(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記イヤホンを着用したか否かを感知するステップは、検出応答信号を設定された基準データと比較して前記イヤホンを着用したか否かを決定することを特徴とする、請求項1に記載の方法。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、本発明の実施形態を添付した図面に基づいて詳細に説明する。
【0013】
実施形態を説明するに当たって、本発明が属する技術分野において十分知られており、本発明と直接的に関連のない技術内容に対しては説明を省略する。また、実質的に同一の構成と機能を有する構成要素に対しては詳細な説明を省略する。
【0014】
同様の理由により添付図面において一部構成要素は誇張、省略、または概略的に図示され、各構成要素のサイズは実際のサイズを反映するものでない。したがって、本発明は添付した図面に図示された相対的なサイズや間隔により制限されない。
【0015】
以下の説明において、“装着”または“接続”はイヤホン装置が端末機のイヤホンインターフェースに挿入された状態として定義することにする。そして、“装着解除”または“取り外し”、または“接続解除”はイヤホン装置がイヤホンインターフェースから分離された状態として定義する。一方、“着用”はイヤホン装置をユーザの一定位置、例えば耳の一定部分に挿入した状態として定義することにする。そして、“未着用”または“着用解除”はイヤホン装置のイヤホンヘッドがユーザの耳から分離された状態として定義する。
【0016】
図1は、本発明の実施形態に従う端末機アプリケーション制御システムの構成を概略的に示す図である。
【0017】
図1を参照すると、本発明の端末機アプリケーション制御システム10は、アプリケーション制御装置として端末機100及び無電源センサー210が配置されたイヤホン装置200を含んで構成される。
【0018】
このような構成を有する本発明の端末機アプリケーション制御システム10は、無電源センサー210を有するイヤホン装置200を端末機100に接続した状態、イヤホン装置200の構成のうち、無電源センサー210を有するイヤホンヘッド201、202をユーザが着用した状態、無電源センサー210を有するイヤホン装置200を端末機100から分離した状態などによって、端末機100のユーザ機能を適応的に制御する。特に、本発明の端末機アプリケーション制御システム10は、無電源センサー210をイヤホンヘッド201、202の一定位置に搭載してユーザがイヤホン装置200を着用する場合と着用しない場合とを各々区分できるようにする。そして、本発明の端末機アプリケーション制御システム10は、イヤホン着用状態とイヤホン未着用状態とを識別して、各々適応的に制御することによって、より適切な端末機機能の利用を可能とする。このような本発明の端末機アプリケーション制御システム10は、イヤホン装置200に無電源センサー210を搭載することによって、別途のセンサー電源提供無しでイヤホン装置200の着用の有無を監視することができるようにする。これによって、本発明の端末機アプリケーション制御システム10は、効果的な電源管理と運用に基づいて端末機100の機能を適応的に提供することができる。
【0019】
端末機100は、イヤホン装置200を挿入できるイヤホンインターフェース170を含み、イヤホン装置200の挿入時、オーディオ信号を、イヤホン装置200に出力する。特に、本発明の端末機100は、ユーザがイヤホン装置200を端末機に装着する場合、オーディオ信号をイヤホン装置200に出力し、未装着の場合にはオーディオ信号を本体スピーカーを通じて出力することができる。この過程で、端末機100は、イヤホン装置200の着用または未着用によって、より適応的にオーディオ信号の出力を制御したり、またはイヤホン装置200を着用したか否かによって、多様なユーザ機能を制御したりすることができる。前述した端末機100の利用と関連した多様な制御に対して後述する図面を参照してより詳細に説明する。特に、本発明のイヤホン装置200を着用したか否かの監視及びそれに伴う機能制御のための端末機100の各構成と構成の機能について
図4から
図6を参照して説明する。そして、本発明のイヤホン装置200を着用したか否かに伴う多様な機能制御に対する多様な例を
図7から
図13を参照してより詳細に説明する。
【0020】
イヤホン装置200は、端末機100に設けられたイヤホンインターフェース170に挿入された後、端末機100のオーディオ信号を出力する装置である。このようなイヤホン装置200は、図示したように端末機100に設けられたイヤホンインターフェース170に挿入されるイヤホンジャック203、イヤマイク204、イヤホンヘッド201、202を含んで各構成を接続するケーブルを含んで構成される。イヤホンジャック203は、イヤホンインターフェース170とマッチする構造を有し、イヤマイク204を含む構造の場合、4極で構成される。一方、本発明のイヤホン装置200からイヤマイク204が除外されるように設計される場合、イヤホンジャック203は3極で構成されてもよい。特に、本発明のイヤホン装置200は、無電源センサー210がイヤホンヘッド201、202に設けられることによって、イヤホンヘッド201、202をユーザが着用する場合、これを端末機100が識別できるように無電源センサー検出信号を周辺環境によって変化する無電源センサー210の物理的特性に応じて変調した無電源センサー応答信号を提供する。以下、無電源センサー210の配置及び構造についてより詳細に説明する。
【0021】
図2Aから
図2Dは、本発明のイヤホン装置200の構成のうち、イヤホンヘッド201、202の構成をより詳細に示す図である。特に、
図2Aは
図1の切断線A−A’に沿ってイヤホンヘッド201、202を切断した断面を示す図である。
【0022】
図2Aを参照すると、本発明のイヤホンヘッド201、202は、ヘッド部220、無電源センサー210、及びケース230を含んで構成され、ヘッド部220にはケーブル240が接続される。
【0023】
ヘッド部220は、ケーブル240を介して提供されたオーディオ信号を増幅して出力する構成である。このようなヘッド部220は、ユーザの耳に装着できるように一定サイズを有して形成される。特に、ヘッド部220は円筒形状に設けられることができ、一定の剛性を維持するために強化プラスチックやエポキシ材質、またはその他の多様な材質などで設けられてもよい。このようなヘッド部220の下端は、ケーブル240が接続及び固定され、上端は増幅されたオーディオ信号を出力することができるように少なくとも1つの音孔が設けられてもよい。
【0024】
ケース230は、無電源センサー210が配置されたヘッド部220を覆いかぶせる構造物である。特に、ケース230はユーザの耳に接触する構成であって、異質感の除去のために特定材質で設けられるとよい。例えば、ケース230はゴム材質、ラテックス材質、ポリウレタン材質など、弾性材質または綿などの材質で設けられてもよい。特に、ケース230はヘッド部220に配置される無電源センサー210を覆いかぶせ、かつ外部から提供される物理環境の変化を無電源センサー210に提供することができる形態に設けられるとよい。また、ケース230は、ヘッド部220に設けられた音孔が露出するように設けられるとよい。
【0025】
無電源センサー210は、ヘッド部220の外壁の少なくとも一側に配置されて、外部から提供される多様な物理環境に対応する状態を有する。例えば、無電源センサー210は一定温度が提供された状態では該当温度に対応する物理状態を有することができ、温度変化によって他の物理状態に遷移できる。また、無電源センサー210は一定圧力が提供された状態または圧力が提供されていない状態ではそれに対応する物理状態を有することができ、圧力変化によって他の物理状態に遷移できる。また、無電源センサー210は温度や圧力だけでなく、振動や加速度変化またはリーダー器との距離変化などによって物理状態を遷移させることができる。このような無電源センサー210は、SAW(Surface Acoustic Wave)センサーなどを含むことができる。
【0026】
図2Bは、イヤホンヘッド201、202の無電源センサー210の他の配置形態を示すものである。
【0027】
