(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記髪状態判定工程において第1の被験者よりも第2の被験者の方が髪に白髪の割合が多いと判定された場合、前記剤決定工程において、前記第2の被験者の髪の染毛に使用される第2の剤として、前記第1の被験者の髪の染毛に使用される第1の剤よりも明度の低い剤が選択される、請求項1から3のいずれか一項に記載の染毛剤選択方法。
前記仕上り状態選択工程は、染毛剤によって着色された状態の髪の色を示すカラーチャートと前記被験者の皮膚の色を比較して行われる、請求項1から6のいずれか1項に記載の染毛剤選択方法。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。尚、すべての図面において、同様の構成要素には同様の符号を付し、重複する説明は適宜省略する。
[染毛剤選択方法]
先ず、本実施形態の染毛剤選択方法について説明する。本実施形態の染毛剤選択方法は、被験者の皮膚の色のうち、特に色相に合わせて髪色を選択することによって被験者に似合う髪色を選択するものである。そして、選択された色相の中から染毛の仕上り状態を選択することによって染毛剤の選択肢を絞り、染毛剤の選択にかかる処理の時間を抑えるものである。
図1は、本実施形態の染毛剤選択方法を説明するための手順を説明するためのフローチャートである。フローチャートに示した染毛剤選択方法は、被験者の髪を染毛する染毛剤を選択する染毛剤選択方法である。ここでいう染毛剤は、白髪を白以外の髪色に染毛する所謂「白髪染め」をいうものとする。ただし、本実施形態は、白髪染めに限定されるものでなく、白髪以外の髪を任意の色に染毛する剤にも適用することができる。
図1に示したフローチャートは、被験者の皮膚の色を測定する皮膚色測定工程(ステップS11)と、皮膚色測定工程において測定された皮膚の色から、この色に対応する被験者の髪色の色相を決定する色相決定工程(ステップS12)と、色相決定工程において決定された色相に応じた複数の染毛の仕上がり状態の中から、被験者の仕上り状態を選択する仕上り状態選択工程(ステップS13)と、を含んでいる。
さらに、本実施形態の染毛剤選択工程は、被験者の髪の状態を判定する髪状態判定工程(ステップS14)、選択された被験者の希望する仕上り状態を実現する染毛剤を決定する剤決定工程(ステップS15)を含んでいる。
【0009】
上記工程において、皮膚色測定工程においては、例えば、皮膚の色を画像データとして取り込み、画像において皮膚を表す領域の色を、色相、明度及び彩度等の要素の1つまたは複数によって判定するようにしてもよい。色相決定工程は、上記要素のうちの色相を抽出しても良いし、抽出した色相に彩度等の他の要素を考慮して色相を調整してもよい。色相決定工程では、さらに、例えば、抽出または調整後の色相を予め設定された髪色の色相に対応付けることによって皮膚の色相から髪色の色相を決定してもよい。また、仕上り状態選択工程では、染毛後の髪色の明度を被験者が任意に選択する。髪状態判定工程では、被験者の髪の状態(髪に白髪が混在する割合等)を判定する。ただし、本実施形態は、髪の状態として白髪の割合を判定することに限定されず、髪の硬さや太さといった髪質、先に被験者の髪を染毛している剤や色、髪の痛み具合等を髪の状態として判定するようにしてもよい。
以下、上記各工程について説明する。
【0010】
(皮膚色測定工程、色相決定工程)
図2は、
図1に示した皮膚色測定工程(ステップS11)及び色相決定工程(ステップS12)に使用されるビューティアナライザー3を説明するための図である。ビューティアナライザー3は、撮像部36及び演算部30を有している。撮像部36は、被験者の皮膚を撮像する図示しないCCD(Charge Coupled Device)を備え、CCDが皮膚を撮像することによって皮膚色を示す撮像データが生成される。撮像データは、皮膚の表面において反射する光を複数の色成分に分解し、各色成分の反射光の強度を示すデータである。
