特許第6396802号(P6396802)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6396802モバイルデバイス上でのデータ可視化の閲覧および対話のための拡大ツール
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6396802
(24)【登録日】2018年9月7日
(45)【発行日】2018年9月26日
(54)【発明の名称】モバイルデバイス上でのデータ可視化の閲覧および対話のための拡大ツール
(51)【国際特許分類】
   G06F 3/0484 20130101AFI20180913BHJP
   G06F 3/0488 20130101ALI20180913BHJP
   G06F 15/02 20060101ALI20180913BHJP
【FI】
   G06F3/0484 150
   G06F3/0488
   G06F15/02 315G
【請求項の数】7
【全頁数】11
(21)【出願番号】特願2014-546139(P2014-546139)
(86)(22)【出願日】2012年12月7日
(65)【公表番号】特表2015-501052(P2015-501052A)
(43)【公表日】2015年1月8日
(86)【国際出願番号】US2012068545
(87)【国際公開番号】WO2013086395
(87)【国際公開日】20130613
【審査請求日】2015年12月4日
【審判番号】不服2017-14434(P2017-14434/J1)
【審判請求日】2017年9月29日
(31)【優先権主張番号】61/568,542
(32)【優先日】2011年12月8日
(33)【優先権主張国】US
(31)【優先権主張番号】13/406,357
(32)【優先日】2012年2月27日
(33)【優先権主張国】US
(73)【特許権者】
【識別番号】502303739
【氏名又は名称】オラクル・インターナショナル・コーポレイション
(74)【代理人】
【識別番号】110001195
【氏名又は名称】特許業務法人深見特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】ヨシモト,ブランドン
(72)【発明者】
【氏名】チャン,ヒュー
(72)【発明者】
【氏名】シン,プラシャント
【合議体】
【審判長】 千葉 輝久
【審判官】 松田 岳士
【審判官】 山田 正文
(56)【参考文献】
【文献】 特許第4818478(JP,B1)
【文献】 特開2004−178384(JP,A)
【文献】 小山 香織,iPadビジネス活用ガイド 初版,株式会社毎日コミュニケーションズ,2011年7月6日,第17頁
【文献】 ゲイザー,iPhone 4S スーパーマニュアル 第1版,株式会社秀和システム,2011年12月3日,第56頁
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 3/01, 3/048-3/0489
G06F 15/02-15/14
H04M 1/00, 1/24-1/82, 99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
タッチスクリーンを有するデバイス上の内容を拡大する方法であって、
前記内容は、1つ以上の座標軸上に配置される複数のデータ要素を備えるグラフを含み、
前記タッチスクリーン上のユーザがタッチした場所の選択を受け付けるステップと、
前記タッチスクリーン上の前記場所の位置を判定するステップと、
前記内容をタッチスクリーンに表示するステップと、
拡大される前記タッチスクリーンの部分であって円形部分を、判定された前記位置および当該部分に対応のデータ要素の密集度に応じた半径に基づき判定するステップと、
判定された前記円形部分に対応する内容の一部を拡大し、前記拡大された一部を前記タッチスクリーンの上に重ねるステップと、
拡大される前記部分の中心に位置するデータ要素に対応した座標値を含む情報を表示するステップと、
前記内容の一部を拡大して重ね中に、当該拡大のために選択された場所とは異なる場所の選択が受付けられたときは、当該一部を拡大して重ねることを終了するステップと、を備える、方法。
【請求項2】
表示される内容を拡大するための拡大ツールを含むデバイスであって、
1つ以上の座標軸上に配置される複数のデータ要素を備えるグラフを含む内容を表示するように動作可能なタッチスクリーンと、
ユーザからのタッチスクリーンにおける操作を受け付ける手段とを備え、
前記デバイスが、前記タッチスクリーン上の場所の選択の操作を受け付けた場合、前記デバイスは、
前記タッチスクリーン上の前記場所の位置を判定し、
