特許第6405190号(P6405190)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6405190
(24)【登録日】2018年9月21日
(45)【発行日】2018年10月17日
(54)【発明の名称】出力装置
(51)【国際特許分類】
   F16B 19/02 20060101AFI20181004BHJP
   B23Q 3/00 20060101ALI20181004BHJP
   F16B 21/00 20060101ALI20181004BHJP
【FI】
   F16B19/02
   B23Q3/00 A
   F16B21/00 A
【請求項の数】6
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2014-220783(P2014-220783)
(22)【出願日】2014年10月10日
(65)【公開番号】特開2016-80156(P2016-80156A)
(43)【公開日】2016年5月16日
【審査請求日】2017年7月12日
(73)【特許権者】
【識別番号】391003989
【氏名又は名称】株式会社コスメック
(74)【代理人】
【識別番号】110001841
【氏名又は名称】特許業務法人梶・須原特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】春名 陽介
【審査官】 大谷 謙仁
(56)【参考文献】
【文献】 独国実用新案第000029810585(DE,U1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F16B 19/02
B23Q 3/00
F16B 21/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ハウジング(1)に形成した第1ガイド孔(11)と、
前記第1ガイド孔(11)の基部側部分に交差するように前記ハウジング(1)に形成した第2ガイド孔(12)と、
前記第1ガイド孔(11)に軸心方向へ移動可能に挿入される出力用の第1ロッド(21)と、
前記第2ガイド孔(12)に軸心方向へ移動可能に挿入される駆動用の第2ロッド(22)と、
前記第1ロッド(21)の基端側部分と前記第2ロッド(22)との両者のうちのいずれか一方に形成された収容溝(31)であって、前記第2ロッド(22)の軸心方向へ延びる収容溝(31)と、
前記収容溝(31)に挿入されるように前記両者のうちの他方に設けた挿入部(32)と、
前記第1ロッド(21)の前記の基端側部分に設けた案内部材(35)と、
前記案内部材(35)に直接または間接的に係合されるように前記第2ロッド(22)に設けたカム溝(38)であって、当該第2ロッド(22)の軸心方向の両端のうちのいずれか一端へ向かうにつれて当該軸心から離れる駆動溝部分(40)を有するカム溝(38)と、
前記第2ロッド(22)に連結されて当該第2ロッド(22)を軸心方向へ移動させる駆動手段(D)と、
を備え、
前記ハウジング(1)は、
本体部分としての下ハウジング(2)と、
前記下ハウジング(2)から前記第1ロッド(21)の先端側へ突出された筒状のプラグ部分(3)と、
を備え、
前記プラグ部分(3)の周壁に外嵌めされると共に、スリット(59)を有し、半径方向へ縮小可能、且つ弾性復元力によって半径方向へ拡大可能なコレット(58)であって、進出バネ(60)によって前記第1ロッド(21)の先端側へ付勢されるコレット(58)、を備える、
ことを特徴とする出力装置。
【請求項2】
請求項1の出力装置において、
前記第1ロッド(21)の前記の基端側部分に前記収容溝(31)を形成し、前記第2ロッド(22)に前記挿入部(32)を設けた、ことを特徴とする出力装置。
【請求項3】
ハウジング(1)に形成した第1ガイド孔(11)と、
前記第1ガイド孔(11)の基部側部分に交差するように前記ハウジング(1)に形成した第2ガイド孔(12)と、
前記第1ガイド孔(11)に軸心方向へ移動可能に挿入される出力用の第1ロッド(21)と、
前記第2ガイド孔(12)に軸心方向へ移動可能に挿入される駆動用の第2ロッド(22)と、
前記第1ロッド(21)の基端側部分と前記第2ロッド(22)との両者のうちのいずれか一方に形成された収容溝(31)であって、前記第2ロッド(22)の軸心方向へ延びる収容溝(31)と、
前記収容溝(31)に挿入されるように前記両者のうちの他方に設けた挿入部(32)と、
前記第1ロッド(21)の前記の基端側部分に設けた案内部材(35)と、
前記案内部材(35)に直接または間接的に係合されるように前記第2ロッド(22)に設けたカム溝(38)であって、当該第2ロッド(22)の軸心方向の両端のうちのいずれか一端へ向かうにつれて当該軸心から離れる駆動溝部分(40)を有するカム溝(38)と、
