の姿勢を示すセンサから信号を受信することであって、該端末はペイロードに対して遠隔である、受信することと、端末の姿勢が所定の角度範囲内にあるかどうかを決定することと、端末の姿勢を示す信号に応答してペイロードの回転特性を変化させる、および/または維持することと、を含み、端末の姿勢は、端末の姿勢が所定の範囲内であるときペイロードの第1の回転特性を制御し、端末の姿勢は、端末の姿勢が所定の範囲外であるとき、ペイロードの第2の回転特性を制御する。
【0098】
一部の実施形態において、第1の回転特性は、回転位置である。第2の回転特性は、回転速度であり得る。
【0099】
端末は、携帯式の装置であってもよい。端末は、ユーザの頭部に着用されるように構成されてもよい。端末は、角度の範囲でユーザインターフェースを示すディスプレイおよび角度の範囲内の端末の姿勢の視覚インジケータを含み得る。方法は、ユーザインターフェース上に、所定の範囲として視覚的に識別可能な手段で角度の範囲のサブセットを表示することを含み得る。角度の範囲は、スライダバーとして表示されてもよく、視覚インジケータは、スライダバー内に位置付けられる。
【0100】
一部の場合において、可動物体は、無人航空機である。ペイロードは、画像捕捉装置であってもよい。
【0101】
非一時的なコンピュータ可読媒体は、本発明の態様に従って提供され得る。非一時的なコンピュータ可読媒体は、キャリアによって可動物体上で支持されるペイロードの位置決めを制御するためのプログラム命令を含んでもよく、該コンピュータ可読媒体は、端末の姿勢を示すセンサからの信号を分析するためのプログラム命令であって、該信号がキャリアまたは可動物体上に位置付けられる受信機によって受信され、該端末がペイロードに対して遠隔である、プログラム命令と、端末の姿勢が所定の角度範囲内にあるかどうかを決定するためのプログラム命令と、端末の姿勢を示す信号に応答して、ペイロードの回転特性の変化および/または維持をもたらすためのプログラム命令と、を含み得、端末の姿勢は、端末の姿勢が所定の範囲内であるときペイロードの第1の回転特性を制御し、端末の姿勢は、端末の姿勢が所定の範囲外であるとき、ペイロードの第2の回転特性を制御する。
【0102】
一部の実施形態において、第1の回転特性は、回転位置である。第2の回転特性は、回転速度であり得る。
【0103】
端末は、携帯式の装置であってもよい。端末は、ユーザの頭部に着用されるように構成されてもよい。端末は、角度の範囲でユーザインターフェースを示すディスプレイおよび角度の範囲内の端末の姿勢の視覚インジケータを含み得る。プログラム命令は、ユーザインターフェース上に、所定の範囲として視覚的に識別可能な手段で角度の範囲のサブセットを表示するために提供されてもよい。角度の範囲は、スライダバーとして表示されてもよく、視覚インジケータは、スライダバー内に位置付けられる。
【0104】
一部の場合において、可動物体は、無人航空機である。ペイロードは、画像捕捉装置であってもよい。
【0105】
本発明のさらなる態様は、ペイロードの位置決めを制御する方法を含んでもよく、該方法は、端末のユーザインターフェース上に、端末を介してオンまたはオフにされるペイロード位置の制御をもたらす少なくとも1つのビジュアルセレクタを表示することと、端末で、端末の姿勢を示すセンサから信号を受信することと、端末のユーザインターフェース上に第1の領域および第1の領域から視覚的に識別可能な第2の領域を有する少なくとも1つの姿勢範囲インジケータを表示することであって、該姿勢範囲インジケータは、該信号に応答して、端末の姿勢の視覚インジケータを有する、表示することと、を含む。
【0106】
ビジュアルセレクタは、ユーザが選択または選択解除するオン・オフボタンであってもよく、それによって、端末を介するペイロードの制御をそれぞれオンまたはオフにする。
【0107】
ペイロードは、画像捕捉装置であってもよい。ペイロードは、可動物体上でキャリアによって支持され得る。可動物体は、無人航空機であってもよい。
【0108】
