特許第6398521号(P6398521)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6398521
(24)【登録日】2018年9月14日
(45)【発行日】2018年10月3日
(54)【発明の名称】印刷装置、印刷方法及びプログラム
(51)【国際特許分類】
   B41J 21/00 20060101AFI20180920BHJP
   B41J 29/38 20060101ALI20180920BHJP
   B41J 3/407 20060101ALI20180920BHJP
   B41J 3/36 20060101ALI20180920BHJP
   B41J 25/20 20060101ALI20180920BHJP
   G06F 3/12 20060101ALI20180920BHJP
【FI】
   B41J21/00 Z
   B41J29/38 Z
   B41J3/407
   B41J3/36 T
   B41J25/20
   G06F3/12 304
   G06F3/12 343
   G06F3/12 344
   G06F3/12 378
【請求項の数】9
【全頁数】15
(21)【出願番号】特願2014-192291(P2014-192291)
(22)【出願日】2014年9月22日
(65)【公開番号】特開2016-60178(P2016-60178A)
(43)【公開日】2016年4月25日
【審査請求日】2017年5月10日
(73)【特許権者】
【識別番号】000001443
【氏名又は名称】カシオ計算機株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100095407
【弁理士】
【氏名又は名称】木村 満
(72)【発明者】
【氏名】吉井 雅一
【審査官】 大浜 登世子
(56)【参考文献】
【文献】 特開2005−223381(JP,A)
【文献】 特開2004−291461(JP,A)
【文献】 特開2010−205626(JP,A)
【文献】 特開2014−004798(JP,A)
【文献】 特開平11−105351(JP,A)
【文献】 特開2002−314800(JP,A)
【文献】 特開平06−191097(JP,A)
【文献】 米国特許出願公開第2014/0037299(US,A1)
【文献】 米国特許出願公開第2003/0175505(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B41J 21/00
B41J 3/36
B41J 3/407
B41J 25/20
B41J 29/38
G06F 3/12
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
伸縮する印刷媒体の、伸縮前の長さに対する伸縮後の長さの比率である伸縮率として、前記印刷媒体の長手方向の伸び率と、前記印刷媒体の当該長手方向と直交する幅方向の縮み率とを、当該印刷媒体を伸縮させる前に取得する取得手段と、
前記取得手段が取得した前記伸縮率に基づいて、前記印刷媒体に印刷するパターンの縦横比を、前記伸び率に基づく前記長手方向における前記パターンの圧縮率と、前記縮み率に基づく前記幅方向における前記パターンの伸張率と、から決定する決定手段と、
前記決定手段が決定した前記縦横比で前記パターンを前記印刷媒体に印刷する印刷手段と、
を備えた、
ことを特徴とする印刷装置。
【請求項2】
前記印刷媒体を引き伸ばした際に、前記印刷媒体の長手方向と直交する幅方向の長さが所定長になったことを示すマークを、前記印刷媒体に印刷するマーク印刷手段、をさらに備えた、
ことを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
【請求項3】
前記マーク印刷手段は、前記伸縮率に基づいて、前記マークを前記印刷媒体の所定位置に印刷する、
ことを特徴とする請求項に記載の印刷装置。
【請求項4】
前記マーク印刷手段は、前記所定長において縦横の比率が1対1になる図形マークを、前記印刷媒体に印刷する、
ことを特徴とする請求項に記載の印刷装置。
【請求項5】
伸縮する印刷媒体の、伸縮前の長さに対する伸縮後の長さの比率である伸縮率を、当該印刷媒体を伸縮させる前に取得する取得手段と、
前記取得手段が取得した前記伸縮率に基づいて、前記印刷媒体に印刷するパターンの縦横比を決定する決定手段と、
前記決定手段が決定した前記縦横比で前記パターンを前記印刷媒体に印刷する印刷手段と、
前記印刷媒体を引き伸ばした際に、前記印刷媒体の長手方向と直交する幅方向の長さが所定長になったことを示すマークを、前記伸縮率に基づいて、前記印刷媒体の所定位置に印刷するマーク印刷手段と、