前記第2ロッド(22)に連結されて当該第2ロッド(22)を軸心方向へ移動させる駆動手段(D)と、
を備え、
前記第1ロッド(21)の前記の基端側部分に前記収容溝(31)を形成し、前記第2ロッド(22)に前記挿入部(32)を設け、
前記収容溝(31)の両側壁(31a,31a)に前記案内部材(35)の長手方向の両端部を回転可能に支持し、当該案内部材(35)の長手方向の中央部が、前記挿入部(32)に設けた前記カム溝(38)に係合される、ことを特徴とする出力装置。
【請求項4】
請求項3の出力装置において、
前記収容溝(31)の前記の両側壁(31a,31a)に前記案内部材(35)の前記の両端部をローラ又はベアリング(36)を介して回転可能に支持した、ことを特徴とする出力装置。
【請求項5】
ハウジング(1)に形成した第1ガイド孔(11)と、
前記第1ガイド孔(11)の基部側部分に交差するように前記ハウジング(1)に形成した第2ガイド孔(12)と、
前記第1ガイド孔(11)に軸心方向へ移動可能に挿入される出力用の第1ロッド(21)と、
前記第2ガイド孔(12)に軸心方向へ移動可能に挿入される駆動用の第2ロッド(22)と、
前記第1ロッド(21)の基端側部分と前記第2ロッド(22)との両者のうちのいずれか一方に形成された収容溝(31)であって、前記第2ロッド(22)の軸心方向へ延びる収容溝(31)と、
前記収容溝(31)に挿入されるように前記両者のうちの他方に設けた挿入部(32)と、
前記第1ロッド(21)の前記の基端側部分に設けた案内部材(35)と、
前記案内部材(35)に直接または間接的に係合されるように前記第2ロッド(22)に設けたカム溝(38)であって、当該第2ロッド(22)の軸心方向の両端のうちのいずれか一端へ向かうにつれて当該軸心から離れる駆動溝部分(40)を有するカム溝(38)と、
前記第2ロッド(22)に連結されて当該第2ロッド(22)を軸心方向へ移動させる駆動手段(D)と、
を備え、
前記第1ロッド(21)の前記の基端側部分に前記収容溝(31)を形成し、前記第2ロッド(22)に前記挿入部(32)を設け、
前記収容溝(31)の両側壁(31a,31a)に前記案内部材(35)の長手方向の両端部を支持し、当該案内部材(35)の長手方向の中央部が、ローラ又はベアリング(81)を介して、前記挿入部(32)に設けた前記カム溝(38)に係合される、ことを特徴とする出力装置。
【請求項6】
請求項2の出力装置において、
前記収容溝(31)の両側壁(31a,31a)に前記案内部材(35)の長手方向の両端部を支持し、当該案内部材(35)の長手方向の中央部が、ローラ又はベアリング(81)を介して、前記挿入部(32)に設けた前記カム溝(38)に係合される、ことを特徴とする出力装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、位置決め用クランプに利用するのに好適な出力装置に関する。
【背景技術】
【0002】
この種の出力装置には、従来では、特許文献1(日本国・特開2010−105111号公報)に記載されたものがある。その従来技術は、次のように構成されている。
出力ロッド(締結離脱受動楔)の下半部の両側に左右2つのクサビ(締結駆動クサビと離脱駆動クサビ)を配置し、左クサビの上部傾斜面を出力ロッドの上部傾斜面に係合可能に構成すると共に、右クサビの下部傾斜面を出力ロッドの下部傾斜面に係合可能に構成したものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】 特開2010−105111号公報
【0004】
上記の従来技術は、構成が複雑で出力装置の製作コストが高くなるうえ、その出力装置が大形になるという問題がある。
本発明の目的は、上記の問題点を改善するための出力装置を提案することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記の目的を達成するため、本発明は、例えば、図1Aから図2B、又は図3、若しくは図4A図4Bに示すように、出力装置を次のように構成した。
ハウジング1に、第1ガイド孔11が形成されると共に、その第1ガイド孔11の基部側部分に交差するように第2ガイド孔12が形成される。第1ガイド孔11に出力用の第1ロッド21が軸心方向へ移動可能に挿入される。第2ガイド孔12に駆動用の第2ロッド22が軸心方向へ移動可能に挿入される。前記第1ロッド21の基端側部分と前記第2ロッド22との両者のうちのいずれか一方に、収容溝31が第2ロッド22の軸心方向へ延びるように形成される。前記両者のうちの他方に設けた挿入部32が収容溝31に挿入される。前記第1ロッド21の前記の基端側部分に案内部材35が設けられる。その案内部材35に直接または間接的に係合されるように前記第2ロッド22にカム溝38が設けられる。そのカム溝38の駆動溝部分40は、第2ロッド22の軸心方向の両端のうちのいずれか一端へ向かうにつれて当該軸心から離れるように構成される。第2ロッド22に連結された駆動手段Dが上記第2ロッド22を軸心方向へ移動させる。
