特許第6404299号(P6404299)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6404299AXLおよびc−METキナーゼ阻害剤としてのウラシル誘導体
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6404299
(24)【登録日】2018年9月21日
(45)【発行日】2018年10月10日
(54)【発明の名称】AXLおよびc−METキナーゼ阻害剤としてのウラシル誘導体
(51)【国際特許分類】
   A61K 31/513 20060101AFI20181001BHJP
   A61P 43/00 20060101ALI20181001BHJP
   A61P 35/00 20060101ALI20181001BHJP
   C07D 401/12 20060101ALN20181001BHJP
【FI】
   A61K31/513
   A61P43/00 111
   A61P35/00
   !C07D401/12
【請求項の数】10
【外国語出願】
【全頁数】264
(21)【出願番号】特願2016-215753(P2016-215753)
(22)【出願日】2016年11月4日
(62)【分割の表示】特願2014-541416(P2014-541416)の分割
【原出願日】2012年11月14日
(65)【公開番号】特開2017-71612(P2017-71612A)
(43)【公開日】2017年4月13日
【審査請求日】2016年12月1日
(31)【優先権主張番号】61/559,312
(32)【優先日】2011年11月14日
(33)【優先権主張国】US
(73)【特許権者】
【識別番号】515085819
【氏名又は名称】イグニタ、インク.
(74)【代理人】
【識別番号】100104411
【弁理士】
【氏名又は名称】矢口 太郎
(72)【発明者】
【氏名】ダンドュー、レッデッパレッディ
(72)【発明者】
【氏名】ハドキンス、ロバート エル.
(72)【発明者】
【氏名】ジョセフ、カート エー.
(72)【発明者】
【氏名】プルーティ、キャサリン ピー.
(72)【発明者】
【氏名】トリパシー、ラビンドラナス
【審査官】 新留 素子
(56)【参考文献】
【文献】 特許第6051434(JP,B2)
【文献】 国際公開第2007/033196(WO,A1)
【文献】 特表2009−539878(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
C07D
A61K
CAplus/REGISTRY(STN)
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
以下の構造を有する3−(4−フルオロフェニル)−1−イソプロピル−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシキノリン−4−イルオキシ)−3−フルオロフェニル]−アミドである化合物、またはその医薬的に許容され得る塩と、医薬的に許容され得る賦形剤とを有する医薬組成物。
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【請求項2】
請求項記載の医薬組成物において、前記組成物は、0.1mg〜1,000mgの3−(4−フルオロフェニル)−1−イソプロピル−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシキノリン−4−イルオキシ)−3−フルオロフェニル]−アミド、またはその医薬的に許容され得る塩を有する、医薬組成物。
【請求項3】
請求項記載の医薬組成物において、前記組成物は、1mg〜1,000mgの3−(4−フルオロフェニル)−1−イソプロピル−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシキノリン−4−イルオキシ)−3−フルオロフェニル]−アミド、またはその医薬的に許容され得る塩を有する、医薬組成物。
【請求項4】
請求項記載の医薬組成物において、前記組成物は、1mg〜500mgの3−(4−フルオロフェニル)−1−イソプロピル−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシキノリン−4−イルオキシ)−3−フルオロフェニル]−アミド、またはその医薬的に許容され得る塩を有する、医薬組成物。
【請求項5】
請求項記載の医薬組成物において、前記組成物は、1mg〜100mgの3−(4−フルオロフェニル)−1−イソプロピル−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシキノリン−4−イルオキシ)−3−フルオロフェニル]−アミド、またはその医薬的に許容され得る塩を有する、医薬組成物。
【請求項6】
請求項記載の医薬組成物において、前記組成物は、1〜95%(w/w)の3−(4−フルオロフェニル)−1−イソプロピル−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシキノリン−4−イルオキシ)−3−フルオロフェニル]−アミド、またはその医薬的に許容され得る塩を有する、医薬組成物。
【請求項7】
請求項記載の医薬組成物において、前記組成物は、10%〜80%(w/w)の3−(4−フルオロフェニル)−1−イソプロピル−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシキノリン−4−イルオキシ)−3−フルオロフェニル]−アミド、またはその医薬的に許容され得る塩を有する、医薬組成物。
【請求項8】
請求項記載の医薬組成物において、前記組成物は、20%〜70%(w/w)の3−(4−フルオロフェニル)−1−イソプロピル−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシキノリン−4−イルオキシ)−3−フルオロフェニル]−アミド、またはその医薬的に許容され得る塩を有する、医薬組成物。
【請求項9】
請求項記載の医薬組成物において、前記組成物は、30%〜60%(w/w)の3−(4−フルオロフェニル)−1−イソプロピル−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシキノリン−4−イルオキシ)−3−フルオロフェニル]−アミド、またはその医薬的に許容され得る塩を有する、医薬組成物。
【請求項10】
請求項記載の医薬組成物において、前記組成物は、40%〜50%(w/w)の3−(4−フルオロフェニル)−1−イソプロピル−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシキノリン−4−イルオキシ)−3−フルオロフェニル]−アミド、またはその医薬的に許容され得る塩を有する、医薬組成物。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、受容体チロシンキナーゼAXLおよびc−METの阻害剤である新規化合物に関する。これらの化合物は、AXLまたはc−MET媒介疾患、例えば、癌、および癌療法に対する耐性の発現の処置に適している。
【背景技術】
【0002】
受容体チロシンキナーゼ(receptor tyrosine kinases:RTKs)は、細胞外環境から細胞質および核に、生存、成長、分化、接着および移動性を含む正常細胞プロセスを調節するためのシグナルを伝達する、膜貫通型タンパク質である。PTKsの異常発現または活性化は、細胞形質転換、腫瘍形成および転移と関連して、様々なヒト癌の病的発生に結びつけられてきた。これらの所見がチロシンキナーゼ阻害剤の癌治療薬としての開発への強い関心につながった(Rosti et al,Crit.Rev.Oncol.Hematol.2011.[印刷物に先駆けたオンライン出版];Gorden et al,J.Oncol.Pharm.Pract.2011.[印刷物に先駆けたオンライン出版];Grande et al,Mol.Cancer Ther.2011,10,569)。
【0003】
AXLは、慢性骨髄性白血病(O'Bryan et.al Mol.Cell Biol.1991,11,5016)または慢性骨髄増殖性疾患(Janssen et.al Oncogene,1991,6,2113)を有する患者からの細胞において発現されたトランスフォーミング遺伝子として当初同定された、TAM(TYRO3、AXL、MER)受容体チロシンキナーゼ(receptor tyrosine kinase:RTK)ファミリーの1メンバーである。AXL活性化は、その同族タンパク質リガンド、成長停止特異的6(growth arrest specific 6:Gas6)の結合、その細胞外ドメインによるホモ型二量体化、またはインターロイキン(interleukin:IL)−15受容体若しくはHER2によるクロストークによって起こる。AXLシグナル伝達は、ホスホイノシチド3−キナーゼ−Akt、細胞外シグナル調節キナーゼ(extracellula signal−regulated kinase:ERK)およびp38マイトジェン活性化タンパク質キナーゼカスケード、NF−κB経路、ならびにシグナル伝達性転写因子(signal transducer and activator of transcription:STAT)シグナル伝達の活性化を含む、細胞応答を刺激する(Hafizi et.al Cytokine Growth Factor Rev.,2006,17,295)。浸潤、遊走、生存シグナル伝達、血管新生、化学療法薬および標的薬に対する耐性、細胞形質転換、ならびに増殖を含む、AXLシグナル伝達の非常に多くの生物学的影響が、癌に随伴する望ましくない特徴に相当する(Linger et al.Adv.Cancer Res.,2008,100,35;Hafizi et.al Cytokine Growth Factor Rev.,2006,17,295;Holland et al,Cancer Res.2005,65,9294)。
【0004】
AXL受容体は、血管平滑筋恒常性を調節し(Korshunov et al,Circ.Res.2006,98,1446)、乏突起神経膠細胞の細胞生存の制御に関与する(Shankar et al,J.Neurosci.2003,23,4208)。ノックアウトマウスにおける研究により、TAM受容体は、マクロファージおよび樹状細胞における炎症を阻害すること(Sharif et al,J.Exp.Med.2006,203,1891;Rothlin et al,Cell.2007,131,1124)、アポトーシス細胞の食作用を促進すること(Lu et al,Nature.1999,398,723;Lu & Lemke,Science.2001,293,306;Prasad et al,Mol.Cell Neurosci.2006,3,96)およびナチュラルキラー細胞の分化を刺激すること(Park et al,Blood 2009,113,2470)で先天免疫に枢要な役割を果たすことが明らかになった。
【0005】
AXLは、遺伝子増幅および/または改変タンパク質発現に起因して構成的に活性化されることが判明した(O'Bryan et al,J.Biol.Chem.1995,270,551;Linger et al,Expert Opin.Ther.Targets.2010,14,1073;Mudduluru et al,Oncogene,2011,30,2888)。AXLの改変発現は、様々なヒト癌において報告されており(Crosier et al,Leuk.Lymphoma.1995,18,443;Challier et al,Leukemia,1996,10,781;Ito et al,Thyroid.1999,9,563;Sun et al,Oncology.2004,66,450;Green et al,Br.J.Cancer.2006,94,1446;Liu et al,Blood.2010,116,297)、肺癌(Shieh et al,Neoplasia.2005,7,1058)、前立腺癌(Shiozawa et al,Neoplasia.2010,12,116)、乳癌(Zhang et al,Cancer Res.2008,68,1905)、食道癌(Hector et al,Cancer Biol.Ther.2010,10,1009)、卵巣癌(Rankin et al,Cancer Res.2010,70,7570)、膵臓癌(Koorstra et al,Cancer Biol.Ther.2009,8,618;Song et al,Cancer,2011,117,734)、肝臓癌(He et al,Mol.Carcinog.2010,49,882)、胃癌(Wu et al,Anticancer Res.2002,22,1071;Sawabu et al,Mol Carcinog.2007,46,155)、甲状腺癌(Avilla et al,Cancer Res.2011,71,1792)、腎細胞癌腫(Chung et al,DNA Cell Biol.2003,22,533;Gustafsson et al,Clin.Cancer Res.2009,15,4742)および神経膠芽腫(Hutterer et al,Clin.Cancer Res.2008,14,130)における浸潤および転移に関連づけられる。
【0006】
実際、AXL過発現は、それらのヒト癌の多くにおいて後期の不良な全生存に関連づけられる(Rochlitz et al,Leukemia,1999,13,1352;Vajkoczy et al,Proc Natl.Acad.Sci.2006,103,5799)。AXLは、癌細胞遊走および浸潤の促進、腫瘍血管新生への関与、ならびに癌細胞生存および腫瘍成長の助長により、ヒトにおける悪性疾患の6つの基本メカニズムのうちの少なくとも3つに寄与する(Holland et al,Cancer Res.2005,65,9294;Tai et al,Oncogene.2008,27,4044;Li et al,Oncogene,2009,28,3442;Mudduluru et al,Mol.Cancer Res.2010,8,159)。AXLは、不死化哺乳動物上皮細胞において上皮間葉転換(epithelial−to−mesenchymal transitions:EMT)によって強力に誘導され、ならびにAXLノックダウンは、乳腺からリンパ節および幾つかの主要器官への高転移性乳癌腫細胞の拡大を完全に防止した、および全生存期間を増加させる(Gjerdrum et al,Proc.Natl.Acad.Sci.U S A.2010,107,1124;Vuoriluoto et al,Oncogene.2011,30,1436)。これは、AXLが、癌転移に必要とされる腫瘍細胞EMTの重要な下流エフェクターに相当することを示す。
【0007】
AXLはまた、胃腸間質腫瘍におけるイマチニブ(Mahadevan et al,Oncogene.2007,26,3909)ならびに乳癌におけるハーセプチンおよびEGFR阻害剤療法(例えば、ラパチニブ)(Liu et al,Cancer Res.2009,69,6871)を含む療法に対する耐性の進行中に「チロシン・キナーゼ・スイッチ」により、ならびに急性骨髄白血病における化学療法後に(Hong et al,Cancer Lett.2008,268,314)誘導される。AXLノックダウンは、化学療法処置に応答して星状細胞腫細胞の化学療法感受性の有意な増加につながることも報告されている(Keating et al,Mol.Cancer Ther.2010,9,1298)。これらのデータは、従来の化学療法および分子ベースの癌療法に対する腫瘍耐性の重要な媒介因子としてAXLを指摘する。
【0008】
c−MET受容体は、最初、化学発癌性物質で処置された骨肉腫細胞系においてTPR−MET発癌遺伝子と同定された。TPR−Metタンパク質は、非腫瘍形成性細胞を形質転換し、それらの細胞に浸潤および転移特性を付与することができる(Sattler et.al,Current Oncology Rep.,2007,9,102)。この発癌能力は、TPR−METの自然二量体化および構成的活性化の結果である。HGFおよびc−METの異所発現は、乳、前立腺、甲状腺、肺、胃、結腸直腸、膵臓、腎臓、卵巣および子宮癌腫、悪性神経膠腫、ブドウ膜黒色腫ならびに骨および軟部組織肉腫を含む、広範な固形腫瘍の発現および不良な予後に関連づけられる(Jaing et.al Critical Rev.Oncol/Hematol.,2005,53,35)。wt−c−MET遺伝子の増幅を伴う胃腫瘍は、MET阻害に対してより感受性が高く、そのためにc−METは魅力的な標的になる(Smolen et.al Proc.Natl.Acad.Sci.USA,2006,103,2316)。
【0009】
in vitroおよびin vivo研究により、c−MET活性化の増加および調節不全は、悪性表現型に関連づけられる広範な生物学的応答につながることが証明された。これらの応答は、運動性/浸潤性増加、腫瘍形成性増加、血管新生増進、DNA傷害剤、例えばアドリアマイシン、紫外線および電離放射線によって誘導されるアポトーシスからの癌腫細胞の保護、ならびにDNA鎖破壊の修復速度向上を含む[Comoglio et.al J.Clin.Invest.,2002,109,857,Sattler et.al Current Oncology Rep.,2007,9,102;Fan et.al,Mol.Cell Biol.,2001,21,4968)。これらのデータに基づき、HGFは、DNA損傷後の突然変異誘発性を強化することができ、その結果、遺伝子が損傷した腫瘍細胞の生存を可能にし、およびしたがって化学および放射線療法処置レジメンに対する耐性をもたらす(Fan et.al,Mol.Cell Biol.,2001,21,4968;Hiscox et.al Endocrine−Related Cancer,2004,13,1085)。
【0010】
MET増幅は、EGFR阻害剤(例えば、Tarceva(商標)、Iressa(商標)、Tykerb(商標))に対する非小細胞肺癌の耐性、トラスツズマブに対するHER2陽性乳癌細胞の耐性の媒介に独特で重要な役割を果たす(Sattler et.al,Update Cancer Ther.,2009,3,109;Engleman et.al,Science,2007,316,1039,Shattuck et.al Cancer Res.,2008,68,1471,Agarwal et.al,Br.J.Cancer,2009,100,941;Kubo et.al,Int.J.Cancer 2009,124,1778)。shRNAまたは小分子を単独で使用するまたはEGFR阻害剤と併用するTarceva(商標)またはIressa(商標)耐性細胞におけるc−METの阻害は、EGFR阻害剤に対するMET媒介耐性に打ち勝った[Agarwal et.al,Br.J.Cancer,2009,100,941;Bachleitner−Hoffman et.al,Mol.Cancer Ther.,2008,7,3499,Tang et.al,Br.J.Cancer,2008,99,911;Bean et.al,Proc.Natl.Acad.Sci.USA,2007,104,20932)。HGF−c−MET軸の多形質発現性、腫瘍形成促進活性のため、この経路の阻害は、多数の相補的(complimentary)メカニズムにより、多くの一般的な癌において強い抗腫瘍効果を有すると予測される。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0011】
医薬品として使用するためのAXLおよびc−MET阻害剤が必要とされている。
【課題を解決するための手段】
【0012】
本発明は、式Iの化合物
【化1】
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(式中、R、R、R、R、D、W、Y、R1a、R1b、R1c、R、X、GおよびEは、本明細書中で定義するとおりである)
またはその医薬的に許容され得る塩形態を提供する。
【0013】
式Iの化合物は、AXLおよびc−MET阻害活性を有し、該化合物を使用してAXL媒介またはc−MET媒介疾患または病態を処置することができる。
【0014】
本発明は、本発明の少なくとも1つの化合物をそのための少なくとも1つの医薬的に許容され得る担体、希釈剤または賦形剤とともに有する、医薬組成物をさらに提供する。
【0015】
もう1つの態様では、本発明は、AXL媒介またはc−MET媒介疾患または病態に罹患している被験体を処置する方法であって、当該被験体に治療有効量の本発明の医薬組成物を投与する段階を有する方法を提供する。
【0016】
本発明は、被験体における増殖性疾患を処置する方法であって、当該被験体に治療有効量の本発明の化合物を投与する段階を有する方法をさらに提供する。
【発明を実施するための形態】
【0017】
1.定義
本明細書において用いる場合、以下の用語は、別段の指定がない限り、それらが持っているとみなされている意味を有する。
【0018】
「アルキルアミノ」または「アルキルアミノ基」は、−NH−アルキル基を指す。
【0019】
「アルコキシ」または「アルコキシ基」は、−O−アルキル基を指す。
【0020】
「アルコキシカルボニル」は、アルキル−O−C(=O)−基を指す。
【0021】
「アルキル」または「アルキル基」は、分岐または非分岐飽和炭化水素鎖を指す。例は、これらに限定されるものではないが、メチル、エチル、n−プロピル、n−ブチル、n−ペンチル、n−ヘキシル、n−ヘプチル、n−オクチル、n−ノニル、n−デシル、イソプロピル、tert−ブチル、イソブチルなどを含む。アルキル基は、典型的に、1〜10個の炭素原子、例えば、1〜6個の炭素原子を含有する。
【0022】
「置換アルキル」は、アルキル基上の1若しくはそれ以上の水素原子が異なる原子または原子の群で置き換えられていることを示し、その水素原子を置き換える原子または原子の群が「置換基」である。代表的な置換基は、これらに限定されるものではないが、ハロゲン、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルコキシ、(C〜C)アルコキシ(C〜C)アルキル、カルボキシル、ホルミル、(C〜C)アシル、ハロ(C〜C)アルキル、ハロ(C〜C)アルコキシ、ヒドロキシル、ニトロ、シアノ、アミノ、トリフルオロメチル、モノ−またはジ−(C〜C)アルキルアミノ、オキソ、(C〜C10)アリール、(C〜C)ヘテロアリール、(C〜C)アルコキシカルボニル、(C〜C10)シクロアルキル、(C〜C10)シクロアルキルオキシ、(C〜C10)シクロアルキル(C〜C)アルコキシ、(C〜C)ヘテロシクリル、(C〜C)ヘテロシクリルオキシ、(C〜C)ヘテロシクリル(C〜C)アルコキシ、(C〜C)アルコキシカルボニル(C〜C)アルキル、(C〜C)アルコキシカルボニル、(C〜C)アルキルスルフィニル、(C〜C)アルキルスルホニル、モノ−およびジ−(C〜C)アルキルアミノカルボニル、(C〜C)アシルチオ、ならびに(C〜C)アシルオキシを含む。
【0023】
「アルケニル」は、「アルキル」について本明細書に記載するとおりの必要数の炭素原子を含有するアルキル基であって、少なくとも1つの二重結合を含有するものであるアルキル基を指す。アルケニル基の代表例は、これらに限定されるものではないが、エテニル、アリル、イソプロペニル、および2−メチル−1−プロペニルを含む。
【0024】
「置換アルケニル」は、アルケニル基上の1若しくはそれ以上の水素原子が異なる原子または原子の群で置き換えられていることを示し、その水素原子を置き換える原子または原子の群が「置換基」である。代表的な置換基は、これらに限定されるものではないが、ハロゲン、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルコキシ、(C〜C)アルコキシ(C〜C)アルキル、カルボキシル、ホルミル、(C〜C)アシル、ハロ(C〜C)アルキル、ハロ(C〜C)アルコキシ、ヒドロキシル、ニトロ、シアノ、アミノ、トリフルオロメチル、モノ−またはジ−(C〜C)アルキルアミノ、オキソ、(C〜C10)アリール、(C〜C)ヘテロアリール、(C〜C)アルコキシカルボニル、(C〜C10)シクロアルキル、(C〜C10)シクロアルキルオキシ、(C〜C10)シクロアルキル(C〜C)アルコキシ、(C〜C)ヘテロシクリル、(C〜C)ヘテロシクリルオキシ、(C〜C)ヘテロシクリル(C〜C)アルコキシ、(C〜C)アルコキシカルボニル(C〜C)アルキル、(C〜C)アルコキシカルボニル、(C〜C)アルキルスルフィニル、(C〜C)アルキルスルホニル、モノ−およびジ−(C〜C)アルキルアミノカルボニル、(C〜C)アシルチオ、ならびに(C〜C)アシルオキシを含む。
【0025】
「アルキニル」は、「アルキル」について本明細書に記載するとおりの必要数の炭素原子を含有するアルキル基であって、少なくとも1つの三重結合を含有するものであるアルキル基を指す。アルキニル基の代表例は、これらに限定されるものではないが、エチニル、プロパルギル、ならびに1−および2−ブチニルを含む。
【0026】
「置換アルキニル」は、アルキニル基上の1若しくはそれ以上の水素原子が異なる原子または原子の群で置き換えられていることを示し、その水素原子を置き換える原子または原子の群が「置換基」である。代表的な置換基は、これらに限定されるものではないが、ハロゲン、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルコキシ、(C〜C)アルコキシ(C〜C)アルキル、カルボキシル、ホルミル、(C〜C)アシル、ハロ(C〜C)アルキル、ハロ(C〜C)アルコキシ、ヒドロキシル、ニトロ、シアノ、アミノ、トリフルオロメチル、モノ−またはジ−(C〜C)アルキルアミノ、オキソ、(C〜C10)アリール、(C〜C)ヘテロアリール、(C〜C)アルコキシカルボニル、(C〜C10)シクロアルキル、(C〜C10)シクロアルキルオキシ、(C〜C10)シクロアルキル(C〜C)アルコキシ、(C〜C)ヘテロシクリル、(C〜C)ヘテロシクリルオキシ、(C〜C)ヘテロシクリル(C〜C)アルコキシ、(C〜C)アルコキシカルボニル(C〜C)アルキル、(C〜C)アルコキシカルボニル、(C〜C)アルキルスルフィニル、(C〜C)アルキルスルホニル、モノ−およびジ−(C〜C)アルキルアミノカルボニル、(C〜C)アシルチオ、ならびに(C〜C)アシルオキシを含む。
【0027】
「アルカノイル」は、アルキル−C(=O)−基を指す。
【0028】
用語「Cx〜y」は、基の中の炭素原子の数を示す。例えば、「C1〜6−アルキル」は、一(1)から六(6)の炭素原子を有するアルキル基である。
【0029】
用語「シアノ」は、CN基を指す。
【0030】
「シクロアルキル」は、非芳香族、飽和炭素環式環系を指し、単環式、二環式または三環式であってよく、ならびに架橋していてもよく、スピロであってもよく、および/または縮合していてもよい。好ましくは、シクロアルキル基は、3から10個の環原子を含有する。例は、これらに限定されるものではないが、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチルおよびノルボルニルを含む。
【0031】
「シクロアルコキシアルキル」は、シクロアルキル−O−アルキル−基を指す。
【0032】
「シクロアルキルアルキル」は、シクロアルキル−アルキル−基を指す。
【0033】
「カルバモイル」は、NHC(=O)−基を指す。
【0034】
「N−アルキルカルバモイル」または「アルキルカルバモイル」は、アルキル−NH−C(=O)−基を指す。
【0035】
「N,N−ジアルキルカルバモイル」または「ジアルキルカルバモイル」は、(アルキル)(アルキル)N−C(=O)−基を指す。かかる基上のアルキル基は、同じであってもよく、または異なってもよい。
【0036】
「アリール」または「アリール基」は、フェニルと、架橋、スピロおよび/または縮合環系を含む7〜15員モノラジカル二環式または三環式炭化水素環系であって、それらの環のうちの少なくとも1環が芳香族である環系とを指す。アリール基は、置換されていることがあり、または非置換であることがある。例は、これらに限定されるものではないが、フェニル、ナフチル、インダニル、1,2,3,4−テトラヒドロナフタレニル、6,7,8,9−テトラヒドロ−5H−ベンゾシクロヘプテニル、および6,7,8,9−テトラヒドロ−5H−ベンゾシクロヘプテニルを含む。好ましくは、アリール基は、6個の環原子を含む(すなわちフェニル)または9から15個の環原子を含む。さらに好ましくは、アリール基は、6個の環原子を含有する(すなわち、フェニル)、9個の環原子を含有する、または10個の環原子を含有する。
【0037】
「置換アリールは、アリール基上の1若しくはそれ以上の水素原子が異なる原子または原子の群で置き換えられていることを示し、その水素原子を置き換える原子または原子の群が「置換基」である。代表的な置換基は、これらに限定されるものではないが、ハロゲン、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルコキシ、(C〜C)アルコキシ(C〜C)アルキル、カルボキシル、ホルミル、(C〜C)アシル、ハロ(C〜C)アルキル、ハロ(C〜C)アルコキシ、ヒドロキシル、ニトロ、シアノ、アミノ、トリフルオロメチル、モノ−またはジ−(C〜C)アルキルアミノ、オキソ、(C〜C10)アリール、(C〜C)ヘテロアリール、(C〜C)アルコキシカルボニル、(C〜C10)シクロアルキル、(C〜C10)シクロアルキルオキシ、(C〜C10)シクロアルキル(C〜C)アルコキシ、(C〜C)ヘテロシクリル、(C〜C)ヘテロシクリルオキシ、(C〜C)ヘテロシクリル(C〜C)アルコキシ、(C〜C)アルコキシカルボニル(C〜C)アルキル、(C〜C)アルコキシカルボニル、(C〜C)アルキルスルフィニル、(C〜C)アルキルスルホニル、モノ−およびジ−(C〜C)アルキルアミノカルボニル、(C〜C)アシルチオ、ならびに(C〜C)アシルオキシを含む。
【0038】
「アリールアルキル」は、アリール−アルキル−基を指す。
【0039】
「アリールアルコキシ」は、アリール−アルキル−O−基を指す。
【0040】
「アリールアルコキシアルキル」は、アルキル−アルキル−O−アルキル−基を指す。
【0041】
「アリールオキシ」は、アリール−O−基を指す。
【0042】
「ヘテロシクリル」または「ヘテロシクリル基」は、3〜15員単環式、二環式および三環式非芳香族環であって、飽和していてもよく、または不飽和であってもよく、置換されていることがあり、または非置換であることがあり、架橋されていてもよく、スピロであってもよく、および/または縮合していてもよい、ならびに炭素原子に加えて少なくとも1個のヘテロ原子、例えば窒素、酸素または硫黄を含有するものである環を指す。例は、これらに限定されるものではないが、テトラヒドロフラニル、ピロリジニル、ピロリニル、イミダゾリジニル、イミダゾリニル、ピラゾリジニル、ピラゾリニル、ピペリジル、ピペラジニル、インドリニル、イソインドリニル、モルホリニル、チオモルホリニル、ホモモルホリニル、ホモピペリジル、ホモピペラジニル、チオモルホリニル、テトラヒドロピラニル、ピペリジニル、テトラヒドロチエニル、ホモピペリジニル、オキサゾリジノイル、ジヒドロピラゾリル、ジヒドロピロリル、ジヒドロピラジニル、ジヒドロピリジニル、ジヒドロピリミジニル、ジヒドロフリル、ジヒドロピラニル、キヌクリジニル、2−オキサ−5−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン、8−オキサ−3−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン、3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン、2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン、3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン、3,9−ジアザ−ビシクロ[4.2.1]ノナンおよび2,6−ジアザ−ビシクロ[3.2.2]ノナンを含む。好ましくは、ヘテロシクリル基は、3から10個の環原子を含有する。さらに好ましくはヘテロシクリル基は、3から7個の環原子を含有する。さらに好ましくはヘテロシクリル基は、5から7個の環原子、例えば、5個の環原子、6個の環原子、または7個の環原子を含有する。別段の指示がない限り、上述のヘテロシクリル基は、C結合型またはN結合型であることが、そのようなことが可能であり、かつ結果として安定な構造を生成することになる場合にはできる。例えば、ピペリジニルは、ピペリジン−1−イル(N−結合型)またはピペリジン−4−イル(C−結合型)であることができる。ヘテロシクリル基は、環炭素が1若しくはそれ以上の−OH官能基で置換されている環系(これはさらに互変異性化して、環C=O基を生じさせることがある)、および/または環硫黄原子が一(1)若しくは二(2)個の酸素原子によって、S=O若しくはSO基をそれぞれ生じさせるように置換されている環系も含むことができる。
【0043】
「置換ヘテロシクリル」は、ヘテロシクリル基上の1若しくはそれ以上の水素原子が異なる原子または原子の群で置き換えられていることを示し、その水素原子を置き換える原子または原子の群が「置換基」である。代表的な置換基は、これらに限定されるものではないが、ハロゲン、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルコキシ、(C〜C)アルコキシ(C〜C)アルキル、カルボキシル、ホルミル、(C〜C)アシル、ハロ(C〜C)アルキル、ハロ(C〜C)アルコキシ、ヒドロキシル、ニトロ、シアノ、アミノ、トリフルオロメチル、モノ−またはジ−(C〜C)アルキルアミノ、オキソ、(C〜C10)アリール、(C〜C)ヘテロアリール、(C〜C)アルコキシカルボニル、(C〜C10)シクロアルキル、(C〜C10)シクロアルキルオキシ、(C〜C10)シクロアルキル(C〜C)アルコキシ、(C〜C)ヘテロシクリル、(C〜C)ヘテロシクリルオキシ、(C〜C)ヘテロシクリル(C〜C)アルコキシ、(C〜C)アルコキシカルボニル(C〜C)アルキル、(C〜C)アルコキシカルボニル、(C〜C)アルキルスルフィニル、(C〜C)アルキルスルホニル、モノ−およびジ−(C〜C)アルキルアミノカルボニル、(C〜C)アシルチオ、ならびに(C〜C)アシルオキシを含む。
【0044】
「ヘテロシクリルアルコキシアルキル」は、ヘテロシクリルアルキル−O−アルキル−基を指す。
【0045】
「ヘテロシクリルカルボニル」は、ヘテロシクリル−(C=O)−基を指す。
【0046】
「ヘテロアリール」または「ヘテロアリール基」は、(a)5および6員単環式芳香族環であって、炭素原子に加えて少なくとも1個のヘテロ原子、例えば窒素、酸素または硫黄を含有するものである環、ならびに(b)7〜15員二環式および三環式環であって、炭素原子に加えて少なくとも1個のヘテロ原子、例えば窒素、酸素または硫黄を含有し、それらの環のうちの少なくとも1環が芳香族である環を指す。ヘテロアリール基は、置換されていることもあり、または非置換であることもあり、ならびに架橋されていてもよく、スピロであってもよくおよび/または縮合していてもよい。例は、これらに限定されるものではないが、2,3−ジヒドロベンゾフラニル、1,2−ジヒドロキノリニル、3,4−ジヒドロイソキノリニル、1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリニル、1,2,3,4−テトラヒドロキノリニル、ベンゾオキサジニル、ベンゾチアジニル、クロマニル、フラニル、2−フラニル、3−フラニル、イミダゾリル、イソオキサゾリル、イソチアゾリル、オキサジアゾリル、オキサゾリル、ピリジニル、2−、3−または4−ピリジニル、ピリミジニル、2−、4−または5−ピリミジニル、ピラゾリル、ピロリル、2−または3−ピロリル、ピラジニル、ピリダジニル、3−または4−ピリダジニル、2−ピラジニル、チエニル、2−チエニル、3−チエニル、テトラゾリル、チアゾリル、チアジアゾリル、トリアジニル、トリアゾリル、ピリジン−2−イル、ピリジン−4−イル、ピリミジン−2−イル、ピリダジン−4−イル、ピラジン−2−イル、ナフチリジニル、プテリジニル、フタラジニル、プリニル、アロキサジニル、ベンゾイミダゾリル、ベンゾフラニル、ベンゾフラザニル、2H−1−ベンゾピラニル、ベンゾチアジアジン、ベンゾチアジニル、ベンゾチアゾリル、ベンゾチオフェニル、ベンゾオキサゾリル、シンノリニル、フロピリジニル、インドリニル、インドリジニル、インドリル、または2−、3−、4−、5−、6−若しくは7−インドリル、3H−インドリル、キナゾリニル、キノキサリニル、イソインドリル、イソキノリニル、10−アザ−トリシクロ[6.3.1.0*2,7*]ドデカ−2(7),3,5−トリエニル、12−オキサ−10−アザ−トリシクロ[6.3.1.0*2,7*]ドデカ−2(7),3,5−トリエニル、12−アザ−トリシクロ[7.2.1.0*2,7*]ドデカ−2(7),3,5−トリエニル、10−アザ−トリシクロ[6.3.2.0*2,7*]トリデカ−2(7),3,5−トリエニル、2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[d]アゼピニル、1,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[d]アゼピン−2−オニル、1,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−2−オニル、2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[c]アゼピン−1−オニル、1,2,3,4−テトラヒドロ−ベンゾ[e][1,4]ジアゼピン−5−オニル、2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[e][1,4]ジアゼピニル、5,6,8,9−テトラヒドロ−7−オキサ−ベンゾシクロヘプテニル、2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[b]アゼピニル、1,2,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[e][1,3]ジアゼピン−3−オニル、3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]ジオキセピニル、3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5−オニル、6,7,8,9−テトラヒドロ−5−チア−8−アザ−ベンゾシクロヘプテニル、5,5−ジオキソ−6,7,8,9−テトラヒドロ−5−チア−8−アザ−ベンゾシクロヘプテニル、および2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[f][1,4]オキサゼピニルを含む。好ましくは、ヘテロアリール基は、5、6、または8〜15個の環原子を含有する。さらに好ましくは、ヘテロアリール基は、5から10個の環原子、例えば5、6、9または10個の環原子を含有する。ヘテロアリール基は、環炭素が1若しくはそれ以上の−OH若しくはC=O官能基で置換されている、および/または環硫黄原子が一(1)若しくは二(2)個の酸素原子によって、S=O若しくはSO基をそれぞれ生じさせるように置換されている環系も含むことができる。
【0047】
「置換ヘテロアリール」は、ヘテロアリール基上の1若しくはそれ以上の水素原子が異なる原子または原子の群で置き換えられていることを示し、その水素原子を置き換える原子または原子の群が「置換基」である。代表的な置換基は、これらに限定されるものではないが、ハロゲン、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルコキシ、(C〜C)アルコキシ(C〜C)アルキル、カルボキシル、ホルミル、(C〜C)アシル、ハロ(C〜C)アルキル、ハロ(C〜C)アルコキシ、ヒドロキシル、ニトロ、シアノ、アミノ、トリフルオロメチル、モノ−またはジ−(C〜C)アルキルアミノ、オキソ、(C〜C10)アリール、(C〜C)ヘテロアリール、(C〜C)アルコキシカルボニル、(C〜C10)シクロアルキル、(C〜C10)シクロアルキルオキシ、(C〜C10)シクロアルキル(C〜C)アルコキシ、(C〜C)ヘテロシクリル、(C〜C)ヘテロシクリルオキシ、(C〜C)ヘテロシクリル(C〜C)アルコキシ、(C〜C)アルコキシカルボニル(C〜C)アルキル、(C〜C)アルコキシカルボニル、(C〜C)アルキルスルフィニル、(C〜C)アルキルスルホニル、モノ−およびジ−(C〜C)アルキルアミノカルボニル、(C〜C)アシルチオ、ならびに(C〜C)アシルオキシを含む。
【0048】
「ヘテロアリールアルキル」は、ヘテロアリール−アルキル−基を指す。
【0049】
「ハロ」および「ハロゲン」は、フルオロ、クロロ、ブロモおよびヨード、ならびにフッ素、塩素、臭素およびヨウ素原子を含む。
【0050】
「トリハロメチル」は、−CH基であって、その水素がハロゲン原子で置換されており、それらのハロゲン原子が同じであってもよいし、または異なってもよいものである基を指す。代表的なトリハロメチル基は、CF、CCl、CBrまたはCIを含む。好ましいトリハロメチル基は、CFである。
【0051】
「トリハロアルキル」は、同じであってもよいしまたは異なってもよい3個のハロゲン原子によって置換されているアルキル基を指す。
【0052】
「アルコキシアルキル」または「アルコキシアルキル基」は、アルコキシ基置換基を含有するアルキル基を指す。
【0053】
「ヒドロキシル」、「ヒドロキシ」、「ヒドロキシル基」または「ヒドロキシル基」は、−OH基を指す。
【0054】
「アミノ」または「アミノ基」は、−NH基を指す。
【0055】
「アルキルアミノ」または「アルキルアミノ基」は、アルキル−N(H)−基を指す。
【0056】
「ジアルキルアミノ」または「ジアルキルアミノ」基は、(アルキル)(アルキル)N−基を指す。かかる基において、窒素を置換するアルキル基は、同じであってもよいし、または異なってもよい。
【0057】
「カルボキシ」、「カルボキシル」、「カルボキシ基」または「カルボキシル基」は、−COOH基を指す。
【0058】
「オキソ」は、=O基を指す。
【0059】
「擬ハロゲン」は、−OCN、−SCN、−CFおよび−CNを指す。
【0060】
「化学的に安定な」または「安定な」は、反応混合物から有用な純度に単離するために十分な頑強さがある化合物を指す。本発明は、もっぱら化学的に安定な化合物に関する。
【0061】
「医薬組成物」は、医学または獣医学用途での投与に適している組成物を指す。
【0062】
代替置換基のリストが、原子価要件、化学的安定性または他の理由の結果として、特定の基を置換するために使用できない構成員を含むとき、そのリストは、その特定の基の置換に適しているそのリストの構成員を含むように文脈から読み取ることを意図したものである。
【0063】
「医薬的に許容され得る」は、哺乳動物に投与したときにアレルギーまたは他の有害反応、例えば、急性胃蠕動、めまいおよびこれらに類するものを典型的に生じさせない、生理的に許容される材料を指す。
【0064】
「治療有効量」は、特定の被験体または被験体集団において処置される疾患若しくは病態を抑制する、停止させる、または該疾患若しくは病態の向上を生じさせるために十分な、化合物またはその医薬的に許容され得る塩の量を指す。例えば、ヒトまたは他の哺乳動物の場合、治療有効量を研究所若しくは臨床環境での実験に基づいて決定することができ、または治療有効量は、処置される特定の疾病および被験体について米国食品医薬品局(United States Food and Drug Administration)若しくは同等の外国の機関の指針により求められる量であり得る。
【0065】
適正な剤形の投与、投薬量および投与経路は、製薬および医療技術分野の通常の技能レベルの範囲内であることは理解されるはずであり、それを下で説明する。
【0066】
「被験体」は、哺乳類のメンバーを指す。哺乳動物の例は、限定ではないが、ヒト、霊長類、チンパンジー、齧歯動物、マウス、ラット、ウサギ、ウマ、家畜、イヌ、ネコ、ヒツジおよびウシを含む。
【0067】
「処置」は、処置される疾患に随伴するまたは起因する少なくとも1つの症状または特徴の急性または予防的減弱または緩和を指す。例えば、処置は、疾患の幾つかの症状の減弱を含むこともあり、または疾患の完全根絶を含むこともある。
【0068】
「投与」は、化合物を被験体と接触させる方法を指す。「投与」の仕方は、これらに限定されるものではないが、化合物を静脈内に、腹腔内に、鼻腔内に、経皮的に、局所的に、埋め込みにより、皮下的に、非経口的に、筋肉内に、経口的に、全身的におよび吸着により接触させることを伴う方法を含む。
【0069】
II.化合物
本発明は、式Iの化合物またはその塩形態を提供する:
【化2】
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(式中、
EおよびGは、H、1〜6個のR19によって選択的に置換されているC1〜6アルキル、1〜6個のR19によって選択的に置換されているC2〜6アルケニル、1〜6個のR19によって選択的に置換されているC2〜6アルキニル、1〜6個のR19によって選択的に置換されているC6〜11アリール、1〜6個のR19によって選択的に置換されているC3〜11シクロアルキル、1〜6個のR19によって選択的に置換されている3〜15員ヘテロシクリル、1〜6個のR19によって選択的に置換されている5〜15員ヘテロアリール、−C(=O)R20、−C(=O)OR20、−C(=O)NR2223、−S(=O)20、および−S(=O)NR2223から独立して選択され;
Xは、NまたはC−Rであり;
Yは、NまたはC−R1dであり;
は、HまたはC1〜6アルキルであり;
Dは、−O−、−S−、−SO−、−SO−、−C(=O)−、−CHOH−、−CH−、−NH−または−NC1〜6アルキル−であり;
Wは、CHまたはNであり;
、R、R、R、R1a、R1b、R1c、R1dおよびRは、H、1〜6個のR119によって選択的に置換されているC1〜6アルキル、1〜6個のR119によって選択的に置換されているC2〜6アルケニル、1〜6個のR119によって選択的に置換されているC2〜6アルキニル、1〜6個のR119によって選択的に置換されているC6〜11アリール、1〜6個のR119によって選択的に置換されているC3〜11シクロアルキル、1〜6個のR119によって選択的に置換されている3〜15員ヘテロシクリル、1〜6個のR119によって選択的に置換されている5〜15員ヘテロアリール、ハロゲン、−CN、−C(=O)R110、−C(=O)OR110、−C(=O)NR112113、−NC、−NO、−NR112113、−NR114C(=O)R110、−NR114C(=O)OR111、−NR114C(=O)NR112113、−NR114S(=O)111、−NR114S(=O)NR112113、−OR110、−OCN、−OC(=O)R110、−OC(=O)NR112113、−OC(=O)OR110、−S(=O)110、および−S(=O)NR112113から独立して選択され;または
およびR、RおよびR、ならびにRおよびRのいずれかは、それらを連結する原子と一緒に、1〜6個のR119によって選択的に置換されているC6〜11アリール、1〜6個のR119によって選択的に置換されているC3〜11シクロアルキル、1〜6個のR119によって選択的に置換されている3〜15員ヘテロシクリル、若しくは1〜6個のR119によって選択的に置換されている5〜15員ヘテロアリールを形成することができ;
19は、各出現時、1〜6個のR39によって選択的に置換されているC1〜6アルキル、1〜6個のR39によって選択的に置換されているC2〜6アルケニル、1〜6個のR39によって選択的に置換されているC2〜6アルキニル、1〜6個のR39によって選択的に置換されているC6〜11アリール、1〜6個のR39によって選択的に置換されているC3〜11シクロアルキル、1〜6個のR39によって選択的に置換されている3〜15員ヘテロシクリル、1〜6個のR39によって選択的に置換されている5〜15員ヘテロアリール、ハロゲン、−CN、−C(=O)R30、−C(=O)OR30、−C(=O)NR3233、−NO、−NR3233、−NR34C(=O)R30、−NR34C(=O)OR31、−NR34C(=O)NR3233、−NR34S(=O)31、−NR34S(=O)NR3233、−OR30、=O、−OC(=O)R30、−OC(=O)NR3233、−OC(=O)OR30、−S(=O)30、および−S(=O)NR3233から独立して選択され;
20、R30、R31およびR34は、各出現時、H、1〜6個のR49によって選択的に置換されているC1〜6アルキル、1〜6個のR49によって選択的に置換されているC2〜6アルケニル、1〜6個のR49によって選択的に置換されているC2〜6アルキニル、1〜6個のR49によって選択的に置換されているC6〜11アリール、1〜6個のR49によって選択的に置換されているC3〜11シクロアルキル、1〜6個のR49によって選択的に置換されている3〜15員ヘテロシクリル、および1〜6個のR49によって選択的に置換されている5〜15員ヘテロアリールから独立して選択され;
22、R23、R32およびR33は、各出現時、H、1〜6個のR59によって選択的に置換されているC1〜6アルキル、1〜6個のR59によって選択的に置換されているC2〜6アルケニル、1〜6個のR59によって選択的に置換されているC2〜6アルキニル、1〜6個のR59によって選択的に置換されているC6〜11アリール、1〜6個のR59によって選択的に置換されているC3〜11シクロアルキル、1〜6個のR59によって選択的に置換されている3〜15員ヘテロシクリル、および1〜6個のR59によって選択的に置換されている5〜15員ヘテロアリールから独立して選択され;または
任意のR22およびR23ならびに/若しくはR32およびR33は、それらが結合している窒素原子と一緒に、1〜6個のR69によって選択的に置換されている3〜15員ヘテロシクリル、若しくは1〜6個のR69によって選択的に置換されている5〜15員ヘテロアリールを形成することがあり;
39、R49、R59およびR69は、各出現時、1〜6個のR79によって選択的に置換されているC1〜6アルキル、1〜6個のR79によって選択的に置換されているC2〜6アルケニル、1〜6個のR79によって選択的に置換されているC2〜6アルキニル、1〜6個のR79によって選択的に置換されているC6〜11アリール、1〜6個のR79によって選択的に置換されているC3〜11シクロアルキル、1〜6個のR79によって選択的に置換されている3〜15員ヘテロシクリル、1〜6個のR79によって選択的に置換されている5〜15員ヘテロアリール、ハロゲン、−CN、−C(=O)R70、−C(=O)OR70、−C(=O)NR7273、−NO、−NR7273、−NR74C(=O)R70、−NR74C(=O)OR71、−NR74C(=O)NR7273、−NR74S(=O)71、−NR74S(=O)NR7273、−OR70、=O、−OC(=O)R70、−OC(=O)NR7273、−S(=O)70、および−S(=O)NR7273から独立して選択され;
70、R71、R72、R73およびR74は、各出現時、H、C1〜6アルキルおよびC1〜6−ハロアルキルから独立して選択され;
79は、各出現時、C1〜6アルキル、C1〜6−ハロアルキル、ベンジル、ハロゲン、−CN、−C(=O)(C1〜6アルキル)、−C(=O)O(C1〜6アルキル)、−C(=O)N(C1〜6アルキル)、−C(=O)OH、−C(=O)NH、−C(=O)NHC1〜6アルキル、−NO、−NH、−NHC1〜6アルキル、−N(C1〜6アルキル)、−NHC(=O)C1〜6アルキル、−NHS(=O)1〜6アルキル、−OH、−OC1〜6アルキル、=O、−OC(=O)C1〜6アルキル、−OS(=O)1〜6アルキル、−S(=O)1〜6アルキル、および−S(=O)N(C1〜6アルキル)から独立して選択され;
110、R111およびR114は、各出現時、H、1〜6個のR129によって選択的に置換されているC1〜6アルキル、1〜6個のR129によって選択的に置換されているC2〜6アルケニル、1〜6個のR129によって選択的に置換されているC2〜6アルキニル、1〜6個のR129によって選択的に置換されているC6〜11アリール、1〜6個のR129によって選択的に置換されているC3〜11シクロアルキル、1〜6個のR129によって選択的に置換されている3〜15員ヘテロシクリル、および1〜6個のR129によって選択的に置換されている5〜15員ヘテロアリールから独立して選択され;
112およびR113は、各出現時、H、1〜6個のR139によって選択的に置換されているC1〜6アルキル、1〜6個のR139によって選択的に置換されているC2〜6アルケニル、1〜6個のR139によって選択的に置換されているC2〜6アルキニル、1〜6個のR139によって選択的に置換されているC6〜11アリール、1〜6個のR139によって選択的に置換されているC3〜11シクロアルキル、1〜6個のR139によって選択的に置換されている3〜15員ヘテロシクリル、および1〜6個のR139によって選択的に置換されている5〜15員ヘテロアリールから独立して選択され;または
任意のR112およびR113は、それらが結合している窒素原子と一緒に、1〜6個のR149によって選択的に置換されている3〜15員ヘテロシクリル、若しくは1〜6個のR149によって選択的に置換されている5〜15員ヘテロアリールを形成することがあり;
119は、各出現時、1〜6個のR159によって選択的に置換されているC1〜6アルキル、1〜6個のR159によって選択的に置換されているC2〜6アルケニル、1〜6個のR159によって選択的に置換されているC2〜6アルキニル、1〜6個のR159によって選択的に置換されているC6〜11アリール、1〜6個のR159によって選択的に置換されているC3〜11シクロアルキル、1〜6個のR159によって選択的に置換されている3〜15員ヘテロシクリル、1〜6個のR159によって選択的に置換されている5〜15員ヘテロアリール、ハロゲン、−CN、−C(=O)R150、−C(=O)OR150、−C(=O)NR152153、−NC、−NO、−NR152153、−NR154C(=O)R150、−NR154C(=O)OR151、−NR154C(=O)NR152153、−NR154S(=O)151、−NR154S(=O)NR152153、−OR150、=O、−OC(=O)R150、−OC(=O)NR152153、−S(=O)150、および−S(=O)NR152153から独立して選択され;
150、R151、R152、R153およびR154は、各出現時、H、C1〜6アルキル、ベンジルおよびC1〜6−ハロアルキルから独立して選択され;
129、R139、R149およびR159は、各出現時、C1〜6アルキル、C1〜6−ハロアルキル、ベンジル、ハロゲン、−CN、−C(=O)(C1〜6アルキル)、−C(=O)O(C1〜6アルキル)、−C(=O)N(C1〜6アルキル)、−C(=O)OH、−C(=O)NH、−C(=O)NHC1〜6アルキル、−NO、−NH、−NHC1〜6アルキル、−N(C1〜6アルキル)、−NHC(=O)C1〜6アルキル、−NHS(=O)1〜6アルキル、−OH、−OC1〜6アルキル、=O、−OC(=O)C1〜6アルキル、−OS(=O)1〜6アルキル、−S(=O)1〜6アルキル、および−S(=O)N(C1〜6アルキル)から独立して選択され;ならびに
nは、各出現時、0、1および2から独立して選択される)。
【0070】
1つの実施形態において、EおよびGは、H、1〜6個のR19によって選択的に置換されているC1〜6アルキル、1〜6個のR19によって選択的に置換されているC2〜6アルケニル、1〜6個のR19によって選択的に置換されているC2〜6アルキニル、1〜5個のR19によって選択的に置換されているフェニル、1〜6個のR19によって選択的に置換されているC3〜6シクロアルキル、1〜5個のR19によって選択的に置換されている3〜6員ヘテロシクリル、1〜3個のR19によって選択的に置換されている5〜6員ヘテロアリール、−C(=O)R20、−C(=O)OR20、−C(=O)NR2223、−S(=O)20、および−S(=O)NR2223から独立して選択される。
【0071】
1つの実施形態において、Eは、H、1〜6個のR19によって選択的に置換されているC1〜6アルキル、1〜6個のR19によって選択的に置換されているC2〜6アルケニル、1〜6個のR19によって選択的に置換されているC2〜6アルキニル、1〜6個のR19によって選択的に置換されているC6〜11アリール、および1〜6個のR19によって選択的に置換されているC3〜11シクロアルキルから選択される。
【0072】
1つの実施形態において、Eは、H、1〜6個のR19によって選択的に置換されているC1〜6アルキル、1〜6個のR19によって選択的に置換されているC2〜6アルケニル、1〜6個のR19によって選択的に置換されているC2〜6アルキニル、1〜6個のR19によって選択的に置換されているフェニル、および1〜6個のR19によって選択的に置換されているC3〜6シクロアルキルから選択される。
【0073】
1つの実施形態において、Eは、H、1〜3個のR19によって選択的に置換されているC1〜6アルキル、1〜3個のR19によって選択的に置換されているC2〜6アルケニル、1〜3個のR19によって選択的に置換されているC2〜6アルキニル、1〜3個のR19によって選択的に置換されているフェニル、および1〜3個のR19によって選択的に置換されているC3〜6シクロアルキルから選択される。
【0074】
1つの実施形態において、Eは、H、1〜3個のR19によって選択的に置換されているC1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、−OHによって選択的に置換されているC2〜6アルキニル、ハロゲンによって選択的に置換されているフェニル、およびC3〜6シクロアルキルから選択される。
【0075】
1つの実施形態において、Eは、H、1〜3個のR19によって選択的に置換されているC1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、−OHによって選択的に置換されているC2〜6アルキニル、ハロゲンによって選択的に置換されているフェニル、およびシクロヘキシルから選択される。
【0076】
1つの実施形態において、Eは、H、1〜3個のR19によって選択的に置換されているC1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、−OHによって選択的に置換されているC2〜6アルキニル、フルオロによって選択的に置換されているフェニル、およびシクロヘキシルから選択される。
【0077】
1つの実施形態において、Eは、R19によって選択的に置換されているC1〜6アルキル、フェニル、およびp−フルオロフェニルから選択される。
【0078】
1つの実施形態において、Eは、1〜5個のハロゲンによって選択的に置換されているフェニルである。
【0079】
1つの実施形態において、Eは、R19によって選択的に置換されているC1〜6アルキルである。
【0080】
1つの実施形態において、Eは、p−フルオロフェニルである。
【0081】
1つの実施形態において、Gは、H、1〜6個のR19によって選択的に置換されているC1〜6アルキル、1〜6個のR19によって選択的に置換されているC2〜6アルケニル、1〜6個のR19によって選択的に置換されているC2〜6アルキニル、1〜6個のR19によって選択的に置換されているC6〜11アリール、1〜6個のR19によって選択的に置換されているC3〜11シクロアルキル、および1〜6個のR19によって選択的に置換されている3〜15員ヘテロシクリルから選択される。
【0082】
1つの実施形態において、Gは、H、1〜3個のR19によって選択的に置換されているC1〜6アルキル、1〜3個のR19によって選択的に置換されているC2〜6アルケニル、1〜3個のR19によって選択的に置換されているC2〜6アルキニル、1〜3個のR19によって選択的に置換されているフェニル、1〜3個のR19によって選択的に置換されているC3〜6シクロアルキル、および1〜3個のR19によって選択的に置換されている3〜6員ヘテロシクリルから選択される。
