特許第6404453号(P6404453)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6404453ミリ波キャリアアグリゲーションを用いる中継バックホーリングの装置、システムおよび方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6404453
(24)【登録日】2018年9月21日
(45)【発行日】2018年10月10日
(54)【発明の名称】ミリ波キャリアアグリゲーションを用いる中継バックホーリングの装置、システムおよび方法
(51)【国際特許分類】
   H04W 16/26 20090101AFI20181001BHJP
   H04W 72/04 20090101ALI20181001BHJP
【FI】
   H04W16/26
   H04W72/04 111
   H04W72/04 136
【請求項の数】28
【全頁数】48
(21)【出願番号】特願2017-506910(P2017-506910)
(86)(22)【出願日】2015年9月11日
(65)【公表番号】特表2017-532814(P2017-532814A)
(43)【公表日】2017年11月2日
(86)【国際出願番号】US2015049532
(87)【国際公開番号】WO2016044069
(87)【国際公開日】20160324
【審査請求日】2017年3月28日
(31)【優先権主張番号】62/050,578
(32)【優先日】2014年9月15日
(33)【優先権主張国】US
(73)【特許権者】
【識別番号】515140897
【氏名又は名称】インテル アイピー コーポレーション
(74)【代理人】
【識別番号】110000877
【氏名又は名称】龍華国際特許業務法人
(72)【発明者】
【氏名】ミアオ、ホンレイ
(72)【発明者】
【氏名】フェーバー、マイケル
(72)【発明者】
【氏名】ラーフ、ベルナルド
【審査官】 新井 寛
(56)【参考文献】
【文献】 国際公開第2014/124164(WO,A1)
【文献】 特表2014−515908(JP,A)
【文献】 米国特許出願公開第2013/0279400(US,A1)
【文献】 米国特許出願公開第2013/0336198(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04B 7/24 − 7/26
H04W 4/00 − 99/00
3GPP TSG RAN WG1−4
SA WG1−4
CT WG1、4
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1中継ノード(RN)であって、
プライマリセル(PCell)のセルラ周波数帯域を通じてドナーエボルブドノードB(DeNB)と通信するセルラトランシーバと、
前記PCell内のセカンダリセル(SCell)のミリ波(mmWave)周波数帯域を通じてバックホールリンクを介して第2RNと通信するmmWaveトランシーバと、
前記PCellの前記セルラ周波数帯域を通じて前記セルラトランシーバにより受信された中継物理ダウンリンク制御チャネル(R−PDCCH)メッセージを処理するコントローラであって、前記R−PDCCHメッセージは前記バックホールリンクを通じたダウンリンク割り当てをスケジューリングするクロスキャリアスケジューリング情報を含み、前記コントローラは前記ダウンリンク割り当て中に前記第2RNからダウンリンクデータパケットを受信するように前記mmWaveトランシーバをトリガする、前記コントローラと
を備え、
前記セルラトランシーバは、前記R−PDCCHメッセージを前記第2RNから受信するものであり、
前記R−PDCCHメッセージはセカンダリR−PDCCHメッセージを含み、前記セルラトランシーバは、前記セルラ周波数帯域を通じた割り当てをスケジューリングするプライマリR−PDCCHメッセージを前記DeNBから受信するものである、第1RN。
【請求項2】
前記コントローラは、前記DeNBからの無線リソース制御(RRC)メッセージに従って、前記DeNBに対してはプライマリR−PDCCHセットのセッティングを、前記第2RNに対してはセカンダリR−PDCCHセットのセッティングを、設定するものである、請求項1に記載の第1RN。
【請求項3】
第1中継ノード(RN)であって、
プライマリセル(PCell)のセルラ周波数帯域を通じてドナーエボルブドノードB(DeNB)と通信するセルラトランシーバと、
前記PCell内のセカンダリセル(SCell)のミリ波(mmWave)周波数帯域を通じてバックホールリンクを介して第2RNと通信するmmWaveトランシーバと、
前記PCellの前記セルラ周波数帯域を通じて前記セルラトランシーバにより受信された中継物理ダウンリンク制御チャネル(R−PDCCH)メッセージを処理するコントローラであって、前記R−PDCCHメッセージは前記バックホールリンクを通じたダウンリンク割り当てをスケジューリングするクロスキャリアスケジューリング情報を含み、前記コントローラは前記ダウンリンク割り当て中に前記第2RNからダウンリンクデータパケットを受信するように前記mmWaveトランシーバをトリガする、前記コントローラと
を備え、
前記セルラトランシーバは、前記R−PDCCHメッセージを前記第2RNから受信するものであり、
前記コントローラは、前記DeNBからのハンドオーバ要求に基づいて前記第1RNを前記DeNBから前記第2RNにハンドオーバし、前記第2RNへの前記ハンドオーバの後に前記第2RNから前記R−PDCCHメッセージを受信するものである、第1RN。
【請求項4】
前記セルラトランシーバは、前記DeNBから前記R−PDCCHメッセージを受信するものである、請求項1〜3のうちのいずれか1項に記載の第1RN。
【請求項5】
前記ダウンリンクデータパケットは、前記第2RNを介して中継された前記DeNBからのデータパケットを含む、請求項4に記載の第1RN。
【請求項6】
前記コントローラは、前記R−PDCCHメッセージと関連付けられた送信時間インターバル(TTI)の間に前記バックホールリンクを介して前記ダウンリンクデータパケットを受信するように前記mmWaveトランシーバをトリガするものである、請求項4に記載の第1RN。
【請求項7】
1または複数のアンテナと、メモリと、プロセッサとを備える、請求項1〜6のうちのいずれか1項に記載の第1RN。
【請求項8】
エボルブドノードB(eNB)であって
ライマリセル(PCell)のセルラ周波数帯域を通じて第1中継ノード(RN)および第2RNと通信するセルラトランシーバと、
ミリ波(mmWave)周波数帯域を通じて第1バックホールリンクを介して前記第2RNと通信するmmWaveトランシーバと、
前記第1RNと前記第2RNとの間の第2バックホールリンクを通じたダウンリンク割り当てをスケジューリングするクロスキャリアスケジューリング情報を含む中継物理ダウンリンク制御チャネル(R−PDCCH)メッセージを前記第1RNに送信するように前記セルラトランシーバをトリガするコントローラと
を備え、
前記コントローラは、第1送信時間インターバル(TTI)の間に第1R−PDCCHメッセージを前記第2RNに送信するように前記セルラトランシーバをトリガするものであり、前記第1R−PDCCHメッセージは、前記第1TTIの後の第2TTIの間の前記第2バックホールリンクを通じた前記第2RNから前記第1RNへのデータパケットのアップリンク送信をスケジューリングし、前記コントローラは、前記第2TTIの間に第2R−PDCCHメッセージを前記第1RNに送信するように前記セルラトランシーバをトリガするものであり、前記第2R−PDCCHメッセージは、前記第1RNでの前記第2RNからの前記データパケットのダウンリンク受信をスケジューリングする、
eNB。
【請求項9】
前記コントローラは、前記第2バックホールリンクを介して前記第1RNへ中継されるべきデータパケットを前記第1バックホールリンクを介して前記第2RNに送るように前記mmWaveトランシーバをトリガするものである、請求項8に記載のeNB。
【請求項10】
前記コントローラは、前記第2RNによって前記データパケットが送られるべき送信時間インターバル(TTI)をスケジューリングする前記R−PDCCHを送信するように前記セルラトランシーバをトリガするものである、請求項9に記載のeNB。
【請求項11】
エボルブドノードB(eNB)であって、
プライマリセル(PCell)のセルラ周波数帯域を通じて第1中継ノード(RN)および第2RNと通信するセルラトランシーバと、
ミリ波(mmWave)周波数帯域を通じてバックホールリンクを介して前記第2RNと通信するmmWaveトランシーバと、
前記eNBと前記第1RNとの間で複数のプライマリ中継物理ダウンリンク制御チャネル(R−PDCCH)メッセージを通信するプライマリR−PDCCHセットおよび前記第2RNと前記第1RNとの間で複数のセカンダリR−PDCCHメッセージを通信するセカンダリR−PDCCHセットを設定し、前記プライマリR−PDCCHセットおよび前記セカンダリR−PDCCHセットの設定情報を含むメッセージを前記第1RNに送信するように前記セルラトランシーバをトリガするコントローラと
を備えるeNB。
【請求項12】
エボルブドノードB(eNB)であって、
プライマリセル(PCell)のセルラ周波数帯域を通じて第1中継ノード(RN)および第2RNと通信するセルラトランシーバと、
ミリ波(mmWave)周波数帯域を通じてバックホールリンクを介して前記第2RNと通信するmmWaveトランシーバと、
前記第1RNを前記第2RNへハンドオーバするハンドオーバ要求を前記第2RNに送信するように前記セルラトランシーバをトリガし、前記第2RNにアタッチするアタッチ要求を前記第1RNに送信するように前記セルラトランシーバをトリガし、前記第1RNへ中継されるべきデータパケットを前記バックホールリンクを介して前記第2RNに送信するように前記mmWaveトランシーバをトリガするコントローラと
を備えるeNB。
【請求項13】
記PCellのドナーeNB(DeNB)として動作する、請求項8〜12のうちのいずれか1項に記載のeNB。
【請求項14】
または複数のアンテナ、メモリおよびプロセッサを含む、請求項8〜13のうちのいずれか1項に記載のeNB。
【請求項15】
請求項8〜14のうちのいずれか1項に記載のeNBを含むセルラ通信のシステム。
【請求項16】
エボルブドノードB(eNB)に、
プライマリセル(PCell)のセルラ周波数帯域を通じて第1中継ノード(RN)および第2RNと通信させ、
ミリ波(mmWave)周波数帯域を通じてバックホールリンクを介して前記第2RNと通信させ、
前記eNBと前記第1RNとの間で複数のプライマリ中継物理ダウンリンク制御チャネル(R−PDCCH)メッセージを通信するプライマリR−PDCCHセット、および、前記第2RNと前記第1RNとの間で複数のセカンダリR−PDCCHメッセージを通信するセカンダリR−PDCCHセットを設定させ、
前記プライマリR−PDCCHセットおよび前記セカンダリR−PDCCHセットの設定情報を含むメッセージを前記第1RNに送信させる回路を含む装置。
【請求項17】
前記メッセージは無線リソース制御(RRC)メッセージを含む、請求項16に記載の装置。
【請求項18】
エボルブドノードB(eNB)に、
プライマリセル(PCell)のセルラ周波数帯域を通じて第1中継ノード(RN)および第2RNと通信させ、
ミリ波(mmWave)周波数帯域を通じてバックホールリンクを介して前記第2RNと通信させ、
前記第1RNを前記第2RNへハンドオーバするハンドオーバ要求を前記第2RNに送信させ、
前記第2RNにアタッチするアタッチ要求を前記第1RNに送信させ、
前記第1RNへ中継されるべきデータパケットを前記バックホールリンクを介して前記第2RNに送信させる回路を含む装置。
【請求項19】
前記eNBに、前記第1RNへ中継されるべきデータパケットを、前記バックホールリンクを介して前記第2RNに送らせる、請求項16〜18のうちのいずれか1項に記載の装置。
【請求項20】
エボルブドノードB(eNB)に、
プライマリセル(PCell)のセルラ周波数帯域を通じて第1中継ノード(RN)および第2RNと通信させ、
ミリ波(mmWave)周波数帯域を通じて第1バックホールリンクを介して前記第2RNと通信させ、
前記第1RNと前記第2RNとの間の第2バックホールリンクを通じたダウンリンク割り当てをスケジューリングするクロスキャリアスケジューリング情報を含む中継物理ダウンリンク制御チャネル(R−PDCCH)メッセージを前記第1RNに送信させ、
第1送信時間インターバル(TTI)の間に第1R−PDCCHメッセージを前記第2RNに送信させ、
前記第1TTIの後の第2TTIの間に第2R−PDCCHメッセージを前記第1RNに送信させる回路を含み、
前記第1R−PDCCHメッセージは、前記第2TTIの間の前記第2バックホールリンクを通じた前記第2RNから前記第1RNへのデータパケットのアップリンク送信をスケジューリングし、
前記第2R−PDCCHメッセージは、前記第1RNでの前記第2RNからの前記データパケットのダウンリンク受信をスケジューリングする、
装置。
【請求項21】
前記eNBに、前記PCellのドナーeNB(DeNB)として動作させる、請求項16〜20のうちのいずれか1項に記載の装置。
【請求項22】
セルラトランシーバと、mmWaveトランシーバとを備える、請求項16〜21のうちのいずれか1項に記載の装置。
【請求項23】
少なくとも1つのコンピュータプロセッサによって実行されたときに、前記少なくとも1つのコンピュータプロセッサが1または複数の動作をエボルブドノードB(eNB)において実行することを可能にするコンピュータプログラムであって、前記1または複数の動作は、
プライマリセル(PCell)のセルラ周波数帯域を通じて第1中継ノード(RN)および第2RNと通信することと、
ミリ波(mmWave)周波数帯域を通じてバックホールリンクを介して前記第2RNと通信することと、
前記第1RNを前記第2RNへハンドオーバするハンドオーバ要求を前記第2RNに送信することと、
前記第2RNにアタッチするアタッチ要求を前記第1RNに送信することと、
前記第1RNへ中継されるべきデータパケットを前記バックホールリンクを介して前記第2RNに送信することと
を含む、コンピュータプログラム。
【請求項24】
前記ハンドオーバ要求および前記アタッチ要求は無線リソース制御(RRC)メッセージを含む、請求項23に記載のコンピュータプログラム。
【請求項25】
少なくとも1つのコンピュータプロセッサによって実行されたときに、前記少なくとも1つのコンピュータプロセッサが1または複数の動作をエボルブドノードB(eNB)において実行することを可能にするコンピュータプログラムであって、前記1または複数の動作は、
プライマリセル(PCell)のセルラ周波数帯域を通じて第1中継ノード(RN)および第2RNと通信することと、
ミリ波(mmWave)周波数帯域を通じて第1バックホールリンクを介して前記第2RNと通信することと、
前記第1RNと前記第2RNとの間の第2バックホールリンクを通じたダウンリンク割り当てをスケジューリングするクロスキャリアスケジューリング情報を含む中継物理ダウンリンク制御チャネル(R−PDCCH)メッセージを前記第1RNに送信することと、
第1送信時間インターバル(TTI)の間に第1R−PDCCHメッセージを前記第2RNに送信することと、
前記第1TTIの後の第2TTIの間に第2R−PDCCHメッセージを前記第1RNに送信することと、
を含み、
前記第1R−PDCCHメッセージは、前記第2TTIの間の前記第2バックホールリンクを通じた前記第2RNから前記第1RNへのデータパケットのアップリンク送信をスケジューリングし、
前記第2R−PDCCHメッセージは、前記第1RNでの前記第2RNからの前記データパケットのダウンリンク受信をスケジューリングする、
コンピュータプログラム。
【請求項26】
少なくとも1つのコンピュータプロセッサによって実行されたときに、前記少なくとも1つのコンピュータプロセッサが1または複数の動作をエボルブドノードB(eNB)において実行することを可能にするコンピュータプログラムであって、前記1または複数の動作は、
プライマリセル(PCell)のセルラ周波数帯域を通じて第1中継ノード(RN)および第2RNと通信することと、
ミリ波(mmWave)周波数帯域を通じてバックホールリンクを介して前記第2RNと通信することと、
前記eNBと前記第1RNとの間で複数のプライマリ中継物理ダウンリンク制御チャネル(R−PDCCH)メッセージを通信するプライマリR−PDCCHセット、および、前記第2RNと前記第1RNとの間で複数のセカンダリR−PDCCHメッセージを通信するセカンダリR−PDCCHセットを設定することと、
前記プライマリR−PDCCHセットおよび前記セカンダリR−PDCCHセットの設定情報を含むメッセージを前記第1RNに送信することと
を含む、コンピュータプログラム。
【請求項27】
前記1または複数の動作は前記eNBを前記PCellのドナーeNB(DeNB)として動作させることを含む、請求項23〜26のうちのいずれか1項に記載のコンピュータプログラム。
【請求項28】
請求項23〜27うちのいずれか1項に記載のコンピュータプログラムを格納するコンピュータ可読記録媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
[相互参照]
本出願は、「マルチホップ中継バックホーリングのためのミリ波キャリアアグリゲーション(Millimeter Wave Carrier Aggregation for Multi−Hop Relay Backhauling)」と題されて2014年9月15日に出願された米国特許仮出願第62/050,578号の利益およびこの仮出願からの優先権を主張し、その開示内容全体が参照により本明細書に組み込まれる。
【0002】
本明細書に記載されている幾つかの実施態様は、一般的にミリ波キャリアアグリゲーションを用いる中継バックホーリングに関する。
【背景技術】
【0003】
或るシステムは、中継アーキテクチャ、例えば、先行技術文献1;および/または先行技術文献2などの、ロングタームエボリューション(LTE:Long Term Evolution)仕様書に記載されている中継アーキテクチャ、を実装することができる。
【0004】
この中継アーキテクチャは、例えば、カバレージ拡張、能力改善、および/または負荷平衡を提供するために、設定され得る。
【0005】
この中継アーキテクチャは中継ノード(RN:Relay Node)を実装することができ、これは、ユーザ機器(UE:User Equipment)の視点からは「標準的」エボルブドノードB(eNB:Evolved Node B)としてサービスすることができる。
【0006】