図2Bを参照すると、本発明のイヤホンヘッド201、202において、ヘッド部220はプラスチック射出物で構成される胴体部221と、胴体部221に結合される円盤型音響出力部222とを含んで構成される。音響出力部222は、胴体部221の開口された領域に接着剤などにより接着されて固定される。図示するように、音響出力部222の底面に少なくとも1つの無電源センサー210が配置される。
図2Bは、2つの無電源センサー210が音響出力部222の底面に配置された場合を図示している。
【0028】
図2C及び
図2Dは、本発明の無電源センサー210の更に他の配置を説明するためのものである。
【0029】
図2C及び
図2Dを参照すると、本発明の無電源センサー210は、ヘッド部220を覆うケース230の内側面に配置される。この場合、ケース230は、モールド物で構成されるとよく、耳に着用する際に、異質感が発生することを防止するためにゴム材質またはそれと類似の材質で形成される。特に、ケース230は、ヘッド部220の前面を覆うベゼルと、ベゼルの前面に設けられ、多数の打孔部を含む蓋を含む。上記無電源センサー210は、ベゼルの内側に配置されるか、または蓋とベゼルとの間の特定の位置に配置される。このように配置された無電源センサー210は、着用者の耳で発散する体温をより精密に測定することができる。ここで、ケース230の内側に無電源センサー210を配置するために、無電源センサー210は、FPCB(Flexible Printed Circuit Board)、SAW(Surface Acoustic Wave)センサーであるとよい。
【0030】
前述した無電源センサー210のより詳細な構造について、
図3を参照してより詳細に説明する。
【0031】
図3は、本発明の無電源センサー210のセンシング構造の説明のための図である。
【0032】
図3を参照すると、本発明の無電源センサー210は、センシング部213、トランスポンダ212、及びアンテナ部211を含む。
【0033】
センシング部213は、外部物理環境変化をセンシングする。このようなセンシング部213は、外部物理環境の変化によって表面状態が変化されて特定の物理状態の変化を生じる。例えば、センシング部213は、外部圧力や温度変化によって表面状態が圧縮または伸張された物理状態の変化を生じることができる。この物理状態の変化は、トランスポンダ212に伝達される。
【0034】
トランスポンダ212は、センシング部213とアンテナ部211との間に配置される。このようなトランスポンダ212は、センシング部213に提供された物理変化によって一定の状態遷移を行う。そして、トランスポンダ212は、アンテナ部211を介して伝達された無電源センサー検出信号をセンシング部213に伝達し、センシング部213を経てフィードバックされる無電源センサー応答信号をアンテナ部211に伝達する。トランスポンダ212及びセンシング部213を通じて伝達された無電源センサー検出信号は、該当構成の物理状態の変化によって一定の信号変化が発生し、これによって無電源センサー応答信号は無電源センサー検出信号に物理状態の変化に対応する。一方、本発明の無電源センサー210が無線タイプでない有線タイプで設けられる場合、トランスポンダ212は、アンテナ部211の代わりに一定信号ライン、例えばイヤホン装置200のイヤホンヘッドに設けられたグランドラインと接続できる。
【0035】
アンテナ部211は、トランスポンダ212に接続されて端末機100に設けられたリーダー器から無電源センサー検出信号を受信し、受信した無電源センサー検出信号をトランスポンダ212に伝達する。そして、アンテナ部211は、トランスポンダ212が提供する無電源応答信号をリーダー器に伝達する。一方、アンテナ部211は、無電源センサー210が無線タイプで設けられる場合、イヤホン装置200に設けられた特定の信号ラインに代替されてもよい。例えば、アンテナ部211は、イヤホン装置200に設けられた信号ライン、例えばグランドラインに代替されてもよい。または、無電源センサー210は、アンテナ部211及び信号ラインを全て含む構造で形成されてもよい。この場合、端末機100は、イヤホン装置200に設けられたアンテナ部211と信号ラインとのうち、少なくとも1つを用いて検出信号を転送し、無電源センサー210から検出応答信号を受信することができる。例えば、端末機100は無電源センサー210のアンテナ部211に検出信号を無線で転送し、信号ラインを通じて有線で検出応答信号を受信することができる。また、端末機100は、信号ラインを通じて検出信号を有線で転送し、アンテナ部211から送出される検出応答信号を受信することができる。
【0036】
図4は、本発明の実施形態による端末機100の構成をより詳細に示す図である。
【0037】
図4を参照すると、本発明の端末機100は、通信部110、入力部120、オーディオ処理部130、表示部140、記憶部150、イヤホンインターフェース170、リーダー器180、及び制御部160の構成を含む。
【0038】
このような構成を含む端末機100は、イヤホンインターフェース170に無電源センサー210が配置されたイヤホン装置200が挿入されれば、設定イベントによって制御部160がリーダー器180を制御して、イヤホン装置200の着用状態監視のために無電源センサー検出信号を送出する。そして、端末機100は、無電源センサー検出信号出力に対応して受信された無電源センサー応答信号の形態によって、イヤホン装置200を着用したか否かを監視し、それに対応して端末機100の特定機能を適応的に活性化したり、活性化された状態を維持したり、活性化状態を不活性化状態に遷移したりするように制御することができる。ここで、設定イベントは、イヤホン装置200の挿入後、一定期間の経過、設定時刻の到来、イヤホン装置200の着用か否かを判定するための特定の入力信号発生のうちの少なくとも1つである。また、設定イベントは、イヤホン装置200の挿入と関係なく、一定期間の経過、設定時刻の到来、イヤホン装置200の着用の監視のための特定の入力信号発生のうちの少なくとも1つであってもよい。
【0039】
通信部110は、端末機100の通信機能をサポートし、端末機100が通信機能を有するように設計された場合に含まれる構成である。したがって、端末機100が通信機能をサポートしない場合、通信部110は除外されてもよい。一方、通信部110は、端末機100の多様な通信機能、例えば移動通信機能、近距離無線通信機能などをサポートすることができる。これによって、通信部110は、端末機100が複数の通信機能をサポートするように設計された場合、各々の通信機能サポートのための通信モジュールを含むことができる。例えば、通信部110は、移動通信機能サポートのために2G、3G、4Gなどの移動通信モジュールのうちの少なくとも1つを含んでもよい。また、通信部110は、近距離無線通信機能サポートのためのブルートゥース(登録商標)モジュールや、NFCモジュール、RFIDモジュールのうちの少なくとも1つを含んでもよい。
【0040】
一方、通信部110は、イヤホン装置200の装着及びイヤホン装置200の着用状態によって、制御部160の制御下に適応的に活性化されるか、または不活性化されてもよい。例えば、通信部110はイヤホン装置200が装着された状態でイヤホン装置200がユーザの一定位置に着用されれば、自動的に活性化されて予め定義された特定電話番号を有する他端末機またはユーザが予め選択した特定の電話番号を有する他の端末機と通信チャンネルを形成してもよい。そして、通信部110は、イヤホン装置200が着用状態から未着用状態に状態変更された場合、自動的に不活性化状態に遷移してもよい。例えば、通話接続及びイヤホン装置200の着用状態から未着用状態に変更された場合、通話接続終了のための信号が通信部110を通じて転送されてもよい。または、通話接続中にイヤホン装置200の着用解除が発生すれば、通信部110が受信したオーディオ信号は自動的にスピーカーSPKを介して出力されてもよい。このようなイヤホン装置200の未着用または着用解除に伴う機能選択は、ユーザ設定によって調整されてもよく、端末機100は、設定調整のための画面インターフェースを提供してもよい。
【0041】
