【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、例えば、以下を提供する。
(項目1)
内視鏡外科用デバイスであって、該内視鏡外科用デバイスは、
ハンドルハウジングと、該ハンドルハウジングに動作可能に接続されたトリガーと、該トリガーによって作動可能な駆動メカニズムとを含むハンドルアセンブリと、
該ハンドルアセンブリから延びる内視鏡アンカー保持/前進アセンブリであって、該内視鏡アンカー保持/前進アセンブリは、
関節接合部において互いに旋回可能に接続された近位チューブ部分および遠位チューブ部分であって、該近位チューブ部分および該遠位チューブ部分の各々は、長手方向中心軸を規定している、近位チューブ部分および遠位チューブ部分と、
該近位チューブ部分内に回転可能に配置された近位内側シャフトであって、該近位内側シャフトは、比較的に剛であり、該近位内側シャフトは、該トリガーの作動が該近位内側シャフトの回転をもたらすように、該駆動メカニズムに機械的に接続されている、近位内側シャフトと、
該遠位チューブ部分内に回転可能に配置された遠位内側シャフトであって、該遠位内側シャフトは、比較的に剛である、遠位内側シャフトと、
該近位内側シャフトと該遠位内側シャフトとを機械的に相互接続している中間駆動ケーブルであって、該中間駆動ケーブルは、該近位内側シャフトおよび該遠位内側シャフトと比較して、比較的に可撓であり、該中間駆動ケーブルは、該近位チューブ部分および該遠位チューブ部分から、該近位チューブ部分および該遠位チューブ部分の間に、該関節接合部を横切って延び、該中間駆動ケーブルは、長手方向中心軸を規定し、該中間駆動ケーブルの該長手方向中心軸は、該近位チューブ部分および遠位チューブ部分の該長手方向中心軸から半径方向距離をオフセットされている、中間駆動ケーブルと
を含む、内視鏡アンカー保持/前進アセンブリと、
該遠位チューブ部分に装填された少なくとも1つのファスナーであって、該少なくとも1つのファスナーは、該トリガーが作動すると、該遠位内側シャフトによって作用される、少なくとも1つのファスナーと
を含む、内視鏡外科用デバイス。
(項目2)
前記遠位チューブ部分は、前記近位チューブ部分に対する非関節運動配向と、複数の関節運動配向との間で関節運動可能である、項目1に記載の内視鏡外科用デバイス。
(項目3)
前記近位チューブ部分の前記長手方向中心軸および前記遠位チューブ部分の前記長手方向中心軸は、該近位チューブ部分に対する該遠位チューブ部分の各関節運動配向の中心曲率半径を規定し、前記中間駆動ケーブルの前記長手方向中心軸は、該近位チューブ部分に対する該遠位チューブ部分の各関節運動配向の該中心曲率半径よりも大きな曲率半径を規定している、上記項目のいずれかに記載の内視鏡外科用デバイス。
(項目4)
前記中間駆動ケーブルの前記長手方向中心軸は、前記近位チューブ部分に対する前記遠位チューブ部分の関節運動の方向から離れる方向に、該近位チューブ部分の前記長手方向中心軸および該遠位チューブ部分の前記長手方向中心軸からオフセットされている、上記項目のいずれかに記載の内視鏡外科用デバイス。
(項目5)
前記中間駆動ケーブルは、約0.08”の外径を有する、上記項目のいずれかに記載の内視鏡外科用デバイス。
(項目6)
前記中間駆動ケーブルは、約0.08”の外径を有し、前記近位チューブ部分および前記遠位チューブ部分は、各々、約0.22”の外径を有する、上記項目のいずれかに記載の内視鏡外科用デバイス。
(項目7)
前記可撓な中間駆動ケーブルの外径と、前記近位チューブ部分または前記遠位チューブ部分のいずれかの外径との比は、約2.8である、上記項目のいずれかに記載の内視鏡外科用デバイス。
(項目8)
内視鏡外科用デバイスであって、該内視鏡外科用デバイスは、
内視鏡アンカー保持/前進アセンブリを含み、該内視鏡アンカー保持/前進アセンブリは、
関節接合部において互いに旋回可能に接続された近位チューブ部分および遠位チューブ部分であって、該近位チューブ部分および該遠位チューブ部分の各々は、長手方向中心軸を規定している、近位チューブ部分および遠位チューブ部分と、
該近位チューブ部分内に回転可能に配置された近位内側シャフトであって、該近位内側シャフトは、比較的に剛であり、該近位内側シャフトは、駆動メカニズムの作動が該近位内側シャフトの回転をもたらすように、該駆動メカニズムに機械的に接続されている、近位内側シャフトと、
