特許第6404181号(P6404181)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6404181
(24)【登録日】2018年9月21日
(45)【発行日】2018年10月10日
(54)【発明の名称】排気浄化装置
(51)【国際特許分類】
   F01N 3/24 20060101AFI20181001BHJP
   F01N 3/20 20060101ALI20181001BHJP
   B01D 53/94 20060101ALI20181001BHJP
【FI】
   F01N3/24 N
   F01N3/20 U
   B01D53/94 300
   B01D53/94ZAB
【請求項の数】7
【全頁数】15
(21)【出願番号】特願2015-112789(P2015-112789)
(22)【出願日】2015年6月3日
(65)【公開番号】特開2016-223401(P2016-223401A)
(43)【公開日】2016年12月28日
【審査請求日】2017年10月16日
(73)【特許権者】
【識別番号】000116574
【氏名又は名称】愛三工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110000291
【氏名又は名称】特許業務法人コスモス特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】板津 龍司
【審査官】 二之湯 正俊
(56)【参考文献】
【文献】 特開2003−161143(JP,A)
【文献】 国際公開第2011/111118(WO,A1)
【文献】 特開2013−227940(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F01N 3/00− 3/38
F01N 9/00−11/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
エンジンの排気通路に設けられ、前記排気通路を流れる排気を浄化するための触媒を備えた排気浄化装置において、
前記触媒は上流側端面を含み、前記上流側端面より上流にて前記排気通路に設けられるバイパス通路と、
前記バイパス通路は、バイパス入口とバイパス出口を含み、前記バイパス出口が前記触媒の直前にて前記排気通路に連通し、前記バイパス入口が前記バイパス出口よりも上流にて前記排気通路に連通することと、
前記排気通路を流れる前記排気の一部が前記バイパス入口から流入し前記バイパス出口から流出するように前記バイパス通路にて前記排気に流れを付与すると共に、前記バイパス出口から流出する前記排気の流量が調節可能に構成される排気流付与手段と、
前記バイパス通路における前記排気の流量が定期的又は不定期的に変化するように前記排気流付与手段を制御するための制御手段と
を備え
前記排気流付与手段は、前記排気を前記バイパス出口へ向けて圧送すると共に、前記排気の圧送量を調節可能としたポンプを含み、
前記制御手段は、前記ポンプにより前記バイパス出口から流出する前記排気の流量を制御することにより、前記排気通路を流れる排気に旋回流を形成すると共に前記旋回流の勢いを調節し、前記旋回流が最も強く当たる前記触媒の前記上流側端面における領域を経時的に移動させる
ことを特徴とする排気浄化装置。
【請求項2】
前記排気流付与手段は、前記バイパス通路の開度を調節可能とした制御弁を更に含むことを特徴とする請求項に記載の排気浄化装置。
【請求項3】
エンジンの排気通路に設けられ、前記排気通路を流れる排気を浄化するための触媒を備えた排気浄化装置において、
前記触媒は上流側端面を含み、前記上流側端面より上流にて前記排気通路に設けられるバイパス通路と、
前記バイパス通路は、バイパス入口とバイパス出口を含み、前記バイパス出口が前記触媒の直前にて前記排気通路に連通し、前記バイパス入口が前記バイパス出口よりも上流にて前記排気通路に連通することと、
前記排気通路を流れる前記排気の一部が前記バイパス入口から流入し前記バイパス出口から流出するように前記バイパス通路にて前記排気に流れを付与すると共に、前記バイパス出口から流出する前記排気の流量が調節可能に構成される排気流付与手段と、
前記バイパス通路における前記排気の流量が定期的又は不定期的に変化するように前記排気流付与手段を制御するための制御手段と
を備え、
前記排気流付与手段は、前記排気を前記バイパス出口へ向けて圧送すると共に、前記排気の圧送量を調節可能としたポンプと、前記バイパス通路の開度を調節可能とした制御弁とを含む
ことを特徴とする排気浄化装置。
【請求項4】
前記制御手段は、前記エンジンの運転状態に応じて前記ポンプによる前記排気の圧送量を制御することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の排気浄化装置。
【請求項5】
