特許第6403388号(P6403388)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6403388情報をディスプレイするモバイル装置及び方法
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6403388
(24)【登録日】2018年9月21日
(45)【発行日】2018年10月10日
(54)【発明の名称】情報をディスプレイするモバイル装置及び方法
(51)【国際特許分類】
   G06F 3/048 20130101AFI20181001BHJP
   H04M 1/00 20060101ALI20181001BHJP
【FI】
   G06F3/048
   H04M1/00 W
【請求項の数】15
【全頁数】31
(21)【出願番号】特願2014-5812(P2014-5812)
(22)【出願日】2014年1月16日
(65)【公開番号】特開2014-137824(P2014-137824A)
(43)【公開日】2014年7月28日
【審査請求日】2017年1月6日
(31)【優先権主張番号】10-2013-0005129
(32)【優先日】2013年1月16日
(33)【優先権主張国】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】390019839
【氏名又は名称】三星電子株式会社
【氏名又は名称原語表記】Samsung Electronics Co.,Ltd.
(74)【代理人】
【識別番号】100110364
【弁理士】
【氏名又は名称】実広 信哉
(72)【発明者】
【氏名】元 誠駿
【審査官】 加内 慎也
(56)【参考文献】
【文献】 特開2014−093770(JP,A)
【文献】 特開2003−216299(JP,A)
【文献】 特開2008−048071(JP,A)
【文献】 国際公開第2006/057293(WO,A1)
【文献】 米国特許出願公開第2012/0212430(US,A1)
【文献】 特表2012−529719(JP,A)
【文献】 米国特許出願公開第2013/0328825(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 3/048
H04M 1/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
モバイル装置のタッチスクリーン上に情報をディスプレイする方法であって、
画面投影部を含むモバイル装置のカバーの種類を判断する過程と、
前記カバーが閉じられた状態である間に前記カバーの上からのジェスチャーを感知する過程と、
前記カバーが閉じられた状態である間に感知された前記ジェスチャーに応じて、前記モバイル装置の現在状態に対応する画面を前記判断されたカバーの種類によってタッチスクリーンの上にディスプレイする過程と、
を含むことを特徴とする情報のディスプレイ方法。
【請求項2】
前記判断する過程は、
前記カバーのカテゴリIDを用いて前記カバーの種類を判断し、前記カテゴリIDは、前記カバー上で前記画面投影部の位置、大きさ、及び前記カバーのビジュアルトンのうち少なくとも一つに関する情報を含むことを特徴とする請求項1に記載の情報のディスプレイ方法。
【請求項3】
前記ディスプレイする過程は、
前記カバーの画面投影部の位置によって前記画面をディスプレイすることを特徴とする請求項1に記載の情報のディスプレイ方法。
【請求項4】
前記モバイル装置の現在状態がロック状態の場合、前記画面は、時間、通知、及びバッテリー状態のうち少なくとも一つに関する情報を含む前記モバイル装置の前記現在状態に対応する画面であることを特徴とする請求項1に記載の情報のディスプレイ方法。
【請求項5】
前記カバーの開きが感知されると、前記モバイル装置の前記現在状態に対応するアクションを実行して、前記タッチスクリーンの上に画面をディスプレイする過程をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の情報のディスプレイ方法。
【請求項6】
前記アクションは、ロックの解除を含むことを特徴とする請求項5に記載の情報のディスプレイ方法。
【請求項7】
前記カバーの開きは、
前記カバーの前面カバー部に含まれた付着部と前記カバーの背面カバー部に含まれた付着部との離隔を通じて感知されるか、前記カバーの前面カバー部に含まれた付着部と前記モバイル装置内に設けられた付着部との離隔を通じて感知されることを特徴とする請求項5に記載の情報のディスプレイ方法。
【請求項8】
前記カバーの開きを感知する過程と、
前記カバーの開きに応じて、上記カバーが折りたたんだ部分の反対部分を中心として前記画面を前記タッチスクリーンの上にディスプレイする過程と、
前記カバーの折りたたみを感知する過程と、
前記カバーの折りたたみの方向に対応して、前記タッチスクリーンの中央を中心として画面をディスプレイする過程と、
をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の情報のディスプレイ方法。
【請求項9】
前記カバーの折りたたみは、
前記カバーの前面カバー部と前記カバーの背面カバー部との間に設けられた折りたたみ感知センサーを用いて感知されることを特徴とする請求項8に記載の情報のディスプレイ方法。
【請求項10】
モバイル装置であって、
タッチスクリーンと、
前記モバイル装置の情報を表示するように前記タッチスクリーンを制御し、画面投影部を含む前記モバイル装置のカバーの種類を判断し、前記カバーが閉じられた状態である間に前記カバーの上からのジェスチャーを感知し、前記カバーが閉じられた状態である間に感知された前記ジェスチャーに応じて、前記モバイル装置の現在状態に対応する画面を前記判断されたカバーの種類によって前記タッチスクリーンの上にディスプレイする制御部と、
を含むことを特徴とするモバイル装置。
【請求項11】
前記制御部は、前記カバーの開きが感知されると、前記モバイル装置の前記現在状態に対応するアクションを実行して、前記タッチスクリーンの上に画面をディスプレイすることを特徴とする請求項10に記載のモバイル装置。
【請求項12】
前記制御部は、前記モバイル装置に含まれた調度センサー及び近接センサーのうちの少なくとも一つを用いて、前記カバーの開きを感知することを特徴とする請求項11に記載のモバイル装置。
【請求項13】
前記制御部は、前記カバーの開きが感知されると、前記カバーが折りたたんだ部分の反対部分を中心として前記画面を前記タッチスクリーンの上にディスプレイし、
前記カバーの折りたたみが感知されると、前記タッチスクリーンの中央を中心として前記画面をディスプレイすることを特徴とする請求項10に記載のモバイル装置。
【請求項14】
前記制御部は、前記カバーの付着部と前記モバイル装置との離隔によって発生される信号の感知に応じて、前記モバイル装置の状態に対応する画面を前記タッチスクリーンの上にディスプレイすることを特徴とする請求項10に記載のモバイル装置。
【請求項15】
前記モバイル装置と前記カバーの付着部との離隔に対応する信号を感知する過程と、
前記感知された信号に応じて、前記モバイル装置の状態に対応する画面をディスプレイする過程と、
を含むことを特徴とする請求項1に記載の情報のディスプレイ方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、モバイル装置に関し、特に、情報をディスプレイするモバイル装置及び方法に関する。
【背景技術】
【0002】
最近、多様な電子機器がユーザに提供されている。また、最近、ユーザが携帯しながら、様々なコンテンツを接することができるモバイル装置が、携帯端末機、MP3プレイヤー、PMP(Portable Multimedia Player)、電子ブックなどとして多く使われている。このようなモバイル装置には、無線送受信の機能だけではなく、写真、音楽、動画、マルチメディア、ゲームなど、多様な機能が集約されている。上記モバイル装置の前面には、このようなマルチ機能を利用できるよう、タッチスクリーンが提供され、最近のスマートフォンの場合、前面の全体がタッチにより感応するタッチスクリーンが提供されている現状である。
【0003】
しかし、モバイル装置の場合、携帯する過程で、又は使用中に、上記モバイル装置の外装ケースやモバイル装置の前面に露出されるタッチスクリーンに、スクラッチや衝撃による破損が発生するようになる。これを防止するために、モバイル装置には、多様なケース、又はカバー(以下、「カバー装置」と称する)が提供される実情である。既存のモバイル装置をカバーするカバー装置においては、タッチスクリーンを使用できるよう、ディスプレイ側は露出され、モバイル装置の外装枠や背面のケースのみをカバーする形態を有するか、又はプリップケースを介してモバイル装置を全てカバーするが、タッチスクリーンを使うために、タッチスクリーンをカバーする部分が、開閉の形態を有するカバー装置を用いる。従って、タッチスクリーンが露出されるカバー装置を用いる場合、表示装置にスクラッチが発生するか、破損が生じることを防ぎ難いという問題がある。また、タッチスクリーンをカバーするプリップ形態のカバー装置を用いる場合、タッチスクリーンを使う毎に、タッチスクリーンをカバーしているカバーの開閉が要求される面倒な問題があり、例えば、簡単な受信や送信の時にも、カバーをオープンしなければならないという不便な問題がある。また、プリップカバーの場合、携帯用電子機器を使う毎に、即ち、表示装置を用いるために、毎度カバーをオープンしなければならないので、頻繁なカバーの開閉は、プリップ装置の破損を招来する問題がある。また、外装のみをカバーする形態やプリップ形態のカバー装置は、全てタッチスクリーンを使用するためには、タッチスクリーンが外部へ露出される必要があると共に、タッチのための接触が発生することにより、スクラッチなどの破損に脆弱な問題が生じる。
【0004】
従って、タッチスクリーンをカバーして、スクラッチなどの破損を防止すると共に、タッチスクリーンを使用できるカバーを用いたモバイル装置及びその制御方法に関する技術が必要となる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上述した課題を達成するために、本発明の一態様は、情報をディスプレイするモバイル装置及び方法を提供する。
【0006】
また、本発明の一態様は、モバイル装置の現在状態に対応する画面を、画面投影部を含むカバーの種類によってタッチスクリーンの上にディスプレイするモバイル装置及び方法を提供する。
【0007】
本発明の一態様による、画面投影部を含むカバーの種類によって画面をディスプレイするモバイル装置及び方法は、カバーの画面投影部の位置によって画面を露出するよう、タッチスクリーンの上に画面を表示できるモバイル装置及び方法を提供する。
【0008】
また、本発明の一態様による、画面投影部を含むカバーの種類によって画面をディスプレイするモバイル装置及び方法は、カバーの開きが感知されると、モバイル装置の現在状態に対応するアクションを実行して、上記タッチスクリーンの上に画面を表示できるモバイル装置及びその制御方法を提供する。
【0009】
本発明の一態様による、画面投影部を含むカバーの種類によって画面をディスプレイするモバイル装置及びその制御方法は、一手作業(One−hand operation)のための自動スイッチ(Auto switch)機能を提供できるモバイル装置及びその制御方法を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明の一態様によれば、情報をディスプレイする方法が提供される。上記方法は、画面投影部を含むカバーの種類を判断する過程と、ジェスチャー又はトリガーを感知する過程と、上記ジェスチャー又はトリガーの感知に応じて、モバイル装置の現在状態に対応する画面を、上記カバーの種類によってタッチスクリーンの上にディスプレイする過程と、を含む。
【0011】
本発明の他の態様によれば、情報をディスプレイするモバイル装置が提供される。上記装置は、モバイル装置の情報をディスプレイするタッチスクリーンと、画面投影部を含むカバーの種類を判断し、ジェスチャー又はトリガーを感知し、上記ジェスチャー又はトリガーの感知に応じて、モバイルの現在状態に対応する画面を、上記カバーの種類によって上記タッチスクリーンの上にディスプレイする制御部と、を含む。