【0083】
1つの実施形態において、Gは、H、1〜3個のR19によって選択的に置換されているC1〜6アルキル、1〜3個のハロゲンによって選択的に置換されているC2〜6アルケニル、C2〜6アルキニル、1〜3個のハロゲンによって選択的に置換されているフェニル、C3〜6シクロアルキル、および3〜6員ヘテロシクリルから選択される。
【0084】
1つの実施形態において、Gは、H、1〜3個のR19によって選択的に置換されているC1〜6アルキル、1〜3個のハロゲンによって選択的に置換されているC2〜6アルケニル、C2〜6アルキニル、1〜3個のハロゲンによって選択的に置換されているフェニル、C3〜6シクロアルキル、および6員ヘテロシクリルから選択される。
【0085】
1つの実施形態において、Gは、H、1〜3個のR19によって選択的に置換されているC1〜6アルキル、1〜3個のフルオロによって選択的に置換されているC3〜6アルケニル、C3〜6アルキニル、1〜3個のフルオロによって選択的に置換されているフェニル、C3〜6シクロアルキル、および6員ヘテロシクリルから選択される。
【0086】
1つの実施形態において、Gは、H、1〜3個のR19によって選択的に置換されているC1〜6アルキル、1〜3個のフルオロによって選択的に置換されているC3〜6アルケニル、C3〜6アルキニル、1〜3個のフルオロによって選択的に置換されているフェニル、C3〜6シクロアルキル、および6員ヘテロシクリルから選択される。
【0087】
1つの実施形態において、Gは、H、R19によって選択的に置換されているC1〜6アルキル、2個のフルオロによって選択的に置換されているC3〜6アルケニル、C3〜6アルキニル、フルオロによって選択的に置換されているフェニル、C3〜6シクロアルキル、およびテトラヒドロピラニルから選択される。
【0088】
1つの実施形態において、Gは、Hである。
【0089】
1つの実施形態において、Gは、R19によって選択的に置換されているC1〜6アルキルである。
【0090】
1つの実施形態において、Gは、C1〜6アルキルである。
【0091】
1つの実施形態において、Gは、2個のフルオロによって選択的に置換されているC3〜6アルケニルである。
【0092】
1つの実施形態において、Gは、C3〜6アルキニルである。
【0093】
1つの実施形態において、Gは、フルオロによって選択的に置換されているフェニルである。
【0094】
1つの実施形態において、Gは、p−フルオロフェニルである。
【0095】
1つの実施形態において、Gは、C3〜6シクロアルキルである。
【0096】
1つの実施形態において、Gは、テトラヒドロピラニルである。
【0097】
1つの実施形態において、Xは、Nである。
【0098】
1つの実施形態において、Xは、C−Rである。
【0099】
1つの実施形態において、Yは、Nである。
【0100】
1つの実施形態において、Yは、CHである。
【0101】
1つの実施形態において、Yは、C−R1dである。
【0102】
1つの実施形態において、Rは、Hである。
【0103】
1つの実施形態において、Rは、C1〜6アルキルである。
【0104】
1つの実施形態において、Dは、−O−、−S−、−C(=O)−、−CHOH−、−CH−、−NH−または−NC1〜6アルキル−である。
【0105】
1つの実施形態において、Dは、−O−、−S−、−C(=O)−、−CHOH−、−CH−、または−NH−である。
【0106】
1つの実施形態において、Dは、−O−、−S−、−C(=O)−、−CHOH−、または−CH−である。
【0107】
1つの実施形態において、Dは、−O−、−C(=O)−、−CHOH−、または−CH−である。
【0108】
1つの実施形態において、Dは、−O−、−C(=O)−、−CHOH−、または−CH−である。
【0109】
1つの実施形態において、Dは、−O−である。
【0110】
1つの実施形態において、Dは、−C(=O)−である。
【0111】
1つの実施形態において、Dは、−CHOH−である。
【0112】
1つの実施形態において、Dは、−CH−である。
【0113】
1つの実施形態において、Wは、CHである。
【0114】
1つの実施形態において、Wは、Nである。
【0115】
1つの実施形態において、R、R、RおよびRは、H、1〜6個のR119によって選択的に置換されているC1〜6アルキル、1〜6個のR119によって選択的に置換されているC2〜6アルケニル、1〜6個のR119によって選択的に置換されているC2〜6アルキニル、1〜6個のR119によって選択的に置換されているC6〜11アリール、1〜6個のR119によって選択的に置換されているC3〜11シクロアルキル、1〜6個のR119によって選択的に置換されている3〜15員ヘテロシクリル、1〜6個のR119によって選択的に置換されている5〜15員ヘテロアリール、ハロゲン、−CN、−C(=O)R110、−C(=O)NR112113、−NO、−NR112113、−NR114C(=O)R110、−NR114C(=O)OR111、−NR114C(=O)NR112113、−NR114S(=O)111、−OR110、−S(=O)110、および−S(=O)NR112113から独立して選択され;またはRおよびR、RおよびR、ならびにRおよびRのいずれかは、それらを連結する原子と一緒に、1〜6個のR119によって選択的に置換されているC6〜11アリール、1〜6個のR119によって選択的に置換されているC3〜11シクロアルキル、1〜6個のR119によって選択的に置換されている3〜15員ヘテロシクリル、若しくは1〜6個のR119によって選択的に置換されている5〜15員ヘテロアリールを形成することができる。
【0116】
1つの実施形態において、R、R、RおよびRは、H、1〜6個のR119によって選択的に置換されているC1〜6アルキル、−CN、および−OR110から独立して選択され;またはRおよびRは、それらを連結する原子と一緒に、1〜6個のR119によって選択的に置換されている3〜6員ヘテロシクリルを形成することができる。
【0117】
1つの実施形態において、R、R、RおよびRは、H、1〜6個のR119によって選択的に置換されているC1〜6アルキル、−CN、および−OR110から独立して選択され;またはRおよびRは、それらを連結する原子と一緒に、1〜6個のR119によって選択的に置換されている5〜6員ヘテロシクリルを形成することができる。
【0118】
1つの実施形態において、R、R、RおよびRは、H、1〜6個のR119によって選択的に置換されているC1〜6アルキル、−CN、および−OR110から独立して選択され;またはRおよびRは、それらを連結する原子と一緒に、5〜6員ヘテロシクリルを形成することができる。
【0119】
1つの実施形態において、Rは、H、−CNおよび−OC1〜6アルキルから選択され;Rは、H、1〜6個のR119によって選択的に置換されているC1〜6アルキル、および−OR110から選択され;Rは、Hおよび−OC1〜6アルキルから選択され;およびRは、Hおよび−OC1〜6アルキルから選択され;またはRおよびRは、それらを連結する原子と一緒に、5〜6員ヘテロシクリルを形成することができる。
【0120】
1つの実施形態において、Rは、H、−CNおよび−OC1〜6アルキルから選択され;Rは、H、6員ヘテロシクリルによって選択的に置換されているC1〜6アルキル、および−OR110から選択され;Rは、Hおよび−OC1〜6アルキルから選択され;およびRは、Hおよび−OC1〜6アルキルから選択され;またはRおよびRは、それらを連結する原子と一緒に、5〜6員ヘテロシクリルを形成することができる。
【0121】
1つの実施形態において、Rは、H、−CNおよび−OC1〜6アルキルから選択され;Rは、H、6員ヘテロシクリルによって選択的に置換されているC1〜6アルキル、−OH、−OC1〜6アルキル、−OCHフェニル、−OC1〜6アルキル−O−C1〜6アルキルから選択され;Rは、Hおよび−OC1〜6アルキルから選択され;およびRは、Hおよび−OC1〜6アルキルから選択され;またはRおよびRは、それらを連結する原子と一緒に、5〜6員ヘテロシクリルを形成することができる。
【0122】
1つの実施形態において、Rは、H、−CNおよび−OC1〜6アルキルから選択され;Rは、H、モルホリニルによって選択的に置換されているC1〜6アルキル、−OH、−OC1〜6アルキル、−OCHフェニル、−OC1〜6アルキル−O−C1〜6アルキルから選択され;Rは、Hおよび−OC1〜6アルキルから選択され;およびRは、Hおよび−OC1〜6アルキルから選択され;またはRおよびRは一緒に、
【化3】
[この文献は図面を表示できません]
若しくは
【化4】
[この文献は図面を表示できません]
を形成する。
【0123】
1つの実施形態において、Rは、Hおよび−OC1〜6アルキルから選択され;Rは、H、モルホリニルによって選択的に置換されているC1〜6アルキル、−OH、−OC1〜6アルキル、−OCHフェニル、−OC1〜6アルキル−O−C1〜6アルキルから選択され;Rは、Hであり;およびRは、Hおよび−OC1〜6アルキルから選択され;またはRおよびRは一緒に、
【化5】
[この文献は図面を表示できません]
若しくは
【化6】
[この文献は図面を表示できません]
を形成する。
【0124】
1つの実施形態において、Rは、Hおよび−OC1〜6アルキルから選択され;Rは、モルホリニルによって選択的に置換されているC1〜6アルキル、−OH、−OC1〜6アルキル、−OCHフェニル、−OC1〜6アルキル−O−C1〜6アルキルから選択され;Rは、Hであり;およびRは、Hおよび−OC1〜6アルキルから選択され;またはRおよびRは一緒に、
【化7】
[この文献は図面を表示できません]
若しくは
【化8】
[この文献は図面を表示できません]
を形成する。
【0125】
1つの実施形態において、Rは、−OC1〜6アルキルであり;Rは、H、モルホリニルによって選択的に置換されているC1〜6アルキル、−OH、−OC1〜6アルキル、−OCHフェニル、−OC1〜6アルキル−O−C1〜6アルキルから選択され;Rは、Hであり;およびRは、Hおよび−OC1〜6アルキルから選択され;またはRおよびRは一緒に、
【化9】
[この文献は図面を表示できません]
若しくは
【化10】
[この文献は図面を表示できません]
を形成する。
【0126】
1つの実施形態において、Rは、Hおよび−OC1〜6アルキルから選択され;Rは、Hおよび−OC1〜6アルキルから選択され;Rは、Hであり;およびRは、Hおよび−OC1〜6アルキルから選択され;またはRおよびRは一緒に、
【化11】
[この文献は図面を表示できません]
若しくは
【化12】
[この文献は図面を表示できません]
を形成する。
【0127】
1つの実施形態において、R、R、RおよびRは、Hおよび−OC1〜6アルキルから独立して選択され;またはRおよびRは一緒に、
【化13】
[この文献は図面を表示できません]
若しくは
【化14】
[この文献は図面を表示できません]
を形成する。
【0128】
1つの実施形態において、Rは、Hおよび−OC1〜6アルキルから選択され;Rは、Hおよび−OC1〜6アルキルから選択され;Rは、Hであり;およびにRは、Hであり;またはRおよびRは一緒に、
【化15】
[この文献は図面を表示できません]
若しくは
【化16】
[この文献は図面を表示できません]
を形成する。
【0129】
1つの実施形態において、Rは、Hおよび−OC1〜6アルキルから選択され;Rは、Hおよび−OC1〜6アルキルから選択され;Rは、Hであり;およびRは、Hである。
【0130】
1つの実施形態において、Rは、Hおよび−OC1〜3アルキルから選択され;Rは、Hおよび−OC1〜3アルキルから選択され;Rは、Hであり;およびRは、Hである。
【0131】
1つの実施形態において、Rは、Hであり;Rは、Hであり;ならびにRおよびRは一緒に、
【化17】
[この文献は図面を表示できません]
若しくは
【化18】
[この文献は図面を表示できません]
を形成する。
【0132】
1つの実施形態において、Rは、H、C1〜6アルキルおよびC1〜6ハロアルキルから選択される。
【0133】
1つの実施形態において、Rは、HおよびC1〜6アルキルから選択される。
【0134】
1つの実施形態において、Rは、HおよびC1〜3アルキルから選択される。
【0135】
1つの実施形態において、Rは、Hおよびメチルから選択される。
【0136】
1つの実施形態において、Rは、Hである。
【0137】
1つの実施形態において、Rは、C1〜3アルキルである。
【0138】
1つの実施形態において、Rは、メチルである。
【0139】
1つの実施形態において、R1a、R1b、R1cおよびR1dは、H、1〜6個のR119によって選択的に置換されているC1〜6アルキル、1〜6個のR119によって選択的に置換されているC3〜6シクロアルキル、1〜6個のR119によって選択的に置換されている3〜6員ヘテロシクリル、ハロゲン、−CN、−NR112113、および−OR110から独立して選択される。
【0140】
1つの実施形態において、R1a、R1b、R1cおよびR1dは、H、1〜6個のR119によって選択的に置換されているC1〜6アルキル、1〜6個のR119によって選択的に置換されているC3〜6シクロアルキル、ハロゲン、−NR112113、および−OR110から独立して選択される。
【0141】
1つの実施形態において、R1a、R1b、R1cおよびR1dは、H、C1〜6アルキル、C1〜6ハロアルキル、C3〜6シクロアルキル、ハロゲン、−NH、−NHC1〜6アルキル、−N(C1〜6アルキル)、−OHおよび−OC1〜6アルキルから独立して選択される。
【0142】
1つの実施形態において、R1a、R1b、R1cおよびR1dは、H、C1〜6アルキル、C1〜6ハロアルキル、C3〜6シクロアルキル、ハロゲン、−N(C1〜6アルキル)、−OC1〜6アルキルから独立して選択される。
【0143】
1つの実施形態において、R1a、R1b、R1cおよびR1dは、H、C1〜3アルキル、C1〜3ハロアルキル、C3〜6シクロアルキル、ハロゲンおよび−OC1〜3アルキルから独立して選択される。
【0144】
1つの実施形態において、R1a、R1b、R1cおよびR1dは、H、C1〜3アルキル、C1〜3ハロアルキル、シクロプロピル、ハロゲンおよび−OC1〜3アルキルから独立して選択される。
【0145】
1つの実施形態において、R1a、R1b、R1cおよびR1dは、H、ハロゲンおよび−OC1〜3アルキルから独立して選択される。
【0146】
1つの実施形態において、R1a、R1b、R1cおよびR1dは、H、ハロゲンおよびメトキシから独立して選択される。
【0147】
1つの実施形態において、R1a、R1b、R1cおよびR1dは、Hおよびハロゲンから独立して選択される。
【0148】
1つの実施形態において、R1a、R1b、R1cおよびR1dは、Hおよびフルオロから独立して選択される。
【0149】
1つの実施形態において、R1aおよびR1bは、H、1〜6個のR119によって選択的に置換されているC1〜6アルキル、1〜6個のR119によって選択的に置換されているC3〜6シクロアルキル、ハロゲン、および−OR110から独立して選択され;ならびにR1cおよびR1dは、H、1〜6個のR119によって選択的に置換されているC1〜6アルキル、ハロゲン、−NR112113、および−OR110から独立して選択される。
【0150】
1つの実施形態において、R1aおよびR1bは、H、C1〜6アルキル、C1〜6ハロアルキル、C3〜6シクロアルキル、ハロゲンおよび−OC1〜6アルキルから独立して選択され;ならびにR1cおよびR1dは、H、C1〜6アルキル、ハロゲン、−N(C1〜6アルキル)および−OC1〜6アルキルから独立して選択される。
【0151】
1つの実施形態において、R1aおよびR1bは、H、C1〜3アルキル、C1〜3ハロアルキル、C3〜6シクロアルキル、ハロゲン、および−OC1〜3アルキルから独立して選択され;ならびにR1cおよびR1dは、H、C1〜3アルキル、ハロゲン、−N(C1〜3アルキル)、および−OC1〜3アルキルから独立して選択される。
【0152】
1つの実施形態において、R1aおよびR1bは、H、C1〜3アルキル、C1〜3ハロアルキル、シクロプロピル、ハロゲン、および−OC1〜3アルキルから独立して選択され;ならびにR1cおよびR1dは、H、C1〜3アルキル、ハロゲン、−N(C1〜3アルキル)、および−OC1〜3アルキルから独立して選択される。
【0153】
1つの実施形態において、R1aおよびR1bは、H、C1〜3アルキル、C1〜3ハロアルキル、シクロプロピル、ハロゲン、および−OC1〜3アルキルから独立して選択され;ならびにR1cおよびR1dは、H、C1〜3アルキル、ハロゲン、および−OC1〜3アルキルから独立して選択される。
【0154】
1つの実施形態において、R1a、R1cおよびR1dは、Hであり、ならびにR1bは、H、C1〜3アルキル、C1〜3ハロアルキル、シクロプロピル、ハロゲン、および−OC1〜3アルキルから選択される。
【0155】
1つの実施形態において、R1a、R1cおよびR1dは、Hであり、ならびにR1bは、H、ハロゲン、および−OC1〜3アルキルから選択される。
【0156】
1つの実施形態において、R1a、R1cおよびR1dは、Hであり、ならびにR1bは、Hおよびハロゲンから選択される。
【0157】
1つの実施形態において、R1a、R1cおよびR1dは、Hであり、ならびにR1bは、Hおよびフルオロから選択される。
【0158】
1つの実施形態において、R1a、R1cおよびR1dは、Hであり、ならびにR1bは、ハロゲンである。
【0159】
1つの実施形態において、R1a、R1cおよびR1dは、Hであり、ならびにR1bは、フルオロである。
【0160】
1つの実施形態において、R19は、各出現時、1〜6個のR39によって選択的に置換されているC1〜6アルキル、1〜6個のR39によって選択的に置換されているC6〜11アリール、1〜6個のR39によって選択的に置換されているC3〜11シクロアルキル、1〜6個のR39によって選択的に置換されている3〜15員ヘテロシクリル、1〜6個のR39によって選択的に置換されている5〜15員ヘテロアリール、ハロゲン、−CN、−C(=O)OR30、−C(=O)NR3233、−NR3233、−OR30、および=Oから独立して選択される。
【0161】
1つの実施形態において、R19は、各出現時、1〜6個のR39によって選択的に置換されているC1〜6アルキル、1〜6個のR39によって選択的に置換されているフェニル、1〜6個のR39によって選択的に置換されているC3〜6シクロアルキル、1〜6個のR39によって選択的に置換されている3〜6員ヘテロシクリル、1〜6個のR39によって選択的に置換されている5〜6員ヘテロアリール、ハロゲン、−CN、−C(=O)OR30、−C(=O)NR3233、−NR3233、−OR30、および=Oから独立して選択される。
【0162】
1つの実施形態において、R19は、各出現時、C1〜6アルキル、1〜3個のハロゲンによって選択的に置換されているフェニル、C3〜6シクロアルキル、3〜6員ヘテロシクリル、1〜3個のC1〜6アルキルによって選択的に置換されている5〜6員ヘテロアリール、ハロゲン、−CN、−C(=O)OH、−C(=O)OC1〜6アルキル、−C(=O)N(C1〜6アルキル)、−N(C1〜6アルキル)、−OH、−OC1〜6アルキル、−Oベンジル、および=Oから独立して選択される。
1つの実施形態において、R19は、各出現時、C1〜6アルキル、1〜3個のハロゲンによって選択的に置換されているフェニル、C3〜6シクロアルキル、5〜6員ヘテロシクリル、1〜3個のC1〜6アルキルによって選択的に置換されている5〜6員ヘテロアリール、ハロゲン、−CN、−C(=O)OH、−C(=O)OC1〜6アルキル、−C(=O)N(C1〜6アルキル)、−C(=O)ピロリジニル、−C(=O)モルホリニル、−N(C1〜6アルキル)、−OH、−OC1〜6アルキル、−Oベンジル、および=Oから独立して選択される。
【0163】
1つの実施形態において、R19は、各出現時、C3〜6シクロアルキルおよび−OHから独立して選択される。
【0164】
1つの実施形態において、R19は、各出現時、シクロプロピルおよび−OHから独立して選択される。
【0165】
1つの実施形態において、R20、R30、R31、R34、R22、R23、R32およびR33は、各出現時、H、C1〜6アルキル、C1〜6ハロアルキル、フェニル、ベンジル、C5〜6シクロアルキル、5〜6員ヘテロシクリル、および5〜6員ヘテロアリールから独立して選択され;またはR32およびR33は、それらが結合している窒素原子と一緒に、5〜6員ヘテロシクリルまたは5〜6員ヘテロアリールを形成することがある。
【0166】
1つの実施形態において、R20、R30、R31、R34、R22、R23、R32およびR33は、各出現時、H、C1〜6アルキル、C1〜6ハロアルキル、フェニル、ベンジル、C5〜6シクロアルキル、5〜6員ヘテロシクリル、および5〜6員ヘテロアリールから独立して選択される。
【0167】
1つの実施形態において、R20、R30、R31、R34、R22、R23、R32およびR33は、各出現時、HおよびC1〜6アルキルから独立して選択される。
【0168】
1つの実施形態において、R39、R49、R59およびR69は、各出現時、C1〜6アルキル、C1〜6ハロアルキル、およびベンジルから独立して選択される。
【0169】
1つの実施形態において、R39、R49、R59およびR69は、各出現時、C1〜6アルキルおよびC1〜6ハロアルキルから独立して選択される。
【0170】
1つの実施形態において、R39、R49、R59およびR69は、各出現時、C1〜6アルキルから独立して選択される。
【0171】
1つの実施形態において、R70、R71、R72、R73およびR74は、各出現時、HおよびC1〜6アルキルから独立して選択される。
【0172】
1つの実施形態において、R70、R71、R72、R73およびR74は、各出現時、Hである。
【0173】
1つの実施形態において、R79は、各出現時、C1〜6アルキル、C1〜6−ハロアルキル、ベンジルおよびハロゲンから独立して選択される。
【0174】
1つの実施形態において、R79は、各出現時、C1〜6アルキルおよびC1〜6−ハロアルキルから独立して選択される。
【0175】
1つの実施形態において、R79は、各出現時、C1〜6アルキルから独立して選択される。
【0176】
1つの実施形態において、R110、R111、R112、R113およびR114は、各出現時、H、および1〜3個のR129によって選択的に置換されているC1〜6アルキルから独立して選択される。
【0177】
1つの実施形態において、R110、R111、R112、R113およびR114は、各出現時、H、および1〜3個のR129によって選択的に置換されているC1〜3アルキルから独立して選択される。
【0178】
1つの実施形態において、R110、R111、R112、R113およびR114は、各出現時、H、ベンジル、および−OC1〜3アルキルによって選択的に置換されているC1〜6アルキルから独立して選択される。
【0179】
1つの実施形態において、R110、R111、R112、R113およびR114は、各出現時、H、および−OC1〜3アルキルによって選択的に置換されているC1〜3アルキルから独立して選択される。
【0180】
1つの実施形態において、R110、R111、R112、R113およびR114は、各出現時、HおよびC1〜3アルキルから独立して選択される。
【0181】
1つの実施形態において、R110、R111、R112、R113およびR114は、各出現時、Hである。
【0182】
1つの実施形態において、R119は、各出現時、1〜6個のR159によって選択的に置換されているC1〜6アルキル、1〜6個のR159によって選択的に置換されている3〜15員ヘテロシクリル、およびハロゲンから独立して選択される。
【0183】
1つの実施形態において、R119は、各出現時、1〜3個のR159によって選択的に置換されているC1〜6アルキル、1〜3個のR159によって選択的に置換されている5〜6員ヘテロシクリル、およびハロゲンから独立して選択される。
【0184】
1つの実施形態において、R119は、各出現時、C1〜6アルキル、C1〜6ハロアルキル、5〜6員ヘテロシクリル、およびハロゲンから独立して選択される。
【0185】
1つの実施形態において、R119は、各出現時、5〜6員ヘテロシクリルおよびハロゲンから独立して選択される。
【0186】
1つの実施形態において、R119は、各出現時、6員ヘテロシクリルおよびハロゲンから独立して選択される。
【0187】
1つの実施形態において、R119は、各出現時、モルホリニルおよびハロゲンから独立して選択される。
【0188】
1つの実施形態において、R119は、各出現時、モルホリニルおよびフルオロから独立して選択される。
【0189】
1つの実施形態において、R150、R151、R152、R153およびR154は、各出現時、HおよびC1〜6−アルキルから独立して選択される。
【0190】
1つの実施形態において、R150、R151、R152、R153およびR154は、各出現時、Hである。
【0191】
1つの実施形態において、R129、R139、R149およびR159は、各出現時、C1〜6アルキル、C1〜6−ハロアルキル、ベンジル、およびハロゲンから独立して選択される。
【0192】
1つの実施形態において、R129、R139、R149およびR159は、各出現時、C1〜6アルキルおよびハロゲンから独立して選択される。
【0193】
1つの実施形態において、R129、R139、R149およびR159は、各出現時、ハロゲンである。
【0194】
1つの実施形態において、R129、R139、R149およびR159は、各出現時、C1〜6アルキルである。
【0195】
1つの実施形態において、nは、各出現時、0または2である。
【0196】
1つの実施形態において、nは、各出現時、0である。
【0197】
1つの実施形態において、nは、各出現時、2である。
【0198】
本発明は、式IIの化合物:
【化19】
[この文献は図面を表示できません]
(式中、
は、H、アルキル、ハロ、シアノ、ヒドロキシル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ(ここでのジアルキルアミノのアルキル基は、同じであってもよく、若しくは異なってもよい)、カルバモイル、N−アルキルカルバモイル、N,N−ジアルキルカルバモイル(ここでのジアルキルカルバモイルのアルキル基は、同じであってもよく、若しくは異なってもよい)、トリハロメチルであり、またはRは、OAであり;
は、H、アルキル、ハロ、シアノ、ヒドロキシル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ(ここでのジアルキルアミノのアルキル基は、同じであってもよく、若しくは異なってもよい)、カルバモイル、N−アルキルカルバモイル、N,N−ジアルキルカルバモイル(ここでのジアルキルカルバモイルのアルキル基は、同じであってもよく、異なってもよい)、トリハロメチルであり、またはRは、OBであり;
は、H、アルキル、ハロ、シアノ、ヒドロキシル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ(ここでのジアルキルアミノのアルキル基は、同じであってもよく、若しくは異なってもよい)、カルバモイル、N−アルキルカルバモイル、N,N−ジアルキルカルバモイル(ここでのジアルキルカルバモイルのアルキル基は、同じであってもよく、若しくは異なってもよい)、トリハロメチルであり、またはRは、OJであり;
は、H、アルキル、ハロ、シアノ、ヒドロキシル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ(ここでのジアルキルアミノのアルキル基は、同じであってもよく、若しくは異なってもよい)、カルバモイル、N−アルキルカルバモイル、N,N−ジアルキルカルバモイル(ここでのジアルキルカルバモイルのアルキル基は、同じであってもよく、若しくは異なってもよい)、トリハロメチルであり、またはRは、OLであり;
ここでのA、B、JおよびLは、独立して、H、アルキル、アルコキシアルキル、シクロアルキル、シクロアルコキシアルキル、ヘテロシクリルアルキル、ヘテロシクリルアルコキシアルキル、アリールアルキル若しくはアリールアルコキシアルキルであり、またはAおよびBは、それらが結合している酸素原子と一緒に、
【化20】
[この文献は図面を表示できません]
若しくは
【化21】
[この文献は図面を表示できません]
を形成し;
Dは、O、S、SO、SO、C=O、C(H)OH、CH、NHまたはN−アルキルであり;
Eは、H、アルキル、置換アルキル、アルケニル、置換アルケニル、アルキニル、置換アルキニル、シクロアルキル、アリール、置換アリール、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロシクリルまたはヘテロアリールアルキルであり、ここでのヘテロアリールアルキルのヘテロアリール基は、置換されていてもよく、または非置換であってもよく;
Gは、H、アリール、置換アリール、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロシクリル、アルキルまたはシクロアルキル、シクロアルキルアルキル、アルケニルまたはアルキニルであり、ここでのアルキル、アルケニルまたはシクロアルキルは、アルカノイル、シクロアルキル、アルケニル、アルキニル、ハロ、ヒドロキシル、アルコキシ、アルコキシカルボニル、ヘテロシクリル、アリール、置換アリール、アリールオキシ、アリールアルコキシ、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ(ここでのジアルキルアミノのアルキル基は、同じであってもよく、または異なってもよい)、ヘテロアリール、カルボキシル、オキソ、カルバモイル、アルキルカルバモイル、ジアルキルカルバモイル(ここでのジアルキルカルバモイルのアルキル基は、同じであってもよく、または異なってもよい)、およびヘテロシシクリルカルボニル(heterocycyclylcarbonyl)から成る群から選択される1、2または3個の基によって置換されていてもよく;
Wは、CHまたはNであり;
Xは、C−RまたはNであり、ここでのRは、H、OHまたはアルキルであり、ここでのアルキル基は、ヒドロキシル、アルコキシ、アルキルアミノまたはジアルキルアミノによって置換されていてもよく、ここでのジアルキルアミノのアルキル基は、同じであってもよく、または異なってもよく;
Yは、N、CHまたはCであり、ここでのCは、基RまたはRの一方で置換されていてもよく;ならびに
およびRは、独立して、H、アルキル、シクロアルキル、ハロ、アルコキシ、トリハロアルキル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ(ここでのジアルキルアミノ上のアルキル基は、同じであってもよく、若しくは異なってもよい)、またはヘテロシクリルであり;ならびに
は、Hまたはアルキルである)
またはそれらの医薬的に許容され得る塩も提供する。
【0199】
本発明の好ましい実施形態は、WがCHである、式IIの化合物を提供する。
【0200】
本発明のもう1つの好ましい実施形態は、WがNである、式IIの化合物を提供する。
【0201】
本発明のもう1つの好ましい実施形態は、式IIIの化合物
【化22】
[この文献は図面を表示できません]
(式中、
AおよびBは、独立して、H、アルキル、アルコキシアルキル、シクロアルキル、シクロアルコキシアルキル、ヘテロシクリルアルキル、ヘテロシクリルアルコキシアルキル、アリールアルキル若しくはアリールアルコキシアルキルであり、またはAおよびBは、それらが結合している酸素原子と一緒に、
【化23】
[この文献は図面を表示できません]
若しくは
【化24】
[この文献は図面を表示できません]
を形成し;
Dは、O、S、NHまたはC=Oであり;
Eは、H、アルキル、置換アルキル、アルケニル、置換アルケニル、アルキニル、置換アルキニル、シクロアルキル、アリール、置換アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、置換ヘテロアリール、またはヘテロアリールアルキルであり、ここでのヘテロアリールアルキルのヘテロアリール基は、置換されていてもよく、または非置換であってもよく;
Gは、H、アリール、置換アリール、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロシクリル、アルキルまたはシクロアルキル、シクロアルキルアルキル、アルケニルまたはアルキニルであり、ここでのアルキル、アルケニルまたはシクロアルキルは、アルカノイル、シクロアルキル、アルケニル、アルキニル、ハロ、ヒドロキシル、アルコキシ、アルコキシカルボニル、ヘテロシクリル、アリール、置換アリール、アリールオキシ、アリールアルコキシ、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ(ここでのジアルキルアミノのアルキル基は、同じであってもよく、または異なってもよい)、ヘテロアリール、カルボキシル、オキソ、カルバモイル、アルキルカルバモイル、ジアルキルカルバモイル(ここでのジアルキルカルバモイルのアルキル基は、同じであってもよく、または異なってもよい)、およびヘテロシシクリルカルボニル(heterocycyclylcarbonyl)から成る群から選択される1、2または3個の基によって置換されていてもよく;
Xは、C−RまたはNであり、ここでのRは、Hまたはアルキルであり;
Yは、N、CHまたはCであり、ここでのCは、基RまたはRの一方で置換されていてもよく;ならびに
およびRは、独立して、H、アルキル、ハロ、アルコキシ、トリハロアルキル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノであり、ここでのジアルキルアミノ上のアルキル基は、同じであってもよく、若しくは異なってもよい)
またはそれらの医薬的に許容され得る塩を提供する。
【0202】
本発明のもう1つの好ましい実施形態は、AおよびBが、独立して、アルキル、ヘテロシクリルアルキルまたはヘテロシクリルアルコキシアルキルである、式IIIの化合物を提供する。
【0203】
本発明のもう1つの好ましい実施形態は、AおよびBが、独立して、アルキルである、式IIIの化合物を提供する。
【0204】
本発明のもう1つの好ましい実施形態は、Dが、O、SまたはNHである、式IIIの化合物を提供する。
【0205】
本発明のもう1つの好ましい実施形態は、Dが、Oである、式IIIの化合物を提供する。
【0206】
本発明のもう1つの好ましい実施形態は、RおよびRが、独立して、ハロ、アルコキシ、アルキルまたはHである、式IIIの化合物を提供する。
【0207】
本発明のもう1つの好ましい実施形態は、RおよびRが、独立して、ハロまたはアルコキシである、式IIIの化合物を提供する。
【0208】
本発明のもう1つの好ましい実施形態は、RおよびRが、独立して、メトキシまたはフルオロである、式IIIの化合物を提供する。
【0209】
本発明のもう1つの好ましい実施形態は、Xが、NまたはCHである、式IIIの化合物を提供する。
【0210】
本発明のもう1つの好ましい実施形態は、Xが、CHである、式IIIの化合物を提供する。
【0211】
本発明のもう1つの好ましい実施形態は、Gが、アルキルであり、ここでのアルキルが、アルカノイル、シクロアルキル、アルケニル、アルキニル、ハロ、ヒドロキシル、アルコキシ、アルコキシカルボニル、ヘテロシクリル、アリール、置換アリール、アリールオキシ、アリールアルコキシ、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ(ここでのジアルキルアミノのアルキル基は、同じであってもよく、または異なってもよい)、ヘテロアリール、カルボキシル、オキソ、カルバモイル、アルキルカルバモイル、ジアルキルカルバモイル(ここでのジアルキルカルバモイルのアルキル基は、同じであってもよく、または異なってもよい)、およびヘテロシシクリルカルボニル(heterocycyclylcarbonyl)から成る群から選択される1、2または3個の基によって置換されていてもよいものである、式IIIの化合物を提供する。
【0212】
本発明のもう1つの好ましい実施形態は、Eが、アリール、置換アリール、またはシクロアルキルである、式IIIの化合物を提供する。
【0213】
本発明のもう1つの好ましい実施形態は、Eが、置換アリールである、式IIIの化合物を提供する。
【0214】
本発明のもう1つの好ましい実施形態は、AおよびBが、独立してアルキルであり;Dが、O、SまたはNHであり;RおよびRが、独立して、ハロ、アルコキシ、アルキルまたはHであり;Xが、NまたはCHであり;Gが、アルキルであり、ここでのアルキルが、アルカノイル、シクロアルキル、アルケニル、アルキニル、ハロ、ヒドロキシル、アルコキシ、アルコキシカルボニル、ヘテロシクリル、アリール、置換アリール、アリールオキシ、アリールアルコキシ、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ(ここでのジアルキルアミノのアルキル基は、同じであってもよく、または異なってもよい)、ヘテロアリール、カルボキシル、オキソ、カルバモイル、アルキルカルバモイル、ジアルキルカルバモイル(ここでのジアルキルカルバモイルのアルキル基は、同じであってもよく、または異なってもよい)、およびヘテロシシクリルカルボニル(heterocycyclylcarbonyl)から成る群から選択される1、2または3個の基によって置換されていてもよく;ならびにEが、アリール、置換アリール、またはシクロアルキルである、式IIIの化合物を提供する。
【0215】
他の好ましい実施形態において、本発明は、実施例に記載の化合物のいずれかを提供する。
【0216】
本発明は、本明細書に記載するAXLおよびc−MET阻害化合物の塩を提供する。好ましくは、前記塩は、医薬的に許容され得る。本明細書に記載する化合物の医薬的に許容され得る酸付加塩は、これらに限定されるものではないが、無機酸、例えば、塩酸、硝酸、リン酸、硫酸、臭化水素酸、ヨウ化水素酸(hydriodic)およびリン酸から誘導される塩、ならびに有機酸、例えば、脂肪族モノ−およびジカルボン酸、フェニル置換アルカン酸、ヒドロキシアルカン酸、アルカン二酸、芳香族酸ならびに脂肪族および芳香族スルホン酸から誘導される塩を含む。したがって、かかる塩は、これらに限定されるものではないが、硫酸塩、ピロ硫酸塩、重硫酸塩、亜硫酸塩、重亜硫酸塩、硝酸塩、リン酸塩、リン酸一水素塩、リン酸二水素塩、メタリン酸塩、ピロリン酸塩、クロリド、ブロミド、ヨージド、酢酸塩、トリフルオロ酢酸塩、プロピオン酸塩、カプリル酸塩、イソ酪酸塩、シュウ酸塩、マロン酸塩、コハク酸塩、スベリン酸塩、セバシン酸塩、フマル酸塩、マンデル酸塩、安息香酸塩、クロロ安息香酸塩、メチル安息香酸塩、ジニトロ安息香酸塩、フタル酸塩、ベンゼンスルホン酸塩、トルエンスルホン酸塩、フェニル酢酸塩、クエン酸塩、乳酸塩、アスコルビン酸塩、ピログルタミン酸塩、マレイン酸塩、酒石酸塩およびメタンスルホン酸塩を含む。アミノ酸の塩、例えば、アルギン酸塩、グルコン酸塩、ガラクツロン酸塩およびこれらに類するものも企図されている;例えば、Berge et al.,「Pharmaceutical Salts」,J.of Pharmaceutical Science,1977;66:1−19を参照されたし。
【0217】
本明細書に記載する塩基性化合物の酸付加塩は、その遊離塩基形態と、従来の手法で塩を生成するために十分な量の所望の酸とを接触させることによって調製することができる。前記遊離塩形態は、従来の手法でその塩形態と塩基を接触させることおよびその遊離塩基を単離することによって再生することができる。前記遊離塩基形態は、極性溶媒への溶解度などの一定の物理的特性の点で多少それらのそれぞれの塩形態とは異なるが、他の点では、これらの塩は、本発明の目的にはそれらのそれぞれの遊離塩基と一般に等価である。
【0218】
本明細書に記載する化合物の医薬的に許容され得る塩基付加塩は、金属若しくはアミン、例えば、アルカリおよびアルカリ土類金属水酸化物とで、または有機アミンで形成される。カチオンとして使用される金属の例は、これらに限定されるものではないが、ナトリウム、カリウム、マグネシウムおよびカルシウムを含む。適するアミンの例は、これらに限定されるものではないが、N,N'−ジベンジルエチレンジアミン、クロロプロカイン、クロリン、ジエタノールアミン、エチレンジアミン(エタン−1,2−ジアミン)、N−メチルグルカミンおよびプロカインを含む;例えば、Berge et al.,上掲,1977を参照されたし。
【0219】
酸性化合物の塩基付加塩は、その遊離酸形態と、従来の手法で塩を生成するために十分な量の所望の塩基とを接触させることによって調製することができる。前記遊離酸形態は、従来の手法でその塩形態と酸を接触させることおよびその遊離酸を単離することによって再生することができる。前記遊離酸形態は、極性溶媒への溶解度などの一定の物理的特性の点で多少それらのそれぞれの塩形態とは異なるが、他の点では、これらの塩は、本発明の目的にはそれらのそれぞれの遊離酸と一般に等価である。
【0220】
本発明の一部の化合物は、エナンチオマー、ジアステレオマーおよび幾何異性体を含む、立体異性体として存在することができる。幾何異性体は、エントゲーゲン(entgegen)またはツザメン(zusammen)立体配置として存在し得る、アルケニル基を有する本発明の化合物を含み、この場合、それらのすべての幾何異性形態、エントゲーゲンとツザメンの両方、シスとトランスの両方、およびそれらの混合物は、本発明の範囲内である。本発明の一部の化合物は、1個より多くの炭素原子が置換されていることがあるカルボシクリル基を有し、この場合、それらのすべての幾何異性形態シスとトランスの両方、およびそれらの混合物は、本発明の範囲内である。(R)、(S)、エピマー、ジアステレオマー、シス、トランス、シン、アンチ、(E)、(Z)、互変異性体およびそれらの混合物を含む、これらの形態のすべてが、本発明の化合物に関して企図されている。
【0221】
本発明において使用される化合物は、非溶媒和形態で存在することができることはもちろん、水和形態を含めて溶媒和形態でも存在することができる。一般に、水和形態を含めて溶媒和形態は、非溶媒和形態と等価であり、本発明の範囲内に包含されることを意図している。
【0222】
III.医薬組成物
本発明は、本発明の化合物、またはその医薬的に許容され得る塩をそのための医薬的に許容され得る担体、希釈剤または賦形剤とともに有する、医薬組成物をさらに提供する。前記医薬組成物は、本発明の2若しくはそれ以上の化合物を含有することがある(すなわち、本発明の2若しくはそれ以上の化合物を一緒に前記医薬組成物において使用することがある)。好ましくは、前記医薬組成物は、治療有効量の、本発明の少なくとも1つの化合物を含有する。もう1つの実施形態において、これらの組成物は、AXL媒介またはc−MET媒介疾患または病態の処置に有用である。本発明の化合物を、癌または別のAXL媒介若しくはc−MET媒介疾患の処置に有用である化合物も有する医薬組成物に併用することもできる。
【0223】
本発明の化合物をシロップ、エリキシル、懸濁液、粉末、顆粒、錠剤、カプセル、ロゼンジ、トローチ、水溶液、クリーム、軟膏、ローション、ゲル、エマルジョンなどの形態の医薬組成物として調合することができる。好ましくは、本発明の化合物は、定量的にまたは定性的に測定して、AXLまたはc−MET媒介疾患に随伴する症状または疾患指数の減少を生じさせることになる。
【0224】
本発明の化合物から医薬組成物を調製するための、医薬的に許容され得る担体は、固体であることもあり、または液体であることもある。固体形態製剤は、粉末、錠剤、ピル、カプセル、カシェ剤、坐剤および分散性顆粒を含む。固体担体は、希釈剤、着香剤、結合剤、保存薬、錠剤崩壊剤またはカプセル化材料としても作用することができる、1若しくはそれ以上の物質であり得る。
【0225】
粉末の場合、担体は、微粉活性成分(すなわち、本発明の化合物)との混合物の状態である微粉固体である。錠剤の場合、前記活性成分と必要な結合特性を有する担体とを適する割合で混合し、所望される形状およびサイズに圧密する。
【0226】
前記粉末および錠剤は、1%から95%(w/w)の前記活性化合物(すなわち、本発明の化合物)を含有する。もう1つの実施形態において、前記活性化合物は、5%から70%(w/w)にわたる。適する担体は、炭酸マグネシウム、ステアリン酸マグネシウム、タルク、糖、ラクトース、ペクチン、デキストリン、デンプン、ゼラチン、トラガカント、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロースナトリウム、低融点ろう、カカオ脂、およびこれらに類するものである。用語「製剤」は、担体としてカプセル化材料を伴う活性化合物の調合物を含むことを意図したものであり、前記カプセル化材料により、他の担体を伴うまたは伴わない活性成分が担体によって包囲されているカプセルであって、かくてその担体がその活性成分に付随しているものであるカプセルが得られる。同様に、カシェ剤およびロゼンジを含む。錠剤、粉末、カプセル、ピル、カシェ剤およびロゼンジを、経口投与に適する固体剤形として使用することができる。
【0227】
坐剤を調製するには、低融点ろう、例えば、脂肪酸グリセリドの混合物またはカカオ脂を、先ず、溶融し、その中に活性成分を均質に、例えば撹拌によって、分散させる。その後、その溶融された均質混合物を適便なサイズの型に注入し、放置して冷却し、それによって凝固させる。
【0228】
液体形態製剤は、溶液、懸濁液およびエマルジョン、例えば、水または水/プロピレングリコール溶液を含む。非経口注射のための液体製剤は、プロピレングリコール水溶液への溶解状態で調合することができる。
【0229】
経口使用に適する水溶液は、活性成分を水に溶解し、必要に応じて適する着色剤、矯味矯臭剤、安定剤および増粘剤を添加することにより調製することができる。経口使用に適する水性懸濁液は、粘稠材料、例えば、天然または合成ゴム、樹脂、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロースナトリウム、および他の周知の懸濁化剤を伴う水に微粉活性成分を分散させることによって製造することができる。
【0230】
使用直前に経口投与用の液体形態製剤に変換させることを意図したものである固体形態製剤も含む。かかる液体形態は、溶液、懸濁液およびエマルジョンを含む。これらの製剤は、活性成分に加えて、着色剤、矯味矯臭剤、安定剤、緩衝剤、人工および天然甘味料、分散剤、増粘剤、可溶化剤、およびこれらに類するものを含有することがある。
【0231】
医薬製剤は、好ましくは単位剤形である。かかる形態での製剤は、適切な量の活性成分を含有する単位用量に細分される。前記単位剤形は、パッケージ製剤であって、そのパッケージが個別量の製剤を収容しているものである製剤、例えば、バイアルまたはアンプル内のパケット錠剤、カプセルおよび粉末である場合がある。また、前記単位剤形は、カプセル、錠剤、カシェ剤若しくはロゼンジ自体である場合があり、またはパッケージ形態での適切な数のこれらのいずれかである場合がある。
【0232】
単位用量製剤中の活性成分の量を、特定の用途およびその活性成分の力価に従って、0.1mgから1000mgまで、好ましくは1.0mgから100mgまで、または単位用量の1%から95%(w/w)まで変えるまたは調整することができる。前記組成物は、必要に応じて、他の相溶性治療薬も含有することができる。
【0233】
医薬的に許容され得る担体は、投与される特定の組成物はもちろん、その組成物を投与するために用いる特定の方法によっても、ある程度決まる。したがって、本発明の医薬組成物の多種多様な適する調合物がある(例えば、Remington:The Science and Practice of Pharmacy,20th ed.,Gennaro et al.Eds.,Lippincott Williams and Wilkins,2000を参照されたし)。
【0234】
単独でのまたは他の適する成分と併用での本発明の化合物をエアロゾル調合物(すなわち、それらを「噴霧」することができる)にして、吸入により投与することができる。エアロゾル調合物を、加圧された許容され得る噴射剤、例えば、ジクロロジフルオロメタン、プロパン、窒素およびこれらに類するものに入れることができる。
【0235】
例えば、静脈内、筋肉内、皮内および皮下経路によるような非経口投与に適する調合物は、水性および非水性、等張性滅菌注射溶液であって、抗酸化物質、緩衝剤、静菌剤、およびその調合物を所与のレシピエントの血液と等張性にする溶質を含有し得るものである溶液;ならびに水性および非水性滅菌懸濁液であって、懸濁化剤、可溶化剤、増粘剤、安定剤および保存薬を含み得るものである懸濁液を含む。本発明の実施の際、組成物を、例えば、静脈内注入よって投与、経口投与、局所投与、腹腔内投与、膀胱内投与または髄腔内投与することができる。化合物の前記調合物を、単回投与または多回投与用密封容器、例えば、アンプルおよびバイアルに入れて提供することができる。注射溶液および懸濁液を、前に記載した種類の無菌粉末、顆粒および錠剤から調製することができる。
【0236】
本発明に関連して、被験体に投与される用量は、その被験体において有益な治療応答をある期間にわたってもたらすために十分なものでなければならない。この用量は、利用する特定の化合物の有効性、および被験体の病態、ならびに処置すべき被験体の体重および体表面積によって決定されることになる。前記用量のサイズはまた、特定の被験体における特定の化合物の投与に随伴する任意の有害副作用の存在、性質および程度によって決定されることになる。処置される疾患の処置または予防の際に投与される化合物の有効量を決定する際、医師は、化合物の循環血漿レベル、化合物の毒性、および/または疾患の進行など因子を評価することができる。一般に、化合物の用量当量は、典型的な被験者については約1μg/kgから10mg/kgである。多くの異なる投与方法が当業者に公知である。
【0237】
投与については、本発明の化合物をある一定の速度で投与することができ、この速度は、これらに限定されるものではないが、その化合物のLD50、その化合物の薬物動態プロファイル、禁忌薬、および様々な濃度でのその化合物の副作用を含み得る因子により、その被験体の質量および全身の健康状態に当てはめて決定される。投与を単回用量によって遂行することもでき、または分割用量によって遂行することもできる。
【0238】
IV.処置方法
もう1つの態様では、本発明は、AXL媒介またはc−MET媒介疾患または病態に罹患している被験体の処置方法であって、当該被験体に治療有効量の本発明の化合物またはその医薬的に許容され得る塩形態を投与する段階を有するものである方法を提供する。もう1つの態様において、本発明は、AXLまたはc−MET媒介疾患または病態に罹患している被験体を処置する際に使用するための、本発明の化合物またはその医薬的に許容され得る塩形態を提供する。好ましくは、本発明の化合物またはその医薬的に許容され得る塩形態を、医薬的に許容され得る担体を有する医薬組成物で、前記被験体に投与する。もう1つの態様において、本発明は、AXL媒介またはc−MET媒介疾患または病態に罹患している被験体を処置する際に使用するための、本発明の化合物またはその医薬的に許容され得る塩形態を有する医薬組成物を提供する。もう1つの実施形態において、前記AXL媒介またはc−MET媒介疾患または病態は、癌である。もう1つの実施形態において、前記AXL媒介またはc−MET媒介疾患または病態は、癌療法に対する耐性の発現である。もう1つの実施形態において、前記AXL媒介またはc−MET媒介病態は、慢性骨髄性白血病、慢性骨髄増殖性疾患、肺癌、前立腺癌、食道癌、卵巣癌、膵臓癌、胃癌、肝臓癌、甲状腺癌、腎細胞癌腫、神経膠芽腫、乳癌、急性骨髄白血病、結腸直腸癌、子宮癌、悪性神経膠腫、ブドウ膜黒色腫、骨肉腫および軟部組織肉腫から選択される。
【0239】
前記AXL媒介またはc−MET媒介疾患または病態を、その疾患または病態の性質に依存して、本発明の化合物を予防的に、急性的にまたは慢性的に使用して処置することができる。典型的に、これらの方法の各々におけるホストまたは被験体はヒトであるが、他の哺乳動物も本発明の化合物の投与による恩恵を受けることができる。
【0240】
もう1つの実施形態において、本発明は、増殖性疾患の処置を、それを必要とする被験体において行う方法であって、当該被験体に治療有効量の本発明の化合物またはその医薬的に許容され得る塩形態を投与する段階を有する方法を提供する。もう1つの態様において、本発明は、増殖性疾患の処置を、それを必要とする被験体において行う際に使用するための、本発明の化合物またはその医薬的に許容され得る塩形態を提供する。好ましくは、本発明の化合物またはその医薬的に許容され得る塩形態を、医薬的に許容され得る担体を有する医薬組成物で前記被験体に投与する。もう1つの態様において、本発明は、被験体における増殖性疾患を処置する際に使用するための、本発明の化合物またはその医薬的に許容され得る塩形態有する医薬組成物を提供する。一定の実施形態において、前記増殖性疾患は、AXLまたはc−MET媒介性である。一定の実施形態において、前記増殖性疾患は、癌である。一定の実施形態において、前記増殖性疾患は、慢性骨髄性白血病、慢性骨髄増殖性疾患、肺癌、前立腺癌、食道癌、卵巣癌、膵臓癌、胃癌、肝臓癌、甲状腺癌、腎細胞癌腫、神経膠芽腫、乳癌、急性骨髄白血病、結腸直腸癌、子宮癌、悪性神経膠腫、ブドウ膜黒色腫、骨肉腫および軟部組織肉腫から選択される。
【0241】
前記増殖性疾患を、その疾患または病態の性質に依存して、本発明の化合物を予防的に、急性的にまたは慢性的に使用して処置することができる。典型的に、これらの方法の各々におけるホストまたは被験体はヒトであるが、他の哺乳動物も本発明の化合物の投与による恩恵を受けることができる。
【0242】
治療的応用の場合、本発明の化合物を調製し、多種多様な経口および非経口剤形で投与することができる。したがって、本発明の化合物を注射によって投与、すなわち、静脈内投与、筋肉内投与、皮内投与、皮下投与、十二指腸内投与または腹腔内投与することができる。また、本明細書に記載する化合物を吸入によって投与、例えば、鼻腔内投与することができる。加えて、本発明の化合物を経皮投与することができる。もう1つの実施形態では、本発明の化合物を経口送達する。前記化合物を直腸内送達、頬側送達または通気法によって送達することもできる。
【0243】
本発明の薬学的方法で用いる化合物は、1日に約0.001mg/kgから約100mg/kgの初期投薬量で投与することができる。もう1つの実施形態において、前記日用量範囲は、約0.1mg/kgから約10mg/kgである。しかし、前記投薬量を、被験体の要求、処置する病態の重症度、および用いる化合物に依存して変えることができる。特定の状態についての適正な投薬量の決定は、従事者の技能の範囲内である。一般に、化合物の最適未満の用量である、より少ない投薬量で処置を開始する。その後、その状況下で最適な効果が達成されるまで少しずつ投薬量を増加させる。便宜上、必要に応じて全日用量を分割し、その日のうちに少しずつ投与してもよい。
【0244】
V.化学
別段の指示がない限り、すべての試薬および溶媒を市販元から入手し、受け取ったままの状態で使用した。H NMRは、Bruker Avanceで、指示する溶媒中、400MHzで、テトラメチルシランを内部標準として用いて得た。分析用HPLCは、Zorbax RX−C8、5×150mmカラムを使用して、0.1%トリフルオロ酢酸を含有するアセトニトリルと水の混合物を10〜100%の勾配で用いて溶離することによって実行した。LCMS結果は、Agilent Eclipse XDB−C8、2×30mm 3.5マイクロメートルカラムを装備したAgilent 1100 HPLCを伴うBruker Esquire 2000 Mass Specから得た。前記カラムは、室温で、五(5)分の実行時間、1.0mL/分の流量、および10%(0.1%ギ酸/水):100%(アセトニトリル/0.1%ギ酸)の溶媒混合物でのものであった。自動順相カラムクロマトグラフィーは、CombiFlash Companion(ISCO,Inc.)で行った。逆相分取HPLCは、Gilson 333および334ポンプを装備したGilson GX−281で、Phenomenex 00F−4454−00−AX Gemini−NX 5μ C18カラムを使用して行った。融点は、Mel−Temp装置で得たものであり、未補正である。
【0245】
合成
本発明の化合物を、下で説明する方法を用いて、または有機化学技術分野の当業者に公知の方法、若しくは当業者に理解されるような前記公知方法の変形形態を用いることによって、合成することができる。好ましい方法は、これらに限定されるものではないが、下で説明するものを含む。別段の指定がない限り、出発化合物は、商業的出所のものであり、または有機合成技術分野の当業者に周知の標準的方法によって容易に合成される。
【0246】
反応を試薬に適する溶媒中で行い、用いる材料は、果たされる変換に適している。また、下の合成方法の説明の中で、溶媒、反応雰囲気、反応温度、実験期間および処理手順の選択を含む、すべての提案反応条件が、有機合成の当業者には容易にわかるはずであるその反応についての標準的な条件であるように選択されていることは、理解されるはずである。
【0247】
本明細書に記載する実施例および実施形態が単に例証を目的とするものであること、ならびにそれらを考慮することで様々な修飾および変更が当業者に示唆されることになり、それらの修飾および変更が本願の趣旨内および範囲内ならびに添付の請求項の範囲内に含まれることになることは、言うまでもない。具体的な化学的変換を保証スキームに列挙するが、列挙するものの代わりに様々な異なる試薬を使用することができることは当業者には理解される。かかる試薬の一般的代用品は、これらに限定されるものではないが、「Encyclopedia of Reagents for Organic Synthesis」Leo A.Paquette,John Wiley & Son Ltd(1995)または「Comprehensive Organic Transformations:A Guide to Functional Group Preparations」Richard C.Larock.Wiley−VCHおよび「Strategic Applications of Named Reactions in Organic Synthesis」Kurti and Czako,Elsevier,2005などのテキストならびにそれらの中の参考文献において、見つけることができる。
【0248】
本発明の実施例を、スキーム1から6に図示するような合成経路に従って、ならびにここでおよびそれらの実施例の中で説明する合成手順によって生成することができる。
【0249】
【化25】
[この文献は図面を表示できません]
【0250】
スキーム1において、WおよびXは、本明細書中で定義するとおりである。Tは、Br、ClまたはIである。D'は、OH、SH、NH、またはNH−アルキルである。Dは、O、S、NH、またはN−アルキルである。R'、R'、R'、R'、R'およびR'は、それぞれ、本明細書中で定義するとおりのR、R、R、R、RおよびRであり、またはそれらの合成前駆体である。Yは、N、CHまたはCであり、ここでのCは、基R'またはR'の一方によって置換されていてもよい。
【0251】