本実施形態では、
図1に示した皮膚色測定工程において、被験者の頬及び顔輪郭の色を測定する。皮膚の色の測定を複数の測定点について行うのは、皮膚の色が被験者の顔及びその周辺における部位によって異なるためである。より具体的には、被験者が日常的に日焼け止めを使用している場合、頬は日焼けし難いために他の部位よりも白くなりやすいことが知られている。本実施形態は、この点に着目して頬とフェースラインの両方の色を測定して被験者の皮膚の色の測定を行っている。なお、この際、頬よりもフェースラインの方が髪に近接しているため、フェースラインの色の方が髪色に強く影響すると考えられる。本実施形態では、頬よりもフェースラインに重みをつけて被験者の皮膚全体の色を測定している。
【0011】
撮像データは、演算部30に入力される。演算部30は、撮像部36から撮像データを入力する入力インタフェース31、色相決定部32及び表示部33を備えている。入力インタフェース31、色相決定部32及び表示部33は、各々が特定の目的のために使用されるプログラムである。また、本実施形態では、ビューティアナライザー3に汎用的なPCを用いている。このため、ビューティアナライザー3は、公知のCPU(Central Processing Unit)やCPUの演算に必要なプログラムやデータが記憶される、あるいは演算処理のワークエリアとなるメモリ等のハードウェアを備えている。汎用的なPCは、このようなハードウェア上で入力インタフェース31、色相決定部32及び表示部33のプログラムを実行させることによりビューティアナライザー3として機能できるようになる。
撮像データは、入力インタフェース31を介して演算部30に入力される。色相決定部32は、撮像データから被験者の皮膚の色相を決定する。色相の決定は、例えば、撮像データが示す色のうちの顕著なものを求めることによって実現できる。また、本実施形態では、色相決定部32に予め「ソフトオークル」、「オークル」、「ベージュ」の3つの色相が設定されていて、撮像データから抽出された色相を、このいずれかに振り分けることによって皮膚の色相から髪色の色相を決定している。
【0012】
図3は、
図1に示したステップS12の色相決定工程で決定した髪色の色相の出力例を示した図である。
図3の例では、表示部33が、明度を縦軸に、色相を横軸にとったグラフGをビューティアナライザー3の既存のディスプレイ37に表示する。
図3に示したグラフGでは、色相が横軸の図中左方向に行くほど赤みが強く、右方向に行くほど黄色みが強くなっている。グラフGにおいて、色相は「ソフトオークル(SO)」、「オークル(C)」、「ベージュ(BE)」の3つに分類されている。表示部33は、色相決定部32が撮像データから抽出した皮膚の色の色相と明度とに基づいて決定されたプロットの位置を特定する。そして、グラフ上にプロットが記された画像データを表示するための画像データを作成し、ディスプレイ37に出力する。
なお、本実施形態では、撮像部36を被験者の頬とフェースラインの両方に当ててそれぞれの撮像データを生成し、演算部30に入力しているから、2つのプロットがグラフG上に記される。
図3では、頬のプロットを「C」の記号で記し、フェースラインのプロットを「F」の記号で記す。
図3に示した例によれば、頬とフェースラインの皮膚の色は、明度が等しく、フェースラインの色相が頬よりも黄色に近いことが分かる。
図3に示した例では、頬、フェースライン共に色相がオークルに分類され、被験者に適した髪色の色相はオークルに分類される。
【0013】
(仕上り状態選択工程)
次に、
図1に示したステップS13の仕上り状態選択工程について説明する。本実施形態の仕上り状態選択工程は、染毛剤によって着色された状態の髪の色を示すカラーチャートと被験者の皮膚の色を比較して行われる。ステップS13は、ステップS12において決定された色相の髪色と被験者の皮膚の色とのマッチングの確認をとる処理である。
