特許第6403402号(P6403402)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2015.5.11 β版

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特許6403402通信装置、基地局装置、通信システムおよび通信方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6403402
(24)【登録日】2018年9月21日
(45)【発行日】2018年10月10日
(54)【発明の名称】通信装置、基地局装置、通信システムおよび通信方法
(51)【国際特許分類】
   H04W 24/04 20090101AFI20181001BHJP
   H04W 72/04 20090101ALI20181001BHJP
   H04W 16/32 20090101ALI20181001BHJP
   H04W 76/30 20180101ALI20181001BHJP
【FI】
   H04W24/04
   H04W72/04 111
   H04W16/32
   H04W76/30
【請求項の数】16
【全頁数】24
(21)【出願番号】特願2014-48899(P2014-48899)
(22)【出願日】2014年3月12日
(65)【公開番号】特開2015-173402(P2015-173402A)
(43)【公開日】2015年10月1日
【審査請求日】2016年7月21日
(73)【特許権者】
【識別番号】000208891
【氏名又は名称】KDDI株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100106909
【弁理士】
【氏名又は名称】棚井 澄雄
(74)【代理人】
【識別番号】100064908
【弁理士】
【氏名又は名称】志賀 正武
(74)【代理人】
【識別番号】100146835
【弁理士】
【氏名又は名称】佐伯 義文
(72)【発明者】
【氏名】山本 俊明
(72)【発明者】
【氏名】大関 武雄
(72)【発明者】
【氏名】小西 聡
【審査官】 青木 健
(56)【参考文献】
【文献】 特開2011−087200(JP,A)
【文献】 国際公開第2013/161798(WO,A1)
【文献】 国際公開第2012/063581(WO,A1)
【文献】 Ericsson,Signalling procedures for dual connectivity,3GPP TSG-RAN WG2#84 R2-134219,2013年11月11日
【文献】 NTT DOCOMO, INC.,TP to TR 36.842 on SeNB modification and release,3GPP TSG-RAN WG2#84 R2-134620,2013年11月11日
【文献】 CATT,Overall Signaling flow over S1/Xn for 1A,3GPP TSG-RAN WG3#82 R3-132036,2013年11月11日
【文献】 Huawei, Hisilicon,System impact for "Small Cell Enhancement" work in RAN,3GPP TSG-SA WG2♯101 S2-140175,2014年 1月20日
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04W 4/00 − 99/00
H04B 7/24 − 7/26
3GPP TSG RAN WG1−4
SA WG1−4
CT WG1,4
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
通信装置から送信されるデータ信号を受信し当該データ信号を端末装置に対して送信することを行う第1の基地局装置と、端末管理装置から送信される制御信号を受信し当該制御信号を前記端末装置に対して送信することを行う第2の基地局装置と、を有する通信システムにおける前記通信装置であって、
前記第1の基地局装置との間の通信の状態を監視する通信監視部と、
前記通信監視部により前記第1の基地局装置との間の通信の状態が所定の通信状態であることが検出された場合に、所定の通知を行うように制御する通知制御部と、を備え、
前記所定の通信状態は、前記通信装置から前記第1の基地局装置に対して信号を送信した場合に、所定の時間内に、前記第1の基地局装置から当該信号の応答の信号が受信されなかったという通信状態であ
前記通知制御部は、前記第2の基地局装置に対して、所定のリソースの解放を行う通知を行う、
通信装置。
【請求項2】
通信装置から送信されるデータ信号を受信し当該データ信号を端末装置に対して送信することを行う第1の基地局装置と、端末管理装置から送信される制御信号を受信し当該制御信号を前記端末装置に対して送信することを行う第2の基地局装置と、を有する通信システムにおける前記通信装置であって、
前記第1の基地局装置との間の通信の状態を監視する通信監視部と、
前記通信監視部により前記第1の基地局装置との間の通信の状態が所定の通信状態であることが検出された場合に、所定の通知を行うように制御する通知制御部と、
前記通信監視部により前記第1の基地局装置との間の通信の状態が前記所定の通信状態であることが検出された場合に、所定のリソースの解放を行うように制御するリソース解放制御部と、を備え、
前記所定の通信状態は、前記通信装置から前記第1の基地局装置に対して信号を送信した場合に、所定の時間内に、前記第1の基地局装置から当該信号の応答の信号が受信されなかったという通信状態である、
通信装置。
【請求項3】
前記通知制御部は、前記第2の基地局装置に対して、所定のリソースの解放を行う通知を行う、
請求項2に記載の通信装置。
【請求項4】
前記通信監視部は、タイマーを用いて、前記第1の基地局装置との間の通信の状態を監視する、
請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の通信装置。
【請求項5】
前記第1の基地局装置と前記第2の基地局装置のうちの一方または両方に対してデータ信号を送信するように制御するデータ通信制御部を備える、
請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の通信装置。
【請求項6】
通信装置から送信されるデータ信号を受信し当該データ信号を端末装置に対して送信することを行う第1の基地局装置と、端末管理装置から送信される制御信号を受信し当該制御信号を前記端末装置に対して送信することを行う第2の基地局装置と、を有する通信システムにおける前記第1の基地局装置であって、
前記通信装置との間の通信の状態を監視する通信監視部と、
前記通信監視部により前記通信装置との間の通信の状態が所定の通信状態であることが検出された場合に、所定の通知を行うように制御する通知制御部と、を備え、
前記所定の通信状態は、前記第1の基地局装置から前記通信装置に対して信号を送信した場合に、所定の時間内に、前記通信装置から当該信号の応答の信号が受信されなかったという通信状態であ
前記通知制御部は、前記第2の基地局装置に対して、所定のリソースの解放を行う通知を行う、
基地局装置。
【請求項7】
通信装置から送信されるデータ信号を受信し当該データ信号を端末装置に対して送信することを行う第1の基地局装置と、端末管理装置から送信される制御信号を受信し当該制御信号を前記端末装置に対して送信することを行う第2の基地局装置と、を有する通信システムにおける前記第1の基地局装置であって、
前記通信装置との間の通信の状態を監視する通信監視部と、
前記通信監視部により前記通信装置との間の通信の状態が所定の通信状態であることが検出された場合に、所定の通知を行うように制御する通知制御部と、
前記通信監視部により前記通信装置との間の通信の状態が前記所定の通信状態であることが検出された場合に、所定のリソースの解放を行うように制御するリソース解放制御部と、を備え、
