(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
コイル(5)を有する少なくとも1つのモータ(4)を備えた時計用モータモジュール(1)であって、前記モータは、出力軸(7)上の出力車セットを含む輪列(6)を駆動するものである、モータモジュールにおいて、
当該モータモジュール(1)は、構造体(200)または他のモータモジュール(1)への機械的および/または電気的接続用の主コネクタ(8)と、少なくとも機械的リンクであるフラットリンク(11,12)と、を備え、
前記フラットリンク(11,12)は、それぞれが協働するリンク手段(11)と相補的リンク手段(12)とを含むことと、
前記リンク手段(11)および前記相補的リンク手段(12)は、主回転軸(DP)から広がるセクタの開き角(θ)を規定し、前記セクタに当該モータモジュール(1)を内接させることと、
を特徴とするモータモジュール。
当該モータモジュール(1)は、主モータモジュール(1X)であって、前記出力軸(7)に平行かつ前記出力軸(7)から離間した主軸(10)を保持している、ことを特徴とする、請求項1または2に記載のモータモジュール(1)。
前記主軸(10)は、前記主モータモジュール(1X)の前記出力車セットによって駆動されるように構成された少なくとも1つの従動アイドル車(20)を保持していることを特徴とする、請求項5に記載のモータモジュール(1)。
前記主軸(10)は、前記フラットリンク(11,12)によって前記主モータモジュール(1X)に直接的または間接的に組付けられた他の副モータモジュール(1)の前記出力車セットによって駆動されるように構成された少なくとも1つの特定の従動アイドル車(20)を保持している、ことを特徴とする、請求項6に記載のモータモジュール(1)。
前記モータユニット(100)は、前記フラットリンク(11,12)で前記主モータモジュール(1X)に直接的または間接的に組付けられた少なくとも1つの他の副モータモジュール(1,1Y、1Z)をさらに含み、前記他の副モータモジュール(1,1Y、1Z)は、前記主モータモジュール(1X)の前記主軸(10)に装着された特定のアイドル車(20,20Y、20Z)と噛合する前記出力車セットを保持している、ことと、
前記他の副モータモジュール(1)の各々に含まれる主コネクタ(8)は、前記構造体(200)の前記ハウジング(80)と相補的に協働して機械的および電気的接続するように構成されていること、を特徴とする、請求項11に記載のモータライズ群(1000)。
前記モータモジュール(1)の前記フラットリンク(11,12)は、前記モータモジュール(1)間を機械的および電気的に接続するように構成されていることを特徴とする、請求項10に記載のモータライズ群(1000)。
前記モータユニット(100)は、少なくとも1つの受動セクタ(1P)を有し、前記受動セクタは、近隣の前記モータモジュール(1,1X,1Y,1Z)と同じジオメトリ、輪列、出力車セット、プラグインコネクタ、およびフラットリンクを有するが、前記モータ(4)を有しておらず、前記受動セクタは、前記主モータモジュール(1X)または前記近隣のモータモジュール(1,1Y,1Z)の従動アイドル車(20)によって駆動される入力車を有し、前記入力車は、すべての歯車セットがアイドル車セットである前記受動セクタの前記輪列を介して、前記受動車セット(1P)の前記出力車を駆動するように構成されている、ことを特徴とする、請求項10に記載のモータライズ群(1000)。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【
図1】
図1は、本発明によるモータモジュールの効果的な実施形態で用いられるU字形モータの準備および組立てのステップの概略斜視図を示している。
【
図2】
図2は、本発明によるモータモジュールの効果的な実施形態で用いられるU字形モータの準備および組立てのステップの概略斜視図を示している。
【
図3】
図3は、本発明によるモータモジュールの効果的な実施形態で用いられるU字形モータの準備および組立てのステップの概略斜視図を示している。
【
図4】
図4は、本発明によるモータモジュールの効果的な実施形態で用いられるU字形モータの準備および組立てのステップの概略斜視図を示している。
【
図5】
図5は、本発明によるモータモジュールの効果的な実施形態で用いられるU字形モータの準備および組立のステップの概略斜視図を示している。
【
図6】
図6は、本発明による時針/分針用モータモジュールの準備および組立てのステップの概略斜視図を示している。
【
図7】
図7は、本発明による時針/分針用モータモジュールの準備および組立てのステップの概略斜視図を示している。
【
図8】
図8は、本発明による時針/分針用モータモジュールの準備および組立てのステップの概略斜視図を示している。
【
図9】
図9は、本発明による時針/分針用モータモジュールの準備および組立てのステップの概略斜視図を示している。
【
図10】
図10は、本発明による秒針用モータモジュールの準備および組立てのステップの概略斜視図を示している。
【
図11】
図11は、本発明による秒針用モータモジュールの準備および組立てのステップの概略斜視図を示している。