入力部120は、端末機100の操作に必要な入力信号を生成する構成である。入力部120は、ホームキー、サイドキー、電源キーなど、物理キーを含む。また、入力部120は、表示部140がタッチスクリーンによって提供される場合、表示部140に出力される仮想キーで構成されてもよい。このような入力部120は、本発明の無電源センサー210基盤の端末機アプリケーション制御モードをデフォルトで活性化するための入力信号、デフォルトで適用される端末機アプリケーション制御モードを不活性化するための入力信号を、ユーザが操作することにより生成することができる。また、入力部120は、各機能別の端末機アプリケーション制御モードにおいて端末機100の各種機能をユーザ制御によって管理するために、端末機アプリケーション制御モード設定のための画面呼出入力信号、端末機アプリケーション制御モードを適用する少なくとも1つの端末機機能を選択するための入力信号、端末機アプリケーション制御モードが設定された端末機機能のモード解除のための入力信号などを生成することができる。端末機100は、各入力信号受信時、端末機アプリケーション制御モード設定のための設定画面を表示部140に出力し、追加入力信号によって少なくとも1つの端末機機能を本発明の端末機アプリケーション制御モードが適用されるように設定するか、または設定状態を解除するように制御することができる。前述した入力信号は、生成後、制御部160に提供されて、該当機能を実行するためにコマンドとして利用されてもよい。
【0042】
オーディオ処理部130は、本発明の端末機100の動作と関連したオーディオ信号の出力及びオーディオ信号の収集のうち、少なくとも1つの機能をサポートする。このようなオーディオ処理部130は、オーディオ信号出力のためのスピーカーSPKとオーディオ信号収集のためのマイクMICとを含むことができる。オーディオ処理部130は、端末機アプリケーション制御モード設定状態を案内する案内音を出力することができる。特に、オーディオ処理部130は、特定の端末機機能を活性化する過程で、該当端末機機能に端末機アプリケーション制御モードが設定された状態であれば、それに対応する案内音を出力することができる。
【0043】
一方、本発明のオーディオ処理部130は、イヤホン装置200の装着状態及びイヤホン装置200の着用状態によってオーディオ信号の出力パスを切り換える。例えば、オーディオ処理部130は、イヤホン装置200が未装着された状態の場合、オーディオ信号を端末機100の本体に設けられたスピーカーSPKに出力することができる。ここで、オーディオ処理部130は端末機100の通話機能実行状態でイヤホン装置200が未装着された場合、レシーバーにオーディオ信号を出力することもできる。また、オーディオ処理部130は、イヤホン装置200が端末機100に装着され、イヤホン装置200がユーザに着用された場合、オーディオ信号をイヤホン装置200に出力することができる。そして、オーディオ処理部130は、イヤホン装置200が端末機100に装着されているが、ユーザに着用されていない状態の場合には、オーディオ信号をスピーカーSPKに出力することができる。この場合、オーディオ処理部130は、制御部160からイヤホン装置200の装着関連情報を取得することができる。
【0044】
表示部140は、本発明の端末機100の操作と関連した多様な画面を出力する。例えば、表示部140は、端末機100の操作によって、待機画面、メニュー画面などを出力することができる。また、表示部140は、端末機100機能と関連した画面、例えば音声通話画面、ビデオ通話画面、フォンブック画面、オーディオファイル再生画面、放送受信画面、ビデオ再生画面など、ユーザリクエストによって、または予め設定されたスケジュール情報によって特定の画面を出力することができる。一方、本発明の表示部140は、イヤホン装置200の端末機100への装着及びユーザのイヤホン装置200の着用と関連する情報を特定イメージやテキストとして画面の一定領域に出力することができる。例えば、表示部140は、イヤホン装置200の端末機100への装着及びユーザの着用と関連したイメージ情報をインジケータ領域に出力してもよい。または、表示部140は、イヤホン装置200の端末機100への装着及びユーザの着用と関連したテキスト情報をポップアップウィンドウで画面の一定領域に出力してもよい。これと共に、表示部140は、イヤホン装置200の端末機100への装着及びユーザの着用によって実行可能な機能関連情報を出力してもよい。これに対する表示部140の画面の一例に対し、
図14を参照してより詳細に説明する。
【0045】
記憶部150は、端末機100の動作と関連した多様なプログラム及びデータを記憶する。例えば、記憶部150は、端末機100の動作と関連したオペレーティングシステム、通信部110の動作のための通信機能サポート応用プログラム、放送受信機能サポートのためのプログラムなどを格納することができ、各機能の実行に伴って生成されたデータを格納することができる。特に、記憶部150は、本発明の端末機アプリケーション制御モードをサポートするためにイヤホンサポートプログラム151、機能テーブル155、及び基準データ153を格納することができる。
【0046】
イヤホンサポートプログラム151は、本発明のイヤホン装置200の端末機100への装着及びユーザの着用によって特定端末機機能を適応的に実行するようにサポートするための多様なルーチンを含む。例えば、イヤホンサポートプログラム151はイヤホン装置200を端末機100へ装着したか否かを検出するルーチン、ユーザがイヤホン装置200を着用したか否かを検出する検出ルーチンを含む。ここで、ユーザがイヤホン装置200を着用したか否かを検出する検出ルーチンは、無電源センサー検出信号を送出するルーチン、無電源センサー検出信号に対応して受信された無電源センサー応答信号を基準データ153と比較するルーチン、比較結果によって、イヤホン装置200を着用したか否かを決定するルーチンを含む。
【0047】
また、イヤホンサポートプログラム151は、イヤホン装置200を着用したか否かの結果によって、特定のアプリケーションプログラムに関係する端末機機能を適応的に変更するか、または以前の状態を維持するように制御する機能制御ルーチンを含む。このような機能制御ルーチンは、端末機機能の種類を確認するルーチン、機能テーブル155を参照してイヤホン装置200を着用したか否かによって端末機機能を調節するルーチンを含む。
【0048】
機能テーブル155は、端末機100の多様な機能の種類と、端末機アプリケーション制御モード設定時、イヤホン装置200の端末機100への装着及びユーザの着用の有無によって遂行される多様なスケジュール情報をマッピングしたテーブルである。例えば、機能テーブル155は、イヤホン装置200を着用したか否かによって、通話機能の活性化または不活性化に関する制御情報、イヤホン装置200を着用したか否かによって、通話機能の実行時、オーディオ信号出力パスを決定する情報などを含んでもよい。また、機能テーブル155は、イヤホン装置200を着用したか否かによってボリュームを自動で制御するように設計された設定情報、イヤホン装置200の着用者の体温によって特定情報を出力するか、または特定機能を実行するように設定された設定情報などを含むことができる。このような機能テーブル155は、イヤホン装置200がイヤホンインターフェース170に挿入されれば、制御部160から呼び出され、特定機能を実行したか否か、及びイヤホン装置200を着用したか否かに伴う機能サポートのために利用できる。
【0049】
基準データ153は、イヤホン装置200を着用したか否かを監視するためのデータである。即ち、基準データ153は、イヤホン装置200が着用された状態でイヤホン装置200に設けられた無電源センサー210から収集される無電源センサー応答信号である。この際、基準データ153は、イヤホン装置200の着用によって物理的圧力が加えられた無電源センサー210から応答されるセンサー信号、イヤホン装置200の着用によって所定の温度環境が提供された無電源センサー210から応答されるセンサー信号、リーダー器180から所定の距離だけ離隔した環境によって無電源センサー210から応答されるセンサー信号などを含んでもよい。このような基準データ153は、イヤホン装置200が端末機100に装着された後、リーダー器180がイヤホン装置200が装着されたか否かを検出する過程で利用できる。
【0050】
リーダー器180は、イヤホン装置200が装着されたか否かを判定するために制御部160の制御によって無電源センサー検出信号を送出し、送出された無電源センサー検出信号に対する無電源センサー応答信号を収集する。そして、リーダー器180は、収集された無電源センサー応答信号を制御部160に伝達する。このために、リーダー器180は、無電源センサー210の設計に応じて、無電源センサー検出信号を無線で送出したり、有線で送出したりすることができる。即ち、リーダー器180は、無電源センサー210がアンテナ部211を含む無線タイプで設けられる場合、無電源センサー検出信号を生成し、生成された無電源センサー検出信号を無線で無電源センサー210に送出する。このために、リーダー器180は、無電源センサー検出信号の送出及び無電源センサー応答信号の受信のためにアンテナをさらに含んでもよい。
