【実施例】
【0078】
以下に、本発明の実施例を挙げて具体的に説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0079】
(水ガラスの調製)
水ガラスA:3号水ガラス(Na
2O 9.4重量部,SiO
2 28.8重量部,H
2O 61.8重量部)に苛性ソーダと水を加えた水ガラスA(Na
2O 8.1重量部,SiO
2 15.9重量部,H
2O 76.0重量部,モル比SiO
2/Na
2O=2.0)を調製した。
【0080】
水ガラスB:3号水ガラス(Na
2O 9.4重量部,SiO
2 28.8重量部,H
2O 61.8重量部)に苛性ソーダと水を加えた水ガラスB(Na
2O 8.9重量部,SiO
2 15.6重量部,H
2O 75.5重量部,モル比SiO
2/Na
2O=1.8)を調製した。
【0081】
水ガラスC:3号水ガラス(Na
2O 9.4重量部,SiO
2 28.8重量部,H
2O 61.8重量部)を水で希釈し水ガラスC(Na
2O 5.9重量部,SiO
2 18.1重量部,H
2O 76.0重量部,モル比SiO
2/Na
2O=3.2)を調製した。
【0082】
水ガラスD:3号水ガラス(Na
2O 9.4重量部,SiO
2 28.8重量部,H
2O 61.8重量部)に苛性ソーダと水を加えた水ガラスD(Na
2O 6.6重量部,SiO
2 17.4重量部,H
2O 76.0重量部,モル比SiO
2/Na
2O=2.7)を調製した。
【0083】
水ガラスE:3号水ガラス(Na
2O 9.4重量部,SiO
2 28.8重量部,H
2O 61.8重量部)に苛性ソーダと水を加えた水ガラスE(Na
2O 7.0重量部,SiO
2 17.0重量部,H
2O 76.0重量部,モル比SiO
2/Na
2O=2.5)を調製した。
【0084】
水ガラスF:3号水ガラス(Na
2O 9.4重量部,SiO
2 28.8重量部,H
2O 61.8重量部)に苛性ソーダと水を加えた水ガラスF(Na
2O11.9重量部,SiO
2 23.1重量部,H
2O 65.0重量部,モル比SiO
2/Na
2O=2.0)を調製した。
【0085】
水ガラスG:3号水ガラス(Na
2O 9.4重量部,SiO
2 28.8重量部,H
2O 61.8重量部)に苛性ソーダと水を加えた水ガラスG(Na
2O10.2重量部,SiO
2 19.8重量部,H
2O 70.0重量部,モル比SiO
2/Na
2O=2.0)を調製した。
【0086】
(キレート剤)
キレート剤A:ピペラジン−N,N’−ビスカルボジチオ酸塩濃度40%のピペラジン系キレート剤
【0087】
キレート剤B:ジチオカルバミン酸カリウム濃度40%のキレート剤
【0088】
(混合液の調製)
混合液A1:水ガラスA30重量部とキレート剤A70重量部を混合した混合液A1を調製した。
【0089】
混合液A2:水ガラスA60重量部とキレート剤A40重量部を混合した混合液A2を調製した。
【0090】
混合液A3:水ガラスA70重量部とキレート剤A30重量部を混合した混合液A3を調製した。
【0091】
混合液B1:水ガラスB30重量部とキレート剤A70重量部を混合した混合液B1を調製した。
【0092】
混合液B2:水ガラスB50重量部とキレート剤A50重量部を混合した混合液B2を調製した。
【0093】
(溶融飛灰に対する鉛溶出試験)
(比較例1)
都市ゴミ焼却施設で発生した溶融飛灰A50gを1000mlのポリ容器にとり、そこに純水500g入れ、6時間振とう後環境庁告示第13号の溶出試験(以下単に溶出試験とする)を行った。
【0094】
(比較例2)
溶融飛灰A50gに水15gを混合し24時間養生した。養生後粉砕し試料50gを採取し比較例1と同様の溶出試験を行った。
