特許第6403451号(P6403451)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6403451リアルタイム遠隔漏水感知システム及び方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6403451
(24)【登録日】2018年9月21日
(45)【発行日】2018年10月10日
(54)【発明の名称】リアルタイム遠隔漏水感知システム及び方法
(51)【国際特許分類】
   G01M 3/16 20060101AFI20181001BHJP
   G01M 3/24 20060101ALI20181001BHJP
   G06F 13/00 20060101ALI20181001BHJP
【FI】
   G01M3/16 H
   G01M3/24 D
   G06F13/00 351C
【請求項の数】18
【全頁数】17
(21)【出願番号】特願2014-128915(P2014-128915)
(22)【出願日】2014年6月24日
(65)【公開番号】特開2015-11030(P2015-11030A)
(43)【公開日】2015年1月19日
【審査請求日】2017年6月22日
(31)【優先権主張番号】10-2013-0074907
(32)【優先日】2013年6月27日
(33)【優先権主張国】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】514160364
【氏名又は名称】エルジー シーエヌエス カンパニー リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100079049
【弁理士】
【氏名又は名称】中島 淳
(74)【代理人】
【識別番号】100084995
【弁理士】
【氏名又は名称】加藤 和詳
(74)【代理人】
【識別番号】100085279
【弁理士】
【氏名又は名称】西元 勝一
(72)【発明者】
【氏名】サン ウン チョ
(72)【発明者】
【氏名】チョルソン パク
(72)【発明者】
【氏名】ソク‐リョン ソ
(72)【発明者】
【氏名】ジョンピル アン
【審査官】 本村 眞也
(56)【参考文献】
【文献】 特開2010−108401(JP,A)
【文献】 特開2009−253359(JP,A)
【文献】 国際公開第2013/088498(WO,A1)
【文献】 特開2005−150788(JP,A)
【文献】 特開2000−266626(JP,A)
【文献】 特開平10−160615(JP,A)
【文献】 特開2006−317172(JP,A)
【文献】 特開2011−223419(JP,A)
【文献】 IVAN STOIANOV ET AL,PIPENET: A Wireless Sensor Network for Pipeline Monitoring,IPSN 2007. 6TH INTERN ATIONAL SYMPOSIUM ON, IEEE, PI,2007年 4月 1日,P.264-273,URL,https://dl.acm.org/citation.cfm?id=1236396
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G01M 3/00−3/40
G06F 13/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数のセンサ運用モードに切り換え可能であると共に、地中パイプ上に装着された複数の漏水感知センサノードと、
複数のネットワークノードであって、各々がNTP(Network Time Protocol)ノードを有し、GPS(Global Positioning System)を介して前記NTPノードに時刻を設定した後、前記複数の漏水感知センサノードが前記複数のセンサ運用モードのうちの睡眠モードから待機モード切り換えられた場合、前記NTPノードが前記複数の漏水感知センサノードの時刻を同期化するように制御する複数のネットワークノードと、
前記ネットワークノード間の接続がなくても関係ないアドホック(AD−HOC)ネットワークを構成し、出発地または目的地として特定ネットワークノードと通信を行う漏水感知管制ノードと、
を備え
前記複数の漏水感知センサノードは、前記睡眠モードから前記待機モードに切り換えられると前記漏水感知管制ノードから前記地中パイプの音圧を測定する命令を受信したか否かを判定し、前記音圧を測定する命令を受信した場合には、前記複数のセンサ運用モードのうちの動作モードに切り換えて前記地中パイプの音圧を測定することを特徴とするリアルタイム遠隔漏水感知システム。
【請求項2】
前記複数の漏水感知センサノードは、前記漏水感知管制ノードから前記音圧を測定する命令を受信しなかった場合には、前記待機モードから前記睡眠モードに切り換えることを特徴とする請求項1に記載のリアルタイム遠隔漏水感知システム。
【請求項3】
記ネットワークノードは、
第1のNTP階層(stratum)で構成され、前記待機モード動作している前記複数の漏水感知センサノードから時刻同期化要請を受信することを特徴とする請求項1に記載のリアルタイム遠隔漏水感知システム。
【請求項4】
前記複数の漏水感知センサノードは、
前記第1のNTP階層のすぐ次の階層である第2のNTP階層で構成され、相互ピアリング関係(peering relation)を有さないことを特徴とする請求項3に記載のリアルタイム遠隔漏水感知システム。
【請求項5】
前記複数の漏水感知センサノードは、
特定ネットワークノードと排他的なNTP階層関係を形成することを特徴とする請求項4に記載のリアルタイム遠隔漏水感知システム。
【請求項6】
前記複数の漏水感知センサノードは、特定ネットワークノードを介して時刻同期化が完了すれば、前記地中パイプの音圧をデジタル信号に変換して前記漏水感知管制ノードに伝送することを特徴とする請求項に記載のリアルタイム遠隔漏水感知システム。
【請求項7】
記ネットワークノードは、
前記複数の漏水感知センサノードと第1の通信プロトコルで通信し、前記漏水感知管制ノードと第2の通信プロトコルで通信し、第1及び第2の通信プロトコル間の変換を行うことを特徴とする請求項に記載のリアルタイム遠隔漏水感知システム。
【請求項8】
記ネットワークノードは、
