特許第6402949号(P6402949)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6402949
(24)【登録日】2018年9月21日
(45)【発行日】2018年10月10日
(54)【発明の名称】補強木質系構造材
(51)【国際特許分類】
   E04C 3/18 20060101AFI20181001BHJP
   E04C 3/36 20060101ALI20181001BHJP
【FI】
   E04C3/18
   E04C3/36
【請求項の数】4
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2017-3698(P2017-3698)
(22)【出願日】2017年1月12日
(65)【公開番号】特開2018-112012(P2018-112012A)
(43)【公開日】2018年7月19日
【審査請求日】2017年2月27日
(73)【特許権者】
【識別番号】000198787
【氏名又は名称】積水ハウス株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100080182
【弁理士】
【氏名又は名称】渡辺 三彦
(72)【発明者】
【氏名】田畑 治
【審査官】 土屋 保光
(56)【参考文献】
【文献】 特開平04−143352(JP,A)
【文献】 特開2001−138306(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
E04C 3/18
E04C 5/06
E04C 3/292
E04C 3/36
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
2つに分割された木質系軸材と、この木質系軸材の間に挟まれて固着された棒鋼ラチスとを具備してなる補強木質系構造材であって、
前記2つに分割された木質系軸材の相対向する接合面にそれぞれ前記棒鋼ラチスの長手方向側の横半分が嵌合するように形成された半嵌合溝と、
前記2つに分割された木質系軸材の接合面同士の間及び前記棒鋼ラチスの外周面と前記半嵌合溝の間に挿入された接着剤とを具備し、
前記棒鋼ラチスは、複数本の平行な弦材とこれら弦材の間にジグザグ状の腹材が架け渡されてなるものであり、
前記半嵌合溝は、前記木質系軸材の一端から他端まで連続して形成され、
前記弦材は、一端部を前記木質系軸材の一端から突出させられるとともに、他端部を前記木質系軸材の他端よりも内側へ引っ込めて設置されることを特徴とする補強木質系構造材。
【請求項2】
前記木質系軸材は、天然の木材からなることを特徴とする請求項1記載の補強木質系構造材。
【請求項3】
前記木質系軸材は、集成材からなることを特徴とする請求項1記載の補強木質系構造材。
【請求項4】
チップ状、粒状の木質系材料を接着剤で固めて形成した木質系軸材の内部に芯材として棒鋼ラチスを具備してなる補強木質系構造材であって、
前記棒鋼ラチスは、複数本の平行な弦材とこれら弦材の間にジグザグ状の腹材が架け渡されてなるものであり、
前記弦材は、一端部を前記木質系軸材の一端から突出させられるとともに、他端部を前記木質系軸材の他端よりも内側へ引っ込めて設置されることを特徴とする補強木質系構造材。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、木質系の梁や柱等の構造部材の内部に金属を挿入して強度を補強した補強木質系構造材に関する。
【背景技術】
【0002】
周知のように、木材活用が国策として推し進められる昨今において、梁、柱などの軸材である構造部材における木材と鋼材の複合建材、とくに鋼材を外部に露出しない補強木質系構造材が知られている。例えば、特許文献1に示されるように、H形鋼材を木材で囲ったもの(特に、同公報の図6参照)や、特許文献2に示されるように、集成材などの木質軸材に鋼製プレートや直線の鉄筋を挿入したもの(特に、同公報の図1図7参照)が存在している。
【0003】
特許文献1に示される従来技術は、更に詳しくは、長手方向に2つに分割している木質系材質からなる軸材の相対向する接合面に予めH形鋼のウェブやフランジの断面形状の半分の形状と同じ嵌合孔を長手方向に形成しておいて、H形鋼の両側から挟むようにしてこの嵌合孔にH形鋼のウェブ及びフランジを半分ずつ嵌合させてから、予めウェブや2つの軸材に開けておいたボルト穴にボルトを差し込み締め付け一体固定したものである。あるいは、文献に開示はないが図5及び図6に示されるように、ボルトやナットに代えて2つの木質系軸材200の互いの接合面200aやH型鋼201と接する部位を接着剤等300で固定することによって、補強木質系構造材が形成されたものが実用的に用いられている。