【発明の効果】
【0012】
本発明の一態様によると、モバイル装置の現在状態に対応する情報を、カバーの種類によってタッチスクリーンの上にディスプレイすることができる。
【0013】
また、本発明の一態様によると、カバーの画面投影部の位置に応じて画面を露出するよう、タッチスクリーンの上に画面を表示することができる。
【0014】
本発明の一態様によると、カバーの開きが感知されると、モバイル装置の現在状態に対応するアクションを実行して、上記タッチスクリーンの上に画面を表示することができる。
【0015】
本発明の一態様によると、一手作業(One−hand operation)のための自動スイッチ(Auto switch)機能を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
図1】本発明の一実施形態によるモバイル装置を示す概略的なブロック図である。
図2】本発明の一実施形態によるモバイル装置の前面の斜視図である。
図3】本発明の一実施形態によるモバイル装置の背面の斜視図である。
図4A】本発明の一実施形態によるモバイル装置及び画面投影部を含むカバーを概略的に示す図面である。
図4B】本発明の一実施形態によるモバイル装置及び画面投影部を含むカバーを概略的に示す図面である。
図5】本発明の一実施形態によるモバイル装置及び画面投影部を含むカバーを概略的に示す図面である。
図6】本発明の一実施形態によるモバイル装置及び画面投影部を含むカバーを概略的に示す図面である。
図7A】本発明の一実施形態によるモバイル装置及び画面投影部を含むカバーを概略的に示す図面である。
図7B】本発明の一実施形態によるモバイル装置及び画面投影部を含むカバーを概略的に示す図面である。
図8】本発明の一実施形態によるモバイル装置及び画面投影部を含むカバーを概略的に示す図面である。
図9A】本発明の一実施形態によるモバイル装置及び画面投影部を含むカバーを概略的に示す図面である。
図9B】本発明の一実施形態によるモバイル装置及び画面投影部を含むカバーを概略的に示す図面である。
図10】本発明の一実施形態によるモバイル装置及び画面投影部を含むカバーを概略的に示す図面である。
図11】本発明の一実施形態による画面投影部を含むカバーの種類によって画面を表示するモバイル装置の制御方法を示すフローチャートである。
図12図12A〜Cは、本発明の一実施形態による画面投影部を含むカバーの種類によって画面を表示するモバイル装置を示す図面である。
図13図13A〜Cは、本発明の第1実施形態による画面投影部を含むカバーの種類によって画面を表示するモバイル装置を示す図面である。
図14図14A〜Cは、本発明の第2実施形態による画面投影部を含むカバーの種類によって画面を表示するモバイル装置を示す図面である。
図15図15A〜Eは、本発明の第3実施形態による画面投影部を含むカバーの種類によって画面を表示するモバイル装置を示す図面である。
図16】本発明の一実施形態による画面投影部を含むカバーの種類によって画面を表示するモバイル装置の制御方法を示すフローチャートである。
図17】本発明の1実施形態によるモバイル装置をカバーするカバーを概略的に示す図面である。
図18図18A〜Cは、本発明の一実施形態による画面投影部を含むカバーの種類によって画面を表示するモバイル装置を示す図面である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
本発明は、多様な変更を加えることができ、様々な実施形態を有することができ、特定の実施形態を図面に例示して詳細に説明する。しかし、これは、本発明を特定の実施形態に限定することではなく、本発明の思想及び技術の範囲内に含まれる全ての変更、均等物乃至代替物を含むことと理解されるべきである。
【0018】
「第1」及び「第2」などのような序数を含む用語が様々な構成要素を説明するために使用されるが、これらの構成要素は、この用語により限定されない。この用語は、1つの構成要素を他の構成要素と区別するためにのみ使用される。例えば、本発明の権利範囲を逸脱することなく、第1の構成要素は第2の構成要素と呼ばれてもよく、同様に、第2の構成要素も第1の構成要素と呼ばれてもよい。及び/又はという用語は、複数の関連した記載の項目の組合せ又は複数の関連した記載の項目中のいずれの項目を含む。
【0019】
本願に使用される用語は、本発明の実施形態の説明が単に実例を提供するためのものであって、本発明を限定するものでない。単数は文脈上これと異なることを要求しない限り、複数を含む。本願において、「含む」又は「有する」などの用語は、明細書に記載された特徴、数字、ステップ、動作、構成要素、部品又はこれらの組合せが存在することを指定しようとすることであり、一つ又はそれ以上の他の特徴や数字、ステップ、動作、構成要素、部品、又はこれらの組合せの存在又は付加の可能性を予め排除しないことと理解されるべきである。
【0020】
別に定義されない限り、技術的であるか、科学的な用語を含んで、ここで使われた全ての用語は、本発明の属する技術分野における通常の知識を有する者により一般的に理解されるものと同一の意味を有する。一般的に使われる辞典に定義されているのと同様の用語は、関連技術の文脈上の意味と一致する意味を有することと解釈しなければならず、本願において明らかに定義されない限り、理想的であるか、過度に形式的な意味として解釈されない。
【0021】
図1は、本発明の一実施形態によるモバイル装置を示す概略的なブロック図である。
【0022】
本発明の多様な実施形態によるモバイル装置100は、制御部110、移動通信モジュール120、サブ通信モジュール130、マルチメディアモジュール140、カメラモジュール150、GPS(Global Positioning System)モジュール155、入/出力モジュール160、センサーモジュール170、メモリ部175、電源供給部180、タッチスクリーン190、タッチスクリーンコントローラ195を含んでもよい。
【0023】
図1を参照すると、モバイル装置100は、サブ通信モジュール130、コネクタ165、及びイヤホンジャック167のような外部装置の連結部を用いて、外部装置(図示せず)と連結されることができる。外部装置は、上記モバイル装置100に脱着されて有線で連結可能なイヤホン(Earphone)、外部スピーカ(External speaker)、USB(Universal Serial Bus)メモリ、充電器、クレイドル(Cradle)、ドッキングステーション(Docking station)、DMBアンテナ、モバイル決済関連装置、健康管理装置(血糖計など)、ゲーム機、自動車ナビゲーションなど、多様な装置を含んでもよい。また、上記外部装置は、近距離通信により無線で上記モバイル装置100に連結できるブルートゥース(登録商標)通信装置、NFC(Near Field Communication)装置のような近距離通信装置、及びWiFi Direct通信装置、無線アクセスポイント(AP、Access Point)を含んでもよい。また、上記外部装置は、他の装置、携帯電話、スマートフォン、タブレットPC、デスクトップPC、及びサーバーを含んでもよい。
【0024】
図1を参照すると、サブ通信モジュール130は、無線ランモジュール131及び近距離通信モジュール132のうちの少なくとも一つを含み、マルチメディアモジュール140は、放送通信モジュール141、オーディオ再生モジュール142及び動画再生モジュール143のうちの少なくとも一つを含む。カメラモジュール150は、第1カメラ151及び第2カメラ152のうちの少なくとも一つを含み、入/出力モジュール160は、ボタン161、マイク162、スピーカ163、振動モータ164、コネクタ165、キーパッド166、及びイヤホンジャック167のうちの少なくとも一つを含む。
【0025】
制御部110は、CPU111、モバイル装置100の制御のための制御プログラムが記憶されたロム(ROM、112)及びモバイル装置100の外部から入力される信号又はデータを記憶するか、モバイル装置100で遂行される作業のための記憶領域として用いられるラム(RAM、113)を含んでもよい。CPU111は、多様な本数のコアを含んでもよい。例えば、CPU111は、シングルコア、デュアルコア、トリプルコア、又はカッドコアを含んでもよい。CPU111、ロム112及びラム113は、内部バス(bus)を通じて互いに連結されることができる。
【0026】
制御部110は、移動通信モジュール120、サブ通信モジュール130、マルチメディアモジュール140、カメラモジュール150、GPSモジュール155、入/出力モジュール160、センサーモジュール170、メモリ部175、電源供給部180、タッチスクリーン190、及びタッチスクリーンコントローラ195を制御することができる。
【0027】
移動通信モジュール120は、制御部110の制御下、少なくとも一つ−一つ又は複数−のアンテナ(図示せず)を用いて、移動通信を通じてモバイル装置100が外部装置と連結されるようにする。移動通信モジュール120は、モバイル装置100に入力される電話番号を有する携帯電話(図示せず)、スマートフォン(図示せず)、タブレットPC又は他の装置(図示せず)と音声通話、画像通話、文字メッセージ(SMS)又はマルチメディアメッセージ(MMS)のための無線信号を送/受信する。
【0028】
サブ通信モジュール130は、無線ランモジュール131と近距離通信モジュール132のうちの少なくとも一つを含んでもよい。例えば、無線ランモジュール131のみを含むか、近距離通信モジュール132のみを含むか、又は無線ランモジュール131と近距離通信モジュール132の両方を含んでもよい。
【0029】
無線ランモジュール131は、制御部110の制御下、無線アクセスポイント(AP、access point)(図示せず)が設定される場所でインターネットに接続できる。無線ランモジュール131は、アメリカ電子学会(IEEE)の無線LAN規格(IEEE802.11x)を支援する。近距離通信モジュール132は、制御部110の制御下、モバイル装置100と画像形成装置(図示せず)との間に、無線で近距離通信をすることができる。近距離通信方式は、ブルートゥース(bluetooth(登録商標))、赤外線通信(IrDA、Infrared Data Association)、ワイファイダイレクト(WiFi−Direct)通信、NFC(Near Field Communication)などを含んでもよい。
【0030】
モバイル装置100は、性能によって、移動通信モジュール120、無線ランモジュール131、及び近距離通信モジュール132のうちの少なくとも一つを含んでもよい。例えば、モバイル装置100は、性能によって、移動通信モジュール120、無線ランモジュール131、及び近距離通信モジュール132の組合せを含んでもよい。
【0031】
マルチメディアモジュール140は、放送通信モジュール141、オーディオ再生モジュール142又は動画再生モジュール143を含んでもよい。放送通信モジュール141は、制御部110の制御下、放送局から放送通信アンテナ(図示せず)を通じて送出される放送信号(例えば、TV放送信号、ラジオ放送信号又はデータ放送信号)及び放送付加情報(例えば、EPG(Electronic Program Guide)又はESG(Electronic Service Guide))を受信できる。オーディオ再生モジュール142は、制御部110の制御下、記憶されるか、又は受信されるデジタルオーディオファイル(例えば、ファイル拡張子が、mp3、wma、ogg、又はwavであるファイル)を再生できる。動画再生モジュール143は、制御部110の制御下、記憶されるか、受信されるデジタル動画ファイル(例えば、ファイル拡張子が、mpeg、mpg、mp4、avi、mov、又はmkvであるファイル)を再生できる。動画再生モジュール143は、デジタルオーディオファイルを再生できる。
【0032】
マルチメディアモジュール140は、放送通信モジュール141を除いて、オーディオ再生モジュール142と動画再生モジュール143とを含んでもよい。また、マルチメディアモジュール140のオーディオ再生モジュール142又は動画再生モジュール143は、制御部110に含まれてもよい。
