特許第6396560号(P6396560)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6396560
(24)【登録日】2018年9月7日
(45)【発行日】2018年9月26日
(54)【発明の名称】表示装置
(51)【国際特許分類】
   H04N 21/431 20110101AFI20180913BHJP
   H04N 21/442 20110101ALI20180913BHJP
【FI】
   H04N21/431
   H04N21/442
【請求項の数】1
【全頁数】27
(21)【出願番号】特願2017-186807(P2017-186807)
(22)【出願日】2017年9月27日
(62)【分割の表示】特願2016-85915(P2016-85915)の分割
【原出願日】2012年10月1日
(65)【公開番号】特開2018-26845(P2018-26845A)
(43)【公開日】2018年2月15日
【審査請求日】2017年9月27日
(73)【特許権者】
【識別番号】317015179
【氏名又は名称】マクセル株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110000442
【氏名又は名称】特許業務法人 武和国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】平林 正幸
【審査官】 松元 伸次
(56)【参考文献】
【文献】 特許第6222714(JP,B2)
【文献】 特開2007−235198(JP,A)
【文献】 特開2007−228046(JP,A)
【文献】 特開2011−109171(JP,A)
【文献】 特開2011−119790(JP,A)
【文献】 特開2000−270274(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G09G5/00−5/36
5/377−5/42
H04B1/06
1/16
H04N5/262−5/28
5/38−5/63
5/76−5/775
5/80−5/956
7/10
7/14−7/173
7/20−7/56
21/00−21/858
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
テレビジョン信号を受信するテレビジョン信号受信部と、
通信回線と接続するネットワーク送受信部と、
前記テレビジョン信号により伝送され、前記テレビジョン信号受信部を介して取得する映像コンテンツと、前記通信回線により伝送され、前記ネットワーク送受信部を介して取得する映像コンテンツと、を含む複数の映像コンテンツのうち、第1の配信元から配信された第1の映像コンテンツを表示する第1表示領域と第2の配信元から配信された第2の映像コンテンツを表示する第2表示領域とを同時に表示可能な表示画面を有する表示部と、
操作指示受信部と、
制御部と、を備え、
前記制御部は、
前記表示画面に前記第1表示領域と前記第2表示領域とが同時表示されているときに、前記操作指示受信部が、前記第1表示領域または前記第2表示領域に表示される映像コンテンツのうち、前記テレビジョン信号により伝送される映像コンテンツまたは前記通信回線により伝送される映像コンテンツについての操作指示を受信すると、受信した前記操作指示が前記第1表示領域と前記第2表示領域のいずれの表示領域に対する操作指示であるかを当該操作指示の内容に基づいて特定し、前記操作指示に応じて前記テレビジョン信号受信部または前記ネットワーク送受信部のいずれかを制御することにより、前記表示画面の前記第1表示領域または前記第2表示領域のうち特定した前記表示領域の表示態様を変更する制御を行う第1の表示態様変更制御と、
前記表示画面に前記第1表示領域と前記第2表示領域とが同時表示されているときに、緊急速報を受信した場合と前記緊急速報を受信せずに前記第1表示領域と前記第2表示領域のいずれか一方の1画面表示に切り替えるための操作指示を受信した場合のいずれの場合においても、前記第1表示領域と前記第2表示領域との同時表示を中止し、前記第1表示領域と前記第2表示領域のいずれか一方に表示されていた映像コンテンツについての1画面表示に切り替える制御を行う第2の表示態様変更制御と、を行うものであり、
前記制御部による前記第2の表示態様変更制御で表示を切り替えた後の前記1画面表示においては、前記第2の表示態様変更制御において前記緊急速報を受信した場合は緊急災害情報を表示し、前記第2の表示態様変更制御において前記緊急速報を受信していない場合は、緊急災害情報を表示しないものであり、
前記操作指示受信部は、前記ネットワーク送受信部とは異なる信号受信部として構成されることを特徴とする表示装置
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、映像表示装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
本技術分野の背景技術として、特開2008−11050号(特許文献1)がある。この公報には、課題として「特別なリモコン装置を用いなくても、複数の利用者が表示装置の表示画面を複数に分割等して視聴することができる表示装置、リモコン装置、プログラム及び表示方法を提供する。」と記載されている。
【0003】
この課題の解決手段として、「リモコン信号を受信するリモコン信号受信手段と、受信したリモコン信号の発信元を判別するリモコン信号判別手段と、判別した発信元に基づいて、受信したリモコン信号による操作が有効であるか否かを識別するリモコン信号識別手段と、有効な操作である場合に、受信したリモコン信号に応じて表示画面を変化させる表示手段とを備える。」と記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2008−11050号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
前記特許文献1には、発明の効果として「特別なリモコン装置を用いなくても、複数の利用者が表示装置の表示画面を複数に分割等して視聴することができる。」と記載されており、複数のユーザが一つの映像表示装置を使用する場合に使い勝手がよい。しかし、映像を視聴していた一方のユーザが表示装置から離れた際に、例えば、他方のユーザのリモコン装置では表示装置の画面分割を終了することができないなど、使い勝手が十分ではない部分もあった。
【0006】
そこで、本発明の目的は、使い勝手のよい映像表示装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、例えば特許請求の範囲に記載の構成を採用する。
【0008】
本願は上記課題を解決する手段を複数含んでいるが、その一例を挙げるならば、テレビジョン信号を受信するテレビジョン信号受信部と、通信回線と接続するネットワーク送受信部と、前記テレビジョン信号により伝送され、前記テレビジョン信号受信部を介して取得する映像コンテンツと、前記通信回線により伝送され、前記ネットワーク送受信部を介して取得する映像コンテンツと、を含む複数の映像コンテンツのうち、第1の配信元から配信された第1の映像コンテンツを表示する第1表示領域と第2の配信元から配信された第2の映像コンテンツを表示する第2表示領域とを同時に表示可能な表示画面を有する表示部と、操作指示受信部と、制御部と、を備え、前記制御部は、前記表示画面に前記第1表示領域と前記第2表示領域とが同時表示されているときに、前記操作指示受信部が、前記第1表示領域または前記第2表示領域に表示される映像コンテンツのうち、前記テレビジョン信号により伝送される映像コンテンツまたは前記通信回線により伝送される映像コンテンツについての操作指示を受信すると、受信した前記操作指示が前記第1表示領域と前記第2表示領域のいずれの表示領域に対する操作指示であるかを当該操作指示の内容に基づいて特定し、前記操作指示に応じて前記テレビジョン信号受信部または前記ネットワーク送受信部のいずれかを制御することにより、前記表示画面の前記第1表示領域または前記第2表示領域のうち特定した前記表示領域の表示態様を変更する制御を行う第1の表示態様変更制御と、前記表示画面に前記第1表示領域と前記第2表示領域とが同時表示されているときに、緊急速報を受信した場合と前記緊急速報を受信せずに前記第1表示領域と前記第2表示領域のいずれか一方の1画面表示に切り替えるための操作指示を受信した場合のいずれの場合においても、前記第1表示領域と前記第2表示領域との同時表示を中止し、前記第1表示領域と前記第2表示領域のいずれか一方に表示されていた映像コンテンツについての1画面表示に切り替える制御を行う第2の表示態様変更制御と、を行うものであり、前記制御部による前記第2の表示態様変更制御で表示を切り替えた後の前記1画面表示においては、前記第2の表示態様変更制御において前記緊急速報を受信した場合は緊急災害情報を表示し、前記第2の表示態様変更制御において前記緊急速報を受信していない場合は、緊急災害情報を表示しないものであり、前記操作指示受信部は、前記ネットワーク送受信部とは異なる信号受信部として構成されることを特徴とする表示装置である。