(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0018】
本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明の実施形態に係るラジエータグリル1を示す図であって、(a)前面図、(b)裏面図である。
図2は、ラジエータグリル1の裏面を下方から見た図であって、(a)グリル本体10とグリルアッパー30を接合する直前、(b)グリル本体10とグリルアッパー30を接合した後を示す。
【0019】
車両前後方向、車両幅方向および車両上下方向を、前後方向、幅方向および上下方向という。
車両前方、車両後方、車両上方および車両下方を、前方向、後方向、上方向および下方向という。
【0020】
車両Aの前面には、ラジエータグリル1が取り付けられる。
ラジエータグリル1は、車両Aの前面に配置されるグリル本体10と、グリル本体10に接合するグリルアッパー30を備える。
グリル本体10は、車両Aの前面を覆って装飾する樹脂成形部材である。グリル本体10には、エンジンルーム(不図示)に向けて外気(走行風)を導入する通気口11が複数形成される。
【0021】
グリルアッパー30は、グリル本体10の上縁に取り付けられて、後方向に向かって平板状に延在する樹脂成形部材である。グリルアッパー30は、エンジンルームの前方向において幅方向に延びるアッパービーム(不図示)を覆い隠す。このため、フロントフード(不図示)を開けると、エンジンルームの前方にグリルアッパー30が露出する。
【0022】
グリル本体10には、二つのグリルアッパー30が接合(連結)される。
グリル本体10の幅方向の両端側に、グリルアッパー30がそれぞれ一つずつ接合される。各グリルアッパー30は、グリル本体10に対してそれぞれ一対のスナップフィット5により接合される。
【0023】
スナップフィット5は、スナップフィット被係合部20とスナップフィット係合部40から構成される。
スナップフィット被係合部20に対してスナップフィット係合部40を差し込むと、両者の一部が弾性変形する。さらにスナップフィット係合部40を差し込むと、両者が嵌り合う(係合する)。これと同時に両者の弾性変形が回復する。したがって、スナップフィット被係合部20とスナップフィット係合部40が接合する。
スナップフィット5は、グリルアッパー30の下面30b側に配置される。言い換えれば、スナップフィット5は、グリルアッパー30の上面30a側には露出しない。
【0024】
図3は、スナップフィット被係合部20を示す図であって、(a)上面図、(b)下面図を示す。
スナップフィット被係合部20は、グリル本体10に一体成形される。スナップフィット被係合部20は、延出片21と開口部22を有する。
【0025】
延出片21は、グリル本体10の上縁から後方向に向かって平板状に延出する部位である。延出片21は、特に上下方向において可撓性を有する。
延出片21の延出長さ(前後方向の長さ)は、グリルアッパー30の半分程度である。延出片21の幅(幅方向の長さ)は、後方向に向かうにしたがって徐々に縮小する。延出片21の厚み(上下方向の長さ)は、略一定である。
【0026】
開口部22は、延出片21のほぼ中央に開口する矩形の貫通孔である。開口部22には、前方向を向く平坦な被係合面23が形成される。
被係合面23は、延出片21の上面21aに対して略直交する。また、被係合面23は、延出片21の延出方向(前後方向、スナップフィット5の挿入方向)に対して略直交する。
【0027】
延出片21の上面21aには、先端部21cから開口部22に向かって延びる溝部24が設けられる。つまり、延出片21の上面21aには、先端部21cと開口部22の間に、厚みが薄い部位が形成される。
溝部24の幅は、開口部22の幅よりも大きい。この溝部24は、スナップフィット係合部40の一部分(後述する突起部41)が通過する空間である。
【0028】
開口部22と溝部24の間には、後方向および上方向を向く斜面25が設けられる。つまり、斜面25は、溝部24から開口部22に向かって、延出片21の厚みが徐々に拡大する。
【0029】
