【課題を解決するための手段】
【0009】
当業者によって理解される通り、本発明の態様は装置、方法若しくはコンピュータプログラム製品として具体化され得る。従って、本発明の態様は完全にハードウェア実施形態、完全にソフトウェア実施形態(ファームウェア、常駐ソフトウェア、マイクロコードなどを含む)、又は全て概して本明細書で"回路"、"モジュール"若しくは"システム"とよばれ得るソフトウェア及びハードウェア態様を組み合わせる実施形態の形をとり得る。さらに、本発明の態様はコンピュータ実行可能コードがその上に具体化される一つ以上のコンピュータ可読媒体において具体化されるコンピュータプログラム製品の形をとり得る。
【0010】
一つ以上のコンピュータ可読媒体の任意の組み合わせが利用され得る。コンピュータ可読媒体はコンピュータ可読信号媒体若しくはコンピュータ可読記憶媒体であり得る。本明細書で使用される'コンピュータ可読記憶媒体'とは、コンピュータデバイスのプロセッサによって実行可能な命令を記憶し得る任意の有形記憶媒体を包含する。コンピュータ可読記憶媒体はコンピュータ可読非一時的記憶媒体とよばれ得る。コンピュータ可読記憶媒体は有形コンピュータ可読媒体ともよばれ得る。一部の実施形態において、コンピュータ可読記憶媒体はコンピュータデバイスのプロセッサによってアクセスされることができるデータを記憶することもできてもよい。コンピュータ可読記憶媒体の実施例は、限定されないが、フロッピーディスク、磁気ハードディスクドライブ、ソリッドステートハードディスク、フラッシュメモリ、USBサムドライブ、ランダムアクセスメモリ(RAM)、リードオンリーメモリ(ROM)、光学ディスク、磁気光学ディスク、及びプロセッサのレジスタファイルを含む。光学ディスクの実施例は、コンパクトディスク(CD)及びデジタル多用途ディスク(DVD)、例えばCD‐ROM、CD‐RW、CD‐R、DVD‐ROM、DVD‐RW、若しくはDVD‐Rディスクを含む。コンピュータ可読記憶媒体という語はネットワーク若しくは通信リンクを介してコンピュータデバイスによってアクセスされることができる様々なタイプの記録媒体もあらわす。例えばデータはモデムを介して、インターネットを介して、若しくはローカルエリアネットワークを介して読み出され得る。コンピュータ可読媒体上に具体化されるコンピュータ実行可能コードは、無線、有線、光ファイバケーブル、RFなど、又は上記の任意の適切な組み合わせを含むがそれに限定されない、任意の適切な媒体を用いて送信され得る。
【0011】
コンピュータ可読信号媒体は、例えばベースバンドで若しくは搬送波の一部として、コンピュータ実行可能コードがその中に具体化される、伝搬データ信号を含み得る。かかる伝搬信号は、電磁、光学、若しくはそれらの任意の適切な組み合わせを含むがそれに限定されない、様々な形式のいずれかをとり得る。コンピュータ可読信号媒体は、コンピュータ可読記憶媒体でない、命令実行システム、装置若しくはデバイスによる又はそれらに関連した使用のためのプログラムを通信、伝搬若しくは輸送することができる、任意のコンピュータ可読媒体であり得る。
【0012】
'コンピュータメモリ'若しくは'メモリ'はコンピュータ可読記憶媒体の一実施例である。コンピュータメモリはプロセッサに直接アクセス可能な任意のメモリである。'コンピュータストレージ'若しくは'ストレージ'はコンピュータ可読記憶媒体のさらなる実施例である。コンピュータストレージは任意の不揮発性コンピュータ可読記憶媒体である。一部の実施形態においてコンピュータストレージはコンピュータメモリであってもよく、又はその逆も同様であり得る。
【0013】
本明細書で使用される'プロセッサ'は、プログラム若しくはマシン実行可能命令若しくはコンピュータ実行可能コードを実行することができる電子コンポーネントを包含する。'プロセッサ'を有するコンピュータデバイスへの参照は一つより多くのプロセッサ若しくはプロセシングコアを含む可能性があると解釈されるべきである。プロセッサは例えばマルチコアプロセッサであり得る。プロセッサは単一コンピュータシステム内の、若しくはマルチコンピュータシステム間に分散される、プロセッサの集合もあらわし得る。コンピュータデバイスという語は各々が一つ若しくは複数のプロセッサを有するコンピュータデバイスの集合若しくはネットワークをあらわす可能性があるとも解釈されるべきである。コンピュータ実行可能コードは同じコンピュータデバイス内にあり得る、又はマルチコンピュータデバイス間に分散されてもよい、マルチプロセッサによって実行され得る。
