(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0012】
[0026]「例示的」という単語は、本明細書では「例、事例、または例示の働きをすること」を意味するために使用される。本明細書に「例示的」と記載されたいかなる実施形態も、必ずしも他の実施形態よりも好ましいまたは有利であると解釈されるべきではない。添付の図面を参照して、新規のシステム、装置、および方法の様々な態様が以下でより十分に説明される。ただし、本開示は、多くの異なる形態で実施され得、本開示全体にわたって提示される任意の特定の構造または機能に限定されるものと解釈され得ない。むしろ、これらの態様は、本開示が周到で完全になり、本開示の範囲を当業者に十分に伝えるように与えられる。本開示の範囲は、本発明の他の態様とは無関係に実装されるにせよ、本発明の他の態様と組み合わせて実装されるにせよ、本明細書で開示する新規のシステム、装置、および方法の任意の態様をカバーする。たとえば、本明細書に記載した態様をいくつ使用しても、装置は実装され得、または方法は実施され得る。さらに、本発明の範囲は、本明細書に記載の本発明の様々な態様に加えてまたはそれらの態様以外に、他の構造、機能、または構造および機能を使用して実施されるそのような装置または方法をカバーする。本明細書で開示する任意の態様が、請求項の1つまたは複数の要素によって実施され得る。
【0013】
[0027]本明細書では特定の態様について説明するが、これらの態様の多くの変形および置換は本開示の範囲内に入る。好ましい態様のいくつかの利益および利点について説明するが、本開示の範囲は特定の利益、使用、または目的に限定されない。むしろ、本開示の態様は、様々なワイヤレス技術、システム構成、ネットワーク、および送信プロトコルに広く適用可能であり、そのうちのいくつかが例として図面および好ましい態様の以下の説明において示される。発明を実施するための形態および図面は、本開示を限定するものではなく説明するものにすぎず、本開示の範囲は添付の特許請求の範囲およびそれの均等物によって定義される。
【0014】
[0028]普及しているワイヤレスネットワーク技術は、様々なタイプのワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)を含み得る。WLANは、広く使用されるネットワーキングプロトコルを採用して、近接デバイスを相互接続するために使用され得る。本明細書で説明される様々な態様は、ワイヤレスプロトコルなどの任意の通信規格に適用され得る。
【0015】
[0029]いくつかの実装形態では、WLANは、ワイヤレスネットワークにアクセスする構成要素である様々なデバイスを含む。たとえば、2つのタイプのデバイスであるアクセスポイント(「AP」)およびクライアント(局、または「STA」とも呼ばれる)があり得る。概して、APはWLAN用のハブまたは基地局として働くことができ、STAはWLANのユーザとして働く。たとえば、STAはラップトップコンピュータ、携帯情報端末(PDA)、モバイルフォンなどであり得る。一例では、STAは、インターネットまたは他のワイドエリアネットワークへの一般的接続性を得るためにWiFi(登録商標)(たとえば、IEEE802.11プロトコル)準拠ワイヤレスリンクを介してAPに接続する。いくつかの実装形態では、STAはAPとして使用されることもある。
【0016】
[0030]アクセスポイント(「AP」)はまた、ノードB、無線ネットワークコントローラ(「RNC」)、eノードB、基地局コントローラ(「BSC」)、送受信基地局(「BTS」)、基地局(「BS」)、トランシーバ機能(「TF」)、無線ルータ、無線トランシーバ、もしくは何らかの他の用語を備えるか、それらのいずれかとして実装されるか、またはそれらのいずれかとして知られ得る。
【0017】
[0031]局「STA」はまた、アクセス端末(「AT」)、加入者局、加入者ユニット、移動局、遠隔局、遠隔端末、ユーザ端末、ユーザエージェント、ユーザデバイス、ユーザ機器、もしくは何らかの他の用語を備え、それらのいずれかとして実装され、またはそれらのいずれかとして知られ得る。いくつかの実装形態では、アクセス端末は、セルラー電話、コードレス電話、セッション開始プロトコル(「SIP」)電話、ワイヤレスローカルループ(「WLL」)局、携帯情報端末(「PDA」)、ワイヤレス接続能力を有するハンドヘルドデバイス、またはワイヤレスモデムに接続された何らかの他の好適な処理デバイスまたはワイヤレスデバイスを備え得る。したがって、本明細書で教示する1つまたは複数の態様は、電話(たとえば、セルラーフォンまたはスマートフォン)、コンピュータ(たとえば、ラップトップ)、ポータブル通信デバイス、ヘッドセット、ポータブルコンピューティングデバイス(たとえば、個人情報端末)、エンターテインメントデバイス(たとえば、音楽またはビデオデバイス、あるいは衛星ラジオ)、ゲームデバイスまたはシステム、全地球測位システムデバイス、あるいはワイヤレス媒体を介して通信するように構成された他の好適なデバイスに組み込まれ得る。
【0018】
[0032]たとえば、局のグループなどのデバイスは、近傍アウェアネットワーキング(NAN)またはソーシャルWiFiネットワーキングのために使用され得る。たとえば、ネットワーク内の様々な局は、局の各々がサポートするアプリケーションに関して互いにデバイス間で通信し得る(たとえば、ピアツーピア通信)。ソーシャルWiFiネットワークにおいて使用される発見プロトコルにとって、セキュア通信および低電力消費を保証しながら、STAが、(たとえば、発見パケットを送ることによって)それら自体を広告すること、ならびに(たとえば、ページングパケットまたはクエリパケット送ることによって)他のSTAによって与えられたサービスを発見することを可能にすることが望ましい。発見パケットは、発見メッセージまたは発見フレームと呼ばれることもある。ページングパケットまたはクエリパケットは、ページングメッセージまたはクエリメッセージあるいはページングフレームまたはクエリフレームと呼ばれることもある。
【0019】
[0033]
図1に、本開示の態様が採用され得るワイヤレス通信システム100の一例を示す。ワイヤレス通信システム100は、802.11規格などのワイヤレス規格に従って動作し得る。ワイヤレス通信システム100は、STA106と通信するAP104を含み得る。いくつかの態様では、ワイヤレス通信システム100は、2つ以上のAPを含み得る。さらに、STA106は、他のSTA106と通信し得る。一例として、第1のSTA106aは、第2のSTA106bと通信し得る。別の例として、
図1にこの通信リンクを図示していないが、第1のSTA106aは第3のSTA106cと通信し得る。
【0020】
[0034]ワイヤレス通信システム100におけるAP104とSTA106との間の送信および第1のSTA106aなどの個別のSTAと第2のSTA106bなどの別の個別のSTAとの間の送信のために、様々なプロセスおよび方法が使用され得る。たとえば、信号は、OFDM/OFDMA技法に従って送信および受信され得る。この場合、ワイヤレス通信システム100はOFDM/OFDMAシステムと呼ばれることがある。代替的に、信号は、CDMA技法に従って、AP104とSTA106との間で送信および受信され、第1のSTA106aなどの個別のSTAと第2のSTA106bなどの別の個別のSTAとの間で送信および受信され得る。この場合、ワイヤレス通信システム100はCDMAシステムと呼ばれることがある。
【0021】
[0035]AP104からSTA106のうちの1つまたは複数への送信を可能にする通信リンクはダウンリンク(DL)108と呼ばれることがあり、STA106のうちの1つまたは複数からAP104への送信を可能にする通信リンクはアップリンク(UL)110と呼ばれることがある。代替的に、ダウンリンク108は順方向リンクまたは順方向チャネルと呼ばれることがあり、アップリンク110は逆方向リンクまたは逆方向チャネルと呼ばれることがある。
【0022】
[0036]通信リンクは、ソーシャルWiFiネットワーキング中などにSTA間に確立され得る。STA間のいくつかの可能な通信リンクを
図1に示す。一例として、通信リンク112は、第1のSTA106aから第2のSTA106bへの送信を容易にし得る。別の通信リンク114は、第2のSTA106bから第1のSTA106aへの送信を容易にし得る。
【0023】
[0037]AP104は、基地局として働き、基本サービスエリア(BSA)102においてワイヤレス通信カバレージを与え得る。AP104は、AP104に関連し、また通信のためにAP104を使用するSTA106とともに、基本サービスセット(BSS)と呼ばれることがある。ワイヤレス通信システム100は、中央AP104を有しないことがあり、むしろ、STA106間のピアツーピアネットワークとして機能し得る。したがって、本明細書で説明されたAP104の機能は、STA106のうちの1つまたは複数によって代替的に実行され得る。
【0024】
[0038]
図2に、ワイヤレス通信システム100内で採用され得るワイヤレスデバイス202において利用され得る様々な構成要素を示す。ワイヤレスデバイス202は、本明細書で説明する様々な方法を実装するように構成され得るデバイスの一例である。たとえば、ワイヤレスデバイス202は、AP104を備えるか、またはSTA106のうちの1つを備え得る。
【0025】
[0039]ワイヤレスデバイス202は、ワイヤレスデバイス202の動作を制御するプロセッサ204を含み得る。プロセッサ204は中央処理ユニット(CPU)と呼ばれることもある。読取り専用メモリ(ROM)とランダムアクセスメモリ(RAM)の両方を含み得るメモリ206は、命令とデータとをプロセッサ204に与え得る。メモリ206の一部は、不揮発性ランダムアクセスメモリ(NVRAM)も含み得る。プロセッサ204は、メモリ206内に記憶されたプログラム命令に基づいて論理演算および算術演算を実行し得る。メモリ206中の命令は、本明細書で説明する方法を実装するように実行可能であり得る。
【0026】
[0040]プロセッサ204は、1つまたは複数のプロセッサとともに実装された処理システムを備えるか、またはそれの構成要素であり得る。1つまたは複数のプロセッサは、汎用マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、プログラマブル論理デバイス(PLD)、コントローラ、状態機械、ゲート論理、個別ハードウェア構成要素、専用ハードウェア有限状態機械、あるいは情報の計算または他の操作を実行し得る任意の他の好適なエンティティの任意の組合せを用いて実装され得る。
【0027】
[0041]処理システムはまた、ソフトウェアを記憶するための機械可読媒体も含み得る。ソフトウェアは、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、ハードウェア記述言語などの名称にかかわらず、任意のタイプの命令を意味すると広く解釈されたい。命令は、(たとえば、ソースコード形式、バイナリコード形式、実行可能コード形式、または任意の他の好適なコード形式の)コードを含み得る。命令は、1つまたは複数のプロセッサによって実行されたとき、本明細書で説明する様々な機能を処理システムに実行させる。
【0028】
[0042]ワイヤレスデバイス202はまた、ワイヤレスデバイス202と遠隔ロケーションとの間のデータの送信および受信を可能にするために送信機210および/または受信機212を含み得る、ハウジング208を含み得る。送信機210と受信機212とは組み合わされてトランシーバ214になり得る。アンテナ216は、ハウジング208に取り付けられ、トランシーバ214に電気的に結合され得る。ワイヤレスデバイス202は、複数の送信機、複数の受信機、複数のトランシーバ、および/または複数のアンテナをも含み得る(図示せず)。
【0029】
[0043]送信機210は、異なるパケットタイプまたは機能を有するパケットをワイヤレス送信するように構成され得る。たとえば、送信機210は、プロセッサ204によって生成された様々なタイプのパケットを送信するように構成され得る。ワイヤレスデバイス202がAP104またはSTA106として実装または使用されるとき、プロセッサ204は、複数の異なるパケットタイプのパケットを処理するように構成され得る。たとえば、プロセッサ204は、パケットのタイプを決定し、それに応じて、パケットおよび/またはパケットのフィールドを処理するように構成され得る。ワイヤレスデバイス202がAP104として実装または使用されるとき、プロセッサ204はまた、複数のパケットタイプのうちの1つを選択し、生成するように構成され得る。たとえば、プロセッサ204は、発見メッセージを備える発見パケットを生成し、特定のインスタンスにどのタイプのパケット情報を使用すべきかを決定するように構成され得る。
【0030】
[0044]受信機212は、異なるパケットタイプを有するパケットをワイヤレスに受信するように構成され得る。いくつかの態様では、受信機212は、使用されたパケットのタイプを検出し、それに応じて、パケットを処理するように構成され得る。
【0031】
[0045]ワイヤレスデバイス202は、トランシーバ214によって受信された信号のレベルを検出し、定量化するために使用され得る信号検出器218をも含み得る。信号検出器218は、そのような信号を、総エネルギー、シンボルごとのサブキャリア当たりのエネルギー、電力スペクトル密度、および他の信号として検出し得る。ワイヤレスデバイス202は、信号を処理する際に使用するデジタル信号プロセッサ(DSP)220をも含み得る。DSP220は、送信のためのパケットを生成するように構成され得る。いくつかの態様では、パケットは物理レイヤデータユニット(PPDU)を備え得る。
【0032】
[0046]いくつかの態様では、ワイヤレスデバイス202はさらに、ユーザインターフェース222を備え得る。ユーザインターフェース222は、キーパッド、マイクロフォン、スピーカー、および/またはディスプレイを備え得る。ユーザインターフェース222は、ワイヤレスデバイス202のユーザに情報を伝達し、および/またはユーザからの入力を受信する、任意の要素または構成要素を含み得る。
【0033】
[0047]ワイヤレスデバイス202の様々な構成要素は、バスシステム226によって互いに結合され得る。バスシステム226は、たとえば、データバスを含み得、ならびに、データバスに加えて、電力バス、制御信号バス、およびステータス信号バスを含み得る。ワイヤレスデバイス202の構成要素は、何らかの他の機構を使用して、互いに結合されるか、あるいは互いに対する入力を受け付けるかまたは与え得る。
【0034】
