【実施例】
【0205】
実験セクション
場合により医薬的に許容可能な塩の形態である本発明の式(I)の特定の化合物については、実験セクションと特許請求の範囲を参照されたい。以下の実施例では、本願に記載する方法又は当分野で周知の他の方法を使用して本発明の化合物を合成した。
【0206】
本願で使用する短縮形及び略語は以下の意味である。
g(グラム)
mg(ミリグラム)
mL(ミリリットル)
μL(マイクロリットル)
mM(ミリモル)
mmol(ミリモル)
μM(マイクロモル)
R
t(保持時間)
h(時間)
MHz(メガヘルツ)
mm(ミリメートル)
Hz(ヘルツ)
M(モル)
min(分)
mol(モル)
TLC(薄層クロマトグラフィー)
r.t.(室温)
TEA(トリエチルアミン)
DMAP(ジメチルアミノピリジン)
DME(ジメトキシエタン)
TFA(トリフルオロ酢酸)
Na
2SO
4(硫酸ナトリウム)
Na
2CO
3(炭酸ナトリウム)
K
2CO
3(炭酸カリウム)
DMF(N,N−ジメチルホルムアミド)
DCM(ジクロロメタン)
DIPEA(N,N−ジイソプロピル−N−エチルアミン)
Hex(ヘキサン)
THF(テトラヒドロフラン)
DMSO(ジメチルスルホキシド)
MeOH(メタノール)
ESI(エレクトロスプレーイオン化)
HOBT(N−ヒドロキシベンゾトリアゾール)
EDCI(1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩)
TBTU(N,N,N’,N’−テトラメチル−O−(ベンゾトリアゾール−1−イル)ウロニウムテトラフルオロボラート)
RP−HPLC(逆相高性能クロマトグラフィー)
【0207】
本発明をより詳細に説明する目的で、以下に実施例を記載するが、これらの実施例は本発明を制限するものではない。
【0208】
本願において製法、スキーム及び実施例で使用する記号及び規約は、例えばJournal of the American Chemical Society又はJournal of Biological Chemistry等の最新科学文献で使用されているものに一致する。
【0209】
特に指定しない限り、全材料は業者から最良グレードのものを入手し、それ以上精製せずに使用した。DMF、THF、DCM等の無水溶媒はAldrich Chemical Companyから入手した。空気や水分に敏感な化合物を介する全反応は窒素又はアルゴン雰囲気下で実施した。
【0210】
一般精製及び分析方法
フラッシュクロマトグラフィーはシリカゲル(Merckグレード9395,60A)で実施した。
【0211】
HPLCは996 Waters PDA検出器を装備したWaters 2790 HPLCシステムと、エレクトロスプレー(ESI)イオン源を装備したMicromassモデルZQシングル四重極型質量分析計を使用してWaters X Terra RP 18(4.6×50mm,3.5μm)カラムで実施した。移動相Aは5mM酢酸アンモニウム緩衝液(pH5.2,酢酸−アセトニトリル95:5)とし、移動相Bは水−アセトニトリル(5:95)とした。8分間で10→90%Bのグラジエント、90%Bに2分間保持。220nmと254nmでUV検出。流速1mL/分。注入量10μL。フルスキャン、質量範囲100〜800amu。キャピラリー電圧は2.5KVとし、イオン源温度は120℃とし、コーン電圧は10Vとした。220nm又は254nmにおいて保持時間(HPLC R
t)を分(min)で報告する。質量をm/z比として報告する。
【0212】
必要な場合には、996 Waters PDA検出器を装備したWaters分取HPLC 600と、エレクトロスプレーイオン化、正イオンモードに設定したMicromassモデルZQシングル四重極型質量分析計を使用してWaters Symmetry C18(19×50mm,5μm)カラム又はWaters X Terra RP 18(30×150mm,5μm)カラムで分取HPLCにより化合物を精製した。移動相Aは水/0.1%TFAとし、移動相Bはアセトニトリルとした。8分間で10→90%Bのグラジエントとし、90%Bに2分間保持した。流速は20mL/分。別法では、移動相Aは水/0.05%NH
3とし、移動相Bはアセトニトリルとした。8分間で10→100%Bのグラジエントとし、100%Bに2分間保持した。流速は20mL/分。
【0213】
1H−NMRスペクトルは、5mm z軸PFG間接検出プローブ(
1H{
15N−
31P})を装備したVarian INOVA 400分光計を400.50MHzで動作させて28℃の一定温度にて記録した。
【0214】
化学シフトは溶媒の残留シグナル(特に指定しない限り、DMSO−d
6中の
1Hのシグナル2.50ppm)を基準とした。データは次のように報告する。化学シフト(δ)、多重度(s=一重線、d=二重線、t=三重線、q=四重線、br.s=広幅一重線、td=二重線の三重線、dd=二重線の二重線、ddd=二重線の二重線の二重線、m=多重線、spt=七重線)、カップリング定数(J,Hz)及び陽子数。
【0215】
過去に報告されているように(M.Colombo,F.R.Sirtori,V.Rizzo,Rapid Commun Mass Spectrom 2004,18(4),511−517)、ESI(+)高分解能質量スペクトル(HRMS)はAgilent 1100マイクロHPLCシステム(Palo Alto,US)に直接接続したQ−Tof Ultima(Waters,Manchester,UK)質量分析計で取得した。
【0216】
[製造例1]
【0217】
【化15】
5−ヨード−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−アミン(化合物(IIA),工程d)
方法1)
7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−アミン100mg(0.75mmol)をDMF3mLに溶解し、N−ヨードスクシンイミド169mg(0.75mmol)を加えた。溶液を室温にて8時間撹拌した。溶媒を減圧除去し、残渣をジクロロメタンで抽出し、NaHCO
3水溶液で洗浄した。有機層をNa
2SO
4で乾燥し、蒸発乾涸した。フラッシュクロマトグラフィー(DCM/MeOH 95/5)後に標記化合物97mg(50%)を得た。
【0218】
方法2)
バイアル内で7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジノ−4−アミン1g(7.46mmol)を無水DMF15mLに溶解し、N−ヨードスクシンイミド1.77g(7.87mmol)を加えた。混合液をマイクロ波装置で70℃に1時間加熱した。その後、溶媒を蒸発させ、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(DCM/MeOH 95/5)に供し、ジエチルエーテルでトリチュレーション後に標記化合物1.49g(77%)を得た。
【0219】
方法3)
7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジノ−4−アミン1.3g(9.7mmol)をクロロホルム30mLに懸濁し、N−ヨードスクシンイミド2.18g(9.7mmol)を加えた。反応混合液を2時間還流後、沈澱を濾取した。DCM/MeOH 95/5を溶離液として生成物をシリカゲルカラムにより精製し、標記化合物2.02g(80%)を得た。
【0220】
方法4)
7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジノ−4−アミン1g(7.46mmol)を無水DMF20mLに溶解し、酢酸銀1.25g(7.46mmol)を加えた後、分子状ヨウ素1.8g(7.46mmol)を加えた。混合液を室温にて一晩撹拌後、セライトパッドで濾過した。濾液を蒸発させ、DCM/MeOH 95/5を溶離液として残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに供し、標記化合物970mg(50%)を得た。
1H NMR(600MHz,DMSO−d
6)δ ppm 6.51(br.s.,2H)7.35(s,1H)8.05(s,1H)11.93(br.s.,1H)。
HRMS(ESI)C
6H
5N
4I[M+H]+の計算値260.9632,実測値260.9633。
【0221】
適切な誘導体(XII)から出発した以外は同一方法に従い、以下の化合物(IIB)を製造した。
【0222】
4−(4−アミノ−5−ヨード−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−7−イル)ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(化合物(IIB),工程d’)。
HPLC−MS:Rt5.25分。
【0223】
4−(4−アミノ−5−ヨード−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−7−イル)ピペリジン−1−カルボン酸エチル(化合物(IID),工程d’)。
1H NMR(401MHz,DMSO−d
6)δppm 1.18(t,J=7.08Hz,3H)1.76−1.96(m,4H)2.94(br.s.,2H)4.03(q,J=7.16Hz,2H)4.10(d,J=11.84Hz,2H)4.61−4.78(m,1H)6.81(br.s.,2H)7.63(s,1H)8.11(s,1H)。
収率33%。
【0224】
1−[4−(4−アミノ−5−ヨード−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−7−イル)ピペリジン−1−イル]エタノン(化合物(IID),工程d’)。
収率22%。
【0225】
5−ヨード−7−[1−(メチルスルホニル)ピペリジン−4−イル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−アミン(化合物(IID),工程d’)。
収率30%。
【0226】
5−ヨード−7−{1−[2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イルオキシ)エチル]ピペリジン−4−イル}−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−アミン(化合物(IID),工程d’)。
【0227】
適切な誘導体(XV)から出発した以外は同一方法に従い、以下の化合物を製造した。
【0228】
4−クロロ−5−ヨード−7−(1−メトキシプロパン−2−イル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン(化合物(XVII,工程d)。
【0229】
4−クロロ−5−ヨード−7−(1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン(化合物(XVII,工程d)。
【0230】
4−クロロ−5−ヨード−7−(4,4,4−トリフルオロブタン−2−イル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン(化合物(XVII),工程d)。
【0231】
4−(4−クロロ−5−ヨード−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−7−イル)ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(化合物(XVII),工程d)。
【0232】
[製造例2]
【0233】
【化16】
7−メチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−アミン(化合物(IIB),工程e)
5−ヨード−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−アミン750mg(2.88mmol)を無水DMF20mLに溶解した溶液にヨウ化メチル190μL(3.02mmol)と無水炭酸カリウム795mg(5.76mmol)を加えた。8時間後に溶媒を蒸発させ、残渣をDCMで抽出し、水洗した。
【0234】
有機層を無水Na
2SO
4で乾燥し、再び蒸発させ、標記化合物394mg(50%)を得た。HRMS(ESI)C
7H
7N
4I[M+H]+の計算値274.9788,実測値274.9788。
【0235】
適切なアルキル化剤を利用し、あるいは塩基として炭酸セシウムを利用した以外は同一方法に従い、以下の化合物を製造した。
【0236】
5−ヨード−7−[2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イルオキシ)エチル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−アミン(化合物(IIB),工程e)。
1H NMR(600MHz,DMSO−d
6)δ ppm 3.64−3.70(m,1H)3.82−3.89(m,1H)4.22−4.37(m,2H)4.52−4.55(m,1H)6.57(br.s.,2H)7.44(s,1H)8.08−8.10(m,1H)。
HRMS(ESI)C
13H
17N
4O
2I[M+H]+の計算値389.0469,実測値389.0458。
収率:82%。
【0237】
[2−(4−アミノ−5−ヨード−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−7−イル)エチル]カルバミン酸tert−ブチル(化合物(IIB),工程e)。
1H NMR(600MHz,DMSO−d
6)δ ppm 1.33(s,10H)3.26(q,J=5.62Hz,3H)4.14(t,J=5.95Hz,2H)6.55(br.s.,2H)6.87(t,J=5.13Hz,1H)7.33(s,1H)8.08(s,1H)。
HRMS(ESI)C
13H
18N
5O
2I[M+H]+の計算値404.0578,実測値404.0579。
収率:62%。
【0238】
5−ヨード−7−(2,2,2−トリフルオロエチル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−アミン(化合物(IIB),工程e)。
1H NMR(600MHz,DMSO−d
6)δ ppm 5.03(q,J=9.16Hz,2H)6.75(br.s.,2H)7.49−7.50(m,1H)8.15(s,1H)。
HRMS(ESI)C
8H
6N
4F
3I[M+H]+の計算値342.9662,実測値342.9663。
収率:61%。
(この化合物は4−クロロ−5−ヨード−7−(2,2,2−トリフルオロエチル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジンから出発する以外は製造例3に従って製造することもできる。)
【0239】
4−[(4−アミノ−5−ヨード−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−7−イル)メチル]ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(化合物(IIB),工程e)。
1H NMR(600MHz,DMSO−d
6)δ ppm 0.98−1.09(m,2H)1.38(s,9H)1.98(ddt,J=14.95,7.58,3.85,3.85Hz,1H)2.66(br.s.,1H)3.89(d,J=10.07Hz,2H)3.99(d,J=7.33Hz,2H)6.58(br.s.,2H)7.44(s,1H)8.09(s,1H)。
HRMS(ESI)C
17H
24N
5O
2I[M+H]+の計算値458.1048,実測値458.1049。
収率:63%。
【0240】
[2−(4−{[(E)−(ジメチルアミノ)メチリデン]アミノ}−5−ヨード−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−7−イル)エチル]カルバミン酸tert−ブチル(化合物(IIB),工程e)。
HRMS(ESI)C
16H
23N
6O
2I[M+H]+の計算値459.1000,実測値459.1002。
【0241】
2−(4−アミノ−5−ヨード−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−7−イル)アセトアミド(化合物(IIB),工程e)。
1H NMR(401MHz,DMSO−d
6)δ ppm 4.71−4.75(m,2H)6.57(br.s.,2H)7.18(br.s.,1H)7.37(s,1H)7.57(br.s.,1H)8.07(s,1H)。
【0242】
N−[2−(4−アミノ−5−ヨード−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−7−イル)エチル]ホルムアミド(化合物(IIIB),工程e)。
1H NMR(401MHz,DMSO−d
6)δ ppm 3.46(q,J=6.10Hz,2H)4.18(t,J=6.04Hz,2H)6.58(br.s.,2H)7.41−7.43(m,1H)7.96(d,J=1.46Hz,1H)8.05(br.s.,1H)8.09(s,1H)。
【0243】
適切な中間体(XVI)から出発した以外は同一方法に従い、以下の化合物を製造した。
【0244】
4−クロロ−5−ヨード−7−(2,2,2−トリフルオロエチル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン(化合物(XVII),工程e)。
1H NMR(401MHz,DMSO−d
6)δ ppm 5.23(q,J=9.11Hz,2H)8.05(s,1H)8.74(s,1H)。
【0245】
4−クロロ−7−(シクロプロピルメチル)−5−ヨード−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン(化合物(XVII),工程e)。
1H NMR(401MHz,DMSO−d
6)δ ppm 0.39−0.46(m,2H)0.48−0.55(m,2H)1.27(d,J=7.81Hz,1H)4.12(d,J=7.32Hz,2H)8.09(s,1H)8.64(s,1H)。
【0246】
4−クロロ−5−ヨード−7−(2−メトキシエチル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン(化合物(XVII),工程e)。
1H NMR(401MHz,DMSO−d
6)δ ppm 3.22(s,3H)3.71(t,J=5.31Hz,2H)4.40−4.45(m,2H)7.98(s,1H)8.64(s,1H)。
【0247】
4−クロロ−7−(シクロブチルメチル)−5−ヨード−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン(化合物(XVII),工程e)。
収率94%。
【0248】
4−クロロ−7−(シクロヘキシルメチル)−5−ヨード−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン(化合物(XVII),工程e)。
収率94%。
【0249】
4−クロロ−5−ヨード−7−メチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン(化合物(XVII),工程e)。
1H NMR(401MHz,DMSO−d
6)δ ppm 3.83(s,3H)7.98(s,1H)8.65(s,1H)
収率63%。
【0250】
4−クロロ−7−エチル−5−ヨード−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン(化合物(XVII),工程e)。
1H NMR(401MHz,DMSO−d
6)δ ppm 1.38(t,J=7.26Hz,3H)4.29(q,J=7.24Hz,2H)8.06(s,1H)8.64(s,1H)。
収率85%。
【0251】
4−クロロ−7−シクロペンチル−5−ヨード−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン(化合物(XVII),工程e)。
1H NMR(401MHz,DMSO−d
6)δ ppm 1.61−1.74(m,2H)1.81−2.03(m,4H)2.06−2.22(m,2H)5.04−5.20(m,1H)8.10(s,1H)8.63(s,1H)。
【0252】
4−クロロ−5−ヨード−7−(3,3,3−トリフルオロプロピル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン(化合物(XVII),工程e)。
【0253】
4−クロロ−7−シクロプロピル−5−ヨード−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン(化合物(XVII),工程e)。
【0254】
4−クロロ−7−シクロブチル−5−ヨード−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン(化合物(XVII),工程e)。
【0255】
4−クロロ−7−シクロヘキシル−5−ヨード−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン(化合物(XVII),工程e)。
【0256】
2−(4−クロロ−5−ヨード−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−7−イル)−N,N−ジメチルエタナミン(化合物(XVII),工程e)。
【0257】
4−クロロ−7−(2−クロロエチル)−5−ヨード−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン(化合物(XVII),工程e)。
【0258】
4−クロロ−5−ヨード−7−(1−メチルピペリジン−3−イル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン(化合物(XVII),工程e)。
【0259】
4−クロロ−5−ヨード−7−プロピル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン(化合物(XVII),工程e)。
1H NMR(401MHz,DMSO−d
6)δ ppm 0.81(t,J=7.45Hz,3H)1.73−1.88(m,2H)4.22(t,J=7.08Hz,2H)8.04(s,1H)8.63(s,1H)。
収率94%。
【0260】
4−クロロ−5−ヨード−7−イソブチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン(化合物(XVII),工程e)。
1H NMR(401MHz,DMSO−d
6)δ ppm 0.83(d,J=6.71Hz,6H)2.09−2.26(m,1H)4.08(d,J=7.45Hz,2H)8.02(s,1H)8.63(s,1H)。
収率91%。
【0261】
4−クロロ−7−(2−フルオロエチル)−5−ヨード−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン(化合物(XVII),工程e)。
1H NMR(401MHz,DMSO−d
6)δ ppm 4.49−4.66(m,2H)4.69−4.91(m,2H)8.03(s,1H)8.66(s,1H)。
収率95%。
【0262】
7−sec−ブチル−4−クロロ−5−ヨード−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン(化合物(XVII),工程e)。
1H NMR(401MHz,DMSO−d
6)δ ppm 0.67(t,J=7.38Hz,3H)1.46(d,J=6.71Hz,3H)1.72−1.98(m,2H)4.62−4.98(m,1H)8.15(s,1H)8.62(s,1H)。
収率88%。
【0263】
4−クロロ−5−ヨード−7−ピリジン−4−イルメチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン(化合物(XVII),工程e)。
1H NMR(401MHz,DMSO−d
6)δ ppm 5.54(s,2H)6.93−7.25(m,2H)8.13(s,1H)8.43−8.54(m,2H)8.65(s,1H)。
収率65%。
【0264】
4−クロロ−5−ヨード−7−ピリジン−3−イルメチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン(化合物(XVII),工程e)。
1H NMR(401MHz,DMSO−d
6)δ ppm 5.52(s,2H)7.35(dd,J=7.38,4.82Hz,1H)7.68(dt,J=7.93,1.95Hz,1H)8.15(s,1H)8.48−8.52(m,1H)8.60(d,J=1.71Hz,1H)8.68(s,1H)。
収率58%。
【0265】
[製造例3]
【0266】
【化17】
5−ヨード−7−(プロパン−2−イル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−アミン(化合物(IID),工程g)
方法1)4−クロロ−5−ヨード−7−(プロパン−2−イル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン384mg(1.2mmol)を1,4−ジオキサン2.80mLに溶解し、30%水酸化アンモニウム(ammonium hydrate)2.31mLを加えた。混合液を密閉瓶内で110℃にて一晩撹拌後、溶媒を蒸発させ、残渣を酢酸エチルと水で分液した。有機層をブライン洗浄し、Na
2SO
4で乾燥し、再び蒸発させ、標記化合物219mg(60%)を得た。
【0267】
方法2)前記反応をマイクロ波装置で100℃にて4時間実施しても同一化合物を得ることができる(95%)。
【0268】
方法3)5−ヨード−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−アミンから出発する以外は製造例1に従って標記化合物を製造することもできる(87%)。