延出片21の下面21bには、一対の楔部26が設けられる。楔部26は、延出片21の基端部21dにおいて、幅方向の両縁に沿うように配置される。
楔部26の厚みは、前方向に向かうにしたがって徐々に拡大する。楔部26の幅と長さは、任意に設定される。
【0030】
図4は、スナップフィット係合部40を示す図であって、(a)下面図、(b)突起部41、(c)先端保持部46(46B)、(d)基端保持部48(48A,48B)を示す。
スナップフィット係合部40は、グリルアッパー30に一体成形される。スナップフィット係合部40は、突起部41と保持部45を有する。
【0031】
突起部41は、グリルアッパー30の下面30bから突出する。この突起部41は、スナップフィット被係合部20の開口部22に収容される(嵌まり込む)部位である。
突起部41は、前後方向に延び、幅方向に並列する三つの係合爪42からなる。突起部41(三つの係合爪42)の幅は、開口部22(被係合面23)の幅よりも小さい。突起部41の長さは、開口部22の長さよりも小さい。突起部41の高さ(上下方向の長さ)は、延出片21(被係合面23)の厚みとよりも大きい。
【0032】
三つ係合爪42は、それぞれ同一形状であって、後方向を向く係合面43と、前方向および下方向を向く斜面44を有する。
係合面43は、スナップフィット被係合部20の被係合面23に密着する面である。係合面43は、グリルアッパー30の下面30bに対して略直交する。係合面43は、前後方向(スナップフィット5の挿入方向)に対して略直交する。
斜面44は、スナップフィット被係合部20の斜面25に密着(摺接)する面である。つまり、斜面44は、下面30bから係合面43に向かって、グリルアッパー30の厚みが徐々に拡大する。
【0033】
保持部45は、先端保持部46と基端保持部48を有する。
先端保持部46は、スナップフィット被係合部20の延出片21の先端部21cを収容保持する部位である。先端保持部46は、幅方向において対称に形成された先端保持部46A,46Bからなる。
基端保持部48は、スナップフィット被係合部20の延出片21の基端部21dを収容保持する部位である。基端保持部48は、幅方向において対称に形成された基端保持部48A,48Bからなる。
【0034】
先端保持部46(46A,46B)は、前後方向において、グリルアッパー30の略中央に配置される。先端保持部46A,46Bは、グリルアッパー30の下面30bから垂直に立設して、前方向および幅方向に向けて略L字形に折れ曲がるように形成される。つまり、先端保持部46A,46Bは、前方向および幅方向の内側に向けて、それぞれ開口する袋状に形成される。
これにより、先端保持部46A,46Bは、スナップフィット被係合部20の延出片21の先端部21cを収容保持する。具体的には、先端保持部46A,46Bは、延出片21の先端部21cのうち、幅方向の両端をそれぞれ収容保持する。
先端保持部46A,46Bが延出片21の先端部21cを収容保持すると、延出片21(スナップフィット被係合部20)の後方向、幅方向および上下方向への移動が抑止される。言い換えると、グリルアッパー30(スナップフィット係合部40)の前方向、幅方向および上下方向への移動が抑止される。
【0035】
先端保持部46(46A,46B)の前方向の端部には、前方向に突出するガイド爪47が設けられる。ガイド爪47は、前方向および上方向を向く斜面であって、延出片21の先端部21cが当接(摺接)する部位である。
延出片21の先端部21cを先端保持部46(46A,46B)に収容するときに、先端部21cがガイド爪47に摺接して、先端保持部46に向けて案内される。
【0036】
基端保持部48は、前後方向において、グリルアッパー30の基端側に配置される。
基端保持部48A,48Bは、グリルアッパー30の下面30bから垂直に立設して、幅方向の内側に向けて略L字形に折れ曲がるように形成される。
これにより、基端保持部48A,48Bは、スナップフィット被係合部20の延出片21の基端部21dを収容保持する。具体的には、基端保持部48A,48Bは、延出片21の基端部21dのうち、幅方向の両端をそれぞれ収容保持する。
【0037】
