特許第6405222号(P6405222)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6405222サイプブレード及びタイヤ成形型の検査方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6405222
(24)【登録日】2018年9月21日
(45)【発行日】2018年10月17日
(54)【発明の名称】サイプブレード及びタイヤ成形型の検査方法
(51)【国際特許分類】
   B29C 33/02 20060101AFI20181004BHJP
   B29C 33/74 20060101ALI20181004BHJP
   B29C 35/02 20060101ALI20181004BHJP
【FI】
   B29C33/02
   B29C33/74
   B29C35/02
【請求項の数】6
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2014-255406(P2014-255406)
(22)【出願日】2014年12月17日
(65)【公開番号】特開2016-112847(P2016-112847A)
(43)【公開日】2016年6月23日
【審査請求日】2017年8月28日
(73)【特許権者】
【識別番号】000003148
【氏名又は名称】東洋ゴム工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110000729
【氏名又は名称】特許業務法人 ユニアス国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】宮崎 哲二
【審査官】 田代 吉成
(56)【参考文献】
【文献】 特開2000−318413(JP,A)
【文献】 特開2007−331011(JP,A)
【文献】 特開2005−169660(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B29C 33/02
B29C 33/74
B29C 35/02
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
タイヤ成形型に装着されてタイヤのトレッド面にサイプを形成するサイプブレードであって、前記タイヤ成形型の成形面に埋め込まれる埋設部と、前記成形面から突出する突出部と、前記埋設部と前記突出部との境界線上に設けられた標示部と、を有することを特徴とするサイプブレード。
【請求項2】
前記標示部が、一定の幅を有してサイプブレードの長手方向に延びている請求項1に記載のサイプブレード。
【請求項3】
前記標示部が、非貫通の凹部により形成されている請求項1又は2に記載のサイプブレード。
【請求項4】
複数の前記標示部が同一の壁面に形成され、それらが長手方向における前記突出部の一端部と他端部にそれぞれ配置されている請求項1〜3いずれか1項に記載のサイプブレード。
【請求項5】
前記標示部が両方の壁面に形成され、それらが長手方向における位置を重複させずに配置されている請求項1〜4いずれか1項に記載のサイプブレード。
【請求項6】
請求項1〜5いずれか1項に記載のサイプブレードを装着したタイヤ成形型に対し、前記標示部の見え方に基づいて、そのサイプブレードが適切に装着されているか否かを目視で判定するタイヤ成形型の検査方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、タイヤのトレッド面にサイプを形成するためのサイプブレードと、そのサイプブレードを装着したタイヤ成形型の検査方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、スタッドレスタイヤでは、トレッド面の陸部にサイプと呼ばれる切り込みを形成しており、このサイプのエッジ効果や除水効果によって、氷雪路面での走行性能を高めている。
【0003】
通常、サイプは、図7に例示したような、タイヤ成形型に装着される薄板状のサイプブレード9により形成される。サイプブレード9は、タイヤのトレッド面を成形する成形面に埋め込まれる埋設部91と、その成形面から突出する突出部92とを有する。これを用いて加硫成形したタイヤのトレッド面には、突出部92に対応した形状とサイズを持つサイプが形成される。サイプブレード9が適切に装着された状況では、埋設部91と突出部92との境界線90が成形面と略一致する。
【0004】
タイヤ成形型は、通常、樹脂などによってマスター(原型)を作製し、そのマスターを用いて成型したゴム型を鋳型として石膏型を鋳造し、その石膏型にアルミ合金を鋳込むことによって製造される。サイプブレードは、その製造過程でゴム型に装着され、石膏型を介して、最終的にはアルミ合金よりなるタイヤ成形型の成形面に装着される。このように型間を移動するに際して、特にはアルミ合金を鋳込んだ際に、サイプブレードの姿勢が僅かに崩れることがある。