アクセスリンクとバックホールリンクとが時間領域での分離を用いて同じ無線リソースを共有し得るインバンドRN使用の場合は、幾つかのシナリオにおいては、例えば、それが無線リソースを効率的に利用するとともに既存のLTE UEおよびeNBプロシージャと後方互換性であるために、優先的な展開オプションであると見なされ得る。しかし、このアーキテクチャは、増大するトラフィック需要をサポートできないかもしれない限られたバックホーリング能力を提供する可能性がある。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0007】
例えば、アクセスリンクにおける増大するユーザデータレート需要をサポートするために、中継ノードのために改善したバックホーリング能力をサポートすることができるであろう中継アーキテクチャおよび方法に対する需要がある。
【0008】
図解を簡潔にかつ明瞭にするために、図に示されている要素は必ずしも一定の縮尺で示されてはいない。例えば、一部の要素の寸法は、提示を明瞭にするために他の要素に比べて誇張されることがある。さらに、一致するかまたは類似する要素を示すために図において参照数字が繰り返されることがある。図は以下に列挙される。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】幾つかの例示的実施態様による、システムの略ブロック図である。
【0010】
図2】幾つかの例示的実施態様による、クロスキャリアスケジューリングスキームの略図である。
【0011】
図3】幾つかの例示的実施態様による、ノードの要素の略図である。
【0012】
図4】幾つかの例示的実施態様による、スケジューリングスキームの略図である。
【0013】
図5】幾つかの例示的実施態様による、図4のスケジューリングスキームに従うノード間の通信の略図である。
【0014】
図6】幾つかの例示的実施態様による、スケジューリングスキームの略図である。
【0015】
図7】幾つかの例示的実施態様による、図6のスケジューリングスキームに従うノード間の通信の略図である。
【0016】
図8】幾つかの例示的実施態様による、スケジューリングスキームの略図である。
【0017】
図9】幾つかの例示的実施態様による、図8のスケジューリングスキームに従うノード間の通信の略図である。
【0018】
図10】幾つかの例示的実施態様による、中継バックホーリングの方法の略フローチャート図である。
【0019】
図11】幾つかの例示的実施態様による、製品の略図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
以下の詳細な記載において、幾つかの実施態様の完全な理解を提供するために多数の特定の細部が明らかにされる。しかし、幾つかの実施態様は、これらの特定の細部が無くても実施され得るということが当業者に理解されるであろう。他の場合には、論議を分かりにくくしないように、よく知られている方法、手順、コンポーネント、ユニットおよび/または回路は詳しく記載されていない。
【0021】
例えば「処理する」、「計算する」、「算出する」、「判定する」、「確定する」、「分析する」、「チェックする」などの用語を利用する本明細書での論議は、コンピュータのレジスタおよび/またはメモリの中で物理的(例えば、電子的)量として表されるデータを、演算および/またはプロセスを実行する命令を記憶することのできるコンピュータのレジスタおよび/またはメモリまたは他の情報記憶媒体の中で同様に物理的量として表される他のデータに処理しおよび/または変換するコンピュータ、コンピューティングプラットフォーム、コンピューティングシステム、または他の電子計算デバイスの1つまたは複数の演算および/または1つまたは複数のプロセスを指すことができる。
【0022】
本明細書で使用される「複数」という用語(「plurality」および「a plurality」)は、例えば、「多数の」または「2つ以上」を含む。例えば、「複数のアイテム」は2つ以上のアイテムを含む。
【0023】
「1つの実施態様」、「実施態様」、「例示的実施態様」、「種々の実施態様」などへの言及は、そのように記載された1つまたは複数の実施態様が特定の特徴、構造、または特性を含み得ることを示すけれども、必ずしも全ての実施態様がその特定の特徴、構造、または特性を含むとは限らない。さらに、「1つの実施態様では」という句を繰り返し使用しても、必ずしも同じ実施態様を指すとは限らないが、そうであってもよい。
【0024】
本明細書では、別様に明示されていない限り、ありふれた対象物を記載するための、順序を示す形容詞「第1」、「第2」、「第3」などの使用は、類似する対象物の異なるインスタンスについて言及していることを単に示すのであって、そのように記載された対象物が時間的に、空間的に、順位付けにおいて、あるいは他の仕方で、所与の順序になっていなければならないということを示唆するべく意図されているのではない。
【0025】
幾つかの実施態様は、例えば、ユーザ機器(UE:User Equipment)、モバイルデバイス(MD:Mobile Device)、無線局(STA:wireless station)、パーソナルコンピュータ(PC:Personal Computer)、デスクトップコンピュータ、モバイルコンピュータ、ラップトップコンピュータ、ノートブックコンピュータ、タブレットコンピュータ、スマートフォンデバイス、サーバコンピュータ、ハンドヘルドコンピュータ、ハンドヘルドデバイス、パーソナルデジタルアシスタント(PDA:Personal Digital Assistant)デバイス、ハンドヘルドPDAデバイス、オンボードデバイス、オフボードデバイス、ハイブリッドデバイス、車両デバイス、非車両デバイス、モバイルもしくはポータブルデバイス、消費者デバイス、非モバイルもしくは非ポータブルデバイス、無線通信局、無線通信デバイス、無線アクセスポイント(AP:Access Point)、無線ノード、セルラノード、中継ノード、基地局(BS:base station)、有線もしくは無線ルータ、有線もしくは無線モデム、ビデオデバイス、オーディオデバイス、オーディオビデオ(A/V:audio−video)デバイス、有線もしくは無線ネットワーク、無線エリアネットワーク、セルラネットワーク、セルラノード、セルラデバイス、無線ローカルエリアネットワーク(WLAN:Wireless Local Area Network)、多入力多出力(MIMO:Multiple Input Multiple Output)トランシーバもしくはデバイス、単入力多出力(SIMO:Single Input Multiple Output)トランシーバもしくはデバイス、多入力単出力(MISO:Multiple Input Single Output)トランシーバもしくはデバイス、1または複数の内部アンテナおよび/もしくは外部アンテナを有するデバイス、デジタルビデオブロードキャスト(DVB:Digital Video Broadcast)デバイスもしくはシステム、マルチスタンダード無線デバイスもしくはシステム、有線もしくは無線ハンドヘルドデバイス、例えばスマートフォン、無線アプリケーションプロトコル(WAP:Wireless Application Protocol)デバイス、ベンディングマシン、販売端末などの種々のデバイスおよびシステムと関連して使用され得る。
【0026】
幾つかの実施態様は、現存するロングタームエボリューション(LTE:Long Term Evolution)仕様(3GPP TS 36.300(3GPP TS 36.300 V11.7.0(2013−09);技術仕様(Technical Specification);第3世代パートナーシッププロジェクト(3rd Generation Partnership Project);技術仕様グループ無線アクセスネットワーク(Technical Specification Group Radio Access Network);エボルブド・ユニバーサル・テレストリアル・無線・アクセス(E−UTRA:Evolved Universal Terrestrial Radio Access)およびエボルブド・ユニバーサル・テレストリアル・無線・アクセス・ネットワーク(E−UTRAN:Evolved Universal Terrestrial Radio Access Network);総合記述(Overall description);ステージ2(リリース11);
3GPP TS 36.216、(3GPP TS 26.216 V11.0.0(2012−09);中継動作のための物理レイヤ(Physical layer for relaying operation(リリース11));および/または3GPP TR 36.806(3GPP TR 36.806 V9.0.0、(2010−03);E−UTRAのための中継アーキテクチャ(Relay architectures for E−UTRA)(LTEアドバンスト(LTE−Advanced))(リリース9)を含む)、および/またはそれらの将来型バージョンおよび/またはそれらの派生物に従って動作するデバイスおよび/またはネットワーク、現存するIEEE802.16標準規格(IEEE−Std 802.16、2009年版、固定ブロードバンド無線アクセスシステムのためのエアーインターフェース(Air Interface for Fixed Broadband Wireless Access Systems);
IEEE−Std802.16e、2005年版、ライセンスされた帯域における固定およびモバイルの複合動作のための物理および媒体アクセス制御レイヤ(Physical and Medium Access Control Layers for Combined Fixed and Mobile Operation in Licensed Bands);タスクグループmにより展開されたIEEE Std 802.16−2009の修正および/またはそれらの将来型バージョンおよび/または派生物に従って動作するデバイスおよび/またはネットワーク、現存するIEEE 802.11標準規格(IEEE 802.11−2012、情報技術のためのIEEE標準規格−−システム間の電気通信および情報交換地方および大都市地域ネットワーク−−具体的な要求条件パート11:無線LAN媒体アクセス制御(MAC)および物理レイヤ(PHY)仕様(IEEE Standard for Information technology−−Telecommunications and information exchange between systems Local and metropolitan area networks−−Specific requirements Part 11:
Wireless LAN Medium Access Control (MAC) and Physical Layer (PHY) Specifications)、2012年3月29日;IEEE 802.11ad(IEEE P802.11ad−2012、情報技術のためのIEEE標準規格−システム間の電気通信および情報交換−地方および大都市地域ネットワーク−具体的な要求条件−パート11:無線LAN媒体アクセス制御(MAC)および物理レイヤ(PHY)仕様−修正3:60GHz帯域におけるベリーハイスループットのための改善"(IEEE Standard for Information Technology − Telecommunications and Information Exchange Between Systems − Local and Metropolitan Area Networks − Specific Requirements − Part 11:
Wireless LAN Medium Access Control (MAC) and Physical Layer (PHY) Specifications − Amendment 3:
Enhancements for Very High Throughput in the 60GHz Band")、2012年12月28日);IEEE802.11−ay(情報技術のためのP802.11ay標準規格−−システム間の電気通信および情報交換地方および大都市地域ネットワーク−−具体的な要求条件パート11:無線LAN媒体アクセス制御(MAC)および物理レイヤ(PHY)仕様−−修正:45GHzより上のライセンス免除帯域における動作のための改善されたスループット(P802.11ay Standard for Information Technology−−Telecommunications and Information Exchange Between Systems Local and Metropolitan Area Networks−−Specific Requirements Part 11:
Wireless LAN Medium Access Control (MAC) and Physical Layer (PHY) Specifications−−Amendment:
Enhanced Throughput for Operation in License−Exempt Bands Above 45 GHz))および/またはそれらの将来型バージョンおよび/または派生物に従って動作するデバイスおよび/またはネットワーク、上記ネットワークの一部であるユニットおよび/またはデバイス、などと関連して使用され得る。
【0027】
幾つかの実施形態は、1または複数のタイプの無線通信信号および/またはシステム、例えば、無線周波数(RF:Radio Frequency)、周波数分割多重化(FDM:Frequency−Division Multiplexing)、直交FDM(OFDM:Orthogonal FDM)、単一搬送波周波数分割多重アクセス(SC−FDMA:Single Carrier Frequency Division Multiple Access)、時分割多重化(TDM:Time−Division Multiplexing)、時分割多重アクセス(TDMA:Time−Division Multiple Access)、拡張TDMA(E−TDMA:Extended TDMA)、汎用パケット無線サービス(GPRS:General Packet Radio Service)、拡張GPRS、符号分割多重アクセス(CDMA:Code−Division Multiple Access)、ワイドバンドCDMA(WCDMA(登録商標):Wideband CDMA)、CDMA 2000、単一搬送波CDMA、多搬送波CDMA、多搬送波変調(MDM:Multi−Carrier Modulation)、離散マルチトーン(DMT:Discrete Multi−Tone)、Bluetooth(登録商標)、全地球測位システム(GPS:Global Positioning System)、ワイヤレスフィデリティ(Wi−Fi:Wireless Fidelity)、Wi−Max、ZigBee(登録商標)、ウルトラワイドバンド(UWB:Ultra−Wideband)、グローバルシステムフォーモバイルコミュニケーション(GSM(登録商標):Global System for Mobile communication)、第2世代(2G:second generation)、2.5G、3G、3.5G、4G、4.5G、第5世代(5G:Fifth Generation)モバイルネットワーク、3GPP、ロングタームエボリューション(LTE:Long Term Evolution)セルラシステム、LTEアドバンスセルラシステム、LTEアンライセンスシステム、高速ダウンリンクパケットアクセス(HSDPA:High−Speed Downlink Packet Access)、高速アップリンクパケットアクセス(HSUPA:High−Speed Uplink Packet Access)、高速パケットアクセス(HSPA:High−Speed Packet Access)、HSPA+、単一搬送波無線伝送技術(1XRTT:Single Carrier Radio Trasmission Technology)、エボリューション−データ最適化(EV−DO:Evolution−Data Optimized)、GSM(登録商標)エボリューションのための改善データレート(EDGE:Enhanced Data rates for GSM(登録商標) Evolution)、などと関連して使用され得る。他の種々のデバイス、システムおよび/またはネットワークにおいて他の実施態様が使用され得る。
【0028】
本明細書で使用される用語「無線デバイス」は、例えば、無線通信し得るデバイス、無線通信し得る通信デバイス、無線通信し得る通信局、無線通信し得る携帯可能なまたは携帯不可能なデバイスなどを含む。幾つかの例示的実施態様では、無線デバイスは、コンピュータと統合された周辺装置、またはコンピュータに取り付けられた周辺装置であるかまたはそのような周辺装置を含むことができる。幾つかの例示的実施態様では、用語「無線デバイス」は、任意に、無線サービスを含むことができる。
【0029】
本明細書で無線通信信号に関して使用される用語「通信する」は、無線通信信号を送信することおよび/または無線通信信号を受信することを含む。例えば、無線通信信号を通信することのできる無線通信ユニットは、無線通信信号を少なくとも1つの他の無線通信ユニットに送信する無線トランスミッタおよび/または無線通信信号を少なくとも1つの他の無線通信ユニットから受信する無線通信レシーバを含むことができる。 「通信する」という動詞は、送信するという動作または受信するという動作を指すために使用され得る。1つの例では、「信号を通信する」という句は、第1デバイスによって信号を送信するという動作を指すことができるが、第2デバイスによって信号を受信するという動作を必ずしも含まないことがある。他の1つの例では、「信号を通信する」という句は、第1デバイスによって信号を受信するという動作を指すことができるが、第2デバイスによって信号を送信するという動作を必ずしも含まないことがある。
【0030】
本明細書で使用される用語「回路」は、1または複数のソフトウェアまたはファームウェアプログラムを実行する特定用途向け集積回路(ASIC:Application Specific Integrated Circuit)、集積回路、電子回路、プロセッサ(共有、専用、またはグループ)、および/またはメモリ(共有、専用、またはグループ)、組み合わせ論理回路、および/または記載される機能性を提供する他の適切なハードウェアコンポーネントを指し、あるいはそれらの一部であり、あるいはそれらを含むことができる。幾つかの実施態様では、回路は1または複数のソフトウェアまたはファームウェアモジュールにおいて実装されることができ、あるいは、回路と関連する機能は1または複数のソフトウェアまたはファームウェアによって実行され得る。幾つかの実施態様では、回路は、少なくとも部分的にハードウェアで動作し得る論理を含むことができる。