前記制御手段は、前記エンジンの回転速度及び負荷が大きくなるほど前記ポンプによる前記排気の圧送量が多くなるように前記ポンプを制御することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の排気浄化装置。
【請求項6】
前記バイパス出口は、前記排気通路の中心軸に対してオフセットして配置されたことを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の排気浄化装置。
【請求項7】
前記バイパス出口の直径をC、前記バイパス出口の近傍における前記排気通路の直径をD、前記オフセットの量をBとしたとき、B,C,Dを次式(1)の関係を満たすように設定した
0<B<(C+D)/2 ・・・式(1)
ことを特徴とする請求項6に記載の排気浄化装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、エンジンから排気通路へ排出される排気を浄化する排気浄化装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、この種の技術として、例えば、下記の特許文献1に記載される排気浄化装置が知られている。この装置は、排気管に設けられる触媒コンバータを備え、排気管と触媒コンバータとの間の連結部にて、排気管を通過する排気に旋回流を起こさせる旋回流発生手段が設けられる。旋回流発生手段として、帯状板をねじって形成された螺旋部材、あるいは排気管端部の管壁に対し内方へ折り曲げられてなる旋回翼が設けられる。この装置は、排気を旋回流発生手段に当てて旋回流を発生させることで、触媒コンバータの通路断面全域に排気を満遍なく行き渡らせて排気の浄化効率を向上させるようになっている。特に、内燃機関の冷間始動時(触媒の非活性時)には、触媒を早期に暖機させる必要がある。この装置は、触媒コンバータに導入される排気に旋回流を発生させることで、排気を触媒の通路断面全域に満遍なく行き渡らせ、触媒の暖機を促進するようになっている。
【0003】
ところが、特許文献1に記載の装置では、旋回流発生手段が常に排気管中で排気抵抗となってしまう。そのため、エンジンの冷間始動時(触媒の非活性時)には、旋回流発生手段が触媒コンバータの暖機促進に有効に機能するものであっても、排気量が多くなるエンジンの高負荷運転時には大きな排気抵抗となってしまう。その結果、エンジンの背圧が高くなって圧力損失が増大し、エンジン性能を低下させる懸念があった。
【0004】
そこで、特許文献2に記載の排気浄化装置が提案された。この装置は、排気通路に設けられる触媒の上流にて排気通路にバイパス通路が設けられる。このバイパス通路は、同通路を経由した排気を触媒の直前にて排気通路に流出させて排気流に旋回流を発生させるようになっている。また、排気通路には、排気通路を開閉する排気流切替弁が設けられる。そして、この排気流切替弁を閉じることで、エンジンから触媒へ向かう排気流をバイパス通路を経由するバイパス流に切り替える。これにより、触媒の直前にて排気通路に排気の旋回流を発生させて排気を触媒の通路断面全域に満遍なく行き渡らせるようになっている。一方、排気流切替弁を開くことで、エンジンから触媒へ向かう排気流を主として排気通路のみを経由するメイン流に切り替える。これにより、排気を触媒にストレートに導入するようになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】実開平6−69318号公報
【特許文献2】特開2007−211632号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところが、特許文献2に記載の装置では、排気通路に対するバイパス通路の形状や配置が一つの形態に固定されている。そのため、排気の旋回流にしてもバイパス通路の形状等に依存することになり、例えば、図8に示すように、触媒45の上流側端面45aにおいて、矢印で示す排気の旋回流が最も強く当たる領域R1が固定化され、特定の位置に偏る傾向があった。そのため、触媒45の劣化箇所に偏りが生じ、触媒の寿命が低下するおそれがあった。図8は、触媒45の上流側端面45aと排気の旋回流(矢印)との関係を示す平面図である。
【0007】
この発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、その目的は、エンジンに余分な圧力損失を生じさせることなく触媒により排気を浄化し、触媒の劣化箇所を分散させて触媒の寿命を向上させることを可能とした排気浄化装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、エンジンの排気通路に設けられ、排気通路を流れる排気を浄化するための触媒を備えた排気浄化装置において、触媒は上流側端面を含み、上流側端面より上流にて排気通路に設けられるバイパス通路と、バイパス通路は、バイパス入口とバイパス出口を含み、バイパス出口が触媒の直前にて排気通路に連通し、バイパス入口がバイパス出口よりも上流にて排気通路に連通することと、排気通路を流れる排気の一部がバイパス入口から流入しバイパス出口から流出するようにバイパス通路にて排気に流れを付与すると共に、バイパス出口から流出する排気の流量が調節可能に構成される排気流付与手段と、バイパス通路における排気の流量が定期的又は不定期的に変化するように排気流付与手段を制御するための制御手段とを備え、排気流付与手段は、排気をバイパス出口へ向けて圧送すると共に、排気の圧送量を調節可能としたポンプを含み、制御手段は、ポンプによりバイパス出口から流出する排気の流量を制御することにより、排気通路を流れる排気に旋回流を形成すると共に旋回流の勢いを調節し、旋回流が最も強く当たる触媒の上流側端面における領域を経時的に移動させることを趣旨とする。
【0009】
上記発明の構成によれば、制御手段が、バイパス通路における排気の流量が定期的又は不定期的に変化するように排気流付与手段を制御する。これにより、バイパス出口から流出する排気により排気通路を流れる排気に旋回流が形成され、その旋回流が最も強く当たる触媒の上流側端面における領域が定期的又は不定期的に移動する。従って、排気が拡散されて触媒の上流側端面のほぼ全域に排気が当たると共に、触媒の上流側端面にて排気が最も強く当たる領域が経時的に分散する。排気通路には、バイパス通路へ排気を案内するための手段や旋回流を形成する手段が特に設けられないので、触媒より上流の排気通路において排気抵抗が増えることがない。また、ポンプによる排気の圧送量が調節されることにより、バイパス出口から流出する排気の流量が調節される。
【0010】
上記目的を達成するために、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、排気流付与手段は、バイパス通路の開度を調節可能とした制御弁を更に含むことを趣旨とする。
【0011】
上記発明の構成によれば、請求項1に記載の発明の作用に加え、制御弁によりバイパス通路の開度が調節されることにより、バイパス通路における排気の流れが遮断又は許容されると共に、バイパス出口から流出する排気の流量が調節される。
【0012】
上記目的を達成するために、請求項3に記載の発明は、エンジンの排気通路に設けられ、排気通路を流れる排気を浄化するための触媒を備えた排気浄化装置において、触媒は上流側端面を含み、上流側端面より上流にて排気通路に設けられるバイパス通路と、バイパス通路は、バイパス入口とバイパス出口を含み、バイパス出口が触媒の直前にて排気通路に連通し、バイパス入口がバイパス出口よりも上流にて排気通路に連通することと、排気通路を流れる排気の一部がバイパス入口から流入しバイパス出口から流出するようにバイパス通路にて排気に流れを付与すると共に、バイパス出口から流出する排気の流量が調節可能に構成される排気流付与手段と、バイパス通路における排気の流量が定期的又は不定期的に変化するように排気流付与手段を制御するための制御手段とを備え、排気流付与手段は、排気をバイパス出口へ向けて圧送すると共に、排気の圧送量を調節可能としたポンプと、バイパス通路の開度を調節可能とした制御弁とを含むことを趣旨とする。
【0013】
上記発明の構成によれば、制御手段が、バイパス通路における排気の流量が定期的又は不定期的に変化するように排気流付与手段を制御する。これにより、バイパス出口から流出する排気により排気通路を流れる排気に旋回流が形成され、その旋回流が最も強く当たる触媒の上流側端面における領域が定期的又は不定期的に移動する。従って、排気が拡散されて触媒の上流側端面のほぼ全域に排気が当たると共に、触媒の上流側端面にて排気が最も強く当たる領域が経時的に分散する。排気通路には、バイパス通路へ排気を案内するための手段や旋回流を形成する手段が特に設けられないので、触媒より上流の排気通路において排気抵抗が増えることがない。ポンプによる排気の圧送量が調節されることにより、バイパス出口から流出する排気の流量が調節される。制御弁によりバイパス通路の開度が調節されることにより、バイパス通路における排気の流れが遮断又は許容されると共に、バイパス出口から流出する排気の流量が調節される。
【0014】
上記目的を達成するために、請求項4に記載の発明は、1乃至3のいずれかに記載の発明において、制御手段は、エンジンの運転状態に応じてポンプによる排気の圧送量を制御することを趣旨とする。
【0015】
上記発明の構成によれば、1乃至3のいずれかに記載の発明の作用に加え、排気通路における排気の流量はエンジンの運転状態に応じて変化する。ここで、制御手段は、ポンプによる排気の圧送量を、エンジンの運転状態に応じて制御するので、排気通路における排気の流量が増えるときはバイパス出口からの排気の流量も多くなり、排気通路を流れる排気に確実に旋回流が形成されるようになる。
【0016】
上記目的を達成するために、請求項5に記載の発明は、1乃至3のいずれかに記載の発明において、制御手段は、エンジンの回転速度及び負荷が大きくなるほどポンプによる排気の圧送量が多くなるようにポンプを制御することを趣旨とする。