【0095】
(比較例3)
溶融飛灰A50gに水15g(溶融飛灰A100重量部(以下単に部とする)に対して30部)と水ガラスA5.0g(溶融飛灰A100部に対して10部)を混合し24時間養生した。養生後試料50gを採取し比較例1と同様の溶出試験を行った。
【0096】
(比較例4)
比較例3と同様に水ガラスAの添加量を15g(溶融飛灰A100部に対して30部)に変えた試験を行った。
【0097】
(比較例5)
比較例1で使用した溶融飛灰A50gに水15gとキレート剤B2.5gを加え混合し24時間養生した。養生後試料50gを採取し比較例1と同様の溶出試験を行った。
【0098】
(比較例6)
溶融飛灰A50gに水15gとキレート剤B5.0gを加え混合し24時間養生した。養生後試料50gを採取し比較例1と同様の溶出試験を行った。
【0099】
(比較例7)
溶融飛灰A50gに、水15g、水ガラスA5.0gおよびキレート剤B2.5gをそれぞれ加え混合し24時間養生した。養生後試料50gを採取し比較例1と同様の溶出試験を行った。
【0100】
(比較例8)
水ガラスA1.5gとキレート剤B3.5gを混合して、ゲル状の混合物Xを得た。
溶融飛灰A50gに水15gと混合物X5.0gを加え混合し24時間養生した。養生後試料50gを採取し比較例1と同様の溶出試験を行った。
【0101】
(比較例9)
溶融飛灰A50gに水15gとキレート剤A2.5g(溶融飛灰A100部に対して5部)を混合し24時間養生した。養生後試料50gを採取し比較例1と同様の溶出試験を行った。
【0102】
(比較例10)
比較例9と同様にキレート剤Aの添加量を3.5g(溶融飛灰A100部に対して7部)に変えた試験を行った。
【0103】
(比較例11)
比較例9と同様にキレート剤Aの添加量を5.0g(溶融飛灰A100部に対して10部)に変えた試験を行った。
【0104】
(実施例1)
溶融飛灰A50gに水15gと混合液A1を2.5g(溶融飛灰A100部に対して5部)混合し24時間養生した。養生後試料50gを採取し比較例1と同様の溶出試験を行った。
【0105】
(実施例2)
実施例1と同様に混合液A1の添加量を5.0g(溶融飛灰A100部に対して10部)に変えた試験を行った。
【0106】
(実施例3)
実施例1と同様に混合液A2の添加量を2.5g(溶融飛灰A100部に対して5部)に変えた試験を行った。
【0107】
(実施例4)
実施例3と同様に混合液A2の添加量を5.0g(溶融飛灰A100部に対して10部)に変えた試験を行った。
【0108】
比較例1〜11および実施例1〜4の結果を表1に示す。
【0109】
【表1】
【0110】
表1より、実施例1〜4では、水ガラスA単独(比較例3、4)、キレート剤A単独(比較例9〜11)およびキレート剤B単独(比較例5、6)の場合と比較して、溶融飛灰に対して、より少ない水ガラス使用量およびより少ないキレート剤使用量で鉛溶出量を抑制することができ、本発明が効果的な重金属固定化作用を奏するとともに、経済性において非常に有効であることが確認された。
【0111】
また、水ガラスAとキレート剤Aの混合液(実施例1〜4)では鉛溶出量が抑制されて十分な重金属固定化効果が得られるのに対し、水ガラスAとキレート剤Bを組み合わせて使用した場合(比較例7、8)では、鉛溶出量を抑制することができず、十分な重金属固定化効果は得られないことが確認された。
【0112】
(一般飛灰に対する鉛溶出試験)
(比較例12)
都市ゴミ焼却施設で発生した一般飛灰A50gを1000mlのポリ容器にとり、そこに純水500g入れ、6時間振とう溶出試験を行った。
【0113】
(比較例13)
一般飛灰A50gに水20gを混合し24時間養生した。養生後粉砕し試料50gを採取し比較例12と同様の溶出試験を行った。
