(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記プロセッサは、少なくとも前記第1の速度での前記バッテリの充電が再度可能であると判断されるまで、前記第1の速度での前記バッテリの充電を不許可とする、請求項1に記載のデバイス。
前記データは、前記第1の速度での前記バッテリの充電が再度可能となる前に、前記第1の速度よりも遅い少なくとも1つの速度を使用して行われるべき、前記バッテリの閾値充電回数を示す、請求項4に記載のデバイス。
前記データは、放電データ、充電データ、過電圧データ、負極抵抗データ、電解質分極データ、および温度データのうちの1又は複数を備える、請求項6に記載のデバイス。
前記プロセッサは、前記ディスプレイ上に提示可能であり、前記バッテリの充電の制御のために入力を受け付けることができるユーザインターフェイス(User Interface:UI)の一部として、前記インジケーションを提供する、請求項1に記載のデバイス。
【発明を実施するための形態】
【0008】
ここでは、異なる充電速度でバッテリを充電し、異なる充電速度のうち比較的速い速度の1つでの充電が可能となる時期をインジケートするシステム及び方法を開示する。例えば、本開示の原理によるバッテリは、通常の摩耗や消耗以外に、バッテリに損害を与えたり、好ましくない副作用や破損を招くことはない、「通常の」速度で充電することが可能であってもよい。この同じバッテリは、また、1又は複数の通常の速度よりも比較的速い速度で、充電することが可能であってもよい。しかし、ここで認識されているように、習慣的に又は連続充電の際に、そのようなより速い速度の1つで充電するのは、様々な種類のバッテリの誤作動や化学的分解が発生する可能性があり、常に最適ではないかもしれない。例えば、リチウムイオンバッテリにおいては、比較的速い速度で充電した結果、(例えば、バッテリの負極や電解質に)リチウムメッキ(lithium plating)が発生する可能性がある。
【0009】
したがって、レスト(rest)時間及び/又はその後の通常の充電は、バッテリの誤作動や化学的分解を防ぐために有用であるかもしれない。例えば、レスト時間及び/又はその後の通常の充電は、リチウムイオンバッテリ内にインターカレーション(intercalation)及び/又はリチウムの均一化(lithium homogenization)が起こるのを助け、リチウムメッキを減少させるかもしれない。
【0010】
ここで述べるコンピュータシステムはいずれも、クライアントコンポーネントとサーバコンポーネントがデータを交換できるようにネットワーク上で接続された、サーバコンポーネントとクライアントコンポーネントとを含んでもよい。クライアントコンポーネントは、テレビ(例えば、スマートテレビ、インターネットテレビ)、デスクトップ、ラップトップ、タブレットコンピュータなどのコンピュータ、所謂コンバーチブルデバイス(例えばタブレット構造とラップトップ構造を持つ)、スマートフォンを含むその他のモバイルデバイスを含む、1つ以上のコンピューティングデバイスを含んでもよい。これらのクライアントデバイスは、非限定的な例として、アップル、グーグル、又はマイクロソフトのオペレーティングシステムを採用してもよい。Unix等、例えば、Linux(登録商標)オペレーティングシステムが使用されてもよい。これらのオペレーティングシステムは、インターネット、ローカルインターネット、又は仮想プライベートネットワーク等のネットワーク上でインターネットサーバに提供されるウェブページ、およびアプリケーションにアクセス可能な、マイクロソフト、グーグル、Mozilla、またはその他のブラウザプログラムで作られたブラウザ等の、1つ以上のブラウザを実行可能である。
【0011】
ここで使用されるように、指示(instructions)は、システム内の情報を処理するためのコンピュータにより実現されるステップを意味する。指示は、ソフトウェア、ファームウェア、またはハードウェアで実現可能であり、したがって、具体的なコンポーネント、ブロック、モジュール、回路、およびステップについて、機能性が記述されている場合がある。
【0012】
プロセッサは、アドレスライン、データライン、コントロールライン等の様々なライン、ならびに、レジスタおよびシフトレジスタによってロジックを実行可能な、従来の汎用シングル、またはマルチチッププロセッサであってもよい。また、ここで記載されるロジックブロック、モジュール、回路は、汎用プロセッサに加え、ここで記載される機能を実行するよう設計されたデジタルシグナルプロセッサ(Digital Signal Processor:DSP)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(Field Programmable Gate Array:FPGA)、もしくは特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit:ASIC)、ディスクリートゲート、トランジスタロジック等のその他のプログラマブルロジックデバイス、ディスクリートハードウェアコンポーネント、またはそれらの組み合わせにおいてか、それらによって、実現、または実行されてもよい。プロセッサは、コントローラ、ステートマシン、又はコンピューティングデバイスの組み合わせによって実現可能である。
【0013】
ここで、フローチャートやユーザインターフェイスで表現されたソフトウェアやアプリケーションは、様々なサブルーチン、手順等を含んでもよい。例えばモジュール等で実行されることによって秘密でなくなる(divulged)ロジックは、他のソフトウェアモジュールへ再分配されたり、単一のモジュールにおいて統合されたり、共用可能なライブラリにおいて利用可能となる可能性があると理解されたい。
【0014】
ロジックは、ソフトウェアにおいて実現される場合、適切な言語で記述が可能である。言語は例えばC#、またはC++であるが、これらに限定されない。ロジックは、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory:RAM)、読み出し専用メモリ(Read-only Memory:ROM)、電気的に消去可能なプログラム可能読み出し専用メモリ(Electrically Erasable Programmable Read-only Memory:EEPROM)、コンパクトディスクによる読み出し専用メモリ(Compact Disk Read-only Memory:CD−ROM)、またはその他の光ディスクメモリ等のコンピュータ可読記録媒体(例えば、一時的信号でないもの)内に保存、または上記コンピュータ可読記録媒体を通過することが可能である。その他の光ディスクメモリとは、例えば、デジタルバーサタイルディスク(Digital Versatile Disc:DVD)、磁気ディスクストレージ、またはリムーバブルサムドライブ等を含むその他の磁気ストレージである。
【0015】
一例では、プロセッサは、そのインプットライン上で、コンピュータ可読記録媒体等のデータストレージの情報へ、アクセスが可能である。また、プロセッサは、無線トランシーバを起動してデータを送受信することにより、インターネットサーバの情報へ、無線でアクセスが可能である。データは通常、アンテナとプロセッサのレジスタ間の電気回路によって、受信時にアナログ信号からデジタルへ変換され、送信時にデジタルからアナログへ変換される。プロセッサはその後、そのシフトレジスタを通してデータを処理し、アウトプットライン上で計算データを出力して、デバイス上に計算データを提示する。
【0016】
一実施形態において含まれる部材は、他の実施形態においても、適切な組み合わせにおいて、使用が可能である。例えば、ここで記載されたり、図示される様々な部材は、他の実施形態と組み合わせ、交換、または他の実施形態から除外されてもよい。
【0017】
「circuit」又は「circuitry」の用語は、発明の概要や発明を実施するための形態や請求項において、使用されてもよい。当技術分野で周知のように、「circuitry」の用語は、利用可能な全レベルの集積化、例えばディスクリートロジック回路から、VLSI等のより高レベルの回路集積化までを含み、実施形態の機能を実行するためのプログラム可能ロジックコンポーネントとともに指示によりそれらの機能を実行するようプログラムされた汎用又は特定用途向けプロセッサを含む。
【0018】
ここで、特に
図1を参照すると、情報処理システム及び/又はコンピュータシステム(computer system)100の例示的ブロック図が示される。幾つかの実施形態では、システム100は、ノースカロライナ州モリスビルのLenovo社に販売されるパーソナルコンピュータのThinkCentre(登録商標)シリーズ又はThinkPad(登録商標)シリーズのうちの1つ等のデスクトップコンピュータシステムであってもよく、ノースカロライナ州モリスビルのLenovo社に販売されるThinkStation(R)等のワークステーションコンピュータであってもよい。しかし、ここでの記載から明らかであるように、本開示の原理によるクライアントデバイス、サーバ、又はその他のマシンは、その他の特徴、又はシステム100の特徴の一部のみを含んでいてもよい。また、システム100は、例えばXBOX(R)等のゲームコンソールであってもよく、システム100がワイヤレステレフォンやノートブックコンピュータやその他の持ち運び可能なコンピュータデバイスを含んでもよい。
【0019】
図1に示されるように、システム100は、いわゆるチップセット(chipset)110を含んでもよい。チップセットとは、協働するよう設計された集積回路群、またはチップ群を意味する。チップセットは通常、単一の製品として販売される(例えば、INTEL(登録商標)、AMD(登録商標)等のブランドで販売されるチップセットを考慮されたい)。
【0020】
図1の例では、チップセット110は、特定のアーキテクチャを持つが、このアーキテクチャはブランド又は製造者によってある程度異なってもよい。チップセット110のアーキテクチャは、情報(例えば、データ、信号、コマンド等)を、例えばダイレクトマネジメントインターフェイス、すなわちダイレクトメディアインターフェイス(Direct Media Interface:DMI)142、又はリンクコントローラ(link controller)144を経由して交換する、コア、およびメモリコントロールグループ(core and memory control group)120と、I/Oコントローラハブ(I/O controller hub)150とを含む。