前記所定の通信状態は、前記第1の基地局装置から前記通信装置に対して信号を送信した場合に、所定の時間内に、前記通信装置から当該信号の応答の信号が受信されなかったという通信状態である、
基地局装置。
【請求項8】
前記通知制御部は、前記第2の基地局装置に対して、所定のリソースの解放を行う通知を行う、
請求項7に記載の基地局装置。
【請求項9】
前記通信監視部は、タイマーを用いて、前記通信装置との間の通信の状態を監視する、
請求項6から請求項8のいずれか1項に記載の基地局装置。
【請求項10】
前記通信装置から送信される前記データ信号を受信し、当該データ信号を前記端末装置に対して送信するように制御するデータ通信制御部を備える、
請求項6から請求項9のいずれか1項に記載の基地局装置。
【請求項11】
通信装置と、端末装置と、端末管理装置と、前記通信装置から送信されるデータ信号を受信し当該データ信号を前記端末装置に対して送信することを行う第1の基地局装置と、前記端末管理装置から送信される制御信号を受信し当該制御信号を前記端末装置に対して送信することを行う第2の基地局装置と、を有する通信システムであって、
前記通信装置と前記第1の基地局装置との間の通信の状態を監視し、
前記通信装置と前記第1の基地局装置との間の通信の状態が所定の通信状態であることが検出された場合に、所定の通知を行い、
前記所定の通信状態は、前記通信装置と前記第1の基地局装置とのうちの一方の装置から他方の装置に対して信号を送信した場合に、所定の時間内に、前記他方の装置から当該信号の応答の信号が受信されなかったという通信状態であ
前記所定の通知は、前記第2の基地局装置に対して、所定のリソースの解放を行う通知である、
通信システム。
【請求項12】
通信装置と、端末装置と、端末管理装置と、前記通信装置から送信されるデータ信号を受信し当該データ信号を前記端末装置に対して送信することを行う第1の基地局装置と、前記端末管理装置から送信される制御信号を受信し当該制御信号を前記端末装置に対して送信することを行う第2の基地局装置と、を有する通信システムであって、
前記通信装置と前記第1の基地局装置との間の通信の状態を監視し、
前記通信装置と前記第1の基地局装置との間の通信の状態が所定の通信状態であることが検出された場合に、所定の通知を行い、
前記通信装置と前記第1の基地局装置との間の通信の状態が前記所定の通信状態であることが検出された場合に、所定のリソースの解放を行うように制御し、
前記所定の通信状態は、前記通信装置と前記第1の基地局装置とのうちの一方の装置から他方の装置に対して信号を送信した場合に、所定の時間内に、前記他方の装置から当該信号の応答の信号が受信されなかったという通信状態である、
通信システム。
【請求項13】
前記所定の通知は、前記第2の基地局装置に対して、所定のリソースの解放を行う通知である、
請求項12に記載の通信システム。
【請求項14】
通信装置と、端末装置と、端末管理装置と、前記通信装置から送信されるデータ信号を受信し当該データ信号を前記端末装置に対して送信することを行う第1の基地局装置と、前記端末管理装置から送信される制御信号を受信し当該制御信号を前記端末装置に対して送信することを行う第2の基地局装置と、を有する通信システムにおける通信方法であって、
前記通信装置と前記第1の基地局装置との間の通信の状態を監視し、
前記通信装置と前記第1の基地局装置との間の通信の状態が所定の通信状態であることが検出された場合に、所定の通知を行い、
前記所定の通信状態は、前記通信装置と前記第1の基地局装置とのうちの一方の装置から他方の装置に対して信号を送信した場合に、所定の時間内に、前記他方の装置から当該信号の応答の信号が受信されなかったという通信状態であ
前記所定の通知は、前記第2の基地局装置に対して、所定のリソースの解放を行う通知である、
通信方法。
【請求項15】
通信装置と、端末装置と、端末管理装置と、前記通信装置から送信されるデータ信号を受信し当該データ信号を前記端末装置に対して送信することを行う第1の基地局装置と、前記端末管理装置から送信される制御信号を受信し当該制御信号を前記端末装置に対して送信することを行う第2の基地局装置と、を有する通信システムにおける通信方法であって、
前記通信装置と前記第1の基地局装置との間の通信の状態を監視し、
前記通信装置と前記第1の基地局装置との間の通信の状態が所定の通信状態であることが検出された場合に、所定の通知を行い、
前記通信装置と前記第1の基地局装置との間の通信の状態が前記所定の通信状態であることが検出された場合に、所定のリソースの解放を行うように制御し、
前記所定の通信状態は、前記通信装置と前記第1の基地局装置とのうちの一方の装置から他方の装置に対して信号を送信した場合に、所定の時間内に、前記他方の装置から当該信号の応答の信号が受信されなかったという通信状態である、
通信方法。
【請求項16】
前記所定の通知は、前記第2の基地局装置に対して、所定のリソースの解放を行う通知である、
請求項15に記載の通信方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、通信装置、基地局装置、通信システムおよび通信方法に関する。
【背景技術】
【0002】
3GPPで検討されているLTE−Advancedシステムでは、周波数利用効率とピークスループットの向上を目的として、複数の周波数帯域(コンポーネントキャリア(CC:Component Carrier))を同時に使用するキャリアアグリゲーション(CA:Carrier Aggregation)技術が採用されている(非特許文献1参照。)。
【0003】
キャリアアグリゲーションの一つの形態であるインターサイト キャリアアグリゲーション(Inter−Site CA)では、移動端末装置(UE:User Equipment)は、異なる場所に設置された複数の基地局装置(eNB:E−UTRAN NodeB)と同時に接続し、基地局装置毎に異なる周波数帯域(CC)を使用して通信する。
さらに、基地局装置と移動端末装置との通信において、C−PlaneとU−Planeを分離して、それぞれを異なる基地局装置を介して伝送するネットワーク形態(デュアルコネクティビティ:Dual Connectivity)が提案されている(非特許文献2参照。)。
【0004】
ここで、C−Planeは、移動端末装置の接続管理(ユーザ管理)やモビリティ制御を行うためのプロトコルである。移動端末装置の接続管理に関する情報は、MME(Mobility Management Entity)で保持される。MMEは、ユーザ管理や、モビリティ制御関連の処理を行う。
U−Planeは、ユーザトラヒックやスケジューリング情報の送受信に関するプロトコルである。基地局装置と移動端末装置で構成されるモバイルネットワークは、S−GW(Serving−Gateway)を介して外部のインターネットと接続される。
【0005】
デュアルコネクティビティにおいて、C−Planeのデータの送受信を司る基地局装置をMeNB(Master eNB)と呼ぶ。MeNBは、主に、移動端末装置のカバレッジ確保のために広くエリア展開される。MeNBは、U−Planeの送受信も行う。
一方、U−Planeのみを送受信する基地局装置をSeNB(Secondary eNB)と呼ぶ。SeNBは、主に、容量拡大のためにスポット的に設置される。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0006】
【非特許文献1】3GPP TS36.300 v11.3.0、 “E−UTRA and E−UTRAN overall description”、 2012−09.
【非特許文献2】NTT DOCOMO INC.、 “Requirements, Candidate Solutions & Technology Roadmap for LTE Rel−12 Onward”、 3GPP Workshop on Release 12 and onwards、 RWS−120010、 June 11−12、 2012.