を備えた、
ことを特徴とする印刷装置。
【請求項6】
伸縮する印刷媒体の、伸縮前の長さに対する伸縮後の長さの比率である伸縮率として、前記印刷媒体の長手方向の伸び率と、前記印刷媒体の当該長手方向と直交する幅方向の縮み率とを、当該印刷媒体を伸縮させる前に取得する取得ステップと、
前記取得ステップにおいて取得した前記伸縮率に基づいて、前記印刷媒体に印刷するパターンの縦横比を、前記伸び率に基づく前記長手方向における前記パターンの圧縮率と、前記縮み率に基づく前記幅方向における前記パターンの伸張率と、から決定する決定ステップと、
前記決定ステップにおいて決定した前記縦横比で前記パターンを前記印刷媒体に印刷する印刷ステップと、
を含む、
ことを特徴とする印刷方法。
【請求項7】
伸縮する印刷媒体の、伸縮前の長さに対する伸縮後の長さの比率である伸縮率を、当該印刷媒体を伸縮させる前に取得する取得ステップと、
前記取得ステップにおいて取得した前記伸縮率に基づいて、前記印刷媒体に印刷するパターンの縦横比を決定する決定ステップと、
前記決定ステップにおいて決定した前記縦横比で前記パターンを前記印刷媒体に印刷する印刷ステップと、
前記印刷媒体を引き伸ばした際に、前記印刷媒体の長手方向と直交する幅方向の長さが所定長になったことを示すマークを、前記伸縮率に基づいて、前記印刷媒体の所定位置に印刷するマーク印刷ステップと、
を含む、
ことを特徴とする印刷方法。
【請求項8】
コンピュータを、
伸縮する印刷媒体の、伸縮前の長さに対する伸縮後の長さの比率である伸縮率として、前記印刷媒体の長手方向の伸び率と、前記印刷媒体の当該長手方向と直交する幅方向の縮み率とを、当該印刷媒体を伸縮させる前に取得する取得手段、
前記取得手段が取得した前記伸縮率に基づいて、前記印刷媒体に印刷するパターンの縦横比を、前記伸び率に基づく前記長手方向における前記パターンの圧縮率と、前記縮み率に基づく前記幅方向における前記パターンの伸張率と、から決定する決定手段、
前記決定手段が決定した前記縦横比で前記パターンを前記印刷媒体に印刷する印刷手段、
として機能させる、
ことを特徴とするプログラム。
【請求項9】
コンピュータを、
伸縮する印刷媒体の、伸縮前の長さに対する伸縮後の長さの比率である伸縮率を、当該印刷媒体を伸縮させる前に取得する取得手段、
前記取得手段が取得した前記伸縮率に基づいて、前記印刷媒体に印刷するパターンの縦横比を決定する決定手段、
前記決定手段が決定した前記縦横比で前記パターンを前記印刷媒体に印刷する印刷手段、
前記印刷媒体を引き伸ばした際に、前記印刷媒体の長手方向と直交する幅方向の長さが所定長になったことを示すマークを、前記伸縮率に基づいて、前記印刷媒体の所定位置に印刷するマーク印刷手段、
として機能させる、
ことを特徴とするプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、印刷装置、印刷方法及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、印刷媒体(例えば、長尺状のテープなど)に印刷を行う印刷装置が知られている。
【0003】
特許文献1には、伸縮性のあるテープに対して印刷を行う印刷装置において、印刷後にテープが引き伸ばされて使用されることを考慮して、小さいフォントサイズでテープに印刷を行うことが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開平11−105351号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、テープへの印刷において異なるテープ幅が複数ある場合、ユーザは所望するテープ幅のテープを印刷装置にセットして印刷を行う。
【0006】
この場合、印刷に使用しない複数のテープは、ユーザがテープ幅毎に管理しなければならない。また、ユーザは、別のテープ幅のテープで印刷を行う場合、テープの入れ替えを行わなければならない。また、異なるテープ幅が複数あることから、印刷時にユーザが所望するテープがない事態が発生することもある。
【0007】
このようなことから、異なるテープ幅が複数あるとテープの入れ替えなど印刷準備に手間がかかり、ユーザの管理負担も増えるという課題があった。
【0008】
そこで、本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであって、印刷準備の手間を省き、ユーザの管理負担を軽減する印刷装置、印刷方法及びプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的を達成するため、本発明の印刷装置の一様態は、
