特許第6393847号(P6393847)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】6393847
(24)【登録日】2018年8月31日
(45)【発行日】2018年9月19日
(54)【発明の名称】地覆ユニット
(51)【国際特許分類】
   E01D 19/10 20060101AFI20180910BHJP
【FI】
   E01D19/10
【請求項の数】6
【全頁数】17
(21)【出願番号】特願2018-63370(P2018-63370)
(22)【出願日】2018年3月28日
【審査請求日】2018年4月5日
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】392000811
【氏名又は名称】株式会社シラヤマ
(74)【代理人】
【識別番号】100134533
【弁理士】
【氏名又は名称】伊藤 夏香
(74)【代理人】
【識別番号】100186451
【弁理士】
【氏名又は名称】梅森 嘉匡
(72)【発明者】
【氏名】白山 良一
【審査官】 須永 聡
(56)【参考文献】
【文献】 特許第6268250(JP,B1)
【文献】 特開昭48−062236(JP,A)
【文献】 特開2013−256777(JP,A)
【文献】 特開2010−121434(JP,A)
【文献】 特開2010−121281(JP,A)
【文献】 特開2004−176400(JP,A)
【文献】 特開2001−049618(JP,A)
【文献】 特開平08−020915(JP,A)
【文献】 実開昭59−147713(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
E01C 1/00−17/00
E01D 1/00−24/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ポリカーボネート製であって、上面部と、前記上面部の一端下方側に連設した前面部と、前記前面部と対面して前記上面部の他端下方側に連設した背面部とを有し、底側及び左右の側端が開口部である逆U字型のフェースプレートと、
鋼製で、前記フェースプレートの底側に配置し前記フェースプレートと組み合わせ、正面側から見て左右方向に延びる中空の縁石部を形成するベースプレートと、を備えることを特徴とする地覆ユニット。
【請求項2】
H鋼で構成されるスタンドが、上面がH形面で長手方向を前記縁石部の高さ方向となるように、前記縁石部の内部に設置され、
上部に支柱を取り付け可能な鋼製の支柱プレートが、前記スタンドの上面に載置され、
前記支柱プレートを嵌め込む穴が、前記上面部に設けてあることを特徴とする請求項1記載の地覆ユニット。
【請求項3】
前記フェースプレートが透明であって、前記フェースプレートの裏面側に、装飾シートが貼り付けてあることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の地覆ユニット。
【請求項4】
前記フェースプレートが、着色及び/又は模様を施されており、前記模様が平面的又は立体的であることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の地覆ユニット。
【請求項5】
前記前面部に、ポリカーボネート製であって、正面側から見て左右方向に延びるガードプレートを有することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の地覆ユニット。
【請求項6】
前記ベースプレートの上面には、前面側板と、前記前面側に平行な背面側板と、前記前面側板と前記背面側板とを連結する1又は複数のベースプレート補強リブと、を立設してあり、
前記ベースプレート補強リブは、上端が前記上面部の内側面付近に達する高さを有し、前記フェースプレートを前記ベースプレート補強リブで補強することを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載の地覆ユニット。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、橋梁において、地覆部分を置き換える地覆置換ユニット及び道路幅員の拡張を行うために設置する地覆拡幅ユニットを含む地覆ユニットに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、地覆拡幅ユニットは、コンクリート床版からなる道路幅員の拡張手段として、床版側端部の地覆を除去して床版外側部にコンクリートによる地覆部を連結する方法に代わり使用されてきており、前面側外方に延伸して床版側端部の地覆除去部に固定する鋼製の地覆拡幅ユニットが知られている(例えば、特許文献1〜4参照)。また、拡幅までは必要ない場合でも、既存の橋梁に設置してあるコンクリート製等の地覆部を現行規格の地覆に修繕する際には、地覆部の置換をする必要があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特許3377764号公報