スキーム1を見て、置換4−クロロキノリンまたは4−ブロモキノリン誘導体は公知であり、該誘導体を、適正に置換されているアリールアミンおよびメルドラム酸からオルトギ酸トリメチルの存在下で文献に記載されているように合成することができる(Bioorg.Medchem.Lett.,1997,7,789、国際公開第9813350号パンフレット、米国特許出願公開第20080004273号明細書)。あるいは、適正に置換されているキノリンは、文献に記載されている方法(例えば、J.Med.Chem.2005,48,1359;欧州特許第1153920号明細書;国際公開第201145084号パンフレット)によって置換アセトフェノンから合成することができる。キナゾリン類似体は、(J.Med.Chem.2005,48,1359;J.Med.Chem.2006,49,2186;J.Med.Chem.2010,53,8089に記載されている)文献法によって合成することができる。N、OおよびSリンカーキノリンおよびキナゾリン中間体の合成は、J.Med.Chem.2005,48,1359に記載されている。4−(アミノフェノキシ)キノリン誘導体は、ニトロフェノール誘導体と4−クロロキノリン誘導体を、適する溶媒、例えばクロロベンゼン中で反応させて、4−(ニトロフェノキシ)−キノリン誘導体または対応するキナゾリン誘導体を合成し、その後、その4−(ニトロフェノキシ)キノリン誘導体を、適切な溶媒、例えばN,N−ジメチルホルムアミド、エタノールまたは酢酸エチル中、触媒、例えば水酸化パラジウム−炭素またはパラジウム−炭素の存在下、水素雰囲気下で反応させることによって生成することができる。ニトロ基を亜鉛または鉄で還元させてもよい。あるいは、前記4−(アミノフェノキシ)キノリン誘導体は、アミノフェノール誘導体と前記4−クロロキノリン誘導体を、適する溶媒、例えばジメチルスルホキシドまたはN,N−ジメチルホルミアミド中、塩基、例えば水素化ナトリウムまたはカリウムt−ブトキシドの存在下で反応させることによって生成することができる。前記4−(アミノフェノキシ)−キナゾリン誘導体は、アミノフェノール誘導体を水酸化ナトリウム水溶液に溶解し、その溶液を、相転移触媒、例えばテトラ−n−ブチルアンモニウムクロリドの存在下、適する溶媒、DMF、THFまたはエチルメチルケトン中の前記4−クロロキナゾリン誘導体の溶液との二相反応に付すことによって生成することができる。
【0252】
2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸の合成の一例をスキーム2に示す。
【0253】
【化26】
[この文献は図面を表示できません]
【0254】
ここで、スキーム2において、DCEは、ジクロロエタンであり、DIEAは、ジイソプロピルエチルアミンであり、NaOEtは、ナトリウムエトキシドであり、EtOHは、エタノールであり、DMFは、ジメチルホルムアミドであり、Cは、ジオキサンであり、THFは、テトラヒドロフランであり、MeOHは、エタノールであり、およびR−Xは、アルキルハリドである。
【0255】
2−アミノメチレンマロナートで出発し、任意の適切なアリール、ヘテロアリールまたはアルキルイソシアナートと反応させることにより、ウレイドメチレン−マロン酸エステルが生成される。そのウレイドメチレン−マロン酸エステルを、エタノール中の塩基、例えばKOH、NaOHまたはナトリウムメトキシドを使用して環化させて、N1−H 2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸エステルを生成することができる。N置換2−アミノメチレンマロナートで出発することにより、N1置換2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸エステルが生成される。メチレンマロナート、例えば、2−(1−アミノエチリデン)−マロン酸エステルまたは2−(1−アミノ−2−シクロプロピル−エチリデン)−マロン酸エステルで出発することにより、対応するC6置換2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−6−メチル−5−カルボン酸エステルまたは2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−6−シクロプロピルメチル−5−カルボン酸エステルが生成される。そのN1−H中間体を、溶媒、例えばジメチルスルホキシドまたはジメチルホルムアミド中の塩基、例えばKCOを使用して標準条件下でアルキル化して、N1置換−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸エステルを生成することができる。
【0256】
N1およびN3非置換である2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸エステルを、スキーム3またはスキーム4に概要を示すような標準条件を用いてモノまたはジアルキル化することができる。
【0257】
【化27】
[この文献は図面を表示できません]
【0258】
a.アルキルハリド、KCO、ジメチルホルムアミド、80℃。b.1N LiOH、テトラヒドロフラン、メタノール、65℃、またはジオキサン水溶液中の4N HCl、80℃。
【0259】
【化28】
[この文献は図面を表示できません]
【0260】
a.RNCO、DIEA、ジクロロエタン、100℃、6時間。b.ナトリウムエトキシド、エタノール、室温、18時間。c.Rハリド、KCO、ジメチルホルムアミド、80℃。d.ジオキサン水溶液中の4N HCl、80℃、ここでのRおよびRは、アルキルである。
【0261】
2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸エステルの加水分解を標準的な酸または塩基性加水分解条件下で果たして、酸を生成することができる。
【0262】
【化29】
[この文献は図面を表示できません]
【0263】
a.エチルイソシアナート、テトラヒドロフラン、0℃。b.エトキシメチレンマロン酸ジエチル、ナトリウムエトキシド、エタノール、室温、48時間。c.酢酸エチル/ヘキサン。D.1N LiOH、メタノール、テトラヒドロフラン、60℃、18時間。
【0264】
2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸アミドがN1アリールまたはN1ヘテロアリールである実施例を、スキーム5に概要を示すように合成することができる。N1 4−フルオロフェニルの合成を実施形態91のために叙述する。4−フルオロアニリンとエチルイソシアナートとの、その後、エトキシメチルマロン酸ジエチルとの逐次的反応により、1−エチル−3−(4−フルオロ−フェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸エチルエステルおよび3−エチル−1−(4−フルオロ−フェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸エチルエステルが生成される。この1−(4−フルオロフェニル)異性体は、結晶化によって容易に分離される。3−エチル−1−(4−フルオロフェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸は、塩基性加水分解で生成されるが、これを酸性条件下で合成することもでき、その後、それを(6,7−ジメトキシキノリン−4−イルオキシ)−3−フルオロフェニルアミンにカップリングさせてN1アリールアミド実施形態91を生成する。
【0265】
スキーム6に概要を示すように、3,5−ジオキソ−2,3,4,5−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアジン−6−カルボン酸エステルを合成することができる。
【0266】
【化30】
[この文献は図面を表示できません]
【0267】
2−オキソ−マロン酸ジエチルエステルと4−フルオロフェニルチオセミカルバジドの縮合により、4−(4−フルオロフェニル)−5−オキソ−3−チオキソ−2,3,4,5−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアジン−6−カルボン酸エチルエステルが生成される。例えば過酸化水素および酢酸での、酸化により、4−(4−フルオロフェニル)−3,5−ジオキソ−2,3,4,5−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアジン−6−カルボン酸エチルエステルが生成される。2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸エステルについて説明した条件下でのアルキル化により、N2置換4−(4−フルオロフェニル)−3,5−ジオキソ−2,3,4,5−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアジン−6−カルボン酸エチルエステルが生成された。N1およびまたはN4非置換3,5−ジオキソ−2,3,4,5−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアジン−6−カルボン酸エチルエステルをアルキル化して、対応する置換3,5−ジオキソ−2,3,4,5−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアジン−6−カルボン酸エチルエステルを生成することができる。その3,5−ジオキソ−2,3,4,5−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアジン−6−カルボン酸エチルエステルの加水分解を酸性または塩基性条件下で果たして、3,5−ジオキソ−2,3,4,5−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアジン−6−カルボン酸を生成することができる。アニリン中間体とこれらの酸のカップリングは、公知の標準的手順HATU、HOBT若しくはEDCIを用いて、適切な溶媒、例えばDMF若しくはTHF中で果たすことができ、またはその酸を酸塩化物に転化させ、不活性溶媒中でアミンと反応させることによって果たすことができる。
【0268】
実施例
2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸についての一般合成方法
方法A:1−シクロプロピルメチル−3−(4−フルオロフェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸
a)1,2−ジクロロエタン(25mL、320mmol)中の2−アミノメチレン−マロン酸ジエチルエステル(16.7g、89.2mmol)および4−フルオロフェニルイソシアナート(10.6mL、93.7mmol)に、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(17.1mL、98.1mmol)を添加し、100℃で6時間加熱した。その混合物を氷浴で冷却し、固体を回収し、エーテルで洗浄して尿素を得た(24.5g、85%)。融点=198〜200℃;LCMS m/z=347(M23);H NMR(DMSO)δ:10.57(d,1H,J=12.3Hz),10.41(s,1H),J=12.45Hz),8.45(d,1H,J=12.5Hz),7.48−7.53(m,2H),7.16−7.21(m,2H),4.24(q,2H,J=7Hz),4.15(q,2H,J=7Hz),1.22−1.28(m,6H)。
【0269】
b)2−[3−(4−フルオロフェニル)ウレイドメチレン]マロン酸ジエチルエステル(24g;70mmol)をエタノール(100mL)に懸濁させ、EtOH中の21%NaOEt(41.7mL、112mmol)を室温で滴下した。その混合物を4時間撹拌し、このときに混合物が濃稠スラリーになった。その混合物を濃縮し、残留物を酢酸エチル(EtOAc)と1Mクエン酸とで分配した。EtOAc層を水およびブラインで洗浄し、MgSOで乾燥させ、濃縮した。固体をエーテル−ヘキサン(1/3)で摩砕して、3−(4−フルオロフェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸エチルエステルを白色固体として得た。融点=206〜8°;LCMS m/z=279(M+1);H NMR(DMSO)δ:12.0(s,1H),8.25(s,1H),7.31(bs,2H),7.29(d,2H,J=3Hz),4.17(q,2H,J=7Hz),1.23(t,3H,J=7Hz)。
【0270】
c)N,N−ジメチルホルムアミド(dimethylformamide:DMF)(10mL)中の3−(4−フルオロフェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸エチルエステル(3.50g、11.6mmol)、炭酸カリウム(3.22g、23.3mmol)およびシクロプロピルメチルブロミド(3.39mL、35.0mmol)を65℃で12時間加熱した。その混合物を室温に冷却し、EtOAcと1N NaCOとで分配し、水およびブライン、その後、MgSOで乾燥させた。LCMS m/z=333(M+1);H NMR(CDCL):8.42(s,1H),7.16−7.19(m,4H),4.35(q,2H,J=7Hz),3.74(d,2H,J=7Hz),1.35(t,3H,J=7Hz),1.25(m,1H),0.72(m,2H),0.42(m,2H)。
【0271】
d)工程cからの油をメタノール(10mL)に溶解し、テトラヒドロフラン(10mL)および1Mの水酸化リチウム(10.6mL)を添加した。室温で6時間撹拌した後、その混合物を濃縮し、1N NaCO(2x)で抽出した。氷浴を用いて塩基性層を1N HClで酸性化し、生成物を回収し、乾燥させて、1−シクロプロピルメチル−3−(4−フルオロフェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸を白色固体として得た。LCMS m/z=305(M+1);H NMR(DMSO)δ:12.62(s,1H),8.82(s,1H),7.30−7.39(m,4H),3.79(d,2H,J=7.2Hz),1.20(m,1H),0.50−0.55(m,2H),0.38−0.42(m,2H)。
【0272】
方法B:3−(4−フルオロフェニル)−1−イソプロピル−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸
a)N,N−ジメチルホルムアミド(35mL)中の3−(4−フルオロフェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸エチルエステル(15g、54mmol)、炭酸カリウム(14.9g、108mmol)およびヨウ化イソプロピル(10.8mL、108mmol)を70℃で12時間加熱した。その混合物を濃縮し、EtOAcに溶解し、濾過した。EtOAc層を1N NaCO、水およびブラインで洗浄し、濃縮した。その生成物をEtOAc−エーテル−ヘキサンから結晶化させて、[3−(4−フルオロフェニル)−1−イソプロピル−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸エチルエステルを白色固体として得た(15.5g、90%)。融点142〜4℃;LCMS m/z=321(M+1),H NMR(CDCl)δ:8.35(s,1H),7.14−7.19(m,4H),(4.91(h,1H,J=6.8Hz),4.35(q,2,J=7.2Hz),1.44(d,6H,J=7Hz),1.36(t,3H,J=7.2Hz)。
【0273】
b)[3−(4−フルオロフェニル)−1−イソプロピル−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸エチルエステル(15g、47mmol)をジオキサン中の4M HCl(18.7mL、216mmmol)および水(5mL)に添加し、70℃で一晩加熱した。冷却すると生成物が沈殿した。追加の水(≒10mL)を添加し、生成物を回収し、乾燥させて、3−(4−フルオロフェニル)−1−イソプロピル−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸を白色粉末として得た。融点168〜9℃;LCMS m/z=293(M+1);H NMR(DMSO)δ:12.67(s,1H),8.58(s,1H),7.29−7.39(m,4H),4.72(h,1H,J=6.8Hz),1.38(d,6H,J=6.8Hz)。
【0274】
方法C.3−(4−フルオロフェニル)−1−(3−メトキシプロピル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸
a)N,N−ジメチルホルムアミド(5mL、60mmol)中の3−(4−フルオロフェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸(0.25g、1.0mmol)および炭酸カリウム(0.55g、4.0mmol)を65℃で12時間加熱した。その混合物を濾過し、濃縮し、EtOAcで希釈した。そのEtOAc溶液を水およびブラインで洗浄し、その後、MgSOで乾燥させ、濃縮して油を得た。
【0275】
b)この油をメタノール/テトラヒドロフラン(MeOH/THF)(1:1、5mL)に溶解し、3mL 1N LiOHを添加し、その後、60℃で1時間加熱した。冷却した溶液を濃HClで酸性にし、白色固体を回収して、125mg(40%)の3−(4−フルオロフェニル)−1−(3−メトキシ−プロピル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸を白色固体として得た。LCMS m/z=323(M+1);H NMR(DMSO)δ:12.6(s,1H),8.7(s,1H),7.30−7.37(m,4H),3.97(t,2H,J=7.2Hz),3.39(t,2H,J=6.3Hz),3.2(s,3H),1.88(q,2H,J=6.2Hz)。
【0276】
上で説明した方法A、BまたはCを用いて、以下の2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸を合成した。
【0277】
3−(4−フルオロフェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸LCMS m/z=251(M+1);H NMR(DMSO)δ:12.56(b,1H),12.39(s,1H),8.36(s,1H),7.29−7.38(m,4H)。
【0278】
1−エチル−3−(4−フルオロフェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸。融点=166〜8℃;LCMS m/z=279(M+1);H NNR(DMSO)δ:12.6(bs,1H),8.82(s,1H),7.29−7.38(m,4H),3.94(q,2H,J=7.3Hz),1.25(t,3H,J=7Hz)。
【0279】
3−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸LCMS m/z=265(M+1);HNMR(DMSO)δ:12.59(s,1H),8.80(s,1H),7.3(m,4H),3.56(s,3H)。
【0280】
1−アリル−3−(4−フルオロフェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸。LCMS m/z=291(M+1);H NMR(DMSO)δ:1H NMR(DMSO)δ:12.66(s,1H),8.72(s,1H),7.27−7.41(m,4H),5.89−5.99(m,1H),5.24−5.35(m,2H),4.53(m,2H)。
【0281】
1−(3,3−ジフルオロアリル)−3−(4−フルオロフェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸。LCMS m/z=327(M+1);H NMR(DMSO)δ:12.6(s,1H),8.8(s,1H),7.31−7.34(m,4H),4.90−4.96(m,1H),4.84−4.86(m,1H),4.54(d,2H)4.78(m,1H),4.60−4.68(m,1H),4.56−4.59(m,1H),4.49(m,1H),4.47(m,1H)。
【0282】
3−(4−フルオロフェニル)−1−(3−メチル−ブタ−2−エニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸。LCMS m/z=342(M+23);H NMR(DMSO)δ:12.6(s,1H),8.7(s,1H),7.30−7.38(m,4H),5.3(m,1H),4.49(m,2H),1.7(s,6H)。
【0283】
3−(4−フルオロフェニル)−2,4−ジオキソ−1−プロピル−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸。LCMS m/z=293(M+1);1H NMR(DMSO)δ:12.62(s,1H),8.78(s,1H),7.30−7.37(m,4H),3.87(t,2H,J=7.5Hz),1.67(q,2H,J=7.5Hz),0.89(t,3H,J=7.5Hz)。
【0284】
3−(4−フルオロフェニル)−1−イソブチル−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸。LCMS m/z=307(M+1)。
【0285】
3−(4−フルオロフェニル)−2,4−ジオキソ−1−ペンチル−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸。LCMS m/z=321(M+1);H NMR(DMSO)δ:12.62(s,1H),8.78(s,1H),7.30−7.38(m,4H),3.89(m,2H),1.65(m,2H),1.28(m,4H),0.87(t,3H,J=7.4Hz)。
【0286】
1−エチル−3−(4−フルオロフェニル)−6−メチル−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸。LCMS m/z=293(M+1);H NMR(DMSO)δ:13.36(s,1H),7.28−7.33(m,4H),3.96(q,2H,J=7Hz),2.57(s,3H),1.21(t,3H,J=7Hz)。
【0287】
1−(2−エトキシエチル)−3−(4−フルオロフェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸。LCMS m/z=323(M+1);H NMR(DMSO)δ:12.509(s,1H),8.66(s,1H),7.39−7.39(m,4H),4.09(t,2H,J=5Hz),3.61(t,2H,J=5Hz),3.47(q,2H,J=7.2Hz),1.11(t,3H,J=7.2Hz)。
【0288】
1−(2−ベンジルオキシエチル)−3−(4−フルオロフェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸。LCMS m/z=385(M+1);H NMR(DMSO)δ:12.59(s,1H),8.72(s,1H),7.31−7.34(m,9H),4.52(s,2H),4.15(t,2H,J=5Hz),3.68(t,2H,J=5Hz)。
【0289】
3−(4−フルオロフェニル)−1−(2−イソプロポキシ−エチル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸。LCMS m/z=337(M+1)。H NMR(DMSO)δ:12.57(s,1H),8.67(s,1H),7.32−7.36(m,4H),4.06(br,2H),3.6(br,3H),1.07(d,6H,J=6Hz)。
【0290】
1−(3−ベンジルオキシプロピル)−3−(4−フルオロフェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸。LCMS m/z=399(M+1);H NMR(DMSO)δ:12.59(s,1H),8.75(s,1H),7.24−7.35(m,9H),4.43(s,2H),4.01(m,2H),3.53(m,2H),1.74(m,2H)。
【0291】
3−(4−フルオロフェニル)−1−(2−モルホリン−4−イル−エチル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸;塩酸塩。LCMS m/z=400(M+1)。H NMR(DMSO)δ:11.11(br,1H),10.18(br,1H),7.43(m,2H),7.35(m,2H),4.32(br,2H),3.93(m,4H),3.73−3.79(m,6H)。
【0292】
1−((S)−2,2−ジメチル−1,3−ジオキソラン−4−イルメチル)−3−(4−フルオロ−フェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸。LCMS m/z=365(M+1)。H NMR(DMSO)δ:12.60(s,1H),8.66(s,1H),7.34(m,4H),4.34(br,1H),4.12(m,1H),4.01(m,2H),3.72(m,1H),1.30(s,3H),1.27(s,3H)。
【0293】
1−(2−ジメチルアミノエチル)−3−(4−フルオロ−フェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸;塩酸塩。LCMS m/z=358(M+1);H NMR(DMSO)δ:12.4(b,1H),10.3(s,1H),8.76(s,1H),7.3−7.42(m,4H),4.3(t,2H,J=7Hz),3.4(m,2H),2.8(d,6H),
3−(4−フルオロフェニル)−2,4−ジオキソ−1−(2−ピロリジン−1−イル−エチル)−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸;塩酸塩。LCMS m/z=384(M+1);H NMR(DMSO)δ:12.63(br s,1H),11.01(s,1H),8.82(s,1H),7.45(m,2H),7.34(m,2H),4.29(t,2H,J=5.2Hz),3.47(m,4H),3.05(m,2H),1.89−2.0(m,4H)。
【0294】
3−(4−フルオロフェニル)−2,4−ジオキソ−1−(2−ピペリジン−4−イル−エチル)−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸;塩酸塩。LCMS m/z=398(M+1)。
【0295】
3−シクロヘキシル−1−エチル−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸。LCMS m/z=267(M+1);H NMR(DMSO)δ:12.87(s,1H),8.70(s,1H),4.67(m,1H),3.98(m,2H),2.26(m,2H),1.78(m,2H),1.60(m,3H),1.07−1.33(m,6H)。
【0296】
1−(3−ジメチルアミノプロピル)−3−(4−フルオロ−フェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸;塩酸塩。LCMS m/z=372(M+1)。
【0297】
3−(4−フルオロフェニル)−1−(3−モルホリン−4−イル−プロピル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸;塩酸塩。LCMS m/z=414(M+1)。
【0298】
3−(4−フルオロフェニル)−2,4−ジオキソ−1−(テトラヒドロピラン−4−イル)−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸。LCMS m/z=335(M+1);H NMR(DMSO)δ:12.60(s,1H),8.54(s,1H),7.30−7.38(m,4H),4.58(m,1H),3.98(m,2H),3.39(m,2H),2.10(m,2H),1.80(m,2H)。
【0299】
1−(4−ベンジルオキシブチル)−3−(4−フルオロフェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸。LCMS m/z=413(M+1);H NMR(DMSO)δ:12.63(s,1H),8/79(s,1H),7.27−7.40(m,4H),4.46(m,2H),3.92(m,2H),3.40(m,2H),1.60−1.74(m,2H),1.40−1.48(m,2H)。
【0300】
1−シクロブチル−3−(4−フルオロフェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸。LCMS m/z=305(M+1);H NMR(DMSO)δ:12.64(s,1H),8.82(s,0.5H),8.52(s,0.5H),7.30−7.39(m,4H),4.74(m,0.5H),3.78(m,0.5H),2.29−2.40(m,2H),1.75(m,1H),1.22(m,0.5),0.40−0.54(m,1.5H)NMRは、回転異性体を示す。
【0301】
3−(4−フルオロフェニル)−2,4−ジオキソ−1−プロパ−2−イニル−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸。LCMS m/z=289(M+1)。
【0302】
3−(4−フルオロフェニル)−1−(2−イミダゾール−1−イル−エチル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸。LCMS m/z=345(M+1)。
【0303】
3−(4−フルオロフェニル)−2,4−ジオキソ−1−(2−ピラゾール−1−イル−エチル)−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸。LCMS m/z=345(M+1)。
【0304】
3−(4−フルオロフェニル)−2,4−ジオキソ−1−フェネチル−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸。LCMS m/z=355(M+1)。
【0305】
1−(2−[1,3]ジオキソラン−2−イル−エチル)−3−(4−フルオロ−フェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸。LCMS m/z=351(M+1)。
【0306】
1−ジエチルカルバモイルメチル−3−(4−フルオロフェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸アミド。LCMS m/z=364(M+1)。
【0307】
3−(4−フルオロ−フェニル)−1−(2−モルホリン−4−イル−2−オキソ−エチル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸アミド。LCMS m/z=376(M+1)。
【0308】
3−(4−フルオロフェニル)−2,4−ジオキソ−1−[2−(2−オキソ−ピロリジン−1−イル)−エチル]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸。LCMS m/z=362(M+1)。
【0309】
1−(2−フルオロエチル)−3−(4−フルオロ−フェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸。LCMS m/z=397(M+1)。
【0310】
1−tert−ブトキシカルボニルメチル−3−(4−フルオロフェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸。LCMS m/z=365(M+1)。
【0311】
3−(4−フルオロ−フェニル)−1−オキサゾール−2−イルメチル−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸。LCMS m/z=332(M+1)。
【0312】
3−(4−フルオロ−フェニル)−2,4−ジオキソ−1−(テトラヒドロフラン−2−イルメチル)−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸。LCMS m/z=335(M+1)。
【0313】
3−(4−フルオロ−フェニル)−2,4−ジオキソ−1−(テトラヒドロ−ピラン−4−イルメチル)−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸。LCMS m/z=349(M+1)。
【0314】
3−(4−フルオロ−フェニル)−1−(2−メチル−チアゾール−4−イルメチル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸。LCMS m/z=362(M+1)。
【0315】
1−シクロペンチル−3−(4−フルオロ−フェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸。LCMS m/z=319(M+1)。
【0316】
1−ベンジル−3−(4−フルオロ−フェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸アミド。LCMS m/z=340(M+1)。
【0317】
3−(4−フルオロフェニル)−1−[2−(2−フルオロフェニル)−エチル]−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸アミド。LCMS m/z=372(M+1)。
【0318】
3−(4−フルオロフェニル)−1−[2−(4−フルオロ−フェニル)−エチル]−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸アミド。LCMS m/z=372(M+1)。
【0319】
1−(2−シクロヘキシル−エチル)−3−(4−フルオロ−フェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸。LCMS m/z=360(M+1)。
【0320】
3−(4−フルオロフェニル)−2,4−ジオキソ−1−(3−フェニルプロピル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸。LCMS m/z=369(M+1)。
【0321】
3−(4−フルオロフェニル)−2,4−ジオキソ−1−(2−オキソ−2−ピロリジン−1−イル−エチル)−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸。LCMS m/z=362(M+1)。
【0322】
1−ジメチルカルバモイルメチル−3−(4−フルオロ−フェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸。LCMS m/z=336(M+1)。
【0323】
1−(1−ジメチルカルバモイル−2−オキソ−プロピル)−3−(4−フルオロ−フェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸。LCMS m/z=378(M+1)。
【実施例1】
【0324】
【化31】
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【0325】
1−エチル−3−(4−フルオロフェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシキノリン−4−イルオキシ)−3−フルオロフェニル]アミド。
【0326】
工程a.4−(6,7−ジメトキシキノリン−4−イルオキシ)−3−フルオロフェニルアミン。
【0327】
水素化ナトリウム(鉱油中60%分散物;1.3g、33.5mmol)を乾燥N,N−ジメチルホルムアミド中の4−アミノ−2−フルオロ−フェノール(50mL)に添加し、室温で30分間、窒素雰囲気下で撹拌した。その後、固体4−クロロ−6,7−ジメトキシキノリン(5.0g、22.4mmol)を添加し、その反応物を100℃で30時間撹拌した。その混合物を濃縮し、EtOAc(100mL)に溶解し、1N NaCO、水およびブラインで洗浄し、その後、MgSOで乾燥させた。その生成物をシリカゲル(5%メタノール/ジクロロメタン(MeOH/DCM))でのクロマトグラフィーに付して、黄褐色固体4.9g、70%を得た。融点172〜5℃;LCMS m/z=315(M+1);H NMR(DMSO)δ:8.48(d,1H,J=5.4Hz),7.50(s,1H),7.38(s,1H),7.07(t,1H,J=8.6Hz),6.53,6.56(dd,1H,J=2.6,13.4Hz),6.45,6.47(dd,1H,J=2,8Hz),6.38,6.39(dd,1H,J=1,5.4Hz),5.48(s,2H),3.94(s,6H)。
【0328】
工程b.N,N−ジメチルホルムアミド(2mL)中のN,N,N',N'−テトラメチル−O−(7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)ウロニウム・ヘキサフルオロホスファート(HATU)(0.072g、0.19mmol)および1−エチル−3−(4−フルオロフェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸(0.053g、0.19mmol)に、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.055mL、0.32mmol)を添加した。室温で15分撹拌後、4−(6,7−ジメトキシキノリン−4−イルオキシ)−3−フルオロフェニルアミン(0.05g、0.2mmol)を添加した。その反応物を室温で12時間撹拌し、EtOAc(25mL)で希釈し、その後、1N NaCO、水およびブラインで洗浄し、その後、MgSO4で乾燥させた。その生成物をMeOHから結晶化させて、75mgを白色固体として得た(68%)。融点=151〜4℃;LCMS m/z=575(M+1);H NMR(DMSO)δ:11.04(s,1H),8.89(s,1H),8.47(d,1H,J=5.4Hz),7.98,8.01(dd,1H,J=2.3,12.6Hz),7.52−7.56(m,2H),7.33−7.46(m,6H),6.47(d,1H,J=5.4Hz),4.01(q,2H,J=7Hz),3.98(d,6H),13.0(t,3H,J=7Hz)。
【0329】
実施例1についてのものと同様の手順を用いて、以下の化合物を合成した。
【実施例2】
【0330】
【化32】
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【0331】
3−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシキノリン−4−イルオキシ)−3−フルオロ−フェニル]−アミド。融点=158〜60℃;LCMS m/z=561(M+1);H NMR(DMSO)δ:11.03(s,1H),8.9(s,1H),8.48(d,1H,J=6Hz),7.99.8.01(dd,1H,J=3,12Hz),7.52(m,2H),7.36−7.43(m,6H),6.46(d,1H,J=6Hz),3.92(s,3H),3.94(s,3H),3.54(s,3H)。
【実施例3】
【0332】
【化33】
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【0333】
3−(4−フルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシキノリン−4−イルオキシ)−3−フルオロフェニル]−アミド。融点=118〜21℃;LCMS m/z=605(M+1);H NMR(DMSO)δ:11.0(s,1H),8.74(,s,1H),8.47(d,1H,J=6Hz),7.99,8.01(dd,1H,J=3,12Hz),7.52−7.55(m,2H),7.33−7.46(m,6H),6.48(d,1H,J=6Hz),4.17(t,2H,J=5Hz),3.94(s,3H),3.95(s,3H),3.16(t,2H,J=5Hz)。
【実施例4】
【0334】
【化34】
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【0335】
1−(2−エトキシエチル)−3−(4−フルオロフェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシキノリン−4−イルオキシ)−3−フルオロフェニル]−アミド。融点128〜30℃;LCMS m/z=619(M+1);1H NMR(DMSO)δ:11.0(s,1H),8.76(s,1H),8.47(d,1H,J=5.4Hz),7.98−8.01(dd,1H,J=2.4,12Hz),7.52−7.55(m,2H),7.40−7.46(m,4H),7.34−7.38(m,2H),6.48(d,1H,J=5Hz),4.16(t,2H,J=5Hz),3.94,3.95(ss,6H),3.65(t,2H,J=5Hz),3.51(q,2H,J=6.6Hz),1.13(t,3H,J=6.6Hz)。
【実施例5】
【0336】
【化35】
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【0337】
3−(4−フルオロフェニル)−1−イソプロピル−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシキノリン−4−イルオキシ)−3−フルオロフェニル]−アミド。融点146〜48℃;LCMS m/z=589(M+1);H NMR(DMSO)δ:11.9(s,1H),8.68(s,1H),8.48(d,1H,J=5.2Hz),7.99,8.02(dd,1H,J=2.4,12.4Hz),7.52−7.55(m,2H),7.33−7.46(m,6H),6.47(d,1H,J=5.2Hz),4.78(m,1H,J=7Hz),3.94(ss,6H),1.43(d,6H,J=6.7Hz)。
【実施例6】
【0338】
【化36】
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【0339】
1−シクロプロピルメチル−3−(4−フルオロフェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシキノリン−4−イルオキシ)−3−フルオロフェニル]−アミド。融点146〜9℃;LCMS (m/z=601(M+1);H NM (DMSO)δ:11.0(s,1H),8.9(s,1H),8.47(d,1H,J=5.2Hz),8.0,8.02(dd,1H,J=2.3,12Hz),7.52−7.55(m,2H),7.34−7.46(m,6H),6.47(m,1H,J=5.2Hz),(3.94,ss,6H),3.86(d,1H,J=7.2Hz),1.25(m,1H),0.57(m,2H),0.44(m,2H)。
【実施例7】
【0340】
【化37】
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【0341】
3−(4−フルオロフェニル)−1−(3−メトキシプロピル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシキノリン−4−イルオキシ)−3−フルオロフェニル]−アミド。融点126〜7℃;LCMS m/z=619(M+1);H NMR(DMSO)δ:11.0(s,1H),8.8(s,1H),8.47(d,1H,J=5.6Hz),7.99,8.02(dd,1H,J=3.2,13Hz),7.52−7.55(m,2H),7.34−7.46(m,6H),6.46(d,1H,J=5.2Hz),4.40(t,2H,J=7Hz),3.94(ss,6H),3.42(t,2H,J=6.6Hz),3.24(s,3H),1.191(m,2H)。
【実施例8】
【0342】
【化38】
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【0343】
3−(4−フルオロフェニル)−1−イソブチル−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシキノリン−4−イルオキシ)−3−フルオロフェニル]−アミド。融点136〜40℃;LCMS m/z=603(M+1);H NMR(DMSO)δ:11.0(s,1H),8.81(s,1H),8.48(d,1H,J=5.2Hz),8.0(dd,1H,J=2.2,12Hz),7.52−7.55(m,2H),7.33−7.46(m,6H),6.47(d,1H,J=5.2Hz),3.94(ss,6H),3.82(d,2H,J=7Hz),2.05(m,1H),0.93(d,6H,J=7Hz)。
【実施例9】
【0344】
【化39】
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【0345】
1−アリル−3−(4−フルオロフェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシキノリン−4−イルオキシ)−3−フルオロフェニル]−アミド。融点128〜30℃;LCMS m/z=587(M+1);1H NMR(DMSO)δ:11.0(s,1H),8.80(s,1H),8.48(d,1H,=5.2Hz),7.98,8.02(dd,1H,J=2.5,13Hz),7.53−7.55(m,1H),7.52(s,1H),7.34−7.46(m,6H),6.47(d,1H,J=4.7Hz),5.94−6.02(m,1H),5.36,5.40(dd,1H,J=1.5.17Hz),5.27,5.30(dd,1H,J=1.5,10Hz),4.62(d,2H,J=5.5Hz),3.94,3.95(ss,6H)。
【実施例10】
【0346】
【化40】
[この文献は図面を表示できません]
【0347】
1−(2−ベンジルオキシエチル)−3−(4−フルオロフェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシキノリン−4−イルオキシ)−3−フルオロフェニル]−アミド。融点>102℃(度);LCMS m/z=681(M+1);1H NMR(DMSO)δ:11.0(s,1H),8.83(s,1H),8.48(d,1H,J=5.3Hz),7.99,8.02(dd,1H,J=2.4,12.8Hz),7.54,7.56(dd,1H,J=1.4,8.8Hz),7.52(s,1H),7.44(t,1H,J=8.8Hz),7.33−7.41(m,9H),7.30(m,1H),6.47(d,1H,J=5Hz),4.55(s,2H),4.22(t,2H,J=4.7Hz),3.94,3.95(ss,6H),3.72(t,2H,J=4.8Hz)。
【実施例11】
【0348】
【化41】
[この文献は図面を表示できません]
【0349】
3−(4−フルオロフェニル)−2,4−ジオキソ−1−プロピル−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシキノリン−4−イルオキシ)−3−フルオロフェニル]−アミド。融点=134〜6℃;LCMS m/z=589(M+1);H NMR(DMSO)δ:11.0(s,1H),8.86(s,1H),8.47(d,1H,J=5.3Hz),7.98,8.02(dd,1H,J=2.2,12.6Hz),7.52−7.55 m,2H),7.40−7.46(m,4H),7.34−7.38(m,2H),6.47(d,1H,J=5.2Hz),3.92−3.97(m,8H),1.71(h,2H,J=7.2Hz),0.93(t,3H,J=7.2Hz)。
【実施例12】
【0350】
【化42】
[この文献は図面を表示できません]
【0351】
3−(4−フルオロフェニル)−1−(2−イソプロポキシエチル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシキノリン−4−イルオキシ)−3−フルオロフェニル]−アミド。融点=138〜9℃;LCMS m/z=633(M+1);1H NMR(DMSO)δ:11.00(s,1H),8.78(s,1H),8.47(d,1H,J=4.7Hz),7.99(d,1H,J=13Hz),7.49−7.56(m,2H),7.38−7.46(m,6H),6.47(d,1H,J=4.6Hz),4.12(m,2H),3.94(d,6H),3.65(m,3H),1.10(d,6H,J=6Hz)。
【実施例13】
【0352】
【化43】
[この文献は図面を表示できません]
【0353】
1−(3−ベンジルオキシプロピル)−3−(4−フルオロフェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシキノリン−4−イルオキシ)−3−フルオロフェニル]−アミド。融点=94〜96℃;LCMS m/z=695(M+1);H NMR(DMSO)δ:11.00(s,1H),8.83(s,1H),8.47(d,1H,J=5Hz),7.98,8.01(dd,J=2.4,12.6Hz),7.53−7.59(m,1H),7.52(s,1H),7.42−7.46(m,1H),7.40(s,1H),7.30−7.34(m,8H),7.25−7.28(m,1H),6.47(dd,1H,J=1,5.2Hz),4.46(s,2H),4.09(t,2H,J=7Hz),3.94(d,6H),3.59(t,2H,J=5.8Hz),1.99(t,2H,J=6.4Hz)。
【実施例14】
【0354】
【化44】
[この文献は図面を表示できません]
【0355】
1−(3,3−ジフルオロ−アリル)−3−(4−フルオロフェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシキノリン−4−イルオキシ)−3−フルオロフェニル]−アミド。融点128〜30℃;LCMS m/z=623(M+1);H NMR(DMSO)δ:11.0(s,1H),8.9(s,1H),8.48(d,1H,J=5.5Hz),8.0,7.98(dd,1H,J=2,12.8Hz),7.52−7.56(m,2H),7.34−7.46(m,6H),6.46(d,1H,J=5Hz),4.88−4.99(m,1H),4.62(d,2H,J=8Hz),3.94(s,6H)。
【実施例15】
【0356】
【化45】
[この文献は図面を表示できません]
【0357】
3−(4−フルオロフェニル)−1−(3−メチル−ブタ−2−エニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシキノリン−4−イルオキシ)−3−フルオロフェニル]−アミド。融点=119〜121℃;LCMS m/z=615(M+1);H NMR(DMSO)δ:11.0(s,1H),8.78 9(s,1H),8.47(d,1H,J=5.2Hz),8.0(d,1H,J=13Hz),7.52−7.54(m,2H),7.33−7.45(m,6H),6.47(d.1H.J=5.2Hz),5.34(m,1H),4.56(d,1H,J=6.8Hz),3.94(s,6H),1.76(s,3H),1.74(s,3H)。
【実施例16】
【0358】
【化46】
[この文献は図面を表示できません]
【0359】
3−(4−フルオロフェニル)−1−(2−モルホリン−4−イル−エチル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシキノリン−4−イルオキシ)−3−フルオロフェニル]−アミド。融点124〜6℃;LCMS m/z=660(M+1);H NMR(CDCl)δ:10.9(s,1H),8.65(s,1H),8.49(d,1H,J=5.3Hz),7.87,7.90(dd,1H,J=2.4,12.4Hz),7.57(s,1H),7.42(s,1H),7.18−7.29(m,6H),6.42(dd,1H,J=0.5,5.2Hz),4.05−4.08(m,8H),3.72(t,4H,J=4.7Hz),2.73(t,2H,J=5.7Hz),2.56(m,4H)。
【実施例17】
【0360】
【化47】
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【0361】
3−(4−フルオロフェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシキノリン−4−イルオキシ)−3−フルオロフェニル]−アミド。融点276〜8℃;LCMS m/z=547(M+1);H NMR(DMSO)δ:12.4(bs,1H),11.0(s,1H),8.45(s,2H),7.99(d,1H,J=12Hz),7.52(s,2H),7.35−7.40(m,6H),6.4(s,1H),3.9(s,6H)。
【実施例18】
【0362】
【化48】
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【0363】
工程a.4−(6,7−ジメトキシキノリン−4−イルオキシ)−フェニルアミン。
【0364】
【化49】
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【0365】
実施例1についての方法を用いて、4−(6,7−ジメトキシキノリン−4−イルオキシ)フェニルアミンを合成した。
工程a.LCMS m/z=297(M+1);H NMR(DMSO)δ:8.42(d,1H,J=5.3Hz),7.50(s,1H),7.36(s,1H),7.91(d,2H,J=8Hz),6.67(d,2H,J=8Hz),6.36(d,1H,J=5.3Hz),5.14(s,2H),3.93(s,6H)。
【0366】
工程b.3−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシキノリン−4−イルオキシ)−フェニル]−アミド。融点=143〜5℃;LCMS m/z=543(M+1);H NMR(DMSO)δ:10.92(s,1H),8.85(s,1H),8.46(d,1H,J=5.2Hz),7.80(d,2H,J=9Hz),7.50(s,1H),7.34−7.42(m,5H),7.25(d,2H,J=9Hz),6.47(d,1H,J=5.2Hz),3.94(s,3H),3.92(s,3H),3.53(s,3H)。
【実施例19】
【0367】
【化50】
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【0368】
1−(2−ベンジルオキシエチル)−3−(4−フルオロ−フェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシキノリン−4−イルオキシ)−フェニル]−アミド。融点163〜4℃;LCMS m/z=663(M+1);1H NMR(DMSO)δ:10.89(s,1H),8.81(s,1H),8.47(d,1H,J=5.6Hz),8.80(d,2H,J=9Hz),7.50(s,1H),7.25−7.41(m,12H),6.49(d,1H,J=5.8Hz),4.56(s,2H),4.21(t,2H,J=5Hz),3.94(s,3H),3.92(s,3H),3.72(t,2H,J=5Hz)。
【実施例20】
【0369】
【化51】
[この文献は図面を表示できません]
【0370】
1−(2−ジメチルアミノエチル)−3−(4−フルオロフェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシキノリン−4−イルオキシ)−3−フルオロフェニル]−アミド。融点(HCl塩):208〜10℃;LCMS m/z=618(M+1);H NMR(DMSO)δ:11.18(s,1H),10.77(s,1H),8.94(s,1H),8.81(d,1H,J=6.6Hz),8.11,8.08(dd,1H,J=2,14Hz),7.74(s,1H),7.65(m,2H),7.50−7.60(m,3H),7.37(m,2H),6.95(d,1H,J=6.5Hz),4.39(t,1H,J=5.8Hz),4.04(s,3H),4.03(s,3H),(2.82(d,6H)。
【実施例21】
【0371】
【化52】
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【0372】
1−(3−ベンジルオキシプロピル)−3−(4−フルオロフェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシキノリン−4−イルオキシ)フェニル]−アミド。融点=100〜104℃;LCMS m/z=677(M+1);H NMR(DMSO)δ:10.90(s,1H),8.81(s,1H),8.47(d,1H,J=5Hz),7.80(d,2H,J=8.8Hz),7.50(s,1H),7.40(s,1H),7.25−7.33(m,11H),6.49(d,1H,J=5.6Hz),4.45(s,2H),4.08(t,2H,J=6.4Hz),3.94(s,3H),3.92(s,3H),3.56(t,2H,J=5.6Hz),1.98(m,2H)。
【実施例22】
【0373】
【化53】
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【0374】
1−(3−ベンジルオキシプロピル)−3−(4−フルオロフェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシキノリン−4−イルオキシ)−2−フルオロフェニル]−アミド。融点93〜96℃;LCMS m/z=695(M+1);H NMR(DMSO)δ:11.13(s,1H),8.85(s,1H),7.46−8.51(m,2H),7.47(s,1H),7.39−7.42(m,2H),7.25−7.34(m,9H),7.18(d,1H,J=10Hz),6.59(d,1H,J=5.3Hz),4.50(s,2H),4.09(t,2H,J=6.5Hz),3.94(s,3H),3.92(s,3H),3.56(t,2H,J=6Hz),1.99(q,2H,J=6.2Hz)。
【実施例23】
【0375】
【化54】
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【0376】
3−(4−フルオロフェニル)−1−イソプロピル−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシキノリン−4−イルオキシ)フェニル]−アミド。融点=253〜6℃;LCMS m/z=571(M+1);H NMR(DMSO)δ:10.93(s,1H),8.67(s,1H),8.47(d,1H,J=5.3Hz),7.78−7.82(m,2H),7.49(s,1H),7.33−7.45(m,5H),7.23−7.27(m,2H),6.48(d,1H,J=5.3Hz),4.77(q,1H,J=7Hz),3.94(s,3H),3.92(s,3H),1.42(d,6H,J=7.4Hz)。
【実施例24】
【0377】
【化55】
[この文献は図面を表示できません]
【0378】
3−(4−フルオロフェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシキノリン−4−イルオキシ)フェニル]−アミド。融点=211〜3℃;LCMS m/z=529(M+1);H NMR(DMSO)δ:12.36(s,1H),10.90(s,1H),8.46(d,1H,J=5.3Hz),8.43(s,1H),7.77−7.80(m,2H),7.49(s,1H),7.39−7.43(m,3H),7.32−7.37(m,2H),7.22−7.25(m,2H),6.47(d,1H,J=5.3Hz),3.94(s,3H),3.92(s,3H)。
【実施例25】
【0379】
【化56】
[この文献は図面を表示できません]
【0380】
3−シクロヘキシル−1−エチル−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシキノリン−4−イルオキシ)−3−フルオロフェニル]−アミド。融点244〜6℃;LCMS m/z=563(M+1);H NMR(DMSO)δ:11.22(s,1H),8.73(s,1H),8.48(d,1H,J=5.2Hz),7.99,8.03(dd,1H,J=2.6,12.6Hz),7.53−7.57(m,2H),7.41−7.47(m,2H),6.48(d,1H,J=5.2Hz),4.7(m,1H),3.92−3.98(m,8H),2.32(m,3H),1.80(m,2H),1.62(m,3H),1.29(m,2H),1.25(m,3H)。
【実施例26】
【0381】
【化57】
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【0382】