【
図12】
図12は、本発明による秒針用モータモジュールの準備および組立てのステップの概略斜視図を示している。
【
図13】
図13は、本発明による主モータモジュールの概略斜視図を示している。
【
図14】
図14は、本発明による主モータモジュールの概略斜視図を示している。
【
図15】
図15は、独立な指針(図示せず)の動きを制御するように構成された、主モータモジュールおよび2つの副モータモジュールを備えた、本発明によるモータアセンブリの概略斜視図を示している。
【
図16】
図16は、独立な指針(図示せず)の動きを制御するように構成された、主モータモジュールおよび2つの副モータモジュールを備えた、本発明によるモータアセンブリの概略斜視図を示している。
【
図17】
図17は、独立な指針(図示せず)の動きを制御するように構成された、主モータモジュールおよび2つの副モータモジュールを備えた、本発明によるモータアセンブリの概略斜視図を示している。
【
図18】
図18は、独立な指針(図示せず)の動きを制御するように構成された、主モータモジュールおよび2つの副モータモジュールを備えた、本発明によるモータアセンブリの概略斜視図を示している。
【
図19】
図19は、独立な指針(図示せず)の動きを制御するように構成された、主モータモジュールおよび2つの副モータモジュールを備えた、本発明によるモータアセンブリの概略斜視図を示している。
【
図20】
図20は、独立な指針(図示せず)の動きを制御するように構成された、主モータモジュールおよび2つの副モータモジュールを備えた、本発明によるモータアセンブリの概略斜視図を示している。
【
図21】
図21は、文字盤に接合されたフレックスプリントを基礎とする構造体にモータアセンブリが組み込まれた、本発明によるモータユニットの具体的な実施形態を側面図で示しており、その構造体は、電子回路を搭載している。
【
図22】
図22は、
図21の実施形態の正面図であり、モータモジュールへの電気接続ハウジングを示している。
【
図23】
図23は、
図21と同様の側面図であり、文字盤に直接固定された自己支持モータアセンブリを示している。
【
図24】
図24は、1つの主モータモジュールを含む3つのモータモジュールと、同じ平面内に、電源/制御手段を搭載した制御セクタと、を備えたモータアセンブリの概略上面図を示している。
【
図25】
図25は、主モータモジュールを含む4つのモータモジュールと、同じ平面内に、電源/制御手段および指針用受動中間輪列モジュールを搭載した制御セクタと、を備えたモータアセンブリを、
図24と同様に示している。
【
図26】
図26は、本発明によるモータライズ群によって駆動される3つの指針を備えた時計の概略正面図を示している。
【
図27】
図27は、本発明によるモータモジュールを用いて製作された各種機能アセンブリの概略斜視図を示している。
【
図28】
図28は、本発明によるモータモジュールを用いて製作された各種機能アセンブリの概略斜視図を示している。
【
図29】
図29は、本発明によるモータモジュールを用いて製作された各種機能アセンブリの概略斜視図を示している。
【
図30】
図30は、本発明によるモータモジュールを用いて製作された各種機能アセンブリの概略斜視図を示している。
【
図31】
図31は、本発明によるモータモジュールを用いて製作された各種機能アセンブリの概略斜視図を示している。
【
図32】
図32は、本発明によるモータモジュールを用いて製作された各種機能アセンブリの概略斜視図を示している。
【
図33】
図33は、本発明によるモータモジュールを用いて製作された各種機能アセンブリの概略斜視図を示している。
【
図34】
図34は、本発明によるモータモジュールを用いて製作された各種機能アセンブリの概略斜視図を示している。
【
図35】
図35は、本発明によるモータモジュールを用いて製作された各種機能アセンブリの概略斜視図を示している。
【
図36】
図36は、本発明によるモータモジュールを用いて製作された各種機能アセンブリの概略斜視図を示している。
【
図37】
図37は、本発明によるモータモジュールを用いて製作された各種機能アセンブリの概略斜視図を示している。
【
図38】
図38は、本発明によるモータモジュールを用いて製作された各種機能アセンブリの概略斜視図を示している。
【
図39】
図39は、本発明によるモータモジュールを用いて製作された各種機能アセンブリの概略斜視図を示している。
【
図40】
図40は、本発明によるモータモジュールを用いて製作された各種機能アセンブリの概略斜視図を示している。
【発明を実施するための形態】
【0017】
本発明は、コイル5を有する少なくとも1つのモータ4を備えた時計用モータモジュール1に関するものであり、そのモータは、出力軸7上の出力車セットを含む輪列6を駆動する。当然のことながら、その輪列6は、単なる出力車セットに限定されたものであってもよい。図面では、単相バイポーラモータ4によって、非限定的かつ例示的な実施形態を示しており、これは、図面に詳細には示していない輪列6を駆動するロータ70を受容するためのステータ孔を有する。
【0018】