該遠位チューブ部分内に回転可能に配置された遠位内側シャフトであって、該遠位内側シャフトは、比較的に剛である、遠位内側シャフトと、
該近位内側シャフトと該遠位内側シャフトとを機械的に相互接続している中間駆動ケーブルであって、該中間駆動ケーブルは、該近位内側シャフトおよび該遠位内側シャフトと比較して、比較的に可撓であり、該中間駆動ケーブルは、該近位チューブ部分および該遠位チューブ部分から、該近位チューブ部分および該遠位チューブ部分の間に、該関節接合部を横切って延び、該中間駆動ケーブルは、長手方向中心軸を規定し、該中間駆動ケーブルの該長手方向中心軸は、該近位チューブ部分および遠位チューブ部分の該長手方向中心軸から半径方向距離をオフセットされている、中間駆動ケーブルと
を含む、内視鏡外科用デバイス。
(項目9)
前記遠位チューブ部分は、前記近位チューブ部分に対する非関節運動配向と、複数の関節運動配向との間で関節運動可能である、上記項目のいずれかに記載の内視鏡外科用デバイス。
(項目10)
前記近位チューブ部分の前記長手方向中心軸および前記遠位チューブ部分の前記長手方向中心軸は、該近位チューブ部分に対する該遠位チューブ部分の各関節運動配向の中心曲率半径を規定し、前記中間駆動ケーブルの前記長手方向中心軸は、該近位チューブ部分に対する該遠位チューブ部分の各関節運動配向の該中心曲率半径よりも大きな曲率半径を規定している、上記項目のいずれかに記載の内視鏡外科用デバイス。
(項目11)
前記中間駆動ケーブルの前記長手方向中心軸は、前記近位チューブ部分に対する前記遠位チューブ部分の関節運動の方向から離れる方向に、該近位チューブ部分の前記長手方向中心軸および該遠位チューブ部分の前記長手方向中心軸からオフセットされている、上記項目のいずれかに記載の内視鏡外科用デバイス。
(項目12)
前記中間駆動ケーブルは、約0.08”の外径を有する、上記項目のいずれかに記載の内視鏡外科用デバイス。
(項目13)
前記中間駆動ケーブルは、約0.08”の外径を有し、前記近位チューブ部分および前記遠位チューブ部分は、各々、約0.22”の外径を有する、上記項目のいずれかに記載の内視鏡外科用デバイス。
(項目14)
前記可撓な中間駆動ケーブルの外径と、前記近位チューブ部分または前記遠位チューブ部分のいずれかの外径との比は、約2.8である、上記項目のいずれかに記載の内視鏡外科用デバイス。
(項目15)
前記遠位チューブ部分に装填された少なくとも1つのファスナーをさらに含み、該少なくとも1つのファスナーは、前記駆動メカニズムが作動すると、前記遠位内側シャフトによって作用される、上記項目のいずれかに記載の内視鏡外科用デバイス。
【0006】
(摘要)
内視鏡外科用デバイスが、提供され、内視鏡外科用デバイスは、内視鏡アンカー保持/前進アセンブリを含み、内視鏡アンカー保持/前進アセンブリは、関節接合部において互いに旋回可能に接続された近位チューブ部分および遠位チューブ部分と、近位チューブ部分内に回転可能に配置された近位内側シャフトと、遠位チューブ部分内に回転可能に配置された遠位内側シャフトと、近位内側シャフトと遠位内側シャフトとを機械的に相互接続している比較的に可撓な中間駆動ケーブルとを含み、中間駆動ケーブルは、関節接合部を横切って延び、中間駆動ケーブルは、近位チューブ部分および遠位チューブ部分の長手方向中心軸から半径方向距離をオフセットされている長手方向中心軸を規定する。
【0007】
(概要)
本開示は、組織のクランプ締め、切断、および/またはステープル留めのための取り外し可能な使い捨てローディングユニットおよび/または単回使用ローディングユニットとの使用のために構成された電気機械的手持ち式外科用装置、デバイス、および/またはシステムに関連する。
【0008】
