特許第6395871号(P6395871)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6395871
(24)【登録日】2018年9月7日
(45)【発行日】2018年9月26日
(54)【発明の名称】電源アダプター及び端末
(51)【国際特許分類】
   H02J 7/02 20160101AFI20180913BHJP
【FI】
   H02J7/02 B
【請求項の数】14
【全頁数】16
(21)【出願番号】特願2016-573759(P2016-573759)
(86)(22)【出願日】2015年3月11日
(65)【公表番号】特表2017-518727(P2017-518727A)
(43)【公表日】2017年7月6日
(86)【国際出願番号】CN2015074050
(87)【国際公開番号】WO2016074391
(87)【国際公開日】20160519
【審査請求日】2016年12月16日
(31)【優先権主張番号】PCT/CN2014/090845
(32)【優先日】2014年11月11日
(33)【優先権主張国】CN
(31)【優先権主張番号】PCT/CN2014/090846
(32)【優先日】2014年11月11日
(33)【優先権主張国】CN
(31)【優先権主張番号】PCT/CN2014/090847
(32)【優先日】2014年11月11日
(33)【優先権主張国】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】516376385
【氏名又は名称】クワントン オーピーピーオー モバイル テレコミュニケーションズ コーポレイション リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100118913
【弁理士】
【氏名又は名称】上田 邦生
(74)【代理人】
【識別番号】100142789
【弁理士】
【氏名又は名称】柳 順一郎
(74)【代理人】
【識別番号】100163050
【弁理士】
【氏名又は名称】小栗 眞由美
(74)【代理人】
【識別番号】100201466
【弁理士】
【氏名又は名称】竹内 邦彦
(72)【発明者】
【氏名】チャン カリョウ
【審査官】 坂東 博司
(56)【参考文献】
【文献】 特開2014−003896(JP,A)
【文献】 特開2007−141164(JP,A)
【文献】 特開2012−143092(JP,A)
【文献】 特開平08−126221(JP,A)
【文献】 特開平09−181799(JP,A)
【文献】 特開平06−284586(JP,A)
【文献】 国際公開第2010/084599(WO,A1)
【文献】 特開2008−249713(JP,A)
【文献】 特表2010−522527(JP,A)
【文献】 特開2012−223077(JP,A)
【文献】 米国特許出願公開第2011/0221604(US,A1)
【文献】 特開2012−191783(JP,A)
【文献】 特開2011−234355(JP,A)
【文献】 特開2007−189789(JP,A)
【文献】 特表2017−507636(JP,A)
【文献】 特表2017−505101(JP,A)
【文献】 国際公開第2014/075498(WO,A1)
【文献】 国際公開第2014/187415(WO,A1)
【文献】 国際公開第2013/167076(WO,A2)
【文献】 国際公開第2012/167677(WO,A1)
【文献】 米国特許出願公開第2009/0027010(US,A1)
【文献】 米国特許出願公開第2016/0064978(US,A1)
【文献】 米国特許出願公開第2013/0141034(US,A1)
【文献】 米国特許出願公開第2016/0064977(US,A1)
【文献】 米国特許出願公開第2015/0035477(US,A1)
【文献】 米国特許出願公開第2012/0153891(US,A1)
【文献】 米国特許出願公開第2012/0146583(US,A1)
【文献】 中国特許出願公開第103730933(CN,A)
【文献】 中国特許出願公開第104065147(CN,A)
【文献】 中国特許出願公開第104124483(CN,A)
【文献】 中国特許出願公開第104135057(CN,A)
【文献】 中国特許出願公開第104092274(CN,A)
【文献】 中国特許出願公開第104269893(CN,A)
【文献】 中国特許出願公開第101771178(CN,A)
【文献】 中国特許出願公開第102270860(CN,A)
【文献】 中国特許出願公開第101399386(CN,A)
【文献】 特開2013−70507(JP,A)
【文献】 特開2007−236065(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H02J 7/02
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