【特許文献2】特許6153187号公報
【特許文献3】特許6166005号公報
【特許文献4】特許6268250号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、もともとの橋梁の構造によっては、鋼製の地覆拡幅ユニットでも重量オーバーで設置できないケースもあった。
【0005】
また、地覆部の置換を行う際に、撤去する地覆より新たに設置する鋼製地覆の方が、死荷重(自重)が重く、橋梁本体の耐力不足になり、置換が困難であった。
【0006】
例えば、重さが2.45t/mである幅0.5mで高さ0.1mのコンクリート地覆における死荷重は、122.5kg/mであるが、これを現行規格に合わせて高さ0.3mの鋼製地覆で固定用アンカーボルトを備えたものに置き換えるとすると、死荷重は、131.7kg/mとなる。コンクリート地覆で高さ0.3mとするよりもはるかに軽いが、それでも死荷重が122.5kg/mで設計された橋梁では耐力不足となるという問題があった。
【0007】
一方で、地覆部の上方に支柱等を立てる場合には、置換の場合も拡幅の場合も、支柱等が倒壊・沈下しないような強度を必要とする。
【0008】
なお、本願においては、道路幅員の拡張を行う地覆拡幅ユニットと、地覆部分の置換を行う地覆置換ユニットを、地覆ユニットと総称するものとする。
【0009】
したがって、本発明の第1の目的は、軽量性に優れる地覆ユニットを提供することにある。本発明の第2の目的は、さらに上部に支柱を立てることができるほど耐荷重性に優れる地覆ユニットを提供することにある。
【0010】
本発明の第1の態様は、上記第1の目的を達成するため、ポリカーボネート製であって、上面部と、前記上面部の一端下方側に連設した前面部と、前記前面部と対面して前記上面部の他端下方側に連設した背面部とを有し、底側及び左右の側端が開口部である逆U字型のフェースプレートと、
鋼製で、前記フェースプレートの底側に配置し前記フェースプレートと組み合わせ、正面側から見て左右方向に延びる中空の縁石部を形成するベースプレートと、を備えることを特徴とする地覆ユニットを提供する。縁石部は地覆部とも言われ、車輪等が外側に飛び出さないように、前面部側に隣接する道路又は歩道よりも一段高くなっている。
【0011】
本発明の第1の態様によれば、軽量性に優れる。従来の鋼製地覆に比べ、飛躍的に死荷重を低く抑えることができる。フェースプレートの重量が軽減されるため、コンクリート地覆を置換する地覆置換でも、道路幅を拡幅する地覆拡幅でも、死荷重の増加による設置不可を回避できる。さらに、凍結防止剤等による腐食の心配がない。また、色彩や模様等の意匠性を持たせることが可能である。
【0012】
また、上記第1の目的及び上記第2の目的を達成するため、H鋼で構成されるスタンドが、上面がH形面で長手方向を前記縁石部の高さ方向となるように、前記縁石部の内部に設置され、
上部に支柱を取り付け可能な鋼製の支柱プレートが、前記スタンドの上面に載置され、
前記支柱プレートを嵌め込む穴が、前記上面部に設けてあることが好ましい。さらに、支柱プレートは、周囲をポリカーボネート製のシールプレートで囲んであることが好ましい。上面部の穴との隙間ができても、その隙間を塞ぐことができる。
【0013】
かかる態様によれば、軽量性に優れるうえに、さらに上部に支柱を立てることができるほど耐荷重性に優れる。軽いながらも、スタンドと支柱プレートによって上部に支柱を載せても十分耐えることができる。
【0014】
また、前記フェースプレートが透明であって、前記フェースプレートの裏面側に、装飾シートが貼り付けてあることが好ましい。貼り付ける装飾性シートは、一又は複数の色を有することにより装飾性を有するものであってもよく、絵や柄の模様を有することにより装飾性を有するものであってもよい。装飾性シートは、材質は接着フィルムが好適であるが、これに限定されない。
【0015】
あるいは、前記フェースプレートが、着色及び/又は模様を施されており、前記模様が平面的又は立体的であるものであってもよい。材料自体に着色してもよいし完成後に着色してもよい。例えば、完成後に印刷等による彩色・模様をしてもよいし、フェースプレート成形時又は成形後に、色素を混ぜたり、凸凹模様等の加工をしてもよい。これらを組み合わせてもよい。例えば、凸凹加工と印刷模様とを組み合わせて擬石意匠を施すことが好ましい。
【0016】
さらに、前記前面部に、ポリカーボネート製であって、正面側から見て左右方向に延びるガードプレートを有することが好ましい。軽量化をさらに進めることができ、設置可能範囲を広げることができる。