基端保持部48A,48Bが延出片21の基端部21dを収容保持するとき、基端保持部48A,48Bに延出片21の楔部26が嵌まり込む。つまり、楔部26が、上下方向における基端保持部48A,48Bと延出片21の隙間を埋める。
これにより、延出片21(スナップフィット被係合部20)の前後方向、幅方向および上下方向への移動が抑止される。言い換えると、グリルアッパー30(スナップフィット係合部40)の前後方向、幅方向および上下方向への移動が抑止される。
【0038】
次に、グリル本体10とグリルアッパー30の接合工程について説明する。具体的には、スナップフィット被係合部20に対してスナップフィット係合部40を係合させる工程について説明する。
図5は、グリル本体10とグリルアッパー30の接合工程を示す図であって、(a)下面図、(b)Vb-Vb断面図(c)Vc-Vc断面図を示す。
図6は、
図5に続く工程を示す図であって、(a)下面図、(b)VIb-VIb断面図(c)VIc-VIc断面図を示す。
図7は、
図6に続く工程を示す図であって、(a)下面図、(b)VIIb-VIIb断面図(c)VIIc-VIIc断面図を示す。
【0039】
最初に、グリル本体10の後方向にグリルアッパー30を配置する。具体的には、グリル本体10の延出片21(スナップフィット被係合部20)に対してグリルアッパー30の基端保持部48A,48B(スナップフィット係合部40)を対向させる。
【0040】
次に、
図5に示すように、グリルアッパー30を前方向(スナップフィット5の挿入方向)に移動させて、基端保持部48A,48Bに延出片21の先端部21cを差し込む。これにより、延出片21の上面21aとグリルアッパー30の下面30bがほぼ密着する。
さらにグリルアッパー30を前方向に移動させると、基端保持部48A,48Bが延出片21の幅方向の両縁に摺接する。基端保持部48A,48Bが延出片21の先端部21cから基端部21dに亘って摺接する。このため、グリルアッパー30は、延出片21に沿って前方向に向けて案内される。
【0041】
グリルアッパー30を前方向に移動させると、グリルアッパー30の突起部41(係合爪42)が延出片21の溝部24に入り込む。溝部24が延出片21の上面21aに形成されているため、突起部41は、延出片21に干渉することなく、溝部24に沿って前方向に向けて移動(通過)する。
【0042】
次に、
図6に示すように、グリルアッパー30をさらに前方向に移動させると、係合爪42が延出片21に当接する。具体的には、係合爪42の斜面44が溝部24の前方向に配置された斜面25に当接する。斜面44が前方向および下方向を向き、斜面25が後方向および上方向を向くため、斜面44と斜面25は、ほぼ密着する。
【0043】
斜面44と斜面25を密着させると同時に、先端保持部46が延出片21の先端部21cに当接する。具体的には、ガイド爪47が先端部21cの幅方向の両端に摺接する。これにより、延出片21が先端保持部46に向けて案内される。つまり、延出片21の先端部21cを上方向に移動させることにより、延出片21が下方向に撓むことを防止する。
【0044】
この状態からグリルアッパー30を前方向に移動させると、斜面25に対して斜面44が摺動する。これにより、斜面25に対して係合爪42が乗り上がる。このとき、主に延出片21の中央部分が下方向に膨らむように湾曲する。つまり、延出片21の斜面25の周辺が下方向に向けて弾性変形する。
【0045】
斜面25に係合爪42が乗り上がると、延出片21とグリルアッパー30を離間させる力が発生する。つまり、グリルアッパー30を上方向に移動させる力が発生する。
しかし、基端保持部48が延出片21の基端部21dを保持しているため、グリルアッパー30の上方向への移動が抑止される。
また、斜面25に係合爪42が乗り上がると、延出片21が弾性変形して先端部21cをグリルアッパー30から離間させる力が発生する。つまり、延出片21が撓んで先端部21cを下方向に移動させる力が発生する。
しかし、先端保持部46(ガイド爪47)が延出片21の先端部21cを保持しているため、延出片21の先端部21cの下方向への移動が抑止される。