経路安定性(path reliability)または現時点での瞬間処理量(instant throughput)に基づいて次のノードを決定できるように特定漏水感知センサノードと前記漏水感知管制ノードとの間のマルチホップ(MULTI−HOP)通信を行うことを特徴とする請求項に記載のリアルタイム遠隔漏水感知システム。
【請求項9】
記ネットワークノードは、
故障有無または前記現時点での瞬間処理量に応じて経路が選択されるマルチパス(Multi−Path)方式によって無線通信することを特徴とする請求項8に記載のリアルタイム遠隔漏水感知システム。
【請求項10】
前記現時点での瞬間処理量は、
下記の数式によって算出されることを特徴とする請求項9に記載のリアルタイム遠隔漏水感知システム。
T=(f(V)×g(D))/(M_hop_num/A_hop_num)
ここで、f(V)は、前記ネットワークノードの伝送速度、g(D)は、前記ネットワークノード間の距離、M_hop_numは、前記マルチホップを介した前記ネットワークノード間のホッピング数、A_hop_numは、前記マルチホップで通信する記ネットワークノードの数である。
【請求項11】
前記漏水感知管制ノードは、
前記特定ネットワークノードを介して前記複数の漏水感知センサノードを制御して、前記地中パイプの漏水を感知することを特徴とする請求項10に記載のリアルタイム遠隔漏水感知システム。
【請求項12】
前記漏水感知管制ノードは、
前記地中パイプに漏水が発生した場合、前記地中パイプの音圧が前記地中パイプの両端に装着された前記複数の漏水感知センサノードに到達した時間差を計算することを特徴とする請求項11に記載のリアルタイム遠隔漏水感知システム。
【請求項13】
前記漏水感知管制ノードは、
前記計算された地中パイプの音圧到達時間差に基づいて前記地中パイプの漏水位置を推定することを特徴とする請求項12に記載のリアルタイム遠隔漏水感知システム。
【請求項14】
複数のセンサ運用モードに切り替え可能な複数の漏水感知センサノード、各々がNTP(Network Time Protocol)ノードを有する複数のネットワークノード、及び漏水感知管制ノードを備えるリアルタイム遠隔漏水感知システムで行われるリアルタイム遠隔漏水感知方法であって、
前記ネットワークノードでGPS(Global Positioning System)を介してNTPノードに時刻を設定するステップと、
記複数の漏水感知センサノードが前記複数のセンサ運用モードのうちの睡眠モードから待機モードに切り換えられたか否かをチェックするステップと、
記複数の漏水感知センサノードが前記待機モード切り換えられた場合、前記ネットワークノードで前記NTPノードが前記複数の漏水感知センサノードの時刻を同期化するように制御するステップと、
前記漏水感知管制ノードが特定ネットワークノードを介して前記複数の漏水感知センサノードを制御して、前記複数の漏水感知センサノードで地中パイプの漏水を感知するステップと、
を含み、
前記漏水を感知するステップは、前記複数の漏水感知センサノードが、前記睡眠モードから前記待機モードに切り換えられると前記漏水感知管制ノードから前記地中パイプの音圧を測定する命令を受信したか否かを判定するステップと、前記音圧を測定する命令を受信した場合には、前記複数の漏水感知センサノードが前記複数のセンサ運用モードのうちの動作モードに切り換えて前記地中パイプの音圧を測定するステップとを含むことを特徴とするリアルタイム遠隔漏水感知方法。
【請求項15】
前記複数の漏水感知センサノードが、前記漏水感知管制ノードから前記音圧を測定する命令を受信しなかった場合には、前記待機モードから前記睡眠モードに切り換えるステップをさらに含むことを特徴とする請求項14に記載のリアルタイム遠隔漏水感知方法。
【請求項16】
記漏水感知管制ノードが前記特定ネットワークノードから前記地中パイプの音圧に対するデジタル信号を受信して、複数の漏水確率アルゴリズムを介して前記地中パイプに対する漏水確率値を計算するステップをさらに含むことを特徴とする請求項14又は15に記載のリアルタイム遠隔漏水感知方法。
【請求項17】
記漏水感知管制ノードで前記漏水確率値が特定基準値を超過するかをチェックして、前記地中パイプに対する漏水有無を決定するステップをさらに含むことを特徴とする請求項16に記載のリアルタイム遠隔漏水感知方法。
【請求項18】
記地中パイプに漏水が発生した場合、前記漏水感知管制ノードで前記地中パイプの音圧が前記地中パイプの両端に装着された前記複数の漏水感知センサノードに到達した時間差を計算して前記地中パイプの漏水位置を推定するステップをさらに含むことを特徴とする請求項17に記載のリアルタイム遠隔漏水感知方法。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、リアルタイム遠隔漏水感知技術に関し、より詳細には、パイプに無線で設置されたセンサノードにおいてリアルタイムに収集された漏水音データを管制センターに伝送してパイプの漏水有無及び位置を確認できるリアルタイム遠隔漏水感知システム及び方法に関する。
【背景技術】
【0002】
水道管は、地中に埋設されて種々の建物に水を供給するために使用され、老朽状態に応じて適切な維持管理が必要である。水道管は、地中に埋設されているため、老朽状態の確認が容易ではなく、老朽した水道管の漏水によって多くの水の浪費が生じる。このような問題を解決するために、水道管の漏水有無または水道管の漏水位置を探知する水道管漏水探知機が開発された。
【0003】
特許文献1は、GPS衛星から提供された時刻情報に同期を合わせて配管の漏水を探知することができる漏水探知装置及び方法を開示する。このような漏水探知装置は、無線で漏水データを収集して少ない個数の漏水センサで広い地域をカバーすることができ、漏水探知を行う度にしきい値を更新して漏水発生有無を判断するのに利用するので、設置環境による影響を最小化して誤探知を防止することができる。
【0004】
特許文献2は、センサネットワーク技術をパイプラインに適用して配管の亀裂と毀損に関するデータを収集できるセンサネットワークを利用したパイプライン漏水及び漏出モニタリングシステムを開示する。このようなパイプライン漏水及び漏出モニタリングシステムは、パイプラインの外観の欠陥有無と、欠陥発生の際のパイプラインの欠陥位置を把握することができ、効率的なパイプライン外観を管理することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】韓国登録特許第10−1107085号