【0017】
また、前記ベースプレートの上面には、前面側板と、前記前面側に平行な背面側板と、前記前面側板と前記背面側板とを連結する1又は複数のベースプレート補強リブと、を立設してあり、
前記ベースプレート補強リブは、上端が前記上面部の内側面付近に達する高さを有し、前記フェースプレートを前記ベースプレート補強リブで補強することが好ましい。フェースプレートの強度を保ちつつ、ベースプレート補強リブが上方からの衝撃を緩和するため、耐久性が向上する。大型車の輪荷重にも耐えることができる。
【0018】
また、前記ベースプレートが前記前面部よりも前方に延伸部を有し、前記延伸部には複数本の中実体のアンカーバーが前記前面部に対して垂直に取り付けてあり、前記フェースプレートの前面部側下部には切り欠き部が設けてあり、前記切り欠き部は、右端のアンカーバーよりも右側から開口し、左端のアンカーバーよりも左側まで開口していることが好ましい。かかる態様は、地覆ユニットの中でも拡幅を行う地覆拡幅ユニットの好適態様である。
【発明の効果】
【0019】
本発明によれば、軽量性に優れる。また請求項2に記載の態様によれば、軽量性に優れるうえに、さらに上部に支柱を立てることができるほど耐荷重性に優れる。
【図面の簡単な説明】
【0020】
図1】本発明の実施例1の地覆置換ユニットの斜視図である。
図2】本発明の実施例1の地覆置換ユニットにおける内部構造説明図である。
図3】本発明の実施例1の地覆置換ユニットの平面図である。
図4】本発明の実施例1の地覆置換ユニットの右側面図である。
図5】本発明の実施例1の地覆置換ユニットの左側面図である。
図6】本発明の実施例1の地覆置換ユニットの正面図である。
図7】本発明の実施例1の地覆置換ユニットの背面図である。
図8】本発明の実施例1の地覆置換ユニットの底面図である。
図9】本発明の実施例1の地覆置換ユニットのA−A線断面図である。
図10】本発明の実施例1の地覆置換ユニットのB−B線断面図である。
図11】本発明の実施例1の地覆置換ユニットのC−C線断面図である。
図12】本発明の実施例2の地覆拡幅ユニットの斜視図である。
図13】本発明の実施例2の地覆拡幅ユニットの内部構造説明図である。
図14】本発明の実施例2の地覆拡幅ユニットの平面図である。
図15】本発明の実施例2の地覆拡幅ユニットの右側面図である。
図16】本発明の実施例2の地覆拡幅ユニットの左側面図である。
図17】本発明の実施例2の地覆拡幅ユニットの正面図である。
図18】本発明の実施例2の地覆拡幅ユニットの背面図である。
図19】本発明の実施例2の地覆拡幅ユニットの底面図である。
図20】本発明の実施例2の地覆拡幅ユニットのA−A線断面図である。
図21】本発明の実施例2の地覆拡幅ユニットのB−B線断面図である。
図22】本発明の実施例2の地覆拡幅ユニットのC−C線断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0021】
以下、本発明について、実施例を用いて本発明を具体的に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
【実施例1】
【0022】
実施例1の地覆ユニットは、地覆部分を置き換える地覆置換ユニットである。各地覆置換ユニットは、左右方向に連結されて一つの地覆置換構造を形成する。
【0023】
{構成}
【0024】
図1は、本発明の実施例1の地覆置換ユニットの斜視図である。図1は、平面(上面)、正面、左側面を表す図である。
【0025】
本発明の実施例1の地覆置換ユニット5は、フェースプレート2aとベースプレート3aとを有する。本発明の実施例1の地覆置換ユニット5のうち、フェースプレート2aとガードプレート7とロックプレート8の材質はポリカーボネートであり、ベースプレート3aは鋼製である。
【0026】
地覆置換ユニット5は、背面側を橋梁の両側端すなわち外部側に、正面側を歩道又は道路側にして、縁石部10の長手方向が道路の客員方向と平行になるように連続して並べて、コンクリート床版の端部の上にベースプレート3aを固定用アンカーボルトで固定して設置する。
【0027】
本実施例の地覆置換ユニット5を取り付ける床版も、後述する実施例2の地覆拡幅ユニット1を取り付ける床版も、プレキャスト(PC)床版であるが、通常のコンクリート床版でも、厚みがあるコンクリート床版でもよい。
【0028】
本発明の実施例1の地覆置換ユニット5も、後述する実施例2の地覆拡幅ユニット1も、縁石部となる中空部分を背面側端部に有するものであり、橋梁上の設置に特に適している。
【0029】
