特許第6397256号(P6397256)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6397256
(24)【登録日】2018年9月7日
(45)【発行日】2018年9月26日
(54)【発明の名称】転倒防止装置及びそれを備えた物品
(51)【国際特許分類】
   A47B 97/00 20060101AFI20180913BHJP
【FI】
   A47B97/00 E
【請求項の数】4
【全頁数】8
(21)【出願番号】特願2014-160503(P2014-160503)
(22)【出願日】2014年8月6日
(65)【公開番号】特開2016-36445(P2016-36445A)
(43)【公開日】2016年3月22日
【審査請求日】2017年4月24日
(73)【特許権者】
【識別番号】000000929
【氏名又は名称】KYB株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110000497
【氏名又は名称】特許業務法人グランダム特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】関根 伸一
(72)【発明者】
【氏名】藤田 英朗
(72)【発明者】
【氏名】斉藤 靖
(72)【発明者】
【氏名】小倉 雅則
(72)【発明者】
【氏名】井上 輝彦
(72)【発明者】
【氏名】一新 賢二
(72)【発明者】
【氏名】阿部 景太
【審査官】 中村 百合子
(56)【参考文献】
【文献】 特開2014−023689(JP,A)
【文献】 特開2013−094519(JP,A)
【文献】 特開平09−025989(JP,A)
【文献】 欧州特許出願公開第01713266(EP,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A47B 97/00
F16F 15/00−15/36
A47F 1/00− 3/14
A47F 11/00−11/10
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
下面の中央部から連続して下方に延びた支持脚に支持されて設置面上に設置された物品の下面であって前記物品が傾く方向の縁部と前記設置面との間に取り付けられ、前記物品が傾く力を減衰する減衰力を発生するダンパを備えていることを特徴とする転倒防止装置。
【請求項2】
前記物品と前記設置面との間に取り付けられ、前記物品が傾いた状態から復元する方向に弾性力を付与する弾性体を備えていることを特徴とする請求項1記載の転倒防止装置。
【請求項3】
前記物品が傾く方向の縁部に前記ダンパの一端部側が接続されることを特徴とする請求項1又は2記載の転倒防止装置。
【請求項4】
請求項1乃至3のいずれか1項記載の転倒防止装置と、前記支持脚とを備えていることを特徴とする物品。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は転倒防止装置及びそれを備えた物品に関するものである。
【背景技術】
【0002】
特許文献1は従来の転倒防止装置を示している。この転倒防止装置は、壁面に連結される壁面側係止具と、家具に連結される家具側係止具と、これら両係止具の間に介装された転倒防止装置本体とを備えている。転倒防止装置本体は、ダンパと、ダンパに直列に設けられた長さ調整装置とを有している。このダンパは伸長動作時に発生する減衰力が収縮動作時に発生する減衰力に比べて大きい片効きである。この転倒防止装置は、床面から鉛直に立ち上がった壁面の近くに設置された家具の上面に家具側係止具を連結し、家具の上面より上方の壁面に壁面側係止具を連結する。このように、この転倒防止装置を家具と壁面との間に取り付けることによって、地震の揺れ等によって家具の上部が壁面から離れる方向に家具が傾いた際、ダンパの減衰力が作用して壁面側係止具と家具側係止具に加わる衝撃を減衰しつつ家具が倒れることを防止することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2011−161085号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、特許文献1の転倒防止装置は、壁面側係止具を壁面に連結するものであるため、壁面の近くに設置された家具にしか取り付けることができない。
【0005】
本発明は、上記従来の実情に鑑みてなされたものであって、家具等の物品が設置される場所に関わらず取り付けることができ、地震の揺れ等による物品の転倒を防止する転倒防止装置及びそれを備えた物品を提供することを解決すべき課題としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の転倒防止装置は、下面の中央部から連続して下方に延びた支持脚に支持されて設置面上に設置された物品の下面であって前記物品が傾く方向の縁部と前記設置面との間に取り付けられ、前記物品が傾く力を減衰する減衰力を発生するダンパを備えていることを特徴とする。
