(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を説明する。なお、以下の図面において同一または相当する部分には同一の参照符号を付し、その説明は繰り返さない。
【0012】
図1は、本発明の実施の形態による無停電電源装置100および接続装置1の外観を示す斜視図である。以下、本発明の思想に基づく接続装置1を適用可能な電気機器の一例として、無停電電源装置100について説明するが、本発明の接続装置1は、電力変換装置などの任意の電気機器と電線とを接続する用途に適用可能である。
【0013】
図1に示すように、無停電電源装置100は、筐体190を備えている。無停電電源装置100を構成する後述するコンバータ105、インバータ107などの各機器は、筐体190の内部に収容されている。筐体190は、略矩形状の外形を有している。筐体190は、天井面191と、前面192と、図示しない側面および底面とを有している。
【0014】
筐体190の前面192には、開口部195が形成されている。開口部195は、筐体190の内部空間と、外部とを連通している。図示しない冷却ファンが運転することにより、開口部195を経由して、筐体190の前方から筐体190の内部へ、空気が流入可能とされている。筐体190の前面には、運転員が無停電電源装置100の操作を行なうための、操作パネル198が設けられている。
【0015】
接続装置1は、筐体90を備えている。筐体90は、略矩形状の外形を有している。筐体90は、天井面91と、前面92と、左側面93と、
図1には図示しない底面94とを有している。筐体90の前面92には、開口部95が形成されている。開口部95は、筐体90の内部空間と、外部とを連通している。
【0016】
図1中の矢印で示す前方向を、無停電電源装置100および接続装置1の前方向とする。
図1中の矢印で示す後方向を、無停電電源装置100および接続装置1の後方向とする。
図1中の矢印で示す右方向を、無停電電源装置100および接続装置1の右方向とする。
図1中の矢印で示す左方向を、無停電電源装置100および接続装置1の左方向とする。
【0017】
図1に示す筐体90および筐体190は、一体化されて形成されており、筐体90の内部空間と筐体190の内部空間とは、互いに連通している。
【0018】
図2は、無停電電源装置100の回路ブロック図である。
図2に示すように、無停電電源装置100は、バイパス入力端子T1と、交流入力端子T2と、交流出力端子T3と、直流入力端子T4とを有している。
【0019】
バイパス入力端子T1は、交流電源121から交流電力を受ける。交流入力端子T2は、交流電源122から交流電力を受ける。交流電源121,122は、商用交流電源、自家用発電機などである。交流電力は、三相または単相である。本実施の形態では、交流電源は三相である。交流出力端子T3には、負荷123が接続されている。直流入力端子T4は、バッテリ130の正極130aに接続されている。
【0020】
無停電電源装置100は、スイッチ112、コンバータ105、インバータ107、無瞬断切替スイッチ114、およびスイッチ115を有している。交流入力端子T2と交流出力端子T3の間に、スイッチ112、コンバータ105、インバータ107、および無瞬断切替スイッチ114が、順に直列接続されている。スイッチ115は、コンバータ105の出力端子と直流入力端子T4との間に直列接続されている。
【0021】
バイパス入力端子T1は、無瞬断切替スイッチ114に接続されている。バイパス入力端子T1から無瞬断切替スイッチ114に至る経路と、交流入力端子T2から無瞬断切替スイッチ114に至る経路とは、無瞬断切替スイッチ114に対して交流電流の上流側で、互いに電気的に並列に設けられている。無瞬断切替スイッチ114は、交流出力端子T3を介して、負荷123に電気的に接続されている。
【0022】
無停電電源装置100は、インバータ107によって生成された交流電力を負荷123に供給するインバータ給電モード、および、交流電源121から負荷123に交流電力を供給するバイパス給電モードを有している。
【0023】
インバータ給電モードにおいて、コンバータ105は、交流電源122から交流電力を受け、交流電力を直流電力に変換して、その直流電力をインバータ107およびバッテリ130に供給する。バッテリ130は、コンバータ105によって生成された直流電力を貯蔵する。バッテリ130は、電力貯蔵装置としての機能を有している。インバータ107は、コンバータ105からの直流電力を交流電力に変換して、交流電力を出力する。インバータ107によって生成された交流電力が、負荷123に供給される。
【0024】
交流電源122からの交流電力の供給が停止された停電時には、コンバータ105の運転が停止され、バッテリ130がインバータ107に直流電力を供給する。インバータ107は、バッテリ130からの直流電力を交流電力に変換して、交流電力を出力する。インバータ107によって生成された交流電力が、負荷123に供給される。
【0025】