フェースプレート2aは、逆U字型であり、上面部24と、上面部24の一端下方側に連設した前面部23aと、前面部23aと対面して上面部24の他端下方側に連設した背面部22とを有し、底側及び左右の側端が開口部である。また、フェースプレート2aはポリカーボネート板であるため耐衝撃性に優れ、割れにくく、燃えにくく、紫外線遮断効果も高いが、本実施例では、フェースプレート2aは、さらに紫外線による劣化防止のためのコーティングを施した紫外線対策型である。なお、本願において、前面部側を正面とし背面部側を背面として左右方向を特定する。前面部23aは正面視長方形、上面部24は上面視長方形、背面部22は背面視長方形である。
【0030】
フェースプレート2aは、ポリカーボネート製で、曲げ加工により、直角なコの字型すなわち角形の逆U字型の形状に成形されている。すなわち、フェースプレート2aは、上面部24と、上端が上面部24の一端に連続しており上面部24に対し下方に直角な面となる前面部23aと、上端が上面部24の他端に連続しており前面部23aと対面し平行な面となる背面部22とを有する。
【0031】
フェースプレート2aがポリカーボネート製であるので重量が軽減され、死荷重の増加による設置不可を回避できる。さらに、凍結防止剤等による腐食の心配がない。また、ポリカーボネートは、透明性があり、加工や着色や印刷等も施しやすい樹脂であるため、鋼やコンクリートと違い、色彩や模様等の意匠性を持たせることが可能である。
【0032】
本実施例では、フェースプレート2aは透明である。さらに、フェースプレートの裏面側に、例えば色彩又は模様の柄のあるシートを貼り付けてもよい。シートは、装飾シート、すなわち装飾性を有するシートであることが好ましい。例えば、一又は複数の色を有することにより装飾性を有するものであってもよく、絵や柄の模様を有することにより装飾性を有するものであってもよい。裏側から貼り付けた色や模様が表面から透けて見えるので意匠性に優れる。例えば、フェースプレートの裏面側に、模様を描いた表面側に接着面を有する接着性フィルムを貼り付けてもよい。シートは、紙や合板等、フィルム以外でもよい。また、フェースプレート自体が、着色や模様を施されていてもよい。模様は、平面的な模様に限らず、立体的な模様であってもよい。また、模様は文字等でも良く、縁石の役割とともに広告体としての役割を果たすこともできる。フェースプレート製作時に着色してもよいし完成後に着色してもよい。例えば、完成後に印刷等による彩色・模様をしてもよいし、フェースプレート成形時又は成形後に、色素を混ぜたり、凸凹模様等の加工をしてもよい。これらを組み合わせてもよい。例えば、凸凹加工と印刷模様とを組み合わせて擬石意匠を施してもよい。石のように見せたり、黄色と黒で縞模様を作ったりすることで、注意を喚起するような視覚効果をもたせることもできる。
【0033】
本実施例では、前面部23aに、ポリカーボネート製であって、正面側から見て左右方向に延びるガードプレート7を有する。本実施例では、ロックプレート8もポリカーボネート製である。ガードプレート7にもロックプレート8にも、着色したり模様を付すことで意匠性を持たせることができる。
【0034】
従来の鋼製のフェースプレートでは、フェースプレートの裏面側すなわち縁石部内部側の面にフェースプレート補強リブを垂設して設けていたが、本実施例のフェースプレート2aの裏面には、補強部材である補強リブを設けない。補強部材を接着や溶着によりフェースプレートの裏面に設けると、強度が確実に確保できないし、加工コストがかさむ。
【0035】
ベースプレート3aは、フェースプレート2aの底側に配置した鋼製の平板であって、フェースプレート2aの前面部23aから背面部22までの長さを有するプレートである。
【0036】
ベースプレート3aは、フェースプレート2aの底側に配置しフェースプレート2aと組み合わせ、フェースプレート2aの底部側の開口部を塞ぎ、正面側から見て左右方向に延びる直方体の中空筒状箱である縁石部10を形成する。
【0037】
ベースプレート3aは、フェースプレート2aの底側に配置しフェースプレート2aと組み合わせて中空の縁石部10を形成する縁石底面部32を有する。ベースプレート3aは、後述する実施例2の地覆拡幅ユニット1のベースプレート3bと異なり、延伸部を有さない。
【0038】
各ユニットのベースプレート3aは左右に連続して並べられ、その上に、各ユニットのフェースプレート2aをそれぞれのベースプレート3aの上に被せて固定してある。
【0039】
図2は、本発明の実施例1の地覆置換ユニットにおける内部構造説明図である。
【0040】
ベースプレート3aは、背面側板37と前面側板36aとベースプレート補強リブ31とを有する。
【0041】
背面側板37は、ベースプレート3aの背面側端部上面に立設され、フェースプレート2aの背面部22内側面にボルト9で接続される。
【0042】
