(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6403384
(24)【登録日】2018年9月21日
(45)【発行日】2018年10月10日
(54)【発明の名称】支持フレーム及びこれを備えたディスプレイ装置
(51)【国際特許分類】
G09F 9/00 20060101AFI20181001BHJP
H04N 5/64 20060101ALI20181001BHJP
【FI】
G09F9/00 351
G09F9/00 312
H04N5/64 581C
【請求項の数】14
【全頁数】27
(21)【出願番号】特願2014-1267(P2014-1267)
(22)【出願日】2014年1月7日
(65)【公開番号】特開2014-132343(P2014-132343A)
(43)【公開日】2014年7月17日
【審査請求日】2017年1月4日
(31)【優先権主張番号】10-2013-0001817
(32)【優先日】2013年1月7日
(33)【優先権主張国】KR
(31)【優先権主張番号】10-2013-0017723
(32)【優先日】2013年2月19日
(33)【優先権主張国】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】390019839
【氏名又は名称】三星電子株式会社
【氏名又は名称原語表記】Samsung Electronics Co.,Ltd.
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(74)【代理人】
【識別番号】100091214
【弁理士】
【氏名又は名称】大貫 進介
(72)【発明者】
【氏名】朴 在 厚
(72)【発明者】
【氏名】金 義 錫
(72)【発明者】
【氏名】鄭 賢 俊
(72)【発明者】
【氏名】崔 秀 安
(72)【発明者】
【氏名】黄 光 成
【審査官】
中村 直行
(56)【参考文献】
【文献】
特開2011−116081(JP,A)
【文献】
登録実用新案第3096758(JP,U)
【文献】
特表2007−530990(JP,A)
【文献】
登録実用新案第3155101(JP,U)
【文献】
国際公開第2012/096192(WO,A1)
【文献】
登録実用新案第3071020(JP,U)
【文献】
米国特許出願公開第2005/0110911(US,A1)
【文献】
米国特許出願公開第2012/0033375(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G09F 9/00 − 9/46
H04N 5/64
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
画像が表示されるディスプレイユニットと、
直立型の四角形に形成され、内部に前記ディスプレイユニットが取り付けられる支持フレームと、
を備え、
前記支持フレームは、地面に支持される下部フレームと、前記下部フレームの上側に該下部フレームと平行に間隔を置いて配置される上部フレームと、前記上部フレームの両端と前記下部フレームの両端とを繋ぐ1対の側部フレームと、を含み、前記上部フレームと前記下部フレームとの間の距離は、前記ディスプレイユニットの上下幅よりも大きく、前記ディスプレイユニットは前記支持フレーム内に上下に移動可能に取り付けられる、ディスプレイ装置。
【請求項2】
前記支持フレームは、後方側に延びて地面に支持されるレッグを備える、請求項1に記載のディスプレイ装置。
【請求項3】
第1端は前記ディスプレイユニットの両側にそれぞれ取り付けられ、第2端は前記支持フレームの両側にそれぞれ取り付けられる1対の連結軸と、前記支持フレームに取り付けられ、前記1対の連結軸の第2端をそれぞれ上下に移動可能に支持する1対の支持ユニットと、をさらに備える、請求項1に記載のディスプレイ装置。
【請求項4】
前記支持ユニットはそれぞれ、中空のシリンダーと、前記シリンダーに移動可能に取り付けられたロッドを有するガスバネと、を備える、請求項3に記載のディスプレイ装置。
【請求項5】
前記連結軸にそれぞれ軸方向に移動可能に取り付けられたロック部材をさらに備え、
前記支持フレームは、上下に延びており、前記連結軸を上下に移動可能にするガイドスロットと、前記ガイドスロットに前記ロック部材との対応形状に設けられ、前記ロック部材が挿入されるロック溝と、を有する、請求項3に記載のディスプレイ装置。
【請求項6】
上端は前記支持フレームの上部に連結され、下端は前記支持フレームの下部に連結される少なくとも一つのワイヤーをさらに備え、
前記ディスプレイユニットが前記ワイヤー上で前記支持フレームに対して上下に移動可能に取り付けられる、請求項1に記載のディスプレイ装置。
【請求項7】
前記ディスプレイユニットは、前記支持フレームに前後方にティルト可能に取り付けられる、請求項1に記載のディスプレイ装置。
【請求項8】
第1端は支持フレームに取り付けられ、第2端はディスプレイユニットに回転可能に取り付けられる連結軸と、
前記ディスプレイユニットに設けられ、前記連結軸が回転可能に取り付けられて前記ディスプレイユニットと共に回転するヒンジユニットと、
をさらに備える、請求項7に記載のディスプレイ装置。
【請求項9】
前記ヒンジユニットは、前記ディスプレイユニットに固定される固定ブラケットと、前記固定ブラケットに取り付けられ、前記連結軸が回転可能に取り付けられるヒンジブラケットと、を有する、請求項8に記載のディスプレイ装置。