したがって、上述したように、斜面25に係合爪42が乗り上がると、延出片21とグリルアッパー30が離間することなく、延出片21の中央部分が下方向に膨らむように湾曲する。
【0046】
次に、
図7に示すように、グリルアッパー30をさらに前方向に移動させると、係合爪42が斜面25を乗り越えて、延出片21の開口部22に入り込む。同時に、延出片21の中央部分の弾性変形が回復する。つまり、延出片21が平板状に戻る。
そして、係合爪42の係合面43と開口部22の被係合面23が係合する。係合面43が後方向を向き、被係合面23が前方向を向くため、係合面43と被係合面23は、ほぼ密着する。
また、係合面43と被係合面23は、前方向(スナップフィット5の挿入方向)に対して略直交するため、グリルアッパー30の後方向への移動が抑止される。
【0047】
グリルアッパー30を後方向へ移動させて、再度、延出片21の中央部分を下方向に膨らむように湾曲させるためには、相当な力が必要となる。治具等を用いなければ、延出片21の中央部分を下方向に膨らむように湾曲させることはできない。
つまり、グリル本体10とグリルアッパー30が強固に結合される。
【0048】
係合面43と被係合面23を密着させると、先端保持部46が延出片21の先端部21cを収容保持する。このとき、前後方向、幅方向、上下方向において、先端保持部46A,46Bと延出片21の先端部21cがそれぞれ当接する。
これにより、グリルアッパー30(スナップフィット係合部40)の前方向、幅方向、上方向への移動が抑止される。
【0049】
また、係合面43と被係合面23を密着させると、基端保持部48が延出片21の基端部21dを収容保持する。このとき、基端保持部48A,48Bと延出片21の間に楔部26がそれぞれ差し込まれる。
これにより、グリルアッパー30(スナップフィット係合部40)の前後方向、幅方向、上方向への移動が抑止される。
【0050】
このようにして、スナップフィット被係合部20に対してスナップフィット係合部40が係合する。つまり、グリル本体10に対してグリルアッパー30が接合する。
【0051】
以上、説明した様に、ラジエータグリル1では、グリル本体10とグリルアッパー30を接合するスナップフィット5(スナップフィット被係合部20とスナップフィット係合部40)がグリルアッパー30の下面30b側に配置される。このため、スナップフィット5がグリルアッパー30の上面30a側に露出しない。
したがって、車両Aのメンテナンス等の際に、フロントフード(不図示)を開けてグリルアッパー30を露出させたときに、車両Aの美観が損なわれることを防止できる。
【0052】
スナップフィット被係合部20は、グリル本体10の上縁から後方に向かって延出する延出片21と、延出片21の上面21aに開口する開口部22を有する。さらに、延出片21の上面21aに、先端部21cから開口部22に向かう溝部24が設けられる。
したがって、グリルアッパー30の下面30bを延出片21の上面21aに密着させて、前方向に移動(摺接)させたときに、スナップフィット係合部40の突起部41を延出片21に干渉させることなく、開口部22に向けて導入できる。
【0053】
延出片21には、開口部22の縁部に、後方を向く斜面25が設けられる。このため、突起部41を開口部22に収容するときに、突起部41が斜面25に摺接して、円滑に収容される。
したがって、スナップフィット被係合部20とスナップフィット係合部40を円滑に係合させることができる。
【0054】
スナップフィット係合部40は、グリルアッパー30の下面30bから突出する突起部41と、延出片21を摺接可能に保持する保持部45を有する。さらに、突起部41には、前方を向く斜面44が設けられる。このため、突起部41を開口部22に収容するときに、斜面44が開口部22の縁部に摺接して、円滑に収容される。
したがって、スナップフィット被係合部20とスナップフィット係合部40を円滑に係合させることができる。
【0055】
突起部41は、幅方向において並列する複数(三つ)の係合爪42からなる。これより、グリルアッパー30の上面30aに、ヒケ(Sink marks)が発生しづらくなる。
