【文献】
カテゴリー:フォルダの作成 Nexus7ではじめるAndroid,[online],2013年11月16日,[検索日:2018年4月11日],URL,https://web.archive.org/web/20131116223615/http://nexus7manual.blog.fc2.com/blog-category-34.html
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記第1領域においてタッチが検出された場合には、前記コンテンツ群表示に対して回転、拡大、縮小又は移動の操作が行われることを特徴とする請求項1に記載のコンテンツ表示装置。
前記第2領域においてタッチが検出され、移動操作が検出された場合には、タッチにより選択されているコンテンツを前記コンテンツ群から取り出すことを特徴とする請求項1又は2に記載のコンテンツ表示装置。
一のコンテンツ群が表示されている場合に、他のコンテンツ又は他のコンテンツ群上においてタッチを検出し、検出された他のコンテンツ又は他のコンテンツ群を一のコンテンツ群へ移動することにより、一のコンテンツ群に、他のコンテンツ又は他のコンテンツ群を更に含めることを特徴とする請求項1から5の何れか一項に記載のコンテンツ表示装置。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
近年、高解像度である大型のタッチディスプレイが普及しつつある。このような、ディスプレイの利用方法の一例として、机上に設置し、顧客に見せながら説明したり、提案したりするとった対面接営業等で利用されている。
【0007】
このような場合、複数のコンテンツを表示する場面がある。例えば、パンフレット、約款、契約書等といった複数のコンテンツを一つの画面に表示し、顧客に提示するといった事が考えられる。
【0008】
これらのコンテンツを一つにまとめる場合には、従来は一度アイコン化(最小化)といった作業が必要となり、表示された状態でそのまま一つのグループにまとめるということができなかった。
【0009】
更に、対面接営業等で用いられている場合、顧客との対話中に作業をする必要があるため、極力接客に失礼の無い作業が望ましいという要望があった。しかし、従来の方法では、グループ化等の作業を別途行う必要があったり、ファイル送信操作を別途行う必要等があったりするため、会話の流れが遮られてしまうという問題点があった。
【0010】
また、営業等で用いられる場合、利用者としては様々な層が考えられる。店員を始め、顧客が操作することも多いため、コンピュータ等の情報機器に慣れている者が操作しない場合も多い。そのため、極力直感的な操作が求められるという課題もあった。
【0011】
上述した課題に鑑み、本発明の目的は、複数の表示されたコンテンツを直感的にグループ化することにより、各種操作や、画面表示を直感的に行う事を可能とするコンテンツ表示装置等を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0012】
上述した課題を解決するために、本発明のコンテンツ表示装置は、
タッチされた箇所を一又は複数検出可能な位置検出部と、コンテンツを表示可能な表示部とを備えたコンテンツ表示装置において、
前記位置検出部により、複数のタッチされた箇所を頂点とする領域を算出する領域算出手段と、
前記領域に含まれているコンテンツを、コンテンツ群として管理するコンテンツ群管理手段と、
表示されているコンテンツのうち、前記コンテンツ群に含まれるコンテンツをコンテンツ群表示とするコンテンツ群表示手段と、
を備えることを特徴とする。
【0013】
本発明の表示方法は、
タッチされた箇所を一又は複数検出可能な位置検出部と、コンテンツを表示可能な表示部とを備えたコンテンツ表示装置における表示方法において、
前記位置検出部により、複数のタッチされた箇所を頂点とする領域を算出する領域算出ステップと、
前記領域に含まれているコンテンツを、コンテンツ群として管理するコンテンツ群管理ステップと、
表示されているコンテンツのうち、前記コンテンツ群に含まれるコンテンツをコンテンツ群表示とするコンテンツ群表示ステップと、
を含むことを特徴とする。
【発明の効果】
【0014】