【0006】
本発明は、前述した従来装置と比べて、構成が簡素になるので、製作コストが安くなるうえコンパクトに造れるという作用効果を奏する。
【0007】
本発明は、前記第1ロッド21の前記の基端側部分に前記収容溝31を形成し、前記第2ロッド22に前記挿入部32を設けことが好ましい。
【0008】
また、本発明は、前記収容溝31の両側壁31a,31aに前記案内部材35の長手方向の両端部を回転可能に支持し、当該案内部材35の長手方向の中央部が、前記挿入部32に設けた前記カム溝38に係合されることが好ましい。
【0009】
さらに、本発明は、前記収容溝31の前記の両側壁31a,31aに前記案内部材35の前記の両端部をローラ又はベアリング36を介して回転可能に支持することが好ましい。
【0010】
また、本発明は、例えば図4A図4Bに示すように、前記収容溝31の両側壁31a,31aに前記案内部材35の長手方向の両端部を支持し、当該案内部材35の長手方向の中央部が、ローラ又はベアリング81を介して、前記挿入部32に設けた前記カム溝38に係合されることが好ましい。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1図1Aから図1Cは、本発明の第1実施形態を示している。図1Aは、本発明の出力装置を適用した位置決め用クランプのアンクランプ状態の立面視の断面図である。図1Bは、図1A中の1B−1B線の断面図に相当する図である。図1Cは、図1A中の1C−1C線の断面図に相当する図である。
図2図2Aは、上記クランプのクランプ状態を示し、上記図1Aに類似する図である。図2Bは、上記図1Bに類似する図である。
図3図3は、本発明の第2実施形態を示し、上記図1Aに類似する図である。
図4図4A図4Bは、本発明の第3実施形態を示している。図4Aは、上記図1Aに類似する図である。図4Bは、上記図1Bに類似する図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
図1Aから図2Bは、本発明の第1実施形態を示している。
この第1実施形態では、本発明の出力装置を位置決め用クランプに適用した場合を例示している。まず、図1Aから図1Cによって上記クランプの構造を説明する。
【0013】
上記クランプのハウジング1は、本体部分としての下ハウジング2と、その下ハウジング2の上部から上方へ一体に突出された筒状のプラグ部分3とを備える。上記の下ハウジング2内に出力装置の構成部材が配置され、上記プラグ部分3に後述のクランプ機構4の構成部材が設けられる。
【0014】
上記の下ハウジング2に第1ガイド孔11が上下方向に形成される。また、その下ハウジング2に第2ガイド孔12が水平方向へ形成され、その第2ガイド孔12が第1ガイド孔11に交差されている。
上記第1ガイド孔11と上記プラグ部分3の筒孔3aに、出力用の第1ロッド21が上下方向(軸心方向)へ移動可能に挿入される。また、上記第2ガイド孔12に駆動用の第2ロッド22が水平方向(軸心方向)へ移動可能に挿入される。
【0015】
第1ロッド21の下半部分(基端側部分)には、水平方向かつ上下方向へ延びる収容溝31が形成される。その収容溝31には、第2ロッド22に設けた挿入部32が嵌入される。
また、収容溝31の両側壁31a,31aには、案内部材としてのピン部材35の長手方向の両端部が、ラジアルベアリング36を介して回転可能に支持される。上記ピン部材35に対応させて、第2ロッド22の前記挿入部32にカム溝38が形成される。そのカム溝38は、水平溝部分39と、右下向きに傾斜された駆動溝部分40とを有する。上記カム溝38がピン部材35の長手方向の中央部に外嵌め(係合)されている。
さらに、前記プラグ部分3の途中高さ部に設けたバネ受43と第1ロッド21の途中高さ部との間にロックバネ44が装着される。
【0016】
第2ロッド22の右部に設けたT溝46に、駆動手段Dの出力部に設けたT脚47が連結される。その駆動手段Dは、ここでは、電動機の回転を軸心方向の移動へ減速して上記T脚47に伝達するように構成されている。
【0017】
前記クランプ機構4は、次のように構成されている。
前記プラグ部分3の周壁の上部に、横向きの貫通孔51が周方向へ所定の間隔をあけて形成され、各貫通孔51に係合ボール52が挿入される。第1ロッド21の上部には、下向きに狭くなるテーパ外周面54と退避溝55とが上下に形成される。プラグ部分3の周壁の下半部にコレット58が外嵌めされる。そのコレット58は、上下方向へ形成されたスリット59を有し、半径方向へ縮小可能で自己の弾性復元力によって半径方向へ拡大可能に構成されている。上記コレット58が進出バネ60によって上方へ付勢される。なお、上記の進出バネ60は、周方向へ所定の間隔をあけて複数配置されている。