前面側板36aは、ベースプレート3aの上面に背面側板37と平行に立設され、フェースプレート2aの前面部23a内側面にボルト9で接続される。
【0043】
ベースプレート補強リブ31は、ベースプレート3aの上面に立設され、前面側板36aと背面側板37とを連結する。ベースプレート補強リブ31は、上端が上面部24の内側面付近に達する高さを有する。ベースプレート補強リブ31は、複数平行に設けられている。ベースプレート補強リブ31は、前面側板36aと背面側板37とは垂直に接続される。ベースプレート補強リブ31は、縁石部10において正面側や上面側からの衝撃に対する補強の役目を果たす。
【0044】
ベースプレート補強リブ31は、本実施例では、四隅を切り取った長方形である。ベースプレート補強リブは、長方形の他、上辺が下辺より小さい台形形状であってもよい。台形形状とすることにより、さらなる軽量化を図れる。
【0045】
背面側板37と前面側板36aとベースプレート補強リブ31は、ベースプレート3aの上面側に溶接で取り付けられておりベースプレート3aの一部を構成する。
【0046】
本実施例では、縁石部内部の高さが309mm、ベースプレート補強リブ31の高さが284mm、ベースプレート補強リブ31の上端と縁石部内部天井までの距離が25mmである。なお、本実施例では、フェースプレート2aの左右方向の長さ(幅)は1194mmで、ガードプレートから背面部までの長さ(奥行き)は500mmで、縁石部10の高さは、ベースプレート3a下面からの高さで300mmである。各サイズはこれに限定されない。
【0047】
フェースプレート2aは、ベースプレート補強リブ31で補強され、溶着時の上面部の一部溶け出し等による強度低下を招くフェースプレート補強リブ設置がされないことで、上部からの衝撃にも強く、耐久性が向上する。
【0048】
従来の鋼製の縁石部では、活荷重100kNに耐えることができなかったが、本実施例では活荷重100kNに耐えることができる。25tの大型車は、SI単位に換算すると約250kNであるが、道路橋示方書・同解説(日本道路協会発行)によれば、前輪1:後輪4である。すなわち前輪軸荷重50kN(5t)、後輪軸重200kN(20t)であり、左右2で割ると前輪片輪25kN(2.5t)、後輪片輪100kN(10t)である。発明者らの試算によると、従来の構成では、安全率が1を下回るおそれがあることが分かった。しかし、本実施例の構成では、発明者らの試算の結果、安全率が1を大きく上回り、活荷重100kNに十分耐えることができる。
【0049】
縁石部10の内部には、支柱を縁石部の上に立てるためのスタンド11が立設されている。スタンド11は、H鋼で構成され、上面がH形で長手方向を縁石部10の高さ方向となるように設置したものである。ウェブ部を前面部及び背面部と直交する方向とし、フランジ部を前面部及び背面部と並行となりように、縁石部10の中央付近となる位置でベースプレート3aの上面にスタンド11のH形底面を溶接してある。
【0050】
スタンド11の上面には、支柱プレート12が載置してあり、支柱プレート12はスタンド11に溶接により接続されている。支柱プレート12は、周囲をポリカーボネート製のシールプレート13で囲んである。シールプレート13により、上面部24に設けた支柱プレート12を嵌め込む穴と支柱プレート12との間に隙間があっても隙間を塞ぐことができる。また、支柱プレート12は、上部に支柱を取り付け可能で、鋼製の平板である。支柱プレート12には、支柱を取り付けるための支柱取付穴121が4カ所設けられている。
【0051】
フェースプレート2aの上面部24には、支柱プレート12を嵌め込む穴が設けられている。本実施例では支柱プレート12は四角形であるので、支柱プレート12を取り囲むシールプレート13は、カタカナのロの字型の薄いポリカーボネート板であるが、支柱プレートの形状に合わせて丸形等であってもよい。シールプレート13により、上面部24の穴と支柱プレート12との隙間を埋めることができる。
【0052】
本実施例によれば、軽量性に優れるうえに、さらに上部に支柱を立てることができるほど耐荷重性に優れる。軽いながらも、スタンドと支柱プレートによって上部に支柱を載せても十分耐えることができる。
【0053】
図3は、本発明の実施例1の地覆置換ユニットの平面図である。図4は、本発明の実施例1の地覆置換ユニットの右側面図である。図5は、本発明の実施例1の地覆置換ユニットの左側面図である。図6は、本発明の実施例1の地覆置換ユニットの正面図である。図7は、本発明の実施例1の地覆置換ユニットの背面図である。また、図8は、本発明の実施例1の地覆置換ユニットの底面図である。また、図9は、本発明の実施例1の地覆置換ユニットのA−A線断面図である。また、図10は、本発明の実施例1の地覆置換ユニットのB−B線断面図である。また、図11は、本発明の実施例1の地覆置換ユニットのC−C線断面図である。
