(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。以下、本実施形態では、装置の一例として画像処理装置を適用した例について説明する。
【0019】
[第1実施形態]
本実施形態に係る画像処理装置10は、例えば、プリント、コピー、スキャン、ファクシミリなどの機能を有する複合機であり、これらの機能によって実現可能な画像処理を実行する。
図1は、本実施形態にかかる画像処理装置10のハードウェア構成の一例を示す図である。
図1に示すように、本実施形態にかかる画像処理装置10は、制御部11、記憶部12、通信部13、表示部14、及び操作部15を含んで構成される。これらの要素はバスを介して接続される。なお、画像処理装置10は、コピー装置、プリンタ装置、スキャナ装置、ファクシミリ装置などであってもよい。
【0020】
制御部11は、例えばCPU等であって、記憶部12に格納されるプログラムに従って各種の情報処理を実行する。
【0021】
記憶部12は、例えばRAMやROM等のメモリ素子、ハードディスクなどを含んで構成される。記憶部12は、制御部11によって実行されるプログラムや、各種のデータを保持する。また、記憶部12は、制御部11のワークメモリとしても動作する。
【0022】
通信部13は、例えばLANカード等のネットワークインタフェースであって、LANや無線通信網などの通信手段を介して、他の情報処理装置との間で情報の送受信を行う。
【0023】
表示部14は、例えば液晶ディスプレイ等であって、制御部11から出力されたデータが表示される。
【0024】
操作部15は、キーボード、マウス等のポインティングデバイス、タッチパッド等の入力装置や操作ボタン等のハードボタンを含み、利用者が画像処理装置10に各種データを入力するために使用される。
【0025】
本実施形態においては、画像処理装置10が画像処理を実行する際に、画像処理に関する設定の設定状態を確認する画面が表示部14に表示され、利用者に操作部15から設定を入力させることによって設定を設定する。本実施形態においては、表示部14と操作部15とが一体となったタッチパネルに画像処理に関する設定の設定状態を確認する画面が表示され、利用者がタッチパネルに設定を入力することで設定を設定することとする。
【0026】
図2は、本実施形態に係る画像処理装置10により実現される機能の一例を示す機能ブロック図である。
図2に例示するように、本実施形態に係る画像処理装置10は、機能的には、例えば、設定記憶部17、及び初期設定記憶部18、操作受付部19、表示制御部20、及び設定状態変更部21を含んで構成される。これらの機能のうち、は、記憶部12に記憶されたプログラムを制御部11が実行することにより実現されている。このプログラムは、例えば、光ディスク、磁気ディスク、磁気テープ、光磁気ディスク、フラッシュメモリ等のコンピュータ可読な情報記憶媒体を介して、あるいは、インターネットなどの通信手段を介して画像処理装置10に供給される。また、設定記憶部17、及び初期設定記憶部18は、記憶部12によって実現される。
【0027】
設定記憶部17は、画像を処理するための複数の設定それぞれの設定状態を示す設定情報を記憶する。
図3は、設定情報の一例を示す図である。
図3に例示する設定情報は、印刷に関する設定情報であり、設定項目、設定候補、及び設定フラグが関連付けられている。設定項目は、画像を形成するための設定の項目を示すものであり、例えば、“Paper Supply(用紙トレイ)”、“2-sided(両面印刷)”などである。また、設定候補は、設定項目に対して設定可能な設定状態の候補を示すものであり、例えば、“Paper Supply(用紙トレイ)”の項目に対しては、“Auto”、“Tray1”、“Tray2”の3つの設定状態の候補が関連付けられており、“2-sided(両面印刷)”の項目に対しては、“Auto”、“on”、“off”の3つの設定状態の候補が関連付けられている。そして、設定フラグは、設定項目に対して現在設定されている設定状態を示すフラグであり、例えば、設定されている設定状態に“1”、設定されていない設定状態に“0”が付与されるものとする。ここで、“Auto”とは、形成対象の画像に応じて最適な設定状態が選択されることとし、例えば、“Paper Supply(用紙トレイ)”においては、形成対象の画像の大きさに応じて“Tray1”または“Tray2”が選択されることとする。
【0028】
初期設定記憶部18は、画像を処理するための複数の設定それぞれの初期設定を示す初期設定情報を記憶する。
図4は、初期設定情報の一例を示す図である。