【請求項10】
前記ヒンジユニットは、前記固定ブラケットに前記ヒンジブラケットと並んで取り付けられ、前記ディスプレイユニットの回転を制限するための摩擦部が設けられた摩擦ブラケットと、前記連結軸に固定され、前記連結軸と共に回転しながら前記摩擦部と摩擦する摩擦部材と、前記連結軸に取り付けられ、前記摩擦部材を前記摩擦部に加圧する摩擦バネと、上端は前記摩擦ブラケットの上側に固定され、下端は前記連結軸の下部を弾性支持する支持バネと、を備える、請求項9に記載のディスプレイ装置。
【請求項11】
前記1対の側部フレーム間の距離は、前記ディスプレイユニットの左右幅よりも大きく、前記ディスプレイユニットは前記支持フレーム内に左右に移動可能に取り付けられる、請求項1に記載のディスプレイ装置。
【請求項12】
前記ディスプレイユニットの背面に取り付けられる少なくとも一つの回路基板をさらに備え、
前記少なくとも一つの回路基板は、電源を供給するための電源基板と、画像信号を処理するための信号処理基板と、前記ディスプレイユニットに内蔵されたディスプレイパネルの駆動を制御するパネル駆動基板と、前記ディスプレイユニットに内蔵されたバックライトユニットの駆動を制御するバックライト駆動基板と、を含む、請求項1に記載のディスプレイ装置。
【請求項13】
第1端は支持フレームに取り付けられ、第2端はディスプレイユニットに回転可能に取り付けられる1対の連結軸と、
前記ディスプレイユニットに取り付けられ、且つ前記連結軸が回転可能に取り付けられて前記ディスプレイユニットと共に回転するヒンジユニットと、
前記支持フレームに設けられ、前記1対の連結軸の第2端をそれぞれ上下に移動可能に支持する1対の支持ユニットと、
前記ヒンジユニットを通って延び、前記支持フレーム内に配設された電子部品と前記回路基板とを接続させる接続ケーブルと、
をさらに備える、請求項12に記載のディスプレイ装置。
【請求項14】
前記支持フレームは、
前記接続ケーブルが巻かれるボビンと、
前記ボビンが上下に移動可能に取り付けられるボビンガイドレールと、
前記ボビンを下側から弾性支持する弾性部材と、
を含む、請求項13に記載のディスプレイ装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像が表示されるディスプレイユニットを支持するための支持フレーム及びこれを備えたディスプレイ装置に関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、テレビのようなディスプレイ装置は、動画が表示されるディスプレイユニットを備えている。
【0003】
最適の視聴環境を達成するために、ディスプレイユニットは、表示されている画像を使用者が見やすいように一定の高さに配置されなければならない。
【0004】
ディスプレイユニットを一定の高さに配置するためには、一般に、ディスプレイユニットに連結されたスタンドを介してディスプレイユニットを机や各種の棚などの上面に載せられたり、又は、壁に固定された固定ブラケットにディスプレイユニットを据え付け、壁掛けの形態で使用する必要がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の一側面は、ディスプレイパネルユニットを選択的に調整できるディスプレイ装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一側面によれば、ディスプレイ装置は、画像が表示されるディスプレイユニットと、四角形(例えば、立てられた四角リング状)に形成され、前記ディスプレイユニットが内部に取り付けられる支持フレームと、を備える。
【0007】
前記支持フレームは、前記四角形フレーム部材の後方側に延び、該四角形フレーム部材を安定して支持するレッグをさらに備えてもよい。
【0008】
前記レッグは、該支持フレームの後方下側に傾斜するように延びて地面に支持されるレッグをさらに備えてもよい。
【0009】
前記レッグは、前記支持フレームの両側から後方下側に延びた1対の延長部と、前記1対の延長部の先端を繋ぎ、地面に支持される支持部と、を備えてもよい。
【0010】
また、前記レッグは、前記支持フレームに分離可能に取り付けられてもよい。
【0011】
また、前記支持フレームは、地面に支持される下部フレームと、前記下部フレームの上側に、該下部フレームと平行に間隔を置いて配置される上部フレームと、前記上部フレームの両端と前記下部フレームの両端とを繋ぐ1対の側部フレームと、を備え、前記上部フレームと前記下部フレーム間の距離は、前記ディスプレイユニットの上下幅よりも大きく、前記ディスプレイユニットが前記支持フレーム内に上下に移動可能に取り付けられてもよい。
【0012】
前記ディスプレイ装置は、第1端は前記ディスプレイユニットの両側にそれぞれ取り付けられ、第2端は前記支持フレームの両側にそれぞれ取り付けられる1対の連結軸と、前記支持フレームに取り付けられ、前記1対の連結軸の第2端をそれぞれ上下に移動可能に支持する1対の支持ユニットと、をさらに備えてもよい。
【0013】
前記支持ユニットはそれぞれ、中空のシリンダーと、該シリンダーに移動可能に取り付けられたロッドを有するガスバネと、を備えてもよい。
【0014】