インバータ給電モード時には、無停電電源装置100のスイッチ112およびスイッチ115は、導通状態である。
【0026】
無停電電源装置100の保守点検作業または交換作業時には、バイパス給電モードでの運転が行なわれる。バイパス給電モードでは、スイッチ112は、非導通状態である。バイパス給電モードでは、交流電源121から交流電力が負荷123に供給される。
【0027】
インバータ給電モード時においてコンバータ105またはインバータ107の故障が生じた場合に、無停電電源装置は、インバータ給電モードからバイパス給電モードに切り替わる。無瞬断切替スイッチ114は、インバータ給電モード時においてコンバータ105またはインバータ107の故障が生じた場合に、交流電源121から供給される交流電力を負荷123へ瞬時に供給する。
【0028】
図3は、接続装置1の接続導体に後述する端子導体が付いていない状態の、筐体90内部の一部構成を示す斜視図である。
図3には、
図1に示す筐体90,190の外表面を構成している板状の部材を取り外し、接続装置1の筐体90の内部を視認可能とした状態が示されている。なお、
図3および後述する図では、無停電電源装置100を構成している
図2に示す各種の機器を、全体として纏めて矩形状の箱とし、模式的に図示する。
【0029】
接続装置1は、筐体90を支持するためのフレーム2を有している。無停電電源装置100は、筐体190を支持するためのフレーム102を有している。上述した通り、本実施の形態の筐体90および筐体190は一体化されて形成されている。そのため、フレーム2およびフレーム102もまた、一体の構造体として形成されている。なお、
図3および後述する図では、筐体90の内部の構成をより容易に理解できるように、フレーム2を構成している柱部材のうちの一つが、図示を省略されている。
【0030】
フレーム2の後側の柱部材に、支持部材3,4,5が取り付けられている。支持部材3,4,5は、各々、フレーム2の後側の一対の柱部材間に亘り、一対の柱部材の両方に固定されている。支持部材3、支持部材4および支持部材5は、上から下に向かってこの順に並べられて配置されている。支持部材3,4,5は、略平板状の形状を有している。支持部材3,4,5は、上下方向に延び、かつ左右方向に延びている。
【0031】
上下方向における、支持部材3と同じ位置に、接続導体10U,10V,10Wが配置されている。接続導体10Uは、
図2に示す交流入力端子T2に含まれているU相端子に、電気的に接続されている。接続導体10Vは、
図2に示す交流入力端子T2に含まれているV相端子に、電気的に接続されている。接続導体10Wは、
図2に示す交流入力端子T2に含まれているW相端子に、電気的に接続されている。
【0032】
上下方向における、支持部材4と同じ位置に、接続導体20U,20V,20Wが配置されている。接続導体20Uは、
図2に示すバイパス入力端子T1に含まれているU相端子に、電気的に接続されている。接続導体20Vは、
図2に示すバイパス入力端子T1に含まれているV相端子に、電気的に接続されている。接続導体20Wは、
図2に示すバイパス入力端子T1に含まれているW相端子に、電気的に接続されている。
【0033】
上下方向における、支持部材5と同じ位置に、接続導体30U,30V,30Wが配置されている。接続導体30Uは、
図2に示す交流出力端子T3に含まれているU相端子に、電気的に接続されている。接続導体30Vは、
図2に示す交流出力端子T3に含まれているV相端子に、電気的に接続されている。接続導体30Wは、
図2に示す交流出力端子T3に含まれているW相端子に、電気的に接続されている。
【0034】
図4は、
図3に示す接続導体10U,10V,10W付近を拡大して示す斜視図である。
図4では、
図3に示す接続導体のうち、上方に設けられている接続導体10U,10V,10Wの構成の詳細について説明するが、他の接続導体20U,20V,20Wおよび接続導体30U,30V,30Wも、接続導体10U,10V,10Wと同じ構成を有している。
【0035】
図4に示す接続導体10U,10V,10Wは、導電性材料で形成されている。接続導体10U,10V,10Wは、細長板状に形成されており、長手方向における一端部が屈曲した形状を有している。接続導体10U,10V,10Wは、後から前へ向かう方向において、この順に並べられている。
【0036】
接続導体10Uは、細長平板状の基部11Uと、矩形平板状の屈曲部12Uとを有している。基部11Uは、支持部材3と平行に配置されている。基部11Uは、上下方向に延び、かつ左右方向に延びている。屈曲部12Uは、基部11Uの長手方向における一端部に設けられている。屈曲部12Uは、基部11Uの左側の端部に接合されている。一枚の板材が曲げ変形されて、基部11Uおよび屈曲部12Uが一体に形成されてもよい。
【0037】
屈曲部12Uの延びる方向は、基部11Uの延びる方向に対して異なっている。屈曲部12Uの長辺の一方が基部11Uに繋ぎ合わされており、屈曲部12Uの長辺の他方は基部11Uよりも前方に配置されている。基部11Uと屈曲部12Uとは、鈍角を形成している。屈曲部12Uは、表面12Uaを有している。屈曲部12Uには、複数の貫通孔12hが形成されている。貫通孔12hは、接続導体10Uと、後述する端子導体とを接続するために用いられる。