【0031】
本明細書で使用される用語「アンテナ」は、1または複数のアンテナ素子、コンポーネント、ユニット、アセンブリおよび/またはアレイの任意の適切な構成、構造および/または配置を含むことができる。幾つかの実施態様では、アンテナは、別々の送信および受信アンテナ素子を用いて送信および受信機能性を実現することができる。幾つかの実施態様では、アンテナは、共通および/または統合送信/受信素子を用いて送信および受信機能性を実現することができる。アンテナは、例えば、フェイズドアレイアンテナ、単一素子アンテナ、ダイポールアンテナ、切り替えビームアンテナのセット、および/またはこれらに類似するものを含むことができる。
【0032】
本明細書で使用される用語"セル"は、ネットワークリソースの組み合わせ、例えば、ダウンリンクリソースおよび任意にアップリンクリソース、を含むことができる。これらのリソースは、例えば、ノード(「基地局」とも称される)などによって制御されおよび/または割り当てられることができる。ダウンリンクリソースの搬送波周波数とアップリンクリソースの搬送波周波数との間のリンクは、ダウンリンクリソースで送信されるシステム情報において明示され得る。
【0033】
幾つかの例示的実施態様がLTEネットワークと関連して本明細書で記載される。しかし、他の任意の適切なセルラネットワークまたはシステム、例えば、ユニバーサルモバイルテレコミュニケーションズシステム(UMTS:Universal Mobile Telecommunications System)セルラシステム、GSM(登録商標)ネットワーク、3Gセルラネットワーク、4Gセルラネットワーク、4.5Gネットワーク、5Gセルラネットワーク、WiMAXセルラネットワーク、など、において他の実施態様も実現され得る。
【0034】
幾つかの例示的実施態様は、例えばセルラ、ミリ波(「mmWave」または「mmW」)および/またはこれらに類似するものを含む、技術、周波数、セルサイズおよび/またはネットワークアーキテクチャの混合物の展開を利用することのある異機種ネットワーク(HetNet:Heterogeneous Network)と関連して使用され得る。一例では、HetNetは、大きなマクロセルから例えばピコセルおよびフェムトセルなどの小さなセルに及ぶいろいろなサイズのセルのレイヤを有する無線アクセスネットワークを含むことができる。他の任意の適切な無線通信ネットワークと関連して使用され得る実施態様もあり得る。
【0035】
幾つかの例示的実施態様では、バックホール通信のためにmmWave周波数帯域を用いる中継アーキテクチャは、例えば、バックホールリンクが例えばセルラ無線リソースなどの同じ無線リソースをアクセスリンクとして共有する中継アーキテクチャと比べて有利であり得る。例えば、バックホールリンクのためにmmWave周波数帯域を用いれば、アクセスリンクにおいて増大するユーザデータレート需要の結果であり得るトラフィック需要の増大をサポートすることが可能となり得る。
【0036】
幾つかの例示的実施態様は、1または複数の中継ノード(RNs:Relay Nodes)からドナーエボルブドノードB(DeNB:Donor evolved Node B)DeNBへのバックホーリング伝送にmmWave周波数帯域を、例えば、DeNBとRNとの間のリンクに沿う見通し線(LOS:line of sight)接続を確保するためにRNの計画的なおよび/または専用の設置を必要とすることさえ無しに、適用するように構成され得る。
【0037】
幾つかの例示的実施態様は、RNsからDeNBへのバックホーリング伝送にmmWave周波数帯域を、例えば、例えば無線ギガバイト(WiGig:Wireless−Gigabyte)およびLTE RATsを含む二重無線アクセス技術(RAT:radio access technology)をDeNBおよびRNの両方に備えることを必要とせずに、適用するように構成され得る。例えば、2つのRATsにおける無線リソースがそれぞれのシステムで独立に採用されるかもしれず、在来のブロードバンド周波数(例えば、6GHzより低い)およびmmWave帯域(例えば、V−帯域またはE−帯域)の両方において無線リソース利用を共に最適化することは不可能かもしれないから、二重RATの実装は最適ではないかもしれない。
【0038】
幾つかの例示的実施態様では、mmW帯域をLTE中継バックホーリングシステムに組み入れるための1つのアプローチは、mmW帯域においてスタンドアローン型の新搬送波タイプ(NCT:new carrier type)(「mmW−NCT」とも称される)を設計することを含むことができ、アウトバンドRNにおけるバックホールリンクはバックホールトラフィック伝送のためにそのスタンドアローン型mmW−NCTを使用することができる。
【0039】
幾つかの例示的実施態様では、他の1つのアプローチは、mmW−NCTをセカンダリコンポーネントキャリア(SCC:secondary component carrier)として半静定的に設定してアクティブ化するために、例えばLTE Rel−10で定義されているキャリアアグリゲーション方法、または他の任意のCA方法などのキャリアアグリゲーション(CA:carrier aggregation)方法を利用することができる。このアプローチでは、mmW−NCT SCCでのスケジューリングされたデータ伝送は、中継物理ダウンリンク制御チャネル(R−PDCCH:Relay Physical Downlink Control channel)によりDeNBからRNへ動的にシグナリングされ得る。このアプローチでは、RNは、例えばそのプライマリセル(PCell:primary cell)として、在来のブロードバンドスペクトラムで動作するDeNBにキャンプすることができ、バックホールリンクの追加の能力は、例えば、mmW−NCTで動作する1または複数のセカンダリセカンダリセル(SCell:secondary cell)によって高められることができる。
【0040】
幾つかの例示的実施態様では、CAはLTE RNのために明示的には指定されないかもしれないけれども、RNの「UE役割」のゆえに、RNバックホーリングのためのCA能力は、例えば、新しいCA能力カテゴリーをRNに付け加え、初期アタッチメントプロシージャ中にこの新しいRN CA能力情報をネットワークにシグナリングすることによって可能にされ得る。
【0041】
ここで、幾つかの例示的実施態様によるシステム100のブロック図を概略的に示す図1を参照する。一例では、セルラシステム100は、例えばロングタームエボリューション(LTE:long term evolution)もしくはLTEアドバンスセルラシステムなどの第4世代セルラシステム、または5Gセルラシステムを含むことができる。他の実施態様では、システム100は他の任意のセルラシステムを含むことができる。
【0042】
図1に示されているように、幾つかの例示的実施態様では、システム100は、例えば以下に記載されるようにコンテンツ、データ、情報および/または信号を通信することのできる、例えばノード102、104、106、および/または108を含む、複数のノードを含むことができる。
【0043】
幾つかの例示的実施態様では、ノード102はエボルブドノードB(eNB:Evolved Node B)を含むことができる。例えば、102は、無線リソース管理(RRM:radio resource management)、無線ベアラ制御、無線アドミッション制御(アクセス制御)、接続モビリティ管理、複数のUEとeNB無線との間のリソーススケジューリング、例えば、アップリンクおよびダウンリンクの両方におけるUEへのリソースの動的割り当て、ヘッダ圧縮、ユーザデータストリームのリンク暗号化、宛先、例えば他のeNBもしくはエボルブドパケットコア(EPC:Evolved Packet Core)、へのユーザデータのパケットルーティング、例えば着呼および/または接続要求などのページングメッセージのスケジューリングおよび/または送信、ブロードキャスト情報調整、測定リポーティング、および/または他の任意の操作を実行するように構成され得る。
【0044】
他の実施態様では、ノード104、106、および/または108は中継ノード(RN:Relay Node)を含むことができ、これは、例えばノード102から1または複数のユーザ機器(UE:User Equipments)に通信を中継するように構成され得る。例えば、ノード104はRN−1と表記される第1RNを含むことができ、ノード106はRN−2と表記される第2RNを含むことができ、ノード108はRN−3と表記される第3RNを含むことができる。
【0045】
幾つかの例示的実施態様では、ノード104、106および/または108は、eNBとして動作するように、および/または、例えばノード104、106および/または108に接続され得る1または複数のUEにeNBの1または複数の機能性を提供するように、構成され得る。
【0046】
幾つかの例示的実施態様では、ノード104、106、および/または108は、例えば以下に記載されるように、1または複数のバックホールリンクを介して、ノード102とおよび/または1または複数の他のRNsと通信することができる。
【0047】
幾つかの例示的実施態様では、ノード102は、ノード104、106、および/または108を含み得るPCell110のドナーeNB(DeNB:Donor eNB)として動作するように構成され得る。
【0048】
幾つかの例示的実施態様では、ノード102は、PCell100のセルラ周波数帯域を通じてノード104、106、および/または108と通信することができる。
【0049】
幾つかの例示的実施態様では、セルラ周波数帯域は、F1と表記されるマクロスペクトラム周波数の周波数帯域を含むことができる。例えば、セルラ周波数帯域は6ギガヘルツ(GHz)より低い周波数帯域を含むことができる。一例では、セルラ周波数帯域は700メガヘルツ(MHz)および2.7GHzの周波数範囲の中の周波数帯域、または他の任意の周波数帯域を含むことができる。
【0050】
幾つかの例示的実施態様では、ノード104、106、および/または108は、マクロスペクトラム周波数F1で同じDeNB、例えばノード102、にキャンプすることができる。
【0051】
幾つかの例示的実施態様では、ノード102とノード104、106、および/または108との間のバックホール伝送は、F2と表記されるmmWave周波数帯域で行われることができる。
【0052】
幾つかの例示的実施態様では、mmWave周波数帯域は、無線通信周波数帯域、例えば極めて高い周波数(EHF:Extremely High Frequency)帯域、例えば20GHzと300GHzとの間の周波数帯域内の周波数帯域、を含むことができる。例えば、mmWave周波数帯域は、60GHzの周波数帯域を含むことができる。一例ではmmWave周波数帯域は、ディレクショナルマルチギガビット(DMG:directional multi−gigabit)または「ディレクショナルバンド(directional band)」(DBand)、例えば、チャネル開始周波数が45GHzより高い周波数帯域、を含むことができる。他の実施態様では、mmWave周波数帯域は、他の任意の周波数帯域を含むことができる。
【0053】
幾つかの例示的実施態様では、ノード104はバックホールリンク112を介してmmWave周波数帯域を通じてノード102と通信することができ、ノード106はバックホールリンク114を介してmmWave周波数帯域を通じてノード102と通信することができ、および/またはノード108はバックホールリンク116を介してmmWave周波数帯域を通じてノード104と通信することができる。
【0054】
幾つかの例示的実施態様では、システム100は長距離にわたる1または複数のバックホールリンクのために、例えばRNとノード102との間で、1または複数のマルチホップ中継を実行することができる。例えば、mmWaveリンクでの効率的通信は、例えば戸外での非見通し内(NLOS:non Line−of Sight)mmWave通信において、例えば深刻な経路損失および/または顕著な停止率に起因して、割合に短い距離に限定されることがある。
【0055】
幾つかの例示的実施態様では、例えば、図1に示されているように、ノード104および106は割合にノード102に近いことがあり、従って、ノード104はバックホールリンク112を介してノード102と直接通信することができ、および/またはノード106はバックホールリンク114を介してノード102と直接通信することができる。ノード108は、例えばノード104を介するノード108とノード102との間の間接的バックホール通信を可能にするために、例えば、バックホールリンク116を介してノード104とのバックホール接続を確立することができる。
【0056】
幾つかの例示的実施態様では、システム100の要素は、例えば以下に記載されるように、mmW−NCTのSCCでノード104からノード106に転送されるべきデータパケット伝送に関してノード108に知らせるために物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH:Physical Downlink Control Channel)を提供することを可能にするように構成され得る。
【0057】
幾つかの例示的実施態様は複数の異なる物理レイヤ制御シグナリング方法および/またはスキームを提供し、それらは、制御情報をRN(「ターゲットRN」とも称される)、例えばノード108、に確実に配達することを可能にして、そのターゲットRNが、例えば以下で記載されるように、mmW−NCT上のデータパケットを復調しおよび/または復号することを可能にするように、構成され得る。
【0058】
幾つかの例示的実施態様では、ノード102、104、106および/または108は、PCell110のセルラ周波数帯域を通じて制御プレーンデータを通信するように構成され得る。
【0059】
幾つかの例示的実施態様では、mmWaveバックホールリンク112、114および/または116は、例えば以下で記述されるように、ユーザプレーンデータをPCell110の中で複数のmmW−NCTベースSCellsにおいて通信するように構成され得る。
【0060】
幾つかの例示的実施態様では、例えば、少なくとも既存のロバスト設計の利点を可能にし、および/または後方互換性を最大にするために、中継物理ダウンリンク制御チャネル(R−PDCCH:Relay−Physical−Downlink−Control−Channel)シグナリングメッセージがPCell110内で伝送され得る。
【0061】
幾つかの例示的実施態様では、R−PDCCHメッセージは、例えば、以下で記述されるように、データパケットのためのダウンリンクデータ割り当ておよび/またはアップリンクスケジューリング要求情報をmmW−NCT SCellで伝えるために、PCell110内で伝送され得る。
【0062】
幾つかの例示的実施態様は、例えば、以下で記述されるように、例えばDeNB102とノード108との間でノード104を介してマルチホップ中継バックホールリンクのmmW−NCT SCCで伝送されるデータパケットのためのダウンリンク制御情報をシグナリングするように構成されたロバストなR−PDCCHシグナリングを可能にするように構成され得る。
【0063】
幾つかの例示的実施態様は、例えば以下で記載されるように、mmW−NCT CAによる中継バックホールリンクの能力改善をサポートするためにR−PDCCHベースのクロスキャリアスケジューリングを利用するように構成され得る。
【0064】
幾つかの例示的実施態様では、例えば以下で記述されるように、ノード102、104、106および/または108は、mmW−NCTバックホーリングを使用するCAのためのクロスキャリアスケジューリングを採用するように構成され得る。mmW−NCTバックホーリングを使用するCAのためのクロスキャリアスケジューリングを採用すれば、例えば、少なくともそのようなアプローチはmmW−NCT CA動作のために全く新しいダウンリング制御チャネルを設計しなくてもよく、および/または、mmW−NCT CA通信のためにR−PDCCHにより提供される設計利益を利用することを可能にし得るから、有利であり得る。
【0065】
図2は、幾つかの例示的実施態様による、クロスキャリアスケジューリングスキーム200の略図である。幾つかの例示的実施態様では、ノード102、104、106、および/または108(図1)は、例えば以下で記述されるように、クロスキャリアシグナリングスキーム200に従ってクロスキャリアシグナリングメッセージを通信するように構成され得る。
【0066】
幾つかの例示的実施態様では、クロスキャリアスケジューリングスキーム200は、例えば、以下に記載されるように、例えば中継バックホールリンクのためのmmW−NCT CAのためにR−PDCCHを用いてクロスキャリアスケジューリングを実行するように構成され得る。
【0067】
幾つかの例示的実施態様では、クロスキャリアスケジューリングスキーム200に従って、ノード、例えばノード102(図1)、は制御プレーンメッセージ、例えばR−PDCCHメッセージ202、をRN、例えばノード108(図1)、にPCell204の周波数帯域、例えばPCell110(図1)、を通じて伝送することができる。
【0068】
幾つかの例示的実施態様では、R−PDCCHメッセージ202は、ユーザプレーンメッセージ、例えばデータパケット208、をRNに例えば以下で記載されるように通信するために使用されるべきSCell206のバックホールリンクを通じたダウンリンク割り当てをスケジューリングするためにクロスキャリアスケジューリング情報を含むことができる。
【0069】
制御およびユーザプレーンがどのように分割され得るかという原理を強調するために、幾つかの例示的実施態様が本明細書において、例えば図2に示されているように単一のSCellの使用の簡単化された場合に関して記載される。他の実施態様では、例えばmmW NCTの利用可能な帯域幅、および/または帯域幅ニーズに従って数個のS−セルを例えば隣接するおよび/または隣接しない帯域幅割り当てと組み合わせることができる。例えばR−PDCCH規定およびU−プレーンデータ規定の原理を説明するためにmmW使用の場合について、単一のS−Cell NCTに関して本明細書において幾つかの実施態様が記載されるが、他の実施態様では、該原理、方法および/またはスキームのうちの1または複数は他の任意の単一のおよび/または複数のS−セルに関して実施され得る。
【0070】
幾つかの例示的実施態様では、R−PDCCHメッセージ202は、マルチホップRNバックホールリンク、例えばノード102(図1)とノード108(図1)との間のマルチホップバックホールリンク、に沿ってのmmW−NCT SCCsでのデータパケット208の伝送をスケジューリングするように構成され得る。