方法は、ユーザがタッチスクリーンを介してユーザインターフェースと交流することを可能にすることを含んでもよい。方法は、追加のビジュアルセレクタを表示することをさらに含んでもよく、少なくとも1つのビジュアルセレクタは、ピッチ回転に関してペイロードの制御をオンおよびオフにし、および追加のビジュアルセレクタは、ロール回転に関してペイロードの制御をオンおよびオフにする。ペイロードの姿勢の視覚インジケータは、ペイロードのピッチ角を示し得る。方法は、第1の領域および第1の領域から視覚的に識別可能な第2の領域を有する追加の姿勢範囲インジケータを表示することをさらに含んでもよく、該姿勢範囲インジケータは、該信号に応答して、ペイロードのロール角の視覚インジケータを有する。
【0109】
ペイロードの位置決めを制御するためのプログラム命令を含む非一時的なコンピュータ可読媒体であって、該コンピュータ可読媒体は、端末のユーザインターフェース上に、端末を介してオンまたはオフにされるペイロード位置の制御をもたらす少なくとも1つのビジュアルセレクタを表示するためのプログラム命令と、端末の姿勢を示すセンサから信号を分析するためのプログラム命令であって、該信号が端末から受信される、プログラム命令と、端末のユーザインターフェース上に第1の領域および第1の領域から視覚的に識別可能な第2の領域を有する少なくとも1つの姿勢範囲インジケータを表示するためのプログラム命令であって、該姿勢範囲インジケータが、該信号に応答して、端末の姿勢の視覚インジケータを有する、プログラム命令と、を含む。
【0110】
ビジュアルセレクタは、ユーザが選択または選択解除するオン・オフボタンであってもよく、それによって、端末を介するペイロードの制御をそれぞれオンまたはオフにする。
【0111】
ペイロードは、画像捕捉装置であってもよい。ペイロードは、可動物体上でキャリアによって支持され得る。可動物体は、無人航空機であってもよい。
【0112】
非一時的なコンピュータ可読媒体は、タッチスクリーンを介してユーザインターフェースとのユーザインタラクションを分析するためのプログラム命令を含んでもよい。非一時的なコンピュータ可読媒体はまた、追加のビジュアルセレクタを表示するためのプログラム命令を含んでもよく、少なくとも1つのビジュアルセレクタは、ピッチ回転に関してペイロードの制御をオンおよびオフにし、および追加のビジュアルセレクタは、ロール回転に関してペイロードの制御をオンおよびオフにする。ペイロードの姿勢の視覚インジケータは、ペイロードのピッチ角を示し得る。非一時的なコンピュータ可読媒体は、第1の領域および第1の領域から視覚的に識別可能な第2の領域を有する追加の姿勢範囲インジケータを表示するためのプログラム命令を含んでもよく、該姿勢範囲インジケータは、該信号に応答して、ペイロードのロール角の視覚インジケータを有する。
【0113】
本発明の態様はまた、ペイロードの位置決めを制御するための端末を対象としてもよく、該端末は、端末のユーザインターフェースを示すディスプレイであって、該ユーザインターフェースが、端末を介してオンまたはオフにされるペイロード位置の制御をもたらす少なくとも1つのビジュアルセレクタを示す、ディスプレイと、端末の姿勢を示すセンサから信号を受信するように構成される受信機と、を含み、ユーザインターフェースは、さらに第1の領域および第1の領域から視覚的に識別可能な第2の領域を有する少なくとも1つの姿勢範囲インジケータを表示し、該姿勢範囲インジケータは、該信号に応答して、端末の姿勢の視覚インジケータを有する。
【0114】
ビジュアルセレクタは、ユーザが選択または選択解除するオン・オフボタンであってもよく、それによって、端末を介するペイロードの制御をそれぞれオンまたはオフにする。ディスプレイは、タッチスクリーンであってもよく、ユーザは、タッチスクリーンを介してユーザインターフェースと交流することができる。ユーザインターフェースは、追加のビジュアルセレクタをさらに示してもよく、少なくとも1つのビジュアルセレクタは、ピッチ回転に関してペイロードの制御をオンおよびオフにし、および追加のビジュアルセレクタは、ロール回転に関してペイロードの制御をオンおよびオフにする。ペイロードの姿勢の視覚インジケータは、ペイロードのピッチ角を示し得る。ユーザインターフェースは、第1の領域および第1の領域から視覚的に識別可能な第2の領域を有する追加の姿勢範囲インジケータをさらに示してもよく、該姿勢範囲インジケータは、該信号に応答して、ペイロードのロール角の視覚インジケータを有する。
【0115】