【0054】
ベースプレート3aは、フェースプレート2aの底側に配置しフェースプレート2aと組み合わせて中空の縁石部10を形成する縁石底面部32を有する。ベースプレート3aは縁石部10に含まれる。
【0055】
本実施例では、ベースプレート3aを縁石部10の真下の床版に取り付けるためのボルト穴38が3つ穿設されている。ボルト穴38には金属系アンカーである固定用アンカーボルトを取り付けることができる。
【0056】
フェースプレート2aの左右端には、直角なコの字型すなわち角形の逆U字型の形状のロックプレート8をフェースプレート2aの内側面に沿って嵌め込んであり、ロックプレート8は、フェースプレート2aの左右端部内壁の外側に突出している。ロックプレート8は隣り合う地覆置換ユニットのフェースプレートと共有であり、互いに連結する2つの地覆置換ユニットのフェースプレートそれぞれの内側面に沿って1つのロックプレート8を嵌め込んである。ロックプレート8はフェースプレート2aの上面部24とベースプレート3aの間の高さを保ち、がたつきを防止する。
【0057】
地覆置換ユニット5は、置き換え前の縁石(地覆)を削除した床版の上にベースプレート3aを載置した後、床版の上にベースプレート3aを取り付けて固定する。地覆置換ユニット5の上に欄干や防護柵等を設けてもよい。
【0058】
前面部23aには、ボルト9の上方に右端から左端まで1本のガードプレート7が設けてある。
【0059】
本実施例の地覆置換ユニットでは、死荷重は、およそ83.3kg/mとなり、コンクリート地覆からの置き換えにおいて、コンクリート地覆より高さがあっても軽くなるので、橋梁が耐力不足となる問題が生じない。
【0060】
{効果}
本実施例によれば、軽量性に優れるうえに、さらに上部に支柱を立てることができるほど耐荷重性に優れる。以下、詳細に述べる。
【0061】
本実施例によれば、従来の鋼製地覆に比べ、飛躍的に死荷重を低く抑えることができる。フェースプレートの重量が軽減されるため、死荷重の増加による設置不可を回避できる。また、フェースプレートもロックプレートもガードプレートもポリカーボネートであるので、軽量化をさらに進めることができ、設置可能範囲を広げることができる。
【0062】
さらに、本実施例によれば、フェースプレート及びロックプレート並びにガードプレートについて、凍結防止剤等による腐食の心配がない。
【0063】
また、本実施例によれば、フェースプレート及びロックプレート並びにガードプレートに、色彩や模様等の意匠性を持たせることが可能である。
【0064】
また、本実施例によれば、軽いながらも、スタンドと支柱プレートによって上部に支柱を載せても十分耐えることができる。
【0065】
また、本実施例によれば、フェースプレート補強リブを設けないため、フェースプレートの強度を保ちつつ、ベースプレート補強リブが上方からの衝撃を緩和するため、耐久性が向上する。大型車の輪荷重にも耐えることができる。
【実施例2】
【0066】
実施例2の地覆ユニットは、道路幅員の拡張を行うために設置する地覆拡幅ユニットである。各地覆拡幅ユニットは、左右方向に連結されて一つの地覆拡幅構造を形成する。
【0067】
{構成}
【0068】
図12は、本発明の実施例2の地覆拡幅ユニットの斜視図である。図12は、平面(上面)、正面、左側面を表す図である。
【0069】
本発明の実施例2の地覆拡幅ユニット1は、フェースプレート2bとベースプレート3bと腹板6とを有する。本発明の実施例2の地覆拡幅ユニット1のうち、フェースプレート2bとガードプレート7とロックプレート8の材質はポリカーボネートであり、ベースプレート3bと腹板6は鋼製である。
【0070】
地覆拡幅ユニット1は、背面側を外部側に、正面側をコンクリート床版側にしてコンクリート床版の端部に腹板6の先部折曲面部67が接するように、腹板6の腹板補強リブ61が道路の幅員方向と平行になるように連続して並べて設置する。
【0071】
フェースプレート2bは、前面部側下部に切り欠き部25を有する。
【0072】
切り欠き部25は、右端のアンカーバー35よりも右側から開口し、左端のアンカーバー35よりも左側まで開口している。
【0073】
フェースプレート2bの前面部23bは、切り欠き部25で前面部の一部がない以外は、実施例1の地覆置換ユニット5の前面部23aと同様である。
【0074】
その他の点では、フェースプレート2bは、上述した実施例1の地覆置換ユニット5のフェースプレート2aと同様の構成及び材質である。
【0075】