[0048]いくつかの別個の構成要素が
図2に示されているが、それらの構成要素のうちの1つまたは複数は、組み合わされるかまたは通常実装され得る。たとえば、プロセッサ204は、プロセッサ204に関して上記で説明した機能を実装するためだけでなく、信号検出器218および/またはDSP220に関して上記で説明した機能を実装するためにも使用され得る。さらに、
図2に示す構成要素の各々は、複数の別個の要素を使用して実装され得る。
【0035】
[0049]AP104およびSTA106などのデバイス間または複数のSTA106間の適切な通信を保証するために、AP104またはSTA106は、AP104またはSTA106の特性に関する情報を受信し得る。たとえば、STA106は、STA106とAP104との間の通信のタイミングを同期させるために、AP104についてのタイミング情報を使用し得る。追加または代替として、STA106は、AP104または別のSTAの媒体アクセス制御(MAC)アドレス、AP104によってサービスされる基本サービスセット(BSS)の識別子など、他の情報を必要とし得る。STA106は、メモリ206およびプロセッサ204を使用して実行されるソフトウェアを通してなど、そのような情報を単独で必要とするかどうかを決定し得る。
【0036】
[0050]AP104またはSTA106は、複数の動作モードを有し得る。たとえば、STA106は、アクティブモード、通常動作モードまたはフル電力モードと呼ばれる第1の動作モードを有し得る。アクティブモードでは、STA106は、概して、「アウェイク」状態にあり、別のSTA106とデータをアクティブに送信/受信し得る。さらに、STA106は、省電力モードまたはスリープモードと呼ばれる第2の動作モードを有し得る。省電力モードでは、STA106は、「アウェイク」状態にあり得るか、あるいはSTA106が別のSTA106とデータをアクティブに送信/受信しない「ドーズ」状態または「スリープ」状態にあり得る。たとえば、STA106の受信機212、ならびに、場合によってはDSP220および信号検出器218は、ドーズ状態で低減された電力消費を使用して動作し得る。さらに、電力節約モードでは、STA106は、AP104または別のSTAとデータを送信/受信することが可能になるように、STA106が特定の時間に「起動する」(たとえば、アウェイク状態に入る)必要があるか否かをSTA106に示す、AP104または他のSTAからのメッセージ(たとえば、ページングメッセージ)をリッスンするために、時々、アウェイク状態に入り得る。
【0037】
[0051]
図3に、デバイスが1つのチャネルを介して通信し得るワイヤレス通信システムにおける例示的な通信タイムライン300を示す。例示的な通信タイムライン300は、持続時間ΔA306の発見間隔(DI)302と、持続時間ΔB308のページング間隔(PI)304と、持続時間ΔC310の全体的な間隔とを含み得る。いくつかの態様では、通信は、他のチャネルをも介して行われ得る。時間は、時間軸にわたってページの端から端まで水平方向に増加する。
【0038】
[0052]DI302中に、APまたはSTAは、発見パケットなどのブロードキャストメッセージを通してサービスを広告し得る。いくつかの実施形態では、DI302は、発見ウィンドウ(DW:discovery window)と呼ばれることがある。APまたはSTAは、他のAPまたはSTAによって送信されたブロードキャストメッセージをリッスンし得る。いくつかの態様では、DIの持続時間は、時間とともに変化し得る。他の態様では、DIの持続時間は、ある時間期間にわたって固定されたままであり得る。DI302の終端は、
図3に示すように、第1の残余時間期間だけ後続のPI304の始端から分離され得る。PI304の終端は、
図3に示すように、異なる残余時間期間だけ後続のDIの始端から分離され得る。
【0039】
[0053]PI304中に、APまたはSTAは、ページング要求パケットなどのページング要求メッセージを送信することによって、ブロードキャストメッセージ中で広告される複数のサービスのうちの1つまたは複数に対する関心を示し得る。APまたはSTAは、他のAPまたはSTAによって送信されたページング要求メッセージをリッスンし得る。いくつかの態様では、PIの持続時間は、時間とともに変化し得る。他の態様では、PIの持続時間は、ある時間期間にわたって一定のままであり得る。いくつかの態様では、PIの持続時間は、DIの持続時間よりも短くなり得る。
【0040】
[0054]持続時間ΔC310の全体的な間隔は、
図3に示すように、1つのDIの始端から後続のDIの始端までの時間期間を測定し得る。いくつかの実施形態では、持続時間ΔC310は、発見期間(DP:discovery period)と呼ばれることがある。いくつかの態様では、全体的な間隔の持続時間は、時間とともに変化し得る。他の態様では、全体的な間隔の持続時間は、ある時間期間にわたって一定のままであり得る。持続時間ΔC310の全体的な間隔の終わりに、DIと、PIと、残余間隔とを含む別の全体的な間隔が開始し得る。連続する全体的な間隔は、無期限に続くか、または固定時間期間の間継続し得る。
【0041】
[0055]STAが送信していないかまたはリッスンしていないか、あるいは送信またはリッスンすることを予想していないとき、STAは、スリープモードまたは省電力モードに入り得る。一例として、STAは、DIまたはPI以外の期間中にスリープし得る。スリープモードまたは省電力モードにあるSTAは、STAによる送信またはリスニングを可能にするために、DIまたはPIの始端で起動するか、あるいは通常動作モードまたはフル電力モードに復帰し得る。いくつかの態様では、STAが別のデバイスと通信することを予想するほかのときにまたは起動するようにSTAに命令する通知パケットを受信したことの結果として、STAは、起動するか、あるいは通常動作モードまたはフル電力モードに復帰し得る。STAは、STAが送信を受信することを保証するために早く起動し得る。
【0042】
[0056]上記で説明したように、DI中に、APまたはSTAは、発見パケット(DP:discovery packet)を送信し得る。PI中に、APまたはSTAは、ページング要求パケット(PR:paging request packet)を送信し得る。DPは、STAまたはAPによって与えられた複数のサービスを広告し、ページング間隔がいつ発見パケットを送信するデバイスのためのものであるかを示すように構成されたパケットであり得る。DPは、データフレーム、管理フレーム、または管理アクションフレームを含み得る。DPは、上位レイヤの発見プロトコルまたはアプリケーションベースの発見プロトコルによって生成された情報を搬送し得る。PRは、APまたはSTAによって与えられた複数のサービスのうちの少なくとも1つに対する関心を示すように構成されたパケットであり得る。
【0043】
[0057]DIおよびPIの始端および終端は、発見パケットまたはページング要求パケットを送信することを望む各STAに数々の方法を介して知られ得る。いくつかの態様では、各STAは、他のAPまたはSTAとそれのクロックを同期させ、共有DIおよびPI開始時間とDI持続時間とPI持続時間とを設定し得る。他の態様では、デバイスは、本開示の態様と競合するか、またはそれと準拠しないことのある通信などのレガシー通信の媒体を消去し、DIまたはPI期間の始端および持続時間、ならびにDIおよびPI持続時間に関する追加情報を示すために特殊送信可(S−CTS)信号などの信号を送り得る。
【0044】
[0058]他のSTAからなど、発見パケットを介して広告されたサービスに潜在的に関心があるSTAは、DI中に起動するかまたは起動したままであり、特定の発見パケットが、受信STAに関係があり得る複数のサービスのうちの1つまたは複数に関する情報を含むかどうかを決定するために発見パケットを処理し得る。DI期間の後に、情報を通信することを予定していないSTAは、STAが通信することを予定する次回まで休止期間の間、スリープモードまたは省電力モードに入り得る。いくつかの態様では、STAが、DIまたはPIの外で別のデバイスと追加情報を通信し得るまで、STAは、スリープモードまたは省電力モードに入り得る。いくつかの態様では、STAは、次のPIの始端までスリープモードまたは省電力モードに入り得る。PIの始端において、関係するSTAは、サービスのプロバイダにページング要求パケットを送信するために起動し得る。
【0045】
[0059]他のSTAに送信された発見パケットなどの送信された発見パケットへの応答を待つSTAは、PI中に起動するかまたは起動したままであり、STAによって与えられた複数のサービスのうちの少なくとも1つに対する別のデバイスによる関心を特定のページング要求パケットが示すかどうかを決定するためにページング要求パケットを処理し得る。PI期間の後に、情報を通信することを予定していないSTAは、STAが通信することを予定する次回まで休止期間の間、スリープモードまたは省電力モードに入り得る。いくつかの態様では、STAが、DIまたはPIの外で別のデバイスと追加情報を通信し得るまで、STAは、スリープモードまたは省電力モードに入り得る。いくつかの態様では、STAは、次のDIの始端までスリープモードまたは省電力モードに入り得る。
【0046】
[0060]例として、全体的な間隔の持続時間ΔCは、いくつかの態様では、約1〜5秒に等しくなり得る。他の態様では、全体的な間隔は、1秒よりも短いか、または5秒よりも長くなり得る。DIの持続時間ΔAは、いくつかの態様では、約16msに等しくなるが、他の態様では、16msよりも長くなることも短くなることもあり得る。PIの持続時間ΔBは、いくつかの態様では、持続時間ΔAにほぼ等しくなり得る。他の態様では、持続時間ΔBは、持続時間ΔAよりも長くなることも短くなることもあり得る。
【0047】
[0061]
図4に、通信のためにレガシーシステムにおいて使用されるビーコンフレーム400の一例を示す。図示のように、ビーコン400は、メディアアクセス制御(MAC)ヘッダ402と、フレーム本体404と、フレーム制御シーケンス(FCS)406とを含む。図示のように、MACヘッダ402は24バイト長であり、フレーム本体404は可変長であり、FCS406は4バイト長である。
【0048】
[0062]MACヘッダ402は、ビーコンフレーム400のための基本的なルーティング情報を与えるように働く。図示の実施形態では、MACヘッダ402は、フレーム制御(FC)フィールド408と、持続時間フィールド410と、宛先アドレス(DA)フィールド412と、ソースアドレス(SA)フィールド414と、基本サービスセット識別情報(BSSID)フィールド416と、シーケンス制御フィールド418とを含む。図示のように、FCフィールド408は2バイト長であり、持続時間フィールド410は2バイト長であり、DAフィールド412は6バイト長であり、SAフィールド414は6バイト長であり、BSSIDフィールド416は6バイト長であり、シーケンス制御フィールド418は2バイト長である。
【0049】
[0063]フレーム本体404は、送信ノードに関する詳細な情報を与えるように働く。図示の実施形態では、フレーム本体404は、タイムスタンプフィールド420と、ビーコン間隔フィールド422と、能力情報フィールド424と、サービスセット識別子(SSID)フィールド426と、サポートレートフィールド428と、周波数ホッピング(FH)パラメータセット430と、直接シーケンスパラメータセット432と、競合なしパラメータセット434と、独立基本サービスセット(IBSS)パラメータセット436と、国情報フィールド438と、FHホッピングパラメータフィールド440と、FHパターンテーブル442と、電力制約フィールド444と、チャネル切替え告知フィールド446と、クワイエットフィールド448と、IBSS直接周波数選択(DFS:direct frequency selection)フィールド450と、送信電力制御(TPC:transmit power control)フィールド452と、実効放射電力(ERP:effective radiated power)情報フィールド454と、拡張サポートレートフィールド456と、ロバストセキュリティネットワーク(RSN)フィールド458とを含む。
【0050】
[0064]
図4に示すように、タイムスタンプフィールド420は8バイト長であり、ビーコン間隔フィールド422は2バイト長であり、能力情報フィールド424は2バイト長であり、サービスセット識別子(SSID)フィールド426は可変長であり、サポートレートフィールド428は可変長であり、周波数ホッピング(FH)パラメータセット430は7バイト長であり、直接シーケンスパラメータセット432は2バイト長であり、競合なしパラメータセット434は8バイト長であり、独立基本サービスセット(IBSS)パラメータセット436は4バイト長であり、国情報フィールド438は可変長であり、FHホッピングパラメータフィールド440は4バイト長であり、FHパターンテーブル442は可変長であり、電力制約フィールド444は3バイト長であり、チャネル切替え告知フィールド446は6バイト長であり、クワイエットフィールド448は8バイト長であり、IBSS直接周波数選択(DFS)フィールド450は可変長であり、送信電力制御(TPC)フィールド452は4バイト長であり、実効放射電力(ERP)情報フィールド454は3バイト長であり、拡張サポートレートフィールド456は可変長であり、ロバストセキュリティネットワーク(RSN)フィールド458は可変長である。
【0051】
[0065]
図4をさらに参照すると、ビーコンフレーム400は可変長であるが、概して、少なくとも89バイト長である。様々な無線環境では、ビーコンメッセージ400中に含まれている情報の多くがまれに使用されるか、またはまったく使用されないことがある。したがって、低電力無線環境では、電力消費を低減するために、ビーコンフレーム400の長さを低減することが望ましいことがある。その上、いくつかの無線環境は、低データレートを使用する。たとえば、802.11ah規格を実装するアクセスポイントは、比較的遅いデータ送信レートにより、ビーコンフレーム400を送信するのに比較的長い時間を要することがある。したがって、ビーコンフレーム400を送信するのにかかる時間を短縮するために、ビーコンフレーム400の長さを低減することが望ましいことがある。
【0052】
[0066]