3−(4−フルオロフェニル)−2,4−ジオキソ−1−(2−ピロリジン−1−イル−エチル)−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシキノリン−4−イルオキシ)−3−フルオロフェニル]−アミド。融点=118〜120℃;LCMS m/z=644(M+1);H NMR(DMSO)δ:11.00(s,1H),8.79(s,1H),8.47(d,1H,J=5.2Hz),8.01,7.98(dd,1H,J=2.3,13Hz),7.52−7.55(m,2H),7.33−7.45(m,6H),6.46(dd,1H,J=1,5.3Hz),4.08(t,2H,J=6.3Hz),3.94(d,6H),2.73(t,2H,J=6Hz),2.54(m,4H),1.70(m,4H)。
【実施例27】
【0383】
【化58】
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【0384】
3−(4−フルオロフェニル)−2,4−ジオキソ−1−(2−ピペリジン−1−イル−エチル)−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシキノリン−4−イルオキシ)−3−フルオロフェニル]−アミド。融点=137〜40℃;LCMS m/z=658(M+1);H NMR(DMSO)δ:11.00(s,1H),8.78(s,1H),8.47(d,1H,J=5.5Hz),7.97,8.01(dd,1H,J=2.3,13Hz),7.50−7.56(m,2H),7.34−7.46(m,6H),6.46(d,1H,J=5.5Hz),4.06(t,2H,J=5.5Hz),3.94(s,6H),2.55(m,2H),2.44(b,4H),1.49(m,4H),1.39(m,2H)。
【実施例28】
【0385】
【化59】
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【0386】
1−エチル−3−(4−フルオロフェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシキノリン−4−イルオキシ)−フェニル]−アミド。融点=282〜4℃;LCMS m/z=557(M+1);H NMR(DMSO)δ:10.92(s,1H),8.87(s,1H),8.47(d,1H,J=5.4Hz),7.80(m,2H,J=8Hz),7.49(s,1H),7.33−7.44(m,5H),7.24−7.26(m,2H),6.48(d,1H,J=5.2Hz),4.01(q,2H,J=7.1Hz),3.94(s,3H),3.92(s,3H),1.29(t,3H,J=7.1Hz)。
【実施例29】
【0387】
【化60】
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【0388】
1−シクロブチル−3−(4−フルオロフェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシキノリン−4−イルオキシ)−3−フルオロフェニル]−アミド。融点148〜50℃;LCMS m/z=601(M+1);H NMR(DMSO)δ:11.02(s,1H),8.91(s,0.4H),8.64(s,0.6H),8.48(d,1H,J=5.4Hz),7.99,8.03(dd,1H,J=2.2,13Hz),7.52−7.55(m,2H),7.33−7.46(m,6H),6.47(d,1H,J=5.4Hz),3.94(d,6H),4.8(m,0.6H),3.8(m,0.4H),2.32−2.46(m,3H),1.74−1.83(m,1H),1.23−1.27,0.54−0.57(m,1H),0.43−0.46(m,1H)。
【実施例30】
【0389】
【化61】
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【0390】
3−(4−フルオロフェニル)−2,4−ジオキソ−1−(テトラヒドロピラン−4−イル)−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシキノリン−4−イルオキシ)−3−フルオロフェニル]−アミド。融点=164〜167℃;LCMS m/z=631(M+1);H NMR(DMSO)δ:11.0(s,1H),8.65(s,1H),8.48(d,1H,J=5.3Hz),7.99,8.02(dd,1H,J=2.5,13Hz),7.52−7.56(m,2H),7.34−7.46(m,6H),6.48(d,1H,J=5Hz),4.64(m,1H),3.98−4.02(m,2H),3.94(d,6H),3.45(m,2H),1.99−2.09(m,2H),1.86−1.89(m,2H)。
【実施例31】
【0391】
【化62】
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【0392】
1−エチル−3−(4−フルオロフェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸[5−(6,7−ジメトキシキノリン−4−イルオキシ)−ピリジン−2−イル]−アミドを、5−(6,7−ジメトキシキノリン−4−イルオキシ)−ピリジン−2−イルアミンで出発して合成した。融点172〜4℃;LCMS m/z=558(M+1);H NMR(DMSO)δ:11.39(s,1H),8.93(s,1H),8.48(d,1H,J=5.2Hz),8.35−8.38(m,2H),7.84,7.88(dd,1H,J=2.3,9.3Hz),7.52(s,1H),7.33−7.44(m,5H),6.54(d,1H,J=5.2Hz).4.02(q,2H,J=7.4Hz),3.93(d,6H),1.29(t,3H,J=7.2Hz)。
【実施例32】
【0393】
【化63】
[この文献は図面を表示できません]
【0394】
1−エチル−3−(4−フルオロフェニル)−6−メチル−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシキノリン−4−イルオキシ)−3−フルオロフェニル]−アミド。融点=260〜4℃;LCMS m/z=589(M+1);H NMR(DMSO)δ:10.71(s,1H),8.46(d,1H),J=5.2Hz),7.90,7.94(dd,1H,J=2.3,12.7Hz),7.53(s,1H),7.40−7.47(m,3H),7.32−7.36(m,4H),6.46(d,1H,J=5.2Hz),3.97(q,2H,J=7Hz),3.94(s,6H),2.47(s,3H),1.25(t,3H,J=7.2Hz)。
【実施例33】
【0395】
【化64】
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【0396】
1−エチル−3−(4−フルオロフェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸[4−(6,7−ジエトキシキノリン−4−イルオキシ)−3−フルオロフェニル]−アミド。融点=216〜8℃;LCMS m/z=603(M+1);H NMR(DMSO)δ:11.03(s,1H),8.89(s,1H),8.45(d,1H,J=5.2Hz),7.98,8.02(dd,1H,J=2.2,13Hz),7.50−7.54(m,2H),7.31−7.45(m,6H),6.45(d,1H,J=5.2Hz),4.21(m,4H),4.01(q,2H,J=6.4Hz),1.42(m,6H),1.29(t,3H,J=7.2Hz)。
【実施例34】
【0397】
【化65】
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【0398】
3−(4−フルオロフェニル)−1−イソプロピル−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸[5−(6,7−ジメトキシキノリン−4−イルオキシ)−ピリジン−2−イル]−アミドを、実施例31についての方法を用いて合成した。融点=220〜4℃;LCMS m/z=572(M+1);H NMR DMSO)δ:11.40(s,1H),8.72(s,1H),8.49(d,1H,J=5.2Hz),8.36(d,1H,J=6.5Hz),8.35(s,1H),8.86,7.84(dd,1H,J=3.0,9.3Hz),7.52(s,1H),7.41−7.45(m,3H),7.34−7.39(m,2H),6.55(d,1H,J=5.4Hz),4.78(h,1H,J=6.8Hz),3.94,3.93(d,6H),1.43(d,6H,J=6.9Hz)。
【実施例35】
【0399】
【化66】
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【0400】
1−シクロプロピルメチル−3−(4−フルオロフェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸[5−(6,7−ジメトキシキノリン−4−イルオキシ)ピリジン−2−イル]−アミドを、実施例31についての方法を用いて合成した。LCMS m/z=584(M+1);H NMR(DMSO)δ:11.43(s,1H),8.97(s,1H),8.74(m,1H),8.44(m,2H),7.96(m,1H),7.70(s,1H),7.50(s,1H),7.42−7.46(m,2H),7.34−7.39(m,2H),6.91(m,1H),4.0,4.02(ss,6H),3.88(m,2H),1.21(m,1H),0.55(m,2H),0.45(m,2H)。
【実施例36】
【0401】
【化67】
[この文献は図面を表示できません]
【0402】
3−(4−フルオロフェニル)−2,4−ジオキソ−1−ペンチル−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシキノリン−4−イルオキシ)−3−フルオロフェニル]−アミド。融点=128〜30℃;LCMS m/z=617(M+1);H NMR(DMSO)δ:11.0(s,1H),8.85(s,1H),8.47(d,1H,J=4.7Hz),8.0(d,1H,J=12.6Hz),7.52−7.55(m,2H),7.33−7.45(m,6H),6.46(d,1H,J=4.5Hz),3.95(bm,8H),1.70(brm,2H),1.32(bm,4H),0.89(bm,3H)。
【実施例37】
【0403】
【化68】
[この文献は図面を表示できません]
【0404】
3−(4−フルオロフェニル)−1−イソプロピル−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸[4−(6,7−ジエトキシキノリン−4−イルオキシ)−3−フルオロ−フェニル]−アミド。融点128〜130℃;LCMS m/z=617(M+1);H NMR(DMSO)δ:11.0(s,1H),8.68(s,1H),8.45(d,1H,J=5Hz),7.99(d,1H,J=13Hz),7.50−7.54(m,2H),7.33−7.45(m,6H),6.45(d,1H,J=5Hz),4.78(m,1H),4.20(m,4H),1.42(m,12H)。
【実施例38】
【0405】
【化69】
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【0406】
【化70】
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【0407】
工程a.オルトギ酸トリエチル(4mL)中のメルドラム酸(470mg、3.20mmol)を100℃で1.5時間加熱した。3,5−ジメトキシアニリン(500mg、3.2mmol)を添加し、100℃で4時間、加熱に加熱を重ねた。その反応混合物を室温に冷却し、ヘキサンを添加し、撹拌した。黄色固体を回収し、乾燥させて黄色固体を得た。LCMS m/z=308(M+1);H NMR(CDCl)δ;8.61(d,1H,J=14.0Hz),6.365(m,3H),3.82(s,6H),1.76(s,6H)。
【0408】
工程b.ジフェニルエーテル(5mL)中の5−[(3,5−ジメトキシフェニルアミノ)−メチレン]−2,2−ジメチル[1,3]ジオキサン−4,6−ジオン(400mg、1.30mmol)、そして200℃で30分間加熱した。その反応混合物を室温に冷却し、ヘキサンを添加し、30分間撹拌した。褐色固体を濾過し、乾燥させて、5,7−ジメトキシ−1H−キノリン−4−オンを得た。LCMS m/z=206(M+1)。
【0409】
工程c.POCl(5mL)中の5,7−ジメトキシ−1H−キノリン−4−オン(300mg、1.4mmol)を15時間、加熱して還流させた。その反応混合物を室温に冷却し、氷水に注入した。その後、その混合物をNaHCOでpH7に塩基性化し、一晩撹拌した。固体を濾過し、水で洗浄し、乾燥させて、4−クロロ−5,7−ジメトキシキノリンを得た。LCMS m/z=224(M+1);H NMR(CDCl)δ:8.56(d,1H,J=4.4Hz),7.23(d,1H,J=4.4Hz),7.05(s,1H),6.58(s,1H),3.93(s,6H)。
【0410】
工程d.クロロベンゼン(2mL)中の4−クロロ−5,7−ジメトキシキノリン(100mg、0.40mmol)およびp−ニトロフェノール(124mg、0.89mmol)を14時間、還流させながら加熱した。その後、その反応混合物を室温に冷却し、濾過し、残留物をトルエンで洗浄した。その固体を10%NaOH溶液に懸濁させ、1時間、室温で撹拌した。黄色固体を回収し、EtOAcで洗浄して、5,7−ジメトキシ−4−(4−ニトロフェノキシ)キノリンを得た。LCMS m/z=327(M+1);H NMR(CDCl)δ:8.60(d,1H,J=6.0Hz),8.44(d,2,J=8.8Hz),7.72(s,1H),7.35(d,2H,J=8.4Hz)6.71(s,1H),6.69(d,2H,J=6.4Hz),4.08(s,3H),3.97(s,3H)。
【0411】
工程e.メタノール(3mL)中の、5,7−ジメトキシ−4−(4−ニトロフェノキシ)キノリン(50mg、0.15mmol)と、Zn末(100mg、1.50mmol)と、塩化アンモニウム(32mg、0.60mmol)との混合物を、1時間、還流させながら加熱した。その混合物をセライトに通して濾過し、CHClで洗浄した。有機層を10%NaOH溶液およびブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させ、濃縮して、4−(5,7−ジメトキシキノリン−4−イルオキシ)フェニルアミンをオフホワイト固体として得た。LCMS m/z=298(M+1);H NMR(CDCl)δ:8.44(d,1H,J=4.8Hz),7.00(s,1H),6.83(d,2H,J=8.8Hz),6.65−6.63(m,3H),6.32(d,1H,J=4.8Hz),5.11(br s,2H),3.89(s,3H),3.86(s,3H)。
【0412】
3−(4−フルオロフェニル)−1−イソプロピル−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸[4−(5,7−ジメトキシキノリン−4−イルオキシ)フェニル]−アミド。融点=122〜4℃;LCMS m/z=571(M+1);H NMR(DMSO)δ:10.87(s,1H),8.65(s,1H),8.53(d,1H,J=5.3Hz),7.73(d,2H,J=9Hz),7.42(m,2H),7.35(m,2H),7.07(d,2H,J=9Hz),6.99(d,1H,J=2Hz),6.63(d,1H,J=2Hz),6.50(d,1H,J=5Hz),4.78(q,1H,J=7Hz),3.90(s,3H),3.80(s,3H),1.42(d,6H,J=7Hz)。
【実施例39】
【0413】
【化71】
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【0414】
1−エチル−3−(4−フルオロフェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸[4−(5,7−ジメトキシキノリン−4−イルオキシ)−フェニル]−アミドを、実施例38についての方法により4−(5,7−ジメトキシキノリン−4−イルオキシ)フェニルアミンおよび3−(4−フルオロフェニル)−1−エチル−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸を使用して合成した。融点=128〜9℃。LCMS m/z=557(M+1);H NMR(DMSO)δ:10.87(s,1H),8.85(s,1H),8.52(m,1H),7.72(m,2H),7.33−7.41(m,4H),7.07(m,2H),6.99(m,1H),6.63(m,1H),6.49(m,1H),4.01(m,2H),3.90(s,3H),3.81(s,3H),1.28(m,3H)。
【実施例40】
【0415】
【化72】
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【0416】
工程a.4−(7−ベンジルオキシ−6−メトキシキノリン−4−イルオキシ)−3−フルオロフェニルルアミン。水素化ナトリウム(鉱油中60%分散物、0.534g、13.3mmol)を、室温で乾燥N,N−ジメチルホルムアミド中の4−アミノ−2−フルオロフェノール(10.3mL)に添加し、30分間、窒素雰囲気下で撹拌した。その後、固体7−ベンジルオキシ−4−クロロ−6−メトキシキノリン(2.00g、6.67mmol)を添加し、その反応物を100℃で30時間撹拌した。その混合物を濃縮し、EtOAc(約75mL)に溶解し、1N NaCO、水およびブラインで洗浄し、その後、MgSOで乾燥させた。生成物をシリカゲル(5%MeOH/DCM)でのクロマトグラフィーに付して、褐色固体1.9gを得た(73%)。LCMS m/z=391(M+1);H NMR(DMSO)δ:8.43(s,1H),7.36−7.52(m,7H),7.07(m,1H),6.38−6.56(m,3H),5.50(m,2H),5.3(s,2H),3.95(s,3H)。
【0417】
工程b.1−エチル−3−(4−フルオロフェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸[4−(7−ベンジルオキシ−6−メトキシキノリン−4−イルオキシ)−3−フルオロフェニル]−アミドを、実施例1についての方法により4−(7−ベンジルオキシ−6−メトキシキノリン−4−イルオキシ)−3−フルオロフェニルルアミンおよび3−(4−フルオロフェニル)−1−エチル−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸を使用して合成した。融点=142〜4℃;LCMS m/z=651(M+1);H NMR(DMSO)δ:11.0(s,1H),8.89(s,1H),8.47(d,1H,J=5.3Hz),7.98,8.02(dd,1H,J=2.3,13Hz),7.50−7.54(m,5H),7.41−7.46(m,5H),7.33−7.38(m,3H),6.48(d,1H,J=5Hz),5.31(s,2H),4.90(q,2H,J=7Hz),3.95(s,3H),1.29(t,3H,J=7Hz)。
【実施例41】
【0418】
【化73】
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【0419】
3−(4−フルオロフェニル)−1−イソプロピル−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸[4−(7−ベンジルオキシ−6−メトキシキノリン−4−イルオキシ)−3−フルオロフェニル]−アミドを、実施例40についての方法および3−(4−フルオロフェニル)−1−イソプロピル−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸を使用して合成した。融点184〜6℃;LCMS m/z=665(M+1);H NMR(DMSO)δ:11.0(s,1H),8.6(s,1H),8.46(d,1H,J=5.3Hz),8.0,8.02(dd,1H,J=2.4,12.6Hz),7.48−7.54(m,5H),7.41−7.46(m,5H),7.33−7.38(m,3H),6.47(d,1H,J=5Hz),5.31(s,2H),6.78(m,1H),3.95(s,3H),1.43(d,6H,J=5.5Hz)
【実施例42】
【0420】
【化74】
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【0421】
1−エチル−3−(4−フルオロフェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸[3−フルオロ−4−(7−ヒドロキシ−6−メトキシキノリン−4−イルオキシ)フェニル]−アミド。N,N−ジメチルホルムアミド(10mL)中の実施例40(0.50g、0.77mmol)および20%Pd(OH)2/C、50%湿潤(10:40:50、水酸化パラジウム:カーボンブラック:水、0.1g、0.07mmol)を、Parr装置を用いて40psiの水素雰囲気下で12時間水素化した。溶媒を除去し、生成物をエーテルで摩砕して、42−mg(97%)の白色固体を得た。融点>200℃度;LCMS m/z=561(M+1);H NMR(DMSO)δ:11.75(bs,1H),11.11(s,1H),8.89(s,1H),8.73(d,1H,J=6.5Hz),8.07,8.11(dd,1H,J=2.3,12.5Hz),7.72(s,1H),7.54−7.64(m,3H),7.41−7.45(m,2H),7.34−7.39(m,2H),6.90(d,1H,J=6.5Hz),4.0−4.05(s,m,5H),1.30(t,3H,J=7.2Hz)。
【実施例43】
【0422】
【化75】
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【0423】
1−エチル−3−(4−フルオロフェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸{3−フルオロ−4−[6−メトキシ−7−(3−モルホリン−4−イル−プロポキシ)キノリン−4−イルオキシ]フェニル}−アミド。N,N−ジメチルホルムアミド(2mL)中の実施例42(0.100g、0.178mmmol)、メタンスルホン酸3−モルホリン−4−イル−プロピルエステル(0.0438g、0.196mmol)および炭酸セシウム(0.116g、0.357mmol)を65℃で8時間加熱した。その混合物をEtOAcで希釈し、1N NaCO、水、およびブライン溶液で抽出し、その後、MgSOで乾燥させた。固体をエーテルで摩砕し、その後、そのエーテルをデカントし、生成物をヘキサンで沈殿させて、白色固体を得た。融点=92〜5℃;LCMS m/z=688(M+1);H NMR(DMSO)δ:11.04(s,1H),8.89(s,1H),8.46(d,1H,J=5.3Hz),7.98,8,02(dd,1H,J=2.4,13Hz),7.51−7.55(m,2H),7.33−7.46(m,6H),6.46(d,1H,J=5.4Hz,4.20(t,2H,J=6.4Hz),4.01(q,2H,J=7.4Hz),3.94(s,3H),3.58(t,4H,J=4.8Hz),2.45(m,2H),2.39(b,4H),1.98(m,2H),1.29(t,3H,J=7.2Hz)。
【実施例44】
【0424】
【化76】
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【0425】
1−エチル−3−(4−フルオロフェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸{3−フルオロ−4−[6−メトキシ−7−(2−メトキシエトキシ)キノリン−4−イルオキシ]−フェニル}−アミド。実施例44は、実施例42および1−ブロモ−2−メトキシエタンを使用して実施例43についての手順によって合成した。融点=178〜80℃;LCMS m/z=619(M+1);H NMR(DMSO)δ:11.00(s,1H),8.89(s,1H),8.46(d,1H,J=5Hz),7.98,8.00(dd,1H,J=2,13Hz),7.52−7.55(m,2H),7.42−7.46(m,4H),7.33−7.38(m,2H),6.47(d,1H,J=5.4Hz),4.28(m,2H),4.01(q,2H,J=7.1Hz),3.95(s,3H),3.76−(m,2H),3.34(s,3H),1.29(t,3H,J=7.1Hz)。
【実施例45】
【0426】
【化77】
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【0427】
1−エチル−3−(4−フルオロフェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸{3−フルオロ−4−[6−メトキシ−7−(2−モルホリン−4−イル−エトキシ)−キノリン−4−イルオキシ]フェニル}−アミド。実施例45は、実施例42および4−(2−クロロエチル)モルホリン・塩酸塩を使用して実施例43についての手順によって合成した。融点=222〜224℃;LCMS m/z=674(M+1);H NMR(DMSO)δ:11.0(s,1H),8.89(s,1H),8.47(d,1H,J=5.4Hz),7.98,8.01(dd,1H,J=2.4,12.6Hz),7.52−7.55(m,2H),7.41−7.46(m,4H),7.33−7.38(m,2H),6.46(d,1H,J=5.4Hz),4.27(t,2H,J=6Hz),4.02(q,2H,J=7.4Hz),3.94(s,3H),3.59(t,4H,J=4.6Hz),2.79(t,2H,J=5.8Hz),2.53(m,4H),1.29(t,3H,J=7.4Hz)。
【実施例46】
【0428】
【化78】
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【0429】
3−(4−フルオロフェニル)−1−イソプロピル−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸[3−フルオロ−4−(7−ヒドロキシ−6−メトキシキノリン−4−イルオキシ)−フェニル]−アミド。実施例46は、実施例41を使用し、実施例42についての手順を用いて合成した。融点=205〜7℃;LCMS m/z=575(M+1);H NMR(DMSO)δ:11.7(s,1H),11.1(s,1H),8.73(d,1H,J=7Hz),8.68(s,1H),8.07,8.11(dd,1H,J=2.4,12.7Hz),7.72(s,1H),7.54−7.64(m,3H),7.34−7.45(m,4H),6.89(d,1H,J=6.5Hz),4.78(m,1H),4.0(s,3H),1.42(d,6H,J=7Hz)。
【実施例47】
【0430】
【化79】
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【0431】
3−(4−フルオロフェニル)−1−イソプロピル−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸{3−フルオロ−4−[6−メトキシ−7−(3−モルホリン−4−イル−プロポキシ)−キノリン−4−イルオキシ]フェニル}−アミド。実施例47は、実施例46を使用して実施例43についての手順によって合成した。融点=160〜162℃;LCMS m/z=701(M+1);H NMR(DMSO)δ:11.0(s,1H),8.68(s,1H),8.47(d,1H,5.3Hz),7.99,8.02(dd,1H,J=2.3,13Hz),7.5`−7.55(m,2H),7.33−7.45(m,6H),6.46(d,1,J=5.3Hz),4.78(m,1H),4.2(t,2H,J=6.8Hz),3.94(s,3H),3.58(m,4H),2.45(m,2H),2.38(m,4H),1.97(m,2H),1.42(d,6H,J=7Hz)。
【実施例48】
【0432】
【化80】
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【0433】
1−エチル−3−(4−フルオロフェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシキノリン−4−イルオキシ)−3−フルオロフェニル]−メチル−アミド。5℃(氷浴)でN,N−ジメチルホルムアミド(2mL)中の実施例1(0.050g、0.087mmol)に、水素化ナトリウム、鉱油中60%分散物(0.0052g、0.13mmol)を添加した。その混合物を0.5時間撹拌し、その後、ヨウ化メチル(0.0081mL、0.13mmol)を添加した。2時間後、EtOAcを添加し、1N NaCO、水およびブラインで洗浄した。その生成物を分取LC/MSによって精製した。画分を併せ、濃縮し、個体をEtOAc、エーテルおよびヘキサンで結晶化させて、TFA塩として白色固体を得た。融点=112〜5℃;LCMS m/z=589(M+1);H NMR(DMSO)δ:8.66(d,1H,J=5.9Hz),8.23(s,1H),7.65(s,1H),7.51−7.60(m,3H),7.25−7.30(m,3H),7.13−7.16(m,2H),6.6(d,1H,J=5.8Hz),4.01(d,6H),3.8(q,2H,J=7Hz),3.35(s,3H),1.22(t,3H,J=7Hz)。
【実施例49】
【0434】
【化81】
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【0435】
3−(4−フルオロフェニル)−1−(2−ヒドロキシエチル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシキノリン−4−イルオキシ)−3−フルオロフェニル]−アミド。酢酸エチル(7mL)およびMeOH(3mL)中の実施例10(0.06g、0.09mmol)および炭素担持水酸化パラジウム(20%)(0.016g、0.024mmol)に2滴の5N HClを添加した。その混合物を、Parr装置を用いて40psiで2時間、水素雰囲気下で水素化した。その混合物をEtOAcで希釈し、1N NaCOおよびブラインで洗浄し、その後、MgSOで乾燥させた。その溶液を濃縮し、生成物をエーテル−ヘキサンで摩砕し、固体を回収し、60℃、真空下で乾燥させた。融点=166〜8℃;LCMS m/z=591(M+1);H NMR(DMSO)δ:11.00(s,1H),8.75(s,1H),8.47(d,1H,J=5.4Hz),7.98,8.01(dd,1H,J=2.2,13Hz),7.52−7.55(m,2H),7.34−7.46(m,6H),6.47(d,1H,J=5Hz),5.03(t,1H,J=5.4Hz),4.05(m,2H),3.94(d,6H),3.67(m,2H)。
【実施例50】
【0436】
【化82】
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【0437】
3−(4−フルオロフェニル)−1−(3−ヒドロキシプロピル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシキノリン−4−イルオキシ)−3−フルオロフェニル]−アミド。実施例50は、実施例13を使用して実施例49についての手順によって合成した。融点=124〜6℃;LCMS m/z=605(M+1);1H NMR(DMSO)δ:11.00(s,1H),8.82(s,1H),8.47(d,1H,J=5.4Hz),7.98,8.01(dd,1H,J=2.5,13Hz),7.52−7.55(m,2H),7.33−7.46(m,6H),6.47(d,1H,J=6Hz),4.63(t,1H,J=5Hz),4.05(t,2H,J=7Hz),3.94(s,s,6H),3.50(q,2H,J=5Hz),1.85(p,2H,J=6.2Hz)。
【実施例51】
【0438】
【化83】
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【0439】
3−(4−フルオロフェニル)−1−(3−ヒドロキプロピル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシ−キノリン−4−イルオキシ)−2−フルオロ−フェニル]−アミド。実施例51は、実施例22を使用して実施例49についての手順によって合成した。融点=220〜4℃;LCMS m/z=605(M+1);H NMR(DMSO)δ:11.16(s,1H),8.83(s,1H),8.45−8.50(m,2H),7.47(s,1H),7.33−7.44(m,6H),7.16(d,1H,J=9Hz),6.58(d,1H,J=5Hz),4.63(t,1H,J=4.9Hz),4.04(t,2H,J=7Hz),3.94(s,3H),3.92(s,3H),3.50(q,2H,J=5.4Hz),1.84(q,2H,J=7Hz)。
【実施例52】
【0440】
【化84】
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【0441】
3−(4−フルオロフェニル)−1−(3−ヒドロキプロピル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシキノリン−4−イルオキシ)フェニル]−アミド。実施例52は、実施例21を使用して実施例49についての手順によって合成した。融点=123〜6℃;LCMS m/z=587(M+1);H NMR(DMSO)δ:10.93(s,1H),8.79(s,1H),8.47(d,1H,J=5Hz),7.8)d,2H,J=9Hz),7.50(s,1H),7.33−7.44(m,5H),7.25(d,2H,J=9Hz),6.47(d,1H,j=5.6Hz),4.63(t,1H,J=5Hz),4.04(t,2H,J=7Hz),3.94(s,3H),3.92(s,3H),3.50(q,2H,J=5Hz)。
【実施例53】
【0442】
【化85】
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【0443】
3−(4−フルオロフェニル)−1−(2−ヒドロキエチル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシキノリン−4−イルオキシ)フェニル]−アミド。実施例53は、実施例19を使用して実施例49についての手順によって合成した。融点=153〜4℃;LCMS m/z=573(M+1);1H NMR(DMSO)δ:10.91(s,1H),8.74(s,1H),8.47(d,1H,J=5.8Hz),7.80(d,2H,J=9Hz),7.49(s,1H),7.34−7.43(m,5H),7.26(d,2H,J=9Hz),6.48(d,1H,J=5.4Hz),5.02(t,1H,J=5.2Hz),4.03(m,2H),3.94(s,3H),3.92(s,3H),3.67(m,2H)。
【実施例54】
【0444】
【化86】
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【0445】
1−((S)−2,3−ジヒドロキシプロピル)−3−(4−フルオロフェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシキノリン−4−イルオキシ)−3−フルオロフェニル]−アミド。N,N−ジメチルホルムアミド(2.00ml)中の1−((S)−2,2−ジメチル−1,3−ジオキソラン−4−イルメチル)−3−(4−フルオロフェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸(0.0446g、0.122mmol)、およびN,N,N',N'−テトラメチル−O−(7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)ウロニウム・ヘキサフルオロホスファート(0.0466g、0.122mmol)に、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.0388mL、0.223mmol)を添加し、室温で15分間撹拌した。4−(6,7−ジメトキシキノリン−4−イルオキシ)−3−フルオロフェニルアミン(0.035g、0.11mmol)を添加し、一晩撹拌した。その溶液をEtOAcで希釈し、1N NaCO、水およびブラインで洗浄し、その後、MgSO4で乾燥させ、濃縮した。MeOHを添加し(1mL)、固体を分離した。この材料を1,4−ジオキサン中の4Mの塩化水素(2mL、8mmol)に溶解し、2時間撹拌し、その後、濃縮した。この生成物にMeOHを添加し、沈殿物を回収して白色固体を得た。融点=165〜6℃。LCMS m/z=621(M+1);H NMR(DMSO)δ:11.0(s,1H),8.72(s,1H),8.48 9d,1H,J=5.4Hz),8.01,7.98(dd,1H,J=2.4,13.5Hz),7.52−7.55(j,1H),7.34−7.46(m,6H),6.47(d,1H,J=5.4Hz),6.17(d,1H,J=5Hz),4.78(t,1H,J=5.7Hz),4.22(d,1H,J=10Hz),3.94(d,6H),3.75−3.78(m,2H),3.3(m,2H)。
【実施例55】
【0446】
【化87】
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【0447】
3−(4−フルオロフェニル)−1−(4−ヒドロキブチル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシキノリン−4−イルオキシ)−3−フルオロフェニル]−アミド。LCMS m/z=619(M+1);H NMR(DMSO)δ:11.04(s,1H),8.86(s,1H),8.47(d,1H,J=5Hz),8.00(d,1H,J=12Hz),7.52−7.55(m,2H),7.33−7.46(m,6H),6.47(d,1H,J=5Hz),4.48(t,1H,J=4.5Hz),3.99(m,2H),3.94(d,6H),3.42(m,2H),1.73(m,2H),1.48(m,2H)。
【実施例56】
【0448】
【化88】
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【0449】
4−(2−フルオロ−4−メチルアミノフェノキシ)−7−メトキシキノリン−6−カルボニトリルを、4−(5,7−ジメトキシキノリン−4−イルオキシ)フェニルアミン実施例38について説明した方法により4−アミノ−2−メトキシベンゾニトリルで出発して合成した;LCMS m/z=309(M+1);H NMR(DMSO−d6)δ:8.73(s,1H),8.71(d,1H,J=5.2Hz),7.58(s,1H),6.95(d,2H,J=8.8Hz),6.67(d,2H,J=8.4Hz),6.48(d,1H,J=5.6Hz),5.20(br s,NH,2H),4.06(s,3H)。
【0450】
3−(4−フルオロフェニル)−1−イソプロピル−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸[4−(6−シアノ−7−メトキシ−キノリン−4−イルオキシ)−フェニル]−アミド。N,N−ジメチルホルムアミド(2mL、20mmol)中のN,N,N',N'−テトラメチル−O−(7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)ウロニウム・ヘキサフルオロホスファート(0.066g、0.17mmol)および3−(4−フルオロフェニル)−1−イソプロピル−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸(0.062g、0.21mmol)に、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.055mL、0.32mmol)を添加した。室温で15分撹拌後、4−(4−アミノフェノキシ)−7−メトキシキノリン−6−カルボニトリル(0.05g、0.2mmol)を添加した。その反応物を室温で一晩撹拌し、EtOAcで希釈し、1N NaCO、水およびブライン溶液で洗浄し、その後、MgSOで乾燥させた。その生成物をMeOHから再結晶させ、その後、一晩、65℃、真空下で乾燥させて、黄褐色固体を得た。融点=202〜3℃;LCMS m/z=566(M+1);H NMR(DMSO)δ:10.96(s,1H),8.77(s,1H),8.74(d,1H,J=5Hz),8.67(s,1H),7.83(d,2H,J=7.3Hz),7.61(s,1H),7.42−7.45(m,2H),7.30−7.38(m,5H),6.56(d,1H,J=5.5Hz),4.78(q,1H,J=7Hz),4.07(s,3H),1.43(d,6H,J=7Hz)。
【実施例57】
【0451】
【化89】
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【0452】
工程a.(4−ブロモ−2−フルオロ−フェニル)−(6,7−ジメトキシ−キノリン−4−イル)−メタノール。テトラヒドロフラン(6mL)中の4−ブロモ−6,7−ジメトキシキノリン(0.5g、1.8mmol)の溶液を−78℃で冷却した。n−ブチルリチウム(0.89mL、2.23mmol、ヘキサン中2.5M溶液)をアルゴン雰囲気下で滴下し、−78℃で1時間さらに撹拌した。3mLのテトラヒドロフラン中の4−ブロモ−2−フルオロ−ベンズアルデヒド(0.45、2.2mmol)を滴下した。その反応混合物を−78℃で1時間撹拌し、1.5時間にわたってゆっくりと0℃に温めた。反応を飽和NHCl溶液で失活させ、CHClで3回抽出し、併せた有機部分をブラインで洗浄し、乾燥させ(NaSO)、濾過し、蒸発させて粗製生成物を得た。その粗製生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製して、(4−ブロモ−2−フルオロ−フェニル)−(6,7−ジメトキシ−キノリン−4−イル)−メタノール(0.45g、62%)を黄色固体として得た。MS m/z=393(M+1)。
【0453】
【化90】
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【0454】
工程b.(4−アミノ−2−フルオロ−フェニル)−(6,7−ジメトキシ−キノリン−4−イル)−メタノール。4−ブロモ−2−フルオロ−フェニル)−(6,7−ジメトキシ−キノリン−4−イル)−メタノール(0.72g、1.8mmol)と、ビス(ジベンジリデンアセトン)パラジウム(0)(0.19g、0.33mmol)と、トリ−t−ブチルホスフィン(0.54mL、10%溶液)と、リチウムヘキサメチルジシラジド(6.24mL、3.46mmol、THF中の1M溶液)と、トルエン(5mL)との混合物を、スクリューキャップ付きの圧力反応容器に投入した。その混合物を80℃で3時間、アルゴン雰囲気下で加熱し、MeOHで失活させた。その粗製生成物をGilson分取HPLCによって精製して、4−アミノ−2−フルオロ−フェニル)−(6,7−ジメトキシ−キノリン−4−イル)−メタノール(0.4g、66%)を得た。MS m/z=329(M+1)。
【0455】
【化91】
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【0456】
工程c.3−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸{4−[(6,7−ジメトキシ−キノリン−4−イル)−ヒドロキシ−メチル]−3−フルオロ−フェニル}−アミド。N,N−ジメチルホルムアミド(2mL)中の、3−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸(0.058g、0.252mmol)とN,N,N',N'−テトラメチル−O−(7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)−ウロニウム・ヘキサフルオロホスファート(0.096g、0.25mmol)とのよく撹拌された混合物に、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.26mL、1.5mmol)を添加した。10分間撹拌した後、4−アミノ−2−フルオロ−フェニル)−(6,7−ジメトキシキノリン−4−イル)−メタノール(0.072g、0.21mmol)を添加した。その反応混合物を室温で一晩撹拌し、Gilson分取HPLCによって精製して、生成物(0.02g、17%)を固体として得た。融点164〜166°;LCMS m/z=546(M+1)。H NMR(DMSO−d)δ:10.92(s,1H),8.82(s,1H),8.68(d,1H,J=4.6Hz),7.73(dd,1H.J=1.9Hz,J=12.8Hz),7.52(d,1H,J=4.56Hz),7.31−7.39(m,6H),7.25−7.27(m,2H),6.5(d,1H,J=4.5Hz),6.28(d,1H,J=4.6Hz),3.88(s,3H),3.81(s,3H),3.50(s,3H)。
【実施例58】
【0457】
【化92】
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【0458】
3−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシ−キノリン−4−イルメチル)−3−フルオロ−フェニル]−アミド。ギ酸(5mL)中の実施例57(0.08g、0.13mmol)と亜鉛(1.4g、21mmol)との混合物を60℃で5時間加熱した。その反応混合物をCHClで希釈し、セライトで濾過し、CHClで洗浄した。濾液を蒸発させ、Gilson分取HPLCによって精製して白色固体(33mg、42%)を得た、融点293〜295℃;H NMR(DMSO−d)δ:10.92(s,1H),8.84(s,1H),8.55(d,1H,J=4.5Hz),7.78(dd,1H,J=1.80Hz,J=12.4Hz),7.32−7.39(m,6H),7.21−7.29(m,2H),7.01(d,1H,J=4.48Hz),4.38(s,2H),3.91(s,3H),3.90(s,3H),3.51(s,3H)。
【実施例59】
【0459】
【化93】
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【0460】
工程a.4−(2−ブロモ−4−ニトロ−フェノキシ)−6,7−ジメトキシ−キノリン。クロロベンゼン(8mL)中の、4−クロロ−6,7−ジメトキシキノリン(0.82g、3.67mmol)と、2−ブロモ−4−ニトロフェノール(0.80g、3.67mmol)と、4−ジメチルアミノピリジン(0.067g、0.549mmol)との混合物を、140℃で2日間、アルゴン雰囲気下で加熱した。その粗製生成物を、シリカゲルカラムクロマトグラフィー、続いて、CHClと、MeOHと、エーテルと、ヘキサンとの混合物からの結晶化によって精製して、4−(2−ブロモ−4−ニトロフェノキシ)−6,7−ジメトキシキノリン(0.74g、50%)を生成した。LCMS m/z=406(M+1)。
【0461】
【化94】
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【0462】
工程b.4−(2−シクロプロピル−4−ニトロ−フェノキシ)−6,7−ジメトキシ−キノリン。トルエン(24mL)と水(3.4mL)との混合物中の、4−(2−ブロモ−4−ニトロ−フェノキシ)−6,7−ジメトキシ−キノリン(0.74g、1.8mmol)と、シクロプロピルトリフルオロホウ酸カリウム(0.49g、3.39mmol)と、酢酸パラジウム(0.07g、0.31mmol)と、ブチル−ジトリシクロ[3.3.1.1(3,7)]デカン−1−イル−ホスファン(0.12、0.34mmol)と、炭酸セシウム(3.07g、9.44mmol)との混合物を、85℃で一晩加熱した。その反応混合物をCHClで希釈し、セライトのパッドで濾過し、CHClで洗浄した。濾液を蒸発させ、Gilson分取HPLCによって精製して、4−(2−シクロプロピル−4−ニトロ−フェノキシ)−6,7−ジメトキシキノリン(0.44g、65%)を生成した。LCMS m/z=367(M+1)。
【0463】
【化95】
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【0464】
工程c.3−シクロプロピル−4−(6,7−ジメトキシ−キノリン−4−イルオキシ)−フェニルアミン。エタノール(10mL)と酢酸エチル(3mL)との混合物中の、4−(2−シクロプロピル−4−ニトロ−フェノキシ)−6,7−ジメトキシ−キノリン(0.30g、0.82mmol)と塩化すず(II)・二水和物(0.92g、4.09mmol)との混合物を2時間還流させた。その反応混合物を蒸発させ、CHClと飽和NaHCO溶液とで分配した。その不均質混合物をセライトで濾過し、CHClで洗浄し、濾液を2相に分離した。水性相をCHClで2回抽出し、併せた有機部分をブラインで洗浄し、乾燥させ(NaSO)、濾過し、蒸発させて粗製生成物を得た。その粗製生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製して、3−シクロプロピル−4−(6,7−ジメトキシ−キノリン−4−イルオキシ)−フェニルアミン(0.22g、80%)を生成した。H NMR(CDCl)δ:8.54(d,1H,J=5.2Hz),8.1(dd,1H,J=2.73Hz,J=8.9Hz),7.90(d,1H,J=2.72Hz),7.52(s,1H),7.46(s,1H),7.16(d,1H,J=8.85Hz),6.43(d,1H,J=5.2Hz),4.06(s,3H),4.04(s,3H),2.04−2.14(m,1H),1.59(brs,2H),0.95−1.04(m,2H),0.78−0.86(m,2H)。
【0465】
工程d。
【0466】
【化96】
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【0467】
1−エチル−3−(4−フルオロ−フェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸[3−シクロプロピル−4−(6,7−ジメトキシ−キノリン−4−イルオキシ)−フェニル]−アミドを、3−シクロプロピル−4−(6,7−ジメトキシキノリン−4−イルオキシ)フェニルアミン(0.06g、0.20mmol)および3−(4−フルオロ−フェニル)−1−エチル−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸(0.06g、0.21mmol)から実施例1に類似した手法で合成した。融点183〜185℃;LCMS m/z=597(M+1)。H NMR(DMSO−d)δ:10.84(s,1H),8.86(s,1H),8.44(d,1H,J=5.2Hz),7.71(dd,1H,J=2.53Hz,J=8.73Hz),7.58(s1H),7.31−7.46(m,5H),7.27(d,1H,J=2.53Hz),7.17(d,1H,J=8.73Hz),6.33(d,1H,J=5.2Hz),4.00(q,2H,J=7.04Hz),3.94(s,6H),1.77−1.87(m,1H),1.29(t,3H,J=7.04Hz),0.72−0.82(m,2H),0.62−0.71(m,2H)。
【実施例60】
【0468】
【化97】
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【0469】
3−(4−フルオロ−フェニル)−1−イソプロピル−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸[3−シクロプロピル−4−(6,7−ジメトキシ−キノリン−4−イルオキシ)−フェニル]−アミド。この化合物は、3−シクロプロピル−4−(6,7−ジメトキシキノリン−4−イルオキシ)フェニルアミン(0.06g、0.20mmol)および3−(4−フルオロフェニル)−1−イソプロピル−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸(0.063g、0.21mmol)から実施例59に類似した手法で合成した。融点172〜174℃;LCMS m/z=611(M+1)。H NMR(DMSO−d)δ:10.86(s,1H),8.67(s,1H),8.44(d,1H,J=5.24Hz),7.65(dd,1H,J=2.52Hz,J=7.65Hz),7.58(s,1H),7.31−7.48(m,6H),7.16(d,1H,J=8.73Hz),6.34(d,1H,J=5.20Hz),4.70−4.85(m,1H),3.94(s,6H),1.78−1.88(m,1H),0.73−0.82(m,2H),0.62−0.69(m,2H)。
【0470】
実施例1についての手順を用いて、以下の実施例を合成した。
【実施例61】
【0471】
【化98】
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【0472】
3−(4−フルオロ−フェニル)−2,4−ジオキソ−1−プロパ−2−イニル−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシ−キノリン−4−イルオキシ)−3−フルオロ−フェニル]−アミド。融点155〜157℃;LCMS m/z=585(M+1);H NMR(DMSO)δ:10.97(s,1H),8.95(s,1H),8.48(d,1H,J=5.5Hz),8.01(dd,1H,J=2.5Hz,J=13Hz),7.56(bd,1H,J=9.0Hz),7.53(s,1H),7.47−7.42(m,3H),7.41(s,1H),7.40−7.32(m,2H),6.48(d,1H,J=5.0Hz),4.85(d,2H,J=2.5Hz),3.95(s,3H),3.94(s,3H),2.69(s,1H)。
【実施例62】
【0473】
【化99】
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【0474】
3−(4−フルオロ−フェニル)−1−(2−イミダゾール−1−イル−エチル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシ−キノリン−4−イルオキシ)−3−フルオロ−フェニル]−アミド。融点218〜221℃;LCMS m/z=641(M+1);H NMR(DMSO)δ:11.05(s,1H),9.20(s,1H),8.77(s,1H),8.75(m,1H),8.06(dd,1H,J=2.5Hz,J=13Hz),7.85(t,1H,J=1.7Hz),7.71(t,1H,J=1.7Hz),7.68(s,1H),7.62(dd,1H,J=1.7Hz,J=9.0Hz),7.57(s,1H),7.55(t,1H,J=9.0Hz),7.39(s,2H),7.27(s,2H),6.84(m,1H),4.59(t,2H,J=6.5Hz),4.45(t,2H,J=6.5Hz),4.02(s,3H),4.01(s,3H)。
【実施例63】
【0475】
【化100】
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【0476】
3−(4−フルオロ−フェニル)−2,4−ジオキソ−1−(2−ピラゾール−1−イル−エチル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシ−キノリン−4−イルオキシ)−3−フルオロ−フェニル]−アミド。融点149〜151℃;LCMS m/z=641(M+1);H NMR(DMSO)δ:10.92(s,1H),8.49(d,1H,J=6.6Hz),8.36(s,1H),7.97(dd,1H,J=2.5Hz,J=12.5Hz),7.81(d,1H,J=2.0Hz),7.54−7.50(m,3H),7.46−7.34(m,6H),6.48(d,1H,J=4.8Hz),6.27(t,1H,J=2.0Hz),4.48(t,2H,J=5.7Hz),4.38(t,2H,J=5.4Hz),3.95(s,3H),3.94(s,3H)。
【実施例64】
【0477】
【化101】
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【0478】
3−(4−フルオロ−フェニル)−2,4−ジオキソ−1−フェネチル−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシ−キノリン−4−イルオキシ)−3−フルオロ−フェニル]−アミド。融点168〜170℃;LCMS m/z=651(M+1);H NMR(DMSO)δ:11.00(s,1H),8.79(s,1H),8.48(d,1H,J=4.8Hz),7.99(dd,1H,J=2.5Hz,J=12.5Hz),7.56(bd,1H,J=9.0Hz),7.52(s,1H),7.47−7.23(m,11H),6.48(d,1H,J=5.6Hz),4.20(t,2H,J=6.8Hz),3.95(s,3H),3.94(s,3H),3.02(t,2H,J=6.9Hz)。
【実施例65】
【0479】
【化102】
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【0480】
1−[2−(1,3−ジオキソラン−2−イル−エチル]−3−(4−フルオロ−フェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシ−キノリン−4−イルオキシ)−3−フルオロ−フェニル]−アミド。融点138〜140℃;LCMS m/z=647(M+1);H NMR(DMSO)δ:11.01(s,1H),8.82(s,1H),8.48(d,1H,J=5.4Hz),8.00(dd,1H,J=2.3Hz,J=12.5Hz),7.55(bd,1H,J=9.7Hz),7.54(s,1H),7.49−7.34(m,6H),6.47(d,1H,J=5.3Hz),4.93(t,1H,J=4.2Hz),4.10(t,2H,J=6.9Hz),3.95(s,3H),3.94(s,3H),3.94−3.90(m,2H),3.81−3.77(m,2H),2.05(q,2H,J=4.5Hz)。
【実施例66】
【0481】
【化103】
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【0482】
1−ジエチルカルバモイルメチル−3−(4−フルオロ−フェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシ−キノリン−4−イルオキシ)−3−フルオロ−フェニル]−アミド。融点147〜149℃;LCMS m/z=660(M+1);H NMR(DMSO)δ:10.98(s,1H),8.86(s,1H),8.48(d,1H,J=4.5Hz),8.00(dd,1H,J=3.1Hz,J=12.5Hz),7.56(bd,1H,J=9.3Hz),7.53(s,1H),7.47−7.34(m,6H),6.48(d,1H,J=4.6Hz),4.96(s,2H),3.95(s,3H),3.94(s,3H),3.39−3.28(m,4H),1.18(t,3H,J=7.0Hz),1.05(t,3H,J=7.1Hz)。
【実施例67】
【0483】
【化104】
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【0484】
3−(4−フルオロ−フェニル)−1−(2−モルホリン−4−イル−2−オキソ−エチル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシ−キノリン−4−イルオキシ)−3−フルオロ−フェニル]−アミド。融点159〜161℃;LCMS m/z=674(M+1);H NMR(DMSO)δ:10.97(s,1H),8.82(s,1H),8.49(d,1H,J=5.3Hz),8.00(dd,1H,J=2.6Hz,J=12.6Hz),7.56(bd,1H,J=9.5Hz),7.53(s,1H),7.48−7.34(m,6H),6.49(d,1H,J=5.0Hz),5.00(s,2H),3.95(s,3H),3.94(s,3H),3.65(t,2H,J=4.4Hz),3.60(t,2H,J=4.4Hz),3.52−3.46(m,4H)。