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、LTEの通信システムでは、S−GWからSeNBを経由してUEにU−Planeのデータを送信する通信経路でトラヒックを送受信する場合に、S−GWとSeNBとの間の通信経路(バックホール(backhaul)回線)に不具合が生じたとき、または、通信対象となるトラヒックがなくなったときには、システムの効率が低下するという問題があった。
【0008】
具体的には、S−GWとSeNBとの間の通信経路に不具合が生じたときに、S−GWとSeNBとの接続状態が継続すると、スループット(ユーザスループット)の低下や、SeNBとの接続状態を継続するために生じるUEにおける電力浪費や、S−GWやMMEやSeNBやMeNBにおける不要なユーザ情報の管理によるリソース浪費により、システムの効率が低下する。
また、S−GWとSeNBとの間の通信経路における通信対象となるトラヒックがなくなったときに、S−GWとSeNBとの接続状態が継続すると、SeNBとの接続状態を継続するために生じるUEにおける電力浪費や、S−GWやMMEやSeNBやMeNBにおける不要なユーザ情報の管理によるリソース浪費により、システムの効率が低下する。
【0009】
本発明は、このような事情を考慮してなされたもので、S−GWからSeNBを経由してUEにU−Planeのデータを送信する通信経路について、効率化を図ることができる通信装置、基地局装置、通信システムおよび通信方法を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
(1)上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る通信装置は、通信装置から送信されるデータ信号を受信し当該データ信号を端末装置に対して送信することを行う第1の基地局装置と、端末管理装置から送信される制御信号を受信し当該制御信号を前記端末装置に対して送信することを行う第2の基地局装置と、を有する通信システムにおける前記通信装置であって、前記第1の基地局装置との間の通信の状態を監視する通信監視部と、前記通信監視部により前記第1の基地局装置との間の通信の状態が所定の通信状態であることが検出された場合に、所定の通知を行うように制御する通知制御部と、を備える。前記所定の通信状態は、前記通信装置から前記第1の基地局装置に対して信号を送信した場合に、所定の時間内に、前記第1の基地局装置から当該信号の応答の信号が受信されなかったという通信状態である。
【0011】
(2)本発明の一態様は、上記した(1)に記載の通信装置において、前記通知制御部は、前記第2の基地局装置に対して、所定のリソースの解放を行う通知を行う、構成が用いられてもよい。
【0012】
(3)本発明の一態様は、上記した(1)または上記した(2)のいずれか1つに記載の通信装置において、前記通信監視部により前記第1の基地局装置との間の通信の状態が所定の通信状態であることが検出された場合に、所定のリソースの解放を行うように制御するリソース解放制御部を備える、構成が用いられてもよい。
【0013】
(4)本発明の一態様は、上記した(1)から上記した(3)のいずれか1つに記載の通信装置において、前記通信監視部は、タイマーを用いて、前記第1の基地局装置との間の通信の状態を監視する、構成が用いられてもよい。
【0014】
(5)本発明の一態様は、上記した(1)から上記した(4)のいずれか1つに記載の通信装置において、前記第1の基地局装置と前記第2の基地局装置のうちの一方または両方に対してデータ信号を送信するように制御するデータ通信制御部を備える、構成が用いられてもよい。
【0015】
(6)上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る基地局装置は、通信装置から送信されるデータ信号を受信し当該データ信号を端末装置に対して送信することを行う第1の基地局装置と、端末管理装置から送信される制御信号を受信し当該制御信号を前記端末装置に対して送信することを行う第2の基地局装置と、を有する通信システムにおける前記第1の基地局装置であって、前記通信装置との間の通信の状態を監視する通信監視部と、前記通信監視部により前記通信装置との間の通信の状態が所定の通信状態であることが検出された場合に、所定の通知を行うように制御する通知制御部と、を備える。前記所定の通信状態は、前記第1の基地局装置から前記通信装置に対して信号を送信した場合に、所定の時間内に、前記通信装置から当該信号の応答の信号が受信されなかったという通信状態である。
【0016】
(7)本発明の一態様は、上記した(6)に記載の基地局装置において、前記通知制御部は、前記第2の基地局装置に対して、所定のリソースの解放を行う通知を行う、構成が用いられてもよい。
【0017】
(8)本発明の一態様は、上記した(6)または上記した(7)のいずれか1つに記載の基地局装置において、前記通信監視部により前記通信装置との間の通信の状態が所定の通信状態であることが検出された場合に、所定のリソースの解放を行うように制御するリソース解放制御部を備える、構成が用いられてもよい。
【0018】
(9)本発明の一態様は、上記した(6)から上記した(8)のいずれか1つに記載の基地局装置において、前記通信監視部は、タイマーを用いて、前記通信装置との間の通信の状態を監視する、構成が用いられてもよい。
【0019】
(10)本発明の一態様は、上記した(6)から上記した(9)のいずれか1つに記載の基地局装置において、前記通信装置から送信される前記データ信号を受信し、当該データ信号を前記端末装置に対して送信するように制御するデータ通信制御部を備える、構成が用いられてもよい。
【0020】
(11)上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る基地局装置は、通信装置から送信されるデータ信号を受信し当該データ信号を端末装置に対して送信することを行う第1の基地局装置と、端末管理装置から送信される制御信号を受信し当該制御信号を前記端末装置に対して送信することを行う第2の基地局装置と、を有する通信システムにおける前記第2の基地局装置であって、前記通信装置と前記第1の基地局装置との間の通信の状態が所定の通信状態であることが検出されたことに応じた通知を受信した場合に、所定の通知を行うように制御する通知制御部と、前記端末管理装置から送信される前記制御信号を受信し、当該制御信号を前記端末装置に対して送信するように制御する制御信号通信制御部と、を備える。
【0021】
(12)本発明の一態様は、上記した(11)に記載の基地局装置において、前記通知制御部は、前記通信装置から、前記通信装置と前記第1の基地局装置との間の通信の状態が所定の通信状態であることが検出されたことに応じた通知を受信した場合に、前記端末装置、前記端末管理装置および前記第1の基地局装置のうちの1つ以上に対して、前記所定の通知を行うように制御する、構成が用いられてもよい。
【0022】
(13)本発明の一態様は、上記した(11)に記載の基地局装置において、前記通知制御部は、前記第1の基地局装置から、前記通信装置と前記第1の基地局装置との間の通信の状態が所定の通信状態であることが検出されたことに応じた通知を受信した場合に、前記端末装置、前記端末管理装置および前記通信装置のうちの1つ以上に対して、前記所定の通知を行うように制御する、構成が用いられてもよい。
【0023】
(14)本発明の一態様は、上記した(11)から上記した(13)のいずれか1つに記載の基地局装置において、前記通信装置から送信される前記データ信号を受信し、当該データ信号を前記端末装置に対して送信するように制御するデータ通信制御部を備える、構成が用いられてもよい。
【0024】
(15)上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る通信システムは、通信装置と、端末装置と、端末管理装置と、前記通信装置から送信されるデータ信号を受信し当該データ信号を前記端末装置に対して送信することを行う第1の基地局装置と、前記端末管理装置から送信される制御信号を受信し当該制御信号を前記端末装置に対して送信することを行う第2の基地局装置と、を有する通信システムであって、前記通信装置と前記第1の基地局装置との間の通信の状態を監視し、前記通信装置と前記第1の基地局装置との間の通信の状態が所定の通信状態であることが検出された場合に、所定の通知を行う。前記所定の通信状態は、前記通信装置と前記第1の基地局装置とのうちの一方の装置から他方の装置に対して信号を送信した場合に、所定の時間内に、前記他方の装置から当該信号の応答の信号が受信されなかったという通信状態である。
【0025】
(16)上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る通信方法は、通信装置と、端末装置と、端末管理装置と、前記通信装置から送信されるデータ信号を受信し当該データ信号を前記端末装置に対して送信することを行う第1の基地局装置と、前記端末管理装置から送信される制御信号を受信し当該制御信号を前記端末装置に対して送信することを行う第2の基地局装置と、を有する通信システムにおける通信方法であって、前記通信装置と前記第1の基地局装置との間の通信の状態を監視し、前記通信装置と前記第1の基地局装置との間の通信の状態が所定の通信状態であることが検出された場合に、所定の通知を行う。前記所定の通信状態は、前記通信装置と前記第1の基地局装置とのうちの一方の装置から他方の装置に対して信号を送信した場合に、所定の時間内に、前記他方の装置から当該信号の応答の信号が受信されなかったという通信状態である。