電池と充電インタフェースとを含み、
前記充電インタフェースを介し、電源アダプターから充電電流を導入して、前記電池を充電する端末であって、
前記充電インタフェースを介して前記電源アダプターと双方向の通信を行い、前記端末の充電モードを決定する通信ユニットを更に含み、
前記充電モードは、普通充電モードと、第一急速充電モードと、第二急速充電モードと、を含み、
前記第一急速充電モードでの充電電流が前記普通充電モードでの充電電流より高く、
前記第二急速充電モードでの充電電圧が前記普通充電モードでの充電電圧より高い端末。
【請求項2】
前記第一急速充電モードでの充電電流は、2.5Aより大きい、請求項に記載の端末。
【請求項3】
前記第二急速充電モードでの充電電圧は、9V又は12Vである、請求項に記載の端末。
【請求項4】
前記電源アダプターと端末との間の充電ケーブルが支持する充電モードを認識する認識ユニットを更に含み、
前記通信ユニットは、前記認識ユニットにより認識された前記充電ケーブルが支持する充電モードに基づいて、前記端末の充電モードを決定する、請求項1記載の端末。
【請求項5】
前記認識ユニットは、具体的に、
前記充電ケーブルにおける制御チップに識別子を送信し、前記制御チップから返信されたフィードバック・コードを受信し、前記フィードバック・コードが正しいか否かを判断し、
前記フィードバック・コードが正しい場合、前記充電ケーブルが急速充電モードを支持すると決定し、
前記フィードバック・コードが正しくない場合、前記充電ケーブルが急速充電モードを支持しないと決定する、請求項に記載の端末。
【請求項6】
前記充電モードは、普通充電モードと、急速充電モードと、を含み、
前記急速充電モードでの充電電流が前記普通充電モードでの充電電流より高く、
前記通信ユニットは、具体的に、
前記通信ユニットと前記端末とが決定した充電モードが前記急速充電モードであり、且つ前記充電ケーブルが前記急速充電モードを支持する場合、最終的な充電モードが急速充電モードであると決定し、
そうでない場合、最終的な充電モードが普通充電モードであると決定する、請求項4又は5に記載の端末。
【請求項7】
前記電池は、電子チップの電圧値/電流値を検出し、前記端末に検出された前記電圧値/電流値を送信する検出ユニットを含む、請求項1乃至のいずれかに記載の端末。
【請求項8】
前記電池は、第一過電圧保護ユニットと、第二過電圧保護ユニットと、を含み、
前記第二過電圧保護ユニットは、前記第一過電圧保護ユニットが失効され、且つ前記電池内における電子チップが定格電圧より高い場合、前記電子チップの両端の電圧を切る、請求項1乃至のいずれかに記載の端末。
【請求項9】
電力変換ユニットと、充電インタフェースと、を含み、前記電力変換ユニットが前記充電インタフェースを介して端末を充電する電源アダプターであって、
前記充電インタフェースを介して前記端末と双方向の通信を行うことにより、前記端末が充電モードを決定する通信ユニットと、
前記端末により決定された充電モードに基づいて、前記電力変換ユニットの出力電圧及び/又は出力電流を制御する電圧制御ユニット及び/又は電流制御ユニットと、を更に含み、
前記充電モードは、普通充電モードと、第一急速充電モードと、第二急速充電モードと、を含み、
前記電源アダプターは、前記第一急速充電モードでの充電電流が前記普通充電モードでの充電電流より高く、
前記電源アダプターは、前記第二急速充電モードでの充電電圧が前記普通充電モードでの充電電圧より高い、電源アダプター。
【請求項10】
前記電源アダプターは、前記第一急速充電モードでの充電電流は2.5Aより大きく、又は、
前記電源アダプターの定格出力電流は2.5Aより大きい、請求項に記載の電源アダプター。
【請求項11】
前記電源アダプターは、前記第二急速充電モードでの充電電圧が9V又は12Vであり、または、前記電源アダプターの定格出力電圧は5V、9V及び/又は12Vである、請求項に記載の電源アダプター。
【請求項12】
記電流制御ユニットは、前記端末が決定した充電モードが前記第一急速充電モードである場合、前記電力変換ユニットの出力電流を、前記第一急速充電モードに対応する充電電流に調整し、
前記電圧制御ユニットは、前記端末が決定した充電モードが前記第二急速充電モードである場合、前記電力変換ユニットの出力電圧を前記第二急速充電モードに対応する充電電圧に調整する、請求項9乃至11のいずれかに記載の電源アダプター。
【請求項13】
前記電源アダプターの充電インタフェースは、前記電源アダプターと前記端末とを接続する充電ケーブルと、分離式で設計されている、請求項9乃至12のいずれかに記載の電源アダプター。
【請求項14】
前記充電インタフェースと前記充電ケーブルとの間は、USB A型のインタフェースで接続する請求項13に記載の電源アダプター。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、充電分野に関し、具体的には電源アダプター及び端末に関する。