【実施例68】
【0485】
【化105】
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【0486】
3−(4−フルオロ−フェニル)−2,4−ジオキソ−1−[2−(2−オキソ−ピロリジン−1−イル)−エチル]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシ−キノリン−4−イルオキシ)−3−フルオロ−フェニル]−アミド。融点157〜159℃;LCMS m/z=658(M+1);H NMR(DMSO)δ:10.97(s,1H),8.80(s,1H),8.48(d,1H,J=5.3Hz),8.00(dd,1H,J=2.6Hz,J=12.6Hz),7.55(bd,1H,J=9.5Hz),7.53(s,1H),7.47−7.36(m,6H),6.48(d,1H,J=5.0Hz),4.16(t,2H,J=4.6Hz),3.95(s,3H),3.94(s,3H),3.54−3.49(m,4H),2.12(t,2H,J=7.8Hz),1.93(p,2H,J=8.2Hz)。
【実施例69】
【0487】
【化106】
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【0488】
1−(2−フルオロ−エチル)−3−(4−フルオロ−フェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシ−キノリン−4−イルオキシ)−3−フルオロ−フェニル]−アミド。融点138〜140℃。LCMS m/z=593(M+1);H NMR(DMSO)δ:11.00(s,1H),8.82(s,1H),8.48(d,1H,J=5.2Hz),8.01(dd,1H,J=2.4Hz,J=13Hz),7.55(bd,1H,J=8.9Hz),7.52(s,1H),7.48−7.33(m,6H),6.48(d,1H,J=5.1Hz),4.73(dt,2H,J=4.2Hz,J=42Hz),4.36(dt,2H,J=4.2Hz,J=28Hz),3.95(s,3H),3.94(s,3H)。
【実施例70】
【0489】
【化107】
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【0490】
[5−[4−(6,7−ジメトキシ−キノリン−4−イルオキシ)−3−フルオロ−フェニルカルバモイル]−3−(4−フルオロ−フェニル)−2,4−ジオキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ピリミジン−1−イル]−酢酸tert−ブチルエステル。融点138〜143℃;LCMS m/z=661(M+1);H NMR(DMSO)δ:10.94(s,1H),8.94(s,1H),8.48(d,1H,J=5.2Hz),8.00(dd,1H,J=2.5Hz,J=12.8Hz),7.56(bd,1H,J=8.9Hz),7.52(s,1H),7.48−7.35(m,6H),6.48(d,1H,J=4.9Hz),4.76(s,2H),3.95(s,3H),3.94(s,3H),1.44(s,9H)。
【実施例71】
【0491】
【化108】
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【0492】
[5−[4−(6,7−ジメトキシキノリン−4−イルオキシ)−3−フルオロフェニルカルバモイル]−3−(4−フルオロフェニル)−2,4−ジオキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ピリミジン−1−イル]−酢酸。ジクロロメタン中のトリフルオロ酢酸を使用して室温で18の間、実施例70を加水分解して、実施例71を得た。融点225℃度;LCMS m/z=605(M+1);H NMR(DMSO)δ:13.42(bs,1H),11.00(s,1H),8.95(s,1H),8.72(d,1H,J=6.2Hz),8.07(dd,1H,J=2.5Hz,J=13Hz),7.69(s,1H),7.62(bd,1H,J=8.6Hz),7.54(t,1H,J=9.1Hz),7.50(s,1H),7.44−7.34(m,4H),6.84(bs,1H),4.79(s,2H),4.01(s,3H),4.00(s,3H)。
【実施例72】
【0493】
【化109】
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【0494】
3−(4−フルオロ−フェニル)−1−オキサゾール−2−イルメチル−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシ−キノリン−4−イルオキシ)−3−フルオロ−フェニル]−アミド。融点148〜150℃;LCMS m/z=628(M+1);H NMR(DMSO)δ:10.85(s,1H),9.05(s,1H),8.48(d,1H,J=5.2Hz),8.17(s,1H),8.01(dd,1H,J=2.3Hz,J=13Hz),7.56(bd,1H,J=8.5Hz),7.52(s,1H),7.48−7.33(m,6H),7.25(s,1H),6.48(d,1H,J=5.0Hz),5.41(s,2H),3.95(s,3H),3.94(s,3H)。
【実施例73】
【0495】
【化110】
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【0496】
3−(4−フルオロ−フェニル)−2,4−ジオキソ−1−(テトラヒドロ−フラン−2−イルメチル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシ−キノリン−4−イルオキシ)−3−フルオロ−フェニル]−アミド。融点127〜130℃;LCMS m/z=631(M+1);H NMR(DMSO)δ:11.01(s,1H),8.77(s,1H),8.48(d,1H,J=5.2Hz),8.01(dd,1H,J=2.3Hz,J=13Hz),7.54(bd,1H,J=9.5Hz),7.52(s,1H),7.47−7.33(m,6H),6.48(d,1H,J=5.3Hz),4.17−4.09(m,2H),3.99−3.93(m,1H),3.95(s,3H),3.94(s,3H),3.88−3.81(m,1H),3.74−3.68(m,1H),2.04−1.77(m,3H),1.65−1.55(m,1H)。
【実施例74】
【0497】
【化111】
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【0498】
3−(4−フルオロ−フェニル)−2,4−ジオキソ−1−(テトラヒドロ−ピラン−4−イルメチル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシ−キノリン−4−イルオキシ)−3−フルオロ−フェニル]−アミド。融点185〜187℃;LCMS m/z=645(M+1);H NMR(DMSO)δ:11.05(s,1H),8.83(s,1H),8.48(d,1H,J=5.4Hz),8.01(dd,1H,J=2.4Hz,J=13Hz),7.54(bd,1H,J=8.6Hz),7.52(s,1H),7.46−7.33(m,6H),6.47(bd,1H,J=5.4Hz),3.95(s,3H),3.94(s,3H),3.92−3.85(m,4H),3.26(bd,2H,J=11.1Hz),1.60(bd,2H,J=12.2Hz),1.32−1.23(m,3H)。
【実施例75】
【0499】
【化112】
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【0500】
3−(4−フルオロ−フェニル)−1−(2−メチル−チアゾール−4−イルメチル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシ−キノリン−4−イルオキシ)−3−フルオロ−フェニル]−アミド。融点196〜198℃;LCMS m/z=658(M+1);H NMR(DMSO)δ:11.01(s,1H),8.95(s,1H),8.48(d,1H,J=5.3Hz),8.01(dd,1H,J=2.3Hz,J=12.5Hz),7.55(bd,1H,J=9Hz),7.54(s,1H),7.52(s,1H),7.47−7.33(m,6H),6.48(bd,1H,J=5.9Hz),5.24(s,1H),3.95(s,3H),3.94(s,3H),2.66(s,3H)。
【実施例76】
【0501】
【化113】
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【0502】
1−シクロペンチル−3−(4−フルオロ−フェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシ−キノリン−4−イルオキシ)−3−フルオロ−フェニル]−アミド。融点222〜224℃;LCMS m/z=615(M+1);H NMR(DMSO)δ:11.03(s,1H),8.63(s,1H),8.48(d,1H,J=5.4Hz),8.01(dd,1H,J=2.5Hz,J=13Hz),7.54(bd,1H,J=9Hz),7.52(s,1H),7.46−7.33(m,6H),6.48(bd,1H,J=5.4Hz),4.90−4.81(m,1H),3.95(s,3H),3.94(s,3H),2.12−2.04(m,2H),1.93−1.78(m,4H),1.69−1.63(m,2H)。
【実施例77】
【0503】
【化114】
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【0504】
1−ベンジル−3−(4−フルオロ−フェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシ−キノリン−4−イルオキシ)−3−フルオロ−フェニル]−アミド。融点242〜244℃;LCMS m/z=637(M+1);H NMR(DMSO)δ:11.01(s,1H),8.97(s,1H),8.48(d,1H,J=5.8Hz),8.00(dd,1H,J=2.5Hz,J=13Hz),7.54(bd,1H,J=9Hz),7.52(s,1H),7.47−7.33(m,11H),6.47(bd,1H,J=5.4Hz),5.22(s,2H),3.95(s,3H),3.94(s,3H)。
【実施例78】
【0505】
【化115】
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【0506】
3−(4−フルオロ−フェニル)−1−[2−(2−フルオロ−フェニル)−エチル]−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシ−キノリン−4−イルオキシ)−3−フルオロ−フェニル]−アミド。融点178〜180℃;LCMS m/z=669(M+1);H NMR(DMSO)δ:10.98(s,1H),8.72(s,1H),8.48(d,1H,J=5.4Hz),7.98(dd,1H,J=2.4Hz,J=13Hz),7.53(bd,1H,J=9Hz),7.52(s,1H),7.46−7.28(m,8H),7.22−7.16(m,2H),6.47(bd,1H,J=5.3Hz),4.23(t,2H,J=7.4Hz),3.95(s,3H),3.94(s,3H),3.07(t,2H,J=7.3Hz)。
【実施例79】
【0507】
【化116】
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【0508】
3−(4−フルオロ−フェニル)−1−[2−(4−フルオロ−フェニル)−エチル]−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシ−キノリン−4−イルオキシ)−3−フルオロ−フェニル]−アミド。融点203〜205℃;LCMS m/z=669(M+1);H NMR(DMSO):11.00(s,1H),8.79(s,1H),8.48(d,1H,J=5.4Hz),7.99(dd,1H,J=2.4Hz,J=13Hz),7.53(bd,1H,J=9Hz),7.52(s,1H),7.47−7.33(m,8H),7.20−7.14(m,2H),6.47(bd,1H,J=5.3Hz),4.18(t,2H,J=7.4Hz),3.95(s,3H),3.94(s,3H),3.01(t,2H,J=7.3Hz)。
【実施例80】
【0509】
【化117】
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【0510】
1−(2−シクロヘキシル−エチル)−3−(4−フルオロ−フェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシ−キノリン−4−イルオキシ)−3−フルオロ−フェニル]−アミド。融点186〜190℃;LCMS m/z=657(M+1);H NMR(DMSO)δ:11.04(s,1H),8.86(s,1H),8.48(d,1H,J=5.2Hz),8.01(dd,1H,J=2.3Hz,J=13Hz),7.54(bd,1H,J=9.5Hz),7.52(s,1H),7.46−7.27(m,6H),6.48(d,1H,J=5.3Hz),4.00(t,2H,J=7.2Hz),3.95(s,3H),3.94(s,3H),1.75−1.57(m,8H),1.23−1.15(m,3H),0.99−0.90(m,2H)。
【実施例81】
【0511】
【化118】
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【0512】
3−(4−フルオロ−フェニル)−2,4−ジオキソ−1−(3−フェニル−プロピル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシ−キノリン−4−イルオキシ)−3−フルオロ−フェニル]−アミド。融点128〜131℃;LCMS m/z=665(M+1);H NMR(DMSO)δ:11.02(s,1H),8.84(s,1H),8.48(d,1H,J=5.4Hz),8.01(dd,1H,J=2.5Hz,J=10Hz),7.54(bd,1H,J=11Hz),7.52(s,1H),7.46−7.16(m,11H),6.48(d,1H,J=4.9Hz),4.03(t,2H,J=7.2Hz),3.95(s,3H),3.94(s,3H),2.68(dd,2H,J=7.2Hz,J=16Hz),2.03(t,2H,J=7.2Hz)。
【実施例82】
【0513】
【化119】
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【0514】
3−(4−フルオロ−フェニル)−2,4−ジオキソ−1−(2−オキソ−2−ピロリジン−1−イル−エチル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシ−キノリン−4−イルオキシ)−3−フルオロ−フェニル]−アミド。融点189〜192℃;LCMS m/z=658(M+1);H NMR(DMSO)δ:10.97(s,1H),8.80(s,1H),8.48(d,1H,J=5.3Hz),8.00(dd,1H,J=2.4Hz,J=12Hz),7.56(bd,1H,J=8.5Hz),7.53(s,1H),7.47−7.35(m,6H),6.48(d,1H,J=5.2Hz),4.88(s,2H),3.95(s,3H),3.94(s,3H),3.48(t,2H,J=6.6Hz),3.35(t,2H,J=6.9Hz),1.93(p,2H,J=6.7Hz),1.80(p,2H,J=6.9Hz)。
【実施例83】
【0515】
【化120】
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【0516】
1−ジメチルカルバモイルメチル−3−(4−フルオロフェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシ−キノリン−4−イルオキシ)−3−フルオロフェニル]−アミド。融点163〜166℃;LCMS m/z=632(M+1);H NMR(DMSO)δ:10.96(s,1H),8.79(s,1H),8.48(d,1H,J=5.0Hz),8.00(dd,1H,J=2.5Hz,J=13Hz),7.56(bd,1H,J=9.4Hz),7.53(s,1H),7.47−7.35(m,6H),6.48(d,1H,J=5.4Hz),4.97(s,2H),3.95(s,3H),3.94(s,3H),3.03(s,3H),2.89(s,3H)。
【実施例84】
【0517】
【化121】
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【0518】
1−(1−ジメチルカルバモイル−2−オキソ−プロピル)−3−(4−フルオロ−フェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシ−キノリン−4−イルオキシ)−3−フルオロ−フェニル]−アミド。融点137〜140℃;LCMS m/z=674(M+1);H NMR(DMSO)δ:10.93(s,1H),8.56(s,1H),8.48(d,1H,J=5.3Hz),8.00(dd,1H,J=2.3Hz,J=13Hz),7.55(bd,1H,J=9Hz),7.52(s,1H),7.47−7.33(m,6H),6.72(s,1H),6.48(d,1H,J=5.7Hz),3.95(s,3H),3.94(s,3H),3.17(s,3H),2.97(s,3H),2.31(s,3H)。
【実施例85】
【0519】
工程a.4−(6,7−ジメトキシキノリン−4−イルオキシ)−2−フルオロ−フェニルアミン。ジメチルホルムアミド(20mL)中の、3−フルオロ−4−ニトロフェノール(0.644g、4.10mmol)と60%水素化ナトリウム(0.215g、5.60mmol)との混合物を15分間撹拌した。4−ブロモ−6,7−ジメトキシキノリン(1.0g、3.73mmol)を添加し、その混合物を110℃で18時間撹拌した。水と酢酸エチルとで分配した後、有機部分を水およびブラインで洗浄した。溶媒を真空下で除去し、残留物をカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン中の0〜5%メタノール)によって精製した。
【0520】
工程b.エタノール(20mL)中の工程aからのニトロ中間体(0.52g、1.51mmol)を、Parr装置において50psiで炭素担持10%パラジウム(0.05g)を用いて4時間水素化した。その溶液を濾過し、生成物をカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン中の0〜5% MeOH)によって精製して、4−(6,7−ジメトキシキノリン−4−イルオキシ)−2−フルオロフェニルアミンを収率36%で得た。H NMR(DMSO)δ:8.80(d,1H,J=6.5Hz),7.72(s,1H),7.70(s,1H),7.26(dd,1H,J=2.6Hz,J=12Hz),7.03−6.96(m,2H),6.90(d,1H,J=6.5Hz),4.69(bs,2H),4.04(s,3H),4.03(s,3H)。
【0521】
4−(6,7−ジメトキシ−キノリン−4−イルオキシ)−2−フルオロフェニルアミンを使用し、実施例1についての方法を用いて、以下の実施例を合成した。
【0522】
【化122】
[この文献は図面を表示できません]
【0523】
3−(4−フルオロ−フェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシ−キノリン−4−イルオキシ)−2−フルオロ−フェニル]−アミド。融点238〜243℃;LCMS m/z=547(M+1);H NMR(DMSO)δ:12.44(bs,1H),11.16(bs,1H),8.52−8.46(m,3H),7.47(s,1H),7.44−7.33(m,5H)7.40(s,1H),7.14(d,1H,J=9.0Hz),6.59(d,1H,J=5.0Hz),3.95(s,3H),3.92(s,3H)。
【実施例86】
【0524】
【化123】
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【0525】
3−(4−フルオロ−フェニル)−1−メチル−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシ−キノリン−4−イルオキシ)−2−フルオロ−フェニル]−アミド。融点208〜210℃;LCMS m/z=561(M+1);H NMR(DMSO)δ:11.17(bs,1H),8.90(s,1H),8.51−8.46(m,2H),7.47(s,1H),7.43−7.34(m,6H)7.40(s,1H),7.16(d,1H,J=9.0Hz),6.59(d,1H,J=5.0Hz),3.95(s,3H),3.92(s,3H),3.54(s,3H)。
【実施例87】
【0526】
【化124】
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【0527】
1−エチル−3−(4−フルオロ−フェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシ−キノリン−4−イルオキシ)−2−フルオロ−フェニル]−アミド。融点142〜144℃;LCMS m/z=575(M+1);H NMR(DMSO)δ:11.18(bs,1H),8.91(s,1H),8.50(d,1H,J=5.2Hz),8.48(t,1H,J=9.8Hz),7.47(s,1H),7.45−7.33(m,6H),7.16(bd,1H,J=8.3Hz),6.59(d,1H,J=5.2Hz),4.02(q,2H,J=7.0Hz),3.95(s,3H),3.92(s,3H),1.30(t,3H,J=7.0Hz)。
【実施例88】
【0528】
【化125】
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【0529】
1−アリル−3−(4−フルオロ−フェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシ−キノリン−4−イルオキシ)−2−フルオロ−フェニル]−アミド。融点134〜136℃;LCMS m/z=587(M+1);H NMR(DMSO)δ:11.16(s,1H),8.82(s,1H),8.50(d,1H,J=5.5Hz),8.47(t,1H,J=8.0Hz),7.47(s,1H),7.46−7.34(m,6H),7.16(bd,1H,J=8.6Hz),6.59(d,1H,J=5.4Hz),6.03−5.93(m,1H),5.38(d,1H,J=17Hz),5.29(d,1H,J=10.6Hz),4.63(d,2H,J=5.7Hz),3.95(s,3H),3.92(s,3H)。
【実施例89】
【0530】
【化126】
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【0531】
3−(4−フルオロ−フェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシ−キノリン−4−イルオキシ)−3,5−ジフルオロ−フェニル]−アミド。実施例89は、4−(6,7−ジメトキシキノリン−4−イルオキシ)−3,5−ジフルオロフェニルアミン(実施例85についての方法を用いて2,6−ジフルオロ−4−ニトロフェノールで出発して合成したもの)を使用して合成した;LCMS m/z=333 M+1);LCMS m/z=565(M+1);H NMR(CDCl)δ:8.50(bd,1H),8.47(s,1H),7.60(d,1H,J=4.0Hz),7.46(bd,2H,J=15Hz),7.24−7.12(m,6H),6.36(d,1H,J=8.9Hz),5.88(d,1H,J=8.1Hz),4.07(s,3H),4.05(s,3H)。
【実施例90】
【0532】
【化127】
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【0533】
1−エチル−3−(4−フルオロ−フェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシ−キノリン−4−イルオキシ)−3,5−ジフルオロ−フェニル]−アミド。融点166〜170℃;LCMS m/z=593(M+1);H NMR(DMSO)δ:11.13(s,1H),8.91(s,1H),8.50(d,1H,J=6.8Hz),7.83(d,2H,J=9.8Hz),7.54(s,1H),7.45−7.32(m,5H),6.59(d,1H,J=6.5Hz),4.02(q,2H,J=6.5Hz),3.96(s,6H),2.69(t,3H,J=6.5Hz)。
【実施例91】
【0534】
【化128】
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【0535】
3−エチル−1−(4−フルオロ−フェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシ−キノリン−4−イルオキシ)−3−フルオロ−フェニル]−アミド。0℃でTHF(20mL)中の4−フルオロアニリン(1.0g、9.01mmol)の溶液に、イソシアン酸エチル(0.70g、10.0mmol)をゆっくりと添加した。30分、0℃で撹拌した後、その溶液を室温に温め、溶媒を真空下で除去した。残留物にエタノール(30mL)、エトキシメチレンマロン酸ジエチル(1.95g、9.01mmol)およびエタノール中21%NaOEt(2.92mL、9.01mmol)を添加し、その反応物を48時間、室温で撹拌した。溶媒を真空下で除去し、冷濃HClを添加してpH6にした。水性層を真空下で除去し、酢酸エチルおよびヘキサンから固形物を結晶化させた。3−エチル−1−(4−フルオロフェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸エチルエステル異性体を収率25%で単離した。H NMR(CDCl)δ:8.32(s,1H),7.20−7.14(m,4H),4.35(q,2H,J=7.1Hz),3.95(q,2H,J=7.2Hz),1.42(t,3H,J=7.2Hz),1.36(t,3H,J=7.2Hz)。
【0536】
3−エチル−1−(4−フルオロフェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸エチルエステルを65℃でMeOHおよびTHF中の1N LiOHで加水分解した。実施例1についての方法を用いてその酸を4−(6,7−ジメトキシキノリン−4−イルオキシ)−3−フルオロフェニルアミンとカップリングさせて、3−エチル−1−(4−フルオロ−フェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシ−キノリン−4−イルオキシ)−3−フルオロ−フェニル]−アミドを得た。融点140〜142℃;LCMS m/z=575(M+1);H NMR(DMSO)δ:11.18(s,1H),8.49(d,1H,J=2.5Hz),8.46(s,1H),8.03(dd,1H,J=3Hz,J=13Hz),7.65−7.39(m,6H),7.55(s,1H),7.41(s,1H),6.49(d,1H,J=5.0Hz),4.00(q,2H,J=7.4Hz),3.95(s,6H),1.23(t,3H,J=7.3Hz)。
【実施例92】
【0537】
【化129】
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【0538】
1,3−ジメチル−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシ−キノリン−4−イルオキシ)−3−フルオロフェニル]−アミド。
【0539】
工程a.2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸エチルエステル(0.100g、0.543mmol)と、ヨードメタン(0.130mL、1.63mmol)と、炭酸カリウム(0.225g、1.63mmol)との混合物を80℃で18時間、N,N−ジメチルホルムアミド(5mL、60mmol)中でスラリー化した。その混合物を水に注入し、酢酸エチルで抽出した。残留物を60℃で4時間、THF/MeOH(1:1;6mL)中の1当量の1N LiOHで加水分解した。有機部分を真空下で除去し、水性部分を酢酸エチルで洗浄した。その後、その水溶液を冷却し、濃HClで酸性化した。1,3−ジメチル−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸を収率60%で濾過した。H NMR(DMSO)δ:12.78(bs,1H),8.72(s,1H),3.45(s,3H),3.22(s,3H)。
【0540】
この中間体酸と4−(6,7−ジメトキシキノリン−4−イルオキシ)−3−フルオロフェニルアミンとを、実施例1に関して説明したようにカップリングさせた。融点258〜260℃;LCMS m/z=481(M+1);H NMR(DMSO)δ:11.22(s,1H),8.76(s,1H),8.49(d,1H,J=5.3Hz),8.02(dd,1H,J=2.5Hz,J=13Hz),7.54(d,1H,J=8Hz),7.54(s,1H),7.47(t,1H,J=9.0Hz),7.41(s,1H),6.49(d,1H,J=9.0Hz),3.95(s,6H),3.51(s,3H),3.29(s,3H).実施例92〜98中間体酸を、スキーム2におけるようにおよび実施例92に関して説明したように合成し、実施例1について説明した方法を用いてカップリングさせた。
【実施例93】
【0541】
【化130】
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【0542】
1,3−ジエチル−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシ−キノリン−4−イルオキシ)−3−フルオロ−フェニル]−アミド。融点178〜180℃;LCMS m/z=509(M+1);H NMR(DMSO)δ:11.22(s,1H),8.76(s,1H),8.49(d,1H,J=5.5Hz),8.02(dd,1H,J=2.5Hz,J=13Hz),7.55(d,1H,J=8Hz),7.54(s,1H),7.46(t,1H,J=9.0Hz),7.41(s,1H),6.49(d,1H,J=9.0Hz),4.02−3.96(m,4H),3.95(s,6H),1.27(t,3H,J=7.4Hz),1.18(t,3H,J=7.5Hz)。
【実施例94】
【0543】
【化131】
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【0544】
1,3−ジイソプロピル−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシ−キノリン−4−イルオキシ)−3−フルオロ−フェニル]−アミド。融点113〜116℃;LCMS m/z=537(M+1);H NMR(DMSO)δ:11.22(s,1H),8.54(s,1H),8.49(d,1H,J=5.0Hz),8.02(dd,1H,J=2.5Hz,J=13Hz),7.54(bd,1H,J=9Hz),7.53(s,1H),7.46(t,1H,J=8.1Hz),7.42(s,1H),6.49(d,1H,J=5.6Hz),5.18(h,1H,J=6.7Hz),4.78(h,1H,J=6.8Hz),3.95(s,6H),1.45(d,6H,J=6.7Hz),1.38(d,6H,J=6.4Hz)。
【実施例95】
【0545】
【化132】
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【0546】
1,3−ビス−シクロプロピルメチル−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシ−キノリン−4−イルオキシ)−3−フルオロ−フェニル]−アミド。融点63〜65℃;LCMS m/z=561(M+1);H NMR(DMSO)δ:11.192(s,1H),8.83(s,1H),8.49(d,1H,J=5.3Hz),8.03(dd,1H,J=2.3Hz,J=13.5Hz),7.55(bd,1H,J=9Hz),7.54(s,1H),7.46(t,1H,J=8.9Hz),7.41(s,1H),6.49(d,1H,J=5.1Hz),3.95(s,6H),3.84(t,4H,J=7.1Hz),1.16−1.08(m,2H),0.56−0.38(m,8H)。
【実施例96】
【0547】
【化133】
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【0548】
1,3−ジアリル−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシ−キノリン−4−イルオキシ)−3−フルオロ−フェニル]−アミド。融点172〜174℃;LCMS m/z=529(M+1);H NMR(DMSO)δ:11.10(s,1H),8.72(s,1H),8.49(d,1H,J=5.2Hz),8.02(dd,1H,J=2.5Hz,J=13Hz),7.56(bd,1H,J=8.9Hz),7.53(s,1H),7.46(t,1H,J=8.8Hz),6.49(d,1H,J=5.2Hz),6.03−5.03(m,2H),5,31−5.27(m,1H),5.27−5.25(m,1H),5.20−5.17(m,1H),5.16−5.14(m,1H),4.60(d,2H,J=5.5Hz),4.53(d,2H,J=5.5Hz),3.95(s,3H),3.94(s,3H)。
【実施例97】
【0549】
【化134】
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【0550】
1,3−ビス−(3−メチル−ブタ−2−エニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシ−キノリン−4−イルオキシ)−3−フルオロ−フェニル]−アミド。融点184〜186℃;LCMS m/z=589(M+1);H NMR(DMSO)δ:11.15(s,1H),8.65(s,1H),8.49(d,1H,J=5.7Hz),8.02(dd,1H,J=2.Hz,J=13Hz),7.54(bd,1H,J=9Hz),7.52(s,1H),7.46(t,1H,J=9.5Hz),7.71(s,1H),6.49(bd,1H,J=5Hz),5.30(m,1H),5.19(m,1H),4.53(dd,4H,J=6.7Hz,J=15.3Hz),3.95(s,6H),1.78(bs,3H),1.77(bs,3H),1.74(bs,3H),1.69(bs,3H)。
【実施例98】
【0551】
【化135】
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【0552】
2,4−ジオキソ−1,3−ジ−プロパ−2−イニル−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシ−キノリン−4−イルオキシ)−3−フルオロ−フェニル]−アミド。融点133〜138℃;LCMS m/z=529(M+1);H NMR(DMSO)δ:10.94(s,1H),8.88(s,1H),8.49(d,1H,J=6.5Hz),8.03(dd,1H,J=2.5Hz,J=13Hz),7.59(bd,1H,J=8.5Hz),7.54(s,1H),7.48(t,6H,J=9.1Hz),6.50(d,1H,J=5.3Hz),4.84(d,2H,J=2.4Hz),4.42(d,2H,J=2.2Hz),3.96(s,6H),3.61(t,1H,J=2.5Hz),3.25(t,1H,J=2.5Hz)。
【実施例99】
【0553】
【化136】
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【0554】
2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシ−キノリン−4−イルオキシ)−3−フルオロ−フェニル]−アミド。塩化チオニル(2mL、30mmol)中の2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸(0.156g、1.00mmol)の溶液を100℃で3時間撹拌した。溶媒を真空下で除去した後、[4−(6,7−ジメトキシ−キノリン−4−イルオキシ)−3−フルオロ−フェニルアミン(0.314g、1.00mmol)およびピリジン(2mL、20mmol)を添加し、室温で18時間撹拌した。溶媒を真空下で除去し、残留物をHPLCで精製した。0.15gのトリフルオロ酢酸塩を収率27%で単離した。融点251〜255℃;LCMS m/z=453(M+1);H NMR(DMSO)δ:11.99(bs,1H),11.93(s,1H),11.18(s,1H),8.74(d,1H,J=4.5Hz),8.31(d,1H,J=7.5Hz),8.06(d,1H,J=12Hz),7.70(s,1H),7.55(m,2H),7.51(s,1H),6.85(m,1H),4.02(s,3H),4.01(s,3H)。
【実施例100】
【0555】
【化137】
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【0556】
1−エチル−2,4−ジオキソ−3−フェニル−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシ−キノリン−4−イルオキシ)−3−フルオロ−フェニル]−アミド。1,2−ジクロロエタン(20mL)中の2−アミノメチレン−マロン酸ジエチルエステル(0.75g、4.0mmol)およびイソシアン酸フェニル(0.57g、4.4mmol)の溶液にN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.77mL、4.4mmol)を添加し、100℃で6時間加熱した。その混合物を冷却し、濾過した。固形物を塩化メチレン中の0〜5%MeOHでのカラムクロマトグラフィーによって精製した。この中間体尿素をエタノール(10mL)に懸濁させ、エタノール中の21%NaOEt(1.29mL、4.0mmol)を添加した。18時間後、溶媒を真空下で除去し、残留物を酢酸エチル中でスラリー化した。有機部分を1Mクエン酸溶液、水およびブラインで洗浄した。溶媒を真空下で除去し、残留物をジクロロメタン中の0〜5%MeOHでのクロマトグラフィーによって精製して、0.50g(40%)を得た。実施例92についての方法を用いて、そのエステルをアルキル化および加水分解して、1−エチル−2,4−ジオキソ−3−フェニル−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸を得た。H NMR(DMSO)δ:12.65(bs,1H),8.82(s,1H),7.54−7.43(m,3H),7.32−7.29(m,2H),4.02(q,2H,J=7.1Hz),1.26(t,3H,J=7.1Hz)。
【0557】
実施例1に関して説明したようにこの中間体酸を4−(6,7−ジメトキシキノリン−4−イルオキシ)−3−フルオロフェニルアミンとカップリングさせて、実施例100を得た。融点282〜285℃;LCMS m/z=557(M+1);H NMR(DMSO)δ:11.01(s,1H),8.89(s,1H),8.48(d,1H,J=4.6Hz),8.00(dd,1H,J=2.3Hz,J=13Hz),7.56−7.34(m,9H),6.47(d,1H,J=4.6Hz),4.02(q,2H,J=6.9Hz),3.95(s,3H),3.94(s,3H),1.3(t,3H,J=7.4Hz)。
【実施例101】
【0558】
【化138】
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【0559】
1−イソプロピル−2,4−ジオキソ−3−フェニル−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシ−キノリン−4−イルオキシ)−3−フルオロ−フェニル]−アミド。融点235〜237℃;LCMS m/z=571(M+1);H NMR(DMSO)δ:11.07(s,1H),8.69(s,1H),8.48(d,1H,J=4.6Hz),8.01(dd,1H,J=2.3Hz,J=13Hz),7.55−7.35(m,9H),6.48(d,1H,J=4.6Hz),4.79(h,1H,J=6.9Hz),3.95(s,3H),3.94(s,3H),1.43(d,6H,J=6.8Hz)。
【実施例102】
【0560】
【化139】
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【0561】
3−(4−フルオロ−フェニル)−2,4−ジオキソ−1−プロピル−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシ−キノリン−4−カルボニル)−3−フルオロ−フェニル]−アミド。
【0562】
【化140】
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【0563】
工程a.乾燥THF(20mL)中の4−ブロモ−6,7−ジメトキシキノリン(1.0g、3.73mmol)の溶液を−78℃に冷却した。ヘキサン中2.5Mのn−ブチルリチウムの溶液(1.50mL、3.73mmol)を添加し、15分撹拌した。THF(10mL)中の4−ブロモ−2−フルオロ−ベンズアルデヒド(0.757g、3.73mmol)の溶液を5分にわたって滴下した。30分、−78℃で撹拌した後、飽和塩化アンモニウム溶液(1mL)を添加した。溶媒を減圧下で除去した。残留物を酢酸エチルに溶解し、水で洗浄した。溶媒を真空下で除去した後、残留物をジクロロメタン中0〜5%のMeOHでのクロマトグラフィーによって精製して、(4−ブロモ−2−フルオロ−フェニル)−(6,7−ジメトキシ−キノリン−4−イル)−メタノールを収率52%で得た。H NMR(CDCl)δ:8.63(d,1H,J=4.1Hz),7.57(d,1H,J=4.7Hz),7.34(s,1H),7.25−7.17(m,2H),7.08(s,1H),6.67(s,1H),4.02−3.96(m,1H),3.94(s,3H),3.88(s,3H)。
【0564】
工程b.工程aからの中間体(0.196g、0.50mmol)をTHF(5mL)に溶解し、THF中1Mのリチウムヘキサメチルジシラザン(0.55mL、0.55mmol)、ビス(ジベンジリデンアセトン)パラジウム(0.014g、5mol%)およびトリ−tert−ブチルホスフィン(0.061mL、5mol%)を添加した。その封管を65℃で18時間加熱した。冷却後、濃HClを添加してpH1にし、1時間撹拌した。溶媒を真空下で除去し、やや塩基性になるまで酢酸エチルおよび飽和重炭酸ナトリウム溶液を添加した。有機部分を分離し、溶媒を真空下で除去し、残留物をジクロロメタン中0〜5%のMeOHでのクロマトグラフィーによって精製して、(4−アミノ−2−フルオロ−フェニル)−(6,7−ジメトキシ−キノリン−4−イル)メタノンを収率60%で得た。H NMR(CDCl)δ:8.78(d,1H,J=4.7Hz),7.69(d,1H,J=4.7Hz),7.42(s,1H),7.10(s,1H),6.90(t,1H,J=8.3Hz),6.65(s,1H),6.41(dd,1H,J=2.2Hz,J=12.1Hz),6.33(dd,1H,J=2.2Hz,J=8.4Hz),4.00(s,3H),3.90(s,3H),3.80(bs,2H),2.33(bs,1H)。
【0565】
工程cおよびd.3−(4−フルオロ−フェニル)−2,4−ジオキソ−1−プロピル−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシ−キノリン−4−カルボニル)−3−フルオロ−フェニル]−アミド。実施例1についての方法を用いて、工程bからの中間体を3−(4−フルオロフェニル)−2,4−ジオキソ−1−プロピル−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸とカップリングさせた。そのアルコール(0.075g、0.12mmol)生成物をジクロロメタン(5mL)に溶解し、0℃に冷却した。デス・マーチン・ペルヨージナン(0.076g、0.18mmol)をゆっくりと添加し、その溶液を4時間、室温に温めた。有機部分を飽和重炭酸ナトリウムで洗浄し、溶媒を真空下で除去した。残留物をジクロロメタン中5%のMeOHでのカラムクロマトグラフィーによって精製して、0.063g(84%)を得た。融点125〜127℃;LCMS m/z=601(M+1);H NMR(DMSO)δ:11.30(s,1H),8.88(s,1H),8.79(d,1H,J=4.0Hz),7.87(dd,1H,J=1.9Hz,J=13Hz),7.72(t,1H,J=8.5Hz),7.56(dd,1H,J=1.8Hz,J=8.7Hz),7.49(s,1H),7.45−7.32(m,5H),7.29(s,1H),3.96(s,3H),3.94(t,2H,J=7.4Hz),3.77(s,3H),1.71(q,2H,J=7.8Hz),0.92(t,3H,J=8.3Hz)。
【0566】
3,5−ジオキソ−2,3,4,5−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアジン−6−カルボン酸の合成
方法A。
【0567】
工程a.4−(4−フルオロフェニル)−5−オキソ−3−チオキソ−2,3,4,5−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアジン−6−カルボン酸エチルエステル。エタノール(60mL、1000mmol)中の2−オキソ−マロン酸ジエチルエステル(2.5mL、16mmol)と4−フルオロフェニルチオセミカルバジド(3.0g、16mmol)との混合物を3日間、還流させながら加熱した。その混合物を室温に冷却し、分離した固体を濾過し、冷エタノールで洗浄し、乾燥させて、3.44g(71%)を得た。LCMS m/z=296(M+1);H NMR(DMSO)δ:7.35(m,4H),4.30(q,2H,J=7.1Hz),1.27(t,3H,J=7.1Hz)。
【0568】
工程b.4−(4−フルオロフェニル)−3,5−ジオキソ−2,3,4,5−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアジン−6−カルボン酸エチルエステル。N,N−ジメチルホルムアミド(100mL)および酢酸(40mL、700mmol)中の、4−(4−フルオロフェニル)−5−オキソ−3−チオキソ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,2,4−トリアジン−6−カルボン酸エチルエステル(11g、37mmol)の溶液に、50%過酸化水素水溶液(11mL、190mmol)を添加した。その混合物を室温で2日撹拌し、溶媒を除去し、その生成物を酢酸エチルに溶かし、水およびブラインで順次洗浄した。乾燥させた後、溶媒を蒸発させた。得られた固体をエーテルで摩砕し、濾過し、冷エーテルで洗浄して9.85g(95%)を得た。LCMS m/z=280(M+1);H NMR(DMSO)δ:13.1(s,1H),7.42−7.28(2m,4H),4.29(q,2H,J=7.1Hz),1.27(t,3H,J=7.1Hz)。
【0569】
工程c.4−(4−フルオロフェニル)−2−イソプロピル−3,5−ジオキソ−2,3,4,5−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアジン−6−カルボン酸エチルエステル。N,N−ジメチルホルムアミド(20mL)中の4−(4−フルオロフェニル)−3,5−ジオキソ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,2,4−トリアジン−6−カルボン酸エチルエステル(1000mg、4mmol)、ヨウ化イソプロピル(0.72mL、7.16mmol)および炭酸カリウム(544mg、3.94mmol)を65℃で60分間加熱した。その反応混合物を室温に冷却し、濃縮し、EtOAcで希釈し、セライトのパッドに通して濾過した。濾液を濃縮し、その生成物をフラッシュクロマトグラフィー(ヘキサン:EtOAc 3:1)によって精製して白色固体(1.1g、96%)を得た。LCMS m/z=322(M+1);H NMR(DMSO)δ:7.41−7.31(m,4H),4.86(m,1H),4.31(q,2H,J=7.0Hz),1.31−1.26(overlapping t and d,9H)。
【0570】
工程d.4−(4−フルオロフェニル)−2−イソプロピル−3,5−ジオキソ−2,3,4,5−テトラヒドロ[1,2,4]トリアジン−6−カルボン酸。硫酸(10mL、200mmol)を4−(4−フルオロフェニル)−2−イソプロピル−3,5−ジオキソ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,2,4−トリアジン−6−カルボン酸エチルエステル(1100mg、3.4mmol)と水(2mL)との混合物に注意深く添加した。この混合物は、数分後には均質になった。その反応混合物を40℃で一晩撹拌し、室温に冷却し、氷に注意深く添加した。その混合物を固体NaClで飽和させ、EtOAcから繰り返し抽出した(3x)。併せたEtOAc層をブラインで洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濃縮して、生成物をフォームとして得た(100%)。LCMS m/z=294(M+1);H NMR(Methanol d4)δ:7.35−7.31(2m,4H),4.95(m,1H),4.31(q,2H,J=7.0Hz),1.41(d,6H,J=6.6Hz)。
【0571】
前の手順を用いて、以下の3,5−ジオキソ−2,3,4,5−テトラヒドロ[1,2,4]トリアジン−6−カルボン酸を合成した。
【0572】
2−エチル−4−(4−フルオロフェニル)−3,5−ジオキソ−2,3,4,5−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアジン−6−カルボン酸。LCMS m/z=280(M+1);1H NMR(Methanol−d4)δ:7.34−7.18(m,4H),4.10(q,2H,J=7.2Hz),1.38(t,3H,J=7.2Hz)。
【0573】
4−(4−フルオロフェニル)−2−(2−ヒドロキシエチル)−3,5−ジオキソ−2,3,4,5−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアジン−6−カルボン酸。2−[2−(t−ブチルジメチルシラニルオキシ)エチル]−4−(4−フルオロフェニル)−3,5−ジオキソ−2,3,4,5−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアジン−6−カルボン酸から合成した。LCMS m/z=296(M+1);H NMR(DMSO)δ:7.41−7.36(m,4H),4.09−4.01(2m,3H),3.72(m,2H)。
【0574】
tert−4−(4−フルオロフェニル)−3,5−ジオキソ−2−(2−オキソ−プロピル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアジン−6−カルボン酸。(そのエステル前駆体、4−(4−フルオロフェニル)−3,5−ジオキソ−2−プロパ−2−イニル−2,3,4,5−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアジン−6−カルボン酸エチルエステルから)。LCMS m/z=308(M+1);H NMR(DMSO)δ:7.46−7.32(m,4H),4.95(s,2H2.21(s,3H)。
【0575】
2−シクロプロピルメチル−4−(4−フルオロ−フェニル)−3,5−ジオキソ−2,3,4,5−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアジン−6−カルボン酸。LCMS m/z=306(M+1)。
【0576】
4−(4−フルオロフェニル)−3,5−ジオキソ−2,3,4,5−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアジン−6−カルボン酸。THF(3mL)およびMeOH(7mL)中の4−(4−フルオロ−フェニル)−3,5−ジオキソ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,2,4−トリアジン−6−カルボン酸エチルエステル(300mg、1mmol)に、5M NaOH(2mL、2mmol)を添加した。その混合物を室温で1時間撹拌し、濃縮した。水を添加し、その混合物をエーテルで抽出した。水性層をHClで、0℃で酸性化し、EtOAcで抽出し、濃縮した。LCMS m/z=274(M+Na);H NMR(DMSO)δ:13.03(s,1H),7.35−7.30(m,4H)。
【0577】
【化141】
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【0578】
方法B
工程a.4−(4−フルオロ−フェニル)−2−メチル−3,5−ジオキソ−2,3,4,5−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアジン−6−カルボン酸。塩化メチレン(5mL、80mmol)中の、2−メチル−3,5−ジオキソ−2,3,4,5−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアジン−6−カルボン酸エチルエステル(220mg、1.1mmol)(Yuen,K.J Org.Chem.1962,27,976)と、4−フルオロフェニルボロン酸(230mg、1.6mmol)と、トリエチルアミン(0.46mL、3.3mmol)との混合物に、酢酸銅(150mg、1.2mmol)を添加した。その混合物をアルゴン下、室温で18時間撹拌した。溶媒を除去し、生成物をフラッシュクロマトグラフィー(ヘキサン:EtOAc 60:40)によって精製して、34mg(10%)を得た。LCMS=294(M+1)。
【0579】
工程b.4−(4−フルオロフェニル)−2−メチル−3,5−ジオキソ−2,3,4,5−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアジン−6−カルボン酸。4−(4−フルオロフェニル)−2−メチル−3,5−ジオキソ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,2,4−トリアジン−6−カルボン酸エチルエステル(30mg、0.1mmol)をTHF−MeOH(1:1、2mL)に溶解し、1Mの水酸化リチウム(0.102mL、0.102mmol)を添加した。室温で一晩撹拌した後、その溶液を濃縮し、1N NaCOに溶解し、EtOAcで洗浄した。水性層を濾過し、5N HClで酸性にし、EtOAcで抽出した。併せた有機部分を水およびブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO4)、蒸発させて、白色固体を得た(30mg、100%)。LCMS m/z=266(M+1);H NMR(Methanol d4):7.55−7.52(m,2H),7.07−7.03(m,2H),3.52(s,3H)。
【実施例103】
【0580】
【化142】
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【0581】
4−(4−フルオロ−フェニル)−2−イロプロピル−3,5−ジオキソ−2,3,4,5−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアジン−6−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシ−キノリン−4−イルオキシ)−3−フルオロ−フェニル]−アミド。N,N−ジメチルホルムアミド(8mL)中の、4−(4−フルオロフェニル)−2−イロプロピル−3,5−ジオキソ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,2,4−トリアジン−6−カルボン酸(500mg、2mmol)と、4−(6,7−ジメトキシキノリン−4−イルオキシ)−3−フルオロフェニルアミン(535mg、1.70mmol)と、N,N,N',N'−テトラメチル−O−(7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)ウロニウム・ヘキサフルオロホスファート(639mg、1.68mmol)と、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(279uL、1.60mmol)との混合物を、室温で3時間撹拌した。溶媒を除去し、残留物をEtOAcに溶解し、飽和NaHCO溶液、水およびブラインで洗浄した。硫酸マグネシウムで乾燥させた後、溶媒を蒸発させ、生成物をISCOシリカゲルクロマトグラフィー(ヘキサン:EtOAc 1:4)によって精製して、835mg(83%)を得、それをエーテルで摩砕し、乾燥させた。融点=225〜226℃;LCMS m/z=590(M+1);H NMR DMSO)δ:10.87(s,1H),8.49(d,1H,J=5.2Hz),7.97(dd,1H,J=12.6,2.2Hz),7.59−7.36(m,8H),6.50(d,1H,J=4.9Hz),4.90(m,1H),3.95(s,6H),3.32(s,3H),1.38(d,6H,J=6.6Hz)。
【0582】
実施例103についての手順を用いて、以下の実施例を合成した。
【実施例104】
【0583】
【化143】
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【0584】
4−(4−フルオロフェニル)−2−メチル−3,5−ジオキソ−2,3,4,5−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアジン−6−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシ−キノリン−4−イルオキシ)−3−フルオロ−フェニル]−アミド・TFA塩。この生成物を逆相HPLC(Gibson)によって精製し、生成物を示す画分をTFA塩として濃縮して、オフホワイト固体を得た。LCMS m/z=562(M+1);H NMR(DMSO)δ:10.98(s,1H),8.74(d,1H,J=6.1Hz),8.02(dd,1H,J=12.7,2.3Hz),7.70(s,1H),7.67−7.56(2m,2H),7.52(s,1H),7.43−7.37(m,4H),6.88(d,1H,J=5.5Hz),4.02(s,3H),4.01(s,3H),3.69(s,3H)。
【実施例105】
【0585】
【化144】
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【0586】
2−エチル−4−(4−フルオロ−フェニル)−3,5−ジオキソ−2,3,4,5−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアジン−6−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシ−キノリン−4−イルオキシ)−3−フルオロ−フェニル]−アミド・TFA塩。オフホワイト固体、LCMS m/z=576(M+1);1H NMR(DMSO)δ:10.99(s,1H),8.78(d,1H,J=6.2Hz),8.03(dd,1H,J=12.7,2.3Hz),7.72(s,1H),7.67−7.58(m,2H),7.54(s,1H),7.45−7.32(2m,4H),6.93(d,1H,J=6.1Hz),4.08(q,2H,J=7.1Hz),4.03(s,3H),4.02(s,3H),1.35(t,3H,J=7.1Hz)。