図5に、例示的な近傍アウェアネットワーク発見フレーム500を示す。図示の実施形態では、NAN発見フレーム500は、フレーム制御(FC)フィールド508と、持続時間フィールド510と、宛先アドレス(DA)フィールド512と、ソースアドレス(SA)フィールド514と、NAN BSSIDフィールド516と、シーケンス制御フィールド518と、高スループット(HT)制御フィールド519と、カテゴリーフィールド560と、アクションフィールド562と、サービス識別子564と、接続セットアップ情報フィールド566と、フレーム検査シーケンス(FCS)506とを含む。図示のように、フレーム制御(FC)フィールド508は2バイト長であり、持続時間フィールド510は2バイト長であり、宛先アドレス(DA)フィールド512は6バイト長であり、ソースアドレス(SA)フィールド514は6バイト長であり、NAN BSSIDフィールド516は6バイト長であり、シーケンス制御フィールド518は2バイト長であり、高スループット(HT)制御フィールド519は4バイト長であり、カテゴリーフィールド560は1バイト長であり、アクションフィールド562は1バイト長であり、フレーム検査シーケンス(FCS)506は4バイト長である。様々な実施形態では、NAN発見フレーム500は、
図5に示した1つまたは複数のフィールドを省略し、および/または、本明細書で説明するフィールドのいずれかを含む、
図5に示していない1つまたは複数のフィールドを含み得る。NAN発見フレーム500中のフィールドは、異なる好適な長さのものであり得、異なる順序であり得る。
【0053】
[0067]様々な実施形態では、フレーム制御(FC)フィールド508、持続時間フィールド510、宛先アドレス(DA)フィールド512、ソースアドレス(SA)フィールド514、シーケンス制御フィールド518、タイムスタンプ720、およびフレーム検査シーケンス(FCS)506のうちの1つまたは複数は、それぞれ、
図4に関して上記で説明したフレーム制御(FC)フィールド408、持続時間フィールド410、宛先アドレス(DA)フィールド412、ソースアドレス(SA)フィールド414、シーケンス制御フィールド418、タイムスタンプ420およびフレーム検査シーケンス(FCS)406を含み得る。したがって、フレーム制御(FC)フィールド508、持続時間フィールド510、宛先アドレス(DA)フィールド512、ソースアドレス(SA)フィールド514、NAN BSSIDフィールド516、およびシーケンス制御フィールド518は、
図4のMACヘッダ402などのレガシーMACヘッダと同じフォーマットを有するように構成され得る。NAN発見フレーム500は、改変なしに、レガシーハードウェアによって処理するようにフォーマットされ得る。
【0054】
[0068]いくつかの実施形態では、宛先アドレスフィールド512は、
図4に関して上記で説明した宛先アドレスフィールド412と同じフォーマットを有し得るが、別様に解釈され得る。いくつかの実施形態では、宛先アドレスフィールド512は、以下でより詳細に説明するNAN BSSIDフィールド516と同じ値に設定され得る。いくつかの実施形態では、ネットワーク中のいくつかのデバイスは、宛先アドレスフィールド512のフィルタ処理に基づいてパケットを無視するか、ドロップするか、または復号するのを停止するように構成され得る。一実施形態では、宛先アドレスフィールド512がNAN BSSIDに設定されるとき、デバイスは、発見フレーム500全体を読み取るように構成され得る。一実施形態では、発見フレーム500を受信するデバイスは、
図13に関して本明細書でより詳細に後述するように、要求側アドレスフィールドに基づいてそれがアドレス指定されているかどうかを決定し得る。
【0055】
[0069]いくつかの実施形態では、NAN BSSIDフィールド516は、
図4に関して上記で説明したBSSIDフィールド416と同じフォーマットを有し得るが、別様に解釈され得る。いくつかの実施形態では、DAフィールド512は、ブロードキャストアドレスに設定され得、SAフィールド514は、送信者アドレスに設定され得る。
【0056】
[0070]別の実施形態では、各NANは、異なる(たとえば、擬似ランダム)NAN BSSIDを有し得る。一実施形態では、NAN BSSIDは、サービスアプリケーションに基づき得る。たとえば、アプリケーションAによって作成されたNANは、アプリケーションAの識別子に基づくBSSIDを有し得る。いくつかの実施形態では、NAN BSSID516は、標準化団体によって定義され得る。いくつかの実施形態では、NAN BSSID516は、たとえば、デバイスロケーション、サーバに割り当てられたIDなどの他のコンテキスト情報および/またはデバイス特性に基づき得る。一例では、NAN BSSID516は、NANの緯度ロケーションおよび経度ロケーションのハッシュを含み得る。
【0057】
[0071]一実施形態では、フレーム制御フィールド508は、タイプインジケータを含み得る。FC508のタイプインジケータは、NAN発見500が管理フレームであることを示し得る。様々な実施形態では、NAN発見フレーム500は、公開アクションフレームであり得る。サービス識別子564、接続セットアップ情報566、および/または追加のNAN情報は、公開アクションフレーム中で情報要素として搬送され得る。一実施形態では、STA106(
図1)は、タイプインジケータを公開アクションフレームに設定し得る。
【0058】
[0072]一実施形態では、サービス識別子564は、NAN発見フレーム500についてのサービス情報を示し得る。一実施形態では、SAフィールド514は、送信デバイスのデバイス識別子を含み得る。一実施形態では、接続セットアップ情報フィールド566は、たとえば、接続確立のためのWiFi directの使用などの1つまたは複数の接続パラメータを示す情報を含み得る。
【0059】
[0073]
図6に、
図1のワイヤレス通信システム100内で採用され得るワイヤレス通信の別の例示的な方法のフローチャート600を示す。本方法は、
図2に示したワイヤレスデバイス202など、本明細書で説明するデバイスによって全体的にまたは部分的に実装され得る。本明細書では、図示された方法について、
図1に関して上記で説明したワイヤレス通信システム100、および
図2に関して上記で説明したワイヤレスデバイス202を参照しながら説明するが、図示された方法は、本明細書で説明する別のデバイス、または任意の他の好適なデバイスによって実装され得る。本明細書では、例示する方法を特定の順序に関して説明しているが、様々な実施形態において、本明細書のブロックは異なる順序で実施されても、または省略されてもよく、さらなるブロックが追加されてもよい。
【0060】
[0074]最初に、ブロック610において、デバイス202は、NANの1つまたは複数の接続パラメータを示す少なくとも1つの接続セットアップ情報要素を決定する。たとえば、STA106aは、通信ネットワーク100の接続セットアップ情報要素を決定し得る。一実施形態では、接続セットアップ情報は、たとえば、WiFi Directが使用され得るという指示を含み得る。一実施形態では、プロセッサ204は、発見フレーム500(
図5)の接続セットアップ情報フィールド566(
図5)中の接続セットアップ情報を符号化し得る。いくつかの実施形態では、接続セットアップ情報要素は、
図9に関して以下で説明する、発見タイプ長さ値(TLV)の1つまたは複数のフィールドを含み得る。
【0061】
[0075]次に、ブロック620において、デバイス202は、NANの少なくとも1つのサービス識別子を決定する。たとえば、STA106aは、通信ネットワーク100についてのサービス情報を決定し得る。一実施形態では、プロセッサ204は、発見フレーム500(
図5)のサービス識別子フィールド564(
図5)中のサービス識別子を符号化し得る。
【0062】
[0076]次いで、ブロック630において、デバイス202は、少なくとも1つの接続セットアップ情報要素と少なくとも1つのサービス識別子とを備える公開アクション発見フレームを生成する。たとえば、STA106aは、接続セットアップ情報フィールド566(
図5)とサービス識別子フィールド564(
図5)とを含む公開アクション発見フレーム500(
図5)を生成し得る。
【0063】
[0077]いくつかの実施形態では、公開アクション発見フレームは、1つまたは複数の発見タイプ長さ値(TLV)を含む。たとえば、STA106aは、
図7〜
図15に関して以下でより詳細に説明する発見フレーム700および/または1500を生成し得る。いくつかの実施形態では、各発見TLVは、
図16および
図11に関して以下でより詳細に説明する発見TLV1600および/または1100を含み得る。
【0064】
[0078]様々な実施形態では、各発見TLVは、接続セットアップ情報とサービス識別子とを含み得る。様々な実施形態では、各発見TLVは、サービス識別子と、長さフィールドと、サービス制御フィールドと、距離制御フィールドと、測距情報と、サービス固有情報コンテナとを含み得る。各発見TLVは、パブリッシュフラグと、サブスクライブフラグと、セキュアフラグと、距離制限フラグとを備えるサービス制御フィールドを含み得る。各発見TLVは、測距情報長さおよび/または測距アルゴリズムタイプを備える測距制御フィールドを含み得る。いくつかの実施形態では、サービス識別子は、オール1またはオール0を含み得、NAN管理動作を示し得る。
【0065】
[0079]様々な実施形態では、発見TLVに関して本明細書で説明する1つまたは複数のフィールドは、情報要素の属性中に含まれ得る。たとえば、STA106aは、
図10および
図12に関して以下でより詳細に説明する情報要素1000および/または1200を送信し得る。いくつかの実施形態では、情報要素は、ピアツーピア(P2P)情報要素および/またはベンダー固有情報要素であり得る。
【0066】
[0080]いくつかの実施形態では、発見フレームは、フレーム制御フィールドと、持続時間フィールドと、宛先アドレスと、ソースアドレスと、NAN BSSIDと、シーケンス制御フィールドと、高スループット制御フィールドと、カテゴリーフィールドと、アクションフィールドと、フレーム検査とをさらに含む。様々な実施形態では、フレーム制御フィールドは2バイトを含み得、持続時間フィールドは2バイトを含み得、宛先アドレスは6バイトを含み得、ソースアドレスは6バイトを含み得、NAN BSSIDは6バイトを含み得、シーケンス制御フィールドは2バイトを含み得、高スループット制御フィールドは4バイトを含み得、カテゴリーフィールドは1バイトを含み得、アクションフィールドは1バイトを含み得、フレーム検査は4バイトを含み得る。たとえば、発見フレームは、フレーム制御(FC)フィールド508と、持続時間フィールド510と、宛先アドレス(DA)フィールド512と、ソースアドレス(SA)フィールド514と、NAN BSSIDフィールド516と、シーケンス制御フィールド518と、高スループット(HT)制御フィールド519と、カテゴリーフィールド560と、アクションフィールド562と、サービス識別子564と、接続セットアップ情報フィールド566と、フレーム検査シーケンス(FCS)506とを含み得る、
図5に関して上記で説明した発見フレーム500であり得る。一実施形態では、ソースアドレスは、ワイヤレスデバイス202の識別子を含む。
【0067】
[0081]その後、ブロック640において、ワイヤレスデバイス202は、公開アクション発見フレームを送信する。たとえば、STA106aは、公開アクション発見フレーム500(
図5)を送信し得る。いくつかの実施形態では、送信機210は公開アクション発見フレームを送信し得る。一実施形態では、STA106aは、発見ウィンドウ302中に発見フレーム500を送信する。
【0068】
[0082]一実施形態では、
図6に示した方法は、決定回路と、生成回路と、送信回路とを含み得るワイヤレスデバイスにおいて実装され得る。ワイヤレスデバイスは、本明細書で説明する簡略化されたワイヤレスデバイスよりも多くの構成要素を有し得る。本明細書で説明するワイヤレスデバイスは、特許請求の範囲内で実装形態のいくつかの顕著な特徴を説明するのに有用な構成要素を含む。
【0069】
[0083]決定回路は、接続セットアップ情報とサービス識別子とを決定するように構成され得る。決定回路は、プロセッサ204(
図2)およびメモリ206(
図2)のうちの1つまたは複数を含み得る。いくつかの実装形態では、決定するための手段が決定回路を含み得る。
【0070】
[0084]生成回路は、公開アクション発見フレームを生成するように構成され得る。生成回路は、プロセッサ204(
図2)およびメモリ206(
図2)のうちの1つまたは複数を含み得る。いくつかの実装形態では、生成するための手段が生成回路を含み得る。
【0071】
[0085]送信回路は、公開アクション発見フレームを送信するように構成され得る。送信回路は、送信機210(
図2)、アンテナ216(
図2)、およびトランシーバ214(
図2)のうちの1つまたは複数を含み得る。いくつかの実装形態では、送信するための手段が送信回路を含み得る。
【0072】
[0086]
図7に、例示的な近傍アウェアネットワーク発見フレーム700を示す。図示の実施形態では、NAN発見フレーム700は、カテゴリーフィールド710と、アクションフィールド720と、1つまたは複数の発見タイプ長さ値(TLV)フィールド730〜750とを含む。図示のように、カテゴリーフィールド710は1オクテット長であり、アクションフィールド720は1オクテット長であり、1つまたは複数のTLVフィールド730〜750はそれぞれ可変長である。様々な実施形態では、NAN発見フレーム700は、
図7に示した1つまたは複数のフィールドを省略し、および/または、本明細書で説明するフィールドのいずれかを含む、
図7に示していない1つまたは複数のフィールドを含み得る。たとえば、NAN発見フレーム700は、
図5のNAN発見フレーム500に関して上記で説明したフィールドのいずれかを含み得る。いくつかの実施形態では、宛先アドレスフィールドは、NAN BSSIDフィールドと同じ値に設定され得る。NAN発見フレーム700中のフィールドは、異なる好適な長さのものであり得、異なる順序であり得る。
【0073】
[0087]いくつかの実施形態では、カテゴリーフィールド710は、公開アクションフレームを示し得る。アクションフィールド720は、発見フレームを示し得る。本明細書では、TLVフィールド730〜750について
図9に関してより詳細に説明する。
【0074】
[0088]