本発明のコンテンツ表示装置によれば、複数のタッチされた箇所を頂点とする領域に含まれる表示されているコンテンツをコンテンツ群として管理することができ。コンテンツ群表示として表示することができる。したがって、複数のタッチされた領域に含まれており、表示されているコンテンツを容易にまとめることができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【
図1】本実施形態におけるシステム全体を示す外観図である。
【
図2】第1実施形態における機能構成を説明するための図である。
【
図3】クリアファイル管理領域のデータ構成の一例を示す図である。
【
図4】第1実施形態における処理の流れを説明するフロー図である。
【
図5】第1実施形態における動作例を説明するための図である。
【
図6】第1実施形態における動作例を説明するための図である。
【
図7】第2実施形態における処理の流れを説明するフロー図である。
【
図8】第2実施形態における動作例を説明するための図である。
【
図9】第2実施形態における動作例を説明するための図である。
【
図10】第3実施形態における処理の流れを説明するフロー図である。
【
図11】第3実施形態における動作例を説明するための図である。
【
図12】第4実施形態における処理の流れを説明するフロー図である。
【
図13】第4実施形態における動作例を説明するための図である。
【
図14】第4実施形態における動作例を説明するための図である。
【
図15】第4実施形態における動作例を説明するための図である。
【
図16】第4実施形態における動作例を説明するための図である。
【
図17】第4実施形態における動作例を説明するための図である。
【
図18】第5実施形態における処理の流れを説明するフロー図である。
【
図19】第5実施形態における動作例を説明するための図である。
【
図20】第5実施形態における動作例を説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、図面を参照して本発明を実施するための最良の形態について説明する。なお、説明の都合上、実施形態を例に取って説明するが、表示操作が可能な装置であれば、何れの装置であっても適用可能なことは勿論である。
【0017】
[1.第1実施形態]
[1.1 全体構成]
まず、本発明のコンテンツ表示装置を適用した表示装置1について説明する。表示装置1は、表示装置に、操作装置が一体となった装置である。例えば、表示装置と操作装置とが一体となったタッチパネルにより構成されている。
【0018】
また、表示装置は、外部装置と通信可能な通信手段を有している。例えば、NFC(Near Field Communication)を用いた近距離無線通信により、携帯端末装置3と通信可能である。
【0019】
[1.2 機能構成]
続いて、表示装置1の機能構成について、
図2を用いて説明する。
図2に示すように、表示装置1は、制御部110と、操作検出部120と、表示部130と、通信部140と、近距離無線通信部150と、記憶部160とを備えて構成されている。
【0020】
制御部110は、表示装置1の全体を制御するための機能部である。制御部110は、記憶部160に記憶されている各種プログラムを読み出して実行することにより各種機能を実現しており、例えばCPU(Central Process Unit)等により構成されている。
【0021】
操作検出部120は、利用者からの操作を検出する機能部であり、表示部130は、利用者に対して学習情報や、コンテンツを表示するための機能部である。例えば、操作検出部120と、表示部130とは、一体に形成されたタッチパネルによって構成されている。タッチパネルは、好ましくは(投影型)静電容量方式や、超音波方式、赤外線方式といったマルチタッチが検出可能な方式を利用するが、抵抗膜方式や(表面型)静電容量方式等によっても実現可能である。
【0022】
通信部140は、表示装置1が外部装置やサーバと通信を行う為の機能部である。例えば、WiFi(IEEE802.11a/b/g/n)や、3G/LTE回線等が利用可能なNIC(Network Interface Card)により構成されている。
【0023】
近距離無線通信部150は、携帯端末装置3と通信を行う為の機能部である。本実施形態では、NFC通信を行える通信機能部である。ここで、携帯端末装置3は、近距離無線通信部150と通信可能な手段を備えたコンテンツ表示可能な装置であれば良い。例えば、携帯電話、スマートフォン、タブレット、電子辞書、デジタルカメラ等の各種装置となる。