【発明の効果】
【0026】
本発明によれば、S−GWからSeNBを経由してUEにU−Planeのデータを送信する通信経路について、効率化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0027】
図1】本発明の一実施形態に係るS−GWの概略的な構成を示すブロック図である。
図2】本発明の一実施形態に係るMeNBの概略的な構成を示すブロック図である。
図3】本発明の一実施形態(第1実施形態)に係る通信システムにおける処理の概略を示すブロック図である。
図4】本発明の一実施形態(第1実施形態)に係る通信システムにおいて行われる処理の手順の一例を示すシーケンス図である。
図5】本発明の一実施形態に係るSeNBの概略的な構成を示すブロック図である。
図6】本発明の一実施形態(第2実施形態)に係る通信システムにおける処理の概略を示すブロック図である。
図7】本発明の一実施形態(第2実施形態)に係る通信システムにおいて行われる処理の手順の一例を示すシーケンス図である。
図8】S−GWによりU−Planeのデータを分離する場合におけるU−Planeのデータの通信の一例を示す図である。
図9】S−GWとSeNBとの間の通信経路に不具合が生じたときの様子の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0028】
以下、図面を参照し、本発明の実施形態について説明する。
[デュアルコネクティビティ時におけるU−Planeのデータの通信の説明]
まず、図8を参照して、デュアルコネクティビティ時におけるU−Planeのデータの通信について説明する。
図8は、S−GW2によりU−Planeのデータを分離する場合におけるU−Planeのデータの通信(1A:S−GW flow splitting)の一例を示す図である。
図8には、UE1と、SeNB11およびその無線の通信領域101と、MeNB12およびその無線の通信領域102と、S−GW2と、MME3と、インターネット(Internet)4を示してある。
【0029】
C−Planeのデータについては、MME3がMeNB12にC−Planeのデータを送信し、MeNB12が当該データをUE1に送信する。
U−Planeのデータについては、S−GW2がインターネット4からのU−PlaneのデータのうちでSeNB11を経由させるデータを分離してSeNB11に送信し、SeNB11が当該データをUE1に送信する。また、S−GW2は、インターネット4からのU−Planeのデータのうちで残りのデータ(MeNB12を経由させるデータ)をMeNB12に送信し、MeNB12が当該データをUE1に送信する。
【0030】
このように、図8の例では、S−GW2において、U−Planeのデータについて、SeNB11を経由させるトラヒックを分離し、S−GW2からSeNB11に直接送信する。これにより、C−PlaneのデータはMeNB12を介して送受信され、U−PlaneのデータはMeNB12とSeNB11とのいずれか一方、または、両方を介して送受信される。
【0031】
なお、S−GW2からSeNB11を経由してUE1にU−Planeのデータを送信する通信経路は、例えば、S−GW2からMeNB12を経由してUE1にU−Planeのデータを送信する通信経路から切り替えられることで実現され、または、最初から新たに確立されることで実現される。
【0032】
ここで、図示を省略するが、図8の例とは異なる通信方法として、C/U分離を用いたMeNB12とSeNB11の同時通信(3C:MeNB bearer splitting)がある。
具体的には、C−Planeのデータについては、MME3がMeNB12にC−Planeのデータを送信し、MeNB12が当該データをUE1に送信する。
U−Planeのデータについては、インターネット4からのU−PlaneのデータをS−GW2がMeNB12に送信する。MeNB12は受信したU−PlaneのデータのうちでSeNB11を経由させるデータを分離してSeNB11に送信し、SeNB11が当該データをUE1に送信する。また、MeNB12は、受信したU−Planeのデータのうちで残りのデータ(UE1に直接送信するデータ)をUE1に送信する。
このように、本通信(3C)の例では、U−Planeのデータについて、S−GW2とMeNB12との間では1本のベアラ(Bearer)が存在し、MeNB12において2本のベアラ(MeNB12とUE1との間の1本のベアラ、MeNB12とSeNB11との間の1本のベアラ)に分けられる。
【0033】
[S−GWとSeNBとの間の通信経路に不具合が生じたときなどの説明]
図9は、S−GW2とSeNB11との間の通信経路に不具合が生じたときの様子の一例を示す図である。
図8の例のように、S−GW2からSeNB11を経由してUE1にU−Planeのデータを送信する通信経路でトラヒックを送受信する場合に、S−GW2とSeNB11との間の通信経路(バックホール回線)に物理的な接続断などにより不具合が生じたときには、例えば、S−GW2がSeNB11に対して通信対象のデータを何度も再送することによるスループットの低下や、UE1における電力浪費や、S−GW2やMME3やSeNB11やMeNB12における不要なユーザ情報の管理によるリソース浪費により、システムの効率が低下する。
また、S−GW2からSeNB11を経由してUE1にU−Planeのデータを送信する通信経路でトラヒックを送受信する場合に、通信対象となるトラヒックがなくなったときには、UE1における電力浪費や、S−GW2やMME3やSeNB11やMeNB12における不要なユーザ情報の管理によるリソース浪費により、システムの効率が低下する。
【0034】
[第1実施形態]
以下では、各装置等の符号として、図8および図9に示されるものと同じ符号を付して説明する。
<通信システムの概要>
図1は、本発明の一実施形態に係るS−GW2の概略的な構成を示すブロック図である。
本実施形態に係るS−GW2は、通信部211と、記憶部212と、制御部213を備える。
制御部213は、通信監視部231と、リソース解放制御部232と、リソース解放通知制御部233を備える。
【0035】
通信部211は、外部の装置との間で無線や有線で通信する。本実施形態では、通信部211は、有線(または、無線)により、SeNB11との間や、MeNB12との間で、信号を送受信する。
記憶部212は、メモリを用いて構成されており、各種のデータを記憶する。具体例として、記憶部212は、制御部213により使用されるプログラムのデータや、各種のパラメータのデータや、データ通信に関するデータなどを記憶する。
【0036】
制御部213は、所定のプログラムを実行することで、各種の処理や制御を行う。
通信監視部231は、自装置(S−GW2)とSeNB11との間の通信経路を使用するU−Planeのデータの通信状態を監視する。本実施形態では、通信監視部231は、設置されたタイマーを用いて、自装置(S−GW2)とSeNB11との間の通信状態を監視する。
リソース解放制御部232は、通信監視部231により所定の通信状態が検出された場合に、自装置(S−GW2)とSeNB11との間の接続状態を解放するように制御し、これにより、自装置のリソースを解放する。
リソース解放通知制御部233は、通信監視部231により所定の通信状態が検出された場合に、自装置(S−GW2)とSeNB11との間の通信経路を使用するU−Planeのデータの通信状態を解放するための通知を他の装置(例えば、MeNB12)に行うように制御する。
データ通信制御部234は、U−Planeのデータの通信を制御する。
【0037】
ここで、S−GW2とSeNB11との間の通信経路を使用するU−Planeのデータの通信状態を解放する契機となる前記した所定の通信状態としては、本実施形態では、S−GW2からSeNB11に対して信号を送信した場合に、所定の時間内に、SeNB11から当該信号の応答の信号が受信されなかったという通信状態が用いられる。
他の構成例として、前記した所定の通信状態として、所定の時間内に、S−GW2とSeNB11との間で通信される信号がなかったという通信状態が用いられてもよい。
また、前記した所定の通信状態として、2種類以上の通信状態が用いられてもよい。
【0038】
図2は、本発明の一実施形態に係るMeNB12の概略的な構成を示すブロック図である。
本実施形態に係るMeNB12は、通信部311と、記憶部312と、制御部313を備える。
制御部313は、リソース解放通知制御部331と、データ通信制御部332と、制御信号通信制御部333を備える。
【0039】
通信部311は、外部の装置との間で無線や有線で通信する。本実施形態では、通信部311は、通信領域102に存在するUE1との間で、無線により信号を送受信(送信や受信)する。また、通信部311は、有線(または、無線)により、S−GW2との間や、SeNB11との間で、信号を送受信する。
記憶部312は、メモリを用いて構成されており、各種のデータを記憶する。具体例として、記憶部312は、制御部313により使用されるプログラムのデータや、各種のパラメータのデータや、データ通信に関するデータなどを記憶する。