1H NMR(600MHz,DMSO−d
6)δ ppm 1.40(d,J=6.78Hz,6H)4.89(quin,J=6.78Hz,1H)6.55(br.s.,2H)7.57(s,1H)8.04−8.10(m,1H)。
HRMS(ESI)C
9H
11N
4I[M+H]+の計算値303−0101,実測値303.0104。
【0269】
同一方法に従い、以下の化合物を製造した。
【0270】
5−ヨード−7−(2−メトキシエチル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−アミン(化合物(IID),工程g)。
【0271】
7−(シクロプロピルメチル)−5−ヨード−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−アミン(化合物(IID),工程g)。
1H NMR(401MHz,DMSO−d
6)δ ppm 0.35−0.40(m,2H)0.44−0.54(m,2H)1.15−1.29(m,1H)3.95(d,J=7.08Hz,2H)6.57(br.s.,2H)7.52(s,1H)8.09(s,1H)。
【0272】
7−(シクロブチルメチル)−5−ヨード−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−アミン(化合物(IID),工程g)。
1H NMR(401MHz,DMSO−d
6)δ ppm 1.59−2.02(m,7H)2.73(quin,J=7.57Hz,1H)4.12(d,J=7.45Hz,2H)6.57(br.s.,2H)7.39−7.47(m,1H)8.09(s,1H)。
収率71%。
【0273】
7−(シクロヘキシルメチル)−5−ヨード−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−アミン(化合物(IID),工程g)。
1H NMR(401MHz,DMSO−d
6)δ ppm 0.85−0.99(m,2H)1.00−1.25(m,4H)1.45(d,J=12.57Hz,2H)1.54−1.68(m,3H)1.79(ddd,J=11.17,7.51,3.78Hz,1H)3.94(d,J=7.20Hz,2H)6.56(br.s.,2H)7.43(s,1H)8.08(s,1H)。
収率74%。
【0274】
5−ヨード−7−メチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−アミン(化合物(IID),工程g)。
1H NMR(401MHz,DMSO−d
6)δ ppm 3.67(s,3H)6.19−6.84(m,2H)7.41(s,1H)8.10(s,1H)。
収率58%。
【0275】
7−エチル−5−ヨード−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−アミン(化合物(IID),工程g)。
1H NMR(401MHz,DMSO−d
6)δ ppm 1.31(t,J=7.26Hz,3H)4.13(d,J=7.20Hz,2H)6.38−6.72(m,2H)7.47−7.50(m,1H)8.09(s,1H)。
収率87%。
【0276】
7−シクロペンチル−5−ヨード−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−アミン(化合物(IID),工程g)。
1H NMR(401MHz,DMSO−d
6)δ ppm 1.52−1.73(m,2H)1.75−1.91(m,4H)1.98−2.16(m,2H)4.90−5.06(m,1H)6.55(br.s.,2H)7.52(s,1H)8.08(s,1H)。
【0277】
5−ヨード−7−(3,3,3−トリフルオロプロピル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−アミン(化合物(IID),工程g)。
【0278】
7−シクロプロピル−5−ヨード−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−アミン(化合物(IID),工程g)。
【0279】
7−シクロブチル−5−ヨード−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−アミン(化合物(IID),工程g)。
【0280】
7−シクロヘキシル−5−ヨード−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−アミン(化合物(IID),工程g)。
【0281】
7−[2−(ジメチルアミノ)エチル]−5−ヨード−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−アミン(化合物(IID),工程g)。
【0282】
5−ヨード−7−(1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−アミン(化合物(IID),工程g)。
【0283】
5−ヨード−7−(4,4,4−トリフルオロブタン−2−イル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−アミン(化合物(IID),工程g)。
【0284】
5−ヨード−7−(1−メチルピペリジン−3−イル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−アミン(化合物(IID),工程g)。
【0285】
5−ヨード−7−プロピル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イルアミン(化合物(IID),工程g)。
1H NMR(401MHz,DMSO−d
6)δ ppm 0.80(t,J=7.38Hz,3H)1.74(sxt,J=7.30Hz,2H)4.06(t,J=7.08Hz,2H)6.56(br.s.,2H)7.47(s,1H)8.08(s,1H)。
収率65%。
【0286】
5−ヨード−7−イソブチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イルアミン(化合物(IID),工程g)。
1H NMR(401MHz,DMSO−d
6)δ ppm 0.81(d,J=6.71Hz,6H)2.12(dt,J=13.70,7.00Hz,1H)3.91(d,J=7.32Hz,2H)6.56(br.s.,2H)7.45(s,1H)8.08(s,1H)。
収率85%。
【0287】
7−(2−フルオロエチル)−5−ヨード−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イルアミン(化合物(IID),工程g)。
1H NMR(401MHz,DMSO−d
6)δ ppm 4.34−4.50(m,2H)4.64−4.82(m,2H)6.61(br.s.,2H)7.47(s,1H)8.10(s,1H)。
収率80%。
【0288】
7−sec−ブチル−5−ヨード−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イルアミン(化合物(IID),工程g)。
1H NMR(401MHz,DMSO−d
6)δ ppm 0.67(t,J=7.38Hz,3H)1.39(d,J=6.84Hz,3H)1.70−1.88(m,2H)4.66(dt,J=8.42,6.53Hz,1H)6.54(br.s.,2H)7.55(s,1H)8.07(s,1H)。
収率77%。
【0289】
5−ヨード−7−(3−メチルオキセタン−3−イルメチル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イルアミン(化合物(IID),工程g)。
1H NMR(401MHz,DMSO−d
6)δ ppm 1.15(s,3H)4.19(d,J=5.86Hz,2H)4.32(s,2H)4.59(d,J=5.98Hz,2H)6.61(br.s.,2H)7.44−7.57(m,1H)8.10(s,1H)。
収率62%。
【0290】
5−ヨード−7−(1−メチルピロリジン−3−イル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イルアミン(化合物(IID),工程g)。
収率74%。
【0291】
5−ヨード−7−ピリジン−4−イルメチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イルアミン(化合物(IID),工程g)。
1H NMR(401MHz,DMSO−d
6)δ ppm 5.37(s,2H)6.67(br.s.,2H)7.08−7.14(m,2H)7.57(s,1H)8.10(s,1H)8.46−8.51(m,2H)。
収率93%。
【0292】
5−ヨード−7−ピリジン−3−イルメチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イルアミン(化合物(IID),工程g)。
1H NMR(401MHz,DMSO−d
6)δ ppm 5.36(s,2H)6.64(br.s.,2H)7.34(dd,J=7.75,4.82Hz,1H)7.59(s,1H)7.63(dt,J=7.81,1.95Hz,1H)8.13(s,1H)8.47(d,J=3.78Hz,1H)8.54(s,1H)。
収率80%。
【0293】
5−ヨード−7−(1−メトキシプロパン−2−イル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−アミン(化合物(IID),工程g)。
収率78%。
【0294】
5−ヨード−7−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−アミン(化合物(IID),工程g)。
【0295】
4−(4−アミノ−5−ヨード−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−7−イル)ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(化合物(IID),工程g)。
【0296】
7−エチル−5−ヨード−6−メチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−アミン(化合物(IID),工程g)。
1H NMR(401MHz,DMSO−d
6)δ ppm 1.16−1.25(m,3H)2.38(s,3H)4.20(q,J=7.12Hz,2H)6.49(br.s.,2H)8.06(s,1H)。
【0297】
水酸化アンモニウムの代わりにメチルアミンを利用した以外は同一方法に従い、以下の化合物を製造した。
【0298】
5−ヨード−N−メチル−7−(プロパン−2−イル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−アミン(化合物(IID),工程g)。
1H NMR(401MHz,DMSO−d
6)δ ppm 1.37−1.44(m,6H)3.02(d,J=4.76Hz,3H)4.82−4.98(m,1H)6.35(d,J=4.64Hz,1H)7.55(s,1H)8.19(s,1H)。
【0299】
[製造例4]
【0300】
【化18】
N,N−ジメチル−N’−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イルイミドホルムアミド(化合物(X))
7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−アミン200mg(1.49mmol)をDMF4mLに溶解した溶液に、ジメチルホルムアミドジメチルアセタール235μLを加えた。混合液を室温にて一晩撹拌した。次に溶媒を減圧除去し、残渣をDCMで抽出し、ブライン洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥し、蒸発乾涸した。粗生成物をジイソプロピルエーテルでトリチュレーションし、濾過し、標記化合物204mg(73%)を得た。
1H NMR(600MHz,DMSO−d
6)δ ppm 3.10(s,3H)3.16(s,3H)6.45(dd,J=3.39,1.92Hz,1H)7.21(dd,J=3.11,2.38Hz,1H)8.28(s,1H)8.79(s,1H)11.60(br.s.,1H)。
HRMS(ESI)C
9H
11N
5[M+H]+の計算値190.1087,実測値190.1085。
【0301】
対応するアミノ誘導体から出発した以外は同様に以下の化合物を製造した。
【0302】
N’−(5−ヨード−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−N,N−ジメチルイミドホルムアミド(化合物(X))。
1H NMR(600MHz,DMSO−d
6)δ ppm 3.16−3.19(m,3H)3.22(s,3H)7.41(s,1H)8.27(s,1H)8.80(s,1H)11.96(br.s.,1H)。
HRMS(ESI)C
9H
10N
5I[M+H]+の計算値316.0054,実測値316.0062。
収率:84%。
【0303】
[製造例5]
【0304】
【化19】
4−(4−アミノ−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−7−イル)−3,6−ジヒドロピリジン−1(2H)−カルボン酸tert−ブチル(化合物(XII))
N,N−ジメチル−N’−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イルイミドホルムアミド100mg(0.53mmol)をN,N−ジメチルアセトアミド4mLに溶解した溶液に、4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−3,6−ジヒドロピリジン−1(2H)−カルボン酸tert−ブチル198mg(0.64mmol)、酢酸銅103mg(0.64mmol)、2,2’−ビピリジル100mg(0.64mmol)及び無水炭酸ナトリウム169mg(1.59mmol)を逐次加えた。混合液を90℃で2時間撹拌後、DCMで希釈し、3回水洗した。有機相をNa
2SO
4で乾燥し、蒸発乾涸し、4−(4−{[(E)−(ジメチルアミノ)メチリデン]アミノ}−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−7−イル)−3,6−ジヒドロピリジン−1(2H)−カルボン酸tert−ブチルを得た。
HPLC−MS:R
t4.70分。
【0305】
最終中間体をそれ以上精製せずにエタノール4mLに溶解し、エチレンジアミン72μL(1.06mmol)を加えた。得られた溶液を16時間撹拌下に還流した。溶媒を蒸発させ、残渣をDCMに再溶解し、水洗した。有機層をNa
2SO
4で乾燥し、再び蒸発させた。最後に粗生成物をシリカゲルフラッシュクロマトグラフィー(DCM−MeOH 95/5)に供し、ジエチルエーテルでトリチュレーション後に標記化合物80mg(2段階で48%)を得た。
1H NMR(600MHz,DMSO−d
6)δ ppm 1.44(s,9H)2.74(br.s.,2H)3.61(t,J=5.68Hz,2H)4.04(br.s.,2H)6.22(br.s.,1H)6.62(d,J=3.66Hz,1H)7.03(br.s.,2H)7.25(d,J=3.66Hz,1H)8.06(s,1H)
HRMS(ESI)C
16H
21N
5O
2[M+H]+の計算値316.1768,実測値316.1765。
【0306】
保護していない7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−アミン(X)から出発して同一化合物を製造することができる。
【0307】
適切なボロン酸誘導体を試薬として利用した以外は同様にして以下の化合物を製造した。
【0308】
7−(3,6−ジヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−アミン(化合物(XII),工程e’)。
1H NMR(401MHz,DMSO−d
6)δ ppm 2.74(dtd,J=5.49,2.75,2.75,1.46Hz,2H)3.87(t,J=5.55Hz,2H)4.26(q,J=2.81Hz,2H)6.32−6.40(m,1H)6.63(d,J=3.66Hz,1H)7.03(s,2H)7.27(d,J=3.66Hz,1H)8.07(s,1H)。
【0309】
4−(4−アミノ−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−7−イル)−3,6−ジヒドロピリジン−1(2H)−カルボン酸エチル(化合物(XII),工程e’)。
【0310】
1−[4−(4−アミノ−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−7−イル)−3,6−ジヒドロピリジン−1(2H)−イル]エタノン(化合物(XII),工程e’)。
1H NMR(401MHz,DMSO−d
6)δ ppm 2.07(d,J=11.47Hz,3H)2.68−2.88(m,2H)3.71(dt,J=12.30,6.00Hz,2H)4.07−4.21(m,2H)6.15−6.33(m,1H)6.63(d,J=3.66Hz,1H)7.04(br.s.,2H)7.25(dd,J=6.41,3.60Hz,1H)8.07(d,J=2.44Hz,1H)。
【0311】
7−[1−(メチルスルホニル)−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−イル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−アミン(化合物(XII),工程e’)。
1H NMR(401MHz,DMSO−d
6)δ ppm 2.89(d,J=1.59Hz,2H)2.97(s,3H)3.46(t,J=5.80Hz,2H)3.91(q,J=2.73Hz,2H)6.32(t,J=3.54Hz,1H)6.64(d,J=3.54Hz,1H)7.05(s,2H)7.27(d,J=3.54Hz,1H)8.07(s,1H)。
【0312】
適切なボロン酸誘導体を利用し、5−ヨード−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−アミンから出発した以外は同一方法に従い、以下の化合物を製造した。
【0313】
5−ヨード−7−(ピリジン−4−イル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−アミン(化合物(XII),工程e’)。
【0314】
5−ヨード−7−(ピリジン−3−イル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−アミン(化合物(XII),工程e’)。
【0315】
5−ヨード−7−(3−メトキシフェニル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−アミン(化合物(XII),工程e’)。
1H NMR(401MHz,DMSO−d
6)δ ppm 3.82(s,3H)6.76(br.s.,2H)6.94(ddd,J=7.93,2.38,1.40Hz,1H)7.35−7.39(m,2H)7.40−7.45(m,1H)7.88(s,1H)8.16(s,1H)。
【0316】
5−ヨード−7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−アミン(化合物(XII),工程e’)。
1H NMR(401MHz,DMSO−d
6)δ ppm 3.87−3.91(m,3H)6.60−6.83(m,2H)7.81(s,1H)7.94(s,1H)8.17(s,1H)8.31(s,1H)。
【0317】
7−(フラン−2−イル)−5−ヨード−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−アミン(化合物(XII),工程e’)。
1H NMR(401MHz,DMSO−d
6)δ ppm 6.76(d,J=19.77Hz,2H)7.21(dd,J=2.01,0.79Hz,1H)7.77(t,J=1.89Hz,1H)7.89(s,1H)8.21(s,1H)8.38(dd,J=1.71,0.85Hz,1H)。
【0318】
製造例5で利用したボロン酸誘導体は市販品であり、あるいは製造例6に従って製造することができる。
【0319】
[製造例6]
【0320】
【化20】
4−(4−アミノ−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−7−イル)ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(化合物(XII),工程e’)
アルゴン雰囲気下で4−(4−アミノ−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−7−イル)−3,6−ジヒドロピリジン−1(2H)−カルボン酸tert−ブチル80mg(0.25mmol)をメタノール5mLに溶解した溶液にギ酸アンモニウム158mg(2.5mmol)と炭素担持10%パラジウム8mgを加えた。反応混合液を8時間還流後、同一量の反応物質と触媒を加え、懸濁液を更に4時間加熱した。次に混合液をセライトパッドで濾過し、溶媒を蒸発させた。残渣をDCMと水で分液した。有機相を分離し、Na
2SO
4で乾燥し、再び蒸発させ、ジイソプロピルエーテルでトリチュレーション後に標記化合物60mg(76%)を得た。
1H NMR(600MHz,DMSO−d
6)δ ppm 1.43(s,9H)1.81−1.93(m,4H)2.76−3.01(m,2H)4.10(br.s.,2H)4.66(tt,J=10.69,5.24Hz,1H)6.52(d,J=3.48Hz,1H)6.91(br.s.,2H)7.26(d,J=3.66Hz,1H)8.03(s,1H)。
HRMS(ESI)C
16H
23N
5O
2[M+H]+の計算値318−1925,実測値318.1922。
【0321】
同様に、以下の化合物を製造した。
【0322】
7−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−アミン(化合物(XII),工程e’)。
1H NMR(600MHz,DMSO−d
6)δ ppm 1.81(dd,J=12.36,2.29Hz,2H)1.98−2.10(m,2H)3.50(t,J=11.26Hz,2H)3.98(dd,J=11.36,4.03Hz,2H)4.65−4.79(m,1H)6.54(d,J=3.48Hz,1H)6.91(br.s.,2H)7.27(d,J=3.48Hz,1H)8.04(s,1H)。
HRMS(ESI)C
11H
14N
4O[M+H]+の計算値219.1241,実測値219.1247。
収率:18%。
【0323】
4−(4−アミノ−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−7−イル)ピペリジン−1−カルボン酸エチル(化合物(XII),工程e’)。
1H NMR(401MHz,DMSO−d
6)δ ppm 1.16−1.24(m,3H)1.75−1.98(m,4H)2.85−3.10(m,2H)4.06(q,J=7.08Hz,2H)4.14(d,J=13.30Hz,2H)4.69(tt,J=10.80,5.25Hz,1H)6.52(d,J=3.54Hz,1H)6.91(s,2H)7.26(d,J=3.54Hz,1H)8.04(s,1H)。
【0324】
1−[4−(4−アミノ−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−7−イル)ピペリジン−1−イル]エタノン(化合物(XII),工程e’)。
【0325】
7−[1−(メチルスルホニル)ピペリジン−4−イル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−アミン(化合物(XII),工程e’)。
1H NMR(401MHz,DMSO−d
6)δ ppm 1.92−2.01(m,2H)2.08(qd,J=12.31,4.09Hz,2H)2.93(s,3H)2.94−3.00(m,2H)3.71(d,J=12.08Hz,2H)4.55−4.71(m,1H)6.54(d,J=3.54Hz,1H)6.93(s,2H)7.29(d,J=3.66Hz,1H)8.04(s,1H)。
【0326】
[製造例7]
【0327】
【化21】
4−(4−アミノ−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−7−イル)ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(化合物(XII),工程e’)
アルゴン雰囲気下で7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−アミン500mg(3.7mmol)を無水DMF40mLに溶解し、4−[(メチルスルホニル)オキシ]ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル1.03g(3.7mmol)を加えた後、炭酸セシウム3.87g(3.7mmol)を加えた。混合液をマイクロ波装置で100℃に4時間加熱後、溶媒を減圧除去した。残渣をジクロロメタンで抽出し、ブライン洗浄した。有機層をNa
2SO
4で乾燥し、蒸発させ、ジエチルエーテルでトリチュレーション後に標記化合物420mg(36%)を得た。
【0328】
この化合物は製造例5及び6を含む方法により製造することもできる。
【0329】
適切なメシル又はトシル誘導体を反応物質として利用し、4−クロロ−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジンから出発した以外は同一方法に従い、以下の化合物を製造した。
