特許第6402431号(P6402431)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6402431
(24)【登録日】2018年9月21日
(45)【発行日】2018年10月10日
(54)【発明の名称】自動車用ロック
(51)【国際特許分類】
   E05B 77/06 20140101AFI20181001BHJP
   E05B 79/08 20140101ALI20181001BHJP
   B60J 5/00 20060101ALI20181001BHJP
【FI】
   E05B77/06 Z
   E05B79/08
   B60J5/00 H
【請求項の数】13
【全頁数】8
(21)【出願番号】特願2015-553192(P2015-553192)
(86)(22)【出願日】2014年1月17日
(65)【公表番号】特表2016-505098(P2016-505098A)
(43)【公表日】2016年2月18日
(86)【国際出願番号】IB2014000698
(87)【国際公開番号】WO2014111818
(87)【国際公開日】20140724
【審査請求日】2017年1月16日
(31)【優先権主張番号】13/744,934
(32)【優先日】2013年1月18日
(33)【優先権主張国】US
(73)【特許権者】
【識別番号】510222604
【氏名又は名称】キーケルト アクツィーエンゲゼルシャフト
(74)【代理人】
【識別番号】100107456
【弁理士】
【氏名又は名称】池田 成人
(74)【代理人】
【識別番号】100162352
【弁理士】
【氏名又は名称】酒巻 順一郎
(74)【代理人】
【識別番号】100123995
【弁理士】
【氏名又は名称】野田 雅一
(74)【代理人】
【識別番号】100148596
【弁理士】
【氏名又は名称】山口 和弘
(72)【発明者】
【氏名】ブリックナー, ロバート, エル.
(72)【発明者】
【氏名】ペッテンギル, ロバート, エス.
【審査官】 秋山 斉昭
(56)【参考文献】
【文献】 独国特許出願公開第102011010797(DE,A1)
【文献】 米国特許出願公開第2007/0085349(US,A1)
【文献】 米国特許出願公開第2014/0292005(US,A1)
【文献】 米国特許出願公開第2010/0052336(US,A1)
【文献】 特公昭51−22250(JP,B1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
E05B 77/06
B60J 5/00
E05B 79/08
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ロックケーシング又はプレートを有するロック機構を備え、前記ロック機構が、
ロックボルトを受けるための回転可能に装着された回転キャッチと、
前記ロックボルトを保持するために前記回転キャッチと係合可能な爪と、
前記ロック機構を解除するための解放レバーと、
前記解放レバーが過度に加速する場合に前記解放レバーが前記ロック機構を解除し得るのを防止することができる拘束装置と、
前記ロックケーシング又はプレートに回転可能に装着される安全レバーと、
を備え
前記拘束装置が、慣性レバーおよび阻止レバーを備え、前記慣性レバーと前記阻止レバーは、前記解放レバーが通常のように加速されるときにのみ前記慣性レバーが前記解放レバーにより前記阻止レバーと共に移動されるように相互連結され、
前記安全レバーが、前記ロックケーシング又はプレートに連結された拘束形状部を備え、前記拘束形状部は、前記解放レバーが過度に加速する場合に前記阻止レバーを拘束し、前記慣性レバーの輪郭部に対して付勢状態で当接する自動車用ロック。
【請求項2】
前記拘束装置は、前記解放レバーが前記爪または前記阻止レバーを前記爪または前記阻止レバーの阻止位置もしくはラッチ位置から移動させ得るのを防止することができる、請求項1に記載の自動車用ロック。
【請求項3】
前記解放レバーが大きく加速される場合に、前記阻止レバーのみが、前記解放レバーの更なる枢動を阻止する位置に移動される、請求項に記載の自動車用ロック。
【請求項4】
前記拘束装置は、前記解放レバーが通常のように加速されるときにのみ慣性レバーが前記解放レバーにより阻止レバーと共に移動されるように、前記拘束装置の前記慣性レバーと前記阻止レバーを相互連結するばねを備える、請求項1に記載の自動車用ロック。
【請求項5】
前記ばねの一方の脚が前記慣性レバーに取り付けられており、前記ばねの他方の脚が前記阻止レバーに取り付けられている、請求項に記載の自動車用ロック。
【請求項6】
前記阻止レバーが、前記慣性レバーに回転可能に装着されている、請求項に記載の自動車用ロック。
【請求項7】