【背景技術】
【0002】
現在、スマートフォンは益々消費者に歓迎されているが、スマートフォンは、消費電力が大きく、通常的に頻繁に充電する必要がある。スマートフォンの電池容量が益々高くになる伴い、対応的に充電時間も長くなっている。如何に急速充電できるかは、現在、解決することが急務となっている。
【0003】
従来技術においては、急速充電の目的を達成するために、通常、スマートフォンの負荷能力を考慮せず、直接に電源アダプターの出力電流又は出力電圧を大きくしている。このため、スマートフォンに過熱や燃焼等の現象が生じ、スマートフォンの寿命が短くなる。
【発明の概要】
【0004】
本発明の一実施例は、電源アダプターの出力電流又は出力電圧を盲目的に大きくすることで、スマートフォンが過熱する現象を有効に回避することができる電源アダプター及び端末を提供する。
【0005】
第1形態によれば、電池と充電インタフェースとを含む端末を提供し、前記端末は、前記充電インタフェースを介し、電源アダプターから充電電流を導入して、前記電池を充電する。前記端末は、前記充電インタフェースを介して前記電源アダプターと双方向通信することにより、前記端末の充電モードを決定する通信ユニットを更に含む。
【0006】
第1形態に組み合わせ、第1形態における一つの実現方式において、前記充電モードは、普通充電モードと、第一急速充電モードと、を含み、前記電源アダプターは、前記第一急速充電モードでの充電電流が前記普通充電モードでの充電電流より高い。
【0007】
第1形態又は上記実現方式のいずれかを組み合わせ、第1形態における別の実現方式において、前記第一急速充電モードでの充電電流は、2.5Aより大きい。
【0008】
第1形態又は上記実現方式のいずれかを組み合わせ、第1形態における別の実現方式において、前記充電モードは、普通充電モードと、第二急速充電モードと、を含み、前記第二急速充電モードでの充電電圧が前記普通充電モードでの充電電圧より高い。
【0009】
第1形態又は上記実現方式のいずれかを組み合わせ、第1形態における別の実現方式において、前記第二急速充電モードでの充電電圧は、9V又は12Vである。
【0010】
第1形態又は上記実現方式のいずれかを組み合わせ、第1形態における別の実現方式において、前記充電モードは、普通充電モードと、第一急速充電モードと、第二急速充電モードと、を含み、前記第一急速充電モードでの充電電流が前記普通充電モードでの充電電流より高く、前記第二急速充電モードでの充電電圧が前記普通充電モードでの充電電圧より高い。
【0011】
第1形態又は上記実現方式のいずれかを組み合わせ、第1形態における別の実現方式において、前記電源アダプターと端末の間の充電ケーブルが支持する充電モードを認識する認識ユニットを更に含む。更に、前記通信ユニットは、前記認識ユニットにより認識された前記充電ケーブルが支持する充電モードにより、前記端末の充電モードを決定する。
【0012】
第1形態又は上記実現方式のいずれかを組み合わせ、第1形態における別の実現方式において、具体的に、前記認識ユニットの用途は以下のようである。前記充電ケーブルにおける制御チップに識別子を送信し、前記制御チップから返信されたフィードバック・コードを受信し、前記フィードバック・コードの正しさを判断する。前記フィードバック・コードが正しいと判断された場合、前記充電ケーブルが急速充電モードを支持すると決定し、前記フィードバック・コードが正しくないと判断された場合、前記充電ケーブルが急速充電モードをサポートしないと決定する。
【0013】
第1形態又は上記実現方式のいずれかを組み合わせ、第1形態における別の実現方式において、前記充電モードは、普通充電モードと、急速充電モードとを含み、前記急速充電モードでの充電電流が、前記普通充電モードでの充電電流より高く、具体的に、前記通信ユニットは、前記通信ユニットと前記端末とが決定した充電モードが前記急速充電モードであり、且つ前記充電ケーブルが前記急速充電モードを支持する場合、最終的な充電モードが急速充電モードと決定され、そうでない場合には、最終的な充電モードが普通充電モードであると決定される。
【0014】
第1形態又は上記実現方式のいずれかを組み合わせ、第1形態における別の実現方式において、前記電池は、電子チップの電圧値/電流値を検出し、前記端末に検出された前記電圧値/電流値を送信する検出ユニットを含む。
【0015】
第1形態又は上記実現方式のいずれかを組み合わせ、第1形態における別の実現方式において、前記電池は、第一過電圧保護ユニットと、第二過電圧保護ユニットと、さらに含む。前記第二過電圧保護ユニットは、前記第一過電圧保護ユニットが失効され且つ前記電池内における電子チップが定格電圧より高い場合、前記電子チップ両端の電圧を切る。
【0016】