図4に示すように、初期設定情報は、設定項目、及び初期の設定値が関連付けられている。設定項目は、設定情報に含まれる設定項目と同一の内容である。また、初期の設定値としては、設定項目に対する設定状態の候補のうち初期設定として設定される1つが関連付けられ、例えば、“Paper Supply(用紙トレイ)”の項目に対する初期の設定値としては“Auto”が、“2-sided(両面印刷)”の項目に対する初期の設定値としては“Auto”が関連付けられることとする。
【0029】
操作受付部19は、操作部15に対する利用者の指示操作を受け付ける。操作受付部19が受け付けた利用者の操作を示す情報は表示制御部20または設定状態変更部21へ出力される。
【0030】
表示制御部20は、操作受付部19が受け付ける操作に応じて表示部14に画像を表示させる。例えば、表示制御部20は、設定記憶部17に記憶されている設定情報に基づいて、画像を処理するための複数の設定それぞれの設定状態の一覧を示す設定一覧画面100を表示部14に表示させる。表示制御部20は、設定情報に含まれるすべての設定項目に対する設定状態を、表示部14の表示範囲200に対応する大きさの1つの画像に表した設定一覧画面100を表示させてもよいし、表示部14の表示範囲200より大きい画像である設定一覧画面100の所与の範囲を表示部14に表示させてもよい。
【0031】
図5及び
図6は、表示部14に表示される設定一覧画面100の一例を示す図である。
図5に示すように、設定一覧画面100は、
図3に示した設定情報に基づく設定項目画像101が順に並べられている。設定項目画像101は、設定項目とその設定項目に対する設定状態(設定情報において設定フラグ“1”が付与されている設定候補を示している)とが示されている。設定一覧画面100は、表示部14に表示される範囲(表示範囲200)を上下(Y方向)に貫くように配置されており、利用者の操作に応じて表示範囲200に対して設定一覧画面100が仮想的に上下に移動するようになっている。例えば、
図5に示す設定項目画像101が表示された状態で(4番目から10番目までの設定項目画像101が表示されている)、利用者が指先等を表示部14のパネル面に触れたまま下方向にスライドさせると、設定一覧画面100は表示範囲200に対して相対的に下方向にスライド量に応じた量で移動し、これにより、
図6に示すように、表示部14には1番目から6番目までの設定項目画像が表示される。また、利用者が指先等を表示部14のパネル面に触れたまま上方向にスライドさせると、設定一覧画面100は表示範囲200に対して相対的に上方向にスライド量に応じた量で移動する。これにより、設定一覧画面100の所与の範囲が表示範囲200内に位置し、それらの設定項目画像101が表示部14に表示される。なお、設定一覧画面100は、表示部14に表示される範囲(表示範囲200)を左右(X方向)に貫くように配置されていてもよい。また、表示範囲200にスライドバーが表示され、利用者がスライドバーを上下にスライドさせると、設定一覧画面100は表示範囲200に対して相対的に上下方向にスライド量に応じた量で移動することとしてもよい。これらの利用者の操作の情報は操作受付部19が受け付けて表示制御部20に出力し、表示制御部20が利用者の操作の情報に基づいて表示部14に表示される画像を更新する。
【0032】
設定状態変更部21は、操作受付部19が受け付ける操作に応じて設定記憶部17に記憶されている設定情報を変更する。具体的には、設定情報において、設定項目に対して設定フラグ“1”を付与する設定候補が変更されることで、設定状態が変更される。本実施形態では、設定状態変更部21は、設定一覧画面100において利用者による設定の選択指示を受け付けて設定情報の変更を行うこととする。
【0033】
図7及び
図8は、設定状態変更部21による設定情報の変更処理の一例を示す図である。
図7に示す設定一覧画面100において、設定の変更対象となる設定項目画像101が利用者によるクリック操作等の操作指示により選択されると、設定可能な複数の設定候補から設定を選択させるための選択画面としてポップアップメニューが表示される。例えば、
図7に例示するように、設定項目“Paper Supply”の設定項目画像101が選択されると、“Auto”、“Tray1”、“Tray2”の3つの設定候補を示すポップアップ画像150が表示される。ここで、表示される設定候補は、設定情報記憶部に記憶されている設定情報の“Paper Supply”に関連付けられている設定候補と同一である。このとき、現在設定されている(設定情報において設定フラグ“1”が付与されている)設定候補は、設定済みであることを示すために色表示、太字表示等の強調表示がされることとする。