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、使い勝手の良い映像表示装置を提供することができる。
【0010】
上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1】第1の実施例の映像表示システムの構成を示す図。
図2】第1の実施例の端末装置の構成を示すブロック図。
図3】第1の実施例の映像表示装置の構成を示すブロック図。
図4】第1の実施例の端末装置の処理を示すフローチャート。
図5(a)】第1の実施例の端末装置の画面の表示例。
図5(b)】第1の実施例の端末装置の画面の表示例。
図5(c)】第1の実施例の端末装置の画面の表示例。
図5(d)】第1の実施例の端末装置の画面の表示例。
図6】第1の実施例の映像表示装置の処理を示すフローチャート。
図7】第2の実施例の映像表示装置の処理を示すフローチャート。
図8】第3の実施例の映像表示装置の処理を示すフローチャート。
図9】第4の実施例の映像表示装置の処理を示すフローチャート。
図10】第5の実施例の映像表示装置の処理を示すフローチャート。
図11】第6の実施例の映像表示装置の処理を示すフローチャート。
図12】第4の実施例の端末装置の画面の表示例。
図13】第7の実施例の端末装置の処理を示すフローチャート。
図14】第7の実施例の映像表示装置の処理を示すフローチャート。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、図面を用いて実施例を説明する。
【実施例1】
【0013】
図1は、本発明の第1の実施例の映像表示システムの構成を示す図である。本実施例の映像表示システムは、複数の端末装置1と映像表示装置3とを含む。
【0014】
端末装置1は無線通信機能を有しており、基地局4と各種情報の送受信を行うことができる。また、端末装置1は、離れた場所の映像表示装置3の制御(以降、「リモート制御」)を行う機能を有しており、ユーザは、端末装置1を用いて、映像表示装置3のチャンネルや音量などを操作することができる。
【0015】
映像表示装置3は映像コンテンツを受信して表示する装置であり、例えば、放送局5から無線あるいは有線でテレビジョン信号を受信して、当該テレビジョン信号に基づく映像コンテンツを表示することができる。また、映像表示装置3は、ユーザ等によって指定されたURL(Uniform Resource Locator)のインターネットコンテンツなど、無線ルータ6を介してネットワーク7から受信した映像コンテンツを表示することもできる。このように、映像表示装置3は、特定の放送局5やURLなど、ユーザ等によって指定された配信元から配信された映像コンテンツを受信し、表示することができる。なお、映像表示装置3は1台に限るものではなく、複数台存在してもよい。
【0016】
基地局4は通信回線と端末装置1とを中継する装置であり、端末装置1と各種情報の送受信を行うことができる。例えば、基地局4は映像表示装置3を視聴するためのテレビの番組表を端末装置1に送ることもできる。
【0017】
放送局5は、テレビビジョン信号を出力する装置である。
【0018】
無線ルータ6は、Wi−Fi(Wireless Fidelity)などの無線LAN(Local Area Network)機能を備え、通信回線を経由してネットワーク7に接続できる。映像表示装置3は、無線ルータ6に接続することによりインターネット網から映像コンテンツや各種情報を入手することができる。尚、端末装置1にも、無線LAN機能を備えさせ、インターネット網から各種情報を入手することができるようにしても良い。また、無線ルータ6と映像表示装置3を無線で接続した例を示したが、これらを有線で接続してもよい。
【0019】
図2は、図1の端末装置1の構成を示すブロック図である。
【0020】
端末装置1の各部の制御は制御部20が行う。制御部20はCPU(Central Processing Unit)あるいは、任意の制御回路や、ASIC等の専用回路により構成される。
【0021】
端末装置1の無線通信部21はアンテナの他、符号化回路および復号化回路を含む通信回路等により構成されており、基地局4と通信を行い、各種情報を送受信する。
【0022】
表示部22は例えば液晶パネルであり、各種情報を表示する。操作部23は例えばタッチパッドであり、ユーザによる操作を受け付け、当該操作に基づく指示を制御部20に伝える。液晶パネルとタッチパッドを組み合わせて一体化したものは一般にタッチパネルと呼ばれ、本実施例でもタッチパネルを使用した例を記載している。
【0023】
コマンド送信部24は例えば赤外線やWi−Fi、Wi−Fi Direct、Bluetooth(登録商標)などを使用して、映像表示装置3に各種コマンドを送信する。ステータス受信部25は、同じくWi−Fiなどを利用して、映像表示装置3からステータス情報を受信する。コマンドとは、端末装置1が映像表示装置3のリモート制御を行うための情報であり、例えば、電源のオンとオフの切り替えを指示する電源コマンドや、特定のチャンネルや音量を指示する設定コマンドなどが含まれる。また、ステータス情報とは、リモート制御の可否を特定し得る情報であり、リモート制御をする権限の有無や、複数の端末装置1間の優先順位などが含まれる。なお、映像表示装置3へのコマンドの送信や、映像表示装置3からのステータス情報の受信は、無線ルータ6等を介して間接的に行ってもよい。また、コマンド送信部24とステータス受信部25とは別体であっても、一のハードウェアにより一体的に構成しても良い。
【0024】
尚、コマンド送信部24は、コマンドを送信する際には端末装置1固有の識別コードも送信する。識別コードとしては、端末装置1に個別に付与されるIDや電話番号などが適用可能である。また、一般的には一人のユーザが一つの端末装置1を所有することが想定されるため、端末装置1の製造メーカ等によってユーザごとに与えられるユーザIDを適用しても良い。この場合、ユーザIDは、ユーザの操作等に基づいて端末装置1に事前に記憶される。
【0025】
記憶部26は、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random
Access Memory)、フラッシュROMなどにより構成され、端末装置1を制御するためのプログラムや各種設定値などを格納する。
【0026】
図3は、図1の映像表示装置3の構成を示すブロック図である。
【0027】
映像表示装置3の各部の制御は制御部30が行う。制御部30はCPUあるいは、任意の制御回路や、ASIC等の専用回路により構成される。
【0028】
テレビ信号受信部31は復号化回路を含む通信回路等により構成されており、放送局5から配信(出力)されたテレビジョン信号を受信し、映像および音声を復号して表示部32および音声出力部33に送る。また、テレビ信号受信部31は上記通信回路等を複数備えており、複数のテレビ放送を同時に受信可能である。