前記ディスプレイ装置は、前記連結軸に軸方向に移動可能に取り付けられたロック部材をさらに備えてもよく、前記支持フレームは、上下に延びており、前記連結軸を上下に移動可能にするガイドスロットと、前記ガイドスロットに前記ロック部材との対応形状に設けられ、前記ロック部材が挿入されるロック溝と、を有するとよい。
【0015】
前記ディスプレイ装置は、前記連結軸に取り付けられ、前記ロック部材を前記ロック溝に向かって弾性支持するロックバネをさらに備えてもよい。
【0016】
前記ディスプレイ装置は、上端は前記支持フレームの上部に連結され、下端は前記支持フレームの下部に連結される少なくとも一つのワイヤーをさらに備えてもよく、前記ディスプレイユニットが前記ワイヤーに上下に移動可能に取り付けられるとよい。
【0017】
前記ディスプレイユニットは、前記支持フレームに前後方にティルト可能に取り付けられてもよい。
【0018】
前記ディスプレイ装置は、第1端は支持フレームに取り付けられ、第2端はディスプレイユニットに回転可能に取り付けられる連結軸と、前記ディスプレイユニットに取り付けられ、前記連結軸が回転可能に取り付けられて前記ディスプレイユニットと共に回転するヒンジユニットと、をさらに備えてもよい。
【0019】
前記ヒンジユニットは、前記ディスプレイユニットに固定される固定ブラケットと、前記固定ブラケットに取り付けられ、前記連結軸が回転可能に取り付けられるヒンジブラケットと、を備えるとよい。
【0020】
前記ヒンジユニットは、前記固定ブラケットに前記ヒンジブラケットと並んで取り付けられ、前記ディスプレイユニットの回転を制限するための摩擦部が設けられた摩擦ブラケットと、前記連結軸に固定され、前記連結軸と共に回転しながら前記摩擦部と摩擦する摩擦部材と、前記連結軸に取り付けられ、前記摩擦部材を前記摩擦部に加圧する摩擦バネと、を備えてもよい。
【0021】
前記摩擦部材は、180°未満の中心角を持つ扇形で形成されるとよい。
【0022】
前記ヒンジユニットは、上端は前記摩擦ブラケットの連結軸の上側に固定され、下端は前記連結軸の下部を弾性支持する支持バネを備えてもよい。
【0023】
前記ディスプレイユニットは、前記支持フレームに左右に回転可能に取り付けられるとよい。
【0024】
前記支持フレームは、地面に支持される下部フレームと、前記下部フレームの上側に該下部フレームと平行に間隔を置いて配置される上部フレームと、前記上部フレームの両端と前記下部フレームの両端とを繋ぐ1対の側部フレームと、を含み、前記1対の側部フレーム間の距離は、前記ディスプレイユニットの左右幅よりも大きく、前記ディスプレイユニットが前記支持フレーム内に左右に移動可能に取り付けられてもよい。
【0025】
前記支持フレームは複数のサブスピーカーをさらに備えてもよい。前記支持フレームはカメラをさらに備えてもよい。
【0026】
前記カメラは回転可能に取り付けられ、回転しながら前記支持フレームから突出してもよい。
【0027】
前記ディスプレイユニットは、該ディスプレイユニットの背面の下部両側に配置された1対のメインスピーカーを備えてもよい。
【0028】
前記ディスプレイ装置は、信号を入出力するための入出力ユニットをさらに備えてもよい。前記ディスプレイ装置は、前記支持フレームから後方下側に延びて地面に支持されるレッグをさらに備えてもよく、該レッグは、前記支持フレームの両側から後方下側に延びた1対の延長部と、前記1対の延長部の先端を繋ぎ、地面に支持される支持部と、を含み、前記入出力ユニットは、前記支持部に分離可能に取り付けられるとよい。
【0029】
前記入出力ユニットは前記ディスプレイユニットの背面に取り付けられてもよい。前記入出力ユニットは前記支持フレームに取り付けられてもよい。
【0030】
前記ディスプレイ装置は、前記ディスプレイユニットの背面に設けられる少なくとも一つの回路基板をさらに備えてもよい。
【0031】
前記少なくとも一つの回路基板は、電源を供給するための電源基板と、画像信号を処理するための信号処理基板と、前記ディスプレイユニットに内蔵されたディスプレイパネルの駆動を制御するパネル駆動基板と、前記ディスプレイユニットに内蔵されたバックライトユニットの駆動を制御するバックライト駆動基板と、を含むとよい。
【0032】
前記ディスプレイ装置は、第1端は支持フレームに取り付けられ、第2端はディスプレイユニットに回転可能に取り付けられる連結軸と、前記ディスプレイユニットに取り付けられ、前記連結軸が回転可能に取り付けられて前記ディスプレイユニットと共に回転するヒンジユニットと、前記支持フレームに設けられ、前記1対の連結軸の第2端をそれぞれ上下に移動可能に支持する1対の支持ユニットと、前記ヒンジユニットを通って延び、前記支持フレーム内に配置された電子部品と前記回路基板とを接続させる接続ケーブルと、をさらに備えてもよい。
【0033】
前記支持フレームは、前記接続ケーブルが巻かれるボビンと、該ボビンが上下に移動可能に取り付けられるボビンガイドレールと、前記ボビンを下側から弾性支持する弾性部材と、を備えてもよい。
【0034】
前記ディスプレイ装置は、前記ディスプレイユニットから延びたケーブルをさらに備えてもよく、前記1対の延長部の少なくとも一方は、前記ケーブルの一部区間が収容されるケーブル収容溝と、前記ケーブル収容溝を覆うケーブルカバーと、を有するとよい。
【0035】
前記ディスプレイ装置は、信号を入出力するための入出力ユニットをさらに備えてもよく、前記ケーブルは、外部電源に接続される電源ケーブルと、前記入出力ユニットに接続される入出力ケーブルと、を含むとよい。