【0330】
4−クロロ−7−(1−メトキシプロパン−2−イル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン(化合物(XV),工程e)。
収率58%。
【0331】
適切なメシル酸又はトシル酸誘導体をアルキル化剤として利用した以外は同一方法に従い、以下の化合物を製造した。
【0332】
4−(4−クロロ−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−7−イル)ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(化合物(XV),工程e)。
【0333】
4−クロロ−7−(1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン(化合物(XV),工程e)。
【0334】
4−クロロ−7−(4,4,4−トリフルオロブタン−2−イル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン(化合物(XV),工程e)。
【0335】
4−クロロ−5−ヨード−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジンから出発した以外は同一方法に従い、以下の化合物を製造した。
【0336】
4−クロロ−5−ヨード−7−(3−メチルオキセタン−3−イルメチル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン(化合物(XVII),工程e)。
1H NMR(401MHz,DMSO−d
6)δ ppm 1.10−1.20(m,3H)4.22(d,J=6.10Hz,2H)4.50(s,2H)4.60(d,J=6.10Hz,2H)8.05(s,1H)8.65(s,1H)。
【0337】
4−クロロ−5−ヨード−7−(1−メチルピロリジン−3−イル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン(化合物(XVII),工程e)。
1H NMR(401MHz,DMSO−d
6)δ ppm 2.84(d,J=8.06Hz,1H)3.02(dt,J=8.48,4.30Hz,1H)5.38(td,J=6.23,3.42Hz,1H)8.04(s,1H)8.63(s,1H)。
収率37%。
【0338】
4−クロロ−5−ヨード−7−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン(化合物(XVII),工程e)。
【0339】
[製造例8]
【0340】
【化22】
N−[2−(4−アミノ−5−ヨード−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−7−イル)エチル]アセトアミド(化合物(IIB),工程e)
(製造例3に記載したように製造した)N’−(5−ヨード−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)−N,N−ジメチルイミドホルムアミド242mg(0.77mmol)を無水DMF4mLに溶解した溶液に無水K
2CO
3 211mg(1.54mmol)とN−tert−ブトキシカルボニルエチルブロミド229mg(1.03mmol)を加えた。混合液を室温にて24時間撹拌した。溶媒を減圧除去し、残渣を酢酸エチルで抽出し、水洗した。有機層をNa
2SO
4で乾燥し、蒸発させ、[2−(4−{[(E)−(ジメチルアミノ)メチリデン]アミノ}−5−ヨード−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−7−イル)エチル]カルバミン酸tert−ブチルを得、それ以上精製せずに次工程で使用した。
【0341】
アルゴン雰囲気下で最終中間体(50mg,0.11mmol)を無水THF5mLに溶解し、60%NaH鉱油分散物13mg(0.13mmol)を加えた。室温にて15分後に塩化アセチル9μL(0.12mmol)を混合液に加え、8時間撹拌下に維持した。次に水を滴下し、混合液をDCMと水で分液した。有機相を分離し、Na
2SO
4で乾燥し、蒸発させ、アセチル[2−(4−{[(E)−(ジメチルアミノ)メチリデン]アミノ}−5−ヨード−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−7−イル)エチル]カルバミン酸tert−ブチルを得た。最終化合物を最後に無水DCM5mLに溶解し、TFA2mLを加えた。反応混合液を室温にて一晩撹拌し、蒸発乾涸した。残渣をDCMに再溶解し、NaHCO
3水溶液で洗浄した。有機層をNa
2SO
4で乾燥し、蒸発させ、標記化合物を得た(3段階で25%)。
【0342】
[製造例9]
【0343】
【化23】
N−(3−エチニルフェニル)アセトアミド(化合物(IIIA),工程m)
3−アミノフェニルアセチレン113μL(1mmol)とTEA150μL(10mmol)を無水DCM4mLに溶解した溶液に、塩化アセチル93μL(1.3mmol)を加えた。混合液を室温にて1時間撹拌した。次に溶媒を蒸発させ、残渣を酢酸エチルに再溶解し、ブライン洗浄した。有機相をNa
2SO
4で乾燥し、蒸発させ、ジイソプロピルエーテルでトリチュレーション後に標記化合物150mg(94%)を得た。
1H NMR(600MHz,DMSO−d
6)δ ppm 2.04(s,3H)4.14(s,1H)7.13(d,J=7.69Hz,1H)7.30(t,J=7.88Hz,1H)7.53(d,J=8.06Hz,1H)7.76(s,1H)10.01(br.s.,1H)。
HRMS(ESI)C
10H
9NO[M+H]+の計算値160.0757,実測値160.0755。
【0344】
同様に、以下の化合物を製造した。
【0345】
N−(3−エチニルフェニル)シクロプロパンカルボキサミド(化合物(IIIA),工程m)。
1H NMR(600MHz,DMSO−d
6)δ ppm 0.76−0.83(m,4H)1.71−1.80(m,1H)4.14(s,1H)7.12(dt,J=7.60,1.14Hz,1H)7.30(t,J=7.97Hz,1H)7.56(dd,J=8.24,1.10Hz,1H)7.77(s,1H)10.27(s,1H)。
HRMS(ESI)C
12H
11NO[M+H]+の計算値186.0914,実測値186.0914。
収率:70%。
【0346】
N−(3−エチニルフェニル)ベンズアミド(化合物(IIIA),工程m)。
1H NMR(600MHz,DMSO−d
6)δ ppm 4.18(s,1H)7.21(d,J=7.69Hz,1H)7.37(t,J=7.88Hz,1H)7.52−7.56(m,2H)7.59−7.63(m,1H)7.80(dd,J=8.33,1.01Hz,1H)7.91−7.98(m,3H)10.32(s,1H)。
HRMS(ESI)C
15H
11NO[M+H]+の計算値222.0914,実測値222.0910。
収率:95%。
【0347】
N−(3−エチニルフェニル)−3−(トリフルオロメチル)ベンズアミド(化合物(IIIA),工程m)。
1H NMR(600MHz,DMSO−d
6)δ ppm 4.20(s,1H)7.24(dt,J=7.69,1.19Hz,1H)7.40(t,J=7.97Hz,1H)7.75−7.83(m,2H)7.92−7.94(m,1H)7.98(d,J=7.69Hz,1H)8.26(d,J=7.88Hz,1H)8.29(s,1H)10.53(s,1H)。
HRMS(ESI)C
16H
10NOF
3[M+H]+の計算値290.0787,実測値290.0788。
収率:85%。
【0348】
N−(3−エチニルフェニル)−4−(トリフルオロメチル)ベンズアミド(化合物(IIIA),工程m)。
1H NMR(600MHz,DMSO−d
6)δ ppm 4.20(s,1H)7.24(dt,J=7.69,1.19Hz,1H)7.39(t,J=7.88Hz,1H)7.80(dd,J=8.24,1.10Hz,1H)7.91−7.96(m,3H)8.15(d,J=8.06Hz,2H)10.53(s,1H)。
HRMS(ESI)C
16H
10NOF
3[M+H]+の計算値290.0787,実測値290.0789。
収率:90%。
【0349】
3−クロロ−N−(3−エチニルフェニル)ベンズアミド(化合物(IIIA),工程m)。
1H NMR(600MHz,DMSO−d
6)δ ppm 4.19(s,1H)7.23(dt,J=7.69,1.19Hz,1H)7.38(t,J=7.97Hz,1H)7.56−7.60(m,1H)7.68(ddd,J=8.06,2.11,1.01Hz,1H)7.79(dt,J=7.23,1.05Hz,1H)7.91(dq,J=7.72,0.91Hz,1H)7.93(t,J=1.65Hz,1H)8.00(t,J=1.74Hz,1H)10.41(s,1H)。
HRMS(ESI)C
15H
10NOCl[M+H]+の計算値256.0524,実測値256.0522。
収率:90%。
【0350】
4−クロロ−N−(3−エチニルフェニル)ベンズアミド(化合物(IIIA),工程m)。
1H NMR(600MHz,DMSO−d
6)δ ppm 4.18(s,1H)7.22(dt,J=7.65,1.21Hz,1H)7.38(t,J=7.97Hz,1H)7.59−7.63(m,2H)7.76−7.79(m,1H)7.93(t,J=1.65Hz,1H)7.96−8.00(m,2H)10.38(s,1H)。
HRMS(ESI)C
15H
10NOCl[M+H]+の計算値256.0524,実測値256.0531。
収率:88%。
【0351】
N−(3−エチニルフェニル)−3−メチルベンズアミド(化合物(IIIA),工程m)。
1H NMR(600MHz,DMSO−d
6)δ ppm 2.40(s,3H)4.17(s,1H)7.20(dt,J=7.65,1.21Hz,1H)7.37(t,J=7.97Hz,1H)7.40−7.45(m,2H)7.72−7.75(m,1H)7.76(s,1H)7.79−7.81(m,1H)7.95(t,J=1.74Hz,1H)10.27(s,1H)。
HRMS(ESI)C
16H
13NO[M+H]+の計算値236.1070,実測値236.1071。
収率:85%。
【0352】
N−(3−エチニルフェニル)−4−メチルベンズアミド(化合物(IIIA),工程m)。
1H NMR(600MHz,DMSO−d
6)δ ppm 2.39(s,3H)4.17(s,1H)7.20(dt,J=7.65,1.21Hz,1H)7.32−7.38(m,3H)7.78−7.81(m,1H)7.87(d,J=8.24Hz,2H)7.95(t,J=1.74Hz,1H)10.22(s,1H)。
HRMS(ESI)C
16H
13NO[M+H]+の計算値236.1070,実測値236.1073。
収率:89%。
【0353】
N−(3−エチニルフェニル)−3−メトキシベンズアミド(化合物(IIIA),工程m)。
1H NMR(600MHz,DMSO−d
6)δ ppm 3.84(s,3H)4.18(s,1H)7.17(ddd,J=8.20,2.61,0.92Hz,1H)7.21(dt,J=7.69,1.19Hz,1H)7.37(t,J=7.97Hz,1H)7.45(t,J=7.97Hz,1H)7.47−7.49(m,1H)7.51−7.54(m,1H)7.78−7.81(m,1H)7.94(t,J=1.74Hz,1H)10.28(s,1H)。
HRMS(ESI)C
16H
13NO
2[M+H]+の計算値252.1019,実測値252.1015。
収率:92%。
【0354】
N−(3−エチニルフェニル)−4−メトキシベンズアミド(化合物(IIIA),工程m)。
1H NMR(600MHz,DMSO−d
6)δ ppm 3.84(s,3H)4.17(s,1H)7.05−7.09(m,2H)7.19(dt,J=7.65,1.21Hz,1H)7.35(t,J=7.88Hz,1H)7.77−7.81(m,1H)7.92−7.98(m,3H)10.15(s,1H)。
HRMS(ESI)C
16H
13NO
2[M+H]+の計算値252.1019,実測値252.1024。
収率:88%。
【0355】
N−(3−エチニルフェニル)−3−フルオロベンズアミド(化合物(IIIA),工程m)。
1H NMR(600MHz,DMSO−d
6)δ ppm 4.19(s,1H)7.23(dt,J=7.65,1.21Hz,1H)7.38(t,J=7.97Hz,1H)7.44−7.49(m,1H)7.60(td,J=7.97,5.86Hz,1H)7.73−7.83(m,3H)7.94(t,J=1.74Hz,1H)10.38(s,1H)。
HRMS(ESI)C
15H
10NOF[M+H]+の計算値240.0819,実測値240.0817。
収率:94%。
【0356】
N−(3−エチニルフェニル)−4−フルオロベンズアミド(化合物(IIIA),工程m)。
1H NMR(600MHz,DMSO−d
6)δ ppm 4.18(s,1H)7.21(dt,J=7.69,1.19Hz,1H)7.34−7.41(m,2H)7.77−7.80(m,1H)7.93(t,J=1.74Hz,1H)8.00−8.07(m,2H)10.33(s,1H)。
HRMS(ESI)C
15H
10NOF[M+H]+の計算値240.0819,実測値240.0820。
収率:84%。
【0357】
N−(3−エチニルフェニル)−3−(トリフルオロメトキシ)ベンズアミド(化合物(IIIA),工程m)。
1H NMR(600MHz,DMSO−d
6)δ ppm 4.19(s,1H)7.24(dt,J=7.65,1.21Hz,1H)7.39(t,J=7.97Hz,1H)7.62(dt,J=8.38,1.12Hz,1H)7.68−7.72(m,1H)7.77−7.81(m,1H)7.91(s,1H)7.93(t,J=1.65Hz,1H)8.01(dt,J=7.97,1.14Hz,1H)10.44(s,1H)。
HRMS(ESI)C
16H
10NO
2F
3[M+H]+の計算値306.0737,実測値306.0739。
収率:82%。
【0358】
N−(3−エチニルフェニル)−1,3−ベンゾジオキソール−5−カルボキサミド(化合物(IIIA),工程m)。
1H NMR(600MHz,DMSO−d
6)δ ppm 4.17(s,1H)6.13(s,2H)7.06(d,J=8.06Hz,1H)7.19(dt,J=7.65,1.21Hz,1H)7.32−7.37(m,1H)7.50(d,J=1.65Hz,1H)7.57(dd,J=8.06,1.83Hz,1H)7.76−7.79(m,1H)7.92(t,J=1.65Hz,1H)10.12(s,1H)。
HRMS(ESI)C
16H
11NO
3[M+H]+の計算値266.0812,実測値266.0915。
収率:50%。
【0359】
[製造例10]
【0360】
【化24】
N−(3−エチニルフェニル)−2−[3−(トリフルオロメチル)フェニル]アセトアミド(化合物(IIIA),工程m)
3−アミノフェニルアセチレン150mg(1.28mmol)、3−トリフルオロメチルフェニル酢酸261mg(1.28mmol)、TBTU452mg(1.41mmol)及びDIPEA0.28mL(1.66mmol)を無水DMF5mLに加えた混合液を室温にて3時間撹拌した。次にこの溶液を酢酸エチルで希釈し、1N塩酸、飽和NaHCO
3溶液、水及びブラインで洗浄した。有機層をNa
2SO
4で乾燥し、蒸発させ、標記化合物298mg(77%)を得た。
1H NMR(600MHz,DMSO−d
6)δ ppm 3.79(s,2H)4.15(s,1H)7.15(d,J=7.51Hz,1H)7.32(t,J=7.88Hz,1H)7.52−7.66(m,4H)7.69(s,1H)7.78(s,1H)10.32(s,1H)。
HRMS(ESI)C
17H
12NOF
3[M+H]+の計算値304.0944,実測値304.0945。
【0361】
[製造例11]
【0362】
【化25】
【0363】
方法1)
3−エチニル−N−メチルベンズアミド(化合物(IIIB),工程n)
3−エチニル安息香酸146mg(1mmol)を無水DMF4mLとDIPEA667μL(4mmol)に溶解した溶液に、HOBT406mg(3mmol)とEDCI 574mg(2mmol)を逐次加えた。室温にて1時間撹拌後に2MメチルアミンのTHF溶液2mL(4mmol)を加え、混合液を一晩撹拌した。次に溶媒を減圧除去し、残渣をジクロロメタンで抽出し、NaHCO
3水溶液、0.5M塩酸で洗浄し、最後に水洗した。有機層をNa
2SO
4で乾燥し、蒸発乾涸し、ジイソプロピルエーテルでトリチュレーション後に標記化合物83mg(52%)を得た。
1H NMR(600MHz,DMSO−d
6)δ ppm 2.78(d,J=4.58Hz,3H)4.25(s,1H)7.45−7.51(m,1H)7.61(dt,J=7.69,1.28Hz,1H)7.85(dt,J=7.83,1.40Hz,1H)7.91(t,J=1.47Hz,1H)8.52(d,J=3.66Hz,1H)。
HRMS(ESI)C
10H
9NO[M+H]+の計算値160.0757,実測値160.0755。
【0364】
適切なアミン誘導体を利用した以外は同一方法に従い、以下の化合物を製造した。
【0365】
3−エチニルベンズアミド(化合物(IIIB),工程n)。
1H NMR(600MHz,DMSO−d
6)δ ppm 7.45(br.s.,1H)7.46−7.50(m,1H)7.62(dt,J=7.69,1.28Hz,1H)7.89(dt,J=7.88,1.37Hz,1H)7.94−7.98(m,1H)8.05(br.s.,1H)。
HRMS(ESI)C
9H
7NO[M+H]+の計算値160.0757,実測値160.0755。
収率:55%。
【0366】
3−エチニル−N−フェニルベンズアミド(化合物(IIIB),工程n)。
1H NMR(600MHz,DMSO−d
6)δ ppm 4.31(s,1H)7.08−7.15(m,1H)7.33−7.39(m,2H)7.54−7.58(m,1H)7.66−7.71(m,1H)7.74−7.79(m,2H)7.95−8.00(m,1H)8.03−8.09(m,1H)10.31(s,1H)。
HRMS(ESI)C
15H
11NO[M+H]+の計算値222.0914,実測値222.0919。
収率:68%。
【0367】
N−シクロプロピル−3−エチニルベンズアミド(化合物(IIIB),工程n)。
1H NMR(600MHz,DMSO−d
6)δ ppm 0.54−0.61(m,2H)0.66−0.71(m,2H)2.85(td,J=7.37,3.94Hz,1H)4.25(s,1H)7.45−7.50(m,1H)7.60(dt,J=7.69,1.28Hz,1H)7.82−7.85(m,1H)7.90(s,1H)8.50(d,J=3.30Hz,1H)。
HRMS(ESI)C
12H
11NO[M+H]+の計算値186.0914,実測値186.0916。
収率:46%。
【0368】
N−シクロペンチル−3−エチニルベンズアミド(化合物(IIIB),工程n)。
1H NMR(600MHz,DMSO−d
6)δ ppm 1.44−1.59(m,4H)1.65−1.74(m,2H)1.83−1.93(m,2H)4.18−4.25(m,1H)4.26(s,1H)7.47(t,J=7.78Hz,1H)7.60(dt,J=7.69,1.28Hz,1H)7.86(dt,J=7.88,1.37Hz,1H)7.92−7.96(m,1H)8.37(d,J=6.96Hz,1H)。
HRMS(ESI)C
14H
15NO[M+H]+の計算値214.1227,実測値214.1231。
収率:70%。
【0369】
3−エチニル−N−(プロパン−2−イル)ベンズアミド(化合物(IIIB),工程n)。
1H NMR(600MHz,DMSO−d
6)δ ppm 1.16(d,J=6.59Hz,6H)4.08(dq,J=13.92,6.78Hz,1H)4.26(s,1H)7.47(t,J=7.78Hz,1H)7.58−7.62(m,1H)7.85−7.87(m,1H)7.95(s,1H)8.31(d,J=7.51Hz,1H)。
HRMS(ESI)C
12H
13NO[M+H]+の計算値188.1070,実測値188.1070。
収率:68%。
【0370】
N−tert−ブチル−3−エチニルベンズアミド(化合物(IIIB),工程n)。
1H NMR(600MHz,DMSO−d
6)δ ppm 1.37(s,9H)4.24(s,1H)7.45(t,J=7.69Hz,1H)7.59(dt,J=7.69,1.28Hz,1H)7.81(dt,J=7.88,1.37Hz,1H)7.86(s,1H)7.90(s,1H)。
HRMS(ESI)C
13H
15NO[M+H]+の計算値202.1227,実測値202.1229。
収率:67%。
【0371】
(3−エチニルフェニル)(ピロリジン−1−イル)メタノン(化合物(IIIB),工程n)。
1H NMR(600MHz,DMSO−d
6)δ ppm 1.76−1.91(m,4H)3.35−3.37(m,2H)3.45(t,J=6.96Hz,2H)4.23−4.25(m,1H)7.43−7.47(m,1H)7.51−7.57(m,3H)。
HRMS(ESI)C
13H
13NO[M+H]+の計算値200.1070,実測値200.1076。
収率:60%。
【0372】
方法2)
【0373】
【化26】
N−{4−[(4−エチルピペラジン−1−イル)メチル]−3−(トリフルオロメチル)フェニル}−3−エチニルベンズアミド(化合物(IIIB),工程n)
3−エチニル安息香酸100mg(0.69mmol)を無水N,N−ジメチルホルムアミド5mLに溶解した溶液に、(J.Med.Chem.,(2010)53,4701−4719に記載されているように製造した)4−[(4−エチルピペラジン−1−イル)メチル]−3−(トリフルオロメチル)アニリン164mg(0.57mmol)、TBTU242mg(0.75mmol)及びDIPEA0.14mL(0.82mmol)を逐次加えた。室温にて撹拌下に15時間後に混合液をNaHCO
3水溶液に注ぎ、酢酸エチルで2回抽出した。次に有機相をブライン洗浄し、Na
2SO
4で乾燥し、蒸発乾涸した。シリカゲルフラッシュクロマトグラフィー(DCM−MeOH−7N NH
3メタノール溶液9/1/0.04)に供し、標記化合物149mgを得た(63%)。
1H NMR(600MHz,DMSO−d
6)δ ppm 0.99(t,J=7.14Hz,3H)2.19−2.46(m,10H)3.57(s,3H)6.61(br.s.,2H)7.60(t,J=7.88Hz,1H)7.64(d,J=2.20Hz,1H)7.72(d,J=8.61Hz,1H)7.80(dt,J=7.83,1.21Hz,1H)7.91−7.98(m,1H)8.05(dd,J=8.52,1.92Hz,1H)8.12(s,1H)8.16(t,J=1.47Hz,1H)8.21(d,J=2.20Hz,1H)10.59(s,1H)12.08(br.s.,1H)。
HRMS(ESI)C
29H
28N
7OF
3[M+H]+の計算値548.2380,実測値548.2392。
【0374】
[製造例12]
【0375】
【化27】
2−(3−ヨードフェニル)−N−[3−(トリフルオロメチル)フェニル]アセトアミド(化合物(IXB),工程n)
(3−ヨードフェニル)酢酸200mg(0.73mmol)をN,N−ジメチルアセトアミド4mLに溶解し、TBTU244mg(0.76mmol)を加えた後、N−ジイソプロピル−N’−エチルアミン150μL(0.80mmol)と3−(トリフルオロメチル)アニリン177mg(1.1mmol)を加えた。混合液を室温に2時間維持した後、酢酸エチルで希釈し、NaHCO
3水溶液、2N HCl、水及びブラインで洗浄した。粗生成物をジイソプロピルエーテル−ヘキサン混液でトリチュレーションし、濾過後に標記化合物200mgを白色固体として得た(68%)。
1H NMR(401MHz,DMSO−d
6)δ ppm 7.14(t,J=7.75Hz,1H)7.35(d,J=7.69Hz,1H)7.40(d,J=7.81Hz,1H)7.55(t,J=7.99Hz,1H)7.63(dt,J=7.84,1.39Hz,1H)7.73(t,J=1.59Hz,1H)7.77(d,J=8.30Hz,1H)8.08(s,1H)10.50(s,1H)。
【0376】
2−(3−ヨードフェニル)−N−(4−トリフルオロメチルフェニル)アセトアミド(化合物(IXB),工程n)。
1H NMR(401MHz,DMSO−d
6)δ ppm 3.67(s,2H)7.14(t,J=7.81Hz,1H)7.35(d,J=7.69Hz,1H)7.63(dt,J=7.81,1.40Hz,1H)7.67(d,J=8.54Hz,2H)7.73(t,J=1.59Hz,1H)7.79(d,J=8.42Hz,2H)10.51(s,1H)。
【0377】
2−(3−ヨードフェニル)−N−フェニルアセトアミド(化合物(IXB),工程n)。
1H NMR(401MHz,DMSO−d
6)δ ppm 3.61(s,2H)7.01−7.07(m,1H)7.14(t,J=7.75Hz,1H)7.26−7.32(m,2H)7.35(d,J=7.81Hz,1H)7.57(dd,J=8.61,1.04Hz,2H)7.61−7.64(m,1H)7.72(t,J=1.53Hz,1H)10.15(s,1H)。
【0378】
N−シクロプロピル−3−ヨード−4−メチルベンズアミド(化合物(IXB),工程n)。
1H NMR(401MHz,DMSO−d
6)δ ppm 0.52−0.60(m,2H)0.64−0.73(m,2H)2.39(s,3H)2.82(tq,J=7.38,3.95Hz,1H)7.39(d,J=7.93Hz,1H)7.74(dd,J=7.87,1.77Hz,1H)8.24(d,J=1.83Hz,1H)8.44(d,J=3.91Hz,1H)。
【0379】