【0051】
一方、リーダー器180は、無電源センサー210が有線タイプで設けられる場合、イヤホンインターフェース170に含まれたグランド端子、及びグランド端子に接続されるイヤホン装置200のグランドラインを通じて無電源センサー検出信号を送出する。そして、リーダー器180は、同一の信号ラインを通じて無電源センサー検出信号に対応する無電源センサー応答信号を受信する。この場合、リーダー器180は、無電源センサー検出信号の送出及び無電源センサー応答信号の受信のために別途のアンテナを含まないように設計してもよい。
【0052】
イヤホンインターフェース170には、イヤホン装置200が挿入される。このために、イヤホンインターフェース170には、イヤホン装置200のイヤホンジャック203に対応する一定サイズの溝が設けられる。イヤホンインターフェース170の内部には、イヤホンジャック203に形成された端子と接触できるように各端子が配置される。例えば、イヤホンインターフェース170は、
図5に示すように、MIC端子、OPEN_DET端子、EARSPK_L端子、EARSPK_R端子、及びグランド端子GNDを含んで構成されるとよく、さらに利用されない端子が別に設けられてもよい。OPEN_DET端子は、イヤホンを挿入したか否かを判定する端子である。特に、本発明のイヤホンインターフェース170に設けられた端子のうち、グランド端子GNDは無電源センサー信号の送受信のために利用されてもよい。このために、グランド端子GNDは、イヤホン装置200のグランドラインと接続される。各グランドラインは、イヤホンヘッド201、202まで接続されており、本発明では無電源センサー210がイヤホン装置200の各グランドラインに接続されて配置される。これによって、グランドラインを通じて、無電源センサー検出信号がイヤホンヘッド201、202に配置された無電源センサー210に供給され、同一のグランドラインを通じて無電源センサー210の無電源センサー応答信号が端末機100に伝達される。
【0053】
一方、イヤホンインターフェース170の構成のうち、グランド端子GNDは、端末機100がラジオ機能をサポートするように設けられる場合、ラジオモジュール、例えばFMモジュール190と接続されてラジオアンテナの機能を果たすことができる。これによって、本発明の端末機100は、グランド端子GNDがFMモジュール190とリーダー器180の機能を実行する過程で互いに重畳しないように、図示したようにスイッチ171をさらに含んでもよい。スイッチ171は、制御部160により制御される。そして、スイッチ171は、デフォルトでリーダー器180とグランド端子GNDとを接続するようにセッティングされてもよく、FMモジュール190の動作、即ちラジオ機能活性化のためのリクエストが発生すれば、グランド端子GNDをFMモジュール190と接続されるようにスイッチ171がセッティングされてもよい。これによって、本発明のイヤホンインターフェース170は、本発明の端末機アプリケーション制御モードサポート時にはスイッチ171を制御してリーダー器180とグランド端子GNDとの間に電気的な接続状態を生じさせ、ラジオ機能の実行時にはFMモジュール190とグランド端子GNDとの間に電気的な接続状態を生じさせる。
【0054】
制御部160は、本発明の実施形態に従う端末機アプリケーション制御モードをサポートするための信号制御と、データの処理、データの伝達、機能の制御、及び機能制御のための無電源センサー210の状態監視などのための処理をサポートする。このために、制御部160は
図6に示すような構成を含むことができる。
【0055】
図6は、本発明の実施形態に従う端末機100の構成のうち、制御部160の構成をより詳細に示す図である。
【0056】
図6を参照すると、本発明の制御部160は、無電源センサー信号収集部161、信号比較部163、及び機能運用部165の構成を含むことができる。
【0057】
無電源センサー信号収集部161は、リーダー器180を制御して予め定義された一定パターンの無電源センサー検出信号をイヤホン装置200に配置された無電源センサー210に供給するように制御する。この過程で、無電源センサー信号収集部161は予め定義された設定イベントによって無電源センサー検出信号を送出するように制御する。例えば、無電源センサー信号収集部161はイヤホン装置200がイヤホンインターフェース170に挿入される場合、無電源センサー検出信号を送出するように制御する。また、無電源センサー信号収集部161はイヤホン装置200の挿入後、予め設定された一定周期単位で無電源センサー検出信号を送出するように制御する。無電源センサー信号収集部161は、イヤホン装置200のイヤホンインターフェース170の装着の監視のためにイヤホンインターフェース170に設けられたイヤホン装置200の挿入または離脱の監視のための端子監視を実行することができる。
【0058】
一方、無電源センサー検出信号の送出方式は、前述したように無線方式及び有線方式のうち、少なくとも1つが選択されて実行される。または、無電源センサー信号収集部161は優先的に有線方式により無電源センサー検出信号送出を一定回数以上試みて、無電源センサー応答信号の受信失敗の場合、無線方式により無電源センサー検出信号の送出が適用されるように制御することができる。無電源センサー信号収集部161は、リーダー器180から無電源センサー応答信号の伝達を受ければ、これを信号比較部163に伝達することができる。さらに、無電源センサー信号収集部161は設計方式によってイヤホン装置200がイヤホンインターフェース170に挿入されていない状態でも一定周期単位で無電源センサー検出信号を検出するように制御することができる。この場合、無電源センサー信号収集部161は無線方式により無電源センサー検出信号の送出を制御することができる。一方、本発明の無電源センサー基盤のイヤホン運用システムは、無線方式が適用される場合、無線ヘッドセットにも同一に適用できる。
【0059】
無電源センサー信号収集部161は、イヤホンインターフェース170に設けられたスイッチ171の制御を担当することができる。即ち、無電源センサー信号収集部161はイヤホンインターフェース170にイヤホン装置200が装着されることを感知すれば、デフォルトで接地端子GNDとリーダー器180とが互いに接続されるように制御することができる。そして、無電源センサー信号収集部161は、FMモジュール190基盤のラジオ機能実行のリクエストを受ける場合、スイッチ171を制御してグランド端子GNDとFMモジュール190とを接続してグランド端子GNDに接続されるイヤホン装置200のグランドラインがFMモジュール190のアンテナの役割を果たす。
【0060】
信号比較部163は、無電源センサー信号収集部161から無電源センサー応答信号の伝達を受ければ、該当信号を基準データ153と比較することができる。そして、信号比較部163は基準データ153と無電源センサー応答信号とが一致するか否かの結果を機能運用部165に提供する。この際、信号比較部163は基準データ153が複数個の場合、受信された無電源センサー応答信号がどんな基準データに該当するかを確認し、それに対応する情報を機能運用部165に提供することができる。
【0061】
例えば、イヤホンヘッド201、202に無電源センサー210が各々配置される。したがって、無電源センサー信号収集部161は、イヤホンヘッド201、202の各々に配置された無電源センサー210に無電源センサー検出信号を送出するように制御して、それに対応する無電源センサー応答信号を受信して信号比較部163に提供することができる。結果的に、信号比較部163は、イヤホンヘッド201、202の各々に配置された無電源センサー210から受信された無電源センサー応答信号を基準データ153と比較することができる。この際、信号比較部163は、無電源センサー応答信号のうち、第1信号を圧力関連基準データと比較することができる。また、信号比較部163は、無電源センサー応答信号のうち、第2信号を温度関連基準データと比較することができる。そして、信号比較部163は、第1信号に対する圧力関連基準データ比較結果と第2信号に対する温度関連基準データ比較結果とを各々機能運用部165に提供することができる。一方、信号比較部163は、設計方式によって無電源センサー応答信号を全て圧力関連基準データと比較したり、温度関連基準データと比較したりし、その結果を機能運用部165に提供することもできる。