本開示の局面に従って、内視鏡外科用デバイスが、提供され、内視鏡外科用デバイスは、ハンドルアセンブリであって、ハンドルハウジングと、ハンドルハウジングに動作可能に接続されたトリガーと、トリガーによって作動可能な駆動メカニズムとを含むハンドルアセンブリと、ハンドルアセンブリから延びる内視鏡アンカー保持/前進アセンブリとを含む。内視鏡アンカー保持/前進アセンブリは、関節接合部において互いに旋回可能に接続された近位チューブ部分および遠位チューブ部分であって、近位チューブ部分および遠位チューブ部分の各々は、長手方向中心軸を規定している、近位チューブ部分および遠位チューブ部分と、近位チューブ部分内に回転可能に配置された近位内側シャフトであって、近位内側シャフトは、比較的に剛であり、近位内側シャフトは、トリガーの作動が近位内側シャフトの回転をもたらすように、駆動メカニズムに機械的に接続されている、近位内側シャフトと、遠位チューブ部分内に回転可能に配置された遠位内側シャフトであって、遠位内側シャフトは、比較的に剛である、遠位内側シャフトと、近位内側シャフトと遠位内側シャフトとを機械的に相互接続している中間駆動ケーブルであって、中間駆動ケーブルは、近位内側シャフトおよび遠位内側シャフトと比較して、比較的に可撓であり、中間駆動ケーブルは、近位チューブ部分および遠位チューブ部分から、近位チューブ部分および遠位チューブ部分の間に、関節接合部を横切って延び、中間駆動ケーブルは、長手方向中心軸を規定し、中間駆動ケーブルの長手方向中心軸は、近位チューブ部分および遠位チューブ部分の長手方向中心軸から半径方向距離をオフセットされている、中間駆動ケーブルとを含む。
【0009】
内視鏡外科用デバイスはまた、遠位チューブ部分に装填された少なくとも1つのファスナーを含み、少なくとも1つのファスナーは、トリガーが作動すると、遠位内側シャフトによって作用される。
【0010】
本開示の別の局面に従って、内視鏡外科用デバイスが提供され、その内視鏡外科用デバイスは、内視鏡アンカー保持/前進アセンブリを含み、内視鏡アンカー保持/前進アセンブリは、関節接合部において互いに旋回可能に接続された近位チューブ部分および遠位チューブ部分であって、近位チューブ部分および遠位チューブ部分の各々は、長手方向中心軸を規定している、近位チューブ部分および遠位チューブ部分と、近位チューブ部分内に回転可能に配置された近位内側シャフトであって、近位内側シャフトは、比較的に剛であり、近位内側シャフトは、駆動メカニズムの作動が近位内側シャフトの回転をもたらすように、駆動メカニズムに機械的に接続されている、近位内側シャフトと、遠位チューブ部分内に回転可能に配置された遠位内側シャフトであって、遠位内側シャフトは、比較的に剛である、遠位内側シャフトと、近位内側シャフトと遠位内側シャフトとを機械的に相互接続している中間駆動ケーブルであって、中間駆動ケーブルは、近位内側シャフトおよび遠位内側シャフトと比較して、比較的に可撓であり、中間駆動ケーブルは、近位チューブ部分および遠位チューブ部分から、近位チューブ部分および遠位チューブ部分の間に、関節接合部を横切って延び、中間駆動ケーブルは、長手方向中心軸を規定し、中間駆動ケーブルの長手方向中心軸は、近位チューブ部分および遠位チューブ部分の長手方向中心軸から半径方向距離をオフセットされている、中間駆動ケーブルとを含む。
【0011】
内視鏡外科用デバイスはまた、遠位チューブ部分に装填された少なくとも1つのファスナーを含み、少なくとも1つのファスナーは、駆動メカニズムが作動すると、遠位内側シャフトによって作用される。
【0012】
遠位チューブ部分は、近位チューブ部分に対する非関節運動配向と、複数の関節運動配向との間で関節運動可能であり得る。
【0013】
近位チューブ部分の長手方向中心軸および遠位チューブ部分の長手方向中心軸は、近位チューブ部分に対する遠位チューブ部分の各関節運動配向の中心曲率半径を規定し得る。中間駆動ケーブルの長手方向中心軸は、近位チューブ部分に対する遠位チューブ部分の各関節運動配向の中心曲率半径よりも大きな曲率半径を規定し得る。
【0014】
中間駆動ケーブルの長手方向中心軸は、近位チューブ部分に対する遠位チューブ部分の関節運動の方向から離れる方向に、近位チューブ部分の長手方向中心軸および遠位チューブ部分の長手方向中心軸からオフセットされ得る。
【0015】
中間駆動ケーブルは、約0.08”の外径を有し得、近位チューブ部分および遠位チューブ部分は、各々、約0.22”の外径を有し得る。
【0016】
可撓な中間駆動ケーブルの外径と、近位チューブ部分または遠位チューブ部分のいずれかの外径との比は、約2.8であり得る。
【0017】
本発明の例示的な実施形態のさらなる詳細および局面は、添付の図面を参照して、下記により詳細に説明される。
【0018】
本開示の実施形態は、添付の図面を参照して本明細書において説明される。