N−シクロプロピル−5−ブロモ−2−メチルベンズアミド(化合物(IXB),工程n)。
1H NMR(600MHz,DMSO−d
6)δ ppm 0.50−0.55(m,2H)0.65−0.70(m,2H)2.26(s,3H)2.80(td,J=7.37,3.94Hz,1H)7.19(d,J=8.24Hz,1H)7.42(d,J=2.01Hz,1H)7.48−7.50(m,1H)8.37(br.s.,1H)。
【0380】
3−ブロモ−N−シクロプロピル−4−フルオロベンズアミド(化合物(IXB),工程n)。
1H NMR(401MHz,DMSO−d
6)δ ppm 0.51−0.59(m,2H)0.67−0.74(m,2H)2.83(td,J=7.29,3.97Hz,1H)7.46(t,J=8.67Hz,1H)7.88(ddd,J=8.64,4.85,2.26Hz,1H)8.14(dd,J=6.71,2.20Hz,1H)8.53(d,J=3.42Hz,1H)。
【0381】
3−ブロモ−N−シクロプロピル−5−フルオロベンズアミド(化合物(IXB),工程n)。
1H NMR(401MHz,DMSO−d
6)δ ppm 0.53−0.61(m,2H)0.67−0.74(m,2H)2.79−2.89(m,1H)7.61−7.66(m,1H)7.71−7.76(m,1H)7.86(t,J=1.46Hz,1H)8.60(d,J=3.66Hz,1H)。
【0382】
5−ブロモ−N−シクロプロピル−2−フルオロベンズアミド(化合物(IXB),工程n)。
1H NMR(600MHz,DMSO−d
6)δ ppm 0.50−0.56(m,2H)0.66−0.72(m,2H)2.81(td,J=7.42,3.85Hz,1H)7.27(t,J=9.25Hz,1H)7.65−7.71(m,2H)8.47(br.s.,1H)。
【0383】
N−[4−(4−エチルピペラジン−1−イルメチル)−3−トリフルオロメチルフェニル]−3−ヨードベンズアミド(化合物(IXB),工程n)。
1H NMR(401MHz,DMSO−d
6)δ ppm 0.98(t,3H)2.18−2.46(m,10H)3.56(s,2H)7.36(t,J=7.81Hz,1H)7.71(d,J=8.42Hz,1H)7.94−7.99(m,2H)8.02(dd,J=8.61,2.01Hz,1H)8.17(d,J=2.07Hz,1H)8.31(t,J=1.65Hz,1H)10.54(s,1H)。
【0384】
N−[4−(4−エチルピペラジン−1−イルメチル)−3−トリフルオロメチルフェニル]−3−ヨード−4−メチルベンズアミド(化合物(IXB),工程n)。
1H NMR(401MHz,DMSO−d
6)δ ppm 0.98(t,3H)2.40(br.s.,10H)2.45(s,3H)3.56(s,2H)7.47−7.52(m,1H)7.70(d,J=8.42Hz,1H)7.91(dd,J=7.87,1.89Hz,1H)8.02(dd,J=8.61,2.01Hz,1H)8.17(d,J=2.20Hz,1H)8.42(d,J=1.83Hz,1H)10.48(s,1H)。
【0385】
N−{4−[(4−エチルピペラジン−1−イル)メチル]−3−(トリフルオロメチル)フェニル}−2−(3−ヨードフェニル)アセトアミド(化合物(IXB),工程n)。
1H NMR(600MHz,DMSO−d
6)δ ppm 0.97(t,J=7.14Hz,3H)2.27−2.32(m,2H)2.32−2.46(m,4H)3.52(s,2H)3.64(s,2H)7.14(t,J=7.78Hz,1H)7.34(d,J=7.69Hz,1H)7.64(dd,J=16.48,8.24Hz,2H)7.72(s,1H)7.76(d,J=8.43Hz,1H)8.03(d,J=1.83Hz,1H)10.44(s,1H)。
HRMS(ESI)C
22H
25N
3OF
3I[M+H]+の計算値532.1067,実測値532.1057。
収率87%。
【0386】
3−ブロモ−4−シアノ−N−シクロプロピルベンズアミド(化合物(IXB),工程n)。
1H NMR(401MHz,DMSO−d
6)δ ppm 0.55−0.63(m,2H)0.69−0.76(m,2H)2.86(td,J=7.29,4.09Hz,1H)7.95(dd,J=8.18,1.59Hz,1H)8.05(d,J=8.06Hz,1H)8.23(d,J=1.47Hz,1H)8.74(d,J=4.39Hz,1H)。
【0387】
[製造例13]
【0388】
【化28】
N−{4−[(4−エチルピペラジン−1−イル)メチル]−3−(トリフルオロメチル)フェニル}−2−(3−エチニルフェニル)アセトアミド(化合物(IIIC),工程o及びp)
N−{4−[(4−エチルピペラジン−1−イル)メチル]−3−(トリフルオロメチル)フェニル}−2−(3−ヨードフェニル)アセトアミド241mg(0.45mmol)を無水DMF5mLに溶解した溶液をアルゴン流下で30分間脱気し、これにトリメチルシリルアセチレン0.13mL(0.91mmol)、ヨウ化第一銅9mg(0.045mmol)、トリエチルアミン0.62mL(4.54mmol)及びビス(トリフェニルホスフィン)パラジウムクロリド32mg(0.045mmol)を加えた。混合液を室温にて2時間撹拌後、水に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。次に有機相をブライン洗浄し、Na
2SO
4で乾燥し、蒸発させた。最後に粗生成物をシリカゲルクロマトグラフィー(DCM−MeOH−NH
3 9/1/0.04)に供し、N−{4−[(4−エチルピペラジン−1−イル)メチル]−3−(トリフルオロメチル)フェニル}−2−{3−[(トリメチルシリル)エチニル]フェニル}アセトアミド(式(XXIX)の化合物、工程o)193mg(85%)を粘稠油状物として得た。
1H NMR(600MHz,DMSO−d
6)δ ppm 0.22−0.23(m,10H)0.97(t,J=7.14Hz,3H)2.27−2.32(m,3H)2.30−2.45(m,5H)3.52(s,2H)3.66(s,2H)7.31−7.38(m,3H)7.43(s,1H)7.65(d,J=8.43Hz,1H)7.74−7.78(m,1H)8.03(d,J=1.83Hz,1H)10.43(s,1H)。
HRMS(ESI)C
27H
34N
3OF
3Si[M+H]+の計算値502.2496,実測値502.2485。
【0389】
N−{4−[(4−エチルピペラジン−1−イル)メチル]−3−(トリフルオロメチル)フェニル}−2−{3−[(トリメチルシリル)エチニル]フェニル}アセトアミド193mg(0.39mmol)をメタノール5mLに溶解し、溶液をアルゴン流下で10分間脱気した。無水炭酸カリウム56mg(0.4mmol)を加え、混合液を室温にて45分間撹拌した。反応混合液を水に注ぎ、酢酸エチルで2回抽出した。有機層をブライン洗浄し、Na
2SO
4で乾燥し、蒸発させ、標記化合物152mg(92%)を油状物として得た(化合物IIIC,工程p)。
1H NMR(600MHz,DMSO−d
6)δ ppm 0.97(t,J=7.23Hz,3H)2.28−2.32(m,2H)2.33−2.46(m,6H)3.52(s,2H)3.65−3.69(m,2H)4.17(s,1H)7.31−7.40(m,3H)7.44(s,1H)7.65(d,J=8.43Hz,1H)7.76(dd,J=8.43,1.83Hz,1H)8.03(d,J=2.01Hz,1H)10.45(s,1H)。
HRMS(ESI)C
24H
26N
3OF
3[M+H]+の計算値430.2101,実測値430.2096。
【0390】
適切な中間体を利用した以外は同一方法に従い、以下の化合物を製造した。
【0391】
N−シクロプロピル−5−エチニル−2−メチルベンズアミド(化合物(IIIC),工程o及びp)。
【0392】
N−シクロプロピル−3−エチニル−4−メチルベンズアミド(化合物(IIIC),工程o及びp)。
【0393】
N−シクロプロピル−5−エチニル−2−フルオロベンズアミド(化合物(IIIC),工程o及びp)。
1H NMR(600MHz,DMSO−d
6)δ ppm 0.49−0.59(m,2H)0.65−0.73(m,2H)2.82(td,J=7.28,3.94Hz,1H)7.30(t,J=9.62Hz,1H)7.58−7.63(m,2H)8.45(br.s.,1H)。
HRMS(ESI)C
12H
10NOF[M+H]+の計算値204.0819,実測値204.0819。
【0394】
N−シクロプロピル−3−エチニル−4−フルオロベンズアミド(化合物(IIIC),工程o及びp)。
1H NMR(600MHz,DMSO−d
6)δ ppm 0.52−0.59(m,2H)0.66−0.73(m,2H)2.83(tq,J=7.44,3.89Hz,1H)4.57(s,1H)7.39(t,J=9.07Hz,1H)7.88−7.92(m,1H)8.01(dd,J=6.87,2.29Hz,1H)8.51(d,J=3.66Hz,1H)。
HRMS(ESI)C
12H
10NOF[M+H]+の計算値204.0819,実測値204.0820。
【0395】
N−シクロプロピル−3−エチニル−5−フルオロベンズアミド(化合物(IIIC),工程o及びp)。
1H NMR(600MHz,DMSO−d
6)δ ppm 0.54−0.61(m,2H)0.68−0.74(m,2H)2.85(qt,J=7.45,3.66Hz,1H)4.40(s,1H)7.52(dd,J=7.69,1.10Hz,1H)7.65(dd,J=9.25,1.92Hz,1H)7.77−7.79(m,1H)8.58(d,J=3.66Hz,1H)。
HRMS(ESI)C
12H
10NOF[M+H]+の計算値204.0819,実測値204.0826。
【0396】
N−シクロプロピル−4−エチニルベンズアミド(化合物(IIIC),工程o及びp)。
【0397】
N−(シクロプロピルメチル)−3−エチニルベンズアミド(化合物(IIIC),工程o及びp)。
【0398】
N−シクロプロピル−2−(3−エチニルフェニル)アセトアミド(化合物(IIIC),工程o及びp)。
【0399】
4−シアノ−N−シクロプロピル−3−エチニルベンズアミド(化合物(IIIC),工程o及びp)。
【0400】
[製造例14]
【0401】
【化29】
N−(3−エチニルフェニル)ベンゼンスルホンアミド(化合物(IIID),工程q)
3−アミノフェニルアセチレン150mg(1.28mmol)と2,6−ルチジン0.3mL(2.56mmol)を無水THF4mLに溶解した溶液に、塩化ベンゼンスルホニル136μL(1.07mmol)を加えた。溶液を室温にて3時間撹拌し、更に2,6−ルチジン0.3mLを反応混合液に加えた。溶液を一晩撹拌し、60℃に更に8時間加熱後、酢酸エチルで希釈し、1M塩酸、飽和aHCO
3溶液、水及びブラインで順次洗浄した。次に有機層を無水Na
2SO
4で乾燥し、蒸発乾涸し、標記化合物230mg(96%)を得た。
1H NMR(600MHz,DMSO−d
6)δ ppm 4.17(s,1H)7.07−7.16(m,3H)7.19−7.27(m,1H)7.54−7.58(m,2H)7.61−7.64(m,1H)7.74−7.78(m,2H)10.45(s,1H)。
HRMS(ESI)C
14H
11NO
2S[M+H]+の計算値258.0583,実測値258.0577。
【0402】
適切な塩化スルホニルを利用した以外は同一方法に従い、以下の中間体を製造した。
【0403】
N−(3−エチニルフェニル)メタンスルホンアミド(化合物(IIID),工程q)。
【0404】
N−(3−エチニルフェニル)シクロプロパンスルホンアミド(化合物(IIID),工程q)。
【0405】
[製造例15]
【0406】
【化30】
N−シクロプロピル−3−エチニルベンゼンスルホンアミド(化合物(IIIE),工程r,o,p)
塩化m−ブロモスルホニル200mg(0.78mmol)を無水THF5mLに溶解し、シクロプロピルアミン152μL(2.34mmol)を撹拌下に加えた。得られた溶液を室温に3時間維持した。溶媒を減圧除去し、残渣をDCMで抽出し、水洗した。有機層をNa
2SO
4で乾燥し、蒸発させ、石油エーテルでトリチュレーション後に3−ブロモ−N−シクロプロピルベンゼンスルホンアミド(式(IXD)の化合物(化合物(IXD)),工程r)145mg(67%)を得た。
【0407】
マイクロ波バイアル内で前記化合物を無水DMF5mLに溶解し、ヨウ化第一銅28mg(0.12mmol)、ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウムジクロリド84mg(0.12mmol)、トリメチルシリルアセチレン81μL、及びTEA763μLを逐次加えた。溶媒をアルゴン流下で10分間脱気し、混合液に60℃で1時間マイクロ波を照射した。次に混合液をセライトパッドで濾過し、濾液を蒸発乾涸した。残渣をDCMに再溶解し、5%KHSO
4で洗浄した。有機層をNa
2SO
4で乾燥し、蒸発させ、N−シクロプロピル−3−[(トリメチルシリル)エチニル]ベンゼンスルホンアミド(化合物(XXX),工程o)を得た。
【0408】
この中間体をメタノール10mLに溶解し、無水K
2CO
3 88mg(0.64mmol)を加え、反応混合液を室温にて2時間撹拌した。
【0409】
溶媒を減圧除去し、残渣をDCMで抽出し、5%KHSO
4水溶液で洗浄した。有機相をNa
2SO
4で乾燥し、蒸発させ、標記化合物(化合物(IIIE),工程p)を得た。
【0410】
適切なアミン誘導体を利用した以外は同一方法に従い、以下の中間体を製造した。
【0411】
3−エチニル−N−メチルベンゼンスルホンアミド(化合物(IIIE),工程r,o,p)。
【0412】
3−エチニル−N−フェニルベンゼンスルホンアミド(化合物(IIIE),工程r,o,p)。
【0413】
[製造例16]
【0414】
【化31】
5−エチニル−7−(プロパン−2−イル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−アミン(化合物(VIII),工程o及びp)
5−ヨード−7−(プロパン−2−イル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−アミン455mg(1.51mmol)を無水DMF15mLに溶解し、アルゴン流下で脱気した。ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウムジクロリド52mg(0.074mmol)、ヨウ化第一銅21mg(0.116mmol)、トリエチルアミン2mL(14.89mmol)及びトリメチルシリルアセチレン424μLを逐次加えた。混合液を室温にて1.5時間撹拌後、水に注ぎ、酢酸エチルで2回抽出した。次に有機相をブライン洗浄し、Na
2SO
4で乾燥し、蒸発させ、シリカゲルフラッシュクロマトグラフィー(酢酸エチル/ヘキサン,1/1→7/3)後に、7−(プロパン−2−イル)−5−[(トリメチルシリル)エチニル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−アミン(化合物(XXXII),工程o)419mgを得た。
【0415】
この中間体415mg(1.52mmol)をメタノールに溶解し、アルゴン流下(15mL)で脱気し、炭酸カリウム(1.05g,7.61mmol)を加えた。反応混合液を室温にて2時間撹拌した。
【0416】
次に溶媒を減圧除去し、残渣をDCMで抽出し、5%KHSO
4水溶液で洗浄した。有機相をNa
2SO
4で乾燥し、蒸発させ、標記化合物(化合物(VIII),工程p)を得た。
1H NMR(401MHz,DMSO−d
6)δ ppm 1.43(d,J=6.84Hz,6H)4.27(s,1H)4.84−4.94(m,1H)6.98(br.s.,2H)7.83(s,1H)8.19(s,1H)。
【0417】
[製造例17]
【0418】
【化32】
4−クロロ−7−エチル−5−ヨード−6−メチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン(化合物(IV),工程h,I,j,d,e)
4−クロロ−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン(500mg,3.27mmol)のDMF(5mL)溶液に炭酸セシウム(2.13g,6.54mmol)と塩化ベンゼンスルホニル(417μL,3.27mmol)を加えた。混合液を室温にて1.5時間撹拌し、酢酸エチルで希釈し、水とブラインで洗浄した。有機層をNa
2SO
4で乾燥し、蒸発乾涸した。ジクロロエタン/酢酸エチル7/3を溶離液として残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに供し、4−クロロ−7−(フェニルスルホニル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン(化合物(XVIII),工程h)761mg(79%)を得た。
【0419】
アルゴン雰囲気下で−78℃まで冷却した無水THF(5mL)にリチウムジイソプロピルアミド(0.83mL,1.65mmol)を溶解した2M THF溶液に、最終中間体(400mg,1.37mmol)の無水THF(5mL)溶液を10分間滴下した。混合液をこれらの条件下に1時間維持した後、ヨウ化メチル(0.11mL,1.78mmol)を加えた。混合液を2時間撹拌し、この間に更にヨウ化メチル0.21mLを加えた。4時間後に−10℃まで昇温し、飽和塩化アンモニウム水溶液を加えた。次に生成物を酢酸エチルで抽出し、有機層をNa
2SO
4で乾燥し、蒸発させ、4−クロロ−6−メチル−7−(フェニルスルホニル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン(化合物(XX),工程i)を得た。
【0420】
この中間体(1.37mmol)をTHF10mLとメタノール5mLに溶解し、水酸化ナトリウム0.5gを加えた。混合液を室温にて1時間撹拌後、溶媒を減圧除去した。残渣を酢酸エチルで抽出し、飽和塩化アンモニウム水溶液で洗浄し、再び酢酸エチルで抽出した。有機層をブライン洗浄し、Na
2SO
4で乾燥し、蒸発させ、4−クロロ−6−メチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン(化合物(XXI),工程j)223mgを得た。
【0421】
この中間体(1.37mmol)をクロロホルム(10mL)に溶解し、N−ヨードスクシンイミド(308mg,1.37mmol)を加えた。混合液を1.5時間還流し、室温まで冷却し、ジクロロメタンで抽出し、Na
2S
2O
3水溶液と塩化アンモニウムで洗浄した。有機層をNa
2SO
4で乾燥し、蒸発させた。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(1,2−ジクロロエタン/酢酸エチル 6/4)に供し、4−クロロ−5−ヨード−6−メチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン(化合物(XXII),工程d)110mgを得た。
【0422】
最終中間体(0.39mmol)をDMF(3mL)に溶解し、炭酸セシウム(257mg,0.79mmol)とヨードエタン(47μL,0.59mmol)を加えた。混合液を室温にて2時間撹拌後、水に注ぎ、酢酸エチルで2回抽出した。有機層をブライン洗浄し、Na
2SO
4で乾燥し、蒸発させた。最後にジクロロメタン/酢酸エチルを溶離液として残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製し、4−クロロ−7−エチル−5−ヨード−6−メチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン(化合物(IV),工程e)51mgを得た。
1H NMR(401MHz,DMSO−d
6)δ ppm 1.24−1.32(m,3H)2.54(s,3H)4.36(q,J=7.16Hz,2H)8.58(s,1H)。
【0423】
[実施例1]
【0424】
【化33】
3−[(4−アミノ−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)エチニル]−N−シクロプロピルベンズアミド(化合物15)。[R1=R2=R3=R4=R6=H,A=三重結合,L=CONH,R7=シクロプロピル]。
【0425】
(製造例1に記載したように製造した)5−ヨード−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−アミン60mg(0.245mmol)をマイクロ波バイアル内で無水DMF4mLに溶解した。ヨウ化第一銅10mg(0.048mmol)、(製造例8に記載したように製造した)N−シクロプロピル−3−エチニルベンズアミド48mg(0.26mmol)、ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウムジクロリド34mg(0.048mmol)及びTEA346μLを反応液に加えた。溶媒をアルゴン流下で10分間脱気し、混合液に60℃で30分間マイクロ波を照射後、セライトパッドで濾過し、蒸発乾涸した。残渣をDCMに溶解し、ブライン洗浄した。有機層をNa
2SO
4で乾燥し、蒸発させた。粗生成物をフラッシュクロマトグラフィー(DCM/MeOH 95/5)により精製し、標記化合物23mg(30%)を得た。
1H NMR(600MHz,DMSO−d
6)δ ppm 0.53−0.62(m,2H)0.68−0.74(m,2H)2.86(tq,J=7.44,3.89Hz,1H)2.82−2.90(m,1H)6.58(br.s.,2H)7.44−7.53(m,1H)7.61(s,1H)7.70(d,J=7.88Hz,1H)7.80(d,J=7.88Hz,1H)7.98(s,1H)8.11(s,1H)8.52(d,J=4.21Hz,1H)12.06(br.s.,1H)。
HRMS(ESI)C
18H
15N
5O[M+H]+の計算値318.1350,実測値318.1346。
【0426】
適切なヨード中間体とアセチレン誘導体を利用した以外は同一方法に従い、以下の化合物を製造した。
【0427】
【化34】
3−[(4−アミノ−7−メチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)エチニル]フェノールトリフルオロアセテート(化合物1)。[R1=R3=R5=R6=H,A=三重結合,R2=メチル,R4=ヒドロキシル]。
1H NMR(600MHz,DMSO−d
6)δ ppm 3.89(s,3H)6.71−6.77(m,1H)6.87−6.91(m,1H)6.94(d,J=7.88Hz,1H)7.17(t,J=7.88Hz,1H)7.50(d,J=6.59Hz,1H)8.30(s,1H)9.56(s,1H)。
HRMS(ESI)C
15H
12N
4O[M+H]+の計算値265.1084,実測値265.1093。
【0428】
3−[(4−クロロ−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)エチニル]フェノール(化合物(V),工程a)。
【0429】
【化35】
N−{3−[(4−アミノ−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)エチニル]フェニル}ベンズアミド(化合物9)。[R1=R2=R3=R4=R6=H,A=三重結合,L=NHCO,R7=フェニル]。
1H NMR(600MHz,DMSO−d
6)δ ppm 6.57(br.s.,2H)7.31(d,J=7.69Hz,1H)7.40(t,J=7.97Hz,1H)7.53−7.57(m,2H)7.59−7.64(m,2H)7.77(d,J=8.24Hz,1H)7.97(d,J=7.14Hz,2H)8.01(s,1H)8.11(s,1H)10.34(s,1H)12.05(br.s.,1H)。
HRMS(ESI)C
21H
15N
5O[M+H]+の計算値354.1350,実測値354.1350。
収率:36%。
【0430】
【化36】
N−{3−[(4−アミノ−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)エチニル]フェニル}アセトアミド(化合物14)。[R1=R2=R3=R4=R6=H,A=三重結合,L=NHCO,R7=メチル]。
1H NMR(600MHz,DMSO−d
6)δ ppm 2.02−2.09(m,3H)6.15−6.74(m,2H)7.22(d,J=7.51Hz,1H)7.33(t,J=7.97Hz,1H)7.51(d,J=8.06Hz,1H)7.61(d,J=2.38Hz,1H)7.82(s,1H)8.11(s,1H)10.04(s,1H)12.03(br.s.,1H)。
HRMS(ESI)C
16H
13N
5O[M+H]+の計算値292.1193,実測値292.1191。
収率:29%。
【0431】
【化37】
N−{3−[(4−アミノ−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)エチニル]フェニル}シクロプロパンカルボキサミド(化合物13)。[R1=R2=R3=R4=R6=H,A=三重結合,L=NHCO,R7=シクロプロピル]。
1H NMR(600MHz,DMSO−d
6)δ ppm 0.77−0.85(m,4H)1.71−1.83(m,1H)6.55(br.s.,2H)7.22(d,J=7.69Hz,1H)7.33(t,J=7.97Hz,1H)7.51−7.55(m,1H)7.60(s,1H)7.83(s,1H)8.11(s,1H)10.29(s,1H)12.03(br.s.,1H)。
HRMS(ESI)C
18H
15N
5O[M+H]+の計算値318.1350,実測値318.1352。
収率:24%。
【0432】
【化38】