ベースプレート3bは、フェースプレート2bの底側に配置しフェースプレート2bと組み合わせ、フェースプレート2bの底部側の開口部を塞ぎ、正面側から見て左右方向に延びる直方体の中空筒状箱である縁石部10を形成するが、縁石部10を形成する部分となる縁石底面部32は前面部23bまでであり、前面部23bよりも前方に延伸部33を有し、延伸部33には複数本の中実体のアンカーバー35が前面部23bに対して垂直に取り付けてあり、下部に腹板6を取り付けてある。これら以外の点は、ベースプレート3bは、上述した実施例1の地覆置換ユニット5のベースプレート3aと同様である。
【0076】
各ユニットのベースプレート3bは左右に連続して並べられ、その上に、各ユニットのフェースプレート2bをそれぞれのベースプレート3bの縁石部側に被せて固定してある。
【0077】
図13は、本発明の実施例2の地覆拡幅ユニットの内部構造説明図である。
【0078】
ベースプレート3bは、背面側板37と前面側板36bとベースプレート補強リブ31とを有する。背面側板37とベースプレート補強リブ31については、上述した実施例1の地覆置換ユニット5の背面側板37とベースプレート補強リブ31と同様の構成及び材質である。前面側板36bは、上述した実施例1の地覆置換ユニット5の前面側板36aと異なり、下部にアンカーバー35が差し込まれる穴が6カ所あるが、他の点は前面側板36aと同様である。
【0079】
なお、本実施例では、ベースプレート3bの前後方向の長さ(奥行き)は、上述した実施例1の地覆置換ユニット5のベースプレート3aの2倍である1000mmの長さであり、そのうち、縁石底面部32は前面部23bまでの500mm、延伸部33は前面部23bよりも前方の500mmである。各サイズはこれに限定されない。
【0080】
本実施例において、縁石部10が活荷重100kNに耐えることができる点は実施例1と同様である。
【0081】
また、本実施例において、スタンド11及び支柱プレート12及びシールプレート13の構成及び効果は実施例1と同様である。
【0082】
図14は、本発明の実施例2の地覆拡幅ユニットの平面図である。また、図15は、本発明の実施例2の地覆拡幅ユニットの右側面図である。また、図16は、本発明の実施例2の地覆拡幅ユニットの左側面図である。また、図17は、本発明の実施例2の地覆拡幅ユニットの正面図である。また、図18は、本発明の実施例2の地覆拡幅ユニットの背面図である。また、図19は、本発明の実施例2の地覆拡幅ユニットの底面図である。また、図20は、本発明の実施例2の地覆拡幅ユニットのA−A線断面図である。図21は、本発明の実施例2の地覆拡幅ユニットのB−B線断面図である。図22は、本発明の実施例2の地覆拡幅ユニットのC−C線断面図である。
【0083】
ベースプレート3bは、フェースプレート2bの底側に配置しフェースプレート2bと組み合わせて中空の縁石部10を形成する縁石底面部32を有するとともに、縁石底面部32と面一でフェースプレート2bの前面側外方に延伸した延伸部33を有する。ベースプレート3bの中で、フェースプレート2bの前面部23bより前方側(正面側)、すなわち、床板側に延びた部分(延伸部33)は、縁石部10には含まれず、フェースプレート2bの下部となる部分(縁石底面部32)は縁石部10に含まれる。
【0084】
本実施例では、ベースプレート3aの縁石底面部32の部分を縁石部10の真下の床版に取り付けるためのボルト穴38が3つ穿設され、ベースプレート3aの延伸部33の部分を延伸部33の真下の床版に取り付けるためのボルト穴38が3つ穿設されている。ボルト穴38には金属系アンカーである固定用アンカーボルトを取り付けることができる。
【0085】
本実施例において、ロックプレート8及びガードプレート7は、上述した実施例1の地覆置換ユニット5のロックプレート8及びガードプレート7と同様の構成及び材質である。
【0086】
フェースプレート2bの前面部側下部には切り欠き部25が設けてある。切り欠き部25は、右端のアンカーバーよりも右側から開口し、左端のアンカーバーよりも左側まで開口している。
【0087】
アンカーバー35は、ベースプレート3bの延伸部33から縁石底面部32の方向に設けられた棒状のリブであって、縁石部10の内部まで達する。本実施例では、アンカーバー35はスタンド11の両側に3本ずつ設けられているが、本数はこの限りでない。
【0088】
アンカーバー35は、いずれも同じ長さの中実体の鋼製直方体の棒であり、ベースプレート3bに溶接されている。
【0089】
地覆拡幅ユニット1は、床版の上にベースプレート3bを載置した後、床版の上にベースプレート3bを取り付けて固定する。
【0090】
本実施例においては、ベースプレート3bの裏面側に腹板6が設けてある。
【0091】
腹板6は、基部折曲面部66と先部折曲面部67とを有するL字型であって、基部折曲面部66をベースプレート3bの裏面に固定し先部折曲面部67を下方に突出させてある。腹板6は、ベースプレート3bの裏側にボルト9で固定されている。腹板6は、基部折曲面部66と先部折曲面部67の内側面に当接して固定した腹板補強リブ61を有する。腹板補強リブ61は基部折曲面部66と先部折曲面部67に溶接して固定してある。腹板補強リブ61は、基部折曲面部66及び先部折曲面部67に垂直に設けられている。本実施例では、先部折曲面部67は延伸部33の下部に位置する。