【0033】
カメラモジュール150は、制御部110の制御下、静止イメージ又は動画を撮影する第1カメラ151及び第2カメラ152のうちの少なくとも一つを含んでもよい。また、第1カメラ151又は第2カメラ152は、撮影に必要な光量を提供する補助光源(例えば、フラッシュ(図示せず))を含んでもよい。第1カメラ151は、上記モバイル装置100の前面に配置され、第2カメラ152は、上記モバイル装置100の背面に配置され得る。別の方式において、第1カメラ151と第2カメラ152は、隣接(例えば、第1カメラ151と第2カメラ152の間隔が1cmより大きく、8cmより小さい)に配置されて、3次元の静止イメージ又は3次元の動画を撮影することができる。
【0034】
GPSモジュール155は、地球の軌道上にある複数のGPS衛星(図示せず)より電波を受信し、GPS衛星(図示せず)からディスプレイ装置100まで、電波の到達時間(Time of Arrival)を利用してモバイル装置100の位置を算出できる。
【0035】
入/出力モジュール160は、複数のボタン161、マイク162、スピーカ163、振動モータ164、コネクタ165及びキーパッド166のうちの少なくとも一つを含んでもよい。
【0036】
ボタン161は、上記モバイル装置100のハウジングの前面、側面又は背面に取り付けられてもよく、電源/ロックボタン(図示せず)、ボリュームボタン(図示せず)、メニューボタン、ホームボタン、戻るボタン(back button)及び検索ボタンのうちの少なくとも一つを含んでもよい。
【0037】
マイク162は、制御部110の制御下、音声(voice)又はサウンド(sound)の入力に応じて電気的信号を生成する。
【0038】
スピーカ163は、制御部110の制御下、移動通信モジュール120、サブ通信モジュール130、マルチメディアモジュール140又はカメラモジュール150の様々な信号(例えば、無線信号、放送信号、デジタルオーディオファイル、デジタル動画ファイル又は写真撮影など)に対応するサウンドを、モバイル装置100の外部へ出力できる。スピーカ163は、モバイル装置100の実行機能に対応するサウンド(例えば、電話通話に対応するボタンの操作音、又は通話の連結音)を出力できる。スピーカ163は、上記モバイル装置100のハウジングの適切な位置又は複数の位置に、一つ又は複数形成されてもよい。
【0039】
振動モータ164は、制御部110の制御下、電気的信号を機械的振動に切り替えることができる。例えば、振動モードにあるモバイル装置100は、別の装置(図示せず)から音声通話が受信される場合、振動モータ164が動作する。上記モバイル装置100のハウジング内に一つ又は複数形成されてもよい。振動モータ164は、タッチスクリーン190の上をタッチするユーザのタッチ動作及びタッチスクリーン190上でのタッチの連続的な動きに応答して動作できる。
【0040】
コネクタ165は、上記モバイル装置100と外部装置(図示せず)又は電源ソース(図示せず)を連結するためのインターフェースとして用いることができる。上記モバイル装置100は、制御部110の制御下、コネクタ165に連結された有線ケーブルを通して、モバイル装置100のメモリ部175に記憶されたデータを、外部装置(図示せず)に伝送するか、又は外部装置(図示せず)よりデータを受信できる。この際、上記外部装置は、ドッキングステーションであってもよく、上記データは、外部入力装置、例えば、マウス、キーボードなどから伝達された入力信号であってもよい。また、上記モバイル装置100は、コネクタ165に連結された有線ケーブルを通して、電源ソース(図示せず)から電源が入力されるか、上記電源ソースを利用してバッテリー(図示せず)を充電することができる。
【0041】
キーパッド166は、モバイル装置100の制御のために、ユーザからキーの入力を受信できる。キーパッド166は、モバイル装置100に設けられる物理的キーパッド(図示せず)、又はタッチスクリーン190に表示される仮想のキーパッド(図示せず)を含む。モバイル装置100に設けられる物理的キーパッド(図示せず)は、モバイル装置100の性能又は構造によって除外されてもよい。
【0042】
イヤホンジャック(Earphone Jack)167には、イヤホン(図示せず)が差し込まれて、上記モバイル装置100に連結されることができる。
【0043】
センサーモジュール170は、モバイル装置100の状態を検出するセンサーを少なくとも一つ含む。例えば、センサーモジュール170は、ユーザのモバイル装置100に対する接近の可否を検出する近接センサーと、モバイル装置100周辺の光の量を検出する調度センサーを含んでもよい。また、上記センサーモジュール170は、ジャイロセンサー(Gyro Sensor)を含んでもよい。上記ジャイロセンサーは、モバイル装置100の動作(例えば、モバイル装置100の回転、モバイル装置100に加える加速度又は振動)を検出することができ、地球の磁気場を用いて方位(point of the compass)を検出することもでき、重力の作用方向を検出することもできる。また、上記センサーモジュール170は、大気の圧力を測定して高度を検出する高度計(Altimeter)を含んでもよい。上記少なくとも一つのセンサーは、モバイル装置100の状態を検出し、検出に対応する信号を生成して、制御部110へ伝送できる。センサーモジュール170の上記少なくとも一つのセンサーは、モバイル装置100の性能によって追加されるか、削除されてもよい。
【0044】
メモリ部175は、制御部110の制御下、移動通信モジュール120、サブ通信モジュール130、マルチメディアモジュール140、カメラモジュール150、GPSモジュール155、入/出力モジュール160、センサーモジュール170、タッチスクリーン190の動作に対応するよう入/出力される信号又はデータを記憶することができる。メモリ部175は、モバイル装置100又は制御部110の制御のための制御プログラム及びアプリケーションを記憶することができる。
【0045】
「メモリ部」という用語は、メモリ部175、制御部110内のロム112及びラム113又はモバイル装置100に装着されるメモリカード(図示せず)(例えば、SD(Secure Digital)カード、メモリスティック)を含む。メモリ部は、非揮発性メモリ、揮発性メモリ、ハードディスクドライブ(HDD)又はソリッドステートドライブ(SSD)を含んでもよい。
【0046】
電源供給部180は、制御部110の制御下、モバイル装置100のハウジングに配置される一つ又は複数のバッテリー(図示せず)に電源を供給することができる。一つ又は複数のバッテリー(図示せず)は、モバイル装置100に電源を供給する。また、電源供給部180は、コネクタ165と連結された有線ケーブルを通して、外部の電源ソース(図示せず)から入力される電源をモバイル装置100に供給できる。また、電源供給部180は、無線充電技術を通じて、外部の電源ソースから無線で入力される電源を、モバイル装置100に供給することができる。
【0047】
タッチスクリーン190は、ユーザに様々なサービス(例えば、通話、データ転送、放送、写真撮影)に対応するユーザーインターフェースを提供することができる。タッチスクリーン190は、ユーザーインターフェースに入力される少なくとも一つのタッチに対応するアナログ信号を、タッチスクリーンコントローラ195へ伝送できる。タッチスクリーン190は、ユーザの身体(例えば、手の親指を含んだ指など)又はタッチ可能な入力手段(例えば、スタイラスペンなど)を通じて、少なくとも一つのタッチを入力できる。また、タッチスクリーン190は、少なくとも一つのタッチの中で、一つのタッチの連続的な動きを入力できる。タッチスクリーン190は、入力されるタッチの連続的な動きに対応するアナログ信号を、タッチスクリーンコントローラ195に伝送できる。
【0048】
本発明において、「タッチ」は、タッチスクリーン190とユーザの身体又はタッチ可能な入力手段との接触に限定されず、非接触を含んでもよい。タッチスクリーン190で検出可能な間隔は、モバイル装置100の性能又は構造によって変更できる。
【0049】
タッチスクリーン190は、例えば、抵抗膜(resistive)方式、静電容量(capacitive)方式、赤外線(infrared)方式又は超音波(acoustic wave)方式により実現できる。
【0050】
タッチスクリーンコントローラ195は、タッチスクリーン190より受信されたアナログ信号をデジタル信号(例えば、XとY座標)に変換して、制御部110へ伝送する。制御部110は、タッチスクリーンコントローラ195より受信されたデジタル信号を利用して、タッチスクリーン190を制御できる。例えば、制御部110は、タッチに応答してタッチスクリーン190に表示された短縮実行アイコン(図示せず)が選択されるようにするか、短縮実行アイコン(図示せず)を実行できる。また、タッチスクリーンコントローラ195は、制御部110に組み込まれてもよい。
【0051】
図2は、本発明の一実施形態によるモバイル装置の前面の斜視図である。図3は、本発明の一実施形態によるモバイル装置の背面の斜視図である。
【0052】
図2及び図3を参照すると、モバイル装置100の前面100aの中央には、タッチスクリーン190が配置される。上記タッチスクリーン190は、モバイル装置100の前面100aの大部分を占めるように大きく形成される。図2では、上記タッチスクリーン190に、メインホーム画面が表示された例を示す。メインホーム画面は、モバイル装置100の電源をオンにしたとき、上記タッチスクリーン190の上に表示される初めの画面である。また、上記モバイル装置100が、多くのページの互いに異なるホーム画面を有する場合、メインホーム画面は、上記多くのページのホーム画面のうちの一番目のホーム画面であり得る。ホーム画面には、頻繁に使われる複数のアプリケーションを実行するための短縮アイコン191−1、191−2、191−3、アプリケーション切換えキー191−4、時間、天気などが表示されることができる。上記アプリケーション切換えキー191−4は、上記タッチスクリーン190上に複数のアプリケーションを示す複数のアプリケーションアイコンを画面上に表示する。また、上記タッチスクリーン190の上段には、バッテリー充電の状態、受信信号の強度、現在時刻のようなモバイル装置100の状態を表示する状態バー(Status Bar)192が形成されてもよい。
【0053】
上記タッチスクリーン190の下部には、ホームボタン161a、メニューボタン161b、及び戻るボタン(back button)161cが形成されてもよい。
【0054】
ホームボタン161aは、タッチスクリーン190にメインホーム画面(main home screen)を表示する。例えば、タッチスクリーン190に、上記メインホーム画面と他のホーム画面(any home screen)又はメニュー画面が表示された状態で、上記ホームボタン161aが押されると(又は、タッチされると)、タッチスクリーン190にメインホーム画面がディスプレイされ得る。また、タッチスクリーン190上で、複数のアプリケーションが実行される途中、ホームボタン161aが押されると(又は、タッチされると)、上記タッチスクリーン190上には、図2に示したメインホーム画面がディスプレイされることができる。また、ホームボタン161aは、上記タッチスクリーン190上に、最近(recently)用いられた複数のアプリケーションをディスプレイするようにするか、タスクマネージャ(Task Manager)をディスプレイするために用いてもよい。
【0055】
メニューボタン161bは、タッチスクリーン190上で使用できる連結メニューを提供する。上記連結メニューには、ウィジェット追加メニュー、バックグラウンド変更メニュー、検索メニュー、編集メニュー、環境設定メニューなどが含まれてもよい。そして、アプリケーション実行の時、上記アプリケーションに連結された連結メニューを提供することもできる。
【0056】
戻るボタン161cは、現在実行中の画面の直前に実行された画面をディスプレイするか、最近に使われたアプリケーションを終了させることができる。