伸縮する印刷媒体の、伸縮前の長さに対する伸縮後の長さの比率である伸縮率として、前記印刷媒体の長手方向の伸び率と、前記印刷媒体の当該長手方向と直交する幅方向の縮み率とを、当該印刷媒体を伸縮させる前に取得する取得手段と、
前記取得手段が取得した前記伸縮率に基づいて、前記印刷媒体に印刷するパターンの縦横比を、前記伸び率に基づく前記長手方向における前記パターンの圧縮率と、前記縮み率に基づく前記幅方向における前記パターンの伸張率と、から決定する決定手段と、
前記決定手段が決定した前記縦横比で前記パターンを前記印刷媒体に印刷する印刷手段と、
を備えた、
ことを特徴とする。
また上記目的を達成するため、本発明の印刷装置の他の様態は、
伸縮する印刷媒体の、伸縮前の長さに対する伸縮後の長さの比率である伸縮率を、当該印刷媒体を伸縮させる前に取得する取得手段と、
前記取得手段が取得した前記伸縮率に基づいて、前記印刷媒体に印刷するパターンの縦横比を決定する決定手段と、
前記決定手段が決定した前記縦横比で前記パターンを前記印刷媒体に印刷する印刷手段と、
前記印刷媒体を引き伸ばした際に、前記印刷媒体の長手方向と直交する幅方向の長さが所定長になったことを示すマークを、前記伸縮率に基づいて、前記印刷媒体の所定位置に印刷するマーク印刷手段と、
を備えた、
ことを特徴とする。
【0010】
また、上記目的を達成するため、本発明の印刷方法の一様態は、
伸縮する印刷媒体の、伸縮前の長さに対する伸縮後の長さの比率である伸縮率として、前記印刷媒体の長手方向の伸び率と、前記印刷媒体の当該長手方向と直交する幅方向の縮み率とを、当該印刷媒体を伸縮させる前に取得する取得ステップと、
前記取得ステップにおいて取得した前記伸縮率に基づいて、前記印刷媒体に印刷するパターンの縦横比を、前記伸び率に基づく前記長手方向における前記パターンの圧縮率と、前記縮み率に基づく前記幅方向における前記パターンの伸張率と、から決定する決定ステップと、
前記決定ステップにおいて決定した前記縦横比で前記パターンを前記印刷媒体に印刷する印刷ステップと、
を含む、
ことを特徴とする。
また、上記目的を達成するため、本発明の印刷方法の他の様態は、
伸縮する印刷媒体の、伸縮前の長さに対する伸縮後の長さの比率である伸縮率を、当該印刷媒体を伸縮させる前に取得する取得ステップと、
前記取得ステップにおいて取得した前記伸縮率に基づいて、前記印刷媒体に印刷するパターンの縦横比を決定する決定ステップと、
前記決定ステップにおいて決定した前記縦横比で前記パターンを前記印刷媒体に印刷する印刷ステップと、
前記印刷媒体を引き伸ばした際に、前記印刷媒体の長手方向と直交する幅方向の長さが所定長になったことを示すマークを、前記伸縮率に基づいて、前記印刷媒体の所定位置に印刷するマーク印刷ステップと、
を含む、
ことを特徴とする。
【0011】
また、上記目的を達成するため、本発明のプログラムの一様態は、
コンピュータを、
伸縮する印刷媒体の、伸縮前の長さに対する伸縮後の長さの比率である伸縮率として、前記印刷媒体の長手方向の伸び率と、前記印刷媒体の当該長手方向と直交する幅方向の縮み率とを、当該印刷媒体を伸縮させる前に取得する取得手段、
前記取得手段が取得した前記伸縮率に基づいて、前記印刷媒体に印刷するパターンの縦横比を、前記伸び率に基づく前記長手方向における前記パターンの圧縮率と、前記縮み率に基づく前記幅方向における前記パターンの伸張率と、から決定する決定手段、
前記決定手段が決定した前記縦横比で前記パターンを前記印刷媒体に印刷する印刷手段、
として機能させる、
ことを特徴とする。
また、上記目的を達成するため、本発明のプログラムの他の様態は、
コンピュータを、
伸縮する印刷媒体の、伸縮前の長さに対する伸縮後の長さの比率である伸縮率を、当該印刷媒体を伸縮させる前に取得する取得手段、
前記取得手段が取得した前記伸縮率に基づいて、前記印刷媒体に印刷するパターンの縦横比を決定する決定手段、
前記決定手段が決定した前記縦横比で前記パターンを前記印刷媒体に印刷する印刷手段、
前記印刷媒体を引き伸ばした際に、前記印刷媒体の長手方向と直交する幅方向の長さが所定長になったことを示すマークを、前記伸縮率に基づいて、前記印刷媒体の所定位置に印刷するマーク印刷手段、
として機能させる、
ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、印刷準備の手間を省き、ユーザの管理負担を軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
図1】本発明の実施形態における印刷装置の斜視図である。
図2】本発明の実施形態におけるテープを示す図である。
図3】(a)はテープを格納したテープカセットの外観平面図であり、(b)はテープカセットがカセット装着部に装着された状態における断面図である。