【0114】
(比較例14)
一般飛灰A50gに水15gと水ガラスA5.0gを混合(飛灰100部に対して水と固化剤の合計が40部になるようにした)し24時間養生した。養生後試料50gを採取し比較例12と同様の溶出試験を行った。
【0115】
(比較例15)
一般飛灰A50gに水18.5gとキレート剤A1.5gを混合し24時間養生した。養生後試料50gを採取し比較例12と同様の溶出試験を行った。
【0116】
(比較例16)
一般飛灰A50gに水18.5gとキレート剤B1.5gを混合し24時間養生した。養生後試料50gを採取し比較例12と同様の溶出試験を行った。
【0117】
(実施例5)
一般飛灰A50gに水18.5gと混合液A1を1.5g混合し24時間養生した。養生後試料50gを採取し比較例12と同様の溶出試験を行った。
【0118】
(実施例6)
一般飛灰A50gに水18gと混合液A1を2.0g混合し24時間養生した。養生後試料50gを採取し比較例12と同様の溶出試験を行った。
【0119】
(実施例7)
一般飛灰A50gに水18.5gと混合液A3を1.5g混合し24時間養生した。養生後試料50gを採取し比較例12と同様の溶出試験を行った。
【0120】
(実施例8)
一般飛灰A50gに水18gと混合液A3を2.0g混合し24時間養生した。養生後試料50gを採取し比較例12と同様の溶出試験を行った。
【0121】
(実施例9)
一般飛灰A50gに水17.5gと混合液A3を2.5g混合し24時間養生した。養生後試料50gを採取し比較例12と同様の溶出試験を行った。
【0122】
(実施例10)
一般飛灰A50gに水18.5gと混合液B1を1.5g混合し24時間養生した。養生後試料50gを採取し比較例12と同様の溶出試験を行った。
【0123】
(実施例11)
一般飛灰A50gに水18.5gと混合液B2を1.5g混合し24時間養生した。養生後試料50gを採取し比較例12と同様の溶出試験を行った。
【0124】
比較例12〜16および実施例5〜11を表2に示す。
【0125】
【表2】
【0126】
表2より、実施例5〜11では、水ガラス単独(比較例14)およびキレート剤単独(比較例15、16)の場合と比較して、一般飛灰に対して、より少ない水ガラス使用量およびより少ないキレート剤使用量で鉛溶出量を抑制することができ、本発明が効果的な重金属固定化作用を奏するとともに、経済性において非常に有効であることが確認された。
【0127】
また、水ガラス中のアルカリ含有量を増やした水ガラスBとキレート剤Aの混合液B1および混合液B2(実施例10、11)は、より効果的に重金属を固定化できることが確認された。
【0128】
(水ガラスを含む配合剤(I)とピペラジン系キレート剤を含む配合剤(II)とを組み合わせたキットである重金属固化剤の鉛溶出試験)
(比較例17)
都市ゴミ焼却施設で発生した一般飛灰B50gを1000mlのポリ容器にとり、そこに純水500g入れ、6時間振とう溶出試験を行った。
【0129】
(比較例18)
一般飛灰B50gに水20gを混合し24時間養生した。養生後粉砕し試料50gを採取し比較例17と同様の溶出試験を行った。
【0130】
(比較例19)
一般飛灰B50gにキレート剤Aを水で30%溶液となるように希釈した液を1gと水19gを混合し24時間養生した。養生後試料50gを採取し比較例17と同様の溶出試験を行った。
【0131】
(実施例12)
水ガラスを含む配合剤(I)として水ガラスAを、ピペラジン系キレート剤を含む配合液(II)としてキレート剤Aを用いた。
一般飛灰B50gに水19gと水ガラスA0.7gを加え混合し、続いてキレート剤Aを0.3g混合し24時間養生した。養生後試料50gを採取し比較例17と同様の溶出試験を行った。