図1の例では、DMI142は、チップ間インターフェイス(「ノースブリッジ」と「サウスブリッジ」の間のリンクを指す場合がある)である。
【0021】
コア及びメモリコントロールグループ120は、1又は複数のプロセッサ(processor)122(例えば、シングルコア、またはマルチコア等)と、メモリコントローラハブ(memory controller hub)126を含む。プロセッサ122とメモリコントローラハブ126は、フロントサイドバス(Front Side Bus:FSB)124を経由して情報を交換する。ここで記載されるように、コア及びメモリコントロールグループ120の様々なコンポーネントは、例えば従来の「ノースブリッジ」スタイルのアーキテクチャに取って代わるチップを作るために、単一のプロセッサダイに集積されてもよい。
【0022】
メモリコントローラハブ126は、メモリ(memory)140とインターフェイスする。例えば、メモリコントローラハブ126は、DDR SDRAMメモリ(例えば、DDR、DDR2、DDR3等)にサポートを供給してもよい。一般には、メモリ140は、RAMの一種である。これはしばしば「システムメモリ」と称される。
【0023】
メモリコントローラハブ126は、小振幅差動信号インターフェイス(low-voltage differential signaling (LVDS) interface)132をさらに含んでもよい。LVDSインターフェイス132は、表示装置(display device)192(例えば、CRT,フラットパネル、プロジェクタ、タッチディスプレイ等)のサポートのための、いわゆるLVDSディスプレイインターフェイス(LVDS Display Interface:LDI)であってもよい。ブロック(block)138は、LVDSインターフェイス132(例えば、シリアルデジタルビデオ、HDMI(登録商標)/DVI,ディスプレイポート)を経由してサポートされてもよい技術の幾つかの例を含む。メモリコントローラハブ126はまた、1つ以上のPCIエクスプレスインターフェイス(Peripheral Component Interconnect-Express interface:PCI−E)134を、例えばディスクリートグラフィックス(discrete graphics)136のサポートのために、含む。PCIエクスプレスインターフェイスを使用したディスクリートグラフィックスは、アクセラレーテッドグラフィックスポート(accelerated graphics port:AGP)への代替アプローチとなって来ている。例えば、メモリコントローラハブ126は、外部PCI−Eグラフィックスカード(例えば、1つ以上のGPUを含む)のための、16レーン(x16)PCI−Eポートを含んでもよい。例示的システムは、グラフィックスのサポートのために、AGP、またはPCI−Eを含んでもよい。
【0024】
I/Oコントローラハブ150は、使用例において、様々なインターフェイスを含んでもよい。
図1の例は、SATAインターフェイス(SATA interface)151と、1つ以上のPCI−Eインターフェイス(PCI-E interface)152(オプションで1つ以上のレガシーPCIインターフェイス)と、1つ以上のUSBインターフェイス(USB interface)153と、LANインターフェイス(LAN interface)154(より一般的には、プロセッサ(processor)(単数または複数)122の指令のもと、インターネット、WAN、LAN等の少なくとも1つのネットワーク上での通信のためのネットワークインターフェイス)と、汎用I/Oインターフェイス(general-purpose I/O interface:GPIO)155と、LPCインターフェイス(low-pin count (LPC) interface)170と、パワーマネジメントインターフェイス(power management interface)161と、クロックジェネレーターインターフェイス(clock generator interface)162と、オーディオインターフェイス(audio interface)163(例えば、スピーカ(speaker)194が音声を出力するための)と、トータルコストオペレーション(TCO)インターフェイス(total cost of operation (TCO) interface)164と、システムマネジメントバスインターフェイス(system management bus interface)(例えば、マルチマスターシリアルコンピュータバスインターフェイス)165と、シリアルペリフェラルフラッシュメモリ/コントローラインターフェイス(SPIフラッシュ)(serial peripheral flash memory/controller interface:SPI Flash)166と、を含む。
図1の例では、SPIフラッシュ166は、BIOS168とブートコード(boot code)190とを含む。ネットワーク接続に関しては、I/Oコントローラハブ150は、PCI−Eインターフェイスポートで多重化された統合ギガビットイーサネット(登録商標)コントロールラインを含んでもよい。その他のネットワークの特徴はPCI−Eインターフェイスとは関係なく作用してもよい。