【0036】
本発明の他の側面によれば、支持フレームは、立てられた四角リング状に形成され、且つ画像が表示されるディスプレイユニットが内部に取り付けられる。
【発明の効果】
【0037】
上述した通り、ディスプレイ装置は、立てられた四角リング状の支持フレームを有しているため、該支持フレームを用いてディスプレイユニットを一定の高さに取り付けることが可能である。
【0038】
また、ディスプレイユニットが支持フレームに上下に移動可能に取り付けられるため、ディスプレイユニットの高さを容易に調節することが可能である。
【0039】
また、ディスプレイユニットが支持フレームに回転可能に取り付けられるため、前後方にティルトしたり左右に回転したりすることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【0040】
【
図1】本発明の一実施例に係るディスプレイ装置の斜視図である。
【
図2】本発明の一実施例に係るディスプレイ装置の分解斜視図である。
【
図3】本発明の一実施例に係るディスプレイユニットの分解斜視図である。
【
図4】本発明の一実施例に係るディスプレイ装置に適用された電子部品の概略図である。
【
図5】本発明の一実施例に係るディスプレイ装置が壁に据え付けられた状態を示す斜視図である。
【
図6】本発明の一実施例に係るディスプレイ装置においてディスプレイユニットの上下移動を示す斜視図である。
【
図7】本発明の一実施例に係るディスプレイ装置において、ディスプレイユニットの前後方向回転を示す斜視図である。
【
図8】本発明の一実施例に係るディスプレイ装置の連結軸及びヒンジユニットの設置状態を示す分解斜視図である。
【
図9】本発明の一実施例に係るディスプレイ装置の連結軸及びヒンジユニットの設置状態を示す断面図である。
【
図12】本発明の一実施例に係るディスプレイ装置に適用されたカメラの動作を示す斜視図である。
【
図13】本発明の一実施例に係るディスプレイ装置に適用されたカメラの動作を示す斜視図である。
【
図14】本発明の一実施例に係るディスプレイ装置に適用されたケーブル支持構造を示す斜視図である。
【
図15】本発明の一実施例に係るディスプレイ装置に適用されたケーブル収容構造を示す斜視図である。
【
図16】本発明の他の実施例に係るディスプレイ装置の背面斜視図である。
【
図17】本発明のさらに他の実施例に係るディスプレイ装置の斜視図である。
【
図18】本発明のさらに他の実施例に係るディスプレイ装置の正面図である。
【
図19】本発明のさらに他の実施例に係るディスプレイ装置の背面図である。
【
図20】本発明のさらに他の実施例に係るディスプレイ装置の左側面図である。
【
図21】本発明のさらに他の実施例に係るディスプレイ装置の右側面図である。
【
図22】本発明のさらに他の実施例に係るディスプレイ装置の平面図である。
【
図23】本発明のさらに他の実施例に係るディスプレイ装置の底面図である。
【
図24】本発明のさらに他の実施例に係るディスプレイ装置の背面斜視図である。
【
図25】本発明のさらに他の実施例に係るディスプレイ装置の分解斜視図である。
【
図26】本発明のさらに他の実施例に係るディスプレイ装置においてディスプレイユニットの上下移動を示す正面図である。
【
図27】本発明のさらに他の実施例に係るディスプレイ装置においてディスプレイユニットの上下移動を示す正面図である。
【
図28】本発明のさらに他の実施例に係るディスプレイ装置の前後方回転を示す側面図である。
【
図29】本発明のさらに他の実施例に係るディスプレイ装置の前後方回転を示す側面図である。
【
図30】本発明のさらに他の実施例に係るディスプレイ装置の斜視図である。
【
図31】本発明のさらに他の実施例に係るディスプレイ装置の正面図である。
【
図32】本発明のさらに他の実施例に係るディスプレイ装置の背面図である。
【
図33】本発明のさらに他の実施例に係るディスプレイ装置の側面図である。
【
図34】本発明のさらに他の実施例に係るディスプレイ装置の平面図である。
【
図35】本発明のさらに他の実施例に係るディスプレイ装置の底面図である。
【
図36】本発明のさらに他の実施例に係るディスプレイ装置の分解斜視図である。
【
図37】本発明のさらに他の実施例に係るディスプレイ装置においてディスプレイ装置の上下移動を示す正面図である。
【
図38】本発明のさらに他の実施例に係るディスプレイ装置においてディスプレイ装置の上下移動を示す正面図である。
【
図39】本発明のさらに他の実施例に係るディスプレイ装置に適用された支持フレームの斜視図である。
【
図40】本発明のさらに他の実施例に係るディスプレイ装置に適用された側部フレームの斜視図である。
【
図41】本発明のさらに他の実施例に係るディスプレイ装置の斜視図である。
【
図42】本発明のさらに他の実施例に係るディスプレイ装置の正面図である。
【
図43】本発明のさらに他の実施例に係るディスプレイ装置の背面図である。
【
図44】本発明のさらに他の実施例に係るディスプレイ装置の左側面図である。
【
図45】本発明のさらに他の実施例に係るディスプレイ装置の右側面図である。
【
図46】本発明のさらに他の実施例に係るディスプレイ装置の平面図である。
【
図47】本発明のさらに他の実施例に係るディスプレイ装置の底面図である。
【
図48】本発明のさらに他の実施例に係るディスプレイ装置の平断面図である。