【0029】
表示部32は例えば液晶パネル、プラズマパネルや有機EL(ElectroLuminescence)パネルなどによって構成されており、各種映像コンテンツ、および各種情報を表示する。また、表示部32は複数の画面(領域)に分割可能であり、テレビ信号受信部31が出力する複数の映像コンテンツを同時に表示することができる。
【0030】
音声出力部33は例えばアンプとスピーカによって構成されており、各種音声を出力する。
【0031】
コマンド受信部34は例えば赤外線やWi−Fi、Wi−Fi Direct、Bluetoothなどを使用して、端末装置1からコマンドと識別コードを受信し、各端末装置1からの指示を識別コードと共に制御部30に伝える。ステータス送信部35は、端末装置1にステータス情報を送信する。尚、コマンド受信部34とステータス送信部35とは別体であっても、一体であっても良い。
【0032】
記憶部36は、ROM、RAMやフラッシュROMなどにより構成され、映像表示装置3を制御するためのプログラムや各種設定情報、電源コマンドを送信した端末装置1の識別コード、各端末装置1の優先順位などを格納する。尚、HDD(Hard Disc Drive)やBD(Blu−ray Disc)ドライブのようなストレージを備え、映像コンテンツを記憶してもよい。
【0033】
LAN送受信部37は有線あるいは無線で無線ルータと接続し、インターネットなどを介して、映像コンテンツなどを受信することができる。
【0034】
図4は、本発明の第1の実施例の端末装置1の処理を示すフローチャートである。このフローチャートは、端末装置1が映像表示装置3をリモート制御する際の処理を示している。
【0035】
ステップS401において、端末装置1は、ユーザの操作に基づき、映像表示装置3のリモート制御を行うためのアプリケーションソフトウェア(以降、「操作アプリ」)が起動されるのを待つ。
【0036】
図5は、端末装置1のタッチパネル式の表示部22の各種表示例である。図5(a)は、端末装置1に各種アプリケーションソフトウェアが並んだメニュー画面を示しており、タッチパネルに表示された「テレビ」ボタンがユーザによって押されると操作アプリが起動する。
【0037】
ステップS402において、ユーザの操作に基づいて、端末装置1はリモート制御の対象とする映像表示装置3を選択する。図5(b)は、リモート制御の対象として選択可能な映像表示装置3が2台ある場合の選択画面の表示例である。ここでは、「テレビA」が選択されるものとする。
【0038】
リモート制御の対象とする映像表示装置3が選択されると、端末装置1は映像表示装置3に対して送信可能な各種指示を表示する。図5(c)は、その際の映像表示装置3の操作画面の表示例である。
【0039】
次に、ステップS403において、端末装置1はユーザが操作アプリを終了するための操作をしたかどうかを確認する。ユーザが操作アプリを終了するための操作をすると、端末装置1は操作アプリの動作を終了し、メニュー画面を表示する工程に戻る。
【0040】
ステップS404において、端末装置1はユーザによって電源ボタンが押されたかどうかを確認する。端末装置1に表示された電源ボタンが押された場合、端末装置1は、映像表示装置3に電源コマンドを送信し(ステップS405)、ステップS406において、端末装置1の記憶部26に記憶されたチャンネルや音量などの各種設定値を映像表示装置3に設定コマンドとして送信した後、ステップS403からの工程を繰り返す。
【0041】
なお、端末装置1は、電源コマンドや設定コマンドなどの各種コマンドを送信する際には自己の識別コードを送信する。
【0042】
端末装置1は電源コマンドの送信に続いて記憶部26に記憶されたチャンネルや各種設定値を含む設定コマンドを映像表示装置3に送信することにより、端末装置1の設定値通りに映像表示装置3を設定することができる。
また、ステップS404において、端末装置1に表示された映像表示装置3の電源ボタンが押されていない場合、ステップS407において、端末装置1は映像表示装置3の電源オンオフ以外の設定変更が指示されたかどうかを確認する。電源オンオフ以外の設定変更とは、例えばチャンネル変更や音量設定、あるいは画質調整などである。
【0043】
映像表示装置3の設定変更が指示された場合、端末装置1は、映像表示装置3に該当する設定コマンドを送信し(ステップS408)、ステップS409において、端末装置1の記憶部26に設定値を記憶する。
【0044】
例えば、チャンネル1ボタンが押された場合、端末装置1は、チャンネル1への切り替えを指示する設定コマンドを送信し、記憶部26にはチャンネル1を示す情報を記憶する。その次にチャンネル+ボタンが押された場合、端末装置1は、チャンネルの加算あるいはチャンネル2への切り替えを指示する設定コマンドを送信し、記憶部26にはチャンネル2を示す情報を記憶する。このように、設定コマンドがチャンネル+やチャンネル−のように相対値を指定するものである場合は、チャンネル2のような絶対値に置き換えて、記憶部26には最終値のみ記憶しておく。
【0045】
次に、端末装置1は、ステップS410において、映像表示装置3から送られたステータス情報があれば受信し、ステータス情報に対応した表示すべき情報があれば表示部22に表示して、ステップS403からの工程を繰り返す。端末装置1に送られたステータス情報であるかどうかは識別コードで判断する。
【0046】
図5(d)はステータス情報の表示例である。
【0047】
ステップS407において、映像表示装置3の設定が指示されていない場合、端末装置1はステップS403からの工程を繰り返す。
【0048】
図6は、本発明の第1の実施例の映像表示装置3の処理を示すフローチャートである。このフローチャートは、映像表示装置3が端末装置1にリモート制御される際の処理を示している。
【0049】
ステップS601において、映像表示装置3は電源コマンドの受信を待つ。電源コマンドを受信したら、映像表示装置3は電源を入れると共に、端末装置1から送信された各種設定値を反映する(ステップS602)。そして、ステップS603において、映像表示装置3は、電源コマンドを送信した端末装置1を端末装置Aとして、その識別コードを記憶部36に記憶しておく。
【0050】
次に、ステップS604において、映像表示装置3は1画面表示を行う。映像表示装置3は2画面表示機能を持ち、初期状態は1画面表示であるものとする。
【0051】
次に、ステップS605において、映像表示装置3は再び電源コマンドを受信したかどうかを確認する。電源コマンドを受信した場合、映像表示装置3は、受信したコマンドが端末装置Aからのコマンドかどうかを確認する(ステップS606)。端末装置Aからのコマンドかどうかは、電源コマンドを受信した際の識別コードが記憶部36に記憶した識別コードと一致したかどうかで判断できる。
【0052】
ステップS606において、受信した電源コマンドが端末装置Aからのコマンドである場合、映像表示装置3は電源を切る(ステップS607)。
【0053】
なお、本実施例では映像表示装置3が電源コマンドを受信する毎に電源オンオフを繰り返す、トグル制御を例として示しているが、電源オンと電源オフのコマンドを分離してもよい。
【0054】
また、ステップS605において、映像表示装置3は、電源コマンドを受信していない場合、電源コマンド以外のその他のコマンドを受信したかどうかを確認する(ステップS608)。その他のコマンドを受信した場合、映像表示装置3は、受信したコマンドが端末装置Aからのコマンドかどうかを確認する(ステップS609)。
【0055】
その他のコマンドとは、例えばチャンネルの切り換えや音量あるいは明るさの設定を指示する設定コマンドなどである。
【0056】
ステップS609において、受信したコマンドが端末装置Aからのコマンドである場合、映像表示装置3は、指示通りコマンド実行し(ステップS610)、ステップS605からの工程を繰り返す。
【0057】