第2形態によると、パワー変換ユニットと、充電インタフェースと、を含む電源アダプターを提供し、前記パワー変換ユニットは、前記充電インタフェースを通じて端末を充電する。前記電源アダプターは、前記端末が充電モードを決定するように、前記充電インタフェースを介して前記端末と双方向通信する通信ユニットと、前記端末により決定された充電モードにより、前記パワー変換ユニットの出力電圧及び/又は出力電流を制御する電圧制御ユニット及び/又は電流制御ユニットと、を更に含む。
【0017】
第2形態に組み合わせ、第2形態における別の実現方式において、前記充電モードは、普通充電モードと、第一急速充電モードと、を含み、前記電源アダプターは、前記第一急速充電モードでの充電電流が前記普通充電モードでの充電電流より高い。
【0018】
第2形態又は上記実現方式のいずれかを組み合わせ、第2形態における別の実現方式において、前記電源アダプターが前記第一急速充電モードでの充電電流は2.5Aより大きい、又は、前記電源アダプターの定格出力電流は2.5Aより大きい。
【0019】
第2形態又は上記実現方式のいずれかを組み合わせ、第2形態における別の実現方式において、前記充電モードは、普通充電モードと、第二急速充電モードと、を含み、前記電源アダプターは、前記第二急速充電モードでの充電電圧が前記普通充電モードでの充電電圧より高い。
【0020】
第2形態又は上記実現方式のいずれかを組み合わせ、第2形態における別の実現方式において、前記電源アダプターは、前記第二急速充電モードでの充電電圧が9V又は12Vであり、または、前記電源アダプターの定格出力電圧が5V、9V及び/又は12Vである。
【0021】
第2形態又は上記実現方式のいずれかを組み合わせ、第2形態における別の実現方式において、前記充電モードは、普通充電モードと、第一急速充電モードと、第二急速充電モードと、を含み、前記電源アダプターは、前記第一急速充電モードでの充電電流が前記普通充電モードでの充電電流より高く、前記電源アダプターは、前記第二急速充電モードでの充電電圧が前記普通充電モードでの充電電圧より高い。前記電流制御ユニットは、前記端末が決定した充電モードが前記第一急速充電モードである場合、前記パワー変換ユニットの出力電流を、前記第一急速充電モードに対応する充電電流に調整し、前記電圧制御ユニットは、前記端末が決定した充電モードが前記第二急速充電モードである場合、前記パワー変換ユニットの出力電圧を前記第二急速充電モードに対応する充電電圧に調整する。
【0022】
第2形態又は上記実現方式のいずれかを組み合わせ、第2形態における別の実現方式において、前記電源アダプターの充電インタフェースは、前記電源アダプターと前記端末とを接続する充電ケーブルと、分離式でデザインされる。
【0023】
第2形態又は上記実現方式のいずれかを組み合わせ、第2形態における別の実現方式において、前記充電インタフェースは、前記充電ケーブルとの間に、USB A型のインタフェースで接続する。
【0024】
本発明の実施例において、電源アダプターは、通信ユニットを通じて端末と充電モードを取り決め、通信ユニットで決定された充電モードにより、電源アダプターの出力電圧/出力電流を制御することで、盲目的に電源アダプターの電圧又は電流を増加することで発生するスマートフォンの過熱や燃焼等の現象を有効に回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【0025】
本発明の実施例の技術案をより明慮に説明するために、以下に、本発明の実施例において必要となる図面について簡単に説明する。明らかに、以下に説明された図面は単に本発明のいくつの実施例だけであり、当業者にとって、進歩性に値する労働をしないという前提で、これらの図面によりほかの図面を得られる。
図1】本発明の実施例の端末の模式的なブロック図である。
図2】本発明の実施例の電源アダプターの模式的なブロック図である。
図3】本発明の実施例の急速充電システムの構造を示す例示図である。
図2】ケーブルの構造の模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0026】
以下に、本発明の実施例における図面を組み合わせ、本発明の実施例における技術案について明慮で完全に説明する。明らかに、説明された実施例は本発明の一部の実施例だけであり、全部の実施例ではない。本発明の実施例に基づき、当業者は進歩性に値する労働をしないという前提で得られた他の全ての実施例は、全て本発明の保護範囲に属すべきである。
【0027】
図1は本発明の実施例の端末の模式的なブロック図である。図1に示された端末100は、電池110と、充電インタフェース120と、を含み、前記端末100は、前記充電インタフェース120を介して、電源アダプターから充電電流を導入し、前記電池110を充電する。前記端末100は、通信ユニット130を更に含む。
【0028】
前記通信ユニット130は、前記充電インタフェース120を介して前記電源アダプターと双方向通信し、前記端末100の充電モードを決定する。
【0029】