【特許文献2】韓国登録特許第10−1110069号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明の一実施形態は、パイプに無線で設置されたセンサノードにおいてリアルタイムに収集された漏水音データを管制センターに伝送してパイプの漏水の有無及び位置を確認することができるリアルタイム遠隔漏水感知システムを提供しようとする。
【0007】
本発明の一実施形態は、特定センサ運用モードにNTPサーバを介して漏水感知センサに対する時刻同期化を行うことができるリアルタイム遠隔漏水感知システムを提供しようとする。
【0008】
本発明の一実施形態は、ネットワークノードを介して漏水感知センサと連動する通信プロトコル及び管制センターと連動する通信プロトコル間の変換を行うことができるリアルタイム遠隔漏水感知システムを提供しようとする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
実施形態等のうち、リアルタイム遠隔漏水感知システムは、複数のセンサ運用モードによって動作し、地中パイプ上に装着された複数の漏水感知センサノード及びGPS(Global Positioning System)を介してNTP(Network Time Protocol)ノードに時刻を設定した後、前記複数の漏水感知センサノードが特定センサ運用モードに進入する場合、前記NTPノードが前記複数の漏水感知センサノードの時刻を同期化するように制御する少なくとも1つのネットワークノードを備える。
【0010】
一実施形態において、前記少なくとも1つのネットワークノード間の接続がなくても関係ないアドホック(AD−HOC)ネットワークを構成し、出発地または目的地として特定ネットワークノードと通信を行う漏水感知管制ノードをさらに備えることができる。
【0011】
一実施形態において、前記少なくとも1つのネットワークノードは、第1のNTP階層(stratum)で構成され、前記特定センサ運用モードで前記複数の漏水感知センサノードから時刻同期化要請を受信することができる。
【0012】
前記複数の漏水感知センサノードは、前記第1のNTP階層のすぐ次の階層である第2のNTP階層で構成され、相互ピアリング関係(peering relation)を有さない場合がある。前記複数の漏水感知センサノードは、特定ネットワークノードと排他的なNTP階層関係を形成することができる。
【0013】
一実施形態において、前記複数の漏水感知センサノードは、特定ネットワークノードを介して時刻同期化が完了すれば、前記地中パイプに対する音圧をデジタル信号に変換して前記漏水感知管制ノードに伝送することができる。
【0014】
前記少なくとも1つのネットワークノードは、前記複数の漏水感知センサノードと第1の通信プロトコルで連動し、前記漏水感知管制ノードと第2の通信プロトコルで連動し、第1及び第2の通信プロトコル間の変換を行うことができる。
【0015】
前記少なくとも1つのネットワークノードは、線路安定性(path reliability)または現時点での瞬間処理量(instant throughput)に基づいて次のノードを決定できるように、特定漏水感知センサノードと前記漏水感知管制ノードとの間のマルチホップ(MULTI−HOP)通信を行うことができる。
【0016】
一実施形態において、前記少なくとも1つのネットワークノードは、故障有無または前記現時点での瞬間処理量によって直接または間接にマルチパス(Multi−Path)方式によって無線通信することができる。
【0017】
前記現時点での瞬間処理量は、下記の数式によって算出されることができる。
【0018】
T=(f(V)×g(D))/(M_hop_num/A_hop_num)
【0019】
f(V)は、前記少なくとも1つのネットワークノードの伝送速度、g(D)は、前記少なくとも1つのネットワークノード間の距離、M_hop_numは、前記マルチホップを介した前記少なくとも1つのネットワークノード間のホッピング数、A_hop_numは、前記マルチホップで連動した前記少なくとも1つのネットワークノードの数である。
【0020】
前記漏水感知管制ノードは、前記特定ネットワークノードを介して前記複数の漏水感知センサノードを制御して、前記地中パイプの漏水を感知することができる。
【0021】
一実施形態において、前記漏水感知管制ノードは、前記地中パイプに漏水が発生した場合、前記地中パイプの音圧が前記地中パイプの両端に装着された前記複数の漏水感知センサノードに到達した時間差を計算することができる。
【0022】
前記漏水感知管制ノードは、前記計算された地中パイプの音圧到達時間差に基づいて前記地中パイプの漏水位置を推定することができる。
【0023】
実施形態のうち、リアルタイム遠隔漏水感知方法は、複数の漏水感知センサノード、少なくとも1つのネットワークノード、及び漏水感知管制ノードを備えるリアルタイム遠隔漏水感知システムで行われるリアルタイム遠隔漏水感知方法であって、(a)前記少なくとも1つのネットワークノードでGPS(Global Positioning System)を介してNTP(Network Time Protocol)ノードに時刻を設定するステップ、(b)前記複数の漏水感知センサノードに対する特定センサ運用モード進入可否をチェックするステップ、及び(c)前記複数の漏水感知センサノードが特定センサ運用モードに進入する場合、前記少なくとも1つのネットワークノードで前記NTPノードが前記複数の漏水感知センサノードの時刻を同期化するように制御するステップを含む。
【0024】
一実施形態において、(d)前記漏水感知管制ノードが特定ネットワークノードを介して前記複数の漏水感知センサノードを制御して、前記複数の漏水感知センサノードで地中パイプの漏水を感知するステップをさらに含むことができる。
【0025】
(e)前記漏水感知管制ノードが前記特定ネットワークノードから前記地中パイプの音圧に対するデジタル信号を受信して、複数の漏水確率アルゴリズムを介して前記地中パイプに対する漏水確率値を計算するステップをさらに含むことができる。
【0026】
(f)前記漏水感知管制ノードで前記漏水確率値が特定基準値を超過するかをチェックして、前記パイプに対する漏水有無を決定するステップをさらに含むことができる。