【0057】
モバイル装置100の前面100aの端(edge)には、第1カメラ151と調度センサー170a及び近接センサー170bが配置されてもよい。スピーカ163は、モバイル装置100の前面100aに配置されてもよい。モバイル装置100の背面100cには、第2カメラ152、フラッシュ(flash)153、スピーカ163が配置されてもよい。
【0058】
モバイル装置100の側面100bには、例えば、電源/リセットボタン161d、音量調節ボタン161e、放送受信のための地上波DMBアンテナ141a、一つ又は複数のマイク162などが配置されてもよい。上記DMBアンテナ141aは、モバイル装置100に固定されるか、着脱可能に設けられてもよい。
【0059】
また、モバイル装置100の下段の側面には、コネクタ165が設けられる。コネクタ165には、多数の電極が取り付けられており、外部装置と有線で連結されることができる。モバイル装置100の上段の側面には、イヤホンジャック167が設けられてもよい。イヤホンジャック167には、イヤホンが差し込まれることができる。
【0060】
図4A図4B図5及び図6は、本発明の一実施形態によるモバイル装置及び画面投影部を含むカバーを概略的に示す図面である。図7A図7B及び図8は、本発明の一実施形態によるモバイル装置及び画面投影部を含むカバーを概略的に示す図面である。図9A図9B及び図10は、本発明の一実施形態によるモバイル装置及び画面投影部を含むカバーを概略的に示す図面である。
【0061】
まず、図4A図4B図5及び図6を参照して、本発明の一実施形態によるモバイル装置及び画面投影部を含むカバーを説明し、本発明の他の実施形態とまた他の実施形態の説明の時、上記本発明の一実施形態と同一の構成や図面符号などは、上記本発明の一実施形態の説明を準用する。また、本発明のモバイル装置100は、後述の実施形態のカバー200a、200b、200cを互いに交差的に装着できる構成である。
【0062】
図4A及び図4Bは、本発明の一実施形態によるモバイル装置及び画面投影部を含むカバーを概略的に示す図面である。
【0063】
図4Aを参照すると、モバイル装置100は、画面投影部201aを含むカバー200aによりカバーされることができる。上記カバー200aは、前面カバー部210aと背面カバー部220aを含む。
【0064】
図4Bを参照すると、上記カバー200aが上記モバイル装置100をカバーした場合、上記画面投影部201aを通じて、上記モバイル装置100に含まれたタッチスクリーン190の画面が露出され得る。例えば、上記画面投影部201aは、透明部材からなってもよい。したがって、上記カバー200aに含まれた上記画面投影部201aを通じて、上記モバイル装置100の画面が露出される時、上記画面が上記画面投影部201aを通じて外部に見られる。
【0065】
例えば、上記画面投影部201aは、図4A及び図4Bのように、上記モバイル装置100の上側に対応する位置に、上記カバー200a上に形成されることができる。しかし、上記画面投影部201aは、上記カバー200a上の多様な位置に形成され得る。
【0066】
上記前面カバー部210aには、付着部202aが含まれてもよく、上記背面カバー部220aには、付着部203aが含まれてもよい。後述の上記制御部110が、上記カバー200aの開きを感知する時、上記制御部110は、上記前面カバー部210aに含まれた付着部202aと、上記背面カバー部220aの付着部203aとの離隔を感知して、上記カバー200aの開きを感知することができる。
【0067】
図5は、図4A及び図4Bに示したモバイル装置をカバーするカバーを概略的に示す図面である。図5を参照すると、上記カバー200aの上記背面カバー部220aは、バッテリーカバーから形成されてもよい。例えば、上記背面カバー部220aは、上記モバイル装置100の背面に備えられるバッテリー(図示せず)をカバーする構成として提供されてもよい。上述のように、上記カバー200aには、画面投影部201aが含まれてもよく、上記画面投影部201aを通じて、モバイル装置100の画面が露出され得る。上記画面投影部201aは、上記タッチスクリーン190の前面をカバーしながら、上記タッチスクリーン190に表示された画面を視覚的に確認できるよう備えられる。例えば、上記画面投影部201aは、透明部材から形成され得る。
【0068】
上述のように、上記カバー200aには、上記前面カバー部210aに含まれた付着部202aと、上記背面カバー部220aの付着部203aとが、形成されてもよい。そして、上記カバー200aには、上記モバイル装置100と電気的に連結できる接続端子204aが形成されてもよい。後述のように、モバイル装置100は、上記接続端子204aと電気的に連結できる連結端子を含んでもよい。また、上記モバイル装置100の制御部110は、上記連結端子を通じて、上記カバー200aの上記前面カバー部210aに含まれた付着部202aと、上記背面カバー部220aの付着部203aとが、離隔されたことを認知することができる。この際、上記付着部202a、203aは、磁石から形成されてもよい。また、上記前面カバー部210aに含まれた付着部202aと、上記背面カバー部220aの付着部203aとが、離隔されるときに、電気的信号の変化が発生され得る。また、上記モバイル装置100の制御部110は、上記カバー200aの接続端子204aと上記モバイル装置の連結端子を通じて、上記電気的信号の変化を受信して、上記前面カバー部210aに含まれた付着部202aと、上記背面カバー部220aの付着部203aとが、離隔されたことを認知することができる。例えば、制御部110は、カバー200aの接続端子204a及びモバイル装置100と連結端子を通じて受信された電気的信号の変更を検出することにより、前面カバー部210aの付着部202aが、背面カバー部220aの付着部203aと分離されることを決定することができる。
【0069】
また、上記モバイル装置100内に付着部が設けられてもよい。この際、上記モバイル装置100内に設けられた付着部は、磁石、鉄のように、上記カバーの前面カバー部に含まれた付着部と磁気的に引かれ得る部材又は磁性に応じて電圧差を形成する部材から形成されてもよい。また、上記モバイル装置内に設けられた付着部は、上記モバイル装置100のタッチスクリーン190の背やベゼル部分に設けられてもよい。なお、上記前面カバー部に含まれた付着部と、上記モバイル装置内に設けられた付着部とが、離隔されるときに、電気的信号の変化が発生され得る。そして、上記モバイル装置の制御部110は、上記カバーの接続端子と上記モバイル装置の連結端子を通じて、上記電気的信号の変化を受信して、上記前面カバー部に含まれた付着部と、上記モバイル装置内に設けられた付着部との離隔を認知することができる。
【0070】
図6は、図4A及び図4Bのモバイル装置とカバーの背面を概略的に示す図面である。図6を参照すると、モバイル装置100は、連結端子135を含んでもよい。この際、上記連結端子135は、上述のように、上記カバーの接続端子204aと電気的に接続することができる。そして、上記モバイル装置の制御部110は、上記連結端子135を通じて、上記前面カバー部210aに含まれた付着部202aと、上記背面カバー部220aの付着部203aとの離隔を認知することができる。上記カバー200aの背面カバー部220aは、図6のように、モバイル装置100のバッテリー(図示せず)をカバーするバッテリーカバーとして設けられてもよい。
【0071】
なお、図4A図4B図5及び図6では、上記カバー200aの前面カバー部210a上に、上記画面投影部201aが上側に形成された例を説明している。しかし、上記画面投影部201aは、多様な位置に形成され得る。例えば、図7A図7B及び図8のように、上記画面投影部201bは、上記前面カバー部210bの一側に形成されてもよい。例えば、上記画面投影部201bは、上記前面カバー部210bの右側に形成されてもよい。付着部202bは、前面カバー部210b上に配置されてもよい。また、付着部203bは、背面カバー部220b上に配置されてもよい。接続端子204bは、背面カバー部220b上に配置されてもよく、モバイル装置100に動作可能に連結されてもよい。
【0072】
図9A図9B及び図10のように、上記画面投影部201cは、カバー200cの前面カバー部210cの大部分の領域(例えば、前面カバー部210cの重要な位置)に形成されてもよい。付着部202cは、前面カバー部210c上に配置されてもよい。付着部203cは、背面カバー部220c上に配置されてもよい。接続端子204cは、背面カバー部220c上に配置されてもよく、モバイル装置100に動作可能に連結されてもよい。
【0073】
図11は、本発明の一実施形態による画面投影部を含むカバーの種類によって画面を表示するモバイル装置の制御方法を示すフローチャートである。図12A図12B及び図12Cは、本発明の一実施形態による画面投影部を含むカバーの種類によって画面を表示するモバイル装置を示す。
【0074】
図11を参照すると、本発明の様々な実施形態による画面投影部を含むカバーの種類において画面を表示するモバイル装置の制御方法において、モバイル装置100の制御部110は、まず、画面投影部を含むカバーの種類を感知する(S110ステップ)。モバイル装置100の制御部110は、画面投影部を含むかバーの種類を判断する。上記制御部110は、上記カバーのカテゴリIDを利用して、上記カバーの種類を感知することができる。この際、上記カテゴリIDは、上記カバー上で、上記画面投影部の位置、大きさ、及び上記カバーのビジュアルトンのうち少なくとも一つに関する情報を含んでもよい。
【0075】
上記モバイル装置は、カバーの接続端子と電気的に接続できる連結端子を含んでもよい。また、上記カバーには、上記モバイル装置と電気的に接続できる接続端子が形成され得る。従って、上記モバイル装置の制御部は、上記カバーの接続端子と電気的に接続される上記連結端子を通じて、上記カテゴリIDが含まれたデータを転送することができる。上記制御部は、上記受信したカテゴリIDが含まれたデータを用いて、上記カバーの種類を感知することができる。
【0076】
図12A図12B及び図12Cを参照すると、画面投影部201cを含むカバー200cが、上記モバイル装置100をカバーしている場面が示されている。図12A図12B及び図12Cに示した上記カバー200cは、図9A図9B及び図10において説明された画面投影部201cが、前面カバー部210cの大部分の領域に形成された例に該当する。この際、上記制御部110は、上記カバー200cのカテゴリIDを用いて、上記カバー200cの種類を感知することができる。この際、上記カテゴリIDは、上記カバー上で、上記画面投影部の位置、大きさ、及び上記カバーのビジュアルトンのうち少なくとも一つに関する情報を含んでもよい。したがって、図12A図12B及び図12Cに示したカバー200cは、画面投影部201cの位置と大きさが、上記前面カバー部210cの大部分の領域に相当する情報を含む上記カテゴリIDを有することができる。上記モバイル装置の制御部110は、上記カバー200cの接続端子204cと電気的に接続される上記連結端子135(図6を参照)を通して、上記カテゴリIDが含まれたデータを転送することができる。したがって、上記制御部110は、上記受信したカテゴリIDが含まれたデータを用いて、上記カバー200cの種類を感知することができる。例えば、上記制御部110は、上記カテゴリIDを用いて、画面投影部201cの位置と大きさが上記前面カバー部210cの大部分の領域に相当するカバーに、上記カバー200cの種類が該当することを感知することができる。
【0077】
次に、制御部110は、ジェスチャー又はトリガーを感知する(S120ステップ)。上記モバイル装置100の制御部110は、ジェスチャー又はトリガーを感知することができる。この際、上記ジェスチャーは、上記モバイル装置100に取り付けられたボタン161の押さえ又はタッチスクリーン190のタッチであってもよい。例えば、図12Aにおいて、上記制御部110は、ホームボタン161a(図2を参照)に対する押さえを感知することができる。そして、上記トリガーは、上記モバイル装置100で発生することができ、外部装置から受信され得る。例えば、上記トリガーは、電話受信や通知の発生などであってもよい。