突起部41は、グリルアッパー30の下面30bから突出するため、肉厚な部位となる。このため、成形過程にグリルアッパー30の上面30aにヒケが発生しやすくなる。
しかし、突起部41を三つの係合爪42で構成したので、成形過程における冷却速度の遅れを最小限に抑えることができる。このため、グリルアッパー30の上面30aにヒケが発生しづらくなる。したがって、グリルアッパー30を露出させたときに、車両Aの美観が損なわれることを防止できる。
【0056】
保持部45は、延出片21の先端部21cを保持する先端保持部46と、延出片21の基端部21dを保持する基端保持部48を有する。これにより、延出片21の中央部分のみを弾性変形させて、スナップフィット被係合部20とスナップフィット係合部40を係合させることができる。
また、スナップフィット被係合部20とスナップフィット係合部40が係合した後には、延出片21を保持して弾性変形させづらくするので、スナップフィット被係合部20とスナップフィット係合部40の係合を維持することができる。
【0057】
先端保持部46には、ガイド爪47が設けられる。ガイド爪47は、延出片21の先端部21cに摺接して、先端保持部46に向けて案内する。これにより、スナップフィット被係合部20とスナップフィット係合部40を係合させるときに、延出片21が撓んで先端部21cが下方向に移動することを防止できる。
したがって、スナップフィット被係合部20とスナップフィット係合部40の係合が良好に行われる。
【0058】
延出片21には、基端保持部48との隙間を埋める楔部26が設けられる。楔部26は、延出片21と基端保持部48の間に嵌まり込んで、延出片21と基端保持部48を固定する。このため、スナップフィット被係合部20とスナップフィット係合部40の係合が強固になる。
したがって、グリル本体10とグリルアッパー30の接合にガタが発生することを防止できる。
【0059】
グリル本体10とグリルアッパー30は、複数のスナップフィット5により結合される。このため、グリル本体10とグリルアッパー30の接合が強固になり、ガタの発生を防止できる。
【0060】
ラジエータグリル1では、一つのグリル本体10に対して、二つのグリルアッパー30が接合される。このように、グリル本体10とグリルアッパー30をスナップフィット5により結合するので、様々なデザインのラジエータグリル1に対応することができる。
【0061】
上述した実施の形態において示した各構成部材の諸形状や組み合わせ等は一例であって、本発明の主旨から逸脱しない範囲において設計要求等に基づき種々変更可能である。
【0062】
例えば、開口部22は、延出片21を上下方向に貫通する場合に限らない。開口部22は、延出片21の上面21aに開口して、突起部41を収容できればよい。すなわち、開口部22は、有底の窪部であってもよい。
【0063】
突起部41(三つの係合爪42)が一つの開口部22に収容される場合に限らない。例えば、延出片21に複数の開口部22を形成し、各開口部22に係合爪42が一つずつ収容される場合であってもよい。
【0064】
先端保持部46は、一対の先端保持部46A,46Bからなる場合に限らない。先端保持部46は、先端保持部46A,46Bを一体化した形状であってもよい。
同様に、基端保持部48は、一対の基端保持部48A,48Bからなる場合に限らない。基端保持部48は、基端保持部48A,48Bを一体化した形状であってもよい。
【0065】
楔部26は、延出片21の下面21bに形成される場合に限らない。楔部26は、延出片21の上面21aに形成されてもよい。
楔部26は、基端保持部48との隙間を埋める場合に限らない。楔部26を延出片21の先端部21cに配置して、先端保持部46との隙間を埋めるようにしてもよい。
【0066】
グリル本体10とグリルアッパー30は、三つ以上のスナップフィット5により結合されてもよい。グリル本体10とグリルアッパー30の接合がより強固になり、ガタの発生を防止できる。
【0067】
グリル本体10に対して、一つまたは三つ以上のグリルアッパー30が接合される場合であってもよい。これにより、ラジエータグリル1のデザインの多様化に対応することができる。