【0007】
この転倒防止装置は、地震の揺れ等によって物品が傾くと、設置面上に設置された物品と設置面との間に取り付けられたダンパが物品の傾く力を減衰するため、物品の傾き量が抑制されて物品の転倒を防止することができる。このように、この転倒防止装置は設置面から鉛直に立ち上がった壁面の近くに設置されていない物品に対しても取り付けることができ、物品の転倒を防止することができる。
【0008】
したがって、この転倒防止装置は、物品が設置される場所に関わらず取り付けることができ、地震の揺れ等による物品の転倒を防止することができる。
【0009】
ここで、物品は、家具、複数の寝台を上下方向に連結したベッド、大型テレビ、冷蔵庫、書棚、ショーケース、サーバーラック等、地震の揺れ等によって転倒するおそれのあるものが含まれる。設置面は、建物内の床面のみならず、建物外で物品を設置する基礎面等が含まれる。
【0010】
また、この転倒防止装置は、物品と設置面との間に取り付けられ、物品が傾いた状態から復元する方向に弾性力を付与する弾性体を備え得る。この場合、物品が傾くと、傾いた状態から復元するように弾性体の弾性力が物品に付与されるため、物品の転倒を防止することができる。特に、物品に加わる外力が地震の揺れのように往復するものでなく、一方向のみである場合、ダンパのみでは物品が傾いた状態から復元しないが、弾性体を備えることによって、物品が傾いた状態から復元する方向に弾性体の弾性力が付与されるため、物品の転倒を防止することができる。
【0011】
また、物品の転倒が想定される方向の縁部にダンパの一端部側が接続され得る。この場合、物品の転倒が想定される方向の縁部は物品が傾いた際に最も変位する部分である。このため、この部分にダンパの一端部側を接続することによって、ダンパの減衰力を物品の傾く力に効率よく作用させることができる。
【0012】
本発明の物品は、上記転倒防止装置と、支持脚とを備えていることを特徴とする。この場合、支持脚によって自立して設置面上に配置されている物品が、地震の揺れ等によって傾くと、転倒防止装置のダンパが物品の傾く力を減衰するため、物品の傾き量が抑制されて物品の転倒を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
図1】家具と床面との間に取り付けた転倒防止装置を示す側面図である。
図2図1の矢視X−X断面図である。
図3】家具が前方向に傾いた状態を示す側面図である。
図4】家具が後方向に傾いた状態を示す側面図である。
図5】他の形態の家具に対する転倒防止装置の取り付け位置を示す水平断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
本発明の転倒防止装置20を具体化した実施形態1について、図面を参照しつつ説明する。
【0015】
<実施形態1>
実施形態1の転倒防止装置20は、図1及び図2に示すように、家具10と設置面である床面Fとの間に取り付けられ、地震の揺れ等による家具10の転倒を防止する。家具10は、家具本体11と、床面Fに載置されて家具本体11を支持する支持脚12とを有している。家具本体11は、直方体形状であり、正面に図示しない扉や引出し等を有し、内部に衣類や装身具等を収納することができる。家具本体11は、水平断面形状が左右方向(図1において奥行き方向、図2において上下方向、以下同じ。)に長い長方形状である。支持脚12も直方体形状であり、水平断面形状が家具本体11よりも小さく、左右方向に長い長方形状である。支持脚12の長手方向と、家具本体11の長手方向とが同じになるように、支持脚12は家具本体11の下面11Aの中央部から連続して下方に伸びている。このため、家具本体11は支持脚12の上端周縁部から外側に下面11Aが広がっている。家具10は支持脚12の下面12Aが床面Fに当接した状態で自立している。この家具10は、支持脚12が左右方向に長い直方体形状であるため、転倒防止装置20が取り付けられていない場合、地震の揺れ等によって、前後方向(図1及び図2において左右方向、以下同じ。)に傾いて転倒するおそれがある。
【0016】
転倒防止装置20は、図1に示すように、第1ベース部21及び第2ベース部22と、一端を第1ベース部21に連結し、他端を第2ベース部22に連結したダンパ23と、ダンパ23の伸長方向に弾性力を付与するスプリング28とを備えている。
【0017】
第1ベース部21は、家具本体11の下面11Aに面接触する第1基部21Aと、ダンパ23の一端(後述するロッド23Bの先端部)を連結した第1連結部21Bとを有している。第2ベース部22は、床面Fに面接触する第2基部22Aと、ダンパ23の他端(後述するシリンダ23Aの基端部)を連結した第2連結部22Bとを有している。