【実施例106】
【0587】
【化145】
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【0588】
4−(4−フルオロフェニル)−2−イロプロピル−3,5−ジオキソ−2,3,4,5−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアジン−6−カルボン酸[4−(2,3−ジヒドロ−[1,4]ジオキシノ[2,3−g]キノリン−9−イルオキシ)−3−フルオロフェニル]−アミド・TFA塩。実施例103についての手順を用いて、この化合物を4−(2,3−ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3−g]キノリン−9−イルオキシ)−3−フルオロフェニルアミン;塩酸塩(実施例111工程aについての手順を用いて合成したもの;LCMS m/z=313(M+1);H NMR(DMSO)δ:8.85(d,1H,J=6.5Hz),7.87(s,1H),7.76(s,1H),7.26(t,1H,J=8.9Hz),6.88(dd,1H,J=6.6,0.8Hz),6.78(dd,1H,J=8.6,1.9Hz),6.67(br d,1H,J=8.6Hz),4.52(m,4H)))および4−(4−フルオロフェニル)−2−イソプロピル−3,5−ジオキソ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,2,4−トリアジン−6−カルボン酸から合成して、オフホワイト固体を得た。LCMS m/z=588(M+1);H NMR(DMSO)δ:10.94(s,1H),8.74(d,1H,J=6.0Hz),8.02(dd,1H,J=12.6,2.3Hz),7.80(s,1H),7.63−7.53(2m&s,3H),7.54(s,1H),7.45−7.36(m,4H),6.81(d,1H,J=5.9Hz),4.90(q,1H,J=6.6Hz),4.48(m,4H),1.38(d,6H,J=6.6Hz)。
【実施例107】
【0589】
【化146】
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【0590】
4−(4−フルオロ−フェニル)−3,5−ジオキソ−2,3,4,5−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアジン−6−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシ−キノリン−4−イルオキシ)−3−フルオロ−フェニル]−アミド・TFA塩。オフホワイト固体、LCMS m/z=548(M+1);1H NMR DMSO)δ:13.30(s,1H),10.97(s,1H),8.71(d,1H,J=6.0Hz),8.02(dd,1H,J=12.7,2.3Hz),7.68(s,1H),7.65(m,1H),7.65(m,1H),7.56(m,1H),7.5(s,1H),7.46−7.31(2m,4H),6.83(d,1H,J=6.3Hz),4.01(s,6H)。
【実施例108】
【0591】
【化147】
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【0592】
4−(4−フルオロフェニル)−2−(2−ヒドロキシエチル)−3,5−ジオキソ−2,3,4,5−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアジン−6−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシキノリン−4−イルオキシ)−3−フルオロフェニル]−アミド・TFA塩 オフホワイト固体;LCMS m/z=592(M+1);H NMR DMSO)δ:10.96(s,1H),8.75(d,1H,J=6.2Hz),8.02(dd 1H,J=12.6,2.4Hz),7.70(s,1H),7.66−7.57(m,2H),7.51(s,1H),7.41−7.39(m and s,4H),6.89(d,1H,J=5.4Hz),4.11(m,2H),4.02(2s,6H),3.77(m,2H)。
【実施例109】
【0593】
【化148】
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【0594】
2−エチル−4−(4−フルオロフェニル)−3,5−ジオキソ−2,3,4,5−テトラヒドロ[1,2,4]トリアジン−6−カルボン酸[4−(6,7−ジエトキシ−キノリン−4−イルオキシ)−3−フルオロ−フェニル]−アミド・TFA塩 オフホワイト固体;LCMS m/z=604(M+1);H NMR(DMSO)δ:10.98(s,1H),8.74(d,1H,J=6.2Hz),8.03(dd 1H,J=12.6,2.2Hz),7.69(s,1H),7.66−7.54(m,2H),7.51(s,1H),7.46−7.34(m,4H),6.89(d,1H,J=5.0Hz),4.29(m,4H),4.09(q,2H,J=7.1Hz)1.45(overlapping triplets,6H),1.35(t,3H,J=7.1Hz)。
【実施例110】
【0595】
【化149】
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【0596】
4−(4−フルオロ−フェニル)−2−イロプロピル−3,5−ジオキソ−2,3,4,5−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアジン−6−カルボン酸[5−(6,7−ジメトキシ−キノリン−4−イルオキシ)−ピリジン−2−イル]−アミド・ジTFA塩。オフホワイト固体、LCMS m/z=573(M+1);H NMR DMSO)δ:11.29(s,1H),8.75(d,1H,J=6.2Hz),8.50(d,1H,J=2.8Hz),8.42(m,1H),7.99(dd,1H,J=9,2.9Hz),7.70(s,1H),7.51(s,1H),7.45−7.37(m,4H),6.93(d,1H,J=6.1Hz),4.91(m,1H),4.02(s,3H),4.01(s,3H),1.38(d,J=6.6Hz)。
【実施例111】
【0597】
【化150】
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【0598】
3−フルオロ−4−(7−メトキシ−キノリン−4−イルオキシ)−フェニルアミン;塩酸塩。
【0599】
工程a.N,N−ジメチルホルムアミド(25mL)中の、4−クロロ−7−メトキシキノリン(1.0g mg、5mmol)と、(3−フルオロ−4−ヒドロキシフェニル)−カルバミン酸t−ブチルエステル(1.88mg、8.26mmol)と、4−ジメチルアミノピリジン(1010mg、8.26mmol)との混合物を145℃で5時間撹拌した。その混合物を室温に冷却し、溶媒を除去し、残留物をDCMに溶かし、水およびブラインで洗浄した。乾燥させた後、溶媒を蒸発させた。その粗製生成物をフラッシュクロマトグラフィー(ヘキサン:EtOAc 1:1)によって精製して白色固体を得た;LCMS=385(M+1)。
【0600】
工程b.工程−aからの中間体をジオキサン中の4M HCl(4mL、50mmol)で処理し、その混合物を室温で一晩撹拌した。溶媒を除去し、その混合物をエーテルで摩砕し、368mg(20%、2工程)の3−フルオロ−4−(7−メトキシ−キノリン−4−イルオキシ)−フェニルアミン;塩酸塩へと乾燥させた。LCMS m/z=285(M+1);H NMR(DMSO)δ:8.98(d,1H,J=6.6Hz),8.50(d,1H,J=9.3Hz),7.78(d,1H,J=2.4Hz),7.42(t,1H),7.61(m,1H),7.04−6.84(m,4H),4.03(s,3H),3.72(s,3H)。
【0601】
工程c.4−(4−フルオロフェニル)−2−イロプロピル−3,5−ジオキソ−2,3,4,5−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアジン−6−カルボン酸[3−フルオロ−4−(7−メトキシキノリン−4−イルオキシ)−フェニル]−アミド・TFA塩。実施例103についての手順を用いて、この化合物を3−フルオロ−4−(7−メトキシ−キノリン−4−イルオキシ)−フェニルアミン・塩酸塩および4−(4−フルオロフェニル)−2−イロプロピル−3,5−ジオキソ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,2,4−トリアジン−6−カルボン酸から合成して、白色固体を得た、LCMS m/z=560(M+1);H NMR(DMSO)δ:10.98(s,1H),8.88(d,1H,J=6.1Hz),8.43(d,1H,J=9.8Hz),8.04(dd,1H,J=12.6,2.2Hz),7.63−7.34(m,8H),6.88(d,1H,J=6.0Hz),4.90(m,1H),1.38(d,6H,J=6.6Hz)。
【実施例112】
【0602】
【化151】
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【0603】
4−(4−フルオロフェニル)−3,5−ジオキソ−2−(2−オキソ−プロピル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアジン−6−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシキノリン−4−イルオキシ)−3−フルオロフェニル]−アミド・TFA塩 オフホワイト固体、LCMS m/z=604(M+1);H NMR(DMSO)δ:11.04(s,1H),8.78(d,1H,J=6.3Hz),8.02(dd 1H,J=11.5,2.1Hz),7.73(s,1H),7.62(m,2H),7.55(s,1H),7.39−7.34(m,4H),6.94(d,1H,J=6.2Hz),4.02(2s,6H),2.25(s,3H)。
【実施例113】
【0604】
【化152】
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【0605】
4−(4−フルオロ−フェニル)−3,5−ジオキソ−2−プロパ−2−イニル−2,3,4,5−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアジン−6−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシ−キノリン−4−イルオキシ)−3−フルオロ−フェニル]−アミド・TFA塩。N,N−ジメチルホルムアミド(1mL)中の実施例107(25mg、0.046mmol)と、臭化プロパルギル(10uL、0.1mmol)と、炭酸カリウム(10mg、0.07mmol)との混合物を室温で18時間撹拌した。その混合物を濾過し、溶媒を除去し、その生成物を逆相HPLCによって精製して、オフホワイト固体を得た(7mg、30%)。LCMS m/z=586(M+1);H NMR(DMSO)δ:10.99(s,1H),8.71(d,1H,J=6.1Hz),8.0(dd,1H,J=2.3,12.7Hz),7.68(s,1H),7.65−7.58(m,2H),7.4(s,1H),7.37−7.35(m,4H),6.84(d,1H,J=5.8Hz),4.88(d,2H,J=2.3Hz),4.01(2s,6H),3.53(s,3H)。
【実施例114】
【0606】
【化153】
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【0607】
2−メチル−3,5−ジオキソ−2,3,4,5−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアジン−6−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシ−キノリン−4−イルオキシ)−3−フルオロ−フェニル]−アミド・TFA塩。N,N−ジメチルホルムアミド(8mL)中の、2−メチル−3,5−ジオキソ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,2,4−トリアジン−6−カルボン酸(500mg、3mmol)(Yuen,K.J Org.Chem.1962,27,976)と、4−(6,7−ジメトキシキノリン−4−イルオキシ)−3−フルオロフェニルアミン(0.80g、2.54mmol)と、N,N,N',N'−テトラメチル−O−(7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)ウロニウム・ヘキサフルオロホスファート(1.06g、2.80mmol)と、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(1.33mL、7.64mmol)との混合物を室温で18時間撹拌した。溶媒を除去し、残留物をDCMで摩砕し、回収し、乾燥させた。収率−定量的、LCMS m/z=468(M+1);H NMR(DMSO)δ:12.69(br s,1H),11.01(s,1H),8.77(d,1H,J=6.2Hz),8.01(dd,1H,J=2.2,11.4Hz),7.72(s,1H),7.64−7.57(m,2H),7.56(s,1H),6.92(d,1H,J=5.6Hz),4.03(2s,6H),3.58(s,3H)。
【実施例115】
【0608】
【化154】
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【0609】
2−メチル−3,5−ジオキソ−4−プロパ−2−イニル−2,3,4,5−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアジン−6−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシ−uinolin−4−イルオキシ)−3−フルオロ−フェニル]−アミド・TFA塩。N,N−ジメチルホルムアミド(3mL)中の実施例114(100mg、0.2mmol)と、臭化プロパルギル(60uL、0.7mmol)と、炭酸カリウム(44.4mg、0.321mmol)との混合物を室温で18時間撹拌した。その混合物を濾過し、溶媒を蒸発させた。その生成物を逆相HPLCによって精製して、オフホワイト固体を得た(36mg、30%)。LCMS m/z=506(M+1);H NMR(DMSO)δ:10.98(s,1H),8.79(d,1H,J=6.2Hz),8.00(dd,1H,J=2.3,12.5Hz),7.72(s,1H),7.66−7.58(m,2H),7.53(s,1H),6.92(d,1H,J=6.1Hz),4.61(d,2H,J=2.4Hz),4.03(2s,6H),3.65(s,3H),3.29(t,1H,J=2.4Hz)。
【0610】
実施例115についての手順を用いて、実施例114から以下の実施例を合成した。
【実施例116】
【0611】
【化155】
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【0612】
2−メチル4−(5−メチル−イソオキサゾール−3−イルメチル)−3,5−ジオキソ−2,3,4,5−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアジン−6−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシ−キノリン−4−イルオキシ)−3−フルオロ−フェニル]−アミド・TFA塩。オフホワイト固体;LCMS m/z=563(M+1);H NMR(DMSO)δ:10.99(s,1H),8.76(d,J=6.2Hz,1H),8.0(dd,1H,J=2.2,12.6Hz),7.71(s,1H),7.66−7.53(m,2H),7.71(s,1H),6.80(d,1H,J=6.0Hz),6.27(s,1H),5.05(s,2H),4.02(2xs,6H),3.66(s,3H),2.38(s,3H)。
【実施例117】
【0613】
【化156】
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【0614】
2−メチル−3,5−ジオキソ−4−ペンタ−2−イニル−2,3,4,5−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアジン−6−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシ−uinolin−4−イルオキシ)−3−フルオロ−フェニル]−アミド・TFA塩。帯黄色固体。LCMS m/z=534(M+1);H NMR(DMSO)δ:10.98(s,1H),8.75(d,1H,J=6.2Hz),8.00(dd,1H,J=2.3,12.5Hz),7.71(s,1H),7.66−7.57(m,2H),7.53(s,1H),6.89(d,1H,J=6.0Hz),4.56(s,2H),4.02(2s,6H),3.65(s,3H),2.18(m,2H),1.04(t,3H,J=7.5Hz)。
【実施例118】
【0615】
【化157】
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【0616】
4−(4−ヒドロキシ−ブタ−2−イニル)−2−メチル−3,5−ジオキソ−2,3,4,5−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアジン−6−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシ−キノリン−4−イルオキシ)−3−フルオロ−フェニル]−アミド・TFA塩 オフホワイト固体;LCMS m/z=536(M+1);H NMR(DMSO)δ:10.98(s,1H),8.74(d,J=6.1Hz,1H),7.99(dd,1H,J=2.1,12.7Hz),7.70(s,1H),7.65−7.54(m,2H),7.51(s,1H),6.87(d,1H,J=5.9Hz),4.65(s,2H),4.07(s,2H),4.02(2xs,6H),3.65(s,2H)。
【実施例119】
【0617】
【化158】
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【0618】
4−(1,5−ジメチル−1H−ピラゾール−3−イルメチル)−2−メチル−3,5−ジオキソ−2,3,4,5−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアジン−6−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシキノリン−4−イルオキシ)−3−フルオロフェニル]−アミド・TFA塩 オフホワイト固体;LCMS m/z=576(M+1);H NMR(DMSO)δ:11.00(s,1H),8.81(d,1H,J=6.3Hz),8.01(d,1H,11.2Hz),7.74(s,1H),7.65−7.59(s,m,3H),6.96(d,1H,J=5.9Hz),6.02(s,1H),5.01(s,2H),4.04(s,6H),3.84(s,3H),3.65(s,3H),2.07(s,3H).13.30(s,1H),10.97(s,1H),8.71(d,1H,J=6.0Hz),8.02(dd,1H,J=12.7,2.3Hz),7.68(s,1H),7.65(m,1H),7.65(m,1H),7.56(m,1H),7.5(s,1H),7.46−7.31(2m,4H),6.83(d,1H,J=6.3Hz),4.01(s,6H)
【実施例120】
【0619】
【化159】
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【0620】
2−メチル−3,5−ジオキソ−4−(2−ピラゾール−1−イル−エチル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアジン−6−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシキノリン−4−イルオキシ)−3−フルオロフェニル]−アミド・TFA塩 オフホワイト固体。LCMS m/z=562(M+1);H NMR(DMSO)δ:10.98(s,1H),8.77(d,1H,J=6.0Hz),8.01(dd,1H,J=2.2,12.6Hz),7.77(d,1H,J=2.0Hz),7.72(s,2H),7.66−7.57(m,2H),7.55(s,1H),7.42(d,1H,J=1.4Hz),6.90(d,1H,J=6.0Hz)),6.22(d,1H,J=1.9Hz),4.39(m,2H),4.22(m,2H),4.03(2s,6H),3.61(s,3H)。
【実施例121】
【0621】
【化160】
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【0622】
2−メチル−4−(1−メチル−1H−[1,2,4]トリアゾール−3−イルメチル)−3,5−ジオキソ−2,3,4,5−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアジン−6−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシ−キノリン−4−イルオキシ)−3−フルオロ−フェニル]−アミド・TFA塩 オフホワイト固体;LCMS m/z=563(M+1);H NMR(DMSO)δ:11.06(s,1H),8.78(d,1H,J=6.3Hz),8.39(s,1H),7.99(dd,1H,J=2.3,12.5Hz),7.93(s,1H),7.68−7.58(m,2H),7.73(s,1H),6.93(d,1H,J=6.2Hz),5.06(s,2H),4.03(s,3H),4.02(s,3H),3.81(s,3H),3.66(s,3H)。
【実施例122】
【0623】
【化161】
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【0624】
4−シアノメチル−2−メチル−3,5−ジオキソ−2,3,4,5−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアジン−6−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシ−キノリン−4−イルオキシ)−3−フルオロ−フェニル]−アミド・TFA塩;LCMS m/z=507(M+1);H NMR(DMSO)δ:10.95(s,1H),8.76(d,1H,J=6.2Hz),7.81(dd,1H,J=2.2,12.6Hz),7.72(s,1H),7.68−7.58(m,2H),7.56(s,1H),4.92(s,2H),4.03(s,3H),4.02(s,3H),3.66(s,3H)。
【実施例123】
【0625】
【化162】
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【0626】
4−エチル−2−メチル−3,5−ジオキソ−2,3,4,5−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアジン−6−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシキノリン−4−イルオキシ)−3−フルオロ−フェニル]−アミド・TFA塩。LCMS m/z=496(M+1);H NMR(DMSO)δ:11.03((s,1H),8.78(d,1H,J=6.2Hz),8.04(dd,1H,J=2.2,12.6Hz),7.72(s,1H),7.67−7.58(m,2H),7.55(s,1H),6.92(d,1H,J=6.2Hz),4.03(s,6H),3.89(q,2H,J=7.1Hz),3.64(s,3H),1.18(t,3H,J=7.1Hz)。
【実施例124】
【0627】
【化163】
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【0628】
4−アリル−2−メチル−3,5−ジオキソ−2,3,4,5−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアジン−6−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシ−キノリン−4−イルオキシ)−3−フルオロ−フェニル]−アミド・TFA塩。LCMS m/z=508(M+1);H NMR DMSO)δ:11.00(s,1H),8.76(d,1H,J=6.2Hz),8.02(dd,1H,J=2.0,12.6Hz),7.72(s,1H),7.67−7.57(m,2H),7.53(s,1H),6.90(d,1H,J=6.0Hz),5.84(m,1H),5.23(ddd,2H,J=25.8,7.2 and 1.4Hz),4.46(d,1H,J=4.3Hz),4.03(2s,6H),3.65(s,3H)。
【実施例125】
【0629】
【化164】
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【0630】
4−シクロプロピルメチル−2−メチル−3,5−ジオキソ−2,3,4,5−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアジン−6−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシ−キノリン−4−イルオキシ)−3−フルオロ−フェニル]−アミド・TFA塩。LCMS m/z=522(M+1);H NMR(DMSO)δ:11.01(s,1H),8.74(d,1H,J=6.1Hz),8.01(m,1H),7.70(s,1H),7.65−7.59(m,2H),7.53(s,1H),6.87(d,1H,J=6.0Hz),4.02(2s,6H),3.92(m,1H),3.75(d,1H,J=7.0Hz),3.64(s,3H),2.36(m,2H),1.18(m,1H),0.49(m,1H),0.38(m,1H)。
【実施例126】
【0631】
【化165】
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【0632】
2−メチル−3,5−ジオキソ−4−(テトラヒドロ−ピラン−4−イルメチル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアジン−6−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシ−キノリン−4−イルオキシ)−3−フルオロ−フェニル]−アミド・TFA塩。LCMS m/z=566(M+1);H NMR(DMSO)δ:10.99(s,1H),8.75(d,1H,J=6.1Hz),8.01(dd,1H,J=12.6,2.3Hz),7.71(s,1H),7.65−7.57(m,2H),7.52(s,1H),6.88(d,1H,J=6.1Hz),4.02(2s,6H),3.84(m,2H),3.76(d,2H,J=7.0Hz),3.64(s,3H),3.24(m,3H),2.02(m,1H),1.57(m,2H),1.27(m,2H)。
【実施例127】
【0633】
【化166】
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【0634】
4−イソブチル−2−メチル−3,5−ジオキソ−2,3,4,5−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアジン−6−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシ−キノリン−4−イルオキシ)−3−フルオロ−フェニル]−アミド・TFA塩。LCMS m/z=524(M+1);H NMR(DMSO)δ:11.02(s,1H),8.76(d,1H,J=6.2Hz),8.01(dd,1H,J=2.3,12.6Hz),7.71(s,1H),7.66−7.57(m,2H),7.53(s,1H),6.90(d,1H,J=5.9Hz),4.03(2s,6H),3.70(d,2H,J=7.3Hz),3.64(s,3H),2.07(m,1H),0.90(d,6H,J=6.7Hz)。
【実施例128】
【0635】
【化167】
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【0636】
4−シクロブチルメチル−2−メチル−3,5−ジオキソ−2,3,4,5−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアジン−6−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシ−キノリン−4−イルオキシ)−3−フルオロ−フェニル]−アミド・TFA塩。LCMS m/z=536(M+1);H NMR(DMSO)δ:11.02(s,1H),8.79(d,1H,J=6.3Hz),8.01(dd,1H,J=2.2,12.4Hz),7.74(s,1H),7.69−7.58(m,2H),7.55(s,1H),6.95(d,1H,J=6.2Hz),4.03(s,6H),3.92(d,2H,J=7.0Hz),3.63(s,3H),2.66(m,1H),1.99(m,2H),1.81(m,4H)。
【実施例129】
【0637】
【化168】
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【0638】
4−(2,2−ジメチルプロピル)−2−メチル−3,5−ジオキソ−2,3,4,5−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアジン−6−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシキノリン−4−イルオキシ)−3−フルオロフェニル]−アミド・TFA塩。LCMS m/z=538(M+1);H NMR(DMSO)δ:11.0(s,1H),8.72(d,1H,J=6.0Hz),7.99(dd,1H,J=2.2,12.5Hz),7.69(s,1H),7.63−7.55(m,2H),7.50(s,1H),6.83(d,1H,J=5.8Hz),4.01(2s,6H),3.63(s,3H),0.94(s,9H)。
【実施例130】
【0639】
【化169】
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【0640】
±2−メチル−4−(2−メチル−ブチル)−3,5−ジオキソ−2,3,4,5−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアジン−6−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシ−キノリン−4−イルオキシ)−3−フルオロ−フェニル]−アミド・TFA塩。LCMS m/z=538(M+1);H NMR(DMSO)δ:11.01(s,1H),8.76(d,1H,J=6.2Hz),8.01(dd,1H,J=2.2,12.6Hz),7.71(s,1H),7.66−7.57(m,2H),7.53(s,1H),6.89(d,1H,J=6.1Hz),4.03(2s,6H),3.76(m,2H),3.64(s,3H),1.87(m,1H),1.40(m,1H),1.17(m,1H),0.87(m,6H)。
【実施例131】
【0641】
【化170】
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【0642】
3−(4−フルオロ−フェニル)−1−メチル−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸[4−([1,3]ジオキソロ[4,5−g]キノリン−8−イルオキシ)−3−フルオロ−フェニル]−アミド・TFA塩。この化合物は、実施例103についての手順を用いて、3−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸および4−(1,3−ジオキソロ[4,5−g]キノリン−8−イルオキシ)−3−フルオロフェニルアミン・塩酸塩(LCMS m/z=299(M+1);H NMR(DMSO)δ:8.80(d,1H,J=6.6Hz),7.85(s,1H),7.74(s,1H),7.31(t,1H,J=8.9Hz),6.94(dd,1H,J=6.6,0.8Hz),6.87(dd,1H,J=12.6,2.2Hz),6.76(d,1H,J=12.6,2.1Hz),6.43(s,2H);実施例111工程a〜bについての手順を用いて合成したもの)から合成した。LCMS m/z=545(M+1);H NMR(DMSO)δ:11.08(s,1H),8.89(s,1H),8.69(d,1H,J=6.0Hz),8.43(d,1H,J=9.8Hz),8.05(dd,1H,J=12.8,2.4Hz),7.76(s,1H),7.68−7.52(2m and as,3H),7.48−7.31(m,4H),6.84(d,1H,J=5.9Hz),6.36(s,2H),3.54(s,3H)。
【実施例132】
【0643】
【化171】
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【0644】
1−エチル−3−(4−フルオロフェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸[4−(2,3−ジヒドロ−[1,4]ジオキノ[2,3−g]キノリン−9−イルオキシ)−3−フルオロ−フェニル]−アミド・TFA塩。この化合物は、実施例103についての手順を用いて、1−エチル−3−(4−フルオロフェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸および4−(2,3−ジヒドロ−[1,4]ジオキノ[2,3−g]キノリン−9−イルオキシ)−3−フルオロフェニルアミンから合成した。LCMS m/z=545(M+1);H NMR(DMSO)δ:11.09(s,1H),8.89(s,1H),8.78(d,1H,J=6.2Hz),8.43(d,1H,J=9.8Hz),8.07(dd,1H,J=12.8,2.2Hz),7.83(s,1H),7.62−7.50(2m and as,3H),7.44−7.32(2m,4H),6.85(d,1H,J=6.1Hz),4.49(m,4H),4.02(q,2H,J=7.0Hz),1.30(t,3H,J=7.0Hz)。
【実施例133】
【0645】
【化172】
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【0646】
2−シクロプロピルメチル−4−(4−フルオロフェニル)−3,5−ジオキソ−2,3,4,5−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアジン−6−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシ−キノリン−4−イルオキシ)−3−フルオロ−フェニル]−アミド・TFA塩。この化合物は、実施例103についての手順を用いて、1−シクロプロピルメチル−3−(4−フルオロフェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸および4−(6,7−ジメトキシキノリン−4−イルオキシ)−3−フルオロフェニルアミンから合成した。LCMS m/z=602(M+1);H NMR(DMSO)δ:10.98(s,1H),8.72(d,1H,J=5.9Hz),8.02(dd 1H,J=12.6,2.2Hz),7.69(s,1H),7.66−7.56(m,2H),7.50(s,1H),7.45−7.36(m and s,4H),7.27(m,1H),6.85(d,1H,J=5.1Hz),5.12(m,1H),4.02(m and 2s,7H),2.49(m,1H),2.32(m,2H),1.80(m,2H)。
【実施例134】
【0647】
【化173】
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【0648】
工程a.1−メトキシ−2−プロパノール(5mL)中の4−クロロ−6,7−ジメトキシキノリン(0.40g、1.79mmol、p−ニトロアニリン(0.414g、2.68mmol)およびp−トルエンスルホン酸(0.154g、0.894mmol)を8時間、120℃に加熱した。その混合物を室温に冷却し、エーテルで摩砕し、濾過して、(6,7−ジメトキシキノリン−4−イル)−(4−ニトロフェニル)アミン(0.43g、73%)を得た。LCMS m/z=326(M+1);H NMR(DMSO)δ:14.37(s,1H),10.72(s,1H),8.54(d,1H,J=6.80Hz),8.39(d,2H,J=9.08Hz),8.05(s,1H),7.74(d,2H,J=9.09Hz),7.47(d,1H,8.13Hz),7.43(s,1H),7.19(d,1H,J=6.85),7.10(d,1H,J=7.84),4.02(d,7H,J=5.48),2.28,(s,1H)。
【0649】
工程b.N−(6,7−ジメトキシキノリン−4−イル)−ベンゼン−1,4−ジアミン。メタノール(106mL)中の(6,7−ジメトキシキノリン−4−イル)−(4−ニトロフェニル)アミン(0.425g、1.31mmol)、水酸化パラジウム(0.0844g、0.601mmol)および炭酸カリウム(0.542g、3.92mmol)を、Parr装置を用いて40psiで一晩水素化した。その混合物をCeliteに通して濾過し、濃縮して粗製生成物を得、それを分取HPLCによって精製して、N−(6,7−ジメトキシキノリン−4−イル)−ベンゼン−1,4−ジアミン(0.13g、33%)を得た。LCMS m/z=296(M+1)。
【0650】
工程c.1−エチル−3−(4−フルオロ−フェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシ−キノリン−4−イルアミノ)−フェニル]−アミド。N,N−ジメチルホルムアミド(5mL)中の1−エチル−3−(4−フルオロフェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸(0.104g、0.372mmol)およびN,N,N',N'−テトラメチル−O−(7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)ウロニウム・ヘキサフルオロホスファート(0.154g、0.406mmol)にN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.425mL、2.44mmol)を添加した。15分後、N−(6,7−ジメトキシキノリン−4−イル)−ベンゼン−1,4−ジアミン(0.10g、0.34mmol)を添加し、室温で18時間撹拌した。その反応混合物を真空下で蒸発させ、飽和NaHCO溶液で失活させ、CHClで抽出した。併せた有機部分をブラインで洗浄し、乾燥させ(NaSO)、濾過し、濃縮して粗製生成物を得、それを分取HPLCによって精製して褐色固体を得た(0.58g、31%)。融点=178〜181℃(CHCl2、MeOH、エーテルおよびヘキサン);LCMS m/z=556(M+H);H NMR(DMSO−d6)δ:10.85(s,1H),8.85(s,1H),8.65(s,1H),8.25(d,1H,J=6.3Hz),7.70(d,2H,J=8.8Hz),7.65(s,2H),7.45−7.29(m,7H),7.23(s,1H),6.74(d,1H,J=5.3Hz),4.01(d,2H,J=7.1Hz),3.91(d,7H,J=10.6),1.30(t,3H,J=7.1)。
【実施例135】
【0651】
【化174】
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【0652】
3−(4−フルオロフェニル)−1−イソプロピル−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシキノリン−4−イルアミノ)−フェニル]−アミド。この化合物は、N−(6,7−ジメトキシキノリン−4−イル)−ベンゼン−1,4−アミンおよび3−(4−フルオロフェニル)−1−イソプロピル−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸を使用して合成した(実施例134についての方法)。融点=190〜193℃;LCMS m/z=570(M+1);H NMR(DMSO−d)δ:10.85(s,1H),8.65(brs,2H),8.26(d,1H,J=5.3Hz),7.71(d,2H,J=8.8Hz),7.65(s,1H),7.27−7.47(m,7H),7.23(s,1H),6.75(d,1H,J=5.3Hz),4.72−4.84(m,1H),3.92(s,3H),3.90(s,3H),1.42(d,7H,J=6.8Hz)。
【実施例136】
【0653】
【化175】
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【0654】
4−(4−フルオロ−フェニル)−2−イソプロピル−3,5−ジオキソ−2,3,4,5−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアジン−6−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシ−キノリン−4−イルアミノ)−フェニル]−アミド。この化合物は、N−(6,7−ジメトキシキノリン−4−イル)−ベンゼン−1,4−ジアミンおよび4−(4−フルオロ−フェニル)−2−イソプロピル−3,5−ジオキソ−2,3,4,5−テトラヒドロ[1,2,4]トリアジン−6−カルボン酸を使用して実施例134についての方法によって合成した。融点=152〜155℃;LCMS m/z=571(M+1);H NMR(DMSO−d)δ:8.67(s,1H),7.68(d,2H,J=8.87Hz),7.54(d,2H,J=8.68Hz),7.20−7.34(m,12H),7.10(brs,1H),6.99(s,1H),6.60(d,2H,J=8.6Hz),4.04(d,7H,J=2.2Hz),3.79(brs,2H),1.21(t,1H,J=7.0Hz),0.81−0.91(m,1H)。
【実施例137】
【0655】
工程a.4−[(6,7−ジメトキシ−4−キノリル)スルファニル]アニリン。N,N−ジメチルホルムアミド(5mL)中の4−クロロ−6,7−ジメトキシキノリン(0.40g、1.79mmol)および4−アミノチオフェノール(0.379g、2.68mmol)を室温で8時間撹拌した。その生成物を炭酸カルシウムで抽出し、ブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮した。その粗製生成物をCHClに溶解し、エーテルおよびヘキサンで再結晶させ、濾過して、4−[(6,7−ジメトキシ−4−キノリル)スルファニル]アニリン(0.49g、88%)を黄色固体として得た。融点=235〜238℃。LCMS m/z=313(M+1);H NMR(CDCl)δ:δ 8.58(d,1H,J=6.41Hz),7.51(s,1H),7.46(s,H),7.31(d,2H,J=8.7Hz),6.81(d,1H,J=6.1Hz),6.77(d,2H,J=8.6Hz),4.03(d,7H,J=5.6Hz)。
【0656】
【化176】
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【0657】
工程b.1−エチル−3−(4−フルオロフェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシ−キノリン−4−イルスルファニル)−フェニル]−アミド。実施例134についての手順を用いて、1−エチル−3−(4−フルオロフェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸と4−(6,7−ジメトキシキノリン−4−イルスルファニル)フェニルアミンをカップリングさせて、1−エチル−3−(4−フルオロ−フェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシ−キノリン−4−イルスルファニル)−フェニル]−アミドを白色固体として生成した、融点=241〜244℃;LCMS m/z=573(M+1);H NMR(DMSO−d)δ:11.04(s,1H),8.88(s,1H),8.43(d,1H,J=4.8Hz),7.84(d,2H,J=8.72Hz),7.58(d,2H,J=8.7Hz),7.30−7.44(m,6H),6.64(d,1H,J=4.9Hz),4.01(q,2H,J=7.05Hz),3.96(q,7H,J=6.4Hz),1.29(t,3H,J=7.1Hz)。
【実施例138】
【0658】
【化177】
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【0659】
3−(4−フルオロ−フェニル)−1−イソプロピル−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシキノリン−4−イルスルファニル)−フェニル]−アミド。実施例134についての手順を用いてこの化合物を合成して、薄黄褐色固体を得た。融点=236〜239℃;LCMS m/z=587(M+1);H NMR(DMSO−d)δ:11.04(s,1H),8.67(s,1H),8.44(d,1H,J=4.8Hz),7.84(d,2H,J=8.78Hz),7.58(d,2H,J=8.7Hz),7.30−7.47(m,7H),6.71(d,2H,J=4.9Hz),4.72−4.81(m,1H),3.92(d,7H,J=7.1Hz),1.42(d,7H,J=6.8)。
【実施例139】
【0660】
【化178】
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【0661】
工程a.1−メトキシ−2−プロパノール(6.56mL、67.1mmol)中の4−クロロ−6,7−ジメトキシキノリン(0.50g、2.24mmol)、N−メチル(4−ニトロフェニル)アミン(0.564g、3.35mmol)およびp−トルエンスルホン酸(0.192g、1.12mmol)を8時間、120℃に加熱した。その反応物を室温に冷却し、エーテルで摩砕し、濾過して、(6,7−ジメトキシキノリン−4−イル)メチル(4−ニトロフェニル)アミン(0.40g、40%)を得た。LCMS m/z=340(M+1);H NMR(CDCl3)δ:8.80(d,1H,J=4.8Hz),8.10(d,2H,J=9.4Hz),7.5(brs,1H),7.16(d,1H,J=4.8),6.84(s,1H),6.64(d,2H,J=9.4Hz),4.05(s,3H),3.81(s,3H),3.52(s,3H)。
【0662】
工程b.(6,7−ジメトキシキノリン−4−イル)−メチル−(4−ニトロフェニル)アミン(0.30g、0.88mmol)、炭酸カリウム(1.3g、9.4mmol)および水酸化パラジウム(1.00g、7.12mmol)を、エタノール(32mL、540mmol)と、N,N−ジメチルホルムアミド(5mL、60mmol)と、塩化メチレン(19mL、290mmol)との混合物中、40psiで一晩、水素化した。その混合物をCeliteに通して濾過し、炭酸カルシウム溶液およびブラインで洗浄し、その後、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮して粗製生成物を得た。この材料を分取HPLCによって精製して、[N−(6,7−ジメトキシキノリン−4−イル)−N−メチル−ベンゼン−1,4−ジアミン(0.180g、66%)を得た。LCMS m/z=310(M+1)。
【0663】
工程c.3−(4−フルオロフェニル)−1−イソプロピル−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸{4−[(6,7−ジメトキシ−キノリン−4−イル)−メチル−アミノ]−フェニル}−アミド。この化合物は、3−(4−フルオロフェニル)−1−イソプロピル−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸およびN−(6,7−ジメトキシキノリン−4−イル)−N−メチル−ベンゼン−1,4−ジアミンを使用して実施例134について説明した方法によって合成した。融点=224〜227℃;LCMS m/z=584(M+1);H NMR(CDCl)δ:10.66(s,1H),8.65(s,1H),8.64(d,1H,J=5.0Hz),7.51(d,2H,J=9.0Hz),7.38(s,1H),7.00(d,1H,J=5.8Hz),6.90(s,1H),6.86(d,2H,J=9.0Hz),4.90−5.00(m,1H),4.00(t,3H),3.63(t,3H),3.44(t,3H)。
【実施例140】
【0664】
【化179】
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【0665】
1−エチル−3−(4−フルオロフェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸{4−[(6,7−ジメトキシ−キノリン−4−イル)−メチルアミノ]−フェニル}−アミド。この化合物は、1−エチル−3−(4−フルオロフェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸およびN−(6,7−ジメトキシキノリン−4−イル)−N−メチル−ベンゼン−1,4−ジアミンを使用して実施例134について説明した方法によって合成した。融点=199〜202℃;LCMS m/z=570(M+1);H NMR(CDCl)δ:10.62(s,1H),8.64(d,1H,J=5.0Hz),8.60(s,1H),7.50(d,2H,J=9.0Hz),7.38(s,1H),7.31(s,1H),7.00(d,1H,J=5.3Hz),6.90(s,1H),6.86(d,2H J=8.9Hz),4.01(s,1H),4.00(s,3H),3.63(s,3H),3.44(s,3H)。
【実施例141】
【0666】
【化180】
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【0667】
工程a.4−(6,7−ジメトキシ−キナゾリン−4−イルオキシ)−フェニルアミン。4−クロロ−6,7−ジメトキシキナゾリン(0.500g、2.22mmol)、4−アミノフェノール(0.291g、2.67mmol)、2−ブタノン(4.01mL、44.5mmol)、2N水酸化ナトリウム溶液(1.00mL、2.13mmol)、およびテトラ−N−ブチルアンモニウムブロミド(0.308g、0.957mmol)を併せ、15分間、加熱して還流させた(80℃)。その反応物を室温に冷却した。DCMを添加し、炭酸カルシウム溶液およびブラインで洗浄し、その後、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮して粗製生成物を得た。その固体をジエチルエーテルおよびヘキサンで摩砕して、4−(6,7−ジメトキシキナゾリン−4−イルオキシ)−フェニルアミン(0.52g、78%)を得た。LCMS m/z=298(M+1)。
【0668】
工程b.3−(4−フルオロ−フェニル)−1−イソプロピル−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシ−キナゾリン−4−イルオキシ)−フェニル]−アミド。この化合物は、4−(6,7−ジメトキシキナゾリン−4−イルオキシ)−フェニルアミンおよび3−(4−フルオロフェニル)−1−イソプロピル−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸を使用して、実施例134についての手順によって合成した。融点238〜241℃;LCMS m/z=572(M+1);H NMR(CDCl)δ:10.86(s,1H),8.70(s,1H),8.62(s,1H),7.76(d,2H,J=9.0Hz),7.54(s,1H),7.32(s,1H),4.90−5.03(m,1H),4.06(t,7H,J=20Hz)。
【実施例142】
【0669】
【化181】
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【0670】
1−エチル−3−(4−フルオロフェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシ−キナゾリン−4−イルオキシ)−フェニル]−アミド。この化合物は、1−エチル−3−(4−フルオロフェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸および4−(6,7−ジメトキシ−キナゾリン−4−イルオキシ)−フェニルアミンを使用して、実施例134についての手順によって合成した。融点238〜241℃;LCMS m/z=558(M+H);1H NMR(CDCl3):δ 10.82(s,1H),8.63(d,2H J=6.5Hz),7.76(d,2H,J=9.0Hz),7.55(s,1H),7.32(s,1H),7.23(d,2H,J=8.9Hz),4.07(s,7H),4.03(q,3H,J=7.2Hz),1.59(s,1H),1.49(s,1H),1.46(t,3H,7.2Hz),1.20(t,1H,J=7.0Hz),1.03(t,1H,J=7.3Hz)。
【実施例143】
【0671】
【化182】
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【0672】
工程a.クロロベンゼン(5mL)中の4−クロロ−6,7−ジメトキシキノリン(0.4g、2mmol)、3−メトキシ−4−ニトロフェノール(0.30g、1.8mmol)および4−ジメチルアミノピリジン(0.011g、0.089mmol)の溶液を140℃で一晩撹拌した。室温に冷却した後、形成した固体を濾過し、乾燥させて、純粋な生成物0.48g(75%)を得た、MS:357(M+H)。
【0673】
工程b.10%Pd/Cを使用して40psiで6,7−ジメトキシ−4−(3−メトキシ−4−ニトロフェノキシ)キノリンをEtOH/DMF中で水素化して、4−(6,7−ジメトキシキノリン−4−イルオキシ)−2−メトキシ−フェニルアミンを得た。LCMS m/z=327(M+1);H NMR(DMSO)δ:8.43(d,1H,J=6Hz),7.5(s,1H),7.37(s,1H),6.76(d,1H,J=2.6Hz),6.72(d,1H,J=9Hz),6.60(dd,1H,J=2.5,8.5Hz),6.41(d,1H,J=5.6Hz),3.75(s,3H),3.31(s,6H)。
【0674】
1−エチル−3−(4−フルオロフェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシ−キノリン−4−イルオキシ)−2−メトキシフェニル]−アミド。この化合物は、4−(6,7−ジメトキシキノリン−4−イルオキシ)−2−メトキシ−フェニルアミンおよび1−エチル−3−(4−フルオロフェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸を使用して、実施例1についての手順を用いて合成した。LCMS m/z=587(M+1);H NMR(CDCl)δ:11(s,1H),8.63(s,1H),8.54(d,1H,J=9Hz),8.49(d,1H,J=5Hz),7.55(s,1H),7.42(s,1H),7.26−7.23(m,3H),6.82(dd,1H,J=3,9Hz),6.74(d,1H,J=3Hz),6.52(d,1H,J=6Hz),4.05(d,6H),4.01(q,2H,J=8Hz),3.85(s,3H),1.45(t,3H,J=8Hz)。
【実施例144】
【0675】
【化183】
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【0676】
1−メチル−3−(4−フルオロ−フェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシ−キノリン−4−イルオキシ)−2−メトキシ−フェニル]−アミド。この化合物は、4−(6,7−ジメトキシキノリン−4−イルオキシ)−2−メトキシ−フェニルアミンおよび3−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸を使用して、実施例1についての手順を用いて合成した。LCMS m/z=573(M+1);H NMR(CDCl)δ:11(s,1H),8.61(s,1H),8.54(d,1H,J=9Hz),8.49(d,1H,J=5Hz),7.55(s,1H),7.42(s,1H),7.26−7.23(m,4H),6.81(dd,1H,J=3,9Hz),6.74(d,1H,J=3Hz),6.5(d,1H,J=5Hz),4.05(s,6H),3.84(s,3H),3.61(s,3H)。
【実施例145】
【0677】
【化184】
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【0678】
1−イソプロピル−3−(4−フルオロ−フェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシ−キノリン−4−イルオキシ)−2−メトキシフェニル]−アミド。この化合物は、4−(6,7−ジメトキシキノリン−4−イルオキシ)−2−メトキシ−フェニルアミンおよび3−(4−フルオロ−フェニル)−1−イソプロピル−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸を使用して、実施例1についての手順を用いて合成した。LCMS m/z=601(M+1);H NMR(CDCl)δ:11.0(s,1H),8.68(s,1H),8.54(d,1H J=9Hz),8.5(d,1H,J=6Hz),7.55(s,1H),7.42(s,1H),7.25−7.23(m,3H),6.81(dd,1H,J=3.9Hz),6.74(d,1H,J=3Hz),6.52(d,1H,J=6Hz),4.96(p,1H,J=7Hz),4.05(d,6H),3.83(s,3H),1.47(d,6H,J=6Hz)。
【実施例146】
【0679】
【化185】
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【0680】
工程a.カリウムtert−ブトキシド(0.13g、1.12mmol)を室温で乾燥N−メチルピロリジノン中の4−アミノ−2−フルオロフェノール(5mL、50mmol)に添加し、窒素雰囲気下で30分間撹拌した。その後、固体4−ブロモ−6,7−ジメトキシキノリン(0.30g、1.1mmol)を添加し、その反応物を100℃で30時間撹拌した。混合物を濃縮し、EtOAc(≒75mL)に溶解し、1N NaCO、水およびNaCl溶液で1回洗浄し、その後、MgSOで乾燥させた。その生成物をシリカゲル(5%MeOH/DCM)でのクロマトグラフィーに付して、4−(6,7−ジメトキシキノリン−4−イルオキシ)−2,3−ジフルオロ−フェニルアミン 0.066g(18%)を得た。LCMS m/z=333(M+1)。H NMR(CDCl)δ:8.5(d,1H,J=8Hz),7.58(s,1H),7.44(s,1H),6.89−6.83(m,1H),6.64−6.58(m,1H),6.42(d,1H,J=5Hz),4.05(d,6H,J=5Hz)。
【0681】