【0071】
幾つかの例示的実施態様では、セルラ周波数帯域で通信されるR−PDCCHメッセージ202を用いてmmW−NCT SCCsでのデータパケット208の伝送をスケジューリングすることは、RN、例えばノード108(図1)、が例えばデータパケットがスケジューリングされないときにそのRNのmmWaveレシーバをスイッチオフおよび/またはパワーダウンすること、および/または例えばデータパケット208がmmW SCellでそのRNにより受信されるべくスケジューリングされるときに限ってそのRNのmmWaveレシーバをスイッチオンおよび/またはパワーオンすることを可能にすることができる。従って、そのRNの電力消費量を減らすことができる。
【0072】
幾つかの例示的実施態様では、R−PDCCHメッセージ202は、例えば以下で図4および/または5を参照して記載されるように、集中DeNB、例えばノード102(図1)、により伝送され得る。
【0073】
幾つかの例示的実施態様では、R−PDCCHメッセージ202はRN(「アップストリームRN」)、例えばノード104(図1)、により伝送されることができ、これは、例えば以下で図6および/または7を参照して記載されるように、mmWaveバックホールリンク、例えばバックホールリンク116(図1)、を介してターゲットRN、例えばRN108(図1)、に接続される。
【0074】
幾つかの例示的実施態様では、R−PDCCHメッセージ202はRN(「アップストリームRN」)、例えばノード104(図1)、によって伝送されることができ、これは、例えば図8および/または9を参照して以下で記載されるように、ターゲットRN、例えばRN108(図1)、に対するDeNBとしての役割を果たすことができる。
【0075】
幾つかの例示的実施態様によるノード300の要素を概略的に示す図3を参照する。
【0076】
幾つかの例示的実施態様では、DeNBとして動作するeNB、例えばノード102(図1)、は例えば以下に記載されるようにノード300の要素のうちの1または複数を含むことができる。
【0077】
幾つかの例示的実施態様では、RN、例えばノード104、106および/または108(図1)、は例えば以下に記載されるようにノード300の要素のうちの1または複数を含むことができる。
【0078】
幾つかの例示的実施態様では、ノード300は、セルラ周波数帯域、例えばPCell、例えばPCell110(図1)、のセルラ周波数帯域、を通じて通信するように構成されたセルラトランシーバ(TRx)302を含むことができる。例えば、ノード102、ノード104、ノード106、および/またはノード108(図1)は、セルラTRx302を含むことができる。
【0079】
幾つかの例示的実施態様では、セルラTRx302は、無線通信信号、RF信号、フレーム、ブロック、送信ストリーム、パケット、メッセージ、データアイテム、および/またはデータを送信しおよび/または受信するように構成された回路および/または論理を含む1または複数の無線トランスミッタ、レシーバおよび/またはトランシーバを含むことができる。
【0080】
幾つかの例示的実施態様では、セルラTRx302は、希望に応じてアンテナビームフォーミング方法を実行するように構成された回路および/または論理を含む、多入出力(MIMO:multiple input multiple output)トランスミッタレシーバシステム(図示されていない)を含むことができる。他の実施態様では、セルラTRx302は、他の任意のトランスミッタおよび/またはレシーバを含むことができる。
【0081】
幾つかの例示的実施態様では、セルラTRx302は、ノード300によって送信されるべき信号および/またはノード300によって受信される信号を変調しおよび/または復調するように構成されたLTE、WCDMA(登録商標)および/またはTD−SCDMAモジュレータおよび/またはデモジュレータ回路(図示されていない)を含むことができる。
【0082】
幾つかの例示的実施態様では、セルラTRx302は、希望に応じてデータビットをデータシンボルに符号化しおよび/または復号するための回路および/または論理を含むターボデコーダおよび/またはターボエンコーダ(図示されていない)を含むことができる。幾つかの例示的実施態様では、セルラTRx302は、ダウンリンク(DL:downlink)チャネルを通じてOFDM信号を、および/またはアップリンク(UL:uplink)チャネルを通じてSC−FDMA信号を通信するように構成されたOFDMおよび/またはSC−FDMAモジュレータおよび/またはデモジュレータ(図示されていない)を含むことができる。
【0083】
幾つかの例示的実施態様では、セルラTRxは、1または複数のアンテナを含むことができ、または1または複数のアンテナと関連付けられることができる。一例では、セルラTRxは少なくとも2つのアンテナ、例えばアンテナ308および310、と関連付けられることができる。他の1つの例では、セルラTRxは1つのアンテナまたは3つ以上のアンテナと関連付けられることができる。
【0084】
幾つかの例示的実施態様では、アンテナ308および/または310は、無線通信信号、ブロック、フレーム、送信ストリーム、パケット、メッセージおよび/またはデータを送信しおよび/または受信するのに適する任意のタイプのアンテナを含むことができる。例えば、アンテナ308および/または310は、1または複数のアンテナ素子、コンポーネント、ユニット、アセンブリおよび/またはアレイの任意の適切な構成、構造および/または配置を含むことができる。例えば、アンテナ308および/または310は、フェイズドアレイアンテナ、ダイポールアンテナ、シングルエレメントアンテナ、切り替えビームアンテナのセット、および/または類似物を含むことができる。
【0085】
幾つかの実施態様では、アンテナ308および/または310は、別々の送信および受信アンテナ素子を用いて送信および受信機能を実施することができる。幾つかの実施態様では、アンテナ308および/または310は、共通および/または統合送信/受信素子を用いて送信および受信機能を実施することができる。
【0086】
幾つかの例示的実施態様では、ノード300は、mmWave周波数帯域を通じて1または複数のバックホールリンクを介してノード300と1または複数の他のノードとの間で通信を行うように構成されたmmWaveトランシーバ(TRx)330を含むことができる。例えば、ノード102、ノード104、ノード106、および/またはノード108(図1)はmmWave TRx330を含むことができる。
【0087】
幾つかの例示的実施態様では、mmWaveトランシーバ330は、無線通信信号、RF信号、フレーム、ブロック、送信ストリーム、パケット、メッセージ、データアイテム、および/またはデータを受信する回路および/または論理を含む1または複数の無線レシーバ(Rx);および/または無線通信信号、RF信号、フレーム、ブロック、送信ストリーム、パケット、メッセージ、データアイテム、および/またはデータを送信する回路および/または論理を含む1または複数の無線トランスミッタ(Tx)を含むことができる。
【0088】
幾つかの例示的実施態様では、mmWaveトランシーバ330は、回路、論理、変調エレメント、復調エレメント、増幅器、アナログ/デジタルおよびデジタル/アナログコンバータ、フィルタ、および/または類似物を含むことができ、これらは、mmWave周波数帯域を通じて送信されるべき1または複数のメッセージを処理し、および/またはmmWave帯域を通じて受信される1または複数のメッセージを処理するように構成され得る。
【0089】
幾つかの例示的実施態様では、mmWaveトランシーバ330は、例えば指向性アンテナ33および/または332を含む1または複数の指向性アンテナを含むことができ、またはそれらの指向性アンテナと関連付けられることができる。アンテナ331および/または332は、mmWave周波数帯域を通じて無線通信信号、ブロック、フレーム、送信ストリーム、パケット、メッセージおよび/またはデータを送信しおよび/または受信するのに適する任意のタイプのアンテナを含むことができる。例えば、アンテナ331および/または332は、1または複数のアンテナ素子、コンポーネント、ユニット、アセンブリおよび/またはアレイの任意の適切な構成、構造および/または配置を含むことができる。アンテナ331および/または332は、例えばビームフォーミング手法を用いる指向性通信に適するアンテナを含むことができる。例えば、アンテナ331および/または332は、フェイズドアレイアンテナ、多素子アンテナ、切り替えビームアンテナのセット、および/または類似物を含むことができる。幾つかの実施態様では、アンテナ331および/または332は、別々の送信および受信アンテナ素子を用いて送信および受信機能を実施することができる。幾つかの実施態様では、アンテナ331および/または332は、共通および/または統合送信/受信素子を用いて送信および受信機能を実施することができる。
【0090】
幾つかの例示的実施態様では、アンテナ332および/または332は、例えば、mmWave周波数帯域を通じて指向性通信を行うために複数のビーム方向に向けられ得る指向性アンテナを含むことができる。
【0091】
幾つかの例示的実施態様では、mmWaveトランシーバ330およびセルラトランシーバ302は、例えば上で記載されたように、別々のアンテナを使用することができる。他の実施態様では、1または複数のアンテナがmmWaveトランシーバ330とセルラトランシーバ302とに共有され得る。
【0092】
幾つかの例示的実施態様では、ノード300は、例えば以下で記載されるように、ノード300の1または複数の機能を制御しおよび/またはノード300により行われる1または複数の通信を制御するコントローラ340を含むことができる。例えば、ノード102、ノード104、ノード106、および/またはノード108(図1)は、コントローラ340を含むことができる。
【0093】
幾つかの例示的実施態様では、コントローラ340は、適切な回路および/または論理、例えばコントローラ回路および/または論理、スケジューラ回路および/または論理、プロセッサ回路および/または論理、メモリ回路および/または論理、および/または他の任意の回路および/または論理、を含むことができまたはこれらを用いて実装されることができ、これらはコントローラ340の機能の少なくとも一部を実行するように構成され得る。追加的にまたは代わりに、コントローラ340の1または複数の機能は、例えば以下で記載されるように、マシンおよび/または1または複数のプロセッサにより実行され得る論理によって実装され得る。
【0094】
幾つかの例示的実施態様では、コントローラ340の機能の少なくとも一部は集積回路、例えばチップ、例えばシステムオンチップ(SoC:System on Chip)、によって実装され得る。一例では、そのチップまたはSoCは、セルラトランシーバ302および/またはmmWaveトランシーバ330の1または複数の機能を実行するように構成され得る。例えば、チップまたはSoCは、コントローラ340の1または複数の要素、および/またはセルラトランシーバ302および/またはmmWaveトランシーバ330の1または複数の要素を含むことができる。一例では、コントローラ340、セルラトランシーバ302、およびmmWaveトランシーバ330はチップまたはSoCの一部として実装され得る。
【0095】
他の実施態様では、コントローラ340、セルラトランシーバ302および/またはmmWaveトランシーバ330は、ノード300の1または複数の追加のまたは代わりの要素によって実装され得る。
【0096】
幾つかの例示的実施態様では、ノード300は、例えばプロセッサ320、メモリユニット322、および/またはストレージユニット324のうちの1または複数を含むことができる。一例では、プロセッサ320、メモリ322および/またはストレージ324のうちの1または複数は、トランシーバ302、トランシーバ330、および/またはコントローラ340とは別の1または複数の要素として実装され得る。他の一例では、プロセッサ320、メモリ322および/またはストレージ324のうちの1または複数はトランシーバ302、トランシーバ330、および/またはコントローラ340の一部として実装され得る。
【0097】
幾つかの例示的実施態様では、プロセッサ320は、例えば、中央処理装置(CPU:Central Processing Unit)、デジタル信号処理装置(DSP:Digital Signal Processor)、1または複数のプロセッサコア、シングルコアプロセッサ、デュアルコアプロセッサ、マルチプルコアプロセッサ、マイクロプロセッサ、ホストプロセッサ、コントローラ、複数のプロセッサもしくはコントローラ、チップ、マイクロチップ、1または複数の回路、回路網、論理ユニット、集積回路(IC:Integrated Circuit)、特定用途向け集積回路(ASIC:Application−Specific IC)、または他の任意の適切な多目的もしくは特別プロセッサもしくはコントローラを含む。プロセッサ320は、例えば、ノード300のオペレーティングシステム(OS:Operating System)および/または1または複数の適切なアプリケーションの命令を実行する。
【0098】
幾つかの例示的実施態様では、メモリユニット322は、例えば、ランダムアクセスメモリ(RAM:Random Access Memory)、読み出し専用メモリ(ROM:Read Only Memory)、ダイナミックRAM(DRAM:Dynamic RAM)、シンクロナスDRAM(SD−RAM:Synchronous DRAM)フラッシュメモリ、揮発性メモリ、不揮発性メモリ、キャッシュメモリ、バッファ、ショートタームメモリユニット、ロングタームメモリユニット、または他の適切なメモリユニットを含む。ストレージユニット324は、例えば、ハードディスクドライブ、フロッピー(登録商標)ディスクドライブ、コンパクトディスク(CD:Compact Disk)ドライブ、CD−ROMドライブ、DVDドライブ、または他の適切な取り外し可能なもしくは取り外し不可能なストレージユニットを含む。メモリユニット322および/またはストレージユニット324は、例えば、ノード300により処理されたデータを記憶することができる。
【0099】
図1に戻って参照する。幾つかの例示的実施態様では、ノード108は、PCell、例えばPCell110、のセルラ周波数帯域を通じてDeNB、例えばノード102、と通信するように構成されているセルラトランシーバ、例えばセルラトランシーバ302(図3)、を含むことができる。
【0100】
幾つかの例示的実施態様では、ノード108は、PCell110内のSCellのmmWave周波数帯域を通じてバックホールリンク、例えばバックホールリンク116、を介してRN、例えばノード104、と通信するためのmmWaveトランシーバ、例えばmmWaveトランシーバ330(図3)、を含むことができる。
【0101】
幾つかの例示的実施態様では、ノード108は、PCell110のセルラ周波数帯域を通じたノード108により受信された中継物理ダウンリンク制御チャネル(R−PDCCH:Relay−Physical−Downlink−Control−Channel)メッセージを処理するように構成され得る。例えば、ノード108は、PCell110のセルラ周波数帯域を通じてノード108のセルラトランシーバ302(図3)により受信され得るR−PDCCHメッセージを処理するように構成されたコントローラ、例えばコントローラ302(図3)、を含むことができる。
【0102】
幾つかの例示的実施態様では、R−PDCCHメッセージは、例えば以下に記載されるように、例えばシグナリングスキーム200(図2)に従って、バックホールリンク116を通じたダウンリンク割り当てをスケジューリングするためのクロスキャリアスケジューリング情報を含むことができる。
【0103】
幾つかの例示的実施態様では、ノード108のコントローラ340(図3)は、R−PDCCHメッセージによりシグナリングされるダウンリンク割り当て中にノード104からダウンリンクデータパケットを受信するようにノード108のmmWaveトランシーバ330(図3)をトリガするように構成され得る。
【0104】
幾つかの例示的実施態様では、ノード108のセルラトランシーバ302(図3)は、以下で記載されるように、DeNBから、例えばノード102から、R−PDCCHメッセージを受信するように構成され得る。
【0105】
幾つかの例示的実施態様では、ノード108のセルラトランシーバ302(図3)は、例えば以下で記載されるように、RN104からR−PDCCHメッセージを受信するように構成され得る。
【0106】
幾つかの例示的実施態様によるスケジューリングスキームを概略的に示す図4を参照する。
【0107】
幾つかの例示的実施態様では、図4に示されているように、DeNBノード402は、PCell410内のRN404およびRN408と通信するように構成され得る。例えば、DeNB402はノード102(図1)の機能を実行することができ、RN404はノード104(図1)の機能を実行することができ、および/またはRN408はノード108(図1)の機能を実行することができる。
【0108】
幾つかの例示的実施態様では、DeNB402は、PCell410のセルラ周波数帯域を通じてRN404およびRN408と通信するように構成されたセルラトランシーバ、例えばセルラトランシーバ302(図3)、を含むことができる。
【0109】
幾つかの例示的実施態様では、DeNB402は、例えばPCell410内のRNs間のRNバックホールリンクに沿って、例えばmmW−NCTでのデータパケットの通信をスケジューリングするために、R−PDCCHメッセージをマクロセルのRNsに送信するように構成され得る。
【0110】
幾つかの例示的実施態様では、DeNB402は、1または複数mmWaveバックホールリンクを介してPCell410内の1または複数のRNsと通信するように構成されたmmWaveトランシーバ、例えばmmWaveトランシーバ330(図3)、を含むことができる。
【0111】
例えば、DeNB402は、mmWave周波数帯域を通じてバックホールリンク、例えばバックホールリンク412、を介して第1RN、たとえばRN404、と通信することができる。
【0112】
幾つかの例示的実施態様では、PCell410内の1または複数のRNsは、DeNB402とのマルチホップバックホール接続を有することができる。例えば、第2RN、例えばRN408、はRN408とRN404との間のmmWaveバックホールリンク416を介してDeNB402と2ホップ接続を有することができる。
【0113】
