【実施例】
【0160】
本実施例は具体的説明の目的上であり、そして本文書に開示される本発明をこれらの実施例に開示される態様のみに制限すると解釈されるべきでない。
【0161】
商業的供給源から得た出発原料、試薬および溶媒はさらなる精製なしに使用した。無水溶媒はAldrichからSure/Seal
TMとして購入し、そして受領されたとおり使用した。融点は、Thomas Hoover Unimeltキャピラリー融点装置、若しくはStanford Research SystemsからのOptiMelt自動融点装置で得、そして未補正である。分子はISIS Draw、ChemDraw若しくはACD Name Pro内の命名プログラムに従って命名されたそれらの既知の名称を与えられる。こうしたプログラムが分子に命名することが不可能である場合には、分子は慣習的命名規則を使用して命名する。別の方法で述べられない限り、
1H NMRスペクトルデータはppm(δ)でであり、そして300、400若しくは600MHzで記録し、および
13C NMRスペクトルデータはppm(δ)でであり、そして75、100若しくは150MHzで記録した。
【0162】
実施例1:1−(1−ブロモ−2,2,2−トリフルオロエチル)−3,5−ジクロロベンゼン(AI1)の製造
【0163】
【化43】
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【0164】
段階1 方法A。1−(3,5−ジクロロフェニル)−2,2,2−トリフルオロエタノール(AI2)。0℃のMeOH(100mL)中の1−(3,5−ジクロロフェニル)−2,2,2−トリフルオロエタノン(Rieke Metals、UKから調達された;5.0グラム(g)、20.5ミリモル(mmol))の攪拌溶液に、ホウ水素化ナトリウム(NaBH
4;3.33g、92.5mL)および1規定(N)水性水酸化ナトリウム溶液(NaOH;10mL)を添加した。該反応混合物を25℃に加温しかつ2時間(h)攪拌した。反応が薄層クロマトグラフィー(TLC)により完了したと思われた後に飽和(satd)水性(aq)塩化アンモニウム(NH
4Cl)溶液を該反応混合物に添加し、そして該混合物を減圧下に濃縮した。残渣をジエチルエーテル(Et
2O)で希釈しかつ水(3×50mL)で抽出した。有機層を硫酸ナトリウム(Na
2SO
4)で乾燥しかつ減圧下に濃縮して、表題化合物を液体(4.0g、79%):
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δ 7.41(m、3H)、5.00(m、2H)、2.74(s、1H);ESIMS m/z 242.97([M−H]
-)として提供した。
【0165】
段階1 方法B。1−(3,5−ジクロロフェニル)−2,2,2−トリフルオロエタノール(AI2)。THF(250mL)中の3,5−ジクロロベンズアルデヒド(10g、57mmol)の攪拌溶液にトリフルオロメチルトリメチルシラン(9.79g、69.2mmol)および触媒量のフッ化テトラブチルアンモニウム(TBAF)を添加した。該反応混合物を25℃で8h攪拌した。反応がTLCにより完了したと思われた後に該反応混合物を3N塩酸(HCl)で希釈しそしてその後16h攪拌した。該反応混合物を水で希釈しかつ酢酸エチル(EtOAc;3回)で抽出した。合わせられた有機抽出液を塩水で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥しかつ減圧下に濃縮して、表題化合物を液体(8.41g、60%)として提供した。
【0166】
以下の化合物は上の実施例1の段階1 方法Bに開示される手順に従って作成した。
2,2,2−トリフルオロ−1−(3,4,5−トリクロロフェニル)エタノール(AI3)
【0167】
【化44】
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【0168】
該生成物は淡黄色液体(500mg、65%):
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δ 7.45(s、2H)、5.00(m、1H)、2.80(s、1H);ESIMS m/z 278([M+H]
+);IR(薄膜)3420、1133、718cm
-1として単離された。
1−(3,5−ジクロロ−4−フルオロフェニル)−2,2,2−トリフルオロエタノール(AI4)
【0169】
【化45】
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【0170】
該生成物は淡黄色液体(500mg、65%):
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δ 7.41(s、2H)、5.00(m、1H)、2.80(s、1H);ESIMS m/z 262([M+H]
+);IR(薄膜)3420、1133、718cm
-1として単離された。
1−(3,4−ジクロロフェニル)−2,2,2−トリフルオロエタノール(AI5)
【0171】
【化46】
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【0172】
該生成物は淡黄色液体(500mg、65%):
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δ 7.60(s、1H)、7.51(m、1H)、7.35(m、1H)、5.01(m、1H)、2.60(s、1H);EIMS m/z 244([M]
+)として単離された。
【0173】
段階2。1−(1−ブロモ−2,2,2−トリフルオロエチル)−3,5−ジクロロベンゼン(AI1)。CH
2Cl
2(50mL)中の1−(3,5−ジクロロフェニル)−2,2,2−トリフルオロエタノール(4.0g、16.3mmol)の攪拌溶液にN−ブロモスクシンイミド(NBS;2.9g、16.3mmol)および亜リン酸トリフェニル(5.06g、16.3mmol)を添加し、そして結果として生じる反応混合物を還流で18h加熱した。反応がTLCにより完了したと思われた後に該反応混合物を25℃に冷却しかつ減圧下に濃縮した。フラッシュカラムクロマトグラフィー(SiO
2、100−200メッシュ;100%ペンタンで溶出する)による精製が、表題化合物を液体(2.0g、40%):
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δ 7.41(s、3H)、5.00(m、1H);EIMS m/z 306([M]
+)として提供した。
【0174】
以下の化合物は実施例1の段階2に開示される手順に従って作成した。
5−(1−ブロモ−2,2,2−トリフルオロエチル)−1,2,3−トリクロロベンゼン(AI6)
【0175】
【化47】
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【0176】
該生成物は無色油状物(300mg、60%):
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δ 7.59(s、2H)、5.00(m、1H);EIMS m/z 340.00([M]
+)として単離された。
5−(1−ブロモ−2,2,2−トリフルオロエチル)−1,3−ジクロロ−2−フルオロベンゼン(AI7)
【0177】
【化48】
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【0178】
該生成物は無色油状物(320mg、60%):
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δ 7.45(s、2H)、5.00(m、2H);EIMS m/z 324.00([M]
+)として単離された。
4−(1−ブロモ−2,2,2−トリフルオロエチル)−1,2−ジクロロベンゼン(AI8)
【0179】
【化49】
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【0180】
該生成物は無色油状物(300mg、60%):
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δ 7.63(s、1H)、7.51(m、1H)、7.35(m、1H)、5.01(m、1H);EIMS m/z 306.00([M]
+)として単離された。
【0181】
実施例2:N−メチル−4−ビニルベンズアミド(AI9)の製造
【0182】
【化50】
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【0183】
段階1。塩化4−ビニルベンゾイル(AI10)。0℃のCH
2Cl
2(20mL)中の4−ビニル安息香酸(1g、6.75mmol)の攪拌溶液に、触媒量のN,N−ジメチルホルムアミド(DMF)および塩化オキサリル(1.27g、10.12mmol)を15分(min)の期間にわたり一滴ずつ添加した。該反応混合物を25℃で6h攪拌した。反応がTLCにより完了したと思われた後に該反応混合物を減圧下に濃縮して粗酸塩化物を生じた。
【0184】
段階2。N−メチル−4−ビニルベンズアミド(AI9)。0℃のTHF中1M N−メチルアミン(13.5mL、13.5mmol)にTEA(1.34mL、10.12mmol)およびTHF中の上の段階1からの酸塩化物(10mL)を添加し、そして該反応混合物を25℃で3h攪拌した。反応がTLCにより完了したと思われた後に該反応混合物を水でクエンチし、そしてその後EtOAc(3回)で抽出した。合わせられたEtOAc層を塩水で洗浄しかつNa
2SO
4で乾燥し、そして減圧下に濃縮して、表題化合物を灰白色固形物(650mg、60%):
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δ 7.76(d、J=8.0Hz、2H)、7.45(d、J=8.0Hz、2H)、6.79(m、1H)、6.20(br s、1H)、5.82(d、J=17.6Hz、1H)、5.39(d、J=10.8Hz、1H);ESIMS m/z 161.95([M+H]
+)として提供した。
【0185】
以下の化合物は実施例2に従って開示された手順に従って作成した。
N,N−ジメチル−4−ビニルベンズアミド(AI11)
【0186】
【化51】
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【0187】
該生成物は灰白色固形物(650mg、60%):
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δ 7.42(m、4H)、6.71(m、1H)、5.80(d、J=17.6Hz、1H)、5.31(d、J=10.8Hz、1H)、3.05(s、3H)、3.00(s、3H);ESIMS m/z 176.01([M+H]
+)として単離された。
N−(2,2,3−トリフルオロメチル)−4−ビニルベンズアミド(AI12)
【0188】
【化52】
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【0189】
該生成物は灰白色固形物(900mg、60%):
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δ 7.76(d、J=8.0Hz、2H)、7.45(d、J=8.0Hz、2H)、6.79(m、1H)、6.20(br s、1H)、5.82(d、J=17.6Hz、1H)、5.39(d、J=10.8Hz、1H)、4.19(m、2H);ESIMS m/z 230.06([M+H]
+)として単離された。
モルホリノ(4−ビニルフェニル)メタノン(AI13)
【0190】
【化53】
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【0191】
該生成物は白色固形物(850mg、60%):ESIMS m/z 218.12([M+H]
+)として単離された。
【0192】
実施例3:2−メチル−4−ビニル安息香酸エチル(AI14)の製造
【0193】
【化54】
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【0194】
段階1。4−ホルミル−2−メチル安息香酸(AI15)。−78℃の無水THF(360mL)中の4−ブロモ−2−メチル安息香酸(10g、46.4mmol)の攪拌溶液にn−BuLi(ヘキサン中1.6M溶液;58.17mL、93.0mmol)およびDMF(8mL)を添加した。該反応混合物を−78℃で1h攪拌し、その後25℃に加温しかつ1h攪拌した。該反応混合物を1N HCl溶液でクエンチしそしてEtOAcで抽出した。合わせられたEtOAc抽出液を塩水で洗浄しかつNa
2SO
4で乾燥し、そして減圧下に濃縮した。残渣をn−ヘキサンで洗浄して、表題化合物を固形物(3.0g、40%):mp 196−198℃;
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6)δ 13.32(br s、1H)、10.05(s、1H)、7.98(m、1H)、7.84(m、2H)、2.61(s、3H);ESIMS m/z 163.00([M−H]
-)として提供した。
【0195】
段階2。4−ホルミル−2−メチル安息香酸エチル(AI16)。エチルアルコール(EtOH;30mL)中の4−ホルミル−2−メチル安息香酸(3g、18.2mmol)の攪拌溶液に硫酸(H
2SO
4、x M;2mL)を添加し、そして該反応混合物を80℃で18h加熱した。該反応混合物を25℃に冷却しかつ減圧下に濃縮した。残渣をEtOAcで希釈しかつ水で洗浄した。合わせられたEtOAc抽出液を塩水で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥しかつ減圧下に濃縮して、表題化合物を固形物(2.8g、80%):
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δ 10.05(s、1H)、8.04(m、1H)、7.75(m、2H)、4.43(m、2H)、2.65(s、3H)、1.42(m、3H)として提供した。
【0196】
段階3。2−メチル−4−ビニル安息香酸エチル(AI14)。1,4−ジオキサン(20mL)中の4−ホルミル−2−メチル安息香酸エチル(2.8g、4mmol)の攪拌溶液に炭酸カリウム(K
2CO
3;3.01g、21.87mmol)および臭化メチルトリフェニルホスホニウム(7.8g、21.87mmol)を25℃で添加した。その後該反応混合物を100℃で18h加熱した。反応がTLCにより完了したと思われた後に該反応混合物を25℃に冷却しかつ濾過し、そして濾液を減圧下に濃縮した。粗化合物をフラッシュクロマトグラフィー(SiO
2、100−200メッシュ;n−ヘキサン中25−30%EtOAcで溶出する)により精製して、表題化合物を固形物(2.0g、72%):
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δ 7.86(m、1H)、7.27(m、2H)、6.68(dd、J=17.6、10.8Hz、1H)、5.84(d、J=17.6Hz、1H)、5.39(d、J=10.8Hz、1H)、4.39(m、2H)、2.60(s、3H)、1.40(m、3H);ESIMS m/z 191.10([M−H]
-);IR(薄膜)2980、1716、1257cm
-1として提供した。
【0197】
実施例4:2−クロロ−4−ビニル安息香酸tert−ブチル(AI17)の製造
【0198】
【化55】
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【0199】
段階1。4−ブロモ−2−クロロ安息香酸tert−ブチル(AI18)。THF(30mL)中の4−ブロモ−2−クロロ安息香酸(5g、21.37mmol)の攪拌溶液に、二炭酸ジ−tert−ブチル(25.5g、25.58mmol)、TEA(3.2g、31.98mmol)およびDMAP(0.78g、6.398mmol)を添加し、そして該反応混合物を25℃で18h攪拌した。該反応混合物をEtOAcで希釈しかつ水で洗浄した。合わせられた有機層を塩水で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥しかつ減圧下に濃縮した。残渣をフラッシュクロマトグラフィー(SiO
2、100−200メッシュ;n−ヘキサン中2−3%EtOAcで溶出する)により精製して、表題化合物を液体(3.2g、51%):
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δ 7.62(m、2H)、7.44(d、J=8.4Hz、1H)、1.59(s、9H);ESIMS m/z 290.10([M+H]
+);IR(薄膜)1728cm
-1として提供した。
【0200】
以下の化合物は実施例4の段階1に開示される手順に従って作成した。
2−ブロモ−4−ヨード安息香酸tert−ブチル(AI19)
【0201】
【化56】
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【0202】
該生成物は無色油状物(1.2g、50%):
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δ 8.01(s、1H)、7.68(d、J=8.4Hz、1H)、7.41(d、J=8.0Hz、1H)、1.59(s、9H);ESIMS m/z 382.10([M+H]
+);IR(薄膜)1727cm
-1として単離された。
4−ブロモ−2−(トリフルオロメチル)安息香酸tert−ブチル(AI20)
【0203】
【化57】
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【0204】
該生成物は無色油状物(1g、52%):
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δ 7.85(s、1H)、7.73(d、J=8.4Hz、1H)、7.62(d、J=8.4Hz、1H)、1.57(s、9H);ESIMS m/z 324.10([M+H]
+);IR(薄膜)1725cm
-1として単離された。
【0205】
段階2。2−クロロ−4−ビニル安息香酸tert−ブチル(AI17)。トルエン(20mL)中の4−ブロモ−2−クロロ安息香酸tert−ブチル(1.6g、5.50mmol)の攪拌溶液に、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(Pd(PPh
3)
4;(0.31mg、0.27mmol)、K
2CO
3(2.27g、16.5mmol)およびビニルボロン酸無水物ピリジン複合体(2.0g、8.3mmol)を添加し、そして該反応混合物を還流に16h加熱した。該反応混合物を濾過し、そして濾液を水および塩水で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥しかつ減圧下に濃縮した。フラッシュカラムクロマトグラフィー(SiO
2、100−200メッシュ;n−ヘキサン中5−6%EtOAcで溶出する)による精製が、表題化合物を液体(0.6g、46%):
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δ 7.72(d、J=8.1Hz、1H)、7.44(m、1H)、7.31(d、J=8.0Hz、1H)、6.69(dd、J=17.6、10.8Hz、1H)、5.85(d、J=17.6Hz、1H)、5.40(d、J=10.8Hz、1H)、1.60(s、9H);ESIMS m/z 238.95([M+H]
+);IR(薄膜)2931、1725、1134cm
-1として提供した。
【0206】
以下の化合物は実施例4の段階2に開示される手順に従って作成した。
2−ブロモ−4−ビニル安息香酸tert−ブチル(AI21)
【0207】
【化58】
[この文献は図面を表示できません]
【0208】
該生成物は無色油状物(1g、52%):
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δ 7.68(m、2H)、7.36(d、J=8.0Hz、1H)、6.68(dd、J=17.6、10.8Hz、1H)、5.84(d、J=17.6Hz、1H)、5.39(d、J=10.8Hz、1H)、1.60(s、9H);ESIMS m/z 282.10([M+H]
+);IR(薄膜)2978、1724、1130cm
-1として単離された。
2−(トリフルオロメチル)−4−ビニル安息香酸tert−ブチル(AI22)
【0209】
【化59】
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【0210】
該生成物は無色油状物(1.2g、50%):
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δ 7.71(d、J=6.4Hz、2H)、7.59(d、J=7.6Hz、1H)、6.77(dd、J=17.6、10.8Hz、1H)、5.89(d、J=17.6Hz、1H)、5.44(d、J=10.8Hz、1H)、1.58(s、9H);ESIMS m/z 272.20([M+H]
+);IR(薄膜)2982、1727、1159cm
-1として単離された。
【0211】
実施例5:2−シアノ−4−ビニル安息香酸tert−ブチル(AI23)の製造
【0212】
【化60】
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【0213】
DMF(20mL)中の2−ブロモ−4−ビニル安息香酸tert−ブチル(0.5g、1.77mmol)の攪拌溶液にシアン化銅(I)(CuCN;0.23g、2.65mmol)を添加し、そして該反応混合物を140℃で3h加熱した。該反応混合物を25℃に冷却し、水で希釈しかつEtOAcで抽出した。合わせられた有機層を塩水で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥しかつ減圧下に濃縮した。残渣をフラッシュクロマトグラフィー(SiO
2、100−200メッシュ;n−ヘキサン中15%EtOAcで溶出する)により精製して、表題化合物を白色固形物(0.3g、72%):mp 51−53℃;
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δ 8.03(s、1H)、7.77(s、1H)、7.64(d、J=8.4Hz、1H)、6.75(dd、J=17.6、10.8Hz、1H)、5.93(d、J=17.6Hz、1H)、5.51(d、J=10.8Hz、1H)、1.65(s、9H);ESIMS m/z 229.84([M+H]
+);IR(薄膜)2370、1709、1142cm
-1として提供した。
【0214】
実施例6:2−ブロモ−4−ヨード安息香酸エチル(AI46)の製造
【0215】
【化61】
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【0216】
エチルアルコール(EtOH;100mL)中の4−ヨード−2−ブロモ安息香酸(5g、15.29mmol)の攪拌溶液に硫酸(H
2SO
4;5mL)を添加し、そして該反応混合物を80℃で18h加熱した。該反応混合物を25℃に冷却しかつ減圧下に濃縮した。残渣をEtOAc(2×100mL)で希釈しかつ水(100mL)で洗浄した。合わせられたEtOAc抽出液を塩水で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥しかつ減圧下に濃縮して、該化合物を淡黄色固形物(5g、92%):
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6)δ 8.04(d、J=1.2Hz、1H)、7.71(d、J=7.6Hz、1H)、7.51(d、J=8.4Hz、1H)、4.41(q、J=7.2Hz、2H)、1.41(t、J=7.2Hz、3H)として提供した。
【0217】
以下の化合物は実施例6に開示される手順に従って作成した。
4−ブロモ−2−クロロ安息香酸エチル(AI47)
【0218】
【化62】
[この文献は図面を表示できません]
【0219】
表題化合物は灰白色固形物(2.0g、80%):
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6)δ 8.25(d、J=1.2Hz、1H)、7.79(d、J=7.6Hz、1H)、7.65(d、J=8.4Hz、1H)、4.65(q、J=7.2Hz、2H)、1.56(t、J=7.2Hz、3H)として単離された。
4−ブロモ−2−メチル安息香酸エチル(AI48)
【0220】
【化63】
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【0221】
表題化合物は淡黄色液体(3.0g、83%):
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δ 7.79(d、J=8.4Hz、1H)、7.41(s、1H)、7.39(d、J=8.4Hz、1H)、4.42(q、J=7.2Hz、2H)、2.60(s、3H)、1.40(t、J=7.2Hz、3H)ESIMS m/z 229.11([M+H]
+);IR(薄膜)1725cm
-1として単離された。
4−ブロモ−2−フルオロ安息香酸エチル(AI49)
【0222】
【化64】
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【0223】
表題化合物は無色液体(9.0g、79%):
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6)δ 7.84(t、J=8.4Hz、1H)、7.76(d、J=2.0Hz、1H)、7.58(d、J=1.6Hz、1H)、4.34(q、J=7.2Hz、2H)、1.32(t、J=7.2Hz、3H);ESIMS m/z 246.99([M+H]
+)、IR(薄膜)1734cm
-1として単離された。
【0224】
実施例7:4−ブロモ−2−エチル安息香酸エチル(AI50)の製造
【0225】
【化65】
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【0226】
THF(16mL)中の4−ブロモ−2−フルオロ安息香酸(2.0g、9.17mmol)の攪拌溶液に、THF中1.0M臭化エチルマグネシウム(32mL、32.0mmol)を0℃で一滴ずつ添加し、そして結果として生じる反応混合物を周囲温度で18h攪拌した。該反応混合物を2N HClでクエンチしかつ酢酸エチルで抽出した。合わせられた酢酸エチル層を無水Na
2SO
4で乾燥しかつ減圧下に濃縮して、粗4−ブロモ−2−エチル安息香酸を無色液体として提供し、これを精製なしに次の段階で使用した(0.4g):
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δ 7.64(d、J=8.4Hz、1H)、7.47(m、1H)、7.43(m、1H)、2.95(q、J=4.0Hz、2H)、1.32(t、J=4.0Hz、3H);ESIMS m/z 228.97([M+H]
+)。
【0227】
表題化合物は、実施例6の手順に従って4−ブロモ−2−エチル安息香酸から合成され、無色液体(0.15g、68%):
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6)δ 7.90(d、J=8.4Hz、1H)、7.47(m、2H)、4.40(q、J=7.2Hz、2H)、3.06(q、J=7.6Hz、2H)、1.42(t、J=7.2Hz、3H)、1.26(t、J=7.6Hz、3H);ESIMS m/z 226.96([M−H]
-);IR(薄膜)3443、1686、568cm
-1として単離された。
【0228】
実施例8:2−ブロモ−4−ビニル安息香酸エチル(AI51)の製造
【0229】
【化66】
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【0230】
THF/水(100mL、9:1)中の2−ブロモ−4−ヨード安息香酸エチル(5g、14.3mmol)の攪拌溶液に、ビニルトリフルオロホウ酸カリウム(1.89g、14.3mmol)、Cs
2CO
3(18.27g、56.07mmol)およびトリフェニルホスフィン(0.22g、0.85mmol)を添加し、そして該反応混合物をアルゴンで20min脱気し、その後PdCl
2(0.05g、0.28mmol)で充填した。該反応混合物を還流に16h加熱した。該反応混合物を周囲温度に冷却し、そしてcelite床で濾過しかつ酢酸エチルで洗浄した。濾液を酢酸エチルで再度抽出し、そして合わせられた有機層を水および塩水で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥しかつ減圧下に濃縮して粗化合物を提供した。該粗化合物をカラムクロマトグラフィー(SiO
2、100−200メッシュ;2%酢酸エチル/石油エーテルで溶出する)により精製して、表題化合物を薄褐色ガム様物質(2g、56%):
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δ 7.78(d、J=8.4Hz、1H)、7.71(d、J=1.2Hz、1H)、7.51(d、J=8.4Hz、1H)、6.69(dd、J=17.6、10.8Hz、1H)、5.86(d、J=17.6Hz、1H)、5.42(d、J=11.2Hz、1H)、4.42(q、J=7.2Hz、2H)、1.43(t、J=3.6Hz、3H);ESIMS m/z 255.18([M+H]
+);IR(薄膜)1729cm
-1として提供した。
【0231】
以下の化合物は実施例8に開示される手順に従って作成した。
2−メチル−4−ビニル安息香酸エチル(AI52)
【0232】
【化67】
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【0233】
表題化合物は無色液体(0.8g、80%):
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δ 7.89(d、J=8.4Hz、1H)、7.27(m、2H)、6.79(dd、J=17.6、10.8Hz、1H)、5.86(d、J=17.6Hz、1H)、5.42(d、J=11.2Hz、1H)、4.42(q、J=7.2Hz、2H)、2.60(s、3H)、1.43(t、J=7.2Hz、3H);ESIMS m/z 191.10([M+H]
+);IR(薄膜)1717、1257cm
-1として単離された。
2−フルオロ−4−ビニル安息香酸エチル(AI53)
【0234】
【化68】
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【0235】
表題化合物は淡黄色液体(2.0g、50%):
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6)δ 7.87(t、J=8.0Hz、1H)、7.51(d、J=16.0Hz、1H)、7.48(d、J=16.0Hz、1H)、6.82(dd、J=17.6、10.8Hz、1H)、6.09(d、J=17.6Hz、1H)、5.50(d、J=10.8Hz、1H)、4.35(q、J=7.2Hz、2H)、1.35(t、J=7.2Hz、3H);ESIMS m/z 195.19([M+H]
+);IR(薄膜)1728cm
-1として単離された。
【0236】
実施例9:2−クロロ−4−ビニル安息香酸エチル(AI54)の製造
【0237】
【化69】
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【0238】
ジメチルスルホキシド(20mL)中の2−クロロ−4−ブロモ安息香酸エチル(2g、7.63mmol)の攪拌溶液にビニルトリフルオロホウ酸カリウム(3.06g、22.9mmol)および炭酸カリウム(3.16g、22.9mmol)を添加した。該反応混合物をアルゴンで30min脱気した。ビストリフェニルホスフィン(ジフェニルホスフィノフェロセン)パラジウムジクロリド(0.27g、0.38mmol)を添加し、そして該反応混合物を80℃に1h加熱した。該反応混合物を水(100mL)で希釈し、酢酸エチル(2×50mL)で抽出し、塩水で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥しかつ減圧下に濃縮して、該化合物を褐色ガム様物質(1.1g、69%):
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δ 7.81(d、J=8.4Hz、1H)、7.46(s、1H)、7.33(d、J=8.4Hz、1H)、6.70(dd、J=17.6、11.2Hz、1H)、5.87(d、J=17.6Hz、1H)、5.42(d、J=10.8Hz、1H)、4.41(q、J=7.2Hz、2H)、1.43(t、J=7.2Hz、3H);ESIMS m/z 211.22([M+H]
+);IR(薄層)1729、886cm
-1として得た。
【0239】
以下の化合物は実施例9に開示される手順に従って作成した。
2−エチル−4−ビニル安息香酸エチル(AI55)
【0240】
【化70】
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【0241】
表題化合物は無色液体(1.0g、66%):
1H NMR(300MHz、CDCl
3)δ 7.85(m、1H)、7.29(m、2H)、6.76(d、J=10.8Hz、1H)、5.86(d、J=17.6Hz、1H)、5.36(d、J=10.5Hz、1H)、4.41(q、J=7.2Hz、2H)、3.10(q、J=7.2Hz、2H)、1.40(t、J=7.2Hz、3H)、1.30(t、J=7.2Hz、3H);ESIMS m/z 205.26([M+H]
+);IR(薄膜)1720、1607、1263cm
-1として単離された。
2−メトキシ−4−ビニル安息香酸メチル(AI56)
【0242】
【化71】
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【0243】
表題化合物は淡黄色液体(1.2g、75%):
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δ 7.79(d、J=8.0Hz、1H)、7.04(d、J=1.2Hz、1H)、6.97(s、1H)、6.74(dd、J=11.2、11.2Hz、1H)、5.86(d、J=17.6Hz、1H)、5.39(d、J=17.6Hz、1H)3.93(s、3H)、3.91(s、3H);ESIMS m/z 193.18([M+H]
+);IR(薄膜)1732cm
-1として単離された。
【0244】
実施例10:(E)−エチル4−(3−(3,5−ジクロロフェニル)−4,4,4−トリフルオロブト−1−エニル)−2−メチルベンゾエート(AI24)の製造
【0245】
【化72】
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【0246】
1,2−ジクロロベンゼン(25mL)中の2−メチル−4−ビニル安息香酸エチル(2.0g、10.5mmol)の攪拌溶液に、1−(1−ブロモ−2,2,2−トリフルオロエチル)−3,5−ジクロロベンゼン(6.44g、21.0mmol)、塩化銅(I)(CuCl;208mg、21mmol)および2,2ビピリジル(0.65g、4.1mmol)を添加した。該反応混合物をアルゴンで30min脱気し、そしてその後180℃で24h攪拌した。反応がTLCにより完了したと思われた後に該反応混合物を25℃に冷却しかつ濾過し、そして濾液を減圧下に濃縮した。フラッシュクロマトグラフィー(SiO
2、100−200メッシュ;石油エーテル中25−30%EtOAcで溶出する)による精製が、表題化合物を固形物(1.7g、40%):
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δ 7.91(d、J=8.0Hz、1H)、7.37(m、1H)、7.27−7.24(m、4H)、6.59(d、J=16.0Hz、1H)、6.59(dd、J=16.0、8.0Hz、1H)、4.38(q、J=7.2Hz、2H)、4.08(m、1H)、2.62(s、3H)、1.42(t、J=7.2Hz、3H);ESIMS m/z 415.06([M−H]
-);IR(薄膜)1717、1255、1114cm
-1として提供した。
【0247】
化合物AI25、AI57−AI68およびAC1−AC5(表1)は実施例10に開示される手順に従って作成した。
(E)−エチル4−(4,4,4−トリフルオロ−3−(3,4,5−トリクロロフェニル)ブト−1−エニル)−2−(トリフルオロメチル)−安息香酸(AI25)
【0248】
【化73】
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【0249】
該生成物は淡褐色ガム様液体(500mg、40%):
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δ 7.79(d、J=8.0Hz、1H)、、7.71(m、1H)、7.61(d、J=7.6Hz、1H)、7.42(s、2H)、6.70(d、J=16.0Hz、1H)、6.57(dd、J=16.0、8.0Hz、1H)、4.42(q、J=7.2Hz、2H)、4.19(m、1H)、1.40(t、J=7.6Hz、3H)、;ESIMS m/z 502.99([M−H]
-);IR(薄膜)1730、1201、1120、749cm
-1として単離された。
(E)−エチル4−(3−(3,5−ジクロロフェニル)−4,4,4−トリフルオロブト−1−エニル)−2−フルオロベンゾエート(AI57)
【0250】
【化74】
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【0251】
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δ 7.38(s、1H)、7.26(s、3H)、7.21(d、J=8.4Hz、1H)、7.16(d、J=11.6Hz、1H)、6.59(d、J=16.0Hz、1H)、6.47(dd、J= 、16.0、8.0Hz、1H)、4.41(q、J=6.8Hz、2H)、4.18(m、1H)、1.41(t、J=6.8Hz、3H);ESIMS m/z 419.33([M−H]
-);IR(薄膜)1723、1115、802cm
-1。
(E)−エチル4−(3−(3,5−ジクロロフェニル)−4,4,4−トリフルオロブト−1−エニル)−2−ブロモベンゾエート(AI58)
【0252】
【化75】
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【0253】
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δ 7.79(d、J=8.0Hz、1H)、7.67(s、1H)、7.38(m、2H)、7.26(m、2H)、6.56(d、J=16.0Hz、1H)、6.45(dd、J=16.0、7.6Hz、1H)、4.42(q、J=7.2Hz、2H)、4.39(m、1H)、1.42(t、J=7.2Hz、3H);ESIMS m/z 481.22([M−H]
-);IR(薄膜)1727、1114、801、685cm
-1。
(E)−エチル2−ブロモ−4−(4,4,4−トリフルオロ−3−(3,4,5−トリクロロフェニル)ブト−1−エニル)ベンゾエート(AI59)
【0254】
【化76】
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【0255】
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δ 7.79(d、J=8.0Hz、1H)、7.67(d、J=1.6Hz、1H)、7.40(s、2H)、7.36(d、J=1.6Hz、1H)、6.56(d、J=16.0Hz、1H)、6.44(dd、J=16.0、7.6Hz、1H)、4.42(q、J=6.8Hz、2H)、4.15(m、1H)、1.42(t、J=6.8Hz、3H);ESIMS m/z 514.74([M−H]
-);IR(薄膜)1726、1115、808、620cm
-1。
(E)−エチル2−メチル−4−(4,4,4−トリフルオロ−3−(3,4,5−トリクロロフェニル)ブト−1−エニル)ベンゾエート(AI60)
【0256】
【化77】
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【0257】
表題化合物は薄褐色ガム様物質すなわち
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δ 7.90(d、J=8.8Hz、1H)、7.34(d、J=6.0Hz、2H)、7.25(d、J=7.2Hz、2H)、6.59(d、J=16.0Hz、1H)、6.42(dd、J=16.0、8.0Hz、1H)、4.38(q、J=7.2Hz、2H)、4.19(m、1H)、2.63(s、3H)、1.41(t、J=7.2Hz、3H)として単離された。
(E)−エチル2−クロロ−4−(4,4,4−トリフルオロ−3−(3,4,5−トリクロロフェニル)ブト−1−エニル)ベンゾエート(AI61)
【0258】
【化78】
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【0259】
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δ 7.87(d、J=8.0Hz、1H)、7.46(d、J=1.6Hz、1H)、7.40(s、2H)、7.31(d、J=1.6Hz、1H)、6.57(d、J=16.0Hz、1H)、6.44(dd、J=16.0Hz、8.0Hz、1H)、4.42(q、J=6.8Hz、2H)、4.15(m、1H)、1.42(t、J=6.8Hz、3H);ESIMS m/z 470.73([M−H]
-);IR(薄膜)1726、1115、809、3072cm
-1。
(E)−エチル4−(4,4,4−トリフルオロ−3−(3,4,5−トリクロロフェニル)ブト−1−エニル)−2−(トリフルオロメチル)ベンゾエート(AI62)
【0260】
【化79】
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【0261】
表題化合物は淡褐色液体(1.0g、46.3%):
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δ 7.79(d、J=8.0Hz、1H)、7.71(s、1H)、7.61(d、J=7.6Hz、1H)、7.41(s、2H)6.65(d、J=16.0Hz、1H)、6.49(dd、J=16.0、8.0Hz、1H)、4.42(q、J=7.6Hz、2H)、4.15(m、1H)、1.42(t、J=7.6Hz、3H);ESIMS m/z 502.99([M−H]
-);IR(薄膜)1730、1202、1120、750cm
-1として単離された。
(E)−エチル2−クロロ−4−(3−(3,5−ジクロロ−4−フルオロフェニル)−4,4,4−トリフルオロブト−1−エニル)ベンゾエート(AI63)
【0262】
【化80】
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【0263】
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δ 7.85(d、J=6.0Hz、1H)、7.46(d、J=1.8Hz、2H)、7.34(m、1H)、7.24(m、1H)、6.57(d、J=16.2Hz、1H)、6.45(dd、J=16.2、7.2Hz、1H)、4.43(q、J=7.2Hz、2H)、4.13(m、1H)、1.41(t、J=7.2Hz、3H);ESIMS m/z 455.0([M+H]
+);IR(薄膜)1728、1115、817cm
-1。
(E)−エチル2−フルオロ−4−(3−(3,5−ジクロロ−4−フルオロフェニル)−4,4,4−トリフルオロブト−1−エニル)ベンゾエート(AI64)
【0264】
【化81】
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【0265】
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δ 7.93(t、J=7.6Hz、1H)、7.34(d、J=5.6Hz、2H)、7.21(d、J=8.0Hz、1H)、7.16(d、J=11.6Hz、1H)、6.59(d、J=16.0Hz、1H)、6.49(dd、J=16.0、7.6Hz、1H)、4.42(q、J=7.6Hz、2H)、4.13(m、1H)、1.41(t、J=7.6Hz、3H);ESIMS m/z 436.81([M−H]
-);IR(薄膜)1725cm
-1。
(E)−エチル2−ブロモ−4−(3−(3,5−ジクロロ−4−フルオロフェニル)−4,4,4−トリフルオロブト−1−エニル)ベンゾエート(AI65)
【0266】
【化82】
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【0267】
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δ 7.94(d、J=8.0Hz、1H)、7.67(s、1H)、7.36(m、3H)、6.56(d、J=15.6Hz、1H)、6.44(dd、J=15.6、8.0Hz、1H)、4.42(q、J=6.8Hz、2H)、4.10(m、1H)、1.42(t、J=6.8Hz、3H);ESIMS m/z 498.74([M−H]
-);IR(薄膜)1726、1114、820、623cm
-1。
(E)−エチル2−メチル−4−(3−(3,5−ジクロロ−4−フルオロフェニル)−4,4,4−トリフルオロブト−1−エニル)ベンゾエート(AI66)
【0268】
【化83】
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【0269】
表題化合物は褐色半固形物すなわち
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δ 7.90(d、J=8.8Hz、1H)、7.34(d、J=6.0Hz、2H)、7.25(d、J=7.2Hz、2H)、6.59(d、J=16.0Hz、1H)、6.42(dd、J=16.0Hz、8.0Hz、1H)、4.38(q、J=7.2Hz、2H)、4.19(m、1H)、2.63(s、3H)、1.41(t、J=7.2Hz、3H);ESIMS m/z 432.90([M−H]
-);IR(薄膜)1715cm
-1として単離された。
(E)−メチル2−メトキシ−4−(3−(3,5−ジクロロ−4−フルオロフェニル)−4,4,4−トリフルオロブト−1−エニル)ベンゾエート(AI67)
【0270】
【化84】
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【0271】
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δ 7.80(d、J=8.4Hz、1H)、7.35(d、J=6.0Hz、2H)、7.03(d、J=1.2Hz、1H)、6.92(s、1H)、6.59(d、J=15.6Hz、1H)、6.42(dd、J=15.6、8.0Hz、1H)、4.13(m、1H)、3.93(s、3H)、3.88(s、3H);ESIMS m/z 437.29([M+H]