【0040】
制御部313は、所定のプログラムを実行することで、各種の処理や制御を行う。
リソース解放通知制御部331は、S−GW2から、S−GW2とSeNB11との間の通信経路を使用するU−Planeのデータの通信状態を解放するための通知が受信された場合に、その通知を他の装置(例えば、UE1や、MME3や、SeNB11)に行うように制御する。
データ通信制御部332は、U−Planeのデータの通信を制御する。
制御信号通信制御部333は、C−Planeのデータの通信を制御する。
【0041】
図3は、本発明の一実施形態(第1実施形態)に係る通信システムにおける処理の概略を示すブロック図である。
図3には、UE1と、SeNB11およびその無線の通信領域101と、MeNB12およびその無線の通信領域102と、S−GW2と、MME3と、インターネット4を示してある。
本実施形態では、UE1は、SeNB11の通信領域101とMeNB12の通信領域102の重複部に存在するとする。
なお、他の構成例として、1個のMeNBに対して、2個以上のSeNBが設けられる構成が用いられてもよい。
【0042】
図3および図4を参照して、本発明の一実施形態(第1実施形態)に係る通信システムにおいて行われる処理の手順の一例を示す。
図4は、本発明の一実施形態(第1実施形態)に係る通信システムにおいて行われる処理の手順の一例を示すシーケンス図である。
ここで、図3に示される手順(1)〜手順(5)について、手順(1)では図4に示される処理T1が行われ、手順(2)では図4に示される処理T2−1〜処理T2−2が行われ、手順(3)では図4に示される処理T3が行われ、手順(4)では図4に示される処理T4−1〜処理T4−3が行われ、手順(5)では図4に示される処理T5−1〜処理T5−2が行われる。
【0043】
(前提)
まず、S−GW2からSeNB11を経由してUE1にU−Planeのデータを送信する通信経路が確立されているとする。この場合、S−GW2とSeNB11とは接続状態にあり、SeNB11とUE1とは接続状態にある。また、S−GW2やMME3やSeNB11は、デュアルコネクティビティについて、当該UE1に関する情報(ユーザ情報)を記憶して管理している。ユーザ情報としては、様々な情報が用いられてもよく、例えば、該当するUE1(または、その使用者)を識別などする情報や、該当するUE1により使用する通信経路に関する情報などが含まれてもよい。
【0044】
手順(1)
S−GW2では、SeNB11に対して所定の信号(メッセージ)を送信すると、通信監視部231は、通信断を検出(検知)するためのタイマーの発動(カウントの開始)を行う(処理T1)。
ここで、タイマーの発動を行う契機とする前記した所定の信号としては、例えば、すべての任意の信号であってもよく、または、あらかじめ定められた特定の信号であってもよく、または、疑似乱数などを用いてランダムに決定された信号であってもよい。
【0045】
手順(2)
S−GW2では、SeNB11に対して所定の信号を送信してタイマーの発動を行った後に、当該タイマーのカウント値が所定値(例えば、一定時間)になる前に当該SeNB11から当該信号に対する応答の信号を受信した場合には、通信監視部231は、当該タイマーのカウント値をリセット(例えば、ゼロ(0)にリセット)する。
一方、S−GW2では、SeNB11に対して所定の信号を送信してタイマーの発動を行った後に、当該タイマーのカウント値が所定値になった場合には、通信監視部231は、当該タイマーが満了したと判定する(処理T2−1)。この場合、本実施形態では、S−GW2とSeNB11との間の通信経路(バックホール回線)に不具合が生じたとみなす。
ここで、前記したカウント値に関する所定値(タイマーが満了するカウント値)としては、様々な値が用いられてもよい。
【0046】
S−GW2では、タイマーが満了したことに応じて、リソース解放制御部232は、自装置(S−GW2)から該当するSeNB11を経由してUE1にU−Planeのデータを送信する通信経路を使用する当該UE1に関するリソースを解放する(処理T2−2)。S−GW2において、解放するリソースとしては、例えば、当該UE1に関して記憶部212により記憶(管理)される情報があり、この場合、記憶部212から当該情報を消去することで解放する。
なお、このようなS−GW2におけるリソースの解放は、例えば、より後における任意のタイミングで行われてもよい。
【0047】
手順(3)
S−GW2では、タイマーが満了したことに応じて、リソース解放通知制御部233は、MeNB12に対して、自装置(S−GW2)から該当するSeNB11を経由してUE1にU−Planeのデータを送信する通信経路を使用する当該UE1に関するリソースを解放することを通知する信号(本実施形態では、タイマーの満了を通知する信号)を送信する(処理T3)。
【0048】
手順(4)
MeNB12では、S−GW2から前記した通知の信号を受信すると、リソース解放通知制御部331は、その旨を通知する信号(本実施形態では、デュアルコネクティビティの解除を通知する信号)を、該当するUE1に送信し(処理T4−1)、関連するMME3に送信し(処理T4−2)、関連するSeNB11に送信する(処理T4−3)。
ここで、この通知は、UE1とMME3とSeNB11に対して、例えば、同時に行われてもよく、または、任意の順序で行われてもよい。図4の例では、説明の便宜上、UE1への通知、MME3への通知、SeNB11への通知の順序で示したが、これに限られない。
また、MeNB12からUE1への通知は、例えば、RRC(Radio Resource Control)メッセージを介して行われる。
【0049】
なお、図4の例では、手順(4)においてMeNB12からMME3への通知(処理T4−2)が行われるが、他の構成例として、手順(2)または他のタイミングにおいて、同様な内容の通知が、S−GW2からMME3に対して行われてもよい。
【0050】
手順(5)
MME3では、リソース解放制御の機能部(リソース解放制御部)により、MeNB12から通知された内容に基づいて、該当するUE1に関するリソースを解放する(処理T5−1)。MME3において、解放するリソースとしては、例えば、当該UE1に関して記憶部により記憶(管理)される情報があり、この場合、記憶部から当該情報を消去することで解放する。
なお、このようなMME3におけるリソースの解放は、任意のタイミングで行われてもよい。
また、例えば、MME3が、該当するUE1に関する情報を管理するSeNB11やMeNB12に関する情報を記憶部に記憶して管理する場合に、UE1に関するリソースの解放として、当該UE1に関する情報を消去するばかりでなく、当該UE1に関する情報を管理するSeNB11やMeNB12に関する情報(当該UE1に関連する情報の部分)を消去する構成が用いられてもよい。
【0051】
SeNB11では、リソース解放制御の機能部(リソース解放制御部)により、MeNB12から通知された内容に基づいて、該当するUE1に関するリソースを解放する(処理T5−2)。SeNB11において、解放するリソースとしては、例えば、当該UE1に関して記憶部により記憶(管理)される情報があり、この場合、記憶部から当該情報を消去することで解放する。
なお、このようなSeNB11におけるリソースの解放は、任意のタイミングで行われてもよい。
【0052】
UE1では、MeNB12から通知された内容に基づいて、デュアルコネクティビティが解除されて、S−GW2からSeNB11を経由して自装置(UE1)にU−Planeのデータを送信する通信経路を使用する自装置(UE1)に関するリソースが解放される(または、解放された)ことを把握する。
【0053】
なお、MeNB12では、デュアルコネクティビティの解除によって解放するリソース(例えば、UE1に関するリソース)を記憶部312に記憶して管理する場合には、図4に示される手順(3)または他の任意のタイミングで、リソース解放制御の機能部(リソース解放制御部)により、S−GW2から通知された内容に基づいて、該当するリソースを解放する、構成が用いられてもよい。MeNB12において、解放するリソースとしては、例えば、当該UE1に関して記憶部312により記憶(管理)される情報があり、この場合、記憶部312から当該情報を消去することで解放する。但し、本実施形態では、MME3からMeNB12を経由してUE1にC−Planeのデータを送信する通信経路は継続されるため、この通信経路は接続が維持される。
【0054】
ここで、本実施形態では、S−GW2における通信監視部231は、タイマーを用いて、S−GW2とSeNB11との間の通信経路に不具合が生じたとみなす場合を検出するが、他の構成例として、S−GW2とSeNB11との間の通信経路について、通信対象となるトラヒックがなくなったとみなす場合を検出する構成が用いられてもよい。この他の構成例では、S−GW2における通信監視部231は、所定の信号(メッセージ)の通信が行われたとき(送信や受信の発生があったとき)のタイミングでタイマーの発動を行って、その後における新たな通信(新たな送信や受信)の有無を判定して、当該タイマーのカウント値が所定値(例えば、一定時間)になる前に新たな所定の信号の通信(送信や受信)が行われた場合に、当該タイマーのカウント値をリセットする。なお、タイマーの発動を行う契機とする前記した所定の信号としては、例えば、すべての任意の信号であってもよく、または、あらかじめ定められた特定の信号であってもよい。この他の構成例では、S−GW2からSeNB11を経由するUE1への通信経路について、送信や受信が完了した後に所定の時間内にトラヒックが発生しない場合に、トラヒックが使用されないとみなして、関連するリソースを解放する。