幾つかの例示的実施態様では、DeNB402は、第1RNと第2RNとの間のバックホールリンク、例えばRN404とRN408との間のバックホールリンク416、を通じてデータパケット415を通信するためにダウンリンク割り当てをスケジューリングするクロスキャリアスケジューリング情報を含むR−PDCCHメッセージ430を第2RN、例えばRN408、に送信するようにDeNB402のセルラトランシーバをトリガするように構成されたコントローラ、例えばコントローラ340(図3)、を含むことができる。
【0114】
幾つかの例示的実施態様では、n>1の場合のnホップRNについては、R−PDCCHおよび関連するデータパケットは、異なるノードからそのnホップRNに送信され得る。例えば、DeNB402はR−PDCCHメッセージをnホップRNに送信することができ、mmW−NCTのスケジューリングされたデータパケットはアップストリームRNからnホップRNに送信され得る。例えば、図4に示されているように、RN408はmmWaveバックホールリンク416を通じてRN404からmmW−NCTのデータパケット415を受信することができ、データパケット415の送信をスケジューリングするR−PDCCHメッセージ430はDeNB402からセルラ帯域を介してRN408に送信され得る。
【0115】
幾つかの例示的実施態様では、DeNB402は、例えば以下で記載されるように、バックホールリンク416を介してRN416に中継されるべきデータパケットを、例えばバックホールリンク412を介してRN404に送るように構成され得る。
【0116】
幾つかの例示的実施態様では、例えば以下に記載されるように、DeNB402は、データパケット415がRN404からRN408に送信されるべき送信時間インターバル(TTI:Transmit Time Interval)をスケジューリングするためにR−PDCCHメッセージ430をRN408に送信するように構成され得る。
【0117】
幾つかの例示的実施態様では、DeNB402のコントローラ340(図3)は、RN404からRN408へのmmWaveバックホールリンク416のためのmmW−NCTの無線リソースを管理するように構成され得る。これらの実施態様では、RN408は、例えば、RN408にとってDeNB402が無線コアネットワークの方への該RNの唯一のドナーeNBとして動作し得るという意味において、RN404をDeNB402の一部、例えばリモートラジオヘッド、とみなすことができる。
【0118】
幾つかの例示的実施態様では、DeNB402およびRN408は、例えばR−PDCCHメッセージ430および関連するデータパケット415が異なるセルおよび/またはサイトから送信され得るとしても、例えば、R−PDCCHメッセージ430と、R−PDCCHメッセージ430によりスケジューリングされ得るその関連するデータパケット415との時間アライメントを保証するように構成され得るシグナリング方法に従って、通信するように構成され得る。
【0119】
幾つかの例示的実施態様では、DeNB402は、DeNB402とRN408との間のセルラリンク上のR−PDCCHメッセージ430によりスケジューリングされるタイミングと、RN404とRN408との間のmmWaveバックホールリンク416でのデータパケット415の通信のタイミングとのタイミングアライメントを制御するように構成され得る。
【0120】
幾つかの例示的実施態様では、DeNB402は、RN404およびRN408の両方のためにDeNBとしてサービスすることができる。従って、幾つかの例示的実施態様では、RN404からRN408へのmmW−NCTでのデータパケット415の送信は、例えば、以下で記載されるように、例えばDeNB402により要求されることのあるアップリンクデータスケジューリングによって実現され得る。
【0121】
幾つかの例示的実施態様では、例えば以下に記載されるように、DeNB402は、第1送信時間インターバル(TTI:Transmit Time Interval)の間に、RN408に第1R−PDCCHメッセージ、例えばR−PDCCHメッセージ430、を送信するように構成され得る。例えば以下に記載されるように、第1R−PDCCHメッセージは、例えば第1TTIの後の第2TTIの間のもしくは前の、バックホールリンク416を通じたRN404からRN408へのデータパケットのアップリンク送信をスケジューリングするように構成され得る。
【0122】
幾つかの例示的実施態様では、DeNB402は、例えば以下に記載されるように、第2TTIの間または前にRN404に第2R−PDCCHメッセージを送信するように構成され得る。
【0123】
幾つかの例示的実施態様では、第2R−PDCCHメッセージは、例えば以下に記載されるように、RN404からのデータパケットのRN408でのダウンリンク受信をスケジューリングするように構成され得る。
【0124】
幾つかの例示的実施態様では、例えば上で記載されたように、RN404(図4)からRN408(図4)へのデータパケット415(図4)のmmWaveバックホールリンク416(図4)を介しての送信をスケジューリングするR−PDCCH430(図4)をRN404に送信するようにDeNB402を構成すれば、RN408はDeNB402(図4)からのR−PDCCH430(図4)だけを監視すればよいことになり得る。
【0125】
幾つかの例示的実施態様では、例えば上で記載されたように、RN404(図4)からRN408(図4)へのmmWaveバックホールリンク416(図4)を介してのデータパケット415(図4)の送信をスケジューリングするR−PDCCH430(図4)をRN404に送信するようにDeNB402を構成すれば、例えばDeNB402によるmmW−NCT無線リソースの集中制御および/または最適化が可能になり得る。例えば、R−PDCCH430(図4)およびデータパケット415(図4)は異なるサイトから送信されるので、例えば上に記載されたように、このスキームはタイミングアライメントを利用することができる。このスキームは、例えば以下に記載されるように、新しいおよび/または改善されたR−PDCCHプロシージャを利用することもできる。
【0126】
図5も参照すると、この図は、幾つかの例示的実施態様による、図4のスケジューリングスキームに従ってDeNB402、ノード404、およびノード408によって行われる通信および動作を概略的に示す。
【0127】
幾つかの例示的実施態様では、図5に示されているように、nと表記される第1サブフレームにおいて、DeNB402は、後のサブフレーム、例えばサブフレームn+k、でmmW−NCTリンク416(図4)においてRN404からRN408の方へ送信されるべきデータパケット、例えばデータパケット451(図4)、の「アップリンク」送信をスケジューリングするために第1R−PDCCHメッセージ520をRN404へ送信することができる。
【0128】
幾つかの例示的実施態様では、図5に示されているように、サブフレームn+kにおいて、DeNB402は、mmW−NCTリンク416(図4)を介するデータパケットの「ダウンリンク」送信をスケジューリングするように構成522された第2R−PDCCHメッセージ522をRN408に送信することができる。第2R−PDCCHメッセージ522は、RN408での「ダウンリンク」送信を、例えば実質的に第1R−PDCCHメッセージ520によりRN404のためにスケジューリングされた「アップリンク」送信と整列してスケジューリングするように構成され得る。従って、例えば、RN408は、例えばRN404がデータパケットをRN408へ送信するようにスケジューリングされる同じサブフレームの間に、データパケットをRN404から受信するようにスケジューリングされ得る。
【0129】
幾つかの例示的実施態様では、RN408のコントローラ340(図3)は、第1R−PDCCHメッセージ520と関連するTTIの間に、例えばサブフレームn+kの間に、バックホールリンク416(図4)を介してダウンリンクデータパケットを受信するようにRN408のmmWaveトランシーバ330(図3)をトリガするように構成され得る。
【0130】
幾つかの例示的実施態様では、図5に関して上に記載されたシグナリング通信は、セル間サイト間CAスキームにも適用され得る。
【0131】
図6を参照すると、この図は、幾つかの例示的実施態様による他の1つのスケジューリングスキームを概略的に示す。
【0132】
幾つかの例示的実施態様では、図6に示されているように、DeNB602は、PCell610内のRN604およびRN608と通信するように構成され得る。例えば、DeNB602はノード102(図1)の機能を実行することができ、RN604はノード104(図1)の機能を実行することができ、および/またはRN608はノード108(図1)の機能を実行することができる。
【0133】
幾つかの例示的実施態様では、DeNB602は、PCell610のセルラ周波数帯域を通じてRN604およびRN608と通信するように構成されたセルラトランシーバ、例えばセルラトランシーバ302(図3)、を含むことができる。
【0134】
幾つかの例示的実施態様では、DeNB602は、1または複数のmmWaveバックホールリンクを介してPCell610内の1または複数のRNsと通信するように構成されたmmWaveトランシーバ、例えばmmWaveトランシーバ330(図3)、を含むことができる。
【0135】
例えば、DeNB602は、mmWave周波数帯域を通じてバックホールリンク、例えばバックホールリンク612、を介して第1RN、例えばRN604、と通信することができる。
【0136】
幾つかの例示的実施態様では、PCell610内の1または複数のRNsはDeNB602とのマルチホップバックホール接続を有することができる。例えば、第2RN、例えばRN608、はRN604およびアップストリームRN、例えばRN608、との間のmmWaveバックホールリンク616を介するDeNB602との2ホップ接続を有することができる。
【0137】
幾つかの例示的実施態様では、DeNB602は、RN604によりバックホールリンク616を介してRN606へ中継されるべきデータパケットを例えばバックホールリンク612を介してRN604に送信するように構成され得る。
【0138】
幾つかの例示的実施態様では、DeNB602、RN604および/またはRN608は、例えば以下に記載されるように、RN604からRN604へ中継されるべきデータパケット615と関連付けられているR−PDCCH630をRN604がRN608へ送信することを可能にするように構成され得る。
【0139】
幾つかの例示的実施態様では、例えば以下に記載されるように、DeNB602は、例えば、R−PDCCH630および関連するデータパケット615が同じサイトから、例えばRN604から、マルチホップRNへ送信され得るように、PCell610のマルチホップRNs、例えばRN608、により監視されるように複数のR−PDCCHセットを設定することができる。
【0140】
幾つかの例示的実施態様では、DeNB602は、例えば、DeNB602から送信され得るR−PDCCHsの第1セット(「R−PDCCHsのプライマリセット」)およびRN604により送信され得るR−PDCCHsの第2セット(「R−PDCCHsのセカンダリセット」)を含む2つのR−PDCCHセットを監視するようにRN608を設定することができる。
【0141】
幾つかの例示的実施態様では、RN604は、例えばmmWaveバックホールリンク616を介して、RN604のmmW−NCTからRN608へのデータパケット615の送信をスケジューリングするためにダウンリンク制御情報をRN608に伝えるためにセカンダリR−PDCCHsを使用することができる。
【0142】
幾つかの例示的実施態様では、例えば以下に記載されるように、DeNB602は、プライマリR−PDCCHメッセージ639をDeNB602およびRNs604および/または608の間で通信するようにR−PDCCHsのプライマリセットを、セカンダリR−PDCCHメッセージをRNs604および608の間で通信するようにR−PDCCHsのセカンダリセットを設定することができるコントローラ、例えばコントローラ340(図3)、を含むことができる。
【0143】
幾つかの例示的実施態様では、例えば以下に記載されるように、DeNB602は、R−PDCCHsのプライマリセットおよびR−PDCCHsのセカンダリセットの設定情報を含むメッセージをRN608に送信するように構成され得る。
【0144】
幾つかの例示的実施態様では、DeNB602は、プライマリおよびセカンダリR−PDCCHチャネルの設定情報を無線リソース制御(RRC:Radio−Resource−Control)メッセージまたは他の任意の適切なタイプのメッセージの一部として送信するように構成され得る。
【0145】
幾つかの例示的実施態様では、RN608は、異なるサイトから送信され得る2つのR−PDCCHセット、例えばDeNB602からのプライマリR−PDCCHセットおよびRN604からのセカンダリR−PDCCHセット、を監視するように設定され得る。
【0146】
幾つかの例示的実施態様では、DeNB602は、R−PDCCHシグナリングをRN、例えばRN604に、例えばDeNB602がマクロスペクトラムを用いてPCell610からのバックホールリンクデータパケットを該RNに送るべき時に、送るように設定され得る。
【0147】
幾つかの例示的実施態様では、RN604は、例えば、RN604からRN608へのバックホールリンクデータパケット615の例えばバックホールリンク616を通じたmmW−NCT SCCでの送信をスケジューリングするために、R−PDCCHシグナリングをRN608に送るように設定され得る。
【0148】
幾つかの例示的実施態様では、例えばデータパケットをRN608に送信するべきRN604においてR−PDCCHシグナリングを配列すれば、R−PDCCHシグナリングおよびRN608へのデータパケット送信の間のタイミングアライメントを保証することが可能になるであろう。
【0149】
幾つかの例示的実施態様では、RN608は、RN608にとってDeNB602が自身のための無線コアネットワークの方への唯一のドナーeNBとして役立つことができるという意味において、RN604をDeNB602の一部、例えばリモートラジオヘッド、とみなすことができる。
【0150】
図7を参照すると、この図は、幾つかの例示的実施態様による、図6のスケジューリングスキームに従ってDeNB602およびRN608によって行われる通信および動作について概略的に示す。
【0151】
幾つかの例示的実施態様では、図7に示されているように、DeNB602およびRN608は、例えば以下に記載されるように、RN608のためにプライマリR−PDCCHセットおよびセカンダリR−PDCCHセットを設定するべくRRCシグナリングを利用するように構成され得る。
【0152】
幾つかの例示的実施態様では、図7に示されているように、RN608は、1または複数の隣接するmmW−NCTセル、例えばRN604のSCell(図6)、を発見する(720)ように構成され得る。RN608は、発見されたmmW−NCTセルに対応する1または複数のパラメータの1または複数の測定、例えば、参照信号受信電力(RSRP:Reference Signal Received Power)測定、参照信号受信品質(RSRQ:Reference Signal Received Quality)測定、および/または他の任意の測定、を行うことができる。
【0153】
幾つかの例示的実施態様では、図7に示されているように、RN608は、1または複数の発見されたmmW−NCTセルに対応する測定されたパラメータの報告を含むメッセージ722、例えばRRCメッセージ、をDeNB602に送るように構成され得る。
【0154】
幾つかの例示的実施態様では、図7に示されているように、DeNB602は、例えばデータパケットをDeNB602からRN608へ中継するために、RN604にサービスする1または複数のmmW−NCTセルを決定する(724)ように構成され得る。
【0155】
幾つかの例示的実施態様では、図7に示されているように、DeNB602は、DeNB602およびRN608間の通信をスケジューリングするために使用されるべきプライマリR−PDCCHセット、および、アップストリームRN、例えばRN604(図6)からRN608への通信をスケジューリングするために使用されるべき第2R−PDCCHセットの設定をRN608へシグナリングするために、1または複数のRRCシグナリングメッセージ726をRN608に送るように構成され得る。
【0156】
幾つかの例示的実施態様では、図7に示されているように、RN608は、プライマリおよびセカンダリR−PDCCHセットの設定を受け取ったことを知らせるRRCシグナリング確認応答728をDeNB602に送るように構成され得る。
【0157】
幾つかの例示的実施態様では、図7に示されているように、RN608は、例えばRRCシグナリングメッセージ726に従って、プライマリおよびセカンダリR−PDCCHセットを監視する(730)ように構成され得る。
【0158】
幾つかの例示的実施態様では、例えば上で記載されたようにDeNB602がmmWaveバックホールリンク616(図6)を介してのRN604(図6)からRN608(図6)へのデータパケット615(図6)の送信をスケジューリングするようにセカンダリR−PDCCH630(図6)を設定し得るようにすれば、スケジューリングされたデータパケット615(図6)と同じサイトからのR−PDCCH630(図6)の送信が可能となり得、従って、タイミングアライメントの処理は必要でなくなるであろう。
【0159】
幾つかの例示的実施態様では、例えば上で記載されたようにDeNB602がmmWaveバックホールリンク616(図6)を介してのRN604(図6)からRN608(図6)へのデータパケット615(図6)の送信をスケジューリングするようにセカンダリR−PDCCH630(図6)を設定し得るようにすれば、バックホール制御およびデータトラフィックをPCellおよびmmW−NCT Scellから動的に送信し得るであろう。このスキームは、例えば上で記載されたように、複数のR−PDCCHセットの新しいおよび/または改善された定義、および/または新しいおよび/または改善されたRRCシグナリングを利用することもできる。
【0160】
図8を参照すると、この図は、幾つかの例示的実施態様による他の1つのスケジューリングスキームを概略的に示す。
【0161】
幾つかの例示的実施態様では、図8に示されているように、DeNB802は、PCell810内のRN804およびRN808と通信するように構成され得る。例えば、DeNB802はノード102(図1)の機能を実行することができ、RN804はノード104(図1)の機能を実行することができ、および/またはRN808はノード108(図1)の機能を実行することができる.