【0014】
コンピュータ実行可能コードはプロセッサに本発明の一態様を実行させるマシン実行可能命令若しくはプログラムを有し得る。本発明の態様のためのオペレーションを実行するためのコンピュータ実行可能コードは、Java、Smalltalk、C++若しくは同様のものなどのオブジェクト指向プログラミング言語、及び"C"プログラミング言語若しくは同様のプログラミング言語などの従来の手続型プログラミング言語を含む一つ以上のプログラミング言語の任意の組み合わせで書かれ、マシン実行可能命令にコンパイルされ得る。場合によってはコンピュータ実行可能コードは高級言語の形又はプリコンパイル済の形であり得、オンザフライでマシン実行可能命令を生成するインタープリタと併用され得る。
【0015】
コンピュータ実行可能コードは完全にユーザのコンピュータ上で、一部ユーザのコンピュータ上で、スタンドアロンソフトウェアパッケージとして、一部ユーザのコンピュータ上でかつ一部リモートコンピュータ上で、又は完全にリモートコンピュータ若しくはサーバ上で実行し得る。後者のシナリオにおいて、リモートコンピュータはローカルエリアネットワーク(LAN)若しくはワイドエリアネットワーク(WAN)を含む任意のタイプのネットワークを通じてユーザのコンピュータに接続され得るか、又は接続は(例えばインターネットサービスプロバイダを用いてインターネットを通じて)外部コンピュータへなされ得る。
【0016】
本発明の態様は本発明の実施形態にかかる方法、装置(システム)及びコンピュータプログラム製品のフローチャート図及び/又はブロック図を参照して記載される。フローチャート、説明図、及び/又はブロック図のブロックの各ブロック又は部分は、適用可能であるときコンピュータ実行可能コードの形でコンピュータプログラム命令によって実施され得ることが理解される。相互排他的でないとき、異なるフローチャート、説明図、及び/又はブロック図におけるブロックの組み合わせが組み合わされ得ることがさらに理解される。これらのコンピュータプログラム命令は、コンピュータ若しくは他のプログラム可能データ処理装置のプロセッサを介して実行する命令が、フローチャート及び/又はブロック図の一つ若しくは複数のブロックに規定される機能/動作を実施するための手段を作り出すように、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、若しくはマシンを製造する他のプログラム可能データ処理装置のプロセッサに提供され得る。
【0017】
これらのコンピュータプログラム命令は、コンピュータ可読媒体に格納される命令が、フローチャート及び/又はブロック図の一つ若しくは複数のブロックに規定される機能/動作を実施する命令を含む製品を生成するように、コンピュータ、他のプログラム可能データ処理装置又は他のデバイスを特定の方法で機能するように指示することができるコンピュータ可読媒体にも格納され得る。
【0018】
コンピュータプログラム命令は、コンピュータ若しくは他のプログラム可能装置上で実行する命令が、フローチャート及び/又はブロック図の一つ若しくは複数のブロックに規定される機能/動作を実施するためのプロセスを提供するように、一連の動作ステップをコンピュータ、他のプログラム可能装置若しくは他のデバイス上で実行させてコンピュータ実施プロセスを生成するために、コンピュータ、他のプログラム可能データ処理装置、若しくは他のデバイス上にロードされてもよい。
【0019】
本明細書で使用される'ユーザインターフェース'とはユーザ若しくはオペレータがコンピュータ若しくはコンピュータシステムと相互作用することを可能にするインターフェースである。'ユーザインターフェース'は'ヒューマンインターフェースデバイス'ともよばれ得る。ユーザインターフェースはオペレータへ情報若しくはデータを提供し、及び/又はオペレータから情報若しくはデータを受信し得る。ユーザインターフェースはオペレータからの入力がコンピュータによって受信されることを可能にし、コンピュータからユーザへ出力を提供し得る。言い換えれば、ユーザインターフェースはオペレータがコンピュータを制御若しくは操作することを可能にし、インターフェースはオペレータの制御若しくは操作の効果をコンピュータが示すことを可能にし得る。ディスプレイ若しくはグラフィカルユーザインターフェース上のデータ若しくは情報の表示はオペレータへの情報提供の一実施例である。キーボード、マウス、トラックボール、タッチパッド、ポインティングスティック、グラフィックタブレット、ジョイスティック、ゲームパッド、ウェブカム、ヘッドセット、ギアスティック、ステアリングホイール、ペダル、有線グローブ、ダンスパッド、リモートコントロール、及び加速度計を通じたデータの受信はオペレータから情報若しくはデータの受信を可能にするユーザインターフェースコンポーネントの全実施例である。