また、さらに他の構成例として、S−GW2における通信監視部231は、上記のような2種類のタイマーのカウント手法(通信経路の不具合に関する手法、トラヒックの有無に関する手法)の両方を実行してもよく、この場合、例えば、少なくともいずれか一方のタイマーが満了した場合に、関連するリソースを解放する。
【0055】
<第1実施形態のまとめ>
以上のように、本実施形態に係る通信システムでは、UE1が複数のeNB(本実施形態では、MeNBとSeNB)に同時に接続して通信することが可能な無線通信システムにおいて、インターネット4と接続するS−GW2は、ユーザトラヒックのデータ(本実施形態では、U−Planeのデータ)の通信経路として使用する通信経路をeNB間で切り替えるような場合に、S−GW2とSeNB11(SeNBが2個以上であってもよい。)との通信状態を監視し、所定の通信状態となった場合に、デュアルコネクティビティを解除することで、基地局等のリソースを早期に解放することを可能とする。なお、通信システムでは、1個のS−GW2に対して2個以上のSeNBが存在する場合には、例えば、それぞれのSeNBごとに、本実施形態に係る処理を行う。
【0056】
したがって、本実施形態に係る通信システムでは、一例として、S−GW2とSeNB11との間の通信経路に不具合が生じたときに、UE1のデュアルコネクティビティの状態を解除し、S−GW2とSeNB11との接続状態を解放することにより、スループット(ユーザスループット)の低下を防止し、SeNB11との接続状態を継続するために生じるUE1における電力浪費を防止し、S−GW2やMME3やSeNB11やMeNB12における不要なユーザ情報の管理によるリソース浪費を防止することができ、これにより、システムの効率の低下を防止することができる。
また、本実施形態に係る通信システムでは、他の例として、S−GW2とSeNB11との間の通信経路における通信対象となるトラヒックがなくなったときに、UE1のデュアルコネクティビティの状態を解除し、S−GW2とSeNB11との接続状態を解放することにより、SeNB11との接続状態を継続するために生じるUE1における電力浪費を防止し、S−GW2やMME3やSeNB11やMeNB12における不要なユーザ情報の管理によるリソース浪費を防止することができ、これにより、システムの効率の低下を防止することができる。
このように、本実施形態に係る通信システムでは、制御信号(本実施形態では、C−Planeのデータの信号)の通信を行いつつ、S−GW2からSeNB11を経由してUE1にデータ信号(本実施形態では、U−Planeのデータの信号)を送信する通信経路について、効率化を図ることができる。
【0057】
ここで、本実施形態に係る通信システムは、例えば、図8に示されるようなデュアルコネクティビティにおけるU−Planeのデータの通信(1A:S−GW flow splitting)のセットアップ時に適用して、デュアルコネクティビティの接続解除の制御を実現することができる。なお、本実施形態に係る通信システムは、他の状況(前記した1A以外の状況)に適用されてもよい。
【0058】
[第2実施形態]
以下では、各装置等の符号として、図1図3図8および図9に示されるものと同じ符号を付して説明する。
以下では、第1実施形態とは異なる点について詳しく説明し、第1実施形態と同様な点については説明を省略ないし簡略化する。
【0059】
<通信システムの概要>
本発明の一実施形態に係るS−GW2の概略的な構成は、第1実施形態に係る図1に示されるものと同様な構成において、例えば、通信監視部231やリソース解放通知制御部233が、備えられてもよく、または、備えられなくてもよい。
【0060】
本発明の一実施形態に係るMeNB12の概略的な構成は、第1実施形態に係る図2に示されるものと同様であるが、制御部313のリソース解放通知制御部331の機能が第1実施形態とは異なる。
本実施形態では、制御部313のリソース解放通知制御部331は、SeNB11から、S−GW2とSeNB11との間の通信経路を使用するU−Planeのデータの通信状態を解放するための通知が受信された場合に、その通知を他の装置(例えば、UE1や、MME3や、S−GW2)に行うように制御する。
【0061】
図5は、本発明の一実施形態に係るSeNB11の概略的な構成を示すブロック図である。
本実施形態に係るSeNB11は、通信部411と、記憶部412と、制御部413を備える。
制御部413は、通信監視部431と、リソース解放制御部432と、リソース解放通知制御部433と、データ通信制御部434を備える。
【0062】
通信部411は、外部の装置との間で無線や有線で通信する。本実施形態では、通信部411は、通信領域101に存在するUE1との間で、無線により信号を送受信(送信や受信)する。また、通信部411は、有線(または、無線)により、S−GW2との間や、MeNB12との間で、信号を送受信する。例えば、SeNB11とMeNB12との間は、有線の回線(バックホール回線)で接続される。
記憶部412は、メモリを用いて構成されており、各種のデータを記憶する。具体例として、記憶部412は、制御部413により使用されるプログラムのデータや、各種のパラメータのデータや、データ通信に関するデータなどを記憶する。
【0063】
制御部413は、所定のプログラムを実行することで、各種の処理や制御を行う。
通信監視部431は、S−GW2と自装置(SeNB11)との間の通信経路を使用するU−Planeのデータの通信状態を監視する。本実施形態では、通信監視部431は、設置されたタイマーを用いて、S−GW2と自装置(SeNB11)との間の通信状態を監視する。
リソース解放制御部432は、通信監視部431により所定の通信状態が検出された場合に、S−GW2と自装置(SeNB11)との間の接続状態を解放するように制御し、これにより、自装置のリソースを解放する。
リソース解放通知制御部433は、通信監視部431により所定の通信状態が検出された場合に、S−GW2と自装置(SeNB11)との間の通信経路を使用するU−Planeのデータの通信状態を解放するための通知を他の装置(例えば、MeNB12)に行うように制御する。
データ通信制御部434は、U−Planeのデータの通信を制御する。
【0064】
ここで、S−GW2とSeNB11との間の通信経路を使用するU−Planeのデータの通信状態を解放する契機となる前記した所定の通信状態としては、本実施形態では、SeNB11からS−GW2に対して信号を送信した場合に、所定の時間内に、S−GW2から当該信号の応答の信号が受信されなかったという通信状態が用いられる。
他の構成例として、前記した所定の通信状態として、所定の時間内に、S−GW2とSeNB11との間で通信される信号がなかったという通信状態が用いられてもよい。
また、前記した所定の通信状態として、2種類以上の通信状態が用いられてもよい。
【0065】
図6は、本発明の一実施形態(第2実施形態)に係る通信システムにおける処理の概略を示すブロック図である。
図6には、UE1と、SeNB11およびその無線の通信領域101と、MeNB12およびその無線の通信領域102と、S−GW2と、MME3と、インターネット4を示してある。
本実施形態では、UE1は、SeNB11の通信領域101とMeNB12の通信領域102の重複部に存在するとする。
なお、他の構成例として、1個のMeNBに対して、2個以上のSeNBが設けられる構成が用いられてもよい。
【0066】
図6および図7を参照して、本発明の一実施形態(第2実施形態)に係る通信システムにおいて行われる処理の手順の一例を示す。
図7は、本発明の一実施形態(第2実施形態)に係る通信システムにおいて行われる処理の手順の一例を示すシーケンス図である。
ここで、図6に示される手順(1)〜手順(5)について、手順(1)では図7に示される処理T11が行われ、手順(2)では図7に示される処理T12−1〜処理T12−2が行われ、手順(3)では図7に示される処理T13が行われ、手順(4)では図7に示される処理T14−1〜処理T14−3が行われ、手順(5)では図7に示される処理T15−1〜処理T15−2が行われる。
【0067】
(前提)
まず、S−GW2からSeNB11を経由してUE1にU−Planeのデータを送信する通信経路が確立されているとする。この場合、S−GW2とSeNB11とは接続状態にあり、SeNB11とUE1とは接続状態にある。また、S−GW2やMME3やSeNB11は、デュアルコネクティビティについて、当該UE1に関する情報(ユーザ情報)を記憶して管理している。第1実施形態の場合と同様に、ユーザ情報としては、様々な情報が用いられてもよい。
【0068】
手順(1)
SeNB11では、S−GW2に対して所定の信号(メッセージ)を送信すると、通信監視部431は、通信断を検出(検知)するためのタイマーの発動(カウントの開始)を行う(処理T11)。