【0005】
そのため、タイヤ成形型の製造工程の最終段階では、サイプブレードの装着状況の良否について検査が行われる。例えば図8に示すように、装着後のサイプブレード9が(a)の如く長手方向に倒れ込み、或いは(b)の如く幅方向に倒れ込んでいる場合に、その倒れ込みの度合いが許容範囲を外れていれば不合格と判定され、修繕などの処置が講じられる。この検査では、検査員が特殊なゲージを用いてサイプブレードの高さなどを1枚ずつ測定するため、膨大な工数が掛かって非常に煩雑であった。
【0006】
特許文献1には、サイプの幅を局部的に減少させるための凹部を表面に加工した金属ストリップ(サイプブレード)が記載されている。また、特許文献2には、曲げ加工時のスプリングバックを抑制するためにリブを形成した金属製ブレード(サイプブレード)が記載されている。しかしながら、これらの何れにおいても、上述したサイプブレードの検査の煩わしさを軽減し得る手法は開示されていない。
【0007】
特許文献3には、トレッド面に沿う凹溝が形成されたダミーサイプが記載されている。しかし、このダミーサイプは、ゴム型のトレッド面近傍に凸状部分を形成するためにマスターに装着されるものであり、タイヤ成形型の製造過程で除去される。したがって、これは、タイヤ成形型に装着されるサイプブレードに関する技術ではなく、上述のような検査の煩わしさを軽減する手法について何ら示唆するものではない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
【特許文献1】特開2008−502526号公報
【特許文献2】特開2006−248129号公報
【特許文献3】特開2005−169660号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
本発明は上記実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、装着状況の良否を簡易に検査できるサイプブレード及びタイヤ成形型の検査方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記目的は、下記の如き本発明により達成できる。即ち、本発明に係るサイプブレードは、タイヤ成形型に装着されてタイヤのトレッド面にサイプを形成するサイプブレードであって、前記タイヤ成形型の成形面に埋め込まれる埋設部と、前記成形面から突出する突出部と、前記埋設部と前記突出部との境界線上に設けられた標示部と、を有するものである。
【0011】
このサイプブレードでは、埋設部と突出部との境界線上に標示部が設けられていることにより、図8のようにサイプブレードが過度に倒れ込んでいる場合には、標示部が隠れたり露出したりするなどして見え方が変化する。かかる標示部の見え方に基づき、サイプブレードが適切に装着されているか否かを目視で判定して、その装着状況の良否を簡易に検査することができる。
【0012】
前記標示部が、一定の幅を有してサイプブレードの長手方向に延びているものが好ましい。かかる構成によれば、サイプブレードが長手方向に倒れ込んでいる場合に、標示部の見え方に基づいて、成形面に対する境界線のずれを視認しやすく、サイプブレードの装着状況をより簡易に検査できる。
【0013】
前記標示部が、非貫通の凹部により形成されているものが好ましい。かかる凹部は、検査時の視認性に優れるとともに、非貫通であるためにサイプブレードの剛性低下を抑えられる。また、サイプブレードに対する加工が簡単で済み、マスターを作製するうえでも煩雑な加工を回避できるために都合が良い。
【0014】
複数の前記標示部が同一の壁面に形成され、それらが長手方向における前記突出部の一端部と他端部にそれぞれ配置されているものが好ましい。かかる構成によれば、サイプブレードが長手方向に倒れ込んでいる場合に、標示部の見え方に基づいて、成形面に対する境界線のずれを視認しやすく、サイプブレードの装着状況をより簡易に検査できる。
【0015】
前記標示部が両方の壁面に形成され、それらが長手方向における位置を重複させずに配置されているものが好ましい。標示部が両方の壁面に形成されていることにより、サイプブレードが幅方向に倒れ込んでいる場合に、サイプブレードの装着状況を検査しやすくなる。また、長手方向において標示部の位置を重複させないことにより、サイプブレードの剛性低下を抑えられる。
【0016】
また、本発明に係るタイヤ成形型の検査方法は、上記の如きサイプブレードを装着したタイヤ成形型に対し、前記標示部の見え方に基づいて、そのサイプブレードが適切に装着されているか否かを目視で判定するものである。このように目視で判定することにより、サイプブレードの装着状況の良否を簡易に検査することができる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