工程b.1−メチル−3−(4−フルオロフェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシ−キノリン−4−イルオキシ)−2,3−ジフルオロ−フェニル]−アミド。この化合物は、4−(6,7−ジメトキシキノリン−4−イルオキシ)−2,3−ジフルオロ−フェニルアミンおよび3−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸を使用して、実施例1についての手順を用いて合成した。融点=226〜267℃;LCMS m/z=579(M+1);H NMR(CDCl)δ:11.07(s,1H),8.62(s,1H),8.51(d,1H,J=6Hz),8.25(m,1H),7.55(s,1H),7.43(s,1H),7.25−7.23(m,4H),7.05(m,1H),6.46(d,1H,J=5Hz),4.05(d,6H),3.65(s,3H)。
【実施例147】
【0682】
【化186】
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【0683】
1−エチル−3−(4−フルオロ−フェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシ−キノリン−4−イルオキシ)−2,3−ジフルオロ−フェニル]−アミド。この化合物は、4−(6,7−ジメトキシキノリン−4−イルオキシ)−2,3−ジフルオロ−フェニルアミンおよび1−エチル−3−(4−フルオロフェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸を使用して、実施例1についての手順を用いて合成した。融点=270〜272℃;LCMS m/z=593(M+1);H NMR(CDCl)δ:11.08(s,1H),8.63(s,1H),5.51(d,1H,J=6Hz),8.28−8.22(m,1H),7.55(s,1H),7.43(s,1H),7.25−7.23(m,4H),7.09−7.03(m,1H),6.46(d,1H,J=5Hz),4.05(d,6H),4.04−3.99(m,2H),1.47(t,3H,J=8Hz)。
【実施例148】
【0684】
【化187】
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【0685】
工程a.4−(6,7−ジメトキシ−キノリン−4−イルオキシ)−3−メチルフェニルアミンを、実施例143工程a/bについての手順を用いて合成した。LCMS m/z=311(M+1)。
【0686】
工程b.1−エチル−3−(4−フルオロ−フェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシ−キノリン−4−イルオキシ)−3−メチル−フェニル]−アミド。この化合物は、4−(6,7−ジメトキシキノリン−4−イルオキシ)−3−メチルフェニルアミンおよび1−エチル−3−(4−フルオロフェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸を使用して、実施例1についての手順を用いて合成した。融点=265〜267℃;LCMS m/z=571(M+1);H NMR(DMSO−d6)δ:10.93(s,1H),8.85(s,1H),8.44(d,1H,J=5Hz),7.73(dd,1H,J=2,8Hz),7.66(d,1H,J=3Hz),7.55(s,1H),7.46−7.33(m,5H),7.18(d,1H,J=8Hz),6.31(d,1H,J=5Hz),4.02(q,2H,J=8Hz),3.32(s,6H),2.09(s,3H),1.30(t,3H,J=8Hz)。
【実施例149】
【0687】
【化188】
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【0688】
3−(4−フルオロ−フェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシ−キノリン−4−イルオキシ)−3−メチル−フェニル]−アミド。この化合物は、4−(6,7−ジメトキシ−キノリン−4−イルオキシ)−3−メチルフェニルアミンおよび3−(4−フルオロフェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸を使用して、実施例1についての手順を用いて合成した。融点=240〜242℃;LCMS m/z=543(M+1);H NMR(CDCl)δ:10.74(s,1H),8.61(s,1H),8.45(d,1H,J=5Hz),7.63−7.61(m,1H),7.60(s,1H),7.58−7.53(m,1H),7.44(s,1H),7.29−7.26(m,3H),7.08(d,1H,J=10Hz),6.30(d,1H,J=5Hz),5.30(s,1H),4.05(d,6H,J=5Hz),2.05(s,3H)。
【実施例150】
【0689】
【化189】
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【0690】
3−(4−フルオロ−フェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシ−キノリン−4−イルオキシ)−3−メトキシ−フェニル]−アミド。この化合物は、4−(6,7−ジメトキシ−キノリン−4−イルオキシ)−3−メトキシ−フェニルアミン(LCMS m/z=327(M+1))および3−(4−フルオロフェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸を使用して、実施例1についての手順を用いて合成した。LCMS m/z=559(M+1);H NMR(CDCl)δ:10.94(s,1H),8.69(s,1H),8.45(d,1H,J=6Hz),8.2(d,1H,J=5Hz),7.61(s,1H),7.42(s,1H),7.32−7.26(m,3H),7.2(s,1H),6.57(d,1H,J=7Hz),6.33(d,1H,J=7Hz),5.30(s,1H),4.05(s,6H),3.76(s,3H)。
【実施例151】
【0691】
【化190】
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【0692】
1−エチル−3−(4−フルオロ−フェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシ−キノリン−4−イルオキシ)−3−メトキシ−フェニル]−アミド。この化合物は、4−(6,7−ジメトキシ−キノリン−4−イルオキシ)−3−メトキシ−フェニルアミンおよび1−エチル−3−(4−フルオロフェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸を使用して、実施例1についての手順を用いて合成した。融点=245〜247℃;LCMS m/z=587(M+1);H NMR(DMSO−d6)δ:10.98(s,1H),8.89(s,1H),8.46(d,1H,J=6Hz),7.56(d,1H,J=2Hz),7.53(s,1H),7.49(dd,1H,J=3,9Hz),7.45−7.41(m,2H),7.39−7.34(m,3H),7.25(d,1H,J=9Hz),6.36(d,1H,J=6Hz),4.01(q,2H,J=8Hz),3.95(d,6H),3.71(s,3H),1.3(t,3H,J=8Hz)。
【実施例152】
【0693】
【化191】
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【0694】
3−クロロ−4−(6,7−ジメトキシ−キノリン−4−イルオキシ)−フェニルアミンを、実施例146工程aについての手順を用いて合成した、LCMS=331(M+1)。
【0695】
1−エチル−3−(4−フルオロ−フェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸[3−クロロ−4−(6,7−ジメトキシ−キノリン−4−イルオキシ)−3−メトキシ−フェニル]−アミド。この化合物は、3−クロロ−4−(6,7−ジメトキシ−キノリン−4−イルオキシ)フェニルアミンおよび1−エチル−3−(4−フルオロフェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸を使用して、実施例1についての手順を用いて合成した。融点=257〜259℃;LCMS m/z=591(M+1);H NMR(DMSO−d6)δ:11.0(s,1H),8.88(s,1H),8.47(d,1H,J=6Hz),8.18(d,1H,J=3Hz),7.71(dd,1H,J=3,9Hz),7.52(s,1H),7.45−7.33(m,6H),6.37(d,1H,J=6Hz),4.0(q,2H,J=7Hz),3.95(d,6H),1.30(t,3H,J=7Hz)。
【実施例153】
【0696】
【化192】
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【0697】
[5−(6,7−ジメトキシ−キノリン−4−イルオキシ)−2−メチル−フェニル]−ジメチル−アミンを、実施例143工程aについての手順を用いて合成した。LCMS m/z=340(M+1)。H NMR(CDCl)δ:8.48(d,1H,J=9Hz),7.89(s,1H),7.63(s,1H),6.83(d,1H,J=3Hz),6.80(d,1H,J=8Hz),6.74(dd,1H,J=3,8.6Hz),6.66(d,1H,J=5Hz),4.10(d,6H),2.69(s,6H)。
【0698】
1−エチル−3−(4−フルオロ−フェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシ−キノリン−4−イルオキシ)−2−ジメチルアミノ−フェニル]−アミド。この化合物は、[5−(6,7−ジメトキシキノリン−4−イルオキシ)−2−メチルフェニル]ジメチルアミンおよび1−エチル−3−(4−フルオロフェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸を使用して、実施例1についての手順を用いて合成した。融点=144〜145℃;LCMS m/z=600(M+1);H NMR(DMSO−d6)δ:11.18(s,1H),8.87(s,1H),8.51(d,1H,J=9Hz),8.47(d,1H,J=5Hz),7.51(s,1H),7.45−7.33(m,5H),7.10(d,1H,J=3Hz),6.98(dd,1H,J=3,9Hz),6.49(d,1H,J=5Hz),4.01(q,2H,J=7Hz),3.94(d,6H),2.58(s,6H),1.29(t,3H,J=7Hz)。
【実施例154】
【0699】
【化193】
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【0700】
3−(4−フルオロ−フェニル)−1−イソプロピル−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシ−キノリン−4−イルオキシ)−2−ジメチルアミノ−フェニル]−アミド。この化合物は、[5−(6,7−ジメトキシキノリン−4−イルオキシ)−2−メチルフェニル]ジメチルアミンおよび3−(4−フルオロフェニル)−1−イソプロピル−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸を使用して、実施例1についての手順を用いて合成した。融点=231〜233℃;LCMS m/z=614(M+1);H NMR(DMSO−d6)δ:11.19(s,1H),8.67(s,1H),8.52−8.46(m,2H),7.50(s,1H),7.45−7.33(m,5H),7.11(d,1H,J=3Hz),6.97(dd,1H,J=3,9Hz),6.50(d,1H,J=5Hz),4.78(p,1H,J=6Hz),3.94(d,6H),2.58(s,6H),1.42(d,6H,J=6Hz)。
【実施例155】
【0701】
【化194】
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【0702】
4−(6,7−ジメトキシ−キノリン−4−イルオキシ)−3−イソプロピル−フェニルアミンを、実施例143工程aについての手順を用いて合成した。LCMS m/z=338(M+1);H NMR(CDCl3)δ:8.45(d,1H,J=7Hz),7.63(s,1H),7.27(s,1H),6.88(d,1H,J=8.5Hz),6.73−6.71(m,1H),6.63−6.58(m,1H),6.44(d,1H,J=6Hz),4.07(s,6H),2.98−2.90(m,1H0,1.16(d,6H,J=6Hz)。
【0703】
1−エチル−3−(4−フルオロ−フェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシ−キノリン−4−イルオキシ)−3−イソプロピル−フェニル]−アミド。この化合物は、4−(6,7−ジメトキシ−キノリン−4−イルオキシ)−3−イソプロピル−フェニルアミンおよび1−エチル−3−(4−フルオロフェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸を使用して、実施例1についての手順を用いて合成した。融点=173〜175℃;LCMS m/z=599(M+1);H NMR(DMSO−d6)δ:10.93(s,1H),8.80(s,1H),8.45(d,1H,J=6Hz),7.76(dd,1H,J=2,8Hz),7.68(d,1H,J=2Hz),7.55(s,1H),7.46−7.33(m,5H),7.16(d,1H,J=8Hz),6.36(d,1H,J=5Hz),4.01(q,2H,J=8Hz),3.94(d,6H),2.99(m,1H),1.3(t,3H,J=7Hz),1.14(d,6H,J=7Hz)。
【実施例156】
【0704】
【化195】
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【0705】
3−(4−フルオロ−フェニル)−1−イソプロピル−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシ−キノリン−4−イルオキシ)−3−イソプロピル−フェニル]−アミド。この化合物は、4−(6,7−ジメトキシ−キノリン−4−イルオキシ)−3−イソプロピル−フェニルアミンおよび3−(4−フルオロフェニル)−1−イソプロピル−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸を使用して、実施例1についての手順を用いて合成した。融点=165〜167℃;LCMS m/z=613(M+1);H NMR(CDCl)δ:10.86(s,1H),8.72(s,1H),8.46(d,1H,J=5.5Hz),7.66(dd,1H,J=2.5,8Hz),7.63(d,1H,J=2Hz),7.60(s,1H),7.44(s,1H),7.27−7.25(m,3H),7.05(d,1H,J=9Hz),6.37(d,1H,J=5.5Hz),4.98(p,1H,J=8Hz),4.06(s,6H),3.09(p,1H,J=8Hz),1.5(d,6H,J=7Hz),1.18(d,6H,J=7Hz)。
【実施例157】
【0706】
【化196】
[この文献は図面を表示できません]
【0707】
4−(6,7−ジメトキシ−キノリン−4−イルオキシ)−2,3−ジメチル−フェニルアミンを、実施例143工程aについての手順を用いて合成した。LCMS m/z=325(M+1).;H NMR(CDCl)δ:8.42(d,1H,J=7Hz),7.64(s,1H),7.42(s,1H),6.83(d,1H,J=8Hz),6.65(d,1H,J=8Hz),6.26(d,1H,J=8Hz),4.06(d,6H,J=4.5Hz),2.15(s,3H),2.06(s,3H)。
【0708】
1−エチル−3−(4−フルオロ−フェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシ−キノリン−4−イルオキシ)−2,3−ジメチル−フェニル]−アミド。この化合物は、4−(6,7−ジメトキシ−キノリン−4−イルオキシ)−2,3−ジメチル−フェニルアミンおよび1−エチル−3−(4−フルオロフェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸を使用して、実施例1についての手順を用いて合成した。融点=283〜285℃;LCMS m/z=585(M+1);H NMR(DMSO−d6)δ:10.81(s,1H),8.88(s,1H),8.43(d,1H,J=5.5Hz),8.07(d,1H,J=8.5Hz),7.56(s,1H),7.46−7.42(m,2H),7.40(s,1H),7.39−7.33(m,2H),7.10(d,1H,J=9Hz),6.26(d,1H,J=6Hz),4.02(q,2H,J=7Hz),3.95(s,6H),2.21(s,3H),2.07(s,3H),1.3(t,3H,J=7Hz)。
【実施例158】
【0709】
【化197】
[この文献は図面を表示できません]
【0710】
3−(4−フルオロ−フェニル)−1−イソプロピル−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシ−キノリン−4−イルオキシ)−2,3−ジメチル−フェニル]−アミド。この化合物は、4−(6,7−ジメトキシ−キノリン−4−イルオキシ)−2,3−ジメチル−フェニルアミンおよび3−(4−フルオロフェニル)−1−イソプロピル−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸を使用して、実施例1についての手順を用いて合成した。融点=238〜240℃;LCMS m/z=599(M+1);H NMR(DMSO−d6)δ:10.82(s,1H),8.68(s,1H),8.43(d,1H,J=5.5Hz),8.06(d,1H,J=9Hz),7.56(s,1H),7.47−7.42(m,2H),7.39−7.34(m,2H),7.09(d,1H,J=9Hz),6.27(d,1H,J=5.5Hz),4.78(p,1H,J=8Hz),3.95(s,6H),2.21(s,3H),2.07(s,3H),1.43(d,6H,J=6Hz)。
【実施例159】
【0711】
【化198】
[この文献は図面を表示できません]
【0712】
3−(1,1−ジフルオロ−エチル)−4−(6,7−ジメトキシ−キノリン−4−イルオキシ)−フェニルアミンを、実施例143工程aについての手順を用いて合成した。LCMS m/z=365(M+1)。H NMR(CDCl)δ:8.48(d,1H,J=6Hz),7.56(s,1H),7.42(s,1H),7.06−7.01(m,2H)6.90−6.86(m,1H),6.41(d,1H,J=6Hz),4.05(s,6H)。
【0713】
1−エチル−3−(4−フルオロ−フェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシ−キノリン−4−イルオキシ)−3−トリフルオロメチル−フェニル]−アミド。この化合物は、3−(1,1−ジフルオロエチル)−4−(6,7−ジメトキシ−キノリン−4−イルオキシ)−フェニルアミンおよび1−エチル−3−(4−フルオロフェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸を使用して、実施例1についての手順を用いて合成した。融点=260〜262℃;LCMS m/z=625(M+1);H NMR(DMSO−d6)δ:11.08(s,1H),8.89(s,1H),8.51(d,1H,J=5Hz),8.37(d,1H,J=2.5Hz),7.45−7.41(m,5H),7.36(t,2H,J=8.5Hz),6.58(d,1H,J=6Hz),4.02(q,2H,J=7.5Hz),3.90(d,6H),1.30(t,3H,J=8Hz)。
【実施例160】
【0714】
【化199】
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【0715】
3−(4−フルオロ−フェニル)−1−イソプロピル−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシ−キノリン−4−イルオキシ)−3−トリフルオロメチル−フェニル]−アミド。この化合物は、3−(1,1−ジフルオロエチル)−4−(6,7−ジメトキシ−キノリン−4−イルオキシ)−フェニルアミンおよび3−(4−フルオロフェニル)−1−イソプロピル−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸を使用して、実施例1についての手順を用いて合成した。融点=228〜230℃;LCMS m/z=639(M+1);H NMR(DMSO−d6)δ:11.08(s,1H),8.89(s,1H),8.51(d,1H,J=5Hz),8.37(d,1H,J=2.5Hz),7.45−7.41(m,5H),7.36(t,2H,J=8.5Hz),6.58(d,1H,J=6Hz),4.02(q,2H,J=7.5Hz),3.90(d,6H),1.30(t,6H,J=8Hz)。
【実施例161】
【0716】
【化200】
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【0717】
4−(6,7−ジメトキシ−キノリン−4−イルオキシ)−3,5−ジメチル−フェニルアミンを、実施例143工程aについての手順を用いて合成した。LCMS m/z=325(M+1)。H NMR(CDCl)δ:8.43(d,1H,J=8Hz),7.65(s,1H),7.48(s,1H),6.48(s,2H),6.26(d,1H,J=6Hz),4.07(s,6H),2.03(s,6H)。
【0718】
1−エチル−3−(4−フルオロ−フェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシ−キノリン−4−イルオキシ)−3,5−ジメチル−フェニル]−アミド。この化合物は、4−(6,7−ジメトキシ−キノリン−4−イルオキシ)−3,5−ジメチル−フェニルアミンおよび1−エチル−3−(4−フルオロフェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸を使用して、実施例1についての手順を用いて合成した。融点=240〜242℃;LCMS m/z=585(M+1);H NMR(DMSO−d6)δ:10.90(s,1H),8.84(s,1H),8.41(d,1H,J=5Hz),7.61(s,1H),7.55(s,1H),7.45−7.33(m,6H),6.19(d,1H,J=6Hz),4.01(q,2H,J=8Hz),3.95(d,6H,J=5Hz),2.07(s,6H),1.30(t,3H,J=7Hz)。
【実施例162】
【0719】
【化201】
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【0720】
3−(4−フルオロ−フェニル)−1−イソプロピル−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシ−キノリン−4−イルオキシ)−3,5−ジメチル−フェニル]−アミド。この化合物は、4−(6,7−ジメトキシ−キノリン−4−イルオキシ)−3,5−ジメチル−フェニルアミンおよび3−(4−フルオロフェニル)−1−イソプロピル−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸を使用して、実施例1についての手順を用いて合成した。融点=180〜182℃;LCMS m/z=599(M+1);H NMR(DMSO−d6)δ:10.89(s,1H),8.65(s,1H),8.41(d,1H,J=5Hz),7.60(s,1H),7.58(s,2H),7.45−7.33(m,5H),6.19(d,1H,J=7Hz),4.18(p,1H,J=7Hz),3.95(d,6H,J=6Hz),2.05(s,6H),1.45(d,6H,J=7Hz)。
【実施例163】
【0721】
【化202】
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【0722】
4−(6,7−ジメトキシ−キノリン−4−イルオキシ)−3−メチル−フェニルアミンを、実施例143工程aについての手順を用いて合成した。LCMS m/z=311(M+1)。
【0723】
3−(4−フルオロ−フェニル)−1−イソプロピル−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシ−キノリン−4−イルオキシ)−3−メチル−フェニル]−アミド。この化合物は、4−(6,7−ジメトキシ−キノリン−4−イルオキシ)−3−メチル−フェニルアミンおよび3−(4−フルオロフェニル)−1−イソプロピル−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸を使用して、実施例1についての手順を用いて合成した。融点=238〜240℃;LCMS m/z=585(M+1);H NMR(DMSO−d6)δ:10.92(s,1H),8.65(s,1H),8.44(d,1H,J=6Hz),7.73−7.67(m,2H),7.55(s,1H),7.45−7.41(m,2H),7.39−7.34(m,3H),7.17(d,1H,J=8Hz),6.31(d,1H,J=4.5Hz),4.78(p,1H,J=6Hz),3.95(s,6H),2.09(s,3H),1.43(d,6H,J=7Hz)。
【実施例164】
【0724】
【化203】
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【0725】
2−エチル−4−(4−フルオロ−フェニル)−3,5−ジオキソ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,2,4−トリアジン−6−カルボン酸[5−(6,7−ジメトキシ−キノリン−4−イルオキシ)−ピリジン−2−イル]−アミド。この化合物は、5−(6,7−ジメトキシキノリン−4−イルオキシ)−ピリジン−2−イルアミンおよび2−エチル−4−(4−フルオロフェニル)−3,5−ジオキソ−2,3,4,5−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアジン−6−カルボン酸を使用して実施例1についての手順を用いて合成した。融点=200〜202℃;LCMS m/z=585(M+1);H NMR(CDCl)δ:11.13(s,1H),8.52(d,1H,J=5Hz),8.48(d,1H,J=8.5Hz),8.27(d,1H,J=2.6Hz),7.60(dd,1H,J=2,9Hz),7.52(s,1H),7.43(s,1H),7.28−7.26(m,3H),6.47(d,1H,J=4.3Hz),4.33(q,2H,J=8.5Hz),4.05(d,6H),1.51(t,3H,J=8Hz)。
【実施例165】
【0726】
【化204】
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【0727】
2−エチル−4−(4−フルオロ−フェニル)−3,5−ジオキソ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,2,4−トリアジン−6−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシ−キノリン−4−イルオキシ)−3−イソプロピル−フェニル]−アミド。この化合物は、4−(6,7−ジメトキシ−キノリン−4−イルオキシ)−3−イソプロピル−フェニルアミンおよび2−エチル−4−(4−フルオロフェニル)−3,5−ジオキソ−2,3,4,5−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアジン−6−カルボン酸を使用して実施例1についての手順を用いて合成した。融点=155〜156℃;LCMS m/z=600(M+1);H NMR(CDCl)δ:10.78(s,1H),8.47(d,1H,J=5.5Hz).7.72(s,1H),7.66(d,1H,J=8Hz),7.59(s,1H),7.43(s,1H),7.31−7.24(m,3H),7.07(d,1H,J=9Hz),6.35(d,1H,J=6Hz),4.34(q,2H,J=7.3Hz),4.05(s,6H),3.11(m,1H),1.58(t,3H,J=6Hz),1.19(d,6H,J=7Hz)。
【実施例166】
【0728】
【化205】
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【0729】
4−(4−フルオロ−フェニル)−2−イソプロピル−3,5−ジオキソ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,2,4−トリアジン−6−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシ−キノリン−4−イルオキシ)−2−メトキシ−フェニル]−アミド。この化合物は、4−(6,7−ジメトキシキノリン−4−イルオキシ)−2−メトキシ−フェニルアミンおよび4−(4−フルオロフェニル)−2−イソプロピル−3,5−ジオキソ−2,3,4,5−テトラヒドロ[1,2,4]トリアジン−6−カルボン酸を使用して実施例1についての手順を用いて合成した。融点=216〜218℃;LCMS m/z=602(M+1);H NMR(CDCl)δ:11.02(s,1H),8.66(d,1H,J=8.5Hz),8.50(d,1H,J=5Hz),7.54(s,1H),7.43(s,1H),7.30−7.27(m,3H),6.83(dd,1H,J=3.5,10Hz),6.75(d,1H,J=2.5Hz),6.53(d,1H,J=5Hz),5.09(m,1H),4.05(s,6H),3.86(s,3H),1.53(d,6H,J=6.5Hz)
【実施例167】
【0730】
【化206】
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【0731】
1−エチル−3−(4−フルオロ−フェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸[4−(5,6−ジメトキシ−キノリン−4−イルオキシ)−フェニル]−アミド。この化合物は、4−(5,6−ジメトキシ−キノリン−4−イルオキシ)−フェニルアミンおよび1−エチル−3−(4−フルオロフェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸を使用して、実施例1についての手順を用いて合成した。融点>250℃;LCMS m/z=557(M+1);1H NMR(DMSO)δ:10.92(s,1H),8.86(s,1H),8.48(m,1H),7.79(m,2H),7.49(s,1H),7.35−7.42(m,5H),7.24−7.27(m,2H),6.49(m,1H),4.00(m,2H),3.94(s,3H),3.92(s,3H),1.29(m,3H)。
【実施例168】
【0732】
【化207】
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【0733】
1−エチル−3−(4−フルオロ−フェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸[4−(6,8−ジメトキシ−キノリン−4−イルオキシ)−フェニル]−アミド。この化合物は、4−(6,8−ジメトキシ−キノリン−4−イルオキシ)−フェニルアミンおよび1−エチル−3−(4−フルオロフェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸を使用して、実施例1についての手順を用いて合成した。融点=127〜9℃;LCMS m/z=557(M+1);1H NMR(DMSO)δ:10.93(s,1H),8.87(s,1H),8.45(d,1H,J=5Hz),7.79(d,2H,J=8.8Hz),7.41−7.45(m,2H),7.33−7.37(m,2H),7.24−(d,2H,J=8.8Hz),7.10(d,1H,J=2.3Hz),6.86(d,1H,J=2.3Hz),6.61(d,1H,J=5Hz),4.01(q,2H,J=7Hz),3.94(s,3H),3.89(s,3H),1.29(t,3H,J=7Hz)。
【実施例169】
【0734】
【化208】
[この文献は図面を表示できません]
【0735】
2−エチル−4−(4−フルオロ−フェニル)−3,5−ジオキソ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,2,4−トリアジン−6−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシ−キノリン−4−イルオキシ)−3−トリフルオロメチル−フェニル]−アミド。この化合物は、4−(6,7−ジメトキシ−キノリン−4−イルオキシ)−3−トリフルオロメチル−フェニルアミンおよび2−エチル−4−(4−フルオロ−フェニル)−3,5−ジオキソ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,2,4−トリアジン−6−カルボン酸を使用して、実施例1についての手順を用いて合成した。融点=148〜50℃;LCMS m/z=626(M+1);H NMR(DMSO):10.95(s,1H),8.52(d,1H),8.32(s,1H),8.04(m,1H),7.35−7.49(m,8H),6.60(m,1H),4.08(q,2H,J=7Hz),3.97(s,3H),3.89(s,3H),1.35(t,3H,J=7Hz)。
【実施例170】
【0736】
【化209】
[この文献は図面を表示できません]
【0737】
2−エチル−4−(4−フルオロ−フェニル)−3,5−ジオキソ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,2,4−トリアジン−6−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシ−キノリン−4−イルオキシ)−2−メトキシ−フェニル]−アミド。この化合物は、4−(6,7−ジメトキシ−キノリン−4−イルオキシ)−2−メトキシ−フェニルアミンおよび2−エチル−4−(4−フルオロ−フェニル)−3,5−ジオキソ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,2,4−トリアジン−6−カルボン酸を使用して、実施例1についての手順を用いて合成した。融点=264〜6℃;LCMS m/z=588(M+1););H NMR(DMSO):11.00(s,1H),8.47−8.52(m,2H),7.51(s,1H),7.38−7.46(m,5H),7.10(m,1H),6.88(m,1H),6.53(d,1H,J=5Hz),4.10(q,2H,J=7Hz),3.94(s,3H),3.93(s,3H),3.84(s,3H),1.35(t,3H,J=7Hz)。
【実施例171】
【0738】
【化210】
[この文献は図面を表示できません]
【0739】
2−エチル−4−(4−フルオロ−フェニル)−3,5−ジオキソ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,2,4−トリアジン−6−カルボン酸[3−フルオロ−4−(7−メトキシ−キノリン−4−イルオキシ)−フェニル]−アミド。この化合物は、3−フルオロ−4−(7−メトキシ−キノリン−4−イルオキシ)−フェニルアミンおよび2−エチル−4−(4−フルオロ−フェニル)−3,5−ジオキソ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,2,4−トリアジン−6−カルボン酸を使用して合成した。LCMS m/z=546(M+1););H NMR(DMSO):11.00(s,1H),8.88(m,1H),8.01−8.05(m,1H),7.58−7.67(m,2H),7.52−7.55(m,2H),7.36−7.45(m,4H),6.88(m,1H),4.08(q,2H,J=7Hz),4.01(s,3H),1.35(t,3H,J=7Hz)。
【0740】
VI.生物学
AXLキナーゼアッセイ
組換えヒトバキュロウイルス発現AXLのキナーゼ活性を阻害する化合物の能力を、白色384ウェルOptiplateにおいてCisbioのKinEASE(商標)アッセイシステムを使用して均一系TRF(HTRF)により測定した。アッセイ緩衝液は、1mM DTT、2mM MnCl、2%DMSO、50nM補足酵素緩衝液、および1x酵素緩衝液を含有した。アッセイ緩衝液中で作った2x濃度のチロシンキナーゼ(tyrosine kinase:TK)基質−ビオチン/ATP混合物を、Multidrop Combi(Thermo Fisher Scientific、マサチューセッツ州Waltham)を使用して10μL/ウェルでプレートに添加した。最終濃度は、0.3μM TK基質−ビオチン、および1.3μM ATPであった。Biomek FX(Beckman Coulter,Inc.、カリフォルニア州Brea)を用いて100%DMSOで希釈した化合物(100nL)を、Biomek FXピンツールを使用してアッセイプレートに移した(アッセイ中の最終DMSO 2.5%)。2x濃度(最終=12ng/mL)のGST−AXL(アッセイ緩衝液で希釈したもの)を、Multidrop Combiを使用して10uL/ウェルでプレートに添加した。プレートを密封し、短時間振盪し、25℃で30分間インキュベートした。ストレプトアビジン−XL665の4xストック(最終=18.8nM)、およびTK抗体−クリプテートの1:100希釈ストックをHTRF検出緩衝液で作り、Multidrop Combiで20μL/ウェルを添加する直前に混ぜ合わせた。プレートを密封し、短時間振盪し、25℃で1時間インキュベートした。得られた溶液の蛍光を、PerkinElmer EnVision(商標)2102マルチラベル・プレート・リーダー(PerkinElmer、マサチューセッツ州Waltham)を使用して337nmの励起波長(レーザー)ならびに590および665nmの放射波長で測定した。生データを665/590x10,000の比として表示した。
【0741】
c−METキナーゼアッセイ
cMETキナーゼアッセイは、アッセイ体積を半減したことを除き、AXLについて上で説明したHTRF KinEASE(商標)アッセイを用いて、384ウェルFluotrac(商標)200 HiBaseマイクロプレートにおいて行った。酵素濃度は、8ng/mLの組換えヒトバキュロウイルス発現cMETであり、一方、基質濃度は、ビオチン化ペプチドおよびATPについてそれぞれ0.1μMおよび0.02μMであった。試薬の添加には、Multidrop CombiではなくBioRAPTR(登録商標)FRDマイクロ流体ワークステーション(Beckman Coulter、カリフォルニア州Brea)を使用した。
【0742】
データ解析
対照活性パーセントを化合物の濃度のlog10に対してプロットすることにより、化合物の阻害曲線を生成した。GraphPad Prismにおいて次のようなシグモイド用量−応答(可変勾配)方程式を用いて線形回帰によりIC50値を計算した:
y=ボトム+(トップ−ボトム)/(1+10(log IC50−x)*Hill勾配)
(式中、yは、所与の化合物濃度でのキナーゼ活性%であり、xは、化合物の濃度の対数であり、ボトムは、試験した最高化合物濃度での対照キナーゼ活性に対する%であり、およびトップは、調査した最低化合物濃度での対照キナーゼ活性に対する%である)。ボトムおよびトップの値をそれぞれ0および100に固定した。
【0743】
結果
実施例化合物についての生物学的データを下記表1に提示する。表1中に別段の指定がない限り、A、BまたはCとして指定するIC50ナノモル値範囲は、次の範囲を示す:
IC50 <10nM A;
IC50 10nMから100nM B;および
IC50 101nMから1,000nM C;。
【0744】
「NT」は、試験していないことを示す。
【0745】
別段の指定がない限り、すべての値は、2若しくはそれ以上の判定の平均値である。
【0746】
【表1-1】
[この文献は図面を表示できません]
【0747】
【表1-2】
[この文献は図面を表示できません]
【0748】
【表1-3】
[この文献は図面を表示できません]
【0749】
【表1-4】
[この文献は図面を表示できません]
【0750】
【表1-5】
[この文献は図面を表示できません]
【0751】
【表1-6】
[この文献は図面を表示できません]
【0752】
1つの実施形態において、本発明は、1μM未満のAXL IC50を有する式Iの化合物またはその塩を提供する。1つの実施形態において、本発明は、100nM未満のAXL IC50を有する式Iの化合物またはその塩を提供する。1つの実施形態において、本発明は、10nM未満のAXL IC50を有する式Iの化合物またはその塩を提供する。1つの実施形態において、本発明は、1μM未満のAXL IC50を有する式Iの例示化合物またはその塩を提供する。1つの実施形態において、本発明は、100nM未満のAXL IC50を有する式Iの例示化合物またはその塩を提供する。1つの実施形態において、本発明は、10nM未満のAXL IC50を有する式Iの例示化合物またはその塩を提供する。
【0753】
1つの実施形態において、本発明は、1μM未満のc−Met IC50を有する式Iの化合物またはその塩を提供する。1つの実施形態において、本発明は、100nM未満のc−Met IC50を有する式Iの化合物またはその塩を提供する。1つの実施形態において、本発明は、10nM未満のc−Met IC50を有する式Iの化合物またはその塩を提供する。1つの実施形態において、本発明は、1μM未満のc−Met IC50を有する式Iの例示化合物またはその塩を提供する。1つの実施形態において、本発明は、100nM未満のc−Met IC50を有する式Iの例示化合物またはその塩を提供する。1つの実施形態において、本発明は、10nM未満のc−Met IC50を有する式Iの例示化合物またはその塩を提供する。
【0754】
1つの実施形態において、本発明は、1μM未満のAXLおよびc−Met IC50を有する式Iの化合物またはその塩を提供する。1つの実施形態において、本発明は、100nM未満のAXLおよびc−Met IC50を有する式Iの化合物またはその塩を提供する。1つの実施形態において、本発明は、10nM未満のAXLおよびc−Met IC50を有する式Iの化合物またはその塩を提供する。1つの実施形態において、本発明は、1μM未満のAXLおよびc−Met IC50を有する式Iの例示化合物またはその塩を提供する。1つの実施形態において、本発明は、100nM未満のAXLおよびc−Met IC50を有する式Iの例示化合物またはその塩を提供する。1つの実施形態において、本発明は、10nM未満のAXLおよびc−Met IC50を有する式Iの例示化合物またはその塩を提供する。
【0755】
本発明の追加の好ましい実施形態としては、以下のものが挙げられる:
【0756】
(好ましい実施形態1)
下記式の化合物:
【化211】
[この文献は図面を表示できません]
(式中、
は、H、アルキル、ハロ、シアノ、ヒドロキシル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ(ここでのジアルキルアミノのアルキル基は、同じであってもよく、若しくは異なってもよい)、カルバモイル、N−アルキルカルバモイル、N,N−ジアルキルカルバモイル(ここでのジアルキルカルバモイルのアルキル基は、同じであってもよく、若しくは異なってもよい)、トリハロメチルであり、またはRは、OAであり;
は、H、アルキル、ハロ、シアノ、ヒドロキシル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ(ここでのジアルキルアミノのアルキル基は、同じであってもよく、若しくは異なってもよい)、カルバモイル、N−アルキルカルバモイル、N,N−ジアルキルカルバモイル(ここでのジアルキルカルバモイルのアルキル基は、同じであってもよく、異なってもよい)、トリハロメチルであり、またはRは、OBであり;
は、H、アルキル、ハロ、シアノ、ヒドロキシル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ(ここでのジアルキルアミノのアルキル基は、同じであってもよく、若しくは異なってもよい)、カルバモイル、N−アルキルカルバモイル、N,N−ジアルキルカルバモイル(ここでのジアルキルカルバモイルのアルキル基は、同じであってもよく、若しくは異なってもよい)、トリハロメチルであり、またはRは、OJであり;
は、H、アルキル、ハロ、シアノ、ヒドロキシル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ(ここでのジアルキルアミノのアルキル基は、同じであってもよく、若しくは異なってもよい)、カルバモイル、N−アルキルカルバモイル、N,N−ジアルキルカルバモイル(ここでのジアルキルカルバモイルのアルキル基は、同じであってもよく、若しくは異なってもよい)、トリハロメチルであり、またはRは、OLであり;
ここでのA、B、JおよびLは、独立して、H、アルキル、アルコキシアルキル、シクロアルキル、シクロアルコキシアルキル、ヘテロシクリルアルキル、ヘテロシクリルアルコキシアルキル、アリールアルキル若しくはアリールアルコキシアルキルであり、またはAおよびBは、それらが結合している酸素原子と一緒に、
【化212】
[この文献は図面を表示できません]
若しくは
【化213】
[この文献は図面を表示できません]
を形成し;
Dは、O、S、SO、SO、C=O、C(H)OH、CH、NHまたはN−アルキルであり;
Eは、H、アルキル、置換アルキル、アルケニル、置換アルケニル、アルキニル、置換アルキニル、シクロアルキル、アリール、置換アリール、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロシクリルまたはヘテロアリールアルキルであり、ここでのヘテロアリールアルキルのヘテロアリール基は、置換されていてもよく、または非置換であってもよく;
Gは、H、アリール、置換アリール、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロシクリル、アルキルまたはシクロアルキル、シクロアルキルアルキル、アルケニルまたはアルキニルであり、ここでのアルキル、アルケニルまたはシクロアルキルは、アルカノイル、シクロアルキル、アルケニル、アルキニル、ハロ、ヒドロキシル、アルコキシ、アルコキシカルボニル、ヘテロシクリル、アリール、置換アリール、アリールオキシ、アリールアルコキシ、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ(ここでのジアルキルアミノのアルキル基は、同じであってもよく、または異なってもよい)、ヘテロアリール、カルボキシル、オキソ、カルバモイル、アルキルカルバモイル、ジアルキルカルバモイル(ここでのジアルキルカルバモイルのアルキル基は、同じであってもよく、または異なってもよい)、およびヘテロシシクリルカルボニル(heterocycyclylcarbonyl)から成る群から選択される1、2または3個の基によって置換されていてもよく;
Wは、CHまたはNであり;
Xは、C−RまたはNであり、ここでのRは、H、OHまたはアルキルであり、ここでのアルキル基は、ヒドロキシル、アルコキシ、アルキルアミノまたはジアルキルアミノによって置換されていてもよく、ここでのジアルキルアミノのアルキル基は、同じであってもよく、または異なってもよく;
Yは、N、CHまたはCであり、ここでのCは、基RまたはRの一方で置換されていてもよく;ならびに
およびRは、独立して、H、アルキル、シクロアルキル、ハロ、アルコキシ、トリハロアルキル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ(ここでのジアルキルアミノ上のアルキル基は、同じであってもよく、若しくは異なってもよい)、またはヘテロシクリルであり;ならびに
は、Hまたはアルキルである)
またはその医薬的に許容され得る塩。
【0757】
(好ましい実施形態2)
Wが、CHである、好ましい実施形態1に記載の化合物。
【0758】
(好ましい実施形態3)
WがNである、好ましい実施形態1に記載の化合物。
【0759】
(好ましい実施形態4)
下記式の好ましい実施形態1に記載の化合物:
【化214】
[この文献は図面を表示できません]
(式中、
AおよびBは、独立して、H、アルキル、アルコキシアルキル、シクロアルキル、シクロアルコキシアルキル、ヘテロシクリルアルキル、ヘテロシクリルアルコキシアルキル、アリールアルキル若しくはアリールアルコキシアルキルであり、またはAおよびBは、それらが結合している酸素原子と一緒に、
【化215】
[この文献は図面を表示できません]
若しくは
【化216】
[この文献は図面を表示できません]
を形成し;
Dは、O、S、NHまたはC=Oであり;
Eは、H、アルキル、置換アルキル、アルケニル、置換アルケニル、アルキニル、置換アルキニル、シクロアルキル、アリール、置換アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、置換ヘテロアリール、またはヘテロアリールアルキルであり、ここでのヘテロアリールアルキルのヘテロアリール基は、置換されていてもよく、または非置換であってもよく;
Gは、H、アリール、置換アリール、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロシクリル、アルキルまたはシクロアルキル、シクロアルキルアルキル、アルケニルまたはアルキニルであり、ここでのアルキル、アルケニルまたはシクロアルキルは、アルカノイル、シクロアルキル、アルケニル、アルキニル、ハロ、ヒドロキシル、アルコキシ、アルコキシカルボニル、ヘテロシクリル、アリール、置換アリール、アリールオキシ、アリールアルコキシ、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ(ここでのジアルキルアミノのアルキル基は、同じであってもよく、または異なってもよい)、ヘテロアリール、カルボキシル、オキソ、カルバモイル、アルキルカルバモイル、ジアルキルカルバモイル(ここでのジアルキルカルバモイルのアルキル基は、同じであってもよく、または異なってもよい)、およびヘテロシシクリルカルボニル(heterocycyclylcarbonyl)から成る群から選択される1、2または3個の基によって置換されていてもよく;
Xは、C−RまたはNであり、ここでのRは、Hまたはアルキルであり;
Yは、N、CHまたはCであり、ここでのCは、基RまたはRの一方で置換されていてもよく;ならびに
およびRは、独立して、H、アルキル、ハロ、アルコキシ、トリハロアルキル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノであり、ここでのジアルキルアミノ上のアルキル基は、同じであってもよく、若しくは異なってもよい)
またはその医薬的に許容され得る塩。
【0760】
(好ましい実施形態5)
AおよびBが、独立して、アルキル、ヘテロシクリルアルキルまたはヘテロシクリルアルコキシアルキルである、好ましい実施形態4に記載の化合物。
【0761】
(好ましい実施形態6)
AおよびBが、独立してアルキルである、好ましい実施形態4に記載の化合物。
【0762】
(好ましい実施形態7)
Dが、O、SまたはNHである、好ましい実施形態4に記載の化合物。
【0763】
(好ましい実施形態8)
Dが、Oである、好ましい実施形態4に記載の化合物。
【0764】
(好ましい実施形態9)
およびRが、独立して、ハロ、アルコキシ、アルキルまたはHである、好ましい実施形態4に記載の化合物。
【0765】
(好ましい実施形態10)
およびRが、独立して、ハロまたはアルコキシである、好ましい実施形態4に記載の化合物。
【0766】
(好ましい実施形態11)
およびRが、独立して、メトキシまたはフルオロである、好ましい実施形態4に記載の化合物。
【0767】
(好ましい実施形態12)
Xが、NまたはCHである、好ましい実施形態4に記載の化合物。
【0768】
(好ましい実施形態13)
Xが、CHである、好ましい実施形態4に記載の化合物。
【0769】
(好ましい実施形態14)
Gが、アルキルであり、ここでのアルキルが、アルカノイル、シクロアルキル、アルケニル、アルキニル、ハロ、ヒドロキシル、アルコキシ、アルコキシカルボニル、ヘテロシクリル、アリール、置換アリール、アリールオキシ、アリールアルコキシ、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ(ここでのジアルキルアミノのアルキル基は、同じであってもよく、または異なってもよい)、ヘテロアリール、カルボキシル、オキソ、カルバモイル、アルキルカルバモイル、ジアルキルカルバモイル(ここでのジアルキルカルバモイルのアルキル基は、同じであってもよく、または異なってもよい)、およびヘテロシシクリルカルボニル(heterocycyclylcarbonyl)から成る群から選択される1、2または3個の基によって置換されていてもよい、好ましい実施形態4に記載の化合物。
【0770】
(好ましい実施形態15)
Eが、アリール、置換アリールまたはシクロアルキルである、好ましい実施形態4に記載の化合物。
【0771】
(好ましい実施形態16)
Eが、置換アリールである、好ましい実施形態4に記載の化合物。
【0772】
(好ましい実施形態17)
AおよびBが、独立してアルキルであり;Dが、O、SまたはNHであり;RおよびRが、独立して、ハロ、アルコキシ、アルキルまたはHであり;Xが、NまたはCHであり;Gは、アルキルであり、ここでのアルキルが、アルカノイル、シクロアルキル、アルケニル、アルキニル、ハロ、ヒドロキシル、アルコキシ、アルコキシカルボニル、ヘテロシクリル、アリール、置換アリール、アリールオキシ、アリールアルコキシ、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ(ここでのジアルキルアミノのアルキル基は、同じであってもよく、または異なってもよい)、ヘテロアリール、カルボキシル、オキソ、カルバモイル、アルキルカルバモイル、ジアルキルカルバモイル(ここでのジアルキルカルバモイルのアルキル基は、同じであってもよく、または異なってもよい)、およびヘテロシシクリルカルボニル(heterocycyclylcarbonyl)から成る群から選択される1、2または3個の基によって置換されていてもよく;ならびにEが、アリール、置換アリールまたはシクロアルキルである、好ましい実施形態4に記載の化合物。
【0773】
(好ましい実施形態18)
1−エチル−3−(4−フルオロフェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシキノリン−4−イルオキシ)−3−フルオロフェニル]アミド;
3−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシキノリン−4−イルオキシ)−3−フルオロ−フェニル]−アミド;
3−(4−フルオロフェニル)−1−(2−メトキシエチル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシキノリン−4−イルオキシ)−3−フルオロフェニル]−アミド;
1−(2−エトキシエチル)−3−(4−フルオロフェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシキノリン−4−イルオキシ)−3−フルオロフェニル]−アミド;
3−(4−フルオロフェニル)−1−イソプロピル−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシキノリン−4−イルオキシ)−3−フルオロフェニル]−アミド;
1−シクロプロピルメチル−3−(4−フルオロフェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシキノリン−4−イルオキシ)−3−フルオロフェニル]−アミド;
3−(4−フルオロフェニル)−1−(3−メトキシプロピル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシキノリン−4−イルオキシ)−3−フルオロフェニル]−アミド;
3−(4−フルオロフェニル)−1−イソブチル−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシキノリン−4−イルオキシ)−3−フルオロフェニル]−アミド;
1−アリル−3−(4−フルオロフェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシキノリン−4−イルオキシ)−3−フルオロフェニル]−アミド;
1−(2−ベンジルオキシエチル)−3−(4−フルオロフェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシキノリン−4−イルオキシ)−3−フルオロフェニル]−アミド;
3−(4−フルオロフェニル)−2,4−ジオキソ−1−プロピル−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシキノリン−4−イルオキシ)−3−フルオロフェニル]−アミド;
3−(4−フルオロフェニル)−1−(2−イソプロポキシエチル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシキノリン−4−イルオキシ)−3−フルオロフェニル]−アミド;
1−(3−ベンジルオキシプロピル)−3−(4−フルオロフェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシキノリン−4−イルオキシ)−3−フルオロフェニル]−アミド;
1−(3,3−ジフルオロ−アリル)−3−(4−フルオロフェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシキノリン−4−イルオキシ)−3−フルオロフェニル]−アミド;
3−(4−フルオロフェニル)−1−(3−メチル−ブタ−2−エニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシキノリン−4−イルオキシ)−3−フルオロフェニル]−アミド;
3−(4−フルオロフェニル)−1−(2−モルホリン−4−イル−エチル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシキノリン−4−イルオキシ)−3−フルオロフェニル]−アミド;
3−(4−フルオロフェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシキノリン−4−イルオキシ)−3−フルオロフェニル]−アミド;
3−(4−フルオロフェニル)−1−メチル−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシキノリン−4−イルオキシ)−フェニル]−アミド;
1−(2−ベンジルオキシエチル)−3−(4−フルオロ−フェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシキノリン−4−イルオキシ)−フェニル]−アミド;
1−(2−ジメチルアミノエチル)−3−(4−フルオロフェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシキノリン−4−イルオキシ)−3−フルオロフェニル]−アミド;
1−(3−ベンジルオキシプロピル)−3−(4−フルオロフェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシキノリン−4−イルオキシ)フェニル]−アミド;
1−(3−ベンジルオキシプロピル)−3−(4−フルオロフェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシキノリン−4−イルオキシ)−2−フルオロフェニル]−アミド;
3−(4−フルオロフェニル)−1−イソプロピル−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシキノリン−4−イルオキシ)フェニル]−アミド;