【0020】
本明細書で使用される'ハードウェアインターフェース'はコンピュータシステムのプロセッサが外部計算装置及び/又は機器と相互作用する及び/又は制御することを可能にするインターフェースを包含する。ハードウェアインターフェースはプロセッサが外部計算装置及び/又は機器へ制御信号若しくは命令を送信することを可能にし得る。ハードウェアインターフェースはプロセッサが外部計算装置及び/又は機器とデータを交換することも可能にし得る。ハードウェアインターフェースの実施例は、限定されないが、ユニバーサルシリアルバス、IEEE1394ポート、パラレルポート、IEEE1284ポート、シリアルポート、RS‐232ポート、IEEE‐488ポート、Bluetooth接続、無線ローカルエリアネットワーク接続、TCP/IP接続、Ethernet接続、制御電圧インターフェース、MIDIインターフェース、アナログ入力インターフェース、及びデジタル入力インターフェースを含む。
【0021】
本明細書で使用される'ディスプレイ'若しくは'ディスプレイデバイス'は、画像若しくはデータを表示するために適した出力装置若しくはユーザインターフェースを包含する。ディスプレイは視覚、聴覚、及び/又は触覚データを出力し得る。ディスプレイの実施例は、限定されないが、コンピュータモニタ、テレビ画面、タッチスクリーン、触覚電子ディスプレイ、点字スクリーン、ブラウン管(CRT)、蓄積管、双安定ディスプレイ、電子ペーパー、ベクトルディスプレイ、フラットパネルディスプレイ、真空蛍光ディスプレイ(VF)、発光ダイオード(LED)ディスプレイ、エレクトロルミネッセントディスプレイ(ELD)、プラズマディスプレイパネル(PDP)、液晶ディスプレイ(LCD)、有機発光ダイオードディスプレイ(OLED)、プロジェクタ、及びヘッドマウントディスプレイを含む。
【0022】
磁気共鳴(MR)データは本明細書において、磁気共鳴イメージングスキャン中に磁気共鳴装置のアンテナによって記録される原子スピンによって発せられる高周波信号の測定であると定義される。磁気共鳴データは医用画像データの一実施例である。磁気共鳴イメージング(MRI)画像は本明細書において磁気共鳴イメージングデータ内に含まれる解剖学的データの再構成された二次元若しくは三次元視覚化であると定義される。この視覚化はコンピュータを用いて実行され得る。
【0023】
本明細書で使用される磁気共鳴場所データは基準マーカの場所を決定するために取得される磁気共鳴データを包含する。
【0024】
一態様において本発明は磁気共鳴コイルアセンブリを有する医療機器を提供する。磁気共鳴コイルアセンブリは基準マーカから磁気共鳴場所データを受信するための第一のアンテナ部と第二のアンテナ部を有する磁気共鳴アンテナを有する。一部の実施例において第一及び第二のアンテナ部はアンテナ素子であり得る。他の実施例において第一及び第二のアンテナ部は単一アンテナ素子を形成するように組み立てられる若しくは接続されるアンテナの部品であり得る。本明細書で使用される基準マーカは、磁気共鳴イメージングシステムの視野に置かれ得る、磁気共鳴データから生成若しくは再構成される磁気共鳴画像にあらわれる、オブジェクトを包含する。基準マーカは基準点として若しくは測定点としての使用のためである。
【0025】
磁気共鳴コイルアセンブリはクランプを有する。クランプは第一のクランプ部と第二のクランプ部を有する。第一のクランプ部と第二のクランプ部は開構成と閉構成の間で動かされるために動作可能である。第一のクランプ部は第一のアンテナ部を有する。第二のクランプ部は第二のアンテナ部を有する。閉構成にあるとき、第一のクランプ部と第二のクランプ部は第一のアンテナ部と第二のアンテナ部の間の信号受信ボリューム内に基準マーカを固定するために動作可能である。開位置にあるとき、第一のクランプ部と第二のクランプ部は基準マーカが信号受信ボリュームを出入りして動かされることを可能にするように動作可能である。この実施形態は、基準マーカ上にクランプされることができる磁気共鳴コイルアセンブリを提供するので、有益であり得る。これは磁気共鳴アンテナを基準マーカから離したままにする。本明細書で使用されるコイルはアンテナと解釈され得る。磁気共鳴イメージング技術においてコイルという語は典型的にはアンテナという語の代わりに使用される。