【0038】
接続導体10Vは、細長平板状の基部11Vと、矩形平板状の屈曲部12Vとを有している。基部11Vは、支持部材3と平行に配置されている。基部11Vは、上下方向に延び、かつ左右方向に延びている。屈曲部12Vは、基部11Vの長手方向における一端部に設けられている。屈曲部12Vは、基部11Vの左側の端部に接合されている。一枚の板材が曲げ変形されて、基部11Vおよび屈曲部12Vが一体に形成されてもよい。
【0039】
屈曲部12Vの延びる方向は、基部11Vの延びる方向に対して異なっている。屈曲部12Vの長辺の一方が基部11Vに繋ぎ合わされており、屈曲部12Vの長辺の他方は基部11Vよりも前方に配置されている。基部11Vと屈曲部12Vとは、鈍角を形成している。屈曲部12Vは、表面12Vaを有している。屈曲部12Vには、複数の貫通孔12hが形成されている。貫通孔12hは、接続導体10Vと、後述する端子導体とを接続するために用いられる。
【0040】
接続導体10Wは、細長平板状の基部11Wと、矩形平板状の屈曲部12Wとを有している。基部11Wは、支持部材3と平行に配置されている。基部11Wは、上下方向に延び、かつ左右方向に延びている。屈曲部12Wは、基部11Wの長手方向における一端部に設けられている。屈曲部12Wは、基部11Wの左側の端部に接合されている。一枚の板材が曲げ変形されて、基部11Wおよび屈曲部12Wが一体に形成されてもよい。
【0041】
屈曲部12Wの延びる方向は、基部11Wの延びる方向に対して異なっている。屈曲部12Wの長辺の一方が基部11Wに繋ぎ合わされており、屈曲部12Wの長辺の他方は基部11Wよりも前方に配置されている。基部11Wと屈曲部12Wとは、鈍角を形成している。屈曲部12Wは、表面12Waを有している。屈曲部12Wには、複数の貫通孔12hが形成されている。貫通孔12hは、接続導体10Wと、後述する端子導体とを接続するために用いられる。
【0042】
接続導体10Uの基部11Uと、接続導体10Vの基部11Vと、接続導体10Wの基部11Wとは、互いに平行に配置されている。接続導体10Uの屈曲部12Uと、接続導体10Vの屈曲部12Vと、接続導体10Wの屈曲部12Wとは、互いに平行に配置されている。接続導体10Uの屈曲部12Uが基部11Uに対して屈曲して成す角度と、接続導体10Vの屈曲部12Vが基部11Vに対して屈曲して成す角度と、接続導体10Wの屈曲部12Wが基部11Wに対して屈曲して成す角度とは、全て等しくなっている。
【0043】
接続導体10Uと接続導体10Vとは、連結部材72によって連結されている。連結部材72は、互いに隣り合う2つの接続導体10Uと接続導体10Vとを連結している。連結部材72は、導電部72aと、絶縁部72bとを有している。導電部72aは、接続導体10Uの基部11Uに固定されている。絶縁部72bは、接続導体10Vの基部11Vに固定されている。導電部72aと絶縁部72bとは、一体に連結されている。
【0044】
接続導体10Vと接続導体10Wとは、連結部材73によって連結されている。連結部材73は、互いに隣り合う2つの接続導体10Vと接続導体10Wとを連結している。連結部材73は、導電部73aと、絶縁部73bとを有している。導電部73aは、接続導体10Vの基部11Vに固定されている。絶縁部73bは、接続導体10Wの基部11Wに固定されている。導電部73aと絶縁部73bとは、一体に連結されている。
【0045】
接続導体10Uは、固定部材71を介して、支持部材3に固定されている。接続導体10Wは、固定部材74を介して、フレーム2に固定されている。連結部材72,73を用いて一体に連結された接続導体10U,10V,10Wの一体構造が、固定部材71,74を用いて、フレーム2に固定されている。
【0046】
図5は、第1の端子導体40の構成を示す斜視図である。
図6は、第2の端子導体50の構成を示す斜視図である。
図7は、第3の端子導体60の構成を示す斜視図である。端子導体40,50,60は、導電性材料で形成されている。端子導体40,50,60は、接続導体10U,10V,10Wのいずれか、または、接続導体20U,20V,20Wもしくは接続導体30U,30V,30Wのいずれかに取り付けられる。接続装置1の筐体90内部に引き込まれた電線は、端子導体40,50,60のいずれかに接続される。
【0047】
図5に示すように、端子導体40は、固定部41と、連結部42と、接続部43とを有している。固定部41、連結部42および接続部43は、各々矩形平板状の形状を有している。固定部41は、いずれかの接続導体に取り付けられる。接続部43に電線が接続される。連結部42は、固定部41と接続部43とを繋いでいる。平板状の固定部41、連結部42および接続部43の各々の延びる方向は、互いに異なっている。固定部41と連結部42とは、湾曲部44を介して繋ぎ合わされている。連結部42と接続部43とは、湾曲部45を介して繋ぎ合わされている。
【0048】
