特許第6402796号(P6402796)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】6402796
(24)【登録日】2018年9月21日
(45)【発行日】2018年10月10日
(54)【発明の名称】画像入力装置
(51)【国際特許分類】
   H04N 1/10 20060101AFI20181001BHJP
   G06T 1/00 20060101ALI20181001BHJP
【FI】
   H04N1/10
   G06T1/00 430A
   G06T1/00 420A
【請求項の数】4
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2017-70027(P2017-70027)
(22)【出願日】2017年3月31日
【審査請求日】2017年3月31日
(73)【特許権者】
【識別番号】000004237
【氏名又は名称】日本電気株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100106909
【弁理士】
【氏名又は名称】棚井 澄雄
(74)【代理人】
【識別番号】100134544
【弁理士】
【氏名又は名称】森 隆一郎
(74)【代理人】
【識別番号】100149548
【弁理士】
【氏名又は名称】松沼 泰史
(74)【代理人】
【識別番号】100162868
【弁理士】
【氏名又は名称】伊藤 英輔
(72)【発明者】
【氏名】▲瀬▼川 哲
【審査官】 宮島 潤
(56)【参考文献】
【文献】 特開2012−95129(JP,A)
【文献】 特開2015−91030(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04N 1/04 − 1/207
G06T 1/00
H04N 5/222 − 5/257
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
読取対象が載置される原稿載置部と、この原稿載置部の上方に位置して該原稿載置部に載置された読取対象上の情報を読み取る画像入力部と、を有する画像入力装置であって、
原稿載置部の上部にあって前記読取対象を上面で受ける原稿載置台の少なくとも一部を前記原稿載置部との角度を変更可能に傾斜させる傾斜機構を備え、
前記原稿載置部は、載置面と、この上に配置されて前記読取対象が載置された原稿載置台とを有し、
前記載置面と原稿載置台との間には、
これら載置面と原稿載置台との間に配置されて前記原稿載置台を回転可能に支持する支点部材と、
前記載置面と原稿載置台との間に配置されて、原稿載置台とともに変形する支持部材と、を有する
画像入力装置。
【請求項2】
前記支持部材は、塑性変形可能な形状保持部材により形成された、
請求項1に記載の画像入力装置。
【請求項3】
前記支持部材は、前記支点部材の周囲の複数個所に設けられた、
請求項2に記載の画像入力装置。
【請求項4】
前記原稿載置台は、弾性変形可能な材料により形成された、
請求項3に記載の画像入力装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、銀行等の金融機関で使用可能な画像入力装置及び画像入力方法に関する。
【背景技術】
【0002】
銀行等の金融機関で取り扱われる払い込み帳票等の読取対象の画像を読み取り、そのデータをその後の業務に利用することがある。具体的には、印刷所で印刷された帳票に書き込まれた紙葉類、通常の事務所に置かれた静電式プリンタで印刷された印刷帳票がある。また、同様の機会に読み取られる対象として、本人確認資料である、パスポート、マイナンバーカード、免許証などの読取対象がある。さらに近年では、スマートフォンに表示された画面からの入力が必要とされることがある。
これらのものを間接型の画像入力装置で入力する場合には、カード等の表面を保護するためのラミネート処理の性質や、静電式印刷の場合はトナーと熱定着の性質によっては、印字部表面が反射鏡による全反射に近い反射を示す場合がある。また、スマートフォン等の表示画面の表面についても、ガラスの表面あるいは保護フィルム膜の表面が全反射に近い光学特性があるため、全反射に近い反射を示す場合がある。
このような全反射に近い特性を有していると、原稿載置部から間接に画像を読み取る入力装置と、天井の照明装置の位置とによっては、入力画像に天井の照明が直接入射する場合と同様の光線が読み取り装置に入射し、画像としては白く飛んでしまったり、印刷や書込みの内容が白くかすれてしまう悪影響が生じることがある。
【0003】
上記の読み取りに関連する技術として、特許文献1及び2に示される技術がある。
特許文献1に示される技術は、銀行カードやクレジットカード等の光沢(所謂てかり)のある対象からの画像の読み取りに際し、読取対象をホルダーに格納して傾斜状態で原稿載置部に置くことにより、前記てかりによる全反射の影響を小さくするものである。