【0092】
本実施例では、腹板補強リブ61は3枚であるがこれに限らない。ベースプレート補強リブ31及び腹板補強リブ61はいずれも強度を保つ役割を果たす。
【0093】
腹板6は、ベースプレート3bの裏面に固定し先部折曲面部67を床版側面に接触した状態で取り付ける。腹板6のボルト穴68にはボルトを取り付けて腹板6を床版側面に固定することができる。本実施例によれば、道路幅員は、ベースプレート3bにおける先部折曲面部67が設けられた部分からベースプレート3bの外側端部までの距離分広がる。
【0094】
本実施例においては、延伸部33の上にアスファルト等を流し入れて、車道又は歩道の幅を拡張する。地覆拡幅ユニット1の上に欄干や防護柵等を設けてもよい。
【0095】
前面側板36bと背面側板37はベースプレート3bの縁石底面部32の上面側に垂直に立てて溶接してある。複数枚のベースプレート補強リブ31は前面側板36bと背面側板37の内側面に溶接してある。前面側板36bの下部には切欠きがあり、アンカーバー35が直角に差し込まれて固定されている。本実施例では、アンカーバー35は20mm程度の厚みがあるが、これに限定されない。本実施例では、前面側板36bに取り付けて固定するフェースプレート2bの前面部23bの下部にも切欠きが設けられている。前面側板36bの下部の切欠きは、アンカーバー35が1本ずつ入る切欠きで、前板側板36に6か所設けられている。フェースプレート2bの前面部23bの下部の切欠きは、ベースプレート3bに固定されたアンカーバーが3本入る大きさで、フェースプレート2bの前面部23bの左端、中央、右端を除く部分、すなわち左右合計2か所に設けられている。
【0096】
他の構成は、上述した実施例1の地覆置換ユニット5と共通する。
【0097】
本実施例の地覆拡幅ユニットでは、死荷重は、およそ233.3kg/mとなる。道路部分のアスファルトを削って縁石部より前方部分をアンカーボルトでコンクリート床版に取り付けてアスファルトで覆う。コンクリート地覆による拡幅に比べ、拡幅しやすいうえに橋梁の耐力不足の問題が生じにくい。
【0098】
{効果}
本実施例によれば、拡幅を実現しつつ、かつ、軽量性に優れるうえに、さらに上部に支柱を立てることができるほど耐荷重性に優れる。
【0099】
他の効果は、上述した実施例1の地覆置換ユニット5と共通する。
【0100】
なお、本発明は、上記実施の形態に限定されず、その発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変形実施が可能である。また、上記各実施の形態の構成要素を発明の趣旨を逸脱しない範囲で任意に組み合わせることができる。
【符号の説明】
【0101】
1 地覆拡幅ユニット
5 地覆置換ユニット
2a、2b フェースプレート
22 背面部
23a、23b 前面部
24 上面部
25 切り欠き部
3a、3b ベースプレート
31 ベースプレート補強リブ
32 縁石底面部
33 延伸部
35 アンカーバー
36a、36b 前面側板
37 背面側板
38 ボルト穴
6 腹板
61 腹板補強リブ
66 基部折曲面部
67 先部折曲面部
68 ボルト穴
7 ガードプレート
8 ロックプレート
9 ボルト
10 縁石部
11 スタンド
12 支柱プレート
121 支柱取付穴
13 シールプレート
【要約】
【課題】軽量性に優れるうえに、さらに上部に支柱を立てることができるほど耐荷重性に優れる地覆ユニットを提供する。
【解決手段】ポリカーボネート製であって、上面部24と、前記上面部の一端下方側に連設した前面部23と、前記前面部と対面して前記上面部の他端下方側に連設した背面部22とを有し、底側及び左右の側端が開口部である逆U字型のフェースプレート2と、
鋼製で、前記フェースプレートの底側に配置し前記フェースプレートと組み合わせ、正面側から見て左右方向に延びる中空の縁石部10を形成するベースプレート3と、を備えることを特徴とする。
【選択図】図1
図1
図2
図3
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図5
図6
図7
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図9
図10
図11
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図13
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