図4】本発明の実施形態における印刷装置のブロック図である。
図5】伸縮率テーブルの一例を示す図である。
図6】(a)はテープ幅を12mmにした場合の伸び率及び縮み率を示す図であり、(b)はテープ幅を9mmにした場合の伸び率及び縮み率を示す図である。
図7】圧縮伸張印刷処理の流れの一例を示すフローチャートである。
図8】(a)はテープ幅を12mmにした場合のインジケータマーク付きのテープを示す図であり、(b)はテープ幅を9mmにした場合のインジケータマーク付きのテープを示す図である。
図9】インジケータマークの変形例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、本発明の実施形態を、図面を参照しながら説明する。
この実施形態においては、印刷媒体として伸縮するテープに印刷する印刷装置(テーププリンタ)を例にとって説明する。
【0015】
図1は、この実施形態における印刷装置の斜視図である。図1には、上方に、この印刷装置20に装着されて用いられるテープカセット35も示している。
図1に示すように、印刷装置20は、匡体21の下方に入力部22、上方に表示部24及びテープカセット装着部25、を備える。
【0016】
入力部22は、印刷開始キー、書式設定キー、フォントサイズキー、パターン入力キーなどの複数の操作キー23を備える。
表示部24は、ユーザが入力部22により入力したパターンや各種設定に必要なメニュー画面などを表示する。
【0017】
テープカセット装着部25には、サーマルヘッド26が上下に回動自在に配設され、このサーマルヘッド26に対向してプラテンローラ27が配設されている。そして、サーマルヘッド26を取り巻くようにテープ案内ローラ28、テープリール支持ピン29、インクリボン巻き取り駆動軸31、テープカッタ32が配設されている。テープカッタ32の右方にはテープ排出口33が形成されている。
【0018】
このテープカセット装着部25に、テープカセット35が装着されると、テープ36を巻着するテープカセット35内のテープリール孔37にテープリール支持ピン29が係合し、同じくテープカセット35内のインクリボン巻き取りリール孔38に、インクリボン巻き取り駆動軸31が係合する。
【0019】
このテープ36は、伸縮する長尺状の印刷媒体であって、図2に示すように、テープリール42に巻き回されている。具体的には、テープ36は、伸縮性を有する被印刷面体36−1と、その被印刷面体36−1の裏面に被着する接着剤層36−2と、この接着剤層36−2に剥離自在に一体化された剥離紙36−3と、からなる。
【0020】
被印刷面体36−1は、例えば、PVC(ポリビニールクロライド、ポリ塩化ビニール)などの柔軟性樹脂フィルムや合成ゴムなどからなる。また、剥離紙36−3は、接着剤層36−2に接する面に離型剤を塗布した紙などであり、搬送の観点から伸縮性を有していない。
【0021】
ここで、図3(a)は、図2のテープ36を格納したテープカセット35の外観平面図であり、図3(b)は、そのテープカセット35がテープカセット装着部25に装着された状態における断面図である。
【0022】
図3(a)に示すように、テープカセット35には、底部の所定位置(図の例では中央)に、伸縮するテープ36を収容したカセットであることを示すカセット種別溝41が形成されている。このカセット種別溝41は、図3(b)に示すように、テープカセット装着部25にテープカセット35が装着されると、後述する溝検出センサ90により検出される。
【0023】
テープカセット35は、テープリール42に巻着されたテープ36と、インクリボンリール44に巻着されたインクリボン45と、を備える。テープカセット35の上部に形成されている凹部46(図3(b)参照)には、テープ36とインクリボン45とが重ねて差し渡されている。
【0024】
印刷の際は、サーマルヘッド26が上方に回動して、その先端に配設されている発熱体がインクリボン45及びテープ36を介してプラテンローラ27に圧接し、インクリボン45のインクをテープ36の被印刷面体36−1に熱転写する。その後、インクリボン45は、インクリボン巻き取りリール47に巻き取られる。一方で、テープ36は、テープ排出口33(図1参照)から外部に排出され、テープカッタ32により切り落とされる。この流れでテープ36が印刷される。
【0025】
次に、図4を参照しながら、印刷装置20のブロック図について説明する。
印刷装置20は、制御部50、入力部22、表示部24、ROM(Read Only Memory)60、RAM(Random Access Memory)70、テープ印刷部80、溝検出センサ90を備える。
【0026】