本発明の実施例において、電源アダプターは、通信ユニットを通じて、端末と充電モードを取り決め、通信ユニットで決定された充電モードにより電源アダプターの出力電圧/出力電流を制御することであり、盲目的に電源アダプターの電圧又は電流を増加することでスマートフォンに生じる過熱や燃焼等の現象を有効に回避することができる。
【0030】
端末100の充電インタフェース120は、Micro−USB B型又はType−Cインタフェースの規格であってもよい。
【0031】
更に、端末に対して、以下のような電気性能を要求することができる。充電インタフェースと、充電制御回路とは、自体のニーズに応じて正常かつ安全に充電できるものであって、充電プロセス全体において、端末の最高温度が55℃以下であり、且つ、火災や爆発及び回路損傷の現象が発生しないもの。
【0032】
また、端末内の充電制御回路は、過電圧保護装置があってもよく、充電電圧が12Vより高い場合に(未定)、過電圧保護装置を作動させることができる。過電圧保護回路が作動する間に、吸収された電流が20mA以下となることである。過電圧保護プロセスの全体において、端末の最高温度は55℃以下であり、火災や爆発及び回路損傷の現象が発生してはいけない。回復後、端末は正常に動作することができるようにしなければならない。
【0033】
また、急速充電機能を有する端末は、アダプターが急速充電の要求を満たすか否かを認識し、リアルタイムに充電プロセス全体を監視し、相応の充電モードを選択することができる。
【0034】
好ましくは、一つの実施例として、前記充電モードは、普通充電モードと、第一急速充電モードと、を含む。そのうち、前記電源アダプターは、前記第一急速充電モードでの充電電流が前記普通充電モードでの充電電流より高い。
【0035】
具体的に、第一急速充電モードは、電源アダプターの出力電流を高めることにより(例えば、2.5Aより大きい)、端末の充電パワーとスピードとを高める充電方式であってもよい。電圧アダプターは、普通充電モードで、定格出力電圧が5Vであってもよく、定格出力電流は2.5A以下であってもよい。
【0036】
好ましくは、一つの実施例として、前記第一急速充電モードでの充電電流は、2.5Aより大きく、例えば5Aであり、許容差は±5%であってもよい。
【0037】
好ましくは、一つの実施例として、前記充電モードは、普通充電モードと第二急速充電モードとを含み、前記第二急速充電モードでの充電電圧は、前記普通充電モードでの充電電圧より高いこととしてもよい。
【0038】
具体的に、第二急速充電モードは、電源アダプターの出力電圧を高めることにより(例えば、9V又は12V)、端末の充電パワーとスピードとを高める充電方式であってもよい。
【0039】
好ましくは、実施列として、前記第二急速充電モードでの充電電圧は、9V又は12Vであり、又は、電源アダプターの定格出力電圧は、5V、9V又は12Vであり、許容差は±5%であってもよい。
【0040】
好ましくは、一つの実施例として、前記第二急速充電モードでの充電電圧は、9V又は12Vである。
【0041】
好ましくは、一つの実施例として、前記充電モードは、普通充電モードと、第一急速充電モードと、第二急速充電モードと、を含み、前記第一急速充電モードでの充電電流が前記普通充電モードでの充電電流より高く、前記第二急速充電モードでの充電電圧が前記普通充電モードでの充電電圧より高くてもよい。
【0042】
好ましくは、一つの実施例として、前記電源アダプターと端末100との間の充電ケーブルによりサポートされる充電モードを認識するための認識ユニットを更に含む。更に、前記通信ユニットは、前記認識ユニットにより認識された前記充電ケーブルの支持する充電モードにより、前記端末100の充電モードを決定する。
【0043】
好ましくは、一つの実施例として、前記認識ユニットは、具体的に、識別子を前記充電ケーブルにおける制御チップに送信し、前記制御チップから返信されたフィードバック・コードを受信し、前記フィードバック・コードの正しさを判断する。前記フィードバック・コードが正しいと判断される場合、前記充電ケーブルが急速充電モードを支持すると決定される。前記フィードバック・コードが正しくないと判断される場合、前記充電ケーブルが急速充電モードをサポートしないと決定される。
【0044】
好ましくは、一つの実施例として、前記充電モードは、普通充電モードと、急速充電モードと、を含み、前記急速充電モードでの充電電流が前記普通充電モードでの充電電流より高い。具体的に、前記通信ユニットは、前記通信ユニットと前記端末100とが決定した充電モードが前記急速充電モードであり、また前記充電ケーブルが前記急速充電モードを支持する場合、最終的な充電モードが急速充電モードと決定し、そうでない場合、最終的な充電モードが普通充電モードであると決定する。
【0045】
好ましくは、一つの実施例として、前記電池110は、電子チップの電圧値/電流値を検出し、検出された前記電圧値/電流値を前記端末100に送信する検出ユニットを含む。
【0046】