図8に、例示的なベンダー固有の発見フレーム800を示す。図示の実施形態では、ベンダー固有の発見フレーム800は、カテゴリーフィールド810と、アクションフィールド820と、組織固有識別子(OUI)フィールド830と、OUIタイプフィールド840と、OUIサブタイプ850と、ダイアログトークン860と、1つまたは複数の発見タイプ長さ値(TLV)フィールド870〜880とを含む。図示のように、カテゴリーフィールド810は1オクテットであり、アクションフィールド820は1オクテットであり、OUIフィールド830は3オクテットであり、OUIタイプフィールド840は1オクテットであり、OUIサブタイプ850は1オクテットであり、ダイアログトークン860は1オクテットであり、1つまたは複数の発見TLVフィールド870〜880は可変長である。様々な実施形態では、ベンダー固有の発見フレーム800は、
図8に示した1つまたは複数のフィールドを省略し、および/または、本明細書で説明するフィールドのいずれかを含む、
図8に示していない1つまたは複数のフィールドを含み得る。たとえば、ベンダー固有の発見フレーム800は、
図5のベンダー固有の発見フレーム500に関して上記で説明したフィールドのいずれかを含み得る。いくつかの実施形態では、宛先アドレスフィールドは、NAN BSSIDフィールドと同じ値に設定され得る。ベンダー固有の発見フレーム800中のフィールドは、異なる好適な長さのものであり得、異なる順序であり得る。
【0075】
[0089]いくつかの実施形態では、カテゴリーフィールド810は、公開アクションフレームを示し得る。アクションフィールド820は、ベンダー固有のアクションフレームを示し得る。OUIフィールド830は、(「指名先」と呼ばれる)ベンダー、メーカー、または他の団体を広域的にまたは世界的に一意に識別するために使用され得、指名先の排他的使用のために(MACアドレス、グループアドレス、サブネットワークアクセスプロトコル識別子など)派生識別子の可能な各タイプのブロックを効果的に予約し得る。OUIタイプフィールド840は、たとえば、MAC識別子、コンテキスト依存識別子(CDI:context dependent identifier)、拡張一意識別子(EUI:extended unique identifier)など、OUIフィールド830のタイプを示すために使用され得る。OUIサブタイプフィールド850は、OUIタイプフィールド840のサブタイプを示し得る。ダイアログトークン860は、特定のトランザクションを示すように選定され得る。本明細書では、TLVフィールド830〜750について
図9に関してより詳細に説明する。
【0076】
[0090]
図9に、
図1のワイヤレス通信システム100内で採用され得る例示的な発見タイプ長さ値(TLV)900を示す。様々な実施形態では、たとえば、AP184(
図1)、STA186A〜106D(
図1)、および/またはワイヤレスデバイス202(
図2)など、本明細書で説明する任意のデバイス、または別の互換デバイスは、発見TLV900を送信し得る。ワイヤレス通信システム100における1つまたは複数のメッセージは、たとえば、ビーコン400(
図4)、発見フレーム500(
図5)、および/またはプローブ応答などの発見TLV900を含み得る。一実施形態では、発見TLV900は、
図7および
図8に関して上記で説明した発見TLV730〜750および/または870〜880を含み得る。
【0077】
[0091]図示の実施形態では、発見TLV900は、サービス識別子910と、長さフィールド920と、サービス制御フィールド930と、距離制御フィールド950と、測距情報960と、サービス固有情報コンテナ970とを含む。発見TLV900は、追加のフィールドを含み得、フィールドは、再配置、除去、および/または、サイズ変更され得る。たとえば、様々な実施形態では、発見TLV900は、サービス制御フィールド930、距離制御フィールド950、および/または測距情報960を省略し得る。
【0078】
[0092]図示のサービス識別子フィールド910は6オクテット長である。いくつかの実装形態では、サービス識別子フィールド910は、2、5、または12オクテット長であり得る。いくつかの実装形態では、サービス識別子フィールド910は、信号ごとにおよび/またはサービスプロバイダ間で長さが変化するなど、可変長であり得る。サービス識別子フィールド910は、発見フレームのサービスまたはアプリケーションを識別する値を含み得る。たとえば、サービス識別子910は、サービス名のハッシュまたはサービスに基づく他の値を含み得る。いくつかの実施形態では、所定のトークン値が予約され得る。たとえば、オール0またはオール1のサービス識別子は、NAN管理動作を示し得る。
【0079】
[0093]長さフィールド920は、発見TLV900の長さまたは後続のフィールドの全長を示すために使用され得る。
図9に示す長さフィールド920は1オクテット長である。いくつかの実装形態では、長さフィールド920は、2、5、または12オクテット長であり得る。いくつかの実装形態では、長さフィールド920は、信号ごとにおよび/またはサービスプロバイダ間で長さが変化するなど、可変長であり得る。いくつかの実施形態では、0の長さ(または別の所定のトークン値)は、(サービス制御フィールド930、距離制御フィールド950、測距情報960、および/またはサービス固有情報コンテナ970などの)1つまたは複数の他のフィールドが存在しないことを示し得る。
【0080】
[0094]サービス制御フィールド930は、適用可能なサービスの情報を含み得る。
図9に示すサービス制御フィールド930は1オクテット長である。いくつかの実装形態では、サービス制御フィールド930は、2、6、または8オクテット長であり得る。いくつかの実装形態では、サービス制御フィールド930は、信号ごとにおよび/またはサービスプロバイダ間で長さが変化するなど、可変長であり得る。サービス制御フィールド930は、公開フラグ932と、サブスクライブフラグ934と、セキュアフラグ936と、距離制限フラグ938と、4つの予約済みビットとを含む。サービス制御フィールド930は、追加のフィールドを含み得、フィールドは、再配置、除去、および/またはサイズ変更され得る。
【0081】
[0095]距離制御フィールド950は、測距情報960に関する情報を含み得る。
図9に示す距離制御フィールド950は1オクテット長である。いくつかの実装形態では、距離制御フィールド950は、2、6、または8オクテット長であり得る。いくつかの実装形態では、距離制御フィールド950は、信号ごとにおよび/またはサービスプロバイダ間で長さが変化するなど、可変長であり得る。距離制御フィールド950は、4ビットの測距情報長さフィールド942と4ビットの予約済みビットとを含む。測距情報長さフィールド942は、測距情報フィールド960の長さを示し得る。距離制御フィールド950は、追加のフィールドを含み得、フィールドは、再配置、除去、および/またはサイズ変更され得る。
【0082】
[0096]測距情報フィールド960は、たとえば、測距アルゴリズム識別、測距データなどの測距情報を示すために使用され得る。
図9に示す測距情報フィールド960は可変長である。いくつかの実装形態では、測距情報フィールド960は、1、5、または12オクテット長であり得る。
【0083】
[0097]サービス固有情報コンテナ970は、適用可能なサービスに関する1つまたは複数の追加のデータフィールドをカプセル化し得る。
図9に示すサービス固有情報コンテナ970は可変長である。いくつかの実装形態では、サービス固有情報コンテナ970は、1、5、または12オクテット長であり得る。
【0084】
[0098]いくつかの実施形態では、AP104は、フレーム900に加えて、またはその代わりに、情報要素の属性中でサービス識別子、サービス制御、距離制御、測距情報、および/またはサービス固有情報を示し得る。たとえば、属性は、ベンダー固有のIEであり得る。
【0085】
[0099]
図10に、
図1のワイヤレス通信システム100内で採用され得る別の例示的な情報要素1000を示す。様々な実施形態では、たとえば、AP194(
図1)、STA196a〜106d(
図1)、および/またはワイヤレスデバイス202(
図2)など、本明細書で説明する任意のデバイス、または別の互換デバイスは、情報要素1000を送信し得る。ワイヤレス通信システム100における1つまたは複数のメッセージは、たとえば、ビーコン400(
図4)、発見フレーム500(
図5)、および/またはプローブ応答などの情報要素1000を含み得る。いくつかの実施形態では、情報要素1000は、たとえば、WIFI−directシステム中などのピアツーピア(P2P)情報要素であり得る。
【0086】
[00100]図示の実施形態では、情報要素1000は、要素識別(ID)フィールド1010と、長さフィールド1020と、組織固有識別子(OUI)フィールド1030と、OUIタイプフィールド1035と、P2P属性フィールド1040とを含む。情報要素1000は、追加のフィールドを含み得、フィールドは、再配置、除去、および/またはサイズ変更され得る。
【0087】
[00101]図示の要素識別子フィールド1010は1オクテット長である。いくつかの実装形態では、要素識別子フィールド1010は、2、5、または12オクテット長であり得る。いくつかの実装形態では、要素識別子フィールド1010は、信号ごとにおよび/またはサービスプロバイダ間で長さが変化するなど、可変長であり得る。要素識別子フィールド1010は、要素をベンダー固有の発見情報要素1000として識別する値を含み得る。
【0088】
[00102]長さフィールド1020は、情報要素1000の長さまたは後続のフィールドの全長を示すために使用され得る。
図10に示す長さフィールド1020は1オクテット長である。いくつかの実装形態では、長さフィールド1020は、2、5、または12オクテット長であり得る。いくつかの実装形態では、長さフィールド1020は、信号ごとにおよび/またはサービスプロバイダ間で長さが変化するなど、可変長であり得る。
【0089】
[00103]OUIフィールド1030は、(「指名先」と呼ばれる)ベンダー、メーカー、または他の団体を広域的にまたは世界的に一意に識別するために使用され得、指名先の排他的使用のために(MACアドレス、グループアドレス、サブネットワークアクセスプロトコル識別子など)派生識別子の可能な各タイプのブロックを効果的に予約し得る。
図10に示すOUIフィールド1030は3オクテット長である。いくつかの実装形態では、OUIフィールド1030は、2、5、または12オクテット長であり得る。いくつかの実装形態では、OUIフィールド1030は、信号ごとにおよび/またはサービスプロバイダ間で長さが変化するなど、可変長であり得る。
【0090】
[00104]OUIタイプフィールド1035は、たとえば、MAC識別子、コンテキスト依存識別子(CDI)、拡張一意識別子(EUI)など、OUIフィールド1035のタイプを示すために使用され得る。
図10に示すOUIタイプフィールド1035は1オクテット長である。いくつかの実装形態では、OUIタイプフィールド1035は、2、5、または12オクテット長であり得る。いくつかの実装形態では、OUIタイプフィールド1035は、信号ごとにおよび/またはサービスプロバイダ間で長さが変化するなど、可変長であり得る。
【0091】
[00105]P2P属性1040は、サービス識別子、サービス制御、距離制御、測距情報、および/またはサービス固有情報を示す属性要素をカプセル化し得る。
図10に示すP2P属性1040は、可変長である。いくつかの実装形態では、P2P属性1040は、15〜21オクテット長であり得る。P2P属性1040は、属性ID1050と、長さフィールド1060と、サービス識別子1070と、サービス制御フィールド1072と、距離制御フィールド1074と、測距情報1076と、サービス固有情報1078とを含む。P2P属性1040は、追加のフィールドを含み得、フィールドは、再配置、除去、および/またはサイズ変更され得る。たとえば、様々な実施形態では、発見TLV1000は、サービス制御フィールド1072、距離制御フィールド1074、および/または測距情報1076を省略し得る。
【0092】
[00106]図示の属性識別子フィールド1050は1オクテット長である。いくつかの実装形態では、属性識別子フィールド1050は、2、5、または12オクテット長であり得る。いくつかの実装形態では、属性識別子フィールド1050は、信号ごとにおよび/またはサービスプロバイダ間で長さが変化するなど、可変長であり得る。属性識別子フィールド1050は、要素を発見ウィンドウ属性1040として識別する値を含み得る。
【0093】
[00107]長さフィールド1060は、P2P属性1040の長さまたは後続のフィールドの全長を示すために使用され得る。
図10に示す長さフィールド1060は2オクテット長である。いくつかの実装形態では、長さフィールド1060は、1、5、または12オクテット長であり得る。いくつかの実装形態では、長さフィールド1060は、信号ごとにおよび/またはサービスプロバイダ間で長さが変化するなど、可変長であり得る。いくつかの実施形態では、0の長さ(または別の所定のトークン値)は、(サービス制御フィールド1072、距離制御フィールド1074、測距情報1076、および/またはサービス固有情報コンテナ1078などの)1つまたは複数の他のフィールドが存在しないことを示し得る。
【0094】
[00108]図示のサービス識別子フィールド1070は6オクテット長である。いくつかの実装形態では、サービス識別子フィールド1070は、2、5、または12オクテット長であり得る。いくつかの実装形態では、サービス識別子フィールド1070は、信号ごとにおよび/またはサービスプロバイダ間で長さが変化するなど、可変長であり得る。サービス識別子フィールド1070は、発見フレームのサービスまたはアプリケーションを識別する値を含み得る。たとえば、サービス識別子1070は、サービス名のハッシュまたはサービスに基づく他の値を含み得る。いくつかの実施形態では、所定のトークン値が予約され得る。たとえば、オール0またはオール1のサービス識別子は、NAN管理動作を示し得る。
【0095】
[00109]サービス制御フィールド1072は、適用可能なサービスの情報を含み得る。
図10に示すサービス制御フィールド1072は1オクテット長である。いくつかの実装形態では、サービス制御フィールド1072は、2、6、または8オクテット長であり得る。いくつかの実装形態では、サービス制御フィールド1072は、信号ごとにおよび/またはサービスプロバイダ間で長さが変化するなど、可変長であり得る。一実施形態では、サービス制御フィールド1072は、
図9に関して上記で説明したサービス制御フィールド1630の1つまたは複数のフィールドを含み得る。サービス制御フィールド1072は、追加のフィールドを含み得、フィールドは、再配置、除去、および/またはサイズ変更され得る。
【0096】