【0027】
一実施形態において、(g)前記地中パイプに漏水が発生した場合、前記漏水感知管制ノードで前記地中パイプの音圧が前記地中パイプの両端に装着された前記複数の漏水感知センサノードに到達した時間差を計算して前記地中パイプの漏水位置を推定するステップをさらに含むことができる。
【発明の効果】
【0028】
本発明の一実施形態に係るリアルタイム遠隔漏水感知システムは、パイプに無線で設置されたセンサノードにおいてリアルタイムに収集された漏水音データを管制センターに伝送してパイプの漏水有無及び位置を確認することができる。
【0029】
本発明の一実施形態に係るリアルタイム遠隔漏水感知システムは、特定センサ運用モードにNTPサーバを介して漏水感知センサに対する時刻同期化を行うことができる。
【0030】
本発明の一実施形態に係るリアルタイム遠隔漏水感知システムは、ネットワークノードを介して漏水感知センサと連動する通信プロトコル及び管制センターと連動する通信プロトコル間の変換を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0031】
図1】本発明の一実施形態に係るリアルタイム遠隔漏水感知システムを説明する図である。
図2図1にあるリアルタイム遠隔漏水感知システムを説明するブロック図である。
図3図1にあるリアルタイム遠隔漏水感知システムで行われるリアルタイム遠隔漏水感知過程を説明する順序図である。
図4図1にあるリアルタイム遠隔漏水感知システムのネットワークノードを説明する図である。
図5図1にあるリアルタイム遠隔漏水感知システムの漏水感知管制ノードに対するアドホックを説明する図である。
【発明を実施するための形態】
【0032】
本発明に関する説明は、構造的ないし機能的説明のための実施形態にすぎないため、本発明の権利範囲は、本文に説明された実施形態によって制限されることと解釈されてはならない。すなわち、実施形態は、様々な変更が可能で、種々の形態を有することができるので、本発明の権利範囲は、技術的思想を実現できる均等物等を含むものと理解されなければならない。また、本発明において提示された目的または効果は、特定実施形態がこれを全て含むべきとか、そういう効果のみを含むべきという意味ではないので、本発明の権利範囲は、これにより制限されるものと理解されてはならないであろう。
【0033】
一方、本出願で述べられる用語の意味は、次のように理解されなければならないであろう。
【0034】
「第1」、「第2」などの用語は、1つの構成要素を他の構成要素から区別するためのものであって、これら用語等により権利範囲が限定されてはならない。例えば、第1の構成要素は第2の構成要素と命名されることができ、同様に、第2の構成要素も第1の構成要素と命名されることができる。
【0035】
「及び/又は」の用語は、1つ以上の関連項目から提示可能な全ての組み合わせを含むものと理解されなければならない。例えば、「第1の項目、第2の項目及び/又は第3の項目」の意味は、第1、第2、または第3の項目のみならず、第1、第2、または第3の項目のうち、2つ以上から提示され得る全ての項目の組み合わせを意味する。
【0036】
ある構成要素が他の構成要素に「接続されて」いると言及されたときには、その他の構成要素に直接的に接続されることもできるが、中間に他の構成要素が存在できるとも理解されるべきであろう。それに対し、ある構成要素が他の構成要素に「直接接続されて」いると言及されたときには、中間に他の構成要素が存在しないことと理解されるべきであろう。一方、構成要素間の関係を説明する他の表現、すなわち、「〜間に」と「すぐ〜間に」、または「〜に隣り合う」と「〜に直接隣り合う」等も同様に解釈されなければならない。
【0037】
単数の表現は、文脈上、明白に違って意味しない限り、複数の表現を含むものと理解されなければならず、「備える」または「有する」などの用語は、実施された特徴、数字、ステップ、動作、構成要素、部分品、或いはこれらを組み合わせたものが存在することを指定しようとするものであり、1つまたはそれ以上の他の特徴や数字、ステップ、動作、構成要素、部分品、或いはこれらを組み合わせたものなどの存在または付加可能性を予め排除しないことと理解されなければならない。
【0038】
各ステップにおいて識別符号(例えば、a、b、cなど)は説明の便宜のために使用されるものであって、識別符号は、各ステップ等の順序を説明するものではなく、各ステップは、文脈上、明白に特定順序を記載しない限り、明記された順序と違って起こることができる。すなわち、各ステップは、明記された順序と同一に起こることができ、実質的に同時に行われることができ、逆の順序どおりに行われることもできる。
【0039】
本発明は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体にコンピュータ読み取り可能なコードとして実現されることができ、コンピュータ読み取り可能な記録媒体は、コンピュータシステムにより読み取られることができるデータが格納される全ての種類の記録装置を含む。コンピュータ読み取り可能な記録媒体の例としては、ROM、RAM、CD−ROM、磁気テープ、フロッピーディスク、光データ格納装置などがあり、また、キャリアウェーブ(例えば、インターネットを介しての伝送)の形態で実現されるものも含む。また、コンピュータ読み取り可能な記録媒体は、ネットワークで接続されたコンピュータシステムに分散されて、分散方式によりコンピュータ読み取り可能なコードが格納され実行されることができる。
【0040】
ここで使用される全ての用語は違って定義されない限り、本発明の属する分野における通常の知識を有した者により一般的に理解されるものと同じ意味を有する。一般的に使用される辞書に定義されている用語は、関連技術の文脈上有する意味と一致するものと解釈されなければならず、本出願において、明白に定義しない限り、理想的とか過度に形式的な意味を有することと解釈されることができない。
【0041】
図1は、本発明の一実施形態に係るリアルタイム遠隔漏水感知システムを説明する図であり、図2は、図1にあるリアルタイム遠隔漏水感知システムを説明するブロック図である。
【0042】
図1及び図2に示すように、リアルタイム遠隔漏水感知システム100は、複数の漏水感知センサノード110、ネットワークノード120、ゲートウェイ130、及び漏水感知管制ノード140を備える。