+);IR(薄膜)1724cm
-1。
(E)−エチル2−エチル−4−(3−(3,5−ジクロロ−4−フルオロフェニル)−4,4,4−トリフルオロブト−1−エニル)ベンゾエート(AI68)
【0272】
【化85】
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【0273】
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δ 7.85(d、J=8.0Hz、1H)、7.35(d、J=9.6Hz、2H)、7.26(m、1H)、7.24(m、1H)、6.60(d、J=15.6Hz、1H)、6.42(dd、J=15.6、8.0Hz、1H)、4.38(q、J=7.2Hz、2H)、4.14(m、1H)、3.01(q、J=7.6Hz 2H)、1.41(t、J=7.2Hz、3H)、1.26(t、J=7.6Hz、3H);ESIMS m/z 447.05([M−H]
-);IR(薄膜)1715、1115、817cm
-1。
【0274】
実施例11:(E)−4−(3−(3,5−ジクロロフェニル)−4,4,4−トリフルオロブト−1−エニル)−2−メチル安息香酸(AI32)の製造
【0275】
【化86】
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【0276】
1,4−ジオキサン(10mL)中の(E)−エチル4−(3−(3,5−ジクロロフェニル)−4,4,4−トリフルオロブト−1−エニル)−2−メチルベンゾエート(1.7g、4.0mmol)の攪拌溶液に11N HCl(30mL)を添加し、そして該反応混合物を100℃で48h加熱した。該反応混合物を25℃に冷却しかつ減圧下に濃縮した。残渣を水で希釈しかつクロロホルム(CHCl
3)で抽出した。合わせられた有機層をNa
2SO
4で乾燥しかつ減圧下に濃縮し、そして粗化合物をn−ヘキサンで洗浄して、表題化合物を白色固形物(0.7g、50%):mp 142−143℃;
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6)δ 12.62(br s、1H)、7.81(d、J=8.0Hz、1H)、7.66(s、3H)、7.52−7.44(m、2H)、6.89(dd、J=16.0、8.0Hz、1H)、6.78−6.74(d、J=16.0Hz、1H)、4.84(m、1H)、2.50(s、3H);ESIMS m/z 387.05([M−H]
-);IR(薄膜)3448、1701、1109、777cm
-1として提供した。
【0277】
以下の化合物は実施例11に開示される手順に従って作成した。
(E)−2−メチル−4−(4,4,4−トリフルオロ−3−(3,4,5−トリクロロフェニル)ブト−1−エニル)安息香酸(AI26)
【0278】
【化87】
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【0279】
該生成物は淡褐色ガム様液体(1g、46%):
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δ 7.97(d、J=8.0Hz、1H)、7.77(s、1H)、7.65(m、1H)、7.41(s、2H)、6.68(d、J=16.0Hz、1H)、6.53(dd、J=16.0、8.0Hz、1H)、4.16(m、1H)、2.50(s、3H);ESIMS m/z 422.67([M−H]
-)として単離された。
(E)−2−クロロ−4−(4,4,4−トリフルオロ−3−(3,4,5−トリクロロフェニル)ブト−1−エニル)安息香酸(AI27)
【0280】
【化88】
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【0281】
該生成物は灰白色半固形物(1g、45%):
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δ 7.99(d、J=8.4Hz、1H)、7.50(m、1H)、7.40(s、1H)、7.36(m、2H)、6.59(d、J=15.6Hz、1H)、6.48(dd、J=15.6、7.6Hz、1H)、4.14(m、1H);ESIMS m/z 442.72([M−H]
-);IR(薄膜)3472、1704、1113、808cm
-1として単離された。
(E)−2−ブロモ−4−(4,4,4−トリフルオロ−3−(3,4,5−トリクロロフェニル)ブト−1−エニル)安息香酸(AI28)
【0282】
【化89】
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【0283】
該生成物は褐色固形物(1g、45%):mp 70−71℃;
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δ 7.99(d、J=8.0Hz、1H)、7.72(s、1H)、7.40(m、3H)、6.58(d、J=16.0Hz、1H)、6.48(dd、J=16.0、8.0Hz、1H)、4.14(m、1H);ESIMS m/z 484.75([M−H]
-);IR(薄膜)3468、1700cm
-1として単離された。
(E)−2−シアノ−4−(4,4,4−トリフルオロ−3−(3,4,5−トリクロロフェニル)ブト−1−エニル)安息香酸(AI29)
【0284】
【化90】
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【0285】
該生成物は灰白色固形物(500mg、45%):mp 100−101℃;
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δ 7.90(s、1H)、7.85(d、J=7.6Hz、1H)、7.72(d、J=8.0Hz、1H)、7.65(br s、1H)、7.42(s、2H)、6.73(d、J=16.0Hz、1H)、6.58(dd、J=16.0、8.0Hz、1H)、4.19(m、1H);ESIMS m/z 431.93([M−H]
-)として単離された。
E)−4−(3−(3,4−ジクロロフェニル)−4,4,4−トリフルオロブト−1−エニル)−2−メチル安息香酸(AI30)
【0286】
【化91】
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【0287】
該生成物は淡褐色液体(500mg、46%):
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δ 8.03(m、1H)、7.49(m、2H)、7.29(m、1H)、7.22(m、2H)、6.73(d、J=16.0Hz、1H)、6.58(dd、J=16.0、7.8Hz、1H)、4.16(m、1H)、2.64(s、3H);ESIMS m/z 386.84([M−H]
-);IR(薄膜)3428、1690、1113、780cm
-1として単離された。
(E)−4−(3−(3,5−ジクロロ−4−フルオロフェニル)−4,4,4−トリフルオロブト−1−エニル)−2−メチル安息香酸(AI31)
【0288】
【化92】
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【0289】
該生成物は白色固形物(500mg、50%):mp 91−93℃;
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δ 8.02(d、J=8.0Hz、1H)、7.35(d、J=5.6Hz、1H)、7.30(m、3H)、6.61(d、J=16.0Hz、1H)、6.48(dd、J=16.0、8.0Hz、1H)、4.13(m、1H)、2.65(s、3H);ESIMS m/z 406.87([M−H]
-)として単離された。
(E)−4−(4,4,4−トリフルオロ−3−(3,4,5−トリクロロフェニル)ブト−1−エニル)−2−(トリフルオロメチル)安息香酸(AI33)
【0290】
【化93】
[この文献は図面を表示できません]
【0291】
該生成物は白色固形物(500mg、45%):mp 142−143℃;
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δ 7.97(d、J=8.0Hz、1H)、7.77(s、1H)、7.65(m、1H)、7.41(s、2H)、6.68(d、J=16.0Hz、1H)、6.53(dd、J=16.0、8.0Hz、1H)、4.16(m、1H);ESIMS m/z 474.87([M−H]
-)として単離された。
(E)−2−ブロモ−4−(4,4,4−トリフルオロ−3−(3,4,5−トリクロロフェニル)ブト−1−エニル)安息香酸(AI69)
【0292】
【化94】
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【0293】
表題化合物は褐色固形物(0.8g、28%):
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δ 13.42(br、1H)、7.98(d、J=1.5Hz、1H)、7.94(m、2H)、7.75(d、J=8.1Hz、1H)、7.65(m、1H)、7.06(dd、J=15.9、9.0Hz、1H)、6.80(d、J=15.9Hz、1H)、4.91(m、1H);ESIMS m/z 484.75([M−H]
-);IR(薄膜)3469、1700cm
-1として単離された。
(E)−2−ブロモ−4−(3−(3,5−ジクロロ−4−フルオロフェニル)−4,4,4−トリフルオロブト−1−エニル)安息香酸(AI70)
【0294】
【化95】
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【0295】
表題化合物は黄色液体(0.3g、粗):
1H NMR(300MHz、CDCl
3)δ 7.79(d、J=8.1Hz、1H)、7.67(s、1H)、7.34(m、3H)、6.56(d、J=15.9Hz、1H)、6.45(dd、J=15.9、7.6Hz、1H)、4.43(m、1H);ESIMS m/z 471.0([M−H]
-)として単離された。
(E)−4−(3−(3,5−ジクロロ−4−フルオロフェニル)−4,4,4−トリフルオロブト−1−エニル)−2−エチル安息香酸(AI71)
【0296】
【化96】
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【0297】
表題化合物は褐色ガム様物質(0.2g、粗):
1H NMR(300MHz、DMSO−d
6)δ 12.5(br、1H)、7.85(d、J=6.3Hz、2H)、7.75(d、J=8.1Hz、1H)、7.52(m、2H)、6.96(dd、J=8.7、8.7Hz、1H)、6.78(d、J=15.6Hz、1H)、4.80(m、1H)、4.06(q、J=7.2Hz、2H)、1.33(t、J=7.2Hz、3H);ESIMS m/z 419.06([M−H]
-)として単離された。
(E)−2−クロロ−4−(3−(3,5−ジクロロ−4−フルオロフェニル)−4,4,4−トリフルオロブト−1−エニル)安息香酸(AI72)
【0298】
【化97】
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【0299】
表題化合物は黄色液体(0.7g、95%):
1H NMR(300MHz、CDCl
3)δ 7.85(d、J=6.0Hz、1H)、7.46(d、J=1.8Hz、1H)、7.41(s、3H)、6.57(d、J=16.0Hz、1H)、6.45(dd、J=16.0、8.0Hz、1H)、4.16(m、1H);ESIMS m/z 455.0([M+H]
+);IR(薄膜)1728、1115、817cm
-1として単離された。
(E)−4−(3−(3,5−ジクロロ−4−フルオロフェニル)−4,4,4−トリフルオロブト−1−エニル)−2−メチル安息香酸(AI73)
【0300】
【化98】
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【0301】
表題化合物は薄褐色ガム様物質(0.7g、38%):mp 91−93℃;
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δ 8.02(d、J=8.0Hz、1H)、7.35(d、J=5.6Hz、1H)、7.30(m、3H)、6.10(d、J=16.0Hz、1H)、6.46(dd、J=16.0、8.0Hz、1H)、4.03(m、1H)、2.65(s、3H);ESIMS m/z 406.87([M−H]
-)として単離された。
(E)−4−(3−(3,5−ジクロロフェニル)−4,4,4−トリフルオロブト−1−エニル)−2−フルオロ安息香酸(AI74)
【0302】
【化99】
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【0303】
表題化合物は薄褐色液体(0.3g、粗):ESIMS m/z 393.15([M−H]
-)として単離された。
(E)−2−ブロモ−4−(3−(3,5−ジクロロフェニル)−4,4,4−トリフルオロブト−1−エニル)安息香酸(AI75)
【0304】
【化100】
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【0305】
表題化合物は薄褐色液体(0.35g、粗):ESIMS m/z 451.91([M−H]
-)として単離された。
【0306】
予言的に、化合物AI34、AI36−AI41、AI44−AI45(表1)は、実施例10若しくは実施例10および11に開示される手順に従って作成し得る。
【0307】
実施例12:(E)−4−(3−(3,5−ジクロロフェニル)−4,4,4−トリフルオロブト−1−エニル)−2−メチル−N−(2,2,2−トリフルオロエチル)ベンズアミド(AC6)の製造
【0308】
【化101】
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【0309】
DMF中の(E)−4−(3−(3,5−ジクロロフェニル)−4,4,4−トリフルオロブト−1−エニル)−2−メチル安息香酸の攪拌溶液に、2,2,2−トリフルオロエチルアミン、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール水和物(HOBt・H
2O)、N−(3−ジメチルアミノプロピル)−N’−エチルカルボジイミド塩酸塩(EDC・HCl)およびDIPEAを添加し、そして該反応混合物を25℃で18h攪拌した。該反応混合物を水で希釈しかつEtOAcで抽出した。合わせられた有機層を塩水で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥しかつ減圧下に濃縮した。フラッシュカラムクロマトグラフィー(SiO
2、100−200メッシュ;ヘキサン:EtOAcで溶出するによる精製が白色半固形物(110mg、50%):
1H NMR(400MHz、CDCl
3)7.40(m、2H)、7.26(m、3H)、6.56(d、J=16.0Hz、1H)、6.48(dd、J=16.0、8.0Hz、1H)、5.82(br s、1H)、4.08(m、3H)、2.52(s、3H);ESIMS m/z 468.40([M−H]
-);IR(薄膜)1657、1113、804cm
-1を提供した。
【0310】
化合物AC7−AC38、AC40−AC58、AC110−AC112、AC117およびAC118(表1)は、実施例12に開示される手順に従って作成した。
【0311】
実施例13:4−((E)−3−(3,5−ジクロロフェニル)−4,4,4−トリフルオロブト−1−エニル)−2−メチル−N−((ピリミジン−5−イル)メチル)ベンズアミド(AC39)の製造
【0312】
【化102】
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【0313】
CH
2Cl
2(10mL)中の(ピリミジン−5−イル)メタンアミン(0.15g、1.43mmol)の攪拌溶液にトリメチルアルミニウム(トルエン中2M溶液;0.71mL、1.43mmol)を一滴ずつ添加し、そして該反応混合物を25℃で30min攪拌した。CH
2Cl
2中のエチル4−((E)−3−(3,5−ジクロロフェニル)−4,4,4−トリフルオロブト−1−エニル)−2−メチルベンゾエート(0.3g、0.71mmol)の溶液を25℃で該反応混合物に一滴ずつ添加した。該反応混合物を還流で18h攪拌し、25℃に冷却し、0.5N HCl溶液(50mL)でクエンチしかつEtOAc(2×50mL)で抽出した。合わせられた有機抽出液を塩水で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥しかつ減圧下に濃縮した。該粗化合物をフラッシュクロマトグラフィー(SiO
2、100−200メッシュ;n−ヘキサン中40%EtOAcで溶出する)により精製して、表題化合物(0.18g、55%):mp 141−144℃;
1H (400MHz、CDCl
3)δ 9.19(s、1H)、8.79(s、2H)、7.37(m、2H)、7.23(m、2H)、7.21(m、1H)、6.57(d、J=16.0Hz、1H)、6.40(dd、J=16.0、7.6Hz 1H)、6.21(m、1H)、4.65(s、2H)、4.11(m、1H)、2.46(s、3H);ESIMS m/z 477.83([M−H]
-)を提供した。
【0314】
実施例14:(E)−2−クロロ−N−(2−オキソ−2−((2,2,2−トリフルオロエチル)アミノ)エチル)−4−(4,4,4−トリフルオロ−3−(3,4,5−トリクロロフェニル)ブト−1−エン−1−イル)ベンズアミド(AC64)の製造
【0315】
【化103】
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【0316】
CH
2Cl
2(5mL)中のグリシンアミド(0.15g、0.58mmol)の攪拌溶液にトリメチルアルミニウム(トルエン中2M溶液;1.45mL、2.91mmol)を一滴ずつ添加し、そして該反応混合物を28℃で30min攪拌した。CH
2Cl
2(5mL)中の(E)−エチル2−クロロ−4−(4,4,4−トリフルオロ−3−(3,4,5−トリクロロフェニル)ブト−1−エニル)ベンゾエート(0.3g、0.58mmol)の溶液を28℃で該反応混合物に一滴ずつ添加した。該反応混合物を還流で18h攪拌し、25℃に冷却し、1N HCl溶液(50mL)でクエンチしかつCH
2Cl
2(2×50mL)で抽出した。合わせられた有機抽出液を塩水で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥しかつ減圧下に濃縮した。粗化合物をフラッシュクロマトグラフィー(SiO
2、100−200メッシュ;n−ヘキサン中40%EtOAcで溶出する)により精製して、表題化合物を黄色固形物(0.15g、50%):mp 83−85℃;
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δ 7.72(d、J=8.0Hz、1H)、7.44(s、1H)、7.40(s、2H)、7.36(d、J=6.8Hz、1H)、7.05(t、J=5.2Hz、1H)、6.70(t、J=5.2Hz、1H)、6.57(d、J=15.6Hz、1H)、6.44(dd、J=15.6、8.0Hz、1H)、4.23(d、J=5.6Hz、2H)、4.15(m、1H)、4.01(m、2H);ESIMS m/z 580.72([M−H]
-)として提供した。
【0317】
化合物AC59−AC75(表1)は実施例14に開示される手順に従って作成した。
【0318】
実施例15:(E)−2−ブロモ−4−(3−(3,5−ジクロロ−4−フルオロフェニル)−4,4,4−トリフルオロブト−1−エン−1−イル)−N−(2−オキソ−2−((2,2,2−トリフルオロエチル)アミノ)エチル)ベンズアミド(AC79)の製造
【0319】
【化104】
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【0320】
CH
2Cl
2(5.0mL)中の(E)−2−ブロモ−4−(3−(3,5−ジクロロ−4−フルオロフェニル)−4,4,4−トリフルオロブト−1−エニル)安息香酸(300mg、0.638mmol)の攪拌溶液に、2−アミノ−N−(2,2,2−トリフルオロエチル)アセトアミド(172.mg、0.638mmol)、次いでヘキサフルオロリン酸ベンゾトリアゾル−1−イル−オキシトリピロリジノホスホニウム(PyBOP)(364.5mg、0.701mmol)およびDIPEA(0.32mL、1.914mmol)を添加し、そして結果として生じる反応混合物を周囲温度で18h攪拌した。該反応混合物を水で希釈しかつCH
2Cl
2で抽出した。合わせられたCH
2Cl
2層を塩水で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥しかつ減圧下に濃縮した。フラッシュカラムクロマトグラフィー(SiO
2、100−200メッシュ;40%酢酸エチル/石油エーテルで溶出する)による精製が、表題化合物を灰白色固形物(121mg、31%):
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δ 8.69(t、J=6.0Hz、1H)、8.58(t、J=6.0Hz、1H)、7.92(s、1H)、7.87(d、J=6.4Hz、2H)、7.62(d、J=8.4Hz、1H)、7.45(d、J=8.4Hz、1H)、7.0(m、1H)、6.76(d、J=15.6Hz、1H)、4.83(t、J=8.0Hz、1H)、3.98(m、4H);ESIMS m/z 610.97([M+H]
+);IR(薄膜)3303、1658、1166、817cm
-1として提供した。
【0321】
化合物AC76−AC80、AC96−AC102およびAC113(表1)は実施例15に開示される手順に従って作成した。
【0322】
実施例16:(E)−4−(3−(3,5−ジクロロフェニル)−4,4,4−トリフルオロブト−1−エン−1−イル)−N−(1,1−ジオキシドチエタン−3−イル)−2−フルオロベンズアミド(AC83)の製造
【0323】
【化105】
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【0324】
アセトン/水(1:1、5.0mL)中の(E)−4−(3−(3,5−ジクロロフェニル)−4,4,4−トリフルオロブト−1−エニル)−2−フルオロ−N−(チエタン−3−イル)ベンズアミド(100mg、0.2159mmol)の攪拌溶液にオキソン(266mg、0.4319mmol)を添加し、そして結果として生じる反応混合物を周囲温度で4h攪拌した。該反応混合物を水で希釈しかつ酢酸エチルで抽出した。合わせられた酢酸エチル層を無水Na
2SO
4で乾燥しかつ減圧下に濃縮した。フラッシュカラムクロマトグラフィー(SiO
2、100−200メッシュ;30%酢酸エチル/石油エーテルで溶出する)による精製が、表題化合物を灰白色固形物(70.0mg、66%):
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δ 8.07(t、J=8.4Hz、1H)、7.39(t、J=1.6Hz、1H)、7.31(d、J=1.2Hz、1H)、7.26(m、2H)、7.23(m、2H)、7.19(d、J=1.6Hz、1H)、6.60(d、J=16.8Hz、1H)、6.49(dd、J=16.8、7.6Hz、1H)、4.90(m、1H)、4.64(m、2H)、4.14(m、2H)、;ESIMS m/z 493.83([M−H]
-);IR(薄膜)1527、1113、801、1167、1321cm
-1として提供した。
【0325】
化合物AC81−AC87(表1)は実施例16に開示される手順に従って作成した。
【0326】
実施例17:(E)−N−((5−シクロプロピル−1,3,4−オキサジアゾル−2−イル)メチル)−4−(3−(3,5−ジクロロフェニル)−4,4,4−トリフルオロブト−1−エン−1−イル)−2−メチルベンズアミド(AC89)の製造
【0327】
【化106】
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【0328】
POCl
3(2.0mL)中の(E)−N−(2−(2−(シクロプロパンカルボニル)ヒドラジニル)−2−オキソエチル)−4−(3−(3,5−ジクロロフェニル)−4,4,4−トリフルオロブト−1−エニル)−2−メチルベンズアミド(200mg、0.379mmol)の溶液を周囲温度で10min攪拌し、その後、結果として生じる反応混合物を50℃に1h加熱した。該反応混合物を0℃で氷水でクエンチしかつ酢酸エチルで抽出した。合わせられた酢酸エチル層を飽和NaHCO
3溶液および塩水溶液で洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥しかつ減圧下に濃縮した。フラッシュカラムクロマトグラフィー(SiO
2、100−200メッシュ;50%酢酸エチル/石油エーテルで溶出する)による精製が、表題化合物を薄褐色ガム様物質(70.0mg、36%):
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δ 7.43(m、2H)、7.27(m、2H)、7.23(m、2H)、6.58(d、J=16.0Hz、1H)、6.41(dd、J=16.0、7.6Hz、1H)、4.79(d、J=5.6Hz、2H)、4.14(m、1H)、2.48(s、3H)、2.18(m、1H)、1.16(m、4H);ESIMS m/z 509.89([M+H]
+);IR(薄膜)1666、1166、1112、800cm
-1として提供した。
【0329】
実施例18:(E)−2−ブロモ−N−(2−チオキソ−2−((2,2,2−トリフルオロエチル)アミノ)エチル)−4−(4,4,4−トリフルオロ−3−(3,4,5−トリクロロフェニル)ブト−1−エン−1−イル)ベンゾチオアミド(AC90)の製造
【0330】
【化107】
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【0331】
周囲温度の5mLのTHF中の(E)−2−ブロモ−N−(2−オキソ−2−((2,2,2−トリフルオロエチル)アミノ)エチル)−4−(4,4,4−トリフルオロ−3−(3,4,5−トリクロロフェニル)ブト−1−エン−1−イル)ベンズアミド(400mg、0.638mmol)の攪拌溶液に、2,4−ビス(4−メトキシフェニル)−1,3,2,4−ジチアジホスフェタン−2,4−ジスルフィド(ローソン試薬)(336mg、0.830mmol)を1つの部分で添加した。生じる反応混合物を18h攪拌した。TLCは反応が完了していなかったことを示し、従って追加のローソン試薬(168mg、0.415mmol)を添加しかつ反応を48h攪拌した。反応がTLCにより完了したと思われた後に該反応混合物を減圧下に濃縮した。フラッシュクロマトグラフィー(SiO
2、230−400メッシュ;ヘキサン中20%EtOAcで溶出する)による精製が、表題化合物を黄色ガラス様油状物(188mg、44.7%):
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δ 8.34(m、1H)、8.27(m、1H)、7.60(d、J=1.6Hz、1H)、7.49(d、J=8.0Hz、2H)、7.40(s、2H)、7.36(dd、J=8.2、1.7Hz、1H)、6.53(d、J=16.0Hz、1H)、6.38(dd、J=15.9、7.9Hz、1H)、4.89(d、J=8.4、5.5Hz、2H)、4.48(qd、J=9.0、6.0Hz、2H)、4.11(m、1H);ESIMS m/z 656.9([M−H]
-)として提供した。
【0332】
実施例19:(E)−2−(2−ブロモ−4−(4,4,4−トリフルオロ−3−(3,4,5−トリクロロフェニル)ブト−1−エン−1−イル)フェニルチオアミド)−N−(2,2,2−トリフルオロエチル)アセトアミド(AC91)の製造
【0333】
【化108】
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【0334】
周囲温度の5mLのTHF中の(E)−2−ブロモ−N−(2−オキソ−2−((2,2,2−トリフルオロエチル)アミノ)エチル)−4−(4,4,4−トリフルオロ−3−(3,4,5−トリクロロフェニル)ブト−1−エン−1−イル)ベンズアミド(400mg、0.638mmol)の攪拌溶液にローソン試薬(64.5mg、0.160mmol)を1つの部分で添加した。生じる反応混合物を18h攪拌し、その時間の後に該反応混合物を減圧下に濃縮した。フラッシュクロマトグラフィー(SiO
2、230−400メッシュ;ヘキサン中20%EtOAcで溶出する)による精製が、表題化合物を黄色油状物(18.5mg、4.51%):
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δ 8.18(t、J=5.0Hz、1H)、7.58(d、J=1.6Hz、1H)、7.47(d、J=8.0Hz、1H)、7.40(s、2H)、7.34(dd、J=8.1、1.6Hz、1H)、6.52(m、2H)、6.37(dd、J=15.9、7.9Hz、1H)、4.54(d、J=4.9Hz、2H)、4.12(m、1H)、3.99(qd、J=8.9、6.5Hz、2H);ESIMS m/z 640.9([M−H]
-)として提供した。
【0335】
以下の化合物は実施例19に開示される手順に従って作成した。
(E)−2−ブロモ−N−(2−チオキソ−2−((2,2,2−トリフルオロエチル)アミノ)エチル)−4−(4,4,4−トリフルオロ−3−(3,4,5−トリクロロフェニル)ブト−1−エン−1−イル)ベンズアミド(AC92)
【0336】
【化109】
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【0337】
該生成物は無色油状物(17.9mg、4.36%):
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δ 9.16(d、J=6.1Hz、1H)、7.65(d、J=1.6Hz、1H)、7.57(d、J=8.0Hz、1H)、7.41(m、3H)、7.21(t、J=5.6Hz、1H)、6.55(d、J=15.9Hz、1H)、6.41(dd、J=15.9、7.8Hz、1H)、4.59(d、J=5.6Hz、2H)、4.45(qd、J=9.0、6.0Hz、2H)、4.12(q、J=7.2Hz、1H);ESIMS m/z 640.9([M−H]
-)として単離された。
【0338】
実施例106:エチル(Z)2−ブロモ−4−(4,4,4−トリフルオロ−3−(3,4,5−トリクロロフェニル)ブト−1−エン−1−イル)ベンゾエート(AI76)の製造
【0339】
【化110】
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【0340】
表題化合物は実施例88に開示される手順に従って作成し、そして黄色粘性油状物(416mg、23%):
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δ 7.80(d、J=8.0Hz、1H)、7.40(d、J=1.7Hz、1H)、7.35(s、2H)、7.12(dd、J=8.0、1.7Hz、1H)、6.86(d、J=11.4Hz、1H)、6.23−5.91(m、1H)、4.42(q、J=7.1Hz、2H)、4.33−4.10(m、1H)、1.42(t、J=7.2Hz、3H);
19F NMR(376MHz、CDCl
3)δ −69.34(d、J=8.3Hz);EIMS m/z 514.10([M]
-);IR(薄膜)2983、1727、1247、1204、1116cm
-1として単離された。
【0341】
実施例107:(Z)−2−ブロモ−4−(4,4,4−トリフルオロ−3−(3,4,5−トリクロロフェニル)ブト−1−エン−1−イル)安息香酸(AI77)の製造
【0342】
【化111】
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【0343】
CH
3CN(1.0mL)中の(Z)−エチル2−ブロモ−4−(4,4,4−トリフルオロ−3−(3,4,5−トリクロロフェニル)ブト−1−エン−1−イル)ベンゾエート(360mg、0.70mmol)の攪拌溶液にヨードトリメチルシラン(0.28mL、2.8mmol)を添加した。該反応混合物を還流に20h加熱し、周囲温度に冷まさせ、そしてCH
2Cl
2とaq.10%Na
2S
2O
3の間で分配した。有機層をaq.10%Na
2S
2O
3で1回洗浄しそしてMgSO
4で乾燥しかつ真空中で濃縮した。溶出溶媒としてヘキサン中10%EtOAc次いでCH
2Cl
2中20%MeOH)を用いて該物質にシリカプラグを通過させることが、表題化合物を黄色泡状物(143mg、42%):mp 54−64℃;
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δ 11.36(s、1H)、7.99(d、J=8.0Hz、1H)、7.43(s、1H)、7.30(s、2H)、7.14(d、J=7.9Hz、1H)、6.85(d、J=11.4Hz、1H)、6.15(t、J=10.9Hz、1H)、4.36−4.09(m、1H);
19F NMR(376MHz、CDCl
3)δ −69.30として提供した。
【0344】
実施例108:(Z)−2−ブロモ−N−(2−オキソ−2−((2,2,2−トリフルオロエチル)アミノ)エチル)−4−(4,4,4−トリフルオロ−3−(3,4,5−トリクロロフェニル)ブト−1−エン−1−イル)ベンズアミド(AC95)の製造
【0345】
【化112】
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【0346】
無水THF(5.0mL)中の(Z)−2−ブロモ−4−(4,4,4−トリフルオロ−3−(3,4,5−トリクロロフェニル)ブト−1−エン−1−イル)安息香酸(200mg、0.41mmol)の攪拌溶液にDCI(82mg、0.51mmol)を添加した。該混合物を50℃油浴中で1.5h加熱し、2−アミノ−N−(2,2,2−トリフルオロエチル)アセトアミド塩酸塩(109mg、.057mmol)で処理し、そして生じる混合物を還流に8h加熱した。周囲温度に冷却した後に該混合物をEt
2Oに溶解し、そしてaq.5%NaHSO
4(2回)で2回およびsat.NaCl(1回)で1回洗浄した。MgSO
4で乾燥すること、真空中での濃縮および溶出液としてEtOAc/ヘキサンを用いるシリカでの中圧クロマトグラフィーによる精製の後に、表題化合物を白色泡状物(160mg、41%)mp 48−61℃:
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δ 7.58(d、J=7.9Hz、1H)、7.44−7.29(m、3H)、7.14(dd、J=7.9、1.6Hz、1H)、6.86(d、J=11.4Hz、1H)、6.76(t、J=5.9Hz、1H)、6.59(br s、1H)、6.21−6.04(m、1H)、4.23(d、J=5.5Hz、1H)、3.98(qd、J=9.0、6.5Hz、2H);
19F NMR(376MHz、CDCl
3)δ −69.31、−72.3;EIMS m/z 626.9([M+1]
+)として得た。
【0347】
実施例109a:(E)−2−ブロモ−N−(ピペリジン−4−イル)−4−(4,4,4−トリフルオロ−3−(3,4,5−トリクロロフェニル)ブト−1−エン−1−イル)ベンズアミド(AC114)の製造
【0348】
【化113】
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【0349】
(E)−tert−ブチル4−(2−ブロモ−4−(4,4,4−トリフルオロ−3−(3,4,5−トリクロロフェニル)ブト−1−エニル)ベンズアミド)ピペリジン−1−カルボキシレート(0.75g、1.11mmol)を0℃でジオキサンHCl(10mL)に添加しそして18h攪拌した。該反応混合物を減圧下に濃縮しかつジエチルエーテルとともに摩砕して、該化合物を薄褐色固形物(0.6g、88%)として提供した。
【0350】
実施例109b:(E)−N−(1−アセチルピペリジン−4−イル)−2−ブロモ−4−(4,4,4−トリフルオロ−3−(3,4,5−トリクロロフェニル)ブト−1−エン−1−イル)ベンズアミド(AC103)の製造
【0351】
【化114】
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【0352】
CH
2Cl
2(10.0mL)中の(E)−2−ブロモ−N−(ピペリジン−4−イル)−4−(4,4,4−トリフルオロ−3−(3,4,5−トリクロロフェニル)ブト−1−エニル)ベンズアミド(0.1g、0.16mmol)の攪拌溶液にTEA(0.046mL、0.35mmol)を添加しかつ10min攪拌した。その後塩化アセチル(0.014、0.18mmol)を添加しかつ周囲温度で16h攪拌した。該反応混合物をCH
2Cl
2で希釈しかつ飽和NaHCO
3溶液および塩水溶液で洗浄した。合わせられたCH
2Cl
2層をNa
2SO
4で乾燥しかつ減圧下に濃縮して粗化合物を提供した。該粗化合物を5%ジエチルエーテル/n−ペンタンで洗浄して、表題化合物を白色固形物(0.054g、50%)として提供した。
【0353】
実施例110:(E)−2−ブロモ−4−(4,4,4−トリフルオロ−3−(3,4,5−トリクロロフェニル)ブト−1−エン−1−イル)−N−(1−(3,3,3−トリフルオロプロパノイル)ピペリジン−4−イル)ベンズアミド(AC104)の製造
【0354】
【化115】
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【0355】
CH
2Cl
2(10.0mL)中の3,3,3−トリフルオロプロパン酸(0.02g、0.16mmol)の攪拌溶液に、(E)−2−ブロモ−N−(ピペリジン−4−イル)−4−(4,4,4−トリフルオロ−3−(3,4,5−トリクロロフェニル)ブト−1−エニル)ベンズアミド(0.1g、0.16mmol)、PYBOP(0.09g、0.17mmol)およびDIPEA(0.06g、0.48mmol)を周囲温度で添加した。該反応混合物を周囲温度で5h攪拌した。該反応混合物をCH
2Cl
2で希釈した。合わせられたCH
2Cl
2層を3N HClおよび飽和NaHCO
3溶液で洗浄し、分離されたCH
2Cl
2層を無水Na
2SO
4で乾燥しかつ減圧下に濃縮して粗化合物を提供した。該粗化合物をカラムクロマトグラフィー(SiO
2、100−200メッシュ;CH
2Cl
2中2%MeOHで溶出する)により精製して、表題化合物を灰白色ガム様物質(0.035g、29.%)として提供した。
【0356】
実施例111:(E)−2−ブロモ−4−(4,4,4−トリフルオロ−3−(3,4,5−トリクロロフェニル)ブト−1−エン−1−イル)−N−(1−(2,2,2−トリフルオロエチル)ピペリジン−4−イル)ベンズアミド(AC105)の製造
【0357】
【化116】
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【0358】
THF(5.0mL)中の(E)−2−ブロモ−N−(ピペリジン−4−イル)−4−(4,4,4−トリフルオロ−3−(3,4,5−トリクロロフェニル)ブト−1−エニル)ベンズアミド(0.1g、0.16mmol)の攪拌溶液にTEA(0.06mL、0.64mmol)を添加しかつ10min攪拌した。その後トリフルオロメタンスルホン酸2,2,2−トリフルオロエチル(0.03、0.16mmol)を添加しかつ周囲温度で16h攪拌した。該反応混合物を酢酸エチルで希釈しかつ飽和NaHCO
3溶液および塩水溶液で洗浄した。合わせられた酢酸エチル層をNa
2SO
4で乾燥しかつ減圧下に濃縮して、表題化合物を褐色固形物(0.05g、44%)として提供した。
【0359】
実施例112:(E)−2−ブロモ−N−(1−メチルピペリジン−4−イル)−4−(4,4,4−トリフルオロ−3−(3,4,5−トリクロロフェニル)ブト−1−エン−1−イル)ベンズアミド(AC106)の製造
【0360】
【化117】
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【0361】
MeOH(5.0mL)中の(E)−2−ブロモ−N−(ピペリジン−4−イル)−4−(4,4,4−トリフルオロ−3−(3,4,5−トリクロロフェニル)ブト−1−エニル)ベンズアミド(0.1g、0.16mmol)、ホルムアルデヒド(水中30%)(0.1mL、0.16mmol)および酢酸(0.01mL)の溶液を周囲温度で30min攪拌した。それの後にNaBH
3CN(0.01g、0.16mmol)を0℃で添加し、そして該反応を周囲温度で8h攪拌した。溶媒を減圧下に除去して残渣を得、これを酢酸エチルで希釈しかつ飽和aq.NaHCO
3溶液および塩水溶液で洗浄した。合わせられた酢酸エチル層をNa
2SO
4で乾燥しかつ減圧下に濃縮して残渣を得、これをジエチルエーテル/ペンタンとともに摩砕して、表題化合物を淡黄色ガム様物質(0.06g、59%)として提供した。
【0362】
実施例113:((E)−2−ブロモ−N−(1−(シアノメチル)ピペリジン−4−イル)−4−(4,4,4−トリフルオロ−3−(3,4,5−トリクロロフェニル)ブト−1−エン−1−イル)ベンズアミド(AC107)の製造
【0363】
【化118】
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【0364】
THF(10.0mL)中の(E)−2−ブロモ−N−(ピペリジン−4−イル)−4−(4,4,4−トリフルオロ−3−(3,4,5−トリクロロフェニル)ブト−1−エニル)ベンズアミド(0.25g、0.43mmol)の攪拌溶液にTEA(0.16mL、1.29mmol)を添加し、そして該反応を10min攪拌した。その後、2−ブロモアセトニトリル(0.07、0.65mmol)を添加しかつ該反応を周囲温度で8h攪拌した。該反応混合物を酢酸エチルで希釈しかつ飽和塩水溶液で洗浄した。合わせられた酢酸エチル層をNa
2SO
4で乾燥しかつ減圧下に濃縮して、表題化合物を灰白色固形物(0.125g、46.8%)として提供した。
【0365】
実施例114:(E)−2−ブロモ−N−(1−(オキセタン−3−イル)ピペリジン−4−イル)−4−(4,4,4−トリフルオロ−3−(3,4,5−トリクロロフェニル)ブト−1−エン−1−イル)ベンズアミド(AC108)の製造
【0366】
【化119】
[この文献は図面を表示できません]
【0367】
MeOH(5.0mL)中の(E)−2−ブロモ−N−(ピペリジン−4−イル)−4−(4,4,4−トリフルオロ−3−(3,4,5−トリクロロフェニル)ブト−1−エニル)ベンズアミド(0.2g、0.35mmol)、オキセタン−3−オン(0.027g、0.38mmol)および酢酸(0.01mL)の溶液を周囲温度で30min攪拌した。それの後にNaBH
3CN(0.022g、0.35mmol)を、0℃で10minの期間にわたりロットずつゆっくりと添加し、そして該反応を周囲温度で8h攪拌した。溶媒を減圧下に除去して残渣を得、これを酢酸エチルで希釈しかつ飽和NaHCO
3溶液および塩水溶液で洗浄した。合わせられた酢酸エチル層をNa
2SO
4で乾燥しかつ減圧下に濃縮して残渣を得、これをジエチルエーテル/ペンタンとともに摩砕して、表題化合物を灰白色固形物(0.05g、23%)として提供した。
【0368】
実施例115:(E)−2−ブロモ−N−(1−(2−ヒドロキシエチル)ピペリジン−4−イル)−4−(4,4,4−トリフルオロ−3−(3,4,5−トリクロロフェニル)ブト−1−エン−1−イル)ベンズアミド(AC109)の製造
【0369】
【化120】
[この文献は図面を表示できません]
【0370】
THF(10.0mL)中の(E)−2−ブロモ−N−(ピペリジン−4−イル)−4−(4,4,4−トリフルオロ−3−(3,4,5−トリクロロフェニル)ブト−1−エニル)ベンズアミド(0.25g、0.43mmol)の攪拌溶液にTEA(0.16mL、1.29mmol)を添加しかつ該反応を10min攪拌した。その後2−クロロエタノール(0.05、0.65mmol)を添加しかつ該反応を周囲温度で8h攪拌した。該反応混合物を酢酸エチルで希釈しかつ飽和塩水溶液で洗浄した。合わせられた酢酸エチル層をNa
2SO
4で乾燥しかつ減圧下で濃縮して、表題化合物を灰白色固形物(0.09g、34%)として提供した。
【0371】
実施例116:(E)−2−(2−ブロモ−4−(4,4,4−トリフルオロ−3−(3,4,5−トリクロロフェニル)ブト−1−エン−1−イル)ベンズアミド)酢酸(AI78)の製造
【0372】
【化121】
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【0373】
CH
2Cl
2(36.0ml)中の(E)−tert−ブチル2−(2−ブロモ−4−(4,4,4−トリフルオロ−3−(3,4,5−トリクロロフェニル)ブト−1−エニル)ベンズアミド)アセテート(440mg、0.734mmol)の攪拌溶液にTFA(4.0mL)を添加しかつ該反応混合物を周囲温度で1h攪拌した。該反応混合物を減圧下に濃縮して残渣を得、これをn−ペンタンで洗浄して、表題化合物を灰白色固形物(310mg、78%):
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δ 13.0(s、1H)、8.75(t、J=5.7Hz、1H)、7.93(m、2H)、7.62(d、J=7.5Hz、1H)、7.40(d、J=8.1Hz、1H)、6.96(dd、J=15.3、9.3Hz、1H)、6.78(d、J=15.3Hz、1H)、4.83(m、1H)、3.90(d、J=5.7Hz、2H);ESIMS m/z 543.61([M+H]
+);IR(薄膜)3429、1635、1114、772cm
-1として提供した。
【0374】
実施例117:(E)−N−((6−クロロピリジン−3−イル)メチル)−4−(3−(3,5−ジクロロフェニル)−4,4,4−トリフルオロブト−1−エン−1−イル)−2−メチルベンゾチオアミド(AC115)の製造
【0375】
【化122】
[この文献は図面を表示できません]
【0376】
トルエン(3mL)中の(E)−N−((6−クロロピリジン−3−イル)メチル)−4−(3−(3,5−ジクロロフェニル)−4,4,4−トリフルオロブト−1−エニル)−2−メチルベンズアミド(0.06g、0.117mmol)の攪拌溶液にローソン試薬(0.14g、0.351mmol)を添加しかつ該反応を100℃で1h照射し、その後周囲温度に冷却しかつ減圧下に濃縮して粗化合物を提供した。該粗生成物を調製的HPLCにより精製して、該生成物を黄色固形物(0.03g、49%)として提供した。
【0377】
実施例118:(E)−4−(3−(3,5−ジクロロ−4−フルオロフェニル)−4,4,4−トリフルオロブト−1−エン−1−イル)−N−(2−オキソ−2−((2,2,2−トリフルオロエチル)アミノ)エチル)−2−(トリフルオロメトキシ)ベンズアミド(AC116)の製造
【0378】
【化123】
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【0379】