また、ステップS609において、受信したコマンドが端末装置Aからのコマンドでない場合、映像表示装置3はチャンネル等を変更する権限がないことを示すステータス情報を該当する端末装置1に送信し(ステップS611)、ステップS605からの工程を繰り返す。このステータスを受信した端末装置1は当該コマンドの実行権限がないことを表示部22に表示する。図5(d)はチャンネルの変更権限がないことを表示した例である。
【0058】
なお、端末装置1にステータス情報を送る場合、映像表示装置3は、前記ステップS608でコマンドを受信した際の識別コードをステータス情報と共に送ればよい。これにより、ステータス情報を受信した端末装置1は、図5(d)のような表示を行うべきかどうかを判断することができる。
【0059】
また、ステップS608において、その他のコマンドを受信していない場合、映像表示装置3はステップS605からの工程を繰り返す。
【0060】
また、ステップS606において、受信したコマンドが端末装置Aからのコマンドでない場合、映像表示装置3は、その端末装置1を端末装置Bとして、その識別コードを記憶部36に記憶しておく(ステップS616)。
【0061】
次に、ステップ617において、映像表示装置3は画面Aと画面Bの2画面表示を行う。画面Aは端末装置Aによりリモート制御でき、画面Bは端末装置Bによりリモート制御できるものとする。
【0062】
次に、ステップS618において、映像表示装置3は再び電源コマンドを受信したかどうかを確認する。電源コマンドを受信した場合、映像表示装置3は、受信したコマンドが端末装置Aからのコマンドかどうかを確認する(ステップS620)。
【0063】
ステップS620において、受信したコマンドが端末装置Aからのコマンドである場合、映像表示装置3は、端末装置Bとして記憶部36に記憶されている端末装置1を端末装置Aとして、その識別コード記憶し(ステップS621)、ステップS604からの工程を繰り返す。
【0064】
ステップS604では、映像表示装置3は2画面表示を1画面表示に切り換え、画面Bを表示する。
【0065】
ステップS620において、受信したコマンドが端末装置Aからのコマンドでない場合、映像表示装置3は、ステップS604からの工程を繰り返す。
【0066】
ステップS604では、映像表示装置3は2画面表示を1画面表示に切り換え、画面Aを表示する。
【0067】
また、ステップS618において、電源コマンドを受信していない場合、映像表示装置3は、その他のコマンドを受信しているかどうかを確認する(ステップS622)。
【0068】
ステップS622において、その他のコマンドを受信している場合、映像表示装置3は、受信したコマンドが端末装置Aからのコマンドかどうかを確認する(ステップS623)。
【0069】
ステップS623において、受信したコマンドが端末装置Aからのコマンドである場合、映像表示装置3は、画面Aに対して指示通りにコマンド実行した後(ステップS624)、ステップS618からの工程を繰り返す。
【0070】
ステップS623において、受信したコマンドが端末装置Aからのコマンドでない場合、すなわち端末装置Bからのコマンドである場合、映像表示装置3は、画面Bに対して指示通りにコマンド実行した後(ステップS625)、ステップS618からの工程を繰り返す。
【0071】
画面Bに対して実行するコマンドとは、例えば画面Bのチャンネルの変更や入力の切り換えなどを指示する設定コマンドである。音量や明るさなどのように、画面Aと画面Bで共通する設定変更は、端末装置Bから実行できるようにしてもよいし、端末装置Bから実行できないようにしてもよい。
【0072】
また、ステップS622において、その他のコマンドを受信していない場合、映像表示装置3はステップS618からの工程を繰り返す。
【0073】
このようにして、例えば第一の端末装置1から映像表示装置3に電源コマンドを送ると、映像表示装置3の電源が入り、その操作は第一の端末装置1からのみ行うことができる。
【0074】
次に、第一の端末装置1から映像表示装置3に電源コマンドを送ると、映像表示装置3の電源が切れるが、第一の端末装置1からではなく第二の端末装置1から電源コマンドを送ると、映像表示装置3は2画面表示となり、元の画面のチャンネル変更などの操作は第一の端末装置1からのみ、追加された画面の操作は第二の端末装置1からのみ行うことができる。
【0075】
更に、この2画面表示状態において、第一の端末装置1から映像表示装置3に電源コマンドを送ると、映像表示装置3は1画面表示に戻り、その操作は第二の端末装置1からのみ行うことができる。そして、第二の端末装置1から映像表示装置3に電源コマンドを送ると、映像表示装置3の電源が切れる。
【0076】
前記2画面表示状態において、第一の端末装置1ではなく第二の端末装置1から電源コマンドを送ると、映像表示装置3は1画面表示に戻り、その操作は第一の端末装置1からのみ行うことができる。そして、第一の端末装置1から映像表示装置3に電源コマンドを送ると、映像表示装置3の電源が切れる。
【0077】
すなわち1画面表示中に映像表示装置3を操作している端末装置1自身から電源コマンドを送ると、映像表示装置3の電源が切れるが、別の端末装置1から電源コマンドを送ると、2画面表示に切り換わり、元の画面の操作は当初の端末装置1からのみ、追加された画面の操作は別の端末装置1からのみ行うことができる。
【0078】
そして、2画面表示中にどちらかの端末装置1から電源コマンドを送ると、映像表示装置3は1画面表示に切り換わり、当該電源コマンドを送った端末装置1とは別の端末装置1からのみ操作を行うことができる。
【0079】
以上の構成により本発明の第1の実施例では、端末装置1が映像表示装置3に送ったチャンネルや音量の設定を記憶しておき、電源コマンドの送信後に、記憶している設定値を映像表示装置3に送信することにより、ユーザが端末装置1を使用して電源を入れるだけで映像表示装置3は前回視聴していたチャンネルや音量に設定される。
【0080】
各種の設定値は端末装置1に記憶されるため、複数のユーザが各自の端末装置1に映像表示装置3の設定値を記憶することができ、自分の端末装置1を使って映像表示装置3の電源を入れると、映像表示装置3をユーザが前回視聴した設定にすることができる。更に、或る映像表示装置3で視聴していた設定を別の映像表示装置3に反映させることができる。
【0081】
更に、複数の端末装置1が映像表示装置3に電源コマンドを送ると、映像表示装置3の画面が分割表示され、各々の端末装置1から対応する画面を操作することができる。
【0082】
そして、画面が分割表示された映像表示装置3に電源コマンドを送ると、映像表示装置の画面の分割表示を終了させることができる。
【0083】
尚、本実施例では、リモート制御の対象としてチャンネルの変更を例示したが、URLの変更も適用可能である。
【実施例2】
【0084】
次に、本発明の第2の実施例について説明する。なお、本実施例における構成および効果等は、特に断りのない限り、第1の実施例と同じである。このため、以下では本実施例と第1の実施例との相違点を主に説明し、共通点の説明は極力省略する。
【0085】
図7は、本発明の第2の実施例の映像表示装置3の処理を示すフローチャートである。このフローチャートは、映像表示装置3が端末装置1にリモート制御される際の処理を示している。
【0086】
ステップS701〜ステップS710については、図6のステップS601〜ステップS610と同様であるため説明を省略する。
【0087】
ステップS709において、受信したコマンドが端末装置Aからのコマンドでない場合、映像表示装置3は、当該コマンドを送信した端末装置1を端末装置Bとして、その識別コードを記憶部36に記憶しておく(ステップS711)。
【0088】
次に、ステップ712において、映像表示装置3は画面Aと画面Bの2画面表示を行う。画面Aは端末装置Aによりリモート制御でき、画面Bは端末装置Bによりリモート制御できるものとする。
【0089】