前記阻止レバーが、前記阻止レバーを移動させるために前記解放レバーにより移動させることができる突出部を備える、請求項に記載の自動車用ロック。
【請求項8】
前記ばねの脚が、前記突出部の輪郭部に対して付勢状態で当接している、請求項に記載の自動車用ロック。
【請求項9】
前記慣性レバーの質量が、前記阻止レバーの質量よりも数倍大きい、請求項に記載の自動車用ロック。
【請求項10】
前記爪の捕捉位置において前記爪を阻止することが可能な阻止レバーを更に備える、請求項1に記載の自動車用ロック。
【請求項11】
前記爪が前記爪の捕捉位置にある場合に、前記回転キャッチが前記爪に開放モーメントを伝えることが可能である、請求項10に記載の自動車用ロック。
【請求項12】
前記回転キャッチについて2つの捕捉位置がある、すなわち、予備捕捉位置および主要捕捉位置がある、請求項1に記載の自動車用ロック。
【請求項13】
前記予備捕捉位置は、閉鎖プロセス中にドアまたはハッチが前記主要捕捉位置に到達しないときに、それぞれのドアまたはハッチを回転捕捉する、請求項12に記載の自動車用ロック。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、自動車用ロックに関する。
【背景技術】
【0002】
自動車用ロックは、ストライカとも称されるロックボルトを受けるための回転可能に装着された回転キャッチ(rotary catch)を備えたロック機構を備える。その上、ロック機構は、ロックボルトを保持するために回転キャッチと係合可能な爪を備える。
【0003】
自動車ロックの回転キャッチは通常、負荷アームと回転捕捉アームとにより形成され、かつドアまたはハッチが閉じられたときに、車両ドアまたは車両ハッチ(例えば、ボンネットまたはトランクリッド)のロックボルト(ストライカとも称される)が入る、フォーク状の入口スロット(入口開口部とも称される)を備える。それから、ロックボルトまたはストライカは、爪が回転キャッチに係合するまで、回転キャッチを開放位置から閉鎖位置の方向に回動させる。この位置は捕捉位置と称される。そして、ロックボルトは、回転キャッチの入口スロットを離れることができない。
【0004】
更に、ロックは、爪の捕捉位置において爪を阻止することが可能な阻止レバーを備えることができる。ロック機構を開放するために爪が爪の捕捉位置から離れることができるように、阻止レバーを阻止レバーの阻止位置から枢動または回動させなければならない。
【0005】
爪が爪の捕捉位置にある場合に回転キャッチが爪に開放モーメントを伝えることが可能であるロックが、米国特許出願公開第2010052336号明細書で知られている。このようなロックは、ロック機構に係合できるように阻止レバーを必要とする。このようなロックを少ない労力で開放することができる。
【0006】
2つの捕捉位置(すなわち、予備捕捉位置および主要捕捉位置)を有する自動車ロックが存在する。予備捕捉位置は、閉鎖プロセス中にドアまたはハッチが主要捕捉位置に到達しないときに、それぞれのドアまたはハッチを回転捕捉する働きをする。予備捕捉位置から開始して、対応するように回転キャッチを更に回動させる場合、回転キャッチが最終的に主要捕捉位置に到達する。
【0007】
原則として、ロックは、ロック機構を開放または解除するために作動させる解放レバーを備える。このような解放レバーは、典型的にはドアやハッチのハンドルに連結される。ハンドルが作動される場合には、ロック機構を解除し、ひいてはロックを開放するために、解放レバーが作動される。
【0008】
衝突時に、ハンドルが不用意に作動される場合があり、このことにより、ロック機構が開放される。このような場合にかかるロックが不用意に開放しないことを確実にするべきである。
【0009】
ロックが衝突時に不用意に開放しないことを確実にするために、ロック機構を解放または開放するための少なくとも1つの作動レバー(すなわち、解放レバー)を備えるロック機構を備えたロックが、文献である欧州特許第1518983号明細書により提供される。加えて、ロックは、所定の車両の加速中に作動レバーを阻止する阻止レバーを備える。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
衝突時には、通常の開放プロセスと比較して特に大きな加速が生じる。(例えば、衝突時に生じる)大きな車両加速でのみ作動レバーが阻止する場合に、衝突時のロック機構の意図しない開放を防止することができる。ドアハンドルの通常作動の場合には、大きな加速がないために作動レバーが阻止されず、したがってロックの開放を可能にする。
【0011】
上で説明した問題に鑑みて、本発明は、一態様において、衝突時に不用意な開放が防止されるロックを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0012】