段階1。2−(トリフルオロメトキシ)−4−ビニル安息香酸(AI79):DMSO(20mL)中の4−ブロモ−2−(トリフルオロメトキシ)安息香酸(1g、3.67mmol)の攪拌溶液にビニルトリフルオロホウ酸カリウム(1.47g、11.02mmol)および炭酸カリウム(1.52g、11.02mmol)を添加した。該反応混合物をアルゴンで30min脱気した。ビストリフェニルホスフィン(ジフェニルホスフィノフェロセン)パラジウムジクロリド(0.13g、0.18mmol)を添加しかつ該反応混合物を80℃に1h加熱した。該反応混合物を水(100mL)で希釈し、酢酸エチル(2×50mL)で抽出し、塩水で洗浄しかつNa
2SO
4で乾燥した。減圧下での濃縮が粗化合物を提供し、これをフラッシュカラムクロマトグラフィーにより精製して、該生成物を淡黄色ガム様物質(0.4g、47%):
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δ 8.05(d、J=8.1Hz、1H)、7.44(d、J=1.8Hz、1H)、7.35(s、1H)、6.78(dd、J=17.4.1、11.1Hz、1H)、5.92(d、J=17.4Hz、1H)、5.51(d、J=10.8Hz、1H);ESIMS m/z 232.97([M+H]
+)として提供した。
【0380】
段階2。(E)−4−(3−(3,5−ジクロロ−4−フルオロフェニル)−4,4,4−トリフルオロブト−1−エニル)−2−(トリフルオロメトキシ)安息香酸(AI80):1Nメチルピロリジン(5.0mL)中の2−(トリフルオロメトキシ)−4−ビニル安息香酸(0.356g、1.53mmol)の攪拌溶液に、1−(1−ブロモ−2,2,2−トリフルオロエチル)−3,5−ジクロロ4−フルオロベンゼン(1.0g、3.07mmol)、塩化銅(I)(CuCl;0.03g、0.307mmol)および2,2ビピリジル(0.095g、0.614mmol)を添加した。該反応混合物を150℃で1h攪拌した。反応がTLCにより完了した後に該反応混合物を水(100mL)で希釈しかつ酢酸エチル(2×50mL)で抽出した。合わせられた有機層を塩水で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥しかつ減圧下に濃縮して粗化合物を得、これをフラッシュカラムクロマトグラフィーにより精製して、該生成物を淡黄色ガム様物質(0.3g、21%):
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δ 8.08(d、J=8.0Hz、1H)、7.45(d、J=1.6Hz、1H)、7.35(s、3H)、6.63(d、J=16.0Hz、1H)、6.50(dd、J=16.0、8.0Hz、1H)、4.15(m、1H);ESIMS m/z 474.81([M−H]
-)として提供した。
【0381】
段階3。(E)−4−(3−(3,5−ジクロロ−4−フルオロフェニル)−4,4,4−トリフルオロブト−1−エニル)−N−(2−オキソ−2−(2,2,2−トリフルオロエチルアミノ)エチル)−2−(トリフルオロメトキシ)ベンズアミド(AC116):CH
2Cl
2(10.0mL)中の(E)−4−(3−(3,5−ジクロロ−4−フルオロフェニル)−4,4,4−トリフルオロブト−1−エニル)−2−(トリフルオロメトキシ)安息香酸(0.25g、0.52mmol)、2−アミノ−N−(2,2,2−トリフルオロエチル)アセトアミド(0.158g、0.62mmol)、PyBOP(0.40g、0.78mmol)およびDIPEA(0.134g、1.04mmol)の混合物を周囲温度で16h攪拌した。該反応混合物を水で希釈しかつCH
2Cl
2で抽出した。合わせられたCH
2Cl
2層を塩水で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥しかつ減圧下に濃縮した。フラッシュカラムクロマトグラフィー(SiO
2、100−200メッシュ;20%酢酸エチル/石油エーテルで溶出する)による精製が表題化合物を淡黄色ガム様物質(0.15g、47%)として提供した。
【0382】
実施例20:5−ビニル−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−オン(BI1)の製造
【0383】
【化124】
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【0384】
トルエン中の5−ブロモ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−オン(5g、23.7mmol)の攪拌溶液にビニルボロン酸無水物ピリジン複合体(8.55g、35.54mmol)、Pd(PPh
3)
4(0.1g、0.094mmol)、K
2CO
3(22.88g、165.83mmol)を添加した。結果として生じる反応混合物を還流で16h加熱した。該反応混合物を25℃に冷却しかつ濾過し、そして濾液を減圧下に濃縮した。残渣をEtOAcで希釈しかつ水および塩水で洗浄した。合わせられた有機抽出液を無水Na
2SO
4で乾燥しかつ減圧下に濃縮した。得られた残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィー(SiO
2、石油エーテル中5%EtOAc)により精製し表題化合物を固形物(1.8g、48%):
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δ 7.74(d、J=7.2Hz、1H)、7.49(br s、1H)、7.44(d、J=7.2Hz、1H)、6.82(m、1H)、5.90(d、J=7.4Hz、1H)、5.42(d、J=6.4Hz、1H)、3.20(m、2H)、2.70(m、2H);ESIMS m/z 159.06([M+H]
-)として提供した。
【0385】
以下の化合物は実施例20に開示される手順に従って作成した。
6−ビニル−3,4−ジヒドロナフタレン−1(2H)−オン(BI2)
【0386】
【化125】
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【0387】
該生成物は灰白色固形物(5g、48%):
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6)δ 7.85(d、J=8.4Hz、1H)、7.48(m、2H)、6.82(m、1H)、6.02(d、J=7.4Hz、1H)、5.44(d、J=6.4Hz、1H)、2.95(m、2H)、2.60(m、2H)、2.00(m、2H);ESIMS m/z 173.14([M−H]
-);IR(薄膜)1681cm
-1として単離された。
【0388】
実施例21:(E)−5−(4,4,4−トリフルオロ−3−(3,4,5−トリクロロフェニル)ブト−1−エニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−オン(BI3)の製造
【0389】
【化126】
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【0390】
1,2−ジクロロベンゼン(25mL)中の5−(1−ブロモ−2,2,2−トリフルオロエチル)−1,2,3−トリクロロベンゼン(4g、11.7mmol)、5−ビニル−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−オン(0.92g、5.8mmol)、CuCl(0.115g、1.171mmol)および2,2−ビピリジル(0.053g、0.34mmol)を180℃で16h加熱した。該反応混合物を25℃に冷却しかつ減圧下に濃縮した。残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィー(SiO
2、石油エーテル中5%EtOAc)により精製して、表題化合物を液体(1.28g、25%):
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δ 7.76(d、J=7.4Hz、1H)、7.52(m、3H)、6.68(d、J=7.4Hz、1H)、6.52(m、1H)、4.18(m、1H)、3.18(m、2H)、2.75(m、2H);ESIMS m/z 419.14([M+H]
-);IR(薄膜)1708.94、1113.60、807.77cm
-1として提供した。
【0391】
以下の化合物は実施例21に開示される手順に従って作成した。
(E)−5−(3−(3,5−ジクロロ−4−フルオロフェニル)−4,4,4−トリフルオロブト−1−エン−1−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−オン(BI4)
【0392】
【化127】
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【0393】
該生成物は褐色半固形物(1.2g、16%):
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δ 7.76(d、J=7.4Hz、1H)、7.54(m、3H)、7.30(s、1H)、6.68(d、J=7.4Hz、1H)、6.52(m、1H)、4.18(m、1H)、3.18(m、2H)、2.75(m、2H);ESIMS m/z 400.84([M−H]
-);IR(薄膜)815、1113、1709cm
-1として単離された。
(E)−6−(4,4,4−トリフルオロ−3−(3,4,5−トリクロロフェニル)ブト−1−エニル)−3,4−ジヒドロナフタレン−1(2H)−オン(BI5)
【0394】
【化128】
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【0395】
該生成物は淡黄色半固形物(1.2g、30%):
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δ 8.20(d、J=8.0Hz、1H)、7.42(s、2H)、7.35(m、1H)、7.24(m、2H)、6.62(d、J=16Hz、1H)、6.46(m、1H)、4.18(m、1H)、2.95(m、2H)、2.65(m、2H)、2.19(m、2H);ESIMS m/z 432.94([M−H]
-);IR(薄膜)1680、1113、808cm
-1として単離された。
【0396】
実施例22:(E)−5−(3−(3,5−ジクロロ−4−フルオロフェニル)−4,4,4−トリフルオロブト−1−エン−1−イル)−2−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−オン(BI6)の製造
【0397】
【化129】
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【0398】
アセトニトリル(20mL)中の(E)−5−(3−(3,5−ジクロロ−4−フルオロフェニル)−4,4,4−トリフルオロブト−1−エニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−オン(0.5g、1.24mmol)の攪拌溶液にSelectfluor(登録商標)(0.52g、1.48mmol)を添加し、そして該反応を還流温度に16h加熱した。該反応混合物を周囲温度に冷却し、減圧下に濃縮しかつCH
2Cl
2で希釈した。該溶液を水および塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥しかつ減圧下に濃縮して粗生成物を生じ、これをフラッシュカラムクロマトグラフィー(SiO
2、100−200メッシュ;石油エーテル中15%EtOAc)により精製して、表題化合物を淡黄色半固形物(0.1g、24%):
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δ 7.80(m、1H)、7.48(m、2H)、7.32(m、2H)、6.65(d、J=16.0Hz、1H)、6.54(dd、J=16.0、8.0Hz、1H)、5.38(m、1H)、4.18(m、1H)、3.62(m、1H)、3.32(m、1H);ESIMS m/z 419.06([M−H]
-);IR(薄膜)1728、1114、817cm
-1として提供した。
【0399】
実施例23:(E)−5−(3−(3,5−ジクロロ−4−フルオロフェニル)−4,4,4−トリフルオロブト−1−エン−1−イル)−N−(3,3,3−トリフルオロプロピル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−アミン(BC10)の製造
【0400】
【化130】
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【0401】
DCE(10mL)中の(E)−5−(3−(3,5−ジクロロ−4−フルオロフェニル)−4,4,4−トリフルオロブト−1−エニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−オン(0.15g、0.35mmol)の攪拌溶液に、冷却中に(in cooling)トリフルオロプロピルアミン(0.048g、0.42mmol)およびシアノホウ水素化ナトリウム(0.055g、0.875mmol)を添加し、そして該反応混合物を周囲温度で16h攪拌した。該反応混合物をDCEで希釈し、水および塩水で洗浄しかつ無水硫酸ナトリウムで乾燥した。減圧下での濃縮が粗化合物を生じ、これをフラッシュカラムクロマトグラフィー(SiO
2、100−200メッシュ;石油エーテル中10−15%EtOAc)により精製して、表題化合物を無色ガム様物質(0.042g、24%):
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δ 7.38−7.20(m、5H)、6.62(d、J=16.0Hz、1H)、6.34(dd、J=16.0、8.0Hz、1H)、5.83(br、1H)、5.52(m、1H)、4.12(m、1H)、3.02(m、3H)、2.82(m、1H)、2.50(m、2H)、1.82(m、1H)、1.42(m、1H);ESIMS m/z 497.98([M−H]
-);IR(薄膜)3027、1654、815cm
-1として提供した。
【0402】
実施例24:6−((E)−4,4,4−トリフルオロ−3−(3,4,5−トリクロロフェニル)ブト−1−エニル)−3,4−ジヒドロナフタレン−1(2H)−オンオキシム(BI5a)の製造
【0403】
【化131】
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【0404】
EtOH(50mL)中の((E)−6−(4,4,4−トリフルオロ−3−(3,4,5−トリクロロフェニル)ブト−1−エニル)−3,4−ジヒドロナフタレン−1(2H)−オン(0.4g、0.92mmol)の攪拌溶液にヒドロキシルアミン塩酸塩(0.128g、1.85mmol)および酢酸ナトリウム(0.23g、2.77mmol)を添加し、そして該反応混合物を還流で3h加熱した。該反応混合物を減圧下に濃縮し、そして残渣を水で希釈しかつEtOAcで抽出した。合わせられた有機抽出液を塩水で洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥しかつ減圧下に濃縮して粗化合物を生じ、これをフラッシュカラムクロマトグラフィー(SiO
2、100−200メッシュ;石油エーテル中10−15%EtOAc)により精製した。表題化合物が固形物(0.3g、73%):mp 155−158℃;
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δ 7.89(d、J=8.4Hz、1H)、7.41(s、2H)、7.24(m、1H)、7.17(m、1H)、6.57(d、J=16Hz、1H)、6.46(dd、J=16.0、8.0Hz、1H)、4.13(m、1H)、2.82(m、4H)、2.04(m、2H);ESIMS m/z 445.95([M−H]
-)として単離された。
【0405】
実施例25:(E)−5−(4,4,4−トリフルオロ−3−(3,4,5−トリクロロフェニル)ブト−1−エニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−アミン(BI5b)の製造
【0406】
【化132】
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【0407】
CH
3OH(10mL)中の(E)−5−(4,4,4−トリフルオロ−3−(3,4,5−トリクロロフェニル)ブト−1−エニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−オン(1g、2.39mmol)の攪拌溶液に酢酸アンモニウム(1.84g、23.9mmol)およびシアノホウ水素化ナトリウム(NaCNBH
3;0.44g、7.17mmol、)を添加し、そして該反応混合物を還流で16h加熱した。該反応混合物を減圧下に濃縮し、そして残渣を水で希釈しかつEtOAcで抽出した。合わせられた有機抽出液を水および飽和水性重炭酸ナトリウム(satd aq NaHCO
3)溶液で洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥しかつ減圧下に濃縮して、表題化合物を液体(500mg、粗):
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6)δ 7.85(s、2H)、7.40(s、1H)、7.30(s、2H)、6.71(s、2H)、4.78(m、1H)、4.2(m、1H)、2.80(m、1H)、2.73(m、1H)、1.60(m、2H);ESIMS m/z 419.02([M+H]
+);IR(薄膜)2924、1552、1112、807cm
-1として提供した。
【0408】
以下の化合物は実施例25に開示される手順に従って作成した。
(E)−5−(3−(3,5−ジクロロ−4−フルオロフェニル)−4,4,4−トリフルオロブト−1−エン−1−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−アミン(BI7)
【0409】
【化133】
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【0410】
該生成物は薄褐色ガム様物質として単離され、それ自体次の段階に持ち込まれた(0.15g、粗化合物):ESIMS m/z 401.97([M−H]
-)。
(E)−5−(3−(3,5−ジクロロ−4−フルオロフェニル)−4,4,4−トリフルオロブト−1−エン−1−イル)−2−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−アミン(BI8)
【0411】
【化134】
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【0412】
該生成物は薄褐色ガム様物質として単離され、それ自体次の段階に持ち込まれた(0.15g、粗化合物):ESIMS m/z 420.15([M−H]
-)。
(E)−6−(4,4,4−トリフルオロ−3−(3,4,5−トリクロロフェニル)ブト−1−エニル)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−アミン(BI9)
【0413】
【化135】
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【0414】
該生成物は淡黄色液体(500mg 粗)として単離された。
【0415】
実施例26:(E)−1−メチル−3−(5−(4,4,4−トリフルオロ−3−(3,4,5−トリクロロフェニル)−ブト−1−エニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル)チオ尿素(BC1)の製造
【0416】
【化136】
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【0417】
Et
2O(5mL)中の(E)−5−(4,4,4−トリフルオロ−3−(3,4,5−トリクロロフェニル)ブト−1−エニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−アミン(0.1g、0.23mmol)の攪拌溶液にメチルイソチオシアネート(0.026g、0.35mmol)を添加し、そして該混合物を25℃で2h攪拌した。該反応混合物を減圧下に濃縮し、そして残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィー(SiO
2、石油エーテル中20%EtOAc)により精製した。表題化合物は液体(65mg、50%):
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δ 7.39(s、2H)、7.25−7.18(m、3H)、6.58(d、J=16.0Hz、1H)、6.30(dd、J=16.0、8.4Hz、1H)、5.91−5.70(br、2H)、4.05(m、1H)、3.05−2.80(m、6H)、2.70(m、1H)、1.81(m、1H);ESIMS m/z 492.17([M+H]
+);IR(薄膜)3211、1569、1113、806cm
-1として単離された。
【0418】
表1の化合物BC2−BC3は実施例26に開示される手順に従って作成した。
【0419】
実施例27:(E)−3,3,3−トリフルオロ−N−(5−(4,4,4−トリフルオロ−3−(3,4,5−トリクロロフェニル)ブト−1−エニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル)プロパンアミド(BC4)の製造
【0420】
【化137】
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【0421】
CH
2Cl
2(10mL)中の(E)−5−(4,4,4−トリフルオロ−3−(3,4,5−トリクロロフェニル)ブト−1−エニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−アミン(0.1g、0.23mmol)の攪拌溶液に、トリフルオロプロピオン酸(0.044g、0.34mmol)、EDC・HCl(0.038g、0.35mmol)、HOBt・H
2O(0.07g、0.46mmol)およびDIPEA(0.074g、0.57mmol)を添加し、そして該反応混合物を25℃で16h攪拌した。該反応混合物をCH
2Cl
2で希釈しかつ水で洗浄した。合わせられた有機層を塩水で洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥しかつ減圧下に濃縮した。該粗物質をフラッシュカラムクロマトグラフィー(SiO
2、石油エーテル中15%EtOAc)により精製して、表題化合物を液体(65mg、65%):
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δ 7.39(s、2H)、7.25−7.20(m、3H)、6.34(d、J=16.0Hz、1H)、6.30(dd、J=16.0、8.0Hz、1H)、5.81(br、1H)、5.48(m、1H)、4.10(m、1H)、3.10(m、2H)、2.86−3.07(m、2H)、2.86(m、1H)、1.81(m、1H);ESIMS m/z 529.02([M+H]
+);IR(薄膜)3283、1652、1241、811cm
-1として提供した。
【0422】
表1の化合物BC5−BC9、BC11は実施例27に開示される手順に従って作成した。
【0423】
実施例28:5−ビニルインドリン−1−カルボン酸tert−ブチル(BI10)の製造
【0424】
【化138】
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【0425】
段階1。5−ブロモ−インドリン(BI11):酢酸(10.0mL)中の5−ブロモ−1H−インドール(2.5g、12.82mmol)にNaCNBH
3(2.38g、38.46mmol)を10℃で20minの期間にわたり一部分ずつ添加した。それの後に該反応混合物を周囲温度で3h攪拌した。該反応混合物を水で希釈しかつジエチルエーテルで抽出した。有機層を飽和NaHCO
3、水および塩水溶液で洗浄した。合わせられたエーテル層を無水Na
2SO
4で乾燥しかつ減圧下に濃縮して、表題化合物を淡黄色半固形物(1.8g、71%)として提供した。
【0426】
段階2。tert−ブチル−5−ブロモインドリン−1−カルボキシレート(BI12):アセトニトリル(100ml)中の5−ブロモ−インドリン(3.0g、15mmol)の攪拌溶液にDMAP(0.185g、1.522mmol)および二炭酸ジ−tert−ブチル(3.98g、18.3mmol)を添加し、そして該反応を周囲温度で16h攪拌した。該反応混合物を減圧で濃縮して残渣を得、これをジエチルエーテルで希釈しかつ水および塩水溶液(2回)で洗浄した。合わせられたエーテル層を無水Na
2SO
4で乾燥しかつ減圧下に濃縮して粗生成物を灰白色固形物として提供し、これをさらなる精製なしに次の段階で使用した(3.0g)。
【0427】
段階3。tert−ブチル−5−ビニルインドリン−1−カルボキシレート(BI10):DMSO(50.0mL)中のtert−ブチル−5−ブロモインドリン−1−カルボキシレート(2.0g、6.73mmol)、ビニルトリフルオロホウ酸カリウム(2.6g、20.20mmol)およびK
2CO
3(2.78g、20.2mmol)の攪拌溶液を周囲温度にてアルゴンで20min脱気した。PdCl
2(dppf)(0.49g、0.67mmol)を周囲温度で添加し、その後該反応混合物を100℃に3h加熱した。該反応混合物を周囲温度に冷却し、そして真空下celite床で濾過しかつジエチルエーテルで洗浄した。該反応混合物をジエチルエーテルで抽出した。合わせられたジエチルエーテル層をNa
2SO
4で乾燥しかつ減圧下に濃縮して粗生成物を提供した。該粗化合物をカラムクロマトグラフィー(SiO
2、100−200メッシュ;2%酢酸エチル/石油エーテルで溶出する)により精製して、表題化合物を灰白色固形物(1.2g、73%):Mp 85.5−88.6℃;
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δ 7.23(m、3H)、6.69(dd、J=17.4、10.8Hz、1H)、5.64(d、J=10.5Hz、1H)、5.13(d、J=10.5Hz、1H)、4.00(t、J=9.0Hz、2H)、3.10(t、J=9.0Hz、2H)、1.55(bs、9H)として提供した。
【0428】
実施例29:(E)−tert−ブチル5−(3−(3,5−ジクロロ−4−フルオロフェニル)−4,4,4−トリフルオロブト−1−エン−1−イル)インドリン−1−カルボキシレート(BI13)の製造
【0429】
【化139】
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【0430】
1,2−ジクロロベンゼン(10.0mL)中のtert−ブチル−5−ビニルインドリン−1−カルボキシレート(1.28g、5.23mmol)の攪拌溶液に、5−(1−ブロモ−2,2,2−トリフルオロエチル)−1,3−ジクロロ−2−フルオロベンゼン(3.4g、10mmol)、CuCl(103mg、1.05mmol)および2,2−ビピリジル(0.326g、2.092mmol)を添加し、そして結果として生じる反応混合物をアルゴンで30min脱気しかつ150℃に1h加熱した。該反応混合物を周囲温度に冷却しかつ濾過し、そして濾液を減圧下に濃縮した。該粗化合物をカラムクロマトグラフィー(SiO
2、100−200メッシュ;2%酢酸エチル/石油エーテル)により精製して、表題化合物を淡黄色ガム様固形物(0.3g、61%):
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δ 7.34(d、J=6.0Hz、2H)、7.22(s、2H)、7.16(d、J=8.4Hz、1H)、6.52(d、J=16.0Hz、1H)、6.21(dd、J=16.0、7.6Hz、1H)、4.07(m、3H)、3.10(t、J=8.4Hz、2H)、1.55(s、9H);ESIMS m/z 433.79([M−H]
-);IR(薄膜)1168、858cm
-1として提供した。
【0431】
実施例30:(E)−5−(3−(3,5−ジクロロ−4−フルオロフェニル)−4,4,4−トリフルオロブト−1−エン−1−イル)インドリン−1−アミン(BI14)の製造
【0432】
【化140】
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【0433】
段階1。(E)−5−(3−(3,5−ジクロロ−4−フルオロフェニル)−4,4,4−トリフルオロブト−1−エニル)インドリン(BI15) CH
2Cl
2(10.0mL)中の(E)−tert−ブチル−5−(3−(3,5−ジクロロ−4−フルオロフェニル)−4,4,4−トリフルオロブト−1−エニル)インドリン−1−カルボキシレート(0.2g、0.4mmol)の攪拌溶液にTFA(0.6mL)を添加し、そして該反応を周囲温度で2h攪拌した。該反応混合物をCH
2Cl
2で希釈し、飽和aq NaHCO
3、水および塩水溶液で洗浄した。分離されたCH
2Cl
2層を無水Na
2SO
4で乾燥しかつ減圧下に濃縮して粗生成物を薄褐色ガム様物質として提供し、これをさらなる精製なしに次の段階で使用した(0.12g):
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δ 7.33(d、J=6.4Hz、2H)、7.21(s、1H)、7.02(d、J=8.0Hz、1H)、6.57(d、J=8.4Hz、1H)、6.49(d、J=15.6Hz、1H)、6.21(dd、J=15.6、8.4Hz、1H)、4.07(m、1H)、3.61(t、J=8.4Hz、2H)、3.05(t、J=8.4Hz、2H);ESIMS m/z 389.89([M+H]
+);IR(薄膜)3385、1112、816cm
-1。
【0434】
段階2。5−(3−(3,5−ジクロロ−4−フルオロフェニル)−4,4,4−トリフルオロブト−1−エニル)−1−ニトロソインドリン(BI16):5℃の濃HCl(5.0ml)中の(E)−5−(3−(3,5−ジクロロ−4−フルオロフェニル)−4,4,4−トリフルオロブト−1−エニル)インドリン(0.2g、0.5mmol)に水中NaNO
2をゆっくりと添加し、そして該反応を周囲温度で2h攪拌させた。該反応混合物をCH
2Cl
2で希釈し、そしてCH
2Cl
2層を水および塩水溶液で洗浄した。分離されたCH
2Cl
2層を無水Na
2SO
4で乾燥しかつ減圧下に濃縮して、粗生成物を淡黄色固形物として提供し、これをさらなる精製なしに次の段階で使用した(0.2g):
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δ 7.33(d、J=8.4Hz、1H)、7.39(m、4H)、6.61(d、J=16.0Hz、1H)、6.35(dd、J=16.0、8.4Hz、1H)、4.07(m、3H)、3.23(t、J=8.4Hz、2H);ESIMS m/z 418.82([M+H]
+);IR(薄膜)1488、1112、860cm
-1。
【0435】
段階3。(E)−5−(3−(3,5−ジクロロ−4−フルオロフェニル)−4,4,4−トリフルオロブト−1−エン−1−イル)インドリン−1−アミン(BI14):MeOH(10.0mL)中の(E)−5−(3−(3,5−ジクロロ−4−フルオロフェニル)−4,4,4−トリフルオロブト−1−エニル)−1−ニトロソインドリン(0.1g、0.2mmol)に、水(2.0mL)中の亜鉛末(77.5mg)およびNH
4Cl(36.9mg、0.69mmol)を添加した。該反応混合物を周囲温度で3h攪拌した。該反応混合物をCH
2Cl
2で希釈し、そしてCH
2Cl
2層を水および塩水溶液で洗浄した。分離されたCH
2Cl
2層を無水Na
2SO
4で乾燥しかつ減圧下に濃縮して粗化合物を提供し、これをカラムクロマトグラフィー(SiO
2、100−200メッシュ;2%酢酸エチル/石油エーテルで溶出する)により精製して、表題化合物を薄褐色ガム様物質(0.08g):ESIMS m/z 404.86([M+H]
+)として提供した。
【0436】
実施例31:(E)−N−(5−(3−(3,5−ジクロロ−4−フルオロフェニル)−4,4,4−トリフルオロブト−1−エン−1−イル)インドリン−1−イル)−3,3,3−トリフルオロプロパンアミド(BC12)の製造
【0437】
【化141】
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【0438】
CH
2Cl
2(10.0ml)中の(E)−5−(3−(3,5−ジクロロ−4−フルオロフェニル)−4,4,4−トリフルオロブト−1−エニル)インドリン−1−アミン(0.1g、0.247mmol)の攪拌溶液に、3,3,3−トリフルオロプロパン酸(0.038g、0.297mmol)、PyBOP(0.192g、0.370mmol)およびDIPEA(0.047g、0.370mmol)を添加し、そして該反応を周囲温度で18h攪拌した。該反応混合物をCH
2Cl
2で希釈し、そして分離されたCH
2Cl
2層を無水Na
2SO
4で乾燥しかつ減圧下に濃縮して粗化合物を提供した。該粗化合物をカラムクロマトグラフィー(SiO
2、100−200メッシュ;20−25%酢酸エチル/石油エーテル)により精製して、表題化合物を薄褐色ガム様物質(0.12g、33%):
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δ 7.32、(d、J=6.0Hz、2H)7.28(m、1H)、7.20(d、J=8.0、1H)、7.14(d、J=8.8、1H)、6.70(d、J=8.0Hz、1H)、6.60(m、2H)、4.15(m、1H)、3.85(m、1H)、3.65(m、1H)、3.46(m、2H)、3.19(m、2H);ESIMS m/z 514.86([M+H]
+);IR(薄膜)3428、1112、857cm
-1として提供した。
【0439】
実施例32:tert−ブチル−5−ビニル−1H−インドール−1−カルボキシレート(BI17)の製造
【0440】
【化142】
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【0441】
段階1。5−ビニル−1H−インドール(BI18):THF/水(9:1、75ml)中の5−ブロモ−1H−インドール(2.5g、12.82mmol)、ビニルトリフルオロホウ酸カリウム(2.57g、19.2mmol)、Cs
2CO
3(12.53g、38.46mmol)およびトリフェニルホスフィン(201mg、0.769mmol)の混合物をアルゴンで20min脱気し、その後PdCl
2(45.3mg、0.256mmol)で充填した。該反応混合物を還流に16h加熱し、その後周囲温度に冷却し、celite床で濾過しかつ酢酸エチルで洗浄した。濾液を再度酢酸エチルで抽出し、そして合わせられた有機層を水および塩水で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥しかつ減圧下に濃縮して粗化合物を提供した。該粗化合物をカラムクロマトグラフィー(SiO
2、100−200メッシュ;2%酢酸エチル/石油エーテル)により精製して、表題化合物を薄褐色ガム様物質(1.5g、83%):
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δ 8.20(br、1H)、7.68(s、1H)、7.45(s、2H)、7.21(m、1H)、6.90(dd、J=16.0、10.8Hz、1H)、6.55(m、1H)、5.75(d、J=10.5Hz、1H)、5.21(d、J=10.5Hz、1H);ESIMS m/z 142.05([M−H]
-)として提供した。
【0442】
段階2。tert−ブチル−5−ビニル−1H−インドール−1−カルボキシレート(BI17):アセトニトリル(20ml)中の5−ビニル−1H−インドール(0.7g、4.89mmol)の攪拌溶液にDMAP(59.65mg、0.489mmol)および二炭酸ジ−tert−ブチル(1.38g、6.36mmol)を添加し、そして該反応を周囲温度で3h攪拌した。該反応混合物を減圧下に濃縮して残渣を得、これをCH
2Cl
2で希釈しかつ水および塩水溶液で洗浄した。合わせられたCH
2Cl
2層を無水Na
2SO
4で乾燥し、そして減圧下に濃縮して粗化合物を提供した。該粗化合物をカラムクロマトグラフィー(SiO
2、100−200メッシュ;2%酢酸エチル/石油エーテル)により精製して、表題化合物を灰白色半固形物(0.7g、59%):
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δ 8.15(d、J=8.0Hz、1H)、7.60(s、2H)、7.30(d、J=8.4Hz、1H)、7.21(m、1H)、6.90(dd、J=16.0、10.8Hz、1H)、6.59(s、1H)、5.75(d、J=10.5Hz、1H)、5.21(d、J=10.5Hz、1H)、1.65(s、9H);ESIMS m/z 242.10([M−H]
-);IR(薄膜)1630cm
-1として提供した。
【0443】
実施例33:(E)−tert−ブチル5−(3−(3,5−ジクロロ−4−フルオロフェニル)−4,4,4−トリフルオロブト−1−エン−1−イル)−1H−インドール−1−カルボキシレート(BI19)の製造
【0444】
【化143】
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【0445】
1,2−ジクロロベンゼン(10.0mL)中のtert−ブチル5−ビニル−1H−インドール−1−カルボキシレート(0.65g、2.67mmol)の攪拌溶液に、5−(1−ブロモ−2,2,2−トリフルオロエチル)−1,3−ジクロロ−2−フルオロベンゼン(1.74g、5.37mmol)、CuCl(53mg、0.537mmol)および2,2−ビピリジル(167mg、1.07mmol)を添加した。結果として生じる反応混合物をアルゴンで30min脱気し、そして150℃に2h加熱した。該反応混合物を周囲温度に冷却しかつ濾過し、そして濾液を減圧下に濃縮した。粗化合物をカラムクロマトグラフィー(SiO
2、100−200メッシュ;2%酢酸エチル/石油エーテル)により精製して、表題化合物を薄褐色ガム様物質(0.25g、10%):
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δ 8.20(d、J=8.0Hz、1H)、7.60(m、2H)、7.39(m、3H)、6.69(d、J=16.0Hz、1H)、6.55(d、J=10.5Hz、1H)、6.36(dd、J=16.0、8.0Hz、1H)、4.10(m、1H)、1.65(s、9H);ESIMS m/z 485.91([M−H]
-);IR(薄膜)1165、854cm
-1として提供した。
【0446】
実施例34:(E)−5−(3−(3,5−ジクロロ−4−フルオロフェニル)−4,4,4−トリフルオロブト−1−エン−1−イル)−1H−インドール(BI20)の製造
【0447】
【化144】
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【0448】
CH
2Cl
2(10.0mL)中の(E)−tert−ブチル5−(3−(3,5−ジクロロ−4−フルオロフェニル)−4,4,4−トリフルオロブト−1−エニル)−1H−インドール−1−カルボキシレート(0.2g、0.40mmol)の攪拌溶液にTFA(70mg、0.61mmol)を添加しかつ該反応を周囲温度で2h攪拌した。該反応混合物をCH
2Cl
2で希釈しかつ飽和NaHCO
3溶液、水および塩水溶液で洗浄した。分離されたCH
2Cl
2層を無水Na
2SO
4で乾燥しかつ減圧下に濃縮して、表題化合物を薄褐色固形物(0.2g、97%):mp 132.9−138.8℃;
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δ 11.19(br、1H)、8.20(d、J=8.0Hz、1H)、7.60(m、2H)、7.39(m、3H)、6.69(d、J=16.0Hz、1H)、6.55(d、J=10.5Hz、1H)、6.36(dd、J=16.0、8.0Hz、1H)、4.82(m、1H);ESIMS m/z 387.98([M+H]
+)として提供した。
【0449】
実施例35:2−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)酢酸4−ニトロフェニル(BI21)の製造
【0450】
【化145】
[この文献は図面を表示できません]
【0451】
CH
2Cl
2(20.0mL)中の4−ニトロフェノール(1.0g、7.19mmol)の攪拌溶液にN−Bocグリシン(1.38g、7.91mmol)およびEDC HCl(2.05g、10.785mmol)を添加し、そして該反応を周囲温度で24h攪拌した。該反応混合物をCH
2Cl
2で希釈しかつ水および飽和塩水溶液で洗浄した。分離されたCH
2Cl
2層を無水Na
2SO
4で乾燥しかつ減圧下に濃縮して、表題化合物を薄褐色ガム様物質として提供し、これをさらなる精製なしに次の段階で使用した(1.1g):
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δ 8.29(d、J=9.2Hz、2H)、7.33(d、J=8.8Hz、2H)、5.07(br、1H)、4.20(s、2H)、1.47(s、9H);ESIMS m/z 296.27([M+H]
+)。
【0452】
実施例36:(E)−tert−ブチル(2−(5−(3−(3,5−ジクロロ−4−フルオロフェニル)−4,4,4−トリフルオロブト−1−エン−1−イル)−1H−インドル−1−イル)−2−オキソエチル)カルバメート(BI22)の製造
【0453】
【化146】
[この文献は図面を表示できません]
【0454】
アセトニトリル(5.0mL)中の(E)−5−(3−(3,5−ジクロロ−4−フルオロフェニル)−4,4,4−トリフルオロブト−1−エニル)−1H−インドール(0.1g、0.258mmol)の攪拌溶液に、4−ニトロフェニル2−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)アセテート(0.114g、0.387mmol)、フッ化カリウム(0.03g、0.516mmol)、18−クラウン−6−エーテル(0.075g、0.283mmol)およびDIPEA(0.0332g、0.258mmol)を添加し、そして該反応を周囲温度で16h攪拌した。該反応混合物を濃縮して残渣を得、これをCH
2Cl
2で希釈しかつ水および塩水溶液で洗浄した。分離されたCH
2Cl
2層を無水Na
2SO
4で乾燥しかつ減圧下に濃縮して、粗表題化合物を薄褐色ガム様物質として提供し、これをさらなる精製なしに次の段階で使用した(0.1g):ESIMS m/z 545.23([M+H]
+)。
【0455】
実施例37:(E)−N−(2−(5−(3−(3,5−ジクロロ−4−フルオロフェニル)−4,4,4−トリフルオロブト−1−エン−1−イル)−1H−インドル−1−イル)−2−オキソエチル)−3,3,3−トリフルオロプロパンアミド(BC13)の製造
【0456】
【化147】
[この文献は図面を表示できません]
【0457】
段階1。(E)−2−アミノ−1−(5−(3−(3,5−ジクロロ−4−フルオロフェニル)−4,4,4−トリフルオロブト−1−エニル)−1H−インドル−1−イル)エタノン(BI23):CH
2Cl
2(5.0mL)中の(E)−tert−ブチル2−(5−(3−(3,5−ジクロロ−4−フルオロフェニル)−4,4,4−トリフルオロブト−1−エニル)−1H−インドル−1−イル)−2−オキソエチルカルバメート(0.05g、0.09mmol)の攪拌溶液にTFA(0.01mL)を添加しかつ該反応を周囲温度で16h攪拌した。該反応混合物をCH
2Cl
2で希釈しかつ飽和NaHCO
3溶液、水および塩水溶液で洗浄した。分離されたCH
2Cl
2層を無水Na
2SO
4で乾燥しかつ減圧下に濃縮して粗表題化合物を提供し、これをさらなる精製なしに次の段階で使用した(50mg)。
【0458】
段階2。(E)−N−(2−(5−(3−(3,5−ジクロロ−4−フルオロフェニル)−4,4,4−トリフルオロブト−1−エン−1−イル)−1H−インドル−1−イル)−2−オキソエチル)−3,3,3−トリフルオロプロパンアミド(BC13):CH
2Cl
2(5.0ml)中の(E)−2−アミノ−1−(5−(3−(3,5−ジクロロ−4−フルオロフェニル)−4,4,4−トリフルオロブト−1−エニル)−1H−インドル−1−イル)エタノン(0.04g、0.09mmol)の攪拌溶液に、3,3,3−トリフルオロプロパン酸(17.5mg、0.136mmol)、PyBOP(70mg、0.135mmol)およびDIPEA(29mg、0.225mmol)を添加し、そして該反応を周囲温度で16h攪拌した。該反応混合物をCH
2Cl
2で希釈し、そしてCH
2Cl
2層を水および飽和塩水溶液で洗浄した。分離されたCH
2Cl
2層を無水Na
2SO
4で乾燥しかつ減圧下に濃縮して粗化合物を提供し、これをカラムクロマトグラフィー(SiO
2、100−200メッシュ;10%酢酸エチル/石油エーテル)により精製して、表題化合物を灰白色固形物(30mg、60%):mp 121−126℃;
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δ 8.33(br、1H)、7.59(s、1H)、7.45(m、4H)、6.72(d、J=3.6Hz、3H)、6.39(m、1H)、4.71(t、J=7.2Hz、2H)、4.15(m、1H)、3.51(m、1H)、3.28(m、1H);ESIMS m/z 553.06([M−H]
-)として提供した。
【0459】
実施例38:エチル2−(1−オキソ−6−ビニルフタラジン−2(1H)−イル)アセテート(BI24)の製造
【0460】
【化148】
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【0461】
段階1。5−ブロモ−3−ヒドロキシイソインドリン−1−オン(BI25):Zn末(1.73g、26.154mmol)、硫酸銅(II)五水和物(0.02g、0.08mmol)および2M aq NaOH(27mL)の混合物を0℃に冷却した。5−ブロモイソインドリン−1,3−ジオン(5g、22mmol)を30minの期間にわたり同一温度で添加した。該反応混合物を0℃で30minおよび周囲温度で3h攪拌した。該反応混合物を濾過しかつ濾液を濃HClで中和した。該反応混合物をエタノールで希釈しかつ酢酸エチルで抽出した。合わせられた酢酸エチル層をNa
2SO
4で乾燥しかつ減圧下に濃縮して、粗表題化合物を褐色固形物として提供し、これをさらなる精製なしに次の段階で使用した(1.3g):mp 258−261℃;
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6)δ 9.03(br、1H)、7.81(m、2H)、7.69(m、1H)、6.44(m、1H)、5.88(d、J=9.3Hz、1H);ESIMS m/z 225.83([M−H]
-);IR(薄膜)1684、3246、606cm
-1。
【0462】