【0043】
複数の漏水感知センサノード110は、複数のセンサ運用モードによって動作し、地中パイプ上に装着される。
【0044】
一実施形態において、複数の漏水感知センサノード110は、地中パイプ10に装着されて睡眠モード、待機モード、及び動作モードで運用され、漏水感知管制ノード140の命令に応じて手動または自動で地中パイプ10の音圧を測定することができる。ここで、複数の漏水感知センサノード110は、直径66mm、高さ125mm〜130mmに該当する円筒形の漏水感知センサケース内に設置されて、地中パイプ10の管種及び管径に関係なく、50m〜300mの間隔で地中パイプ10に装着されることができる。
【0045】
複数の漏水感知センサノード110は、睡眠モード、待機モード、動作モードによって複数のコンポーネントに供給する電源を異ならせて不要なバッテリ電力消費を最小化することができる。
【0046】
一実施形態において、複数の漏水感知センサノード110は、睡眠モードでRTC(Real Time Clock、リアルタイムクロック)にのみ電源を供給して、特定時間に待機モードに切り換えられるようにすることができる。複数の漏水感知センサノード110は、待機モードでネットワークノード120との送受信のためのバイナリ(Binary)CDMA及びCPUに電源を供給してバイナリ(Binary)CDMA及びCPUのブーティング(Booting)を始めることができる。複数の漏水感知センサノード110は、動作モードに地中パイプ10の音圧を測定するための加速度センサ、アンプ(AMP)、及びA/Dボーダー(Border)に電源を供給することができる。
【0047】
複数の漏水感知センサノード110は、睡眠モードから待機モードに切り換えられれば、ネットワークノード120のNTP(Network Time Protocol)ノードを介して時刻同期化が行われ得る。
【0048】
一実施形態において、複数の漏水感知センサノード110は、特定ネットワークノード120と排他的なNTP階層関係を形成することができる。ここで、複数の漏水感知センサノード110は、第1のNTP階層に該当する特定ネットワークノード120のすぐ次の階層である第2のNTP階層に該当し、相互ピアリング関係(peering relation)を有さないように連動することができる。
【0049】
複数の漏水感知センサノード110は、特定ネットワークノード120を介して時刻同期化が完了すれば、地中パイプ10に対する音圧をデジタル信号に変換して漏水感知管制ノード140に伝送することができる。ここで、複数の漏水感知センサノード110は、特定ネットワークノード120と第1の通信プロトコル(ここで、第1の通信プロトコルは、Binary CDMAに該当する)で連動して地中パイプ10に対する音圧(ここで、音圧は、デジタル信号に変換されたデータに該当する)を特定ネットワークノード120に伝送することができる。
【0050】
ネットワークノード120は、GPS(Global Positioning System)を介してNTP(Network Time Protocol)ノードに時刻を設定した後、複数の漏水感知センサノード110が特定センサ運用モードに進入する場合、NTPノードが複数の漏水感知センサノード110の時刻を同期化するように制御する。
【0051】
一実施形態において、ネットワークノード120は、複数の漏水感知センサノード110が睡眠モードから待機モードに進入して時刻同期化に対する要請をすれば、NTPノードを介して複数の漏水感知センサノード110が時刻同期化され得るように制御することができる。ここで、ネットワークノード120は、第1のNTP階層(stratum)で構成されて、第1のNTP階層(stratum)のすぐ次の階層である第2のNTP階層(stratum)で構成される複数の漏水感知センサノード110から時刻同期化要請を受信することができる。このとき、ネットワークノード120は、複数の漏水感知センサノード110と1:N関係に該当することができる。
【0052】
ネットワークノード120は、複数の漏水感知センサノード110と第1の通信プロトコルで連動し、漏水感知管制ノード140と第2の通信プロトコルで連動し、第1及び第2の通信プロトコル間の変換を行うことができる。
【0053】
一実施形態において、ネットワークノード120は、最大500m距離にある複数の漏水感知センサノード110と第1の通信プロトコルで連動して複数の漏水感知センサノード110で測定された地中パイプ10の音圧を受信したり、または漏水感知管制ノード140から受信された命令を複数の漏水感知センサノード110に伝送することができる。ここで、第1の通信プロトコルは、RF(Radio Frequency)通信に該当することができる。
【0054】
他の一実施形態において、ネットワークノード120は、漏水感知管制ノード140と第2の通信プロトコルで連動して漏水感知管制ノード140から地中パイプ10の音圧測定命令を受信したり、または複数の漏水感知センサノード110で測定された地中パイプ10の音圧を漏水感知管制ノード140に伝送することができる。ここで、第2の通信プロトコルは、セルラー(Cellular)またはワイファイ(Wi−Fi)のような移動無線通信に該当することができる。
【0055】
特定ネットワークノード120は、漏水感知管制ノード140と通信するゲートウェイ130のうちの1つに該当することができる。ここで、ネットワークノード120は、ゲートウェイ130と1:N関係に該当することができる。
【0056】
一実施形態において、図4(a)で、ネットワークノード120は、AC/DC501、RFモデム502、GPSアンテナ503、及びRFアンテナ504を備えることができる。ここで、AC/DC501は、直流(Direct Current)を交流(Alternating Current)に変換したり、または交流(Alternating Current)を直流(Direct Current)に変換することができ、RFモデム502は、複数の従属(Slave)RFモデム等とマスター(Master)RFモデムで構成されて、複数の従属(Slave)RFモデム等の無線周波数を介して送受信されたデータをマスター(Master)RFモデムで収集することができ、GPSアンテナ503は、GPS衛星信号を受信することができ、RFアンテナ504は、RFモデム502に対する周波数を送受信することができる。