図7においては、現在設定されている設定候補に“●”、それ以外を“○”で示している。そして、
図8に示すように、利用者によるクリック操作等により複数の設定候補のうちいずれか1つが選択されると、操作受付部19が選択指示を受け付けて設定状態変更部21に出力する。設定状態変更部21は設定情報の設定項目のうち変更対象となる設定項目(ここでは、“Paper Supply”)について、選択された設定候補(ここでは、“Tray1”が選択されることとする)の設定フラグを“1”とし、それまで設定フラグが“1”となっていた設定候補“Auto”の設定フラグを“0”とする。
【0034】
なお、選択画面は、ポップアップメニューに限られず、設定一覧画面100と切り替えて表示画面の全面に表示されるものであってもよい。この場合は、設定の変更対象となる設定項目画像101が利用者により選択されると、設定一覧画面100に切り替わって選択画面が表示画面に表示されることとしてよい。そして、選択画面上において利用者による設定の変更が終了すると、表示画面に設定一覧画面100が表示されることとしてよい。また、画像処理装置の操作部15に備えられる設定を選択するための操作ボタンを利用者が操作することで、設定の選択指示を受け付けることとしてもよい。
【0035】
本実施形態では、設定状態変更部21による設定情報の変更後、表示制御部20が変更後の設定情報に基づく設定一覧画面100を表示部14に表示させる。ここで、設定記憶部に記憶されている変更後の設定情報と、初期設定記憶部に記憶されている初期設定情報とが一致しない場合は、表示制御部20は、設定一覧画面100とともに、変更された設定状態を変更前の設定状態に戻すための指示を利用者から受け付ける項目であるリセットボタンを表示部14に表示させる。ここで、リセットボタンが押されることにより変更された設定状態は、初期設定記憶部18に記憶されている初期設定情報に示される設定状態に戻る。なお、初期設定情報は、任意に変更可能とし、所定のタイミングにおける設定情報を初期設定情報として記憶してもよい。例えば、ある時点で設定状態変更部21が変更した設定情報を初期設定情報として記憶すれば、リセットボタンにより当該時点における設定情報にリセットすることができる。また、設定記憶部に記憶されている変更後の設定情報と、初期設定記憶部に記憶されている初期設定情報とが一致する場合は、リセットボタンは表示されない。
【0036】
図9は、表示部14に設定一覧画面100とともに表示されるリセットボタンの一例を示す図である。
図9は、
図8において設定項目“Paper Supply”の設定状態が初期設定“Auto”から“Tray1”に変更された後の表示部14を示している。
図9に示すように、設定状態が初期設定から変更された設定項目は、設定状態が初期設定から変更されたことを示すための色表示、太字表示等の強調表示がされることとする(
図9においては、網掛け表示)。そして、リセットボタンは表示範囲200内のリセットボタン領域300(
図9においては、表示範囲200における最下部の領域)に表示される。ここではリセットボタン領域300は矩形状の領域としているが、この例に限定されずいかなる形状であってもよい。リセットボタンは、表示部14に表示されていた設定一覧画面100の上に重なるように表示され、設定一覧画面100のうちリセットボタン領域300と重なる領域は、リセットボタン領域300により隠される。そして、設定一覧画面100はリセットボタン領域300の上部にあたる一覧画面領域400に表示されることとなる。リセットボタンが表示されている状態でも利用者の操作に応じて設定一覧画面100を移動させることは可能となっており、利用者の操作に応じて一覧画面領域400に対して設定一覧画面100が仮想的に上下に移動するようになる。このとき、利用者の操作に応じて設定一覧画面100が仮想的に上下に移動する際も、リセットボタンは常にリセットボタン領域300に表示されている。これにより、利用者はリセット操作が必要となったときに容易にリセット操作を行うことができる。
【0037】
図10及び
図11は、リセットボタンが選択されるときの設定一覧画面100を示す図である。
図10に示すように、利用者がリセットボタンを選択すると(例えば、タップ操作)、操作受付部19がリセット指示を受け付け、設定状態変更部21へ出力する。設定状態変更部21が、設定情報記憶部に記憶されている設定情報を初期設定記憶部18に記憶されている初期設定情報と一致するように設定状態を変更すると、表示制御部20が設定情報記憶部に記憶されている設定情報を取得し、
図11に示すような初期設定を反映した設定一覧画面100を表示部14に表示する。
図11は、リセットボタンが選択された後の設定一覧画面100を示す図である。