段階2。6−ブロモフタラジン−1(2H)−オン(BI26):水中の5−ブロモ−3−ヒドロキシイソインドリン−1−オン(1.0g、4.40mmol)の攪拌溶液にヒドラジン水和物(0.45g、8.80mmol)を添加しかつ95℃に5h加熱した。該反応混合物を周囲温度に冷却し、濾過しかつジエチルエーテルおよびペンタン(1:1)で洗浄して、表題化合物を白色固形物として提供し、これをさらなる精製なしに次の段階で使用した(0.5g):ESIMS m/z 225.15([M+H]
+)。
【0463】
段階3。6−ビニルフタラジン−1(2H)−オン(BI27):DMSO(2mL)中の6−ブロモフタラジン−1(2H)−オン(0.25g、1.11mmol)、ビニルトリフルオロホウ酸カリウム(0.446g、3.33mmol)およびK
2CO
3(0.46g、3.33mmol)の溶液を周囲温度にてアルゴンで20min脱気した。PdCl
2(dppf)(0.04g、0.055mmol)を周囲温度で添加しかつ該反応混合物を80℃に2h加熱した。該反応混合物を周囲温度に冷却し、そして真空下celite床で濾過しかつ酢酸エチルで洗浄した。該反応混合物を酢酸エチルで抽出し、そして合わせられた酢酸エチル層をNa
2SO
4で乾燥しかつ減圧下に濃縮して粗生成物を提供した。該粗化合物をカラムクロマトグラフィー(SiO
2、100−200メッシュ;50%酢酸エチル/石油エーテル)により精製して、表題化合物を褐色固形物(0.12g、63%):
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6)δ 13.61(br、1H)、8.33(m、1H)、8.19(m、1H)、8.01(m、2H)、6.97(m、1H)、6.15(m、1H)、5.56(d、J=10.8Hz、1H);ESIMS m/z 172.93([M+H]
+);IR(薄膜)1748、1655、3241cm
-1として提供した。
【0464】
段階4。エチル−2−(1−オキソ−6−ビニルフタラジン−2(1H)−イルアセテート(BI24):DMF(5.0mL)中の6−ビニルフタラジン−1(2H)−オン(0.5g、2.90mmol)の攪拌溶液にCs
2CO
3(0.94g、2.90mmol)を添加しかつ該反応を10min攪拌した。ブロモ酢酸エチル(0.48g、2.90mmol)を該反応混合物に周囲温度で添加し、そして該反応を周囲温度で8h攪拌した。該反応混合物を希釈しかつ酢酸エチルで抽出し、そして酢酸エチル層を水および塩水溶液(2回)で洗浄した。分離された酢酸エチル層を無水Na
2SO
4で乾燥しかつ減圧下に濃縮して粗生成物を提供した。該粗化合物をカラムクロマトグラフィー(SiO
2、100−200メッシュ;25%酢酸エチル/石油エーテル)により精製して、表題化合物を褐色固形物(0.34g、45%):
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6)δ 8.45(m、1H)、8.24(m、1H)、8.04(m、2H)、7.01(m、1H)、6.17(d、J=2.1Hz、1H)、5.56(d、J=10.8Hz、1H)、4.92(s、2H)、4.19(m、2H)、1.23(m、3H)。ESIMS m/z 259.10([M+H]
+);IR(薄膜)1750、1660cm
-1として提供した。
【0465】
実施例39:(E)−エチル2−(6−(3−(3,5−ジクロロ−4−フルオロフェニル)−4,4,4−トリフルオロブト−1−エン−1−イル)−1−オキソフタラジン−2(1H)−イル)アセテート(BI28)の製造
【0466】
【化149】
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【0467】
1,2−ジクロロベンゼン(1.0mL)中のエチル−2−(1−オキソ−6−ビニルフタラジン−2(1H)−イルアセテート(0.07g、0.27mmol)の攪拌溶液に、5−(1−ブロモ−2,2,2−トリフルオロエチル)−1,3−ジクロロ−2フルオロベンゼン(0.17g、0.54mmol)、CuCl(0.005g、0.05mmol)および2,2−ビピリジル(0.016g、0.10mmol)を添加し、そして結果として生じる反応混合物をアルゴンで30min脱気しかつ180℃に12h加熱した。該反応混合物を周囲温度に冷却しかつ濾過し、そして濾過されたもの(the filtrated)を減圧下に濃縮した。該粗化合物をカラムクロマトグラフィー(SiO
2、100−200メッシュ;10−15%酢酸エチル/石油エーテル)により精製して、表題化合物を褐色固形物(40mg、29%):
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6)δ 8.40(d、J=8.4Hz、1H)、7.84(d、J=1.5Hz、1H)、7.65(s、1H)、7.37(d、J=6.3Hz、2H)、6.76(d、J=16.0Hz、1H)、6.59(dd、J=16.0、8.0Hz、1H)、4.96(s、2H)、4.29(m、3H)、1.31(t、J=7.2Hz、3H);ESIMS m/z 503.0([M+H]
+);IR(薄膜)1660、1114、817cm
-1として提供した。
【0468】
実施例40:(E)−2−(6−(3−(3,5−ジクロロ−4−フルオロフェニル)−4,4,4−トリフルオロブト−1−エン−1−イル)−1−オキソフタラジン−2(1H)−イル)酢酸(BI29)の製造
【0469】
【化150】
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【0470】
HCl(0.5mL)および酢酸(0.5mL)中の(E)−エチル−2−(6−(3−(3,5−ジクロロ−4−フルオロフェニル)−4,4,4−トリフルオロブト−1−エニル)−1−オキソフタラジン−2(1H)−イル)アセテート(0.04g、0.07mmol)の溶液を100℃に3h加熱した。溶媒を減圧下に除去しかつ残渣を水で希釈した。水層を酢酸エチルで抽出し、そして分離された酢酸エチル層を無水Na
2SO
4で乾燥しかつ減圧下に濃縮して、粗化合物を提供した。該粗化合物をジエチルエーテル−ペンタン混合物とともに摩砕して、表題化合物を褐色固形物(0.03g):
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6)δ 13.0(br s、1H)、8.43(m、1H)、8.23(d、J=8.1Hz、1H)、8.14(m、2H)、7.91(m、2H)、7.16(dd、J=16.0、8.0Hz、1H)、6.99(d、J=16.0Hz、1H)、4.96(m、3H)、;ESIMS m/z 473.0([M−H]
-);IR(薄膜)1629、1168、817cm
-1として提供した。
【0471】
実施例41:(E)−2−(6−(3−(3,5−ジクロロ−4−フルオロフェニル)−4,4,4−トリフルオロブト−1−エン−1−イル)−1−オキソフタラジン−2(1H)−イル)−N−(2,2,2−トリフルオロエチル)アセトアミド(BC14)の製造
【0472】
【化151】
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【0473】
CH
2Cl
2(20.0ml)中の(E)−2−(6−(3−(3,5−ジクロロ−4−フルオロフェニル)−4,4,4−トリフルオロブト−1−エニル)−1−オキソフタラジン−2(1H)−イル)酢酸(0.15g、0.31mmol)の攪拌溶液に、2,2,2,−トリフルオロエタンアミン(0.03g、0.31mmol)、PyBOP(0.17g、0.34mmol)およびDIPEA(0.15ml、0.93mmol)を周囲温度で添加し、そして該反応を18h攪拌した。該反応混合物をCH
2Cl
2で希釈しかつ3N HCl(2×20mL)、NaHCO
3(2×20mL)および塩水溶液(2回)で洗浄した。分離されたCH
2Cl
2層を無水Na
2SO
4で乾燥しかつ減圧下に濃縮して粗化合物を提供した。該粗化合物をカラムクロマトグラフィー(SiO
2、100−200メッシュ;20−25%酢酸エチル/石油エーテル)により精製して、表題化合物を褐色固形物(0.11g):mp 172−175℃;
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δ 8.83(t、J=6.6Hz、1H)、8.42(t、J=14.7Hz、1H)、8.22(d、J=8.1Hz、1H)、8.13(t、J=6.3Hz、1H)、7.98−7.86(m、2H)、7.16−7.07(m、1H)、7.01−6.93(m、1H)、4.96−4.81(m、3H)、4.00−3.88(m、2H);ESIMS m/z 554.0([M−H]
-)として提供した。
【0474】
実施例42:2−(4−ビニルベンジル)イソインドリン−1,3−ジオン(CI1)の製造
【0475】
【化152】
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【0476】
DMF(100mL)中の1−(クロロメチル)−4−ビニルベンゼン(10g、66mmol)の攪拌溶液にフタルイミドカリウム(13.3g、72.1mmol)を添加し、そして結果として生じる反応混合物を70℃で16h加熱した。該反応混合物を水で希釈しかつCHCl
3で抽出した。合わせられたCHCl
3層を塩水で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥しかつ減圧下に濃縮した。CH
3OHからの再結晶が、表題化合物を灰白色固形物(8g、46%):
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δ7.83(m、2H)、7.71(m、2H)、7.39(m、4H)、6.65(dd、J=17.6、10.8Hz、1H)、5.72(d、J=17.6Hz、1H)、5.21(d、J=10.8Hz、1H)、4.82(s、2H);GCMS m/z 263.2([M]
+);IR(薄膜)3420、1133、718cm
-1として提供した。
【0477】
実施例43:(E)−2−(4−(3−(3,5−ジクロロフェニル)−4,4,4−トリフルオロブト−1−エン−1−イル)ベンジル)イソインドリン−1,3−ジオン(CI2)の製造
【0478】
【化153】
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【0479】
2−(4−ビニルベンジル)イソインドリン−1,3−ジオンおよび1−(1−ブロモエチル)−3,5−ジクロロベンゼンを出発原料として用いる実施例10の手順を使用して、表題化合物が灰白色固形物(0.3g、40−50%):mp 142−145℃;
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δ 7.86(m、2H)、7.74(m、2H)、7.42(m、2H)、7.36(m、3H)、7.27(m、2H)、6.58(d、J=16.0Hz、1H)、6.32(dd、J=16.0、8.0Hz、1H)、4.82(s、2H)、4.05(m、1H);ESIMS m/z 488.17([M−H]
-)として単離された。
【0480】
以下の化合物は実施例43に開示される手順に従って作成した。
(E)−2−(4−(4,4,4−トリフルオロ−3−(3,4,5−トリクロロフェニル)ブト−1−エン−1−イル)ベンジル)イソインドリン−1,3−ジオン(CI3)
【0481】
【化154】
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【0482】
表題化合物は灰白色固形物(0.3g、56%):mp 145−146℃;
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δ 7.86(m、2H)、7.74(m、2H)、7.42−7.31(m、6H)、、6.58(d、J=16.0Hz、1H)、6.53(dd、J=16.0、8.0Hz、1H)、4.82(s、2H)、4.05(m、1H);ESIMS m/z 522.2([M−H]
-);IR(薄膜)1716、1110、712cm
-1として単離された。
【0483】
予言的に、化合物CI4−CI5(表1)は、実施例43に開示される手順に従って作成し得る。
【0484】
実施例44:(E)−(4−(3,5−ジクロロフェニル)−4,4,4−トリフルオロブト−1−エン−1−イル)フェニル)メタンアミン(CI6)の製造
【0485】
【化155】
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【0486】
EtOH中の(E)−2−(4−(3−(3,5−ジクロロフェニル)ブト−1−エン−1−イル)ベンジル)−イソインドリン−1,3−ジオン(1.2g、2.45mmol)の攪拌溶液にヒドラジン水和物(0.61g、12mmol)を添加し、そして結果として生じる反応混合物を90℃で1h加熱した。該反応混合物を濾過しそして濾液を濃縮した。残渣をCH
2Cl
2に溶解し、塩水で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥しかつ減圧下に濃縮して、粗表題化合物をガム様液体(0.9g)として提供し、これをさらなる精製なしに使用した。
【0487】
以下の化合物は実施例44に開示される手順に従って作成した。
(E)−(4−(4,4,4−トリフルオロ−3−(3,4,5−トリクロロフェニル)ブト−1−エン−1−イル)フェニル)メタンアミン(CI7)
【0488】
【化156】
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【0489】
表題化合物を単離しかつさらなる精製なしに使用した。
【0490】
予言的に、化合物CI8−CI9(表1)は実施例44に開示される手順に従って作成し得る。
【0491】
実施例45:4−(ブロモメチル)−3−クロロベンゾニトリル(CI10)の製造
【0492】
【化157】
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【0493】
アルゴン雰囲気下四塩化炭素(CCl
4;50mL)中の3−クロロ−4−メチルベンゾニトリル(5g、25.4mmol)の攪拌溶液にNBS(5.16g、29mmol)を添加し、そして該混合物を30min脱気した。これにアゾビスイソブチロニトリル(AIBN;0.3g、1.8mmol)を添加し、そして結果として生じる反応混合物を還流で4h加熱した。該反応混合物を周囲温度に冷却し、水で洗浄しかつCH
2Cl
2で抽出した。合わせられたCH
2Cl
2層を塩水で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥しかつ減圧下に濃縮した。該粗化合物をフラッシュカラムクロマトグラフィー(SiO
2、100−200メッシュ;n−ヘキサン中5%EtOAc)により精製して、表題化合物を白色固形物(4.8g、68%):mp 87−88℃;
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δ 7.71(s、1H)、7.59(s、2H)、4.60(s、2H);ESIMS m/z 229.77([M+H]
+);IR(薄膜)2235、752、621cm
-1として提供した。
【0494】
以下の化合物は実施例45に開示される手順に従って作成した。
4−(ブロモメチル)−3−(トリフルオロメチル)ベンゾニトリル(CI11)
【0495】
【化158】
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【0496】
表題化合物は、灰白色ガム様物質(5g、66%):
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δ 7.96(s、1H)、7.86(d、J=8.0Hz、1H)、7.76(d、J=8.0Hz、1H)、4.62(s、2H);ESIMS m/z 262.11([M−H]
-);IR(薄膜)2236、1132、617cm
-1として単離された。
3−ブロモ−4−(ブロモメチル)ベンゾニトリル(CI12)
【0497】
【化159】
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【0498】
表題化合物は、灰白色固形物(5g、67%):mp 82−83℃;
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δ 7.90(s、1H)、7.61(m、2H)、4.62(s、2H);EIMS m/z 272.90;IR(薄膜)2229、618cm
-1として単離された。
4−(ブロモメチル)−3−フルオロベンゾニトリル(CI13)
【0499】
【化160】
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【0500】
表題化合物は、灰白色固形物(2g、60%):mp 79−81℃;
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δ 7.54(t、J=8.0Hz、1H)、7.48(dd、J=8.0Hz、8.0、1H)、7.38(dd、J=5Hz、1H)、4.5(s、2H);EIMS m/z 215として単離された。
【0501】
実施例46:4−(ブロモメチル)−3−クロロベンズアルデヒド(CI14)の製造
【0502】
【化161】
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【0503】
0℃のトルエン(50mL)中の4−(ブロモメチル)−3−クロロベンゾニトリル(4.8g、17mmol)の攪拌溶液に水素化ジイソブチルアルミニウム(DIBAL−H、トルエン中1.0M溶液;23.9mL)を一滴ずつ添加し、そして該反応混合物を0℃で1h攪拌した。水中10M HCl(5mL)を、該反応混合物が白色スラリーになるまで添加し、そしてその後追加の1N HCl(20mL)を添加した。有機層を収集しかつ水層をCHCl
3で抽出した。合わせられた有機層をNa
2SO
4で乾燥しかつ減圧下に濃縮した。粗化合物をフラッシュカラムクロマトグラフィー(SiO
2、100−200メッシュ;n−ヘキサン中5%EtOAc)により精製して、表題化合物を白色固形物(3.8g、80%):mp 64−66℃;
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δ 10.00(s、1H)、7.92(s、1H)、7.78(d、J=8.0Hz、1H)、7.64(d、J=8.0Hz、1H)、4.60(s、2H);ESIMS m/z 232.78([M+H]
+)として提供した。
【0504】
以下の化合物は実施例46に開示される手順に従って作成した。
4−(ブロモメチル)−3−(トリフルオロメチル)ベンズアルデヒド(CI15)
【0505】
【化162】
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【0506】
表題化合物は淡黄色の低融点固形物(5g、60%):
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δ 10.09(s、1H)、8.19(s、1H)、8.09(m、1H)、7.81(m、1H)、4.61(s、2H);ESIMS m/z 265.04([M−H]
-);IR(薄膜)1709、1126、649cm
-1として単離された。
3−ブロモ−4−(ブロモメチル)ベンズアルデヒド(CI16)
【0507】
【化163】
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【0508】
表題化合物は淡黄色固形物(5g、62%):mp 94−95℃;
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δ 9.96(s、1H)、8.05(s、1H)、7.81(d、J=8.0Hz、1H)、7.62(d、J=8.0Hz、1H)、4.60(s、2H);EIMS m/z 275.90として単離された。
4−(ブロモメチル)−3−フルオロベンズアルデヒド(CI17)
【0509】
【化164】
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【0510】
表題化合物は灰白色固形物(5g、61%):mp 43−45℃;
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δ 9.1(s、1H)、7.54(t、J=8Hz、1H)、7.48(d、J=8Hz、1H)、7.38(d、J=5Hz、1H)、4.5(s、2H);EIMS m/z 216として単離された。
【0511】
実施例47:3−クロロ−4−((1,3−ジオキソイソインドリン−2−イル)メチル)ベンズアルデヒド(CI18)の製造
【0512】
【化165】
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【0513】
DMF(40mL)中の4−(ブロモメチル)−3−クロロベンズアルデヒド(3.8g、14mmol)の攪拌溶液にフタルイミドカリウム(3.54g、19.14mmol)を添加し、そして該混合物を60℃で6h加熱した。該反応混合物を周囲温度に冷却しそして水(100mL)で希釈した。得られた固形物を濾過により分離しかつ真空下に乾燥して、表題化合物を白色固形物(2.8g、60%):mp 123−126℃;
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δ 9.95(s、1H)、8.21(s、1H)、7.91(m、3H)、7.80(m、2H)、7.20(m、1H)、5.05(s、2H);ESIMS m/z 298.03([M−H]
-)として提供した。
【0514】
以下の化合物は実施例47に開示される手順に従って作成した。
4−((1,3−ジオキソイソインドリン−2−イル)−3−(トリフルオロメチル)ベンズアルデヒド(CI19)
【0515】
【化166】
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【0516】
表題化合物は灰白色固形物(1g、62%):mp 142−143℃;
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δ 10.05(s、1H)、8.15(s、1H)、7.91(m、2H)、7.80(m、3H)、7.27(m、1H)、5.19(s、2H);ESIMS m/z 332.03([M−H]
-)として単離された。
3−ブロモ−4−((1,3−ジオキソイソインドリン−2−イル)メチル)ベンズアルデヒド(CI20)
【0517】
【化167】
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【0518】
表題化合物は灰白色固形物(0.5g、64%):mp 159−161℃;
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δ 9.95(s、1H)、8.21(s、1H)、7.91(m、3H)、7.80(m、2H)、7.20(m、1H)、5.05(s、2H);ESIMS m/z 314.00([M−CHO]
-)として単離された。
4−((1,3−ジオキソイソインドリン−2−イル)−3−フルオロベンズアルデヒド(CI21)
【0519】
【化168】
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【0520】
表題化合物は白色固形物(2g、60%):mp 154−156℃;
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δ 9.95(s、1H)、7.9(m、2H)、7.75(m、2H)、7.6(m、2H)、7.5(t、J=7.6Hz、1H)、5.05(s、2H);EIMS m/z 283.1として単離された。
【0521】
実施例48:2−(2−クロロ−4−ビニルベンジル)イソインドリン−1,3−ジオン(CI22)の製造
【0522】
【化169】
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【0523】
1,4−ジオキサン(30mL)中の3−クロロ−4−((1,3−ジオキソイソインドリン−2−イル)メチル)ベンズアルデヒド(2.8g、8.2mmol)の攪拌溶液に、周囲温度でK
2CO
3(1.68g、12.24mmol)および臭化メチルトリフェニルホスホニウム(4.37g、12.24mmol)を添加した。その後、結果として生じる反応混合物を100℃で18h加熱した。反応がTLCにより完了したと思われた後に、該反応混合物を周囲温度に冷却しかつ濾過し、そして得られた濾液を減圧下に濃縮した。残渣をフラッシュクロマトグラフィー(SiO
2、100−200メッシュ;n−ヘキサン中20%EtOAc)により精製して、表題化合物を白色固形物(1.94g、70%):mp 141−143℃;
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δ 7.85(m、2H)、7.70(m、2H)、7.41(m、1H)、7.21(m、2H)、6.71(dd、J=17.6、10.8Hz、1H)、5.72(d、J=17.6Hz、1H)、5.23(d、J=10.8Hz、1H)、4.92(s、2H);ESIMS m/z 298.10([M−H]
-)として提供した。
【0524】
以下の化合物は実施例48に開示される手順に従って作成した。
2−(2−(トリフルオロメチル)−4−ビニルベンジル)イソインドリン−1,3−ジオン(CI23)
【0525】
【化170】
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【0526】
表題化合物は薄褐色固形物(0.5g、60%):mp 134−135℃;
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δ 7.92(m、2H)、7.80(m、2H)、7.71(s、1H)、7.46(d、J=8.0Hz、1H)、7.16(d、J=8.0Hz、1H)、6.65(m、1H)、5.80(d、J=17.8Hz、1H)、5.19(d、J=10.8Hz、1H)、5.09(s、2H);ESIMS m/z 332.10([M+H]
+)として単離された。
2−(2−ブロモ−4−ビニルベンジル)イソインドリン−1,3−ジオン(CI24)
【0527】
【化171】
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【0528】
表題化合物は灰白色固形物(0.5g、62%):mp 126−128℃;
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δ 7.92(m、2H)、7.79(m、2H)、7.62(s、1H)、7.21(m、1H)、7.16(d、J=8.0Hz、1H)、6.62(m、1H)、5.72(d、J=17.8Hz、1H)、5.15(d、J=10.8Hz、1H)、4.95(s、2H);EIMS m/z 341.10として単離された。
2−(2−フルオロ−4−ビニルベンジル)イソインドリン−1,3−ジオン(CI25)
【0529】
【化172】
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【0530】
表題化合物は白色固形物(0.5g、61%):mp 140−142℃;
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δ7.85(m、2H)、7.72(m、2H)、7.25(m、1H)、7.11(m、2H)、6.63(m、1H)、5.80(d、J=17.6Hz、1H)、5.28(d、J=10.8Hz、1H)、4.92(s、2H);EIMS m/z 282.08として単離された。
【0531】
実施例49:(E)−2−(2−クロロ−4−(3−(3,5−ジクロロフェニル)−4,4,4−トリフルオロブト−1−エン−1−イル)ベンジル)イソインドリン−1,3−ジオン(CI26)の製造
【0532】
【化173】
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【0533】
1,2−ジクロロベンゼン(25mL)中の2−(2−クロロ−4−ビニルベンジル)イソインドリン−1,3−ジオン(2.0g、6.51mmol)の攪拌溶液に、1−(1−ブロモ−2,2,2−トリフルオロエチル)−3,5−ジクロロベンゼン(3.48g、11.36mmol)、CuCl(112mg、1.13mmol)および2,2−ビピリジル(0.35g)を添加した。結果として生じる反応混合物をアルゴンで30min脱気し、そしてその後180℃で24h攪拌した。反応がTLCにより終了したと思われた後に、該反応混合物を周囲温度に冷却しかつ濾過し、そして濾液を減圧下に濃縮した。残渣をフラッシュクロマトグラフィー(SiO
2、100−200メッシュ;n−ヘキサン中25−30%EtOAc)により精製して、表題化合物を固形物(1.3g、50%):mp 141−143℃;
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δ 7.92(m、2H)、7.79(m、2H)、7.42(m、2H)、7.24(m、2H)、7.20(m、2H)、6.54(d、J=16.0Hz、1H)、6.34(dd、J=16.0、8.0Hz、1H)、5.00(s、2H)、4.10(m、1H);ESIMS m/z 524.07([M+H]
+)として提供した。
【0534】
以下の化合物は実施例49に開示される手順に従って作成した。
(E)−2−(2−クロロ−4−(4,4,4−トリフルオロ−3−(3,4,5−トリクロロフェニル)ブト−1−エン−1−イル)ベンジル)イソインドリン−1,3−ジオン(CI27)
【0535】
【化174】
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【0536】
表題化合物は青白色固形物(0.2g、55%):mp 128−129℃;
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δ 7.92(m、2H)、7.79(m、2H)、7.42(m、3H)、7.22(m、2H)、6.52(d、J=16.0Hz、1H)、6.32(dd、J=16.0、8.0Hz、1H)、5.00(s、2H)、4.05(m、1H);ESIMS m/z 557.99([M+H]
+)として単離された。
(E)−2−(2−クロロ−4−(3−(3,5−ジクロロ−4−フルオロフェニル)−4,4,4−トリフルオロブト−1−エン−1−イル)ベンジル)イソインドリン−1,3−ジオン(CI28)
【0537】
【化175】
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【0538】
表題化合物は灰白色固形物(0.2g、54%):mp 177−180℃;
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δ 7.90(m、2H)、7.77(m、2H)、7.42(s、1H)、7.32(d、J=8.0Hz、2H)、7.21(m、2H)、6.52(d、J=16.0Hz、1H)、6.32(dd、J=16.0、8.0Hz、1H)、5.00(s、2H)、4.05(m、1H);ESIMS m/z 540.08([M−H]
-);IR(薄膜)1716cm
-1として単離された。
(E)−2−(2−クロロ−4−(3−(3,4−ジクロロフェニル)−4,4,4−トリフルオロブト−1−エン−1−イル)ベンジル)イソインドリン−1,3−ジオン(CI29)
【0539】
【化176】
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【0540】
表題化合物は灰白色固形物(0.2g、59%):
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δ 7.89(m、2H)、7.76(m、2H)、7.47(m、3H)、7.21(m、3H)、6.50(d、J=16.0Hz、1H)、6.32(dd、J=16.0、7.6Hz、1H)、4.97(s、2H)、4.11(m、1H);ESIMS m/z 522.27([M−H]
-);IR(薄膜)3064、1717、1111、715cm
-1として単離された。
(E)−2−(4−(3−(3,5−ジクロロフェニル)−4,4,4−トリフルオロブト−1−エン−1−イル)−2−(トリフルオロメチル)−ベンジル)イソインドリン−1,3−ジオン(CI30)
【0541】
【化177】
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【0542】
表題化合物は灰白色固形物(0.2g、54%):mp 141−142℃;
1H NMR(400MHz、CDCl
3)7.94(m、2H)、7.80(m、2H)、7.69(s、1H)、7.44(m、1H)、7.38(m、1H)、7.24(m、2H)、7.19(m、1H)、6.60(d、J=16.0Hz、1H)、6.39(dd、J=16.0、7.6Hz、1H)、5.10(s、2H)、4.11(m、1H);ESIMS m/z 556.00([M−H]
-)として単離された。
(E)−2−(4−(4,4,4−トリフルオロ−3−(3,4,5−トリクロロフェニル)ブト−1−エン−1−イル)−2−(トリフルオロメチル)−ベンジル)イソインドリン−1,3−ジオン(CI31)
【0543】
【化178】
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【0544】
表題化合物は灰白色固形物(0.2g、56%):mp 130−132℃;
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δ 7.94(m、2H)、7.80(m、2H)、7.69(s、1H)、7.44(m、3H)、7.19(m、1H)、6.61(d、J=16.0Hz、1H)、6.38(dd、J=16.0、7.6Hz、1H)、5.10(s、2H)、4.12(m、1H);ESIMS m/z 589.57([M−2H]
-)として単離された。
(E)−2−(2−ブロモ−4−(4,4,4−トリフルオロ−3−(3,4,5−トリクロロフェニル)ブト−1−エン−1−イル)ベンジル)−イソインドリン−1,3−ジオン(CI32)
【0545】
【化179】
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【0546】
表題化合物は淡黄色固形物(0.2g、55%):mp 160−162℃;
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δ 7.92(m、2H)、7.80(m、2H)、7.62(s、1H)、7.39(s、2H)、7.24(m、1H)、7.16(m、1H)、6.52(d、J=16.0Hz、1H)、6.32(dd、J=16.0、8.0Hz、1H)、4.98(s、2H)、4.12(m、1H);ESIMS m/z 599.78([M−H]
-)として単離された。
(E)−2−(2−フルオロ−4−(4,4,4−トリフルオロ−3−(3,4,5−トリクロロフェニル)ブト−1−エン−1−イル)ベンジル)−イソインドリン−1,3−ジオン(CI33)
【0547】
【化180】
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【0548】
表題化合物は灰白色固形物(0.2g、55%):mp 72−74℃;
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δ 7.88(m、2H)、7.74(m、2H)、7.38(s、2H)、7.34(m、1H)、7.18(m、2H)、6.54(d、J=16.0Hz、1H)、6.32(dd、J=16.0、8.0Hz、1H)、4.91(s、2H)、4.08(m、1H);ESIMS m/z 539.89([M−H]
-);IR(薄膜)1773cm
-1として単離された。
【0549】
予言的に、化合物CI34−CI41(表1)は実施例49に開示される手順に従って作成し得る。
【0550】
実施例50:(E)−(2−クロロ−4−(3−(3,5−ジクロロフェニル)−4,4,4−トリフルオロブト−1−エンー1−イル)フェニル)メタンアミン(CI42)の製造
【0551】
【化181】
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【0552】
EtOH中の(E)−2−(2−クロロ−4−(3−(3,5−ジクロロフェニル)−4,4,4−トリフルオロブト−1−エン−1−イル)ベンジル)イソインドリン−1,3−ジオン(0.4g、0.76mmol)の攪拌溶液にヒドラジン水和物(0.38g、7.6mmol)を添加し、そして結果として生じる反応混合物を80℃で2h加熱した。該反応混合物を濾過しそして濾液を濃縮した。残渣をCH
2Cl
2に溶解し、塩水で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥しかつ減圧下に濃縮して、表題化合物をガム様液体(0.3g)として提供し、これをさらなる精製なしに次の段階に続行した。
【0553】
以下の化合物は実施例50に開示される手順に従って作成した。
(E)−(2−クロロ−4−(4,4,4−トリフルオロ−3−(3,4,5−トリクロロフェニル)ブト−1−エン−1−イル)フェニル)−メタンアミン(CI43)
【0554】
【化182】
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【0555】
この反応で得られる生成物はさらなる精製なしに次の段階に続行した。
(E)−(2−クロロ−4−(3−(3,4−ジクロロフェニル)−4,4,4−トリフルオロブト−1−エン−1−イル)フェニル)−メタンアミン(CI44)
【0556】
【化183】
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【0557】
この反応で得られる生成物はさらなる精製なしに次の段階に続行した。すなわち、
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δ 7.48(d、J=8.4Hz、2H)、7.39(m、2H)、7.23(m、2H)、6.52(d、J=16.0Hz、1H)、6.38(dd、J=16.0、7.6Hz、1H)、4.12(m、1H)、3.90(s、2H);ESIMS m/z 391.90([M−H]
-);IR(薄膜)3370、3280、1111、817cm
-1。
(E)−(4−(4,4,4−トリフルオロ−3−(3,4,5−トリクロロフェニル)ブト−1−エン−1−イル)−2−(トリフルオロメチル)−フェニル)メタンアミン(CI45)
【0558】
【化184】
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【0559】
表題化合物はガム様物質として単離された。この反応で得られる生成物はさらなる精製なしに次の段階に続行した。
(E)−(2−ブロモ−4−(3−(3,5−ジクロロフェニル)−4,4,4−トリフルオロブト−1−エン−1−イル)フェニル)−メタンアミン(CI46)
【0560】
【化185】
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【0561】
表題化合物はガム様物質として単離された。すなわち、この反応で得られる生成物はさらなる精製なしに次の段階に続行した。
(E)−(2−ブロモ−4−(4,4,4−トリフルオロ−3−(3,4,5−トリクロロフェニル)ブト−1−エン−1−イル)フェニル)−メタンアミン(CI47)
【0562】
【化186】
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【0563】
表題化合物はガム様物質として単離された。この反応で得られる生成物はさらなる精製なしに次の段階に続行した。
(E)−(2−フルオロ−4−(4,4,4−トリフルオロ−3−(3,4,5−トリクロロフェニル)ブト−1−エン−1−イル)フェニル)−メタンアミン(CI48)
【0564】
【化187】
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【0565】
表題化合物はガム様物質として単離された。すなわち、
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δ 7.40(s、2H)、7.33(t、J=7.6Hz、1H)、7.13(m、2H)、6.56(d、J=16.0Hz、1H)、6.33(dd、J=16.0、7.6Hz、1H)、4.08(m、1H)、3.90(s、2H);ESIMS m/z 413.84([M+H]
+);IR(薄膜)3368、3274、1114、808cm
-1。
【0566】
予言的に、化合物CI49−CI57(表1)は実施例50に開示される手順に従って作成し得る。
【0567】
実施例51:3−クロロ−4−((ピリジン−2−イルアミノ)メチル)ベンズアルデヒド(CI58)の製造
【0568】
【化188】
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【0569】
N,N−ジメチルアセトアミド(DMA;20mL)中の4−(ブロモメチル)−3−クロロベンズアルデヒド(2g、9mmol)の攪拌溶液にK
2CO
3(2.36g、17.16mmol)および2−アミノピリジン(0.84g、8.58mmol)を添加し、そして該反応混合物を周囲温度で4h攪拌した。該反応混合物を水で希釈しかつEtOAcで抽出した。合わせられた有機層を塩水で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥しかつ減圧下に濃縮した。残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィー(SiO
2、100−200メッシュ;n−ヘキサン中20%EtOAc)により精製して、表題化合物を灰白色固形物(1.05g、50%):mp 122−123℃;
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δ 9.94(s、1H)、8.11(s、1H)、7.88(s、1H)、7.72(d、J=4.8Hz、1H)、7.62(d、J=5.7Hz、1H)、7.4(m、1H)、6.64(d、J=3.9Hz、1H)、6.38(d、J=6.3Hz、1H)、5.04(br s、1H)、4.71(s、2H);ESIMS m/z 246.97([M+H]
+)として提供した。
【0570】
実施例52:N−(2−クロロ−4−ビニルベンジル)ピリジン−2−アミン(CI59)の製造
【0571】
【化189】
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【0572】
1,4−ジオキサン(20mL)中の3−クロロ−4−((ピリジン−2−イルアミノ)メチル)ベンズアルデヒド(1g、4.mmol)の攪拌溶液に、K
2CO
3(0.84g、6.09mmol)および臭化メチルトリフェニルホスホニウム(2.17g、6.09mmol)を周囲温度で添加した。その後、結果として生じる反応混合物を100℃で18h加熱した。反応がTLCにより終了したと思われた後に、該反応混合物を周囲温度に冷却しかつ濾過し、そして得られた濾液を減圧下に濃縮した。残渣をフラッシュクロマトグラフィー(SiO
2、100−200メッシュ;n−ヘキサン中10%EtOAc)により精製して、表題化合物を白色固形物(0.5g、50%):mp 119−121℃;
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δ 8.12(s、1H)、7.42−7.40(m、3H)、7.26(s、1H)、6.66(m、2H)、6.36(d、J=6.3Hz、1H)、5.75(d、J=13.2Hz、1H)、4.92(br s、1H)、4.60(s、2H);ESIMS m/z 245.05([M+H]
+)として提供した。
【0573】
実施例53:2−アミノ−2−(5−ブロモ−3−クロロピリジン−2−イル)酢酸エチル(CI60)の製造
【0574】
【化190】
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【0575】
2−(ジフェニルメチレンアミノ)酢酸エチル(10.2g、38.2mmol)を0℃でDMF(50mL)中の水素化ナトリウム(NaH;3.18g、133.52mmol)に添加し、そして該混合物を30min攪拌した。これに5−ブロモ−2,3−ジクロロピリジン(12.9g、57.23mmol)を添加し、そして該反応混合物を周囲温度で3h攪拌した。該反応混合物を2N HCl溶液でクエンチし、そしてその後周囲温度で4h攪拌した。該混合物をEtOAcで抽出した。合わせられたEtOAc層を塩水で洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥しかつ減圧下に濃縮した。フラッシュカラムクロマトグラフィー(ヘキサン中20−30%EtOAc)による精製が、表題化合物を液体(1.3g、20%):
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δ 8.52(s、1H)、7.89(s、1H)、5.09(s1H)、4.23(m、2H)、2.27(br s、2H)、1.26(m、3H);ESIMS m/z 293.05([M+H]
+);IR(薄膜)3381、3306、1742、759、523cm
-1として提供した。
【0576】
実施例54:(5−ブロモ−3−クロロピリジン−2−イル)メタンアミン塩酸塩(CI61)の製造
【0577】
【化191】
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【0578】
3N HCl(25mL)中の2−アミノ−2−(5−ブロモ−3−クロロピリジン−2−イル)酢酸エチル(0.5g、1.7mmol)の攪拌溶液を還流で4h加熱した。該反応混合物をジエチルエーテルおよび水で洗浄した。合わせられたエーテル層を減圧下に濃縮して、表題化合物を灰白色固形物(400mg、65%):
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δ 8.78(s、1H)、8.70(br s、2H)、8.45(s、1H)、4.56(m、2H);ESIMS m/z 221.15([M+H]
+)として提供した。
【0579】
実施例55:2−((5−ブロモ−3−クロロピリジン−2−イル)メチル)イソインドリン−1,3−ジオン(CI62)の製造
【0580】
【化192】
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【0581】
トルエン(40mL)中の(5−ブロモ−3−クロロピリジン−2−イル)メタンアミン塩酸塩(0.3g、1.4mmol)の攪拌溶液にTEA(0.41g、4.08mmol)および無水フタル酸(0.24g、1.63mmol)を添加し、そして該反応混合物を還流で2h加熱した。該反応混合物を減圧下に濃縮し、そして残渣を水で希釈しかつEtOAcで抽出した。合わせられたEtOAc層を塩水で洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥しかつ減圧下に濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(ヘキサン中20−30%EtOAc)により精製して、表題化合物を白色固形物(0.25g、65%):