N−{3−[(4−アミノ−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)エチニル]フェニル}−3−(トリフルオロメチル)ベンズアミド(化合物24)。[R1=R2=R3=R4=R6=H,A=三重結合,L=NHCO,R7=3−(トリフルオロメチル)フェニル]。
1H NMR(600MHz,DMSO−d
6)δ ppm 6.58(br.s.,2H)7.34(d,J=7.88Hz,1H)7.43(t,J=7.97Hz,1H)7.63(s,1H)7.77−7.79(m,1H)7.81(t,J=7.88Hz,1H)7.96−8.02(m,2H)8.12(s,1H)8.28(d,J=7.88Hz,1H)8.31(s,1H)10.56(s,1H)12.05(br.s.,1H)。
HRMS(ESI)C
22H
14N
5OF
3[M+H]+の計算値422.1223,実測値422.1223。
収率:12%。
【0433】
【化39】
N−{3−[(4−アミノ−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)エチニル]フェニル}−4−(トリフルオロメチル)ベンズアミド(化合物25)。[R1=R2=R3=R4=R6=H,A=三重結合,L=NHCO,R7=4−(トリフルオロメチル)フェニル]。
1H NMR(600MHz,DMSO−d
6)δ ppm 6.52(br.s.,2H)7.31−7.36(m,1H)7.43(t,J=7.97Hz,1H)7.63(s,1H)7.76−7.79(m,1H)7.93(d,J=8.24Hz,2H)8.01(s,1H)8.12(s,1H)8.16(d,J=8.24Hz,2H)10.56(s,1H)12.05(br.s.,1H)。
HRMS(ESI)C
22H
14N
5OF
3[M+H]+の計算値422.1223,実測値422.1221。
収率:16%。
【0434】
【化40】
N−{3−[(4−アミノ−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)エチニル]フェニル}−3−フルオロベンズアミド(化合物26)。[R1=R2=R3=R4=R6=H,A=三重結合,L=NHCO,R7=3−フルオロフェニル]。
1H NMR(600MHz,DMSO−d
6)δ ppm 6.58(br.s.,2H)7.31−7.35(m,1H)7.41(t,J=7.88Hz,1H)7.47(td,J=8.43,2.01Hz,1H)7.58−7.65(m,3H)7.78(t,J=9.71Hz,3H)7.83(d,J=7.69Hz,1H)8.00(s,1H)8.12(s,1H)10.40(s,1H)12.05(br.s.,1H)。
HRMS(ESI)C
21H
14N
5OF[M+H]+の計算値372.1255,実測値372.1255。
収率:11%。
【0435】
【化41】
N−{3−[(4−アミノ−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)エチニル]フェニル}−4−フルオロベンズアミド(化合物27)。[R1=R2=R3=R4=R6=H,A=三重結合,L=NHCO,R7=4−フルオロフェニル]。
1H NMR(600MHz,DMSO−d
6)δ ppm 6.21−6.81(m,2H)7.31(d,J=7.69Hz,1H)7.34−7.45(m,4H)7.63(d,J=2.38Hz,1H)7.76(dd,J=8.24,1.10Hz,1H)8.00(t,J=1.65Hz,1H)8.03−8.07(m,2H)8.12(s,1H)10.35(s,1H)12.05(br.s.,1H)。
HRMS(ESI)C
21H
14N
5OF[M+H]+の計算値372.1255,実測値372.1263。
収率:22%。
【0436】
【化42】
N−{3−[(4−アミノ−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)エチニル]フェニル}−3−クロロベンズアミド(化合物28)。[R1=R2=R3=R4=R6=H,A=三重結合,L=NHCO,R7=3−クロロフェニル]。
1H NMR(600MHz,DMSO−d
6)δ ppm 7.30−7.36(m,1H)7.41(t,J=7.97Hz,1H)7.56−7.61(m,1H)7.63(d,J=2.38Hz,1H)7.66−7.70(m,1H)7.74−7.78(m,1H)7.77(d,J=8.06Hz,1H)7.93(d,J=7.51Hz,1H)8.00(s,1H)8.02(s,1H)8.13(br.s.,1H)12.02−12.09(m,1H)。
HRMS(ESI)C
21H
14N
5OCl[M+H]+の計算値388.0960,実測値388.0957。
収率:20%。
【0437】
【化43】
N−{3−[(4−アミノ−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)エチニル]フェニル}−4−クロロベンズアミド(化合物29)。[R1=R2=R3=R4=R6=H,A=三重結合,L=NHCO,R7=4−クロロフェニル]。
1H NMR(600MHz,DMSO−d
6)δ ppm 6.55(d,J=6.41Hz,2H)7.32(d,J=7.88Hz,1H)7.41(t,J=7.97Hz,1H)7.56−7.65(m,3H)7.76(dd,J=8.24,1.10Hz,1H)7.96−8.03(m,3H)8.12(s,1H)10.40(s,1H)12.05(br.s.,1H)。
HRMS(ESI)C
21H
14N
5OCl[M+H]+の計算値388.0960,実測値388.0961。
収率:27%。
【0438】
【化44】
N−{3−[(4−アミノ−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)エチニル]フェニル}−3−メチルベンズアミド(化合物30)。[R1=R2=R3=R4=R6=H,A=三重結合,L=NHCO,R7=3−メチルフェニル]。
1H NMR(600MHz,DMSO−d
6)δ ppm 6.53(br.s.,2H)7.30(d,J=7.88Hz,1H)7.38−7.47(m,3H)7.63(d,J=2.38Hz,1H)7.72−7.80(m,3H)8.01(s,1H)8.12(s,1H)10.29(s,1H)12.05(br.s.,1H)。
HRMS(ESI)C
22H
17N
5O[M+H]+の計算値368.1506,実測値368.1510。
収率:15%。
【0439】
【化45】
N−{3−[(4−アミノ−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)エチニル]フェニル}−4−メチルベンズアミド(化合物31)。[R1=R2=R3=R4=R6=H,A=三重結合,L=NHCO,R7=4−メチルフェニル]。
1H NMR(600MHz,DMSO−d
6)δ ppm 2.39(s,3H)6.52(br.s.,2H)7.30(d,J=7.69Hz,1H)7.33−7.37(m,2H)7.39(t,J=7.88Hz,1H)7.63(d,J=2.38Hz,1H)7.72−7.79(m,1H)7.86−7.92(m,2H)8.01(d,J=1.65Hz,1H)8.12(s,1H)10.02−10.42(m,1H)11.73−12.20(m,1H)。
HRMS(ESI)C
22H
17N
5O[M+H]+の計算値368.1506,実測値368.1511。
収率:18%。
【0440】
【化46】
N−{3−[(4−アミノ−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)エチニル]フェニル}−3−メトキシベンズアミド(化合物32)。[R1=R2=R3=R4=R6=H,A=三重結合,L=NHCO,R7=3−メトキシフェニル]。
1H NMR(600MHz,DMSO−d
6)δ ppm 3.85(s,3H)6.55(br.s.,2H)7.14−7.21(m,1H)7.31(d,J=7.69Hz,1H)7.40(t,J=7.97Hz,1H)7.46(t,J=7.97Hz,1H)7.49−7.51(m,1H)7.55(d,J=7.69Hz,1H)7.63(d,J=2.56Hz,1H)7.77(dd,J=8.06,1.10Hz,1H)8.00(d,J=1.65Hz,1H)8.12(s,1H)10.30(s,1H)11.47−12.31(m,1H)。
HRMS(ESI)C
22H
17N
5O
2[M+H]+の計算値384.1455,実測値384.1459。
収率:25%。
【0441】
【化47】
N−{3−[(4−アミノ−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)エチニル]フェニル}−4−メトキシベンズアミド(化合物33)。[R1=R2=R3=R4=R6=H,A=三重結合,L=NHCO,R7=4−メトキシフェニル]。
1H NMR(600MHz,DMSO−d
6)δ ppm 3.85(s,3H)6.55(br.s.,2H)7.08(d,J=8.79Hz,2H)7.29(d,J=7.88Hz,1H)7.39(t,J=7.88Hz,1H)7.62(d,J=2.38Hz,1H)7.76(dd,J=8.15,1.01Hz,1H)7.94−7.99(m,2H)8.00−8.01(m,1H)8.12(s,1H)10.17(s,1H)12.04(br.s.,1H)。
HRMS(ESI)C
22H
17N
5O
2[M+H]+の計算値384.1455,実測値384.1452。
収率:21%。
【0442】
【化48】
N−{3−[(4−アミノ−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)エチニル]フェニル}−3−(トリフルオロメトキシ)ベンズアミド(化合物34)。[R1=R2=R3=R4=R6=H,A=三重結合,L=NHCO,R7=3−(トリフルオロメトキシ)フェニル]。
1H NMR(600MHz,DMSO−d
6)δ ppm 6.58(d,J=9.71Hz,2H)7.34(d,J=8.06Hz,1H)7.42(t,J=7.88Hz,1H)7.59−7.65(m,2H)7.69−7.72(m,1H)7.77(dd,J=8.24,1.10Hz,1H)7.93(s,1H)7.99(s,1H)8.03(d,J=8.06Hz,1H)8.12(s,1H)10.47(s,1H)12.05(br.s.,1H)。
HRMS(ESI)C
22H
14N
5O
2F
3[M+H]+の計算値438.1173,実測値438.1169。
収率:17%。
【0443】
【化49】
N−{3−[(4−アミノ−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)エチニル]フェニル}−1,3−ベンゾジオキソール−5−カルボキサミド(化合物35)。[R1=R2=R3=R4=R6=H,A=三重結合,L=NHCO,R7=5−(1,3−ベンゾジオキソリル)フェニル]。
1H NMR(600MHz,DMSO−d
6)δ ppm 6.14(s,2H)6.57(br.s.,2H)7.07(d,J=8.24Hz,1H)7.29(d,J=7.69Hz,1H)7.39(t,J=7.88Hz,1H)7.52(d,J=1.83Hz,1H)7.59(dd,J=8.15,1.74Hz,1H)7.62(s,1H)7.71−7.77(m,1H)7.99(s,1H)8.12(s,1H)10.15(s,1H)12.04(br.s.,1H)。
HRMS(ESI)C
22H
15N
5O
3[M+H]+の計算値398.1248,実測値398.1245。
収率:8%。
【0444】
【化50】
3−[(4−アミノ−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)エチニル]−N−フェニルベンズアミド(化合物16)。[R1=R2=R3=R4=R6=H,A=三重結合,L=NHCO,R7=フェニル]。
1H NMR(600MHz,DMSO−d
6)δ ppm 6.63(br.s.,1H)7.12(t,J=7.42Hz,1H)7.36(t,J=7.97Hz,2H)7.58(t,J=7.69Hz,1H)7.63(s,1H)7.78(d,J=7.69Hz,3H)7.93(d,J=8.06Hz,1H)8.12(s,1H)8.14(s,1H)10.34(s,1H)12.08(br.s.,1H)。
HRMS(ESI)C
21H
15N
5O[M+H]+の計算値354.1350,実測値354.1355。
収率:12%。
【0445】
【化51】
3−[(4−アミノ−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)エチニル]−N−メチルベンズアミド(化合物17)。[R1=R2=R3=R4=R6=H,A=三重結合,L=CONH,R7=メチル]。
1H NMR(600MHz,DMSO−d
6)δ ppm 2.79(d,J=4.58Hz,3H)6.24−6.90(m,2H)7.48−7.52(m,1H)7.61(d,J=2.20Hz,1H)7.70(d,J=7.69Hz,1H)7.81(d,J=7.88Hz,1H)8.00(s,1H)8.11(s,1H)8.53(d,J=4.40Hz,1H)12.06(br.s.,1H)。
HRMS(ESI)C
16H
13N
5O[M+H]+の計算値292.1193,実測値292.1192。
収率:67%。
【0446】
【化52】
3−[(4−アミノ−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)エチニル]ベンズアミド(化合物18)。[R1=R2=R3=R4=R6=R7=H,A=三重結合,L=CONH]。
1H NMR(600MHz,DMSO−d
6)δ ppm 6.60(br.s.,2H)7.43−7.46(m,1H)7.48−7.52(m,3H)7.61(s,1H)7.71(d,J=7.69Hz,1H)7.85−7.88(m,1H)8.05(d,J=1.65Hz,2H)8.11(s,1H)11.92−12.20(m,1H)。
HRMS(ESI)C
15H
11N
5O[M+H]+の計算値278.1037,実測値278.1037。
【0447】
【化53】
3−[(4−アミノ−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)エチニル]−N−tert−ブチルベンズアミド(化合物20)。[R1=R2=R3=R4=R6=H,A=三重結合,L=CONH,R7=tert−ブチル]。
1H NMR(600MHz,DMSO−d
6)δ ppm 1.39(s,10H)6.22−6.85(m,2H)7.45−7.50(m,1H)7.61(d,J=2.38Hz,1H)7.68(d,J=7.51Hz,1H)7.78(d,J=7.88Hz,1H)7.87(s,1H)7.97(s,1H)8.12(br.s.,1H)12.05(br.s.,1H)。
HRMS(ESI)C
19H
19N
5O[M+H]+の計算値334.1663,実測値334.1667。
収率:19%。
【0448】
【化54】
3−[(4−アミノ−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)エチニル]−N−シクロペンチルベンズアミド(化合物21)。[R1=R2=R3=R4=R6=H,A=三重結合,L=CONH,R7=シクロペンチル]。
1H NMR(600MHz,DMSO−d
6)δ ppm 1.54(br.s.,6H)1.70(br.s.,3H)1.78−1.95(m,3H)4.17−4.29(m,1H)6.60(br.s.,2H)7.45−7.52(m,1H)7.61(d,J=1.83Hz,1H)7.70(d,J=7.51Hz,1H)7.82(d,J=7.69Hz,1H)8.02(s,1H)8.12(s,1H)8.38(d,J=6.96Hz,1H)12.06(br.s.,1H)。
HRMS(ESI)C
20H
19N
5O[M+H]+の計算値346.1663,実測値346.1675。
収率:9%。
【0449】
【化55】
{3−[(4−アミノ−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)エチニル]フェニル}(ピロリジン−1−イル)メタノン(化合物22)。[R1=R2=R3=R4=R6=H,A=三重結合,L=CON(Y),YとR7が一緒になって=ピロリジニル]。
1H NMR(600MHz,DMSO−d
6)δ ppm 1.78−1.91(m,5H)3.39(t,J=6.50Hz,3H)3.47(t,J=6.87Hz,2H)6.45−6.73(m,2H)7.45−7.52(m,2H)7.58−7.64(m,2H)7.67−7.69(m,1H)8.11(s,1H)12.05(br.s.,1H)。
HRMS(ESI)C
19H
17N
5O[M+H]+の計算値332.1506,実測値332.1516。
収率:43%。
【0450】
【化56】
3−[(4−アミノ−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)エチニル]−N−(プロパン−2−イル)ベンズアミド(化合物23)。[R1=R2=R3=R4=R6=H,A=三重結合,L=CONH,R7=プロパン−2−イル]。
1H NMR(600MHz,DMSO−d
6)δ ppm 1.17(d,J=6.59Hz,7H)4.02−4.15(m,1H)6.61(br.s.,2H)7.47−7.52(m,1H)7.61(d,J=2.38Hz,1H)7.68−7.72(m,1H)7.81−7.85(m,1H)8.02(s,1H)8.12(s,1H)8.32(d,J=7.51Hz,1H)12.06(br.s.,1H)。
HRMS(ESI)C
18H
17N
5O[M+H]+の計算値320.1506,実測値320.1502。
収率:20%。
【0451】
【化57】
3−({4−アミノ−7−[2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イルオキシ)エチル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}エチニル)−N−シクロプロピルベンズアミド(化合物(IA))。[R1=R3=R4=R6=H,R2=2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イルオキシ)エチル,A=三重結合,L=CONH,R7=シクロプロピル]。
1H NMR(600MHz,DMSO−d
6)δ ppm 0.55−0.61(m,2H)0.68−0.73(m,2H)1.30−1.48(m,6H)1.49−1.58(m,1H)1.59−1.68(m,1H)2.86(tq,J=7.44,3.95Hz,2H)3.52(ddd,J=11.26,8.43,3.02Hz,1H)3.73(dt,J=10.71,5.27Hz,1H)3.93(ddd,J=10.94,6.73,4.67Hz,1H)4.26−4.33(m,1H)4.34−4.41(m,2H)4.56(t,J=3.30Hz,1H)6.65(br.s.,2H)7.48−7.51(m,1H)7.69(s,1H)7.70−7.73(m,1H)7.80(d,J=7.88Hz,1H)7.99(s,1H)8.18(br.s.,1H)8.52(d,J=4.03Hz,1H)。
HRMS(ESI)C
25H
27N
5O
3[M+H]+の計算値444.2187,実測値444.2177。
収率:67%。
【0452】
【化58】
[2−(4−アミノ−5−{[3−(シクロプロピルカルバモイル)フェニル]エチニル}−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−7−イル)エチル]カルバミン酸tert−ブチル(化合物(IA))。[R1=R3=R4=R6=H,R2=tert−ブトキシカルボニルアミノエチル,A=三重結合,L=CONH,R7=シクロプロピル]。
1H NMR(600MHz,DMSO−d
6)δ ppm 0.56−0.62(m,2H)0.67−0.76(m,2H)1.32(s,9H)2.86(td,J=7.37,3.94Hz,1H)4.18(t,J=5.86Hz,2H)6.29−6.77(m,1H)6.91(t,J=5.49Hz,1H)7.40−7.54(m,1H)7.59(s,1H)7.70(d,J=7.88Hz,1H)7.80(d,J=7.88Hz,1H)7.98(s,1H)8.15(s,1H)8.52(d,J=4.21Hz,1H)。
HRMS(ESI)C
25H
28N
6O
3[M+H]+の計算値461.2296,実測値461.2295。
収率:55%。
【0453】
【化59】
3−{[4−アミノ−7−(2,2,2−トリフルオロエチル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]エチニル}−N−シクロプロピルベンズアミド(化合物36)。[R1=R3=R4=R6=H,R2=2,2,2−トリフルオロエチル,A=三重結合,L=CONH,R7=シクロプロピル]。
1H NMR(600MHz,DMSO−d
6)δ ppm 0.50−0.64(m,2H)0.65−0.76(m,2H)2.86(tq,J=7.45,3.95Hz,1H)5.10(q,J=9.10Hz,2H)6.24−7.06(m,2H)7.51(t,J=7.88Hz,1H)7.69−7.77(m,2H)7.82(d,J=7.88Hz,1H)8.02(s,1H)8.22(s,1H)8.52(d,J=4.03Hz,1H)。
HRMS(ESI)C
20H
16N
5OF
3[M+H]+の計算値400.1380,実測値400.1381。
収率:78%。
【0454】
【化60】
3−{[4−アミノ−7−(プロパン−2−イル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]エチニル}−N−シクロプロピルベンズアミド(化合物40)。[R1=R3=R4=R6=H,R2=プロパン−2−イル,A=三重結合,L=CONH,R7=シクロプロピル]。
1H NMR(600MHz,DMSO−d
6)δ ppm 0.55−0.60(m,2H)0.67−0.74(m,2H)1.45(d,J=6.78Hz,6H)2.86(td,J=7.37,3.75Hz,2H)4.88−4.95(m,1H)6.66(s,2H)7.46−7.52(m,1H)7.68−7.71(m,1H)7.80(d,J=7.88Hz,1H)7.84(s,1H)7.98(s,1H)8.18(br.s.,1H)8.52(d,J=4.21Hz,1H)。
HRMS(ESI)C
21H
21N
5O[M+H]+の計算値360.1819,実測値360.1819。
収率:22%。
【0455】
【化61】
4−[(4−アミノ−5−{[3−(シクロプロピルカルバモイル)フェニル]エチニル}−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−7−イル)メチル]ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(化合物(IA))。[R1=R3=R4=R6=H,R2=N−(tert−ブトキシカルボニル)ピペリジン−4−イル]メチル,A=三重結合,L=CONH,R7=シクロプロピル]。
1H NMR(600MHz,DMSO−d
6)δ ppm 0.56−0.61(m,2H)0.68−0.73(m,2H)1.04−1.12(m,2H)1.38(s,9H)1.43(m,J=11.54Hz,1H)1.95−2.08(m,1H)2.59−2.73(m,1H)2.86(tq,J=7.50,3.98Hz,1H)3.91(m,J=11.36Hz,1H)4.05(d,J=7.14Hz,1H)6.65(br.s.,2H)7.48−7.51(m,1H)7.69(s,1H)7.71(s,0H)7.81(d,J=7.88Hz,1H)7.99(s,1H)8.18(br.s.,1H)8.52(d,J=4.03Hz,1H)。
HRMS(ESI)C
29H
34N
6O
3[M+H]+の計算値515.2765,実測値515.2758。
収率:37%。
【0456】
【化62】
4−(4−アミノ−5−{[3−(シクロプロピルカルバモイル)フェニル]エチニル}−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−7−イル)ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(化合物(IA))。[R1=R3=R4=R6=H,R2=N−(tert−ブトキシカルボニル)ピペリジン−4−イル,A=三重結合,L=CONH,R7=シクロプロピル]。
【0457】
【化63】
3−[(4−アミノ−7−{1−[2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イルオキシ)エチル]ピペリジン−4−イル}−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)エチニル]−N−シクロプロピルベンズアミド(化合物(IA)。[R1=R3=R4=R6=H,R2=1−[2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イルオキシ)エチル],A=三重結合,L=CONH,R7=シクロプロピル]。
【0458】
【化64】
3−{[4−アミノ−7−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]エチニル}−N−シクロプロピルベンズアミド(化合物47)。[R1=R3=R4=R6=H,R2=テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル,A=三重結合,L=CONH,R7=シクロプロピル]。
1H NMR(401MHz,DMSO−d