[00110]距離制御フィールド1074は、測距情報1076に関する情報を含み得る。
図10に示す距離制御フィールド1074は1オクテット長である。いくつかの実装形態では、距離制御フィールド1074は、2、6、または8オクテット長であり得る。いくつかの実装形態では、距離制御フィールド1074は、信号ごとにおよび/またはサービスプロバイダ間で長さが変化するなど、可変長であり得る。一実施形態では、距離制御フィールド1074は、
図9に関して上記で説明した距離制御フィールド1640の1つまたは複数のフィールドを含み得る。サービス制御フィールド1072は、追加のフィールドを含み得、フィールドは、再配置、除去、および/またはサイズ変更され得る。
【0097】
[00111]測距情報フィールド1076は、たとえば、測距アルゴリズム識別、測距データなどの測距情報を示すために使用され得る。
図10に示す測距情報フィールド1076は可変長である。いくつかの実装形態では、測距情報フィールド1076は、1、5、または12オクテット長であり得る。
【0098】
[00112]サービス固有情報コンテナ1078は、適用可能なサービスに関する1つまたは複数の追加のデータフィールドをカプセル化し得る。
図10に示すサービス固有情報コンテナ1078は可変長である。いくつかの実装形態では、サービス固有情報コンテナ1078は、1、5、または12オクテット長であり得る。
【0099】
[00113]いくつかの実施形態では、距離制御フィールド1074および/または距離制御フィールド1640(
図9)は、たとえば、測距アルゴリズムタイプの指示などの追加の距離制御情報を含み得る。言い換えれば、距離制御フィールド1074は、測距のために使用すべきアルゴリズムのタイプを示し得る。
【0100】
[00114]
図11に、
図1のワイヤレス通信システム100内で採用され得る別の例示的な発見タイプ長さ値(TLV)1100を示す。様々な実施形態では、たとえば、AP204(
図1)、STA206a〜106d(
図1)、および/またはワイヤレスデバイス202(
図2)など、本明細書で説明する任意のデバイス、または別の互換デバイスは、発見TLV1100を送信し得る。ワイヤレス通信システム100における1つまたは複数のメッセージは、たとえば、ビーコン400(
図4)、発見フレーム500(
図5)、および/またはプローブ応答などの発見TLV1100を含み得る。一実施形態では、発見TLV1100は、
図7および
図8に関して上記で説明した発見TLV730〜750および/または870〜880を含み得る。
【0101】
[00115]図示の実施形態では、発見TLV1100は、サービス識別子1110と、長さフィールド1120と、サービス制御フィールド1130と、距離制御フィールド1150と、測距情報1160と、サービス固有情報コンテナ1170とを含む。発見TLV1100は、追加のフィールドを含み得、フィールドは、再配置、除去、および/または、サイズ変更され得る。たとえば、様々な実施形態では、発見TLV1100は、サービス制御フィールド1130、距離制御フィールド1150、および/または測距情報1160を省略し得る。
【0102】
[00116]図示のサービス識別子フィールド1110は6オクテット長である。いくつかの実装形態では、サービス識別子フィールド1110は、2、5、または12オクテット長であり得る。いくつかの実装形態では、サービス識別子フィールド1110は、信号ごとにおよび/またはサービスプロバイダ間で長さが変化するなど、可変長であり得る。サービス識別子フィールド1110は、発見フレームのサービスまたはアプリケーションを識別する値を含み得る。たとえば、サービス識別子1110は、サービス名のハッシュまたはサービスに基づく他の値を含み得る。いくつかの実施形態では、所定のトークン値が予約され得る。たとえば、オール0またはオール1のサービス識別子は、NAN管理動作を示し得る。
【0103】
[00117]長さフィールド1120は、発見TLV1100の長さまたは後続のフィールドの全長を示すために使用され得る。
図11に示す長さフィールド1120は1オクテット長である。いくつかの実装形態では、長さフィールド1120は、2、5、または12オクテット長であり得る。いくつかの実装形態では、長さフィールド1120は、信号ごとにおよび/またはサービスプロバイダ間で長さが変化するなど、可変長であり得る。いくつかの実施形態では、0の長さ(または別の所定のトークン値)は、(サービス制御フィールド1130、距離制御フィールド1150、測距情報1160、および/またはサービス固有情報コンテナ1170などの)1つまたは複数の他のフィールドが存在しないことを示し得る。
【0104】
[00118]サービス制御フィールド1130は、適用可能なサービスの情報を含み得る。
図11に示すサービス制御フィールド1130は1オクテット長である。いくつかの実装形態では、サービス制御フィールド1130は、2、6、または8オクテット長であり得る。いくつかの実装形態では、サービス制御フィールド1130は、信号ごとにおよび/またはサービスプロバイダ間で長さが変化するなど、可変長であり得る。サービス制御フィールド1130は、公開フラグ1132と、サブスクライブフラグ1134と、セキュアフラグ1136と、距離制限フラグ1138と、4つの予約済みビットとを含む。サービス制御フィールド1130は、追加のフィールドを含み得、フィールドは、再配置、除去、および/またはサイズ変更され得る。
【0105】
[00119]距離制御フィールド1150は、測距情報1160に関する情報を含み得る。
図11に示す距離制御フィールド1150は2オクテット長である。いくつかの実装形態では、距離制御フィールド1150は、1、6、または8オクテット長であり得る。いくつかの実装形態では、距離制御フィールド1150は、信号ごとにおよび/またはサービスプロバイダ間で長さが変化するなど、可変長であり得る。距離制御フィールド1150は、4ビットの測距アルゴリズムタイプ1142と、4つの予約済みビット1144と、8ビットの測距情報長さフィールド1146と、4つの予約済みビットとを含む。距離制御フィールド1150は、追加のフィールドを含み得、フィールドは、再配置、除去、および/またはサイズ変更され得る。
【0106】
[00120]いくつかの実施形態では、測距アルゴリズムタイプ1142は、(
図1のAP104および/またはSTA106a〜106eなどの)デバイスが測距のための使用し得るアルゴリズムのタイプを示し得る。測距情報長さフィールド1146は、たとえば、測距情報1160などの測距情報フィールドの長さを示し得る。
【0107】
[00121]測距情報フィールド1160は、たとえば、測距アルゴリズム識別、測距データなどの測距情報を示すために使用され得る。
図11に示す測距情報フィールド1160は可変長である。いくつかの実装形態では、測距情報フィールド1160は、1、5、または12オクテット長であり得る。
【0108】
[00122]サービス固有情報コンテナ1170は、適用可能なサービスに関する1つまたは複数の追加のデータフィールドをカプセル化し得る。
図11に示すサービス固有情報コンテナ1170は可変長である。いくつかの実装形態では、サービス固有情報コンテナ1170は、1、5、または12オクテット長であり得る。
【0109】
[00123]いくつかの実施形態では、AP104は、フレーム1100に加えて、またはその代わりに、情報要素の属性中でサービス識別子、サービス制御、距離制御、測距情報、および/またはサービス固有情報を示し得る。たとえば、属性は、ベンダー固有のIEであり得る。
【0110】
[00124]
図12に、
図1のワイヤレス通信システム100内で採用され得る別の例示的な情報要素1200を示す。様々な実施形態では、たとえば、AP214(
図1)、STA216a〜106d(
図1)、および/またはワイヤレスデバイス202(
図2)など、本明細書で説明する任意のデバイス、または別の互換デバイスは、情報要素1200を送信し得る。ワイヤレス通信システム100における1つまたは複数のメッセージは、たとえば、ビーコン400(
図4)、ビーコン500(
図5)、発見フレーム500(
図5)、および/またはプローブ応答などの情報要素1200を含み得る。いくつかの実施形態では、情報要素1200は、たとえば、WIFI−directシステム中などのピアツーピア(P2P)情報要素であり得る。
【0111】
[00125]図示の実施形態では、情報要素1200は、要素識別(ID)フィールド1210と、長さフィールド1220と、組織固有識別子(OUI)フィールド1230と、OUIタイプフィールド1235と、P2P属性フィールド1240とを含む。情報要素1200は、追加のフィールドを含み得、フィールドは、再配置、除去、および/またはサイズ変更され得る。
【0112】
[00126]図示の要素識別子フィールド1210は1オクテット長である。いくつかの実装形態では、要素識別子フィールド1210は、2、5、または12オクテット長であり得る。いくつかの実装形態では、要素識別子フィールド1210は、信号ごとにおよび/またはサービスプロバイダ間で長さが変化するなど、可変長であり得る。要素識別子フィールド1210は、要素をベンダー固有の発見情報要素1200として識別する値を含み得る。
【0113】
[00127]長さフィールド1220は、情報要素1200の長さまたは後続のフィールドの全長を示すために使用され得る。
図12に示す長さフィールド1220は1オクテット長である。いくつかの実装形態では、長さフィールド1220は、2、5、または12オクテット長であり得る。いくつかの実装形態では、長さフィールド1220は、信号ごとにおよび/またはサービスプロバイダ間で長さが変化するなど、可変長であり得る。
【0114】
[00128]OUIフィールド1230は、(「指名先」と呼ばれる)ベンダー、メーカー、または他の団体を広域的にまたは世界的に一意に識別するために使用され得、指名先の排他的使用のために(MACアドレス、グループアドレス、サブネットワークアクセスプロトコル識別子など)派生識別子の可能な各タイプのブロックを効果的に予約し得る。
図12に示すOUIフィールド1230は3オクテット長である。いくつかの実装形態では、OUIフィールド1230は、2、5、または12オクテット長であり得る。いくつかの実装形態では、OUIフィールド1230は、信号ごとにおよび/またはサービスプロバイダ間で長さが変化するなど、可変長であり得る。
【0115】
[00129]OUIタイプフィールド1235は、たとえば、MAC識別子、コンテキスト依存識別子(CDI)、拡張一意識別子(EUI)など、OUIフィールド1235のタイプを示すために使用され得る。
図12に示すOUIタイプフィールド1235は1オクテット長である。いくつかの実装形態では、OUIタイプフィールド1235は、2、5、または12オクテット長であり得る。いくつかの実装形態では、OUIタイプフィールド1235は、信号ごとにおよび/またはサービスプロバイダ間で長さが変化するなど、可変長であり得る。
【0116】
[00130]P2P属性1240は、サービス識別子、サービス制御、距離制御、測距情報、および/またはサービス固有情報を示す属性要素をカプセル化し得る。
図12に示すP2P属性1240は、可変長である。いくつかの実装形態では、P2P属性1240は、15〜21オクテット長であり得る。P2P属性1240は、属性ID1250と、長さフィールド1260と、サービス識別子1270と、サービス制御フィールド1272と、距離制御フィールド1274と、測距情報1276と、サービス固有情報1278とを含む。P2P属性1240は、追加のフィールドを含み得、フィールドは、再配置、除去、および/またはサイズ変更され得る。たとえば、様々な実施形態では、発見TLV1200は、サービス制御フィールド1272、距離制御フィールド1274、および/または測距情報1276を省略し得る。
【0117】
[00131]図示の属性識別子フィールド1250は1オクテット長である。いくつかの実装形態では、属性識別子フィールド1250は、2、5、または12オクテット長であり得る。いくつかの実装形態では、属性識別子フィールド1250は、信号ごとにおよび/またはサービスプロバイダ間で長さが変化するなど、可変長であり得る。属性識別子フィールド1250は、要素を発見ウィンドウ属性1240として識別する値を含み得る。
【0118】
[00132]長さフィールド1260は、P2P属性1240の長さまたは後続のフィールドの全長を示すために使用され得る。
図12に示す長さフィールド1260は2オクテット長である。いくつかの実装形態では、長さフィールド1260は、1、5、または12オクテット長であり得る。いくつかの実装形態では、長さフィールド1260は、信号ごとにおよび/またはサービスプロバイダ間で長さが変化するなど、可変長であり得る。いくつかの実施形態では、0の長さ(または別の所定のトークン値)は、(サービス制御フィールド1272、距離制御フィールド1274、測距情報1276、および/またはサービス固有情報コンテナ1278などの)1つまたは複数の他のフィールドが存在しないことを示し得る。
【0119】
[00133]図示のサービス識別子フィールド1270は6オクテット長である。いくつかの実装形態では、サービス識別子フィールド1270は、2、5、または12オクテット長であり得る。いくつかの実装形態では、サービス識別子フィールド1270は、信号ごとにおよび/またはサービスプロバイダ間で長さが変化するなど、可変長であり得る。サービス識別子フィールド1270は、発見フレームのサービスまたはアプリケーションを識別する値を含み得る。たとえば、サービス識別子1270は、サービス名のハッシュまたはサービスに基づく他の値を含み得る。いくつかの実施形態では、所定のトークン値が予約され得る。たとえば、オール0またはオール1のサービス識別子は、NAN管理動作を示し得る。
【0120】
[00134]サービス制御フィールド1272は、適用可能なサービスの情報を含み得る。
図12に示すサービス制御フィールド1272は1オクテット長である。いくつかの実装形態では、サービス制御フィールド1272は、2、6、または8オクテット長であり得る。いくつかの実装形態では、サービス制御フィールド1272は、信号ごとにおよび/またはサービスプロバイダ間で長さが変化するなど、可変長であり得る。一実施形態では、サービス制御フィールド1272は、
図11に関して上記で説明したサービス制御フィールド1130の1つまたは複数のフィールドを含み得る。サービス制御フィールド1272は、追加のフィールドを含み得、フィールドは、再配置、除去、および/またはサイズ変更され得る。
【0121】