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δ 8.78(s、1H)、8.45(s、1H)、7.88(m、2H)、7.74(m、2H)、4.56(m、2H);ESIMS m/z 349([M−H]
-);IR(薄膜)3307、1665、1114、813cm
-1として提供した。
【0582】
実施例56:2−((3−クロロ−5−ビニルピリジン−2−イル)メチル)イソインドリン−1,3−ジオン(CI63)の製造
【0583】
【化193】
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【0584】
トルエン(10mL)中の2−((5−ブロモ−3−クロロピリジン−2−イル)メチル)イソインドリン−1,3−ジオン(0.23g、0.65mmol)の攪拌溶液に、Pd(PPh
3)
4(3.7mg、0.003mmol)、K
2CO
3(0.269g、1.95mmol)およびビニルボロン酸無水物ピリジン複合体(0.78g、3.28mmol)を添加し、そして該反応混合物を還流で16h加熱した。該反応混合物を濾過し、そして濾液を水および塩水で洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥しかつ減圧下に濃縮した。フラッシュカラムクロマトグラフィー(ヘキサン中20−30%EtOAc)による精製が、表題化合物を灰白色固形物(0.2g、65%):
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δ 8.30(s、1H)、7.91(m、2H)、7.77(m、3H)、7.72(m、1H)、6.63(m、1H)、5.79(d、J=16.0Hz、1H)、5.39(d、J=16.0Hz、1H)、5.12(s、2H);ESIMS m/z 299.20([M+H]
+)として提供した。
【0585】
実施例57:(E)−2−((3−クロロ−5−(4,4,4−トリフルオロ−3−(3,4,5−トリクロロ−フェニル)ブト−1−エン−1−イル)ピリジン−2−イル)メチル)イソインドリン−1,3−ジオン(CI64)の製造
【0586】
【化194】
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【0587】
1,2−ジクロロベンゼン(10mL)中の2−((3−クロロ−5−ビニルピリジン−2−イル)メチル)イソインドリン−1,3−ジオン(0.35g、1.17mmol)の攪拌溶液に、5−(1−ブロモ−2,2,2−トリフルオロエチル)−1,2,3−トリクロロベンゼン(0.8g、2.3mmol)、CuCl(23mg、0.12mmol)、2,2−ビピリジル(0.073g、0.234mmol)を添加し、そして該反応混合物を180℃で16h加熱した。該反応混合物を減圧下に濃縮しかつカラムクロマトグラフィー(ヘキサン中20−30%EtOAc)により精製して、表題化合物を液体(0.4g、50%):mp 79−82℃;
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δ 8.27(s、1H)、7.91(m、2H)、7.77(m、3H)、7.36(s、2H)、6.51(d、J=15.6Hz、1H)、6.32(dd、J=15.6、8.0Hz、1H)、5.30(s、2H)、4.13(m、1H);ESIMS m/z 559([M+H]
+)として提供した。
【0588】
実施例58:(E)−(3−クロロ−5−(4,4,4−トリフルオロ−3−(3,4,5−トリクロロフェニル)ブト−1−エン−1−イル)ピリジン−2−イル)メタンアミン(CI65)の製造
【0589】
【化195】
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【0590】
EtOH(5mL)中の(E)−2−((3−クロロ−5−(4,4,4−トリフルオロ−3−(3,4,5−トリクロロフェニル)ブト−1−エン−1−イル)ピリジン−2−イル)メチル)イソインドリン−1,3−ジオン(200mg、0.358mmol)の攪拌溶液にヒドラジン水和物(89.6mg、1.79mmol)を添加し、そして該反応混合物を還流で2h加熱した。該反応混合物を減圧下に濃縮し、そして残渣をCH
2Cl
2に溶解した。有機層を水および塩水で洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥しかつ減圧下に濃縮して、表題化合物を固形物(100mg)として提供した。この反応で得られる生成物はさらなる精製なしに次の段階に続行した。
【0591】
実施例59:4−(ブロモメチル)−1−ナフトニトリル(CI66)の製造
【0592】
【化196】
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【0593】
アルゴン雰囲気下CCl
4(50mL)中の4−メチル−1−ナフトニトリル(5g、30mmol)の攪拌溶液にNBS(6.06g、34.09mmol)を添加し、そして該反応混合物を30min脱気した。AIBN(0.3g、2.1mmol)を添加し、そして結果として生じる反応混合物を還流で4h加熱した。該反応混合物を周囲温度に冷却し、水で希釈しかつCH
2Cl
2(3×100mL)で抽出した。合わせられたCH
2Cl
2層を塩水で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥しかつ減圧下に濃縮した。残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィー(SiO
2、100−200メッシュ;n−ヘキサン中5%EtOAc)により精製して、表題化合物を白色固形物(3.8g、52%):mp 131−133℃;
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δ 8.33(m、1H)、8.24(m、1H)、7.88(d、J=8.0Hz、1H)、7.78(m、2H)、7.62(d、J=8.0Hz、1H)、4.95(s、2H);ESIMS m/z 245.92([M+H]
+);IR(薄膜)2217cm
-1として提供した。
【0594】
実施例60:4−(ブロモメチル)−1−ナフトアルデヒド(CI67)の製造
【0595】
【化197】
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【0596】
0℃のトルエン(100mL)中の4−(ブロモメチル)−1−ナフトニトリル(8g、33mmol)の攪拌溶液にDIBAL−H(トルエン中1.0M溶液;43mL)を一滴ずつ添加し、そして該反応混合物を0℃で1h攪拌した。水中3N HCl(50mL)をそれが白色スラリーになるまで該混合物に添加し、そしてその後追加の1N HCl(20mL)を添加した。有機層を収集しかつ水層をEtOAc(3×100mL)で抽出した。合わせられた有機層をNa
2SO
4で乾燥しかつ減圧下に濃縮した。フラッシュカラムクロマトグラフィー(SiO
2、100−200メッシュ;石油エーテル中5%EtOAc)による精製が、表題化合物を白色固形物(7g、88%):mp 115−116℃;
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δ 10.41(s、1H)、9.35(m、1H)、8.22(m、1H)、7.90(d、J=8.0Hz、1H)、7.75(m、3H)、4.95(s、2H);ESIMS m/z 248.88([M+H]
+)として提供した。
【0597】
実施例61:4−((1,3−ジオキソイソインドリン−2−イル)メチル)−1−ナフトアルデヒド(CI68)の製造
【0598】
【化198】
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【0599】
DMF(100mL)中の4−(ブロモメチル)−1−ナフトアルデヒド(7g、28.mmol)の攪拌溶液にフタルイミドカリウム(7.3g、39.5mmol)を添加し、そして該混合物を85℃で2h加熱した。該反応混合物を周囲温度に冷却しかつ水(100mL)で希釈した。得られた固形物を濾過により分離しかつ真空下に乾燥して、表題化合物を白色固形物(8.8g、98%):mp 190−192℃;
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δ 10.39(s、1H)、9.25(m、1H)、8.41(m、1H)、8.10(d、J=8.0Hz、1H)、7.95(m、4H)、7.80(m、4H)、7.61(m、4H)、5.39(s、2H);ESIMS m/z 316.09([M+H]
+);IR(薄膜)1708cm
-1として提供した。
【0600】
実施例62:2−((4−ビニルナフタレン−1−イル)メチル)イソインドリン−1,3−ジオン(CI69)の製造
【0601】
【化199】
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【0602】
1,4−ジオキサン(100mL)中の4−((1,3−ジオキソイソインドリン−2−イル)メチル)−1−ナフトアルデヒド(9g、28.5mmol)の攪拌溶液に、K
2CO
3(6g、42.8mmol)および臭化メチルトリフェニルホスホニウム(15.3g、35.7mmol)を周囲温度で添加した。該反応混合物を100℃で14h加熱し、そしてその後周囲温度に冷却した。該反応混合物を濾過し、そして得られた濾液を減圧下に濃縮した。フラッシュクロマトグラフィー(SiO
2、100−200メッシュ;石油エーテル中20%EtOAc)による精製が、表題化合物を白色固形物(6g、67%):mp 146−147℃;
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δ 8.35(m、2H)、7.95(m、4H)、7.65(m、4H)、7.39(m、1H)、5.81(m、1H)、5.45(m、1H)、5.21(s、2H);ESIMS m/z 314.13([M+H]
+)として提供した。
【0603】
実施例63:(E)−2−((4−(4,4,4−トリフルオロ−3−(3,4,5−トリクロロフェニル)ブト−1−エン−1−イル)ナフタレン−1−イル)メチル)イソインドリン−1,3−ジオン(CI70)の製造
【0604】
【化200】
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【0605】
1,2−ジクロロベンゼン(15mL)中の2−((4−ビニルナフタレン−1−イル)メチル)イソインドリン−1,3−ジオン(1.5g、4.79mmol)の攪拌溶液に、1−(1−ブロモ−2,2,2−トリフルオロエチル)−3,4,5−トリクロロベンゼン(3.2g、9.5mmol)、CuCl(24mg、0.24mmol)および2,2−ビピリジル(0.149g、0.95mmol)を添加し、そして結果として生じる反応混合物をアルゴンで30min脱気しかつその後180℃で14h攪拌した。反応がTLCにより終了したと思われた後に該反応混合物を周囲温度に冷却しかつ濾過し、そして濾液を減圧下に濃縮した。フラッシュクロマトグラフィー(SiO
2、100−200メッシュ;石油エーテル中25−30%EtOAc)による精製が、表題化合物を灰白色固形物(1.5g、56%):mp 158−160℃;
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δ 8.40(m、1H)、7.89(m、2H)、7.74(m、2H)、7.64(m、2H)、7.58(m、2H)、7.46(s、2H)、7.36(m、2H)、6.31(m、1H)、5.30(s、2H)、4.21(m、1H);ESIMS m/z 572.08([M−H]
-)として提供した。
【0606】
実施例64:(E)−(4−(4,4,4−トリフルオロ−3−(3,4,5−トリクロロフェニル)ブト−1−エン−1−イル)ナフタレン−1−イル)メタンアミン(CI71)の製造
【0607】
【化201】
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【0608】
EtOH中の(E)−2−((4−(4,4,4−トリフルオロ−3−(3,4,5−トリクロロフェニル)ブト−1−エン−1−イル)ナフタレン−1−イル)メチル)イソインドリン−1,3−ジオン(0.4g、0.7mmol)の攪拌溶液にヒドラジン水和物(0.18g、3.5mmol)を添加し、そして結果として生じる反応混合物を80℃で2h加熱した。該反応混合物を濾過しかつ濾液を濃縮した。残渣をCH
2Cl
2に溶解し、そして該溶液を塩水で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥しかつ減圧下に濃縮した。表題化合物はガム様液体(150mg、50%)として単離された。この反応で得られる生成物はさらなる精製なしに次の段階に続行した。
【0609】
実施例65:2−((4−ブロモフェニル)アミノ)イソインドリン−1,3−ジオン(CI72)の製造
【0610】
【化202】
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【0611】
氷酢酸(8mL)中の(4−ブロモフェニル)ヒドラジン塩酸塩(0.5g、2.2mmol)の攪拌溶液に無水フタル酸(0.398g、2.690mmol)を添加し、そして該反応混合物を窒素雰囲気下130℃で1h攪拌した。該反応混合物をsatd aq.NaHCO
3溶液でクエンチしかつ濾過して固形物を生じた。カラムクロマトグラフィー(SiO
2、石油エーテル中0−10%EtOAc)による精製が、表題化合物を固形物(60mg、84%):mp 205−206℃;
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δ 8.71(s、1H)、7.99(m、4H)、7.32(d、J=8.8Hz、2H)、6.79(d、J=8.8Hz、2H);ESIMS m/z 314.95([M−H]
-)として提供した。
【0612】
実施例66:2−((4−ビニルフェニル)アミノ)イソインドリン−1,3−ジオン(CI73)の製造
【0613】
【化203】
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【0614】
1,2−ジメトキシエタン(20mL)および水(4mL)中の2−(4−ブロモフェニルアミノ)イソインドリン−1,3−ジオン(2g、6.mmol)の溶液に、ビニルボロン酸無水物ピリジン複合体(4.57g、18.98mmol)およびK
2CO
3(1.3g、9.5mmol)、次いでPd(PPh
3)
4(0.219g、0.189mmol)を添加した。結果として生じる反応混合物を電子レンジ中150℃で30min加熱し、そしてその後減圧下に濃縮した。カラムクロマトグラフィー(SiO
2、石油エーテル中15%EtOAc)による精製が、表題化合物を固形物(200mg、13%):mp 174−176℃;
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δ 8.65(s、1H)、7.94(m、4H)、7.29(d、J=8.4Hz、2H)、6.72(d、J=8.4Hz、2H)、6.61(m、1H)、5.61(d、J=17.6Hz、1H)、5.05(d、J=11.2Hz、1H);ESIMS m/z 263.18([M−H]
-)として提供した。
【0615】
実施例67:(E)−2−((4−(4,4,4−トリフルオロ−3−(3,4,5−トリクロロフェニル)ブト−1−エン−1−イル)フェニル)アミノ)イソインドリン−1,3−ジオン(CI74)の製造
【0616】
【化204】
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【0617】
1,2−ジクロロベンゼン(5mL)中の2−(4−ビニルフェニルアミノ)イソインドリン−1,3−ジオン(0.3g、1.1mmol)の攪拌溶液に、CuCl(0.022g、0.273mmol)、2,2−ビピリジル(0.07g、0.46mmol)および5−(1−ブロモ−2,2,2−トリフルオロエチル)−1,2,3−トリクロロベンゼン(0.77g、2.27mmol)を添加した。該反応混合物をアルゴンで30min脱気しそして180℃で2h加熱した。該反応混合物をその後減圧下に濃縮し、そして残渣をカラムクロマトグラフィー(SiO
2、石油エーテル中0−30%EtOAc)により精製して、表題化合物を固形物(450mg、75%):mp 187−189℃;
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δ 8.75(s、1H)、7.96(m、4H)、7.82(s、2H)、7.37(d、J=8.8Hz、1H)、6.73(d、J=8.4Hz、2H)、6.61(m、2H)、6.58(m、1H)、4.59(m、1H);ESIMS m/z 523.05([M−H]
-)として提供した。
【0618】
実施例68:(E)−(4−(4,4,4−トリフルオロ−3−(3,4,5−トリクロロフェニル)ブト−1−エン−1−イル)フェニル)ヒドラジン(CI75)の製造
【0619】
【化205】
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【0620】
EtOH(5mL)中の(E)−2−(4−(4,4,4−トリフルオロ−3−(3,4,5−トリクロロフェニル)ブト−1−エニル)フェニルアミノ)イソインドリン−1,3−ジオン(0.16g、0.31mmol)の攪拌溶液にヒドラジン水和物(0.076g、1.52mmol)を添加し、そして該反応混合物を85℃で1h加熱した。該反応混合物を周囲温度に冷却しかつ濾過し、そして濾液を減圧下に濃縮して、表題化合物を固形物(0.08g、66%)として提供し、これをさらなる精製なしに次の段階に続行した。
【0621】
実施例69:2−(4−ビニルフェノキシ)イソインドリン−1,3−ジオン(CI76)の製造
【0622】
【化206】
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【0623】
1,2−ジクロロエタン(50mL)中の4−ビニルフェニルボロン酸(2g、13mmol)、2−ヒドロキシイソインドリン−1,3−ジオン(3.63g、24.53mmol)およびCuCl(1.214g 12.26mmol)の攪拌溶液にピリジン(1.065g、13.48mmol)を添加し、そして結果として生じる反応混合物を周囲温度で48h攪拌した。該反応混合物を水で希釈しかつCHCl
3で抽出した。合わせられたCHCl
3層を塩水で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥しかつ減圧下に濃縮した。フラッシュカラムクロマトグラフィー(SiO
2;石油エーテル中20%EtOAc)による精製が、表題化合物を白色固形物(2g、63%):mp 129−131℃;
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δ 7.93(d、J=2.0Hz、2H)、7.82(d、J=3.2Hz、2H)、7.38(d、J=2.0Hz、2H)、7.14(d、J=2.0Hz、2H)、6.70(m、1H)、5.83(d、J=16.0Hz、1H)、5.22(d、J=10.8Hz、1H);ESIMS m/z 266.12([M+H]
+)として提供した。
【0624】
実施例70:(E)−2−(4−(4,4,4−トリフルオロ−3−(3,4,5−トリクロロフェニル)ブト−1−エン−1−イル)フェノキシ)イソインドリン−1,3−ジオン(CI77)の製造
【0625】
【化207】
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【0626】
1,2−ジクロロベンゼン(10mL)中の2−(4−ビニルフェノキシ)イソインドリン−1,3−ジオン(0.3g、1.1mmol)の攪拌溶液に、1−(1−ブロモエチル)−3,4,5−トリクロロベンゼン(769mg、2.26mmol)、CuCl(22mg、0.22mmol)および2,2−ビピリジル(35mg、0.44mmol)を添加し、そして結果として生じる反応混合物をアルゴンで30min脱気しかつ180℃に24h加熱した。該反応混合物を周囲温度に冷却しかつ濾過し、そして濾液を減圧下に濃縮した。該粗物質をカラムクロマトグラフィー(SiO
2、100−200メッシュ;石油エーテル中20%EtOAc)により精製して、表題化合物を固形物(0.29g、50%):
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δ 7.90(m、1H)、7.62(m、2H)、7.50(m、1H)、7.40(s、2H)、7.12(s、1H)、6.90(m、2H)、6.60(m、2H)、6.20(m、1H)、4.08(m、1H);ESIMS m/z 524.09([M−H]
-)として提供した。
【0627】
実施例71:(E)−O−(4−(4,4,4−トリフルオロ−3−(3,4,5−トリクロロフェニル)ブト−1−エン−1−イル)フェニル)ヒドロキシルアミン(CI78)の製造
【0628】
【化208】
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【0629】
EtOH中の(E)−2−(4−(4,4,4−トリフルオロ−3−(3,4,5−トリクロロフェニル)ブト−1−エニル)フェノキシ)イソインドリン−1,3−ジオン(0.2g、0.4mmol)の攪拌溶液にヒドラジン水和物(0.1g、1.9mmol)を添加し、そして結果として生じる反応混合物を90℃で1h加熱した。該反応混合物を濾過しそして濾液を濃縮した。残渣をCH
2Cl
2に溶解し、塩水で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥しかつ減圧下に濃縮して、粗表題化合物をガム様液体(0.08g、53%):
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δ 7.40(s、2H)、6.98(s、1H)、6.82(s、2H)、6.48(m、1H)、6.20(m、1H)、5.02(s、1H)、4.08(m、1H);ESIMS m/z 394.94([M−H]
-)として提供した。
【0630】
実施例72:(E)−N−(4−(3−(3,5−ジクロロフェニル)−4,4,4−トリフルオロブト−1−エニル)ベンジル)アセトアミド(CC1)の製造
【0631】
【化209】
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【0632】
CH
2Cl
2(10mL)中の(E)−(2−クロロ−4−(3−(3,5−ジクロロフェニル)−4,4,4−トリフルオロブト−1−エン−1−イル)フェニル)メタンアミン(0.3g、0.8mmol)の攪拌溶液に、無水酢酸(0.12mL、1.14mmol)およびTEA(0.217mL、1.52mmol)を添加し、そして結果として生じる反応混合物を周囲温度で6h攪拌した。該反応混合物を水で希釈しかつCH
2Cl
2で抽出した。合わせられたCH
2Cl
2層を塩水で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥しかつ減圧下に濃縮した。フラッシュカラムクロマトグラフィー(SiO
2、100−200メッシュ;ヘキサン中30−50%酢酸エチル)による精製が、表題化合物を灰白色固形物(0.2g、60%)mp 107−109℃;
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δ 7.37(m、3H)、7.28(m、4H)、6.60(d、J=16.0Hz、1H)、6.36(dd、J=16.0、8.0Hz、1H)、5.75(br s、1H)、4.46(d、J=6Hz、2H)、4.01(m、1H)、2.11(s、3H);ESIMS m/z 402.00([M+H]
+)として提供した。
【0633】
表1の化合物CC2−CC6は実施例72に開示される手順に従って作成した。加えて、表1の化合物DC56は、実施例72に開示される手順に従って化合物DC55から作成した。
【0634】
実施例73:(E)−N−(2−クロロ−4−(3−(3,5−ジクロロフェニル)−4,4,4−トリフルオロブト−1−エン−1−イル)ベンジル)アセトアミド(CC7)の製造
【0635】
【化210】
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【0636】
DMF(5mL)中の(E)−(2−クロロ−4−(3−(3,5−ジクロロフェニル)−4,4,4−トリフルオロブト−1−エン−1−イル)フェニル)メタンアミン(0.3g、0.8mmol)の攪拌溶液に、2,2,2−トリフルオロ−プロパン酸(97mg、0.76mmol)、HOBt・H
2O(174mg、1.14mmol)およびEDC・HCl(217mg、1.14mmol)ならびにDIPEA(196mg、1.52mmol)を添加し、そして結果として生じる反応混合物を周囲温度で18h攪拌した。該反応混合物を水で希釈しかつEtOAcで抽出した。合わせられたEtOAc層を塩水で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥しかつ減圧下に濃縮した。フラッシュカラムクロマトグラフィー(SiO
2、100−200メッシュ;ヘキサン中酢酸エチル(30−50%による精製が、表題化合物を灰白色固形物(0.2g、60%):mp 127−128℃;
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δ 7.42(m、4H)、7.24(m、2H)、6.53(d、J=16.0Hz、1H)、6.36(dd、J=16.0、8.0Hz、1H)、5.86(br s、1H)、4.51(d、J=6.0Hz、2H)、4.05(m、1H)、2.02(s、3H);ESIMS m/z 436.03([M+H]
+)として提供した。
【0637】
表1の化合物CC8−CC28は実施例73に開示される手順に従って作成した。
【0638】
実施例74:(E)−N−(ピリジン−2−イルメチル)−N−(4−(4,4,4−トリフルオロ−3−(3,4,5−トリクロロフェニル)ブト−1−エニル)−2−(トリフルオロメチル)ベンジル)シクロプロパンカルボキサミド(CC29)の製造
【0639】
【化211】
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【0640】
段階1:(E)−1−(ピリジン−2−イル)−N−(4−(4,4,4−トリフルオロ−3−(3,4,5−トリクロロフェニル)ブト−1−エニル)−2−(トリフルオロメチル)ベンジル)メタンアミン。(E)−(4−(4,4,4−トリフルオロ−3−(3,4,5−トリクロロフェニル)ブト−1−エン−1−イル)−2−(トリフルオロメチル)フェニル)メタンアミン(0.46g、1mmol)をCH
3OH(3mL)に溶解した。これにピリジン−2−カルブアルデヒド(0.107g、1mmol)を添加した。該反応混合物を1h攪拌した。1h後にNaBH
4(0.076g、2mmol)を添加しかつ周囲温度で3h放置した。該反応混合物を濃縮して油状残渣を生じた。フラッシュカラムクロマトグラフィー(SiO
2、100−200メッシュ;ヘキサン中30−50%EtOAc)による精製が、表題化合物を淡黄色液体(0.22g、40%):
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δ 8.58(d、J=4.8Hz、1H)、7.74(m、1H)、7.62(m、2H)、7.52(m、1H)、7.4(s、2H)、7.3(m、1H)、7.2(m、2H)、6.60(d、J=16.0Hz、1H)、6.38(dd、J=16.0、8.0Hz、1H)、4.10(m、1H)、4.02(s、2H)、3.96(s、2H);ESIMS m/z 552.95([M+H]
+);IR(薄膜)3338、1114、808cm
-1として提供した。
【0641】
段階2:(E)−N−(ピリジン−2−イルメチル)−N−(4−(4,4,4−トリフルオロ−3−(3,4,5−トリクロロフェニル)ブト−1−エニル)−2−(トリフルオロメチル)ベンジル)シクロプロパンカルボキサミド。(E)−1−(ピリジン−2−イル)−N−(4−(4,4,4−トリフルオロ−3−(3,4,5−トリクロロフェニル)ブト−1−エン−1−イル)−2−(トリフルオロメチル)ベンジル)メタンアミン(0.27g、0.05mmol)をCH
2Cl
2(3mL)に溶解した。これにTEA(0.14mL、0.1mmol)を添加した。該反応混合物を10min攪拌した。10min後に該反応混合物を0℃に冷却し、そして塩化シクロプロピルカルボニル(0.08mL、0.075mmol)を添加した。該反応混合物を周囲温度で1h攪拌し、そしてその後水およびsatd aq NaHCO
3溶液で洗浄した。有機層を無水Na
2SO
4で乾燥しかつ蒸発させて、淡黄色ガム様物質(0.15g、50%):
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δ 8.58(d、J=4.6Hz、1H)、7.74(m、1H)、7.62(m、2H)、7.52(m、1H)、7.4(s、2H)、7.3(m、1H)、7.2(m、2H)、6.60(d、J=16.0Hz、1H)、6.38(dd、J=16.0、8.0Hz、1H)、5.02(s、1H)、4.8(s、1H)、4.8(d、J=10Hz、2H)、4.10(m、1H)、1.8(m、1H)、1.2(m、2H)、0.6(m、2H);ESIMS m/z 620.86([M−H]
-);IR(薄膜)1645、1115、808cm
-1を得た。
【0642】
実施例75:(E)−N−(2−クロロ−4−(4,4,4−トリフルオロ−3−(3,4,5−トリクロロフェニル)ブト−1−エン−1−イル)ベンジル)−3−(メチルスルホニル)プロパンアミド(CC30)の製造
【0643】
【化212】
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【0644】
(E)−N−(2−クロロ−4−(4,4,4−トリフルオロ−3−(3,4,5−トリクロロフェニル)ブト−1−エン−1−イル)ベンジル)−3−(メチルチオ)プロパンアミド(0.15g、0.28mmol)を1:1 アセトン:水(20mL)中のオキソン(0.175g、0.569mmol)で周囲温度で4h処理した。アセトンを蒸発させて、白色固形物(0.095g、60%):mp 101−104℃;
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δ 7.41(m、4H)、7.24(m、1H)、6.53(d、J=16.0Hz、1H)、6.35(dd、J=16.0、8.0Hz、1H)、6.12(br s、1H)、4.53(m、2H)、4.10(m、1H)、3.42(m、2H)、2.91(s、3H)、2.78(m、2H);ESIMS m/z 559.75([M−H]
-)を得た。
【0645】
実施例76:(E)−1−(2−クロロ−4−(3−(3,5−ジクロロフェニル)−4,4,4−トリフルオロブト−1−エン−1−イル)ベンジル)−3−エチル尿素(CC31)の製造
【0646】
【化213】
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【0647】
0℃のCH
2Cl
2(5mL)中の(E)−(2−クロロ−4−(3−(3,5−ジクロロフェニル)−4,4,4−トリフルオロブト−1−エン−1−イル)フェニル)メタンアミン(0.2g、0.5mmol)の攪拌溶液にTEA(0.141mL、1mmol)およびエチルイソシアネート(0.053g、0.75mmol)を添加し、そして該反応混合物を0℃で1h攪拌した。該反応混合物をCH
2Cl
2で希釈した。有機層を水および塩水で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥しかつ減圧下に濃縮した。カラムクロマトグラフィー(SiO
2、100−200メッシュ;ヘキサン中30−50%EtOAc)による精製が、表題化合物を固形物(0.141g、60%):mp 177−178℃;
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δ 7.58(m、2H)、7.41(m、3H)、7.24(m、1H)、6.53(d、J=16.0Hz、1H)、6.35(dd、J=16.0、8.0Hz、1H)、4.70(br s、1H)、4.43(s、2H)、4.08(m、1H)、3.21(m、2H)、1.25(m、3H);ESIMS m/z 463([M−H]
-)として提供した。
【0648】
表1の化合物CC32−CC35は実施例76に開示される手順に従って作成した。
【0649】
実施例77:(E)−3−(2−クロロ−4−(4,4,4−トリフルオロ−3−(3,4,5−トリクロロフェニル)ブト−1−エン−1−イル)ベンジル)−1,1−ジメチル尿素(CC36)の製造
【0650】
【化214】
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【0651】
0℃のCH
2Cl
2(5mL)中の(E)−(2−クロロ−4−(3−(3,4,5−トリクロロフェニル)−4,4,4−トリフルオロブト−1−エン−1−イル)フェニル)メタンアミン(0.2g、0.5mmol)の攪拌溶液にTEA(0.141mL、1mmol)および塩化N,N−ジメチルカルバモイル(0.08g、0.075mmol)を添加し、そして該反応混合物を0℃で1h攪拌した。該反応混合物をCH
2Cl
2で希釈した。有機層を水および塩水で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥しかつ減圧下に濃縮した。カラムクロマトグラフィー(SiO
2、100−200メッシュ;ヘキサン中30−50%EtOAc)による精製が、表題化合物を固形物(0.15g、60%):
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δ 7.39(m、4H)、7.28(m、1H)、6.54(d、J=16.0Hz、1H)、6.34(dd、J=16.0、8.0Hz、1H)、4.97(br s、1H)、4.38(d、J=6.0Hz、2H)、4.10(m、1H)、2.9(s、3H)、2.7(s、3H);ESIMS m/z 497([M−H]
-);IR(薄膜)3350、1705、1114、808cm
-1として提供した。
【0652】
実施例78:(E)−1−(2−クロロ−4−(4,4,4−トリフルオロ−3−(3,4,5−トリクロロフェニル)ブト−1−エン−1−イル)ベンジル)−3−エチルチオ尿素(CC37)の製造
【0653】
【化215】
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【0654】
0℃のCH
2Cl
2(5mL)中の(E)−(2−クロロ−4−(3−(3,4,5−トリクロロフェニル)−4,4,4−トリフルオロブト−1−エン−1−イル)フェニル)メタンアミン(0.2g、0.5mmol)の攪拌溶液にTEA(0.141mL、1mmol)およびエチルイソチシアネート(isothicyanate)(0.053g、0.75mmol)を添加し、そして該反応混合物を0℃で1h攪拌した。該反応混合物をCH
2Cl
2で希釈した。有機層を水および塩水で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥しかつ減圧下に濃縮した。カラムクロマトグラフィー(SiO
2、100−200メッシュ;ヘキサン中30−50%EtOAc)による精製が、表題化合物を固形物(0.14g、60%):mp 88−91℃;
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δ 7.49(d、J=8Hz、1H)、7.41(d、J=7.2Hz、2H)、7.26(m、2H)、6.50(d、J=16Hz、1H)、6.35(dd、J=16.0、8.0Hz、1H)、6.0(br s、1H)、5.73(br s、1H)、4.80(br s、2H)、4.09(m、1H)、1.23(m、3H);ESIMS m/z 515.01([M+H]
+)として提供した。
【0655】
表1の化合物CC38は実施例78に開示される手順に従って作成した。
【0656】
実施例79:(E)−tert−ブチル(2−クロロ−4−(3−(3,5−ジクロロフェニル)−4,4,4−トリフルオロブト−1−エン−1−イル)ベンジル)−3−エチル尿素(CC39)の製造
【0657】
【化216】
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【0658】
0℃のCH
2Cl
2(5mL)中の(E)−(2−クロロ−4−(3−(3,4,5−トリクロロフェニル)−4,4,4−トリフルオロブト−1−エン−1−イル)フェニル)メタンアミン(0.2g、0.5mmolの攪拌溶液にTEA(0.141mL、1mmol)および二炭酸ジ−tert−ブチル(0.163mL、0.75mmol)を添加し、そして該反応混合物を周囲温度で4h攪拌した。該反応混合物をCH
2Cl
2で希釈した。有機層を水および塩水で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥しかつ減圧下に濃縮した。カラムクロマトグラフィー(SiO
2、100−200メッシュ;ヘキサン中10−20%EtOAc)による精製が、表題化合物を白色固形物(0.147g、60%):
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δ 7.39(m、4H)、7.28(m、1H)、6.54(d、J=16.0Hz、1H)、6.34(dd、J=16.0、8.0Hz、1H)、4.97(br s、1H)、4.38(d、J=6.0Hz、2H)、4.10(m、1H)、1.53(s、9H);ESIMS m/z 526.09([M−H]
-);IR(薄膜)3350、1705、1114、808cm
-1として提供した。
【0659】
表1の化合物CC40は実施例79に開示される手順に従って作成した。
【0660】
実施例80:(E)−メチル2−((2−クロロ−4−(4,4,4−トリフルオロ−3−(3,4,5−トリクロロフェニル)ブト−1−エン−1−イル)ベンジル)アミノ)−2−オキソアセテート(CC41)の製造
【0661】
【化217】
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【0662】
0℃のCH
2Cl
2(5mL)中の(E)−(2−クロロ−4−(3−(3,4,5−トリクロロフェニル)−4,4,4−トリフルオロブト−1−エン−1−イル)フェニル)メタンアミン(0.2g、0.5mmol)の攪拌溶液にTEA(0.141mL、1mmol)および2−クロロ−2−オキソ酢酸メチル(0.09g、0.75mmol)を添加し、そして該反応混合物を0℃で1h攪拌した。該反応混合物をCH
2Cl
2で希釈した。有機層を水および塩水で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥しかつ減圧下に濃縮した。カラムクロマトグラフィー(SiO
2、100−200メッシュ;ヘキサン中20%EtOAc)による精製が、表題化合物を固形物(0.12g、50%):
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δ 7.48(m、1H)。7.43(m、3H)、7.38(m、1H)、7.23(s、1H)、6.55(d、J=16.0Hz、1H)、6.36(dd、J=16.0、8.0Hz、1H)、4.60(d、J=4.4Hz、2H)、4.18(m、1H)、3.85(s、3H);ESIMS m/z 512.22([M−H]
-);IR(薄膜)1740、1701、1114、808cm
-1として提供した。
【0663】
実施例81:(E)−N
1−(2−クロロ−4−(4,4,4−トリフルオロ−3−(3,4,5−トリクロロフェニル)ブト−1−エン−1−イル)ベンジル)−N
2−(2,2,2−トリフルオロエチル)オキサルアミド(CC42)の製造
【0664】
【化218】
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【0665】
CH
2Cl
2(10mL)中の2,2,2−トリフルオロエチルアミン塩酸塩(0.1g、0.77mmol)の攪拌溶液にトリメチルアルミニウム(トルエン中2M溶液;0.39mL、0.77mmol)を一滴ずつ添加し、そして該反応混合物を25℃で30min攪拌した。CH
2Cl
2(5mL)中の(E)−メチル2−((2−クロロ−4−(4,4,4−トリフルオロ−3−(3,4,5−トリクロロフェニル)ブト−1−エン−1−イル)ベンジル)−2−オキソアセテート(0.2g、0.38mmol)の溶液を該反応混合物に25℃で一滴ずつ添加した。該反応混合物を還流で18h攪拌し、25℃に冷却し、0.5N HCl溶液(50mL)でクエンチし、そしてEtOAc(2×50mL)で抽出した。合わせられた有機層を塩水で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥しかつ減圧下に濃縮した。該粗化合物をフラッシュクロマトグラフィー(SiO
2、100−200メッシュ;n−ヘキサン中20%−40%EtOAc)により精製して、表題化合物(0.13g、60%):mp 161−163℃;
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6)δ 9.45(br s、2H)、7.90(s、2H)、7.75(s、1H)、7.46(s、1H)、7.28(s、1H)、6.93(m、1H)、6.75(m、1H)、4.80(m、1H)、4.40(s、2H)、3.90(s、2H);ESIMS m/z 578.96([M−H]
-)を提供した。
【0666】
実施例82:(E)−N−(2−クロロ−4−(4,4,4−トリフルオロ−3−(3,4,5−トリクロロフェニル)ブト−1−エン−1−イル)ベンジル)ピリジン−2−アミン(CC43)の製造
【0667】
【化219】
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【0668】
1,2−ジクロロベンゼン(5mL)中のN−(2−クロロ−4−ビニルベンジル)ピリジン−2−アミン(0.3g、1.22mmol)の攪拌溶液に、5−(1−ブロモ−2,2,2−トリフルオロエチル)−1,2,3−トリクロロベンゼン(0.83g、2.44mmol)、CuCl(24mg、0.24mmol)および2,2−ビピリジル(76mg、0.48mmol)を添加した。結果として生じる反応混合物をアルゴンで30min脱気し、そしてその後180℃で24h攪拌した。反応がTLCにより完了したと思われた後に該反応混合物を周囲温度に冷却しかつ濾過し、そして濾液を減圧下に濃縮した。フラッシュクロマトグラフィー(SiO
2、100−200メッシュ;n−ヘキサン中15%EtOAc)による精製が、表題化合物を灰白色固形物(0.2g、35%):mp 140−142℃;
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δ 8.11(d、J=4.0Hz、1H)、7.40(m、5H)、7.22(m、1H)、6.61(m、2H)、6.35(m、2H)、4.94(br s、1H)、4.61(d、J=6.4Hz、2H)、4.11(m、1H);ESIMS m/z 505.39([M+H]
+)として提供した。
【0669】
実施例83:(E)−N−((3−クロロ−5−(4,4,4−トリフルオロ−3−(3,4,5−トリクロロフェニル)−ブト−1−エン−1−イル)ピリジン−2−イル)メチル)−3,3,3−トリフルオロプロパンアミド(CC44)の製造
【0670】
【化220】
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【0671】
CH
2Cl
2(5mL)中の(E)−(3−クロロ−5−(4,4,4−トリフルオロ−3−(3,4,5−トリクロロフェニル)ブト−1−エン−1−イル)ピリジン−2−イル)メタンアミン(0.1g、0.2mmol)の攪拌溶液に、3,3,3−トリフルオロプロパン酸(45mg、0.350mmol)、EDC・HCl(67mg、0.350mmol)、HOBt・H
2O(71mg、0.467mmol)およびDIPEA(60.2mg、0.467mmol)を添加し、そして該反応混合物を周囲温度で18h攪拌した。該反応混合物をCH
2Cl
2で希釈しかつ水で洗浄した。合わせられたCH
2Cl
2層を塩水で洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥しかつ減圧下に濃縮した。フラッシュカラムクロマトグラフィー(SiO
2、100−200メッシュ;石油エーテル中15%EtOAc)による精製が、表題化合物を淡黄色液体(30mg、35%):
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δ 8.41(s、1H)、7.77(s、1H)、7.47(br s、1H)、7.40(s、2H)、6.58(d、J=16.0Hz、1H)、6.45(dd、J=16.0、8.0Hz、1H)、4.68(d、J=4.0Hz、2H)、4.14(m、1H)、3.24(q、J=10.8Hz、2H);ESIMS m/z 536.88([M−H]
-);IR(薄膜)3320、1674、1114、808として提供した。
【0672】
表1の化合物CC45は実施例83に開示される手順に従って作成した。
【0673】
実施例84:(E)−3,3,3−トリフルオロ−N−((4−(4,4,4−トリフルオロ−3−(3,4,5−トリクロロフェニル)ブト−1−エン−1−イル)ナフタレン−1−イル)メチル)プロパンアミド(CC46)の製造
【0674】
【化221】
[この文献は図面を表示できません]
【0675】
CH
2Cl
2(8mL)中の(E)−(4−(4,4,4−トリフルオロ−3−(3,4,5−トリクロロフェニル)ブト−1−エン−1−イル)ナフタレン−1−イル)メタンアミン(0.1g、0.22mmol)の攪拌溶液に、3,3,3−トリフルオロプロパン酸(0.032g、0.24mmol)、HOBt・H
2O(52mg、0.33mmol)、EDC・HCl(0.065g、0.33mmol)およびDIPEA(0.044g、0.45mmol)を添加し、そして結果として生じる反応混合物を周囲温度で18h攪拌した。該反応混合物を水で希釈しかつEtOAc(3×30mL)で抽出した。合わせられたEtOAc層を塩水で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥しかつ減圧下に濃縮した。フラッシュカラムクロマトグラフィー(SiO
2、100−200メッシュ;n−ヘキサン中15%EtOAc)による精製が、表題化合物をガム様物質(60mg、50%):mp 151−153℃;
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δ 8.06(m、1H)、7.61(m、4H)、7.48(s、2H)、7.44(d、J=8.0Hz、1H)、7.38(m、1H)、6.42(m、1H)、5.92(br s、1H)、4.92(m、2H)、4.24(m、1H)、3.12(m、2H);ESIMS m/z 554.04([M−H]