【0018】
ダンパ23は、シリンダ23A、図示しないピストン、ロッド23B、及び図示しないロッドガイドを有している。シリンダ23Aは、有底筒状であり、作動油が封入されている。ピストンはシリンダ23A内に摺動自在に挿入されている。ロッド23Bは、基端部がピストンに連結され、ロッドガイドを挿通して先端側がシリンダ23Aの外部へ突出している。
【0019】
ダンパ23は収縮動作時に発生する減衰力が伸長動作時に発生する減衰力よりも大きい片効きである。ここで、ダンパ23の収縮動作とは、シリンダ23Aからロッド23Bの突出長さ及びダンパ23の全長が短くなっていく動作を意味する。また、ダンパ23の伸長動作とは、シリンダ23Aからロッド23Bの突出長さ及びダンパ23の全長が長くなっていく動作を意味する。
【0020】
ダンパ23の減衰力が発生するメカニズムは、周知の構造であるため、図示を省略して説明する。シリンダ23Aは、内部がピストンによって、ロッド23Bの基端部が収納されているロッド側圧力室と、反ロッド側圧力室とに仕切られている。ピストンは両圧力室間を連通させる絞り弁であるオリフィスが形成されている。オリフィスは、ダンパ23の伸縮動作に伴うロッド側圧力室と反ロッド側圧力室との間の作動油の流れに抵抗を付与して減衰力を発生する減衰力発生部として機能する。また、ピストンは逆止弁を介して両圧力室間を連通する連通路が形成されている。逆止弁は、ロッド側圧力室から反ロッド側圧力室への作動油の流れを許容し、その逆の流れを阻止する。このため、ダンパ23は、収縮動作時、反ロッド側圧力室からロッド側圧力室への作動油の流動経路がオリフィスのみとなる。一方、ダンパ23は、伸長動作時、ロッド側圧力室から反ロッド側圧力室への作動油の流路経路が、オリフィスと連通路の2経路になる。このため、ダンパ23は収縮動作時に発生する減衰力が伸長動作時に発生する減衰力よりも大きくなる。
【0021】
ロッド23Bの先端部と第1連結部21Bとは第1軸部24によって相対的に回動自在に連結されている。シリンダ23Aの基端部と第2連結部22Bとは第1軸部24と平行な第2軸部25によって相対的に回動自在に連結されている。
【0022】
スプリング28は、ロッド23Bの先端部に設けられ、ロッド23Bの軸線に対して直角に広がった円環状の平面を有する第1鍔部26と、シリンダ23Aの外周面に設けられ、シリンダ23Aの軸線に対して直角に広がった円環状の平面を有する第2鍔部27との間に挟持されている。
【0023】
この転倒防止装置20は、図2に示すように、床面F上に設置された家具10が、地震の揺れ等によって傾く方向の縁部、つまり、家具本体11の下面11Aの前縁部13及び後縁部14であって、左右方向に3個ずつ等間隔に取り付けられている。より詳しくは、家具本体11の下面11Aの4隅周辺部に4個の転倒防止装置20が取り付けられ、前縁部13及び後縁部14の左右中央部に1個ずつの転倒防止装置20が取り付けられている。
【0024】
各転倒防止装置20は、図1に示すように、第1ベース部21の第1基部21Aを家具本体11の下面11Aに当接させ、第2ベース部22の第2基部22Aを床面Fに当接している。この際、転倒防止装置20は、スプリング28の弾性力によって、家具本体11の下面11Aと床面Fとの間に突っ張った状態で取り付けることができる。このため、各転倒防止装置20は、第1ベース部21の第1基部21Aと家具本体11の下面11Aとの間、及び第2ベース部22の第2基部22Aと床面Fとの間を接着剤等で連結することなく、これら間が隙間なく取り付けることができる。また、スプリング28は、各転倒防止装置20が家具本体11の下面11Aと床面Fとの間に取り付けられた状態で、家具10が傾いた際に、傾いた状態から復元する方向に弾性力を付与することになる。
【0025】
このようにして転倒防止装置20が取り付けられた家具10は、図3に示すように、地震の揺れ等によって、家具10が前後方向に揺動し、家具10が前方向に傾いた際、家具本体11の下面11Aの前縁部13と床面Fとの間に取り付けられた3個の転倒防止装置20のダンパ23が収縮動作し、減衰力を発生する。このため、家具10は、これらダンパ23によって前方向へ傾く力が減衰され、前方向への傾き量が抑制される。この際、家具本体11の下面11Aの後縁部14と床面Fとの間に取り付けられた3個の転倒防止装置20は、スプリング28の弾性力によって伸長動作し、家具本体11の下面11Aの後縁部14に第1ベース部21の第1基部21Aが当接した状態を維持することができる。
【0026】