【0057】
他の一実施形態において、図4(b)で、ゲートウェイ130は、AC/DC501、RFモデム502、GPSアンテナ503、RFアンテナ504、CDMAモデム505、及びCDMAアンテナ506を備えることができる。ここで、AC/DC501、RFモデム502、GPSアンテナ503、及びRFアンテナ504は、ネットワークノード120で行われる技術と同様であって説明を省略する。CDMAモデム505は、10Mbps両方向伝送が可能であって、一定量の情報を集めて一時に伝送することができ、CDMAアンテナ506は、CDMAモデム502に対する周波数を共有してデジタル信号を送受信することができる。
【0058】
ネットワークノード120は、線路安定性(path reliability)または現時点での瞬間処理量(instant throughput)に基づいて次のノードを決定できるように特定漏水感知センサノード110と漏水感知管制ノード140との間のマルチホップ(MULTI−HOP)通信を行うことができる。ここで、線路安定性は、データの送受信速度に対する変動幅がなく(すなわち、所定速度でデータを送受信する)、持続的にデータ送受信可能な線路に該当することができ、現時点での瞬間処理量は、現在から過去の特定時点までの処理量に基づいて判断することができる。
【0059】
一実施形態において、ネットワークノード120は、線路安定性が不安定であれば、ネットワーク線路を自動変換することができる。例えば、第1のネットワークノード120は、特定漏水感知センサノード110から地中パイプ10の音圧データを受信し、第2のネットワークノード120と第3のネットワークノード120との各々のデータ送受信速度を分析して、データ送受信速度が最も速いネットワークノード120に地中パイプ10の音圧データを送信することができる。
【0060】
他の一実施形態において、ネットワークノード120は、現時点での瞬間処理量をチェックしてネットワーク線路を自動変換することができる。例えば、第1のネットワークノード120は、特定漏水感知センサノード110から地中パイプ10の音圧データを受信し、第2のネットワークノード120と第3のネットワークノード120との各々が現在から過去3日間のデータ処理量をチェックして、データ処理量が多いネットワークノード120に地中パイプ10の音圧データを送信することができる。
【0061】
ネットワークノード120は、故障有無または現時点での瞬間処理量によって直接または間接にマルチパス(Multi−Path)方式によって無線通信することができる。例えば、基準データ送受信線路は、第1のネットワークノード120、第2のネットワークノード120、第4のネットワークノード120、第6のネットワークノード120、及び第1のゲートウェイ130に該当するとき、第4のネットワークノード120で通信障害が発生すれば、第2のネットワークノード120で第3のネットワークノード120及び第5のネットワークノード120にデータを伝送して、第6のネットワークノード120にデータを送信するように変更されることができる。
【0062】
ゲートウェイ130は、ネットワークノード120のうちの1つに該当して、複数のネットワークノード120から地中パイプ10の音圧データを受信して漏水感知管制ノード140に送信し、漏水感知管制ノード140から地中パイプ10音圧測定命令を受信して複数のネットワークノード120に送信する。
【0063】
一実施形態において、ゲートウェイ130は、ネットワークノード120と1:N関係に該当することができ、漏水感知管制ノード140とN:1関係に該当することができる。ここで、ゲートウェイ130は、最小100m以上の距離にあるネットワークノード120とデータを送受信することができる。
【0064】
漏水感知管制ノード140は、少なくとも1つのネットワークノード120間の接続がなくても関係ないアドホック(AD−HOC)ネットワークを構成し、出発地または目的地として特定ネットワークノード120と通信を行う。
【0065】
一実施形態において、漏水感知管制ノード140は、複数のアドホック(例えば、複数のアドホックは、第1のアドホック、第2のアドホック、及び第3のアドホックに該当することができる)ネットワークを構成してゲートウェイ130及びネットワークノード120と通信を行うことができる。例えば、図5において、漏水感知管制ノード140は、複数のゲートウェイ130−1、130−2、・・・、130−N)と第1のアドホックネットワークを構成して通信を行うことができ、複数のゲートウェイ130−1、130−2、・・・、130−Nに連動した複数のネットワークノード120−1、120−2、・・・、120−N)と第2のアドホックネットワークを構成して通信を行うことができる。ここで、第1のゲートウェイ130−1は、第2のゲートウェイ130−2からデータを受信すれば、当該データを漏水感知管制ノード140に送信することができる。すなわち、複数のゲートウェイ130−1、130−2、・・・、130−Nは、複数のネットワークノード120−1、120−2、・・・、120−Nから直接受信したデータのみならず、他のゲートウェイ130から受信したデータを漏水感知管制ノード140に送信することができる。
【0066】
漏水感知管制ノード140は、特定ネットワークノード120を介して複数の漏水感知センサノード110を制御して地中パイプ10の漏水を感知することができる。ここで、漏水感知管制ノード140は、ゲートウェイ130に地中パイプ10音圧測定命令を伝送して、その結果を受信することができる。
【0067】
漏水感知管制ノード140は、ゲートウェイ130から地中パイプ10の音圧に対するデジタル信号を受信して、複数の漏水確率アルゴリズムを介して地中パイプ10に対する漏水確率値を計算することができる。
【0068】
一実施形態において、漏水感知管制ノード140は、RMS(Root Mean Square)計算によってゲートウェイ130から受信した地中パイプ10の音圧データを時間領域に対する実効値に計算してFFT(Fast Fourier Transform)計算によって地中パイプ10の音圧データを周波数領域に対するスペクトルデータに変換し、LSI(Leak Signal Intensity)計算によって地中パイプ10の音圧データに基づいて地中パイプ10の漏水信号に対する強さを計算することができる。ここで、漏水感知管制ノード140は、RMS(Root Mean Square)計算値及びLSI(Leak Signal Intensity)計算値間の相関関係を分析して地中パイプ10に対する漏水確率値を算出することができる。