拡大する前記タッチスクリーンの部分であって円形部分を、判定された前記位置および当該部分に対応のデータ要素の密集度に応じた半径に基づき判定し、
判定された前記部分に対応した内容の一部を拡大し、前記拡大された一部を前記タッチスクリーンの上に重ね、
拡大される前記部分の中心に位置するデータ要素に対応した座標値を含む情報を表示し、
前記一部を拡大して重ね中に、当該拡大のために選択された場所とは異なる場所の選択が受付けられたときは、当該一部を拡大して重ねることを終了するように構成される、デバイス。
【請求項3】
前記デバイスはモバイルデバイスである、請求項に記載のデバイス。
【請求項4】
前記拡大された内容の一部は、前記タッチスクリーン上の前記場所の位置の上方に表示される、請求項2または3に記載のデバイス。
【請求項5】
前記デバイスが前記タッチスクリーン上の複数の場所の複数の選択を連続的に受け付けた場合、前記デバイスは、
前記複数の場所を追跡し、
前記複数の選択の各々が受け付けられると前記複数の場所の各々に対応するように前記タッチスクリーンの前記拡大された部分を更新するように構成される、請求項からのいずれか1項に記載のデバイス。
【請求項6】
前記デバイスは、コンピュータ読み取り可能な媒体とプロセッサとを含む、請求項からのいずれか1項に記載のデバイス。
【請求項7】
プログラムであって、コンピュータに、
コンピュータ読み取り可能な媒体とプロセッサとを含むデバイスのタッチスクリーン上の場所の選択を受け付けるステップと、
前記タッチスクリーン上の前記場所の位置を判定するステップと、
デバイス上の内容であって、1つ以上の座標軸上に配置される複数のデータ要素を備えるグラフを含む内容をタッチスクリーンに表示するステップと、
拡大する前記タッチスクリーンの部分であって円形部分を、判定された前記位置および当該部分に対応のデータ要素の密集度に応じた半径に基づき判定するステップと、
判定された前記円形部分に対応の内容の一部を拡大し、前記タッチスクリーン上に前記拡大された一部を重ねるステップと、
拡大される前記部分の中心に位置するデータ要素に対応した座標値を含む情報を表示するステップと、
前記内容の一部を拡大して重ね中に、当該拡大のために選択された場所とは異なる場所の選択が受付けられたときは、当該一部を拡大して重ねることを終了するステップとを実行させる、プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
著作権表示
この特許文献の開示の一部には、著作権の保護対象となる資料が含まれている。著作権者は、特許商標庁の特許ファイルまたは記録に記載されたとおりのものについては、特許文献または特許の開示を他人が複製することに異議を唱えないが、他の点については、全ての著作権を確保している。
【0002】
発明の分野
本発明は、モバイル通信およびモバイルデバイスに関し、特定的には、制限または限定された閲覧スクリーンを有するモバイルデバイスおよび任意の他のデバイス上でのデータ可視化の閲覧および対話のためのユーザインターフェイスに拡大ツールを提供することに関する。
【背景技術】
【0003】
背景
密集したデータを理解することは、多くの異なるデータ可視化の形式に存在する問題である。スクリーンの大きさが限定されたモバイルデバイス上においては、データを区別および記述するためのスペースがより小さいことから、この問題はさらに深刻なものとなる。
【0004】
この問題点に対処する1つの方法として、ピンチなどのタッチジェスチャを使用してデータにズームインする方法があった。この方法は、小さいオブジェクトを閲覧するには効果的であるが、内容の小さい部分の全体のみにユーザの視界が制限され、ユーザは周囲のデータの脈絡を見失ってしまう。また、以前は、ユーザがテキストの範囲内でカーソルの位置を拡大することにより、テキストの範囲内で細かくカーソルを位置決めすることができた。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0005】
概要
様々な実施形態に従えば、閲覧スクリーンが制限または限定されたモバイルデバイスおよび任意の他のデバイス上に表示される内容を拡大するために、ユーザインターフェイスに拡大ツールが提供される。モバイルデバイス上に表示される内容を拡大するための拡大ツールを含むモバイルデバイスは、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体とプロセッサとを含み得る。モバイルデバイスは、ユーザからの入力を受け付けて内容を表示するように動作可能なタッチスクリーンを含み得る。モバイルデバイスは、タッチスクリーン上の場所の選択を受け付けると、スクリーン上の場所の位置を判定し、拡大されるスクリーンの部分を判定し、スクリーンの部分を拡大し、拡大された部分をスクリーン上に重ねる。