本発明によれば、モータモジュール1は、構造体200または他のモータモジュール1への機械的および/または電気的接続用の具体的にはプラグインコネクタである主コネクタ8と、少なくとも機械的リンクであるフラットリンク11、12と、を備える。これらのフラットリンク11、12は、組立てによって堅固な自己支持ユニットを形成するために、他のモータモジュール1との幾何学的指標による連結取付けにおいて、出力軸7に垂直な平面内において協働するように構成されていることから、このようにフラットと呼ばれる。当然のことながら、これらのフラットリンク11、12を形成する構成要素は、必ずしもフラットではない。効果的な実施形態では、これらのフラットリンク11、12は、さらに、例えば電源回路への特別な電気的コネクタ、およびコイル5に対する通電および制御のためのデータバスを含むこともできる。それぞれのコイル5は、具体的にはプラグインコネクタである2つの主コネクタ8に電気的に接続されているか、またはフラットリンク11、12が電力および/または制御リンクでもある場合には、2つのリンク11、12に電気的に接続されている。
【0019】
好ましくは、主コネクタ8は、少なくとも電気的なコネクタであって、圧入タイプのプラグインコネクタまたは接触バネなどであってよい。
【0020】
より具体的には、これらの主コネクタ8は、電気的接続のみを形成する。
【0021】
本明細書で記載されるモータモジュール1は、より具体的には、時計用に考案されたものであるが、その構成は、縮小された寸法の精密機器または科学機器などのモータ化に置き換えることができるものと理解される。これらの応用は、当業者であれば本明細書を読解することで理解できるものであり、本明細書では詳細に記載していない。
【0022】
図1〜5は、本発明によるモータモジュールの効果的な実施形態で用いられるU字形モータの準備および組立てのステップを示しており、
図1で、FeSiなどで構成されるステータを打ち抜き形成し、
図2で、絶縁被覆で仕上げし、
図3で、コイル回路を接着し、
図4で、フライヤで巻線を巻回し、
図5で、コイル間にワイヤを渡す。
【0023】
図示の非限定的かつ例示的な実施形態では、モータモジュール1は、少なくとも1つのモータ4を定位置に保持するための取付手段3を有する地板2を備える。そのモータ4は、少なくとも1つのコイル5を有するものであり、輪列6を駆動するように構成されている。輪列6は、その歯車セットがすべて平行な軸の周りに回転するものであり、少なくとも1つの2次出力軸7を有する。その出力軸7は、2次回転軸DSを規定し、2次回転軸DSの周りに回転する出力車セットを保持するように構成されるか、またはそのような出力車セットを直接備えるか、いずれかである。本例では、モータモジュール1は、地板2に差し込まれた主コネクタ8を備え、これらは、モータモジュール1を、外部構造体200の特別なハウジング80または他のモータモジュール1に機械的および電気的に接続するための、具体的には、接触バネ、プラグイン、スナップフィットタイプのものである。当然のことながら、逆に、モータモジュール1は、ハウジング80を備えることができ、これにより、外部構造体200の具体的にはプラグインコネクタである主コネクタ8を受容するか、または他のモータモジュール1に接続する。
【0024】
効果的な実施形態では、モータモジュール1は、少なくとも1つのセンサ600を備え、これにより、具体的には、輪列の位置を、特に自身で所有する輪列6の位置を検出する手段を形成することができる。
【0025】
また、モータモジュール1は、具体的には両面接着剤である接着剤、ネジ、熱成形されたマッシュルーム形スタッド、または他の手段によって、構造体200または他のモータモジュール1に機械的に取付けることもできる。構造体200が電子基板またはプリント回路基板(PCB)である場合には、ハウジング80はPCB内のビアであり、特にプラグインコネクタである主コネクタ8は、効果的には、圧入部と呼ばれる弾性変形可能な要素、または接触バネである。いくつかの図面では、特に熱成形されたブリッジの形態のカバー9を示しており、これは、出力車セットの保持を確保するものであって、効果的には、出力軸7および/または輪列6の真軸のための案内部材を有する。
【0026】
リンク手段11および相補的リンク手段12は、同様に構成することができる。モータモジュールを互いに対して出力軸7の方向に、平行に挿入するための好ましい効果的な実施形態は、可撓性ストリップ、または圧縮バネ、または他の要素の形態の弾性コネクタを用いることにあり、これには、良好な機械的強度に併せて、電気的接続が可能になるという利点がある。例えば電源回路と制御回路などの電気回路を分離するために、このような弾性コネクタを複数使用することができる。
【0027】
リンク手段11は、他のモータモジュール1の相補的リンク手段12との連結取付けにおいて、2次回転軸DSに垂直な平面内において協働するように構成されており、相補的リンク手段12は、他のモータモジュール1のリンク手段11との連結取付けにおいて、2次回転軸DSに垂直な平面内において協働するように構成されている。
【0028】