図11に示すように、
図10において設定状態が変更されていた設定項目“Paper Supply”の設定状態は初期設定の“Auto”に変更されて表示されている。そして、表示制御部20が初期設定の設定一覧画面100を表示したことで、リセットボタンは表示部14から消去される。なお、
図10の設定一覧画面100において、設定状態が変更されている設定項目(ここでは、“Paper Supply”)が選択されて、設定状態を初期設定(ここでは“Auto”)に選択されると、操作受付部19が選択指示を受け付けて設定状態変更部に出力する。設定状態変更部21が、設定情報記憶部に記憶されている設定情報を初期設定記憶部18に記憶されている初期設定情報と一致するように設定状態を変更すると、表示制御部20が設定情報記憶部に記憶されている設定情報を取得し、
図11に示すような初期設定を反映した設定一覧画面100を表示部14に表示することとしてもよい。つまり、表示部14にリセットボタンが表示されている状態で、設定状態変更部21が設定情報を初期設定の設定状態に変更すると、表示制御部20はリセットボタンを消去して設定一覧画面100を表示する。
【0038】
なお、設定一覧画面100は
図5に示す例に限定されず、複数の設定それぞれの設定状態を確認できる画面であればどのような形式であってもよい。例えば、設定一覧画面100は、それぞれが少なくとも1つの設定項目画像101を含む複数頁に分かれており、頁毎に表示部14に表示されるようになっていてもよい。この場合も、設定の設定状態が変更されてリセットボタン領域300にリセットボタンが表示されると、頁が変わってもリセットボタンは常にリセットボタン領域300に表示されることとしてよい。
【0039】
以下、第1実施形態に係る画像処理装置10が実行する画像処理時の設定画面表示処理の一例を
図12のフロー図を用いて説明する。
【0040】
まず、画像処理装置が画像処理実行要求を受け付ける(S1)と、表示制御部20が、設定情報記憶部に記憶されている設定情報を取得し(S2)、取得した設定情報を反映した設定一覧画面100を表示部14に表示する(S3)。そして、処理S2にて取得された設定情報と、記憶部12に記憶されている設定情報の初期設定である初期設定情報と、が一致するか否かが判断される(S4)。
【0041】
処理S4の判断の結果、処理S1にて取得された設定情報と初期設定情報とが一致しないと判断された場合は(S4:N)、表示制御部20が、処理S3において表示部14に表示した設定一覧画面100とともに、リセットボタンを表示部14に表示する(S5)。
【0042】
ここで、画像処理実行要求後に最初に取得する設定情報が、初期設定情報と一致しない場合は、以前に実行された画像処理の際に設定した設定情報が維持されていることとなる。このとき、表示部14にリセットボタンが表示されることで、利用者は設定の設定状態が初期設定でないことを把握することができる。
【0043】
そして、表示部14に表示されたリセットボタンが利用者により選択されることで、操作受付部19がリセット指示を受け付けると(S6:Y)、設定状態変更部21が、設定情報記憶部に記憶されている設定情報を初期設定記憶部18に記憶されている初期設定情報と一致するように設定状態を変更する(S7)。そして、処理S2以降の処理を繰り返し実行する。
【0044】
また、処理S4の判断の結果、処理S2にて取得された設定情報と初期設定情報とが一致すると判断された場合は(S4:Y)、表示部14に表示されている設定一覧画面100が示す設定状態は初期設定となっている。
【0045】
そして、設定が変更されると(S8:Y)処理S2以降の処理を繰り返し実行し、設定が変更されずに(S8:N)画像処理が実行されると(S9)、設定一覧画面100の表示処理は終了する。
【0046】
また、処理S6において、操作受付部19がリセット指示を受け付けない場合は(S6:N)、処理S8以降の処理を実行する。
【0047】
[第2実施形態]
第2実施形態においては、設定状態が初期設定から変更された設定項目画像101の表示範囲200内における位置に応じて、表示制御部20による設定一覧画面100の表示制御を異ならせる。本実施形態では、設定一覧画面100においてリセットボタン領域300と重なる領域に表示されている(