【0006】
様々な実施形態に従えば、拡大するための装置が提供される。装置は、コンピュータ読み取り可能な媒体とプロセッサとを含むデバイスのスクリーン上の場所の選択を受け付けるように構成される受付ユニットと、スクリーン上の場所の位置を判定し、拡大するスクリーンの部分を判定するように構成される判定ユニットと、スクリーンの部分を拡大し、拡大された部分をスクリーン上に重ねるように構成される拡大ユニットとを備える。
【0007】
実施形態に従えば、装置は、スクリーンの拡大された部分の中心に位置する要素のためのツールチップを表示するように構成される表示ユニットをさらに備える。
【0008】
実施形態に従えば、デバイスはモバイルデバイスである。
実施形態に従えば、スクリーンの拡大された部分は、スクリーン上の場所の位置から上方に表示される。
【0009】
実施形態に従えば、拡大されるスクリーンの部分は、スクリーン上の場所の位置および距離メトリックに基づいて判定される。
【0010】
実施形態に従えば、スクリーンはタッチスクリーンであり、場所の選択は、ユーザがスクリーンをタッチすることによって受け付けられる。
【0011】
実施形態に従えば、受付ユニットは、スクリーン上の複数の場所の複数の選択を連続的に受け付けるようにさらに構成され、装置は、複数の場所を追跡するように構成される追跡ユニットと、複数の選択の各々が受け付けられると複数の場所の各々に対応するようにスクリーンの拡大された部分を更新するように構成される更新ユニットとをさらに備える。
【0012】
様々な実施形態に従えば、電子デバイスが提供され、電子デバイスは上記の装置を備える。
【0013】
様々な実施形態に従えば、デバイス上の内容を拡大する装置が提供され、装置は、コンピュータ読み取り可能な媒体とプロセッサとを含むデバイスのスクリーン上の場所の選択を受け付ける手段と、スクリーン上の場所の位置を判定する手段と、拡大されるスクリーンの部分を判定する手段と、スクリーンの部分を拡大し、拡大された部分をスクリーン上に重ねるステップとを備える。
【0014】
実施形態に従えば、装置は、スクリーンの拡大された部分の中心に位置する要素のためのツールチップを表示する手段をさらに備える。
【0015】
実施形態に従えば、デバイスはモバイルデバイスである。
実施形態に従えば、スクリーンの拡大された部分は、スクリーン上の場所の位置の上方に表示される。
【0016】
実施形態に従えば、拡大されるスクリーンの部分は、スクリーン上の場所の位置および距離メトリックに基づいて判定される。
【0017】
実施形態に従えば、スクリーンはタッチスクリーンであり、場所の選択は、ユーザがスクリーンをタッチすることによって受け付けられる。
【0018】
実施形態に従えば、装置は、スクリーン上の複数の場所の複数の選択を連続的に受け付ける手段と、複数の場所を追跡する手段と、複数の選択の各々が受け付けられると複数の場所の各々に対応するようにスクリーンの拡大された部分を更新する手段とをさらに備える。
【図面の簡単な説明】
【0019】
図1】本発明の実施形態に従うモバイルデバイスの構成部品を示す図である。
図2】本発明の実施形態に従うモバイルデバイスを示す図である。
図3】本発明の実施形態に従うモバイルデバイス上の拡大された内容を示す図である。
図4】本発明の実施形態に従うモバイルデバイス上の内容を拡大する方法を示す図である。
図5】本発明の実施形態に従う拡大する装置を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
詳細な説明
以下の記載において、発明は、添付の図面の描画において、限定ではなく例示によって示される。本開示における様々な実施形態についての参照は、同じ実施形態であるとは限らず、このような参照は少なくとも1つを意味する。具体的な適用例について説明するが、これは例示のみを目的としていることが理解される。関連技術における当業者は、発明の範囲および主旨から逸脱することなく、他の構成部品および構成が使用され得ることを認識する。
【0021】
さらに、特定の場合において、発明についての完全な記載を提供するために、多くの具体的詳細が説明される。しかしながら、発明はこれらの具体的詳細がなくとも実施され得ることは当業者にとって明らかである。他の場合において、発明が分かりにくくならないように、周知の特徴は詳細には記載されていない。
【0022】