ここで、タイマーの発動を行う契機とする前記した所定の信号としては、例えば、すべての任意の信号であってもよく、または、あらかじめ定められた特定の信号であってもよく、または、疑似乱数などを用いてランダムに決定された信号であってもよい。
【0069】
手順(2)
SeNB11では、S−GW2に対して所定の信号を送信してタイマーの発動を行った後に、当該タイマーのカウント値が所定値(例えば、一定時間)になる前に当該S−GW2から当該信号に対する応答の信号を受信した場合には、通信監視部431は、当該タイマーのカウント値をリセット(例えば、ゼロ(0)にリセット)する。
一方、SeNB11では、S−GW2に対して所定の信号を送信してタイマーの発動を行った後に、当該タイマーのカウント値が所定値になった場合には、通信監視部431は、当該タイマーが満了したと判定する(処理T12−1)。この場合、本実施形態では、S−GW2とSeNB11との間の通信経路(バックホール回線)に不具合が生じたとみなす。
ここで、前記したカウント値に関する所定値(タイマーが満了するカウント値)としては、様々な値が用いられてもよい。
【0070】
SeNB11では、タイマーが満了したことに応じて、リソース解放制御部432は、S−GW2から自装置(SeNB11)を経由してUE1にU−Planeのデータを送信する通信経路を使用する当該UE1に関するリソースを解放する(処理T12−2)。SeNB11において、解放するリソースとしては、第1実施形態の場合と同様である。
なお、このようなSeNB11におけるリソースの解放は、例えば、より後における任意のタイミングで行われてもよい。
【0071】
手順(3)
SeNB11では、タイマーが満了したことに応じて、リソース解放通知制御部433は、MeNB12に対して、S−GW2から自装置(SeNB11)を経由してUE1にU−Planeのデータを送信する通信経路を使用する当該UE1に関するリソースを解放することを通知する信号(本実施形態では、タイマーの満了を通知する信号)を送信する(処理T13)。
【0072】
手順(4)
MeNB12では、SeNB11から前記した通知の信号を受信すると、リソース解放通知制御部331は、その旨を通知する信号(本実施形態では、デュアルコネクティビティの解除を通知する信号)を、該当するUE1に送信し(処理T14−1)、関連するMME3に送信し(処理T14−2)、関連するS−GW2に送信する(処理T14−3)。
ここで、この通知は、UE1とMME3とS−GW2に対して、例えば、同時に行われてもよく、または、任意の順序で行われてもよい。図7の例では、説明の便宜上、UE1への通知、MME3への通知、S−GW2への通知の順序で示したが、これに限られない。
また、MeNB12からUE1への通知は、例えば、RRC(Radio Resource Control)メッセージを介して行われる。
【0073】
なお、図7の例では、手順(4)においてMeNB12からMME3への通知(処理T14−2)が行われるが、他の構成例として、手順(2)または他のタイミングにおいて、同様な内容の通知が、SeNB11からMME3に対して行われてもよい。
【0074】
手順(5)
MME3では、リソース解放制御の機能部(リソース解放制御部)により、MeNB12から通知された内容に基づいて、該当するUE1に関するリソースを解放する(処理T15−1)。MME3において、解放するリソースとしては、第1実施形態の場合と同様である。
なお、このようなMME3におけるリソースの解放は、任意のタイミングで行われてもよい。
また、例えば、MME3が、該当するUE1に関する情報を管理するSeNB11やMeNB12に関する情報を記憶部に記憶して管理する場合に、UE1に関するリソースの解放として、当該UE1に関する情報を消去するばかりでなく、当該UE1に関する情報を管理するSeNB11やMeNB12に関する情報(当該UE1に関連する情報の部分)を消去する構成が用いられてもよい。
【0075】
S−GW2では、リソース解放制御部232は、MeNB12から通知された内容に基づいて、該当するUE1に関するリソースを解放する(処理T15−2)。S−GW2において、解放するリソースとしては、第1実施形態の場合と同様である。
なお、このようなS−GW2におけるリソースの解放は、任意のタイミングで行われてもよい。
【0076】
UE1では、MeNB12から通知された内容に基づいて、デュアルコネクティビティが解除されて、S−GW2からSeNB11を経由して自装置(UE1)にU−Planeのデータを送信する通信経路を使用する自装置(UE1)に関するリソースが解放される(または、解放された)ことを把握する。
【0077】
なお、MeNB12では、デュアルコネクティビティの解除によって解放するリソース(例えば、UE1に関するリソース)を記憶部312に記憶して管理する場合には、図6に示される手順(3)または他の任意のタイミングで、リソース解放制御の機能部(リソース解放制御部)により、SeNB11から通知された内容に基づいて、該当するリソースを解放する、構成が用いられてもよい。MeNB12において、解放するリソースとしては、例えば、当該UE1に関して記憶部312により記憶(管理)される情報があり、この場合、記憶部312から当該情報を消去することで解放する。但し、本実施形態では、MME3からMeNB12を経由してUE1にC−Planeのデータを送信する通信経路は継続されるため、この通信経路は接続が維持される。
【0078】
ここで、本実施形態では、SeNB11における通信監視部431は、タイマーを用いて、S−GW2とSeNB11との間の通信経路に不具合が生じたとみなす場合を検出するが、他の構成例として、S−GW2とSeNB11との間の通信経路について、通信対象となるトラヒックがなくなったとみなす場合を検出する構成が用いられてもよい。この他の構成例についての詳細は、第1実施形態の場合と同様である。
また、さらに他の構成例として、SeNB11における通信監視部431は、上記のような2種類のタイマーのカウント手法(通信経路の不具合に関する手法、トラヒックの有無に関する手法)の両方を実行してもよく、この場合、例えば、少なくともいずれか一方のタイマーが満了した場合に、関連するリソースを解放する。
【0079】
<第2実施形態のまとめ>
以上のように、本実施形態に係る通信システムでは、UE1が複数のeNB(本実施形態では、MeNBとSeNB)に同時に接続して通信することが可能な無線通信システムにおいて、インターネット4と接続するS−GW2が、ユーザトラヒックのデータ(本実施形態では、U−Planeのデータ)の通信経路として使用する通信経路をeNB間で切り替えるような場合に、SeNB11は、S−GW2と自装置(SeNB11)との通信状態を監視し、所定の通信状態となった場合に、デュアルコネクティビティを解除することで、基地局等のリソースを早期に解放することを可能とする。なお、通信システムでは、1個のS−GW2に対して2個以上のSeNBが存在する場合には、例えば、それぞれのSeNBごとに、本実施形態に係る処理を行う。
【0080】
したがって、本実施形態に係る通信システムでは、第1実施形態の場合と同様に、S−GW2とSeNB11との間の通信経路に不具合が生じたときや、S−GW2とSeNB11との間の通信経路における通信対象となるトラヒックがなくなったときに、UE1のデュアルコネクティビティの状態を解除し、S−GW2とSeNB11との接続状態を解放することにより、システムの効率の低下を防止することができる。
このように、本実施形態に係る通信システムでは、制御信号(本実施形態では、C−Planeのデータの信号)の通信を行いつつ、S−GW2からSeNB11を経由してUE1にデータ信号(本実施形態では、U−Planeのデータの信号)を送信する通信経路について、効率化を図ることができる。
【0081】
ここで、本実施形態に係る通信システムは、例えば、図8に示されるようなデュアルコネクティビティにおけるU−Planeのデータの通信(1A:S−GW flow splitting)のセットアップ時に適用して、デュアルコネクティビティの接続解除の制御を実現することができる。なお、本実施形態に係る通信システムは、他の状況(前記した1A以外の状況)に適用されてもよい。
【0082】
[第3実施形態]
本実施形態に係る通信システムでは、第1実施形態に係る通信システムの機能と、第2実施形態に係る通信システムの機能の両方を有する。
本実施形態に係る通信システムでは、第1実施形態に係る図3および図4に示されるような処理と、第2実施形態に係る図6および図7に示されるような処理の両方を行い、いずれかの実施形態に係る機能によって、デュアルコネクティビティの接続を解除する判断(判定)が最初に発生した時点で、その処理を実行する。
【0083】
[以上の実施形態に係る構成例]
一構成例として、通信装置(図3の例では、S−GW2)から送信されるデータ信号(図3の例では、U−Planeのデータの信号)を受信し当該データ信号を端末装置(図3の例では、UE1)に対して送信することを行う第1の基地局装置(図3の例では、SeNB11)と、端末管理装置(図3の例では、MME3)から送信される制御信号(図3の例では、C−Planeのデータの信号)を受信し当該制御信号を前記端末装置に対して送信することを行う第2の基地局装置(図3の例では、MeNB12)と、を有する通信システムにおける前記通信装置であって、前記第1の基地局装置との間の通信の状態を監視する通信監視部(図1の例では、通信監視部231)と、前記通信監視部により前記第1の基地局装置との間の通信の状態が所定の通信状態であることが検出された場合に、所定の通知を行うように制御する通知制御部(図1の例では、リソース解放通知制御部233)と、を備える通信装置(第1の実施形態に係る図3の例では、S−GW2)である。