【0024】
また、近距離無線通信部150は、本実施形態ではNFCを利用するが、他の方式、例えば、Bluetooth(登録商標)や、IrDA、ワイヤレスUSB、ZigBeeといった各種通信方式を選択可能である。
【0025】
記憶部160は、表示装置1の動作に必要な各種プログラムや、各種データが記憶されている機能部である。記憶部160は、例えば、半導体メモリや、HDD(Hard Disk Drive)等により構成されている。
【0026】
ここで、記憶部160には、各種コンテンツを記憶するコンテンツ記憶領域162が確保されており、各コンテンツからクリアファイルを生成し、管理するクリアファイル管理領域164が記憶されている。
【0027】
コンテンツ記憶領域162には各種コンテンツが記憶されている。記憶されるコンテンツは、例えば静止画データ、動画データ、テキストデータ、ドキュメントデータ(例えばPDFファイルや、文章ファイル、電子書籍等)といった、表示部130において表示可能はコンテンツが記憶されている。
【0028】
クリアファイル管理領域164は、コンテンツをまとめて管理するクリアファイルを管理する領域である。クリアファイルとは、利用者が選択したり、システムによって選択されたコンテンツを一つの関連するコンテンツ群として管理するための仕組みである。
【0029】
例えば、
図3にクリアファイル管理領域164において管理される情報について説明する。クリアファイル管理領域164は、コンテンツ毎のIDであるCID(例えば、「PD0125」)と、当該IDに対応するコンテンツ(例えば、「cat01.pdf」)と、コンテンツが表示される場合のサムネイル(例えば、「cat01」)と、クリアファイル毎のIDであるFID(例えば、「001」)と、クリアファイル内でのコンテンツの順位(例えば、「1」)とが記憶され、管理されている。
【0030】
なお、ここではクリアファイル管理領域164において管理するが、例えば、CIDに対応づけてコンテンツ、サムネイル等は別に管理しても良い。
【0031】
[1.3 処理例]
続いて、第1実施形態における処理例について、
図4を用いて説明する。まず、操作検出部120から、4点タッチが検出されると(ステップS102)、当該4点タッチ位置は、表示されているコンテンツ領域外か否かを判定する(ステップS104)。
【0032】
ここで、判定する領域の方法としては様々な方法が考えられる。単純に、4点ともコンテンツが表示されていない領域であることを判定する場合もあれば、4点のうち、2〜3点の位置が領域外であるか否かを判定しても良い。また、同一コンテンツ上において4点の領域が検出された以外は、コンテンツ領域外と判定してもよい。
【0033】
4点タッチ位置が表示されたコンテンツ領域外ではないと判定された場合は、他処理を実行する(ステップS104;No)。
【0034】
4点タッチ位置が表示されたコンテンツ領域外と判定された場合は(ステップS104;Yes)、4点を頂点とする矩形領域を算出する(ステップS106)。そして、算出された矩形領域にコンテンツがある場合(表示されているコンテンツが矩形領域に含まれている場合)、該当するコンテンツをクリアファイルに入れる(すなわち、同一の識別情報を持つクリアファイルとして管理する)こととなる(ステップS108;Yes→ステップS110)。
【0035】
[1.4 動作例]
続いて、本実施形態における動作例について説明する。
図5は、表示部130の表示画面にコンテンツが表示されている状態を説明している図である。
【0036】
この表示画面には、コンテンツC10、コンテンツC12及びコンテンツC14が表示されている。そして、利用者が、親指と人差し指を用いて、4点をタッチする。例えば、左手人差し指(a1)、左手親指(a2)、右手人差し指(b1)、右手親指(b2)とでタッチパネル(操作検出部120)をタッチする。
【0037】
この四点(a1,a2,b1,b2)で作られる矩形領域に含まれているコンテンツが、一つのクリアファイルとして格納される。具体的には、コンテンツC10、コンテンツC12及びコンテンツC14が、一つのクリアファイルで管理されることとなる。これは、同一のコンテンツIDが付されてクリアファイル管理領域164で管理されることとなる。
【0038】