【
図49】本発明のさらに他の実施例に係るディスプレイ装置の分解斜視図である。
【
図50】本発明のさらに他の実施例に係るディスプレイ装置においてディスプレイユニットの左右移動を示す正面図である。
【
図51】本発明のさらに他の実施例に係るディスプレイ装置においてディスプレイユニットの左右移動を示す正面図である。
【
図52】本発明のさらに他の実施例に係るディスプレイ装置においてディスプレイユニットの左右回転を示す斜視図である。
【
図53】本発明のさらに他の実施例に係るディスプレイ装置に適用された支持フレームの斜視図である。
【
図54】本発明のさらに他の実施例に係るディスプレイ装置に適用された支持フレームの正面図である。
【
図55】本発明のさらに他の実施例に係るディスプレイ装置に適用された支持フレームの背面図である。
【
図56】本発明のさらに他の実施例に係るディスプレイ装置に適用された支持フレームの左側面図である。
【
図57】本発明のさらに他の実施例に係るディスプレイ装置に適用された支持フレームの右側面図である。
【
図58】本発明のさらに他の実施例に係るディスプレイ装置に適用された支持フレームの平面図である。
【
図59】本発明のさらに他の実施例に係るディスプレイ装置に適用された支持フレームの底面図である。
【
図60】本発明のさらに他の実施例に係るディスプレイ装置に適用された支持フレームの背面斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0041】
以下、本発明の一実施例に係るディスプレイ装置を、図面を参照して詳細に説明する。
【0042】
本発明の一実施例に係るディスプレイ装置、例えばテレビジョン装置は、
図1乃至
図3に示すように、筐体を有し、画像が表示されるディスプレイユニット10と、四角形(例えば、立てられた四角リング状)に形成され、内側にディスプレイユニット10が移動可能に取り付けられた支持フレーム20と、を備える。本実施例において支持フレーム20は後方上側に向かって傾斜するように立てられる。
【0043】
ディスプレイユニット10は、ディスプレイユニット10の背面に設けられ、ディスプレイ装置を制御する各種回路基板11と、ディスプレイユニット10の背面に回路基板11を覆うように設けられた背面カバー12と、ディスプレイユニット10の下部両側に配設され、音を出力する1対のメインスピーカー13R,13Lと、を備える。
【0044】
回路基板11は、ディスプレイ装置に電源を供給するための電源基板11aと、画像信号を処理するための信号処理基板11bと、ディスプレイユニット10内に含まれたディスプレイパネル(図示せず)を駆動を制御するためのパネル駆動基板11b,11cと、ディスプレイユニット10内に含まれたバックライトユニット(図示せず)の駆動を制御するためのバックライト駆動基板11eと、を備える。
【0045】
本実施例において、ディスプレイユニット10は大きい画面を形成できるように合計4枚のディスプレイパネルを含み、パネル駆動基板11c,11dは、4枚のディスプレイパネルの駆動を制御できるように2枚のパネル駆動基板11c,11dを含む。2枚のパネル駆動基板11c,11dのうち、第1パネル駆動基板11cは、ディスプレイユニット10の上部、すなわち、バックライト駆動基板11eの上側に配置され、上部に位置している2枚のディスプレイパネルの駆動を制御し、第2パネル駆動基板11dは、ディスプレイユニット10の下部、すなわち、バックライト駆動基板11eの下側に配置され、下部に位置している2枚のディスプレイパネルの駆動を制御する。また、ディスプレイ装置は、ディスプレイユニット10に外部信号が入力されたり、ディスプレイユニットで発生した各種信号が外部に出力されたりようにするための入出力ユニット80を備える。入出力ユニット80は、各種の入出力端子を有しているもので、本実施例において入出力ユニット80は、後述するレッグ30に設けられている。
【0046】
支持フレーム20は、ディスプレイユニット10の幅方向に延びており、地面に支持される下部フレーム21と、ディスプレイユニット10の幅方向に延びており、下部フレーム21の上側に下部フレーム21と平行に離間して配置される上部フレーム22と、下部フレーム21の両端と上部フレーム22の両端とを繋いで支持フレーム20の両側を形成する1対の側部フレーム23と、を含む。
【0047】
また、ディスプレイ装置は、立てられた支持フレーム20をより安定して保持するためのレッグ30を備える。レッグ30は、支持フレーム20の側部フレーム23から後方下側に向かって傾斜するように延びて地面に支持され、支持フレーム20の立てられた状態をより安定して維持する機能を担う。このレッグ30は、両側部フレーム23から後方下側に向かってそれぞれ傾斜するように延びた1対の延長部31と、両延長部31の先端を互いに繋いでおり、地面に支持される支持部32と、を含む。
【0048】
本実施例において、レッグ30は、支持フレーム20の側部フレーム23に分離可能に取り付けられる。そのため、支持フレーム20からレッグ30を分離した状態では、
図5に示すように、支持フレーム20とディスプレイユニット10を壁に据え付けることができ、支持フレーム20にレッグ30を取り付けた状態では、
図1に示すように、支持フレーム20を独立して立てて設置することができる。
【0049】