また特許文献2、3に示される技術は、原稿載置部の上に置かされた読取対象の全反射を防止すべく、対象をカバーで覆うものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2015−091030号公報
【特許文献2】特開2008−131325号公報
【特許文献3】特開2016−177221号公報
【特許文献4】特開2002−354331号公報
【特許文献5】特開2011−049735号公報
【特許文献6】特開2007−257658号公報
【特許文献7】特開2015−023353号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1の技術は、全反射の少ない最適な位置を探すに際し、傾斜状態の原稿台を原稿載置部上で移動させることが必要であって、読み取られた画面上で原稿が様々な位置、大きさの画像、すなわち、異なる画像として読み取られるため、画像解析の負荷が大きくなる可能性がある。
また、特許文献2、3の技術は、原稿の表面をカバーで覆うことが必須であるため、十分な照明がないと、画像が暗くなることが避けられない。また万一カバーに傷、汚れ等が存在すると、誤った画像を読み取ってしまう原因となることがある。
さらに、特許文献4の技術は、読み取られた画像の光路に存在する光学素子を物理的に操作して角度を変更することが必要であり、複雑な操作機構が必要とされる。
【0006】
さらに、特許文献5の技術は、原稿の読み取りとは異なる技術分野に属する自動車に関するもので、複数のカメラを使用することを前提としていて、単一のカメラによる画像読み取りにおける全反射の防止に関するものではない。
さらに、特許文献6の技術は、全反射に起因して発生する、いわゆる白飛びを防止すべく露出を調整するもので、原稿からの全反射を本質的に防止するものではない。
さらに、特許文献7の技術は、原稿の周囲からの外光の入射を遮蔽すべく、間仕切りを立体的に組み合わせた構造物にわざわざ原稿を収容する必要があって、金融機関の窓口等で迅速に業務を遂行しようとする際に適したものではない。
【0007】
この発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであって、画像入力装置の光路に配置される光学素子の変更、入力された画像データの処理の複雑化を最小限としつつ、読取対象からの全反射を減少することのできる画像入力装置及び画像入力方法を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するために、この発明は以下の手段を提案している。
本発明の第1の態様は、読取対象が載置される原稿載置部と、この原稿載置部の上方に位置して該原稿載置部に載置された読取対象上の情報を読み取る画像入力部と、を有する画像入力装置であって、原稿載置部に設けられた原稿載置台の少なくとも一部を前記原稿載置部との角度を変更可能に傾斜させる傾斜機構を備えることを特徴とする。
【0009】
本発明の第2の態様は、原稿載置部に載置された読取対象の画像を前記原稿載置部の上方から読み取る工程と、読み取られた画像に基づき、原稿載置部の少なくとも一部を傾斜させる工程とを有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、原稿載置部の少なくとも一部を傾斜させる操作によって読取対象からの全反射を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1】本発明に係る画像入力装置の最小構成にかかる第1実施形態の概略構成図である。
図2】本発明の第2実施形態に係る画像入力装置の概略構成図である。
図3】第2実施形態における原稿の傾斜と光線反射状況との関係の説明図である。
図4】本発明の第2実施形態に係る画像入力装置の動作を示すフロー図である。
図5】本発明の第3実施形態に係る画像入力装置の概略構成図である。
図6】第3実施形態の動作説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
本発明の最小構成に係る第1実施形態の画像入力装置について、図1を参照して説明する。
符号1は、読取対象2が載置される原稿載置部である。この原稿載置部1の上方には、前記読取対象2である帳票等の原稿から情報を読み取る画像入力部3が設けられている。前記画像載置部1には、原稿載置台4が設けられるとともに、この原稿載置台4の少なくとも一部を前記原稿載置部に対して傾斜させて角度を変更する傾斜機構5を備える。
【0013】
図2〜4は本発明の第2実施形態を示すものである。なお第1実施形態と共通の構成には同一符号を付し、説明を簡略化する。
前記画像入力部3は、原稿載置部1の一方の側寄りの位置に設けられ、スタンド301によって所定の高さに支持されている。前記画像入力部3を構成する光学系を構成するレンズ等の光軸302は、前記原稿載置部1上の一方の側に片寄った所定位置と交差する方向に設定されている。
【0014】