【0025】
I/Oコントローラハブ150のインターフェイスは、様々なデバイス、ネットワーク等との通信に備えてもよい。例えば、使用される際は、SATAインターフェイス151が、1つ以上のドライブ(drive)180からの情報の読み出し、ドライブ180への書き込み、または、書き込みと読み出しに備える。ドライブ180は、HDD、SDD、またはその組み合わせ等であるが、いずれの場合も、例えば、一時的信号ではない有形のコンピュータ可読記憶媒体であると理解されたい。I/Oコントローラハブ150はまた、アドバンストホストコントローラインターフェイス(Advanced Host Controller Interface:AHCI)を含んで、1つ以上のドライブ180をサポートしてもよい。PCI−Eインターフェイス152は、デバイス、ネットワーク等のワイヤレス接続(Wireless Connection)182を可能にする。USBインターフェイス153は、キーボード(Keyboard:KB)、マウス、及び様々なその他のデバイス等(例えば、カメラ、電話、ストレージ、メディアプレイヤー等)の入力装置(input device)184を備える。
【0026】
図1の例では、LPCインターフェイス170は、1つ以上のASIC171、トラステッドプラットフォームモジュール(Trusted Platform Module:TPM)172、スーパーI/O(super I/O)173、ファームウェアハブ(firmware hub)174、BIOSサポート(BIOS support)175、並びに、ROM177等の様々な種類のメモリ(memory)176、フラッシュ(flash)178、及び不揮発性RAM(non-volatile RAM:NVRAM)179の使用に備える。TPM172に関しては、このモジュールは、ソフトウェアデバイスおよびハードウェアデバイスを認証するために使用される可能性のあるチップの形であってもよい。例えば、TPMはプラットフォーム認証を実行可能であってもよく、アクセスを試みるシステムが予期されるシステムであることを証明するために使用されてもよい。
【0027】
コンピュータシステム100は、電源が投入されると、SPIフラッシュ166内に保存されているBIOS168のためのブートコード190を実行するように構成され、その後(例えば、システムメモリ140内に保存される)1つ以上のオペレーティングシステム、およびアプリケーションソフトウェアの制御のもと、データを処理してもよい。オペレーティングシステムは、例えばBIOS168の指示により、様々なロケーションのいずれかに保存され、アクセスされてもよい。
【0028】
さらに、コンピュータシステム100は、また、少なくとも1つのバッテリパック(battery pack)191を含んでもよい。バッテリパック191は、少なくとも1つのバッテリ及び/又はバッテリセルを備える。バッテリパック191は、例えば、ジェリーロール型(jelly roll format)であってもよい。バッテリパック191は、また、中に一片(または多片)の活物質が折り込まれたパウチセル型(pouch cell format)であってもよい。どちらの場合も、本開示の原理によると、バッテリは、リチウムイオンバッテリ又はその他の種類のバッテリであってもよい。
【0029】
また、バッテリパック191は、システム100に電気的に接続されて電力を供給し、システムコンポーネントに電力を送らせてもよく、また、システム100上の少なくとも1つのチャージレシーバに電気的に接続されて、バッテリチャージャを経由して電源から充電を受け、バッテリパック191内の1つ以上のバッテリセルを充電してもよい。したがって、チャージレシーバ自体は、(例えばチャージャ経由でウォールアウトレットから)電力を受けて、システム100に電流を供給して動力を与えるか、バッテリパック191に電流を供給してバッテリパック191内の少なくとも1つのバッテリを充電させるかのうち、少なくとも一方を行うよう構成された、少なくとも1つの回路を含んでもよい。
【0030】
バッテリパック191は、また、バッテリマネジメントユニット/システム(Battery Management Unit/System:BMU)を含んでもよい。BMU自体は、プロセッサ、RAM、BMUのプロセッサによって実行可能な指示を保存する不揮発性ストレージ等の要素を含んでもよい。プロセッサ122やBMUは、独立して又は相互に協働して、少なくとも1つのバッテリが充電を受けるよう、充電速度を制御してもよい。
【0031】
バッテリパック191は、バッテリパック191又はその内部のバッテリに関連する、電圧(例えば、充電電圧、および放電電圧)、電位、使用年数、インピーダンス、充電状態、温度、電流、負極抵抗、電解質分極等の事項を検知、および計測する1つ以上のセンサをさらに含んでもよい。センサは、BMUのプロセッサ及び/又はプロセッサ122(単数または複数)に入力/計測を供給してもよい。
【0032】