【0062】
前述した多様な状況をサポートするために、端末機100は、各状況に合う基準データ、例えば圧力関連基準データ、温度関連基準データ、距離関連基準データなどを予め格納することができる。各基準データは、イヤホン装置200が着用された状態での信号値と着用されていない状態での信号値などを含むことができ、着用状態の状況別レベル値を含むことができる。状況別レベル値は、着用圧力変化レベルに従うデータ、着用者の温度変化レベルに従うデータを含む。
【0063】
機能運用部165は、信号比較部163が提供した無電源センサー応答信号及び基準データ153との比較結果によって、特定端末機機能を適応的に実行するように制御する構成である。このために、機能運用部165は、格納部150に格納された機能テーブル155を確認し、イヤホン装置200の着用状態に従う機能を実行するように制御する。
【0064】
例えば、イヤホン装置200が装着された状態でイヤホン装置200が着用されたことと判定できる基準データ比較結果を信号比較部163から受信すれば、機能運用部165は、予め設定された特定オーディオファイル、ビデオファイル、eブックファイルなどを自動で活性化するように制御し、それに従う画面出力及びオーディオ信号出力を実行するように制御することができる。ここで、機能運用部165は、オーディオ信号をイヤホン装置200に出力されるように制御することができる。また、機能運用部165は、イヤホン装置200の着用と判定される場合、予め定義された特定電話番号またはユーザが入力した特定電話番号を有する他端末機と音声通話チャンネルを自動で形成するように制御することができる。ここで、機能運用部165は、カメラを利用してユーザが表示部140の一定領域を注視していると判定されれば、音声通話チャンネルの代りにビデオ通話チャンネルを自動で形成するように制御することができる。このために、端末機100は、カメラの構成をさらに含んでもよい。ここで、カメラは、ビデオ通話サポートのために表示部140が配置された端末機100の前面に配置できる。
【0065】
更に他の例として、機能運用部165は、イヤホン装置200の着用状態の場合、自動音量調節、オーディオ信号出力パスの切換、体温情報に従う情報出力などを制御することができる。また、機能運用部165は、イヤホン装置200の着用が解除された場合、現在実行されているアプリを一時停止するように制御し、イヤホン装置200の着用が再開されるか、または着用状態を維持する場合、一時停止されたアプリをまた再生するか、または再生中のアプリの再生状態を維持するように制御することができる。また、機能運用部165は、イヤホン装置200の着用が解除された場合、自動録音または自動録画機能を活性化するように制御し、イヤホン装置200の着用が再開された場合、録音または録画機能を終了するように制御することができる。
【0066】
図7は、本発明の実施形態に従うイヤホン装置の着用の有無に従う端末機アプリケーション制御方法を説明するための図である。
【0067】
図7を参照すると、本発明の端末機アプリケーション制御方法は、ステップ701で端末機100の制御部160が機能実行を待機する。例えば、制御部160は、本発明の端末機アプリケーション制御モードをサポートするために、電源部からの電源を端末機100の一定構成に供給することができる。以後、制御部160は、ステップ703でイヤホン装置200を接続したか否かを決定する。このステップで、イヤホン装置200が接続されていない場合、ステップ705に進み、予め設定されたスケジュール情報または入力部120などから入力される入力信号に従うユーザ機能を実行するようにサポートすることができる。制御部160は、イヤホン装置200の接続の監視のために、イヤホンインターフェース170に設けられた特定端子の信号変化を検出することができる。
【0068】
一方、ステップ703でイヤホン装置200がイヤホンインターフェース170に接続されたと判断されれば、制御部160はステップ707に進み、無電源センサー210基盤のイヤホンヘッド201、202の着用の有無を監視する。このために、制御部160は予め定義された無電源センサー検出信号またはダミー信号を無電源センサー210に送出するように制御することができる。これをより詳細に説明すると、制御部160はリーダー器180を制御して一定パターンの無電源センサー検出信号を無線方式及び有線方式のうち、少なくとも1つの方式により送出することができる。または、制御部160はダミー信号を送出するように制御することができ、この場合、転送されたダミー信号を一時格納する。そして、制御部160は送出された無電源センサー検出信号に対応した無電源センサー応答信号を収集する。制御部160は、ダミー信号を送出した場合、ダミー信号に対する応答信号を収集することができる。
【0069】
そして、制御部160は、ステップ709でイヤホン装置200が着用されたかを決定する。即ち、制御部160は、送出した無電源センサー検出信号と無電源センサー応答信号とを相互比較して、比較結果値と予め定義された基準データ153とを比較することができる。または、制御部160はダミー信号とダミー信号の応答信号との間の比較結果値を基準データ153と比較することができる。ステップ709で、イヤホン装置200が着用された状態と判定されれば、即ち基準データ153との比較結果がイヤホン装置200の着用状態に該当する値が確認されれば、制御部160は、ステップ711に進み、イヤホン装置200の着用に伴う機能を実行する。例えば、制御部160は、イヤホン装置200の着用によって予め定義された特定電話番号を用いた自動通話接続、オーディオ信号出力が必要なオーディオファイルやビデオファイル、特定の放送チャンネルの受信をサポートするアプリの自動再生機能などを実行することができる。
【0070】
一方、ステップ709で、イヤホン装置200が未着用状態または着用解除状態の場合、制御部160は、ステップ713に進み、イヤホン装置200の未着用または着用解除に従う機能を実行する。例えば、制御部160は、端末機100の以前の状態を維持するように制御することができる。または、制御部160は着用解除によって実行中であったアプリ機能を一時停止するか、または現在実行中のアプリ機能を実行することにより発生するデータに対する録音または録画機能を自動的に実行するように制御することができる。
【0071】
次に、制御部160は、ステップ715で接続されたイヤホン装置200を接続解除したか否か、即ち取り外しの有無を監視する。このステップで、イヤホン装置200が接続解除された場合、制御部160は、イヤホン機能終了をサポートする。一方、制御部160は、ステップ715でイヤホン装置200が接続状態を維持した場合、ステップ707に進み、以下の過程を再実行することができる。ここで、制御部160は、イヤホン装置200を着用したか否かの監視を予め定義された一定周期単位で実行し、その結果に従う機能を実行することができる。または、制御部160は、イヤホン装置200が接続された状態では、リアルタイムにイヤホン装置200を着用したか否かを監視することができる。または、制御部160は、イヤホン装置200が接続された後、入力部120などからイヤホン装置200を着用したか否かの監視のための入力信号が受信されれば、イヤホン装置200を着用したか否かの決定及びそれに従う機能を制御することもできる。
【0072】
図8は、本発明の実施形態に従う端末機アプリケーション制御方法のうち、アプリ再生制御方法を説明するための図である。
【0073】
図8を参照すると、本発明のアプリ再生制御方法は、まず制御部160がステップ801で設定によって予め定義された基準波に該当する無電源センサー検出信号を無電源センサー210に送出するように制御する。そして、制御部160は、ステップ803で無電源センサー応答信号に該当する反射波を収集する。無電源センサー応答信号が収集されれば、制御部160は、ステップ805で基準波対比反射波変化程度を予め定義された基準データ153と比較して基準データ153以上か否かを決定する。
【0074】