【0017】
上記発明の構成によれば、1乃至3のいずれかに記載の発明の作用に加え、排気通路における排気の流量はエンジンの回転速度及び負荷が大きくなるほど増える。ここで、制御手段は、ポンプによる排気の圧送量を、エンジンの回転速度及び負荷が大きくなるほど多くなるように制御するので、排気通路における排気の流量が増えるときはバイパス出口からの排気の流量も多くなり、排気通路を流れる排気に確実に旋回流が形成されるようになる。
【0018】
上記目的を達成するために、請求項6に記載の発明は、請求項1乃至5のいずれかに記載の発明において、バイパス出口は、排気通路の中心軸に対してオフセットして配置されたことを趣旨とする。
【0019】
上記発明の構成によれば、請求項1乃至5のいずれかに記載の発明の作用に加え、バイパス出口が、排気通路の中心軸に対してオフセットして配置されるので、バイパス出口からの排気によって排気通路を流れる排気が旋回しやすくなる。
【0020】
上記目的を達成するために、請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の発明において、バイパス出口の直径をC、バイパス出口の近傍における排気通路の直径をD、オフセットの量をBとしたとき、B,C,Dを次式(1)の関係を満たすように設定した
0<B<(C+D)/2 ・・・式(1)
ことを趣旨とする。
【0021】
上記発明の構成によれば、請求項6に記載の発明の作用に加え、排気通路の中心軸に対するバイパス出口のオフセット量を、式(1)の関係で設定するので、バイパス出口からの排気によって排気通路を流れる排気が確実に旋回する。
【発明の効果】
【0022】
請求項1に記載の発明によれば、エンジンに余分な圧力損失を生じさせることなく触媒により排気を浄化することができ、触媒の劣化箇所を分散させて触媒の寿命を向上させることができる。また、バイパス出口からの排気の流量を応答性よく制御することができる。
【0023】
請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明の効果に加え、ポンプの動作と相俟ってバイパス出口からの排気の流量を精度良く制御することができる。
【0024】
請求項3に記載の発明によれば、エンジンに余分な圧力損失を生じさせることなく触媒により排気を浄化することができ、触媒の劣化箇所を分散させて触媒の寿命を向上させることができる。バイパス出口からの排気の流量を応答性よく制御することができる。ポンプの動作と相俟ってバイパス出口からの排気の流量を精度良く制御することができる。
【0025】
請求項4に記載の発明によれば、1乃至3のいずれかに記載の発明の効果に加え、エンジンの運転状態の変化にかかわらず触媒により安定的に排気を浄化することができる。
【0026】
請求項5に記載の発明によれば、1乃至3のいずれかに記載の発明の効果に加え、エンジンの回転速度及び負荷の変化にかかわらず触媒により安定的に排気を浄化することができる。
【0027】
請求項6に記載の発明によれば、請求項1乃至5のいずれかに記載の発明の効果に加え、排気通路にて旋回流を生じやすくすることができる。
【0028】
請求項7に記載の発明によれば、請求項6に記載の発明の効果に加え、排気通路にて確実に旋回流を形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【0029】
図1】第1実施形態に係り、排気浄化装置を示す概略構成図。
図2】第1実施形態に係り、触媒コンバータを示す図1のA−A線に沿った断面図。
図3】第1実施形態に係り、触媒の上流側端面上に想定される複数の領域を示す平面図。
図4】第1実施形態に係り、排気流制御の内容を示すフローチャート。
図5】第1実施形態に係り、エンジン回転速度とエンジン負荷とに対する狙い領域の初期値の関係を示すマップ。
図6】第1実施形態に係り、エンジン回転速度とエンジン負荷に応じた基本ポンプ駆動量の関係を示すポンプ駆動量マップ。
図7】第2実施形態に係り、触媒コンバータを示す図2に準ずる断面図。
図8】従来例に係り、触媒の上流側端面と排気の旋回流との関係を示す平面図。
【発明を実施するための形態】
【0030】
<第1実施形態>
以下、本発明の排気浄化装置を具体化した第1実施形態につき図面を参照して詳細に説明する。
【0031】