次に、映像表示装置3は、画面Bに対して指示通りにコマンド実行し(ステップS713)、ステップS718の工程を行う。
【0090】
ステップS716〜ステップS725については、図6のステップS616〜ステップS625と同様であるため説明を省略する。
【0091】
このようにして、例えば第一の端末装置1から映像表示装置3に電源コマンドを送ると、映像表示装置3の電源が入り、その操作は第一の端末装置1からのみ行うことができる。
【0092】
この時、第二の端末装置1から操作を行うと、映像表示装置3は2画面表示となり、元の画面の操作は第一の端末装置1からのみ、追加された画面の操作は第二の端末装置1からのみ行うことができる。
【0093】
更に、第一の端末装置1から映像表示装置3に電源コマンドを送ると、映像表示装置3は1画面表示に戻り、その操作は第二の端末装置1からのみ行うことができる。
【0094】
第一の端末装置1ではなく第二の端末装置1から電源コマンドを送ると、映像表示装置3は1画面表示に戻り、その操作は第一の端末装置1からのみ行うことができる。そして、第一の端末装置1から映像表示装置3に電源コマンドを送ると、映像表示装置3の電源が切れる。
【0095】
以上の構成により本発明の第2の実施例では、第1の実施例と同様の効果を得ることができる。
【0096】
更に、複数の端末装置1から映像表示装置3に操作コマンドを送ると、映像表示装置3の画面が分割表示され、各々の端末装置1から対応する画面を操作することができる。
【0097】
そして、画面が分割表示された映像表示装置3に電源コマンドを送ると、映像表示装置3の画面の分割表示を終了させることができる。
【実施例3】
【0098】
次に、本発明の第3の実施例について説明する。なお、本実施例における構成および効果等も、特に断りのない限り、第1の実施例と同じであるため、以下では本実施例と第1の実施例との相違点を主に説明する。
【0099】
図8は、本発明の第3の実施例の映像表示装置3の処理を示すフローチャートである。このフローチャートは、映像表示装置3が端末装置1にリモート制御される際の処理を示している。
【0100】
ステップS801〜ステップS807については、図6のステップS601〜ステップS607と同様であるため説明を省略する。
【0101】
ステップS808において、映像表示装置3は、チャンネルの変更を指示する設定コマンド(以降、「チャンネル変更コマンド」)を受信したか否かを確認し、受信した場合は、それが端末装置Aからのコマンドかどうかを確認する(ステップS809)。
【0102】
ステップS809において、端末装置Aからのチャンネル変更コマンドを受信した場合、映像表示装置3は、チャンネルの変更を行い(ステップS810)、ステップS805からの工程を繰り返す。
【0103】
また、ステップS809において、受信したチャンネル変更コマンドが端末装置Aからのコマンドでない場合、映像表示装置3はステップS811の工程を行う。
【0104】
ステップS811〜ステップS812については、図7のステップS711〜ステップS712と同様であるため説明を省略する。
【0105】
ステップS813において、画面Bのチャンネル変更を行った後、映像表示装置3はステップS818の工程を行う。
【0106】
また、ステップS808において、チャンネル変更コマンドを受信していない場合、映像表示装置3は、電源コマンドとチャンネル変更コマンド以外のその他のコマンドを受信したかどうかを確認する(ステップS814)。
【0107】
その他のコマンドとは、例えば音量や明るさの変更を指示する設定コマンドなどである。
【0108】
ステップS814において、その他のコマンドを受信した場合、映像表示装置3は、指示通りにコマンド実行し(ステップS815)、ステップS805からの工程を繰り返す。
【0109】
ステップS814において、その他のコマンドを受信していない場合も、映像表示装置3はステップS805からの工程を繰り返す。
【0110】
ステップS816〜ステップS817については、図6のステップS616〜ステップS617と同様であるため説明を省略する。
【0111】
ステップS818において、電源コマンドを受信していない場合、映像表示装置3はチャンネル変更コマンドを受信したかどうかを確認する(ステップS822)。
【0112】
ステップS822において、チャンネル変更コマンドを受信した場合、映像表示装置3は、それが端末装置Aからのコマンドかどうかを確認する(ステップS823)。
【0113】
ステップS823において、受信したコマンドが端末装置Aからのコマンドである場合、映像表示装置3は、画面Aのチャンネルを変更した後(ステップS824)、ステップS818からの工程を繰り返す。
【0114】
ステップS823において、受信したコマンドが端末装置Aからのコマンドでない場合、映像表示装置は、画面Bのチャンネルを変更した後(ステップS825)、ステップS818からの工程を繰り返す。
【0115】
また、ステップS822において、チャンネル変更コマンドを受信していない場合、映像表示装置3は、映像表示装置3がその他のコマンドを受信したかどうかを確認する(ステップS826)。
【0116】
ステップS826において、その他のコマンドを受信した場合、映像表示装置3は、指示通りにコマンド実行した後(ステップS827)、ステップS818からの工程を繰り返す。
【0117】
ステップS826において、その他のコマンドを受信していない場合も、映像表示装置3はステップS818からの工程を繰り返す。
【0118】
このようにして、例えば第一の端末装置1から映像表示装置3に電源コマンドを送ると、映像表示装置3の電源が入り、その操作は第一の端末装置1と第二の端末装置1から行うことができる。
【0119】
ただし、第二の端末装置1からチャンネルの切替操作を行うと、映像表示装置3は2画面表示となり、元の画面のチャンネルの切り換えは第一の端末装置1からのみ、追加された画面のチャンネル切り換えは第二の端末装置1からのみ行うことができる。その他の操作は第一の端末装置1と第二の端末装置1から行うことができる。
【0120】
更に、第一の端末装置1から映像表示装置3に電源コマンドを送ると、映像表示装置3は1画面表示に戻り、その操作は第二の端末装置1からのみ行うことができる。
【0121】
第一の端末装置1ではなく第二の端末装置1から電源コマンドを送ると、映像表示装置3は1画面表示に戻り、その操作は端末装置1からのみ行うことができる。そして、第一の端末装置1から映像表示装置3に電源コマンドを送ると、映像表示装置3の電源が切れる。
【0122】
以上の構成により本発明の第3の実施例では、第1の実施例と同様の効果を得ることができる。
【0123】
更に、複数の端末装置1から映像表示装置3にチャンネル変更コマンドを送ると、映像表示装置の画面が分割表示され、各々の端末装置1から対応する画面を操作することができる。
【0124】
そして、画面が分割表示された映像表示装置3に電源コマンドを送ると、映像表示装置3の画面の分割表示を終了させることができる。
【実施例4】
【0125】
次に、本発明の第4の実施例について説明する。なお、本実施例における構成および効果等も、特に断りのない限り、第1の実施例と同じであるため、以下では本実施例と第1の実施例との相違点を主に説明する。
【0126】
図9は、本発明の第4の実施例の映像表示装置3の処理を示すフローチャートである。このフローチャートは、映像表示装置3が端末装置1にリモート制御される際の処理を示している。
【0127】
ステップS901〜ステップS905については、図6のステップS601〜ステップS605と同様であるため説明を省略する。
【0128】
ステップS905において、電源コマンドを受信した場合、映像表示装置3は電源を切る(ステップS907)。
【0129】
ステップS905において、電源コマンドを受信していない場合、映像表示装置3は2画面切り換えコマンドを受信したかどうかを確認する(ステップS913)。
【0130】