本発明の実施形態に従えば、モバイルデバイスに表示されるような密集したデータにフォーカスするために拡大レンズが使用され得る。ユーザがある時間にわたってスクリーンに触れると、拡大レンズがユーザインターフェイスに現れ、これを行わなかった場合には見ることができない詳細を拡大するために使用され得る。この拡大レンズは、スクリーンの一部のみに現れ、ユーザは周囲のデータの脈絡を維持することができる。加えて、これにより、拡大しなかった場合には表示が密集しすぎて対話することのできないこれらの小さいデータオブジェクトとユーザは対話することができる。本発明の実施形態に従えば、拡大レンズ内に十字線が現れ、現在の対話のターゲットが示され得る。これにより、モバイルのデータ可視化についてのユーザーエクスペリエンスが向上し、モバイルのデータ可視化がより大きなデータセットを有効に表示することができる。また、ユーザがこれらのモバイルのデータ可視化とより容易に対話することができる。
【0023】
図1は、本発明の実施形態に従うモバイルデバイスの構成部品を示す図である。図1に示されるように、モバイルデバイス100は、モバイルデバイスのハードウェア102と、プロセッサ(モバイルプロセッサ、低消費電力プロセッサ、またはモバイルデバイスのための他の専用の中央処理ユニットなど)と、メモリ106と、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体108とを含み得る。モバイルデバイスのハードウェアは、表示デバイス114を含み得て、この表示デバイス114は、表示デバイスをタッチすることによってユーザがデバイスと対話することができるようにタッチスクリーンとして構成され得る。モバイルデバイスは、1つ以上のマイクロフォンおよびスピーカー116も含み得る。キーボード、トラックパッド、および他の入力デバイスなど、追加の入力デバイス118も、モバイルデバイスに含まれ得る、または接続され得る。モバイルデバイスは、Bluetooth(登録商標)120、WiFi(登録商標)122、ならびに様々な携帯および/またはデータネットワーク124などの複数の異なるネットワークおよび/またはプロトコルを介して通信するようにも構成され得る。モバイルデバイスは、当該技術において一般に知られる任意の数の他の無線または有線の媒体を介して通信するようにさらに構成され得る。コンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、システムソフトウェアおよび設定130と、Android(登録商標)、iOS(登録商標)、Windows Phone(登録商標)7および8などのオペレーティングシステムと、複数のアプリケーション134とを含み得る。
【0024】
図2は、本発明の実施形態に従うモバイルデバイスを示す図である。図2に示されるように、モバイルデバイス200は、様々な異なる内容が表示され得る接触感知スクリーン(タッチスクリーン)202を含み得る。この例においては、散布図204が示される。散布図において、マーカーは、スクリーンに表示されると、ほぼ全ての場合において小さく大量に現れる。追加の情報は、ツールチップ(データチップともいう)の形式で取得され得る。この場合において、追加の情報は、散布図上のマーカーを選択することによって表示され得る。しかしながら、グラフ上のマーカーの密集がどの程度かによって、ユーザがタッチスクリーンを使用して意図したマーカーを確実に選択することが難しくなり得る。以前のシステムにおいては、ユーザはチャートの一部にズームインして個別のマーカーを選択することができた。しかしながら、ユーザがズームインすると、ズームインされたチャートの小さい部分のみを見ることができ、チャートの脈絡(軸および他のマーカーとの関係など)が見失われていた。
【0025】
図3は、本発明の実施形態に従うモバイルデバイス上の拡大された内容を示す図である。図3に示されるように、タッチして保持することにより、ユーザは、グラフ上に重ねられる拡大レンズ300を呼び出すことができる。拡大レンズは、グラフの一部を拡大し、その部分をグラフ上でウィンドウとして表示し得る。これにより、ユーザはモバイルデバイス304のスクリーン302に示されるデータとより正確に対話することができる。拡大レンズは、ユーザがデータチップを見るために項目に照準を定めながら細かい調整をするために指を動かすことに伴い、視覚フィードバックを提供する。ユーザは、対象となる項目または要素を拡大レンズの中心に位置決めし、その要素と対話することができる。たとえば、図3に示されるように、拡大レンズに示される要素についての追加の情報306が表示され得る。
【0026】