[00135]距離制御フィールド1274は、測距情報1276に関する情報を含み得る。
図12に示す距離制御フィールド1274は2オクテット長である。いくつかの実装形態では、距離制御フィールド1274は、1、6、または8オクテット長であり得る。いくつかの実装形態では、距離制御フィールド1274は、信号ごとにおよび/またはサービスプロバイダ間で長さが変化するなど、可変長であり得る。一実施形態では、距離制御フィールド1274は、
図11に関して上記で説明した距離制御フィールド2040の1つまたは複数のフィールドを含み得る。サービス制御フィールド1272は、追加のフィールドを含み得、フィールドは、再配置、除去、および/またはサイズ変更され得る。
【0122】
[00136]測距情報フィールド1276は、たとえば、測距アルゴリズム識別、測距データなどの測距情報を示すために使用され得る。
図12に示す測距情報フィールド1276は可変長である。いくつかの実装形態では、測距情報フィールド1276は、1、5、または12オクテット長であり得る。
【0123】
[00137]サービス固有情報コンテナ1278は、適用可能なサービスに関する1つまたは複数の追加のデータフィールドをカプセル化し得る。
図12に示すサービス固有情報コンテナ1278は可変長である。いくつかの実装形態では、サービス固有情報コンテナ1278は、1、5、または12オクテット長であり得る。
【0124】
[00138]
図13に、
図1のワイヤレス通信システム100内で採用され得る例示的な発見タイプ長さ値(TLV)1300を示す。様々な実施形態では、たとえば、AP184(
図1)、STA186a〜106d(
図1)、および/またはワイヤレスデバイス202(
図2)など、本明細書で説明する任意のデバイス、または別の互換デバイスは、発見TLV1300を送信し得る。ワイヤレス通信システム100における1つまたは複数のメッセージは、たとえば、ビーコン400(
図4)、発見フレーム700および1500(
図7および15)、プローブ応答、および/または発見クエリフレームなどの発見TLV1300を含み得る。一実施形態では、発見TLV1300は、
図7および
図8に関して上記で説明した発見TLV730〜750および/または870〜880を含み得る。TLV1300の1つまたは複数のフィールドは、フレーム1300に加えて、またはその代わりに、情報要素の属性中に含まれ得る。たとえば、属性は、ベンダー固有のIEであり得る。
【0125】
[00139]図示の実施形態では、発見TLV1300は、サービス識別子1310と、長さフィールド1320と、サービス制御フィールド1330と、要求側アドレスフィールド1340と、整合フィルタコンテナ1350と、測距情報コンテナ1360と、サービス固有情報コンテナ1370と、発見アドレス情報コンテナ1380とを含む。発見TLV1300は、追加のフィールドを含み得、フィールドは、再配置、除去、および/または、サイズ変更され得る。たとえば、様々な実施形態では、発見TLV1300は、サービス制御フィールド1330および/または整合フィルタコンテナ1350を省略し得る。
【0126】
[00140]図示のサービス識別子フィールド1310は6オクテット長である。いくつかの実装形態では、サービス識別子フィールド1310は、2、5、または12オクテット長であり得る。いくつかの実装形態では、サービス識別子フィールド1310は、信号ごとにおよび/またはサービスプロバイダ間で長さが変化するなど、可変長であり得る。サービス識別子フィールド1310は、発見フレームのサービスまたはアプリケーションを識別する値を含み得る。たとえば、サービス識別子1310は、サービス名のハッシュまたはサービスに基づく他の値を含み得る。いくつかの実施形態では、所定のトークン値が予約され得る。たとえば、オール0またはオール1のサービス識別子は、NAN管理動作を示し得る。
【0127】
[00141]長さフィールド1320は、発見TLV1300の長さまたは後続のフィールドの全長を示すために使用され得る。
図13に示す長さフィールド1320は1オクテット長である。いくつかの実装形態では、長さフィールド1320は、2、5、または12オクテット長であり得る。いくつかの実装形態では、長さフィールド1320は、信号ごとにおよび/またはサービスプロバイダ間で長さが変化するなど、可変長であり得る。いくつかの実施形態では、0の長さ(または別の所定のトークン値)は、(サービス制御フィールド1330、整合フィルタコンテナ1350、測距情報コンテナ1360、サービス固有情報コンテナ1370、および/または発見アドレス情報コンテナ1380などの)1つまたは複数の他のフィールドが存在しないことを示し得る。
【0128】
[00142]サービス制御フィールド1330は、適用可能なサービスの情報を示し得る。
図13に示すサービス制御フィールド1330は1オクテット長である。いくつかの実装形態では、サービス制御フィールド1330は、2、6、または8オクテット長であり得る。いくつかの実装形態では、サービス制御フィールド1330は、信号ごとにおよび/またはサービスプロバイダ間で長さが変化するなど、可変長であり得る。サービス制御フィールド1330は、パブリッシュフラグ1331と、サブスクライブフラグ1332と、距離制限フラグ1333と、整合フィルタフラグ1334と、サービス情報フラグ1335と、要求側アドレスフラグ1336と、発見アドレスフラグ1337と、予約済みビットとを含む。サービス制御フィールド1330は、追加のフィールドを含み得、フィールドは、再配置、除去、および/またはサイズ変更され得る。
【0129】
[00143]図示の実施形態では、パブリッシュフラグ1331と、サブスクライブフラグ1332と、距離制限フラグ1333と、整合フィルタフラグ1334と、サービス情報フラグ1335と、要求側アドレスフラグ1336と、発見アドレスフラグ1337とはそれぞれ、1ビット長である。様々な実施形態では、整合フィルタフラグ1334は、整合フィルタコンテナ1350が発見TLV1300中に存在するかどうかを示し得る。サービス情報フラグは、サービス固有情報コンテナ1370が発見TLV1300中に存在するかどうかを示し得る。要求側アドレスフラグ1336は、発見TLV1300が要求側アドレスフィールド1340を含むかどうかを示し得る。発見アドレスフラグ1337は、発見アドレス情報コンテナ1380が発見TLV1300中に存在するかどうかを示し得る。
【0130】
[00144]要求側アドレスフィールド1340は、TLV1300中に含まれている発見情報を要求するデバイスのアドレスを示し得る。
図13に示す要求側アドレスフィールド1340は6オクテット長である。いくつかの実装形態では、要求側アドレスフィールド1340は、4、8、または12オクテット長であり得る。いくつかの実施形態では、要求側アドレスフィールド1340は可変長であり得る。要求側アドレスフィールド1340は、たとえば、MACアドレスを含み得る。いくつかの実施形態では、要求側アドレスフィールド1340は複数の要求側アドレスを含み得る。たとえば、要求側アドレスフィールド1340は、要求側アドレス長さフィールドと複数の要求側アドレスとを含み得る。要求側アドレスフィールド1340は、追加のフィールドを含み得、フィールドは、再配置、除去、および/またはサイズ変更され得る。一実施形態では、単一の発見フレームは、複数のTLV1300を含み、各々が、異なる要求側アドレスフィールド1340を搬送し得る。
【0131】
[00145]整合フィルタコンテナ1350は、整合フィルタ情報を示し得る。
図13に示す整合フィルタコンテナ1350は可変長である。いくつかの実装形態では、整合フィルタコンテナ1350は、2、6、または8オクテット長であり得る。整合フィルタコンテナ1350は、整合フィルタ長さフィールドおよび/またはNANのための整合フィルタを含み得る。整合フィルタ長さフィールドは、整合フィルタの長さを示し得る。整合フィルタ長さフィールドは1オクテット長であり得る。一実施形態では、整合フィルタ長さは、0(または別の所定のトークン値)であり得、整合フィルタは省略され得る。整合フィルタは、可変長であり得る。整合フィルタコンテナ1350は、追加のフィールドを含み得、フィールドは、再配置、除去、および/またはサイズ変更され得る。
【0132】
[00146]測距情報コンテナ1360は、測距情報を示し得る。
図13に示した測距情報コンテナ1360は可変長である。いくつかの実装形態では、測距情報コンテナ1360は、2、6、または8オクテット長であり得る。測距情報コンテナ1360は、距離情報長さフィールドと、距離制御フィールドと、測距情報フィールドとのうちの1つまたは複数を含み得る。測距情報コンテナ1360は、追加のフィールドを含み得、フィールドは、再配置、除去、および/またはサイズ変更され得る。
【0133】
[00147]距離情報長さフィールドは、測距情報フィールドの長さを示し得る。距離情報長さフィールドは1オクテット長であり得る。一実施形態では、測距情報長さフィールドは、0(または別の所定のトークン値)であり得、測距情報フィールドは省略され得る。距離制御フィールドは、測距アルゴリズムタイプを示し得る。距離制御フィールドは1オクテット長であり得る。距離制御フィールドは、追加のフィールドを含み得、フィールドは、再配置、除去、および/またはサイズ変更され得る。測距情報フィールドは、たとえば、測距アルゴリズム識別、測距データなどの測距情報を示すために使用され得る。測距情報フィールドは、可変長であり得る。いくつかの実装形態では、測距情報フィールドは、1、5、または12オクテット長であり得る。
【0134】
[00148]サービス固有情報コンテナ1370は、適用可能なサービスに関する1つまたは複数の追加のデータフィールドをカプセル化し得る。
図13に示すサービス固有情報コンテナ1370は可変長である。いくつかの実装形態では、サービス固有情報コンテナ1370は、1、5、または12オクテット長であり得る。サービス固有情報コンテナ1370は、サービス固有情報長さフィールドおよび/またはサービス固有情報フィールドを含み得る。サービス固有情報長さフィールドは、サービス固有情報フィールドの長さを示し得る。一実施形態では、サービス固有情報長さフィールドは、0(または別の所定のトークン値)であり得、サービス固有情報フィールドは省略され得る。サービス固有情報フィールドは、可変長であり得る。いくつかの実装形態では、サービス固有情報フィールドは、1、5、または12オクテット長であり得る。
【0135】
[00149]発見アドレス情報コンテナ1380は、送信デバイス202(
図2)によって発見されたデバイスの1つまたは複数のアドレスを示し得る。
図13に示す発見アドレス情報コンテナ1380は可変長である。いくつかの実装形態では、発見アドレス情報コンテナ1380は、1、5、または12オクテット長であり得る。発見アドレス情報コンテナ1380について、
図14に関して以下でより詳細に説明する。
【0136】
[00150]再び
図3を参照すると、いくつかの実施形態では、DW304は、発見クエリウィンドウと発見応答ウィンドウとを含み得る。様々な実施形態では、発見クエリウィンドウと発見応答ウィンドウとは重複し得る。発見クエリウィンドウ中に、探索APまたはSTAは、発見アクションフレーム中で発見クエリメッセージを送り得る。応答APまたはSTAは、発見応答ウィンドウ中でクエリに応答し得る。リッスンAPまたはSTAは、探索APまたはSTAに対する発見クエリ応答を受信し得る。発見応答のいくつかは、1つまたは複数のリッスンAPによって紛失され得る。いくつかの実施形態では、発見応答クエリは、送信デバイス202(
図2)によって発見されたデバイスの1つまたは複数のアドレスを示し得る。応答APまたはSTAは、それに応じて追加の発見応答を送信し得る。
【0137】
[00151]
図14に、
図1のワイヤレス通信システム100内で採用され得る例示的な発見アドレス情報コンテナ1400を示す。様々な実施形態では、たとえば、AP184(
図1)、STA186a〜106d(
図1)、および/またはワイヤレスデバイス202(
図2)など、本明細書で説明する任意のデバイス、または別の互換デバイスは、発見アドレス情報コンテナ1400を送信し得る。ワイヤレス通信システム100における1つまたは複数のメッセージは、たとえば、ビーコン400(
図4)、発見フレーム700および1500(
図7および15)、プローブ応答、および/または発見クエリフレームなどの発見TLV1300を含み得る。一実施形態では、発見アドレス情報コンテナ1400は、
図13に関して上記で説明した発見アドレス情報コンテナ1380を含み得る。
【0138】
[00152]図示の実施形態では、発見アドレス情報コンテナ1400は、長さフィールド1410と、発見制御フィールド1420と、随意のクエリインデックス1430と、発見アドレス情報1440とを含む。発見TLV1300は、追加のフィールドを含み得、フィールドは、再配置、除去、および/または、サイズ変更され得る。たとえば、様々な実施形態では、デバイスが発見されなかったとき、発見アドレス情報1440は省略され得る。
【0139】
[00153]長さフィールド1410は、発見アドレス情報コンテナ1400の長さまたは後続のフィールドの全長を示すために使用され得る。
図14に示す長さフィールド1410は1オクテット長である。いくつかの実装形態では、長さフィールド1410は、2、5、または12オクテット長であり得る。いくつかの実装形態では、長さフィールド1410は、信号ごとにおよび/またはサービスプロバイダ間で長さが変化するなど、可変長であり得る。いくつかの実施形態では、0の長さ(または別の所定のトークン値)は、(発見制御フィールド1420および/または発見アドレス情報フィールド1440などの)1つまたは複数の他のフィールドが存在しないことを示し得る。
【0140】
[00154]発見制御フィールド1420は、発見アドレス情報1440についての制御情報を示し得る。
図14に示す発見制御フィールド1420は1オクテット長である。いくつかの実装形態では、発見制御フィールド1420は、2、6、または8オクテット長であり得る。いくつかの実装形態では、発見制御フィールド1420は、信号ごとにおよび/またはサービスプロバイダ間で長さが変化するなど、可変長であり得る。発見制御フィールド1420は、アドレスフラグ1422と、ブルームフィルタフラグ1424と、ブルームフィルタインデックス1426と、1つまたは複数の予約済みビット1428とを含む。発見制御フィールド1420は、追加のフィールドを含み得、フィールドは、再配置、除去、および/またはサイズ変更され得る。
【0141】