【0026】
基準マーカは磁気共鳴イメージングが実行されるときに信号発生物質を含み得る。例えば基準マーカは磁気共鳴画像にあらわれる液体若しくは材料で満たされる管若しくは他の容器を持ち得る。磁気共鳴アンテナは基準マーカ付近に置かれる局所アンテナとして機能する。基準マーカは磁気共鳴基準マーカともよばれ得る。基準マーカは信号ボリュームを有し得る。信号ボリュームは磁気共鳴信号発生物質を含み得る。信号ボリュームは一部の実施例ではトロイダルであり得る。信号ボリュームは他の実施例ではトロイドの一部に中断若しくは開領域を伴い部分的にトロイダルであり得る。
【0027】
別の実施形態において磁気共鳴コイルアセンブリは、磁気共鳴イメージングシステムへ送信される、磁気共鳴アンテナからの磁気共鳴信号を受信するために動作可能な送信器をさらに有し得る。様々な実施例において送信器という語は異なって解釈され得る。場合によってはこれは光学送信デバイスをあらわしてもよく、磁気共鳴イメージングシステムへデータを送信するために光ファイバが使用され得る。
【0028】
他の実施例において送信器は無線で機能し得る。例えばWi‐Fi(登録商標)、Bluetooth(登録商標)若しくは他の無線送信標準規格が使用されることができる。特に無線送信器の場合、これは磁気共鳴アンテナを使用するために必要な配線の数を削減し得るので有益であり得る。例えば医師が基準マーカと一つ以上の磁気共鳴アンテナを使用してカテーテルをガイドするために医療機器を使用している場合、複数の配線を使用することはカテーテルの使用を容易にし得る。
【0029】
別の実施形態において第一のアンテナ部は第一のサドルコイルであり、第二のアンテナ部は第二のサドルコイルである。
【0030】
この実施形態において二つのサドルコイルは基準マーカにまたがり、基準マーカからの良好な磁気共鳴信号受信を可能にし得る。
【0031】
別の実施形態において第一のクランプ部は第一のアンテナ部に接続される第一の電気接点を有する。第二のクランプ部は第二のアンテナ部に接続される第二の電気接点を有する。クランプは電気接続を形成するように第一の電気接点を第二の電気接点へ接続するために動作可能である。第一のアンテナ部と第二のアンテナ部は単一表面コイルを形成するように動作可能である。この実施形態は表面コイルが基準マーカ付近に好都合に置かれることを可能にするので有益であり得る。
【0032】
別の実施形態において磁気共鳴コイルアセンブリは基準マーカを検知するための基準マーカセンサシステムをさらに有する。
【0033】
別の実施形態において基準マーカセンサシステムは以下のうちのいずれか一つを有する:クランプが閉構成で閉じられるかどうかを検知するためのスイッチ、基準マーカが信号受信ボリューム内にあるかどうかを決定するため及び/又は基準マーカのタイプを決定するために磁気共鳴アンテナのインピーダンスを測定するためのインピーダンス測定システム、並びにそれらの組み合わせ。この実施形態は、基準マーカが磁気共鳴コイルアセンブリに適切に挿入されることを保証するのに役立ち得るので有益であり得る。
【0034】
別の実施形態において、医療機器は基準マーカセンサシステムが基準マーカを検知する場合に信号を表示するために動作可能なインジケータをさらに有する。これは磁気共鳴コイルアセンブリを用いるオペレータ若しくは医師が、基準マーカが磁気共鳴コイルアセンブリへ適切に挿入されるかどうかを簡便に知ることができるので、有益であり得る。
【0035】
別の実施形態において医療機器は基準マーカをさらに有する。
【0036】
別の実施形態において基準マーカは医療デバイスのシャフトを有するか若しくはシャフトを受けるように動作可能である。この実施形態は、シャフト若しくはインサータ若しくはカテーテルの場所が医療機器を用いて決定されることができるので有益であり得る。
【0037】
別の実施形態においてクランプは閉構成にあるときに磁気共鳴コイルアセンブリへシャフトを固定するために動作可能である。例えば磁気共鳴コイルアセンブリが閉じられるとき、これはシャフトを締め付けるか若しくはつかみ得る。
【0038】