3−(4−フルオロフェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシキノリン−4−イルオキシ)フェニル]−アミド;
3−シクロヘキシル−1−エチル−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシキノリン−4−イルオキシ)−3−フルオロフェニル]−アミド;
3−(4−フルオロフェニル)−2,4−ジオキソ−1−(2−ピロリジン−1−イル−エチル)−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシキノリン−4−イルオキシ)−3−フルオロフェニル]−アミド;
3−(4−フルオロフェニル)−2,4−ジオキソ−1−(2−ピペリジン−1−イル−エチル)−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシキノリン−4−イルオキシ)−3−フルオロフェニル]−アミド;
1−エチル−3−(4−フルオロフェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシキノリン−4−イルオキシ)−フェニル]−アミド;
1−シクロブチル−3−(4−フルオロフェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシキノリン−4−イルオキシ)−3−フルオロフェニル]−アミド;
3−(4−フルオロフェニル)−2,4−ジオキソ−1−(テトラヒドロピラン−4−イル)−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシキノリン−4−イルオキシ)−3−フルオロフェニル]−アミド;
1−エチル−3−(4−フルオロフェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸[5−(6,7−ジメトキシキノリン−4−イルオキシ)−ピリジン−2−イル]−アミドを、5−(6,7−ジメトキシキノリン−4−イルオキシ)−ピリジン−2−イルアミンで出発して合成した;
1−エチル−3−(4−フルオロフェニル)−6−メチル−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシキノリン−4−イルオキシ)−3−フルオロフェニル]アミド;
1−エチル−3−(4−フルオロフェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸[4−(6,7−ジエトキシキノリン−4−イルオキシ)−3−フルオロフェニル]アミド;
3−(4−フルオロフェニル)−1−イソプロピル−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸[5−(6,7−ジメトキシキノリン−4−イルオキシ)−ピリジン−2−イル]−アミド;
1−シクロプロピルメチル−3−(4−フルオロフェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸[5−(6,7−ジメトキシキノリン−4−イルオキシ)ピリジン−2−イル]−アミド;
3−(4−フルオロフェニル)−2,4−ジオキソ−1−ペンチル−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシキノリン−4−イルオキシ)−3−フルオロフェニル]−アミド;
3−(4−フルオロフェニル)−1−イソプロピル−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸[4−(6,7−ジエトキシキノリン−4−イルオキシ)−3−フルオロ−フェニル]−アミド;
3−(4−フルオロフェニル)−1−イソプロピル−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸[4−(5,7−ジメトキシキノリン−4−イルオキシ)フェニル]−アミド;
1−エチル−3−(4−フルオロフェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸[4−(5,7−ジメトキシキノリン−4−イルオキシ)−フェニル]−アミド;
1−エチル−3−(4−フルオロフェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸[4−(7−ベンジルオキシ−6−メトキシキノリン−4−イルオキシ)−3−フルオロフェニル]−アミド;
3−(4−フルオロフェニル)−1−イソプロピル−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸[4−(7−ベンジルオキシ−6−メトキシキノリン−4−イルオキシ)−3−フルオロフェニル]−アミド;
1−エチル−3−(4−フルオロフェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸[3−フルオロ−4−(7−ヒドロキシ−6−メトキシキノリン−4−イルオキシ)フェニル]−アミド;
1−エチル−3−(4−フルオロフェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸{3−フルオロ−4−[6−メトキシ−7−(3−モルホリン−4−イル−プロポキシ)キノリン−4−イルオキシ]フェニル}−アミド;
1−エチル−3−(4−フルオロフェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸{3−フルオロ−4−[6−メトキシ−7−(2−メトキシエトキシ)キノリン−4−イルオキシ]−フェニル}−アミド;
1−エチル−3−(4−フルオロフェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸{3−フルオロ−4−[6−メトキシ−7−(2−モルホリン−4−イル−エトキシ)−キノリン−4−イルオキシ]フェニル}−アミド;
3−(4−フルオロフェニル)−1−イソプロピル−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸[3−フルオロ−4−(7−ヒドロキシ−6−メトキシキノリン−4−イルオキシ)−フェニル]−アミド;
3−(4−フルオロフェニル)−1−イソプロピル−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸{3−フルオロ−4−[6−メトキシ−7−(3−モルホリン−4−イル−プロポキシ)−キノリン−4−イルオキシ]フェニル}−アミド;
3−(4−フルオロフェニル)−1−(2−ヒドロキシエチル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシキノリン−4−イルオキシ)−3−フルオロフェニル]−アミド;
3−(4−フルオロフェニル)−1−(3−ヒドロキシプロピル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシキノリン−4−イルオキシ)−3−フルオロフェニル]−アミド;
3−(4−フルオロフェニル)−1−(3−ヒドロキプロピル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシ−キノリン−4−イルオキシ)−2−フルオロ−フェニル]−アミド;
3−(4−フルオロフェニル)−1−(3−ヒドロキプロピル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシキノリン−4−イルオキシ)フェニル]−アミド;
3−(4−フルオロフェニル)−1−(2−ヒドロキエチル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシキノリン−4−イルオキシ)フェニル]−アミド;
1−((S)−2,3−ジヒドロキシプロピル)−3−(4−フルオロフェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシキノリン−4−イルオキシ)−3−フルオロフェニル]−アミド;
3−(4−フルオロフェニル)−1−(4−ヒドロキブチル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシキノリン−4−イルオキシ)−3−フルオロフェニル]−アミド;
3−(4−フルオロフェニル)−1−イソプロピル−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸[4−(6−シアノ−7−メトキシ−キノリン−4−イルオキシ)−フェニル]−アミド;
3−(4−フルオロ−フェニル)−1−メチル−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸{4−[(6,7−ジメトキシ−キノリン−4−イル)−ヒドロキシ−メチル]−3−フルオロ−フェニル}−アミド;
3−(4−フルオロ−フェニル)−1−メチル−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシ−キノリン−4−イルメチル)−3−フルオロ−フェニル]−アミド;
1−エチル−3−(4−フルオロ−フェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸[3−シクロプロピル−4−(6,7−ジメトキシ−キノリン−4−イルオキシ)−フェニル]−アミド;
3−(4−フルオロ−フェニル)−1−イソプロピル−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸[3−シクロプロピル−4−(6,7−ジメトキシ−キノリン−4−イルオキシ)−フェニル]−アミド;
3−(4−フルオロ−フェニル)−2,4−ジオキソ−1−プロパ−2−イニル−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシ−キノリン−4−イルオキシ)−3−フルオロ−フェニル]−アミド;
3−(4−フルオロ−フェニル)−1−(2−イミダゾール−1−イル−エチル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシ−キノリン−4−イルオキシ)−3−フルオロ−フェニル]−アミド;
3−(4−フルオロ−フェニル)−2,4−ジオキソ−1−(2−ピラゾール−1−イル−エチル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシ−キノリン−4−イルオキシ)−3−フルオロ−フェニル]−アミド;
3−(4−フルオロ−フェニル)−2,4−ジオキソ−1−フェネチル−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシ−キノリン−4−イルオキシ)−3−フルオロ−フェニル]−アミド;
1−[2−(1,3−ジオキソラン−2−イル−エチル]−3−(4−フルオロ−フェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシ−キノリン−4−イルオキシ)−3−フルオロ−フェニル]−アミド;
1−ジエチルカルバモイルメチル−3−(4−フルオロ−フェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシ−キノリン−4−イルオキシ)−3−フルオロ−フェニル]−アミド;
3−(4−フルオロ−フェニル)−1−(2−モルホリン−4−イル−2−オキソ−エチル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシ−キノリン−4−イルオキシ)−3−フルオロ−フェニル]−アミド;
3−(4−フルオロ−フェニル)−2,4−ジオキソ−1−[2−(2−オキソ−ピロリジン−1−イル)−エチル]−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシ−キノリン−4−イルオキシ)−3−フルオロ−フェニル]−アミド;
1−(2−フルオロ−エチル)−3−(4−フルオロ−フェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシ−キノリン−4−イルオキシ)−3−フルオロ−フェニル]−アミド;
[5−[4−(6,7−ジメトキシ−キノリン−4−イルオキシ)−3−フルオロ−フェニルカルバモイル]−3−(4−フルオロ−フェニル)−2,4−ジオキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ピリミジン−1−イル]−酢酸tert−ブチルエステル;
[5−[4−(6,7−ジメトキシキノリン−4−イルオキシ)−3−フルオロフェニルカルバモイル]−3−(4−フルオロフェニル)−2,4−ジオキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ピリミジン−1−イル]−酢酸;
3−(4−フルオロ−フェニル)−1−オキサゾール−2−イルメチル−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシ−キノリン−4−イルオキシ)−3−フルオロ−フェニル]−アミド;
3−(4−フルオロ−フェニル)−2,4−ジオキソ−1−(テトラヒドロ−フラン−2−イルメチル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシ−キノリン−4−イルオキシ)−3−フルオロ−フェニル]−アミド;
3−(4−フルオロ−フェニル)−2,4−ジオキソ−1−(テトラヒドロ−ピラン−4−イルメチル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシ−キノリン−4−イルオキシ)−3−フルオロ−フェニル]−アミド;
3−(4−フルオロ−フェニル)−1−(2−メチル−チアゾール−4−イルメチル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシ−キノリン−4−イルオキシ)−3−フルオロ−フェニル]−アミド;
1−シクロペンチル−3−(4−フルオロ−フェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシ−キノリン−4−イルオキシ)−3−フルオロ−フェニル]−アミド;
1−ベンジル−3−(4−フルオロ−フェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシ−キノリン−4−イルオキシ)−3−フルオロ−フェニル]−アミド;
3−(4−フルオロ−フェニル)−1−[2−(2−フルオロ−フェニル)−エチル]−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシ−キノリン−4−イルオキシ)−3−フルオロ−フェニル]−アミド;
3−(4−フルオロ−フェニル)−1−[2−(4−フルオロ−フェニル)−エチル]−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシ−キノリン−4−イルオキシ)−3−フルオロ−フェニル]−アミド;
1−(2−シクロヘキシル−エチル)−3−(4−フルオロ−フェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシ−キノリン−4−イルオキシ)−3−フルオロ−フェニル]−アミド;
3−(4−フルオロ−フェニル)−2,4−ジオキソ−1−(3−フェニル−プロピル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシ−キノリン−4−イルオキシ)−3−フルオロ−フェニル]−アミド;
3−(4−フルオロ−フェニル)−2,4−ジオキソ−1−(2−オキソ−2−ピロリジン−1−イル−エチル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシ−キノリン−4−イルオキシ)−3−フルオロ−フェニル]−アミド;
1−ジメチルカルバモイルメチル−3−(4−フルオロフェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシ−キノリン−4−イルオキシ)−3−フルオロフェニル]−アミド;
1−(1−ジメチルカルバモイル−2−オキソ−プロピル)−3−(4−フルオロ−フェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシ−キノリン−4−イルオキシ)−3−フルオロ−フェニル]−アミド;
3−(4−フルオロ−フェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシ−キノリン−4−イルオキシ)−2−フルオロ−フェニル]−アミド;
3−(4−フルオロ−フェニル)−1−メチル−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシ−キノリン−4−イルオキシ)−2−フルオロ−フェニル]−アミド;
1−エチル−3−(4−フルオロ−フェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシ−キノリン−4−イルオキシ)−2−フルオロ−フェニル]−アミド;
1−アリル−3−(4−フルオロ−フェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシ−キノリン−4−イルオキシ)−2−フルオロ−フェニル]−アミド;
3−(4−フルオロ−フェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシ−キノリン−4−イルオキシ)−3,5−ジフルオロ−フェニル]−アミド;
1−エチル−3−(4−フルオロ−フェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシ−キノリン−4−イルオキシ)−3,5−ジフルオロ−フェニル]−アミド;
3−エチル−1−(4−フルオロ−フェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシ−キノリン−4−イルオキシ)−3−フルオロ−フェニル]−アミド;
1,3−ジメチル−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシ−キノリン−4−イルオキシ)−3−フルオロフェニル]−アミド;
1,3−ジエチル−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシ−キノリン−4−イルオキシ)−3−フルオロ−フェニル]−アミド;
1,3−ジイソプロピル−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシ−キノリン−4−イルオキシ)−3−フルオロ−フェニル]−アミド;
1,3−ビス−シクロプロピルメチル−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシ−キノリン−4−イルオキシ)−3−フルオロ−フェニル]−アミド;
1,3−ジアリル−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシ−キノリン−4−イルオキシ)−3−フルオロ−フェニル]−アミド;
1,3−ビス−(3−メチル−ブタ−2−エニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシ−キノリン−4−イルオキシ)−3−フルオロ−フェニル]−アミド;
2,4−ジオキソ−1,3−ジ−プロパ−2−イニル−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシ−キノリン−4−イルオキシ)−3−フルオロ−フェニル]−アミド;
2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシ−キノリン−4−イルオキシ)−3−フルオロ−フェニル]−アミド;
1−エチル−2,4−ジオキソ−3−フェニル−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシ−キノリン−4−イルオキシ)−3−フルオロ−フェニル]−アミド;
1−イソプロピル−2,4−ジオキソ−3−フェニル−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシ−キノリン−4−イルオキシ)−3−フルオロ−フェニル]−アミド;
3−(4−フルオロ−フェニル)−2,4−ジオキソ−1−プロピル−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシ−キノリン−4−カルボニル)−3−フルオロ−フェニル]−アミド;
4−(4−フルオロ−フェニル)−2−イロプロピル−3,5−ジオキソ−2,3,4,5−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアジン−6−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシ−キノリン−4−イルオキシ)−3−フルオロ−フェニル]−アミド;
4−(4−フルオロフェニル)−2−メチル−3,5−ジオキソ−2,3,4,5−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアジン−6−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシ−キノリン−4−イルオキシ)−3−フルオロ−フェニル]−アミド;
2−エチル−4−(4−フルオロ−フェニル)−3,5−ジオキソ−2,3,4,5−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアジン−6−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシ−キノリン−4−イルオキシ)−3−フルオロ−フェニル]−アミド;
4−(4−フルオロフェニル)−2−イロプロピル−3,5−ジオキソ−2,3,4,5−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアジン−6−カルボン酸[4−(2,3−ジヒドロ−[1,4]ジオキシノ[2,3−g]キノリン−9−イルオキシ)−3−フルオロフェニル]−アミド;
4−(4−フルオロ−フェニル)−3,5−ジオキソ−2,3,4,5−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアジン−6−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシ−キノリン−4−イルオキシ)−3−フルオロ−フェニル]−アミド;
4−(4−フルオロフェニル)−2−(2−ヒドロキシエチル)−3,5−ジオキソ−2,3,4,5−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアジン−6−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシキノリン−4−イルオキシ)−3−フルオロフェニル]−アミド;
2−エチル−4−(4−フルオロフェニル)−3,5−ジオキソ−2,3,4,5−テトラヒドロ[1,2,4]トリアジン−6−カルボン酸[4−(6,7−ジエトキシ−キノリン−4−イルオキシ)−3−フルオロ−フェニル]−アミド;
4−(4−フルオロ−フェニル)−2−イロプロピル−3,5−ジオキソ−2,3,4,5−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアジン−6−カルボン酸[5−(6,7−ジメトキシ−キノリン−4−イルオキシ)−ピリジン−2−イル]−アミド;
4−(4−フルオロフェニル)−2−イロプロピル−3,5−ジオキソ−2,3,4,5−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアジン−6−カルボン酸[3−フルオロ−4−(7−メトキシキノリン−4−イルオキシ)−フェニル]−アミド;
4−(4−フルオロフェニル)−3,5−ジオキソ−2−(2−オキソ−プロピル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアジン−6−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシキノリン−4−イルオキシ)−3−フルオロフェニル]−アミド;
4−(4−フルオロ−フェニル)−3,5−ジオキソ−2−プロパ−2−イニル−2,3,4,5−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアジン−6−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシ−キノリン−4−イルオキシ)−3−フルオロ−フェニル]−アミド;
2−メチル−3,5−ジオキソ−2,3,4,5−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアジン−6−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシ−キノリン−4−イルオキシ)−3−フルオロ−フェニル]−アミド;
2−メチル−3,5−ジオキソ−4−プロパ−2−イニル−2,3,4,5−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアジン−6−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシ−uinolin−4−イルオキシ)−3−フルオロ−フェニル]−アミド;
2−メチル4−(5−メチル−イソオキサゾール−3−イルメチル)−3,5−ジオキソ−2,3,4,5−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアジン−6−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシ−キノリン−4−イルオキシ)−3−フルオロ−フェニル]−アミド;
2−メチル−3,5−ジオキソ−4−ペンタ−2−イニル−2,3,4,5−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアジン−6−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシ−uinolin−4−イルオキシ)−3−フルオロ−フェニル]−アミド;
4−(4−ヒドロキシ−ブタ−2−イニル)−2−メチル−3,5−ジオキソ−2,3,4,5−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアジン−6−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシ−キノリン−4−イルオキシ)−3−フルオロ−フェニル]−アミド;
4−(1,5−ジメチル−1H−ピラゾール−3−イルメチル)−2−メチル−3,5−ジオキソ−2,3,4,5−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアジン−6−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシキノリン−4−イルオキシ)−3−フルオロフェニル]−アミド;
2−メチル−3,5−ジオキソ−4−(2−ピラゾール−1−イル−エチル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアジン−6−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシキノリン−4−イルオキシ)−3−フルオロフェニル]−アミド;
2−メチル−4−(1−メチル−1H−[1,2,4]トリアゾール−3−イルメチル)−3,5−ジオキソ−2,3,4,5−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアジン−6−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシ−キノリン−4−イルオキシ)−3−フルオロ−フェニル]−アミド;
4−シアノメチル−2−メチル−3,5−ジオキソ−2,3,4,5−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアジン−6−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシ−キノリン−4−イルオキシ)−3−フルオロ−フェニル]−アミド;
4−エチル−2−メチル−3,5−ジオキソ−2,3,4,5−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアジン−6−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシキノリン−4−イルオキシ)−3−フルオロ−フェニル]−アミド;
4−アリル−2−メチル−3,5−ジオキソ−2,3,4,5−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアジン−6−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシ−キノリン−4−イルオキシ)−3−フルオロ−フェニル]−アミド;
4−シクロプロピルメチル−2−メチル−3,5−ジオキソ−2,3,4,5−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアジン−6−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシ−キノリン−4−イルオキシ)−3−フルオロ−フェニル]−アミド;
2−メチル−3,5−ジオキソ−4−(テトラヒドロ−ピラン−4−イルメチル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアジン−6−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシ−キノリン−4−イルオキシ)−3−フルオロ−フェニル]−アミド;
4−イソブチル−2−メチル−3,5−ジオキソ−2,3,4,5−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアジン−6−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシ−キノリン−4−イルオキシ)−3−フルオロ−フェニル]−アミド;
4−シクロブチルメチル−2−メチル−3,5−ジオキソ−2,3,4,5−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアジン−6−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシ−キノリン−4−イルオキシ)−3−フルオロ−フェニル]−アミド;
4−(2,2−ジメチルプロピル)−2−メチル−3,5−ジオキソ−2,3,4,5−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアジン−6−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシキノリン−4−イルオキシ)−3−フルオロフェニル]−アミド;
±2−メチル−4−(2−メチル−ブチル)−3,5−ジオキソ−2,3,4,5−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアジン−6−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシ−キノリン−4−イルオキシ)−3−フルオロ−フェニル]−アミド;
3−(4−フルオロ−フェニル)−1−メチル−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸[4−([1,3]ジオキソロ[4,5−g]キノリン−8−イルオキシ)−3−フルオロ−フェニル]−アミド;
1−エチル−3−(4−フルオロフェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸[4−(2,3−ジヒドロ−[1,4]ジオキノ[2,3−g]キノリン−9−イルオキシ)−3−フルオロ−フェニル]−アミド;
2−シクロプロピルメチル−4−(4−フルオロフェニル)−3,5−ジオキソ−2,3,4,5−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアジン−6−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシ−キノリン−4−イルオキシ)−3−フルオロ−フェニル]−アミド;
1−エチル−3−(4−フルオロ−フェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシ−キノリン−4−イルアミノ)−フェニル]−アミド;
3−(4−フルオロフェニル)−1−イソプロピル−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシキノリン−4−イルアミノ)−フェニル]−アミド;
4−(4−フルオロ−フェニル)−2−イソプロピル−3,5−ジオキソ−2,3,4,5−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアジン−6−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシ−キノリン−4−イルアミノ)−フェニル]−アミド;
1−エチル−3−(4−フルオロ−フェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシ−キノリン−4−イルスルファニル)−フェニル]−アミド;
3−(4−フルオロ−フェニル)−1−イソプロピル−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシキノリン−4−イルスルファニル)−フェニル]−アミド;
3−(4−フルオロフェニル)−1−イソプロピル−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸{4−[(6,7−ジメトキシ−キノリン−4−イル)−メチル−アミノ]−フェニル}−アミド;
1−エチル−3−(4−フルオロフェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸{4−[(6,7−ジメトキシ−キノリン−4−イル)−メチルアミノ]−フェニル}−アミド;
3−(4−フルオロ−フェニル)−1−イソプロピル−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシ−キナゾリン−4−イルオキシ)−フェニル]−アミド;
1−エチル−3−(4−フルオロフェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシ−キナゾリン−4−イルオキシ)−フェニル]−アミド;
1−エチル−3−(4−フルオロフェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−5−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシ−キノリン−4−イルオキシ)−2−メトキシフェニル]−アミド;
1−メチル−3−(4−フルオロ−フェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシ−キノリン−4−イルオキシ)−2−メトキシ−フェニル]−アミド;
1−イソプロピル−3−(4−フルオロ−フェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシ−キノリン−4−イルオキシ)−2−メトキシ−フェニル]−アミド;
1−メチル−3−(4−フルオロフェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシ−キノリン−4−イルオキシ)−2,3−ジフルオロ−フェニル]−アミド;
1−エチル−3−(4−フルオロ−フェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシ−キノリン−4−イルオキシ)−2,3−ジフルオロ−フェニル]−アミド;
1−エチル−3−(4−フルオロ−フェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシ−キノリン−4−イルオキシ)−3−メチル−フェニル]−アミド;
3−(4−フルオロ−フェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシ−キノリン−4−イルオキシ)−3−メチル−フェニル]−アミド;
3−(4−フルオロ−フェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシ−キノリン−4−イルオキシ)−3−メトキシ−フェニル]−アミド;
1−エチル−3−(4−フルオロ−フェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシ−キノリン−4−イルオキシ)−3−メトキシ−フェニル]−アミド;
1−エチル−3−(4−フルオロ−フェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸[3−クロロ−4−(6,7−ジメトキシ−キノリン−4−イルオキシ)−3−メトキシ−フェニル]−アミド;
1−エチル−3−(4−フルオロ−フェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシ−キノリン−4−イルオキシ)−2−ジメチルアミノ−フェニル]−アミド;
3−(4−フルオロ−フェニル)−1−イソプロピル−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシ−キノリン−4−イルオキシ)−2−ジメチルアミノ−フェニル]−アミド;
1−エチル−3−(4−フルオロ−フェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシ−キノリン−4−イルオキシ)−3−イソプロピル−フェニル]−アミド;
3−(4−フルオロ−フェニル)−1−イソプロピル−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシ−キノリン−4−イルオキシ)−3−イソプロピル−フェニル]−アミド;
1−エチル−3−(4−フルオロ−フェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシ−キノリン−4−イルオキシ)−2,3−ジメチル−フェニル]−アミド;
3−(4−フルオロ−フェニル)−1−イソプロピル−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシ−キノリン−4−イルオキシ)−2,3−ジメチル−フェニル]−アミド;
1−エチル−3−(4−フルオロ−フェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシ−キノリン−4−イルオキシ)−3−トリフルオロメチル−フェニル]−アミド;
3−(4−フルオロ−フェニル)−1−イソプロピル−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシ−キノリン−4−イルオキシ)−3−トリフルオロメチル−フェニル]−アミド;
1−エチル−3−(4−フルオロ−フェニル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシ−キノリン−4−イルオキシ)−3,5−ジメチル−フェニル]−アミド;
3−(4−フルオロ−フェニル)−1−イソプロピル−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシ−キノリン−4−イルオキシ)−3,5−ジメチル−フェニル]−アミド;
3−(4−フルオロ−フェニル)−1−イソプロピル−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシ−キノリン−4−イルオキシ)−3−メチル−フェニル]−アミド;
2−エチル−4−(4−フルオロ−フェニル)−3,5−ジオキソ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,2,4−トリアジン−6−カルボン酸[5−(6,7−ジメトキシ−キノリン−4−イルオキシ)−ピリジン−2−イル]−アミド;
2−エチル−4−(4−フルオロ−フェニル)−3,5−ジオキソ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,2,4−トリアジン−6−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシ−キノリン−4−イルオキシ)−3−イソプロピル−フェニル]−アミド;若しくは
4−(4−フルオロ−フェニル)−2−イソプロピル−3,5−ジオキソ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,2,4−トリアジン−6−カルボン酸[4−(6,7−ジメトキシ−キノリン−4−イルオキシ)−2−メトキシ−フェニル]−アミド
である化合物、またはその医薬的に許容され得る塩。
【0774】
(好ましい実施形態19)
AXL媒介またはc−MET媒介疾患または病態に罹患している被験体を処置する方法であって、当該被験体に治療有効量の、好ましい実施形態1から18のいずれか1つに記載の化合物を投与する段階を有するものである方法。
【0775】
(好ましい実施形態20)
前記AXL媒介またはc−MET媒介疾患または病態が、癌療法に対する耐性の発現である、好ましい実施形態19に記載の方法。
【0776】
(好ましい実施形態21)
AXL媒介またはc−MET媒介疾患または病態に罹患している被験体の処置に使用するための、好ましい実施形態1から18のいずれか1つに記載の化合物。
【0777】
(好ましい実施形態22)
前記AXL媒介またはc−MET媒介疾患または病態が癌である、好ましい実施形態19に記載の方法。
【0778】
(好ましい実施形態23)
前記AXL媒介またはc−MET媒介疾患または病態が癌である、好ましい実施形態21に記載の化合物。
【0779】
(好ましい実施形態24)
前記AXL媒介またはc−MET媒介疾患または病態が、慢性骨髄性白血病、慢性骨髄増殖性疾患、肺癌、前立腺癌、食道癌、卵巣癌、膵臓癌、胃癌、肝臓癌、甲状腺癌、腎細胞癌腫、神経膠芽腫、乳癌、急性骨髄白血病、結腸直腸癌、子宮癌、悪性神経膠腫、ブドウ膜黒色腫、骨肉腫および軟部組織肉腫から選択される、好ましい実施形態19に記載の方法。
【0780】
(好ましい実施形態25)
前記AXL媒介またはc−MET媒介疾患または病態が、慢性骨髄性白血病、慢性骨髄増殖性疾患、肺癌、前立腺癌、食道癌、卵巣癌、膵臓癌、胃癌、肝臓癌、甲状腺癌、腎細胞癌腫、神経膠芽腫、乳癌、急性骨髄白血病、結腸直腸癌、子宮癌、悪性神経膠腫、ブドウ膜黒色腫、骨肉腫および軟部組織肉腫から選択される、好ましい実施形態21に記載の化合物。
【0781】
(好ましい実施形態26)
増殖性疾患の処置を、それを必要とする被験体において行う方法であって、当該被験体に治療有効量の、好ましい実施形態1から18のいずれか1つに記載の化合物を投与する段階を有するものである方法。
【0782】
(好ましい実施形態27)
増殖性疾患に罹患している被験体の処置に使用するための、好ましい実施形態1から18のいずれか1つに記載の化合物。
【0783】
(好ましい実施形態28)
前記増殖性疾患が癌である、好ましい実施形態26に記載の方法。
【0784】
(好ましい実施形態29)
前記増殖性疾患が癌である、好ましい実施形態27に記載の化合物。
【0785】
(好ましい実施形態30)
前記増殖性疾患が、慢性骨髄性白血病、慢性骨髄増殖性疾患、肺癌、前立腺癌、食道癌、卵巣癌、膵臓癌、胃癌、肝臓癌、甲状腺癌、腎細胞癌腫、神経膠芽腫、乳癌、急性骨髄白血病、結腸直腸癌、子宮癌、悪性神経膠腫、ブドウ膜黒色腫、骨肉腫および軟部組織肉腫から選択される、好ましい実施形態26に記載の方法。
【0786】
(好ましい実施形態31)
前記増殖性疾患が、慢性骨髄性白血病、慢性骨髄増殖性疾患、肺癌、前立腺癌、食道癌、卵巣癌、膵臓癌、胃癌、肝臓癌、甲状腺癌、腎細胞癌腫、神経膠芽腫、乳癌、急性骨髄白血病、結腸直腸癌、子宮癌、悪性神経膠腫、ブドウ膜黒色腫、骨肉腫および軟部組織肉腫から選択される、好ましい実施形態29に記載の化合物。
【0787】
(好ましい実施形態32)
好ましい実施形態1から18のいずれか1つに記載の化合物とそのための医薬的に許容され得る担体、希釈剤または賦形剤とを有する医薬組成物。
【0788】
(好ましい実施形態33)
式Iの化合物またはその塩:
【化217】
[この文献は図面を表示できません]
(式中、
Eは、H、1〜6個のR19によって選択的に置換されているC1〜6アルキル、1〜6個のR19によって選択的に置換されているC2〜6アルケニル、1〜6個のR19によって選択的に置換されているC2〜6アルキニル、1〜6個のR19によって選択的に置換されているフェニル、および1〜6個のR19によって選択的に置換されているC3〜6シクロアルキルから選択され;
Gは、H、1〜3個のR19によって選択的に置換されているC1〜6アルキル、1〜3個のR19によって選択的に置換されているC2〜6アルケニル、1〜3個のR19によって選択的に置換されているC2〜6アルキニル、1〜3個のR19によって選択的に置換されているフェニル、1〜3個のR19によって選択的に置換されているC3〜6シクロアルキル、および1〜3個のR19によって選択的に置換されている3〜6員ヘテロシクリルから選択され;
Xは、NまたはC−Rであり;
Yは、NまたはC−R1dであり;
は、HまたはC1〜6アルキルであり;
Dは、−O−、−S−、−C(=O)−、−CHOH−、−CH−、−NH−または−NC1〜6アルキル−であり;
Wは、CHまたはNであり;
、R、RおよびRは、H、1〜6個のR119によって選択的に置換されているC1〜6アルキル、−CN、および−OR110から独立して選択され;またはRおよびRは、それらを連結する原子と一緒に、1〜6個のR119によって選択的に置換されている3〜6員ヘテロシクリルを形成することができ;
1a、R1b、R1cおよびR1dは、H、1〜6個のR119によって選択的に置換されているC1〜6アルキル、1〜6個のR119によって選択的に置換されているC3〜6シクロアルキル、1〜6個のR119によって選択的に置換されている3〜6員ヘテロシクリル、ハロゲン、−CN、−NR112113、および−OR110から独立して選択され;
は、HおよびC1〜6アルキルから選択され;
19は、各出現時、1〜6個のR39によって選択的に置換されているC1〜6アルキル、1〜6個のR39によって選択的に置換されているフェニル、1〜6個のR39によって選択的に置換されているC3〜6シクロアルキル、1〜6個のR39によって選択的に置換されている3〜6員ヘテロシクリル、1〜6個のR39によって選択的に置換されている5〜6員ヘテロアリール、ハロゲン、−CN、−C(=O)R30、−C(=O)NR3233、−NR3233、−OR30、および=Oから独立して選択され;
30、R32およびR33は、各出現時、H、C1〜6アルキル、C1〜6ハロアルキル、フェニル、ベンジル、C5〜6シクロアルキル、5〜6員ヘテロシクリル、および5〜6員ヘテロアリールから独立して選択され;またはR32およびR33は、それらが結合している窒素原子と一緒に、5〜6ヘテロシクリル若しくは5〜6員ヘテロアリールを形成することがあり;
39は、各出現時、C1〜6アルキル、C1〜6ハロアルキル、およびベンジルから独立して選択され;
110、R112およびR113は、各出現時、H、および1〜3個のR129によって選択的に置換されているC1〜6アルキルから独立して選択され;
119は、各出現時、1〜3個のR159によって選択的に置換されているC1〜6アルキル、1〜3個のR159によって選択的に置換されている5〜6員ヘテロシクリル、およびハロゲンから独立して選択され;
129およびR159は、各出現時、C1〜6アルキル、C1〜6−ハロアルキル、ベンジル、およびハロゲンから独立して選択され;ならびに
nは、各出現時、0、1および2から独立して選択される)。
【0789】
(好ましい実施形態34)
Eが、H、1〜3個のR19によって選択的に置換されているC1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、−OHによって選択的に置換されているC2〜6アルキニル、ハロゲンによって選択的に置換されているフェニル、およびC3〜6シクロアルキルから選択される、好ましい実施形態33に記載の化合物。
【0790】
(好ましい実施形態34)
Eが、H、1〜3個のR19によって選択的に置換されているC1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、−OHによって選択的に置換されているC2〜6アルキニル、ハロゲンによって選択的に置換されているフェニル、およびシクロヘキシルから選択される、好ましい実施形態33に記載の化合物。
【0791】
(好ましい実施形態35)
Eが、R19によって選択的に置換されているC1〜6アルキル、フェニル、およびp−フルオロフェニルから選択される、好ましい実施形態33に記載の化合物。
【0792】
(好ましい実施形態36)
Eが、p−フルオロフェニルである、好ましい実施形態33に記載の化合物。
【0793】
(好ましい実施形態37)
Gが、H、1〜3個のR19によって選択的に置換されているC1〜6アルキル、1〜3個のハロゲンによって選択的に置換されているC2〜6アルケニル、C2〜6アルキニル、1〜3個のハロゲンによって選択的に置換されているフェニル、C3〜6シクロアルキル、および3〜6員ヘテロシクリルから選択される、好ましい実施形態33〜36のいずれかに記載の化合物。
【0794】
(好ましい実施形態38)
Gが、H、1〜3個のR19によって選択的に置換されているC1〜6アルキル、1〜3個のフルオロによって選択的に置換されているC3〜6アルケニル、C3〜6アルキニル、1〜3個のフルオロによって選択的に置換されているフェニル、C3〜6シクロアルキル、および6員ヘテロシクリルから選択される、好ましい実施形態33〜36のいずれかに記載の化合物。
【0795】
(好ましい実施形態39)
Gが、H、R19によって選択的に置換されているC1〜6アルキル、2個のフルオロによって選択的に置換されているC3〜6アルケニル、C3〜6アルキニル、フルオロによって選択的に置換されているフェニル、C3〜6シクロアルキル、およびテトラヒドロピラニルから選択される、好ましい実施形態33〜36のいずれかに記載の化合物。
【0796】
(好ましい実施形態40)
Gが、シクロプロピルまたは−OHによって選択的に置換されているC1〜6アルキルである、好ましい実施形態33〜36のいずれかに記載の化合物。
【0797】
(好ましい実施形態41)
Xが、Nである、好ましい実施形態33〜40のいずれかに記載の化合物。
【0798】
(好ましい実施形態42)
Xが、C−Rである、好ましい実施形態33〜40のいずれかに記載の化合物。
【0799】
(好ましい実施形態43)
Yが、Nである、好ましい実施形態33〜42のいずれかに記載の化合物。
【0800】
(好ましい実施形態44)
Yが、CHである、好ましい実施形態33〜42のいずれかに記載の化合物。
【0801】
(好ましい実施形態45)
Yが、C−R1dである、好ましい実施形態33〜42のいずれかに記載の化合物。
【0802】
(好ましい実施形態46)
が、Hである、好ましい実施形態33〜45のいずれかに記載の化合物。
(好ましい実施形態47)
Dが、−O−、−S−、−C(=O)−、−CHOH−、または−CH−である、好ましい実施形態33〜46のいずれかに記載の化合物。
【0803】
(好ましい実施形態48)
Dが、−O−、−C(=O)−、−CHOH−、または−CH−である、好ましい実施形態33〜46のいずれかに記載の化合物。
【0804】
(好ましい実施形態49)
Dが、−O−である、好ましい実施形態33〜46のいずれかに記載の化合物。
【0805】
(好ましい実施形態50)
Wが、CHである、好ましい実施形態33〜49のいずれかに記載の化合物。
【0806】
(好ましい実施形態51)
、R、RおよびRが、H、1〜6個のR119によって選択的に置換されているC1〜6アルキル、−CN、および−OR110から独立して選択され;またはRおよびRは、それらを連結する原子と一緒に、5〜6員ヘテロシクリルを形成することができる、好ましい実施形態33〜50のいずれかに記載の化合物。
【0807】
(好ましい実施形態52)
が、H、−CN、および−OC1〜6アルキルから選択され;Rが、H、1〜6個のR119によって選択的に置換されているC1〜6アルキル、および−OR110から選択され;Rが、Hおよび−OC1〜6アルキルから選択され;ならびにRが、Hおよび−OC1〜6アルキルから選択され;またはRおよびRが、それらを連結する原子と一緒に、5〜6員ヘテロシクリルを形成することができる、好ましい実施形態33〜50のいずれかに記載の化合物。
【0808】
(好ましい実施形態53)
が、H、−CN、および−OC1〜6アルキルから選択され;Rが、H、6員ヘテロシクリルによって選択的に置換されているC1〜6アルキル、−OH、−OC1〜6アルキル、−OCHフェニル、−OC1〜6アルキル−O−C1〜6アルキルから選択され;Rが、Hおよび−OC1〜6アルキルから選択され;ならびにRが、Hおよび−OC1〜6アルキルから選択され;またはRおよびRが、それらを連結する原子と一緒に、5〜6員ヘテロシクリルを形成することができる、好ましい実施形態33〜50のいずれかに記載の化合物。
【0809】
(好ましい実施形態54)
が、H、−CN、および−OC1〜6アルキルから選択され;Rが、H、モルホリニルよって選択的に置換されているC1〜6アルキル、−OH、−OC1〜6アルキル、−OCHフェニル、−OC1〜6アルキル−O−C1〜6アルキルから選択され;Rが、Hおよび−OC1〜6アルキルから選択され;ならびにRが、Hおよび−OC1〜6アルキルから選択され;またはRおよびRが一緒に、
【化218】
[この文献は図面を表示できません]
若しくは
【化219】
[この文献は図面を表示できません]
を形成する、好ましい実施形態33〜50のいずれかに記載の化合物。
【0810】
(好ましい実施形態55)
が、Hおよび−OC1〜6アルキルから選択され;Rが、Hおよび−OC1〜6アルキルから選択され;Rが、Hであり;ならびにRが、Hおよび−OC1〜6アルキルから選択され;またはRおよびRが一緒に、
【化220】
[この文献は図面を表示できません]
若しくは
【化221】
[この文献は図面を表示できません]
を形成する、好ましい実施形態33〜50のいずれかに記載の化合物。
【0811】
(好ましい実施形態56)
が、Hおよび−OC1〜6アルキルから選択され;Rが、Hおよび−OC1〜6アルキルから選択され;Rが、Hであり;ならびにRが、Hであり;またはRおよびRが一緒に、
【化222】
[この文献は図面を表示できません]
若しくは
【化223】
[この文献は図面を表示できません]
を形成する、好ましい実施形態33〜50のいずれかに記載の化合物。
【0812】
(好ましい実施形態57)
およびRが、Hであり、ならびにRおよびRが、−OC1〜6アルキルであり;またはRおよびRが一緒に、
【化224】
[この文献は図面を表示できません]
若しくは
【化225】
[この文献は図面を表示できません]
を形成する、好ましい実施形態33〜50のいずれかに記載の化合物。
【0813】
(好ましい実施形態58)
が、−OC1〜6アルキルであり;Rが、−OC1〜6アルキルであり;Rが、Hであり;およびRが、Hである、好ましい実施形態33〜50のいずれかに記載の化合物。
【0814】
(好ましい実施形態59)
が、Hである、好ましい実施形態33〜40または42〜58のいずれかに記載の化合物。
【0815】
(好ましい実施形態60)
1a、R1b、R1cおよびR1dが、H、C1〜6アルキル、C1〜6ハロアルキル、C3〜6シクロアルキル、ハロゲン、−NH、−NHC1〜6アルキル、−N(C1〜6アルキル)、−OH、および−OC1〜6アルキルから独立して選択される、好ましい実施形態33〜59のいずれかに記載の化合物。
【0816】
(好ましい実施形態61)
1a、R1b、R1cおよびR1dが、H、C1〜3アルキル、C1〜3ハロアルキル、シクロプロピ、ハロゲン、および−OC1〜3アルキルから独立して選択される、好ましい実施形態33〜59のいずれかに記載の化合物。
【0817】
(好ましい実施形態62)
1a、R1b、R1cおよびR1dが、H、ハロゲン、および−OC1〜3アルキルから独立して選択される、好ましい実施形態33〜59のいずれかに記載の化合物。
【0818】
(好ましい実施形態63)
1a、R1b、R1cおよびR1dが、Hおよびハロゲンから独立して選択される、好ましい実施形態33〜59のいずれかに記載の化合物。
【0819】
(好ましい実施形態64)
1a、R1cおよびR1dが、Hであり、ならびにR1bが、H、C1〜3アルキル、C1〜3ハロアルキル、シクロプロピ、ハロゲン、および−OC1〜3アルキルから選択される、好ましい実施形態33〜59のいずれかに記載の化合物。
【0820】
(好ましい実施形態65)
1a、R1cおよびR1dが、Hであり、ならびにR1bが、H、ハロゲン、および−OC1〜3アルキルから選択される、好ましい実施形態33〜59のいずれかに記載の化合物。
【0821】
(好ましい実施形態66)
1a、R1cおよびR1dが、Hであり、ならびにR1bが、フルオロである、好ましい実施形態33〜59のいずれかに記載の化合物。
【0822】
(好ましい実施形態67)
19が、各出現時、C1〜6アルキル、1〜3個のハロゲンによって選択的に置換されているフェニル、C3〜6シクロアルキル、5〜6員ヘテロシクリル、1〜3個のC1〜6アルキルによって選択的に置換されている5〜6員ヘテロアリール、ハロゲン、−CN、−C(=O)OH、−C(=O)OC1〜6アルキル、−C(=O)N(C1〜6アルキル)、−C(=O)ピロリジニル、−C(=O)モルホリニル、−N(C1〜6アルキル)、−OH、−OC1〜6アルキル、−Oベンジル、および=Oから独立して選択される、好ましい実施形態33〜66のいずれかに記載の化合物。
【0823】
(好ましい実施形態68)
30、R32およびR33が、各出現時、HおよびC1〜6アルキルから独立して選択される、好ましい実施形態33〜67のいずれかに記載の化合物。
【0824】
(好ましい実施形態69)
39が、各出現時、C1〜6アルキルである、好ましい実施形態33〜68のいずれかに記載の化合物。
【0825】
(好ましい実施形態70)
110、R112およびR113が、各出現時、HおよびC1〜6アルキルから独立して選択される、好ましい実施形態33〜69のいずれかに記載の化合物。
【0826】
(好ましい実施形態71)
119が、各出現時、6員ヘテロシクリルおよびハロゲンから独立して選択される、好ましい実施形態33〜70のいずれかに記載の化合物。
【0827】
(好ましい実施形態72)
119が、各出現時、モルホリニルおよびフルオロから独立して選択される、好ましい実施形態33〜70のいずれかに記載の化合物。
【0828】
(好ましい実施形態73)
129およびR159が、各出現時、C1〜6アルキルおよびハロゲンから独立して選択される、好ましい実施形態33〜72のいずれかに記載の化合物。
【0829】
(好ましい実施形態74)
nが、各出現時、2である、好ましい実施形態33〜73のいずれかに記載の化合物。
【0830】
(好ましい実施形態75)
Eが、p−フルオロフェニルであり;Gが、シクロプロピルによって選択的に置換されているC1−4アルキル、−OH、または−OC1〜3アルキルであり;X、YおよびWが、CHであり;R、R、R、R1bおよびR1cが、Hであり;Dが、−O−であり;RおよびRが、−OCHであり、または一緒に、
【化226】
[この文献は図面を表示できません]
若しくは
【化227】
[この文献は図面を表示できません]
を形成し;およびR1aが、フルオロである、好ましい実施形態33に記載の化合物。