6)δ ppm 0.54−0.62(m,2H)0.67−0.74(m,2H)1.86(dd,J=12.27,2.26Hz,2H)2.09(qd,J=12.23,4.46Hz,2H)2.81−2.91(m,1H)3.47−3.58(m,2H)4.00(dd,J=11.35,3.91Hz,2H)4.71−4.85(m,1H)6.68(br.s.,2H)7.45−7.53(m,1H)7.70(dt,J=7.78,1.30Hz,1H)7.81(dt,J=7.81,1.46Hz,1H)7.84−7.90(m,1H)7.99(t,J=1.53Hz,1H)8.15(s,1H)8.52(d,J=4.15Hz,1H)。
【0459】
【化65】
3−{[4−アミノ−7−(2−メトキシエチル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]エチニル}−N−シクロプロピルベンズアミド(化合物48)。[R1=R3=R4=R6=H,R2=2−メトキシエチル,A=三重結合,L=CONH,R7=シクロプロピル]。
1H NMR(401MHz,DMSO−d
6)δ ppm 0.55−0.62(m,2H)0.67−0.74(m,2H)2.86(td,J=7.29,4.09Hz,1H)3.19−3.26(m,3H)3.68(t,J=5.31Hz,2H)4.27−4.35(m,2H)6.66(br.s.,2H)7.44−7.53(m,1H)7.67(s,1H)7.71(dt,J=7.81,1.34Hz,1H)7.80(dt,J=7.87,1.43Hz,1H)7.99(t,J=1.53Hz,1H)8.15(s,1H)8.51(d,J=4.15Hz,1H)。
【0460】
【化66】
3−({7−[2−(アセチルアミノ)エチル]−4−アミノ−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}エチニル)−N−シクロプロピルベンズアミド(化合物49)。[R1=R3=R4=R6=H,R2=2−(アセチルアミノエチル),A=三重結合,L=CONH,R7=シクロプロピル]。
【0461】
【化67】
3−{[4−アミノ−7−(2−アミノ−2−オキソエチル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]エチニル}−N−シクロプロピルベンズアミド(化合物50)。[R1=R3=R4=R6=H,R2=2−アミノ−2−オキソエチル,A=三重結合,L=CONH,R7=シクロプロピル]。
1H NMR(401MHz,DMSO−d
6)δ ppm 0.52−0.63(m,2H)0.66−0.75(m,2H)2.86(tq,J=7.38,3.95Hz,1H)4.79(s,2H)6.66(br.s.,2H)7.23(s,1H)7.43−7.54(m,1H)7.60−7.62(m,1H)7.63(br.s.,1H)7.72(dt,J=7.87,1.31Hz,1H)7.81(dt,J=7.84,1.45Hz,1H)8.00(t,J=1.53Hz,1H)8.13(s,1H)8.52(d,J=4.03Hz,1H)。
【0462】
【化68】
N−{3−[(4−アミノ−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)エチニル]フェニル}ベンゼンスルホンアミド(化合物3)。[R1=R2=R3=R4=R6=H,A=三重結合,L=NHSO
2,R7=フェニル]。
1H NMR(600MHz,DMSO−d
6)δ ppm 6.54(br.s.,2H)7.09−7.12(m,1H)7.19−7.23(m,2H)7.25−7.29(m,1H)7.55−7.59(m,2H)7.61(d,J=2.38Hz,1H)7.62−7.65(m,1H)7.77−7.80(m,2H)8.11(s,1H)10.44(s,1H)12.04(br.s.,1H)。
HRMS(ESI)C
20H
15N
5O
2S[M+H]+の計算値390.1019,実測値390.1027。
収率:41%。
【0463】
【化69】
N−{3−[(4−アミノ−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)エチニル]フェニル}メタンスルホンアミド(化合物4))。[(R1=R2=R3=R4=R6=H,A=三重結合,L=NHSO
2,R7=メチル]。
1H NMR(600MHz,DMSO−d
6)δ ppm 3.03(s,3H)6.30−6.72(m,2H)7.20−7.24(m,1H)7.29−7.32(m,1H)7.34(t,J=1.65Hz,1H)7.36−7.40(m,1H)7.62(d,J=2.38Hz,1H)8.11(s,1H)9.87(br.s.,1H)12.05(br.s.,1H)。
HRMS(ESI)C
15H
13N
5O
2S[M+H]+の計算値328.0863,実測値328.0862。
収率:29%。
【0464】
【化70】
N−{3−[(4−アミノ−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)エチニル]フェニル}シクロプロパンスルホンアミド(化合物5)。[R1=R2=R3=R4=R6=H,A=三重結合,L=NHSO
2,R7=シクロプロピル]。
【0465】
【化71】
3−[(4−アミノ−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)エチニル]−N−シクロプロピルベンゼンスルホンアミド(化合物6)。[R1=R2=R3=R4=R6=H,A=三重結合,L=SO
2NH,R7=シクロプロピル]。
【0466】
【化72】
3−[(4−アミノ−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)エチニル]−N−メチルベンゼンスルホンアミド(化合物7)。[R1=R2=R3=R4=R6=H,A=三重結合,L=SO
2NH,R7=メチル]。
【0467】
【化73】
3−[(4−アミノ−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)エチニル]−N−フェニルベンゼンスルホンアミド(化合物8)。[R1=R2=R3=R4=R6=H,A=三重結合,L=SO
2NH,R7=フェニル)。
【0468】
【化74】
3−[(4−アミノ−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)エチニル]−N−{4−[(4−エチルピペラジン−1−イル)メチル]−3−(トリフルオロメチル)フェニル}ベンズアミド(化合物19)。[R1=R2=R3=R4=R6=H,A=三重結合,L=CONH,R7=4−[(4−エチルピペラジン−1−イル)メチル−3−(トリフルオロメチル)フェニル]。
1H NMR(600MHz,DMSO−d
6)δ ppm 0.99(t,J=7.14Hz,3H)2.19−2.46(m,10H)3.57(s,3H)6.61(br.s.,2H)7.60(t,J=7.88Hz,1H)7.64(d,J=2.20Hz,1H)7.72(d,J=8.61Hz,1H)7.80(dt,J=7.83,1.21Hz,1H)7.91−7.98(m,1H)8.05(dd,J=8.52,1.92Hz,1H)8.12(s,1H)8.16(t,J=1.47Hz,1H)8.21(d,J=2.20Hz,1H)10.59(s,1H)12.08(br.s.,1H)。
HRMS(ESI)C
29H
28N
7OF
3[M+H]+の計算値548.2380,実測値548.2392。
収率:21%。
【0469】
【化75】
2−{3−[(4−アミノ−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)エチニル]フェニル}−N−{4−[(4−エチルピペラジン−1−イル)メチル]−3−(トリフルオロメチル)フェニル}アセトアミド(化合物12)。[R1=R2=R3=R4=R6=H,A=三重結合,L=CH
2CONH,R7=4−[(4−エチルピペラジン−1−イル)メチル−3−(トリフルオロメチル)フェニル]。
1H NMR(600MHz,DMSO−d
6)δ ppm 0.97(t,J=7.05Hz,3H)1.95−2.47(m,9H)3.53(s,2H)3.69(s,2H)6.18−6.76(m,2H)7.30−7.36(m,1H)7.36−7.39(m,1H)7.46(d,J=7.51Hz,1H)7.53(s,1H)7.59(d,J=2.56Hz,1H)7.66(d,J=8.43Hz,1H)7.78(dd,J=8.52,1.74Hz,1H)8.05(d,J=2.01Hz,1H)8.11(s,1H)10.47(s,1H)12.03(br.s.,1H)。
HRMS(ESI)C
30H
30N
7OF
3[M+H]+の計算値562.2537,実測値562.2537。
収率:22%。
【0470】
【化76】
N−{3−[(4−アミノ−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)エチニル]フェニル}−2−[3−(トリフルオロメチル)フェニル]アセトアミド(化合物11)。[R1=R2=R3=R4=R6=H,A=三重結合,L=NHCOCH
2,R7=3−(トリフルオロメチル)フェニル]。
1H NMR(600MHz,DMSO−d
6)δ ppm 3.80(s,2H)6.53(br.s.,2H)7.25(d,J=7.69Hz,1H)7.35(t,J=7.97Hz,1H)7.52−7.55(m,1H)7.56−7.66(m,5H)7.71(s,1H)7.84(s,1H)8.11(s,1H)10.34(s,1H)。
HRMS(ESI)C
23H
16N
5OF
3[M+H]+の計算値436.1380,実測値436.1380。
収率:20%。
【0471】
【化77】
5−[(4−アミノ−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)エチニル]−N−シクロプロピル−2−メチルベンズアミド(化合物41)。[R1=R2=R3=R6=H,R4=2−メチル,A=三重結合,L=CONH,R7=シクロプロピル]。
1H NMR(600MHz,DMSO−d
6)δ ppm 0.50−0.58(m,2H)0.66−0.72(m,2H)2.31−2.37(m,3H)2.83(tq,J=7.44,3.89Hz,1H)6.29−6.77(m,2H)7.27(d,J=7.88Hz,1H)7.46−7.48(m,1H)7.50(d,J=1.65Hz,1H)7.57(d,J=2.38Hz,1H)8.11(s,1H)8.36(d,J=4.21Hz,1H)12.02(br.s.,1H)。
HRMS(ESI)C
19H
17N
5O[M+H]+の計算値332.1506,実測値332.1503。
収率:6%。
【0472】
【化78】
3−[(4−アミノ−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)エチニル]−N−シクロプロピル−4−メチルベンズアミド(化合物42)。[R1=R2=R3=R6=H,R4=4−メチル,A=三重結合,L=CONH,R7=シクロプロピル]。
1H NMR(600MHz,DMSO−d
6)δ ppm 0.54−0.61(m,2H)0.67−0.73(m,2H)2.85(tq,J=7.51,3.91Hz,1H)6.57(br.s.,2H)7.39(d,J=8.06Hz,1H)7.62(s,1H)7.72(d,J=8.42Hz,1H)7.97(s,1H)8.11(s,1H)8.46(d,J=4.03Hz,1H)12.08(br.s.,1H)。
HRMS(ESI)C
19H
17N
5O[M+H]+の計算値332.1506,実測値332.1497。
収率:4%。
【0473】
【化79】
3−{[4−アミノ−7−(2,2,2−トリフルオロエチル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]エチニル}−N−シクロプロピル−4−メチルベンズアミド(化合物52)。[R1=R3=R6=H,R2=2,2,2−トリフルオロエチル,R4=4−メチル,A=三重結合,L=CONH,R7=シクロプロピル]。
1H NMR(401MHz,DMSO−d
6)δ ppm 0.54−0.61(m,2H)0.66−0.74(m,2H)2.85(tq,J=7.44,3.91Hz,1H)5.10(q,J=9.28Hz,2H)6.81(br.s.,2H)7.40(d,J=8.18Hz,1H)7.70−7.77(m,2H)8.01(d,J=1.59Hz,1H)8.22(s,1H)8.45(d,J=4.15Hz,1H)。
【0474】
【化80】
3−[(4−アミノ−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)エチニル]−N−シクロプロピル−4−フルオロベンズアミド(化合物43)。[R1=R2=R3=R6=H,R4=4−フルオロ,A=三重結合,L=CONH,R7=シクロプロピル]。
1H NMR(600MHz,DMSO−d
6)δ ppm 0.55−0.61(m,2H)0.68−0.73(m,2H)2.85(tq,J=7.39,3.86Hz,1H)6.64(br.s.,2H)7.42(t,J=9.07Hz,1H)7.66(s,1H)7.82−7.91(m,1H)8.07(dd,J=6.87,2.11Hz,1H)8.12(s,1H)8.54(d,J=4.40Hz,1H)12.15(br.s.,1H)。
HRMS(ESI)C
18H
14N
5OF[M+H]+の計算値336.1255,実測値336.1252。
収率:7%。
【0475】
【化81】
5−[(4−アミノ−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)エチニル]−N−シクロプロピル−2−フルオロベンズアミド(化合物44)。[R1=R2=R3=R6=H,R4=2−フルオロ,A=三重結合,L=CONH,R7=シクロプロピル]。
1H NMR(600MHz,DMSO−d
6)δ ppm 0.53−0.56(m,2H)0.70(t,J=5.86Hz,2H)2.82−2.86(m,1H)6.46−6.70(m,1H)7.32(t,J=9.34Hz,1H)7.59(s,1H)7.67−7.71(m,2H)7.73(dd,J=6.69,2.11Hz,1H)8.10(s,1H)8.47(d,J=3.85Hz,1H)12.05(br.s.,1H)。
HRMS(ESI)C
18H
14N
5OF[M+H]+の計算値336.1255,実測値336.1256。
収率:2%。
【0476】
【化82】
3−{[4−アミノ−7−(プロパン−2−イル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]エチニル}−N−シクロプロピル−4−フルオロベンズアミド(化合物53)。[R1=R3=R6=H,R2=プロパン−2−イル,R4=4−フルオロ,A=三重結合,L=CONH,R7=シクロプロピル]。
1H NMR(401MHz,DMSO−d
6)δ ppm 0.55−0.61(m,2H)0.68−0.74(m,2H)1.45(d,J=6.71Hz,6H)2.79−2.90(m,1H)4.92(quin,J=6.77Hz,1H)6.49−6.95(m,1H)7.42(t,J=9.09Hz,1H)7.82−7.90(m,2H)8.07(dd,J=7.02,2.26Hz,1H)8.16(s,1H)8.54(d,J=4.03Hz,1H)。
【0477】
【化83】
3−{[4−アミノ−7−(2,2,2−トリフルオロエチル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]エチニル}−N−シクロプロピル−4−フルオロベンズアミド(化合物54)。[R1=R3=R6=H,R2=2,2,2−トリフルオロエチル,R4=4−フルオロ,A=三重結合,L=CONH,R7=シクロプロピル]。
【0478】
【化84】
3−{[4−アミノ−7−(2−ヒドロキシエチル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]エチニル}−N−シクロプロピル−4−フルオロベンズアミド(化合物55)。[R1=R3=R6=H,R2=2−ヒドロキシエチル,R4=4−フルオロ,A=三重結合,L=CONH,R7=シクロプロピル]。
【0479】
【化85】
3−{[4−アミノ−7−(2−アミノエチル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]エチニル}−N−シクロプロピル−4−フルオロベンズアミド(化合物56)。[R1=R3=R6=H,R2=2−アミノエチル,R4=4−フルオロ,A=三重結合,L=CONH,R7=シクロプロピル]。
【0480】
【化86】
3−({4−アミノ−7−[(1−メチルピペリジン−4−イル)メチル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}エチニル)−N−シクロプロピル−4−フルオロベンズアミド(化合物57)。[R1=R3=R6=H,R2=(1−メチルピペリジン−4−イル)メチル,R4=4−フルオロ,A=三重結合,L=CONH,R7=シクロプロピル]。
【0481】
【化87】
3−[(4−アミノ−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)エチニル]−N−シクロプロピル−5−フルオロベンズアミド(化合物45)。[R1=R2=R3=R6=H,R4=5−フルオロ,A=三重結合,L=CONH,R7=シクロプロピル]。
1H NMR(600MHz,DMSO−d
6)δ ppm 0.56−0.61(m,2H)0.69−0.74(m,2H)2.86(tq,J=7.49,3.92Hz,1H)6.61(br.s.,2H)7.60(m,J=9.71,1.28Hz,1H)7.64(s,1H)7.65(m,J=9.20,1.17,1.17Hz,1H)7.84(t,J=1.28Hz,1H)8.11(s,1H)8.60(d,J=4.03Hz,1H)12.10(br.s.,1H)。
HRMS(ESI)C
18H
14N
5OF[M+H]+の計算値336.1255,実測値336.1255。
【0482】
【化88】
3−{[4−アミノ−7−(プロパン−2−イル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]エチニル}−N−シクロプロピル−5−フルオロベンズアミド(化合物58)。[R1=R3=R6=H,R2=プロパン−2−イル,R4=5−フルオロ,A=三重結合,L=CONH,R7=シクロプロピル]。
1H NMR(401MHz,DMSO−d
6)δ ppm 0.52−0.63(m,2H)0.69−0.75(m,2H)1.45(d,J=6.71Hz,6H)2.82−2.91(m,1H)4.92(quin,J=6.74Hz,1H)6.67(br.s.,2H)7.63(m,J=17.00,9.50,2.50,1.50Hz,2H)7.84(t,J=1.40Hz,1H)7.86(s,1H)8.15(s,1H)8.59(d,J=4.15Hz,1H)。
【0483】
【化89】
3−{[4−アミノ−7−(2,2,2−トリフルオロエチル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]エチニル}−N−シクロプロピル−5−フルオロベンズアミド(化合物59)。[R1=R3=R6=H,R2=2,2,2−トリフルオロエチル,R4=5−フルオロ,A=三重結合,L=CONH,R7=シクロプロピル]。
【0484】
【化90】
3−{[4−アミノ−7−(2−ヒドロキシエチル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]エチニル}−N−シクロプロピル−5−フルオロベンズアミド(化合物60)。[R1=R3=R6=H,R2=2−ヒドロキシエチル,R4=5−フルオロ,A=三重結合,L=CONH,R7=シクロプロピル]。
【0485】
【化91】
3−{[4−アミノ−7−(2−アミノエチル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]エチニル}−N−シクロプロピル−5−フルオロベンズアミド(化合物61)。[R1=R3=R6=H,R2=2−アミノエチル,R4=5−フルオロ,A=三重結合,L=CONH,R7=シクロプロピル]。
【0486】
【化92】
3−{[4−アミノ−7−(プロパン−2−イル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]エチニル}−4−シアノ−N−シクロプロピルベンズアミド(化合物108)。[R1=R3=R6=H,R2=プロパン−2−イル,R4=4−シアノ,A=三重結合,L=CONH,R7=シクロプロピル]。
1H NMR(401MHz,DMSO−d
6)δ ppm 0.55−0.64(m,2H)0.70−0.77(m,2H)1.47(d,J=6.71Hz,6H)2.84−2.93(m,1H)4.94(quin,J=6.74Hz,1H)6.78(br.s.,2H)7.90(dd,J=8.06,1.71Hz,1H)7.94(s,1H)8.02(d,J=8.18Hz,1H)8.14(d,J=1.34Hz,1H)8.17(s,1H)8.75(d,J=4.03Hz,1H)。
【0487】
【化93】
N−シクロプロピル−3−{[4−(メチルアミノ)−7−(プロパン−2−イル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]エチニル}ベンズアミド(化合物63)。[R1=メチルアミノ,R3=R4=R6=H,R2=イソプロピル,H,A=三重結合,L=CONH,R7=シクロプロピル]。
1H NMR(401MHz,DMSO−d
6)δ ppm 0.51−0.60(m,2H)0.65−0.74(m,2H)1.42(d,J=6.71Hz,6H)2.84(tq,J=7.37,3.92Hz,1H)3.04(d,J=4.76Hz,3H)4.91(quin,J=6.74Hz,1H)6.51(br.s.,1H)7.43−7.52(m,1H)7.70(dt,J=7.84,1.21Hz,1H)7.78(dt,J=7.99,1.37Hz,1H)7.83(s,1H)7.98(t,J=1.53Hz,1H)8.23(s,1H)8.49(d,J=4.39Hz,1H)。
【0488】
【化94】
3−{[4−クロロ−7−(プロパン−2−イル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]エチニル}−N−シクロプロピルベンズアミド(化合物(V))。[R1=クロロ,R3=R4=R6=H,R2=イソプロピル,H,A=三重結合,L=CONH,R7=シクロプロピル]。
1H NMR(401MHz,DMSO−d
6)δ ppm 0.55−0.61(m,2H)0.67−0.76(m,2H)1.51(d,J=6.84Hz,6H)2.86(td,J=7.26,4.03Hz,1H)5.07(quin,J=6.74Hz,1H)7.51(t,J=7.75Hz,1H)7.66(dt,J=7.75,1.31Hz,1H)7.83(dt,J=7.87,1.43Hz,1H)7.94(t,J=1.53Hz,1H)8.38(s,1H)8.56(d,J=4.03Hz,1H)8.70(s,1H)。
【0489】
【化95】
3−[(4−アミノ−7−プロピル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)エチニル]−N−シクロプロピルベンズアミド(化合物66)。[R1=R3=R4=R6=H,R2=プロピル,A=三重結合,L=CONH,R7=シクロプロピル]。
1H NMR(401MHz,DMSO−d
6)δ ppm 0.54−0.64(m,2H)0.67−0.75(m,2H)0.83(t,J=7.38Hz,3H)1.79(sxt,J=7.25Hz,2H)2.86(td,J=7.23,4.09Hz,1H)4.11(t,J=7.02Hz,2H)6.64(br.s.,1H)7.47−7.52(m,1H)7.68−7.72(m,2H)7.80(dt,J=8.06,1.34Hz,1H)7.99(t,J=1.46Hz,1H)8.15(s,1H)8.52(d,J=4.27Hz,1H)。
【0490】
【化96】
3−({4−アミノ−7−[2−(ホルミルアミノ)エチル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}エチニル)−N−シクロプロピルベンズアミド(化合物67)。[R1=R3=R4=R6=H,R2=ホルミルアミノエチル,A=三重結合,L=CONH,R7=シクロプロピル]。
1H NMR(401MHz,DMSO−d
6)δ ppm 0.54−0.62(m,2H)0.67−0.75(m,2H)2.86(tq,J=7.40,3.90Hz,1H)3.51(q,J=6.10Hz,2H)4.23(t,J=5.98Hz,2H)6.67(br.s.,2H)7.47−7.52(m,1H)7.66(s,1H)7.71(d,J=7.81Hz,1H)7.81(d,J=8.30Hz,1H)7.96−8.01(m,2H)8.08(br.s.,1H)8.16(s,1H)8.52(d,J=3.91Hz,1H)。
【0491】
【化97】
3−{[4−アミノ−7−(ピリジン−3−イル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]エチニル}−N−シクロプロピルベンズアミド(化合物68)。[R1=R3=R4=R6=H,R2=ピリジン−3−イル,A=三重結合,L=CONH,R7=シクロプロピル]。
1H NMR(401MHz,DMSO−d
6)δ ppm 0.48−0.62(m,2H)0.68−0.77(m,2H)2.87(td,J=7.29,3.97Hz,1H)6.91(br.s.,2H)7.52(t,J=7.87Hz,1H)7.59−7.64(m,1H)7.76(dt,J=7.78,1.30Hz,1H)7.84(dt,J=7.84,1.45Hz,1H)8.04(t,J=1.53Hz,1H)8.20(s,1H)8.24(s,1H)8.31(ddd,J=8.27,2.65,1.53Hz,1H)8.54(d,J=4.15Hz,1H)8.60−8.62(m,1H)9.09(d,J=2.20Hz,1H)。