【0162】
幾つかの例示的実施態様では、DeNB802は、PCell810のセルラ周波数帯域を通じてRN804およびRN808と通信するように構成されたセルラトランシーバ、例えばセルラトランシーバ302(図3)、を含むことができる。
【0163】
幾つかの例示的実施態様では、DeNB802は、1または複数のmmWaveバックホールリンクを介してPCell810内の1または複数のRNsと通信するように構成されたmmWaveトランシーバ、例えばmmWaveトランシーバ330(図3)、を含むことができる。
【0164】
例えば、DeNB802は、mmWave周波数帯域を通じて、バックホールリンク、例えばバックホールリンク812、を介して第1RN、例えばRN804、と通信することができる。
【0165】
幾つかの例示的実施態様では、PCell810内の1または複数のRNsは、DeNB802とのマルチホップバックホール接続を有することができる。例えば、第2RN、例えばRN808は、RN808とRN804との間のmmWaveバックホールリンク816を介してDeNB802との2ホップ接続を有することができる。
【0166】
幾つかの例示的実施態様では、DeNB802は、第2RN(「ダウンストリームRN」)、例えばRN808、のためのDeNBとしてサービスするように第1RN(「アップストリームRN」)、例えばRN804、をトリガするように構成され得る。例えば、ダウンストリームRNはn個の中継ホップを介してDeNB802に接続されたRNを含むことができ、アップストリームRNは単一の中継ホップを介してダウンストリームRNに接続されたRNを含むことができる。例えば、アップストリームRNは、n−1個の中継ホップを介してDeNB802に接続されたRNを含むことができる。
【0167】
幾つかの例示的実施態様では、DeNB802は、PCell810内の1または複数のSCellにより提供されるmmW−NCTカバレージの可能なマルチホップルーティング経路に従って、第1RN、例えばRN608、を第2RN、例えばRN604、にキャンプさせるべくハンドオーバ、例えば2ステップDeNBハンドオーバ、をトリガするように構成されたコントローラ、例えばコントローラ340(図3)を含むことができる。
【0168】
幾つかの例示的実施態様では、例えば、図8に示されているように、第1段階においてDeNB802はRN804およびRN808の両方のためにDeNBとしてサービスすることができる。
【0169】
幾つかの例示的実施態様では、mmW−NCTカバレージに関する情報は、RN804および/またはRN808によって例えばmmW−NCTカバレージ検出を行うときにDeNB802に報告され得る。DeNB802は、例えばDeNB802からRN804への第1mmWaveリンク812(DeNB−to−RN−1)およびRN804からRN808への第2リンク816(RN−1−to−RN−3)を含む2つの1ホップ mmW−NCT中継リンクが形成され得ると判定することができる。DeNB802は、DeNB802のmmW−NCTがRN808によって検出され得ないと判定することもできる。
【0170】
幾つかの例示的実施態様では、DeNB802は、例えばRN804がRN808のDeNBになり得るように、RN808をRN804にハンドオーバすると決定することができる。
【0171】
幾つかの例示的実施態様では、例えば以下に記載されるように、DeNB802のコントローラ、例えばコントローラ340(図3)、はRN808をRN804にハンドオーバするハンドオーバ要求をRN804に送信するようにDeNB802のセルラトランシーバ、例えばセルラTRx302(図3)、をトリガするように構成され得る。
【0172】
幾つかの例示的実施態様では、例えば以下に記載されるように、DeNB802のコントローラ、例えばコントローラ340(図3)、は、RN804にアタッチするアタッチ要求をRN808に送信するようにDeNB802のセルラトランシーバ、例えばセルラTRx302(図3)、をトリガするように構成され得る。
【0173】
幾つかの例示的実施態様では、RN804にキャンプした後、RN808は、例えばデータパケット815がRN804のmmW−NCTでスケジューリングされているかどうかを判定するためにRN804から送信されるR−PDCCH830を監視するように要求されるだけであろう。
【0174】
幾つかの例示的実施態様では、DeNB802のコントローラ、例えばコントローラ340(図3)、は、例えばmmWaveバックホールリンク816を介してRN808に中継されるべきデータパケット815をRN804にバックホールリンク812を介して送信するようにDeNB802のmmWaveトランシーバ、例えばmmWave TRx330(図3)、をトリガするように構成され得る。
【0175】
幾つかの例示的実施態様では、例えば以下で記載されるように、ハンドオーバ要求メッセージおよび/またはアタッチ要求メッセージは、無線リソース制御(RRC:Radio Resource Control)メッセージを含むことができる。
【0176】
図9は、幾つかの例示的実施態様による、図8のスケジューリングスキームに従ってDeNB802、RN804、およびRN808により行われる通信および動作の略図である。
【0177】
幾つかの例示的実施態様では、図9に示されているように、DeNB802は、RN808によって検出され得る1または複数のmmW−NCTリンクの1または複数のパラメータの測定を要求する測定要求920をRN808に送るように構成され得る。
【0178】
幾つかの例示的実施態様では、RN808は、発見されたmmW−NCTセルに対応する1または複数のパラメータの1または複数の測定、例えばRSRP測定、RSRQ測定、および/または他の任意の測定、を行うことができる。RN808は、1または複数の発見されたmmW−NCTセルに対応する測定されたパラメータの報告を含むメッセージ922、例えばRRCメッセージ、をDeNB802に送ることができる。
【0179】
幾つかの例示的実施態様では、図9に示されているように、DeNB802は、例えば発見されたmmW−NCTセルに対応する測定に基づいて、ハンドオーバ決定(924)を行うように構成され得る。例えば、図9に示されているように、DeNB802は、RN808をRN804にハンドオーバするように決定することができる。
【0180】
幾つかの例示的実施態様では、図9に示されているように、DeNB802は、RN808をRN804にハンドオーバするハンドオーバ(HO:Handover)要求926をRN804に送るように構成され得る。
【0181】
幾つかの例示的実施態様では、図9に示されているように、RN804は、このハンドオーバに対応する1または複数の承認制御動作(928)を行うように構成され得る。
【0182】
幾つかの例示的実施態様では、図9に示されているように、RN804は、例えばRN808のハンドオーバを受け取ったことを知らせるHO要求確認応答930をDeNB802に送るように構成され得る。
【0183】
幾つかの例示的実施態様では、図9に示されているように、DeNB802は、RN804にアタッチするようにRN808をトリガするためにRRCメッセージ、例えばRRC接続再構成メッセージ932、をRN808に送るように構成され得る。
【0184】
幾つかの例示的実施態様では、図9に示されているように、RN808は、DeNB802からデタッチしてRN804にアタッチする1または複数の動作(934)を行うように構成され得る。
【0185】
幾つかの例示的実施態様では、図9に示されているように、DeNB802は、RN808からRN804がDeNBとしてサービスすることができるように、RN808に対応するコンテキスト(936)をRN804に転送するように構成され得る。
【0186】
幾つかの例示的実施態様では、図9に示されているように、RN808は、DeNB802からのデタッチおよびRN804へのアタッチを首尾よく完了すると、RRCメッセージ、例えばRRC再構成完了メッセージ938、をRN804に送るように構成され得る。
【0187】
幾つかの例示的実施態様では、例えば上で記載されたように、DeNB802がRN808(図8)をRN804(図8)にハンドオーバできるようにすれば、スケジューリングされたデータパケット815(図8)と同じサイトからのR−PDCCH830(図8)の送信が可能となるであろう。このスキームは、ドナーeNBハンドオーバプロシージャを実行することを必要とし、さらにRN804(図8)がDeNBとしてサービスできるように構成されることを必要とするであろう。
【0188】
図10を参照すると、この図は、幾つかの例示的実施態様による中継バックホールリンクの方法を概略的に示す。幾つかの実施態様では、図10の方法の動作のうちの1または複数は、システム、例えばシステム100(図1)、ノード、例えばノード102(図1)、ノード104(図1)、ノード106(図1)、および/またはノード108(図1)、DeNB、例えばDeNB402(図4)、DeNB602(図6)、および/またはDeNB802(図8)、RN、例えばRN404(図4)、RN408(図4)、RN604(図6)、RN608(図6)、RN804(図8)、および/またはRN808(図8)、および/またはコントローラ、例えばコントローラ340(図3)、の1または複数の要素によって実行され得る。
【0189】
ブロック1002に示されているように、この方法は、第1RNのためにmmWave周波数帯域を通じた第1RNと第2RNとの間のバックホールリンクを介してのダウンリンク割り当てをスケジューリングするためにクロスキャリアスケジューリング情報を含むR−PDCCHメッセージを生成することを含むことができる。例えば、このR−PDCCHメッセージは、クロスキャリアスケジューリングスキーム200(図2)に従って第2RNから第1RNへのデータパケットの送信をスケジューリングするように構成され得る。
【0190】
ブロック1004に示されているように、この方法は、R−PDCCHメッセージをPCellのセルラ周波数帯域を通じて第1RNに送信することを含むことができる。
【0191】
ブロック1006に示されているように、R−PDCCHメッセージを生成することは、R−PDCCHメッセージをDeNBで生成することを含むことができる。例えば、DeNB402(図4)は、例えば上で記載されたように、R−PDCCHメッセージ430(図4)を生成してPCell410(図4)のセルラ周波数帯域を通じてRN408(図4)に送信することができる。
【0192】
ブロック1008に示されているように、R−PDCCHメッセージを生成することは、R−PDCCHメッセージを第2RNで生成することを含むことができる。一例では、例えば上で記載されたように、RN604(図6)はR−PDCCHメッセージ630(図6)を生成して、PCell610(図6)のセルラ周波数帯域を通じてRN608(図6)に送信することができる。他の一例では、例えば上で記載されたように、RN804(図8)はR−PDCCHメッセージ830(図8)を生成して、PCell810(図8)のセルラ周波数帯域を通じてRN808(図8)に送信することができる。
【0193】
ブロック1010に示されているように、この方法は、R−PDCCHメッセージを第1RNで受信することを含むことができる。例えば、上で記載されたように、ノード108(図1)は、例えばノード102(図1)から、またはノード104(図1)からR−PDCCHメッセージを受信して処理する、例えば復調しおよび/または復号する、ことができる。
【0194】
ブロック1012に示されているように、この方法は、R−PDCCHメッセージ内のクロスキャリアスケジューリング情報に基づいて、mmWaveバックホールリンクを介してデータパケットを第2RNから第1RNに送信することを含むことができる。例えば、ノード104(図1)は、例えば上で記載されたように、バックホールリンク116(図1)を介してデータパケットをノード108(図1)に送信することができる。
【0195】
ブロック1014に示されているように、この方法は、R−PDCCHメッセージ内のクロスキャリアスケジューリング情報に基づいて、mmWaveバックホールリンクを介して該データパケットを第1RNで受信することを含むことができる。例えば、ノード108(図1)は、例えば上で記載されたように、R−PDCCHメッセージ内のクロスキャリアスケジューリング情報に基づいて、mmWaveバックホールリンクを通じてノード104(図1)から該データパケットを受信するように動作することができる。
【0196】
図11を参照すると、この図は、幾つかの例示的実施態様による、製造製品1100を概略的に示す。製品1100は、論理1104を記憶する非一時的機械可読記憶媒体1102を含むことができ、これは、例えば、ノード102(図1)、ノード104(図1)、ノード106(図1)、ノード108(図1)、DeNB402(図4)、DeNB602(図6)、DeNB802(図8)、RN404(図4)、RN408(図4)、RN604(図6)、RN608(図6)、RN804(図8)、RN808(図8)、コントローラ340(図3)、mmWaveトランシーバ330(図3)、および/またはセルラTRx302(図3)の機能の少なくとも一部を実行し、および/または図5、7、9および/または10を参照して上で論じられた1または複数の動作を実行するために使用され得る。 「非一時的機械可読媒体」という句は、一時的伝播信号を唯一の例外としてあらゆるコンピュータ可読媒体を含むように意図されている。
【0197】
幾つかの例示的実施態様においては、製品1100および/または機械可読記憶媒体1102は、揮発性メモリ、不揮発性メモリ、取り外し可能なまたは取り外し不可能なメモリ、消去可能なまたは非消去可能なメモリ、書き込み可能なまたは再書き込み可能なメモリ、などを含む、データを記憶できる1または複数のタイプのコンピュータ可読記憶媒体を含むことができる。例えば、機械可読記憶媒体1102は、RAM、DRAM、ダブルデータレートDRAM(DDR−DRAM:Double−Data−Rate DRAM)、SDRAM、スタティックRAM(SRAM:static RAM)、ROM、プログラマブルROM(PROM:programmable ROM)、消去可能型プログラマブルROM(EPROM:erasable programmable ROM)、電気的に消去可能なプログラマブルROM(EEPROM:electrically erasable programmable ROM)、コンパクトディスクROM(CD−ROM:Compact Disk ROM)、コンパクトディスクレコーダブル(CD−R:Compact Disk Recordable)、コンパクトディスクリライタブル(CD−RW:Compact Disk Rewriteable)、フラッシュメモリ(例えば、NORまたはNANDフラッシュメモリ)、コンテンツアドレッサブルメモリ(CAM:content addressable memory)、ポリマーメモリ、位相変化メモリ、強誘電体メモリ、シリコン−酸化物−窒化物−酸化物−シリコン(SONOS:silicon−oxide−nitride−oxide−silicon)メモリ、ディスク、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、磁気ディスク、カード、磁気カード、光カード、テープ、カセットなどを含むことができる。コンピュータ可読記憶媒体は、通信リンク、例えばモデム、無線もしくはネットワーク接続を通じて搬送波または他の伝播媒体において具体化されるデータ信号により担持されるコンピュータプログラムをリモートコンピュータから要求側コンピュータへダウンロードまたは転送することと関係する任意の適切な媒体を含むことができる。
【0198】
幾つかの例示的実施態様では、論理1104は、機械によって実行されるとその機械に方法、プロセスおよび/または動作を本明細書に記載されているように実行させることのできる命令、データ、および/またはコードを含むことができる。該機械は、例えば、任意の適切な処理プラットフォーム、コンピューティングプラットフォーム、コンピューティングデバイス、処理デバイス、コンピューティングシステム、処理システム、コンピュータ、プロセッサなどを含むことができ、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェアなどの任意の適切な組み合わせを用いて実装され得る。
【0199】
幾つかの例示的実施態様では、論理1104は、ソフトウェア、ソフトウェアモジュール、アプリケーション、プログラム、サブルーチン、命令、命令セット、計算コード、ワード、値、シンボルなどを含み、またはこれらとして実装され得る。命令は、ソースコード、コンパイルドコード、翻訳コード、実行可能コード、スタティックコード、ダイナミックコードなど、任意の適切なタイプのコードを含むことができる。命令は、一定の機能を実行するようにプロセッサに命令するために、定義済みコンピュータ言語、マナーまたはシンタックスに従って実行され得る。命令は、C、C++、Java(登録商標)、BASIC、Matlab、Pascal、Visual BASIC、アセンブリ言語、マシンコードなど、任意の適切なハイレベル、ローレベル、オブジェクト指向、ビジュアル、コンパイルドおよび/または翻訳プログラミング言語を用いて実行され得る。
【実施例】
【0200】
以下の実施例はさらなる実施態様に関係する。
【0201】
実施例1は、プライマリセル(PCell:Primary cell)のセルラ周波数帯域を通じてドナーエボルブドノードB(DeNB:Donor evolved Node B)と通信するように構成されたセルラトランシーバ;PCellの中のセカンダリセカンダリセル(SCell:Secondary cell)のミリ波(mmWave)周波数帯域を通じてバックホールリンクを介して第2RNと通信するmmWaveトランシーバ;およびPCellのセルラ周波数帯域を通じてセルラトランシーバにより受信された中継物理ダウンリンク制御チャネル(R−PDCCH:Relay−Physical−Downlink−Control−Channel)メッセージを処理するコントローラを含む第1中継ノード(RN:Relay Node)を含み、このR−PDCCHメッセージは、バックホールリンクを通じたダウンリンク割り当てをスケジューリングするクロスキャリアスケジューリング情報を含み、コントローラは、そのダウンリンク割り当て中に第2RNからダウンリンクデータパケットを受信するようにmmWaveトランシーバをトリガする。
【0202】
実施例2は、実施例1の主題を含み、任意に、セルラトランシーバはR−PDCCHメッセージをDeNBから受信する。
【0203】
実施例3は、実施例2の主題を含み、任意に、ダウンリンクデータパケットは第2RNを介して中継されたDeNBからのデータパケットを含む。
【0204】
実施例4は実施例2または3の主題を含み、任意に、コントローラは、R−PDCCHメッセージと関連付けられた送信時間インターバル(TTI:Transmit Time Interval)の間にバックホールリンクを介してダウンリンクデータパケットを受信するようにmmWaveトランシーバをトリガする。
【0205】
実施例5は実施例1の主題を含み、任意に、セルラトランシーバは第2RNからR−PDCCHメッセージを受信する。
【0206】
実施例6は実施例5の主題を含み、任意に、R−PDCCHメッセージはセカンダリR−PDCCHメッセージを含み、セルラトランシーバは、セルラ周波数帯域における割り当てをスケジューリングするプライマリR−PDCCHメッセージをDeNBから受信する。