【0069】
一実施形態において、漏水感知管制ノード140は、漏水確率値が特定基準値を超過するかをチェックして地中パイプ10に対する漏水有無を決定することができる。例えば、漏水感知管制ノード140は、漏水確率値が特定基準値を超過すれば、地中パイプ10に漏水が発生したことと判断することができ、漏水確率値が特定基準値を超過しなければ、地中パイプ10に漏水が発生しなかったことと判断することができる。
【0070】
一実施形態において、漏水感知管制ノード140は、地中パイプ10に漏水が発生したことと判断された場合、地中パイプ10の音圧が地中パイプ10の両端に装着された複数の漏水感知センサノード110に到達した時間差を計算することができる。例えば、漏水感知管制ノード140は、CCP(Cross Correlation)計算によって地中パイプ10の両端に装着された複数の漏水感知センサノード110間の相互相関関数を計算して、2つの漏水感知センサノード110間の時間差を計算することができる。ここで、漏水感知管制ノード140は、計算された地中パイプの音圧到達時間差に基づいて地中パイプ10の漏水位置を推定することができる。
【0071】
漏水感知管制ノード140は、GIS(GeographicInformation System)を介して複数の漏水感知センサノード110、少なくとも1つのネットワークノード120、及びゲートウェイ130の設置位置をモニタリングすることができる。
【0072】
このとき、漏水感知管制ノード140は、スマートフォン、タブレットPCのような外部機器と接続されてスマートフォン、タブレットPCのような外部機器に複数の漏水感知センサノード110、少なくとも1つのネットワークノード120、及びゲートウェイ130に対する状態情報をリアルタイムに伝送することができる。
【0073】
一実施形態において、漏水感知管制ノード140は、複数の漏水感知センサノード110、少なくとも1つのネットワークノード120、及びゲートウェイ130をモニタリングして、複数の漏水感知センサノード110、少なくとも1つのネットワークノード120、及びゲートウェイ130に対するイベント発生情報及び処理現況をチェックすることができる。ここで、イベント発生情報は、複数の漏水感知センサノード110、少なくとも1つのネットワークノード120、及びゲートウェイ130の各々に送受信されたデータ内容(例えば、データ内容は、送信または受信されたノードに関する情報、送信または受信されたデータ識別コード、及び送信または受信された時間を含むことができる)に該当することができ、処理現況は、複数の漏水感知センサノード110、少なくとも1つのネットワークノード120、及びゲートウェイ130の各々でのイベント発生情報に対する処理可否またはイベント発生情報に対する処理時間のうち、少なくとも1つに該当することができる。
【0074】
漏水感知管制ノード140は、複数の漏水感知センサノード110及び少なくとも1つのネットワークノード120に対する遠隔制御を行うことができる。
【0075】
一実施形態において、漏水感知管制ノード140は、遠隔で複数の漏水感知センサノード110及び少なくとも1つのネットワークノード120に対するファームウエア(Firmware)アップグレードを行うことができる。ここで、漏水感知管制ノード140は、複数の漏水感知センサノード110及び少なくとも1つのネットワークノード120に対するアップグレードを順次的に行うか、一括または順次的に行うことができる。
【0076】
他の一実施形態において、漏水感知管制ノード140は、遠隔で複数の漏水感知センサノード110において特定期間以内に測定されたデータの再転送を要請することができる。例えば、特定期間は、一週間(7日)に該当することができる。
【0077】
さらに他の一実施形態において、漏水感知管制ノード140は、遠隔で複数の漏水感知センサノード110及び少なくとも1つのネットワークノード120に対する電源のオン及びオフを制御することができる。例えば、漏水感知管制ノード140は、修理が必要であるか、交替が必要な特定漏水感知センサノード110または特定ネットワークノード120の電源をオフしてエネルギー効率を節減でき、作業者の安全を向上させることができる。
【0078】
図3は、図1にあるリアルタイム遠隔漏水感知システムで行われるリアルタイム遠隔漏水感知過程を説明する順序図である。
【0079】
図3に示すように、リアルタイム遠隔漏水感知システム100は、複数の漏水感知センサノード110が特定センサ運用モードに進入すれば、漏水感知管制ノード140から地中パイプ10の音圧測定命令を受信したかをチェックする(ステップS301及びステップS302)。
【0080】
複数の漏水感知センサノード110は、地中パイプ10に装着されて睡眠モード、待機モード、及び動作モードで運用され、漏水感知管制ノード140の命令に応じて手動または自動で地中パイプ10の音圧を測定する(ステップS303)。ここで、複数の漏水感知センサノード110は、ネットワークノード120のNTP(Network Time Protocol)ノードを介して時刻同期化が行われ得る。
【0081】
一実施形態において、複数の漏水感知センサノード110は、漏水感知管制ノード140で設定した所定周期の時間になると、睡眠モードから待機モードに切り換えて、動作モードに対する準備が完了すれば、待機モードから動作モードに切り換え、地中パイプ10の音圧を測定してネットワークノード120に伝送することができる。
【0082】
他の一実施形態において、複数の漏水感知センサノード110は、漏水感知管制ノード140で設定した所定周期の時間になると、睡眠モードから待機モードに切り換え、漏水感知管制ノード140から地中パイプ10の音圧測定命令があるかをチェックして、地中パイプ10の音圧測定命令があれば、待機モードから動作モードに切り換えて地中パイプ10の音圧を測定し、地中パイプ10の音圧測定命令がなければ、待機モードから再度睡眠モードに切り換えることができる。
【0083】