【0492】
【化98】
3−{[4−アミノ−7−(ピリジン−4−イル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]エチニル}−N−シクロプロピルベンズアミド(化合物69)。[R1=R3=R4=R6=H,R2=ピリジン−4−イル,A=三重結合,L=CONH,R7=シクロプロピル]。
1H NMR(401MHz,DMSO−d
6)δ ppm 0.56−0.61(m,2H)0.68−0.74(m,2H)2.87(tq,J=7.45,3.90Hz,1H)6.95(br.s.,2H)7.53(t,J=7.75Hz,1H)7.77(dd,J=7.75,1.28Hz,1H)7.83−7.87(m,1H)8.03−8.07(m,1H)8.13−8.17(m,2H)8.30(s,1H)8.35(s,1H)8.55(d,J=4.03Hz,1H)8.71(d,J=5.86Hz,2H)。
【0493】
【化99】
3−{[4−アミノ−7−(3−メトキシフェニル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]エチニル}−N−シクロプロピルベンズアミド(化合物70)。[R1=R3=R4=R6=H,R2=3−メトキシフェニル,A=三重結合,L=CONH,R7=シクロプロピル]。
1H NMR(401MHz,DMSO−d
6)δ ppm 0.53−0.64(m,2H)0.68−0.75(m,2H)2.87(td,J=7.29,3.97Hz,1H)3.84(s,3H)6.58−6.91(m,1H)6.96−7.03(m,1H)7.43−7.47(m,3H)7.52(t,J=7.75Hz,1H)7.75(dt,J=7.84,1.33Hz,1H)7.84(dt,J=7.75,1.43Hz,1H)8.03(t,J=1.53Hz,1H)8.13(s,1H)8.22(s,1H)8.55(d,J=4.39Hz,1H)。
【0494】
【化100】
3−{[4−アミノ−7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]エチニル}−N−シクロプロピルベンズアミド(化合物71)。[R1=R3=R4=R6=H,R2=1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル,A=三重結合,L=CONH,R7=シクロプロピル]。
1H NMR(401MHz,DMSO−d
6)δ ppm 0.55−0.63(m,2H)0.67−0.77(m,2H)2.87(td,J=7.32,3.78Hz,1H)3.92(s,3H)6.46−7.00(m,2H)7.49−7.54(m,2H)7.74(d,J=7.69Hz,1H)7.83(d,J=7.81Hz,1H)8.00−8.03(m,2H)8.05(s,1H)8.24(s,1H)8.39(s,1H)8.53(d,J=3.91Hz,1H)。
【0495】
【化101】
3−{[4−アミノ−7−(フラン−2−イル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]エチニル}−N−シクロプロピルベンズアミド(化合物72)。[R1=R3=R4=R6=H,R2=フラン−2−イル,A=三重結合,L=CONH,R7=シクロプロピル]。
1H NMR(401MHz,DMSO−d
6)δ ppm 0.55−0.63(m,2H)0.67−0.75(m,2H)2.87(tq,J=7.38,3.95Hz,1H)6.85(br.s.,2H)7.52(t,J=7.81Hz,1H)7.74(d,J=7.93Hz,1H)7.81(t,J=1.83Hz,1H)7.84(s,1H)8.03(s,1H)8.14(s,1H)8.27(s,1H)8.45−8.47(m,1H)8.53(d,J=4.03Hz,1H)。
【0496】
【化102】
3−{[7−(1−アセチルピペリジン−4−イル)−4−アミノ−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]エチニル}−N−シクロプロピルベンズアミド(化合物76)。[R1=R3=R4=R6=H,R2=1−アセチルピペリジン−4−イル,A=三重結合,L=CONH,R7=シクロプロピル]。
【0497】
【化103】
3−({4−アミノ−7−[1−(メチルスルホニル)ピペリジン−4−イル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}エチニル)−N−シクロプロピルベンズアミド(化合物77)。[R1=R3=R4=R6=H,R2=1−(メチルスルホニル)ピペリジン−4−イル,A=三重結合,L=CONH,R7=シクロプロピル]。
【0498】
【化104】
4−(4−アミノ−5−{[3−(シクロプロピルカルバモイル)フェニル]エチニル}−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−7−イル)ピペリジン−1−カルボン酸エチル(化合物78)。[R1=R3=R4=R6=H,R2=1−カルベトキシピペリジン−4−イル,A=三重結合,L=CONH,R7=シクロプロピル]。
【0499】
【化105】
3−{[4−アミノ−7−(2−メチルプロピル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]エチニル}−N−シクロプロピルベンズアミド(化合物84)。[R1=R3=R4=R6=H,R2=2−メチルプロピル,A=三重結合,L=CONH,R7=シクロプロピル]。
1H NMR(401MHz,DMSO−d
6)δ ppm 0.50−0.63(m,2H)0.66−0.74(m,2H)0.84(d,J=6.71Hz,6H)2.17(dt,J=13.73,6.93Hz,1H)2.73−2.96(m,1H)3.96(d,J=7.45Hz,2H)6.65(br.s.,2H)7.44−7.53(m,1H)7.65−7.73(m,2H)7.80(dt,J=8.06,1.34Hz,1H)7.99(t,J=1.53Hz,1H)8.14(s,1H)8.52(d,J=4.27Hz,1H)。
【0500】
【化106】
3−{[4−アミノ−7−(ブタン−2−イル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]エチニル}−N−シクロプロピルベンズアミド(化合物85)。[R1=R3=R4=R6=H,R2=ブタン−2−イル,A=三重結合,L=CONH,R7=シクロプロピル]。
1H NMR(401MHz,DMSO−d
6)δ ppm 0.55−0.62(m,2H)0.65−0.77(m,5H)1.44(d,J=6.84Hz,3H)1.73−1.94(m,2H)2.81−2.92(m,1H)4.60−4.78(m,1H)6.62(br.s.,2H)7.46−7.53(m,1H)7.70(dt,J=7.75,1.37Hz,1H)7.79−7.83(m,2H)7.99(t,J=1.53Hz,1H)8.19(br.s.,1H)8.52(d,J=4.15Hz,1H)。
【0501】
【化107】
3−{[4−アミノ−7−(2−フルオロエチル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]エチニル}−N−シクロプロピルベンズアミド(化合物86)。[R1=R3=R4=R6=H,R2=フルオロエチル,A=三重結合,L=CONH,R7=シクロプロピル]。
1H NMR(401MHz,DMSO−d
6)δ ppm 0.55−0.63(m,2H)0.67−0.75(m,2H)2.86(tq,J=7.42,3.97Hz,1H)4.40−4.55(m,2H)4.70−4.86(m,2H)6.36−7.00(m,2H)7.47−7.52(m,1H)7.69−7.74(m,2H)7.81(dt,J=8.06,1.34Hz,1H)8.00(t,J=1.53Hz,1H)8.17(s,1H)8.52(d,J=4.27Hz,1H)。
【0502】
【化108】
3−[(4−アミノ−7−エチル−6−メチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)エチニル]−N−シクロプロピルベンズアミド(化合物87)。[R1=R4=R6=H,R2=エチル,R3=メチル,A=三重結合,L=CONH,R7=シクロプロピル]。
1H NMR(401MHz,DMSO−d
6)δ ppm 0.51−0.62(m,2H)0.67−0.75(m,2H)1.27(t,J=7.14Hz,3H)2.55(s,3H)2.78−2.92(m,1H)4.09−4.26(m,2H)6.57(br.s.,2H)7.45−7.51(m,1H)7.72(dt,J=7.84,1.27Hz,1H)7.79(dt,J=7.81,1.46Hz,1H)7.98(t,J=1.53Hz,1H)8.13(s,1H)8.52(d,J=4.15Hz,1H)。
【0503】
【化109】
3−({4−アミノ−7−[(3−メチルオキセタン−3−イル)メチル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}エチニル)−N−シクロプロピルベンズアミド(化合物88)。[R1=R3=R4=R6=H,R2=3−メチルオキセタン−3−イル,A=三重結合,L=CONH,R7=シクロプロピル]。
1H NMR(401MHz,DMSO−d
6)δ ppm 0.53−0.62(m,2H)0.67−0.74(m,2H)1.18(s,3H)2.82−2.91(m,1H)4.23(d,J=5.98Hz,3H)4.38(s,2H)4.63(d,J=5.98Hz,2H)6.69(br.s.,2H)7.46−7.56(m,1H)7.70−7.73(m,1H)7.73(s,1H)7.81(dt,J=8.06,1.28Hz,1H)8.00(t,J=1.46Hz,1H)8.16(s,1H)8.51(d,J=4.03Hz,1H)。
【0504】
【化110】
3−{[4−アミノ−7−(1−メチルピロリジン−3−イル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]エチニル}−N−シクロプロピルベンズアミド(化合物89)。[R1=R3=R4=R6=H,R2=1−メチルピロリジン−3−イル,A=三重結合,L=CONH,R7=シクロプロピル]。
1H NMR(401MHz,DMSO−d
6)δ ppm 0.53−0.62(m,2H)0.67−0.76(m,2H)1.77−2.08(m,1H)2.11−2.47(m,5H)2.65−2.94(m,3H)3.03(br.s.,1H)5.29(dd,J=8.73,6.29Hz,1H)6.68(br.s.,2H)7.47−7.52(m,1H)7.72(dt,J=7.81,1.34Hz,1H)7.78−7.83(m,2H)8.00(t,J=1.53Hz,1H)8.15(s,1H)8.51(d,J=4.15Hz,1H)。
【0505】
【化111】
3−{[4−アミノ−7−(ピリジン−4−イルメチル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]エチニル}−N−シクロプロピルベンズアミド(化合物90)。[R1=R3=R4=R6=H,R2=ピリジン−4−イルメチル,A=三重結合,L=CONH,R7=シクロプロピル]。
1H NMR(401MHz,DMSO−d
6)δ ppm 0.53−0.63(m,2H)0.68−0.74(m,2H)2.86(td,J=7.35,3.97Hz,1H)5.43(s,2H)6.75(br.s.,2H)7.14(d,J=5.61Hz,1H)7.46−7.52(m,1H)7.72(d,J=7.81Hz,1H)7.79−7.83(m,1H)8.00(s,1H)8.15(s,1H)8.51(d,J=4.03Hz,2H)。
【0506】
【化112】
3−{[4−アミノ−7−(ピリジン−3−イルメチル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]エチニル}−N−シクロプロピルベンズアミド(化合物91)。[R1=R3=R4=R6=H,R2=ピリジン−3−イルメチル,A=三重結合,L=CONH,R7=シクロプロピル]。
1H NMR(401MHz,DMSO−d
6)δ ppm 0.53−0.62(m,2H)0.67−0.74(m,2H)2.86(tq,J=7.42,3.97Hz,1H)5.41(s,2H)6.72(br.s.,2H)7.37(dd,J=7.69,4.52Hz,1H)7.46−7.53(m,1H)7.67(d,J=7.93Hz,1H)7.71(dt,J=7.81,1.28Hz,1H)7.80(dt,J=7.87,1.37Hz,1H)7.84(s,1H)7.99(t,J=1.46Hz,1H)8.18(s,1H)8.51(d,J=4.03Hz,2H)。
【0507】
【化113】
2−(4−{[4−アミノ−7−(2,2,2−トリフルオロエチル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]エチニル}フェニル)−N−シクロプロピルアセトアミド(化合物92)。[R1=R3=R4=R6=H,R2=2,2,2−トリフルオロエチル,A=三重結合,L=CONH,R7=シクロプロピル]。
1H NMR(401MHz,DMSO−d
6)δ ppm 0.55−0.62(m,2H)0.67−0.74(m,2H)2.82−3.00(m,3H)4.43(t,J=6.90Hz,2H)6.71(br.s.,2H)7.47−7.52(m,1H)7.72(dt,J=7.78,1.30Hz,1H)7.77(s,1H)7.80−7.83(m,1H)8.00(t,J=1.53Hz,1H)8.18(s,1H)8.51(d,J=4.03Hz,1H)。
【0508】
【化114】
3−[(4−アミノ−7−メチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)エチニル]−N−シクロプロピルベンズアミド(化合物93)。[R1=R3=R4=R6=H,R2=メチル,A=三重結合,L=CONH,R7=シクロプロピル]。
1H NMR(401MHz,DMSO−d
6)δ ppm 0.50−0.62(m,2H)0.67−0.74(m,2H)2.86(td,J=7.26,4.15Hz,1H)3.67−3.76(m,3H)6.64(br.s.,2H)7.66(s,1H)7.71(dt,J=7.87,1.31Hz,1H)7.80(dt,J=8.09,1.33Hz,1H)7.98(t,J=1.46Hz,1H)8.16(s,1H)8.52(d,J=4.03Hz,1H)。
【0509】
【化115】
3−[(4−アミノ−7−エチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)エチニル]−N−シクロプロピルベンズアミド(化合物94)。[R1=R3=R4=R6=H,R2=エチル,A=三重結合,L=CONH,R7=シクロプロピル]。
1H NMR(401MHz,DMSO−d
6)δ ppm 0.55−0.62(m,2H)0.67−0.74(m,2H)1.36(t,J=7.26Hz,3H)2.80−2.91(m,1H)4.18(q,J=7.20Hz,2H)6.65(br.s.,2H)7.46−7.52(m,1H)7.70(dt,J=7.75,1.31Hz,1H)7.74(s,1H)7.80(dt,J=7.99,1.31Hz,1H)7.98(t,J=1.46Hz,1H)8.15(s,1H)8.52(d,J=4.27Hz,1H)。
【0510】
【化116】
3−{[4−アミノ−7−(シクロブチルメチル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]エチニル}−N−シクロプロピルベンズアミド(化合物95)。[R1=R3=R4=R6=H,R2=シクロブチルメチル,A=三重結合,L=CONH,R7=シクロプロピル]。
1H NMR(401MHz,DMSO−d
6)δ ppm 0.55−0.61(m,2H)0.67−0.74(m,2H)1.70−2.00(m,6H)2.74−2.82(m,1H)2.86(td,J=7.29,3.97Hz,1H)4.17(d,J=7.32Hz,2H)6.65(d,J=8.79Hz,2H)7.46−7.52(m,1H)7.67−7.74(m,2H)7.80(dt,J=7.84,1.45Hz,1H)7.99(t,J=1.46Hz,1H)8.15(s,1H)8.51(d,J=4.15Hz,1H)。
【0511】
【化117】
3−{[4−アミノ−7−(シクロヘキシルメチル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]エチニル}−N−シクロプロピルベンズアミド(化合物96)。[R1=R3=R4=R6=H,R2=シクロヘキシルメチル,A=三重結合,L=CONH,R7=シクロプロピル]。
1H NMR(401MHz,DMSO−d
6)δ ppm 0.55−0.63(m,2H)0.65−0.74(m,2H)0.85−1.05(m,2H)1.09−1.26(m,3H)1.42−1.55(m,2H)1.55−1.72(m,3H)1.85(ddd,J=11.02,7.48,3.60Hz,1H)2.86(td,J=7.29,3.84Hz,1H)3.99(d,J=7.32Hz,1H)6.66(br.s.,2H)7.45−7.53(m,1H)7.68(s,1H)7.70−7.72(m,1H)7.80(dt,J=7.84,1.45Hz,1H)7.99(t,J=1.53Hz,1H)8.14(s,1H)8.51(d,J=4.15Hz,1H)。
【0512】
【化118】
3−{[4−アミノ−7−(2,2,2−トリフルオロエチル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]エチニル}−N−(シクロプロピルメチル)ベンズアミド(化合物97)。[R1=R3=R4=R6=H,R2=2,2,2−トリフルオロエチル,A=三重結合,L=CONH,R7=シクロプロピルメチル]。
1H NMR(401MHz,DMSO−d
6)δ ppm 0.38−0.47(m,2H)0.97−1.11(m,1H)3.16(t,J=6.23Hz,2H)5.10(q,J=9.20Hz,2H)6.82(br.s.,2H)7.50−7.56(m,1H)7.71−7.77(m,2H)7.86(dt,J=7.90,1.36Hz,1H)8.05−8.09(m,1H)8.21(s,1H)8.66(t,J=5.68Hz,1H)。
【0513】
【化119】
2−(3−{[4−アミノ−7−(2,2,2−トリフルオロエチル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]エチニル}フェニル)−N−シクロプロピルアセトアミド(化合物113)。[R1=R3=R4=R6=H,R2=2,2,2−トリフルオロエチル,A=三重結合,L=CH2CONH,R7=シクロプロピル]。
1H NMR(401MHz,DMSO−d
6)δ ppm 0.32−0.45(m,2H)0.56−0.73(m,2H)2.62(tq,J=7.41,3.85Hz,1H)5.09(q,J=9.11Hz,2H)6.76(br.s.,2H)7.23−7.31(m,1H)7.32−7.39(m,1H)7.43−7.49(m,2H)7.72(s,1H)8.14(d,J=3.54Hz,1H)8.21(s,1H)。
【0514】
【化120】
3−{[4−アミノ−7−(シクロプロピルメチル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]エチニル}−N−シクロプロピルベンズアミド(化合物99)。[R1=R3=R4=R6=H,R2=シクロプロピルメチル,A=三重結合,L=CONH,R7=シクロプロピル]。
1H NMR(401MHz,DMSO−d
6)δ ppm 0.38−0.45(m,2H)0.48−0.54(m,2H)0.56−0.61(m,2H)0.67−0.74(m,2H)1.20−1.34(m,1H)2.87(td,J=7.42,3.97Hz,1H)4.01(d,J=7.20Hz,2H)6.65(br.s.,2H)7.47−7.53(m,1H)7.69−7.73(m,1H)7.78(s,1H)7.80(dd,J=8.12,1.40Hz,1H)7.98−8.01(m,1H)8.15(s,1H)8.52(d,J=4.03Hz,1H)。
【0515】
【化121】
3−{[4−アミノ−7−(1−メトキシプロパン−2−イル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]エチニル}−N−シクロプロピルベンズアミド(化合物100)。[R1=R3=R4=R6=H,R2=1−メトキシプロパン−2−イル,A=三重結合,L=CONH,R7=シクロプロピル]。
1H NMR(401MHz,DMSO−d
6)δ ppm 0.55−0.64(m,2H)0.68−0.75(m,2H)1.42(d,J=7.08Hz,3H)2.78−2.93(m,1H)3.18−3.24(m,3H)3.59(dd,J=10.25,4.76Hz,1H)3.75(dd,J=10.25,7.69Hz,1H)4.98(td,J=7.29,4.70Hz,1H)6.64(br.s.,2H)7.46−7.52(m,1H)7.70(dt,J=7.87,1.31Hz,1H)7.77−7.83(m,2H)7.99(t,J=1.53Hz,1H)8.15(s,1H)8.52(d,J=4.15Hz,1H)。
【0516】
【化122】
3−[(4−アミノ−7−シクロヘキシル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)エチニル]−N−シクロプロピルベンズアミド(化合物101)。[R1=R3=R4=R6=H,R2=シクロヘキシル,A=三重結合,L=CONH,R7=シクロプロピル]。
【0517】
【化123】
3−[(4−アミノ−7−シクロブチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)エチニル]−N−シクロプロピルベンズアミド(化合物102)。[R1=R3=R4=R6=H,R2=シクロブチル,A=三重結合,L=CONH,R7=シクロプロピル]。
【0518】
【化124】
3−[(4−アミノ−7−シクロプロピル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)エチニル]−N−シクロプロピルベンズアミド(化合物103)。[R1=R3=R4=R6=H,R2=シクロプロピル,A=三重結合,L=CONH,R7=シクロプロピル]。
【0519】
【化125】
3−{[4−アミノ−7−(シアノメチル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]エチニル}−N−シクロプロピルベンズアミド(化合物104)。[R1=R3=R4=R6=H,R2=シアノメチル,A=三重結合,L=CONH,R7=シクロプロピル]。
【0520】
【化126】
3−({4−アミノ−7−[2−(ジメチルアミノ)エチル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}エチニル)−N−シクロプロピルベンズアミド(化合物105)。[R1=R3=R4=R6=H,R2=2−(ジメチルアミノ)エチル,A=三重結合,L=CONH,R7=シクロプロピル]。
【0521】
【化127】
3−{[4−アミノ−7−(1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]エチニル}−N−シクロプロピルベンズアミド(化合物106)。[R1=R3=R4=R6=H,R2=1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル,A=三重結合,L=CONH,R7=シクロプロピル]。
【0522】
【化128】
3−{[4−アミノ−7−(4,4,4−トリフルオロブタン−2−イル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]エチニル}−N−シクロプロピルベンズアミド(化合物107)。[R1=R3=R4=R6=H,R2=4,4,4−トリフルオロブタン−2−イル,A=三重結合,L=CONH,R7=シクロプロピル]。
【0523】
【化129】
3−{[4−アミノ−7−(1−メチルピペリジン−3−イル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]エチニル}−N−シクロプロピルベンズアミド(化合物109)。[R1=R3=R4=R6=H,R2=−メチルピペリジン−3−イル,A=三重結合,L=CONH,R7=シクロプロピル]。
【0524】
【化130】
3−{[4−アミノ−7−(プロパン−2−イル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]エチニル}ベンズアミド(化合物110)。[R1=R3=R4=R6=H,R2=プロパン−2−イル,A=三重結合,L=CONH,R7=水素]。
1H NMR(401MHz,DMSO−d
6)δ ppm 1.45(d,J=6.71Hz,6H)4.92(quin,J=6.71Hz,1H)6.63(br.s.,2H)7.45(br.s.,1H)7.48−7.54(m,1H)7.70(dt,J=7.78,1.30Hz,1H)7.84(s,1H)7.85−7.88(m,1H)7.99−8.25(m,3H)。
【0525】
【化131】
3−{[4−アミノ−7−(プロパン−2−イル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]エチニル}−N−シクロプロピルベンゼンスルホンアミド(化合物111)。[R1=R3=R4=R6=H,R2=−メチルピペリジン−3−イル,A=三重結合,L=SO
2NH,R7=シクロプロピル]。
1H NMR(401MHz,DMSO−d