【0018】
また、ワークパレット等のクランプ対象物(図示せず)に固定されるブロック63の下面に挿入穴64が開口される。その挿入穴64の内周面に係止孔65とテーパ位置決め孔66とが上下に形成される。
【0019】
上記クランプは次のように動作する。
図1Aのアンクランプ状態では、第2ロッド22が右方へ後退され、これにより、出力ロッド22がロックバネ44に抗して上昇され、係合ボール52が退避溝55へ向けて半径方向の内方へ移動可能になっている(ここでは、上記係合ボール52が既に移動された状態を示している)。
【0020】
上記図1Aのアンクランプ状態から図2Aのクランプ状態へ切換えるときには、まず、図1Aに示すように、ブロック63を下降させていき、そのブロック63のテーパ位置決め孔66を前記コレット58のテーパ外周面58aに嵌合させる。次いで、図2Aに示すように、前記第2ロッド22を左方へ進出させる。これにより、その第2ロッド22の駆動溝部分40がピン部材35を介して第1ロッド21を下降させる。すると、その下降力とロックバネ44との合力により、第1ロッド21のテーパ外周面54が係合ボール52と係止孔65とを介して前記ブロック63を引き下げる。このため、そのブロック63のテーパ位置決め孔66が、前記コレット58を縮径させて当該コレット58の内周面をプラグ部分3の外周面に密着させると共に、上記コレット58を進出バネ60に抗して下降させ、上記ブロック63の下面が下ハウジング2の上面に押圧される。
【0021】
なお、上記図2Aのクランプ状態から図1Aのアンクランプ状態へ切り換える時には、前記第2ロッド22を右方へ後退させればよい。
【0022】
上記構成の出力装置は、前述した従来装置と比べて、構成が簡素になるので、製作コストが安くなるうえコンパクトに造れる。
また、第1ロッド21は、第1ガイド孔11の上下の2箇所で支持されるので、ガイド特性に優れる。同様に、第2ロッド22も、第2ガイド孔12の左右の2箇所で支持されるので、ガイド特性に優れる。
【0023】
前記ピン部材35は、収容溝31の両側壁31a,31aに回転可能に支持されることに代えて、上記の両側壁31a,31aに固定されてもよい。
前記の駆動手段Dは、例示した電動機を利用した機構に代えて、流体圧シリンダ等の他の種類のアクチュエータを利用してもよい。
【0024】
図3は本発明の第2実施形態を示し、図4A図4Bは本発明の第3実施形態を示している。これら別の実施形態においては、上記の第1実施形態の構成部材と同じ部材(または類似する部材)には原則として同一の参照数字を付けて説明する。
【0025】
図3の第2実施形態は、上記の第1実施形態とは次の点で異なる。
第1実施形態の前記の図1Aでは、前記カム溝38の水平溝部分39が左向きに開口されていたが、第2実施形態の図3では、上記の水平溝部分39の左部が閉じられている。
また、駆動手段Dは、第2ロッド22のT溝46に嵌合されるT脚71と、そのT脚71のオネジ部72が螺合されるナット73とを有する。そのナット73が前記の下ハウジング2に固定されている。
上記T脚71の右部に設けた六角穴75を六角レンチ(図示せず)で回転させることにより、第2ロッド22が左右方向へ進退される。
【0026】
図4A図4Bの第3実施形態は、上記第1と第2の実施形態とは次の点で異なる。
前記第1ロッド21に形成された収容溝31の両側壁31a,31aに前記ピン部材35の長手方向の両端部が支持される。そのピン部材35の長手方向の中央部がラジアルベアリング81を介して前記カム溝38に嵌合(係合)されている。
【0027】
上記の各実施形態は次のように変更可能である。
前記案内部材は、例示したピン部材35に代えて、ボールやキー等を利用してもよい。
前記の第1ガイド孔11と第2ガイド孔12とは、直交させることに代えて、その直交状態よりも所定の角度で傾けた状態で交差させてもよい。
第1ロッド21に収容溝31を形成すると共に第2ロッド22に挿入部32を設けることに代えて、第1ロッド21に挿入部を設けると共に第2ロッド22に収容溝を形成してもよい。
【0028】
前記ラジアルベアリング36,81は、ローラ等に変更可能である。
第1ロッド21は、下方へクランプ駆動されることに代えて、上方へクランプ駆動されるように構成してもよい。この場合、カム溝38の傾斜方向を変更すればよい。
出力装置は、位置決め用クランプに適用することに代えて、他の種類のクランプや各種装置に適用してもよい。
その他に、当業者が想定できる範囲で種々の変更を行えることは勿論である。
【符号の説明】
【0029】
1:ハウジング,11:第1ガイド孔,12:第2ガイド孔,21:第1ロッド,22:第2ロッド,31:収容溝,31a・31a:側壁,32:挿入部,35:案内部材(ピン部材),36:ローラ又はベアリング,38:カム溝,40:駆動溝部分,81:ローラ又はベアリング,D:駆動手段.
図1
図2
図3
図4