図6は、クリアファイルとして表示された場合の表示形態の一例である。ここで、クリアファイルの表示としては、格納コンテンツ領域R10と、クリアファイル領域R20とが表示される。本実施形態では、クリアファイル領域R20は、透過処理されており、格納されたコンテンツが確認できるようになっている。
【0039】
このように、利用者からは、容易な操作で、コンテンツファイルを指定して一つのクリアファイルにまとめることが出来るようになる。また、表示されるコンテンツの形態がコンテンツ単独状態と、クリアファイル状態では変化するため、容易に視認することが可能となる。
【0040】
さらに、両手でコンテンツを囲むようにタッチすれば済むことから、例えば営業等の場面で、顧客と面接中に、自然な状態でコンテンツを指定することが可能となる。
【0041】
なお、本実施形態では、検出される点としては4点として説明しているが、複数の点を検出できればよく、それ以上であっても、それ以下であっても良い。すなわち、3点であれば三角形を検出すれば良いし、5点以上であれば5点で囲まれた領域を算出すれば良い。
【0042】
[2.第2実施形態]
続いて、第2実施形態について説明する。第2実施形態は、両手でコンテンツを指定せずに、片手で選択する場合について説明する。
【0043】
ここで、第2実施形態の機能構成は第1実施形態の
図2と同様であり、詳細な説明を省略する。すなわち、本実施形態における処理についてのみ、
図7を用いて説明する。
【0044】
まず、複数点のタッチを検出する(ステップS202)。すなわち、例えば右手の指5本で書類をつかむイメージであるため、5本の指が全て検出されたか否かを判定する。そして、複数点のタッチが検出された後、複数点タッチが中心に移動したか否かを判定する(ステップS204)。
【0045】
すなわち、5つの検出された検出点が所定の範囲内になったことにより、中心に移動したと判定し、最初にタッチした位置を検出する(ステップS206)。ここで、タッチした位置に含まれるコンテンツがある場合には(ステップS208;Yes)、該当するコンテンツをクリアファイルに入れる(すなわち、同一の識別情報を持つクリアファイルとして管理する)こととなる(ステップS210)。
【0046】
図8は、コンテンツが重畳して表示されているときに、利用者が手を広げて(いわゆるパーの状態に)タッチしている状態である。この状態から、矢印方向に各指を動かす(5本の指をよせる)ことにより、5本の指の領域に含まれるコンテンツが
図9に表示されるように一つのクリアファイルとして表示される。
【0047】
このように、本実施形態によれば、片手で複数のコンテンツを選択し、一つのクリアファイルとして容易に管理することが出来るようになる。
【0048】
[3.第3実施形態]
続いて、第3実施形態について説明する。第3実施形態は、クリアファイルを容易に携帯端末装置3に転送できる実施形態である。
【0049】
また、クリアファイルを生成するためには、第1実施形態や第2実施形態の処理が実行される。また、第3実施形態の機能構成は第1実施形態の
図2と同様であり、詳細な説明を省略する。すなわち、本実施形態における処理についてのみ、
図10を用いて説明する。
【0050】
近距離無線通信部150により携帯端末装置3と通信が可能であることを検出すると(ステップS302;Yes)、画面上にコンテンツや、クリアファイルが表示されているか否かを判定する(ステップS304)。ここで、本実施形態における近距離無線通信部150は、NFCを利用するものとする。すなわち、NFCによる通信が行われたか否かを検出する。
【0051】
画面上にコンテンツや、クリアファイルが表示されていない場合は他処理を実行する(ステップS304;No)。他方、画面上にコンテンツや、クリアファイルが表示されている場合には(ステップS304;Yes)、最前面に表示されているものが、携帯端末装置3に送信される。
【0052】
すなわち、画面上において、最前面にクリアファイルが表示されている場合には(ステップS306;Yes)、クリアファイルに入っているコンテンツ(クリアファイルとして管理されているコンテンツ)が、携帯端末装置3に送信される(ステップS308)。また、最前面にコンテンツが表示されている場合には(ステップS306;No)、最前面に表示されているコンテンツが送信される(ステップS310)。
【0053】
図11が、本実施形態における動作例である。表示装置1に設けられたNFC通信部12に、携帯端末装置3のNFC通信部(不図示)をタッチする。NFC通信部により、通信が可能となると、表示装置1に表示されているクリアファイルC32に入っているコンテンツが携帯端末装置3に送信されることとなる。