図1には、少なくとも1つの光源(light source)193も示されている。少なくとも1つの光源193は、例えば発光ダイオード(Light Emitting Diode:LED)であってもよい。少なくとも1つの光源193は、プロセッサ122の制御のもと、例えば緑、オレンジ、青、赤、及び/又は黄の光を発光するよう構成されるなど、発光の色を変えるよう構成されてもよい。それにもかかわらず、幾つかの実施形態では、少なくとも1つの光源193は、複数の光源を含んでもよく、各光源がそれぞれ異なる色、例えば緑、オレンジ、青、赤、黄の光を発光するよう構成されてもよいことを理解されたい。
【0033】
また、システム100は、振動エレメント(vibration element)195をさらに含んでもよい。振動エレメント195は、例えば、システム100において振動やその他のハプティクス効果を発生させるための、振動エレメントの偏心錘(eccentric weight)を動かすモータであったり、そのようなモータを含んでもよい。
【0034】
さらに、図示されていないが、幾つかの実施形態では、システム100は、システム100の方向の検知や計測を行って、それに関する入力をプロセッサ122に供給するジャイロスコープと、システム100の加速及び/又は動作を検知してそれに関する入力をプロセッサ122に供給する加速度計と、ユーザが音声入力をマイクに供給すること等により検知された音声に基づいて、マイクからの入力をプロセッサ122に供給するオーディオレシーバ/マイクと、1又は複数の画像を収集してそれに関する入力をプロセッサ122に供給するカメラと、を含んでもよい。カメラは、サーマルイメージングカメラ、ウェブカメラ等のデジタルカメラ、三次元(three-dimensional:3D)カメラ、及び/又は、その他の形でシステム100に組み込まれたカメラであってもよく、ピクチャ、画像、及び/又は動画を収集するためにプロセッサ122による制御が可能であってもよい。またさらに、これも図示されていないが、システム100は、少なくとも1つのサテライトから地理的な位置情報を受信して、その情報をプロセッサ122に供給するよう構成されたGPSトランシーバを含んでもよい。しかし、GPSレシーバ以外に、他の適切な位置レシーバを本開示の原理に従って使用し、コンピュータシステム100のロケーションを判断してもよいことを理解されたい。
【0035】
例示的クライアントデバイス又はその他のマシン/コンピュータは、
図1のシステム100に示されているよりも少ない、または多い特徴を含んでいてもよいことを理解されたい。いずれの場合も、システム100は、少なくとも前述に基づいて、本発明の原理を遂行するよう構成されていることを理解されたい。
【0036】
ここで
図2へ移ると、例示的デバイスが、インターネット等のネットワーク(network)200上で、本開示の原理に従って通信を行うことが示されている。
図2を参照して記載される各デバイスは、上記に述べたシステム100の特徴や部材や要素のうち、少なくとも幾つかを含んでもよいことを理解されたい。
【0037】
図2は、ノートブックコンピュータ(notebook computer)やコンバーチブルコンピュータ(convertible computer)202、デスクトップコンピュータ(desktop computer)204、スマートウォッチ等のウェアラブルデバイス(wearable device)206、スマートテレビ(smart television:TV)208、スマートフォン(smart phone)210、タブレットコンピュータ(tablet computer)212、デバイス(device)202〜212にアクセス可能なクラウドストレージを提供するインターネットサーバ等のサーバ(server)214を示す。デバイス202〜214は、ネットワーク200上で相互に通信を行って、本開示の原理を実行するよう構成されていることを理解されたい。
【0038】
図3を参照すると、本開示の原理にしたがって、異なる充電速度でバッテリを充電し、異なる充電速度のうち比較的速い速度の1つでの充電が可能となる時期を示す(indicate)ために、システム100等のデバイスによって実行されてもよい例示ロジックが示されている。先ず、ブロック300において、デバイスは、バッテリの通常の充電速度よりも速い第1の充電速度でデバイスのバッテリを充電するための、ユーザ入力を受け付けてもよい。デバイスは、その後、第1の充電工程の間第1の充電速度でバッテリを充電することを許可する、ブロック302へ移行してもよい。
【0039】
デバイスは、その後、判断ダイアモンド(decision diamond)304に移行してもよい。判断ダイアモンド304において、例えば第1の充電工程(instance)の中断及び/又は充電の完了に応じて、第1の充電速度での充電が再度可能かどうかを判断してもよい。判断ダイアモンド304での判断は、デバイスにアクセス可能な1又は複数の種類のデータに基づいてもよい。
【0040】
幾つかの例では、デバイスは、判断ダイアモンド304での判断のために、ストレージに格納されたデータにアクセスしてもよい。ストレージのデータは、デバイスの製造者に由来するか、製造者によって提供されたものである。このデータは、少なくとも閾値充電量分(このような充電を、「充電サイクル」の一例とする)の充電の閾値回数を示してもよい。この充電は、デバイスのバッテリが第1の充電速度を使用した充電工程に続いて受ける、第1の充電速度よりも遅い少なくとも1つの速度を使用した、再度バッテリが第1の、より速い速度で充電可能となる前の充電である。