また、支持フレーム20の上部フレーム22と下部フレーム21間の距離は、ディスプレイユニット10の上下幅よりも大きく形成され、ディスプレイユニット10は、
図1と
図6との比較から確認できるように、支持フレーム20の内側に上下移動可能に設置され、ディスプレイユニット10の設置された高さを上下に調節可能になっている。また、ディスプレイユニット10は、
図1と
図7との比較から確認できるように、支持フレーム20の内側に前後回転可能に設置され、ティルト(tilt)可能になっている。
【0050】
このようなディスプレイユニット10の上下移動及び前後回転を案内するべく、ディスプレイユニット10の両側と支持フレーム20の両側部フレーム23とは、
図8乃至
図11に示すように、1対の連結組立体にて連結される。
【0051】
連結組立体は、連結軸40、支持ユニット50、及びヒンジユニット60を有し、ディスプレイユニットを回転させたり上下に移動させられるようになっている。
【0052】
連結軸40は、その一端がディスプレイユニット10に取り付けられ、他端が支持フレーム20に上下に移動可能に取り付けられるもので、2つの連結軸40は、ディスプレイユニット10の両側を支持フレーム20の両側に設置可能にする。支持フレーム20の両側内面、すなわち、支持フレーム20の側部フレーム23の内側面には、上下に延在しており、連結軸40が上下に移動可能に取り付けられるガイドスロット23aが設けられている。そのため、2つの連結軸40が、支持フレーム20の両側に設けられた2つのガイドスロット23aに沿って上下移動することによって、両連結軸40の一端に取り付けられたディスプレイユニット10は上下に移動するようになる。
【0053】
支持フレーム20の2つの側部フレーム23の内部には支持ユニット50が配置され、連結軸40を弾性支持する。本実施例において、支持ユニット50は、中空のシリンダー51と、シリンダー51に移動可能に設けられたロッド52とを含んでいるガスバネで構成される。また、シリンダー51の上側には、シリンダー51の上端に固定され、上述した連結軸40の他端が固定される固定ブロック53が設けられている。
【0054】
シリンダー51は、支持フレーム20内に上下に移動可能に設けられ、ロッド52は、シリンダー51から下側に突出し、ロッド52の下端は支持フレーム20に固定される。シリンダー51が支持フレーム20内に移動可能となるようにシリンダー51の両側にはレール54が固定され、支持フレーム20内にはレール54に対応する形状のレール溝(図示せず)が上下に設けられる。
【0055】
支持ユニット50は、ディスプレイユニット10の荷重に対応する荷重を支持できるように設計される。そのため、ディスプレイユニット10に上下方向に外力が加えられない限り、ディスプレイユニット10は、支持ユニット50により支持されて一定の高さに位置した状態をそのまま維持するが、ディスプレイユニット10に外力が加えられると、シリンダー51が上下移動しつつ上下移動するようになる。
【0056】
また、連結軸40には軸方向に移動可能にロック部材41が取り付けられ、支持フレーム20には、ロック部材41に対応する形状をしており、ロック部材41がその位置によって選択的に挿入されるロック溝23bが設けられている。また、連結軸40には、ロック部材41をロック溝23bに向かって弾性支持することで、ロック部材41がロック溝23bに挿入された状態を維持できるようにする弾性部材42が設けられる。本実施例において、ロック溝23bはガイドスロット23aに形成され、複数個が上下に間隔を空けて形成されている。そのため、ディスプレイユニット10を上下に移動させつつロック部材41をロック溝23bのいずれかに対応させた後、ロック部材41を軸方向に移動させつつロック部材41を対応するロック溝23bに嵌め込む。これにより、連結軸40の上下移動が制限され、ディスプレイユニット10は一定位置に位置した状態を維持可能となる。
【0057】
また、ヒンジユニット60は、ディスプレイユニット10を支持フレーム20に回転可能に設置させるためのものて、上述した2つの連結軸40がそれぞれ回転可能に取り付けられる1対のヒンジユニット60を含む。
【0058】
ヒンジユニット60は、ディスプレイユニット10に取り付けられる固定ブラケット61と、固定ブラケット61に固定され、連結軸40が回転可能に設置されるヒンジ部62aが設けられたヒンジブラケット62と、固定ブラケット61にヒンジブラケット62と並んで取り付けられ、ディスプレイユニット10の回転を制限する役割を担う摩擦ブラケット63と、を備える。本実施例において、ヒンジブラケット62と摩擦ブラケット63は固定ブラケット61に側方からスライディングして結合され、ボルトなどにて固定ブラケット61と共にディスプレイユニット10に固定される。
【0059】
連結軸40には、連結軸40と共に回転しつつ摩擦ブラケット63と摩擦する摩擦部材64が取り付けられ、摩擦ブラケット63には摩擦部64と摩擦する摩擦部63aが設けられる。
【0060】
また、摩擦部材64が摩擦部63aと摩擦できるように、連結軸40には摩擦部材64を摩擦部63aに向かって加圧する摩擦バネ65が配置されている。摩擦バネ65により摩擦部材64が摩擦部63aに加圧されると、摩擦部材64と摩擦部63a間に作用する摩擦力によりディスプレイユニット10の回転が制限され、よって、一定以上の外力が加えられない限りディスプレイユニット10は回転しなくなる。本実施例において摩擦バネ65は複数のディスクバネで構成されている。