【0078】
次に、上記ジェスチャー又はトリガーが感知されると、制御部110は、モバイル装置の現在状態に対応する画面を、上記カバーの種類によってタッチスクリーン190の上に表示する(S130ステップ)。上記制御部110は、上記ジェスチャー又はトリガーが感知されると、モバイル装置の現在状態に対応する画面を、上記カバーの種類によってタッチスクリーン190の上に表示することができる。この際、上記制御部110は、モバイル装置の現在状態に対応する画面を、上記カバーの種類によってタッチスクリーン190の上に表示する時、上記カバーの画面投影部の位置に応じて上記画面を露出するよう、上記タッチスクリーン190の上に上記画面を表示することができる。上記モバイル装置の現在状態がロック状態の場合、上記画面は、時間、通知、及びバッテリー状態のうち少なくとも一つに関する情報を含んでもよい。したがって、上記制御部110は、上記ジェスチャー又はトリガーが感知されると、上記モバイル装置の現在状態がロック状態の場合、時間、通知、及びバッテリー状態のうち少なくとも一つに関する情報が含まれた上記画面を、タッチスクリーンの上に表示することができる。
【0079】
例えば、図12Bのように、上述のS120ステップにおいて、ホームボタン161aに対する押さえに対応するジェスチャーが感知された場合、上記制御部110は、モバイル装置の現在状態に対応する画面を、上記カバーの種類によってタッチスクリーン190の上に表示することができる。この際、上記制御部110は、モバイル装置の現在状態に対応する画面を、上記カバーの種類によってタッチスクリーン19の上に表示する時、上記カバーの画面投影部の位置に応じて上記画面を露出するよう、上記タッチスクリーン190の上に上記画面を表示することができる。上述のS110ステップにおいて、画面投影部201cの位置と大きさが上記前面カバー部210cの大部分の領域に相当するカバーに、上記カバーの種類が該当することを感知したので、上記制御部110は、上記前面カバー部210cの大部分の領域に、上記画面を表示することができる。例えば、上記制御部110は、上記前面カバー部210cの大部分の領域に対応するモバイル装置100のタッチスクリーン190上の大部分の領域に、上記画面を表示することができる。上記制御部110は、上記モバイル装置の現在状態がロック状態の場合、時間302、通知304、306、及びバッテリー状態308のうち少なくとも一つに関する情報が含まれた上記画面を、図12Bのように、タッチスクリーン190の上に表示することができる。
【0080】
したがって、本発明の様々な実施形態によると、モバイル装置の現在状態に対応する画面を、カバーの種類によってタッチスクリーン190の上に表示することができる。特に、本発明の様々な実施形態によると、制御部110は、カバーの画面投影部の位置に応じて画面を露出するよう、タッチスクリーン190の上に画面を表示することができる。したがって、本発明の様々な実施形態によると、制御部110は、カバーでモバイル装置をカバーして、モバイル装置及びタッチスクリーンを保護し、かつ画面投影部を通して画面を露出させることができる。これにより、本発明の様々な実施形態によると、ユーザは、カバーを用いてモバイル装置を保護し、画面投影部を通してタッチスクリーン上の画面も見ることができる。また、本発明の様々な実施形態によると、モバイル装置の現在状態がロック状態の場合、ジェスチャー又はトリガーを感知して、時間、通知、及びバッテリー状態のうち少なくとも一つに関する情報が含まれた画面を、画面投影部に対応するタッチスクリーンの上に表示することができる。したがって、本発明の様々な実施形態によると、カバーされたモバイル装置のロック状態でも、画面投影部を通してタッチスクリーン上の画面を確認することができる。
【0081】
次に、上記カバーの開きを感知する(S140ステップ)。上記制御部110は、上記カバーの開きを感知することができる。例えば、制御部110は、開きの状態で変更された又は変化された(transitioned)カバーを感知することができる。この際、上記カバーは、前面カバー部と背面カバー部とを含み、上記前面カバー部に含まれた付着部と、上記背面カバー部の付着部との離隔を感知して、上記制御部110は、上記カバーの開きを感知することができる。上記付着部は、磁石からなってもよい。上記前面カバー部に含まれた付着部と、上記背面カバー部の付着部とが、離隔されるときに、電気的信号の変化が発生されることができる。上記モバイル装置の制御部110は、上記カバーの接続端子と上記モバイル装置の連結端子を通じて、上記電気的信号の変化を受信して、上記前面カバー部に含まれた付着部と、上記背面カバー部の付着部との離隔を認知することができる。
【0082】
また、上記制御部110は、上記前面カバー部に含まれた付着部と、上記モバイル装置内に設けられた付着部との離隔を感知して、上記カバーの開きを感知することもできる。この際、上記モバイル装置内に設けられた付着部は、磁石又は鉄のように、上記前面カバー部に含まれた付着部と磁気的に引かれることができる部材から形成され得る。上記モバイル装置内に設けられた付着部は、上記モバイル装置のタッチスクリーン190の背やベゼル部分に設けられてもよい。上記前面カバー部に含まれた付着部と、上記モバイル装置内に設けられた付着部とが、離隔されるときに、電気的信号の変化が発生され得る。上記モバイル装置の制御部110は、上記カバーの接続端子と上記モバイル装置の連結端子を通じて、上記電気的信号の変化を受信して、上記前面カバー部に含まれた付着部と、上記モバイル装置内に設けられた付着部との離隔を認知することができる。
【0083】
例えば、図12Cのように、上記カバー200cは、付着部202cが含まれた前面カバー部210cと、付着部203cが含まれた背面カバー部220cとを含んでもよい。したがって、上記カバー200cが開いたら、前面カバー部210cと、背面カバー部220cとの離隔が発生することによって、電気的信号の変化が生じ得る。上記発生された電気的信号の変化は、上記カバーに形成された接続端子204c(図10を参照)を通じて、上記モバイル装置の連結端子135(図6を参照)へ伝送されることができる。したがって、モバイル装置100の制御部110は、上記連結端子135を通じて受信した上記電気的信号の変化を認知して、上記カバーの開きを感知することができる。
【0084】
また、上記制御部110は、上記モバイル装置100に含まれた調度センサー又は近接センサーを用いて、上記カバーの開きを感知することができる。例えば、上記制御部110は、図2及び図12Cに示した調度センサー170a又は近接センサー170bを用いて、上記カバーの開きを感知することもできる。例えば、図12Cにおけるカバー200の前面カバー部210cが開いた場合、上記制御部110は、調度センサー170aを通じて調度の変化を感知することができる。カバー200cの前面カバー部210cが開いた場合、上記制御部110は、上記前面カバー部210cが近接してから遠くなることを感知することができる。従って、上記制御部110は、カバー200cの前面カバー部210cが開いた場合、調度センサー170a又は近接センサー170bを用いて、上記カバー200cの開きを感知することができる。
【0085】
また、上記制御部110は、上記カバーに含まれた前面カバー部と、背面カバー部との間に設けられた折りたたみ感知センサー205(図17を参照)を用いて、上記カバーの開きを感知することもできる。後述の図17を参照すると、上記カバーの前面カバー部210aと、背面カバー部220aとの間には、折りたたみ感知センサー205が設けられてもよい。例えば、上記前面カバー部210aと背面カバー部220aが開く場合、上記折りたたみ感知センサー205も共に、開く(折りたたんだから180度広がる)ようになる。この際、上記折りたたみ感知センサー205では、電気的信号の変化が生成され得る。上記生成された電気的信号の変化は、上記カバー200aに設けられた接続端子204aを通じて、上記モバイル装置へ伝送されることができる。例えば、上記モバイル装置100の制御部110は、上記モバイル装置100に設けられ、上記カバーの接続端子204aと電気的に接続された連結端子35を通じて、上記電気的信号の変化を受信することができる。したがって、上記制御部110は、上記受信された電気的信号の変化を認知して、上記カバーの開きを感知することができる。
【0086】
次に、上記カバーの開きが感知されると、モバイル装置の現在状態に対応するアクションを実行して、上記タッチスクリーンの上に画面を表示する(S150ステップ)。上記制御部110は、上述のS140ステップにおいて、上記カバーの開きが感知されると、モバイル装置の現在状態に対応するアクションを実行して、上記タッチスクリーンの上に画面を表示することができる。この際、モバイル装置の現在状態に対応するアクションは、メモリ部175に予め記憶されることができる。例えば、上記モバイル装置の現在状態がロック状態の場合、上記アクションは、ロックの解除であり得る。図12Bを参照すると、上記モバイル装置の現在状態は、ロック状態である。この際、上記カバー200cの開きが感知されると、上記制御部110は、モバイル装置の現在状態に対応するロックの解除を実行することができる。したがって、上記モバイル装置がロック解除されると、図12Cのように、上記制御部110は、ホーム画面をタッチスクリーン190の上に表示することができる。上記モバイル装置100がロック解除されると、上記タッチスクリーン190上のタッチが入力されて、上記モバイル装置100が制御されることができる。したがって、本発明の様々な実施形態によると、カバーの開きが感知されると、モバイル装置の現在状態に対応するアクションを実行して、上記タッチスクリーンの上に画面を表示することができる。
【0087】
図13A図13B及び図13Cは、本発明の第1実施形態による画面投影部を含むカバーの種類によって、画面を表示するモバイル装置を示す。本発明の第1実施形態は、上述の図11図12A図12B及び図12Cにおいて説明された本発明の様々な実施形態のステップと類似であるので、同一の説明は省略する。
【0088】
図11を再び参照すると、本発明の第1実施形態による画面投影部を含むカバーの種類によって、画面を表示するモバイル装置の制御方法において、制御部110は、まず、画面投影部を含むカバーの種類を感知する(S110ステップ)。上記制御部110は、上記カバーのカテゴリIDを用いて、上記カバーの種類を判断することができる。この際、上記カテゴリIDは、上記カバー上で、上記画面投影部の位置、大きさ、及び上記カバーのビジュアルトンのうち少なくとも一つに関する情報を含んでもよい。上記モバイル装置100の制御部110は、上記カバーの接続端子と電気的に接続される上記連結端子を通じて、上記カテゴリIDが含まれたデータを転送することができる。上記制御部は、上記受信したカテゴリIDが含まれたデータを用いて、上記カバーの種類を判断することができる。
【0089】
図13A図13B及び図13Cを参照すると、画面投影部201aを含むカバー200aが、上記モバイル装置100をカバーしている。図13A図13B及び図13Cに示された上記カバー200aは、図4A図4B及び図5において説明された画面投影部201aが、前面カバー部210aの上側に形成された例に該当する。上記制御部110は、上記カバー200aのカテゴリIDを用いて、上記カバー200aの種類を感知することができる。図13A図13B及び図13Cに示されたカバー200aは、画面投影部201aの位置が、上記前面カバー部210aの上側に相当し、上記画面投影部201aの大きさが、上記前面カバー部210aの3分の1の大きさに相当する情報を含む上記カテゴリIDを有してもよい。上記モバイル装置の制御部110は、上記カバー200aの接続端子204aと電気的に接続された上記連結端子135(図6を参照)と通じて、上記カテゴリIDが含まれたデータを転送することができる。したがって、上記制御部110は、上記受信したカテゴリIDが含まれたデータを用いて、上記カバー200aの種類を感知することができる。例えば、上記制御部110は、上記カテゴリIDを用いて、画面投影部201aの大きさが上記前面カバー部210aの上側に相当し、上記画面投影部201aの大きさが上記前面カバー部210aの3分の1の大きさに相当するカバーに、上記カバー200aの種類が対応することを感知することができる。