好ましくは、スペースを最大限に利用するため、および輪列を単純化するため、ひいては効率を向上させるために、リンク手段11および相補的リンク手段12は、それぞれのモータモジュール1に対して、主回転軸DPから広がるセクタの開き角θを規定し、このセクタにモータモジュール1を内接させる。
【0029】
図6〜9は、本発明による時針/分針用モータモジュール1Yの準備および組立てのステップを示している。
図6は、特に射出によって実現される、組立用スタッド3を備え、さらに接触バネ8を装備した、地板2の準備を示している。
図7は、
図5のU字形モータに相当する装備済みステータの組込み、およびスタッド3に対する熱リベット締めによるその取付け、ならびに、その軸7上に、中心筒、ワッシャ、軸ピン、ロータ70を、関連付けられたカバーと共に設けること、を示している。
図8は、この具体的な例では、その筒21Xを有する分車20Xと、中間車と、その筒21Yを有する時車20Yと、の組立てを示している。
図9は、熱リベット締めされるブリッジを形成するカバー9によって、これを閉じることを示している。
【0030】
同様に、
図10〜12は、秒針用モータモジュール1Zの準備および組立てのステップを示しており、
図10で、地板2を準備し、
図11で、装備済みステータを組込み、
図12で、秒車20Zを組付け、そして熱リベット締めされるブリッジを形成するカバー9によって閉じる。
【0031】
図13および14は、長尺基板2を備えた主モータモジュール1Xを示しており、
図13では、組立済みモータ4および出力車を備え、
図14では、モータに熱リベット締めされた、フレキシブルPCB上のセンサモジュール600を備える。
【0032】
図15〜20は、
図14の主モータモジュール1Xと、時針/分針用モータモジュール1Yと、
図12の秒針用モータモジュール1Zと、で形成されるモータアセンブリ400の取付けを示しており、
図15で、それらのモータモジュールを、そのリンク手段11と相補的リンク手段12との協働によって相互に組付け、
図16で、秒車20Zを差し込み、
図17で、保持カバープレート9を差し込んで、スタッド30を押し入れ、その結果を
図18に示しており、
図19で、PCB上への取付けのために両面接着剤90を差し入れ、そして
図20で、モータアセンブリ400は完成する。
【0033】
図15〜20、22、27、28は、3つの指針または表示器と共に用いるために考案された3つのモータモジュール1(1X,1Y,1Z)を、開き角120°で示している。
【0034】
図24は、電源/制御手段300を搭載した制御セクタ301と共に組立てられた、3つのモータモジュール1(1X,1Y,1Z)を、開き角90°で備えた実施形態を示している。
【0035】
図25は、モータを有していない受動セクタ1Pと共に組立てられ、さらに、制御セクタ301、および他の表示器用に予め配置された他のモータモジュール1と共に組立てられた、3つのモータ1(1X,1Y,1Z)を、開き角60°で備えた実施形態を示しており、受動セクタは、モータモジュールと同じサイズであって、例えば分車を時車と連結するためなどの中間車の機能のみを有する。
【0036】
モータモジュール1を主回転軸DPの軸線に近接させるように、互いに対して挿入する態様は、フラット接続11、12をいかにして達成するかによって異なる。具体的な一実施形態では、主回転軸DPから引き出される開き角θの二等分線が、出力車セットの2次回転軸DSを通る挿入方向DIである。他の具体的な実施形態では、挿入方向DIは、この二等分線に対して斜めである。他の具体的な実施形態では、特にプラグインコネクタである2つの主コネクタ8が、2次回転軸DSと共に、設計によって、挿入方向DIを規定する。
【0037】
図14は、モータモジュール1を示しており、これは、主モータモジュール1Xであって、これに含む出力軸7の2次回転軸DSに平行かつ離間した主回転軸DPを規定する主軸10を、例えば地板2上に保持している。
【0038】
図14に示すように、主軸10は、主モータモジュール1Xの出力車セットによって駆動されるように構成された少なくとも1つの従動アイドル車20を保持している。
【0039】
より具体的には、主軸10は、リンク手段11と相補的リンク手段12によって主モータモジュール1Xに直接的または間接的に組付けられた副モータモジュール1(1Y,1Z)である他のモータモジュール1の特定の歯車セットによって駆動されるように構成された少なくとも1つの特定の従動アイドル車20を保持している。「間接的組付け」とは、具体的には、その副モータモジュールは主モータモジュール1Xに隣接することなく、少なくとも1つの他のモータモジュール1または同じインタフェース機能を有するモジュールによって隔てられていてもよいことを意味し、例えば
図25において、モジュール1Yおよび1Zは、一方の側で受動中間セクタ1Pによって、他方の側で制御セクタ301によって、主モータモジュール1Xから隔てられている。
【0040】
好ましくは、主軸10は、複数の同軸の従動アイドル車を保持しており、それらは、互いに独立であって、それぞれ、主モータモジュール1Xの出力車セットによって、またはフラットリンク11、12で主モータモジュール1Xに直接的または間接的に組付けられた他の副モータモジュール1の出力車セットによって、駆動されるように構成されている。