固定部41の延びる方向と、連結部42の延びる方向とは、鈍角を形成している。固定部41と連結部42とが形成する角度は、端子導体40が取り付けられる接続導体の基部と屈曲部とが形成する角度と等しい。接続部43は、連結部42の延びる方向に対して直交する方向に延びている。連結部42の延びる平面に対して、固定部41と接続部43とは、互いに反対方向に突出している。
【0049】
固定部41は、一方の表面41aと、他方の表面41bとを有している。固定部41には、一方の表面41aから他方の表面41bまで固定部41を厚み方向に貫通する、複数の貫通孔41hが形成されている。接続導体の屈曲部に形成された貫通孔と同数の貫通孔41hが、固定部41に形成されている。接続導体の屈曲部に形成された貫通孔と固定部41に形成された貫通孔41hとの両方を貫通してボルトが締結されることにより、端子導体40が接続導体に固定される。
【0050】
連結部42には、複数の貫通孔42hが形成されている。貫通孔42hは、端子導体40と、端子導体40の隣に配置される他の端子導体とを連結するために用いられる。
【0051】
接続部43には、複数の貫通孔43hが形成されている。貫通孔43hは、電線を接続部43に接続するために用いられる。複数の貫通孔43hのいずれかに、電線の先端部分が接続される。接続部43には、縦横3×3の合計9個の貫通孔43hが形成されている。貫通孔43hが二次元的に配置されているので、電線を接続部43に接続するときに適切な貫通孔43hを選定して、電線と周辺の部材との干渉を容易に回避可能とされている。
【0052】
図6に示すように、端子導体50は、固定部51と、連結部52と、接続部53とを有している。固定部51、連結部52および接続部53は、各々平板状の形状を有している。固定部51は、いずれかの接続導体に取り付けられる。接続部53に電線が接続される。連結部52は、固定部51と接続部53とを繋いでいる。平板状の固定部51、連結部52および接続部53の各々の延びる方向は、互いに異なっている。固定部51と連結部52とは、湾曲部54を介して繋ぎ合わされている。連結部52と接続部53とは、湾曲部55を介して繋ぎ合わされている。
【0053】
固定部51の延びる方向と、連結部52の延びる方向とは、鈍角を形成している。固定部51と連結部52とが形成する角度は、端子導体50が取り付けられる接続導体の基部と屈曲部とが形成する角度と等しい。接続部53は、連結部52の延びる方向に対して直交する方向に延びている。連結部52の延びる平面に対して、固定部51と接続部53とは、互いに反対方向に突出している。
【0054】
固定部51は、一方の表面51aと、他方の表面51bとを有している。固定部51には、一方の表面51aから他方の表面51bまで固定部51を厚み方向に貫通する、複数の貫通孔51hが形成されている。接続導体の屈曲部に形成された貫通孔と同数の貫通孔51hが、固定部51に形成されている。接続導体の屈曲部に形成された貫通孔と固定部51に形成された貫通孔51hとの両方を貫通してボルトが締結されることにより、端子導体50が接続導体に固定される。
【0055】
連結部52には、複数の貫通孔52hが形成されている。貫通孔52hは、端子導体50と、端子導体50の隣に配置される他の端子導体とを連結するために用いられる。
【0056】
接続部53には、複数の貫通孔53hが形成されている。貫通孔53hは、電線を接続部53に接続するために用いられる。複数の貫通孔53hのいずれかに、電線の先端部分が接続される。接続部53には、縦横3×3の合計9個の貫通孔53hが形成されている。貫通孔53hが二次元的に配置されているので、電線を接続部53に接続するときに適切な貫通孔53hを選定して、電線と周辺の部材との干渉を容易に回避可能とされている。
【0057】
図7に示すように、端子導体60は、固定部61と、連結部62と、接続部63とを有している。固定部61、連結部62および接続部63は、各々平板状の形状を有している。固定部61は、いずれかの接続導体に取り付けられる。接続部63に電線が接続される。連結部62は、固定部61と接続部63とを繋いでいる。平板状の固定部61、連結部62および接続部63の各々の延びる方向は、互いに異なっている。固定部61と連結部62とは、湾曲部64を介して繋ぎ合わされている。連結部62と接続部63とは、湾曲部65を介して繋ぎ合わされている。
【0058】
固定部61の延びる方向と、連結部62の延びる方向とは、鈍角を形成している。固定部61と連結部62とが形成する角度は、端子導体60が取り付けられる接続導体の基部と屈曲部とが形成する角度と等しい。接続部63は、連結部62の延びる方向に対して直交する方向に延びている。連結部62の延びる平面に対して、固定部61と接続部63とは、互いに反対方向に突出している。
【0059】
固定部61は、一方の表面61aと、他方の表面61bとを有している。固定部61には、一方の表面61aから他方の表面61bまで固定部61を厚み方向に貫通する、複数の貫通孔61hが形成されている。接続導体の屈曲部に形成された貫通孔と同数の貫通孔61hが、固定部61に形成されている。接続導体の屈曲部に形成された貫通孔と固定部61に形成された貫通孔61hとの両方を貫通してボルトが締結されることにより、端子導体60が接続導体に固定される。