【0090】
次に、ジェスチャー又はトリガーを感知する(S120ステップ)。上記モバイル装置100の制御部110は、ジェスチャー又はトリガーを感知することができる。この際、上記ジェスチャーは、上記モバイル装置100に取り付けられたボタン161に対する押さえ又はタッチスクリーン190に対するタッチであってもよい。例えば、図13Aにおいて、上記制御部110は、ホームボタン161a(図2を参照)に対する押さえを感知することができる。
【0091】
次に、上記ジェスチャー又はトリガーが感知されると、モバイル装置の現在状態に対応する画面を、上記カバーの種類によってタッチスクリーンの上に表示する(S130ステップ)。上記制御部110は、上記ジェスチャー又はトリガーが感知されると、モバイル装置の現在状態に対応する画面を、上記カバーの種類によってタッチスクリーンの上に表示することができる。この際、上記制御部110は、モバイル装置の現在状態に対応する画面を、上記カバーの種類によってタッチスクリーンの上に表示する時、上記カバーの画面投影部の位置に応じて上記画面を露出するよう、上記タッチスクリーンの上に上記画面を表示することができる。これと共に、上記モバイル装置の現在状態がロック状態の場合、上記画面は、時間、通知、及びバッテリー状態のうち少なくとも一つに関する情報を含んでもよい。従って、上記制御部110は、上記ジェスチャー又はトリガーが感知されると、上記モバイル装置の現在状態がロック状態の場合、時間、通知、及びバッテリー状態のうち少なくとも一つに関する情報が含まれた上記画面をタッチスクリーンの上に表示することができる。
【0092】
例えば、図13Bのように、上述のS120ステップにおいて、ホームボタン161aに対する押さえに該当するジェスチャーが感知された場合、上記制御部110は、モバイル装置の現在状態に対応する画面を、上記カバーの種類によってタッチスクリーンの上に表示することができる。上記制御部110は、モバイル装置の現在状態に対応する画面を、上記カバーの種類によってタッチスクリーンの上に表示する時、上記カバーの画面投影部の位置に応じて上記画面を露出するよう、上記タッチスクリーンの上に上記画面を表示することができる。上述のS110ステップにおいて、画面投影部201aの位置が、上記前面カバー部210aの上側に相当し、上記画面投影部201aの大きさが、上記前面カバー部210aの3分の1の大きさに相当するカバーに、上記カバーの種類が該当することを感知したので、上記制御部110は、上記前面カバー部210aの上側に、上記画面を表示することができる。例えば、上記制御部110は、上記前面カバー部210aの上側に対応するモバイル装置100のタッチスクリーン190の上側に、上記画面を表示することができる。上記制御部110は、上記モバイル装置の現在状態がロック状態の場合、時間302、天気310、通知312、314、又は再生中のオーディオのタイトル又はアーティスト316に関する情報が含まれた上記画面を、図13Bのように、タッチスクリーン190の上に表示することができる。したがって、本発明の様々な実施形態によると、モバイル装置の現在状態に対応する画面を、カバーの種類によってタッチスクリーンの上に表示することができる。
【0093】
次に、上記カバーの開きを感知する(S140ステップ)。この際、上記カバーは、前面カバー部と背面カバー部とを含み、上記前面カバー部に含まれた付着部と、上記背面カバー部の付着部との離隔を感知して、上記制御部110は、上記カバーの開きを感知することができる。例えば、図13Cのように、上記カバー200aは、付着部202aが含まれた前面カバー部210aと、付着部203aが含まれた背面カバー部220aとを含んでもよい。したがって、上記カバー200aが開いたら、前面カバー部210aと、背面カバー部220aとの離隔が発生することによって、電気的信号の変化が発生し得る。上記発生された電気的信号の変化は、上記カバーに設けられた接続端子204a(図5を参照)を通じて、上記モバイル装置の連結端子135(図6を参照)へ伝送され得る。したがって、モバイル装置100の制御部110は、上記連結端子135を通じて受信した上記電気的信号の変化を認知して、上記カバーの開きを感知することができる。また、上記制御部110は、上記モバイル装置100に含まれた調度センサー又は近接センサーを用いて上記カバーの開きを感知することができる。また、上記制御部110は、上記カバーに含まれた前面カバー部と、背面カバー部との間に設けられた折りたたみ感知センサー205(図17)を用いて、上記カバーの開きを感知することもできる。
【0094】
次に、上記カバーの開きが感知されると、モバイル装置の現在状態に対応するアクションを実行して、タッチスクリーン190の上に画面を表示する(S150ステップ)。上記制御部110は、上述のS140ステップにおいて、上記カバーの開きが感知されると、モバイル装置の現在状態に対応するアクションを実行して、上記タッチスクリーンの上に画面を表示することができる。この際、モバイル装置の現在状態に対応するアクションは、メモリ部175に予め記憶されることができる。例えば、上記モバイル装置の現在状態がロック状態の場合、上記アクションは、ロック画面の表示であってもよい。図13Bを参照すると、上記モバイル装置の現在状態はロック状態である。上記カバー200aの開きが感知されると、上記制御部110は、モバイル装置の現在状態に対応するロック画面の表示を実行することができる。したがって、図13Cのように、上記制御部110は、ロック画面をタッチスクリーン190の上に表示することができる。このときのロック画面は、図13Bに示したような、上記画面投影部の位置と大きさに対応する画面ではなく、一般的なロック画面であるので、上記タッチスクリーン190上の全領域に渡ったロック画面に相当する。
【0095】
図14A図14B及び図14Cは、本発明の第2実施形態による画面投影部を含むカバーの種類によって画面を表示するモバイル装置示す。本発明の第2実施形態は、上述の図11図12A図12B及び図12Cにおいて説明された本発明の様々な実施形態のステップと類似であるので、同一の説明は省略する。
【0096】
図11を再び参照すると、本発明の第2実施形態による画面投影部を含むカバーの種類によって画面を表示するモバイル装置の制御方法において、制御部110は、まず、画面投影部を含むカバーの種類を感知する(S110ステップ)。上記制御部110は、上記カバーのカテゴリIDを用いて、上記カバーの種類を判断することができる。この際、上記カテゴリIDは、上記カバー上で、上記画面投影部の位置、大きさ、及び上記カバーのビジュアルトンのうち少なくとも一つに関する情報を含んでもよい。上記モバイル装置の制御部110は、上記カバーの接続端子と電気的に接続される上記連結端子を通じて、上記カテゴリIDが含まれたデータの転送を受けることができる。上記制御部は、上記受信されたカテゴリIDが含まれたデータを用いて、上記カバーの種類を判断することができる。
【0097】
図14A図14B及び図14Cを参照すると、画面投影部201bを含むカバー200bが、上記モバイル装置100をカバーしている。図14A図14B及び図14Cに示された上記カバー200bは、図7A図7B及び図8において説明された、画面投影部201bが前面カバー部210bの右側に対向する一側に形成された例に該当する。この際、上記制御部110は、上記カバー200bのカテゴリIDを用いて、上記カバー200bの種類を感知することができる。図14A図14B及び図14Cに示されたカバー200bは、画面投影部201bの位置が上記前面カバー部210bの右側に相当する情報を含む上記カテゴリIDを有することができる。上記モバイル装置の制御部110は、上記カバー200bの接続端子204bと電気的に接続される上記連結端子135(図6を参照)を通じて、上記カテゴリIDが含まれたデータの転送を受けることができる。したがって、上記制御部110は、上記受信したカテゴリIDが含まれたデータを用いて、上記カバー200bの種類を感知することができる。例えば、上記制御部110は、上記カテゴリIDを用いて、画面投影部201bの位置が上記前面カバー部210bの右側に相当するカバーに、上記カバー200bの種類が該当することを感知することができる。
【0098】
次に、ジェスチャー又はトリガーを感知する(S120ステップ)。上記モバイル装置100の制御部110は、ジェスチャー又はトリガーを感知することができる。この際、上記ジェスチャーは、上記モバイル装置100に取り付けられたボタン161に対する押さえ又はタッチスクリーン190に対するタッチであってもよい。例えば、図14Aにおいて、上記制御部110は、ホームボタン161a(図2を参照)に対する押さえを感知することができる。
【0099】
次に、上記ジェスチャー又はトリガーが感知されると、モバイル装置の現在状態に対応する画面を、上記カバーの種類によってタッチスクリーンの上に表示する(S130ステップ)。上記制御部110は、上記ジェスチャー又はトリガーが感知されると、モバイル装置の現在状態に対応する画面を、上記カバーの種類によってタッチスクリーンの上に表示することができる。この際、上記制御部110は、モバイル装置の現在状態に対応する画面を、上記カバーの種類によってタッチスクリーンの上に表示する時、上記カバーの画面投影部の位置に応じて上記画面を露出するよう、上記タッチスクリーンの上に上記画面を表示することができる。これと共に、上記モバイル装置の現在状態がロック状態の場合、上記画面は、時間、通知、及びバッテリー状態のうち少なくとも一つに関する情報を含むことができる。したがって、上記制御部1100は、上記ジェスチャー又はトリガーが感知されると、上記モバイル装置の現在状態がロック状態の場合、時間、通知、及びバッテリー状態のうち少なくとも一つに関する情報が含まれた上記画面を、タッチスクリーンの上に表示することができる。
【0100】
例えば、図14Bのように、上述のS120ステップにおいて、ホームボタン161aに対する押さえに該当するジェスチャーが感知された場合、上記制御部110は、モバイル装置の現在状態に対応する画面を、上記カバーの種類によってタッチスクリーンの上に表示することができる。この際、上記制御部110は、モバイル装置の現在状態に対応する画面を、上記かバーの種類によってタッチスクリーンの上に表示することができる。上記制御部110は、モバイル装置の現在状態に対応する画面を、上記カバーの種類によってタッチスクリーン上に表示する時、上記カバーの画面投影部の位置に応じて上記画面を露出するよう、上記タッチスクリーンの上に上記画面を表示することができる。上述のS110ステップにおいて、画面投影部201bの位置が上記前面カバー部210bの右側に相当するカバーに、上記カバーの種類が該当することを感知したので、上記制御部110は、上記前面カバー部210bの右側に、上記画面を表示することができる。例えば、上記制御部110は、上記前面カバー部210bの右側に対応するモバイル装置100のタッチスクリーン190上の右側に、上記画面を表示することができる。上記制御部110は、上記モバイル装置の現在状態がロック状態の場合、時間302、天気310、通知312、又は再生中のオーディオについての表示316に関する情報が含まれた上記画面を、図14Bのように、タッチスクリーン190の上に表示することができる。したがって、本発明の様々な実施形態によると、モバイル装置の現在状態に対応する画面を、カバーの種類によってタッチスクリーンの上に表示することができる。
【0101】