【0041】
本発明は、さらに、時計用モータライズ群1000に関し、これは、電源/制御手段300と、かかる主モータモジュール1Xと、を含み、主モータモジュールは、特にプラグインコネクタである主コネクタ8によって、またはフラットリンク11、12によって、同じくモータライズ群1000に含まれる少なくとも構造体200に電気的に接続されて、それと共にモータユニット100を形成しているか、またはモータライズ群1000に含まれる少なくとも1つの他のモータモジュール1に電気的に接続されて、それと共にモータアセンブリ400を形成しているか、少なくともいずれかである。より具体的には、その主モータモジュール1Xは、このようにして、かかる構造体200と、モータライズ群1000に含まれる少なくとも1つの他のモータモジュール1と、その両方に電気的に接続されて、それらと共にモータアセンブリ400を形成している。
【0042】
第1の実施形態では、モータライズ群1000は、かかるモータユニット100であって、構造体200と、かかる主モータモジュール1Xを1つ含む。主モータモジュール1Xの機械的および電気的接続用の、特にプラグインコネクタである主コネクタ8は、構造体200に含まれるハウジング80と相補的に協働するように構成されており、これらのハウジング80のいくつかは、構造体200に含まれる電源/制御手段300または実際に構造体200に電気的に接続された電源/制御手段に、電気的に接続されている。
【0043】
2つまたは3つまたはそれ以上のモジュールを備える実施形態では、モータユニット100は、さらに、主モータモジュール1Xに近接して少なくとも1つの他のモータモジュール1(1Y,1Z)を含み、それは、フラットリンク11によって、主モータモジュール1Xに直接的または間接的に組付けられている。この他の副モータモジュール1(1Y,1Z)は、主モータモジュール1Xの主軸10に装着された特定のアイドル車20(20Y,20Z)と噛合する特定の出力車セットを保持している。それぞれの副モータモジュール1に含まれる、機械的および電気的接続用の主プラグインコネクタ8は、構造体200の適切なハウジング80と相補的に協働するように構成されている。当然のことながら、単一のモジュールを、特にPCBである構造体に取付けて、さらにその他のモジュールを構造体に取付けること、または、それらの種々のモジュールを最初に相互に連結した後に、これにより形成されたアセンブリを、特に両面接着剤などによって構造体またはPCBに取付けること、が可能である。
【0044】
第2の実施形態では、モータライズ群1000は、かかるモータアセンブリ400であって、かかる主モータモジュール1Xを1つと、少なくとも1つの他の副モータモジュール1(1Y,1Z)と、を含み、副モータモジュールは、フラットリンク11、12によって、主モータモジュール1Xに組付けられるとともに直接的または間接的に電気的に接続されている。この他の副モータモジュール1(1Y,1Z)は、主モータモジュール1Xの主軸10に装着された特定のアイドル車20(20Y,20Z)と噛合する特定の出力車セットを保持している。
【0045】
より具体的には、効果的な実施形態において、このモータアセンブリ400は、自己支持構造を形成している。この場合、輪列に要求される精度は、実際のモータアセンブリ400およびこれに含まれるモジュールによって確保される。
【0046】
具体的な実施形態では、モータライズ群1000に含まれる各モータモジュール1は、上述のように、セクタに内接させたモータモジュール1であり、それらのモータモジュール1の開き角θは、360°の約数の整数である角度値に等しく、また、これらのモータモジュール1のフラットリンク11、12は、主軸10の周りでモータモジュール1を円状に連結するように構成されている。
【0047】
効果的な実施形態では、モータモジュール1間のフラットリンク11、12は、モータモジュール1間の機械的および電気的接続の両方のために構成されている。
【0048】
具体的かつ効果的な形態では、主軸10は、複数の従動車20(20X,20Y,20Z)を保持しており、それらはアイドル車であって、互いに独立であり、それぞれ、主モータモジュール1Xの出力車セットによって、または他の副モータモジュール1(1Y,1Z)の出力車セットによって、駆動されるように構成されている。それぞれの従動車20(20X,20Y,20Z)は、図示していない指針のような表示部材を受容するための筒21(21X,21Y,21Z)を保持している。主軸10に装着された従動車20(20X,20Y,20Z)にそれぞれ保持された筒21(21X,21Y,21Z)はすべて、互いに同軸かつ入れ子状である。主モータモジュール1Xは、主出力車セットを有し、その歯部は、主軸10上の同じ高さに位置する主従動車20Xと噛合するための適切な高さに、軸方向に位置決めされている。主従動車20X以外の他の従動車20(20Y,20Z)はそれぞれ、同じ高さで他の副モータモジュール1(1Y,1Z)に含まれる対応する特定の出力車セットと噛合することが可能な特定の高さに、主軸10上で位置決めされている。
【0049】
具体的な実施形態では、