制御部50は、例えばCPU(Central Processing Unit)などから構成される。制御部50は、ROM60に記憶されている印刷制御に係るプログラムを読み出して実行することにより、後述する取得手段、決定手段などの各手段として機能する。
【0027】
ROM60は、印刷制御に係るプログラムや図5に示す伸縮率テーブルなどを記憶する不揮発性の記憶手段である。
この伸縮率テーブルは、テープ36のテープ幅(mm)と、テープ36の伸縮率(%)と、を対応付けたものである。伸縮率とは、伸縮前の長さに対する伸縮後の長さの比率のことである。このテープ36は、一例として、テープ幅が18mmで、かつ、長手方向の伸縮率と幅方向の伸縮率とが等しいものとする。また、この実施形態においては、テープ36を引き伸ばした際の長手方向の伸縮率を特に伸び率と、同様の状態での幅方向の伸縮率を特に縮み率と、それぞれ呼ぶ。
【0028】
図示の伸縮率テーブルの例においては、テープ36のテープ幅を18mmから12mmに引き伸ばした場合、長手方向(横方向)の伸び率は150%、すなわち3/2倍になり、幅方向(縦方向)の縮み率は約66.7%、すなわち2/3倍になる(図6(a)参照)。
【0029】
一方、テープ36のテープ幅を18mmから9mmに引き伸ばした場合、長手方向(横方向)の伸び率は200%、すなわち2倍になり、幅方向(縦方向)の縮み率は50%、すなわち1/2倍になる(図6(b)参照)。
【0030】
なお、伸縮率テーブルは、予めユーザがテープ幅毎の伸縮率(伸び率及び縮み率)を入力することで作成してもいいし、ユーザが長手方向の伸び率と幅方向の縮み率との比率を入力しておき印刷装置がテープ幅毎(例えば、12mmや9mmなど)の伸縮率(伸び率及び縮み率)を自動で求めて作成してもよい。
【0031】
図4に戻って、RAM70は、印刷に係るパターンの情報やそのパターンの縦横比の情報などをバッファとして印刷前に一時的に記憶する記憶手段である。パターンとは、ユーザが入力部22により入力した、テープ36に印刷する文字、記号、図形、数字などである。また、縦横比とは、パターンを印刷する際の縦横の比率である。この実施形態においては、ユーザがテープ36を引き伸ばして使用することを考慮して、後述するように縦横比を変えて印刷を行う。
【0032】
テープ印刷部80は、ヘッド駆動回路81、ローラ駆動回路82、カッタ駆動回路83を備える。なお、テープ印刷部80は、印刷手段に相当する。
ヘッド駆動回路81は、制御部50からの制御に基づいて、サーマルヘッド26を発熱させるように駆動する。
ローラ駆動回路82は、制御部50のモータ制御に基づいて、プラテンローラ27やインクリボン巻取軸31を回転するように駆動する。
カッタ駆動回路83は、制御部50からの制御に基づいて、テープカッタ32を駆動する。
【0033】
溝検出センサ90は、テープ36を収容したテープカセット35がテープカセット装着部25に装着されると、カセット種別溝41を検知してその検出信号を制御部50に出力する。
【0034】
以上、図1乃至図6を参照しながら説明した印刷装置20において、一つの特徴的な点は、一本のテープ36を複数の異なるテープ幅(この実施形態の例では12mmと9mm)として用いるための圧縮伸張印刷処理である。そこで、以下、この圧縮伸張印刷処理について図7のフローチャートを参照しながら説明する。
【0035】
この圧縮伸張印刷処理の開始前に、ユーザは、テープ36に印刷したいパターン、そのパターンの書式やフォントサイズ(引き伸ばした際のパターンのフォントサイズ)など印刷に必要な情報を入力部22により入力して、かつ、表示部24のメニュー画面などから所望のテープ幅を選択する。そして、ユーザが入力部22の印刷開始キーを押下すると、圧縮伸張印刷処理が開始される。なお、以下では、ユーザがパターンとしてそれぞれ「あ」「い」「う」「え」「お」と横書きに入力した場合を例にとって説明する。
【0036】
まず、制御部50は、テープ幅に対応する伸縮率を取得する(ステップS11)。具体的には、制御部50は、伸縮率テーブルを参照して、テープ幅に対応する長手方向の伸び率と幅方向の縮み率とを取得する。例えば、ユーザが9mmのテープ幅を選択した場合には、制御部50は、伸縮率テーブルを参照して、テープ幅9mmに対応する伸び率200%と縮み率50%とを取得する。なお、制御部50は、ユーザから伸縮率(伸び率及び縮み率)の入力を直接取得してもよい。
【0037】
次に、制御部50は、伸び率から長手方向の圧縮率を、縮み率から幅方向の伸張率を、それぞれ決定する(ステップS12)。具体的には、制御部50は、伸び率の逆数から長手方向におけるパターンの圧縮率を、縮み率の逆数から幅方向におけるパターンの伸張率を、それぞれ決定する。
【0038】