6)δ ppm 0.37−0.43(m,2H)0.48−0.55(m,2H)1.45(d,J=6.71Hz,7H)2.15(td,J=6.71,3.30Hz,1H)4.92(quin,J=6.71Hz,1H)6.69(br.s.,2H)7.62−7.69(m,1H)7.76−7.81(m,1H)7.85(dt,J=7.75,1.31Hz,1H)7.90(s,1H)7.96(t,J=1.53Hz,1H)7.99(d,J=2.56Hz,1H)8.15(s,1H)。
【0526】
【化132】
4−{[4−アミノ−7−(2,2,2−トリフルオロエチル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]エチニル}−N−シクロプロピルベンズアミド(化合物98)。[R1=R3=R4=R6=H,R2=2,2,2−トリフルオロエチル,A=三重結合,L=パラCONH,R7=シクロプロピル]。
1H NMR(401MHz,DMSO−d
6)δ ppm 0.53−0.62(m,2H)0.66−0.74(m,2H)2.86(tq,J=7.46,3.86Hz,1H)5.10(q,J=9.32Hz,2H)6.83(br.s.,2H)7.65−7.70(m,2H)7.75(s,1H)7.86(d,J=8.42Hz,2H)8.21(s,1H)8.50(d,J=4.27Hz,1H)。
【0527】
【化133】
3−[(4−アミノ−7−シクロペンチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)エチニル]−N−シクロプロピルベンズアミド(化合物112)。[R1=R3=R4=R6=H,R2=シクロペンチル,A=三重結合,L=CONH,R7=シクロプロピル]。
1H NMR(401MHz,DMSO−d
6)δ ppm 0.55−0.61(m,2H)0.67−0.74(m,2H)1.60−1.76(m,2H)1.79−1.95(m,4H)2.04−2.18(m,2H)2.80−2.94(m,1H)5.03(quin,J=7.45Hz,1H)6.66(d,J=18.68Hz,2H)7.45−7.53(m,1H)7.70(dt,J=7.75,1.25Hz,1H)7.76−7.83(m,2H)7.98(t,J=1.46Hz,1H)8.15(s,1H)8.52(d,J=4.03Hz,1H)。
【0528】
[実施例2]
【0529】
【化134】
2−(3−{[4−アミノ−7−(プロパン−2−イル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]エチニル}フェニル)−N−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]アセトアミド(化合物80)。[R1=R3=R4=R6=H,R2=プロパン−2−イル,A=三重結合,L=CH
2CONH,R7=4−トリフルオロメチルフェニル]。
【0530】
5−エチニル−7−(プロパン−2−イル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−アミン37mg(0.184mmol)を無水DMF5mLに溶解し、アルゴン流下で30分間脱気した。アルゴン雰囲気下でヨウ化第一銅26mg(0.0138mmol)、トリエチルアミン247μL、2−(3−ヨードフェニル)−N−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]アセトアミド75mg(0.184mmol)及びビス(トリフェニルホスフィン)パラジウムジクロリド6.5mg(0.0092mmol)を逐次加えた。混合液を室温にて2時間撹拌後、DCMで希釈し、5%希NH
4OH、水及びブラインで洗浄した。有機層をNa
2SO
4で乾燥し、蒸発させた。最後にヘキサン/酢酸エチル1/1→3/7→0/1を溶離液として残渣をシリカゲルカラムフラッシュクロマトグラフィーにより精製し、標記化合物50mg(57%)を得た。
1H NMR(401MHz,DMSO−d
6)δ ppm 3.73(s,2H)4.91(quin,J=6.77Hz,1H)6.59(br.s.,2H)7.32−7.41(m,2H)7.44−7.48(m,1H)7.53(s,1H)7.65−7.69(m,2H)7.78−7.84(m,3H)8.14(s,1H)10.55(s,1H)。
【0531】
同一方法に従い、以下の化合物を製造した。
【0532】
【化135】
2−(3−{[4−アミノ−7−(プロパン−2−イル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]エチニル}フェニル)−N−[3−(トリフルオロメチル)フェニル]アセトアミド(化合物79))。[R1=R3=R4=R6=H,R2=プロパン−2−イル,A=三重結合,L=CH
2CONH,R7=3−トリフルオロメチルフェニル]。
1H NMR(401MHz,DMSO−d
6)δ ppm 1.42−1.46(m,6H)3.69−3.74(m,2H)4.91(quin,J=6.77Hz,1H)6.61(br.s.,2H)7.32−7.42(m,3H)7.45−7.48(m,1H)7.52−7.66(m,4H)7.79(d,J=8.42Hz,1H)7.82(s,1H)8.10(s,1H)8.13−8.15(m,1H)。
【0533】
【化136】
2−(3−{[4−アミノ−7−(プロパン−2−イル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]エチニル}フェニル)−N−フェニルアセトアミド(化合物65)。[R1=R3=R4=R6=H,R2=プロパン−2−イル,A=三重結合,L=CH
2CONH,R7=フェニル]。
1H NMR(401MHz,DMSO−d
6)δ ppm 1.39−1.47(m,6H)3.67(s,2H)4.91(quin,J=6.74Hz,1H)6.60(br.s.,2H)7.00−7.07(m,1H)7.27−7.33(m,2H)7.33−7.41(m,2H)7.43−7.48(m,1H)7.52(s,1H)7.57−7.62(m,2H)7.83(s,1H)8.14(s,1H)10.18(s,1H)。
【0534】
【化137】
3−{[4−アミノ−7−(プロパン−2−イル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]エチニル}−N−{4−[(4−エチルピペラジン−1−イル)メチル]−3−(トリフルオロメチル)フェニル}−4−メチルベンズアミド(化合物81)。[R1=R3=R6=H,R2=プロパン−2−イル,R4=4−メチル,A=三重結合,L=CONH,R7=3−トリフルオロメチル−4−エチルピペラジン−1−イル)メチルフェニル]。
1H NMR(401MHz,DMSO−d
6)δ ppm 0.98(t,J=7.20Hz,3H)1.46(d,J=6.71Hz,6H)2.28−2.34(m,3H)2.35−2.47(m,6H)2.55(s,3H)3.57(s,2H)4.93(quin,J=6.77Hz,1H)6.65(br.s.,2H)7.51(s,1H)7.71(d,J=8.42Hz,1H)7.85−7.90(m,2H)8.05(dd,J=8.54,2.08Hz,1H)8.14−8.17(m,2H)8.20(d,J=2.08Hz,1H)10.52(s,1H)。
【0535】
【化138】
3−{[4−アミノ−7−(プロパン−2−イル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]エチニル}−N−{4−[(4−エチルピペラジン−1−イル)メチル]−3−(トリフルオロメチル)フェニル}ベンズアミド(化合物82)。[R1=R3=R4=R6=H,R2=プロパン−2−イル,A=三重結合,L=CONH,R7=3−トリフルオロメチル−4−エチルピペラジン−1−イル)メチルフェニル]。
1H NMR(401MHz,DMSO−d
6)δ ppm 0.98(t,J=7.20Hz,3H)1.46(d,J=6.84Hz,6H)2.28−2.34(m,3H)2.33−2.48(m,6H)3.57(s,2H)4.93(quin,J=6.77Hz,1H)6.63(br.s.,2H)7.60(t,J=7.81Hz,1H)7.72(d,J=8.42Hz,1H)7.80(dt,J=7.75,1.25Hz,1H)7.86(s,1H)7.95(dt,J=8.00,1.31Hz,1H)8.05(dd,J=8.54,1.95Hz,1H)8.14−8.17(m,2H)8.21(d,J=2.20Hz,1H)10.59(s,1H)。
【0536】
【化139】
3−{[4−アミノ−7−(プロパン−2−イル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]エチニル}−N−シクロプロピル−4−メチルベンズアミド(化合物51)。[R1=R3=R6=H,R2=プロパン−2−イル,R4=4−メチル,A=三重結合,L=CONH,R7=シクロプロピル]。
1H NMR(401MHz,DMSO−d
6)δ ppm 0.51−0.62(m,2H)0.65−0.76(m,2H)1.45(d,J=6.71Hz,6H)2.77−2.91(m,1H)4.92(quin,J=6.74Hz,1H)6.63(br.s.,2H)7.39(d,J=8.06Hz,1H)7.72(dd,J=8.00,1.89Hz,1H)7.84(s,1H)7.97(d,J=1.83Hz,1H)8.15(s,1H)8.45(d,J=4.39Hz,1H)。
【0537】
【化140】
5−{[4−アミノ−7−(プロパン−2−イル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]エチニル}−N−シクロプロピル−2−フルオロベンズアミド(化合物83)。[R1=R3=R6=H,R2=プロパン−2−イル,R4=2−フルオロ,A=三重結合,L=CONH,R7=シクロプロピル]。
1H NMR(401MHz,DMSO−d
6)δ ppm 0.51−0.59(m,2H)0.66−0.75(m,2H)1.40−1.50(m,7H)2.79−2.90(m,1H)4.91(quin,J=6.80Hz,1H)6.64(br.s.,2H)7.32(dd,J=10.07,8.61Hz,1H)7.68(ddd,J=8.51,4.91,2.32Hz,1H)7.74(dd,J=6.77,2.26Hz,1H)7.82(s,1H)8.14(s,1H)8.47(d,J=4.15Hz,1H)。
【0538】
[実施例3]
【0539】
【化141】
3−[(4−{[2−(ジメチルアミノ)エチル]アミノ}−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)エチニル]フェノール(化合物2)。[R2=R3=R4=R6=H,R1=[2−(ジメチルアミノ)エチル]アミノ,A=三重結合,L−R7=ヒドロキシル]。
【0540】
(実施例1に記載したように製造した)3−[(4−クロロ−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)エチニル]フェノール10mg(0.037mmol)にジメチルアミノエチルアミン2mLを加え、反応液を100℃に1時間加熱した。反応混合液を飽和NaHCO
3水溶液に注ぎ、酢酸エチルで2回抽出した。有機層をNa
2SO
4で乾燥し、蒸発させ、DCMでトリチュレーション後に標記化合物7mg(59%)を黄色がかった固体として得た。
1H NMR(600MHz,DMSO−d
6)δ ppm 2.13(s,6H)3.57−3.62(m,2H)6.56(t,J=4.49Hz,1H)6.80(ddd,J=8.24,2.38,0.92Hz,1H)6.91−6.94(m,1H)6.98−7.02(m,1H)7.22(t,J=7.88Hz,1H)7.56(s,1H)8.17(s,1H)9.64(br.s.,1H)12.02(br.s.,1H)。
HRMS(ESI)C
18H
19N
5O[M+H]+の計算値322.1663,実測値322.1671。
【0541】
[実施例4]
【0542】
【化142】
3−{[4−(アセチルアミノ)−7−(プロパン−2−イル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]エチニル}−N−シクロプロピルベンズアミド(化合物64)。[R1=COR6,R2=プロパン−2−イル,R3=R4,R6=メチル,A=三重結合,L=CONH,7=シクロプロピル]。
【0543】
3−{[4−クロロ−7−(プロパン−2−イル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]エチニル}−N−シクロプロピルベンズアミド50mg(0.13mmol)を無水THF5mLに溶解した溶液をアルゴン流下で脱気し、これに炭酸セシウム85mg(0.26mmol)、キサントホス8mg(0.013mmol)、酢酸パラジウム2mg(0.007mmol)及びアセトアミド15mg(0.26mmol)を逐次加えた。混合液をマイクロ波オーブンで100℃に1時間加熱した。次に混合液をセライトパッドで濾過し、濾液を蒸発させた。残渣をジクロロメタンに再溶解し、ブライン洗浄した。シクロヘキサン/酢酸エチル1/1を溶離液として生成物をシリカゲルカラムフラッシュクロマトグラフィーにより精製し、標記化合物20mgを得た(38%)。
1H NMR(401MHz,DMSO−d
6)δ ppm 0.50−0.63(m,2H)0.64−0.80(m,2H)1.50(d,J=6.71Hz,6H)2.21(s,1H)2.87(td,J=7.29,3.97Hz,1H)5.05(quin,J=6.74Hz,1H)7.40−7.55(m,1H)7.61(dt,J=7.72,1.39Hz,1H)7.80(dt,J=7.81,1.46Hz,1H)7.94(t,J=1.46Hz,1H)8.16(s,1H)8.52(d,J=4.27Hz,1H)8.63(s,1H)10.22(s,1H)。
【0544】
[実施例5]
【0545】
【化143】
3−{[4−アミノ−7−(2−ヒドロキシエチル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]エチニル }−N−シクロプロピルベンズアミド)(化合物37)。[R1=R3=R4=R6=H,R2=2−ヒドロキシエチル,A=三重結合,L=CONH,R7=シクロプロピル]。
【0546】
密閉瓶内で(実施例1に記載したように製造した)3−({4−アミノ−7−[2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イルオキシ)エチル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}エチニル)−N−シクロプロピルベンズアミド60mg(0.13mmol)を無水DCM5mLに溶解した溶液に、TFA2.5mLを加えた。反応混合液を室温にて2時間撹拌した。次に溶媒を減圧除去し、残渣をDCMと1N水酸化ナトリウムで分液した。有機相を分離し、Na
2SO
4で乾燥し、蒸発させた。最後に粗生成物をフラッシュクロマトグラフィー(DCM/MeOH 95/5)により精製し、標記化合物12mg(26%)を得た。
1H NMR(600MHz,DMSO−d
6)δ ppm 0.57−0.61(m,1H)0.68−0.73(m,1H)2.84−2.90(m,1H)3.72(q,J=5.49Hz,1H)4.20(t,J=5.68Hz,1H)4.95(t,J=5.40Hz,1H)6.66(br.s.,2H)7.47−7.52(m,1H)7.67(s,1H)7.71(d,J=7.88Hz,1H)7.80(d,J=7.88Hz,1H)7.99(s,1H)8.15(s,1H)8.52(d,J=4.03Hz,1H)。
HRMS(ESI)C
20H
19N
5O
2[M+H]+の計算値362.1612,実測値362.1617。
【0547】
同一方法に従い、以下の化合物を製造した。
【0548】
【化144】
3−({4−アミノ−7−[1−(2−ヒドロキシエチル)ピペリジン−4−イル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}エチニル)−N−シクロプロピルベンズアミド(化合物75)。[R1=R3=R4=R6=H,R2=1−(2−ヒドロキシエチル)ピペリジン−4−イル,A=三重結合,L=CONH,R7=シクロプロピル]。
【0549】
(実施例1に記載したように製造した)対応するtert−ブトキシカルボニル誘導体から出発した以外は同一方法に従い、以下の化合物を製造した。
【0550】
【化145】
3−{[4−アミノ−7−(2−アミノエチル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]エチニル}−N−シクロプロピルベンズアミド(化合物38)。[R1=R3=R4=R6=H,R2=2−アミノエチル,A=三重結合,L=CONH,R7=シクロプロピル]。
1H NMR(600MHz,DMSO−d
6)δ ppm 0.59(br.s.,2H)0.65−0.76(m,2H)2.86−3.06(m,2H)4.13(br.s.,2H)6.66(d,J=12.82Hz,2H)7.45−7.55(m,1H)7.65−7.73(m,2H)7.80(d,J=7.88Hz,1H)7.98(s,1H)8.15(br.s.,1H)8.52(d,J=3.30Hz,1H)。
HRMS(ESI)C
20H
20N
6O[M+H]+の計算値361.1772,実測値361.1767。
収率:25%。
【0551】
【化146】
3−{[4−アミノ−7−(ピペリジン−4−イル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]エチニル}−N−シクロプロピルベンズアミド(化合物(IA))。[R1=R3=R4=R6=H,R2=(ピペリジン−4−イル)メチル,A=三重結合,L=CONH,R7=シクロプロピル]。
1H NMR(600MHz,DMSO−d
6)δ ppm 0.56−0.61(m,2H)0.68−0.73(m,2H)1.10−1.18(m,2H)1.38−1.45(m,2H)1.91−2.01(m,1H)2.41−2.49(m,2H)2.83−2.88(m,1H)2.97(m,J=12.27Hz,2H)4.03(d,J=7.33Hz,2H)6.64(br.s.,2H)7.47−7.52(m,1H)7.68−7.72(m,2H)7.81(d,J=7.51Hz,1H)7.99(s,1H)8.15(s,1H)8.52(d,J=4.21Hz,1H)。
HRMS(ESI)C
24H
26N
6O[M+H]+の計算値415.2241,実測値415.2229。
収率:91%。
【0552】
【化147】
3−{[4−アミノ−7−(ピペリジン−4−イル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]エチニル}−N−シクロプロピルベンズアミド(化合物(IA))。[R1=R3=R4=R6=H,R2=ピペリジン−4−イル,A=三重結合,L=CONH,R7=シクロプロピル]。
1H NMR(401MHz,DMSO−d
6)δ ppm 0.56−0.62(m,2H)0.68−0.74(m,2H)1.75−1.97(m,4H)2.60−2.70(m,2H)2.86(tq,J=7.43,3.92Hz,1H)3.08(d,J=12.33Hz,2H)4.54−4.65(m,1H)6.66(br.s.,2H)7.46−7.53(m,1H)7.70(dt,J=7.75,1.31Hz,1H)7.78−7.82(m,2H)7.98(t,J=1.53Hz,1H)8.14(s,1H)8.52(d,J=4.15Hz,1H)。
【0553】
[実施例6]
【0554】
【化148】
3−({4−アミノ−7−[(1−メチルピペリジン−4−イル)メチル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}エチニル)−N−シクロプロピルベンズアミド(化合物39)。[R1=R3=R4=R6=H,R2=(1−メチルピペリジン−4−イル)メチル,A=三重結合,L=CONH,R7=シクロプロピル]。
【0555】
(実施例2に記載したように製造した)3−{[4−アミノ−7−(ピペリジン−4−イルメチル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]エチニル}−N−シクロプロピルベンズアミド30mg(0.07mmol)をメタノール4mLに溶解した溶液に氷酢酸12μL、37%ホルムアルデヒド水溶液6μL(0.11mmol)及びシアノ水素化ホウ素ナトリウム7mg(0.14mmol)を逐次加えた。反応混合液を室温にて2時間撹拌後、減圧蒸発させた。残渣をDCMとNaHCO
3水溶液で分液した。有機相を分離し、Na
2SO
4で乾燥し、蒸発させた。粗生成物をシリカゲルフラッシュクロマトグラフィー(DCM/MeOH 95/5)により精製し、標記化合物(14mg,47%)を得た。
1H NMR(600MHz,DMSO−d
6)δ ppm 0.56−0.61(m,2H)0.68−0.74(m,2H)1.16−1.28(m,3H)1.40(d,J=11.90Hz,2H)1.75(t,J=10.81Hz,2H)1.79(br.s.,1H)2.11(s,3H)2.71(d,J=11.36Hz,2H)2.86(dd,J=7.42,3.57Hz,1H)4.03(d,J=7.33Hz,2H)7.49(t,J=7.78Hz,1H)7.67−7.73(m,2H)7.80(d,J=7.88Hz,1H)7.99(s,1H)8.15(s,1H)8.52(d,J=4.03Hz,1H)。
HRMS(ESI)C
25H
28N
6O[M+H]+の計算値429.2398,実測値429.2389。
【0556】
同一方法に従い、以下の化合物を製造した。
【0557】
【化149】
3−({4−アミノ−7−[(1−メチルピペリジン−4−イル)メチル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}エチニル)−N−シクロプロピル−5−フルオロベンズアミド(化合物62)。[R1=R3=R6=H,R2=(1−メチルピペリジン−4−イル)メチル,R4=5−フルオロ,A=三重結合,L=CONH,R7=シクロプロピル]。
【0558】
【化150】
3−{[4−アミノ−7−(1−メチルピペリジン−4−イル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]エチニル}−N−シクロプロピルベンズアミド(化合物46)。[R1=R3=R4=R6=H,R2=1−メチルピペリジン−4−イル,A=三重結合,L=CONH,R7=シクロプロピル]。
1H NMR(401MHz,DMSO−d
6)δ ppm 0.59(br.s.,2H)0.72(m,J=5.98Hz,2H)1.86(br.s.,2H)2.06(br.s.,4H)2.22(s,3H)2.78−3.02(m,3H)4.49(br.s.,1H)6.66(br.s.,2H)7.41−7.58(m,1H)7.70(d,J=7.32Hz,1H)7.75−7.88(m,2H)7.98(br.s.,1H)8.14(s,1H)8.52(br.s.,1H)。
【0559】
カルボニル誘導体としてアセトンを利用した以外は同一方法に従い、以下の化合物を製造した。
【0560】
【化151】
3−({4−アミノ−7−[1−(プロパン−2−イル)ピペリジン−4−イル]−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル}エチニル)−N−シクロプロピルベンズアミド(化合物74)。[R1=R3=R4=R6=H,R2=1−イソプロピルピペリジン−4−イル,A=三重結合,L=CONH,R7=シクロプロピル]。
【0561】
シクロプロピルケトンの合成等価体として[(1−エトキシシクロプロピル)オキシ](トリメチル)シランを利用した以外は同一方法に従い、以下の化合物を製造した。
【0562】
【化152】
3−{[4−アミノ−7−(1−シクロプロピルピペリジン−4−イル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]エチニル}−N−シクロプロピルベンズアミド(化合物73)。[R1=R3=R4=R6=H,R2=1−シクロプロピルピペリジン−4−イル,A=三重結合,L=CONH,R7=シクロプロピル]。
【0563】
[実施例7]
【0564】
【化153】
N−{3−[(4−アミノ−7−メチル−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)エチニル]フェニル}ベンズアミド(化合物10)。[R1=R3=R4=R6=H,R2=メチル,A=三重結合,L=NHCO,R7=フェニル]。
【0565】
(実施例1に記載したように製造した)N−{3−[(4−アミノ−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)エチニル]フェニル}ベンズアミド30mg(0.09mmol)を無水DMF3mLに溶解した溶液に無水炭酸カリウム25mg(0.18mmol)とヨウ化メチル9μLを加えた。反応混合液を室温にて4時間撹拌後、水に注ぎ、DCMで抽出した。有機相を分離し、ブライン洗浄し、Na
2SO
4で乾燥し、蒸発させた。残渣をシリカゲルフラッシュクロマトグラフィー(DCM/MeOH 97/3)により精製し、ジイソプロピルエーテルによるトリチュレーションと濾過後に標記化合物10mg(30%)を得た。
1H NMR(600MHz,DMSO−d
6)δ ppm 3.72(s,3H)6.37−6.97(m,2H)7.29−7.35(m,1H)7.37−7.44(m,1H)7.52−7.57(m,2H)7.59−7.64(m,1H)7.68(s,1H)7.78(dd,J=8.33,1.01Hz,1H)7.93−7.99(m,2H)8.01(t,J=1.74Hz,1H)8.17(s,1H)10.34(s,1H)。
HRMS(ESI)C
22H
17N
5O[M+H]+の計算値368.1506,実測値368.1506。