図25に示すように、モータユニット100は、少なくとも1つの受動セクタ1Pを有し、これは、近隣のモータモジュール1(1X,1Y,1Z)と同じサイズを有するとともに、同じジオメトリ、輪列、出力車セット、プラグインコネクタ、およびフラットリンクを有する。しかしながら、この受動セクタ1Pは、モータ4を有していない。この受動モジュール1Pは、従動車20によって、すなわち、主モータモジュール1Xの従動車20X、または他の近隣のモータモジュール1(1Y,1Z)の従動車20Y、20Zによって、駆動される入力車を有し、その入力車は、すべての歯車セットがアイドル車セットである受動モジュールの輪列を介して、受動車セット1Pの出力車セットを駆動するように構成されている。
【0050】
具体的な実施形態では、電源/制御手段300は、時刻信号によって、少なくとも1つのモータモジュール1を制御するように構成されており、これにより、当該モータモジュール1の対応する表示部材による時刻値の表示を実現する。
【0051】
具体的な実施形態では、電源/制御手段300は、いくつかの異なる時刻信号によって、複数のモータモジュール1(1X,1Y,1Z)を制御するように構成されており、これにより、当該モータモジュール1(1X,1Y,1Z)のそれぞれの表示器での別々の時刻値の表示を実現する。
【0052】
好ましくは、それぞれの従動車20(20X,20Y,20Z)は、表示器を受容するための筒21(21X,21Y,21Z)を保持している。
【0053】
好ましくは、主モータモジュール1Xが2つ以上の従動車20を保持している場合には、同じ主軸10に装着された従動車20(20X,20Y,20Z)によって保持される筒21(21X,21Y,21Z)はすべて、互いに同軸かつ入れ子状である。
【0054】
それらの従動車20(20X,20Y,20Z)の高さは、同主軸10の周りで協働するモータモジュール1の出力車セットのそれぞれの高さと一致するように構成されている。この場合、具体的には、主モータモジュール1Xは、主出力車セットを有し、その歯部は、主軸10上の同じ高さに位置する主従動車20Xと噛合するための適切な高さに、軸方向に位置決めされている。同じく、主従動車20X以外の他の従動車20(20Y,20Z)のそれぞれも、リンク手段11と相補的リンク手段12によって主モータモジュール1Xに直接的または間接的に組付けられた他の副モータモジュール1(1Y,1Z)の中に同じ高さで含まれる特定の出力車セットと噛合することが可能な特定の高さに、主軸10上で位置決めされている。
【0055】
本発明は、さらに、モータユニット100を含み、これは、構造体200と、少なくとも1つの主モータモジュール1Xと、を備える。主モータモジュール1の機械的および電気的接続用の、特にプラグインコネクタである主コネクタ8は、構造体200に含まれるハウジング80と相補的に協働するように構成されており、これらのハウジングのいくつかは、構造体200に含まれる電源/制御手段300または構造体200に電気的に接続された電源/制御手段に、電気的に接続されている。
【0056】
好ましくは、このモータユニット100は、さらに、少なくとも1つの他の副モータモジュール1(1Y,1Z)を含み、それは、リンク手段11および相補的リンク手段12によって、主モータモジュール1Xに直接的または間接的に組付けられている。この他の副モータモジュール1は、主モータモジュール1Xの主軸10に装着された特定のアイドル車20と噛合する特定の出力車セットを保持している。
【0057】
このモータユニット100の具体的な実施形態では、それぞれの副モータモジュール1に含まれる、機械的および電気的接続用の特にプラグインコネクタである主コネクタ8は、構造体200のハウジング80と相補的に協働するように構成されている。
【0058】
モータユニット100の具体的な実施形態では、その中に含まれる各モータモジュール1は、セクタに内接させたものであり、それらのモータモジュール1の開き角θは、360°の約数の整数である角度値に等しい。
【0059】
ところで、アセンブリは、当然のことながら、モジュール間の異なる開き角でモジュールを備えるものであってもよく、また、360°未満の角度をカバーするものであってもよいが、ただし、360°に渡るアセンブリは、それぞれ地板のみに限った擬似モジュールを1つ以上用いて実現されるとしても、このアセンブリの全体的な剛性の面で、より効果的である。
【0060】
モータユニット100の具体的な実施形態では、その中に含まれるモータモジュール1のリンク手段11および相補的リンク手段12は、主軸10の周りでモータモジュール1を円状に連結するように構成されている。
【0061】
モータユニット100の具体的な実施形態では、モータモジュール1のリンク手段11および相補的リンク手段12は、モータモジュール1間の機械的および電気的接続の両方のために構成されている。
【0062】