-)として提供した。
【0676】
表1の化合物CC47−CC48は実施例84に開示される手順に従って作成した。
【0677】
実施例85:(E)−1−エチル−3−((4−(4,4,4−トリフルオロ−3−(3,4,5−トリクロロフェニル)ブト−1−エン−1−イル)ナフタレン−1−イル)メチル)尿素(CC49)の製造
【0678】
【化222】
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【0679】
0℃のCH
2Cl
2中の(E)−(4−(4,4,4−トリフルオロ−3−(3,4,5−トリクロロフェニル)ブト−1−エン−1−イル)ナフタレン−1−イル)メタンアミン(0.1g、0.22mmol)の攪拌溶液にTEA(0.064mL、0.44mmol)およびエチルイソシアネート(0.023mL、0.33mmol)を添加し、そして該反応混合物を0℃で1h攪拌した。該反応混合物をCH
2Cl
2で希釈した。有機層を水および塩水で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥しかつ減圧下に濃縮した。カラムクロマトグラフィー(SiO
2、100−200メッシュ;ヘキサン中30%EtOAc)による精製が、表題化合物を固形物(0.07g、60%):mp 84−87℃;
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δ 8.06(m、1H)、7.98(m、1H)、7.61(m、3H)、7.48(s、2H)、7.44(d、J=8.0Hz、1H)、7.38(m、2H)、6.42(m、1H)、4.92(s、2H)、4.6(br s、1H)、4.24(m、1H)、3.21(m、2H)、1.2(t、J=4.6Hz、3H);ESIMS m/z 515.33([M+H]
+)として提供した。
【0680】
実施例86:(E)−N’−(4−(4,4,4−トリフルオロ−3−(3,4,5−トリクロロフェニル)ブト−1−エン−1−イル)フェニル)シクロプロパンカルボヒドラジド(CC50)の製造
【0681】
【化223】
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【0682】
CH
2Cl
2(10mL)中の(E)−(4−(4,4,4−トリフルオロ−3−(3,4,5−トリクロロフェニル)ブト−1−エン−1−イル)フェニル)ヒドラジン(0.1g、0.3mmol)の攪拌溶液に、DIPEA(65mg、0.51mmol)、HOBt・H
2O(59mg、0.38mmol)、EDC・HCl(73mg、0.38mmol)および塩化シクロプロパンカルボニル(0.024g、0.28mmol)を添加し、そして該反応混合物を周囲温度で1h攪拌した。該反応混合物をsatd aq NaHCO
3溶液で希釈しかつCH
2Cl
2で抽出した。合わせられたCH
2Cl
2層を塩水で洗浄し、無水Na
2SO
4で乾燥しかつ減圧下に濃縮した。フラッシュカラムクロマトグラフィー(SiO
2;石油エーテル中5−25%EtOAc)による精製が、表題化合物を固形物(65mg、55%):mp 138−140℃;
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δ 9.81(s、1H)、7.90(s、1H)、7.84(s、2H)、7.34(d、J=8.4Hz、2H)、6.65(d、J=15.6Hz、1H)、6.61(m、1H)、6.57(s、1H)、6.48(dd、J=15.6、8.8Hz、1H)、4.74(m、1H)、1.64(m、1H)、0.75(m、4H);ESIMS m/z 461.32([M−H]
-)として提供した。
【0683】
表1の化合物CC51は実施例86に開示される手順に従って作成した。
【0684】
実施例87:(E)−N−(4−(4,4,4−トリフルオロ−3−(3,4,5−トリクロロフェニル)ブト−1−エン−1−イル)フェノキシ)シクロプロパンカルボキサミド(CC52)の製造
【0685】
【化224】
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【0686】
CH
2Cl
2(5mL)中の(E)−O−(4−(4,4,4−トリフルオロ−3−(3,4,5−トリクロロフェニル)ブト−1−エン−1−イル)フェニル)ヒドロキシルアミン(0.15g、0.38mmol)の攪拌溶液に、EDC・HCl(0.109g、0.569mmol)、HOBt・H
2O(0.087g、0.569mmol)、DIPEA(0.097g、0.758mmol)およびシクロプロパンカルボン酸(0.049g、0.569mmol)を添加した。結果として生じる反応混合物を周囲温度で18h攪拌した。該反応混合物を水で希釈しかつCHCl
3(35mL)で抽出した 合わせられたCHCl
3層を塩水で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥しかつ減圧下に濃縮した。フラッシュカラムクロマトグラフィー(SiO
2;ヘキサン中20%EtOAc)による精製が、表題化合物を褐色液体(0.06g、34%):
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δ 7.40(s、2H)、7.18(s、1H)、7.08(s、1H)、6.85(m、1H)、6.45(m、1H)、6.65(m、1H)、6.20(m、1H)、5.55(s、1H)、4.08(m、1H)、1.90(m、1H)、1.30−1.10(m、4H);ESIMS m/z 464.87([M−H]
-)として提供した。
【0687】
表1の化合物CC53は実施例87に開示される手順に従って作成した。
【0688】
実施例88:(Z)−3,3,3−トリフルオロ−N−(4−(4,4,4−トリフルオロ−3−(3,4,5−トリクロロフェニル)ブト−1−エン−1−イル)ベンジル)プロパンアミド(CC54)の製造
【0689】
【化225】
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【0690】
ホウ酸ケイ素(silicon borate)バイアルを、(E)−3,3,3−トリフルオロ−N−(4−(4,4,4−トリフルオロ−3−(3,4,5−トリクロロフェニル)ブト−1−エン−1−イル)ベンジル)プロパンアミド(133mg、0.269mmol)およびジメチルスルホキシド(DMSO;10mL)で充填した。該混合物を、一列の8個の115ワットSylvania FR48T12/350BL/VHO/180蛍光管ブラックライトおよび4個の115ワットSylvania(日光)F48T12/D/VHO Straight T12蛍光灯の0.6ないし1メートル(m)以内に72h置いた。該混合物を真空中で濃縮しかつ逆相クロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を無色油状物(11mg、8%):
1H NMR(300MHz、CDCl
3)δ 7.28(s、2H)、7.25(m、2H)、7.10(d、J=8.0Hz、2H)、6.89(d、J=11.4Hz、1H)、6.07(br s、1H)、6.01(m、1H)、4.51(d、J=5.8Hz、2H)、4.34(m、1H)、3.12(q、J=7.5Hz、2H);
13C NMR(101MHz、CDCl
3)δ 162.44、137.20、135.38、135.23、134.82、134.68、131.71、129.00、128.80、128.69、128.10、127.96、122.63、76.70、47.33(q、J=28Hz)、43.59、42.12(q、J=30Hz);ESIMS m/z 504([M+H]
+)として生じた。
【0691】
表1の化合物DC46、AC93。AC94は実施例88に開示される手順に従って作成した。
【0692】
実施例89:1−(1−ブロモ−2,2,2−トリフルオロエチル)−3−クロロベンゼン(DI2)の製造
【0693】
【化226】
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【0694】
表題化合物は、1−(3−クロロフェニル)−2,2,2−トリフルオロエタノール(DI1、実施例1の段階1、方法Bでのとおり製造される);無色粘性油状物(1.5g、75%):
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δ 7.50(s、1H)、7.42−7.35(m、3H)、5.02(m、1H)、2.65(br s、1H)として単離され)、および実施例1の段階2を介する2段階で合成され、かつ単離された(0.14g、22%):
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δ 7.50(br s、1H)、7.42−7.35(m、3H)、5.07(m、1H)。
【0695】
以下の化合物は実施例89に開示される手順に従って作成した。
(1−ブロモ−2,2,2−トリフルオロエチル)ベンゼン(DI4)
【0696】
【化227】
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【0697】
2,2,2−トリフルオロ−1−フェニルエタノール(DI3)が単離された(10g、80%):
1H NMR(300MHz、CDCl
3)δ 7.48(m、2H)、7.40(m、3H)、5.02(m、1H)、2.65(d、J=7.1Hz、1H)。表題化合物(DI4)が液体(8.0g、60%):
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δ 7.50(m、2H)、7.40(m、3H)、5.00(q、J=7.5Hz、1H)として単離された。
1−(1−ブロモ−2,2,2−トリフルオロエチル)−3,5−ジメチルベンゼン(DI20)
【0698】
【化228】
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【0699】
1−(3,5−ジメチルフェニル)−2,2,2−トリフルオロエタノール(DI19)が灰白色固形物すなわち
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δ 7.05(s、2H)、7.02(s、1H)、4.95(m、1H)、2.32(s、6H);ESIMS m/z 204([M]
-)を単離された。表題化合物(DI20)が単離された(3.0g、51%)。
1−(1−ブロモ−2,2,2−トリフルオロエチル)−2,4−ジクロロベンゼン(DI22)
【0700】
【化229】
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【0701】
1−(2,4−ジクロロフェニル)−2,2,2−トリフルオロエタノール(DI21)が灰白色粉末(5.3g、61%):mp 49−51℃;
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δ 7.62−7.66(d、1H)、7.42−7.44(d、1H)、7.32−7.36(d、1H)、5.6(m、1H)、2.7(s、1H);ESIMS m/z 244([M]
+)として単離された。表題化合物(DI22)が単離された(3.2g、50%):
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δ 7.62−7.72(m、1H)、7.4−7.42(m、1H)、7.3−7.38(m、1H)、5.7−5.8(m、1H)。
1−(1−ブロモ−2,2,2−トリフルオロエチル)−2,3−ジクロロベンゼン(DI24)
【0702】
【化230】
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【0703】
1−(2,3−ジクロロフェニル)−2,2,2−トリフルオロエタノール(DI23)が淡黄色油状物(5.2g、60%):
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δ 7.62−7.64(d、1H)、7.52−7.54(m、1H)、7.29−7.33(t、1H)、5.6−5.76(m、1H)、2.7(s、1H);ESIMS m/z 243.9([M]
+)として単離された。表題化合物(DI24)が油状物(8.7g、60%):
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δ 7.62−7.71(m、1H)、7.44−7.52(m、1H)、7.27−7.3(s、1H)、5.81−5.91(m、1H)として単離された。
2−(1−ブロモ−2,2,2−トリフルオロエチル)−1,4−ジクロロベンゼン(DI26)
【0704】
【化231】
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【0705】
1−(2,5−ジクロロフェニル)−2,2,2−トリフルオロエタノール(DI25)が黄色油状物(4.1g、60%):
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δ 7.68−7.7(s、1H)、7.3−7.37(m、2H)、5.51−5.6(m、1H)、2.7(s、1H);ESIMS m/z 244([M]
+))として単離された。表題化合物(DI26)が単離された(3.0g、60%):
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δ 7.7−7.78(m、1H)、7.3−7.4(m、2H)、5.7−5.8(m、1H)。
1−(1−ブロモ−2,2,2−トリフルオロエチル)−3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンゼン(DI28)
【0706】
【化232】
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【0707】
1−(3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル)−2,2,2−トリフルオロエタノール(DI27)が単離された(3.8g、60%):
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δ 7.98(m、3H)、5.25(m、1H)、3.2(br、1H);ESIMS m/z 312.2([M]
+)。表題化合物(DI28)を製造しかつ粗で続行した。
1−(1−ブロモ−2,2,2−トリフルオロエチル)−2,3,5−トリクロロベンゼン(DI30)
【0708】
【化233】
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【0709】
2,2,2−トリフルオロ−1−(2,3,5−トリクロロフェニル)エタノール(DI29)が白色固形物(4.0g、60%):mp 113−115℃;
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δ 7.62(d、1H)、7.50(d、1H)、5.60−5.70(m、1H)、2.75(s、1H);ESIMS m/z 278.0([M
+])として単離された。表題化合物(DI30)が単離された(2.9g、60%):
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δ 7.70(d、1H)、7.50(d、1H)、5.72−5.82(m、1H)。
1−(1−ブロモ−2,2,2−トリフルオロエチル)−3−クロロ−5−(トリフルオロメチル)ベンゼン(DI32)
【0710】
【化234】
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【0711】
1−(3−クロロ−5−(トリフルオロメチル)フェニル)−2,2,2−トリフルオロエタノール(DI31)が淡黄色油状物(2.0g、50%):
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δ 7.51(m、3H)、5.08(m、1H)、2.81(s、1H);ESIMS m/z 278.1([M]
+)として単離された。表題化合物(DI32)は単離された油状物(2.0g、40%):ESIMS m/z 342([M]
+)であった。
5−(1−ブロモ−2,2,2−トリフルオロエチル)−1,3−ジクロロ−2−メトキシベンゼン(DI34)
【0712】
【化235】
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【0713】
1−(3,5−ジクロロ−4−メトキシフェニル)−2,2,2−トリフルオロエタノール(DI33)が灰白色固形物(0.8g、60%);mp 92−95℃:
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δ 7.41(s、2H)、5.00(m、1H)、3.89(s、3H)、2.64(m、1H);ESIMS m/z 274([M]
+)として単離された。表題化合物(DI34)が無色液体(0.6g、57%)として単離された。
【0714】
実施例90:1−(1−ブロモ−2,2,2−トリフルオロエチル)−3,5−ジフルオロベンゼン(DI36)の製造
【0715】
【化236】
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【0716】
表題化合物は、1−(3,5−ジフルオロフェニル)−2,2,2−トリフルオロエタノール(DI35、実施例1の段階1、方法Aでのとおり製造され;無色油状物(0.2g、75%):
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δ 7.05(m、2H)、6.88(m、1H)、5.06(m、1H)、2.66(s、1H);ESIMS m/z 212([M]
+)として単離され、および実施例1の段階2を介して2段階で合成され、かつ単離された(3.2g、50%);
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δ 7.05(m、2H)、6.86(m、1H)、5.03(q、J=7.4Hz、1H)。
【0717】
以下の化合物は実施例90に開示される手順に従って作成した。
1−(1−ブロモ−2,2,2−トリフルオロエチル)−4−クロロベンゼン(DI38)
【0718】
【化237】
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【0719】
1−(4−クロロフェニル)−2,2,2−トリフルオロエタノール(DI37)が無色油状物(5.0g、99%):
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δ 7.44−7.38(m、4H)、5.05(m、1H)、2.55(s、1H);ESIMS m/z 210([M]
+)として単離された。表題化合物(DI38)が単離された(3.0g、46%):
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δ 7.45(d、J=8.2Hz、2H)、7.37(d、J=8.2Hz、2H)、5.10(q、J=7.2Hz、1H)。
1−(1−ブロモ−2,2,2−トリフルオロエチル)−4−メトキシベンゼン(DI40)
【0720】
【化238】
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【0721】
2,2,2−トリフルオロ−1−(4−メトキシフェニル)エタノール(DI39)が淡黄色液体すなわち
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δ 7.41(d、J=8.8Hz、2H)、6.95(m、J=8.8Hz、2H)、5.00(m、1H)、3.82(s、3H)、2.44(s、1H);ESIMS m/z 206.1([M]
+)として単離された。表題化合物(DI40)が単離された(3.8g、62%)。
1−(1−ブロモ−2,2,2−トリフルオロエチル)−4−フルオロベンゼン(DI42)
【0722】
【化239】
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【0723】
2,2,2−トリフルオロ−1−(4−フルオロフェニル)エタノール(DI41)が無色油状物(5g、99%):
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δ 7.48−7.45(m、2H)、7.13−7.07(m、2H)、5.06(m、1H)、2.53(s、1H);ESIMS m/z 194([M]
+)として単離された。表題化合物(DI42)を製造しかつ粗中間体として続行した。
1−(1−ブロモ−2,2,2−トリフルオロエチル)−4−メチルベンゼン(DI44)
【0724】
【化240】
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【0725】
2,2,2−トリフルオロ−1−(p−トリル)エタノール(DI43)が無色油状物(5.0g、99%):
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δ 7.37(d、J=8.0Hz、2H)、7.23(d、J=8.0Hz、2H)、5.02(m、1H)、2.46(m、1H)、2.37(s、3H);ESIMS m/z 190([M]
+)として単離された。表題化合物(DI44)が単離された(3.0g、45%)。
1−(1−ブロモ−2,2,2−トリフルオロエチル)−3−フルオロベンゼン(DI46)
【0726】
【化241】
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【0727】
2,2,2−トリフルオロ−1−(3−フルオロフェニル)エタノール(DI45)が無色粘性油状物(2.8g、93%):
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δ 7.41(m、1H)、7.25(m、2H)、7.14(m、1H)、5.06(m、1H)、2.60(s、1H);ESIMS m/z 194([M]
+)として単離された。表題化合物(DI46)が単離された(2.0g、61%)。
1−(1−ブロモ−2,2,2−トリフルオロエチル)−2−フルオロベンゼン(DI48)
【0728】
【化242】
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【0729】
2,2,2−トリフルオロ−1−(2−フルオロフェニル)エタノール(DI47)が無色油状物(2.5g、99%):
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δ 7.40(m、1H)、7.43(m、1H)、7.24(m、1H)、7.13(m、1H)、5.42(m、1H)、2.65(s、1H);ESIMS m/z 194([M]
+)として単離された。表題化合物(DI48)が単離された(2.0g、61%):
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δ 7.61(m、1H)、7.40(m、1H)、7.23(m、1H)、7.10(m、1H)、5.40(m、1H);GCMS m/z 255([M−H]
-)。
【0730】
実施例91:4−(1H−1,2,4−トリアゾル−1−イル)ベンズアルデヒド(DI5)の製造
【0731】
【化243】
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【0732】
DMF(150mL)中の4−フルオロベンズアルデヒド(10.0g、80.6mmol)の攪拌溶液にK
2CO
3(13.3g、96.7mmol)および1,2,4−トリアゾール(6.67g、96.7mmol)を添加し、そして結果として生じる反応混合物を120℃で6h攪拌した。反応の完了(TLCによる)後に該反応混合物を水で希釈しかつEtOAc(3×100mL)で抽出した。合わせられたEtOAc層を水および塩水で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥しかつ減圧下に濃縮して、表題化合物を固形物(9.0g、65%):mp 145−149℃:
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δ 10.08(s、1H)、8.70(s、1H)、8.16(s、1H)、8.06(d、J=8.0Hz、2H)、7.92(d、J=8.0Hz、2H);ESIMS m/z 173.9([M+H]
+)として提供した。
【0733】
以下の化合物は実施例91に開示される手順に従って作成した。
5−ホルミル−2−(1H−1,2,4−トリアゾル−1−イル)ベンゾニトリル(DI49)
【0734】
【化244】
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【0735】
表題化合物が単離された(2.8g、60%);
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δ 10.10(s、1H)、8.98(s、1H)、8.35(s、1H)、8.30(d、1H)、8.22(s、1H)、8.07(d、1H);IR(薄膜)3433、3120、1702、1599、1510cm
-1。
2−クロロ−4−(1H−1,2,4−トリアゾル−1−イル)ベンズアルデヒド(DI50)
【0736】
【化245】
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【0737】
表題化合物が灰白色固形物(3.0g、40%):mp 149−151℃;
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δ 10.05(s、1H)、8.74(s、1H)、8.17(s、1H)、8.10(s、1H)、7.90(m、2H);ESIMS m/z 208.10([M+H]
+)として単離された。
5−メチル−4−(1H−1,2,4−トリアゾル−1−イル)ベンズアルデヒド(DI51)
【0738】
【化246】
[この文献は図面を表示できません]
【0739】
表題化合物が白色固形物(0.5g、74%):mp 109−111℃;
1H NMR(400MHz、D
6−DMSO)δ 10.06(s、1H)、9.00(s、1H)、8.30(s、1H)、7.99(s、1H)、7.92(d、J=9.2Hz、1H)、7.69(d、J=9.2Hz、1H)、2.30(s、3H);ESIMS m/z 188.13([M+H]
+)として単離された。
【0740】
実施例92:5−ホルミル−2−(3−ニトロ−1H−1,2,4−トリアゾル−1−イル)ベンゾニトリル(DI52)の製造
【0741】
【化247】
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【0742】
DMF(25mL)中の2−フルオロ−5−ホルミルベンゾニトリル(0.5g、3.3mmol)の攪拌溶液にK
2CO
3(0.68g、4.95mmol)および3−ニトロ−1,2,4トリアゾール(0.45g、4.2mmol)を添加し、そして結果として生じる反応混合物を周囲温度で14h攪拌した。反応の完了(TLC)後に該反応混合物を水で希釈しかつEtOAcで抽出した。合わせられたEtOAc層を水および塩水で洗浄し、その後Na
2SO
4で乾燥し、そして、淡黄色固形物(0.36g、45%):mp 170−172℃;
1H NMR(300MHz、DMSO−d
6)δ 10.12(s、1H)、9.61(s、1H)、8.69(s、1H)、8.45(d、J=9.3Hz、1H)、8.23(d、J=9.3Hz、1H);ESIMS m/z 242.3([M−H]
-);IR(薄膜)2238、1705、1551、1314cm
-1として提供される表題化合物まで減圧下に濃縮した。
【0743】
実施例93:4−(3−メチル−1H−1,2,4−トリアゾル−1−イル)ベンズアルデヒド(DI53)の製造
【0744】
【化248】
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【0745】
DMF(50mL)中の4−フルオロベンズアルデヒド(5.0g、40.32mmol)の攪拌溶液にK
2CO
3(3.34g、40.32mmol)および3−メチル−1,2,4−トリゾール(trizole)(3.34g、40.32mmol)を添加し、そして結果として生じる反応混合物を周囲温度で4h攪拌した。反応の完了(TLC)後に該反応混合物を水で希釈しかつEtOAc(3回)で抽出した。合わせられたEtOAc層を水および塩水で洗浄し、その後Na
2SO
4で乾燥しかつ減圧下に濃縮して、表題化合物を白色固形物(4.1g、60%):mp 125−128℃;
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δ 10.05(s、1H)、8.76(s、1H)、8.02(d、2H)、7.85(d、2H)、2.50(s、3H);ESIMS m/z 188.04([M+H]
+)として提供した。
【0746】
以下の化合物は実施例93に開示される手順に従って作成した。
4−(1H−1,2,4−トリアゾル−1−イル)−3−(トリフルオロメチル)ベンズアルデヒド(DI54)
【0747】
【化249】
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【0748】
表題化合物が白色固形物(1.05g、60%):mp 81−83℃;
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δ 10.15(s、1H)、8.43(s、1H)、8.37(s、1H)、8.25(d、J=7.2Hz、1H)、8.18(s、1H)、7.79(d、J=7.2Hz、1H);ESIMS m/z 241.0([M]
+)として単離された。
4−(3−ニトロ−1H−1,2,4−トリアゾル−1−イル)ベンズアルデヒド(DI55)
【0749】
【化250】
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【0750】
表題化合物が淡黄色固形物(0.10g、23%):mp 159−161℃;
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δ 10.10(s、1H)、8.89(s、1H)、8.15(m、2H)、8.00(m、2H);ESIMS m/z 217.11([M−H]
-)として単離された。
3−ブロモ−4−(1H−1,2,4−トリアゾル−1−イル)ベンズアルデヒド(DI56)
【0751】
【化251】
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【0752】
表題化合物が白色固形物(3.2g、51%):mp 126−128℃;
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δ 10.04(s、1H)、8.69(s、1H)、8.27(M、1H、8.18(s、1H)7.99(d、J=9.2Hz、1H)、7.76(d、J=9.2Hz、1H);ESIMS m/z 250.9([M]
+)として単離された。
5−ホルミル−2−(3−メチル−1H−1,2,4−トリアゾル−1−イル)ベンゾニトリル(DI57)
【0753】
【化252】
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【0754】
表題化合物が白色固形物(0.13g、30%):mp 147−149℃;
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δ 10.07(s、1H)、8.89(s、1H)、8.32(d、J=1.8Hz、1H)、8.24(dd、J=8.6、1.3Hz、1H)、8.06(d、J=8.6Hz、1H)、2.54(s、3H);ESIMS m/z 213.09([M+H]
+);IR(薄膜)2239、1697cm
-1として単離された。
3−ニトロ−4−(1H−1,2,4−トリアゾル−1−イル)ベンズアルデヒド(DI58)
【0755】
【化253】
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【0756】
表題化合物が淡黄色固形物(3.0g、60%):mp 116−118℃;
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δ 10.15(s、1H)、8.48(s、1H)、8.46(s、1H)、8.26(d、J=6.9Hz、1H)、8.16(s、1H)、7.83(d、J=6.9Hz、1H);ESIMS m/z 219.00([M+H]
+)として単離された。
【0757】
実施例94:1−(4−ビニルフェニル)−1H−1,2,4−トリアゾール(DI59)の製造
【0758】
【化254】
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【0759】
1,4−ジオキサン(100mL)中の4−[1,2,4]トリアゾル−1−イル−ベンズアルデヒド(9.0g、52mmol)の攪拌溶液にK
2CO
3(10.76g、78mmol)および臭化メチルトリフェニルホスホニウム(22.2g、62.4mmol)を周囲温度で添加した。結果として生じる反応混合物を70℃に18h加熱した。反応の完了(TLC)後に該反応混合物を周囲温度に冷却しかつ濾過し、そして得られた濾液を減圧下に濃縮した。白色固形物(5.6g、63%):ESIMS m/z 172.09([M+H]
+)としての提供される表題化合物へのフラッシュクロマトグラフィー(SiO
2、100−200メッシュ;石油エーテル中25−30%EtOAc)による精製。
【0760】
以下の化合物は実施例94に開示される手順に従って作成した。
1−(2−メチル−4−ビニルフェニル)−1H−1,2,4−トリアゾール(DI60)
【0761】
【化255】
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【0762】
表題化合物が灰白色固形物(1.5g、76%):
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δ 8.25(s、1H)、8.11(s、1H)、7.35(m、2H)、7.27(d、J=8.7Hz、1H)、6.74(m、1H)、5.82(d、J=17.3Hz、1H)、5.36(d、J=10.0Hz、1H)、2.25(s、3H);ESIMS m/z 186.14([M+H]
+)として単離された。
2−(1H−1,2,4−トリアゾル−1−イル)−5−ビニルベンゾニトリル(DI61)
【0763】
【化256】
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【0764】
表題化合物が灰白色固形物(1.40g、71%):mp 126−129℃;
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δ 8.76(s、1H)、8.18(s、1H)、7.82−7.84(m、1H)、7.72−7.80(m、2H)、6.70−6.80(dd、J=17.6、10.8Hz、1H)、5.90−5.95(d、J=17.6Hz、1H)、5.50−5.70(d、J=10.8Hz、1H);ESIMS m/z 197.03([M+H]
+)として単離された。
【0765】
実施例95:2−(3−ニトロ−1H−1,2,4−トリアゾル−1−イル)−5−ビニルベンゾニトリル(DI62)の製造
【0766】
【化257】
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【0767】
1,4−ジオキサン(25mL)中の5−ホルミル−2−(3−ニトロ−1H−1,2,4−トリアゾル−1−イル)ベンゾニトリル(0.36g、1.49mmol)の攪拌溶液にK
2CO
3(0.3g、2.2mmol)および臭化メチルトリフェニルホスホニウム(0.63g、1.79mmol)を添加した。結果として生じる反応混合物を100℃に18h加熱した。反応の完了(TLC)後に該反応混合物を周囲温度に冷却しかつ濾過し、そして得られた濾液を減圧下に濃縮した。表題化合物を固形物(0.25g、70%):mp 103−105℃;
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6)δ 9.50(s、1H)、8.34(m、1H)、7.98(d、J=7.8Hz、1H)、7.68(d、J=7.8Hz、1H)、6.87(m、1H)、6.20(d、J=15.7Hz、1H)、5.56(d、J=11.8Hz、1H);ESIMS m/z 240.27([M−H]
-);IR(薄膜)2240、1514、1312cm
-1として提供するためのフラッシュクロマトグラフィー(SiO
2、100−200メッシュ;石油エーテル中25−30%EtOAc)による精製。
【0768】
以下の化合物は実施例95に開示される手順に従って作成した。
1−(3−クロロ−4−ビニルフェニル)−1H−1,2,4−トリアゾール(DI63)
【0769】
【化258】
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【0770】
表題化合物が灰白色固形物(2.3g、80%):mp 134−137℃;
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δ 8.56(s、1H)、8.11(s、1H)、7.76(s、1H)、7.70(d、J=9.0Hz、1H)、7.57(d、J=9.0Hz、1H)、7.10(m、1H)、5.80(d、J=17.2Hz、1H)、5.47(d、J=12.4Hz、1H);ESIMS m/z 206.04([M+H]
+として単離された。
3−メチル−1−(4−ビニルフェニル)−1H−1,2,4−トリアゾール(DI64)
【0771】
【化259】
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【0772】
表題化合物が白色固形物(0.6g、60%):mp 109−111℃;
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δ 8.42(s、1H)、7.40−7.60(m、4H)、6.70−7.00(dd、J=17.6、10.8Hz、1H)、5.80(d、J=17.6Hz、1H)、5.30(d、J=17.6Hz、1H)、2.50(s、3H);ESIMS m/z 186.20([M+H]
+)として単離された。
1−(2−(トリフルオロメチル)−4−ビニルフェニル)−1H−1,2,4−トリアゾール(DI65)
【0773】
【化260】
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【0774】
表題化合物が無色油状物(0.6g、60%):
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δ 8.32(s、1H)、8.14(s、1H)、7.84(s、1H)、7.72(d、J=8.0Hz、1H)、7.50(d、J=7.6Hz、1H)、6.70−6.90(dd、J=17.6、10.8Hz、1H)、5.90−6.00(d、J=17.6Hz、1H)、5.50−5.80(d、J=10.8Hz 1H);ESIMS m/z 240.16([M+H]
+)として単離された。
3−ニトロ−1−(4−ビニルフェニル)−1H−1,2,4−トリアゾール(DI66)
【0775】
【化261】
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【0776】
表題化合物が淡黄色固形物(61mg、20%):mp 137−139℃;
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δ 8.60(s、1H)、7.68(d、J=7.7Hz、2H)、7.60(d、J=8.3Hz、2H)、6.77(dd、J=17.7、10.8、1H)、5.87(d、J=17.7Hz、1H)、5.42(d、J=10.8Hz、1H);ESIMS m/z 217.28([M+H]
+)として単離された。
1−(2−ブロモ−4−ビニルフェニル)−1H−1,2,4−トリアゾール(DI67)
【0777】
【化262】
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【0778】
表題化合物が白色固形物(1.2g、40%):mp 75−77℃;
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δ 8.48(s、1H)、8.12(s、1H)、7.75(s、1H)7.42(s、2H)、6.70(m、1H)、5.83(d、J=18Hz、1H)、5.42(d、J=12Hz、1H);ESIMS m/z 249.1([M]
+)として単離された。
2−(3−メチル−1H−1,2,4−トリアゾル−1−イル)−5−ビニルベンゾニトリル(DI68)
【0779】
【化263】
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【0780】
表題化合物が灰白色固形物(0.6g、60%):mp 96−97℃;
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δ 8.66(s、1H)、7.80(s、1H)、7.74(m、2H)、6.73(dd、J=17.6Hz、10.8Hz、1H)、5.88(d、J=17.6Hz、1H)、5.49(d、J=10.8Hz、1H)、2.52(s、3H);ESIMS m/z 211.10([M+H]
+);IR(薄膜)2229cm
-1として単離された。
1−(2−ニトロ−4−ビニルフェニル)−1H−1,2,4−トリアゾール(DI69)
【0781】
【化264】
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【0782】
表題化合物が黄色固形物(1.78g、60%):mp 102−104℃;
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δ 8.40(s、1H)、8.12(s、1H)、8.02(s、1H)、7.72−7.76(d、J=8.0Hz、1H)、7.52−7.56(d、J=17.6Hz、1H)、6.70−6.82(dd、J=17.6、10.8Hz、1H)、5.85−6.00(d、J=17.6Hz、1H)、5.50−5.60(d、J=10.8、Hz 1H);ESIMS m/z 217.0([M+H]
+)として単離された。
【0783】
実施例96:3−メチル−2−(1H−1,2,4−トリアゾル−1−イル)−5−ビニルベンゾニトリル(DI70)の製造
【0784】
【化265】
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【0785】
段階1。5−ブロモ−2−フルオロ−3−メチルベンズアルデヒド:THF(20mL)中のジイソプロピルアミン(4.01g、39.88mmol)の攪拌溶液に、n−ブチルリチウム(ヘキサン中1.6M)(19.9mL、31.91mmol)を−78℃で10minの期間にわたりゆっくりと一滴ずつ添加し、該反応混合物を−78℃で30min攪拌した。THF(30.0mL)中の4−ブロモ−1−フルオロ−2−メチルベンゼン(5.0g、26.6mmol)の溶液を−78℃で添加し、そして該反応混合物を同一温度で1h攪拌した。DMF(5.0mL)を添加しかつ−78℃で別の30min攪拌した。該反応をTLCにより監視し;その後該反応混合物を0℃で1N HCl溶液(aq)でクエンチした。水層をジエチルエーテルで抽出し、水および飽和塩水溶液で洗浄した。合わせられた有機層を無水Na
2SO
4で乾燥しかつ減圧下に濃縮して、フラッシュカラムクロマトグラフィー(SiO
2、100−200メッシュ;5%酢酸エチル/石油エーテルで溶出する)により精製されて表題化合物を白色固形物(3.6g、64%);mp 48−50℃:
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δ 8.33(s、1H)、8.22(s、1H)、7.67(s、1H)、7.60(s、1H)、6.75(dd、J=17.6、10.8Hz、1H)、5.92(dd、J=17.6、10.8Hz、1H)、5.52(d、J=17.6Hz、1H)、2.21(s、3H);ESIMS m/z 211.35([M−H]
-)として提供する粗化合物を得た。
【0786】
段階2。((E)−5−ブロモ−2−フルオロ−3−メチルベンズアルデヒドオキシム:エタノール(50.0mL)中の5−ブロモ−2−フルオロ−3−メチルベンズアルデヒド(3.5g、16.2mmol)の攪拌溶液に酢酸ナトリウム(2.0g、24.3mmol)およびヒドロキシルアミン塩酸塩(1.69g、24.3mmol)を周囲温度で添加した。該反応混合物を周囲温度で3h攪拌した。該反応混合物をrotavapourで濃縮して粗化合物を得、これを水で洗浄し濾過しかつ真空下で乾燥して、表題化合物を白色固形物すなわちmp 126−127℃;
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δ 8.32(s、1H)、7.73(d、J=2.4Hz、1H)、7.51(s、1H)、7.34(d、J=2.4Hz、1H)、2.25(s、3H);ESIMS m/z 232.10([M+H]
+)として提供した。
【0787】
段階3。5−ブロモ−2−フルオロ−3−メチルベンゾニトリル:無水酢酸(5.0mL)中の(E)−5−ブロモ−2−フルオロ−3−メチルベンズアルデヒドオキシム(0.5g、2.2mmol)の攪拌溶液を還流に18h加熱した。該反応混合物を水で希釈しかつ酢酸エチルで抽出した。合わせられた酢酸エチル層を塩水で洗浄しかつNa
2SO
4で乾燥し、そして減圧下に濃縮して、粗化合物を薄褐色ガム様物質(0.4g、粗):ESIMS m/z 213.82([M+H]
+)として提供した。
【0788】
段階4。5−ブロモ−3−メチル−2−(1H−1,2,4−トリアゾル−1−イル)ベンゾニトリル(DI71):DMF(10.0mL)中の5−ブロモ−2−フルオロ−3−メチルベンゾニトリル(1.0g、47.716mmol)の攪拌溶液に、炭酸カリウム(1.95g、14.14mmol)次いで1H−1,2,4−トリアゾール(0.811g、9.433mmol)を周囲温度で添加した。該反応混合物を140℃に18h加熱した。該反応混合物を周囲温度に冷却し、水で希釈しかつ酢酸エチル(2×100mL)で抽出した。合わせられた酢酸エチル層を塩水で洗浄し、そしてNa
2SO
4で乾燥しかつ減圧下に濃縮して、フラッシュカラムクロマトグラフィー(SiO
2、100−200メッシュ;30%酢酸エチル/石油エーテルで溶出する)により精製されて表題化合物を桃色固形物(0.6g、49%):
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δ 8.39(s、1H)、8.23(s、1H)、7.91(d、J=2.4Hz、2H)、2.21(s、3H)、ESIMS m/z 262.57([M+H]
+);IR(薄膜)2231、554cm
-1として提供する粗化合物を提供した。