図1に、この実施形態の排気浄化装置を概略構成図により示す。この排気浄化装置は、エンジン1の排気通路2に設けられ、排気通路2を流れる排気を浄化するための触媒コンバータ3を備える。触媒コンバータ3は、ケーシング4と、ケーシング4に格納された触媒5とを含む。ケーシング4は、円筒形状をなし、入口側と出口側がそれぞれテーパ形状をなすテーパ部4a,4bとなっている。触媒5は、ケーシング4の下流部分に配置され、ケーシング4の中流部分及び上流部分は何も配置されていないメイン通路6となっている。触媒5は、上流側端面5aを含み、例えば、貴金属製の三元触媒より構成され、ハニカム構造の円柱形状をなす。この実施形態で、触媒コンバータ3は排気通路2の一部を構成する。触媒5の上流側端面5aより上流にてケーシング4のメイン通路6に対応する部分には、バイパス通路7が設けられる。バイパス通路7は、メイン通路6から排気が流入するバイパス入口7aと、メイン通路6へ排気が流出するバイパス出口7bを含む。バイパス出口7bは、触媒5の直前にてメイン通路6に連通し、バイパス入口7aは、バイパス出口7bより上流にてメイン通路6に連通する。ケーシング4におけるバイパス入口7aの位置については、バイパス出口7bからの排気の流れの影響を受け難くするために、バイパス出口7bとの間で十分な距離Lを確保するようになっている。
【0032】
図2に、触媒コンバータ3を図1のA−A線に沿った断面図により示す。バイパス通路7は、ケーシング4の外側に設けられる。図2に示すように、バイパス出口7bの中心軸M1の位置は、ケーシング4の中心軸M2に対してオフセットして配置される。そのオフセット量Bは、バイパス出口7bの直径を「C」、バイパス出口7bの近傍におけるケーシング4の直径を「D」としたとき、「B,C,D」は次式(1)の関係を有するように設定される。
0<B<(C+D)/2 ・・・式(1)
【0033】
このようにバイパス出口7bをケーシング4に対しオフセットさせることで、バイパス出口7bからメイン通路6へ流出する排気により、メイン通路6を流れる排気に旋回流を生じやすくしている。
【0034】
図1に示すように、バイパス通路7には、同通路7における排気の流れを調節するための排気流調節装置11が設けられる。排気流調節装置11は、ポンプ12と制御弁13を含む。制御弁13はポンプ12より下流に配置される。ポンプ12は電動式であり、バイパス出口7bへ向けて排気を圧送するように構成される。このポンプ12は、内蔵モータにより駆動され、排気の圧送量を調節可能に構成される。ポンプ12による排気の圧送量が調節されることにより、バイパス出口7bからメイン通路6へ流出する排気の流量が調整される。制御弁13は、同じく電動式であり、バイパス通路7の開度を調節可能に構成される。制御弁13によりバイパス通路7の開度が調節されることにより、バイパス通路7における排気の流れが遮断又は許容されると共に、バイパス出口7bからメイン通路6へ流出する排気の流量が調整される。この排気流調節装置11は、本発明の排気流調節手段の一例に相当する。
【0035】
図1に示すように、この排気浄化装置は、エンジン1の運転状態に応じて排気流調節装置11を制御するための電子制御装置(ECU)30と、排気流調節装置11を駆動するための駆動回路31とを備える。ECU30は、本発明の制御手段に相当する。また、排気浄化装置は、エンジン1の回転速度(エンジン回転速度)NEを検出するための回転速度センサ21と、エンジン1の負荷(エンジン負荷)KLを検出するための負荷センサ22とを備える。これらセンサ21,22はECU30に接続される。駆動回路31には、ポンプ12と制御弁13が接続される。駆動回路31はECU30に接続される。そして、ECU30は、各センサ21,22からの検出信号に基づき駆動回路31を介してポンプ12と制御弁13を制御することにより、バイパス通路7のバイパス出口7bからメイン通路6へ流出する排気の流量を制御するようになっている。この排気の流量を制御することにより、メイン通路6を流れる排気に旋回流が形成されると共に、その旋回流の勢いが調節され、旋回流が最も強く当たる触媒5の上流側端面5aにおける領域を制御するようになっている。
【0036】
図3に、触媒5の上流側端面5a上に想定される複数の領域STP1〜STP8を平面図により示す。触媒5の上流側端面5aは、第1領域STP1から第8領域STP8まで、等角度に8つに分割される。この実施形態では、メイン通路6を流れる排気に形成される旋回流が最も強く当たる上流側端面5a上の領域を、第1領域STP1から第8領域STP8の間で変化させるようになっている。そのために、バイパス出口7bから流出する排気の流量を調節するようになっている。例えば、排気の流量を最小にすることで、旋回流が最も強く当たる位置が第1領域STP1となり、排気の流量を徐々にアップさせることで、旋回流が最も強く当たる位置が第2領域STP2、第3領域STP3・・・と順次移動する。そして、排気の流量を最大にすることで、旋回流が最も強く当たる位置が第8領域STP8となる。
【0037】
ここで、バイパス出口7bから流出する排気の流量を制御するための排気流制御について説明する。図4に、その排気流制御の内容をフローチャートにより示す。ECU40は、このルーチンを所定時間毎に周期的に実行するようになっている。
【0038】