図1】本発明に係るサイプブレードの一例を示す正面図
図2】タイヤ成形型に装着したサイプブレードを示す斜視図
図3】長手方向に倒れ込んだサイプブレードを示す概略図
図4】幅方向に倒れ込んだサイプブレードを示す概略図
図5図1のA−A断面図
図6】本発明の別実施形態に係るサイプブレードを示す斜視図
図7】従来のサイプブレードの一例を示す正面図
図8】サイプブレードが倒れ込んだ様子を示す概略図
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
【0019】
本発明に係るサイプブレードの一例を図1に示す。サイプブレード1は、タイヤ成形型に装着されてタイヤのトレッド面にサイプを形成する薄板状の部材であり、ステンレス鋼などの金属材により形成される。このサイプブレード1は、埋設部11と突出部12と標示部13とを有する。図2に示すように、埋設部11は、タイヤのトレッド面を成形する成形面8に埋め込まれ、突出部12は、その成形面8から突出する。これを用いて加硫成形したタイヤのトレッド面には、突出部12に対応した形状とサイズを持つサイプが形成される。
【0020】
標示部13は、埋設部11と突出部12との境界線10上に設けられている。境界線10は、サイプブレード1の長手方向LDに延びている。本実施形態では、サイプブレード1が3つの標示部13A,13B,13Cを有しているが、標示部の個数は1つ又は2つでもよく、4つ以上でも構わない。サイプブレード1が有する壁面1a,1bのうち、壁面1aには一対の標示部13A,13Bが設けられ、その反対側の壁面1bには標示部13Cが設けられている。
【0021】
図2では、タイヤ成形型にサイプブレード1が適切に装着されており、境界線10が成形面8と一致している。このような装着状況が最善ではあるが、タイヤ成形型の製造過程でアルミ合金を鋳込んだときなどにサイプブレード1の姿勢が少し崩れ、境界線10が成形面8からずれることがある。但し、そのようなずれを生じていても、それが許容範囲内であれば実用に支障がないものとして容認される。このサイプブレード1によれば、そのようなずれが許容範囲内であるか否かを速やかに判定できるため、サイプブレード1の装着状況の良否を簡易に検査することができる。
【0022】
例えば、サイプブレード1が長手方向LDに倒れ込んだ場合、その倒れ込みの度合いに応じて図3の如く標示部13A,13Bの見え方が変化する。(a)では、両方の標示部13が部分的に隠れながらも露出しており、完全に隠れも露出もしていない。この場合、境界線10は、成形面8に対して標示部13の幅W13の範囲内でずれることになる。したがって、ずれが許容される範囲で幅W13を設定しておくことにより、このずれが許容範囲内であることを目視により判定できる。
【0023】
一方で、図3の標示部13においては、(b)では片方が完全に隠れ、(c)では両方が完全に隠れ、(d)では片方が完全に露出し、(e)では両方が完全に露出している。このように少なくとも1つの標示部13が完全に隠れている又は露出している場合は、ずれが許容範囲外であることを目視により判定できる。このように、標示部13の見え方に基づき、サイプブレード1が適切に装着されているか否かを目視で判定して、その装着状況の良否を簡易に検査できる。反対側の標示部13Cの見え方に基づき、同じ要領で判定することも可能である。
【0024】
サイプブレード1が幅方向WDに倒れ込んだ場合には、その倒れ込みの度合いに応じて図4の如く標示部13の見え方が変化する。(a)では標示部13が部分的に隠れながらも露出しており、図3(a)の場合と同様に、ずれが許容範囲内であることを目視により判定できる。一方、(b)では標示部13が完全に隠れ、(c)では標示部13が完全に露出しており、図3(b)〜(e)の場合と同様に、ずれが許容範囲外であることを目視により判定できる。尚、図3,4では、サイプブレード1の倒れ込みを誇張して模式的に描いてあり、実際のサイプブレード1の倒れ込みはもっと小さい。
【0025】
標示部13は、一定の幅W13を有してサイプブレード1の長手方向LDに延びているため、サイプブレード1が長手方向LDに倒れ込んでいる場合には、その標示部13の見え方に基づいて、成形面8に対する境界線10のずれを視認しやすく、サイプブレード1の装着状況をより簡易に検査できる。幅W13は、サイプブレード1の表面において測定され、例えば0.2〜0.6mmである。但し、幅W13は、上記のようにずれが許容される範囲で設定され、その寸法は任意に選択され得る。
【0026】
長手方向LDにおける標示部13の長さL13は、幅W13よりも大きい。標示部13の視認性を高めて目視による判定を容易にする観点から、長さL13は1.5mm以上であることが好ましく、3.0mm以上であることがより好ましい。また、サイプブレード1の剛性に与える影響を抑える観点から、長さL13は15mm以下であることが好ましく、7.5mm以下であることがより好ましい。