【0004】
又、特許文献2に示される従来技術は、更に詳しくは、木質系軸材の長手方向の中心部を貫通する貫通孔内に密着して鉄筋が圧入固定されて構成されて補強されたものである。あるいは、文献に開示はないが、図7図8に示されるように、長手方向に2つに分割している木質系軸材200の相対向する接合面200aに予め形成された上下2筋の半円形溝200bにそれぞれ鉄筋400を両側から挟むようにして嵌め込み接着剤300で鉄筋400と半円形溝200b及び2つの木質系軸材200の接合面200a同士を接着させて一体固定したものが知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2015−31116号公報
【特許文献2】特開平9−151583号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、上記特許文献1や図5図6に示されるような補強木質系構造材100によると、補強木質系構造材100に掛かる構造耐力を専らH形鋼201に依存しており、木材系軸材200は化粧材若しくは防火上の役割しか果たしていないのが現状である。又、上記特許文献2や図7図8に示されるような補強木質系構造材101によると、逆に木材等の耐力が支配的となり、実験に基づく解析や知見から判断すると、鋼材補強効率は一般的には小さいものであることが伺える。このように、木質系軸材200とH型鋼201等の鋼材の複合建材と雖も複合補強していることの効率は著しく小さく、鋼材のみあるいは木質系部材のみとした場合と大差がないという問題点がある。更に、複合建材としながら簡易な手段で目的とする建築構造物に必要な強度及び剛性の調整が出来る補強木質系構造材が存在していないという問題点がある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
この発明は上記事情に鑑み、木質系軸材に対して、鋼材で構成した棒鋼ラチスを挿入することで、木質系軸材に対してバランス良く鋼材補強ができる補強木質系構造材を提供することを目的としてなされたものであって、その手段とするところは、2つに分割された木質系軸材と、この木質系軸材の間に挟まれて固着された棒鋼ラチスとを具備してなる補強木質系構造材であって、前記2つに分割された木質系軸材の相対向する接合面にそれぞれ前記棒鋼ラチスの長手方向側の横半分が嵌合するように形成された半嵌合溝と、前記2つに分割された木質系軸材の接合面同士の間及び前記棒鋼ラチスの外周面と前記半嵌合溝の間に挿入された接着剤とを具備し、前記棒鋼ラチスは、複数本の平行な弦材とこれら弦材の間にジグザグ状の腹材が架け渡されてなるものであり、前記半嵌合溝は、前記木質系軸材の一端から他端まで連続して形成され、前記弦材は、一端部を前記木質系軸材の一端から突出させられるとともに、他端部を前記木質系軸材の他端よりも内側へ引っ込めて設置される補強木質系構造材としたところにある。前記木質系軸材は、天然の木材からなるものである。また、前記木質系軸材は、集成材からなるものである。
【0008】
又、補強木質系構造材は、チップ状、粒状の木質系材料を接着剤で固めて形成した木質系軸材の内部に芯材として棒鋼ラチスを具備してなる補強木質系構造材であって、前記棒鋼ラチスは、複数本の平行な弦材とこれら弦材の間にジグザグ状の腹材が架け渡されてなるものであり、前記弦材は、一端部を前記木質系軸材の一端から突出させられるとともに、他端部を前記木質系軸材の他端よりも内側へ引っ込めて設置されることにある。
【発明の効果】
【0009】
上記手段によると、2つの分割された木質系軸材の間に棒鋼ラチスが挟まれて固着されているので、木質系軸材に荷重が掛かった場合には、木質系軸材と共にこの棒鋼ラチスによっても荷重を支持するので大きな荷重を支えることが出来る。即ち、棒鋼ラチスは、複数本の平行な弦材とこれら弦材の間にジグザグ状に縫うように架け渡されてなる腹材とからなる組立梁であるので、鉄筋に較べて大きな荷重を支持し得る。加えて、木質系軸材自身も荷重を支持し得るので、これら棒鋼ラチス及び木質系軸材の双方によって荷重に耐え得る構造部材とすることが出来る。木質系軸材は、天然の木材であっても集成材等であっても良く、天然の木材そのものの場合には、製材するだけで良いので加工が楽である。集成材の場合には、間伐材を有効に利用することが出来るので省資源化に寄与できる。その他単板合板であっても良い。外観は木材が現れているので、木質系軸材として見栄えが良くなる。