ステップS913において、2画面切り換えコマンドを受信した場合、映像表示装置3は、受信したコマンドが端末装置Aからのコマンドかどうかを確認する(ステップS914)。
【0131】
ステップS914において、受信したコマンドが端末装置Aからのコマンドである場合、映像表示装置3は、2画面表示に切り換えた後(ステップS915)、ステップS905からの工程を繰り返す。この場合は2画面共に端末装置Aからのみ操作することができる。
【0132】
なお、本実施例では映像表示装置3が2画面切り換えコマンドを受信する毎に2画面表示と1画面表示を切り換える、トグル制御を例として示しているが、2画面表示開始と2画面表示終了のコマンドを分離してもよい。
【0133】
ステップS914において、受信したコマンドが端末装置Aからのコマンドでない場合、映像表示装置3はステップS916の工程を行う。
【0134】
ステップS916〜ステップS917については、図6のステップS616〜ステップS617と同様であるため説明を省略する。
【0135】
また、ステップS913において、2画面切り換えコマンドを受信していない場合、映像表示装置3は、電源コマンドと2画面切り換えコマンド以外のその他のコマンドを受信したかどうかを確認する(ステップS908)。
【0136】
その他のコマンドとは、例えばチャンネルの切り換えや音量あるいは明るさの設定を指示する設定コマンドなどである。
【0137】
ステップS908において、その他のコマンドを受信した場合、映像表示装置3はステップS909の工程を行い、その他のコマンドを受信していない場合はステップS905からの工程を繰り返す。
【0138】
ステップS909〜ステップS911については、図6のステップS609〜ステップS611と同様であるため説明を省略する。
【0139】
図12は、端末装置1のタッチパネル式の表示部22の各種表示例であり、チャンネルを変更する権限がないことを知らせると共に、2画面表示への切り換えを促すメッセージを表示し、2画面切り換えボタンを配置したものである。これはステップS911において表示される。
【0140】
次に、ステップS918において、映像表示装置3は再び電源コマンドを受信したかどうかを確認する。電源コマンドを受信した場合、映像表示装置3は電源を切る(ステップS907)。
【0141】
ステップS918において、電源コマンドを受信していない場合、映像表示装置3は2画面切り換えコマンドを受信したかどうかを確認する(ステップS919)。
【0142】
ステップS919において、2画面切り換えコマンドを受信した場合、映像表示装置3は、それが端末装置Aからのコマンドかどうかを確認する(ステップS920)。
【0143】
ステップS919において、2画面切り換えコマンドを受信していない場合、映像表示装置3は、電源コマンドと2画面切り換えコマンド以外のその他のコマンドを受信したかどうかを確認する(ステップS922)。
【0144】
ステップS920〜ステップS925については図6のステップS620〜ステップS625と同様であるため説明を省略する。
【0145】
このようにして、例えば第一の端末装置1から映像表示装置3に電源コマンドを送ると、映像表示装置3の電源が入り、その操作は第一の端末装置1からのみ行うことができる。
【0146】
更に、第二の端末装置1から2画面切り換えコマンドを送ると、映像表示装置3は2画面表示となり、元の画面の操作は第一の端末装置1からのみ、追加された画面の操作は第二の端末装置1からのみ行うことができる。
【0147】
次に、第一の端末装置1から2画面切り換えコマンドを送ると、映像表示装置3は1画面表示となり、その操作は第二の端末装置1からのみ行うことができる。
【0148】
また、第二の端末装置1から2画面切り換えコマンドを送ると、映像表示装置3は1画面表示となり、その操作は第二の端末装置1からのみ行うことができる。
【0149】
そして、第一の端末装置1あるいは第二の端末装置2から映像表示装置3に電源コマンドを送ると、映像表示装置3の電源が切れる。
【0150】
以上の構成により本発明の第4の実施例では、第1の実施例と同様の効果を得ることができる。
【0151】
更に、映像表示装置3の電源を入れた端末装置1とは別の端末装置1から2画面切り換えコマンドを送ると、映像表示装置3の画面が分割表示され、各々の端末装置1から対応する画面を操作することができる。
【0152】
そして、画面が分割表示された映像表示装置3に2画面切り換えコマンドを送ると、映像表示装置3の画面の分割表示を終了させることができる。
【実施例5】
【0153】
次に、本発明の第5の実施例について説明する。なお、本実施例における構成および効果等も、特に断りのない限り、第1の実施例と同じであるため、以下では本実施例と第1の実施例との相違点を主に説明する。
【0154】
図10は、本発明の第5の実施例の映像表示装置3の処理を示すフローチャートである。このフローチャートは、映像表示装置3が端末装置1にリモート制御される際の処理を示している。
【0155】
ステップS1001〜ステップS1007については、図9のステップS901〜ステップS907と同様であるため説明を省略する。
【0156】
ステップS1008〜ステップS1015については、図8のステップS808〜ステップS815と同様であるため説明を省略する。
【0157】
ステップS1018において、映像表示装置3は電源コマンドを受信したかどうかを確認する。電源コマンドを受信した場合、映像表示装置3は電源を切る(ステップS1007)。
【0158】
ステップS1018において、電源コマンドを受信していない場合、映像表示装置3は操作アプリの終了を指示するコマンド(以降、「アプリ終了コマンド」)を受信したかどうかを確認する(ステップS1019)。
【0159】
ステップS1019において、アプリ終了コマンドを受信した場合、映像表示装置3は、それが端末装置Aからのコマンドかどうかを確認する(ステップS1020)。
【0160】
ステップS1020〜ステップS1021については図6のステップS620〜ステップS621と同様であるため説明を省略する。
【0161】
ステップS1019において、アプリ終了コマンドを受信していない場合、映像表示装置3は、チャンネル変更コマンドを受信したかどうかを確認する(ステップS1022)。
【0162】
ステップS1022〜ステップS1027については図8のステップS822〜ステップS827と同様であるため説明を省略する。
【0163】
このようにして、例えば第一の端末装置1から映像表示装置3に電源コマンドを送ると、映像表示装置3の電源が入り、その操作は第一の端末装置1と第二の端末装置1から行うことができる。
【0164】
ただし、第二の端末装置1からチャンネルの切替操作を行うと、映像表示装置3は2画面表示となり、元の画面のチャンネルの切り換えは第一の端末装置1からのみ、追加された画面のチャンネルの切り換えは第二の端末装置1からのみ行うことができる。その他の操作は第一の端末装置1と第二の端末装置1から行うことができる。
【0165】
更に、第一の端末装置1から映像表示装置3にアプリ終了コマンドを送ると、映像表示装置3は1画面表示に戻り、その操作は第二の端末装置1からのみ行うことができる。
【0166】
第一の端末装置1ではなく第二の端末装置1からアプリ終了コマンドを送ると、映像表示装置3は1画面表示に戻り、その操作は第一の端末装置1からのみ行うことができる。そして、第一の端末装置1から映像表示装置3に電源コマンドを送ると、映像表示装置3の電源が切れる。
【0167】
以上の構成により本発明の第5の実施例では、第1の実施例と同様の効果を得ることができる。
【0168】
更に、映像表示装置3の電源を入れた端末装置1とは別の端末装置1からチャンネル変更コマンドを送ると、映像表示装置3の画面が分割表示され、各々の端末装置1から対応する画面を操作することができる。
【0169】
そして、画面が分割表示された映像表示装置3にアプリ終了コマンドを送ると、映像表示装置3の画面の分割表示を終了させることができる。
【実施例6】
【0170】