【0789】
段階5。3−メチル−2−(1H−1,2,4−トリアゾル−1−イル)−5−ビニルベンゾニトリル(DI70):トルエン(20.0mL)中の5−ブロモ−3−メチル−2−(1H−1,2,4−トリアゾル−1−イル)ベンゾニトリル(0.6g、2.3mmol)、炭酸カリウム(0.95g、6.87mmol)、ビニルボロン酸無水物(0.82g、3.43mmol)およびトリフェニルホスフィン(0.13g、0.114mmol)の混合物を攪拌しそしてアルゴンで30min脱気した。該反応混合物を還流に18h加熱した。該反応混合物を周囲温度に冷却し、水で希釈しかつ酢酸エチル(2×100mL)で抽出した。合わせられた酢酸エチル層を塩水で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥しかつ減圧下に濃縮して粗化合物を提供し、これをフラッシュカラムクロマトグラフィー(SiO
2、100−200メッシュ;30%酢酸エチル/石油エーテルで溶出する)により精製して、表題化合物を桃色固形物(0.25g、52%):
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δ 8.33(s、1H)、8.22(s、1H)、7.67(s、1H)、7.60(s、1H)、6.75(dd、J=17.6、10.8Hz、1H)、5.92(d、J=17.6、1H)、5.52(d、J=10.8Hz、1H)、2.21(s、3H)、ESIMS m/z 211.35([M+H]
+);IR(薄膜)2236、1511cm
-1として提供した。
【0790】
以下の化合物は実施例96の段階4および5に開示される手順に従って作成した。
1−(2−フルオロ−4−ビニルフェニル)−1H−1,2,4−トリアゾール(DI72)
【0791】
【化266】
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【0792】
1−(4−ブロモ−2−フルオロフェニル)−1H−1,2,4−トリアゾール(DI73)が淡黄色固形物(3.0g、75%):mp 113−116℃;
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δ 8.69(s、1H)、8.13(m、2H)、7.50(m、1H)、7.21(m、1H);ESIMS m/z 241.93([M]
+)として単離された。表題化合物(DI72)が黄色固形物(1.0g、71%):mp 67−70℃;
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δ 8.67(s、1H)、8.13(s、1H)、7.94(m、1H)、7.41(m、1H)、7.24(s、1H)、6.75(dd、J=17.6、10.8Hz、1H)、5.81(d、J=17.6Hz、1H)、5.37(d、J=10.8Hz、1H);ESIMS m/z 190.00([M+H]
+)として単離された。
【0793】
実施例119:1−(1−(4−ビニルフェニル)−1H−1,2,4−トリアゾル−5−イル)エタノン(DI78)の製造
【0794】
【化267】
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【0795】
25mLのTHF中の1−(4−ビニル−フェニル)−1H−[1,2,4]トリアゾール(1g、5.8mmol)の攪拌溶液にn−BuLi(0.37g、5.8mmol)を−78℃で添加しかつ30min攪拌した。これにTHF中のN−メトキシ−N−メチルアセトアミド(0.66g、6.4mmol)を添加し、そして結果として生じる反応混合物を周囲温度で16h攪拌した。該反応混合物を飽和水性NH
4Cl溶液でクエンチしかつEtOAc(3×50mL)で抽出した。合わせられたEtOAc層を塩水で洗浄し、そして硫酸ナトリウムで乾燥しかつ減圧下に濃縮した。該粗化合物をフラッシュクロマトグラフィー(SiO
2、100−200メッシュ、石油エーテル中40%EtOAc)により精製して、表題化合物を灰白色固形物(280mg、23%):mp 97−98℃;
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δ 8.10(s、1H)、7.50(d、2H)、7.38(d、2H)、6.68(dd、1H)、5.85(d、1H)、5.38(d、1H)、2.75(s、3H);ESIMS m/z 214.14([M+H]
+)として提供した。
【0796】
実施例120:シクロプロピル(1−(4−ビニルフェニル)−1H−1,2,4−トリアゾル−5−イル)メタノン(DI79)の製造
【0797】
【化268】
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【0798】
25mLのTHF中の1−(4−ビニル−フェニル)−1H−[1,2,4]トリアゾール(1g、5.8mmol)の攪拌溶液にn−BuLi(0.37g、5.8mmol)を−78℃で添加しかつ30min攪拌した。これにTHF中のN−メトキシN−メチルシクロプロポキシド(0.82g、6.4mmol)を添加し、そして結果として生じる反応混合物を周囲温度で16h攪拌した。該反応混合物を飽和水性NH
4Cl溶液でクエンチしかつEtOAc(3×25mL)で抽出した。合わせられたEtOAc層を塩水で洗浄し、そして硫酸ナトリウムで乾燥しかつ減圧下に濃縮した。該粗化合物をフラッシュクロマトグラフィー(SiO
2、100−200メッシュ、石油エーテル中40%EtOAc)により精製して、表題化合物を灰白色固形物(420mg、30%):mp 90−91℃;
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δ 8.12(s、1H)、7.50(d、J=7.8Hz、2H)、7.38(d、J=7.8Hz、2H)、6.75(dd、J=16.3、10.7Hz、1H)、5.81(d、J=16.3Hz、1H)、5.35(d、J=10.7Hz、1H)、3.22(m、1H)、1.27(m、2H)、1.18(m、2H);ESIMS m/z 240.18([M+H]
+);IR(薄膜)2922、1630cm
-1として提供した。
【0799】
実施例121:5−(メチルチオ)−1−(4−ビニルフェニル)−1H−1,2,4−トリアゾール(DI80)の製造
【0800】
【化269】
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【0801】
50mLのTHF中の1−(4−ビニル−フェニル)−1H−[1,2,4]トリアゾール(1g、5.8mmol)の攪拌溶液にn−BuLi(0.41g、6.4mmol)を−78℃で添加しかつ30min攪拌した。これにTHF中のジメチルジスルフィド(0.6g、6.43mmol)を添加し、そして結果として生じる反応混合物を周囲温度で16h攪拌した。該反応混合物を飽和水性NH
4Cl溶液でクエンチしかつEtOAc(3×25mL)で抽出した。合わせられたEtOAc層を塩水で洗浄し、そして硫酸ナトリウムで乾燥しかつ減圧下に濃縮した。該粗化合物をフラッシュクロマトグラフィー(SiO
2、100−200メッシュ、石油エーテル中40%EtOAc)により精製して、表題化合物を灰白色固形物(0.6g、48%):mp 68−70℃;
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δ 7.96(s、1H)、7.05(m、4H)、6.75(dd、J=16.4、10.7Hz、1H)、5.81(d、J=16.4Hz、1H)、5.35(d、J=10.7Hz、1H)、2.73(s、3H);ESIMS m/z 218.09([M+H]
+)として提供した。
【0802】
実施例122:5−メチル−1−(4−ビニルフェニル)−1H−1,2,4−トリアゾール(DI81)の製造
【0803】
【化270】
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【0804】
10mLのTHF中の1−(4−ビニル−フェニル)−1H−[1,2,4]トリアゾール(0.5g、2.9mmol)の攪拌溶液にn−BuLi(0.22g、3.5mmol)を−78℃で添加しかつ30min攪拌した。これにTHF中のヨウ化メチル(0.50g、3.5mmol)を添加し、そして結果として生じる反応混合物を周囲温度で16h攪拌した。該反応混合物を飽和水性NH
4Cl溶液でクエンチしかつEtOAc(3×25mL)で抽出した。合わせられたEtOAc層を塩水で洗浄し、そして硫酸ナトリウムで乾燥しかつ減圧下に濃縮した 該粗化合物をフラッシュクロマトグラフィー(SiO
2、100−200メッシュ、石油エーテル中40%EtOAc)により精製して、表題化合物を淡褐色液体(250mg、46%):
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δ 7.93(s、1H)、7.55(d、J=9Hz、2H)、7.42(d、J=9Hz、2H)、6.76(dd、J=18、11Hz、1H)、5.83(d、J=18Hz、1H)、5.38(d、J=11Hz、1H)、2.55(s、3H);ESIMS m/z 186.13([M+H]
+);IR(薄膜)1517、1386、1182、847cm
-1として提供する。
【0805】
実施例97:(E)−1−(4−(3−(3,5−ジクロロフェニル)−4,4,4−トリフルオロブト−1−エン−1−イル)フェニル)−1H−1,2,4−トリアゾール(DC1)の製造
【0806】
【化271】
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【0807】
1,2−ジクロロベンゼン(25mL)中の1−(1−ブロモ−2,2,2−トリフルオロ−エチル)−3,5−ジクロロ−ベンゼン(2.0g、6.51mmol)の攪拌溶液に、1−(4−ビニル−フェニル)−1H−[1,2,4]トリアゾール(2.22g、13.0mmol)、CuCl(64mg、0.65mmol)および2,2−ビピリジル(0.2g、1.3mmol)を添加した。結果として生じる反応混合物をアルゴンで30min脱気し、その後180℃で24h攪拌した。反応の完了(TLC)後に該反応混合物を周囲温度に冷却しかつ濾過し、そして濾液を減圧下に濃縮した。フラッシュクロマトグラフィー(SiO
2、100−200メッシュ;石油エーテル中25−30%EtOAc)による精製が、表題化合物を灰白色固形物(0.8g、32%):mp 93−97℃;
1H NMR(300MHz、CDCl
3)δ 8.56(s、1H)、8.11(s、1H)、7.68(d、J=8.4Hz、2H)、7.54(d、J=8.4Hz、2H)、7.38(t、J=1.8Hz、1H)、7.29(s、2H)、6.62(d、J=15.6Hz、1H)、6.42(dd、J=15.6、8.2Hz、1H)、4.15(m、1H);ESIMS m/z 398.05([M+H]
+)として提供した。
【0808】
表1の化合物DC2−DC37、DC44、DC45、DC47−49、DC50、DC51、DC54、DC58、DC60、DC62およびDC63−DC67は、実施例97に開示される手順に従って作成した。
【0809】
実施例98:(E)−2−(3−ニトロ−1H−1,2,4−トリアゾル−1−イル)−5−(4,4,4−トリフルオロ−3−(3,4,5−トリクロロフェニル)ブト−1−エン−1−イル)ベンゾニトリル(DC40)の製造
【0810】
【化272】
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【0811】
1,2−ジクロロベンゼン(10mL)中の2−(3−ニトロ−1H−1,2,4−トリアゾル−1−イル)−5−ビニルベンゾニトリル(0.9g、3.7mmol)の攪拌溶液に、5−(1−ブロモ−2,2,2−トリフルオロエチル)−1,2,3−トリクロロベンゼン(2.5g、7.5mmol)、CuCl(73mg、0.74mmol)および2,2−ビピリジル(0.23g、1.49mmol)を添加し、そして結果として生じる反応混合物をアルゴンで30min脱気し、そしてその後180℃で14h攪拌した。反応の完了(TLC)後に該反応混合物を周囲温度に冷却しかつ濾過し、そして濾液を減圧下に濃縮した。フラッシュクロマトグラフィー(SiO
2、100−200メッシュ、石油エーテル中25−30%EtOAc)による精製が、表題化合物を灰白色固形物(0.9g、50%):mp 70−73℃;
1H NMR(300MHz、CDCl
3)δ 8.86(s、1H)、7.88(m、3H)、7.44(s、2H)、6.67(d、J=16.0Hz、1H)、6.56(dd、J=16.0、7.6Hz、1H)、4.19(m、1H);ESIMS m/z 436.11([M−2H]
-)として提供した。
【0812】
実施例99:(E)−2−(3−アミノ−1H−1,2,4−トリアゾル−1−イル)−5−(4,4,4−トリフルオロ−3−(3,4,5−トリクロロフェニル)ブト−1−エン−1−イル)ベンゾニトリル(DC41)の製造
【0813】
【化273】
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【0814】
MeOH(10mL)中の(E)−2−(3−ニトロ−1H−1,2,4−トリアゾル−1−イル)−5−(4,4,4−トリフルオロ−3−(3,4,5−トリクロロフェニル)ブト−1−エニル)ベンゾニトリル(0.6g、1.2mmol)の攪拌溶液に、Zn末(0.39g、5.98mmol)およびsat.aq NH
4Cl溶液(5mL)を添加し、そして結果として生じる反応混合物を周囲温度で2h攪拌した。反応の完了(TLC)後に該反応塊を減圧下に濃縮した。該反応塊をCH
2Cl
2で希釈し、celite床で濾過し、そして得られた濾液を減圧下に濃縮して、表題化合物を固形物(0.5g、89%):mp 72−75℃;
1H NMR(300MHz、DMSO−d
6)δ 8.72(s、1H)、8.26(s、1H)、8.01(d、J=8.4Hz、1H)、7.91(s、2H)、7.77(d、J=8.4Hz、1H)、6.42(dd、J=15.6、9.2Hz、1H)、6.83(d、J=15.6Hz、1H)、5.87(s、2H)、4.89(m、1H);ESIMS m/z 469.95([M−H]
-)として提供した。
【0815】
表1の化合物DC38は実施例99に開示される手順に従って作成した。また、表1の化合物DC55は、塩化アンモニウムの代わりにギ酸アンモニウムを使用することを除き、実施例99に開示される手順に従って化合物DC54から作成した。
【0816】
実施例100:(E)−N−(1−(2−シアノ−4−(4,4,4−トリフルオロ−3−(3,4,5−トリクロロフェニル)ブト−1−エン−1−イル)フェニル)−1H−1,2,4−トリアゾル−3−イル)−N−(シクロプロパンカルボニル)シクロプロパンカルボキサミド(DC42)の製造
【0817】
【化274】
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【0818】
周囲温度のCH
2Cl
2中の(E)−2−(3−アミノ−1H−1,2,4−トリアゾル−1−イル)−5−(4,4,4−トリフルオロ−3−(3,4,5−トリクロロフェニル)ブト−1−エニル)ベンゾニトリル(0.1g、0.21mmol)の攪拌溶液に塩化シクロプロピルカルボニル(0.045g、0.42mmol)を添加し、そして該反応混合物を周囲温度で2h攪拌した。該反応混合物をCH
2Cl
2で希釈しかつ水および塩水で洗浄し、そしてNa
2SO
4で乾燥した。減圧下の濃縮および調製的HPLCによる精製が、表題化合物を固形物(0.09g、79%):mp 104−107℃;
1H NMR(300MHz、CDCl
3)δ 8.78(s、2H)、7.83(s、1H)、7.80(m、2H)、7.42(s、2H)、6.65(d、J=16.4Hz、1H)、6.51(dd、J=7.6、8.0Hz、1H)、4.17(m、1H)、2.16(m、2H)、1.25(m、4H)、1.00(m、4H);ESIMS m/z 609.98([M+H]
+);IR(薄膜)2234、1714、1114、807cm
-1として提供した。
【0819】
実施例101:(E)−N−(1−(2−シアノ−4−(4,4,4−トリフルオロ−3−(3,4,5−トリクロロフェニル)ブト−1−エン−1−イル)フェニル)−1H−1,2,4−トリアゾル−3−イル)シクロプロパンカルボキサミド(DC43)の製造
【0820】
【化275】
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【0821】
0℃のCH
2Cl
2中の(E)−2−(3−アミノ−1H−1,2,4−トリアゾル−1−イル)−5−(4,4,4−トリフルオロ−3−(3,4,5−トリクロロフェニル)ブト−1−エニル)ベンゾニトリル(0.15g、0.31mmol)の攪拌溶液にTEA(0.1g、1mmol)および塩化シクロプロピルカルボニル(0.04g、0.38mmol)を添加し、そして該反応混合物を0℃で1h攪拌した。該反応混合物をCH
2Cl
2で希釈し、そして水および塩水で洗浄しかつNa
2SO
4で乾燥した。減圧下の濃縮およびカラムクロマトグラフィー(SiO
2、100−200メッシュ)による精製が、表題化合物を固形物(66mg、34%):mp 109−112℃;
1H NMR(300MHz、DMSO−d
6)δ 10.94(br s、1H)、8.36(s、1H)、8.08(m、J=8.4Hz、1H)、7.91(s、2H)、7.84(d、J=8.4Hz、1H)、7.13(dd、J=15.6、9.2Hz、1H)、6.87(d、J=15.6Hz、1H)、4.92(m、1H)、1.99(br s、1H)、0.82(s、4H);ESIMS m/z 540.04([M+H]
+);IR(薄膜)3233、2233、1699、1114、807cm
-1として提供した。
【0822】
表1の化合物DC39は実施例101に開示される手順に従って作成した。
【0823】
実施例102:1−(4−(1H−1,2,4−トリアゾル−1−イル)フェニル)エタノン(DI74)の製造
【0824】
【化276】
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【0825】
DMF(100mL)中の4−ブロモアセトフェノン(10g、50mmol)の攪拌溶液に、1,2,4−トリアゾール(5g、75mmol)、Cs
2CO
3(32.6g、100.5mmol)およびCuI(1.4g、10.1mmol)を添加し、そして結果として生じる反応混合物を48h還流した。反応の完了(TLCによる)後に該反応混合物を周囲温度に冷却し、そして水(200mL)で希釈しかつEtOAcで抽出した。合わせられた有機層を塩水で洗浄しかつNa
2SO
4で乾燥し、そして減圧下に濃縮した。ジエチルエーテルで洗浄することによる精製が、表題化合物を固形物(5g、96%):
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δ 8.71(s、1H)、8.16、(s、1H)、8.13(d、J=8.6Hz、2H)、7.83(d、J=8.6Hz、2H)、2.66(s、3H);ESIMS m/z 186.02([M−H]
-)として提供した。
【0826】
実施例103:1−(4−(1H−1,2,4−トリアゾル−1−イル)フェニル)−3−(3,5−ジクロロフェニル)−4,4,4−トリフルオロブタン−1−オン(DI75)の製造
【0827】
【化277】
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【0828】
段階1。1−(4−(1−(トリメチルシリルオキシ)ビニル)フェニル)−1H−1,2,4−トリアゾール(DI76) 0℃のCH
2Cl
2中の1−(4−(1H−1,2,4−トリアゾル−1−イル)フェニル)エタノン(4.5g、24.0mmol)の攪拌溶液に、TEA(3.7g、36.1mmol)およびトリフルオロメタンスルホン酸トリメチルシリル(8g、36mmol)を添加し、そして結果として生じる反応混合物を1h攪拌した。該反応混合物をsat aq重炭酸ナトリウム溶液およびエーテルの混合物でクエンチした。エーテル層およびを分離し、塩水で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥しかつ減圧下に濃縮して表題化合物(5.5g)を提供し、これを次の段階に直接導いた。
【0829】
段階2。1−(4−(1H−1,2,4−トリアゾル−1−イル)フェニル)−3−(3,5−ジクロロフェニル)−4,4,4−トリフルオロブタン−1−オン(DI75):1,2−ジクロロベンゼン(30mL)中の1−(4−(1−(トリメチルシリルオキシ)ビニル)フェニル)−1H−1,2,4−トリアゾール(6g、23mmol)および1−(1−ブロモ−2,2,2−トリフルオロ−エチル)−3,5−ジクロロベンゼン(7.1g、34.7mmol)の攪拌溶液にをアルゴンで脱気した。これに、CuCl(0.23g、2.31mmol)および2,2−ビピリジル(0.73g、4.63mmol)を上の反応混合物に添加し、そして結果として生じる反応混合物を180℃に18h加熱した。反応の完了(TLCによる)後に該反応混合物をシリカゲルに吸着させ、そしてカラムクロマトグラフィー(SiO2;石油エーテル中10%EtOAc)により精製して、表題化合物を固形物(3g、31%):
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δ 8.67(s、1H)、8.15(s、1H)、8.10(d、J=8.3Hz、2H)、7.82(d、J=8.3Hz、2H)、7.33(m、1H)、7.30(m、2H)、4.20(m、1H)、3.63(m、2H);ESIMS m/z 412.14([M−H]
-)として提供した。
【0830】
実施例104:2−(4−(1H−1,2,4−トリアゾル−1−イル)フェニル)−4−(3,5−ジクロロフェニル)−5,5,5−トリフルオロペンタン−2−オール(DI77)の製造
【0831】
【化278】
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【0832】
0℃に冷却されたTHF中の1−(4−(1H−1,2,4−トリアゾル−1−イル)フェニル)−3−(3,5−ジクロロフェニル)−4,4,4−トリフルオロブタン−1−オン(300mg、0.726mmol)の溶液に臭化メチルマグネシウム(450mg、5mmol)を一滴ずつ添加した。該反応を0℃で3h攪拌し、その後該反応混合物をsat aq NH
4Cl溶液でクエンチしかつ酢酸エチルで抽出した。合わせられたEtOAc層を水および塩水で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥しかつ減圧下に濃縮した。カラムクロマトグラフィー(SiO
2、100−200メッシュ;石油エーテル中20%−25%EtOAc)による精製が、表題化合物を固形物(100mg、32%):
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δ 2種のジアステレオ異性体 8.58(s、1H、少量)、8.48(s、1H、主要)、8.13(s、1H、少量)、8.09(s、1H、主要)、7.70(d、J=9.0Hz、2H、少量)、7.53(d、J=9.0Hz、2H、少量)、7.40(d、J=9.0Hz、2H、主要)、7.31(m、1H、少量)、7.27(d、J=9.0Hz、2H、主要)、7.20(m、2H、少量)、7.01(m、1H、主要)、6.75(m、2H、主要)、350(m、1H)、2.50(m、2H)、1.56(s、3H、主要)、1.54(s、3H、少量);ESIMS m/z 430.05([M+H]
+)として提供した。
【0833】
実施例105:(E)−1−(4−(4−(3,5−ジクロロフェニル)−5,5,5−トリフルオロペント−2−エン−2−イル)フェニル)−1H−1,2,4−トリアゾール(DC68)の製造
【0834】
【化279】
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【0835】
トルエン中の2−(4−(1H−1,2,4−トリアゾル−1−イル)フェニル)−4−(3,5−ジクロロフェニル)−5,5,5−トリフルオロペンタン−2−オール(100mg、0.233mmol)の溶液に触媒量のp−トルエンスルホン酸(PTSA)を添加し、そして水を12hの経過にわたり共沸蒸留により除去した。該反応混合物を周囲温度に冷却しかつ酢酸エチルに溶解した。該溶液をsat aq NaHCO
3溶液および塩水で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥しかつ減圧下に濃縮した。カラムクロマトグラフィー(SiO
2、100−200メッシュ;石油エーテル中20%−25%EtOAc)による精製が、表題化合物を固形物(30mg、31%)として提供した。
【0836】
実施例123:(E)−5−(3−(3,5−ジクロロフェニル)−4,4,4−トリフルオロブト−1−エン−1−イル)−2−(1H−1,2,4−トリアゾル−1−イル)ベンズアルデヒド(DC52)の製造
【0837】
【化280】
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【0838】
−78℃のトルエン(10mL)中の(E)−5−(3−(3,5−ジクロロフェニル)−4,4,4−トリフルオロブト−1−エン−1−イル)−2−(1H−1,2,4−トリアゾル−1−イル)ベンゾニトリル(0.3g、0.71mmol)の攪拌溶液に水素化ジイソブチルアルミニウム(DIBAL−H、トルエン中1.0M溶液;0.85mL)を一滴ずつ添加し、そして該反応混合物を−78℃で20min攪拌した。該反応混合物を1N HCl溶液の添加でクエンチし、その後水層をEtOAc(2回)で抽出した。合わせられた有機層を塩水で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥しかつ減圧下に濃縮した。該粗化合物をフラッシュカラムクロマトグラフィー(SiO
2;50%EtOAc/石油エーテル)により精製して、表題化合物を黄色油状物として提供した。
【0839】
表1の化合物DC53は実施例123に開示される手順に従って作成した。
【0840】
実施例124:(E)−5−(3−(3,5−ジクロロフェニル)−4,4,4−トリフルオロブト−1−エン−1−イル)−N−メチル−2−(1H−1,2,4−トリアゾル−1−イル)アニリン(DC57)の製造
【0841】
【化281】
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【0842】
CH
2Cl
2(10mL)中の(E)−5−(3−(3,5−ジクロロフェニル)−4,4,4−トリフルオロブト−1−エン−1−イル)−2−(1H−1,2,4−トリアゾル−1−イル)アニリン(0.3g、0.7mmol)の攪拌溶液にTEA(0.155mL、1.09mmol)およびヨウ化メチル(0.124g、0.873mmol)を添加した。該反応を周囲温度で18h攪拌した。CH
2Cl
2層を水および塩水で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥しかつ減圧下に濃縮した。該粗化合物をフラッシュカラムクロマトグラフィー(SiO
2;50%EtOAc/石油エーテル)により精製して、表題化合物を黄色半固形物(0.07g、70%)として提供した。
【0843】
実施例125:(E)−5−(3−(3,5−ジクロロフェニル)−4,4,4−トリフルオロブト−1−エン−1−イル)−2−(1H−1,2,4−トリアゾル−1−イル)安息香酸(DC61)の製造
【0844】
【化282】
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【0845】
6N HCl(10mL)中の(E)−エチル5−(3−(3,5−ジクロロフェニル)−4,4,4−トリフルオロブト−1−エン−1−イル)−2−(1H−1,2,4−トリアゾル−1−イル)ベンゾエート(0.2g、0.4mmol)の溶液を100℃で18h攪拌した。該反応を周囲温度に冷却し、白色固形沈殿物をもたらした。該沈殿物を濾過して、表題化合物を白色固形物(0.12g、60%)として提供した。
【0846】
実施例126:(Z)−5−((E)−3−(3,5−ジクロロフェニル)−4,4,4−トリフルオロブト−1−エン−1−イル)−N’−ヒドロキシ−2−(1H−1,2,4−トリアゾル−1−イル)ベンズイミドアミド(DC59)の製造
【0847】
【化283】
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【0848】
9:1 エタノール/水混合物(10mL)中の(E)−5−(3−(3,5−ジクロロフェニル)−4,4,4−トリフルオロブト−1−エン−1−イル)−2−(1H−1,2,4−トリアゾル−1−イル)ベンゾニトリル(0.3g、0.71mmol)、酢酸ナトリウム(0.087g、1.065mmol)および塩化ヒドロキシルアンモニウム(0.072g、1.065mmol)の溶液を70℃で8h攪拌した。該反応を周囲温度に冷却しそしてエタノールを蒸発させた。残渣を水に溶解しかつEtOAc(2回)で抽出した。合わせられた有機層を塩水で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥しかつ減圧下で濃縮して、表題化合物を灰白色固形物として提供した。
【0849】
実施例127:(E)−1−(4−(3−(3,5−ジクロロフェニル)−4,4,4−トリフルオロ−3−メトキシブト−1−エン−1−イル)フェニル)−1H−1,2,4−トリアゾール(DC70)の製造
【0850】
【化284】
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【0851】
段階1。(E)−3−(4−(1H−1,2,4−トリアゾル−1−イル)フェニル)−1−(3,5−ジクロロフェニル)プロプ−2−エン−1−オン:エタノール(20mL)中の1−(3,5−ジクロロフェニル)エタノン(0.5g、2.6mmol)の溶液に4−(1H−1,2,4−トリアゾル−1−イル)ベンズアルデヒド(0.46g、2.65mmol)を添加し、そして該反応を0℃に冷却した。水(10mL)中の水酸化ナトリウム(0.22g、5.29mmol)をその後添加し、そして該反応を0℃で2h攪拌させた。該反応をEtOAcで抽出し、そして合わせられた有機層をNa
2SO
4で乾燥しかつ減圧下で濃縮して、表題化合物(0.149g、17%):);ESIMS m/z 430.05([M+H]
+)344.08を提供した。
【0852】
段階2。(E)−4−(4−(1H−1,2,4−トリアゾル−1−イル)フェニル)−2−(3,5−ジクロロフェニル)−1,1,1−トリフルオロブト−3−エン−2−オール(DC69):THF(150mL)中の(E)−3−(4−(1H−1,2,4−トリアゾル−1−イル)フェニル)−1−(3,5−ジクロロフェニル)プロプ−2−エン−1−オン(1g、3mmol)の溶液に、トリフルオロメチルトリメチルシラン(0.517g、3.644mmol)およびフッ化テトラ−n−ブチルアンモニウム(TBAF)(1.0M、1mL)を0℃で添加した。該反応を周囲温度にゆっくりと加温しそして2h攪拌させた。該反応をその後0℃に冷却し、そして5M HCl溶液を添加しかつ該反応を周囲温度で追加の4h攪拌した。該反応をCH
2Cl
2で抽出し、そして合わせられた有機層をNa
2SO
4で乾燥しかつ減圧下に濃縮した。該粗化合物をフラッシュカラムクロマトグラフィー(SiO
2;25%EtOAc/ヘキサン)により精製して、表題化合物を灰白色固形物(0.3g、25%)として提供した。
【0853】
段階3。(E)−1−(4−(3−(3,5−ジクロロフェニル)−4,4,4−トリフルオロ−3−メトキシブト−1−エン−1−イル)フェニル)−1H−1,2,4−トリアゾール(DC70):THF(5mL)中の(E)−4−(4−(1H−1,2,4−トリアゾル−1−イル)フェニル)−2−(3,5−ジクロロフェニル)−1,1,1−トリフルオロブト−3−エン−2−オール(0.15g、0.36mmol)の溶液に0℃でNaH(60%、10mg、0.44mmol)を添加した。該反応を0℃で30min攪拌させ、その後ヨウ化メチル(61mg、0.44mmol)をゆっくりと添加し、そして該反応を周囲温度に加温しかつ4h攪拌させた。該反応をaq NH
4Cl溶液でクエンチしかつCH
2Cl
2で抽出した。合わせられた有機層をNa
2SO
4で乾燥しかつ減圧下に濃縮して、表題化合物を灰白色固形物(55mg、35%)として提供した。
予言的実施例F11:(E)−2−ブロモ−N’−メチル−N’−プロピオニル−4−(4,4,4−トリフルオロ−3−(3,4,5−トリクロロフェニル)ブト−1−エン−1−イル)ベンゾヒドラジド(F11)の製造
【0854】
【化285】
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【0855】
予言的に、(E)−2−ブロモ−4−(4,4,4−トリフルオロ−3−(3,4,5−トリクロロフェニル)ブト−1−エン−1−イル)安息香酸を、1,2−ジクロロエタン(DCE)中N−(3−ジメチルアミノプロピル)−N’−エチル−カルボジイミド塩酸塩(EDC・HCl)およびDMAPの存在下にN−メチルプロピオノヒドラジドと反応させて、表題分子を提供することができる(Org.Lett.2004、6、929−931)。
【0856】
実施例128:(E)−2−ブロモ−N’−メチル−N’−プロピオニル−4−(4,4,4−トリフルオロ−3−(3,4,5−トリクロロフェニル)ブト−1−エン−1−イル)ベンゾヒドラジド(F11)の製造
【0857】
【化286】
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【0858】
DCE(15mL)中の(E)−2−ブロモ−4−(4,4,4−トリフルオロ−3−(3,4,5−トリクロロフェニル)ブト−1−エニル)安息香酸(200mg、0.41mmol)の攪拌溶液に、N−メチルプロピオノヒドラジド(第WO 2009110510号明細書)(50mg、0.49mmol)、DMAP(55mg、0.45mmol)、EDC・HCl(60mg、0.41mmol)およびDIPEA(0.20mL、1.1mmol)を添加した。該反応混合物を25℃で12h攪拌し、水で希釈しかつEtOAcで抽出した。合わせられた有機層を塩水で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥しかつ減圧下に濃縮した。ヘキサン中30%EtOAcで溶出するフラッシュカラムクロマトグラフィー(SiO
2、100−200メッシュ)による精製が、表題化合物を灰白色固形物(86mg、34%)として提供した。
【0859】
実施例129:(E)−N−(2−アミノエチル)−2−ブロモ−4−(4,4,4−トリフルオロ−3−(3,4,5−トリクロロフェニル)ブト−1−エニル)ベンズアミドの製造
【0860】
【化287】
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【0861】
段階1。(E)−tert−ブチル2−(2−ブロモ−4−(4,4,4−トリフルオロ−3−(3,4,5−トリクロロフェニル)ブト−1−エニル)ベンズアミド)エチルカルバメート:PyBOP(420mg、0.82mmol)およびDIPEA(0.410mL、2.46mmol)を、CH
2Cl
2(10mL)中の(E)−2−ブロモ−4−(4,4,4−トリフルオロ−3−(3,4,5−トリクロロフェニル)ブト−1−エニル)安息香酸(400mg、0.82mmol)およびtert−ブチル2−アミノエチルカルバメート(130mg、0.82mmol)の攪拌溶液に添加し、そして該反応混合物を周囲温度で18h攪拌した。該反応混合物を水とCH
2Cl
2(25mL)の間で分配した。有機層を2N HCl次いで飽和NaHCO
3および塩水で洗浄した。有機層を乾燥し(Na
2SO
4)、濾過し、濃縮し、そして残渣を石油エーテル中40%EtOAcで溶出するシリカ(100−200メッシュ)でのカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を褐色固形物(200mg、39%):
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6)δ 8.38(t、J=5.2Hz、1H)、7.91−7.89(m、3H)、7.58(d、J=6.8Hz、1H)、7.41(d、J=7.6Hz、1H)、6.99(dd、J=15.6、9.2Hz、1H)、6.84(t、J=6.0Hz、1H)、6.76(t、J=15.6Hz、1H)、4.84−4.80(m、1H)、3.24−3.20(m、2H)、3.11−3.08(m、2H)、1.30(s、9H);ESIMS m/z 628.80([M+H]
+);IR(薄膜)3365、1701、1167、699、555cm
-1として提供した。
【0862】
段階2。(E)−N−(2−アミノエチル)−2−ブロモ−4−(4,4,4−トリフルオロ−3−(3,4,5−トリクロロフェニル)ブト−1−エニル)ベンズアミド:TFA(0.5mL)を、CH
2Cl
2(10mL)中の(E)−tert−ブチル2−(2−ブロモ−4−(4,4,4−トリフルオロ−3−(3,4,5−トリクロロフェニル)ブト−1−エニル)ベンズアミド)エチルカルバメート(200mg、0.31mmol)の攪拌溶液に0℃で添加し、そして該反応混合物をその後周囲温度で18h攪拌した。揮発物を減圧下に蒸発させ;水を残渣に添加しかつ該混合物をCH
2Cl
2で抽出した。有機層を塩水で洗浄し、乾燥し(Na
2SO
4)、濾過し、濃縮し、そして残渣をCH
2Cl
2中1−5%MeOHで溶出するシリカ(100−200メッシュ)でのカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を褐色固形物(50mg、31%):
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6)δ 8.56(bs、1H)、7.70(bs、2H)、7.94−7.91(m、3H)、7.62−7.59(m、1H)、7.50(d、J=7.6Hz、1H)、7.00(dd、J=15.6、9.2Hz、1H)、6.77(d、J=15.6Hz、1H)、4.84−4.81(m、1H)、3.46−3.41(m、2H)、2.95−2.92(m、2H);ESIMS m/z 528.72([M+H]
+);IR(薄膜)3435、1671、1113、722、555cm
-1として提供した。
【0863】
以下の化合物は実施例129の段階2に開示される手順に従って作成した。
(E)−N−(2−アミノエチル)−4−(4,4,4−トリフルオロ−3−(3,4,5−トリクロロフェニル)ブト−1−エン−1−イル)−2−(トリフルオロメチル)ベンズアミド
【0864】
【化288】
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【0865】
褐色半固形物すなわち
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δ 7.58(s、1H)、7.50(s、2H)、7.40(s、2H)、6.57(d、J=15.9Hz、1H)、6.41(dd、J=15.9、7.9Hz、1H)、4.10(p、J=8.6Hz、1H)、3.52(q、J=5.2Hz、2H)、3.01−2.94(m、2H);
19F NMR(376MHz、CDCl
3)δ −59.11、−68.61;ESIMS m/z 521([M+H]
+)として単離された。
(E)−N−(1−アミノ−2−メチルプロパン−2−イル)−4−(4,4,4−トリフルオロ−3−(3,4,5−トリクロロフェニル)ブト−1−エン−1−イル)−2−(トリフルオロメチル)ベンズアミド
【0866】
【化289】
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【0867】
褐色半固形物すなわち
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δ 7.64(d、J=1.1Hz、1H)、7.56(d、J=1.6Hz、1H)、7.53(d、J=7.9Hz、1H)、7.41(s、2H)、6.61(d、J=15.9Hz、1H)、6.41(dd、J=15.9、7.9Hz、1H)、6.29(s、1H)、4.11(p、J=8.6Hz、1H)、2.86(s、2H)、1.43(s、6H);
19F NMR(376MHz、CDCl
3)δ −58.81、−68.61;ESIMS m/z 549([M+H]
+)として単離された。
【0868】
実施例130:(E)−2−ブロモ−N’−メチル−4−(4,4,4−トリフルオロ−3−(3,4,5−トリクロロフェニル)ブト−1−エニル)−N’−(3,3,3−トリフルオロプロパノイル)ベンゾヒドラジド
【0869】
【化290】
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【0870】
段階1。(E)−tert−ブチル2−(2−ブロモ−4−(4,4,4−トリフルオロ−3−(3,4,5−トリクロロフェニル)ブト−1−エニル)ベンゾイル)−1−メチルヒドラジンカルボキシレート:DCE(15mL)中の(E)−2−ブロモ−4−(4,4,4−トリフルオロ−3−(3,4,5−トリクロロフェニル)ブト−1−エニル)安息香酸(800mg、1.63mmol)の攪拌溶液に、ヒドラジンカルボン酸tert−ブチル(290mg、1.96mmol)、DMAP(218mg、1.86mmol)、EDC・HCl(279mg、1.86mmol)およびDIPEA(0.8mL、4.89mmol)を添加した。該反応混合物を25℃で12h攪拌し、その後水で希釈しかつEtOAcで抽出した。合わせられた有機層を塩水で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥しかつ減圧下に濃縮した。フラッシュカラムクロマトグラフィー(SiO
2、100−200メッシュ;30%ヘキサン:EtOAcで溶出する)による精製が、表題化合物を褐色ガム状物(800mg、72%):
1H NMR(300MHz、DMSO−d
6)δ 10.5(bs、1H)、7.96(s、1H)、7.91(s、2H)、7.66(d、J=7.8Hz、1H)、7.37(s、1H)、7.03(dd、J=15.3、8.7Hz、1H)、6.78(d、J=15.9Hz、1H)、4.87−4.81(m、1H)、3.08(s、3H)、1.43(s、9H)として提供した。
【0871】
段階2。(E)−2−ブロモ−N’−メチル−4−(4,4,4−トリフルオロ−3−(3,4,5−トリクロロフェニル)ブト−1−エニル)ベンゾヒドラジド:HCl(ジオキサン中4M)を、1,4−ジオキサン(100mL)中の(E)−tert−ブチル2−(2−ブロモ−4−(4,4,4−トリフルオロ−3−(3,4,5−トリクロロフェニル)ブト−1−エニル)ベンゾイル)−1−メチルヒドラジンカルボキシレート(1.0g 1.6mmol)の攪拌溶液に添加した。該反応混合物を周囲温度で4h攪拌した。揮発物を蒸発させ、そして残渣をエーテルとともに摩砕して、表題化合物を薄黄色固形物(660、99%):
1H NMR(300MHz、DMSO−d
6)δ11.8(s、1H)、8.02(s、1H)、7.91(s、2H)、7.68(d、J=9.3Hz、2H)、7.52(d、J=8.1Hz、1H)、7.07(dd、J=15.6、9.3Hz、1H)、6.78(d、J=15.3Hz、1H)、4.89−4.83(m、1H)、2.81(s、3H);ESIMS m/z 517.0([M+H]
+)として提供した。
【0872】
段階3。(E)−2−ブロモ−N’−メチル−4−(4,4,4−トリフルオロ−3−(3,4,5−トリクロロフェニル)ブト−1−エニル)−N’−(3,3,3−トリフルオロプロパノイル)ベンゾヒドラジド:DCE(15mL)中の(E)−2−ブロモ−N’−メチル−4−(4,4,4−トリフルオロ−3−(3,4,5−トリクロロフェニル)ブト−1−エニル)ベンゾヒドラジド(200mg、0.46mmol)の攪拌溶液に、3,3,3−トリフルオロプロパン酸(59mg、0.38mmol)、DMAP(46mg、0.42mmol)、EDC・HCl(65mg、0.42mmol)およびDIPEA(0.2mL、1.16mmol)を添加した。該反応混合物を25℃で12h攪拌し、その後水で希釈しかつEtOAcで抽出した。合わせられた有機層を塩水で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥しかつ減圧下に濃縮した。フラッシュカラムクロマトグラフィー(SiO
2、100−200メッシュ;30%ヘキサン:EtOAcで溶出する)による精製が、表題化合物を黄色固形物(50mg、25%)として提供した。
【0873】
実施例131:4,4,4−トリフルオロ−N−メチルブタンヒドラジドの製造
【0874】
【化291】
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【0875】
0℃に冷却されたCH
2Cl
2(150mL)中のメチルヒドラジン(7.81g、169mmol)の攪拌溶液に、塩化4,4,4−トリフルオロブタノイル(2.72g、16.94mmol、CH
2Cl
2中0.3M溶液)をシリンジポンプを介し2時間にわたり添加した。該添加後に、該反応を0℃で1h攪拌し、そしてその後周囲温度に温まらせた。周囲温度で追加の1時間の攪拌後に、該反応混合物をNa
2CO
3の飽和水性溶液(400mL)中に注いだ。有機層を分離しかつ水性溶液を追加のCH
2Cl
2(1×150mL)で抽出した。CH
2Cl
2層を合わせ、Na
2SO
4で乾燥しかつ減圧下で濃縮して、表題化合物を黄色液体すなわち
1H NMR(400MHz、CDCl
3)主要ロトマー(rotomer)δ 3.77(s、2H)、3.20(s、3H)、2.93−2.85(m、2H)、2.48−2.33(m、2H);
13C NMR(101MHz、CDCl
3)主要ロトマー δ 172.81、127.22(q、J=276.0Hz)、29.55(q、J=29.4Hz)、25.70(q、J=3.0Hz);
19F NMR(376MHz、CDCl
3)主要ロトマー δ −66.69として提供した。
【0876】
実施例132:(E)−4−(4,4,4−トリフルオロ−3−(3,4,5−トリクロロフェニル)ブト−1−エン−1−イル)−N’−(4,4,4−トリフルオロブタノイル)−2−(トリフルオロメチル)ベンゾヒドラジドの製造
【0877】
【化292】
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【0878】
段階1。(E)−4−(4,4,4−トリフルオロ−3−(3,4,5−トリクロロフェニル)ブト−1−エン−1−イル)−2−(トリフルオロメチル)ベンゾイルクロリド:(E)−4−(4,4,4−トリフルオロ−3−(3,4,5−トリクロロフェニル)ブト−1−エン−1−イル)−2−(トリフルオロメチル)安息香酸(3.048g、6.38mmol)に未希釈塩化チオニル(10mL、138mmol)を添加し、そして該反応混合物を80℃で1.5h攪拌した。該反応混合物を減圧下に濃縮して、表題化合物を赤色ガム様残渣すなわち
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δ 8.05(d、J=8.2Hz、1H)、7.83−7.75(m、1H)、7.70(dd、J=8.2、1.7Hz、1H)、7.42(s、2H)、6.67(d、J=16.0Hz、1H)、6.55(dd、J=15.9、7.6Hz、1H)、4.16(p、J=8.5Hz、1H);