【0041】
例えば、デバイス及び/又はバッテリの製造者は、製造者がバッテリの組成及び/又はバッテリ部品の化学的性質に基づいて行った、バッテリが通常の速度での充電を何回受けるべきかについての試験に基づいて、閾値データを提供してもよい。これは、製造者がデバイス内のその種類のバッテリを、少なくとも最小限の量や、最小限の時間充電する間、典型的に発生すると試験を通じて予測した、リチウムメッキ等のバッテリの化学的分解を充分減少させる又は消滅させるためである。したがって、この例では、判断ダイアモンド304は、第1の充電工程以降、製造者が指定する閾値回数の通常の速度での充電(例えば、各充電は、少なくとも、特定のパーセンテージや電圧で、閾値充電量分なされる)を、バッテリが受けたかどうかに基づいてもよく、肯定的判断の場合デバイスがブロック306に移行し、否定的判断の場合デバイスがブロック308に移行するようにしてもよい。ブロック306及び308については、以下でさらに述べる。
【0042】
しかし、幾つかの例では、この閾値充電回数は、第1の充電速度の実速度に基づいて変動してもよいことに、まずは留意されたい。例えば、第1の速度が速いほど、より多い通常の速度での充電回数を、閾値に使用してもよい。3.0Cの速度での充電では、それにかかわるその後の充電回数は10でもよく、3.5Cの速度での充電では、それにかかわるその後の充電回数は15でもよく、4.0Cの速度での充電では、それにかかわるその後の充電回数は20でもよい。このような相関性は、デバイスにアクセス可能なリレーショナルデータベースに保存されてもよい。
【0043】
また、判断ダイアモンド304における判断は、(例えば、リチウムイオンバッテリの)リチウムメッキやその他の種類のバッテリの化学的分解が発生した可能性があるかどうか、したがって、第1の速度での充電が再度可能かどうかを予測するために、さらに他の種類のデータに基づいてもよい。例えば、バッテリに関する各種メトリックを検知する1又は複数のセンサからのデータは、本ロジックの全て又は一部を実行する場合、(例えば、バッテリのBMUを経由したり、センサから直接)、デバイスのCPU及び/又はバッテリのBMUによって、受信されてもよい。
【0044】
受信されて、第1の速度での充電が再度可能かどうかを判断するために使用されてもよいデータの例は、放電電圧データを含んでもよい。その場合プロセッサが、そのようなデータを受信し、通常の場合や閾値量よりも比較的高いセル放電電圧が、リチウムメッキ及びさらにその特定量を示すことを確認するようにしてもよい。別の例として、充電電圧データや過電圧データが使用されてもよく、その場合、プロセッサがそのようなデータを受信し、(例えば充電中の)負極過電圧の増加が、リチウムメッキ及びさらにその特定量を示すことを確認するようにしてもよい。さらに別の例として、抵抗データが使用されてもよく、その場合、プロセッサがそのようなデータを受信し、バッテリ充電中の負極抵抗の増加やピーク等の抵抗の変化が、リチウムメッキ及びさらにその特定量を示すことを確認するようにしてもよい。
【0045】
さらに別の例として、電解質分極データが使用されてもよく、その場合、プロセッサがそのようなデータを受信し、電解質分極の増加等の電解質分極の変化が、リチウムメッキ及びさらにその特定量を示すことを確認するようにしてもよい。しかしもう1つの例として、熱量測定データが使用されてもよく、その場合、プロセッサがそのようなデータを受信し、予測されるよりも多くの熱や熱放散が、リチウムメッキ及びさらにその特定量を示すことを確認するようにしてもよい。
【0046】
幾つかの実施形態では、特定量のリチウムメッキ又はその他の種類のバッテリの化学的分解が、受信されたメトリックから確認できる場合、デバイスはその量を受信、確認し、その特定のバッテリの化学的分解の種類や、バッテリの種類の場合の閾値(例えば、閾値レベル、リチウムメッキの量)と比較して、バッテリの化学的分解が閾値を上回るか、下回るかを判断してもよい。したがって、受信されたメトリックが閾値を上回る場合は、メトリックがバッテリの化学的分解を示しているという判断となり、下回る場合は、メトリックがバッテリの化学的分解を示していないという判断となる。
【0047】
あるメトリックがリチウムメッキ等のバッテリの化学的分解を示しているという確認は、判断ダイアモンド304における否定的判断となってもよく、その場合デバイスはブロック308へ移行することを理解されたい。逆に、ある特定のメトリックがバッテリの化学的分解を示していないという確認は、判断ダイアモンド304における肯定的判断となってもよく、その場合デバイスはブロック306へ移行する。
【0048】
ここでブロック306について述べるが、デバイスは、第1の速度でデバイスのバッテリを充電することが再度可能である旨のインジケーション(indication)をデバイス上で提供してもよい。幾つかの例では、そのインジケーションは、ブロック304における肯定的判断に応じて提供されてもよく、ユーザインターフェイス(User Interface:UI)上で提供されてもよい。UIには、(ユーザがUIを呼び出すと、UIがディスプレイ上に提示される等して、)バッテリの充電を制御するためにユーザの入力が与えられてもよい。ブロック306から、ロジックはその後ブロック302へ戻ってもよく、ブロック302でロジックは、次の充電工程の間、第1の速度でバッテリを充電することを再度許可してもよい。