端末は、ユーザがユーザインターフェースと交流するときに、ユーザの画像を捕捉するように構成される画像捕捉装置を有し得る。端末はまた、ユーザが端末と交流するときに、ユーザからの聴覚信号を捕捉するように構成される聴覚センサを有し得る。端末は、携帯式であってもよい。
【0116】
さらに、本発明の態様は、ペイロードの位置決めを制御する方法を含んでもよく、該方法は、輸送機または生体上でキャリアによって支持されるペイロードであって、1つ以上の回転軸を中心にキャリアを介して輸送機または生体に対して可動であり、キャリアが1つ以上のフレーム部分および1つ以上のアクチュエータを含む、ペイロードを提供することと、キャリアまたは輸送機上に位置付けられる受信機で、輸送機または生体、キャリア、およびペイロードに対して遠隔の端末から信号を受信することと、信号に応答して、キャリアの1つ以上のアクチュエータによって駆動される1つ以上のフレーム部分の運動を介して1つ以上の回転軸を中心に輸送機または生体に対してペイロードを動かすことと、を含む。
【0117】
1つ以上のフレーム部分は、ジンバルであってもよい。1つ以上のフレーム部分は、直交の旋回軸で互いに接合する3つのジンバルであってもよい。
【0118】
一部の実施形態において、輸送機は、無人航空機である。
【0119】
端末からの信号は、端末の姿勢を示し得る。端末からの信号は、端末のユーザによる入力を示し得る。
【0120】
非一時的なコンピュータ可読媒体は、本発明の態様に従って提供されてもよく、該非一時的なコンピュータ可読媒体は、輸送機または生体上でキャリアによって支持されるペイロードの位置決めを制御するためのプログラム命令を含み、ペイロードは1つ以上の回転軸を中心にキャリアを介して輸送機または生体に対して可動であり、キャリアは1つ以上のフレーム部分および1つ以上のアクチュエータを備え、該コンピュータ可読媒体は、端末の姿勢を示す信号を分析するためのプログラム命令であって、該信号がキャリアまたは輸送機上に位置付けられる受信機によって、輸送機または生体、キャリア、およびペイロードに対して遠隔の端末から受信される、プログラム命令と、信号に応答して、キャリアの1つ以上のアクチュエータによって駆動される1つ以上のフレーム部分の運動を介して1つ以上の回転軸を中心に輸送機または生体に対してペイロードの運動をもたらすためのプログラム命令と、を含む。
【0121】
1つ以上のフレーム部分は、ジンバルであってもよい。1つ以上のフレーム部分は、直交の旋回軸で互いに接合する3つのジンバルであってもよい。輸送機は、無人航空機であってもよい。
【0122】
端末からの信号は、端末の姿勢を示し得る。一部の実施形態において、端末からの信号は、端末のユーザによる入力を示す。
【0123】
本発明の態様に従って、ペイロードの位置決めのためのキャリアが提供されてもよい。キャリアは、輸送機または生体に取着されるように構成される1つ以上のフレーム部分であって、ペイロードを支持するようにさらに構成され、ペイロードが1つ以上の回転軸を中心に1つ以上のフレーム部分の作動を介して輸送機または生体に対して可動である、1つ以上のフレーム部分と、輸送機または生体、フレーム組立体、およびペイロードに対して遠隔の端末から信号を受信するように構成される受信機と、1つ以上のフレーム部分を作動するように構成され、それによって信号に応答して、1つ以上の回転軸を中心に輸送機または生体に対してペイロードを動かす、受信機と通信している1つ以上のアクチュエータと、を備え得る。
【0124】
1つ以上のフレーム部分は、ジンバルであってもよい。1つ以上のフレーム部分は、直交の旋回軸で互いに接合する3つのジンバルであってもよい。
【0125】
一部の場合において、輸送機は、無人航空機である。
【0126】
端末からの信号は、端末の姿勢を示し得る。端末からの信号は、任意に端末のユーザによる入力を示し得る。
【0127】
本開示の一態様は、端末を介してユーザの位置に対応する状態信号を受信することと、状態信号に基づいて、可動物体上に担持される搭載物の状態を遠隔制御することと、を含む、遠隔制御方法であり、搭載物の状態は、可動物体に対する搭載物の運動およびその環境に対する物体の運動を重ね合わせた結果である。
【0128】