【0207】
実施例7は実施例6の主題を含み、任意に、コントローラは、DeNBからの無線リソース制御(RRC:Radio Resource Control)メッセージに従って、DeNBに対してはプライマリR−PDCCHセットのセッティングを、および第2RNに対してはセカンダリR−PDCCHセットのセッティングを、設定する。
【0208】
実施例8は実施例5の主題を含み、任意に、コントローラは、DeNBからのハンドオーバ要求に基づいて第1RNをDeNBから第2RNへハンドオーバし、その第2RNへのハンドオーバの後に第2RNからR−PDCCHメッセージを受信する。
【0209】
実施例9は、実施例1〜8のうちのいずれか1つの主題を含み、任意に、1または複数のアンテナ、メモリおよびプロセッサを含む。
【0210】
実施例10は、プライマリセル(PCell:Primary cell)のセルラ周波数帯域を通じて第1中継ノード(RN:Relay Node)および第2RNと通信するように構成されたセルラトランシーバ;ミリ波(mmWave)周波数帯域を通じて第1バックホールリンクを介して第2RNと通信するmmWaveトランシーバ;および第1RNと第2RNとの間の第2バックホールリンクを通じたダウンリンク割り当てをスケジューリングするクロスキャリアスケジューリング情報を含む中継物理ダウンリンク制御チャネル(R−PDCCH:Relay−Physical−Downlink−Control−Channel)メッセージを第1RNに送信するようにセルラトランシーバをトリガするコントローラを含むエボルブドノードB(eNB:evolved Node B)を含む。
【0211】
実施例11は実施例10の主題を含み、任意に、コントローラは、第1送信時間インターバル(TTI:Transmit Time Interval)の間に第1R−PDCCHメッセージを第2RNに送信するようにセルラトランシーバをトリガし、この第1R−PDCCHメッセージは第1TTIの後の第2TTIの間の第2バックホールリンクを通じた第2RNから第1RNへのデータパケットのアップリンク送信をスケジューリングし、コントローラは第2TTIの間に第2R−PDCCHメッセージを第1RNに送信するようにセルラトランシーバをトリガし、この第2R−PDCCHメッセージは、第2RNからのデータパケットの第1RNでのダウンリンク受信をスケジューリングする。
【0212】
実施例12は実施例10または11の主題を含み、任意に、コントローラは、第2バックホールリンクを介して第1RNへ中継されるべきデータパケットを第1バックホールリンクを介して第2RNに送るようにmmWaveトランシーバをトリガする。
【0213】
実施例13は実施例12の主題を含み、任意に、コントローラは、データパケットが第2RNによって送られるべき送信時間インターバル(TTI:Transmit Time Interval)をスケジューリングするR−PDCCHを送信するようにセルラトランシーバをトリガする。
【0214】
実施例14は実施例10〜13のうちのいずれか1つの主題を含み、任意に、第1RNはPCellのドナーeNB(DeNB:Donor eNB)として動作するように構成される。
【0215】
実施例15は実施例10〜14のうちのいずれか1つの主題を含み、任意に、1または複数のアンテナ、メモリおよびプロセッサを含む。
【0216】
実施例16は、プライマリセル(PCell:Primary cell)のセルラ周波数帯域を通じて第1中継ノード(RN:Relay Node)および第2RNと通信するように構成されたセルラトランシーバ;ミリ波(mmWave)周波数帯域を通じてバックホールリンクを介して第2RNと通信するmmWaveトランシーバ;およびDeNBと第1RNとの間でプライマリ中継物理ダウンリンク制御チャネル(R−PDCCH:Relay−Physical−Downlink−Control−Channel)メッセージを通信するプライマリR−PDCCHセット、および第2RNと第1RNとの間でセカンダリR−PDCCHメッセージを通信するセカンダリR−PDCCHセットを設定するコントローラを含むエボルブドノードB(eNB:evolved Node B)を含み、このコントローラは、プライマリR−PDCCHセットおよびセカンダリR−PDCCHセットの設定情報を含むメッセージを第1RNに送信するようにセルラトランシーバをトリガする。
【0217】
実施例17は実施例16の主題を含み、任意に、メッセージは無線リソース制御(RRC:Radio Resource Control)メッセージを含む。
【0218】
実施例18は実施例16または17の主題を含み、任意に、コントローラは、第1RNに中継されるべきデータパケットをバックホールリンクを介して第2RNに送るようにmmWaveトランシーバをトリガする。
【0219】
実施例19は実施例16〜18のうちのいずれか1つの主題を含み、任意に、eNBはPCellのドナーeNB(DeNB:Donor eNB)として動作するように構成される。
【0220】
実施例20は実施例16〜19のうちのいずれか1つの主題を含み、任意に、1または複数のアンテナ、メモリおよびプロセッサを含む。
【0221】
実施例21は、プライマリセル(PCell:Primary cell)のセルラ周波数帯域を通じて第1中継ノード(RN:Relay Node)および第2RNと通信するように構成されたセルラトランシーバ;ミリ波(mmWave)周波数帯域を通じてバックホールリンクを介して第2RNと通信するmmWaveトランシーバ;および、第1RNを第2RNにハンドオーバするハンドオーバ要求を第2RNに送信するようにセルラトランシーバをトリガし、第2RNにアタッチするアタッチ要求を第1RNに送信するようにセルラトランシーバをトリガし、第1RNに中継されるべきデータパケットをバックホールリンクを介して第2RNに送信するようにmmWaveトランシーバをトリガするコントローラを含むエボルブドノードB(eNB:evolved Node B)を含む。
【0222】
実施例22は実施例21の主題を含み、任意に、ハンドオーバ要求メッセージおよびアタッチ要求メッセージは無線リソース制御(RRC:Radio Resource Control)メッセージを含む。
【0223】
実施例23は実施例21または22のうちのいずれか1つの主題を含み、任意に、eNBはPCellのドナーeNB(DeNB:Donor eNB)として動作するように構成される。
【0224】
実施例24は実施例21〜23のうちのいずれか1つの主題を含み、任意に、1または複数のアンテナ、メモリおよびセンサを含む。
【0225】
実施例25は、第1中継ノード(RN:Relay Node)に、プライマリセル(PCell:Primary cell)のセルラ周波数帯域を通じてドナーエボルブドノードB(DeNB:Donor evolved Node B)と通信させ;PCell内のセカンダリセカンダリセル(SCell:Secondary cell)のミリ波(mmWave)周波数帯域を通じてバックホールリンクを介して第2RNと通信させ;PCellのセルラ周波数帯域を通じて受信された、バックホールリンクを通じたダウンリンク割り当てをスケジューリングするクロスキャリアスケジューリング情報を含む中継物理ダウンリンク制御チャネル(R−PDCCH:Relay−Physical−Downlink−Control−Channel)メッセージを処理させ;そのダウンリンク割り当て中に第2RNからダウンリンクデータパケットを受信させるように構成された回路を含む装置を含む。
【0226】
実施例26は実施例25の主題を含み、任意に、該装置は第1RNにR−PDCCHメッセージをDeNBから受信させるように構成される。
【0227】
実施例27は実施例26の主題を含み、任意に、ダウンリンクデータパケットは、第2RNを介して中継されるDeNBからのデータパケットを含む。
【0228】
実施例28は実施例26または27の主題を含み、任意に、該装置は、第1RNに、R−PDCCHメッセージと関連付けられた送信時間インターバル(TTI:Transmit Time Interval)の間にバックホールリンクを介してダウンリンクデータパケットを受信させるように構成される。
【0229】
実施例29は実施例25の主題を含み、任意に、該装置は、第1RNに第2RNからR−PDCCHメッセージを受信させるように構成される。
【0230】
実施例30は実施例29の主題を含み、任意に、R−PDCCHメッセージはセカンダリR−PDCCHメッセージを含み、該装置は、第1RNに、セルラ周波数帯域での割り当てをスケジューリングするプライマリR−PDCCHメッセージをDeNBから受信させるように構成される。
【0231】
実施例31は実施例30の主題を含み、任意に、該装置は、第1RNに、DeNBからの無線リソース制御(RRC:Radio Resource Control)メッセージに従ってDeNBに対してはプライマリR−PDCCHセットのセッティングを、第2RNに対してはセカンダリR−PDCCHセットのセッティングを、設定させるように構成される。
【0232】
実施例32は実施例29の主題を含み、任意に、該装置は、第1RNに、DeNBからのハンドオーバ要求に基づいて第1RNをDeNBから第2RNへハンドオーバさせるとともに第2RNへのハンドオーバ後に第2RNからR−PDCCHメッセージを受信させるように構成される。
【0233】
実施例33は実施例25〜32のうちのいずれか1つの主題を含み、任意に、セルラトランシーバ、およびmmWaveトランシーバを含む。
【0234】
実施例34は、エボルブドノードB(eNB:evolved Node B)に、プライマリセル(PCell:Primary cell)のセルラ周波数帯域を通じて第1中継ノード(RN:Relay Node)および第2RNと通信させ;ミリ波(mmWave)周波数帯域を通じて第1バックホールリンクを介して第2RNと通信させ;第1RNと第2RNとの間の第2バックホールリンクを通じたダウンリンク割り当てをスケジューリングするクロスキャリアスケジューリング情報を含む中継物理ダウンリンク制御チャネル(R−PDCCH:Relay−Physical−Downlink−Control−Channel)メッセージを第1RNへ送信させるように構成された回路を含む装置を含む。
【0235】
実施例35は実施例34の主題を含み、任意に、該装置は、eNBに、第1送信時間インターバル(TTI:Transmit Time Interval)の間に、この第1TTI後の第2TTI中の第2バックホールリンクを通じた第2RNから第1RNへのデータパケットのアップリンク送信をスケジューリングする第1R−PDCCHメッセージを第2RNへ送信させるとともに、第2TTIの間に、第2RNからのデータパケットの第1RNでのダウンリンク受信をスケジューリングする第2R−PDCCHメッセージを第1RNへ送信させるように構成される。
【0236】
実施例36は実施例34または35の主題を含み、任意に、該装置は、eNBに、第2バックホールリンクを介して第1RNに中継されるべきデータパケットを第1バックホールリンクを介して第2RNへ送らせるように構成される。
【0237】
実施例37は実施例36の主題を含み、該装置は、eNBに、データパケットが第2RNによって送られるべき送信時間インターバル(TTI:Transmit Time Interval)をスケジューリングするR−PDCCHを送信させるように構成される。
【0238】
実施例38は実施例34〜37のうちのいずれか1つの主題を含み、任意に、該装置は、eNBに、PCellのドナーeNB(DeNB:Donor eNB)として動作させるように構成される。
【0239】
実施例39は実施例34〜38のうちのいずれか1つの主題を含み、任意に、セルラトランシーバ、およびmmWaveトランシーバを含む。
【0240】
実施例40は、エボルブドノードB(eNB:evolved Node B)に、プライマリセル(PCell:Primary cell)のセルラ周波数帯域を通じて第1中継ノード(RN:Relay Node)および第2RNと通信させ;ミリ波(mmWave)周波数帯域を通じてバックホールリンクを介して第2RNと通信させ;DeNBと第1RNとの間でプライマリ中継物理ダウンリンク制御チャネル(R−PDCCH:Relay−Physical−Downlink−Control−Channel)メッセージを通信するプライマリR−PDCCHセット、および、第2RNと第1RNとの間でセカンダリR−PDCCHメッセージを通信するセカンダリR−PDCCHセットを設定させ;プライマリR−PDCCHセットおよびセカンダリR−PDCCHセットの設定情報を含むメッセージを第1RNへ送信させるように構成された回路を含む装置を含む。
【0241】
実施例41は実施例40の主題を含み、任意に、メッセージは無線リソース制御(RRC:Radio Resource Control)メッセージを含む。
【0242】
実施例42は実施例40または41の主題を含み、任意に、該装置は、eNBに、第1RNへ中継されるべきデータパケットをバックホールリンクを介して第2RNへ送らせるように構成される。
【0243】
実施例43は実施例40〜42のうちのいずれか1つの主題を含み、任意に、該装置は、eNBに、PCellのドナーeNB(DeNB:Donor eNB)として動作させるように構成される。
【0244】
実施例44は実施例40〜43のうちのいずれか1つの主題を含み、任意に、セルラトランシーバ、およびmmWaveトランシーバを含む。
【0245】
実施例45は、エボルブドノードB(eNB:evolved Node B)に、プライマリセル(PCell:Primary cell)のセルラ周波数帯域を通じて第1中継ノード(RN:Relay Node)および第2RNと通信させ;ミリ波(mmWave)周波数帯域を通じてバックホールリンクを介して第2RNと通信させ;第1RNを第2RNにハンドオーバするハンドオーバ要求を第2RNへ送信させ;第2RNにアタッチするアタッチ要求を第1RNへ送信させ;第1RNに中継されるべきデータパケットをバックホールリンクを介して第2RNへ送信させるように構成された回路を含む装置を含む。
【0246】
実施例46は実施例45の主題を含み、任意に、ハンドオーバ要求メッセージおよびアタッチ要求メッセージは無線リソース制御(RRC:Radio Resource Control)メッセージを含む。
【0247】
実施例47は実施例45または46のうちのいずれか1つの主題を含み、任意に、該装置は、eNBに、PCellのドナーeNB(DeNB:Donor eNB)として動作させるように構成される。
【0248】
実施例48は実施例45〜47のうちのいずれか1つの主題を含み、任意に、セルラトランシーバ、およびmmWaveトランシーバを含む。
【0249】
実施例49は第1中継ノード(RN:Relay Node)で実行されるべき方法を含み、この方法は、プライマリセル(PCell:Primary cell)のセルラ周波数帯域を通じてドナーエボルブドノードB(DeNB:Donor evolved Node B)と通信すること;PCell内のセカンダリセカンダリセル(SCell:Secondary cell)のミリ波(mmWave)周波数帯域を通じてバックホールリンクを介して第2RNと通信すること;PCellのセルラ周波数帯域を通じて受信された、バックホールリンクを通じたダウンリンク割り当てをスケジューリングするクロスキャリアスケジューリング情報を含む中継物理ダウンリンク制御チャネル(R−PDCCH:Relay−Physical−Downlink−Control−Channel)メッセージを処理すること;および、そのダウンリンク割り当て中に第2RNからダウンリンクデータパケットを受信すること、を含む。
【0250】
実施例50は実施例49の主題を含み、任意に、R−PDCCHメッセージをDeNBから受信することを含む。
【0251】
実施例51は実施例50の主題を含み、任意に、ダウンリンクデータパケットは、第2RNを介して中継されたDeNBからのデータパケットを含む。
【0252】
実施例52は実施例49または50の主題を含み、任意に、R−PDCCHメッセージと関連付けられた送信時間インターバル(TTI:Transmit Time Interval)の間にバックホールリンクを介してダウンリンクデータパケットを受信することを含む。
【0253】
実施例53は実施例49の主題を含み、任意に、R−PDCCHメッセージを第2RNから受信することを含む。
【0254】
実施例54は実施例53の主題を含み、任意に、R−PDCCHメッセージはセカンダリR−PDCCHメッセージを含み、該方法は、セルラ周波数帯域を通じた割り当てをスケジューリングするプライマリR−PDCCHメッセージをDeNBから受信することを含む。
【0255】
実施例55は実施例54の主題を含み、任意に、DeNBからの無線リソース制御(RRC:Radio Resource Control)メッセージに従って、DeNBに対してはプライマリR−PDCCHセットのセッティングを、および第2RNに対してはセカンダリR−PDCCHセットのセッティングを、設定することを含む。
【0256】
実施例56は実施例53の主題を含み、任意に、DeNBからのハンドオーバ要求に基づいて第1RNをDeNBから第2RNへハンドオーバすること、および、その第2RNへのハンドオーバの後に第2RNからR−PDCCHメッセージを受信することを含む。
【0257】
実施例57はエボルブドノードB(eNB:evolved Node B)で実行されるべき方法を含み、この方法は、プライマリセル(PCell:Primary cell)のセルラ周波数帯域を通じて第1中継ノード(RN:Relay Node)および第2RNと通信すること;ミリ波(mmWave)周波数帯域を通じて第1バックホールリンクを介して第2RNと通信すること;および、第1RNと第2RNとの間の第2バックホールリンクを通じたダウンリンク割り当てをスケジューリングするクロスキャリアスケジューリング情報を含む中継物理ダウンリンク制御チャネル(R−PDCCH:Relay−Physical−Downlink−Control−Channel)メッセージを第1RNへ送信すること、を含む。
【0258】
実施例58は実施例57の主題を含み、任意に、第1送信時間インターバル(TTI:Transmit Time Interval)の間に、第1TTIの後の第2TTIの間の第2バックホールリンクを通じた第2RNから第1RNへのデータパケットのアップリンク送信をスケジューリングする第1R−PDCCHメッセージを第2RNへ送信すること、および、第2TTIの間に、第1RNでの第2RNからのデータパケットのダウンリンク受信をスケジューリングする第2R−PDCCHメッセージを第1RNへ送信すること、を含む。
【0259】
実施例59は実施例57または58の主題を含み、任意に、第2バックホールリンクを介して第1RNへ中継されるべきデータパケットを第1バックホールリンクを介して第2RNに送ることを含む。
【0260】
実施例60は実施例59の主題を含み、任意に、データパケットが第2RNによって送られるべき送信時間インターバル(TTI:Transmit Time Interval)をスケジューリングするR−PDCCHを送信することを含む。
【0261】
実施例61は実施例57〜60のうちのいずれか1つの主題を含み、任意に、eNBをPCellのドナーeNB(DeNB:Donor eNB)として動作させることを含む。
【0262】