【0049】
ここでブロック308について述べるが、ブロック308へは、判断ダイアモンド304における否定的判断に基づいて進んでもよい。ブロック308において、デバイスは、第1の充電工程に続く1又は複数の充電工程の間、1又は複数のより遅い速度でバッテリを充電することを許可してもよい。ブロック308ではまた、デバイスは、第1の速度及び/又はバッテリの通常の速度よりも速い速度での充電を許可しなくてもよい。ブロック308から、ロジックは判断ダイアモンド310へ移行してもよい。判断ダイアモンド310において、ロジックは、第1の速度での充電が可能かどうかを再度判断してもよい。判断ダイアモンド310における判断は、上記の判断ダイアモンド304における判断がなされる1又は複数の方法と同様の方法で、なされてもよい。
【0050】
判断ダイアモンド310で肯定的判断の場合、デバイスはブロック306へ移行し、そこから上記のように進んでもよい。しかし、判断ダイアモンド310で否定的判断の場合は、デバイスはブロック312へ移行する。ブロック312において、デバイスは、上に述べた第1の速度等の通常の速度よりも速い、1又は複数の速度での充電が再度可能となる時期についてのインジケーションを提供してもよい。1又は複数のより速い速度での充電が再度可能となる時期は、デバイスによってアクセスされるリレーショナルデータベースデータ内のデータに基づいてもよい。リレーショナルデータベースデータ内のデータは、1又は複数の種類の上記メトリックの量のそれぞれに、それぞれの量に基づいて、特定のより速い速度での充電が再度可能となると予測される時期を、関連付けている。確認される時期は、ブロック312で提供されるインジケーションの一部として、提供されてもよい。
【0051】
1又は複数のより速い速度での充電が再度可能となる時期はまた、上に述べた、より速い速度での充電が再度可能となる前にデバイスが受けるべき閾値量分の充電の回数に、基づいてもよい。したがって、ブロック312で提供されるインジケーションは、推定延べ時間や、デバイスの通常充電(及び/又はその他の充電)の充電履歴に基づいて推定された、より速い速度での充電が再度可能となる特定の時期のインジケーションに加え、またはその代わりに、バッテリがあと何回、より速い速度での充電が可能となる前に通常の充電を受けるべきかという回数のインジケーションを含んでもよい。ブロック312から、デバイスはその後ブロック308へ戻って、そこから進んでもよい。
【0052】
詳細な説明を進める前に、
図3を参照して、ブロック306及び312で提供されるインジケーションは、デバイスのディスプレイ上で、LED(例えば、ブロック306及び312のインジケーションを示すのにそれぞれ異なる色を使用して)のようなディスプレイ以外の1又は複数の光源を介して、ブロック306及び312のインジケーションのそれぞれに自動音声や異なる音を用いて、デバイス上のスピーカを利用して音声的(audibly)に、及び/又は、ブロック306及び312のインジケーションのそれぞれに異なる振動パターンを用いて触感(触覚)的(haptically)にインジケーションを提供するために、デバイス上の振動エレメントを使用して触感的に、提供してもよいことを理解されたい。
【0053】
ここで、
図4を参照すると、デバイスによって制御可能なディスプレイ上に(例えば、デバイス自体に)提示可能な、例示的UI(user interface)400が示されている。UI400は、デバイスのバッテリの通常よりも高速での充電が現在実行されている旨のインジケーター402を含む。この例では、通常よりも高速での充電は、「超急速充電」と呼ばれ、10C以上の速度で実行されてもよい。UI400はまた、セレクタ(selector)404を含んでもよい。セレクタ404は、超急速充電中に発生する可能性のあるリチウムメッキ等のバッテリの化学的分解を潜在的に最小限に抑えながら、比較的遅いが通常の充電よりは速い速度(例えば、2Cを上回る速度)に変更して、通常よりも速い速度でバッテリを充電するよう、デバイスに命令するために選択可能である。また、UI400はさらに、バッテリの通常の速度(例えばC/3)での充電に変更するよう、デバイスに命令するために選択可能な、セレクタ406を含んでもよい。
【0054】
図5は、UI500を示している。UI500は、例えば、バッテリ充電を制御するためのバッテリアプリケーションを立ち上げるためのユーザコマンドや、UI500自体を提示するためのユーザコマンドに基づいて、ディスプレイ上に提示されてもよい。UI500は、デバイスの超急速での充電が不可能である旨のインジケーション502とともに、インジケーション504を含んでもよい。インジケーション504は、インジケーション502の一部であってもよく、インジケーション502とは分離されていてもよい。インジケーション504は、超急速充電が前回使用された時期(この場合、4日前)とともに、超急速充電が再度可能になるとデバイスが予測した時期(この場合、4日後)や、超急速充電が再度可能となる前にデバイスが受けるべき通常充電サイクルの回数(この場合、あと10回の充電サイクル)を示してもよい。