一部の実施形態において、搭載物は、キャリアを含み、状態信号に基づいて搭載物の状態を制御することは、状態信号に基づいてキャリアの状態を制御することである。
【0129】
一部の実施形態において、搭載物は、ペイロードをさらに含み、ペイロードは、キャリアに連結し、状態信号に基づいてキャリアの状態を制御することは、キャリアに対するペイロードの状態、可動物体に対するキャリアの状態、およびその環境に対する可動物体の状態の重ね合わせを制御することを含む。
【0130】
一部の実施形態において、可動物体は航空機であり、キャリアは、指向および安定化が可能な架台頭部であり、ペイロードはカメラである。
【0131】
一部の実施形態において、搭載物は、ペイロードを含み、状態信号に基づいて搭載物の状態を制御することは、ペイロードの状態の重ね合わせを制御することを含み、ペイロードの状態は、可動物体に対するペイロードの状態およびその環境に対する可動物体の状態の重ね合わせである。
【0132】
一部の実施形態において、端末は、ユーザの状態に対応する状態信号を生成するように構成される内蔵されたまたは付加された状態センサを含む。
【0133】
一部の実施形態において、センサは、慣性計測装置、加速度センサ、角速度センサ、もしくは磁力計、または姿勢基準システムである。
【0134】
一部の実施形態において、端末は多機能携帯電話、タブレットコンピュータ、または専用の録画可能遠隔制御である。
【0135】
一部の実施形態において、端末の状態は、相対的または絶対的なピッチ、ヨー、およびロールを含み、端末の状態は、物品の相対的および絶対的なピッチ、ヨー、およびロールに対応する。
【0136】
一部の実施形態において、受信される信号は、ユーザの頭部運動に対応する状態信号であり、端末は、眼鏡またはヘルメットを含む。
【0137】
一部の実施形態において、ユーザの状態に対応する状態信号は、画像信号、端末のタッチスクリーンからの接触信号、または音声信号であり、画像信号は、端末に含まれるカメラによって得られるユーザの状態信号であり、得られる状態信号は、タッチスクリーン上のユーザの指のスライド、体位、頭位、ユーザの視覚の向き、またはそれらの組み合わせによって生成されるタッチスクリーン信号を含み、タッチスクリーン信号は、パドリング、円を描く、およびズームイン/ズームアウトを含む異なる手振りによって生成される。
【0138】
一部の実施形態において、ペイロードは、1つ以上のカメラを含み、キャリアに対するペイロードの状態は、1つ以上のカメラの焦点距離を含み、方法は、状態信号を使用して、可動物体と標的との間の距離およびカメラの焦点距離の重ね合わせを制御することをさらに含む。
【0139】
一部の実施形態において、方法は、ユーザの不注意な運動によって生成される状態信号および可動物体の危険な運動を生成し得る状態信号をフィルターを通して取り除くことをさらに含む。
【0140】
本開示の別の態様は、ユーザの状態を感知し、対応する状態信号を生成するセンサと、状態信号を制御信号に変換する信号処理モジュールと、ユーザの位置状態に基づいて可動物体上に担持される搭載物の位置状態を制御するために、直接的または間接的に可動物体に状態信号を伝送する信号伝送モジュールと、制御信号によって生成される結果をフィードバックするヒューマンマシンインターフェースと、を含む端末であり、搭載物の状態は、可動物体に対する搭載物の物品の状態およびその環境に対する可動物体の状態の重ね合わせである。
【0141】
一部の実施形態において、センサは、慣性計測装置、加速度センサ、角速度センサ、もしくは磁力計、または姿勢基準システムである。
【0142】
一部の実施形態において、端末は多機能携帯電話、タブレットコンピュータ、または専用の録画可能遠隔制御である。
【0143】
一部の実施形態において、端末の状態は、相対的または絶対的なピッチ、ヨー、およびロールを含み、端末の状態は、物品の相対的および絶対的なピッチ、ヨー、およびロールに対応する。
【0144】
一部の実施形態において、ユーザの位置状態に対応する位置状態信号は、ユーザの頭部運動に対応する状態信号であり、端末は、眼鏡またはヘルメットを含む。
【0145】