【0084】
一構成例として、通信装置において、前記通知制御部は、前記第2の基地局装置に対して、所定のリソースの解放を行う通知を行う。
一構成例として、通信装置において、前記通信監視部により前記第1の基地局装置との間の通信の状態が所定の通信状態であることが検出された場合に、所定のリソースの解放を行うように制御するリソース解放制御部(図1の例では、リソース解放制御部232)を備える。
一構成例として、通信装置において、前記通信監視部は、タイマーを用いて、前記第1の基地局装置との間の通信の状態を監視する。
一構成例として、通信装置において、前記第1の基地局装置と前記第2の基地局装置のうちの一方または両方に対してデータ信号を送信するように制御するデータ通信制御部(図1の例では、データ通信制御部234)を備える。
【0085】
一構成例として、通信装置(図6の例では、S−GW2)から送信されるデータ信号(図6の例では、U−Planeのデータの信号)を受信し当該データ信号を端末装置(図6の例では、UE1)に対して送信することを行う第1の基地局装置(図6の例では、SeNB11)と、端末管理装置(図6の例では、MME3)から送信される制御信号(図6の例では、C−Planeのデータの信号)を受信し当該制御信号を前記端末装置に対して送信することを行う第2の基地局装置(図6の例では、MeNB12)と、を有する通信システムにおける前記第1の基地局装置であって、前記通信装置との間の通信の状態を監視する通信監視部(図5の例では、通信監視部431)と、前記通信監視部により前記通信装置との間の通信の状態が所定の通信状態であることが検出された場合に、所定の通知を行うように制御する通知制御部(図5の例では、リソース解放通知制御部433)と、を備える基地局装置(第2実施形態に係る図6の例では、SeNB11)である。
【0086】
一構成例として、基地局装置(第1の基地局装置)において、前記通知制御部は、前記第2の基地局装置に対して、所定のリソースの解放を行う通知を行う。
一構成例として、基地局装置(第1の基地局装置)において、前記通信監視部により前記通信装置との間の通信の状態が所定の通信状態であることが検出された場合に、所定のリソースの解放を行うように制御するリソース解放制御部(図5の例では、リソース解放制御部432)を備える。
一構成例として、基地局装置(第1の基地局装置)において、前記通信監視部は、タイマーを用いて、前記通信装置との間の通信の状態を監視する。
一構成例として、基地局装置(第1の基地局装置)において、前記通信装置から送信される前記データ信号を受信し、当該データ信号を前記端末装置に対して送信するように制御するデータ通信制御部(図5の例では、データ通信制御部434)を備える。
【0087】
一構成例として、通信装置(図3および図6の例では、S−GW2)から送信されるデータ信号を受信し当該データ信号を端末装置(図3および図6の例では、UE1)に対して送信することを行う第1の基地局装置(図3および図6の例では、SeNB11)と、端末管理装置(図3および図6の例では、MME3)から送信される制御信号を受信し当該制御信号を前記端末装置に対して送信することを行う第2の基地局装置(図3および図6の例では、MeNB12)と、を有する通信システムにおける前記第2の基地局装置であって、前記通信装置と前記第1の基地局装置との間の通信の状態が所定の通信状態であることが検出されたことに応じた通知を受信した場合に、所定の通知を行うように制御する通知制御部(図2の例では、リソース解放通知制御部331)と、前記端末管理装置から送信される前記制御信号を受信し、当該制御信号を前記端末装置に対して送信するように制御する制御信号通信制御部(図2の例では、制御信号通信制御部333)と、を備える基地局装置(第1実施形態に係る図3および第2実施形態に係る図6の例では、MeNB12)である。
【0088】
一構成例として、基地局装置(第2の基地局装置)において、前記通知制御部は、前記通信装置から、前記通信装置と前記第1の基地局装置との間の通信の状態が所定の通信状態であることが検出されたことに応じた通知を受信した場合に、前記端末装置、前記端末管理装置および前記第1の基地局装置のうちの1つ以上に対して、前記所定の通知を行うように制御する(第1実施形態に係る図3および図4に示されるような例)。
一構成例として、基地局装置(第2の基地局装置)において、前記通知制御部は、前記第1の基地局装置から、前記通信装置と前記第1の基地局装置との間の通信の状態が所定の通信状態であることが検出されたことに応じた通知を受信した場合に、前記端末装置、前記端末管理装置および前記通信装置のうちの1つ以上に対して、前記所定の通知を行うように制御する(第2実施形態に係る図6および図7に示されるような例)。
一構成例として、基地局装置(第2の基地局装置)において、前記通信装置から送信される前記データ信号を受信し、当該データ信号を前記端末装置に対して送信するように制御するデータ通信制御部(図2の例では、データ通信制御部332)を備える。
【0089】
一構成例として、通信装置と、端末装置と、端末管理装置と、前記通信装置から送信されるデータ信号を受信し当該データ信号を前記端末装置に対して送信することを行う第1の基地局装置と、前記端末管理装置から送信される制御信号を受信し当該制御信号を前記端末装置に対して送信することを行う第2の基地局装置と、を有する通信システムであって、前記通信装置と前記第1の基地局装置との間の通信の状態を監視し、前記通信装置と前記第1の基地局装置との間の通信の状態が所定の通信状態であることが検出された場合に、所定の通知を行う、通信システム(例えば、第1実施形態に係る図3や第2実施形態に係る図6に示される通信システム)である。
【0090】
一構成例として、通信装置と、端末装置と、端末管理装置と、前記通信装置から送信されるデータ信号を受信し当該データ信号を前記端末装置に対して送信することを行う第1の基地局装置と、前記端末管理装置から送信される制御信号を受信し当該制御信号を前記端末装置に対して送信することを行う第2の基地局装置と、を有する通信システムにおける通信方法であって、前記通信装置と前記第1の基地局装置との間の通信の状態を監視し、前記通信装置と前記第1の基地局装置との間の通信の状態が所定の通信状態であることが検出された場合に、所定の通知を行う、通信方法(例えば、第1実施形態に係る図3や第2実施形態に係る図6に示される通信システムにおいて行われる通信の方法)である。
【0091】
[以上の実施形態のまとめ]
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
【0092】
また、以上に示した実施形態に係る各装置(例えば、UE1、S−GW2、MME3、SeNB11、MeNB12の装置)の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより、処理を行ってもよい。
【0093】
なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、オペレーティング・システム(OS:Operating System)や周辺機器等のハードウェアを含むものであってもよい。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ等の書き込み可能な不揮発性メモリ、DVD(Digital Versatile Disk)等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。
【0094】
さらに、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(例えばDRAM(Dynamic Random Access Memory))のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。
また、上記のプログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。
また、上記のプログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよい。さらに、上記のプログラムは、前述した機能をコンピュータシステムに既に記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
【符号の説明】
【0095】
1…UE、2…S−GW、3…MME、4…インターネット、11…SeNB、12…MeNB、101〜102…通信領域、211、311、411…通信部、212、312、412…記憶部、213、313、413…制御部、231、431…通信監視部、232、432…リソース解放制御部、233、331、433…リソース解放通知制御部、234、332、434…データ通信制御部、333…制御信号通信制御部
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9