図9においては、表示範囲200の最下部に表示されている)設定項目画像101の設定状態が初期設定から変更される場合には、表示制御部20による表示制御を異ならせる。第1実施形態においては、リセットボタン領域300と重なる領域に表示されている設定項目画像101の設定状態が初期設定から変更されると、リセットボタン領域300にリセットボタンが表示されるため、設定状態が初期設定から変更された設定項目画像101はリセットボタン領域300に隠れる。しかし、変更した設定状態を確認したい等の利用者の都合上、設定状態が初期設定から変更された設定項目画像101は視認できるように表示範囲200内に表示されていることが望ましい。そこで、リセットボタン領域300と重なる位置に表示されている設定項目画像101の設定状態が初期設定から変更された場合は、表示制御部20は、リセットボタン領域300にリセットボタンを表示するとともに、設定状態が初期設定から変更された設定項目画像101が一覧画面領域400内に表示されるように補正することとしてもよい。具体的には、例えば、表示制御部20が、設定状態が初期設定から変更された設定項目画像101を一覧画面領域400の最下部(リセットボタン領域300の上部)に表示されるよう、一覧画面領域400に対して設定一覧画面100を仮想的に移動させて表示する。
【0048】
以下、第2実施形態に係る画像処理装置10が実行する画像処理時の設定画面表示処理の一例を
図13のフロー図を用いて説明する。
図13に示すフロー図の処理S11〜処理S19の処理は、処理S15のリセットボタン表示処理以外は、
図12に示すフロー図の処理S1〜処理S9の処理と同一であるため、重複する説明はここでは省略する。
【0049】
処理S15における、表示制御部20によるリセットボタン表示処理の一例について、
図14のフロー図を参照して説明する。
【0050】
[リセットボタン表示処理1]
図14に示すように、まず、設定情報記憶部に記憶されている設定情報と、初期設定記憶部に記憶されている初期設定情報とが一致しない場合に、初期設定と一致しない設定項目に対応する設定項目画像101が表示されている領域(表示部14における表示位置)を取得する(S21)。
【0051】
そして、処理S21において取得した表示位置がリセットボタン領域300に含まれるか否かが判断される(S22)。
【0052】
図15及び
図16は、第2実施形態におけるリセットボタン表示処理が実行されるときの表示部14の一例を示す図である。ここで、初期設定と一致しない設定項目に対応する設定項目画像101を“Color Balance”とする。ユーザが設定項目画像101“Color Balance”を選択して、初期値“Auto”から“off”に変更することとする。処理S21において取得した表示位置は、
図15に示す表示範囲200の左下点Oを基準点として仮想的にX軸、Y軸を設定したときの、設定項目画像101の外周のうちY軸方向の座標値が最小となる点とする。そして、リセットボタン領域300の外周のうちY軸方向の座標値が最大となる点(リセットボタン表示位置とする)と、処理S21において取得した表示位置との比較により、処理S21において取得した表示位置がリセットボタン領域300に含まれるか否かが判断される。具体的に、表示位置は、
図15に示す設定項目画像101“Color Balance”の左下点A(または、右下点)とし、リセットボタン表示位置は、
図15に示すリセットボタン領域300の左上点B(または右上点)としてもよい。そして、表示位置のY座標が、リセットボタン表示位置のY座標より小さい値のときに表示位置がリセットボタン領域300に含まれると判断され、表示位置のY座標が、リセットボタン表示位置のY座標より大きい値のときは表示位置がリセットボタン領域300に含まれないと判断される。また、利用者の設定項目画像101“Color Balance”を選択する操作(クリック、タップ操作)を検出した点を表示位置としてもよい。なお、リセットボタン領域300が表示範囲200の最上部に位置する場合に処理S21において取得する表示位置は、設定項目画像101の外周のうちY軸方向の座標値が最大となる点とし、リセットボタン表示位置は、リセットボタン領域300の外周のうちY軸方向の座標値が最小となる点とする。そして、表示位置のY座標が、リセットボタン表示位置のY座標より大きい値のときに表示位置がリセットボタン領域300に含まれると判断され、表示位置のY座標が、リセットボタン表示位置のY座標より小さい値のときは表示位置がリセットボタン領域300に含まれないと判断される。
【0053】
処理S22の判断の結果、処理S21において取得した表示位置がリセットボタン領域300に含まれないと判断された場合は(S22:N)、表示制御部20はリセットボタン領域300にリセットボタンを表示する(S23)。
【0054】