目的を達成するために、本発明の一実施形態によれば、回転キャッチと回転キャッチに係合するための爪とを備えるロック機構を備えたロックが提供される。更に、ロックは、爪が爪の捕捉位置に位置する場合に爪を阻止することが可能な阻止レバーを備えてもよい。その上、ロック機構を開放または解放するための解放レバーが設けられる。解放レバーが作動される場合で、解放レバーが過度に加速されない場合には、解放レバーの作動により、爪または阻止レバーを阻止位置から移動させる。衝突により引き起こされ得るような、解放レバーの過度に大きな加速が生じる場合には、ロックの拘束装置は、解放レバーが爪または阻止レバーをその阻止位置またはラッチ位置からそれぞれ移動させ得るのを防止する。それゆえ、ロックは、解放レバーが衝突時に加速される場合には開放することができない。
【0013】
一実施形態において、拘束装置は、慣性レバーと阻止レバーとを備える。慣性レバーおよび阻止レバーは、ドアハンドルが通常の方法で(例えば、車両の運転者により)作動される場合と同様に、解放レバーが通常のように加速されたときにのみ慣性レバーを解放レバーにより阻止レバーと共に移動させるように相互連結される。このような場合には、阻止レバーがロック機構の開放を防止できないように、慣性レバーと阻止レバーの共同移動が行われる。衝突時に起こり得るように、解放レバーが大きく加速される場合には、慣性レバーの慣性により、阻止レバーのみを、具体的にはロック機構の開放が防止されるように解放レバーの更なる枢動を阻止する位置に移動させる。
【0014】
本発明の一実施形態において、拘束装置は、解放レバーが通常のように加速されたときにのみ慣性レバーを解放レバーにより阻止レバーと共に移動させるように慣性レバーと阻止レバーを相互連結するばねを備える。このことが、技術的に簡単な方法で、衝突時にロックが意図せずに開放し得るのを防止する。通常のような加速とは、(一般的に衝突に起因する)解放レバーの過度に大きな加速がないことを意味する。
【0015】
本発明の一実施形態において、ばねの一方の脚は、慣性レバーに連結される。このような連結は、特にばねの脚が慣性レバーの輪郭部に対して好ましくは付勢状態で当接する場合に行われる。慣性レバーの突起または空隙により輪郭部を形成してもよい。ばねのもう1つの脚は阻止レバーに連結される。このような連結は、特にばねの脚が阻止レバーの輪郭部に対して好ましくは付勢された状態で当接するときに行われる。阻止レバーの突起または空隙が輪郭部を形成してもよい。より低い加速の場合には、ばねは、阻止レバーと慣性レバーとの間の強固な連結部のように機能する。それゆえ、より低い加速では、ロック機構を開放するための解放レバーの作動により阻止レバーおよび慣性レバーを共に移動させる。解放レバーの作動は、対応するドアまたはフラップのハンドルもしくはグリップを作動させることにより行われる。
【0016】
大きな加速の場合には、慣性レバーの慣性により、ばねが、阻止レバーのみをまたは阻止レバーを少なくとも主に移動させかつ慣性レバーを全くまたは少なくともほとんど移動させないように変形される。特に、ばねは、それに対応するように大きな加速の場合に更に付勢される。阻止レバーを慣性レバーと独立に移動させる場合には、阻止レバーが阻止レバーの拘束位置に入る。拘束位置では、ロック機構が開放されるように解放レバーを更に回し得ることが防止される。
【0017】
一実施形態において、阻止レバーは、阻止レバーを移動させるために解放レバーにより移動させることができる突出部を備える。解放レバーが作動される場合に、突出部、ひいては阻止レバーを移動させる。
【0018】
本発明の好ましい一実施形態において、阻止レバーの突出部は、ばねまたはばねの脚に上述の輪郭部を与える。
【0019】
好ましくは、慣性レバーの質量は、解放レバーの低い加速でのみ慣性レバーを確実に移動させるように、阻止レバーの質量よりも少なくとも2倍、3倍、4倍またはそれ以上大きい。
【0020】
本発明の一実施形態において、回転可能に装着された安全レバーは、解放レバーの低い加速でのみ慣性レバーを確実に移動させるように、慣性レバーの輪郭部に対して付勢状態で当接する。
【0021】
本発明の一実施形態において、ロックは、ロックのロックケーシングに強固にまたは回転可能に連結された拘束形状部を備える。拘束形状部は、解放レバーが過度に加速される場合に、阻止レバーを拘束する働きをする。阻止レバーが、拘束形状部により拘束され、したがって、阻止レバーの拘束位置に位置する場合には、ロック機構が開放されるように解放レバーを更に回すことができない。
【0022】
本発明の一実施形態において、回転可能に装着された安全レバーは、部品点数を削減するために、拘束形状部を備える。
【0023】