前記原稿載置台4は、平面状をなし、前記原稿載置部1の上面101とほぼ等しい平面形状を有し、原稿載置部1における、前記スタンド301が設けられた側と反対寄りの位置で傾斜機構5によって支持されている。また原稿載置台4の上面は、前記読取対象より全反射し易い(光線反射率が同等かそれ以上に高い)材料により形成され、あるいは表面処理されている。前記傾斜機構5は、例えば、原稿載置部1に設けられた軸受け501によって、前記原稿載置台4と一体の軸502を回転自在に支持した構造となっている。
この実施形態では、前記軸受け501と軸502との間の回転摺動面に摩擦係数の大きな材料を介在させる(あるいは、軸受け501、軸502の摺動面に対して、粗面化等、凹凸のかみ合いによって回転に抵抗を与える処理を施す)ことにより、前記原稿載置台4および原稿2に作用する重力による回転モーメントに抗して、前記原稿載置台4を任意の傾斜角度で停止することができるよう構成されている。また軸受け501には、軸502の回転、すなわち原稿載置台4の傾斜角度に応じた信号を出力する角度センサ(図示略)が内蔵されている。
また、前記角度センサにより検出された角度データは、画像入力部3を制御する制御部6へ供給されている。
【0015】
図4のフロー図を参照して、前記第2実施形態の動作とともに、その作用を説明する。
前記読取対象2を原稿載置台4の上に置くと(SP1)、読み取りが開示される。すなわち、画像入力部3による画像取得が開始されるとともに、前記角度センサから原稿載置台4の傾斜角度に関するデータが取得され、この角度データは、一の読取対象2に対する画像入力が終了する迄、画像入力部3あるいは外部の記憶手段に保存される(SP02)。例えば、原稿載置台4の表面に読取対象に予測される光線反射率より高い光線反射率の材料を用いて、その反射光量を制御部5により常時モニタし、読取対象を原稿載置台4上に置くことによって反射光量が減少する変化を判別して、画像読み取りを開始すべく画像入力部3を制御するようにしても良い。
【0016】
例えば、画像入力装置3に入力された画像データの持つ画像信号の光量(明るさ)が所定のしきい値以上であること等の判定条件に基づき、制御部6が全反射の有無を判定し(SP3)、全反射がないと判定した場合には、前記原稿載置台4の角度に関する角度センサからの角度データに基づいて、取得した画像を補正すべく画像入力部3を制御し、補正画像を操作者の画像表示装置(図示略)等へ出力する(SP7)。なお、前記光量は、例えば、全反射がない状態で読み取られた状態を基準として、10%、20%、30%と全反射領域が次第に増加した場合の光量データが段階的にしきい値として記憶されている。
【0017】
前記SP3において、全反射と判断された場合には、取得した画像データ(少なくとも一部が全反射で白くなった画像データ)を保存するとともに、全反射と判断された入力が所定回数繰り返されたかを判断する(SP4)。すなわち、所定回数の入力が繰り返される迄の間は、原稿載置台4を傾斜させる(あるいは傾斜を変更すべきである)旨を操作者へ指示し(SP12)、この指示に基づいて操作者が原稿載置台4の傾斜角度を変更した後(SP13)、SP2へ戻って、画像入力を繰り返す。なお前記操作者への指示は、例えば、LED等の点灯、点滅、あるいは、注意を促す警告ブザーや「全反射しています」等の音声出力により行われる。
【0018】
所定回数、傾斜角度を変更しても依然として全反射が解消しないと判断された場合には(SP4)、前記複数の画像データをそれぞれの画像データ取得の際の角度データによって画像変換した後(SP5)、複数の画像データから、全反射していない領域(例えば、全体の画像を複数の領域に分割し、全反射による白飛びによって所定のしきい値以上の受光レベルと判別された領域を除いた領域を選択する)の読取対象の画像データを切り出し、複数回の画像読み取りによって取り出された各領域の画像から、原稿2の全体の画像を合成し(SP6)、SP7へ進んで、全反射が低減された読取対象の画像データを操作者の表示画面(図示略)等へ出力する。なお、最終的に読取対象の画像データが出力されたことを条件として、前記SP2からSP4で角度データに紐付けて保存されていた画像データを破棄(リセット)しても良い。
【0019】
なお、上記第2実施形態にあっては、操作者が、SP12における指示に応じて原稿載置台4の傾斜を手動操作して角度を変更する場合の動作を説明したが、一変形例として、前記SP12に代えて、前記原稿載置台4の軸502を回転駆動するモータ(図示略)等を設け、このモータへ原稿載置4の傾斜角度を所定角度だけ変更すべき旨の信号を出力するステップを実行しても良い。この場合、SP13における操作者による手動操作を行うことなく、角度を変更しながら画像の取り込みが繰り返され、自動的に、全反射の少ない原稿全体の画像を得ることができる。
【0020】
次に、図3を参照して、原稿載置台4の傾斜によって全反射の状況が変化する原理について説明する。