好ましくは、一つの実施例として、更に、前記電池110は、第一過電圧保護ユニットと第二過電圧保護ユニットとを含む。前記第二過電圧保護ユニットは、前記第一過電圧保護ユニットが失効されて且つ前記電池内における電子チップの電圧が定格電圧より高い場合、前記電子チップの両端の電圧を切る。
【0047】
端末内における電池は、以下の機能や要求を満たす。
【0048】
まず、電池は、リアルタイムに電子チップの電圧値と電流値(電圧と電流の偏差は、電子チップが許容される充電リミット値を超えない)を読み取り、且つ当該読み取られた値を、正確に端末に送信する機能を有する。
【0049】
電池が充電するプロセスにおいて、各デバイスの温度上昇が15℃を超えない。
【0050】
電池の循環寿命は、温度上限と下限の条件で、急速充電寿命試験を500回行った後、容量の保持率は80%以上である。
【0051】
実際の容量は、定格容量以上である。
【0052】
GB31241の要求を満たす。
【0053】
電池は、電子チップが充電する場合に過電圧となることを防止するため、二重防護の過電圧保護機能を有する。電池の電子チップが定格電圧値より高い場合(定格電圧値+0.1V、現在は4.4Vであるが、後続は決定できず、未定)、電池保護板の充電経路が自動的に切ることができ、過電圧保護メカニズムを作動する。
【0054】
図2は本発明の実施例の電源アダプターの模式的なブロック図である。図2の電源アダプター200は、パワー変換ユニット210と、充電インタフェース220と、を含み、前記パワー変換ユニット210は、前記充電インタフェースを介して端末を充電する。前記電源アダプター220は、以下のユニットを更に含む。
【0055】
通信ユニット230であって、前記通信ユニット230は、前記端末が充電モードを決定するように、前記充電インタフェース220を通じて、前記端末と双方向通信する。
【0056】
電圧制御ユニット及び/又は電流制御ユニット240であって、前記電圧制御ユニット及び/又は電流制御ユニット240は、前記端末により決定された充電モードにより、前記パワー変換ユニット210の出力電圧及び/又は出力電流を制御する。
【0057】
本発明の実施例において、電源アダプターは、通信ユニットを通じて端末と充電モードを取り決め、通信ユニットにより決定された充電モードにより、電源アダプターの出力電圧/出力電流を制御することで、電源アダプターの電圧又は電流が盲目的に増加することにより生じるスマートフォンの過熱や燃焼等の現象を、有効に回避することができる。
【0058】
好ましくは、一つの実施例として、前記充電モードは、普通充電モードと、第一急速充電モードと、を含み、前記電源アダプター200は、前記第一急速充電モードでの充電電流が前記普通充電モードでの充電電流より高い。
【0059】
好ましくは、一つの実施例として、前記電源アダプター200は、前記第一急速充電モードでの充電電流が2.5Aより大きい。または、前記電源アダプター200の定格出力電流が、2.5Aより大きい。
【0060】
好ましくは、一つの実施例として、前記充電モードは、普通充電モードと、第二急速充電モードとを含み、前記電源アダプター200は、前記第二急速充電モードでの充電電圧が前記普通充電モードでの充電電圧より高い。
【0061】
好ましくは、一つの実施例として、前記電源アダプター200は、前記第二急速充電モードでの充電電圧が、9V又は12Vであり、又は、前記電源アダプター200の定格出力電圧が、5V、9V及び/又は12Vである。
【0062】
好ましくは、一つの実施例として、前記充電モードは、普通充電モードと、第一急速充電モードと、第二急速充電モードと、を含む。前記電源アダプター200は、前記第一急速充電モードでの充電電流が前記普通充電モードでの充電電流より高く、前記電源アダプター200は、前記第二急速充電モードでの充電電圧が前記普通充電モードでの充電電圧より高い。前記電流制御ユニットは、前記端末により決定された充電モードが前記第一急速充電モードである場合、前記パワー変換ユニット210の出力電流を前記第一急速充電モードに対応する充電電流までに調整する。前記電圧制御ユニットは、前記端末により決定された充電モードが前記第二急速充電モードである場合、前記パワー変換ユニット210の出力電圧を前記第二急速充電モードに対応する充電電圧までに調整する。
【0063】
好ましくは、一つの実施例として、前記電源アダプター200の充電インタフェース220は、前記電源アダプター200と前記端末とを接続する充電ケーブルと、分離式でデザインされる。
【0064】
好ましくは、一つの実施例として、前記充電インタフェース220は、前記充電ケーブルとの間に、USB A型のインタフェースで接続する。
【0065】
そのほか、電源アダプターのデザインは、以下のような電気性能の要求を満たすことができる。
【0066】
【表1】
【0067】
【表2】
【0068】
どのような状況であっても、電源アダプターが電源に差し込んでいるか否かにも関わらず、端末から電源アダプターへ流れる電流が5mAより以下である。
【0069】