本発明の実施形態に従えば、拡大レンズは、モバイルまたは「タッチ」デバイス上のデータ可視化と対話する場合に、ユーザの指の下/付近の内容を拡大する浮動ウィンドウである。データ可視化ツール(Data Visualization Tools:DVT)の構成部品においては、ツールチップ(データチップともいう)に存在するデータの特定の断片についての情報にアクセスすることが重要である場合が多い。デスクトップ上においては、マウスポインタが小さい項目を非常に正確に指すことができるため、難しくはない。タッチデバイスにおいては、マウスポインタがないことから、ユーザは自身の指を使用してグラフと対話し、データチップにアクセスする。しかしながら、データは通常は指の大きさよりも視覚的に小さいため、指がこのデータを完全に覆ってしまい、現在何にアクセスしているのかを知ることが難しくなる。狭いスペースに多くのデータが塊となっている場合には、より難しくなる。拡大レンズは、小さい/塊となったデータポイントもしくは視覚要素についての脈絡情報を閲覧することがタッチデバイス上でのタスクに必須である場合に、データ可視化にわたって使用され得る。
【0027】
本発明の実施形態に従えば、拡大レンズは、複数の異なるタイプの可視化と併せて使用され得る。たとえば、棒グラフにおける細い棒など、他のチャートがある。加えて、地図は、モバイルデバイス上で共通で使用される特徴であり、拡大レンズは、レストランの場所と地図上のユーザの現在の場所との間の視覚的な関係を維持しながら特定の場所にあるレストランの場所を見るために使用され得る。したがって、単にスクリーンの一部にズームインすることなく、スクリーン上に示される内容の一部を拡大することにより、ユーザは価値のある脈絡情報を維持し、モバイルデバイスの有用性が向上する。加えて、拡大レンズは、データのより詳細な層を示すのに使用され得る。たとえば、州ごとの選挙データを地図上で見る場合、レンズはその内容の国レベルのデータを示し得る。この用途において、拡大は選択的であり、通常の縮尺で可視化を見ることができる。
【0028】
必要でない場合、拡大レンズは、折り畳みボタンを押す、スクリーン上の異なる場所に触れる、スクリーンとの接触を解除する、ジェスチャを使用する、または他の同様の手段によって閉じることができる。これにより、スクリーンの全面を他の目的に利用することができる。
【0029】
図4は、本発明の実施形態に従うモバイルデバイスの内容を拡大する方法を示す。図4に示される方法は、プロセッサ104がメモリ106またはコンピュータ読み取り可能な記憶媒体108に記憶されたプログラムを実行する場合にプロセッサ104によって行われ得る。ステップ400において、スクリーン上の場所の選択が受け付けられる。これは、ユーザがスクリーン上の特定の場所をタッチして指で押し続けることによって行われ得る。ステップ402において、スクリーン上の場所の位置が判定される。ステップ404において、拡大されるスクリーンの部分が判定される。これは、位置および距離メトリックに基づいて判定され得る。たとえば、スクリーンの円形部分が拡大される場合、距離メトリックは所定の半径であり得る。本発明の実施形態に従えば、距離メトリックは、拡大されている内容の要素がどの程度密集しているかに応じて動的に計算され得て、要素はデータポイントまたはユーザが対話し得る他の項目であり得る。ステップ406において、スクリーンの部分が拡大され、スクリーンの拡大された部分がスクリーンの内容の上に重ねられる。拡大レンズは、視覚的に指の現在の位置の上方に現れ得る。拡大レンズは、周囲の内容が視認可能な状態を維持して表示される。スクリーン上で複数の場所が連続的に選択された場合、たとえば、ユーザがスクリーンをタッチした状態でスクリーンの周りで指を動かした場合、選択される位置が追跡され、拡大レンズの内容がこれに伴って更新される。加えて、スクリーンの拡大された部分の中心に位置する要素についてのツールチップが表示され得る。他の実施形態に従えば、ユーザがスクリーンから指を離した場合、または指をスクリーンから外した場合、拡大レンズは消える。
【0030】
図5は、本発明の実施形態に従う拡大する装置500を示す。装置500は、コンピュータ読み取り可能な媒体とプロセッサとを含むデバイスのスクリーン上の場所の選択を受け付けるように構成される受付ユニット502と、スクリーン上の場所の位置を判定し、拡大されるスクリーンの部分を判定するように構成される判定ユニット504と、スクリーンの部分を拡大し、拡大された部分をスクリーン上に重ねるように構成される拡大ユニット506とを含む。
【0031】
装置500は、スクリーンの拡大された部分の中心に位置する要素のためのツールチップを表示するように構成される表示ユニット508をさらに含む。
【0032】
実施形態に従えば、デバイスはモバイルデバイスである。
実施形態に従えば、スクリーンの拡大された部分は、スクリーン上の場所の位置の上方に表示される。
【0033】
実施形態に従えば、拡大されるスクリーンの部分は、スクリーン上の場所の位置および距離メトリックに基づいて判定される。
【0034】