【0010】
チップ状、粒状の木質系材料を接着剤で固めて形成した木質系軸材の内部に芯材として棒鋼ラチスを具備する補強木質系構造材とした場合には 木質系軸材の外形状は型枠によって形成されるので、一度規定寸法の型枠を作っておくと容易に同一形状の構成部材を量産し易い。又、棒鋼ラチスの外形状に見合った嵌合溝を形成する必要がないので、製造が簡単である。更に、棒鋼ラチスの形状が異なった場合であっても、その都度嵌合溝を変更するなどの手間も不要となる。
【0011】
加えて、必要とされる構造材の強度に見合うように棒鋼ラチスの構成部材の品質や形状、大きさを変えることによって、外形状は同じで構造部材であっても荷重に対する耐力を増減させることができるので、利用範囲を拡大できる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
図1】本発明の実施形態の分解斜視図
図2図1の組立時のA−A線断面図
図3】他の実施形態の透視斜視図
図4図3のB−B線断面図
図5】従来技術の分解斜視図
図6図5の組立時のC−C線断面図
図7】他の従来技術の分解斜視図
図8図7の組立時のD−D線断面図
【発明を実施するための形態】
【0013】
この発明の実施形態について以下図面に基づいて説明する。この発明の実施形態の補強木質系構造部材1は、図1図2に示されるように、2つに分割された木質系軸材2a、2aと、この木質系軸材2a、2aの間に挟まれて固着された棒鋼ラチス3とを具備してなるものであって、前記2つに分割された木質系軸材2a、2aの相対向する接合面2b、2bにそれぞれ棒鋼ラチス3の長手方向側の横半分が嵌合するように形成された半嵌合溝4と、前記2つに分割された半木質系軸材2a、2aの接合面2b、2b同士の間及び前記棒鋼ラチス3外周面と前記半嵌合溝4の間に挿入された接着剤5とを具備するものである。
【0014】
前記木質系軸材2は、予め柱や梁等の建物の構造材となる1つの木質系軸材2を2つに分割して半木質系軸材2a、2aを作成して、棒鋼ラチス3を間に挟むようにしたものである。木質系軸材2は、木材を単に製材したもの、間伐材を集めて接着剤で固めた集成材、単板を積層して形成した単板積層材などが好適に使用できる。前記棒鋼ラチス3は、2つの平行な上側弦材3a、下側弦材3bと、この上側弦材3aと下側弦材3bの間をジグザグに縫うように配されて固定されている腹筋3cから構成されてなるものである。
【0015】
前記木質系軸材2の半木質系軸材2aの接合面2bに形成される半嵌合溝4は、棒鋼ラチス3の直線状の上側弦材3a及び下側弦材3bを構成する丸棒鉄筋の長手方向側の横半分である半円に相当する2つの直線溝4aと、これら上側弦材3a、下側弦材3bの間の腹材3cの長手方向側の横断面の半分に相当するジグザグ溝4bを形成している。上側弦材3a及び下側弦材3bは丸棒鉄筋の場合が殆どであるが、腹材3cは丸棒鉄筋の他にも角材が用いられる場合には、ジグザグ溝4bの断面形状は、それらの腹材3cの形状に見合ったものに対応して腹材3cとの間に出来るだけ隙間が出来ないように形成される。しかし、これら棒鋼ラチス3の外周面と半嵌合溝4の間に隙間が生じた場合であっても接着剤5によって埋められることで誤差が吸収される。接着剤5としては、金属と木質系部材双方に接着可能な樹脂系接着剤が適している。
【0016】
上記のような木質系軸材2の内部に棒鋼ラチス3入れて補強木質系構造部材1を形成するには、接着剤5を一方の半木質系軸材2aの半嵌合溝4aを含む接合面2bの全面に塗ってから、この接合面2bに形成されている半嵌合溝4aの2つの直線溝4aとジグザグ溝4bに対応する棒鋼ラチス3の上側弦材3a、下側弦材3b及び腹材3cの長手方向側の横半分を嵌めこむ。次に、接着剤5を他方の半木質系軸材2bの半嵌合溝4aを含む接合面2bの全面に塗ったものの接合面2bを先の一方の半木質系軸材2aの接合面2bに合わせて、棒鋼チラス3の上側弦材3a、下側弦材3b及び腹材3cの長手方向側の残りの突出している横半分を嵌め込み接合してから、締付部材で2つの半木質系軸材2aを締め付けておき、接着剤5が硬化することで補強木質系軸材1が完成する。この時、接着剤5は、半嵌合溝4と棒鋼チラス3の間に生じている隙間を塞いでいるので、多少の半嵌合溝4の形成誤差が生じていてもそのための不具合は生じない。又、必要な場合にはこの締付部材をそのままの状態に維持しておくことによって、2つの半木質系軸材2aからなる木質系軸材2の一体化をより強固に出来る。