一実施形態において、ロックは、爪の拘束位置において爪を阻止し得る阻止レバーを備えてもよい。この実施形態において、解放レバーは、阻止レバーを阻止レバーの阻止位置から外すために、阻止レバーの突出部を捕捉してもよい。
【0024】
一実施形態において、解放レバーは、回転キャッチに係合するための第2の爪として機能してもよい。
【0025】
添付の図面を参照しながら本発明を以下に説明する。
【図面の簡単な説明】
【0026】
図1】本発明の例示的な実施形態によるロック機構の概略側面図である。
図2】本発明の例示的な実施形態による拘束装置の第1の詳細図である。
図3】本発明の例示的な実施形態による拘束装置の第2の詳細図である。
【発明を実施するための形態】
【0027】
図1に示すように、ロックのロック機構は、回転キャッチ1と、爪2と、阻止レバー3と、阻止レバー3よりも下の慣性レバー4と、安全レバー5とを備える。回転キャッチ1、爪2、慣性レバー4および安全レバー5は、金属プレート6に回転可能に装着される。加えて、解放レバーが存在する。図1は、解放レバー7の一部分を示している。解放レバー7を、爪2よりも上に配置することができ、かつ軸9上に回転可能に装着することができる。
【0028】
回転キャッチ1は、回転キャッチ1の軸8を中心に回転してもよい。爪2は、爪2の軸9を中心に回転してもよい。慣性レバー4は、慣性レバー4の軸10を中心に回転してもよい。慣性レバー4の重量は、阻止レバー3の重量よりも少なくとも2倍、3倍、4倍またはそれ以上重い。
【0029】
図1に示すように、爪2は、回転キャッチ1の時計回りの回転を阻止する。それゆえ、爪2は、爪2の捕捉位置にある。ロック機構をロック解除するためには、爪2を時計回りに回転させる必要がある。爪2が爪2の捕捉位置から離れたときに、回転キャッチ1が、回転キャッチ1の開放位置の方向に時計回りに回転することができる。回転キャッチ1が回転キャッチ1の開放位置に到達したときに、車両ドアまたは車両フラップのロックホルダ11は、ロック機構から離れることができる。そして、対応するドアまたはフラップを開放することができる。
【0030】
阻止レバー3は、解放レバー7のレバーアームに隣接して慣性レバー4に回転可能に装着される。更に、阻止レバー3および慣性レバー4は、付勢ばね12により相互連結される。ばね12の第1の脚13は、慣性レバー4の突起14に対して付勢状態で当接する。図2および図3により詳細に示すように、ばね12の第2の脚15は、阻止レバーの突起16に対して付勢状態で当接する。
【0031】
加えて、突起16が突出部として機能する。解放レバー7の上述のレバーアームは、阻止レバー3を左方向に移動させるために突出部16を捕捉することができる。阻止レバー3は、軸17を中心にまたは慣性レバー4と共に軸10を中心に回転してもよい。
【0032】
ボーデンケーブルまたは他の既知の手段などによりロック機構に連結された車両の対応するグリップを運転者または別の人が作動させることにより、解放レバー7が時計回りに回転する。このような場合に、解放レバーの対応するアームは、阻止レバー3を左方向に移動させる。加速が低いときには、ばね12は、慣性レバー4と阻止レバー3との間の強固な連結部として機能する。このため、左方向への阻止レバー3の移動により、慣性レバー4が軸10を中心に反時計回りに阻止レバー3と共に回転する。解放レバー7は、爪を爪の捕捉位置から外すために、突出部、爪2の突起18をそれぞれ捕捉する。最終的に、対応するドアまたはフラップを開放することができる。
【0033】
自動車衝突の際に、ドアハンドルの部品または他の車両構成部品が加速して、解放レバー7の強い加速をもたらすグリップの望ましくない作動を引き起こす場合がある。解放レバー7の強い加速は、左方向への阻止レバー3の強い加速をもたらす。この場合、安全レバー5が慣性レバー4の輪郭部に付勢状態で当接するので、慣性レバー4の高重量および生じる慣性によりならびに/または慣性レバー4と安全レバー5との間の摩擦力により、ばね12が、阻止レバー3と慣性レバー4との間の強固な連結部として機能しない。その結果、慣性レバー4は、慣性レバー4の軸10を中心に回転しない。その代わりに、阻止レバー3が、阻止レバー3の軸17を中心に図3に示す位置の方向に時計回りに回転する。
【0034】
阻止レバーが図3に示す位置に到達したときに、安全レバー5は、左方向への阻止レバー3の移動を阻止してもよい。このような場合、解放レバー7の更なる時計回りの回転は可能ではない。その結果、爪2は、図1に示す爪2の捕捉位置で静止する。
【0035】
慣性レバー4が図1に示す慣性レバー4の開始位置に戻ることを、重力によりおよび/または更なるばねにより達成することができる。
【0036】
回転可能に装着された安全レバーは、安全レバーの軸19を中心に回転可能である。ばね20により、安全レバーは、慣性レバーの輪郭部に対して付勢状態で当接する。
図1
図2
図3