また、処理S22の判断の結果、処理S21において取得した表示位置がリセットボタン領域300に含まれると判断された場合は(S22:Y)、表示制御部20が、リセットボタン領域300にリセットボタンを表示する際に、設定一覧画面100の表示を補正する(S24)。ここで、表示制御部20は、初期設定と一致しない設定項目に対応する設定項目画像101の表示位置が一覧画面領域400に含まれるように、設定一覧画面100を移動させる。具体的に、
図15における初期設定と一致しない設定項目に対応する設定項目画像101“Color balance”の設定状態が初期値“Auto”から“Off”に変更された場合は、表示制御部20は、
図16に示すように、リセットボタン領域300にリセットボタンを表示するとともに、“Color balance”の設定項目画像101の下端がリセットボタン領域300の上端と重なるよう、設定一覧画面100を上方向に移動させる。このとき、表示制御部20は、表示位置のY座標とリセットボタン表示位置のY座標との差分だけ移動させてもよい。
【0055】
そして、処理S23または処理S24において表示制御部20がリセットボタンを表示部14に表示するとリターンする。
【0056】
[第3実施形態]
第3実施形態においては、設定状態が初期設定から変更された設定項目画像101の表示部14における位置に応じて、表示制御部20によるリセットボタンの表示制御を異ならせる。本実施形態では、設定状態が初期値から変更された際に、設定状態が初期設定から変更された設定項目画像101が表示範囲200に表示されていない間に、リセットボタンを表示することとしてもよい。また、設定状態が初期値から変更された後に、利用者の操作に応じて表示範囲200に対して設定一覧画面100が移動することにより、設定状態が初期設定から変更された設定項目画像101が表示範囲200に表示されなくなると、リセットボタンが表示されることとしてもよい。これは、設定状態が初期設定から変更された設定項目画像101が表示範囲200に表示されている間は、当該設定項目画像101から再度、設定状態の変更が可能であるため、リセットボタンを表示させて設定一覧画面100の表示領域を狭める必要はないという考えに基づくものである。そして、設定状態が初期値から変更された設定項目画像101が、表示範囲200に表示されていない間に、リセットボタンを表示することにより、変更対象の設定項目画像101を移動させなくてもリセット操作を行うことができる。
【0057】
また、表示制御部20は、利用者の指示に応じてリセットボタンを非表示に切り替えることができてもよい。ここでは、設定状態が初期設定から変更され、表示範囲200にリセットボタンが表示された後に利用者の指示に応じてリセットボタンが消去されることとする。具体的には、利用者がリセットボタン領域300を表示範囲200の外側に向けてスワイプ操作をすることによりリセットボタンが消去されることとしてもよい。または、リセットボタン領域300にリセットボタンとともに消去ボタンが表示され、利用者が消去ボタンを指示することによりリセットボタンが消去されることとしてもよい。
【0058】
以下、第3実施形態に係る画像処理装置10が実行する画像処理時の設定画面表示処理の一例について説明する。第3実施形態における設定画面表示処理は、
図13に示すフロー図の処理S14のリセットボタン表示処理の内容が異なるだけである。そこで、第3実施形態におけるリセットボタン表示処理の一例について
図17のフロー図を参照して説明する。
【0059】
[リセットボタン表示処理2]
図17に示すように、まず、設定情報記憶部に記憶されている設定情報と、初期設定記憶部に記憶されている初期設定情報とが一致しない場合に、初期設定と一致しない設定項目に対応する設定項目画像101の表示部14における表示位置を取得する(S31)。
【0060】
そして、処理S31において取得した表示位置が表示範囲200に含まれるか否かが判断される(S32)。
【0061】
処理S32の判断の結果、処理S31において取得した表示位置が表示範囲200に含まれないと判断された場合は(S32:N)、表示制御部20はリセットボタン領域300にリセットボタンを表示する(S33)。そして、処理S32の判断の結果、処理S31において取得した表示位置が表示範囲200に含まれると判断された場合は(S34:Y)、表示制御部20はリセットボタンを表示しない。
【0062】
そして、操作受付部19が設定一覧画面100に対するスクロール操作を受け付けると(S35:Y)、処理S31以降の処理を実行し、操作受付部19が設定一覧画面100に対するスクロール操作を受け付けない場合は(S35:N)、リターンする。
【0063】
図18及び
図19は、第3実施形態におけるリセットボタン表示処理が実行されるときの表示部14の一例を示す図である。