【0060】
連結部62には、複数の貫通孔62hが形成されている。貫通孔62hは、端子導体60と、端子導体60の隣に配置される他の端子導体とを連結するために用いられる。
【0061】
接続部63には、複数の貫通孔63hが形成されている。貫通孔63hは、電線を接続部63に接続するために用いられる。複数の貫通孔63hのいずれかに、電線の先端部分が接続される。接続部63には、縦横3×3の合計9個の貫通孔63hが形成されている。貫通孔63hが二次元的に配置されているので、電線を接続部63に接続するときに適切な貫通孔63hを選定して、電線と周辺の部材との干渉を容易に回避可能とされている。
【0062】
端子導体40,50,60の固定部41,51,61は、同一の平板形状に形成されている。端子導体40,50,60の接続部43,53,63は、同一の平板形状に形成されている。端子導体40,50,60の連結部42,52,62は、矩形の一辺の長さを等しくし、
図5〜7の左右方向に延びる他辺の長さを互いに異ならせている。連結部62の上記他辺の長さを基準値とした場合、連結部52の上記他辺は基準値の2倍の長さを有しており、連結部42の上記他辺は基準値の3倍の長さを有している。
【0063】
図8は、端子導体40,50,60を接続導体10U,10V,10Wに取り付けた状態を示す斜視図である。
図9は、端子導体40,50,60を接続導体10U,10V,10Wに取り付けた状態を示す平面図である。
図8,9に示すように、端子導体40は接続導体10Uに取り付けられている。端子導体50は接続導体10Vに取り付けられている。端子導体60は接続導体10Wに取り付けられている。
【0064】
端子導体40の固定部41の他方の表面41bが、接続導体10Uの屈曲部12Uの表面12Uaに対向している。固定部41の他方の表面41bは、屈曲部12Uの表面12Uaに面接触している。端子導体40の連結部42は、接続導体10Uの基部11Uと同じ方向に延びている。連結部42は、上下方向に延び、かつ左右方向に延びている。連結部42に対して直交している接続部43は、上下方向に延び、かつ前後方向に延びている。
【0065】
端子導体50の固定部51の他方の表面51bが、接続導体10Vの屈曲部12Vの表面12Vaに対向している。固定部51の他方の表面51bは、屈曲部12Vの表面12Vaに面接触している。端子導体50の連結部52は、接続導体10Vの基部11Vと同じ方向に延びている。連結部52は、上下方向に延び、かつ左右方向に延びている。連結部52に対して直交している接続部53は、上下方向に延び、かつ前後方向に延びている。
【0066】
端子導体60の固定部61の他方の表面61bが、接続導体10Wの屈曲部12Wの表面12Waに対向している。固定部61の他方の表面61bは、屈曲部12Wの表面12Waに面接触している。端子導体60の連結部62は、接続導体10Wの基部11Wと同じ方向に延びている。連結部62は、上下方向に延び、かつ左右方向に延びている。連結部62に対して直交している接続部63は、上下方向に延び、かつ前後方向に延びている。
【0067】
接続部43,53,63は、互いに平行に配置されている。接続部43と接続部53とは、左右方向に隣り合って、間隔を空けて並べられている。接続部53と接続部63とは、左右方向に隣り合って、間隔を空けて並べられている。接続部53は、接続部43よりも右側かつ前側に配置されている。接続部63は、接続部53よりも右側かつ前側に配置されている。
【0068】
接続部43,53,63は、前後方向および左右方向において、互いにずれた位置に配置されている。左右方向から見て、接続部43の一部が接続部53と重なり、接続部53の一部が接続部43,63と重なり、接続部63の一部が接続部53と重なっている。
【0069】
連結部42,52,62は、互いに平行に配置されている。連結部42と連結部52とは、前後方向に隣り合って、間隔を空けて並べられている。連結部52と連結部62とは、前後方向に隣り合って、間隔を空けて並べられている。連結部52は、連結部42よりも右側かつ前側に配置されている。連結部62は、連結部52よりも右側かつ前側に配置されている。連結部42,52,62は、前後方向および左右方向において互いにずれた位置に配置されている。
【0070】
前後方向において互いに隣り合う端子導体40と端子導体50とは、連結部材81によって互いに連結されている。連結部材81を介して、端子導体40と端子導体50とは、一体の構造体として形成されている。
【0071】
連結部材81は、端子導体40の連結部42に取り付けられた板金82と、端子導体50の連結部52に取り付けられた板金83と、板金82,83の間に介在している碍子84とを有している。板金82は、連結部42の前面に取り付けられている。板金83は、連結部52の背面に取り付けられている。碍子84は、端子導体40と端子導体50とを電気的に絶縁している。板金82、碍子84および板金83は、後側から前側へ向かってこの順に並べられて、一体に連結されている。