次に、本発明の第6の実施例について説明する。なお、本実施例における構成および効果等も、特に断りのない限り、第1の実施例と同じであるため、以下では本実施例と第1の実施例との相違点を主に説明する。
【0171】
図11は、本発明の第6の実施例の映像表示装置3の処理を示すフローチャートである。このフローチャートは、映像表示装置3が端末装置1にリモート制御される際の処理を示している。
【0172】
ステップS1101〜ステップS1118については、図10のステップS1001〜ステップS1018と同様であるため説明を省略する。
【0173】
ステップS1118において、電源コマンドを受信していない場合、映像表示装置3はチャンネル変更コマンドを受信したかどうかを確認する(ステップS1122)。
【0174】
ステップS1122において、チャンネル変更コマンドを受信した場合、映像表示装置3は、それが端末装置Aからのコマンドかどうかを確認する(ステップS1123)。
【0175】
ステップS1123において、受信したコマンドが端末装置Aからのコマンドである場合、映像表示装置3は、画面Aのチャンネルを変更し(ステップS1124)、ステップS1128の工程を行う。
【0176】
ステップS1123において、受信したコマンドが端末装置Aからのコマンドでない場合、映像表示装置3は、画面Bのチャンネルを変更し(ステップS1125)、ステップS1128の工程を行う。
【0177】
また、ステップS1122において、チャンネル変更コマンドを受信していない場合、映像表示装置3はステップS1126の工程を行う。
【0178】
ステップS1126〜ステップS1127については、図8のステップS826〜ステップS827と同様であるため説明を省略する。
【0179】
次に、ステップS1128において、映像表示装置3は、変更した画面Aのチャンネルと画面Bのチャンネルが一致したかどうかを確認する。
【0180】
次に、ステップS1128において、チャンネルが一致した場合、当該チャンネルに基づく映像コンテンツを表示すべく、映像表示装置3は1画面表示に変更する(ステップS1104)。
【0181】
ステップS1128において、チャンネルが一致しない場合、映像表示装置3はステップS1118からの工程を繰り返し、2画面表示を継続する。
【0182】
このようにして、例えば第一の端末装置1から映像表示装置3に電源コマンドを送ると、映像表示装置3の電源が入り、その操作は第一の端末装置1と第二の端末装置2から行うことができる。
【0183】
ただし、第二の端末装置2からチャンネルの切替操作を行うと、映像表示装置3は2画面表示となり、元の画面の操作は第一の端末装置1からのみ、追加された画面の操作は第二の端末装置1からのみ行うことができる。
【0184】
更に、2画面のチャンネルが一致したら映像表示装置3は1画面表示に戻る。
【0185】
そして、第一の端末装置1あるいは第二の端末装置1から映像表示装置3に電源コマンドを送ると、映像表示装置3の電源が切れる。
【0186】
以上の構成により本発明の第6の実施例では、第1の実施例と同様の効果を得ることができる。
【0187】
更に、映像表示装置3の電源を入れた端末装置1とは別の端末装置1からチャンネル操作コマンドを送ると、映像表示装置3の画面が分割表示され、各々の端末装置1から対応する画面を操作することができる。
【0188】
そして、2画面のチャンネルが一致したら、映像表示装置3の画面の分割表示を終了させることができる。
【実施例7】
【0189】
次に、本発明の第7の実施例について説明する。なお、本実施例における構成および効果等も、特に断りのない限り、第1の実施例と同じであるため、以下では本実施例と第1の実施例との相違点を主に説明する。
【0190】
図13は、本発明の第7の実施例の端末装置1の処理を示すフローチャートである。このフローチャートは、端末装置1から映像表示装置3をリモート制御する際の処理を示している。
【0191】
ステップS1301〜ステップS1302については、図4のステップS401〜ステップS402と同様であるため説明を省略する。
【0192】
ステップS1311において、端末装置1は緊急速報を受信したかどうかを確認する。緊急速報を受信した場合、端末装置1は緊急モードに切り換わる。緊急速報とは、災害の発生などの緊急事態を知らせるために配信される情報であり、例えば緊急地震速報や津波警報である。
【0193】
ステップS1303において、端末装置1は、ユーザによって操作アプリを終了するための操作がされたかどうかを確認する。操作アプリを終了するための操作がされた場合、端末装置1は処理を終了し、操作されていない場合は、映像表示装置3の電源ボタンが押されたかどうかを確認する(ステップS1304)。端末装置1に表示された映像表示装置3の電源ボタンが押された場合、映像表示装置3は、緊急モードかどうかで異なる処理を行う。
【0194】
ステップS1313において、端末装置1は緊急モードか否かを判別し、緊急モードである場合は、映像表示装置3に電源コマンドを送信し(ステップS1314)、ステップS1311からの工程を繰り返す。
【0195】
なお、電源コマンドを送信する際には予め定めた緊急コードを送信する。緊急コードは識別コードとは全く異なるユニークなコードを定めるとよい。
【0196】
ステップS1313において、緊急モードでない場合、端末装置1はステップS1305の工程を行う。
【0197】
ステップS1305〜ステップS1306については、図4のステップS405〜ステップS406と同様であるため説明を省略する。
【0198】
なお、電源コマンドを送信する際には端末装置1の識別コードも送信される。
【0199】
また、ステップS1304において、端末装置1に表示された映像表示装置3の電源ボタンが押されていない場合、端末装置1は映像表示装置3の電源オンオフ以外の設定変更がユーザによって指示されたかどうかを確認する(ステップS1307)。電源オンオフ以外の設定変更とは、例えばチャンネル変更や音量設定、あるいは画質調整などである。
【0200】
映像表示装置3の設定変更が指示された場合、端末装置1は、緊急モードかどうかで異なる処理を行う。
【0201】
ステップS1315において、緊急モードである場合、端末装置1は、映像表示装置3に該当するコマンドを送信し(ステップS1316)、ステップS1311からの工程を繰り返す。
【0202】
なお、電源コマンドを送信する際には緊急コードも送信される。
【0203】
ステップS1315において、緊急モードでない場合、端末装置1はステップS1308の工程を行う。
【0204】
ステップS1308〜ステップS1310については、図4のステップS408〜ステップS410と同様であるため説明を省略する。
【0205】
なお、電源コマンド、チャンネル変更コマンドなどの各種コマンドを送信する際には端末装置1の識別コードを送信する。
【0206】
このようにして、緊急速報を受信した端末装置1は緊急モードに切り換わり、映像表示装置3にコマンドを送信する際に、識別コードの代わりに緊急コードを付加して送信し、映像表示装置3を緊急モードに切り換える。
【0207】
図14は、本発明の第7の実施例の映像表示装置の処理を示すフローチャートである。このフローチャートは、映像表示装置3が端末装置1にリモート制御される際の処理を示している。
【0208】
ステップS1401〜ステップS1402については、図6のステップS601〜ステップS602と同様であるため説明を省略する。
【0209】
次に、ステップS1428において、映像表示装置3は緊急コードを受信したかどうかを確認する。緊急コードを受信した場合、映像表示装置3は緊急モードに切り換わる(ステップS1429)。緊急モードでは例えば表示画面に緊急災害情報が表示される。
【0210】
緊急コードを受信していない場合、映像表示装置3は、電源コマンドを送信した端末装置1を端末装置Aとして、その識別コードを記憶部36に記憶しておく(ステップS1403)。
【0211】
ステップS1404については、図6のステップS604と同様であるため説明を省略する。