次に、上記カバーの開きを感知する(S140ステップ)。この際、上記カバーは、前面カバー部と背面カバー部を含み、上記前面カバー部に含まれた付着部と、上記背面カバー部の付着部との離隔を感知して、上記制御部110は、上記カバーの開きを感知することができる。例えば、図14Cのように、上記カバー200bは、付着部202bが含まれた前面カバー部210bと、付着部203bが含まれた背面カバー部220bとを含んでもよい。したがって、上記カバー200bが開いたら、前面カバー部210bと、背面カバー部220bとの離隔が発生することによって、電気的信号の変化が発生することができる。上記発生された電気的信号の変化は、上記カバーに形成された接続端子204b(図8を参照)を通じて、上記モバイル装置の連結端子135(図6を参照)へ伝送されることができる。したがって、モバイル装置100の制御部110は、上記連結端子135を通じて受信した上記電気的信号の変化を認知して、上記カバーの開きを感知することができる。また、上記制御部110は、上記モバイル装置100に含まれた調度センサー又は近接センサーを用いて、上記カバーの開きを感知することもできる。また、上記制御部110は、上記カバーに含まれた前面カバー部と、背面カバー部との間に設けられた折りたたみ感知センサー205(図17)を用いて、上記カバーの開きを感知することもできる。
【0102】
次に、上記カバーの開きが感知されると、モバイル装置の現在状態に対応するアクションを実行して、上記タッチスクリーンの上に画面を表示する(S150ステップ)。上記制御部110は、上述のS140ステップにおいて、上記カバーの開きが感知されると、モバイル装置の現在状態に対応するアクションを実行して、上記タッチスクリーンの上に画面を表示することができる。この際、モバイル装置の現在状態に対応するアクションは、メモリ部175に予め記憶されることができる。例えば、上記モバイル装置の現在状態がロック状態の場合、上記アクションは、ロック画面の表示であり得る。図14Bを参照すると、上記モバイル装置の現在状態はロック状態である。この際、上記カバー200bの開きが感知されると、上記制御部110は、モバイル装置の現在状態に対応するロック画面の表示を実行することができる。したがって、図14Cのように、上記制御部110は、ロック画面をタッチスクリーン190の上に表示することができる。このときのロック画面は、図14Bに図示されたような、上記画面投影部の位置と大きさに対応する画面ではなく、一般的なロック画面であるので、上記タッチスクリーン190上の全領域に渡ったロック画面に該当する。
【0103】
図15A図15B図15C図15D及び図15Eは、本発明の第3実施形態による画面投影部を含むカバーの種類によって画面を表示するモバイル装置を示す。本発明の第3実施形態は、上述の図11図12A図12B、及び図12Cで説明された本発明の実施形態のステップと類似であるので、同一の説明は省略する。
【0104】
図11を再び参照すると、本発明の第3実施形態による画面投影部を含むカバーの種類によって画面を表示するモバイル装置の制御方法において、制御部110は、まず、画面投影部を含むカバーの種類を感知する(S110ステップ)。上記制御部110は、上記カバーのカテゴリIDを用いて、上記カバーの種類を判断することができる。この際、上記カテゴリIDは、上記カバー上で、上記画面投影部の位置、大きさ、及び上記カバーのビジュアルトンのうち少なくとも一つに関する情報を含んでもよい。上記モバイル装置の制御部は、上記カバーの接続端子と電気的に接続する上記連結端子を通じて、上記カテゴリIDが含まれたデータの転送を受けることができる。上記制御部は、上記受信したカテゴリIDが含まれたデータを用いて、上記カバーの種類を判断することができる。
【0105】
図15A図15B図15C図15D及び図15Eを参照すると、画面投影部201aを含むカバー200aが、上記モバイル装置100をカバーしている。図15A図15B図15C図15D及び図15Eに示された上記カバー200aは、図4A図4B及び図5で説明された画面投影部201aが、前面カバー部210aの上側に形成された例に該当する。この際、上記制御部110は、上記カバー200aのカテゴリIDを用いて、上記カバー200aの種類を感知することができる。図15A図15B図15C図15D及び図15Eに示されたカバー200aは、画面投影部201aの位置が、上記前面カバー部210aの上側に相当し、上記画面投影部201aの大きさが、上記前面カバー部210aの3分の1の大きさに相当する情報を含む上記カテゴリIDを有することができる。上記モバイル装置の制御部110は、上記カバー200aの接続端子204aと電気的に接続される上記連結端子135(図6を参照)を通じて、上記カテゴリIDが含まれたデータの転送を受けることができる。従って、上記制御部110は、上記受信したカテゴリIDが含まれたデータを用いて、上記カバー200aの種類を感知することができる。例えば、上記制御部110は、上記カテゴリIDを用いて、画面投影部201aの位置が上記前面カバー部210aの上側に相当し、上記画面投影部201aの大きさが上記前面カバー部210aの3分の1の大きさに相当するカバーに、上記カバー200aの種類が該当することを感知する。
【0106】
次に、ジェスチャー又はトリガーを感知する(S120ステップ)。上記モバイル装置100の制御部110は、ジェスチャー又はトリガーを感知することができる。上記トリガーは、上記モバイル装置100で発生することができ、外部装置から受信されることもできる。例えば、上記トリガーは、電話の受信や通知の発生などであってもよい。例えば、図15Aにおいて、上記制御部110は、電話受信のようなトリガーを感知することができる。
【0107】
次に、上記ジェスチャー又はトリガーが感知されると、モバイル装置の現在状態に対応する画面を、上記カバーの種類によってタッチスクリーンの上に表示する(S130ステップ)。上記制御部110は、上記ジェスチャー又はトリガーが感知されると、モバイル装置の現在状態に対応する画面を、上記カバーの種類によってタッチスクリーンの上に表示することができる。この際、上記制御部110は、モバイル装置の現在状態に対応する画面を、上記カバーの種類によってタッチスクリーンの上に表示する時、上記カバーの画面投影部の位置に応じて上記画面を露出するよう、上記タッチスクリーンの上に上記画面を表示することができる。
【0108】
例えば、図15Bのように、上述のS120ステップにおいて、電話受信に該当するトリガーが感知された場合、上記制御部110は、モバイル装置の現在状態に対応する画面を、上記カバーの種類によってタッチスクリーンの上に表示することができる。この際、上記制御部110は、モバイル装置の現在状態に対応する画面を、上記カバーの種類によってタッチスクリーンの上に表示する時、上記カバーの画面投影部の位置に応じて上記画面を露出するよう、上記タッチスクリーンの上に上記画面を表示することができる。上述のS110ステップにおいて、画面投影部201aの位置が上記前面カバー部210aの上側に相当し、上記画面投影部201aの大きさが上記前面カバー部210aの3分の1の大きさに相当するカバーに、上記カバーの種類が該当することを感知したので、上記制御部110は、上記前面カバー部210aの上側に、上記画面を表示することができる。例えば、上記制御部110は、上記前面カバー部210aの上側に対応するモバイル装置100のタッチスクリーン190上の上側に、上記画面を表示することができる。上記制御部110は、上記モバイル装置の現在状態が電話受信の状態である場合、電話発信者の名前402、電話番号404を含む電話の受信画面400を図15Bのように、タッチスクリーン190の上に表示することができる。したがって、本発明の様々な実施形態によると、モバイル装置の現在状態に対応する画面を、カバーの種類によってタッチスクリーンの上に表示することができる。
【0109】
上記モバイル装置100の電話の受信状態で、トリガー入力(例えば、予め設定されたボタンに対する入力)が検出される場合、上記制御部110は、電話通話の状態で上記モバイル装置100を制御することができる。例えば、上記予め設定されたボタンは、音量調節ボタン161e(図2図3を参照)であってもよい。したがって、上記音量調節ボタン161eに対する押さえが感知されると、図15Cのように、上記制御部110は、電話通話の状態で上記モバイル装置を制御することができる。この際、図15Cのように、上記制御部110は、電話発信者の名前402、電話番号404、又は通話時間406を含む電話通話の画面を、上記前面カバー部210aの上側に対応するモバイル装置100のタッチスクリーン190上の上側に表示することができる。
【0110】
一方、上記モバイル装置100の電話受信の状態でトリガー入力(例えば、予め設定されたボタンに対する入力)が検出される場合、上記制御部110は、電話通話の拒絶状態で上記モバイル装置100を制御することができる。例えば、上記予め設定されたボタンは、電源/リセットボタン161d(図2図3を参照)であってもよい。したがって、上記電源/リセットボタン161dに対する押さえが感知されると、図15Dのように、上記制御部110は、電話通話の拒絶状態で上記モバイル装置を制御することができる。この際、図15Dのように、上記制御部110は、電話通話の拒絶画面を、上記前面カバー部210aの上側に対応するモバイル装置100のタッチスクリーン190上の上側に表示することができる。
【0111】
次に、上記カバーの開きを感知する(S140ステップ)。この際、上記カバーは、前面カバー部と背面カバー部とを含み、上記前面カバー部に含まれた付着部と、上記背面カバー部の付着部との離隔を感知して、上記制御部110は、上記カバーの開きを感知することができる。例えば、図15Eのように、上記カバー200aは、付着部202aが含まれた前面カバー部210aと、付着部203aが含まれた背面カバー部220aとを含んでもよい。したがって、上記カバー200aが開いたら、前面カバー部210aと、背面カバー部220aとの離隔が発生することによって、電気的信号の変化が発生することができる。上記発生された電気的信号の変化は、上記カバーに設けられた接続端子204a(図5を参照)を介して、上記モバイル装置の連結端子135(図6を参照)を通じて受信した上記電気的信号の変化を認知して、上記カバーの開きを感知することができる。また、上記制御部110は、上記モバイル装置100に含まれた調度センサー又は近接センサーを用いて、上記カバーの開きを感知することができる。また、上記制御部110は、上記カバーに含まれた前面カバー部と、背面カバー部との間に設けられた折りたたみ感知センサー205(図17)を用いて、上記カバーの開きを感知することもできる。
【0112】
次に、上記カバーの開きが感知されると、モバイル装置の現在状態に対応するアクションを実行して、上記タッチスクリーンの上に画面を表示する(S150ステップ)。上記制御部110は、上述のS140ステップにおいて、上記カバーの開きが感知されると、モバイル装置の現在状態に対応するアクションを実行して、上記タッチスクリーンの上に画面を表示することができる。この際、モバイル装置の現在状態に対応するアクションは、メモリ部175に予め記憶されることができる。例えば、上記モバイル装置の現在状態が、電話通話の状態である場合、上記アクションは、電話通話の画面の表示であってもよい。図15Eを参照すると、上記モバイル装置の現在状態は、電話通話の状態である。この際、上記カバー200aの開きが感知されると、上記制御部110は、モバイル装置の現在状態に対応する電話通話の画面の表示を実行することができる。従って、図15Eのように、上記制御部110は、電話通話の画面を、タッチスクリーン190の上に表示することができる。このときの電話通話の画面は、図15Cで示したような、上記画面投影部の位置と大きさに対応する画面ではなく、一般的な電話通話の画面であるので、上記タッチスクリーン190上の全領域に渡った電話通話の画面に該当する。
【0113】
図16は、本発明の他の実施形態による画面投影部を含むカバーの種類によって画面を表示するモバイル装置の制御方法を示すフローチャートである。図17は、モバイル装置をカバーするカバーを概略的に示す。図18A図18B及び図18Cは、本発明の一実施形態による画面投影部を含むカバーの種類によって画面を表示するモバイル装置を示す。
【0114】
図16を参照すると、本発明の他の実施形態による画面投影部を含むカバーの種類によって画面を表示するモバイル装置の制御方法において、制御部110は、まず、画面投影部を含むカバーの種類を感知する(S210ステップ)。モバイル装置100の制御部110は、画面投影部を含むカバーの種類を判断する。上記制御部110は、上記カバーのカテゴリIDを用いて、上記カバーの種類を判断することができる。この際、上記カテゴリIDは、上記カバー上で、上記画面投影部の位置、大きさ、及び上記カバーのビジュアルトンのうち少なくとも一つに関する情報を含んでもよい。