【0072】
前後方向において互いに隣り合う端子導体50と端子導体60とは、連結部材86によって互いに連結されている。連結部材86を介して、端子導体50と端子導体60とは、一体の構造体として形成されている。
【0073】
連結部材86は、端子導体50の連結部52に取り付けられた板金87と、端子導体60の連結部62に取り付けられた板金88と、板金87,88の間に介在している碍子89とを有している。板金87は、連結部52の前面に取り付けられている。板金88は、連結部62の背面に取り付けられている。碍子89は、端子導体50と端子導体60とを電気的に絶縁している。板金87、碍子89および板金88は、後側から前側へ向かってこの順に並べられて、一体に連結されている。
【0074】
図10は、
図3に示す接続導体に端子導体40,50,60を取り付けた状態を示す斜視図である。上述した接続導体10U,10V,10Wのそれぞれに端子導体40,50,60が取り付けられている構成と同様に、接続導体20U,20V,20Wのそれぞれに端子導体40,50,60が取り付けられており、接続導体30U,30V,30Wのそれぞれに端子導体40,50,60が取り付けられている。
【0075】
図11は、端子導体40,50,60に電線U,V,Wを接続した状態を示す第1の図である。電線U,V,Wは、
図1に示す天井面91を貫通して、上方から筐体90の内部へ引き込まれている。電線U,V,Wは、上下方向に延びている。
【0076】
電線Uには、U相の電流が流れる。電線Uは、接続導体10Uに接続された端子導体40の接続部43に、ボルトで接続されている。電線Uから、端子導体40および接続導体10Uを経由して、
図2に示す交流入力端子T2へ、交流電力が供給される。
【0077】
電線Vには、V相の電流が流れる。電線Vは、接続導体10Vに接続された端子導体50の接続部53に、ボルトで接続されている。電線Vから、端子導体50および接続導体10Vを経由して、
図2に示す交流入力端子T2へ、交流電力が供給される。
【0078】
電線Wには、W相の電流が流れる。電線Wは、接続導体10Wに接続された端子導体60の接続部63に、ボルトで接続されている。電線Wから、端子導体60および接続導体10Wを経由して、
図2に示す交流入力端子T2へ、交流電力が供給される。
【0079】
接続部43,53,63が上下方向に延びているために、上下方向に延びる電線U,V,Wを曲げることなく、電線U,V,Wを接続部43,53,63に接続することが可能とされている。接続部43,53,63が前後方向に延びており、左右方向において接続部43,53の間および接続部53,63の間に空間が形成されているために、電線U,V,Wを接続部43,53,63に接続する作業者は、接続装置1の前方から容易に接続作業を行なうことが可能となっている。
【0080】
図12は、端子導体40,50,60に電線U,V,Wを接続した状態を示す第2の図である。電線U,V,Wは、
図3に示す底面94を貫通して、下方から筐体90の内部へ引き込まれている。電線U,V,Wは、上下方向に延びている。
【0081】
電線Uは、接続導体30Uに接続された端子導体40の接続部43に、ボルトで接続されている。
図2に示す交流出力端子T3から、接続導体30Uおよび端子導体40を経由して、電線Uへ交流電力が出力される。
【0082】
電線Vは、接続導体30Vに接続された端子導体50の接続部53に、ボルトで接続されている。
図2に示す交流出力端子T3から、接続導体30Vおよび端子導体50を経由して、電線Vへ交流電力が出力される。
【0083】
電線Wは、接続導体30Wに接続された端子導体60の接続部63に、ボルトで接続されている。
図2に示す交流出力端子T3から、接続導体30Wおよび端子導体60を経由して、電線Wへ交流電力が出力される。
【0084】
接続部43,53,63が上下方向に延びているために、上下方向に延びる電線U,V,Wを曲げることなく、電線U,V,Wを接続部43,53,63に接続することが可能とされている。
【0085】
図13は、
図8とは異なる姿勢で、端子導体40,50,60を接続導体10U,10V,10Wに取り付けた状態を示す斜視図である。
図13に示すように、端子導体40は接続導体10Wに取り付けられている。端子導体50は接続導体10Vに取り付けられている。端子導体60は接続導体10Uに取り付けられている。
【0086】
端子導体40の固定部41の一方の表面41a(
図5参照)が、接続導体10Wの屈曲部12Wの表面12Wa(
図4参照)に対向している。固定部41の一方の表面41aは、屈曲部12Wの表面12Waに面接触している。連結部42は、上下方向に延び、かつ前後方向に延びている。連結部42に対して直交している接続部43は、上下方向に延び、かつ左右方向に延びている。端子導体40の接続部43は、接続導体10Wの基部11Wと同じ方向に延びている。
【0087】
端子導体50の固定部51の一方の表面51a(