処理がこのルーチンへ移行すると、ECU30は、先ずステップ100で、触媒5が新品か否かを判断する。例えば、触媒5を交換した直後はこの判断結果が肯定となる。ECU30は、この判断結果が肯定の場合は処理をステップ110へ移行し、この判断結果が否定の場合は処理をステップ140へ移行する。
【0039】
ステップ110では、ECU30は、エンジン1の運転状態(エンジン回転速度NEとエンジン負荷KL)に応じた狙い領域STPnの初期値を設定する。ECU30は、図5に示すマップを参照することにより、エンジン回転速度NEの各数値NE1〜NE4とエンジン負荷KLの各数値KL1〜KL8とに対する、狙い領域(各領域STP1〜STP8)の初期値を設定する。
【0040】
次に、ステップ120では、ECU30は、回転速度センサ21と負荷センサ22の検出値に基づき、エンジン回転速度NEとエンジン負荷KLを読み込む。
【0041】
次に、ステップ130では、ECU30は、エンジン回転速度NEとエンジン負荷KLから、狙い領域STPnを決定する。ECU30は、ステップ110で設定した狙い領域STPnの初期値(図5参照)から、現在のエンジン回転速度NEとエンジン負荷KLに応じた狙い領域STPnを決定する。例えば、図5において、エンジン回転速度NEが数値NE2、エンジン負荷KLが数値KL3となるとき、狙い領域は、図5にハッチングで示すように第2領域STP2となる。あるいは、図5において、エンジン回転速度NEが数値NE3、エンジン負荷KLが数値KL6となるとき、狙い領域STPnは、図5にハッチングで示すように第4領域STP4となる。
【0042】
一方、ステップ100から移行してステップ140では、触媒5が新品でないことから、ECU30は、回転速度センサ21と負荷センサ22の検出値に基づき、エンジン回転速度NEとエンジン負荷KLを読み込む。次に、ステップ150で、ECU30は、前回の狙い領域STPnを読み込む。
【0043】
次に、ステップ130又はステップ150から移行してステップ160では、ECU30は、本制御の前提条件が成立するのを待ってステップ170へ移行する。このステップ160で、ECU30は、具体的には、エンジン1の始動後に触媒5を有効に機能させる条件が成立したかを判断する。一般に、触媒5は、所定の暖機状態で有効に機能することから、ECU30は、エンジン1の運転状態が触媒5の暖機完了を確保できる状態にあるか否かを判断することになる。
【0044】
次に、ステップ170では、ECU30は、エンジン回転速度NE及びエンジン負荷KLと、ステップ130で決定した、あるいはステップ150で読み込んだ狙い領域STPn(各領域STP1〜STP8)に応じて目標ポンプ駆動量TPFを算出する。ECU30は、例えば、図6に示すように、予め設定された所定のポンプ駆動量マップ(図示略)を参照することにより、エンジン回転速度NEとエンジン負荷KLに応じた基本ポンプ駆動量を算出する。このポンプ駆動量マップは、エンジン回転速度NE及びエンジン負荷KLが大きくなるほどポンプ12による排気の圧送量が多くなるように基本ポンプ駆動量が設定されている。そして、ECU30は、その基本ポンプ駆動量を、狙い領域STPnに応じて補正することにより、目標ポンプ駆動量TPFを算出することができる。
【0045】
次に、ステップ180では、ECU30は、エンジン回転速度NE及びエンジン負荷KLと、狙い領域STPn(各領域STP1〜STP8)に応じて目標開度TVOを算出する。ECU30は、例えば、予め設定された所定の開度マップ(図示略)を参照することにより、エンジン回転速度NE、エンジン負荷KL及び狙い領域STPnに応じた目標開度TVOを算出することができる。
【0046】
ここで、エンジン1の運転状態(エンジン回転速度NE、エンジン負荷KL)に応じてポンプ12と制御弁13を制御するのは、排気通路2における排気の流量や背圧がエンジンの運転状態(エンジン回転速度NE、エンジン負荷KL)に応じて変わり、その排気流に対し旋回流を起こすためにバイパス通路7から流出する排気の勢いを変える必要があるからである。それに加え、狙い領域STPnに応じてポンプ12と制御弁13を制御するのは、狙い領域STPnに旋回流が最も強く当たるようにするために、バイパス通路7から流出する排気の勢いを狙い領域STPnに応じて更に調節する必要があるからである。
【0047】
次に、ステップ190で、ECU30は、ポンプ12を目標ポンプ駆動量TPFに制御し、制御弁13を目標開度TVOに制御する。これにより、バイパス出口7bからメイン通路6へ流出する排気の流量が調節される。
【0048】
次に、ステップ200で、ECU30は、ステップ190の制御を開始してからの継続時間TNSMのカウントを開始する。
【0049】
次に、ステップ210では、ECU30は、エンジン1が停止したか否かを判断する。ECU30は、例えば、エンジン回転速度NEからエンジン1が停止したか否かを判断することができる。ECU30は、この判断結果が否定の場合に処理をステップ220へ移行し、この判断結果が肯定の場合に処理をステップ280へ移行する。