図18に示すように、設定状態が初期設定から変更された設定項目画像101(ここでは、設定項目画像“Paper Supply”)の表示部14における表示位置(例えば、左下点C)が表示範囲200に含まれる場合は、表示範囲200にリセットボタンは表示されない。具体的には、左下点CのY座標が、表示範囲200の左上点DのY座標より小さい場合は、設定状態が初期設定から変更された設定項目画像101は表示範囲200に含まれると判断される。
図18に示す設定一覧画面100が上方向にスクロールされると、
図19に示すように、設定項目画像“Paper Supply”の表示部14における表示位置である左下点Cは表示範囲200の外に移動する。設定項目画像“Paper Supply”の表示部14における表示位置である左下点Cが表示範囲200内に含まれなくなると、リセットボタンが表示される。具体的には、左下点CのY座標が、表示範囲200の左上点DのY座標より大きい場合に、設定状態が初期設定から変更された設定項目画像101は表示範囲200に含まれないと判断され、表示範囲200にリセットボタンが表示される。
【0064】
なお、本発明は上述の実施形態に限定されるものではない。
【0065】
例えば、リセットボタン領域300の位置は、表示範囲200の最下部に限定されるものではなく、表示範囲200内であればいずれの位置に表示されてもよい。例えば、表示範囲200の最上部、最両端部、であってもよい。また、リセットボタン領域300は、表示範囲200内の任意の位置に移動可能な領域として表示されていてもよい。また、リセットボタン領域300の位置は、利用者による設定状態の変更指示の対象となる設定項目画像101の位置に応じて決定することとしてもよい。例えば、利用者が設定状態を変更する対象となる設定項目画像101が、表示範囲200における設定一覧画面100の移動方向に対して半分より上か下かによりリセットボタンを表示する位置を異ならせることとしてもよい。具体的には、利用者が設定状態を初期設定から変更する対象となる設定項目画像101が、表示範囲200における設定一覧画面100の移動方向に対して半分より上に位置する場合は、リセットボタンは表示範囲200における設定一覧画面100の移動方向に対して最上部に表示されてよい。そして、利用者が設定状態を初期設定から変更する対象となる設定項目画像101が、表示範囲200における設定一覧画面100の移動方向に対して半分より下に位置する場合は、リセットボタンは表示範囲200における設定一覧画面100の移動方向に対して最下部に表示されてよい。これにより、設定状態が初期設定から変更された設定項目画像101の近くにリセットボタンが表示される。なお、利用者が設定状態を変更する対象となる設定項目画像101が、表示範囲200における設定一覧画面100の移動方向に対して半分より上に位置する場合は、リセットボタンが表示範囲200における設定一覧画面100の移動方向に対して最下部に表示され、利用者が設定状態を初期設定から変更する対象となる設定項目画像101が、表示範囲200における設定一覧画面100の移動方向に対して半分より下に位置する場合は、リセットボタンが表示範囲200における設定一覧画面100の移動方向に対して最上部に表示されることとしてもよい。これにより、設定状態が初期設定から変更された設定項目画像101に重なることなくリセットボタンを表示することができる。
【0066】
なお、表示範囲200における利用者による設定項目画像101を選択する操作(クリック、タップ操作)を検出した位置に応じて、リセットボタン領域300の位置を決定することとしてもよい。この場合も上述した方法と同様に、利用者による選択操作を検出した位置が、表示範囲200における設定一覧画面100の移動方向に対して半分より上か下かによりにリセットボタンを表示する位置を異ならせる。
【0067】
また、上記実施形態では、表示部14において利用者からの操作指示を受け付ける装置としてタッチパネルを例に上げたが、利用者からの操作を指示できるいわゆるポインティングデバイスであればよく、例えば、表示範囲200の任意の位置を指示可能なマウス、表示画面を持たない操作面上の任意の位置を指示するタブレットであってよい。また、ポインティングデバイスではなく、例えば十字キー、カーソルキー等のボタン操作により利用者からの操作指示を受け付けてもよい。
【0068】
また、上記実施形態では、画像処理装置10が実行する画像処理時の設定画面表示処理について説明したが、適用可能な装置はこの例に限定されない。例えば、パーソナルコンピュータ、タブレット、携帯端末といった各種情報処理装置において、何らかの複数の設定項目の一覧画面を表示して、設定項目の設定状態を変更するような場合にも適用可能である。