モータユニット100の具体的な実施形態では、主軸10は、複数の従動アイドル車20を保持しており、それらは互いに独立であって、それぞれ、主モータモジュール1Xの出力車セットによって、または他の副モータモジュール1の出力車セットによって、駆動されるように構成されている。それぞれの従動車20は、表示器を受容するための筒21を保持している。主モータモジュール1Xが2つ以上の従動車20を保持している場合には、主軸10に装着された従動車20に保持された筒21はすべて、互いに同軸かつ入れ子状である。主モータモジュール1Xは、主出力車セットを有し、その歯部は、主軸10上の同じ高さに位置する主従動車20Xと噛合するための適切な高さに、軸方向に位置決めされている。また、主従動車20X以外の他の従動車20はそれぞれ、同じ高さで他の副モータモジュール1に含まれる特定の出力車セットと噛合することが可能な特定の高さに、主軸10上で位置決めされている。
【0063】
モータユニット100の具体的な実施形態では、モータユニット100は、上述のような受動セクタ1Pである少なくとも1つのモジュールを有する。
【0064】
モータユニット100の具体的な実施形態では、モータユニット100は、電源/制御手段300を有し、これは、時刻信号によって、少なくとも1つのモータモジュール1を制御するために、構造体200に接続されるか、または構造体に組み込まれており、これにより、当該モータモジュール1の対応する表示器による時刻値の表示を実現する。
【0065】
モータユニット100の具体的な実施形態では、電源/制御手段300は、いくつかの異なる時刻信号によって、複数のモータモジュール1を制御するように構成されており、これにより、当該モータモジュール1のそれぞれの表示器での別々の時刻値の表示を実現する。
【0066】
具体的な実施形態では、構造体200は、略環状であって、それらのモータモジュール1を少なくとも部分的に取り囲んでいる。
【0067】
この上記実施形態と両立し得る具体的な実施形態では、構造体200は、歯車セットの軸に垂直な平面投影において同じ幾何学的空間を占めるセクタの形態で構成された少なくとも1つの部分を有し、さらに、モータモジュール1への接続用フラットリンク11、12を有する。
【0068】
本発明は、さらに、モータアセンブリ400に関し、これは、主モータモジュール1Xと、リンク手段11および相補的リンク手段12によって主モータモジュール1Xに直接的または間接的に組付けられた少なくとも1つの他の副モータモジュール1と、を含み、この他の副モータモジュール1は、主モータモジュール1Xの主軸10に装着された特定のアイドル車20と噛合する特定の出力車セットを保持している。
【0069】
構成要素であるモータモジュールの具体的な特徴はすべて、このモータアセンブリ400に適用可能であり、このモータアセンブリは、自己支持型であって、地板またはキャリア構造体を必要としないという利点を有する。
【0070】
実際に、アセンブリに含まれるいくつかの異なるモジュール1の地板2を、その後の中心の輪列の組付けよりも前に、相互に組付けることは、一般的に、より容易であり、これにより、輪列の噛み合わせ問題は、いずれも回避される。その後、それらのモジュールのカバー9をいずれも取付けて、輪列およびそれらの回転軸を封じ込める。
【0071】
特に効果的な応用では、本発明は、このようにして、3つの指針を備えたモジュラモータを製造することができ、この場合、分針用の主モータモジュール1Xは、例えば、分針用の主従動車20X(または変形例では、時車)を駆動する。時針用モジュール1Yおよび秒針用モジュール1Zは、主モータモジュール1Xの主軸上に自由に回転するように取付けられた時針用の従動車20Yおよび秒針用の従動車20Zにそれぞれ噛合する出力車を含む輪列6Yおよび6Zを単に備えるものである。それぞれのモータモジュール1は、特にフライヤ巻回による、本例ではU字形モータであるモータ4を備える。また、通常のLavet型モータ構造体も、本発明のアーキテクチャに適合する。コイルは各側に分散されるが、しかし図示の例では、コイル5は1つのみであり、従って、この具体的な実施形態では、1つの単相モータ4である。特にプラグインコネクタである主コネクタ8は、コイル5に圧入接続されて、そして、例えば、プラスチック地板2に差し込まれる。モジュール1X、1Y、1Zは、効果的には、同じ射出成形型で製造することができ、主モータモジュール1Xと他のモータモジュールとの違いを出すには、主軸10が有する隆起と一致する単純なインサートで十分である。本例では、モジュール1X、1Y、1Zは、圧入によって、構造体200を形成するPCB上に直接取付けられる。各コイル5の制御および通電用の圧入部は、その電気的接続のために、ビア(すなわち、メタライズされた孔)に挿入される。アセンブリの幾何学的配置および/または剛性のために有用な、電気的接続の必要がない他の圧入部または類似のコネクタは、機械的機能のみを確保するために、PCBの孔または電気的接続されていないビアに挿入される。
【0072】
モジュール間の機械的接続によって、効果的に、1つのモジュールを他のモジュールに対して中心位置合わせするとともに、正しい幾何学的位置での取付けを維持することが可能となる。この目的のため、熱成形によってピンを用いることが可能である。
【0073】