【0061】
本実施例において、摩擦部材64は、180°未満の中心角を持つ扇状に形成されている。そのため、ディスプレイユニット10の回転によって摩擦ブラケット63がディスプレイユニット10と共に回転しながら、摩擦部材64の両側辺のいずれか一方に支持され、ディスプレイユニット10の回転角度は摩擦部材64により制限される。
【0062】
またヒンジユニット60は、連結軸40を弾性支持する支持バネ66を備えている。支持バネ66は、上端が摩擦ブラケット63の連結軸40の上側に固定され、下端は連結軸40の下部に接して連結軸40の下部を上方に弾性支持する。これにより、ディスプレイユニット10の荷重が支持バネ66を介して連結軸40に支持されるため、ディスプレイユニット10の自重による回転はさらに安定的に防止される。
【0063】
また、ヒンジユニット60は、固定ブラケット61に固定され、連結軸40を覆って、連結軸40が露出することを防止する1対の軸カバー67,68を備える。
【0064】
また、支持フレーム20は、
図4に示すように、ディスプレイユニット10と連動して動作する各種の電子部品を内蔵している。
【0065】
支持フレーム20に内蔵された電子部品としては、ディスプレイユニット10から電気的な信号を受け取って音を発生させるサブスピーカー24があり、支持フレーム20がスピーカーの役割も担えるようになっている。本実施例において、支持フレーム20の両側、すなわち、側面フレーム23の両側にはそれぞれ複数のサブスピーカー24が上下に配置され、ディスプレイユニット10に設けられたメインスピーカー13R、13Lを補助できるようになっている。
【0066】
さらに、支持フレーム20は、ディスプレイユニット10を介して画像通話も行えるようにカメラ25を備えている。本実施例において、カメラ25は、
図12及び
図13に示すように、支持フレーム20の上部フレーム22の中央側に配置されている。また、カメラ25は、支持フレーム20に回転可能に取り付けられ、回転しながら支持フレーム20から突出するようになっている。そのため、カメラ25を使用しない時には、
図12に示すように、カメラ25は支持フレーム20内に収容されているが、画像通話機能などのためにカメラ25を使用すべき時には、
図13に示すように、カメラ25が支持フレーム20から突出して使用可能となる。
【0067】
また、支持フレーム20には、
図4に示すように、ディスプレイ装置が無線でインターネット接続可能となるようにWi−Fiモジュール26が内蔵され、また、ディスプレイ装置が外部機器と無線通信できるようにブルートゥースモジュール27が内蔵される。本実施例において、Wi−Fiモジュール26及びブルートゥースモジュール27は上部フレーム22に内蔵されている。
【0068】
上述したように、支持フレーム20内にはサブスピーカー24、カメラ25、Wi−Fiモジュール26及びブルートゥースモジュール27が組み込まれ、支持部32には入出力ユニット80が分離可能に設置される。これらの構成は、各種のケーブルC1,C2,C3を介して、ディスプレイユニット10に設けられている回路基板11に接続される。
【0069】
ケーブルC1,C2,C3は、ヒンジユニット60を通して延在し、ディスプレイユニット10に設けられた回路基板11と支持フレーム20に内蔵されたサブスピーカー24、カメラ25、Wi−Fiモジュール26及びブルートゥースモジュール27とを互いに接続させる接続ケーブルC1、ディスプレイユニット10から延在し、外部の電源に接続してディスプレイ装置に電源を供給するための電源ケーブルC3、及びディスプレイユニット10から延在し、回路基板11と上述の入出力ユニット80とを接続させる入出力ケーブルC2を含む。
【0070】
特に、接続ケーブルC1は、上述した通り、回路基板11からヒンジユニット60を通して支持フレーム20内に延び、支持フレーム20に設けられたサブスピーカー24、カメラ25、Wi−Fiモジュール26及びブルートゥースモジュール27に接続する。
【0071】
このとき、接続ケーブルC1は、ディスプレイユニット10の上下移動に対応するようにヒンジユニット60と支持フレーム20との間で一定の長さだけさらに長く形成されるが、このように接続ケーブルC1を長く形成すると、ディスプレイユニット10が上下移動しながら接続ケーブルC1が絡み合うことがある。
【0072】
この絡み合いを防止するために、支持フレーム20内には、
図14に示すように、接続ケーブルC1が巻かれるボビン28と、ボビン28が上下に移動可能に取り付けられるボビンガイドレール29と、ボビン28を下方に弾性支持し、ボビン28が下側に移動した状態を維持できるようにする弾性部材Sと、を備える。
【0073】
この構成では、ディスプレイユニット10の上下移動と連動してボビン28がボビンガイドレール29に沿って上下に移動するから、ボビン28に巻かれた接続ケーブルC1は常に上下方向にまっすぐ伸びた状態を維持し、接続ケーブルが絡み合うことが防止される。
【0074】
また、上述のケーブルC1,C2,C3のうち電源ケーブルC3及び入出力ケーブルC2は、ディスプレイユニット10から延びているが、電源ケーブルC3及び入出力ケーブルC2をディスプレイユニット10からそのまま下方に垂らすとディスプレイ装置の外観品質が低下することがある。
【0075】
そこで、