【0132】
(実施例13)
実施例12と同様に、水ガラスを含む配合剤(I)として水ガラスAを、ピペラジン系キレート剤を含む配合液(II)としてキレート剤Aを用いた。
一般飛灰B50gに水19gとキレート剤A0.7gを加え混合し、続いて水ガラスAを0.3g加え混合し24時間養生した。養生後試料50gを採取し比較例17と同様の溶出試験を行った。
【0133】
(実施例14)
実施例12と同様に、水ガラスを含む配合剤(I)として水ガラスAを、ピペラジン系キレート剤を含む配合液(II)としてキレート剤Aを用いた。あらかじめ水ガラスAとキレート剤Aを混合し、混合液A3を調製した。
一般飛灰A50gに水19gと混合液A3を1.0g混合し24時間養生した。養生後試料50gを採取し比較例17と同様の溶出試験を行った。
【0134】
比較例17〜19および実施例12〜14の結果を表3に示す。
【0135】
【表3】
【0136】
表3より、水ガラスを含む配合剤(I)とピペラジン系キレート剤を含む配合剤(II)とを組み合わせたキットである重金属固化剤を用いた場合(実施例12〜14)は、キレート剤A単独の場合(比較例19)と比較して、キレート剤Aの使用量は同じであるにも関わらず、鉛溶出量をより抑制することができ、効果的に重金属を固定化できることが確認された。
【0137】
(飛灰処理時のガス発生量測定)
(比較例20)
2Lテドラーパックの一部に切り込みを入れ、切れ込みよりテドラーパック内に一般飛灰A50gと水20gを入れた。切り込みをシーラにて閉じ、飛灰Aと水を混合しエアーポンプで空気を一杯に入れた後、80℃の恒温槽で20分間養生した。養生後ガス検知管によりガスの測定を行った。
【0138】
(比較例21)
一般飛灰A50gに水18.5gとキレート剤A1.5gを加えた以外は比較例20と同様の作業を行いガス検知管によりガスの測定を行った。
【0139】
(比較例22)
一般飛灰A50gに水18.5gとキレート剤B1.5gを加えた以外は比較例20と同様の作業を行いガス検知管によりガスの測定を行った。
【0140】
(実施例15)
一般飛灰A50gに水18gと混合液A1を2.0g加えた以外は比較例20と同様の作業を行いガス検知管によりガスの測定を行った。
【0141】
(実施例16)
一般飛灰A50gに水17.5gと混合液A3を2.5g加えた以外は比較例20と同様の作業を行いガス検知管によりガスの測定を行った。
【0142】
比較例20〜22および実施例15、16の結果を表4に示す。
【0143】
【表4】
【0144】
表4より、水ガラスAとキレート剤Aの混合液で一般飛灰を処理した場合(実施例15、実施例16)は、キレート剤A単独またはキレート剤B単独で処理した場合(比較例21、22)より薬剤の添加量が多いにもかかわらず、有毒ガスの発生量が少なく作業環境が改善されることが確認された。
【0145】
(保管時の薬剤のガス発生量測定)
(比較例23)
キレート剤Aを100mlのポリエチレン容器に50ml入れ、ガス検知管を用いてガスの測定を行った。
【0146】
(比較例24)
キレート剤Bを100mlのポリエチレン容器に50ml入れ、ガス検知管を用いてガスの測定を行った。
【0147】
(実施例17)
混合液A1を100mlのポリエチレン容器に50ml入れ、ガス検知管を用いてガスの測定を行った。
【0148】
(実施例18)
混合液A2を100mlのポリエチレン容器に50ml入れ、ガス検知管を用いてガスの測定を行った。
【0149】
比較例23、24および実施例17、18の結果を表5に示す。
【0150】
【表5】
【0151】