【0115】
上記モバイル装置は、カバーの接続端子と電気的に接続できる連結端子を含んでもよい。上記カバーには、上記モバイル装置と電気的に接続できる接続端子が形成されることができる。従って、上記モバイル装置の制御部は、上記カバーの接続端子と電気的に接続される上記連結端子を通じて、上記カテゴリIDが含まれたデータの転送を受けることができる。上記制御部は、上記受信したカテゴリIDが含まれたデータを用いて、上記カバーの種類を判断することができる。
【0116】
例えば、図18Aを参照すると、画面投影部201aを含むカバー200aが、上記モバイル装置100をカバーしている。図18Aに示された上記カバー200aは、図4A図4B及び図5で説明された、画面投影部201aが前面カバー部210aの上側に形成された例に該当する。この際、上記制御部110は、上記カバー200aのカテゴリIDを用いて、上記カバー200aの種類を感知することができる。上記カテゴリIDは、上記カバー上で、上記画面投影部の位置、大きさ、及び上記カバーのビジュアルトンのうち少なくとも一つに関する情報を含んでもよい。従って、図18Aに示したカバー200aは、画面投影部の位置が、上記前面カバー部210aの上側であり、上記画面投影部の大きさが、上記前面カバー部210aの3分の1に相当する情報を含む上記カテゴリIDを有することができる。上記モバイル装置の制御部110は、上記カバー200aの接続端子204aと電気的に接続される上記連結端子135(図6を参照)を通じて、上記カテゴリIDが含まれたデータの転送を受けることができる。従って、上記制御部110は、上記受信したカテゴリIDが含まれたデータを用いて、上記カバー200aの種類を感知することができる。例えば、上記制御部110は、上記カテゴリIDを用いて、画面投影部の位置が上記前面カバー部210aの上側であり、上記画面投影部の大きさが上記前面カバー部210aの3分の1に相当するカバーに、上記カバー200aの種類が該当することを感知することができる。
【0117】
次に、上記カバーの開きを感知する(S220ステップ)。上記制御部110は、上記カバーの開きを感知することができる。この際、上記カバーは、前面カバー部と背面カバー部とを含み、上記前面カバー部に含まれた付着部と、上記背面カバー部の付着部との離隔を感知して、上記制御部110は、上記カバーの開きを感知することができる。上記付着部は、磁石から形成されてもよい。上記前面カバー部に含まれた付着部と、上記背面カバー部の付着部とが、離隔されるときに、電気的信号の変化が発生され得る。上記モバイル装置の制御部110は、上記カバー部の接続端子と上記モバイル装置の連結端子を通じて、上記電気的信号の変化を受信して、上記前面カバー部に含まれた付着部と、上記背面カバー部の付着部との離隔を認知することができる。
【0118】
例えば、図18Bのように、上記カバー200aは、付着部202aが含まれた前面カバー部210aと、付着部203aが含まれた背面カバー部220aとを含んでもよい。したがって、上記カバー200aが開いたら、前面カバー部210aと、背面カバー部220aとの離隔が発生することによって、電気的信号の変化が発生することができる。上記発生された電気的信号の変化は、上記カバーに設けられた接続端子204a(図17を参照)を通じて、上記モバイル装置の連結端子135(図6を参照)へ伝送されることができる。従って、モバイル装置100の制御部110は、上記連結端子135を通じて受信した上記電気的信号の変化を認知して、上記カバーの開きを感知することができる。また、上記制御部110は、上記モバイル装置100に含まれた調度センサー又は近接センサーを用いて、上記カバーの開きを感知することもできる。また、上記制御部110は、上記カバーに含まれた前面カバー部と、背面カバー部との間に設けられた折りたたみ感知センサー205(図17)を用いて、上記カバーの開きを感知することもできる。
【0119】
次に、上記カバーの開きが感知されると、上記カバーが折りたたんだ部分の反対部分を中心として上記画面を上記タッチスクリーンの上に表示する(S230ステップ)。上記制御部110は、上述のS220ステップにおいて、上記カバーの開きが感知されると、上記カバーが折りたたんだ部分の反対部分を中心として上記画面を上記タッチスクリーンの上に表示することができる。例えば、図18Bにおいて、上記カバー200aの開きが感知されると、上記制御部110は、図18Bのように、上記カバーが折りたたんだ部分の反対部分を中心として上記画面を上記タッチスクリーンの上に表示することができる。図18Bのように、上記カバーが折りたたんだ部分の反対部分を中心として上記画面を上記タッチスクリーンの上に表示すると、ユーザに一手作業のための自動スイッチ機能を提供することができる。一般的に、図18Bのように、上記モバイル装置100の左側に、上記カバーが折りたたんだ部分が存在する場合、ユーザは、左手で上記カバーの前面カバー部210aを開くようになり、右手で上記カバー200a及びモバイル装置100を持つようになる。この際、ユーザは、一般的に、右手で上記タッチスクリーン190をタッチするようになる。したがって、上記カバーが折りたたんだ部分(図18Bでは、モバイル装置の左側)の反対部分(図18Bでは、モバイル装置の右側)を中心として画面を表示するようになると、ユーザは、一手で上記カバー及びモバイル装置を持って、上記タッチスクリーンを同時にタッチすることができ、一手作業を遂行することができる。例えば、図18Bのように、電話通話を行うための電話番号キー206を、上記カバーが折りたたんだ部分(図18Bでは、モバイル装置の左側)の反対部分(図18Bでは、モバイル装置の右側)を中心として表示すると、ユーザは、一手で上記モバイル装置を持って、上記電話番号キー206をタッチできるようになる。この際、上記カバーが折りたたんだ部分の反対部分を中心として上記画面を上記タッチスクリーンの上に表示する機能を、自動スイッチ機能と称することができる。従って、本発明の様々な実施形態によると、一手作業のための自動スイッチ機能を提供することができる。
【0120】
次に、上記カバーの折りたたみを感知する(S240ステップ)。上記制御部110は、上記カバーに含まれた前面カバー部と、背面カバー部との間に設けられた折りたたみ感知センサー205を用いて、上記カバーの折りたたみを感知することができる。
【0121】
図17は、モバイル装置をカバーするカバーを概略的に示す。図17を参照すると、上記カバー200aの上記背面カバー部220aは、バッテリーカバーから形成され得る。例えば、上記背面カバー部220aは、上記モバイル装置100の背面に備えられたバッテリー(図示せず)をカバーする構成として具備されてもよい。上述のように、上記カバー200aには、画面投影部201aが含まれてもよく、上記画面投影部201aを通じて、モバイル装置100の画面が露出されることができる。上記画面投影部201aは、上記タッチスクリーン190の前面をカバーしながら、上記タッチスクリーン190に表示された画面を視覚的に確認できるよう具備される。例えば、上記画面投影部201aは、透明部材から形成されてもよい。上述のように、上記カバー200aには、上記前面カバー部210aに含まれた付着部202aと、上記背面カバー部220aの付着部203aとが形成され得る。上記カバー200aには、上記モバイル装置100と電気的に接続できる接続端子204aが形成されてもよい。上記モバイル装置は、上記接続端子204aと電気的に接続できる連結端子を含んでもよい。上記モバイル装置の制御部110は、上記連結端子を通じて、上記カバー200aの上記前面カバー部210aに含まれた付着部202aと、上記背面カバー部220aの付着部203aとが、離隔されたことを認知することができる。この際、上記付着部202a、203aは、磁石から形成され得る。上記前面カバー部210aに含まれた付着部202aと、上記背面カバー部220aの付着部203aとが、離隔されるときに、電気的信号の変化が発生され得る。上記モバイル装置の制御部110は、上記接続端子204aと上記モバイル装置の連結端子を通じて、上記電気的信号の変化を受信して、上記前面カバー部210aに含まれた付着部202aと、上記背面カバー部220aの付着部203aとの離隔を認知することができる。
【0122】
また、上記前面カバー部210aと、上記背面カバー部220aとの間には、折りたたみ感知センサー205が設けられてもよい。例えば、上記前面カバー部210aと上記背面カバー部220aが折りたたんだら、上記折りたたみ感知センサー205も共に、折りたたむようになる。この際、上記折りたたみ感知センサー205では、電気的信号の変化が生じ得る。上記生成された電気的信号の変化は、上記カバー200aに設けられた接続端子204aを通じて、上記モバイル装置へ伝送されることができる。例えば、上記モバイル装置100の制御部110は、上記モバイル装置100に設けられ、上記カバーの接続端子204aと電気的に接続された連結端子135を通じて、上記電気的信号の変化を受信することができる。したがって、上記制御部110は、上記受信された電気的信号の変化を認知して、上記カバーの折りたたみを感知することができる。
【0123】
次に、上記カバーの折りたたみが感知されると、上記タッチスクリーンの中央を中心として画面を表示する(S250ステップ)。上記制御部110は、上述のS240ステップにおいて、上記カバーの折りたたみが感知されると、上記タッチスクリーンの中央を中心として画面を表示することができる。例えば、上記制御部110は、上記カバーの折りたたみが感知されると、上述のS230ステップにおいて、上記カバーが折りたたんだ部分の反対部分を中心として上記タッチスクリーンの上に表示した上記画面を復旧して、上記タッチスクリーンの中央を中心として画面を表示することができる。そうすると、ユーザは、再びタッチスクリーンの中央を中心として表示された一般的な画面を見て、作業を遂行するようになる。
【0124】
本発明の様々な実施形態は、ハードウェア、ソフトウェア、又はハードウェア及びソフトウェアの組合せの形で実現可能であることがわかるはずである。このような任意のソフトウェアは、例えば、削除可能又は再記録可能の可否と関係なく、ROMなどのメモリ装置のような揮発性又は非揮発性メモリ装置、又は、例えば、RAM、メモリチップ、装置又は集積回路のようなメモリ、又は、例えば、CD、DVD、磁気ディスク又は磁気テープなどのような光学又は磁気的に記録可能であると共に、機器(例えば、コンピュータ)で読み取れる記憶媒体に記憶することができる。また、本発明の実施形態は、制御部及びメモリを含むコンピュータ又は携帯端末により実現することができ、上記メモリは、本発明の実施形態を実現する指示を含むプログラム又はプログラムを記憶するのに適切な機器で読み取れる記憶媒体の一例であることがわかる。従って、本発明は、本明細書の任意の請求項に記載の装置又は方法を実現するためのコードを含むプログラム及びこのようなプログラムを記憶する機器(コンピュータなど)で読み取れる記憶媒体を含む。また、このようなプログラムは、有線又は無線の連結を通して伝達される通信信号のような任意の媒体を通じて、電子的に移送することができ、本発明は、これと均等であるものを適切に含む。
【0125】
また、上記モバイル装置は、有線又は無線で接続されるプログラムの提供装置から、上記プログラムを受信して記憶することができる。上記プログラムの提供装置は、本発明の実施形態を遂行するようする指示を含むプログラム、本発明の実施形態に必要な情報などを記憶するためのメモリと、上記モバイル装置との有線又は無線通信を遂行するための通信部と、上記モバイル装置の要請又は自動で当該プログラムを上記送受信装置へ伝送する制御部とを含んでもよい。
【符号の説明】
【0126】
100 モバイル装置
110 制御部
190 タッチスクリーン
200 カバー
図1
図2
図3
図4A
図4B
図5
図6
図7A
図7B
図8
図9A
図9B
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18