制御部160は、ステップ805で基準波対比反射波変化程度が基準データ153以上の場合、ステップ807に進み、実行中のアプリを中止し、それに従うデータ格納を実行するか、または以前に実行されたアプリの格納状態からまた再生するように制御する。即ち、制御部160は、基準波対比反射波変化程度が基準データ153以上に受信されてイヤホン装置200の着用状態が解除されたか、またはイヤホン装置200の未着用状態から着用状態に変更されたと判断されれば、ステップ807に進み、イヤホン装置200の着用に従う一定機能を実行するようにサポートすることができる。
【0075】
この場合、無電源センサー210の信号変化のみを検出するように端末機100を設計できるので、無電源センサー210基盤の端末機アプリケーション制御モードの設計をより単純化することができる。例えば、端末機100は、機能実行のために基準波対比反射波変化時点の履歴を一時的に格納することができる。即ち、端末機100は、基準波対比反射波変化時点の直前に端末機100の状態が特定アプリを一時停止した状態であるか、または特定アプリを再生している状態であるかなどに対する履歴を格納する。そして、端末機100は、基準波対比反射板の変化が発生すれば、以前の状態と異なる状態、即ち一時停止されたアプリを再生するか、再生中のアプリを一時停止するように制御することができる。
【0076】
一方、ステップ805で基準波対比反射波変化が基準データ以下の場合、即ち別途のイヤホン装置200の着用または未着用状態の変化がない場合、制御部160は、ステップ809に進み、実行中のアプリを以前と同じ状態を有するように維持することができる。例えば、制御部160は、アプリが一時停止された状態の場合、一時停止状態を維持するように制御し、アプリが再生中の状態の場合、再生状態を維持するように制御することができる。
【0077】
次に、制御部160は、ステップ811でイヤホン装置200の接続解除が発生するか否かを決定する。そして、制御部160は、イヤホン装置200の接続解除がない場合、ステップ801の前に戻り、以下の過程を再度実行することができる。
【0078】
図9は、本発明の実施形態に従う端末機アプリケーション制御方法のうち、自動通話運用方法を説明するための図である。
【0079】
図9を参照すると、本発明の自動通話運用方法は、まず制御部160がステップ901で設定によって基準波に該当する無電源センサー検出信号を無電源センサー210に転送する。そして、制御部160はステップ903で無電源センサー応答信号を収集する。すると、制御部160はステップ905で収集された無電源センサー応答信号がイヤホン装置200の着用状態に該当する信号か否かを決定する。イヤホン装置200の着用状態監視のための過程は、前述したように無電源センサー検出信号及び無電源センサー応答信号変化程度を監視して実行することができる。ステップ905で収集された無電源センサー応答信号監視過程でイヤホン装置200の未着用状態と判定される場合、制御部160は、ステップ907に進み、端末機100の現在状態を維持するように制御する。
【0080】
一方、制御部160は、現在収集された無電源センサー応答信号を監視する過程でイヤホン装置200の着用状態と判定される場合、ステップ909に進み、通話呼発信準備状態か否かを決定する。ここで、通話呼発信準備状態でない場合、制御部160は、ステップ907に進み、端末機100の現在状態を維持することができる。一方、ステップ909で、端末機100の状態が通話呼発信準備状態の場合、制御部160は、ステップ911に進み、自動通話呼発信を実行することができる。通話呼発信準備状態は、特定電話番号が入力された状態、フォンブック情報のうちの特定電話番号が指定された状態などを指す。
【0081】
次に、制御部160は、ステップ913でイヤホン装置200の接続が解除されたか否かを決定する。そして、制御部160は、イヤホン装置200の接続が解除された場合、ステップ915で自動通話呼発信を中止することができる。一方、制御部160は、ステップ913でイヤホン装置200の接続が解除されていない場合、ステップ917に進み、通話接続が実行されたかを決定する。ここで、制御部160は、通話接続が実行された状態の場合、制御部160は、ステップ919に進み、通話接続に従う機能を実行する。そして、制御部160は、通話接続が未実行状態の場合、ステップ911に戻り、以下の過程を再実行してもよい。制御部160は、ステップ907、ステップ915、及びステップ919が実行された後、端末機100の機能運用待機状態に復帰されるように制御することができる。例えば、制御部160は、端末機100の待機画面出力状態に復帰するか、またはイヤホン装置200の接続直前に実行されていた機能状態に復帰するように制御することができる。
【0082】
図10は、本発明の端末機アプリケーション制御方法のうち、ビデオ通話の自動実行を説明するための図である。
【0083】
図10を参照すると、本発明のビデオ通話自動発信方法は、まずステップ1001で制御部160が設定によって基準波に該当する無電源センサー検出信号を転送する。ここで、制御部160は、イヤホンインターフェース170にイヤホン装置200が装着された場合、無電源センサー検出信号を送出することができる。または、制御部160は、イヤホン装置200の装着状態か否かに関係無く、無電源センサー検出信号を送出するように設計されてもよい。
【0084】
次に、制御部160は、ステップ1003で無電源センサー検出信号に対応する無電源センサー応答信号を収集する。そして、制御部160は、ステップ1005に進み、イヤホン装置200を着用したか否かを決定する。このステップで、制御部160は、イヤホン装置200の未着用状態の場合、ステップ1023に進み、端末機100の現在状態を維持するように制御することができる。例えば、制御部160は、ウェブページを表示部140に出力するか、またはファイル編集機能などをサポートすることができる。
【0085】
ステップ1005で、イヤホン装置200の着用状態と判定されれば、制御部160は、ステップ1007に進み、通話呼発信準備状態か否かを決定する。ここで、制御部160は、通話呼発信準備状態でない場合、ステップ1023に進み、端末機100の現在状態を維持することができる。そして、制御部160は、ステップ1007で通話呼発信準備状態の場合、ステップ1009に進み、カメラ注視状態か否かを決定する。このために、制御部160は、通話呼発信準備状態の場合、カメラを活性化し、映像を収集するように制御することができる。そして、制御部160は収集された映像で目及び瞳位置を認識する。ここで、瞳位置または瞳角度が予め定義された一定角度範囲以内か否かによって、制御部160はステップ1009でのカメラ注視状態を決定することができる。
【0086】
ステップ1009で、ユーザがカメラを注視している状態と判定されれば、制御部160は、ステップ1011に分岐して自動ビデオ通話呼発信を実行する。そして、制御部160は、ステップ1009でユーザがカメラを注視していない状態と判定される場合、ステップ1013に進み、一般通話呼自動発信を実行するように制御することができる。
【0087】
次に、制御部160は、ステップ1015に進み、通話接続されたか否かを決定し、通話が接続されれば、ステップ1017に進み、通話接続に従う機能を実行することができる。例えば、制御部160は、ビデオ通話のために、カメラが収集した映像及びマイクが収集したオーディオ信号を他端末機に転送し、他端末機が提供した映像及びオーディオ信号を出力することができる。また、制御部160は、一般音声通話のために、マイクが収集したオーディオ信号を転送し、受信されたオーディオ信号を、イヤホン装置200を通じて出力することができる。
【0088】
一方、制御部160は、ステップ1015で通話接続が実行されていない場合、ステップ1019に進み、イヤホン装置200を着用解除したか否かを監視する。そして、制御部160は、イヤホン装置200の着用が解除された場合、ステップ1021に進み、通話発信を中止するように制御することができる。即ち、制御部160は、自動通話呼発信を実行する際に、他端末機のユーザが通話接続を受諾する前にイヤホン装置200の着用解除が発生すれば、通話呼発信を自動で中止することができる。ステップ1019で、イヤホン装置200の着用が解除されていない場合、ステップ1009に戻って、以下の過程を再実行することができる。
【0089】
図11は、本発明の実施形態に従う端末機アプリケーション制御方法のうち、体温情報の提供方法を説明するための図である。