図4(a)、
図4(b)及び
図4(c)は、
図1に示したステップS13の仕上り状態選択工程において、皮膚の色と比較されるカラーチャートの一例を示した図である。なお、
図4(a)から(c)に示したカラーチャートは、被験者の顔に近づけて似合う、似合わないの判断にあたり、被験者の顔に近づけることができるため、特にフィッティングツールとも呼ばれている。
図4(a)に示したフィッティングツール41は、結束部41aと毛束部41bとを有している。また、
図4(b)に示したフィッティングツール42は結束部42a及び毛束部42bを有し、
図4(c)に示したフィッティングツール43は結束部43a及び毛束部43bを有している。フィッティングツールの毛束部41b、42b、43bは、互いに異なる色相の染毛剤によって染毛されている。また、本実施形態では、色相と共に明度をも変化させたフィッティングツールを複数用意しておく。このようなフィッティングツール41、42、43は、被験者が自身の髪に重ねて顔を確認できるので、フィッティングツールの髪色が自身に似合うか否かを判断することができる。被験者は、ステップS11で決定された髪色の色相のフィッティングツールのうち、明度の異なるものを順次髪に重ねて自身の姿を確認する。そして、気に入ったフィッティングツールを選択し、選択されたフィッティングツールの色相及び明度が被験者の希望する仕上り状態として選択される。
【0014】
(髪状態判定工程)
ステップS14は、被験者の髪の状態を判定する髪状態判定工程に相当する。ここでいう髪の状態とは、髪の染毛剤に対する染まり易さに関する状態をいい、本実施形態では髪の白髪と非白髪との割合を判定するものとする。白髪の割合の判定では、例えば、白髪と白髪でない非白髪とが混在した髪の状態を再現する白髪スケールを使って被験者の白髪の状態を判定する。本実施形態では、髪に見立てた白色の糸と黒色の糸とが混在した毛束を有する白髪スケールを被験者の髪に近づけて、両者を比較することによって白髪の割合を判定している。
ただし、本実施形態は、仕上り状態の選択に白髪の割合を用いるものに限定されるものでなく、髪の損傷の程度、髪の色、髪の硬さ及び髪の太さの少なくとも一つを含むものであってもよい。
【0015】
(白髪スケール)
図5及び
図6(a)、
図6(b)及び
図6(c)は、白髪の割合を判定するための白髪スケールを示す図である。
図5に示した白髪スケール7は、支持体70と毛束とを有していて、毛束が、白色の毛と非白色の毛との混合比が異なる複数の領域71、73、75を有している。つまり、
図5に示した白髪スケール7では、一つの毛束が白色の毛と非白色の毛との混合比が異なる領域71、73、75をこの順で隣接させて連続させることで合わせたものになっている。本実施形態の白髪スケール7では、領域71の白色の毛の混合比を50%とし、領域73の白色の毛の混合比を30%とし、領域75の白色の毛の混合比を10%とした。
白髪スケール7によれば、白髪スケール7を被験者の髪に当てながら領域71、73、75、77の配列方向にずらし、被験者の髪の白髪の割合に最も近い領域、即ち白髪の混合比を判定することができる。
【0016】
図6(a)に示した他の構成の白髪スケール61は、支持体61aと、支持体61aに支持された毛束部61bと、を有している。
図6(b)に示した白髪スケール63は、支持体63aと、支持体63aに支持された毛束部63bと、を有している。
図6(c)に示した白髪スケール63は、支持体63aと、支持体63aに支持された毛束部63bと、を有している。そして、毛束部61b、63b、65bは、白色の毛と、白色でない非白色の毛とを含んでいる。なお、ここで毛束の「毛」の文言は、必ずしも人間の髪を指すものでなく、人間以外の動物の毛や人工的に製造された糸状の部材をも含んでいる。