実施形態に従えば、スクリーンはタッチスクリーンであり、場所の選択は、ユーザがスクリーンをタッチすることによって受け付けられる。
【0035】
実施形態に従えば、受付ユニット502は、スクリーン上の複数の場所の複数の選択を連続的に受け付けるようにさらに構成され、装置50は、複数の場所を追跡するように構成される追跡ユニット510と、複数の選択の各々が受け付けられると複数の場所の各々に対応するようにスクリーンの拡大された部分を更新するように構成される更新ユニット512とをさらに含む。
【0036】
上記によれば、開示の一部の例は、電子デバイス(600)を対象とし、装置500を含む。
【0037】
ここに開示される様々なユニットは、ハードウェア、ソフトウェア、またはこれらの組み合わせによって実施または実行され得る。これらは、汎用のシングルチップもしくはマルチチッププロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)もしくは他のプログラマブル論理デバイス、離散ゲートもしくはトランジスタロジック、離散ハードウェア構成部品、またはここに記載の機能を実行するように設計されたこれらの任意の組み合わせを用いて実施または実行され得る。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサもしくは任意の従来のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、またはステートマシンであってもよい。プロセッサは、DSPとマイクロプロセッサとの組み合わせなどの演算デバイスの組み合わせ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと連動する1つ以上のマイクロプロセッサ、または任意の他のこのような構成としても実施され得る。一部の適用例において、ユニットは、所与の機能に特化した回路によって実施され得る。
【0038】
本発明の実施形態に従えば、拡大レンズの機能性は、ADF Tag API、たとえば「magnifyl_ens="off (default)|auto"」を使用して実施され得る。この例において、「auto」デフォルトは、以下のように定義される。本発明の実施形態に従えば、モバイルまたは「タッチ」デバイスについて、拡大レンズは、散布図など視覚的に密集した内容の特定の場合にのみ有効となる。他の実施形態に従えば、デスクトップデバイスについては、拡大レンズはデフォルトで無効化される。
【0039】
適切なソフトウェアのコードは、ソフトウェア技術の当業者にとって明らかなように、本開示の教示に基づいて、技能を有するプログラマによって容易に準備され得る。本発明は、当業者にとって容易に理解されるように、特定用途向けの集積回路を準備することによって、または従来の構成部品回路の適切なネットワークを相互接続することによって実施され得る。
【0040】
様々な実施形態は、ここに示される特徴のいずれかを実行する汎用または専用の演算プロセッサ/デバイスをプログラミングするために使用され得る指令を有する記憶媒体(複数の媒体)であるコンピュータプログラム製品を含む。記憶媒体は、限定されないが、フロッピー(登録商標)ディスク、光ディスク、DVD、CD−ROM、マイクロドライブ、光磁気ディスク、ホログラフィックストレージ、ROM、RAM、PRAM、EPROM、EEPROM、DRAM、VRAM、フラッシュメモリ デバイス、磁気もしくは光カード、ナノシステム(分子メモリICを含む)を含む任意のタイプの物理媒体、紙もしくは紙ベースの媒体、ならびに、指令および/もしくは情報を記憶するのに適した任意のタイプの媒体もしくはデバイスのうちの1つ以上を含み得る。コンピュータプログラム製品は、全体または一部が1つ以上のパブリックおよび/またはプライベートネットワークを介して伝達され得て、この伝達は、ここに示される特徴のいずれかを実行するために1つ以上のプロセッサによって使用され得る指令を含む。伝達は、複数の別個の伝達を含み得る。しかしながら、特定の実施形態に従えば、指令を格納するコンピュータ記憶媒体は、非一時的であり(すなわち、伝達される処理の状態にない)、物理デバイスに保持され続ける。
【0041】
本発明の好ましい実施形態についての上述の記載は、例示および記載を目的として提供された。これは、発明を網羅すること、または開示されるとおりの正確な携帯に限定することを意図したものではない。多くの変更および変形が当業者にとって明らかとなり得る。実施形態は、発明およびその実用的な用途の原則を最も良好に示して本発明を当業者が理解できるようにするために選択および記載されている。発明の範囲は以下の請求項およびその均等物によって規定することが意図される。
図1
図2
図3
図4
図5