【0090】
図11を参照すると、本発明の体温情報提供方法では、制御部160が、ステップ1101で、設定によって基準波に該当する無電源センサー検出信号を無電源センサー210に送出し、その後、ステップ1103で無電源センサー応答信号を収集する。ここで、制御部160は、無電源センサー210に基づいてイヤホン装置200の着用者の温度情報を収集するための無電源センサー応答信号分析を遂行する。このために、制御部160は基準データ153の比較過程で無電源センサー応答信号を温度情報と関連した基準データ153と比較することができる。端末機100は、基準データ153を設ける時、無電源センサー応答信号に該当する温度情報を予め格納することができる。
【0091】
次に、制御部160はステップ1105で無電源センサー応答信号に基づいてイヤホン装置200を着用したか否かを決定し、イヤホン装置200の未着用状態と判定されれば、ステップ1113に進み、端末機100の現在状態を維持するように制御することができる。一方、制御部160は、ステップ1105でイヤホン装置200の着用状態と判定されれば、ステップ1107に進み、無電源センサー応答信号に基づいてイヤホン装置200の着用者の体温情報を検出する。そして、制御部160は、ステップ1109で検出された体温情報が基準値以上か否かを監視する。このステップで、制御部160は体温値が予め定義された一定基準値以下の場合、ステップ1113に進み端末機100の現在状態を維持することができる。
【0092】
一方、制御部160は、ステップ1109でイヤホン装置200の着用者の体温情報が一定基準値以上の場合、ステップ1111に進み、体温警告及び関連情報を提供することができる。例えば、制御部160は、イヤホン装置200の着用者に現在体温状態に対する情報を提供し、現在体温状態で取らなければならない行動綱領情報を出力するように制御することができる。この過程で、制御部160は、体温状態に従う行動綱領情報を予め格納して提供するか、または体温状態に従う行動綱領情報を提供してくれるウェブサイトに接続及びそれに従うウェブページを出力することができる。一方、制御部160は、行動綱領情報以外に現在端末機100のユーザが位置した地点を基準に一定範囲内の病院位置情報を地図に出力することもできる。
【0093】
図12は、本発明の実施形態に従う端末機アプリケーション制御方法のうち、オーディオ信号の出力切換方法を説明するための図である。
【0094】
図12を参照すると、本発明のオーディオ信号出力切換方法は、制御部160がステップ1201で無電源センサー検出信号を送出し、ステップ1203で無電源センサー応答信号を収集して、ステップ1205でイヤホン装置200を着用したか否かを決定する。そして、制御部160は、ステップ1205でイヤホン装置200の着用状態と決定されれば、ステップ1213に進み、端末機100の現在状態を維持することができる。
【0095】
一方、ステップ1205で、イヤホン装置200の未着用と決定されれば、ステップ1207でイヤホン装置200の装着を監視する。そして、制御部160はステップ1209でイヤホン装置200を装着したか否かを監視して、イヤホン装置200の装着状態の場合にはステップ1211に進み、オーディオ信号出力パスを端末機100のスピーカーSPKに繋ぐように制御することができる。そして、制御部160は、ステップ1209でイヤホン装置200の未装着状態の場合、ステップ1213に進む。
【0096】
一方、前述した説明では、イヤホン装置200の着用状態を先に監視し、イヤホン装置200の装着状態を後で監視することと説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。即ち、本発明のオーディオ信号出力切換方法は、まずイヤホン装置200を装着したか否かを監視し、イヤホン装置200が装着された状態でイヤホン装置200の未着用状態の場合、オーディオ信号出力パスを端末機100のスピーカーSPKに繋ぐように制御することができる。そして、制御部160は、イヤホン装置200が装着された状態でイヤホン装置200が着用状態の場合、オーディオ信号をイヤホン装置200に出力することができる。
【0097】
図13は、本発明の実施形態に従う端末機アプリケーション制御方法のうち、自動音量調節方法を説明するための図である。
【0098】
図13を参照すると、本発明の自動音量調節方法では、制御部160がステップ1301で無電源センサー検出信号を転送し、ステップ1303でそれに対応する無電源センサー応答信号を収集する。以後、制御部160は、ステップ1305でイヤホン装置200を着用したか否かを監視する。制御部160は、ステップ1305でイヤホン装置200の未着用状態と判定されれば、ステップ1313に進み、端末機100の現在状態を維持することができる。
【0099】
一方、制御部160は、ステップ1305でイヤホン装置200の着用状態と判定されれば、ステップ1307に進み、無電源センサー210に加えられる圧力の大きさを検出する。このために、制御部160は無電源センサー応答信号と基準データ153との比較の際に、圧力検出のために設けられた基準データ153と比較することができる。
【0100】
そして、制御部160は、ステップ1309で検出された圧力の大きさが一定基準値以上か否かを監視する。ここで、制御部160は検出された圧力のサイズが基準値以下の場合、ステップ1313に進み、端末機100の現在状態を維持するとよい。そして、制御部160は検出された圧力のサイズが基準値以上の場合、ステップ1311に進み、自動音量調整を実行することができる。
【0101】
一方、本発明の実施形態に従う端末機100の制御部160は、圧力の大きさに対する複数のレベルを設定し、各レベルによって音量のサイズを相対的により大きくするか、またはより少なくすることができる。これをより詳細に説明すると、イヤホン装置200の着用時、ユーザはイヤホンヘッド201、202を耳に挿入する際に周辺の騒音が大きい場合、イヤホンヘッド201、202を耳の中に一層深く挿入しようとすることがある。この場合、耳殻に単純に引っ掛ける程度に比べて無電源センサー210に加えられる圧力がより大きく検出される。これによって、本発明の制御部160は、無電源センサー210に加えられる圧力が増加するほど、オーディオの音量をより大きく自動設定されるように制御することができ、反対に、無電源センサー210に加えられる圧力が減少するほど、オーディオの音量を相対的に小さくなるように自動制御することができる。
【0102】
図14は、本発明の実施形態に従うアプリケーション制御機能をサポートする端末機の画面インターフェースの一例を示す図である。特に、
図14は、イヤホン装置200の装着と着用状態に従う画面インターフェースの一例を示す図である。
【0103】
図14を参照すると、本発明の端末機100の表示部140は、イヤホン装置200がイヤホンインターフェース170に装着され、イヤホン装置200が着用状態であれば、1401画面のようにイヤホン着用状態であることを表す着用状態情報、イヤホン装置200の着用者の体温情報、イヤホン装置200から送出されるボリューム情報のうちの少なくとも1つを出力することができる。1401画面は、表示部140が着用状態情報、体温情報、及びボリューム情報を全て出力する画面の例として示されているが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0104】
一方、端末機100は、前述した情報の出力のためにリーダー器180を制御して無電源センサー検出信号を送出するように制御することができる。無電源センサー検出信号は、イヤホンインターフェース170に設けられたグランド端子、イヤホン装置200に含まれたグランドラインを通じて転送され、イヤホンヘッド201、202に設けられた無電源センサー210に伝達される。または、無電源センサー検出信号は、無線方式によりリーダー器180から送出されてもよく、このために、リーダー器180は、アンテナ構成をさらに含んでもよい。リーダー器180に含まれたアンテナは、無電源センサー検出信号送出のために無指向性アンテナ形態に設けられてもよい。
【0105】