表5より、ピペラジン系キレート剤A(比較例23)では、アミン系のガスが発生しており、またジチオカルバミン酸系キレート剤B(比較例24)では、刺激臭のあるアンモニアガスおよびアミン類のガスが発生しており、作業環境に悪影響があることが確認された。一方、本発明の混合液である実施例17および実施例18では、有毒ガスは発生しておらず、薬剤保管時の作業環境において問題ないことが確認された。
【0152】
(薬剤の混合安定性試験)
(比較例25)
キレート剤B50重量部と水ガラスA50重量部を混合したところ2相に分離し、数日後には下層部が寒天状にゲル化した。
【0153】
(比較例26)
キレート剤B30重量部と水ガラスA70重量部を混合したところ比較例25と同様に2相に分離し、数日後に下層部が寒天状にゲル化した。
【0154】
(比較例27)
キレート剤B70重量部と水ガラスA30重量部を混合したところ、混合直後にフロック状のゲル化物が発生した。
【0155】
(比較例28)
キレート剤B50重量部と水ガラスC50重量部を混合したところ、混合直後にゲル化した。
【0156】
(比較例29)
リン酸二水素ナトリウム二水和物(関東化学(株)特級試薬)39gに水61gを加え30%濃度の溶液を作製した。
上記30%水溶液50重量部と水ガラスA50重量部を混合したところ、混合直後にゲル化した。
【0157】
(比較例30)
比較例29で使用したリン酸二水素ナトリウム30%溶液を10部と水ガラスA90部を混合したところ常温で3日後にゲル化した。
【0158】
(比較例31)
比較例29で使用したリン酸二水素ナトリウム30%溶液を90部と水ガラスA10部を混合したところ常温で1日後にゲル化した。
【0159】
(比較例32)
リン酸(和光純薬工業(株)特級試薬 濃度85%)30重量部と水ガラスA70重量部を混合したところ、混合直後にゲル化した。
【0160】
(比較例33)
比較例32で使用したリン酸70重量部と水ガラスA30重量部を混合したところ、混合直後にゲル化した。
【0161】
(実施例19)
キレート剤A99重量部と水ガラスA1重量部を混合したところ、ゲル化せず常温および−5℃で1ヵ月以上安定な液が得られた。
【0162】
(実施例20)
キレート剤A70重量部と水ガラスA30重量部を混合したところ、ゲル化せず常温および−5℃で1ヵ月以上安定な液が得られた。
【0163】
(実施例21)
キレート剤A50重量部と水ガラスA50重量部を混合したところ、ゲル化せず常温および−5℃で1ヵ月以上安定な液が得られた。
【0164】
(実施例22)
キレート剤A30重量部と水ガラスA70重量部を混合したところ、ゲル化せず常温および−5℃で1ヵ月以上安定な液が得られた。
【0165】
(実施例23)
キレート剤A1重量部と水ガラスA99重量部を混合したところ、ゲル化せず常温および−5℃で1ヵ月以上安定な液が得られた。
【0166】
(実施例24)
キレート剤A10重量部と水ガラスC90重量部を混合したところ、混合直後はゲル化もせず安定であったが3日後にはゲル化した。
【0167】
(実施例25)
キレート剤A30重量部と水ガラスD70重量部を混合したところ、ゲル化せず常温で1ヵ月以上安定な液が得られた。
【0168】
(実施例26)
キレート剤A30重量部と水ガラスE70重量部を混合したところ、ゲル化せず常温で1ヵ月以上安定な液が得られた。
【0169】
(実施例27)
キレート剤A30重量部と水ガラスF70重量部を混合し、常温で1週間保管したところ結晶が析出した。
【0170】
(実施例28)
キレート剤A50重量部と水ガラスG50重量部を混合し、常温では1ヵ月以上安定な液が得られたが、−5℃において3日間程度で結晶が析出した。
【0171】
比較例25〜33および実施例19〜28の結果を表6に示す。
【0172】
【表6】