図6参照)が、接続導体10Vの屈曲部12Vの表面12Va(
図4参照)に対向している。固定部51の一方の表面51aは、屈曲部12Vの表面12Vaに面接触している。連結部52は、上下方向に延び、かつ前後方向に延びている。連結部52に対して直交している接続部53は、上下方向に延び、かつ左右方向に延びている。端子導体50の接続部53は、接続導体10Vの基部11Vと同じ方向に延びている。
【0088】
端子導体60の固定部61の一方の表面61a(
図7参照)が、接続導体10Uの屈曲部12Uの表面12Ua(
図4参照)に対向している。固定部61の一方の表面61aは、屈曲部12Uの表面12Uaに面接触している。連結部62は、上下方向に延び、かつ前後方向に延びている。連結部62に対して直交している接続部63は、上下方向に延び、かつ左右方向に延びている。端子導体60の接続部63は、接続導体10Wの基部11Wと同じ方向に延びている。
【0089】
接続部43,53,63は、互いに平行に配置されている。接続部43と接続部53とは、前後方向に隣り合って、間隔を空けて並べられている。接続部53と接続部63とは、前後方向に隣り合って、間隔を空けて並べられている。接続部53は、接続部43よりも左側かつ後側に配置されている。接続部63は、接続部53よりも左側かつ後側に配置されている。
【0090】
接続部43,53,63は、前後方向および左右方向において、互いにずれた位置に配置されている。前後方向から見て、接続部43の一部が接続部53と重なり、接続部53の一部が接続部43,63と重なり、接続部63の一部が接続部53と重なっている。
【0091】
連結部42,52,62は、互いに平行に配置されている。連結部42と連結部52とは、左右方向に隣り合って、間隔を空けて並べられている。連結部52と連結部62とは、左右方向に隣り合って、間隔を空けて並べられている。連結部52は、連結部42よりも左側かつ後側に配置されている。連結部62は、連結部52よりも左側かつ後側に配置されている。連結部42,52,62は、前後方向および左右方向において互いにずれた位置に配置されている。
【0092】
端子導体40と端子導体50とを連結する連結部材81の板金82は、連結部42の左側の面に取り付けられている。板金83は、連結部52の右側の面に取り付けられている。板金82、碍子84および板金83は、右側から左側へ向かってこの順に並べられて、一体に連結されている。
【0093】
端子導体50と端子導体60とを連結する連結部材86の板金87は、連結部52の左側の面に取り付けられている。板金88は、連結部62の右側の面に取り付けられている。板金87、碍子89および板金88は、右側から左側へ向かってこの順に並べられて、一体に連結されている。
【0094】
図14は、
図10とは異なる姿勢で、
図3に示す接続導体に端子導体40,50,60を取り付けた状態を示す斜視図である。上述した接続導体10W,10V,10Uのそれぞれに端子導体40,50,60が取り付けられている構成と同様に、接続導体20W,20V,20Uのそれぞれに端子導体40,50,60が取り付けられており、接続導体30W,30V,30Uのそれぞれに端子導体40,50,60が取り付けられている。
【0095】
図15は、端子導体40,50,60に電線U,V,Wを接続した状態を示す第3の図である。電線U,V,Wは、
図1に示す左側面93を貫通して、側方から筐体90の内部へ引き込まれている。電線U,V,Wは、左右方向に延びている。
【0096】
電線Uは、接続導体10Uに接続された端子導体60の接続部63に、ボルトで接続されている。電線Uから、端子導体60および接続導体10Uを経由して、
図2に示す交流入力端子T2へ、交流電力が供給される。
【0097】
電線Vは、接続導体10Vに接続された端子導体50の接続部53に、ボルトで接続されている。電線Vから、端子導体50および接続導体10Vを経由して、
図2に示す交流入力端子T2へ、交流電力が供給される。
【0098】
電線Wは、接続導体10Wに接続された端子導体40の接続部43に、ボルトで接続されている。電線Wから、端子導体40および接続導体10Wを経由して、
図2に示す交流入力端子T2へ、交流電力が供給される。
【0099】
接続部43,53,63が左右方向に延びているために、左右方向に延びる電線U,V,Wを曲げることなく、電線U,V,Wを接続部63,53,43に接続することが可能とされている。接続部43,53,63が左右方向に延びており、前後方向において接続部43,53の間および接続部53,63の間に空間が形成されているために、電線U,V,Wを接続部43,53,63に接続する作業者は、接続装置1の左側方から容易に接続作業を行なうことが可能となっている。
【0100】
次に、本実施形態の作用効果について説明する。なお、実施の形態の構成に参照番号を付すが、これは一例である。
【0101】
本実施形態の接続装置1は、電気機器の一例としての無停電電源装置100と電線U,V,Wとを接続するための装置である。接続装置1は、
図3,4に示すように、接続導体10Vを備えている。接続導体10Vは、