【0212】
次に、ステップS1405において、映像表示装置3は再び電源コマンドを受信したかどうかを確認する。電源コマンドを受信した場合、映像表示装置3は、緊急モードあるいは受信した電源コマンドが端末装置Aからのコマンドかどうかを確認する(ステップS1406)。
【0213】
なお、映像表示装置3は、前述のステップS1429にて緊急モードに切り換わるほか、ステップS1405、ステップS1408、ステップS1418、ステップS1422において、緊急コードを受信した場合も緊急モードに切り換わる。
【0214】
また、端末装置Aからのコマンドかどうかはコマンドを受信した際の識別コードが記憶部36に記憶した識別コードと一致したかどうかで判断できる。
【0215】
ステップS1406において、緊急モードあるいは受信した電源コマンドが端末装置Aからのコマンドである場合、映像表示装置3は電源を切る(ステップS1407)。
【0216】
なお、本実施例では映像表示装置3が電源コマンドを受信する毎に電源オンオフを繰り返す、トグル制御を例として示しているが、電源オンと電源オフのコマンドを分離してもよい。
【0217】
また、ステップS1405において、電源コマンドを受信していない場合、映像表示装置3は、その他のコマンドを受信したかどうかを確認する(ステップS1408)。その他のコマンドを受信した場合、映像表示装置3は、緊急モードあるいは受信したコマンドが端末装置Aからのコマンドかどうかを確認する(ステップS1409)。
【0218】
ステップS1409において、緊急モードあるいは受信したコマンドが端末装置Aからのコマンドである場合はステップS1410に進み、指示通りコマンド実行した後、ステップS1405に戻る。
【0219】
また、ステップS1409において、緊急モードあるいは受信したコマンドが端末装置Aからのコマンドでない場合、映像表示装置3はステップS1411の工程を行う。ステップS1411については、図6のステップS611と同様であるため説明を省略する。
【0220】
また、ステップS1406において、緊急モードあるいは受信したコマンドが端末装置Aからのコマンドでない場合、映像表示装置3はステップS1416の工程を行う。
【0221】
ステップS1416〜ステップS1417については、図6のステップS616〜ステップS617と同様であるため説明を省略する。
【0222】
次に、ステップS1418において、映像表示装置3は電源コマンドを受信したかどうかを確認する。電源コマンドを受信した場合、映像表示装置3は、緊急モードかどうかを確認する(ステップS1419)。緊急モードである場合、映像表示装置3は、映像表示装置3は電源を切る(ステップS1407)。
【0223】
ステップS1419において、緊急モードでない場合、映像表示装置3は、受信したコマンドが端末装置Aからのコマンドかどうかを確認する(ステップS1420)。
【0224】
ステップS1420〜ステップS1421については、図6のステップS620〜ステップS621と同様であるため説明を省略する。
【0225】
また、ステップS1418において、電源コマンドを受信していない場合、映像表示装置3は、その他のコマンドを受信しているかどうかを確認する(ステップS1422)。
【0226】
ステップS1422において、その他のコマンドを受信している場合、映像表示装置3は、受信したコマンドが端末装置Aからのコマンドかどうかを確認する(ステップS1423)。
【0227】
ステップS1423において、受信したコマンドが端末装置Aからのコマンドである場合、映像表示装置3は、画面Aに対して指示通りにコマンド実行する(ステップS1424)。受信したコマンドが端末装置Aからのコマンドでない場合、すなわち端末装置Bからのコマンドである場合、映像表示装置3は、画面Bに対して指示通りにコマンド実行する(ステップS1425)。
【0228】
次に、ステップS1426において、映像表示装置3は、緊急モードかどうかを確認する。緊急モードである場合、映像表示装置3は、指示通りにコマンド実行し(ステップS1427)、ステップS1404からの工程を繰り返す。緊急モードでない場合、映像表示装置3は、ステップS1418からの工程を繰り返す。
【0229】
ステップS1404では、映像表示装置3は2画面表示を1画面表示に切り換える。ステップS1423において、受信したコマンドが端末装置Aからのコマンドであった場合は画面Aを表示し、端末装置Aからのコマンドでなかった場合は画面Bを表示する。 また、ステップS1422において、映像表示装置3がその他のコマンドを受信していない場合、映像表示装置3は、ステップS1418からの工程を繰り返す。
【0230】
このようにして、例えば第一の端末装置1から映像表示装置3に電源コマンドを送ると、映像表示装置3の電源が入り、その操作は第一の端末装置1からのみ行うことができる。
【0231】
次に、第一の端末装置1から映像表示装置3に電源コマンドを送ると、映像表示装置3の電源が切れるが、第一の端末装置1からではなく第二の端末装置1から電源コマンドを送ると、映像表示装置3は2画面表示となり、元の画面の操作は第一の端末装置1からのみ、追加された画面の操作は第二の端末装置1からのみ行うことができる。
【0232】
そして、緊急速報を受信すると映像表示装置3は1画面表示に戻り、その操作は全ての端末装置1から行うことができるようになる。
【0233】
なお、緊急速報として緊急地震速報や津波警報を例としたが、緊急雷速報、緊急火災速報、緊急台風速報、緊急大雨速報、緊急河川氾濫速報、緊急噴火速報等でもよい。
【0234】
以上の構成により本発明の第7の実施例では、第1の実施例と同様の効果を得ることができる。
【0235】
更に、緊急速報の受信時には、映像表示装置が2画面表示中であれば1画面表示に切り換わり、全ての端末装置1から映像表示装置3の操作が可能になる。
【0236】
なお、上記した実施例では2つの端末装置1から映像表示装置3にコマンドを送り、2つに分割された画面のうち、各々の端末装置1に対応する画面を操作する例を示したが、3つの端末装置1から3つに分割された画面を操作してもよく、端末装置1の分だけ画面を分割してもよい。
【0237】
また、上記した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
【0238】
また、上記の各構成、機能、処理部、処理手段等は、それらの一部又は全部を、例えば集積回路で設計する等によりハードウェアで実現してもよい。また、上記の各構成、機能等は、プロセッサがそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈し、実行することによりソフトウェアで実現してもよい。各機能を実現するプログラム、テーブル、ファイル等の情報は、メモリや、ハードディスク、SSD(Solid State Drive)等の記録装置、または、ICカード、SDカード等の記録媒体に置くことができる。
【0239】
また、制御線や情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしも全ての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際には殆ど全ての構成が相互に接続されていると考えてもよい。
【符号の説明】
【0240】
1…端末装置、3…映像表示装置、4…基地局、5…放送局、6…無線ルータ、7…ネットワーク、21…無線通信部、22…表示部、23…操作部、24…コマンド送信部、25…ステータス受信部、26…記憶部、30…制御部、31…テレビ信号受信部、32…表示部、33…音声出力部、34…コマンド受信部、35…ステータス送信部、36…記憶部、37…LAN送受信部
図1
図2
図3
図4
図5(a)】
図5(b)】
図5(c)】
図5(d)】
図6
図7
図8
図9
図10
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図14