【0055】
図5のUI500はまた、「急速」充電(例えば、4C)が可能である旨のインジケーション506を含んでもよい。「急速」充電は、バッテリの通常の速度での充電よりも速いが、超急速の速度での充電よりも遅い。インジケーション506は、超急速充電中に発生する可能性のあるリチウムメッキ等のバッテリの化学的分解を潜在的に最小限に抑えながら、急速の速度を使用して充電を行って、通常よりも速くバッテリを充電するよう、デバイスに命令するために選択可能である、セレクタ508に付随してもよい。
【0056】
UI500はまた、通常の速度での充電が可能である旨のインジケーション510を含んでもよい。インジケーション510は、通常の充電速度を使用して充電を行うよう、デバイスに命令するために選択可能である、セレクタ512に付随してもよい。
【0057】
図6は、UI600を示している。UI600は、例えば、バッテリ充電を制御するためのバッテリアプリケーションを立ち上げるためのユーザコマンドや、UI600自体を提示するためのユーザコマンドに基づいて、ディスプレイ上に提示されてもよい。UI600は、デバイスの超急速での充電が可能である旨のインジケーション602を含んでもよい。インジケーション602は、超急速の充電速度を使用してデバイスのバッテリの充電を行うよう、デバイスに命令するために選択可能である、セレクタ604に付随してもよい。幾つかの例示実施形態では、UI500及び/又はUI600は、提示を命令するユーザコマンドに基づいて、いつでも提示されてよいが、一方セレクタ604自体は、UI600上にのみ提示されたり、超急速の速度でのバッテリ充電が再度可能であるという判断に応じてUI600から選択されてもよい。
【0058】
UI600はまた、急速の速度での充電が可能である旨のインジケーション606を含んでもよい。インジケーション606は、急速の充電速度を使用してバッテリの充電を行うよう、デバイスに命令するために選択可能である、セレクタ608に付随してもよい。また、UI600はさらに、通常の速度での充電が可能である旨のインジケーション610を含んでもよい。インジケーション610は、通常の充電速度を使用して充電を行うよう、デバイスに命令するために選択可能である、セレクタ612に付随してもよい。
【0059】
図7の説明へ進む前に、UI500及び/又はUI600、また、それらの上に提示される上記のような特定のインジケーションは、任意の充電工程における超急速の充電の中断に応じて、提示可能であることを理解されたい。これは、超急速の充電の停止後、再度超急速の充電が可能となる時期を、ユーザにわかるようにするためである。
【0060】
ここで、
図7について述べると、
図7はUI700を示している。UI700は、本開示の原理によってデバイスの設定(settings)を設定するためにディスプレイ上に提示可能である。UI700は、上に述べた超急速の充電速度等の、バッテリ充電のための通常よりも速い充電速度のうちの少なくとも1つを許可したり、可能としたりすることを、チェックボックス(check box)704を使用して可能とする、第1のオプション(option)702を含んでもよい。第1のオプション702が有効になると、2つのサブオプション(sub-option)706及び708が、それぞれに隣接して示されている各ラジオボタンを使用することにより、それぞれ有効となってもよい。サブオプション706は、少なくとも1つの通常よりも速い充電速度が可能となる時期のインジケーションを提供するよう、デバイスを設定することを可能にする。一方、サブオプション708は、少なくとも1つの通常よりも速い充電速度が不可能となる時期のインジケーションを提供するよう、デバイスを設定することを可能にする。
【0061】
UI700はまた、ディスプレイ及び/又はUI、別の光源、振動、音等を介して、インジケーションを提供する1又は複数の手段(means)712に関する、設定(setting)710を含んでもよい。手段712のそれぞれは、それぞれに隣接して示されているチェックボックス714へ入力を与えることにより、有効となってもよく、1又は複数の手段が同時に有効となってもよい。
【0062】
結びの前に、本開示の原理を遂行するためのソフトウェアアプリケーションは、システム100等のデバイスとともに販売されてもよいが、本発明の原理は、そういったアプリケーションがサーバからデバイスへインターネット等のネットワーク上でダウンロードされる例に適用されていることを理解されたい。また、本開示の原理は、そういったアプリケーションが、現在販売や提供がされているコンピュータ可読記憶媒体に含まれている例に適用される。この場合コンピュータ可読媒体は、一時的信号(not transitory signal)や信号そのものではない。
【0063】
本開示の原理について、幾つかの例示実施形態を参照して述べたが、これらは制限的なものではなく、様々な代替的構成を使用してここで請求される主題を実現することが可能であることを理解されたい。1つの実施形態において含まれるコンポーネントは、他の実施形態においても、適切な組み合わせにおいて、使用が可能である。例えば、ここで記載されたり、図示される様々なコンポーネントは、他の実施形態と組み合わせ、交換、及び/又は、他の実施形態から除外されてもよい。