複数の漏水感知センサノード110は、地中パイプ10に対する音圧をデジタル信号に変換して、特定ネットワークノード120と連動した第1の通信プロトコル(ここで、第1の通信プロトコルは、Binary CDMAに該当する)を介して地中パイプ10に対する音圧データを特定ネットワークノード120に伝送する(ステップS304)。
【0084】
より具体的に、複数の漏水感知センサノード110は、動作モードで加速度センサを介して地中パイプ10の音圧を感知して音圧のサイズに対応する電荷を出力することができ、アンプ(AMP)を介して加速度センサから出力された電荷を電圧に変換して増幅させることができ、A/Dボーダー(Border)を介してアンプで増幅されたアナログ信号をデジタル信号に変換することができ、アンテナを介してデジタル信号をネットワークノード120に伝送することができる。
【0085】
ネットワークノード120は、線路安定性(path reliability)または現時点での瞬間処理量(instant throughput)に基づいて次のノードを決定することができるように、特定漏水感知センサノード110と漏水感知管制ノード140との間のマルチホップ(MULTI−HOP)通信を行うことができる。
【0086】
一実施形態において、現時点での瞬間処理量は、下記の数式によって算出されることができる。
【0087】
T=(f(V)×g(D))/(M_hop_num/A_hop_num)
【0088】
ここで、f(V)は、少なくとも1つのネットワークノード120の伝送速度、g(D)は、少なくとも1つのネットワークノード120間の距離、M_hop_numは、マルチホップを介した少なくとも1つのネットワークノード120間のホッピング数、A_hop_numは、マルチホップで連動した少なくとも1つのネットワークノード120の数に該当することができる。
【0089】
例えば、現時点での瞬間処理量は、少なくとも1つのネットワークノード120の伝送速度が10で、同じような場合、少なくとも1つのネットワークノード120間の距離が100、マルチホップを介した少なくとも1つのネットワークノード120間のホッピング数が5、マルチホップで連動した少なくとも1つのネットワークノード120の数が10であれば、2000(=(10×100)/(5/10))に該当することができ、少なくとも1つのネットワークノード120間の距離が100、マルチホップを介した少なくとも1つのネットワークノード120間のホッピング数が2、マルチホップで連動した少なくとも1つのネットワークノード120の数が10であれば、5000(=(10×100)/(2/10))に該当することができる。したがって、現時点での瞬間処理量は、マルチホップを介した少なくとも1つのネットワークノード120間のホッピング数が少ないほど増加することができる。
【0090】
他の例として、現時点での瞬間処理量は、マルチホップを介した少なくとも1つのネットワークノード120間のホッピング数が5で、同じような場合、少なくとも1つのネットワークノード120の伝送速度が10、少なくとも1つのネットワークノード120間の距離が100、マルチホップで連動した少なくとも1つのネットワークノード120の数が10であれば、2000(=(10×100)/(5/10))に該当することができ、少なくとも1つのネットワークノード120の伝送速度が5、少なくとも1つのネットワークノード120間の距離が100、マルチホップで連動した少なくとも1つのネットワークノード120の数が10であれば、1000(=(5×100)/(5/10))に該当することができる。したがって、現時点での瞬間処理量は、少なくとも1つのネットワークノード120の伝送速度が速いほど増加することができる。
【0091】
ネットワークノード120は、複数の漏水感知センサノード110から受信した地中パイプ10の音圧データをゲートウェイに伝送する(ステップS305)。
【0092】
ゲートウェイ130は、複数のネットワークノード120から地中パイプ10の音圧データを受信して漏水感知管制ノード140に伝送する(ステップS306)。
【0093】
漏水感知管制ノード140は、ゲートウェイ130から地中パイプ10の音圧に対するデジタル信号を受信し、複数の漏水確率アルゴリズムを介して地中パイプ10に対する漏水確率値を計算して地中パイプ10に対する漏水有無を判断する(ステップS307)。ここで、漏水感知管制ノード140は、少なくとも1つのゲートウェイ130間の接続がなくても関係ないアドホック(AD−HOC)ネットワークを構成し、出発地または目的地として特定ゲートウェイ130と通信を行うことができる。
【0094】
一実施形態において、漏水感知管制ノード140は、RMS(Root Mean Square)計算によってゲートウェイ130から受信した地中パイプ10の音圧データを時間領域に対する実効値に計算して、FFT(Fast Fourier Transform)計算によって地中パイプ10の音圧データを周波数領域に対するスペクトルデータに変換し、LSI(Leak Signal Intensity)計算によって地中パイプ10の音圧データに基づいて地中パイプ10の漏水信号に対する強さを計算することができる。ここで、漏水感知管制ノード140は、RMS(Root Mean Square)計算値及びLSI(Leak Signal Intensity)計算値間の相関関係を分析して地中パイプ10に対する漏水確率値を算出することができる。
【0095】
漏水感知管制ノード140は、地中パイプ10に漏水が発生したことと判断された場合、地中パイプ10の音圧が地中パイプ10の両端に装着された複数の漏水感知センサノード110に到達した時間差を計算することができる。ここで、漏水感知管制ノード140は、計算された地中パイプの音圧到達時間差に基づいて地中パイプ10の漏水位置を推定することができる。
【0096】
上記では、本出願の好ましい実施形態を参照して説明したが、当該技術分野の熟練した当業者は、下記の特許請求の範囲に記載された本発明の思想及び領域から逸脱しない範囲内で本出願を様々に修正及び変更させることができることを理解できるであろう。
【符号の説明】
【0097】
100 リアルタイム遠隔漏水感知システム
110 漏水感知センサノード
120 ネットワークノード
130 ゲートウェイ
140 漏水感知管制ノード
図1
図2
図3
図4
図5