図2に示す無停電電源装置100の交流入力端子T2に接続されている。接続導体10Vは、第1の接続部材としての機能を有している。接続装置1はまた、端子導体50を備えている。
図8,13に示すように、端子導体50は、接続導体10Vに取り付けられている。
図11,12,15に示すように、接続装置1の筐体90内に引き込まれた電線Vは、端子導体50に接続されている。端子導体50は、第2の接続部材としての機能を有している。
【0102】
図8〜12に示すように、端子導体50は、端子導体50に電線Vが接続される接続部53が接続装置1の前後方向に延びる第1の姿勢で、接続導体10Vに取り付けられている。
図13〜15に示すように、端子導体50は、接続部53が接続装置1の左右方向に延びる第2の姿勢で、接続導体10Vに取り付けられている。
【0103】
上方または下方より電線Vが接続装置1に引き込まれるときには、端子導体50を
図8に示す第1の姿勢で接続導体10Vに取り付ける。これにより、上下方向に延びる電線Vを曲げることなく、電線Vを端子導体50の接続部53に接続できる。左側方より電線Vが接続装置1に引き込まれるときには、端子導体50を
図13に示す第2の姿勢で接続導体10Vに取り付ける。これにより、左右方向に延びる電線Vを曲げることなく、電線Vを端子導体50の接続部53に接続できる。
【0104】
無停電電源装置100を据え付ける現場において、無停電電源装置100および接続装置1の周辺に限られた空間しか存在せず、電線Vの引込み方向が上方、下方または側方のいずれかに限定される場合がある。本実施形態の接続装置1によれば、無停電電源装置100の据付け状況に応じて、電線Vが上方、下方、側方のいずれの方向から引き込まれる場合でも、電線Vを曲げることなく、無停電電源装置100と電線Vとを接続することができる。
【0105】
電線Vの引込み方向が上方、下方、側方のいずれの方向であっても電線Vを曲げる必要がなく、電線Vを端子導体50に接続するときの作業性を向上できる。電線の曲げ作業のための空間、および曲げた電線を配置するための空間を筐体90の内部に確保する必要がなく、電線の配索に必要とする空間を小さくすることができる。
【0106】
端子導体50の取付方向を変更できることにより、電線Vの引込み方向が上下方向と左右方向との両方の場合において、一つの端子導体50を用いて電線Vと端子導体50との接続が可能になる。電線Vの引込み方向に合わせて端子導体50を接続導体10Vに取り付けることにより、電線Vを曲げることなく端子導体50に接続することができる。電線の引込み方向毎に端子導体の種類を変える必要はなく、同じ端子導体50を用いて、異なる方向から引き込まれる電線Vを曲げずに接続することができる。
【0107】
また
図3,4に示すように、接続装置1は、接続導体10U,10Wを備えている。接続導体10U,10Wは、
図2に示す無停電電源装置100の交流入力端子T2に接続されている。接続導体10U,10Wは、第1の接続部材としての機能を有している。接続装置1はまた、端子導体40,60を備えている。
図8,13に示すように、端子導体40,60は、接続導体10U,10Wのいずれか一方に取り付けられている。
図11,12,15に示すように、接続装置1の筐体90内に引き込まれた電線U,Wは、端子導体40,60のいずれか一方に接続されている。端子導体40,60は、第2の接続部材としての機能を有している。接続装置1は、複数の接続導体10U,10V,10Wと、複数の端子導体40,50,60とを備えている。
【0108】
三相3線式の場合など複数の電線を接続装置1に引き込んで配線する場合に、各々の電線を曲げて接続する必要があると、より大きな空間が必要になる。接続装置1が接続導体10U,10V,10Wと端子導体40,50,60とを複数備えており、複数本の電線U,V,Wを引き込む場合に、本実施形態のように電線U,V,Wを曲げる必要なく接続できる構成とすることにより、必要な空間を低減できる効果をより顕著に得ることができる。
【0109】
また
図8,9,13に示すように、接続装置1は、互いに隣り合う2つの端子導体40,50を連結する連結部材81を備えている。接続装置1は、互いに隣り合う2つの端子導体50,60を連結する連結部材86を備えている。このようにすれば、端子導体40,50,60を片持ち支持する長さを低減でき、接続装置1の強度を向上することができる。
【0110】
また
図8,9,13に示すように、連結部材81,86は、各々碍子84,89を有している。このようにすれば、隣り合う端子導体40,50および50,60間の電気的な絶縁を確保することができる。
【0111】
以上のように本発明の実施の形態について説明を行なったが、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。この発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味、および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。