【0054】
このように、本実施形態によれば、コンテンツだけでなく、クリアファイルに管理されているコンテンツ群であっても、近距離無線通信部を介して携帯端末装置に容易に転送することができる。
【0055】
[4.第4実施形態]
続いて、第4実施形態について説明する。第4実施形態は、クリアファイルに対する操作について説明する実施形態である。
【0056】
また、クリアファイルを生成するためには、第1実施形態や第2実施形態の処理が実行される。また、第4実施形態の機能構成は第1実施形態の
図2と同様であり、詳細な説明を省略する。すなわち、本実施形態における処理についてのみ、
図12を用いて説明する。
【0057】
クリアファイルのタッチが検出されると(ステップS402;Yes)、クリアファイルのクリアファイル領域か、格納コンテンツ領域かの何れかがタッチされたか否かを判定する。ここで、クリアファイル領域のタッチが検出された場合には(ステップS404;No)、クリアファイル全体の操作として検出される(ステップS414)。
【0058】
例えば、
図13に示すように、クリアファイル領域がタッチされ、矢印方向にスライド(スワイプ)されることにより、クリアファイル全体が移動する。また
図14のようにストレッチ操作(ピンチアウト操作)によりクリアファイルが拡大し、ピンチ操作(ピンチイン操作)によりクリアファイルが縮小する。更に、
図15に示すように回転操作といった、通常のタッチ操作に応じた処理が実行される。
【0059】
他方、格納コンテンツ領域のタッチを検出すると(ステップS404;Yes)、クリアファイルにおいて管理されているコンテンツをクリアファイル外へ移動したか否かを検出する(ステップS406)。すなわち、格納コンテンツ領域にタッチ検出され、クリアファイル外にスライド操作(スワイプ操作)されたことを検出する。
【0060】
クリアファイル外に移動したことを検出した場合には(ステップS406;Yes)、移動されたコンテンツを、クリアファイルから取り出す(クリアファイルの管理から解除する)(ステップS408)。
【0061】
ここで、取り出されるコンテンツとしては、現在表示されているコンテンツが取り出されることとなるが、直接取り出すコンテンツが指定されても良い。例えば、コンテンツを段付き表示にし、必要なコンテンツを取り出したり、長押しすることにより、取り出すコンテンツを選択しても取り出したりしても良い。
【0062】
また、コンテンツが取り出された後、クリアファイル内にコンテンツが1つしか格納されていない(管理されていない)場合には(ステップS410;Yes)、クリアファイルを消去する(ステップS412)。具体的には、クリアファイルとしての管理を中止するともに、クリアファイルの表示を消去し、単なるコンテンツとして表示される事となる。
【0063】
例えば、
図16に示すように、クリアファイルのうち、格納コンテンツ領域がタッチされる。そして、
図17に示すように、矢印方向にスライド操作されることにより、現在タッチされているコンテンツが取り出される。
【0064】
ここで、コンテンツが取り出されるタイミングとしては、
図17のように、クリアファイルの表示領域から外れた段階で取り出されると判定しても良いし、コンテンツがクリアファイルの表示領域から完全に外れた段階で取り出されると判定しても良い。
【0065】
[5.第5実施形態]
続いて第5実施形態について説明する。第5実施形態は、クリアファイルにコンテンツを追加する場合の実施形態である。
【0066】
また、クリアファイルを生成するためには、第1実施形態や第2実施形態の処理が実行される。また、第5実施形態の機能構成は第1実施形態の
図2と同様であり、詳細な説明を省略する。すなわち、本実施形態における処理についてのみ、
図18を用いて説明する。
【0067】
まず、コンテンツかクリアファイル(クリアファイル領域上)のタッチが検出される(ステップS502;Yes)。
【0068】
ここで、移動操作以外(例えば、ピンチ操作や回転操作等)がされた場合には、操作に対応する動作を実行する(ステップS504;No→ステップS514)。
【0069】