【0050】
ステップ220では、ECU30は、継続時間TNSMが所定時間ΔTN以上となったか否かを判断する。ECU30は、この判断結果が否定の場合に処理をステップ210へ戻し、この判断結果が肯定の場合に処理をステップ230へ移行し、継続時間TNSMを「0」にリセットする。
【0051】
次に、ステップ240で、ECU30は、狙い領域STPnが最終領域STPmaxであるか否かを判断する。この実施形態では、最終領域STPmaxが第8領域STP8であることから、ECU30は、狙い領域STPnが第8領域STP8であるか否かを判断することになる。ECU30は、この判断結果が肯定の場合に処理をステップ250へ移行し、この判断結果が否定の場合に処理をステップ260へ移行する。
【0052】
ステップ250では、ECU30は、狙い領域STPnを第1領域STP1に設定し、処理をステップ270へ移行する。
【0053】
一方、ステップ260では、ECU30は、現在の狙い領域STPnを次の狙い領域STPn+1に変更し、処理をステップ270へ移行する。例えば、現在の狙い領域STPnが第3領域STP3である場合に、次の第4領域STP4へ変更する。
【0054】
そして、ステップ270では、ECU30は、エンジン1が停止したか否かを判断する。ECU30は、この判断結果が否定の場合に処理をステップ170へ戻し、この判断結果が肯定の場合に処理をステップ100へ戻す。
【0055】
一方、ステップ210から移行してステップ280では、エンジン1が停止したことから、ECU30は、継続時間TNSMのカウントを停止し、処理をステップ100へ戻す。この場合、エンジン1が再始動されたときに継続時間TNSMのカウントが再開されることになる。
【0056】
上記制御によれば、ECU30は、バイパス通路7における排気の流量が所定時間ΔTN毎に定期的に変化するようにポンプ12及び制御弁13を制御するようになっている。また、ECU30は、エンジン1の運転状態に応じてポンプ12による排気の圧送量と制御弁13の開度を制御するようになっている。更に、ECU30は、図6のポンプ駆動量マップを参照することで、エンジン回転速度NE及びエンジン負荷KLが大きくなるほどポンプ12による排気の圧送量が多くなるようにポンプ12を制御するようになっている。
【0057】
以上説明したこの実施形態の排気浄化装置によれば、ECU30が、バイパス通路7における排気の流量が定期的に変化するようにポンプ12と制御弁13を制御する。これにより、バイパス出口7bから流出する排気により排気通路2(メイン通路6)を流れる排気に旋回流が形成され、その旋回流が最も強く当たる触媒5の上流側端面5aにおける領域が定期的に移動する。従って、排気が拡散されて触媒5の上流側端面5aのほぼ全域に排気が当たると共に、その上流側端面5aにて排気が最も強く当たる領域が経時的に分散する。また、排気通路2(メイン通路6)には、バイパス通路7へ排気を案内するための手段や旋回流を形成する手段が特に設けられないので、触媒5より上流の排気通路2(メイン通路6)において排気抵抗が増えることがない。このため、エンジン1に余分な圧力損失を生じさせることなく触媒5により排気を浄化することができ、触媒5の劣化箇所を分散させて触媒5の寿命を向上させることができる。
【0058】
この実施形態では、ポンプ12による排気の圧送量が調節されることにより、バイパス出口7bから流出する排気の流量が調節される。このため、バイパス出口7bからの排気の流量を応答性よく制御することができる。また、この実施形態では、制御弁13によりバイパス通路7の開度が調節されることにより、バイパス通路7における排気の流れが遮断又は許容されると共に、バイパス出口7bから流出する排気の流量が調節される。このため、ポンプ12の動作と相俟ってバイパス出口7bからの排気の流量を精度良く制御することができる。
【0059】
この実施形態では、排気通路2(メイン通路6)における排気の流量は、エンジン1の運転状態に応じて変化する。具体的には、排気の流量はエンジン回転速度NE及びエンジン負荷KLが大きくなるほど増える。ここで、ECU30は、ポンプ12による排気の圧送量を、エンジンの運転状態に応じて制御する。具体的には、エンジン回転速度NE及びエンジン負荷KLが大きくなるほど圧送量が多くなるようにポンプ12を制御する。従って、排気通路2(メイン通路6)における排気の流量が増えるときはバイパス出口7bから流出する排気の流量も多くなり、メイン通路6を流れる排気に確実に旋回流が形成されるようになる。このため、エンジン1の運転状態(エンジン回転速度NE及びエンジン負荷KL)の変化にかかわらず触媒5により安定的に排気を浄化することができる。
【0060】
この実施形態では、バイパス出口7bの中心軸M1の位置が、ケーシング4の中心軸M2に対してオフセットして配置されるので、バイパス出口7bから流出する排気によってメイン通路6を流れる排気が旋回しやすくなる。このため、メイン通路6にて旋回流を生じやすくすることができる。