【0017】
尚、以上の実施形態においては、弦材としては上側弦材3aと下側弦材3bの2本の場合について説明したが、弦材は2本に限定されることなく複数本であれば良い。2本以上の場合には、夫々の弦材の間に腹筋3cが配され固定される。この場合には、より一層強度の強い補強木材系構造材を得ることが出来る。
【0018】
次に、木質系軸材2の原質が、木材や廃材等のチップや粒状物からなる場合の補強木質系構造部材10の実施形態について、以下図3図4に基づいて説明する。この実施形態は、木質系軸材20の原質が木材や廃材等の木質系材料のチップや粒状であり、これらを接着剤などと混合した半流動体物の内部に棒鋼ラチス3を心材として入れて所定形状の型枠内で熱圧成形したものである。あるいは、型枠内に棒状ラチス3を予めセットした後に前記半流動体物を流し込んでも良い。チップや粒状物の大きさは特に限定されるものではない。接着剤の種類としては樹脂製の接着剤が好適に使用できる。この実施形態の補強木質系構造部材10は、前記の補強木質系構造部材1と比較して、分割された木質系軸材2aの接合面2bに棒鋼ラチス3の半嵌合溝4を形成する手間が省けるので製造が簡単である利点がある。
【0019】
以上の2つの補強木質系構造部材1及び10は、木質系軸材2、20の内部に1つの棒鋼ラチス3を挿入した実施形態について説明したが、2つ以上の棒鋼ラチス3を横方向或いは縦方向に挿入しても良い。補強木質系構造部材1の場合において横方向に2つの棒鋼ラチス3を設ける場合には、2つの半木質系軸材2aの間に両面に接合面を有するもう1つの中間木質系軸材を介在させ、この両面の接合面にも半嵌合溝を形成して、一方の半木質系軸材2aと中間木質系軸材の間、この中間木質系軸材ともう一方の半木質系軸材2aの間にそれぞれ棒鋼ラチス3を介在させて接着剤5で固定しておけば良い。
【0020】
前記棒鋼ラチス3を建物の梁に用いた場合には、梁が荷重を受けて曲げられると上側弦材3aに大きな圧縮の力が働き、下側弦材3bには大きな引っ張りの力が発生するので、これら上側弦材3a、下側弦材3bに強度のある品質の高い鋼材を使用することによって大きな建物にも適用できる。又、これら2つの弦材3a、3bの間に斜めにジグザグに架け渡された前記腹材3cは多数の筋交いが連なったものであるから、梁全体が大きく撓もうとするとするのを防止する役目を果たしているので、上側弦材3a、下側弦材3bほど強くて品質の高い鋼材は要求されないが、大きな建物に使用する場合には上側弦材3a、下側弦材3bに合わせて適切なものを選ぶことによって種々の梁に適用することが出来る。すなわち、上側弦材3a、下側弦材3bの形成する鉄筋の品質や太さ、腹材3cの斜め部分の長さや形状、上側弦材3aや下側弦材3bと固定する間隔長さなどを変えることによって、棒鋼ラチス3の強度を梁や柱などの使用目的に見合った構造部材の求める強度とすることが自在に出来る。又、補強木質系構造材1、10を連続して長い構造材として使用する場合には、図1に示すように、上側弦材3a、下側弦材3bの一端側を木質系軸材2から少しはみ出した突出部を設け、他端側を木質系軸材2の内側へはみ出した分だけ引っ込めておくことで、接続部における連続性を確保できる。
【0021】
補強木質系構造部材1、10を梁に用いる場合には、梁が荷重を受けた場合に木質系軸材2にも棒鋼ラチス3と同様な力が作用するので、梁に掛かった荷重は木質系軸材2と棒鋼ラチス3によって荷重を支えることが出来る。従って、この実施形態の補強木質系構造部材1、10においては、木質系軸材2は外側から見た場合には木材のように見え見栄えが良い状態を維持しつつ、その耐力は木質系軸材2に加えて棒鋼ラチス3の耐力が加わった強度の強い構造材となる。又、補強木質系構造材1、10を柱として用いる場合には、上からの荷重は勿論のこと横方向からの風などによる荷重などに対しても強度の強い構造材となり得る。
【産業上の利用可能性】
【0022】
この発明の補強木質系構造材は、一般の建造物の梁や柱などの構造材として有効に利用することが出来るので、その利用用途は広く、多くの需要が見込まれる。
【符号の説明】
【0023】
1、10 補強木質系構造材
2、20 木質系軸材
2a 半木質系軸材
2b 接合面
3 棒鋼ラチス
3a 上側弦材(弦材)
3b 下側弦材(弦材)
3c 腹材
4 半嵌合溝
4a 直線溝
4b ジグザグ溝
5 接着剤
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8