イヤホンヘッド201、202に配置された無電源センサー210は、無電源センサー検出信号を受信すれば、物理的特性によって該当信号の反射波に該当する無電源センサー応答信号をリーダー器180に伝達する。この際、無電源センサー210は、グランドラインを通じて反射波をリーダー器180に伝達するか、または別にアンテナ部を設けて無線方式によりリーダー器に無電源センサー応答信号をリーダー器180に転送してもよい。一方、前述したように無電源センサー210は、イヤホンヘッド201、202に各々配置されることによって、複数個が設けられてもよく、またセンシング信号検出をより正確にするために、1つのイヤホンヘッドに複数個の無電源センサー210を複数個設けられてもよい。
【0106】
1401画面に表示される情報は一時的に出力されてもよい。そして、一定時間が経過すれば該当情報は、表示部140から除去されてもよい。そして、表示部140は、1403画面のようにイヤホン装置200の装着及び着用状態で実行可能な端末機機能を表示部140に出力することができる。例えば、表示部140は、通話機能、音楽再生機能、ビデオ再生機能、放送受信機能など、オーディオ信号出力を、イヤホン装置200を通じて出力する状況が必要な端末機機能などのリストを表示してもよい。ユーザは、表示部140に出力された機能リストのうちのいずれか1つを選択して該当機能活性化をリクエストすることができる。端末機100は、機能活性化リクエストを受信すれば、該当機能を活性化し、発生されたオーディオ信号をイヤホン装置200を通じて出力してもよい。
【0107】
さらに、表示部140は、1401画面及び1403画面のようにイヤホン装置200が端末機100に装着され、着用者に着用された状態の場合、これを指示する着用インジケータ141をインジケータ領域に出力してもよい。そして、表示部140は、1405画面のようにイヤホン装置200が端末機100に装着されたが、未着用状態の場合、それに対応する未着用インジケータ142をインジケータ領域に出力してもよい。
【0108】
一方、イヤホン装置200の着用状態からイヤホン装置200の未着用状態に変更されれば、端末機100は、1405画面のようにイヤホン装置200の未着用状態であることを表す未着用状態情報を表示部140に出力する。これと共に、端末機100は、イヤホン装置200の未着用に伴う機能を適用する。例えば、端末機100は、オーディオ信号を本体に設けられたスピーカーに出力してもよい。そして、選択的に、端末機100は、オーディオ信号のイヤホン装置200の出力を中止するように制御してもよい。
【0109】
他の例として、端末機100は、イヤホン装置200が未着用状態に変更されれば、実行中のアプリを一時停止するように制御してもよい。この過程で、端末機100は、アプリの一時停止情報を格納し、イヤホン装置200の着用が再開されれば、一時停止情報を用いてアプリ再生を再実行することができる。表示部140は、一時停止されたアプリの一時停止状態を表示することができ、一時停止情報を出力することができる。一時停止情報は再生中のアプリの時間情報であってもよい。例えば、一時停止情報は、オーディオファイルやビデオファイルの一時停止時、一時停止された時点の情報であってもよい。
【0110】
イヤホン装置200がイヤホンインターフェース170から取り外される場合、表示部140は、1407画面のようにイヤホン装置200の装着解除を案内するメッセージを一時的に出力してもよい。そして、表示部140は、一定時間が経過すれば、該当メッセージを表示部140から除去してもよい。この過程で、端末機100は、オーディオ信号を端末機100の本体のスピーカーに出力するように調整することができる。
【0111】
図15は、本発明の実施形態に従うイヤホン装置の動作方法を説明するための図である。
【0112】
図15を参照すると、本発明のイヤホン装置は、まずステップ1501で、イヤホン装置200が端末機100から検出信号を受信する。検出信号を受信するステップで、上記イヤホン装置200の無電源センサー210は、アンテナ部を含み、このアンテナ部を介して上記検出信号を無線で受信することができる。また、イヤホン装置200の無電源センサー210は、上記検出信号をイヤホンヘッドと接続された信号ラインを通じて受信することができる。特に、イヤホン装置200の無電源センサー210は、イヤホンヘッドのグランドラインを通じて検出信号を受信することができる。
【0113】
そして、ステップ1503で、イヤホン装置200が上記受信された検出信号を少なくとも1つの無電源センサー210の現在状態に対応する応答信号に変調する。この際、無電源センサー210は、温度及び圧力変化のうち、少なくとも1つの変化に従う物理的特性が変更されるステップと、上記変更された物理的特性によって上記検出信号を上記応答信号に変調するステップを含んでもよい。そして、無電源センサー210が複数個設けられる場合、上記応答信号を変調するステップは、温度変化によって物理的特性が変更された上記無電源センサーのうち、少なくとも1つに基づいて上記検出信号を変調するステップ、及び圧力変化によって物理的特性が変更された上記無電源センサーのうち、少なくとも1つに基づいて上記検出信号を変調するステップのうち、少なくとも1つのステップを含むことができる。
【0114】
次に、ステップ1505で、イヤホン装置200が、上記変調された応答信号を上記端末機100に出力する。このようなステップを通じて、本発明のイヤホン装置は、検出信号を送信する端末機100に、自身の変更状態、特に物理的変更状態に従う応答信号を送出することができる。この際、イヤホン装置200の無電源センサー210は、アンテナ部を含み、上記アンテナ部に基づいて応答信号を無線で出力することができる。また、イヤホン装置200の無電源センサー210は、上記応答信号をイヤホンヘッドと接続された信号ライン、特にグランドラインを通じて端末機100に出力することができる。
【0115】
以上、説明したように、本発明の実施形態に従う端末機アプリケーション制御方法及びシステムとこれをサポートする端末機によれば、本発明は、イヤホン装置200の装着及び着用の有無によって端末機の機能を適応的に実行することができる。特に、本発明は、イヤホン装置200を着用したか否かの監視のために無電源センサー210を用いることによって、着用感知のための電力消費を最小限とすることができ、また本発明は、イヤホン装置200の着用者の多様な状況に対する情報、例えば温度と圧力変化などの状況によって多様な情報提供が可能である。
【0116】
一方、前述した携帯端末機100は、その提供形態によって多様な追加モジュールをさらに含んでもよい。即ち、上記携帯端末機100は、上記携帯端末機100の有線通信方式、または無線通信方式によるデータ送受信のためのインターフェース、インターネットネットワークと通信してインターネット機能を実行するインターネット通信モジュールのように、上記されていない構成をさらに含むこともできる。このような構成要素はディジタル機器のコンバージェンス(convergence)の動向によって非常に多様に変形されうるので、全て列挙することはできないが、上記言及された構成要素と同等な水準の構成要素が上記デバイスにさらに含まれて構成されてもよい。また、本発明の端末機100は、その提供形態によって上記した構成から特定構成が除外されたり、他の構成に取り替えたりすることもできることは勿論である。これは、本技術分野の通常の知識を有する者であれば、容易に理解することができる。
【0117】
また、本発明の実施形態に従う上記携帯端末機100は、例えば上記端末機100は多様な通信システムに対応する通信プロトコル(communication protocols)に基づいて動作する全ての移動通信端末機(mobile communication terminals)をはじめとして、PMP(Portable Multimedia Player)、ディジタル放送プレーヤー、PDA(Personal Digital Assistant)、音楽再生機(例えば、MP3プレーヤー)、携帯ゲーム端末、スマートフォン(Smart Phone)、ノートブック(Notebook)、及びハンドヘルドPCなど、全ての情報通信機器とマルチメディア及びそれに対する応用機器とを含むことができる。
【0118】
一方、本明細書と図面を通じて、本発明の好ましい実施形態に対して説明し、特定の用語が使われたが、これは単に本発明の技術内容を容易に説明し、発明の理解を助けるための一般的な意味で使われたものであり、本発明の範囲を限定しようとするものではない。ここに開示された実施形態の他にも本発明の技術的思想に基づいた他の変形例が実施可能であるということは、本発明が属する技術分野で通常の知識を有する者に自明である。