[00155]アドレスフラグ1422は、発見アドレス情報1440が、発見されたデバイスに関する完全なアドレス情報を含むのか、または部分的なアドレス情報を含むのかを示し得る。
図14に示すアドレスフラグ1422は1ビットである。ブルームフィルタフラグ1424は、発見アドレス情報1440が発見デバイスアドレスのブルームフィルタを含むかどうかを示し得る。
図14に示すブルームフィルタフラグ1424は1ビットである。ブルームフィルタインデックス1426は、ブルームフィルタ中で使用されるハッシュ関数のセットを示し得る。
図14に示すブルームフィルタインデックスは可変長である。
【0142】
[00156]クエリインデックス1430は、特定の発見クエリを識別し得る。
図14に示すクエリインデックス1430は1オクテット長である。いくつかの実装形態では、クエリインデックス1430は、2、6、または8オクテット長であり得る。いくつかの実装形態では、クエリインデックス1430は、信号ごとにおよび/またはサービスプロバイダ間で長さが変化するなど、可変長であり得る。クエリインデックス1430は、フォローアップクエリが送信されるたびに増分、減分、あるいは変更され得る。一実施形態では、ブルームフィルタインデックス1426は、クエリインデックス1430が変更されたときに変更され得る。
【0143】
[00157]発見アドレス情報1440は、発見されたデバイスの1つまたは複数のアドレスを示し得る。
図14に示す発見アドレス情報1440は可変長である。いくつかの実装形態では、発見アドレス情報1440は、50、100、または200オクテット長であり得る。いくつかの実施形態では、発見アドレス情報1440は、発見されたデバイスの完全なアドレスまたは部分的なアドレスのリストを含み得る。リストは、符号化されるか、またはフィルタ処理され得る。いくつかの実施形態では、発見デバイスアドレスは、ブルームフィルタによって表される。受信デバイスは、発見アドレス情報1440を受信し得、受信デバイスアドレスがデバイスアドレス情報1440中に含まれているかどうかを決定し得る。受信デバイスアドレスがデバイスアドレス情報1440中に含まれていない場合、受信デバイスは、NAN中でのそれの存在を告知するために1つまたは複数の発見パケットを送信し得る。
【0144】
[00158]
図15に、
図1のワイヤレス通信システム100内で採用され得る別の例示的な発見タイプ長さ値(TLV)1500を示す。様々な実施形態では、たとえば、AP184(
図1)、STA186a〜106d(
図1)、および/またはワイヤレスデバイス202(
図2)など、本明細書で説明する任意のデバイス、または別の互換デバイスは、発見TLV1500を送信し得る。ワイヤレス通信システム100における1つまたは複数のメッセージは、たとえば、ビーコン400(
図4)、発見フレーム700および1500(
図7および15)、プローブ応答、および/または発見クエリフレームなどの発見TLV1500を含み得る。一実施形態では、発見TLV1500は、
図7および
図8に関して上記で説明した発見TLV730〜750および/または870〜880を含み得る。TLV1500の1つまたは複数のフィールドは、フレーム1500に加えて、またはその代わりに、情報要素の属性中に含まれ得る。たとえば、属性は、ベンダー固有のIEであり得る。
【0145】
[00159]図示の実施形態では、発見TLV1500は、サービス識別子1510と、長さフィールド1520と、サービス制御フィールド1530と、要求側アドレスフィールド1540と、測距情報コンテナ1560と、サービス固有情報コンテナ1570と、発見アドレス情報コンテナ1580とを含む。発見TLV1500は、追加のフィールドを含み得、フィールドは、再配置、除去、および/または、サイズ変更され得る。たとえば、様々な実施形態では、発見TLV1500は、サービス制御フィールド1530を省略し得る、および/または整合フィルタコンテナを含み得る。
【0146】
[00160]図示のサービス識別子フィールド1510は6オクテット長である。いくつかの実装形態では、サービス識別子フィールド1510は、2、5、または12オクテット長であり得る。いくつかの実装形態では、サービス識別子フィールド1510は、信号ごとにおよび/またはサービスプロバイダ間で長さが変化するなど、可変長であり得る。サービス識別子フィールド1510は、発見フレームのサービスまたはアプリケーションを識別する値を含み得る。たとえば、サービス識別子1510は、サービス名のハッシュまたはサービスに基づく他の値を含み得る。いくつかの実施形態では、所定のトークン値が予約され得る。たとえば、オール0またはオール1のサービス識別子は、NAN管理動作を示し得る。
【0147】
[00161]長さフィールド1520は、発見TLV1500の長さまたは後続のフィールドの全長を示すために使用され得る。
図15に示す長さフィールド1520は1オクテット長である。いくつかの実装形態では、長さフィールド1520は、2、5、または12オクテット長であり得る。いくつかの実装形態では、長さフィールド1520は、信号ごとにおよび/またはサービスプロバイダ間で長さが変化するなど、可変長であり得る。いくつかの実施形態では、0の長さ(または別の所定のトークン値)は、(サービス制御フィールド1530、測距情報コンテナ1560、サービス固有情報コンテナ1570、および/または発見アドレス情報コンテナ1580などの)1つまたは複数の他のフィールドが存在しないことを示し得る。
【0148】
[00162]サービス制御フィールド1530は、適用可能なサービスの情報を示し得る。
図15に示すサービス制御フィールド1530は1オクテット長である。いくつかの実装形態では、サービス制御フィールド1530は、2、6、または8オクテット長であり得る。いくつかの実装形態では、サービス制御フィールド1530は、信号ごとにおよび/またはサービスプロバイダ間で長さが変化するなど、可変長であり得る。サービス制御フィールド1530は、パブリッシュフラグ1531と、サブスクライブフラグ1532と、距離制限フラグ1533と、プライベートフラグ1534と、サービス情報フラグ1535と、要求側アドレスフラグ1536と、発見アドレスフラグ1537と、予約済みビットとを含む。サービス制御フィールド1530は、追加のフィールドを含み得、フィールドは、再配置、除去、および/またはサイズ変更され得る。
【0149】
[00163]図示の実施形態では、パブリッシュフラグ1531と、サブスクライブフラグ1532と、距離制限フラグ1533と、整合フィルタフラグ1534と、サービス情報フラグ1535と、要求側アドレスフラグ1536と、発見アドレスフラグ1537とはそれぞれ、1ビット長である。様々な実施形態では、プライベートフラグ1534は、以下でより詳細に説明するサービス固有情報1590が解析可能であるかどうかを示し得る。様々な実施形態では、送信デバイスは、サービス固有情報1590がTLV1500中に含まれないことを示すようにプライベートフラグ1534を設定し得る。
【0150】
[00164]いくつかの実施形態では、送信デバイスは、サービス固有情報1590が受信デバイスによって可読でない(たとえば、暗号化されているか、または省略されている)ことを示すようにプライベートフラグ1534を設定し得る。いくつかの実施形態では、送信デバイスは、受信デバイスがサービス固有情報1590をパースするのを控え得ることを示すようにプライベートフラグ1534を設定し得る。同様に、様々な実施形態では、TLV1500を受信するデバイスは、プライベートフラグ1534が設定されているときサービス固有情報1590をパースすることができないことがある。いくつかの実施形態では、TLV1500を受信するデバイスは、プライベートフラグ1534が設定されているとき、サービス固有情報1590をパースするのを控え得、プライベートフラグ1534が設定されていないとき、サービス固有情報1590をパースし得る。
【0151】
[00165]要求側アドレスフラグ1536は、発見TLV1500が要求側アドレスフィールド1540を含むかどうかを示し得る。発見アドレスフラグ1537は、発見アドレス情報コンテナ1580が発見TLV1500中に存在するかどうかを示し得る。
【0152】
[00166]要求側アドレスフィールド1540は、TLV1500中に含まれている発見情報を要求するデバイスのアドレスを示し得る。
図15に示す要求側アドレスフィールド1540は6オクテット長である。いくつかの実装形態では、要求側アドレスフィールド1540は、4、8、または12オクテット長であり得る。いくつかの実施形態では、要求側アドレスフィールド1540は可変長であり得る。要求側アドレスフィールド1540は、たとえば、MACアドレスを含み得る。いくつかの実施形態では、要求側アドレスフィールド1540は複数の要求側アドレスを含み得る。たとえば、要求側アドレスフィールド1540は、要求側アドレス長さフィールドと複数の要求側アドレスとを含み得る。要求側アドレスフィールド1540は、追加のフィールドを含み得、フィールドは、再配置、除去、および/またはサイズ変更され得る。一実施形態では、単一の発見フレームは、複数のTLV1500を含み、各々が、異なる要求側アドレスフィールド1540を搬送し得る。
【0153】
[00167]測距情報コンテナ1560は、測距情報を示し得る。
図15に示した測距情報コンテナ1560は可変長である。いくつかの実装形態では、測距情報コンテナ1560は、2、6、または8オクテット長であり得る。測距情報コンテナ1560は、距離情報長さフィールドと、距離制御フィールドと、測距情報フィールドとのうちの1つまたは複数を含み得る。測距情報コンテナ1560は、追加のフィールドを含み得、フィールドは、再配置、除去、および/またはサイズ変更され得る。
【0154】
[00168]距離情報長さフィールドは、測距情報フィールドの長さを示し得る。距離情報長さフィールドは1オクテット長であり得る。一実施形態では、測距情報長さフィールドは、0(または別の所定のトークン値)であり得、測距情報フィールドは省略され得る。距離制御フィールドは、測距アルゴリズムタイプを示し得る。距離制御フィールドは1オクテット長であり得る。距離制御フィールドは、追加のフィールドを含み得、フィールドは、再配置、除去、および/またはサイズ変更され得る。測距情報フィールドは、たとえば、測距アルゴリズム識別、測距データなどの測距情報を示すために使用され得る。測距情報フィールドは、可変長であり得る。いくつかの実装形態では、測距情報フィールドは、1、5、または12オクテット長であり得る。
【0155】
[00169]サービス固有情報コンテナ1570は、適用可能なサービスに関する1つまたは複数の追加のデータフィールドをカプセル化し得る。サービス固有情報コンテナ1570は可変長である。いくつかの実装形態では、サービス固有情報コンテナ1570は、1、5、または12オクテット長であり得る。
【0156】
[00170]図示の実施形態では、サービス固有情報コンテナ1570は、サービス固有情報長さフィールド1585とサービス固有情報フィールド1590とを含む。サービス固有情報長さフィールド1585は、サービス固有情報フィールド1590の長さを示し得る。図示されたサービス固有情報長さフィールド1585は1オクテット長である。いくつかの実装形態では、サービス固有情報長さフィールド1585は、2、5、または12オクテット長であり得る。一実施形態では、サービス固有情報長さフィールドは、0(または別の所定のトークン値)であり得、サービス固有情報フィールドは省略され得る。
【0157】
[00171]図示されたサービス固有情報フィールド1590は可変長である。いくつかの実装形態では、サービス固有情報フィールド1590は、1、5、または12オクテット長であり得る。サービス固有情報フィールド1590は、0個以上の長さ値ペアを含み、各々は、1オクテット長フィールド1592a〜1592nと可変長値フィールド1594a〜1594nとを含む。様々な実施形態では、各長さフィールド1592a〜1592nは、2、5、または12オクテット長であり得る。様々な実施形態では、各値フィールド1594a〜1594nは、1、5、または12オクテット長であり得る。各長さフィールド1592a〜1592nは、後続の値フィールド1594a〜1594nの長さを示し得る。各値フィールド1594a〜1594nは、NAN中の特定のアプリケーションに関係し得る追加の情報フィールドを含み得る。
【0158】
[00172]発見アドレス情報コンテナ1580は、送信デバイス202(
図2)によって発見されたデバイスの1つまたは複数のアドレスを示し得る。
図15に示す発見アドレス情報コンテナ1580は可変長である。いくつかの実装形態では、発見アドレス情報コンテナ1580は、1、5、または12オクテット長であり得る。発見アドレス情報コンテナ1580について、
図14に関して上記でより詳細に説明した。
【0159】
[00173]本明細書における「第1」、「第2」などの名称を使用した要素へのいかなる言及も、それらの要素の数量または順序を概括的に限定するものでない。むしろ、これらの名称は、本明細書において2つ以上の要素またはある要素の複数の例を区別する便利な方法として使用され得る。したがって、第1および第2の要素への言及は、そこで2つの要素のみが採用され得ること、または第1の要素が何らかの方法で第2の要素に先行し得ることを意味するものではない。また、別段に記載されていない限り、要素のセットは1つまたは複数の要素を含み得る。
【0160】
[00174]情報および信号は、多種多様な技術および技法のいずれかを使用して表され得る。たとえば、上記の説明全体にわたって言及され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、およびチップは、電圧、電流、電磁波、磁界または磁性粒子、光場または光学粒子、あるいはそれらの任意の組合せによって表され得る。
【0161】
[00175]本明細書で開示した態様に関して説明した様々な例示的な論理ブロック、モジュール、プロセッサ、手段、回路、およびアルゴリズムステップのいずれも、電子ハードウェア(たとえば、ソースコーディングまたは何らかの他の技法を使用して設計され得る、デジタル実装形態、アナログ実装形態、またはそれら2つの組合せ)、命令を組み込んだ様々な形態のプログラムまたは設計コード(便宜上、本明細書では「ソフトウェア」または「ソフトウェアモジュール」と呼ぶことがある)、あるいはその両方の組合せとして実装され得る。ハードウェアとソフトウェアのこの互換性を明確に示すために、様々な例示的な構成要素、ブロック、モジュール、回路、およびステップについて、上記では概してそれらの機能に関して説明した。そのような機能がハードウェアとして実装されるか、ソフトウェアとして実装されるかは、特定の適用例および全体的なシステムに課せられた設計制約に依存する。当業者は、説明された機能を特定の適用例ごとに様々な方法で実装し得るが、そのような実装の決定は、本開示の範囲からの逸脱を生じない。