次に、移動操作が検出された場合(ステップS504;Yes)、どこに移動しているかを検出する。ここで、他のクリアファイル上に移動された場合には(ステップS506;Yes)、該当するコンテンツ等をクリアファイルに入れ(ステップS508)、クリアファイルを再描画する(ステップS510)。
【0070】
具体的には、コンテンツが移動された場合には、移動されたコンテンツが、移動先にあるクリアファイルに管理されるようにクリアファイル管理領域164を更新する。また、クリアファイルが移動した場合には、移動元となっているクリアファイルを、移動先となるクリアファイルに連結する。例えば、クリアファイル管理領域164に記憶されている移動元のFIDを、移動先のFIDに更新する。そして、移動先に格納されているコンテンツの順位に続けて、移動元のコンテンツについて順位を追加する。
【0071】
他方、移動操作が検出された場合に、他のクリアファイル上でない場合は、単純にコンテンツ又はクリアファイルの移動操作を行うこととなる(ステップS506;No→ステップS512)。
【0072】
例えば、
図19のように、コンテンツを一つ選択して、クリアファイル上に矢印方向に移動することでコンテンツをクリアファイルに入れても良い。また、
図20のように、クリアファイルを一つ選択して、異なるクリアファイル上に矢印方向に移動することで、クリアファイルにクリアファイルを入れることとしてもよい。
【0073】
このように、本実施形態によれば、既にあるクリアファイルに新たなコンテンツを追加できたり、複数のクリアファイルを連結するといったことが可能となる。
【0074】
[6.第6実施形態]
第6実施形態は、クリアファイルが表示されているときに、表示されるコンテンツ表示を変更する実施形態について説明する。
【0075】
すなわち、クリアファイル領域と格納コンテンツ領域とのそれぞれの領域においてタッチ操作が検出される。そして、例えばクリアファイル領域をタッチしたまま、格納コンテンツ領域をスライド操作する。
【0076】
こうすることにより、クリアファイルに入っているコンテンツが切り替えて表示されることになる。これにより、クリアファイルの中において表示させておきたいコンテンツを利用者が任意に選択することができる。
【0077】
[7.変形例]
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も特許請求の範囲に含まれる。
【0078】
また、実施形態において各装置で動作するプログラムは、上述した実施形態の機能を実現するように、CPU等を制御するプログラム(コンピュータを機能させるプログラム)である。そして、これら装置で取り扱われる情報は、その処理時に一時的に一時記憶装置(例えば、RAM)に蓄積され、その後、各種ROMやHDDの記憶装置に格納され、必要に応じてCPUによって読み出し、修正・書き込みが行なわれる。
【0079】
ここで、プログラムを格納する記録媒体としては、半導体媒体(例えば、ROMや、不揮発性のメモリカード等)、光記録媒体・光磁気記録媒体(例えば、DVD(Digital Versatile Disc)、MO(Magneto Optical Disc)、MD(Mini Disc)、CD(Compact Disc)、BD等)、磁気記録媒体(例えば、磁気テープ、フレキシブルディスク等)等の何れであってもよい。また、ロードしたプログラムを実行することにより、上述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムの指示に基づき、オペレーティングシステムあるいは他のアプリケーションプログラム等と共同して処理することにより、本発明の機能が実現される場合もある。
【0080】
また、市場に流通させる場合には、可搬型の記録媒体にプログラムを格納して流通させたり、インターネット等のネットワークを介して接続されたサーバコンピュータに転送したりすることができる。この場合、サーバコンピュータの記憶装置も本発明に含まれるのは勿論である。
【0081】
また、上述した実施形態における各装置の一部又は全部を典型的には集積回路であるLSI(Large Scale Integration)として実現してもよい。各装置の各機能ブロックは個別にチップ化してもよいし、一部又は全部を集積してチップ化してもよい。また、集積回路化の手法はLSIに限らず専用回路又は汎用プロセッサで実現しても良い。また、半導体技術の進歩によりLSIに代替する集積回路化の技術が出現した場合、当該技術による集積回路を用いることも可能であることは勿論である。