電源アダプターは、交流電源から電源アダプターを介して出力端口に到着の接触電流が、20uAを超えないべきである。
【0070】
安全性能は、GB 4943.1の要求を満たす。
【0071】
また、急速充電電源アダプターは、急速充電データ線と検出インタフェースとの差し込みの異常を認識する機能を備えることができる。急速充電電源アダプターは、短路からの自動的な保護機能を有するべきである。故障が排除されたら、アダプターは、自動的に回復して作動することができるべきである。
【0072】
また、電源アダプターのエネルギー効率にたいして、ある程度の指標要求を提出することができる。例えば、電源アダプターの実際の平均効率は、下記の式で計算された数値以上である。
【0073】
平均効率≧0.0750*Ln(Pno)+0.561
【0074】
上式において、Pnoは電源アダプターの定格出力パワーである。即ち、定格出力電圧に定格出力電流をかけたものである。
【0075】
無負荷エネルギー消費は、以下の要件を満たす:
【表3】
【0076】
そのほか、充電インタフェースの抜き差し力と抜き差し寿命は、下記の条件を満たす。
【0077】
コネクタプラグとコネクタソケットとの間で抜き差しし、抜き差しのスピードが12.5mm/minを超えない場合、コネクタプラグを完全にコネクタソケットに差し込む時の力は、35N以下であり、コネクタプラグをコネクタソケットから完全に抜き出す時の力は、10N以上である。
【0078】
各一時間毎に200周期の最大スピードで、3000周期差し込み/抜き出しを行う。抜き差しが終わった後、機械構造が損傷されないように、コネクタプラグをコネクタソケットから完全に抜き出すために必要となる力は、8N以上である。
【0079】
以下に、具体的な例を組み合わせ、より詳しく本発明の実施例を説明する。注意すべきことは、図3乃至図4に示された例は、単に、当業者に本発明の実施例を容易に理解させるためのものであり、本発明の実施例を例の具体的な数値や場面に限定するわけではない。当業者は、図3図4に示された例により、明らかに各種の等価補正や変化することができ、このような補正や変化も、本発明の実施例の範囲に属する。
【0080】
急速充電システムブロックは、図3に示すように、モバイル端末(電池含み)と、急速充電ケーブルと、急速充電アダプターと、を含む。モバイル端末は、主に、電子チップ及びその保護回路と、急速充電電流制御回路モジュールと、通信制御モジュールと、充電インタフェースと、を含む。また、ケーブルに電源アダプターと端末とが認識用の暗号化回路モジュールが設けられる。具体的な実現方式は、メーカーにより規定される。急速充電アダプターは、充電インタフェースと、充電電圧制御モジュールと、電流制御モジュールと、通信モジュールと、データ線認識モジュールと、を含む。端末は、アダプターとハンドシェイク通信した後、両方が急速充電の機能要件及び適切な急速充電モードを満たすか否かを判断し、続いて、アダプターが対応の電圧と電流を提供して端末を充電させる。アダプターとケーブルとは、分離式なデザインを採用し、USB A型のインタフェースで接続する。
【0081】
充電アダプターのデザインは、製品の縦方向の交換性と横方向の交換性を考慮してもよい。方向の交換性とは、急速充電アダプターが、ケーブルと端末とが急速充電の要求を満たすか否かを認識し、また、相応の充電モードを選択することができる。急速充電機能を有する端末は、アダプターが急速充電の要求を満たすか否かを認識し、相応の充電モードを選択することができることを指す。横方向の交換性とは、急速充電機能を有するアダプターが全ての急速充電機能を有する端末に相応の急速充電を提供することができ、急速充電機能を有する端末が全ての急速機能のアダプターを認識し、急速充電をすることができることを指す。
【0082】
また、要件として、電源アダプターと端末との間のケーブルの構造や材料等を以下の要求又は指標を満たしてもよい。
【0083】
1.ケーブル入力端は、USB A型の構造を採用すべきである。ケーブル出力端はMicro−USB B型、又はType−Cインタフェースの規格でもよい。
【0084】
接続ケーブルは、データ伝送と電力供給の兼用機能のために用いられる際、その構造が図4に示された(USB Aシリーズの接続ケーブルと同じ)要求を満たすべきである。接続ケーブルは、4つの導線で構成され、その中の2本は電源導線(∨BUSは、電源の正極であり、GNDは、電源の負極である)であり、他の2本(D+、D−)は、信号導線である。
【0085】
材料はGB/T 22727.1の要件を満たすべきである。材料における多環芳香族炭化水素(PAHs)の含量は、200mg/kgより小さく、ベンゾピレンは20mg/kgより小さいのが好ましい。
【0086】
材料は、ポリエチレン(PE)又はよりもよい材料とする。
【0087】
接続ケーブルの長さは、200cm以下である。
【0088】
ケーシングは、完全に遮蔽された電源や信号線ペアを囲み、且つ錫引き銅線の外部遮蔽層と直接に接続すべきである。