一部の実施形態において、状態信号は、画像信号、端末のタッチスクリーンからの接触信号、または音声信号であり、画像信号は、端末に含まれるカメラによって得られるユーザの状態信号であり、得られる状態信号は、タッチスクリーン上のユーザの指のスライド、体位、頭位、ユーザの視覚の向き、またはそれらの組み合わせによって生成されるタッチスクリーン信号を含み、タッチスクリーン信号は、パドリング、円を描く、およびズームイン/ズームアウトを含む異なる手振りによって生成される。
【0146】
一部の実施形態において、ペイロードは、1つ以上のカメラを含み、キャリアに対するペイロードの状態は、1つ以上のカメラの焦点距離を含み、方法は、状態信号を使用して、可動物体と標的との間の距離およびカメラの焦点距離の重ね合わせを制御することをさらに含む。
【0147】
本開示の別の態様は、ユーザの状態を状態信号に変換することと、状態信号を介して可動物体上に担持される搭載物の状態を制御することと、を含む、遠隔制御方法であり、ユーザの状態は、タッチスクリーン上をスライドするユーザの1つ以上の指のスライド、ユーザの1つ以上の四肢の状態、ユーザの頭部の状態、ユーザの視覚の向き、ユーザの音声、またはそれらの組み合わせであり、ユーザは、端末の状態を制御し、搭載物の状態は、可動物体に対する搭載物の状態、その環境に対する可動物体の状態、ならびに可動物体に対する搭載物の状態およびその環境に対する可動物体の状態の重ね合わせのうちの少なくとも1つである。
【0148】
一部の実施形態において、搭載物は、キャリアおよびペイロードを含み、方法は、キャリアに対するペイロードの状態、可動物体に対するキャリアの状態、およびその環境に対する可動物体の状態の重ね合わせを制御することをさらに含む。
【0149】
一部の実施形態において、端末は、多機能携帯電話またはタブレットコンピュータ、可動物体は、航空機であり、ペイロードは1つ以上のカメラを含み、方法は、多機能携帯電話またはタブレットコンピュータのピッチ、ロール、およびヨーに基づいて航空機またはカメラのピッチ、ロール、およびヨーを制御することをさらに含む。
【0150】
一部の実施形態において、端末は、タッチスクリーン多機能携帯電話またはタブレットコンピュータであり、可動物体は、航空機であり、キャリアは、1つ以上のカメラを備え、方法は、カメラおよび/または航空機の左および右の配向を制御するタッチスクリーン上のユーザの指を左および右にスライドすることをさらに含み、タッチスクリーン上のフィードバック画像はそれに応じてスクロールする。
【0151】
一部の実施形態において、キャリアは、1つ以上のカメラを備え、キャリアに対するペイロードの状態は、カメラの焦点距離を含み、方法は、状態ベクトルに関してカメラの焦点距離を含むことをさらに含み、方法は、ユーザの指によるスライドまたはズームイン/アウトを介して、可動物体と標的との間の距離、カメラの焦点距離、可動物体と標的との間の距離およびカメラの焦点距離の重ね合わせのうちの少なくとも1つを制御することと、対応するフィードバック画像の引き込みおよび押出しを受信すること、のうちの少なくとも1つに対応するユーザの指のスライドズームイン/アウトの身振り制御信号をさらに含む。
【0152】
一部の実施形態において、方法は、端末の状態の変化率を制御することによって搭載物の状態の変化率を制御することをさらに含む。
【0153】
一部の実施形態において、可動物体は、航空機、輸送機、船舶、レバー、支持棒、またはそれらの組み合わせであり、その環境に対する可動物体の状態の制御は、人力、人工知能、または機械的手段を通して達成される。
【0154】
本開示のさらなる態様および利点は、以下の詳細な説明から当業者に容易に明らかになり、本開示の例示的な実施形態のみが、本開示を実施するために企図される最良の形態の例として簡単に示され、説明される。理解されるように、本開示は、他のおよび異なる実施形態が可能であり、そのいくつかの詳細は、すべてが本開示から逸脱することなく、種々の明らかな点において変更が可能である。したがって、図面および説明は、本質的に実例と見なされるべきであり、制限として見なされるべきではない。
【0155】
参照による組み込み
本明細書に記載される全ての刊行物、特許、および特許出願は、各個別の刊行物、特許、または特許出願が、明確かつ個別に参照により組み込まれることが示されているのと同程度に、参照により本明細書に組み込まれる。