実施例62はエボルブドノードB(eNB:evolved Node B)において実行されるべき方法を含み、この方法は、プライマリセル(PCell:Primary cell)のセルラ周波数帯域を通じて第1中継ノード(RN:Relay Node)および第2RNと通信すること;ミリ波(mmWave)周波数帯域を通じてバックホールリンクを介して第2RNと通信すること;DeNBと第1RNとの間でプライマリ中継物理ダウンリンク制御チャネル(R−PDCCH:Relay−Physical−Downlink−Control−Channel)メッセージを通信するプライマリR−PDCCHセット、および、第2RNと第1RNとの間でセカンダリR−PDCCHメッセージを通信するセカンダリR−PDCCHセットを設定すること;および、プライマリR−PDCCHセットおよびセカンダリR−PDCCHセットの設定情報を含むメッセージを第1RNに送信すること、を含む。
【0263】
実施例63は実施例62の主題を含み、任意に、メッセージは無線リソース制御(RRC:Radio Resource Control)メッセージを含む。
【0264】
実施例64は実施例62または63の主題を含み、任意に、第1RNへ中継されるべきデータパケットをバックホールリンクを介して第2RNに送ることを含む。
【0265】
実施例65は実施例62〜64のうちのいずれか1つの主題を含み、任意に、eNBをPCellのドナーeNB(DeNB:Donor eNB)として動作させることを含む。
【0266】
実施例66はエボルブドノードB(eNB:evolved Node B)において実行されるべき方法を含み、この方法は、プライマリセル(PCell:Primary cell)のセルラ周波数帯域を通じて第1中継ノード(RN:Relay Node)および第2RNと通信すること;ミリ波(mmWave)周波数帯域を通じてバックホールリンクを介して第2RNと通信すること;第1RNを第2RNにハンドオーバするハンドオーバ要求を第2RNに送信すること;第2RNにアタッチするアタッチ要求を第1RNに送信すること;および、第1RNへ中継されるべきデータパケットをバックホールリンクを介して第2RNに送信すること、を含む。
【0267】
実施例67は実施例66の主題を含み、任意に、ハンドオーバ要求メッセージおよびアタッチ要求メッセージは無線リソース制御(RRC:Radio Resource Control)メッセージを含む。
【0268】
実施例68は実施例66または67のうちのいずれか1つの主題を含み、任意に、eNBをPCellのドナーeNB(DeNB:Donor eNB)として動作させることを含む。
【0269】
実施例69は、少なくとも1つのコンピュータプロセッサによって実行されたときに、その少なくとも1つのコンピュータプロセッサが1または複数の動作を第1中継ノード(RN:Relay Node)において実行することを可能にするように働くことのできるコンピュータ実行可能な命令を含む1または複数の有形のコンピュータ可読非一時的記憶媒体を含む製品を含み、該動作は、プライマリセル(PCell:Primary cell)のセルラ周波数帯域を通じてドナーエボルブドノードB(DeNB:Donor evolved Node B)と通信すること;PCell内のセカンダリセカンダリセル(SCell:Secondary cell)のミリ波(mmWave)周波数帯域を通じてバックホールリンクを介して第2RNと通信すること;PCellのセルラ周波数帯域を通じて受信された、バックホールリンクを通じたダウンリンク割り当てをスケジューリングするクロスキャリアスケジューリング情報を含む中継物理ダウンリンク制御チャネル(R−PDCCH:Relay−Physical−Downlink−Control−Channel)メッセージを処理すること;および、そのダウンリンク割り当て中に第2RNからダウンリンクデータパケットを受信すること、を含む。
【0270】
実施例70は実施例69の主題を含み、任意に、該動作はDeNBからR−PDCCHメッセージを受信することを含む。
【0271】
実施例71は実施例70の主題を含み、任意に、ダウンリンクデータパケットは、第2RNを介して中継されたDeNBからのデータパケットを含む。
【0272】
実施例72は実施例69または70の主題を含み、任意に、該動作は、R−PDCCHメッセージと関連付けられた送信時間インターバル(TTI:Transmit Time Interval)の間にバックホールリンクを介してダウンリンクデータパケットを受信することを含む。
【0273】
実施例73は実施例69の主題を含み、任意に、該動作は、R−PDCCHメッセージを第2RNから受信することを含む。
【0274】
実施例74は実施例73の主題を含み、任意に、R−PDCCHメッセージはセカンダリR−PDCCHメッセージを含み、該動作は、セルラ周波数帯域を通じた割り当てをスケジューリングするプライマリR−PDCCHメッセージをDeNBから受信することを含む。
【0275】
実施例75は実施例74の主題を含み、任意に、該動作は、DeNBからの無線リソース制御(RRC:Radio Resource Control)メッセージに従って、DeNBに対してはプライマリR−PDCCHセットのセッティングを、第2RNに対してはセカンダリR−PDCCHセットのセッティングを、設定することを含む。
【0276】
実施例76は実施例73の主題を含み、任意に、該動作は、DeNBからのハンドオーバ要求に基づいて第1RNをDeNBから第2RNへハンドオーバすること、および、その第2RNへのハンドオーバの後に第2RNからR−PDCCHメッセージを受信することを含む。
【0277】
実施例77は、少なくとも1つのコンピュータプロセッサによって実行されたときに、その少なくとも1つのコンピュータプロセッサが1または複数の動作をエボルブドノードB(eNB:evolved Node B)において実行することを可能にするように働くことのできるコンピュータ実行可能な命令を含む1または複数の有形のコンピュータ可読非一時的記憶媒体を含む製品を含み、該動作は、プライマリセル(PCell:Primary cell)のセルラ周波数帯域を通じて第1中継ノード(RN:Relay Node)および第2RNと通信すること;ミリ波(mmWave)周波数帯域を通じて第1バックホールリンクを介して第2RNと通信すること;および、第1RNと第2RNとの間の第2バックホールリンクを通じたダウンリンク割り当てをスケジューリングするクロスキャリアスケジューリング情報を含む中継物理ダウンリンク制御チャネル(R−PDCCH:Relay−Physical−Downlink−Control−Channel)メッセージを第1RNに送信すること、を含む。
【0278】
実施例78は実施例77の主題を含み、任意に、該動作は、第1送信時間インターバル(TTI:Transmit Time Interval)の間に、第1TTIの後の第2TTIの間の第2バックホールリンクを通じた第2RNから第1RNへのデータパケットのアップリンク送信をスケジューリングする第1R−PDCCHメッセージを第2RNに送信すること、および、第2TTIの間に、第1RNでの第2RNからのデータパケットのダウンリンク受信をスケジューリングする第2R−PDCCHメッセージを第1RNに送信すること、を含む。
【0279】
実施例79は実施例77または78の主題を含み、任意に、該動作は、第2バックホールリンクを介して第1RNに中継されるべきデータパケットを第1バックホールリンクを介して第2RNに送ることを含む。
【0280】
実施例80は実施例79の主題を含み、任意に、該動作は、第2RNによってデータパケットが送られるべき送信時間インターバル(TTI:Transmit Time Interval)をスケジューリングするR−PDCCHを送信することを含む。
【0281】
実施例81は実施例77〜80のうちのいずれか1つの主題を含み、任意に、該動作は、eNBをPCellのドナーeNB(DeNB:Donor eNB)として動作させることを含む。
【0282】
実施例82は、少なくとも1つのコンピュータプロセッサによって実行されたときに、その少なくとも1つのコンピュータプロセッサが1または複数の動作をエボルブドノードB(eNB:evolved Node B)において実行することを可能にするように働くことのできるコンピュータ実行可能な命令を含む1または複数の有形のコンピュータ可読非一時的記憶媒体を含む製品を含み、該動作は、プライマリセル(PCell:Primary cell)のセルラ周波数帯域を通じて第1中継ノード(RN:Relay Node)および第2RNと通信すること;ミリ波(mmWave)周波数帯域を通じてバックホールリンクを介して第2RNと通信すること;DeNBと第1RNとの間でプライマリ中継物理ダウンリンク制御チャネル(R−PDCCH:Relay−Physical−Downlink−Control−Channel)メッセージを通信するプライマリR−PDCCHセット、および第2RNと第1RNとの間でセカンダリR−PDCCHメッセージを通信するセカンダリR−PDCCHセットを設定すること;および、プライマリR−PDCCHセットおよびセカンダリR−PDCCHセットの設定情報を含むメッセージを第1RNに送信すること、を含む。
【0283】
実施例83は実施例82の主題を含み、任意に、メッセージは無線リソース制御(RRC:Radio Resource Control)メッセージを含む。
【0284】
実施例84は実施例82または83の主題を含み、任意に、該動作は、第1RNへ中継されるべきデータパケットをバックホールリンクを介して第2RNに送信することを含む。
【0285】
実施例85は実施例82〜84のうちのいずれか1つの主題を含み、任意に、該動作は、eNBをPCellのドナーeNB(DeNB:Donor eNB)として動作させることを含む。
【0286】
実施例86は、少なくとも1つのコンピュータプロセッサによって実行されたときに、その少なくとも1つのコンピュータプロセッサが1または複数の動作をエボルブドノードB(eNB:evolved Node B)において実行することを可能にするように働くことのできるコンピュータ実行可能な命令を含む1または複数の有形のコンピュータ可読非一時的記憶媒体を含む製品を含み、該動作は、プライマリセル(PCell:Primary cell)のセルラ周波数帯域を通じて第1中継ノード(RN:Relay Node)および第2RNと通信すること;ミリ波(mmWave)周波数帯域を通じてバックホールリンクを介して第2RNと通信すること;第1RNを第2RNにハンドオーバするハンドオーバ要求を第2RNに送信すること;第2RNにアタッチするアタッチ要求を第1RNに送信すること;および、第1RNに中継されるべきデータパケットをバックホールリンクを介して第2RNに送信すること、を含む。
【0287】
実施例87は実施例86の主題を含み、任意に、ハンドオーバ要求メッセージおよびアタッチ要求メッセージは無線リソース制御(RRC:Radio Resource Control)メッセージを含む。
【0288】
実施例88は実施例86または87のうちのいずれか1つの主題を含み、任意に、該動作は、eNBをPCellのドナーeNB(DeNB:Donor eNB)として動作させることを含む。
【0289】
実施例89は第1中継ノード(RN:Relay Node)による通信を制御する装置を含み、該装置は、プライマリセル(PCell:Primary cell)のセルラ周波数帯域を通じてドナーエボルブドノードB(DeNB:Donor evolved Node B)と通信するための手段;PCell内のセカンダリセカンダリセル(SCell:Secondary cell)のミリ波(mmWave)周波数帯域を通じてバックホールリンクを介して第2RNと通信するための手段;PCellのセルラ周波数帯域を通じて受信された、バックホールリンクを通じたダウンリンク割り当てをスケジューリングするクロスキャリアスケジューリング情報を含む中継物理ダウンリンク制御チャネル(R−PDCCH:Relay−Physical−Downlink−Control−Channel)メッセージを処理するための手段;および、ダウンリンク割り当ての間に第2RNからダウンリンクデータパケットを受信するための手段、を含む。
【0290】
実施例90は実施例89の主題を含み、任意に、R−PDCCHメッセージをDeNBから受信するための手段を含む。
【0291】
実施例91は実施例90の主題を含み、任意に、ダウンリンクデータパケットは、第2RNを介して中継されたDeNBからのデータパケットを含む。
【0292】
実施例92は実施例89または90の主題を含み、任意に、R−PDCCHメッセージと関連付けられた送信時間インターバル(TTI:Transmit Time Interval)の間にバックホールリンクを介してダウンリンクデータパケットを受信するための手段を含む。
【0293】
実施例93は実施例89の主題を含み、任意に、R−PDCCHメッセージを第2RNから受信するための手段を含む。
【0294】
実施例94は実施例93の主題を含み、任意に、R−PDCCHメッセージはセカンダリR−PDCCHメッセージを含み、該装置は、セルラ周波数帯域を通じた割り当てをスケジューリングするプライマリR−PDCCHメッセージをDeNBから受信するための手段を含む。
【0295】
実施例95は実施例94の主題を含み、任意に、DeNBからの無線リソース制御(RRC:Radio Resource Control)メッセージに従って、DeNBに対してはプライマリR−PDCCHセットのセッティングを、第2RNに対してはセカンダリR−PDCCHセットのセッティングを、設定するための手段を含む。
【0296】
実施例96は実施例93の主題を含み、任意に、DeNBからのハンドオーバ要求に基づいて第1RNをDeNBから第2RNへハンドオーバするとともに、その第2RNへのハンドオーバの後に第2RNからR−PDCCHメッセージを受信するための手段を含む。
【0297】
実施例97はエボルブドノードB(eNB:evolved Node B)による通信を制御する装置を含み、この装置は、プライマリセル(PCell:Primary cell)のセルラ周波数帯域を通じて第1中継ノード(RN:Relay Node)および第2RNと通信するための手段;ミリ波(mmWave)周波数帯域を通じて第1バックホールリンクを介して第2RNと通信するための手段;および、第1RNと第2RNとの間での第2バックホールリンクを通じたダウンリンク割り当てをスケジューリングするクロスキャリアスケジューリング情報を含む中継物理ダウンリンク制御チャネル(R−PDCCH:Relay−Physical−Downlink−Control−Channel)メッセージを第1RNに送信するための手段、を含む。
【0298】
実施例98は実施例97の主題を含み、任意に、第1送信時間インターバル(TTI:Transmit Time Interval)の間に、第1TTIの後の第2TTIの間の第2バックホールリンクを通じた第2RNから第1RNへのデータパケットのアップリンク送信をスケジューリングする第1R−PDCCHメッセージを第2RNに送信し、第2TTIの間に、第1RNでの第2RNからのデータパケットのダウンリンク受信をスケジューリングする第2R−PDCCHメッセージを第1RNに送信するための手段を含む。
【0299】
実施例99は実施例97または98の主題を含み、任意に、第2バックホールリンクを介して第1RNへ中継されるべきデータパケットを第1バックホールリンクを介して第2RNに送るための手段を含む。
【0300】
実施例100は実施例99の主題を含み、任意に、第2RNによってデータパケットが送られるべき送信時間インターバル(TTI:Transmit Time Interval)をスケジューリングするR−PDCCHを送信するための手段を含む。
【0301】
実施例101は実施例97〜100のうちのいずれか1つの主題を含み、任意に、eNBをPCellのドナーeNB(DeNB:Donor eNB)として動作させるための手段を含む。
【0302】
実施例102はエボルブドノードB(eNB:evolved Node B)による通信を制御する装置を含み、この装置は、プライマリセル(PCell:Primary cell)のセルラ周波数帯域を通じて第1中継ノード(RN:Relay Node)および第2RNと通信するための手段;ミリ波(mmWave)周波数帯域を通じてバックホールリンクを介して第2RNと通信するための手段;DeNBと第1RNとの間でプライマリ中継物理ダウンリンク制御チャネル(R−PDCCH:Relay−Physical−Downlink−Control−Channel)メッセージを通信するプライマリR−PDCCHセット、および、第2RNと第1RNとの間でセカンダリR−PDCCHメッセージを通信するセカンダリR−PDCCHセットを設定するための手段;および、プライマリR−PDCCHセットおよびセカンダリR−PDCCHセットの設定情報を含むメッセージを第1RNに送信するための手段、を含む。
【0303】
実施例103は実施例102の主題を含み、任意に、メッセージは無線リソース制御(RRC:Radio Resource Control)メッセージを含む。
【0304】
実施例104は実施例102または103の主題を含み、任意に、第1RNへ中継されるべきデータパケットをバックホールリンクを介して第2RNに送るための手段を含む。
【0305】
実施例105は実施例102〜104のうちのいずれか1つの主題を含み、任意に、eNBをPCellのドナーeNB(DeNB:Donor eNB)として動作させるための手段を含む。
【0306】
実施例106はエボルブドノードB(eNB:evolved Node B)による通信を制御する装置を含み、この装置は、プライマリセル(PCell:Primary cell)のセルラ周波数帯域を通じて第1中継ノード(RN:Relay Node)および第2RNと通信するための手段;ミリ波(mmWave)周波数帯域を通じてバックホールリンクを介して第2RNと通信するための手段;第1RNを第2RNにハンドオーバするハンドオーバ要求を第2RNに送信するための手段;第2RNにアタッチするアタッチ要求を第1RNに送信するための手段;および、第1RNへ中継されるべきデータパケットをバックホールリンクを介して第2RNに送信するための手段、を含む。
【0307】
実施例107は実施例106の主題を含み、任意に、ハンドオーバ要求メッセージおよびアタッチ要求メッセージは無線リソース制御(RRC:Radio Resource Control)メッセージを含む。
【0308】
実施例108は実施例106または107のうちのいずれか1つの主題を含み、任意に、eNBをPCellのドナーeNB(DeNB:Donor eNB)として動作させるための手段を含む。
【0309】
1または複数の実施態様と関連して本明細書に記載された機能、動作、コンポーネントおよび/または特徴は、1または複数の他の実施態様と関連して本明細書に記載された1または複数の他の機能、動作、コンポーネントおよび/または特徴と組み合わされることができ、あるいはこれらと組み合わされて利用されることができ、あるいはその逆も可能である。
【0310】
一定の特徴が本明細書において例証され記述されたが、当業者は多くの改変、置換、変更、および同等物に想到するであろう。従って、添付されている請求項は、本開示の真の趣旨に属するような全てのそのような改変および変更を包含するように意図されている。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11