【0162】
[00176]本明細書で開示した態様に関して、および
図1〜
図15に関して説明した様々な例示的な論理ブロック、モジュール、および回路は、集積回路(IC)、アクセス端末、またはアクセスポイント内に実装され得るか、またはそれらによって実行され得る。ICは、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)もしくは他のプログラマブル論理デバイス、個別ゲートもしくはトランジスタ論理、個別ハードウェア構成要素、電気構成要素、光学構成要素、機械構成要素、または本明細書で説明する機能を実行するように設計されたそれらの任意の組合せを含み得、ICの内部に、ICの外側に、またはその両方に常駐するコードまたは命令を実行し得る。論理ブロック、モジュール、および回路は、ネットワーク内またはデバイス内の様々な構成要素と通信するためにアンテナおよび/またはトランシーバを含み得る。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであり得るが、代替として、プロセッサは、任意の従来のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、または状態機械であり得る。また、プロセッサは、コンピューティングデバイスの組合せ、たとえば、DSPとマイクロプロセッサとの組合せ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと連携する1つまたは複数のマイクロプロセッサ、あるいは任意の他のそのような構成として実現され得る。モジュールの機能は、本明細書で教示した方法とは別の何らかの方法で実装され得る。(たとえば、添付の図の1つまたは複数に関して)本明細書で説明した機能は、いくつかの態様では、添付の特許請求の範囲において同様に指定された「手段」機能に対応し得る。
【0163】
[00177]ソフトウェアで実装される場合、機能は、1つまたは複数の命令またはコードとしてコンピュータ可読媒体上に記憶されるか、あるいはコンピュータ可読媒体を介して送信され得る。本明細書で開示された方法またはアルゴリズムのステップは、コンピュータ可読媒体上に存在し得る、プロセッサ実行可能ソフトウェアモジュールで実装され得る。コンピュータ可読媒体は、ある場所から別の場所にコンピュータプログラムを転送することを可能にされ得る任意の媒体を含む、コンピュータ記憶媒体とコンピュータ通信媒体の両方を含む。記憶媒体は、コンピュータによってアクセスされ得る任意の利用可能な媒体であり得る。限定ではなく例として、そのようなコンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、EEPROM(登録商標)、CD−ROMもしくは他の光ディスクストレージ、磁気ディスクストレージもしくは他の磁気ストレージデバイス、または、命令もしくはデータ構造の形態で所望のプログラムコードを記憶するために使用され得、コンピュータによってアクセスされ得る、任意の他の媒体を含み得る。また、いかなる接続もコンピュータ可読媒体と適切に呼ばれ得る。本明細書において用いられるとき、ディスク(disk)およびディスク(disc)は、コンパクトディスク(disc)(CD)、レーザーディスク(登録商標)(disc)、光ディスク(disc)、デジタル多用途ディスク(disc)(DVD)、フロッピー(登録商標)ディスク(disk)およびブルーレイ(登録商標)ディスク(disc)を含み、ディスク(disk)は、通常、データを磁気的に再生し、一方、ディスク(disc)は、データをレーザーで光学的に再生する。上記の組合せもコンピュータ可読媒体の範囲内に含まれ得る。さらに、方法またはアルゴリズムの動作は、コンピュータプログラム製品に組み込まれ得る、機械可読媒体およびコンピュータ可読媒体上のコードおよび命令の1つまたは任意の組合せ、あるいはそのセットとして常駐し得る。
【0164】
[00178]開示したプロセス中のステップの特定の順序または階層は例示的な手法の一例である。設計上の選好に基づいて、プロセス中のステップの特定の順序または階層は本開示の範囲内のまま再構成され得る。添付の方法クレームは、様々なステップの要素を例示的な順序で提示したものであり、提示された特定の順序または階層に限定されない。
【0165】
[00179]本開示で説明した実装形態への様々な修正は当業者には容易に明らかであり得、本明細書で定義した一般原理は、本開示の趣旨または範囲から逸脱することなく他の実装形態に適用され得る。したがって、本開示は、本明細書で示した実装形態に限定されず、本明細書で開示する特許請求の範囲、原理および新規の特徴に一致する、最も広い範囲を与られるべきである。「例示的」という単語は、本明細書ではもっぱら「例、事例、または例示の働きをすること」を意味するために使用される。「例示的」として本明細書で説明されるいかなる実装形態も、必ずしも他の実装形態よりも好ましいまたは有利であると解釈されるべきではない。
【0166】
[00180]また、別個の実装形態に関して本明細書で説明されたいくつかの特徴は、単一の実装形態において組合せで実装され得る。また、逆に、単一の実装形態に関して説明された様々な特徴は、複数の実装形態において別個に、あるいは任意の好適な部分組合せで実装され得る。その上、特徴は、いくつかの組合せで働くものとして上記で説明され、初めにそのように請求されることさえあるが、請求される組合せからの1つまたは複数の特徴は、場合によってはその組合せから削除され得、請求される組合せは、部分組合せ、または部分組合せの変形形態を対象とし得る。
【0167】
[00181]同様に、動作は特定の順序で図面に示されているが、これは、望ましい結果を達成するために、そのような動作が、示される特定の順序でまたは順番に実行されることを、あるいはすべての図示の動作が実行されることを必要とし得ない。いくつかの状況では、マルチタスキングおよび並列処理が有利であり得る。その上、上記で説明した実装形態における様々なシステム構成要素の分離は、すべての実装形態においてそのような分離を必要とし得ず、説明するプログラム構成要素およびシステムは、概して、単一のソフトウェア製品において互いに一体化されるか、または複数のソフトウェア製品にパッケージングされ得る。さらに、他の実装形態が以下の特許請求の範囲内に入る。場合によっては、特許請求の範囲に記載の行為は、異なる順序で実行され、依然として望ましい結果を達成し得る。
以下に、本願出願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[1] ワイヤレス近傍アウェアネットワーク(NAN)において通信する方法であって、
前記NANの1つまたは複数の接続パラメータを示す少なくとも1つの接続セットアップ情報要素を決定することと、
前記NANの少なくとも1つのサービス識別子を決定することと、
前記少なくとも1つの接続セットアップ情報要素と前記少なくとも1つのサービス識別子とを備える公開アクション発見フレームを生成することと、
ワイヤレスデバイスにおいて、前記公開アクション発見フレームを送信することと
を備える、方法。
[2] 前記公開アクション発見フレームが1つまたは複数の発見タイプ長さ値(TLV)を備え、各々が
サービス固有情報コンテナと、
前記サービス固有情報コンテナが解析可能であるかどうかを示すプライベートフラグと
を備える、[1]に記載の方法。
[3] 前記プライベートフラグがサービス制御フィールド中に含まれる、[2]に記載の方法。
[4] 前記サービス固有情報コンテナが、1つまたは複数の長さ値ペアを備える、[2]に記載の方法。
[5] 前記公開アクション発見フレームが1つまたは複数の発見タイプ長さ値(TLV)を備え、各々が要求側アドレスを備える、[1]に記載の方法。
[6] 前記公開アクション発見フレームが1つまたは複数の発見タイプ長さ値(TLV)を備え、各々は、要求側アドレスが前記TLV中に含まれるかどうかを示す要求側アドレスフラグを備える、[1]に記載の方法。
[7] 前記公開アクション発見フレームが1つまたは複数の発見タイプ長さ値(TLV)を備え、各々が、前記接続セットアップ情報要素のうちの少なくとも1つと前記サービス識別子のうちの少なくとも1つとを備える、[1]に記載の方法。
[8] 前記公開アクション発見フレームが1つまたは複数の発見タイプ長さ値(TLV)を備え、各々が、前記サービス識別子と、長さフィールドと、サービス制御フィールドと、距離制御フィールドと、測距情報と、サービス固有情報コンテナとのうちの少なくとも1つを備える、[1]に記載の方法。
[9] 前記公開アクション発見フレームが1つまたは複数の発見タイプ長さ値(TLV)を備え、各々が、パブリッシュフラグと、サブスクライブフラグと、セキュアフラグと、距離制限フラグとのうちの少なくとも1つを備えるサービス制御フィールドを備える、[1]に記載の方法。
[10] 前記公開アクション発見フレームが1つまたは複数の発見タイプ長さ値(TLV)を備え、各々が、測距情報長さと測距アルゴリズムタイプとのうちの少なくとも1つを備える測距制御フィールドを備える、[1]に記載の方法。
[11] 前記少なくとも1つのサービス識別子が、オール1またはオール0を備え、NAN管理動作を示す、[1]に記載の方法。
[12] 前記公開アクション発見フレームが、前記ワイヤレスデバイスの識別子を備えるソースアドレスをさらに備える、[1]に記載の方法。
[13] 前記公開アクション発見フレームが、前記NAN BSSIDと同じである宛先アドレスをさらに備える、[1]に記載の方法。
[14] 前記少なくとも1つの接続セットアップ情報要素が、WiFi(登録商標) direct接続確立を示す、[1]に記載の方法。
[15] 前記送信することが、発見ウィンドウ中に送信することを備える、[1]に記載の方法。
[16] ワイヤレス近傍アウェアネットワーク(NAN)において通信するように構成されたワイヤレスデバイスであって、
前記NANの1つまたは複数の接続パラメータを示す少なくとも1つの接続セットアップ情報要素を決定することと、
前記NANの少なくとも1つのサービス識別子を決定することと、
前記少なくとも1つの接続セットアップ情報要素と前記少なくとも1つのサービス識別子とを備える公開アクション発見フレームを生成することと、
ワイヤレスデバイスにおいて、前記公開アクション発見フレームを送信することと
を行うように構成されたプロセッサ
を備える、ワイヤレスデバイス。
[17] 前記公開アクション発見フレームが1つまたは複数の発見タイプ長さ値(TLV)を備え、各々が
サービス固有情報コンテナと、
前記サービス固有情報コンテナが解析可能であるかどうかを示すプライベートフラグと
を備える、[16]に記載のワイヤレスデバイス。
[18] 前記プライベートフラグがサービス制御フィールド中に含まれる、[17]に記載のワイヤレスデバイス。
[19] 前記サービス固有情報コンテナが、1つまたは複数の長さ値ペアを備える、[17]に記載のワイヤレスデバイス。
[20] 前記公開アクション発見フレームが1つまたは複数の発見タイプ長さ値(TLV)を備え、各々が要求側アドレスを備える、[16]に記載のワイヤレスデバイス。
[21] 前記公開アクション発見フレームが1つまたは複数の発見タイプ長さ値(TLV)を備え、各々は、要求側アドレスが前記TLV中に含まれるかどうかを示す要求側アドレスフラグを備える、[16]に記載のワイヤレスデバイス。
[22] 前記公開アクション発見フレームが1つまたは複数の発見タイプ長さ値(TLV)を備え、各々が、前記接続セットアップ情報要素のうちの少なくとも1つと前記サービス識別子のうちの少なくとも1つとを備える、[16]に記載のワイヤレスデバイス。
[23] 前記公開アクション発見フレームが1つまたは複数の発見タイプ長さ値(TLV)を備え、各々が、前記サービス識別子と、長さフィールドと、サービス制御フィールドと、距離制御フィールドと、測距情報と、サービス固有情報コンテナとのうちの少なくとも1つを備える、[16]に記載のワイヤレスデバイス。
[24] 前記公開アクション発見フレームが1つまたは複数の発見タイプ長さ値(TLV)を備え、各々が、パブリッシュフラグと、サブスクライブフラグと、セキュアフラグと、距離制限フラグとのうちの少なくとも1つを備えるサービス制御フィールドを備える、[16]に記載のワイヤレスデバイス。
[25] 前記公開アクション発見フレームが1つまたは複数の発見タイプ長さ値(TLV)を備え、各々が、アットリーストオブ測距情報長さと測距アルゴリズムタイプとを備える測距制御フィールドを備える、[16]に記載のワイヤレスデバイス。
[26] 前記少なくとも1つのサービス識別子が、オール1またはオール0を備え、NAN管理動作を示す、[16]に記載のワイヤレスデバイス。
[27] 前記公開アクション発見フレームが、前記ワイヤレスデバイスの識別子を備えるソースアドレスをさらに備える、[16]に記載のワイヤレスデバイス。
[28] 前記公開アクション発見フレームが、前記NAN BSSIDと同じである宛先アドレスをさらに備える、[16]に記載のワイヤレスデバイス。
[29] 前記少なくとも1つの接続セットアップ情報要素が、WiFi direct接続確立を示す、[16]に記載のワイヤレスデバイス。
[30] 前記送信することが、発見ウィンドウ中に送信することを備える、[16]に記載のワイヤレスデバイス。
[31] ワイヤレス近傍アウェアネットワーク(NAN)において通信するための装置であって、
前記NANの1つまたは複数の接続パラメータを示す少なくとも1つの接続セットアップ情報要素を決定するための手段と、
前記NANの少なくとも1つのサービス識別子を決定するための手段と、
前記少なくとも1つの接続セットアップ情報要素と前記少なくとも1つのサービス識別子とを備える公開アクション発見フレームを生成するための手段と、
ワイヤレスデバイスにおいて、前記公開アクション発見フレームを送信するための手段と
を備える、装置。
[32] 実行されたとき、装置に、
前記NANの1つまたは複数の接続パラメータを示す少なくとも1つの接続セットアップ情報要素を決定することと、
前記NANの少なくとも1つのサービス識別子を決定することと、
前記少なくとも1つの接続セットアップ情報要素と前記少なくとも1つのサービス識別子とを備える公開アクション発見フレームを生成することと、
ワイヤレスデバイスにおいて、前記公開アクション発見フレームを送信することと
を行わせるコードを備える非一時的コンピュータ可読媒体。