【0061】
特に、この実施形態では、ケーシング4の中心軸M2に対するバイパス出口7bのオフセット量Bを、上記した式(1)の関係で設定するので、バイパス出口7bから流出する排気によってメイン通路6を流れる排気が確実に旋回する。このため、メイン通路6にて確実に旋回流を形成することができる。
【0062】
<第2実施形態>
次に、本発明の排気浄化装置を具体化した第2実施形態につき図面を参照して詳細に説明する。
【0063】
なお、以下の説明において第1実施形態と同等の構成要素については同一の符号を付して説明を省略し、以下には異なった点を中心に説明する。
【0064】
この実施形態では、バイパス通路に係る構成の点で第1実施形態と異なる。図7に、触媒コンバータ3を図2に準ずる断面図により示す。図7に示すように、この実施形態では、触媒コンバータ3のケーシング4に対して2つのバイパス通路7A,7Bが設けられる。これら第1のバイパス通路7A及び第2のバイパス通路7Bのそれぞれには、第1実施形態と同様、ポンプ及び制御弁が設けられる。そして、それらポンプ及び制御弁を制御するために駆動回路とECUが設けられる。図7に示すように、第1及び第2のバイパス通路7A,7Bは、ケーシング4の中心軸M2を中心におおよそ点対称に配置される。
【0065】
ここで、図7に示すように、第1のバイパス通路7Aについても、バイパス出口7bの中心軸M1の位置が、ケーシング4の中心軸M2に対してオフセットして配置される。そのオフセット量Bは、バイパス出口7bの直径C、ケーシング4の直径Dとの間で、上記した式(1)の関係を有するように設定される。一方、第2のバイパス通路7Bについては、バイパス出口7bの直径Fと、中心軸M2に対するバイパス出口7bの中心軸M3の位置のオフセット量Eとを、第1のバイパス通路7Aの直径C及びオフセット量Bと異なる値に設定することができる。そして、第2のバイパス通路7Bについては、そのオフセット量Eを次式(2)の関係を有するように設定することができる。
0<E<(F+D)/2 ・・・式(2)
【0066】
従って、この実施形態でも、前記第1実施形態と同等の作用効果を得ることができる。加えて、この実施形態では、ケーシング4に対して二つのバイパス通路7A,7Bが設けられるので、二つのバイパス出口7bからの排気によってメイン通路6を流れる排気がより旋回しやすくなる。このため、メイン通路6にて旋回流をより一層生じやすくすることができる。
【0067】
なお、この発明は前記各実施形態に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱することのない範囲で次のように実施することができる。
【0068】
(1)前記第1実施形態では、触媒5の上流側端面5aを第1領域STP1〜第8領域STP8の8つの領域に区分し、排気の旋回流が最も強く当たる領域を、それら第1領域STP1〜第8領域STP8の順に所定時間ΔTN毎に定期的に移動させるようにした。これに対し、触媒の上流側端面を区分する領域の数を減少させ(例えば「4つ」)、各領域の間で排気の旋回流が最も強く当たる領域を移動させるように構成することもできる。
【0069】
(2)前記第1実施形態では、排気の旋回流が最も強く当たる領域を、第1領域STP1〜第8領域STP8の順に所定時間ΔTN毎に定期的に移動させるようにしたが、排気の旋回流が最も強く当たる領域を移動させる間隔を適宜変化させるなど不定期的にすることもできる。
【0070】
(3)前記各実施形態では、排気流調節装置11を、ポンプ12と制御弁13により構成したが、排気流調節装置をポンプのみで構成することもできる。
【0071】
(4)前記各実施形態につき、触媒5の劣化を定量的に検出する検出手段を設け、触媒5の劣化を検出した場合に、ポンプ12の駆動量を変化させ、排気が最も強く当たる上流側端面5a上の領域を移動させて触媒5の寿命を向上させるように構成することもできる。
【0072】
(5)前記第2実施形態では、本発明のバイパス通路を、第1のバイパス通路7Aと第2のバイパス通路7Bの2本で構成したが、3本以上のバイパス通路で構成することもできる。
【産業上の利用可能性】
【0073】
この発明は、ガソリンエンジンやディーゼルエンジンの排気通路に利用することができる。
【符号の説明】
【0074】
1 エンジン
2 排気通路
3 触媒コンバータ
4 ケーシング
5 触媒
5a 上流側端面
6 メイン通路
7 バイパス通路
7A バイパス通路
7B バイパス通路
7a バイパス入口
7b バイパス出口
11 排気調節装置(排気流付与手段)
12 ポンプ
13 制御弁
30 ECU(制御手段)
M2 中心軸(ケーシングの)
B オフセット量
C 直径(バイパス出口の)
D 直径(ケーシングの)
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8