例えば、テープ幅12mmの場合、制御部50は、伸び率150%(3/2倍)の逆数2/3から長手方向のパターンの圧縮率約66.7%を、縮み率約66.7%(2/3倍)の逆数3/2から幅方向のパターンの伸張率150%を、それぞれ決定する。一方で、テープ幅9mmの場合、制御部50は、伸び率200%(2倍)の逆数1/2から長手方向のパターンの圧縮率50%を、縮み率50%(1/2倍)の逆数2から幅方向のパターンの伸張率200%を、それぞれ決定する。つまり、テープ36を引き伸ばして所定幅にした際の伸び率分予め各パターン(「あ」「い」「う」「え」「お」)を長手方向に圧縮し、縮み率分予め各パターンを幅方向に伸張する。
【0039】
また、このステップS12においては、長手方向(横方向)のパターンの圧縮率と、幅方向(縦方向)のパターンの伸張率と、を決定していることから、印刷時のパターンの縦横比を決定しているともいえる。例えば、横方向の圧縮率50%と縦方向の伸張率200%の場合、パターンの縦横比は縦4:横1となる。
【0040】
次に、制御部50は、テープ印刷部80に圧縮伸張印刷と同時にインジケータマーク39の印刷を行うように指示する(ステップS13)。具体的には、制御部50は、長手方向におけるパターンの圧縮率で各パターン(「あ」「い」「う」「え」「お」)を圧縮し、幅方向におけるパターンの伸張率で各パターンを伸張して、テープ印刷部80にテープ36に印刷を行うように指示する。すなわち、圧縮率と伸張率とで定まる縦横比で各パターンを印刷するように指示する。この圧縮伸張印刷の基準となるパターンのフォントサイズは、ユーザが入力部22により入力したテープ36引き伸ばし後のフォントサイズである。
【0041】
また、制御部50は、テープ印刷部80に各パターンの印刷と同時に、テープ36を引き伸ばした際に、テープ36の幅方向の長さが所定長になったことを示すインジケータマーク39をテープ36に印刷するように指示する。ここで、図8(a)はテープ幅を12mmにした場合のインジケータマーク39付きのテープ36を、図8(b)はテープ幅を9mmにした場合のインジケータマーク39付きのテープ36を、それぞれ示す。なお、テープ印刷部80は、マーク印刷手段に相当する。
【0042】
この実施形態におけるインジケータマーク39は、伸縮率に基づいて、テープ36の所定位置に印刷される。このことについて、図8(b)を例にとって説明すると、幅方向における縮み率が50%(1/2倍)であることから、テープ幅18mmのテープ36において幅方向のエッジ中央(1/2の位置)に実線で示すインジケータマーク39が印刷される。一方、長手方向における伸び率が200%(2倍)であることから、テープ幅18mmのテープ36において長手方向のエッジ中央(1/2の位置)に実線で示すインジケータマーク39が印刷される。つまり、幅方向については縮み率に基づいてそのままインジケータマーク39を印刷し、長手方向については伸び率の逆数に基づいてインジケータマーク39を印刷する。
【0043】
印刷後は、図8(b)に点線で示すように、ユーザが手書きなどでテープ36の貼付対象物に目印40を付けておく(幅方向ではインジケータマーク39と同じ箇所、長手方向では角部分)。そして、テープ36を引き伸ばした際に長手方向についてはインジケータマーク39が点線で示した目印40の位置にきた箇所で、幅方向については幅方向の角部分が点線で示した目印40の位置にきた箇所で、テープ幅9mmの所定幅になる。これにより、ユーザは精度よくテープ36を所定幅に引っ張ることができる。なお、インジケータマーク39は、長手方向又は幅方向何れか一方だけに印刷してもよい。
【0044】
また、圧縮伸張印刷について図8(b)を例にとって説明すると、テープ幅9mmに引き伸ばした際の各パターンのフォントサイズを基準として、各パターンを長手方向に圧縮率50%、幅方向に伸張率200%、すなわち縦横比(縦4:横1)で印刷する。これにより、図8(b)の左に示す印刷後のテープ36が得られ、それをテープ幅9mmに引っ張るとユーザが所望するフォントサイズの各パターン(「あ」「い」「う」「え」「お」)が印刷されたテープ36が得られる。
【0045】
図7に戻って、圧縮伸張印刷と同時にインジケータマーク39の印刷を行うと(ステップS13)、圧縮伸張印刷処理を終了する。なお、この圧縮伸張印刷処理において、制御部50は、取得手段および決定手段として機能する。
【0046】
以上、この実施形態における印刷装置20によれば、テープ36を引き伸ばして所定幅で用いることを考慮して、制御部50は、テープ36の伸縮率(伸び率及び縮み率)を取得し、取得した伸び率から定まる圧縮率と縮み率から定まる伸張率とからパターン(この実施形態では、「あ」「い」「う」「え」「お」の各パターン)の縦横比を決定し、決定した縦横比でパターンをテープ36に印刷するようにしている。