図15に示すように、レッグ30の両延長部31に、電源ケーブルC3及び入出力ケーブルC2が収容されるケーブル収容溝31aがそれぞれ設けられ、ケーブル収容溝31aを覆うケーブルカバー31bが設けられる。そのため、電源ケーブルC3及び入出力ケーブルC2をケーブル収容溝31aに入れた後、ケーブルカバー31bでケーブル収容溝31aを覆うことで、電源ケーブルC3及び入出力ケーブルC2の一部区間は延長部31内に収容された状態となり、電源ケーブルC3及び入出力ケーブルC2によるディスプレイ装置の外観品質の低下が予防される。
【0076】
本実施例において、入出力ユニット80は、レッグ30の支持部32に分離可能に設置されているが、これに限定されず、入出力ユニット80は、支持フレーム20に設置されてもよく、
図16に示すように、ディスプレイユニット10の背面に設置されてもよい。
【0077】
本実施例において、ディスプレイユニット10は、4枚のディスプレイパネルを備えており、4枚のディスプレイパネルを駆動するために2枚のパネル駆動基板11b,11cが設けられているとしたが、これに限定されず、1又は2枚のディスプレイパネルを備えたディスプレイユニットでは、バックライト駆動基板の下側に配置された1枚のパネル駆動基板のみでディスプレイパネルの駆動を制御してもよい。
【0078】
又は、ディスプレイユニット10の画面を1枚のディスプレイパネルにより形成し、ディスプレイユニット10の上部に配置された第1パネル駆動基板11bがディスプレイパネルの上部領域の駆動を制御し、ディスプレイユニット10の下部に配置された第2パネル駆動基板11cがディスプレイパネルの下部領域の駆動を制御するように構成してもよい。
【0079】
本実施例において、レッグ30は、支持フレーム20から後方下側に向かって傾斜するように延びているが、これに限定されるものではなく、支持フレーム20の下端から地面に並んで後方側に延びつつ地面に支持される構成にしてもよい。
【0080】
また、本実施例において、支持フレームは、下部フレーム、上部フレーム及び2つの側部フレームで構成されているが、これに限定されるものではなく、支持フレームは3個のフレームで構成されてもよい。例えば、支持フレームは、上部フレーム、下部フレーム、及び上部フレームと下部フレームの左側端又は右側端を繋ぐ1つの側部フレームで構成されてもよい。
【0081】
本実施例において、ディスプレイユニット10は、1対の連結軸40と1対のヒンジユニット60を介して支持フレーム20に回転可能に取り付けられているが、これに限定されず、
図17乃至
図29に示すように、両端が支持フレーム20に取り付けられた1つの連結軸40’、及びディスプレイユニット10の背面に設けられ、連結軸40に回転可能に取り付けられる1つのヒンジフレーム60’を用いて、ディスプレイユニット10が支持フレーム20に回転可能に設置されるようにしてもよい。
【0082】
また、本実施例のディスプレイ装置では、2つの連結軸40に連結された2つの支持ユニット50を介して、ディスプレイユニット10が支持フレーム20に上下に移動可能に取り付けられるが、これに限定されるものではない。例えば、
図30乃至
図40に示すように、上端は支持フレーム20の上部に連結され、下端は支持フレーム20の下部に連結されたワイヤー70にディスプレイユニット10が上下に移動可能に取り付けられるようにしてもよい。この実施例では、ワイヤー70はディスプレイユニット10の幅方向に間隔を置いて配置された1対のワイヤー70を備え、これら両ワイヤー70にディスプレイユニット10の両側が上下に移動可能に取り付けられる。
【0083】
本実施例において、ディスプレイ装置は、ディスプレイユニット10が前後方向にティルト可能に支持フレーム20に設置されているが、これに限定されるものではない。例えば、
図41乃至
図52に示すように、ディスプレイユニット10が、上下に延びた連結軸40"、及びディスプレイユニット10の背面に取り付けられたヒンジブラケット60"を用いて、支持フレーム20'内に左右方向に回転可能に設置されるようにしてもよい。また、このような実施例において、支持フレーム20'の両側部フレーム23'間の距離は、ディスプレイユニット10の左右幅よりも大きくし、ディスプレイユニット10が支持フレーム20内で左右に移動可能に設置されるようにしてもよい。
【0084】
本実施例ではディスプレイユニット10が設置された支持フレーム20を備えたディスプレイ装置を説明したが、これに限定されず、
図53乃至
図60に示すように、絵や写真のような各種の平面状のものを支持するための支持フレーム20も本発明の技術思想に含まれ得る。
【0085】
本発明は上述した実施例に限定されるものではなく、当該技術の分野において通常の知識を有する者にとって、本発明の思想から逸脱しない範囲で様々な修正及び変形が可能であることは明らかであり、それらの修正例又は変形例も本発明の特許請求の範囲に属するといえる。
【符号の説明】
【0086】
10 ディスプレイユニット
11 回路基板
13 メインスピーカー
20 支持フレーム
21 下部フレーム
22 上部フレーム
23 側部フレーム
24 サブスピーカー
25 カメラ
26 Wi−Fiモジュール
27 ブルートゥースモジュール
30 レッグ
40 連結軸
41 ロック部材
50 支持ユニット
51 シリンダー
52 ロッド
60 ヒンジユニット
61 固定フレーム
62 ヒンジフレーム
63 摩擦フレーム
64 摩擦部材
67 摩擦バネ
70 ワイヤー