毛束部61b、63b、65bは、互いに白色の糸と黒色の糸との混合比が異なっていて、例えば、
図6(a)に示した白髪スケール61の全体に対する白色の糸の混合比(以下、単に「白色の糸の混合比」と記す)は50%、
図6(b)に示した白髪スケール63の白色の糸の混合比は30%、
図6(c)に示した白髪スケール65の白色の糸の混合比は10%とする。被験者、あるいは染毛剤の選択に助言を与えるカウンセラーは、白髪スケール61、63、65を被験者の髪に近づけて比較し、白髪スケール61、63、65のうち、被験者の髪の状態に最も近い白髪スケール、ひいては白色の糸の混合比を選択する。そして、選択された混合比を被験者の白髪の混合比とする。
【0017】
(剤決定工程及びカラーチャート)
次に、
図1のステップS15に示した剤決定工程を説明する。剤決定工程では、ステップS13の仕上り状態選択工程で選択された仕上り状態と、ステップS14の髪状態判定工程において判定された髪の状態に基づいて、被験者の髪の染毛に使用される剤を決定する。
図7は、染毛剤の選択に使用されるカラーチャートを説明するための図である。図示したカラーチャート80は、複数色の色相毎に、明度の異なる染毛剤によって着色された状態の髪の色を示す複数の色見本80aから色見本80jを含んでいる。
図7に示したカラーチャート80は、縦軸に明度、横軸にソフトオークル、オークル、ベージュの3つの髪色の色相を示している。なお、ローズ、ブラウン、ベージュの語句は、ソフトオークル、オークル、ベージュの色相にそれぞれ対応する剤の種別の名称である。色見本のうち、色見本80a、80b、80cはソフトオークルの色相に属している。色見本の明度は、色見本80aが最も高く、色見本80b、色見本80cの順で低くなっている。また、色見本80d、80e、80fはオークルの色相に属している。色見本の明度は、色見本80dが最も高く、色見本80e、色見本80fの順で低くなっている。また、色見本80h、80i、80jはベージュの色相に属している。色見本の明度は、色見本80hが最も高く、色見本80i、色見本80jの順で低くなっている。色見本80gは、ブラックの色見本である。
なお、本実施形態では、
図4に示したカラーチャート41、42、43が
図7に示した色見本に対応する数及び色を有するように構成してもよい。
【0018】
剤決定工程においては、先ず、ステップS12において決定された色相を有する色見本の中から、ステップS13において決定した髪色の明度の色見本が選択される。次に、ステップS14において判定された白髪の混合比に基づいて、先に選択された色見本よりも明度が高い、あるいは低い色見本に対応する染毛剤が選択される。なお、色見本80では、全ての色見本で白髪の割合が例えば30%の髪を染毛剤で染めた場合のものとした。
上記した染毛剤の決定は、同じ染毛剤で白髪と非白髪とを染毛した場合、白髪の染毛の仕上りの方が、明度が高くなることによる。つまり、ステップS14の髪状態判定工程において被験者Aよりも被験者Bの方が髪に白髪の割合が多いと判定された場合、剤決定工程においては、被験者Bの髪の染毛に使用される染毛剤として、被験者Aの髪の染毛に使用される染毛剤よりも明度の低い剤が選択される。より具体的には、被験者A、被験者Bの髪色の色相が共にオークルであり、共に色見本80eの仕上り状態を希望しているとする。そして、被験者Aの白髪の混合比が10%であり、被験者Bの白髪の混合比が50%であるとする。このような場合、例えば、被験者Aにはオークルのライトの染毛剤を使用して染毛を行い、被験者Bにはオークルのダークの染毛剤を使用して染毛を行うようにする。
なお、本実施形態は、このような構成に限定されるものではない。例えば、カラーチャート80の明度をさらに多段階に設定し、髪における白髪の混合比に応じて染毛剤の明度のシフト量を変更してもよい。
【0019】