別の実施形態において基準マーカはシャフト用の孔を有する。基準マーカはトロイダルである。基準マーカはシャフトを囲む磁気共鳴検出可能物質で満たされる管を有する。管はギャップを持つ。シャフトはギャップを通して孔に対して直角に取り外されるように動作可能である。この実施形態は、例えばカテーテルの挿入後に基準マーカを取り除くことが望まれ得るので、有益であり得る。
【0039】
別の実施形態において基準マーカはオブジェクトに付着するための接着剤を有する。例えばオブジェクトは被検者であり得る。基準マーカをオブジェクト若しくは被検者上に置くことは、オブジェクト若しくは被検者へのエントリポイントを決定するために有用であり得るので、有益であり得る。
【0040】
別の実施形態において医療機器はインターベンションデバイスを有する。
【0041】
別の実施形態においてインターベンションデバイスは基準マーカを有する。基準マーカはインターベンションデバイスに取り付けられるか若しくは永久的に取り付けられ得る。
【0042】
基準マーカは一部の実施形態においてトロイダル形状信号ボリュームを含み得る。これは一つ若しくは二つのマーカのみで、ただし点状マーカの場合にあり得るように針の軸をブロックすることなく、針の軸の位置及び/又は配向の測定を可能にし得る。従って、本発明の実施形態はいかなる針状デバイスにも適合し、付加的に、例えばスタイレット若しくは生検デバイスなどの二次デバイスが中空針へ導入されることができる。
【0043】
別の実施形態においてインターベンションデバイスは針である。
【0044】
別の実施形態においてインターベンションデバイスはリニアアブレーションプローブである。
【0045】
別の実施形態においてインターベンションデバイスはクライオプローブである。クライオプローブは低温流体を供給するか、又はプローブ先端付近を極低温度に冷却して、組織をアブレーション点まで冷却する。
【0046】
別の実施形態においてインターベンションデバイスはレーザアブレーションプローブである。
【0047】
別の実施形態においてインターベンションデバイスは生検針である。
【0048】
別の実施形態においてインターベンションデバイスは中空針である。
【0049】
別の実施形態においてインターベンションデバイスはマイクロ波プローブである。マイクロ波プローブはシャフトの先端付近で組織にマイクロ波エネルギーを供給するために適している。
【0050】
別の実施形態においてインターベンションデバイスはガイドワイヤ送達システムである。ガイドワイヤは例えば中空針若しくは他の構造を用いて送達され得る。そしてガイドワイヤは別のインターベンション装置をターゲットゾーンへ送達するために使用され得る。
【0051】
別の実施形態において医療機器は被検者から磁気共鳴データを収集するための磁気共鳴イメージングシステムをさらに有する。医療機器はシャフトを有する医療デバイスをさらに有する。シャフトは被検者へ挿入されるために適している。基準マーカはシャフトに取り付けられるために動作可能である。医療機器は医療機器を制御するためのプロセッサをさらに有する。医療機器はプロセッサによる実行のためのマシン実行可能命令を記憶するためのメモリをさらに有する。命令の実行はプロセッサに磁気共鳴データを収集させる。命令の実行はさらにプロセッサに磁気共鳴データを磁気共鳴画像へ再構成させる。命令の実行はさらにプロセッサに磁気共鳴画像内のターゲットボリュームの選択を受信させる。
【0052】
命令の実行はさらにプロセッサに、磁気共鳴アンテナから磁気共鳴場所データを繰り返し収集させる。磁気共鳴場所データは第一の磁気共鳴基準マーカの場所を記述する。命令の実行はさらにプロセッサに、ディスプレイデバイス上にターゲットゾーンに対するシャフトの位置を示す磁気共鳴データのビューをレンダリングさせる。ビューは少なくとも場所データとターゲットボリュームの場所を用いて決定される。
【0053】
この実施形態は、シャフトが好都合に表示されるように医療機器が磁気共鳴イメージングシステムのための画像データのビューを調節することを可能にするので、有益であり得る。
【0054】
他の実施形態若しくは実施例において医療機器は各々が磁気共鳴イメージングシステムへデータを供給する複数の磁気共鳴アンテナを有し得る。磁気共鳴装置とクランプは複数の磁気共鳴アンテナへ入れるための複数の基準マーカも持つ、又は有し得る。
【0055】
本発明の上述の実施形態の一つ以上は、組み合わされた実施形態が相互排他的でない限り組み合わされ得ることが理解される。
【0056】
以下、本発明の好適な実施形態が、ほんの一例として、図面を参照して記載される。