【0027】
本実施形態では、標示部13が、図5のようにサイプブレード1の表面を凹ませてなる非貫通の凹部により形成されている。かかる凹部は、検査時の視認性に優れるとともに、後述する貫通の凹部や凸部よりなる標示部に比べると、サイプブレード1に対する加工やマスターの作製が簡単で済む。サイプブレード1の剛性低下を抑えて耐久性を確保するうえで、サイプブレード1の厚みに対する凹部の深さの割合は、30〜67%であることが好ましい。
【0028】
標示部13は、上記の如き判定に利用され得る標示になるものであれば、その形態は非貫通の凹部に限定されない。例えば、サイプブレードを貫通する凹部や、サイプブレードの表面を隆起させてなる凸部により標示部を形成しても構わない。凹部や凸部の断面形状は、本実施形態では四角形であるが、三角形や半円形など他の形状でもよい。また、凹凸を利用した形態に限らず、例えば彩色により視認可能に形成した標示部でもよく、かかる標示部によれば、形成したサイプのエッジ形状に影響を及ぼさずに済む。
【0029】
この例では、複数の(本実施形態では2つの)標示部13A,13Bが同一の壁面1aに形成され、それらが長手方向LDにおける突出部12の一端部と他端部にそれぞれ配置されている。そのため、サイプブレード1が長手方向LDに倒れ込んでいる場合には、標示部13の見え方に基づいて、成形面8に対する境界線10のずれを視認しやすく、サイプブレード1の装着状況をより簡易に検査できる。標示部13は、突出部12の端に到達しても構わないが、サイプブレード1の剛性を確保するうえで、本実施形態のように端から少し離れて、例えば0.5〜1.5mmほど離れて位置することが好ましい。
【0030】
標示部13は、壁面1a,1bのうち少なくとも片方に設けられていればよいが、本実施形態では標示部13が両方の壁面1a,1bに形成されている。これにより、何れの側から見ても検査が可能になるとともに、特にサイプブレード1が幅方向WDに倒れ込んでいる場合に装着状況を検査しやすい。また、それらの標示部13が長手方向LDにおける位置を重複させずに配置されており、これによってサイプブレード1の剛性低下を抑制できる。標示部13Cは、壁面1aに設けられた標示部13Aと標示部13Bとの間で、それらと長手方向LDに重複しないように配置されている。
【0031】
タイヤ成形型の検査方法においては、上記の如きサイプブレード1を装着したタイヤ成形型に対し、標示部13の見え方に基づいて、そのサイプブレード1が適切に装着されているか否かを目視で判定する。具体的には、図3図4の例において説明した通りである。このように目視で判定することにより、サイプブレード1の装着状況の良否を簡易に検査できる。しかも、従来に比べて検査の工数が格段に少なく、経験の浅い検査員でも実施が容易である。
【0032】
本発明に係るサイプブレードは、上記の如き標示部に関する構造を除いて、通常のサイプブレードと同等に構成できるものであり、従来公知の形状や材質などは何れも本発明に採用することができる。サイプブレードの形状は前述したものに限られず、図6の例のように、サイプブレード1が、トレッド面の主溝を形成するための突起7に侵入する部分を有するものでも構わない。この場合においても、標示部13の各々は、長手方向LDに延びる境界線10上に設けられている。
【0033】
図6のように突出部12の端が突起7に接するサイプブレード1によれば、主溝に開口するサイプが形成される。サイプの種類には、両端を主溝に開口させた両側オープンサイプ、一端を主溝に開口させ且つ他端を主溝に開口させずに陸部内で終端させた片側オープンサイプ(片側クローズドサイプ)、両端を主溝に開口させずに陸部内で終端させた両側クローズドサイプなどがあるが、本発明に係るサイプブレードは、これらの何れのサイプを形成するものであってもよい。
【0034】
前述の実施形態では、長手方向に沿って直線状に延びるサイプを形成するためのサイプブレードの例を示したが、これに限られず、波形サイプや3次元サイプを形成するためのサイプブレードでも構わない。波形サイプは、長手方向に沿って、円弧を連ねた曲線状に延びるサイプ、或いはジグザグに折れ曲がる屈曲線状に延びるサイプである。3次元サイプは、深さ方向に沿って壁面の形状が変化し、対向する壁面同士が係合することにより陸部の倒れ込みを抑制できるようにしたサイプである。
【0035】
本発明は上述した実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変更が可能である。
【符号の説明】
【0036】
1 サイプブレード
1b 壁面
1a 壁面
8 成形面
10 境界線
11 埋設部
12 突出部
13 標示部
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8