【0047】
このため、テープ36を所定幅に引き伸ばすことでユーザが所望するパターンが得られ、この所定幅(この実施形態では12mm又は9mm)のままユーザはテープ36を貼ることができる。つまり、1本のテープ36を複数の異なるテープ幅として使用することができる。このため、ユーザは、テープ幅毎に異なるテープを管理する必要がなく、予め使用する予定のテープ幅のテープを複数購入しておく必要がない。また、テープの入れ替えの手間も省くことができる。したがって、印刷準備の手間を省くとともに、ユーザの管理負担を軽減することができる。
【0048】
また、この実施形態においては、テープ幅を所定幅として使用するために、印刷するパターンを幅方向に圧縮して印刷するようにしている。このため、テープ36を節約することができるので、テープ36を長く使用することができる。
【0049】
また、この実施形態においては、テープ36の伸縮率に基づいてインジケータマーク39を印刷するようにしている。このため、テープ幅が所定長になったか否かを正確に把握することができるので、精度よくテープ36を所定長にすることができる。
【0050】
以上で実施形態の説明を終了するが、印刷装置20の具体的な構成や図7に示した圧縮伸張印刷処理の内容が上述の実施形態で説明したものに限られないことはもちろんである。
【0051】
(変形例)
上述した実施形態における図7の圧縮伸張印刷処理においては、インジケータマーク39を伸縮率に基づいて所定位置に印刷するようにしたが、これに限られない。例えば、インジケータマーク39を図9のようにすることができる。図9のインジケータマーク39は、テープ幅が所定長になると縦横の比率が1対1になる図形マークである。
図9の例では、テープ幅12mmで縦横の比率が1対1の真円となるように、楕円のインジケータマーク39を基準のテープ幅18mmのテープ36に印刷しておく。なお、図形マークは、所定長になると縦横の比率が1対1になればよく、例えば所定長において正方形となるように長方形のインジケータマーク39を印刷してもよい。
【0052】
また、上述した実施形態及び変形例におけるインジケータマーク39は、ユーザがテープ36を引っ張ってテープ幅を所定長にするための目印であるから、ユーザが識別できる程度に印刷しておけばよい。具体的には、テープ36の目立たない位置に薄く細く印刷するとよい。
【0053】
また、上述した実施形態及び変形例においては、インジケータマーク39を印刷するようにしたが、これに限られない。インジケータマーク39を印刷しないようにして、ユーザの目視により(例えば、テープ36を引き伸ばした際のパターンの縦横の比率などを手がかりに)テープ幅を所定幅にしてもよい。
【0054】
また、この実施形態においては、テープ36の幅方向の縮み率と長手方向の伸び率との比率が同じであることを前提に説明したが、異なる場合もある。この場合であっても、予め比率が分かっていれば、制御部50は、選択されたテープ幅に応じて自動で伸び率及び縮み率を求めることができる。また、ユーザが伸縮率テーブルにテープ幅として記憶されていないテープ幅(12mm、9mm以外のテープ幅)を指定した場合であっても、制御部50は、比率に基づいて自動で伸び率及び縮み率を求めることができる。
【0055】
また、この実施形態においては、ユーザにより入力された各パターンは横書きであることを前提に説明したが、これに限られない。縦書きであっても、図7の圧縮伸張印刷処理と同様の処理により、縦書きの各パターンを長手方向に圧縮し、幅方向に伸張してテープ36に印刷すればよい。また、各パターンの印刷濃度は、テープ36が引き伸ばされると薄くなることを考慮して、引き伸ばされる程度に応じて(つまり、テープ幅が短くなる程)、濃く印刷するとよい。
【0056】
また、この実施形態においては、パターンの入力や印刷指示などを入力部22により行うことを前提として説明したが、これに限られない。例えば、印刷装置20とPC(Personal Computer)とを有線又は無線で接続して、PCのプリンタドライバからパターンの入力、所望幅の選択、印刷指示などを行ってもよい。
【0057】
また、この実施形態においては、印刷媒体の例として伸縮するテープを前提に説明したが、これに限られない。要は伸縮する印刷媒体であればよく、例えば伸縮するカット紙に圧縮伸張印刷を行ってもよい。この場合、印刷装置20は、図1に示したテーププリンタではなく、インクジェットプリンタや複合機として構成することができる。
【0058】