また、図4に示すように、地震の揺れ等によって、家具10が前後方向に揺動し、家具10が後方向に傾いた際、家具本体11の下面11Aの後縁部14と床面Fとの間に取り付けられて3個の転倒防止装置20のダンパ23が収縮動作し、減衰力を発生する。このため、家具10は、これらダンパ23によって後方向へ傾く力が減衰され、後方向への傾き量が抑制される。この際、家具本体11の下面11Aの前縁部13と床面Fとの間に取り付けられた3個の転倒防止装置20は、スプリング28の弾性力によって伸長動作し、家具本体11の下面11Aの前縁部13に第1ベース部21の第1基部21Aが当接した状態を維持することができる。
【0027】
このように、転倒防止装置20は、床面F上に設置された家具10と床面Fとの間に取り付けられ、家具10が前後方向に傾く力を減衰する減衰力を発生するダンパ23を備えているため、家具10の前後方向への傾き量が抑制されて家具10の転倒を防止することができる。このように、この転倒防止装置20は、床面Fから鉛直に立ち上がった壁面の近くに設置されていない家具10に対しても取り付けることができ、家具10の転倒を防止することができる。
【0028】
したがって、実施形態1の転倒防止装置20は、家具10が設置される場所に関わらず取り付けることができ、地震の揺れ等による家具10の転倒を防止することができる。
【0029】
また、転倒防止装置20は、家具10と床面Fとの間に取り付けられ、家具10が傾いた状態から復元する方向に弾性力を付与するスプリング28を備えている。このため、家具10が傾くと、傾いた状態から復元するようにスプリング28の弾性力が家具10に付与されるため、家具10の転倒を防止することができる。特に、家具10に加わる外力が地震の揺れのように前後方向に往復するものでなく、家具10に加わる外力が前後の一方向のみ(例えば、家具10内に収納した収納物の重量バランスが前後一方向に偏った場合)であっても、ダンパ23のみでは、家具10が傾いた状態から復元しないが、スプリング28を備えることによって、家具10が傾いた状態から復元する方向にスプリング28の弾性力が付与されるため、家具10の転倒を防止することができる。
【0030】
また、家具10の転倒が想定される方向である前縁部13及び後縁部14にダンパ23の一端部側が接続されている。前縁部13及び後縁部14は家具10が傾いた際に最も変位する部分であるため、この部分にダンパ23の一端部側を接続することによって、ダンパ23の減衰力を家具10の傾く力に効率よく作用させることができる。
【0031】
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態1に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)実施形態1では、直方体形状の家具に対して転倒防止装置を取り付けたが、図5に示すように、本体31の水平断面形状が円形であり、円柱状の支持脚32が中央に設けられた物品30に対して実施形態1と同様の構成を有する転倒防止装置20を取り付ける際は、外周縁の周方向に等間隔に少なくとも3個以上の転倒防止装置20を取り付けるとよい。このように、家具の形態に関わらず転倒防止装置を取り付けることができる。
(2)実施形態1では、収縮動作時に発生する減衰力が伸長動作時に発生する減衰力よりも大きい片効きのダンパのみを取り付けたが、収縮動作時に発生する減衰力が伸長動作時に発生する減衰力よりも小さい片効きのダンパのみを取り付けてもよい。この場合、ダンパの一端部と家具(物品)及びダンパの他端部と床面(設置面)との間が離れないように連結する必要がある。
(3)実施形態1では、収縮動作時に発生する減衰力が伸長動作時に発生する減衰力よりも大きい片効きのダンパのみを取り付けたが、収縮動作時に発生する減衰力が伸長動作時に発生する減衰力よりも小さい片効きのダンパを混在させてもよい。この場合、実施形態1のように前後方向に傾いて転倒し得る物品の場合、前縁部と後縁部のそれぞれに、収縮動作時に発生する減衰力が伸長動作時に発生する減衰力よりも大きい片効きのダンパと小さい片効きのダンパとを混在させる。また、収縮動作時に発生する減衰力が伸長動作時に発生する減衰力よりも小さい片効きのダンパは、一端部と家具(物品)及び他端部と床面(設置面)との間が離れないように連結する必要がある。
(4)実施形態1では、家具が支持脚を有しているが、支持脚がない家具(物品)であってもよい。
(5)実施形態1では、スプリングがダンパに取り付けられているが、ダンパとスプリング(弾性体)とを別々に家具(物品)と床面(設置面)との間に取り付けてもよい。
(6)実施形態1では、転倒防止装置は家具が傾いた状態から復元する方向に弾性力を付与するスプリングを備えていたが、スプリング(弾性体)を備えなくてもよい。この場合、家具(物品)を通常使用する際に傾かないように支持する支持脚が必要である。
【符号の説明】
【0032】
F…床面(設置面)、10…家具(物品)、23…ダンパ、28…スプリング(弾性体)、13…前縁部(縁部)、14…後縁部(縁部)、12,32…支持脚
図1
図2
図3
図4
図5