【0089】
電圧上昇急速充電を支持するためのケーブルは、その最大抵抗値は0.232Ω/m以下である。
【0090】
電流上昇急速充電を支持するためのケーブルは、その最大抵抗値は0.1Ω/m以下である。
【0091】
USB A型とMicro−USB B型の接続インタフェースの絶縁抵抗値は、1000MΩ以上である。
【0092】
USB A型の接続インタフェースの絶縁材料は、交流電圧を耐える有効値が500Vであり、Micro−USB BB型の接続インタフェースの絶縁材料は、交流電圧を耐える有効値が100Vである。持続時間が1minの耐圧試験において、ブレイクダウン、発火やフラッシュオーバー現象は生じない。電気漏洩は0.5mAを超えない。
【0093】
ケーブル(コネクタ部分を含まない)の絶縁材料の難燃性は、V−1レベル又はこれよりよいレベルまで達する。
【0094】
コネクタプラグとコネクタソケットとの間で抜き差しし、抜き差しのスピードが12.5mm/minを超えない場合、コネクタプラグを完全にコネクタソケットに差し込む時の力は35N以下であり、コネクタプラグを完全にコネクタソケットから抜き出す時の力は10N以上である。
【0095】
一時間毎に200周期の最大スピードで、3000周期差し込み/抜き出しを行う。抜き差しが終わった後、機械構造を損傷しないようコネクタプラグをコネクタソケットから完全に抜き出すと、8N以上の力が必要となる。
【0096】
当業者は、本文に開示された実施例を組み合わせて説明した各例のユニットやアルゴリズムのステップが、電子ハードウェアにより、又はコンピュータソフトウェアと電子ハードウェアとの組み合わせにより実現することができるということに気付くであろう。これらの機能は、ハードウェアで実行するか、それともソフトウェアで実行するかは、技術案の特定のアプリケーションおよび設計の制約に依存する。当業者は、特定のアプリケーション毎に、異なる方法で上記説明の機能を実現することができる。ただし、この実現は本発明の範囲を超えない。
【0097】
説明を便利かつ簡潔とするため、上記のシステムと、装置と、ユニットとの具体的なプロセスは、前記方法実施例に対応するプロセスを参照することで、ここでの説明を省略する。
【0098】
本発明が提供したいくつの実施例から理解されるのは、記載されたシステムと、装置と方法とが、他の方式で実現することができることである。例えば、上記説明された装置の実施例は、単に概略的なものである。例えば、前記ユニットの分割は、単に論理機能の分割であり、実際に実現する時、他の分割方式があってもよい。例えば、復数のユニットやアセンブリーを別のシステムに組み合わせ又は集積したり、又はいくつの特徴を無視したり、実行しないようにしたりすることができる。更に、表示又は検討されたお互いのカップリング又は直接的なカップリングや通信接続は、いくつのインタフェースと、装置と、又はユニットとを介する間接カップリング又は通信接続であり、電気、機械又は他の形であってもよい。
【0099】
前記分離デバイスとして説明されたユニットは、物理上分離したものでも、物理上分離しないものでも構わない。また、ユニット表示のデバイスとして、物理ユニットでも物理ユニットでないものでも構わない。即ち、同じ個所に位置してもよく、また、復数のネットワークユニットに配置されても構わない。実際のニーズに応じてそのうちから一部又は全部ユニットを選択して本実施例の技術案の目的を達成する。
【0100】
なお、本発明の各実施例における各機能ユニットは一つの処理ユニットに集約してもよいが、各ユニットそれぞれ物理的に独立したものであってもよく、更に、二つや二つ以上のユニットを一つのユニットに集約してもよい。
【0101】
前記機能はソフトウェア機能ユニットの形で実現し且つ独立な製品として販売又は使用される場合、一つのコンピュータ読み取り可能な記憶媒体に記憶してもよい。このような理解に基づき、本発明の技術案の本質上又は従来技術に対する貢献する部分や当該技術案の部分はソフトウェアの形で表すことができ、当該コンピュータソフトウェア製品は一つの記憶媒体に記憶し、一つのコンピュータ機械(パーソナル・コンピュータや、サーバ、ネットワーク機械等)が本発明の各実施例に記載の前記方法の全部又は一部のステップを実行するための、いくつ指令を含む。前記の記憶媒体は、USBと、モバイルハードディスクと、リードオンリーメモリ(ROM、Read Only Memory)と、ランダム・アクセス・メモリ(RAM、Random Access Memory)と、ディスク又はCD等様々な記憶プログラムコードの媒体を含む。
【0102】
上記のものは、単に本発明を実施するための形態であり、本発明の保護範囲はそれを限定せず、該分野に詳しい当業者のいずれかが本発明に記載の技術範囲内で容易に想到し得られる変化又は代替は、本発明の保護範囲に属するべきである。従って、本発明の保護範囲は前記特許請求の範囲を基準にするべきである。

図1
図2
図3
図4