画像読み取り装置が室内に設置されている場合、一般に情報の天井照明7から下向きの光線が入射し、この光線が、原稿載置台4(および原稿2)の表面で反射する。ここで、図3(A)に示すように、仮に画像入力部3が設けられている側(図3の左側)を回転中心として原稿載置台4を傾斜させると、照明とその反射光の光路L1は、画像入力部3の方向へ向かい、図3の(A)に矢印W1で示すように、全反射が生じる範囲が非常に広くなる。
【0021】
また図3(B)に示すように、原稿載置台4がほぼ水平であると、天井照明7から下向きの交線が入射した場合の光路L2における反射範囲が狭くなり、図3の(B)に矢印W2で示すように、全反射が生じる範囲が中程度となる。
さらに、図3(C)に示すように、前記第2実施形態のように、画像入力部3と反対側を回転中心として原稿載置台4を傾斜させると、照明とその反射光の光路L3の反射範囲が、前記画像入力部3を含み難くなり、図3の(C)に矢印W3で示すように、全反射が生じる範囲が狭くなる。
【0022】
図5は本発明の第3実施形態を示すものである。なお第1、2実施形態と共通の構成には同一符号を付し、説明を簡略化する。
この第3実施形態は、原稿載置部1の上面101と原稿載置台4Aとの間に、球体503を設け、さらに、球体503を囲む複数位置に、図中矢印Zで示す上下方向に塑性変形可能な粘性体等の形状保持材料の部材からなる支持部材504を設けた構成となっている。なお原稿載置台4Aは、例えば合成樹脂等の弾性変形可能な板状材料により形成されている。
【0023】
第3実施形態の動作とともにその作用を説明する。
前記球体503の周囲で原稿載置台4Aを押すと、図中矢印Rで示すように曲げ方向へ弾性変形し、この弾性変形に伴って前記支持部材504が原稿載置台4Aとともに、塑性変形することによって、変形状態に維持する。この変形により、前記球体503と押された個所との間で原稿載置台4Aが傾斜し、この原稿載置台4A上に乗せられた読取対象(図5において図示略)も傾斜する。すなわち、図6に示すように、天井等から光路L4に示すように読取対象2へ入射した光は、原稿載置台4Aが水平な場合には、上方へ向かって例えば光路L5で示すように反射するが、例えば、原稿載置台4Aが右下がりとなるように(球体503の右側を)押すと、光路L6、L7……と次第に画像入力部3から離れるように反射光の光路が変更され、全反射が防止される。
なお前記球体504は、必ずしも球形である必要はなく、円柱面等の他の曲面、あるいは、板状の原稿載置台4Aと点接触するような突起の形状であっても良い。
【0024】
上記各実施形態によれば、下記の効果が得られる。
特許文献1に記載されたカードホルダーのように、原稿を処理するたびにホルダーに入れる手間が不要となり、効率的に全反射を防止することができる。
また、ホルダーのような半透明、あるいは反射防止処理がなれた物体で読取対象を覆う必要がないので、薄く白くぼやけることがなく、画像品質向上に効果がある。
また、遮光板等によって照明を遮ることがないので、原稿を置いた面が暗くなることがない。このため画像入力の際にノイズの影響受けにくいあるいは、露光時間を長くとらなくて済むなど、画質向上と速度向上とを図ることができる。また、作業者にとっても入力時に視線を遮らず、大きな遮光版が不要でとなる。
また、予め原稿面で反射しない場所を選ぶ場合に比較すると、天井照明が多くあって、すべての原稿載置部からの全反射を消すことができない場合であっても、原稿台を傾けることで、照明がない壁面を全反射の方向とすることも可能であるほか、多様な傾斜角度で画像入力を複数回行うことで、それらの画像のうち反射していない部分を合成することによっても反射のない画像が得られる。
さらに、画像入力部を構成するミラー、レンズ等の光学系を操作することなく全反射を防止することができるので、装置を構成する光学系の複雑化をまねくとなく、簡単な構造で構成することができる。また、原稿載置台は、使用しないときは水平状態に畳んでおけば、従来の原稿載置台と変わらない使い方ができる。このため、価格低減や省スペースに効果がある。
【0025】
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
【産業上の利用可能性】
【0026】
本発明は、銀行等の金融機関で使用することができる画像入力装置及び画像入力方法に関する。
【符号の説明】
【0027】
1 原稿載置部
2 読取対象(原稿)
3 画像入力部
4、4A 原稿載置台
5 傾斜機構
6 制御部
7 天井照明
101 上面
301 スタンド
302 光軸
501 軸受け
502 軸
503 球体
504 支持部材
【要約】
【課題】画像入力装置の光路に配置される光学素子の変更、入力された画像データの処理の複雑化を最小限として、読取対象からの全反射を防止する。
【解決手段】読取対象2が載置される原稿載置部1と、この原稿載置部1の上方に位置して該原稿載置部1に載置された読取対象2上の情報を読み取る画像入力部3とを有する画像入力装置であって、原稿載置部1に設けられた原稿載置台4の少なくとも一部を前記原稿載置部1との角度を変更可能に傾斜させる傾斜機構5を備える。
【選択図】図1
図1
図2
図3
図4
図5
図6