また、この発明の印刷装置20の各機能は、通常のPC等のコンピュータによっても実施することができる。具体的には、上記実施形態では、印刷装置20のプログラムが、ROM60に予め記憶されているものとして説明した。しかし、このプログラムを、フレキシブルディスク、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)、DVD(Digital Versatile Disc)及びMO(Magneto-Optical Disc)等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納して配布し、そのプログラムをコンピュータにインストールすることにより、印刷装置20の各機能を実現することができるコンピュータを構成してもよい。
また、プログラムをインターネット等の通信ネットワーク上のサーバ装置が有するディスク装置等に格納しておき、例えば、コンピュータがダウンロード等をすることができるようにしてもよい。
【0059】
以上、本発明の実施形態について説明したが、この実施形態は、例示に過ぎず、本発明の技術的範囲を限定するものではない。本発明はその他の様々な実施形態をとることが可能であり、さらに、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、省略や置換等種々の変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲とに含まれる。以下に、本願出願当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
【0060】
(付記1)
伸縮する印刷媒体の、伸縮前の長さに対する伸縮後の長さの比率である伸縮率を、当該印刷媒体を伸縮させる前に取得する取得手段と、
前記取得手段が取得した前記伸縮率に基づいて、前記印刷媒体に印刷するパターンの縦横比を決定する決定手段と、
前記決定手段が決定した前記縦横比で前記パターンを前記印刷媒体に印刷する印刷手段と、
を備えた、
ことを特徴とする印刷装置。
【0061】
(付記2)
前記取得手段は、前記伸縮率として、前記印刷媒体の長手方向の伸び率と、前記印刷媒体の当該長手方向と直交する幅方向の縮み率と、を取得し、
前記決定手段は、前記縦横比を、前記伸び率に基づく前記長手方向における前記パターンの圧縮率と、前記縮み率に基づく前記幅方向における前記パターンの伸張率と、から決定する、
ことを特徴とする付記1に記載の印刷装置。
【0062】
(付記3)
前記印刷媒体を引き伸ばした際に、前記印刷媒体の長手方向と直交する幅方向の長さが所定長になったことを示すマークを、前記印刷媒体に印刷するマーク印刷手段、をさらに備えた、
ことを特徴とする付記1又は2に記載の印刷装置。
【0063】
(付記4)
前記マーク印刷手段は、前記伸縮率に基づいて、前記マークを前記印刷媒体の所定位置に印刷する、
ことを特徴とする付記3に記載の印刷装置。
【0064】
(付記5)
前記マーク印刷手段は、前記所定長において縦横の比率が1対1になる図形マークを、前記印刷媒体に印刷する、
ことを特徴とする付記3に記載の印刷装置。
【0065】
(付記6)
伸縮する印刷媒体の、伸縮前の長さに対する伸縮後の長さの比率である伸縮率を、当該印刷媒体を伸縮させる前に取得する取得ステップと、
前記取得ステップにおいて取得した前記伸縮率に基づいて、前記印刷媒体に印刷するパターンの縦横比を決定する決定ステップと、
前記決定ステップにおいて決定した前記縦横比で前記パターンを前記印刷媒体に印刷する印刷ステップと、
を含む、
ことを特徴とする印刷方法。
【0066】
(付記7)
コンピュータを、
伸縮する印刷媒体の、伸縮前の長さに対する伸縮後の長さの比率である伸縮率を、当該印刷媒体を伸縮させる前に取得する取得手段、
前記取得手段が取得した前記伸縮率に基づいて、前記印刷媒体に印刷するパターンの縦横比を決定する決定手段、
として機能させる、
ことを特徴とするプログラム。
【符号の説明】
【0067】
20…印刷装置、21…筐体、22…入力部、23…操作キー、24…表示部、25…テープカセット装着部、26…サーマルヘッド、27…プラテンローラ、28…テープ案内ローラ、29…テープリール支持ピン、31…インクリボン巻き取り駆動軸、32…テープカッタ、33…テープ排出口、35…テープカセット、36…テープ、36−1…被印刷面体、36−2…接着剤層、36−3…剥離紙、37…テープリール孔、38…インクリボン巻き取りリール孔、39…インジケータマーク、40…目印、41…カセット種別溝、42…テープリール、44…インクリボンリール、45…インクリボン、46…凹部、47…インクリボン巻き取りリール、50…制御部、60…ROM、70…RAM、80…テープ印刷部、81…ヘッド駆動回路、82…ローラ駆動回路、83…カッタ駆動回路、90…溝検出センサ
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9