本例では、1つの指針の表示用として、主モータモジュール1Xのみを用いる。2つの独立な指針の表示用として、フラットリンク11、12によって互いに組付けられた、主モータモジュール1Xと、他の副モータモジュールの1つ1Yまたは1Zと、を用いる。このアセンブリは、圧入部の挿入によって、主モータモジュール1Xと同じ方法でPCB上に取付けられる。3つの独立な指針22X、22Y、22Zの表示用として、他の2つの副モータモジュール1Yおよび1Zを用いて、2針の場合と同じ手順を実行する。
【0074】
コストを削減するために、例えば、時針用の従動車20Yと主モータモジュール1Xの分針用の主歯車20とを接続するための、動作機構のみを有する受動モジュール1Pを用いることができる。このようにして、2つの連動する指針を備えたモータモジュールは、低コストで実現される。第3のモータモジュール1を追加することで、例えば、独立な秒表示用小針を備えることが可能となる。圧入によって、標準的なPCBへの直接的なモータ4の取付けを実現することができる。地板を備える必要はなく、これは、非測時用途の場合に利点となる。
【0075】
モータモジュールは、高温に対応できないことから、リフローソルダリングは不可能であるため、圧入組付けによって、モータを溶接する必要性が回避される。効果的には、圧入取付けには、コイルのため、および場合によっては容量性DPRモジュールのための電気的接続が含まれる。
【0076】
このように、3つの略同じモジュール1X、1Y、1Zによって(ひいては、削減されたコストで)、1つの指針、2つの連動する指針、2つの独立な指針、3つの独立な指針、2つの連動する指針と1つの独立な指針など、様々なムーブメントを実現することが可能である。
【0077】
PCBを省くことが可能であるということは、ムーブメントの厚さの面で、効果的である。この場合、PCBは、アセンブリのセクタのうちの1つのみを形成し得る。
【0078】
フラットリンク11、12は、効果的には、モータモジュール1またはPCBに当接するように動く圧縮バネによる電気接点の形態で実現することができる。モータモジュール1は、例えば、接着剤、またはネジ、または熱成形されたスタッド、または他の手段によって、他のモータモジュール1またはPCBに機械的に取付けることができる。
【0079】
図面では、フレックスプリントとして知られるフレキシブル回路の使用を示しており、これにより、薄さという効果、およびモータモジュール1の側方領域において屈曲可能であるという効果が得られ、全体厚さを増加させることはない。
図21および22は、そのようなフレックスプリントを示しており、これにより、文字盤500に接合された具体的な構造体200を形成している。また、フレックスプリントは、表示部材または表示器に接合することもできる。
図20は、予め組立てられた主モータモジュール1Xを示しており、これは、特に両面接着剤によって、または熱変形などによる取付けによって、およびバネによる電気接続によって、フレックスプリントに接合される。モータモジュールに対して側方に、電気部品または電子部品を配置することが可能であり、これにより、全体厚さがコイル5の厚さのみに略限定されるという効果が得られる。
【0080】
電気部品または電子部品がモータモジュールの側方と下方の両方に配置される場合には、厚さはわずかに大きくなるが、より多くの機能が提供される。
【0081】
本発明は、さらに、かかるモータモジュール1を少なくとも1つ、またはかかるモータライズ群1000もしくはモータユニット100もしくはモータアセンブリ400を1つ、有する時計2000に関する。
【0082】
効果的には、構造体200は、時計2000の文字盤500を含むか、または文字盤500によって形成される。
【0083】
図27〜40は、本発明によるモータモジュールを用いて製作された様々な機能アセンブリを示している。
【0084】
図27および28は、120°で配置された3つのモジュールの各々によってそれぞれ駆動される3つの独立な指針を備えたY字形構成の閉図および開図を示している。
【0085】
図29および30は、第1のモジュールに連結された2つの指針と、第1のモジュールから180°に配置された第2のモジュールに連結された独立な秒針と、を備えた直線状構成の閉図および開図を示している。
【0086】
図31および32は、第1のモジュールに連結された2つの指針と、第1のモジュールから120°に配置された第2のモジュールに連結された独立な秒針と、を備えたV字形構成の閉図および開図を示している。
【0087】
図33および34は、2つの連動する指針を有する単一モジュールを備えた構成の閉図および開図を示している。
【0088】
図35および36は、1つの独立な秒針を有する単一モジュールを備えた構成の閉図および開図を示している。
【0089】
図37および38は、1つの独立な分針を有する単一モジュールを備えた構成の閉図および開図を示している。
【0090】
図39および40は、互いから180°に配置されたモジュールにそれぞれ連結された、本例では時針と分針である2つの独立な指針を備えた、直線状構成の閉図および開図を示している。
【0091】
このように、本発明は、完全に中心配置される連動表示器および独立表示器のために用いることができ、さらには、時計の様々な領域での分割表示による、または中心外配置される秒表示用小針もしくは他の表示器による、通常タイプの構成を採用するために用いることができる。