以上説明した本実施形態は、被験者の皮膚の二箇所の画像を取り込むことによって髪色の色相を決定することができる。また、この色相の範囲において髪色の明度を選択し、染毛剤を選択することができる。このため、被験者に似合う髪色をシミュレーションによって選択する等の処理よりも短時間のうちに被験者の皮膚の色に合った染毛剤を選択することができる。また、本実施形態は、被験者の皮膚の色を、ビューティアナライザーを使って判定し、この判定結果から被験者の髪色の色相を決定しているから、被験者に似合う髪色を客観的に判断して決定することができる。
さらに、本実施形態は、被験者の白髪の混合比等の髪の状態に応じて染毛剤の明度を調整している。このため、本実施形態は、被験者のイメージに近い仕上りが実現できる染毛剤を選択することができる。
【0020】
また、本実施形態は、以上、白髪染めを例にして説明した。しかし、本実施形態は、白髪染めに限定されるものではなく、髪の色素を抜いて染料を入れる、いわゆる「おしゃれ染め」にも適用することができる。本実施形態をおしゃれ染めに適用する場合、髪状態判定工程においては、被験者の現在の髪色(地毛の色の他、既に染毛されている髪色を含む)やダメージの程度等を判定する。ここで、ダメージの程度には、被験者の髪の色素の抜けの程度が含まれていて、被験者の髪の色素の抜け量が多いほど染毛後の髪色の明度が高くなることが知られている。このため、本実施形態をおしゃれ染めに適用する場合、髪のダメージが大きいほど染毛剤としては明度の低いものが選択される。
【0021】
上記実施形態および実施例は以下の技術思想を包含するものである。
<1> 被験者の髪を染毛する染毛剤を選択する染毛剤選択方法であって、被験者の皮膚の色を測定する皮膚色測定工程と、前記皮膚色測定工程において測定された皮膚の色から、当該色に対応する前記被験者の髪色の色相を決定する色相決定工程と、前記色相決定工程において決定された色相に応じた複数の染毛の仕上がり状態の中から、前記被験者の仕上り状態を選択する仕上り状態選択工程と、を含むことを特徴とする染毛剤選択方法。
<2> 前記被験者の髪の状態を判定する髪状態判定工程をさらに含み、前記仕上り状態選択工程において選択された前記仕上り状態及び前記髪状態判定工程において判定された髪の状態に基づいて、前記被験者の髪の染毛に使用される剤を決定する剤決定工程と、を含む、<1>の染毛剤選択方法。
<3> 前記髪状態判定工程は、髪の白髪の割合、髪の損傷の程度、髪の色、髪の硬さ及び髪の太さの少なくとも一つを判定する、<2>の染毛剤選択方法。
<4> 前記髪状態判定工程において第1の被験者よりも第2の被験者の方が髪に白髪の割合が多いと判定された場合、前記剤決定工程において、前記第2の被験者の髪の染毛に使用される第2の剤として、前記第1の被験者の髪の染毛に使用される第1の剤よりも明度の低い剤が選択される、<3>の染毛剤選択方法。
<5> 前記髪状態判定工程においては、白髪と白髪でない非白髪とが混在した髪の状態を再現する白髪スケールを使って前記被験者の白髪の状態を判定する、<3>または<4>の染毛剤選択方法。
<6> 前記皮膚色測定工程においては、前記被験者の頬及び顔輪郭の色を測定する、<1>から<5>のいずれか1つの染毛剤選択方法。
<7> 前記仕上り状態選択工程は、染毛剤によって着色された状態の髪の色を示すカラーチャートと前記被験者の皮膚の色を比較して行われる、<1>から<6>のいずれか1つの染毛剤選択方法。
<8> 染毛剤の選択に使用されるカラーチャートであって、
複数色の色相毎に、明度の異なる染毛剤によって着色された状態の髪の色を示す複数の色見本を含むことを特徴とする、カラーチャート。
<9> 支持体と、当該支持体に支持された毛束と、を有し、前記毛束は、白色の毛と、白色でない非白色の毛とを含むことを特徴とする、白髪スケール。
<10> 前記毛束は、前記白色の毛と前記非白色の毛との混合比が異なる複数の領域を有する<9>の白髪スケール。