19F NMR(376MHz、CDCl
3)δ −59.59、−68.47;
13C NMR(101MHz、CDCl
3)δ 165.62、140.39、135.01、134.03、133.68(q、J=1.8Hz)、133.18(q、J=1.8Hz)、132.29、132.20、129.63、129.13(q、J=33.4Hz)、129.09、126.32(q、J=2.4Hz)、125.67(q、J=281.4Hz)、125.28(q、J=5.6Hz)、122.45(q、J=274.1Hz)、52.38(q、J=28.9Hz)として提供した。
【0879】
段階2。(E)−4−(4,4,4−トリフルオロ−3−(3,4,5−トリクロロフェニル)ブト−1−エン−1−イル)−N’−(4,4,4−トリフルオロブタノイル)−2−(トリフルオロメチル)ベンゾヒドラジド:DCE(3mL)中の(E)−4−(4,4,4−トリフルオロ−3−(3,4,5−トリクロロフェニル)ブト−1−エン−1−−イル)−2−(トリフルオロメチル)ベンゾイルクロリド(143mg、0.288mmol)の攪拌溶液に4,4,4−トリフルオロブタンヒドラジド(45mg、0.29mmol)および4−メチルモルホリン(63.4μL、0.577mmol)を添加し、そして結果として生じる反応混合物を周囲温度で18h攪拌した。該反応混合物を水で希釈しかつEtOAc(3×30mL)で抽出した。合わせられたEtOAc層を水性1M HCl(1×30mL)、飽和水性NaHCO
3(1×30mL)および塩水で洗浄した。生じる有機溶液をNa
2SO
4で乾燥しかつ減圧下に濃縮した。自動フラッシュカラムクロマトグラフィー(SiO
2、ヘキサンおよびEtOAc)による精製が、表題化合物をベージュ色固形物(78mg、42%):
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δ 10.23(s、1H)、9.85(s、1H)、7.70−7.62(m、1H)、7.55(dd、J=8.0、1.6Hz、1H)、7.51(d、J=8.0Hz、1H)、7.41(s、2H)、6.59(d、J=15.9Hz、1H)、6.44(dd、J=15.9、7.8Hz、1H)、4.19−4.05(m、1H)、2.51(dd、J=9.0、6.6Hz、2H)、2.37−2.18(m、2H);
19F NMR(376MHz、CDCl3)δ −59.46、−67.07、−68.59;ESIMS m/z 615([M−H]
-)として提供した。
【0880】
以下の化合物を実施例132の段階2に開示される手順に従って作成した。
(E)−tert−ブチル(2−(4−(4,4,4−トリフルオロ−3−(3,4,5−トリクロロフェニル)ブト−1−エン−1−イル)−2−(トリフルオロメチル)ベンズアミド)エチル)カルバメート
【0881】
【化293】
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【0882】
褐色半固形物すなわち
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δ 7.67(d、J=1.6Hz、1H)、7.61−7.48(m、2H)、7.42(s、2H)、6.62(d、J=15.9Hz、1H)、6.52(s、1H)、6.43(dd、J=15.9、7.9Hz、1H)、4.90(s、1H)、4.12(p、J=8.7Hz、1H)、3.56(q、J=5.5Hz、2H)、3.38(q、J=6.1Hz、2H)、1.42(s、9H);
19F NMR(376MHz、CDCl
3)δ −59.11、−68.58;ESIMS m/z 619([M+H]
+)として単離された。
(E)−N−(2−アミノ−2−メチルプロピル)−4−(4,4,4−トリフルオロ−3−(3,4,5−トリクロロフェニル)ブト−1−エン−1−イル)−2−(トリフルオロメチル)ベンズアミド
【0883】
【化294】
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【0884】
濃緑色固形物すなわちmp 55−65℃;
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δ 7.66(s、1H)、7.57(d、J=8.2Hz、1H)、7.53(d、J=7.7Hz、1H)、7.42(s、2H)、6.61(d、J=15.9Hz、1H)、6.42(dd、J=15.9、7.9Hz、1H)、4.12(p、J=8.6Hz、1H)、3.33(d、J=5.7Hz、2H)、2.05(s、1H)、1.17(s、6H);
19F NMR(376MHz、CDCl
3)δ −59.02、−68.60;ESIMS m/z 548([M+H]
+)として単離された。
(E)−tert−ブチル(2−メチル−2−(4−(4,4,4−トリフルオロ−3−(3,4,5−トリクロロフェニル)ブト−1−エン−1−イル)−2−(トリフルオロメチル)ベンズアミド)プロピル)カルバメート
【0885】
【化295】
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【0886】
褐色半固形物すなわち
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δ 7.67−7.61(m、1H)、7.57−7.49(m、1H)、7.45(d、J=7.9Hz、1H)、7.41(s、2H)、6.69(s、1H)、6.61(d、J=15.9Hz、1H)、6.41(dd、J=15.9、7.8Hz、1H)、5.13(t、J=6.4Hz、1H)、4.12(p、J=8.6Hz、1H)、3.29(d、J=6.7Hz、2H)、1.45(s、6H)、1.40(s、9H);
19F NMR(376MHz、CDCl
3)δ −59.02、ロトマー −68.58および−68.60;ESIMS m/z 647([M+H]
+)として単離された。
【0887】
実施例133:N−メチルブタンヒドラジドの製造
【0888】
【化296】
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【0889】
0℃に冷却されたCH
2Cl
2(57mL)中のメチルヒドラジン(4.48mL、85mmol)の攪拌溶液に、無水酪酸(1.39mL、8.5mmol、CH
2Cl
2中0.3M溶液)をシリンジポンプを介して2hにわたり添加した。該添加後に該反応を0℃で1h攪拌し、そしてその後、周囲温度にゆっくりと加温しながら一夜攪拌させた。該反応混合物を飽和Na
2CO
3の溶液(200mL)中に注いだ。有機層を分離し、Na
2SO
4で乾燥しかつ減圧下に濃縮して、表題化合物を黄色液体すなわち
1H NMR(400MHz、CDCl
3)主要ロトマー δ 4.47(s、2H)、3.21(s、3H)、2.31(dd、J=8.1、7.0Hz、2H)、1.66(h、J=7.5Hz、2H);
13C NMR(101MHz、CDCl
3)主要ロトマー δ 171.67、38.48、34.76、18.74、13.90;EIMS m/z 116([M]
+)として提供した。
【0890】
実施例134:N−メチルシクロプロパンカルボヒドラジドの製造
【0891】
【化297】
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【0892】
段階1。ベンジル2−(シクロプロパンカルボニル)−2−メチルヒドラジンカルボキシレート:シクロプロパンカルボン酸(600mg、6.97mmol)、DMAP(170mg、1.39mmol)およびEDC・HCl(1.19g、7.67mmol)を、DCE(10mL)中の2−メチルヒドラジンカルボン酸ベンジル塩酸塩(JOC、2013、78、3541−3552.)(1.80g、8.37mmol)の攪拌溶液にその順序で添加し、そして該反応混合物を25℃で12h攪拌した。水を該反応混合物に添加しかつ該混合物をEtOAcで抽出した。有機層を塩水で洗浄し、乾燥し(Na
2SO
4)、濾過し、濃縮し、そして残渣をEtOAc中30%ヘキサンで溶出するシリカ(100−200メッシュ)でのカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を無色ガム状物(1.6g、80%):1H NMR(300MHz、DMSO−d
6)δ10.01(bs、1H)、7.37(s、5H)、5.18(s、2H)、2.97(s、3H)、1.98−1.89(m、1H)、0.70−0.68(m、4H);ESIMS m/z 247.0([M−H]
-);IR(薄膜)3502、2928、1736cm
-1として提供した。
【0893】
段階2。N−メチルシクロプロパンカルボヒドラジド:10%Pd/C(0.16g)を、MeOH(10mL)中のベンジル2−(シクロプロパンカルボニル)−2−メチルヒドラジンカルボキシレート(1.6g、6.45mmol)の攪拌溶液に添加した。該反応混合物を水素(20psi)下で3h攪拌した。揮発物を蒸発させ、そして残渣をEt
2Oとともに摩砕して、表題化合物を黄色液体(700mg、95%):
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6)δ 4.75(bs、2H)、3.00(s、3H)、2.71−2.68(m、1H)、0.70−0.62(m、4H)。ESIMS m/z 114.2([M+H]
+);IR(薄膜)3321、1633cm
-1として提供した。
【0894】
実施例135:(E)−N−(2−メチル−2−(2,2,2−トリフルオロアセトアミド)プロピル)−4−(4,4,4−トリフルオロ−3−(3,4,5−トリクロロフェニル)ブト−1−エン−1−イル)−2−(トリフルオロメチル)ベンズアミドの製造
【0895】
【化298】
[この文献は図面を表示できません]
【0896】
DMF(1mL)中のTo(E)−N−(2−アミノ−2−メチルプロピル)−4−(4,4,4−トリフルオロ−3−(3,4,5−トリクロロフェニル)ブト−1−エン−1−−ル)−2−(トリフルオロメチル)ベンズアミド(155mg、0.283mmol)、ヘキサフルオロリン酸1−[ビス(ジメチルアミノ)メチレン]−1H−1,2,3−トリアゾロ[4,5−b]ピリジニウム3−オキシド(oxid)(HATU)(118mg、0.311mmol)および2,2,2−トリフルオロ酢酸(0.026mL、0.340mmol)の溶液にN−メチルモルホリン(0.062mL、0.566mmol)を添加した。該混合物を周囲温度で18h攪拌し、その後水とEtOAcの間で分配した。有機層を水および塩水で洗浄し、乾燥し(硫酸ナトリウム)かつ減圧下に濃縮した。ヘキサン中EtOAc(10%−100%)で溶出するカラムクロマトグラフィーによる精製が、表題化合物を黄色油状物(26mg、13%)として提供した。
【0897】
実施例136:2,2,3,3,4,4,4−ヘプタフルオロ−N−メチルブタンヒドラジドの製造
【0898】
【化299】
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【0899】
CH
2Cl
2(57mL)中のメチルヒドラジン(4.5mL、85mmol)を0℃で冷却した。これにCH
2Cl
2中の無水2,2,3,3,4,4,4−ヘプタフルオロブタン酸(35g、8.5mmol)の0.15M溶液をシリンジポンプを介して2hにわたり添加した。添加が完了した後に該反応を周囲温度にゆっくりと加温した。18h後に該混合物はNa
2CO
3の飽和溶液(225mL)。を洗浄された。有機層をNa
2SO
4で乾燥しかつ真空中で濃縮して、表題化合物を黄色油状物(840mg、36%):
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δ 3.93(s、2H)、3.29(t、J=0.9Hz、3H);
19F NMR(376MHz、CDCl
3)主要ロトマー δ −80.58(t、J=9.8Hz)、−112.70−−112.94(m)、−123.59−−123.70(m);EIMS m/z 242([M]
+)として提供した。
【0900】
以下の予言的分子は予言的実施例F11に開示される手順に従って作成し得る。すなわち
【0901】
【表1-1】
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【0902】
【表1-2】
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【0903】
【表1-3】
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【0904】
【表1-4】
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【0905】
【表1-5】
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【0906】
【表1-6】
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【0907】
【表1-7】
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【0908】
以下の予言的分子は、本出願に開示される手順に従って作成し得る。すなわち
【0909】
【表2-1】
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【0910】
【表2-2】
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【0911】
【表2-3】
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【0912】
【表2-4】
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【0913】
【表2-5】
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【0914】
【表2-6】
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【0915】
【表2-7】
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【0916】
【表2-8】
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【0917】
【表2-9】
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【0918】
【表2-10】
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【0919】
【表2-11】
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【0920】
【表2-12】
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【0921】
【表2-13】
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【0922】
【表2-14】
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【0923】
【表2-15】
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【0924】
【表2-16】
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【0925】
【表2-17】
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【0926】
【表2-18】
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【0927】
【表2-19】
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【0928】
【表2-20】
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【0929】
【表2-21】
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【0930】
【表2-22】
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【0931】
【表2-23】
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【0932】
【表2-24】
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【0933】
【表2-25】
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【0934】
【表2-26】
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【0935】
【表2-27】
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【0936】
【表2-28】
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【0937】
【表2-29】
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【0938】
【表2-30】
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【0939】
【表2-31】
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【0940】
【表2-32】
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【0941】
【表2-33】
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【0942】
【表2-34】
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【0943】
【表2-35】
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【0944】
【表2-36】
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【0945】
【表2-37】
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【0946】
【表2-38】
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【0947】
【表2-39】
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【0948】
【表2-40】
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【0949】
【表2-41】
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【0950】
【表2-42】
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【0951】
【表2-43】
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【0952】
【表2-44】
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【0953】
【表2-45】
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【0954】
【表2-46】
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【0955】
実施例A:シロイチモンジヨトウ幼虫(「BAW」)およびアメリカタバコガ幼虫(「CEW」)ならびにイラクサギンウワバ(「CL」)でのバイオアッセイ
BAWは、その集団を減少させるための有効な寄生生物、疾患若しくは捕食生物をほとんど有しない。BAWは多くの雑草、樹木、草、マメおよび農作物にはびこる。多様な場所で、それは、他の植物のなかでもアスパラガス、綿、トウモロコシ、ダイズ、タバコ、アルファルファ、テンサイ、コショウ、トマト、ジャガイモ、タマネギ、さやエンドウ、ヒマワリおよび柑橘類に対する経済的関心事である。CEWはトウモロコシおよびトマトを攻撃することが既知であるが、しかし、それは、他の植物のなかでもアーティチョーク、アスパラガス、キャベツ、カンタロープ、コラード、ササゲ、キュウリ、ナス、レタス、ライマメ、メロン、オクラ、さやエンドウ、コショウ、ジャガイモ、カボチャ(pumpkin)、さや豆(snap beans)、ホウレンソウ、カボチャ(squash)、サツマイモおよびスイカもまた攻撃する。CEWはある種の殺虫剤に対し耐性であることもまた知られている。CLは広範な栽培植物および雑草を常食とする。それは容易にアブラナ科植物を常食とし、そしてブロッコリー、キャベツ、カリフラワー、白菜、コラード、ケール、カラシ、ラディッシュ、ルタバガ、カブおよびクレソンに損傷を与えることが報告されている。損傷される他の野菜作物は、テンサイ、カンタロープ、セロリ、キュウリ、ライマメ、レタス、アメリカボウフウ、エンドウ、コショウ、ジャガイモ、サヤインゲン(snap bean)、ホウレンソウ、カボチャ(squash)、サツマイモ、トマトおよびスイカを包含する。CLはある種の殺虫剤に対し耐性であることもまた知られている。結果、上の要因により、これら病害虫の防除が重要である。さらに、これら病害虫を防除する分子は他の病害虫の防除において有用である。
【0956】
本文書に開示されるある種の分子を、以下の実施例に記述される手順を使用してBAWおよびCEWならびにCLに対し試験した。結果の報告において、「BAWおよびCEWならびにCL評価の表」を使用した(表の節を参照されたい)。
【0957】
BAW(シロイチモジヨトウ(
Spodoptera exigua))でのバイオアッセイ
BAWでのバイオアッセイは128ウェルダイエットトレイアッセイを使用して実施した。1ないし5匹の第二齢BAW幼虫を、(50μLの90:10 アセトン−水混合物に溶解された)50μg/cm
2の試験化合物が(8ウェルのそれぞれに)適用されかつその後乾燥させられていた、1mLの人工餌で事前に満たされていたダイエットトレイの各ウェル(3mL)中に置いた。トレイを透明な自己接着性カバーで覆いかつ25℃、14:10の明−暗で5ないし7日間保持した。死亡率パーセントを各ウェル中の幼虫について記録し;8ウェル中の活性をその後平均した。結果は「表3:アッセイ結果」と題された表に示す(表の節を参照されたい)。
【0958】
CEW(アメリカタバコガ(
Helicoverpa zea))でのバイオアッセイ
CEWでのバイオアッセイは128ウェルダイエットトレイアッセイを使用して実施した。1ないし5匹の第二齢CEW幼虫を、(50μLの90:10 アセトン−水混合物に溶解された)50μg/cm
2の試験化合物が(8ウェルのそれぞれに)適用されかつその後乾燥させられていた、1mLの人工餌で事前に満たされていたダイエットトレイの各ウェル(3mL)中に置いた。トレイを透明な自己接着性カバーで覆いかつ25℃、14:10の明−暗で5ないし7日間保持した。死亡率パーセントを各ウェル中の幼虫について記録し;8ウェル中の活性をその後平均した。結果は「表3:アッセイ結果」と題された表に示す(表の節を参照されたい)。
【0959】
CL(イラクサギンウワバ(
Trichoplusia ni))でのバイオアッセイ
CLでのバイオアッセイは128ウェルダイエットトレイアッセイを使用して実施した。1ないし5匹の第二齢CL幼虫を、(50μLの90:10 アセトン−水混合物に溶解された)50μg/cm
2の試験化合物が(8ウェルのそれぞれに)適用されかつその後乾燥させられていた、1mLの人工餌で事前に満たされていたダイエットトレイの各ウェル(3mL)中に置いた。トレイを透明な自己接着性カバーで覆いかつ25℃、14:10の明−暗で5ないし7日間保持した。死亡率パーセントを各ウェル中の幼虫について記録し;8ウェル中の活性をその後平均した。結果は「表3A:アッセイ結果」と題された表に示す(表の節を参照されたい)。
【0960】
実施例B:モモアカアブラムシ(「GPA」)(
Myzus persicae)でのバイオアッセイ
GPAはモモの木の最も重大なアブラムシ病害虫であり、低下された成長、葉のしぼみおよび多様な組織の死を引き起こす。それは、ジャガイモウイルスYおよびジャガイモ葉巻き病ウイルスのような植物ウイルスのナス科のナス属植物/ジャガイモのメンバーへの、および多様なモザイクウイルスの多くの他の食用作物への輸送の媒介物として作用するため、それもまた危険である。GPAは、他の植物のなかでもブロッコリー、ゴボウ、キャベツ、ニンジン、カリフラワー、ダイコン、ナス、サヤインゲン(green beans)、レタス、マカダミア、パパイヤ、コショウ、サツマイモ、トマト、ミズガラシおよびズッキーニのような植物を攻撃する。GPAはまた、カーネーション、キク、ハボタン、ポインセチアおよびバラのような多くの観賞用作物も攻撃する。GPAは多くの殺虫剤に対する耐性を発生している。
【0961】
本文書に開示されるある種の分子を、以下の実施例に記述される手順を使用してGPAに対し試験した。結果の報告において、「GPA評価の表」を使用した(表の節を参照されたい)。
【0962】
2〜3枚の小さい(3〜5cm)本葉をもつ3インチ鉢中で成長されたキャベツ種苗を試験支持体として使用した。種苗に、化学物質適用1日前に20〜50匹のGPA(無翅成虫および若虫段階)をはびこらせた。個別の種苗を含む4個の鉢を各処理に使用した。試験化合物(2mg)を2mLのアセトン/MeOH(1:1)溶媒に溶解して1000ppmの試験化合物のストック溶液を形成した。ストック溶液を水中0.025%Tween 20で5倍希釈して200ppmの試験化合物の溶液を得た。携帯式吸引器型噴霧器を、液体流出までキャベツ葉の両側に溶液を噴霧するために使用した。参照植物(溶媒確認)は、20容量%のアセトン/MeOH(1:1)溶媒のみを含有する希釈液を噴霧した。処理された植物は、等級分類する前におよそ25℃および周囲相対湿度(RH)で保持室で3日間保持した。評価は植物あたりの生存アブラムシの数を顕微鏡下で計数することにより実施した。防除パーセントを、後に続くところのAbbottの補正式(W.S.Abbott、“A Method of Computing the Effectiveness of an Insecticide”J.Econ.Entomol.18(1925)、pp.265−267)を使用することにより測定した。
補正防除%=100×(X−Y)/X
式中
X=溶媒確認植物での生存アブラムシの数、および
Y=処理された植物での生存アブラムシの数
結果は「表3:アッセイ結果」と題された表に示す(表の節を参照されたい)。
【0963】
農薬的に許容できる酸付加塩、塩誘導体、溶媒和物、エステル誘導体、多形、同位体および放射性核種
式1の分子は農薬的に許容できる酸付加塩に調合しうる。制限しない例として、アミン官能基は、塩酸、臭化水素酸、硫酸、リン酸、酢酸、安息香酸、クエン酸、マロン酸、サリチル酸、リンゴ酸、フマル酸、シュウ酸、コハク酸、酒石酸、乳酸、グルコン酸、アスコルビン酸、マレイン酸、アスパラギン酸、ベンゼンスルホン酸、メタンスルホン酸、エタンスルホン酸、ヒドロキシメタンスルホン酸およびヒドロキシエタンスルホン酸と塩を形成し得る。加えて、制限しない例として、酸官能基は、アルカリ若しくはアルカリ土類金属に由来するものならびにアンモニアおよびアミンに由来するものを包含する塩を形成し得る。好ましい陽イオンの例はナトリウム、カリウムおよびマグネシウムを包含する。
【0964】
式1の分子は塩誘導体に調合しうる。制限しない例として、塩誘導体は、遊離塩基を十分な量の所望の酸と接触させて塩を生じさせることにより製造し得る。遊離塩基は、希薄水性水酸化ナトリウム(NaOH)、炭酸カリウム、アンモニアおよび重炭酸ナトリウムのような適する希薄水性塩基溶液で塩を処理することにより再生させうる。一例として、多くの場合、2,4−Dのような農薬は、それをそのジメチルアミン塩に転化することにより、より水溶性にされる。
【0965】
式1の分子は溶媒との安定な複合体に調合することができ、その結果複合体形成されない溶媒が除去された後に複合体が無傷のまま留まる。これら複合体はしばしば「溶媒和物」と称される。しかしながら、溶媒としての水と安定な水和物を形成することがとりわけ望ましい。
【0966】
式1の分子はエステル誘導体にすることができる。これらエステル誘導体はその場合、本文書に開示される本発明が適用されると同一の様式で適用し得る。
【0967】
式1の分子は多様な結晶多形として作成しうる。同一分子の異なる結晶多形若しくは構造は大きく異なる物理特性および生物学的性能を有し得るため、多形は農薬の開発で重要である。
【0968】
式1の分子は多様な同位体を用いて作成しうる。
1Hの代わりに
2H(重水素としてもまた知られる)を有する分子がとりわけ重要である。
【0969】
式1の分子は多様な放射性核種を用いて作成しうる。
14Cを有する分子がとりわけ重要である。
【0970】
立体異性体
式1の分子は1種若しくはそれ以上の立体異性体として存在しうる。従って、ある種の分子はラセミ混合物として製造され得る。1種の立体異性体が他の立体異性体より活性でありうることが当業者により認識されるであろう。個々の立体異性体は、既知の選択的合成手順により、分割された出発原料を使用する慣習的合成手順により、若しくは慣習的分割手順により得ることができる。本文書に開示されるある種の分子は2種若しくはそれ以上の異性体として存在し得る。多様な異性体は、幾何異性体、ジアステレオマーおよび鏡像異性体を包含する。従って、本文書に開示される該分子は、幾何異性体、ラセミ混合物、個々の立体異性体および光学活性の混合物を包含する。1種の異性体が他者より活性でありうることが当業者により認識されるであろう。本開示に開示される構造は明快さのため1種のみの幾何学的形態で描かれるが、しかし該分子の全部の幾何学的形態を表すことを意図している。
【0971】
組合せ
式1の分子は、ダニ駆除、殺藻、殺鳥(avicidal)、殺菌、防カビ、除草、殺虫、軟体類駆除、殺線虫、殺鼠若しくは殺ウイルス特性を有する1種若しくはそれ以上の化合物と組合せで(1種の組成混合物、または同時若しくは逐次適用でのような)もまた使用しうる。加えて、式1の分子は、摂食阻害剤、鳥類忌避剤、化学殺菌剤、除草剤毒性緩和剤、昆虫誘引物質、昆虫忌避剤、哺乳動物忌避剤、交信攪乱剤、植物活性化物質、植物成長調節剤若しくは共力剤である化合物と組合せで(1種の組成混合物、または同時若しくは逐次適用でのような)もまた使用しうる。式1の分子と使用しうる上の群のこうした化合物の例は、臭化(3−エトキシプロピル)水銀、1,2−ジクロロプロパン、1,3−ジクロロプロペン、1−メチルシクロプロペン、1−ナフトール、2−(オクチルチオ)エタノール、2,3,5−トリヨード安息香酸、2,3,6−TBA、2,3,6−TBAジメチルアンモニウム塩、2,3,6−TBAリチウム塩、2,3,6−TBAカリウム塩、2,3,6−TBAナトリウム塩、2,4,5−T、2,4,5−T−2−ブトキシプロピル、2,4,5−T−2−エチルヘキシル、2,4,5−T−3−ブトキシプロピル、2,4,5−TB、2,4,5−Tブトメチル、2,4,5−Tブトチル、2,4,5−Tブチル、2,4,5−Tイソブチル、2,4,5−Tイソクチル(isoctyl)、2,4,5−Tイソプロピル、2,4,5−Tメチル、2,4,5−Tペンチル、2,4,5−Tナトリウム塩、2,4,5−Tトリエチルアンモニウム塩、2,4,5−Tトロラミン、2,4−D、2,4−D−2−ブトキシプロピル、2,4−D−2−エチルヘキシル、2,4−D−3−ブトキシプロピル、2,4−Dアンモニウム塩、2,4−DB、2,4−DBブチル、2,4−DBジメチルアンモニウム塩、2,4−DBイソクチル、2,4−DBカリウム塩、2,4−DBナトリウム塩、2,4−Dブトチル、2,4−Dブチル、2,4−Dジエチルアンモニウム塩、2,4−Dジメチルアンモニウム塩、2,4−Dジオラミン、2,4−Dドデシルアンモニウム塩、2,4−DEB、2,4−DEP、2,4−Dエチル、2,4−Dヘプチルアンモニウム塩、2,4−Dイソブチル、2,4−Dイソクチル、2,4−Dイソプロピル、2,4−Dイソプロピルアンモニウム塩、2,4−Dリチウム塩、2,4−Dメプチル、2,4−Dメチル、2,4−Dオクチル、2,4−Dペンチル、2,4−Dカリウム塩、2,4−Dプロピル、2,4−Dナトリウム塩、2,4−Dテフリル、2,4−Dテトラデシルアンモニウム塩、2,4−Dトリエチルアンモニウム塩、2,4−Dトリス(2−ヒドロキシプロピル)アンモニウム塩、2,4−Dトロラミン、2iP、塩化2−メトキシエチル水銀、2−フェニルフェノール、3,4−DA、3,4−DB、3,4−DP、4−アミノピリジン、4−CPA、4−CPAカリウム塩、4−CPAナトリウム塩、4−CPB、4−CPP、4−ヒドロキシフェネチルアルコール、8−ヒドロキシキノリン硫酸塩、8−フェニルマーキュリオキシキノリン(phenylmercurioxyquinoline)、アバメクチン、アブシジン酸、ACC、アセフェート、アセキノシル、アセタミプリド、アセチオン、アセトクロール、アセトホス、アセトプロール、アシベンゾラル、アシベンゾラルSメチル、アシフルオルフェン、アシフルオルフェンメチル、アシフルオルフェンナトリウム塩、アクロニフェン、アクレップ(acrep)、アクリナトリン、アクロレイン、アクリロニトリル、アシペタックス、アシペタックス銅、アシペタックス亜鉛、アラクロール、アラニカルブ、アルベンダゾール、アルジカルブ、アルジモルフ、アルドキシカルブ、アルドリン、アレスリン、アリシン、アリドクロル、アロサミジン、アロキシジム、アロキシジムナトリウム、アリルアルコール、アリキシカルブ、アロラック、アルファシペルメトリン、アルファエンドスルファン、アメトクトラジン、アメトリジオン、アメトリン、アミブジン、アミカルバゾン、アミカルチアゾール(amicarthiazol)、アミジチオン、アミドフルメット、アミドスルフロン、アミノカルブ、アミノシクロピラクロル、アミノシクロピラクロルメチル、アミノシクロピラクロルカリウム塩、アミノピラリド、アミノピラリドカリウム塩、アミノピラリドトリス(2−ヒドロキシプロピル)アンモニウム塩、アミプロホスメチル、アミプロホス、アミスルブロム、アミトン、アミトンシュウ酸塩、アミトラズ、アミトロール、スルファミン酸アンモニウム、α−ナフタレン酢酸アンモニウム、アンバム、アムプロピルホス、アナバシン、アンシミドール、アニラジン、アニロホス、アニスロン、アントラキノン、アンツー、アフォレート、アラマイト、三酸化ヒ素、アソメート、アスピリン、アシュラム、アシュラムカリウム塩、アシュラムナトリウム塩、アチダチオン、アトラトン、アトラジン、オーレオファンギン(aureofungin)、アビグリシン、アビグリシン塩酸塩、アザコナゾール、アザジラクチン、アザフェニジン、アザメチホス、アジムスルフロン、アジンホスエチル、アジンホスメチル、アジプロトリン、アジチラム、アゾベンゼン、アゾシクロチン、アゾトエート、アゾキシストロビン、バクメデシュ(bachmedesh)、バルバン、ヘキサフルオロケイ酸バリウム、多硫化バリウム、バルトリン、BCPC、ベフルブタミド、ベナラキシル、ベナラキシルM、ベナゾリン、ベナゾリンジメチルアンモニウム塩、ベナゾリンエチル、ベナゾリンカリウム塩、ベンカルバゾン、ベンクロチアズ、ベンダイオカルブ、ベンフルラリン、ベンフラカルブ、ベンフレセート、ベノダニル、ベノミル、ベノキサコル、ベノキサホス、ベンキノックス、ベンスルフロン、ベンスルフロンメチル、ベンスリド、ベンスルタップ、ベンタルロン、ベンタゾン、ベンタゾンナトリウム塩、ベンチアバリカルブ、ベンチアバリカルブイソプロピル、ベンチアゾール、ベントラニル、ベンザドックス、ベンザドックスアンモニウム塩、塩化ベンザルコニウム、ベンザマクリル、ベンザマクリルイソブチル、ベンザモルフ、ベンズフェンジゾン、ベンジプラム、ベンゾビシクロン、ベンゾフェナップ、ベンゾフルオル、ベンゾヒドロキサム酸、ベンゾキシメート、ベンゾイルプロップ、ベンゾイルプロップエチル、ベンズチアズロン、安息香酸ベンジル、ベンジルアデニン、ベルベリン、ベルベリン塩化物、ベータシフルトリン、ベータシペルメトリン、ベトキサジン、ビシクロピロン、ビフェナゼート、ビフェノックス、ビフェントリン、bifujunzhi、ビラナホス、ビラナホスナトリウム塩、ビナパクリル、bingqingxiao、ビオアレトリン、ビオエタノメチリン、ビオペルメトリン、ビオレスメトリン、ビフェニル、ビサジル、ビスメルチアゾール、ビスピリバック、ビスピリバックナトリウム塩、ビストリフルロン、ビテルタノール、ビチオノール、ビキサフェン、ブラストサイジンS、ボラックス、ボルドー液、ホウ酸、ボスカリド、ブラシノリド、ブラシノリドエチル、ブレビコミン、ブロジファクム、ブロフェンバレレート(brofenvalerate)、ブロフルトリネート(brofluthrinate)、ブロマシル、ブロマシルリチウム塩、ブロマシルナトリウム塩、ブロマジオロン、ブロメタリン、ブロメトリン、ブロムフェンビンホス、ブロモアセトアミド、ブロモボニル、ブロモブチド、ブロモシクレン、ブロモDDT、ブロモフェノキシム、ブロモホス、ブロモホスエチル、ブロモプロピレート、ブロモタロニル(bromothalonil)、ブロモキシニル、ブロモキシニルブチラート、ブロモキシニルヘプタノアート、オクタン酸ブロモキシニル、ブロモキシニルカリウム塩、ブロムピラゾン、ブロムコナゾール、ブロノポール、ブカルポラート、ブフェンカルブ、ブミナホス、ブピリメート、ブプロフェジン、バーガンディー混合物、ブスルファン、ブタカルブ、ブタクロール、ブタフェナシル、ブタミホス、ブタチオホス、ブテナクロール、ブテトリン、ブチダゾール、ブチオベート、ブチウロン、ブトカルボキシム、ブトネート、ブトピロノキシル、ブトキシカルボキシム、ブトルアリン、ブトロキシジム、ブツロン、ブチルアミン、ブチレート、カコジル酸、カズサホス、カフェンストロール、ヒ酸カルシウム、塩素酸カルシウム、カルシウムシアナミド、多硫化カルシウム、カルビンホス、カンベンジクロル、カンフェクロル、カンファー、カプタホール、キャプタン、カルバモルフ、カーバノレート、カルバリル、カルバスラム、カルベンダジム、カルベンダジムベンゼンスルホン酸塩、カルベンダジム亜硫酸塩、カルベタミド、カルボフラン、二硫化炭素、四塩化炭素、カルボフェノチオン、カルボスルファン、カルボキサゾール、カルボキシド(carboxide)、カルボキシン、カルフェントラゾン、カルフェントラゾンエチル、カルプロパミド、カルタップ、カルタップ塩酸塩、カルバクロール、カルボン、CDEA、セロサイジン、CEPC、セラルレ、チェシュント混合物(Cheshunt mixture)、キノメチオナート、キトサン、クロベンチアゾン、クロメトキシフェン、クロラロース、クロランベン、クロランベンアンモニウム塩、クロランベンジオラミン、クロランベンメチル、クロランベンメチルアンモニウム塩、クロランベンナトリウム塩、クロラミンホスホラス、クロラムフェニコール、クロラニホルメタン、クロラニル、クロラノクリル、クロラントラニリプロール、クロラジホップ、クロラジホッププロパルギル、クロラジン、クロルベンシド、クロルベンズロン、クロルビシクレン、クロルブロムロン、クロルブファム、クロルデン、クロルデコン、クロルジメホルム、クロルジメホルム塩酸塩、クロルエンペントリン(chlorempenthrin)、クロレトキシホス、クロレツロン、クロルフェナック、クロルフェナックアンモニウム塩、クロルフェナックナトリウム塩、クロルフェナピル、クロルフェナゾール、クロルフェネトール、クロルフェンプロップ、クロルフェンソン、クロルフェンスルフィド、クロルフェンビンホス、クロルフルアズロン、クロルフルラゾール、クロルフルレン、クロルフルレンメチル、クロルフルレノール、クロルフルレノールメチル、クロリダゾン、クロリムロン、クロリムロンエチル、クロルメホス、クロロメクワット、クロロメクワット塩化物、クロルニジン、クロルニトロフェン、クロロベンジレート、クロロジニトロナフタレン、クロロホルム、クロロメブホルム、クロロメチウロン、クロロネブ、クロロファシノン、クロロファシノンナトリウム塩、クロロピクリン、クロロポン、クロロプロピレート、クロロタロニル、クロロトルロン、クロロクスロン、クロロキシニル、クロルホニウム、クロルホニウム塩化物、クロルホキシム、クロルプラゾホス、クロルプロカルブ、クロルプロファム、クロルピリホス、クロルピリホスメチル、クロルキノックス、クロルスルフロン、クロルタール、クロルタールジメチル、クロルタールモノメチル、クロルチアミド、クロルチオホス、クロゾリネート、コリン塩化物、クロマフェノジド、シネリンI、シネリンII、シネリン類、シニドンエチル、シンメチリン、シノスルフロン、シオブチド、シサニリド、シスメトリン、クレトジム、クリンバゾール、クリオジネート、クロジナホップ、クロジナホッププロパルギル、クロエトカルブ、クロフェンセット、クロフェンセットカリウム塩、クロフェンテジン、クロフィブリン酸、クロホップ、クロホップイソブチル、クロマゾン、クロメプロップ、クロプロップ、クロプロキシジム、クロピラリド、クロピラリドメチル、クロピラリドオラミン(clopyralid−olamine)、クロピラリドカリウム塩、クロピラリドトリス(2−ヒドロキシプロピル)アンモニウム塩、クロキントセット、クロキントセットメキシル、クロランスラム、クロランスラムメチル、クロサンテル、クロチアニジン、クロトリマゾール、クロキシホナック、クロキシホナックナトリウム塩、CMA
、コドレルレ、コロホネート、酢酸銅、アセト亜ヒ酸銅、ヒ酸銅、炭酸銅、塩基性(basic)、水酸化銅、ナフテン酸銅、オレイン酸銅、オキシ塩化銅、ケイ酸銅、硫酸銅、クロム酸亜鉛銅(copper zinc chromate)、クマクロール、クマフリル、クマホス、クマテトラリル、クミトエート、クモキシストロビン、CPMC、CPMF、CPPC、クレダジン、クレゾール、クリミジン、クロタミトン、クロトキシホス、クルホメート、氷晶石、キュウルア、クフラネブ、クミルロン、クプロバム(cuprobam)、酸化第一銅、クルクメノール、シアナミド、シアナトリン、シアナジン、シアノフェンホス、シアノホス、シアントエート、シアントラニリプロール、シアゾファミド、シブトリン、シクラフラミド、シクラニリド、シクレトリン、シクロエート、シクロヘキシミド、シクロプラート、シクロプロトリン、シクロスルファムロン、シクロキサプリド、シクロキシジム、シクルロン、シエノピラフェン、シフルフェナミド、シフルメトフェン、シフルトリン、シハロホップ、シハロホップブチル、シハロトリン、シヘキサチン、シミアゾール、シミアゾール塩酸塩、シモキサニル、シオメトリニル、シペンダゾール、シペルメトリン、シペルコート、塩化シペルコート、シフェノトリン、シプラジン、シプラゾール、シプロコナゾール、シプロジニル、シプロフラム、シプロミド、シプロスルファミド、シロマジン、シチオアート、ダイムロン、ダラポン、ダラポンカルシウム塩、ダラポンマグネシウム塩、ダラポンナトリウム塩、ダミノジッド、dayoutong、ダゾメット、ダゾメットナトリウム塩、DBCP、d−カンファー、DCIP、DCPTA、DDT、デバカルブ、デカフェンチン、デカルボフラン、デヒドロ酢酸、デラクロール、デルタメトリン、デメフィオン、デメフィオンO、デメフィオンS、ジメトン、ジメトンメチル、ジメトンO、ジメトンOメチル、ジメトンS、ジメトンSメチル、ジメトンSメチルスルホン、デスメディファム、デスメトリン、d−fanshiluquebingjuzhi、ジアフェンチウロン、ジアリホス、ジアレート、ジアミダホス、ケイ藻土、ダイアジノン、フタル酸ジブチル、コハク酸ジブチル、ジカンバ、ジカンバジグリコールアミン、ジカンバジメチルアンモニウム塩、ジカンバジオラミン、ジカンバイソプロピルアンモニウム塩、ジカンバメチル、ジカンバオラミン、ジカンバカリウム塩、ジカンバナトリウム塩、ジカンバトロラミン、ジカプトン、ジクロベニル、ジクロフェンチオン、ジクロフルアニド、ジクロン、ジクロラル尿素(dichloralurea)、ジクロルベンズロン(dichlorbenzuron)、ジクロルフルレノール、ジクロルフルレノールメチル、ジクロルメート、ジクロルミド、ジクロロフェン、ジクロルプロップ、ジクロルプロップ2−エチルヘキシル、ジクロルプロップブトチル、ジクロルプロップジメチルアンモニウム塩、ジクロルプロップエチルアンモニウム塩、ジクロルプロップイソクチル、ジクロルプロップメチル、ジクロルプロップP、ジクロルプロップP2−エチルヘキシル、ジクロルプロップPジメチルアンモニウム塩、ジクロルプロップカリウム塩、ジクロルプロップナトリウム塩、ジクロルボス、ジクロゾリン、ジクロブトラゾール、ジクロシメット、ジクロホップ、ジクロホップメチル、ジクロメジン、ジクロメジンナトリウム塩、ジクロラン、ジクロスラム、ジコホル、ジクマロール、ジクレシル、ジクロトホス、ジシクラニル、ジシクロノン、ディルドリン、ジエノクロル、ジエタムコート、ジエタムコートジクロリド、ジエタチル、ジエタチルエチル、ジエトフェンカルブ、ジエトラート、ジエチルピロカーボネート、ジエチルトルアミド、ジフェナクム、ジフェノコナゾール、ジフェノペンテン、ジフェノペンテンエチル、ジフェノキスロン、ジフェンゾコート、ジフェンゾコートメチル硫酸塩、ジフェチアロン、ジフロビダジン、ジフルベンズロン、ジフルフェニカン、ジフルフェンゾピル、ジフルフェンゾピルナトリウム塩、ジフルメトリム、ジケグラック、ジケグラックナトリウム塩、ジロール、ジマチフ(dimatif)、ジメフルトリン、ジメホックス、ジメフロン、ジメピペレート、ジメタクロン、ディメタン、ジメタカルブ(dimethacarb)、ジメタクロル、ジメタメトリン、ジメテナミド、ジメテナミドP、ジメチピン、ジメチリモール、ジメトエート、ジメトモルフ、ジメトリン、ジメチルカルバート、フタル酸ジメチル、ジメチルビンホス、ジメチラン、ジメキサノ、ジミダゾン、ジモキシストロビン、ジネックス、ジネックスジクレキシン、dingjunezuo、ジニコナゾール、ジニコナゾールM、ジニトラミン、ジノブトン、ジノカップ、ジノカップ−4、ジノカップ−6、ジノクトン、ジノフェナート、ジノペントン、ジノプロップ、ジノサム、ジノセブ、酢酸ジノセブ、ジノセブアンモニウム塩、ジノセブジオラミン、ジノセブナトリウム塩、ジノセブトロラミン、ジノスルホン、ジノテフラン、ジノテルブ、酢酸ジノテルブ、ジノテルボン、ジオフェノラン、ジオキサベンゾホス、ジオキサカルブ、ジオキサチオン、ダイファシノン、ダイファシノンナトリウム塩、ジフェナミド、ジフェニルスルホン、ジフェニルアミン、ジプロパリン、ジプロペトリン、ジピリチオン、ジクワット、ジクワットジブロミド、ディスパールア、ジスル、ジスルフィラム、ジスルホトン、ジスルナトリウム塩、ジタリムホス、ジチアノン、ジチクロホス、ジチオエーテル、ジチオピル、ジウロン、d−リモネン、DMPA、DNOC、DNOCアンモニウム塩、DNOCカリウム塩、DNOCナトリウム塩、ドデモルフ、ドデモルフ酢酸塩、ドデモルフ安息香酸塩、ドジシン、ドジシン塩酸塩、ドジシンナトリウム塩、ドジン、ドフェナピン、ドミニカルレ、ドラメクチン、ドラゾキソロン、DSMA、ドゥフリン、EBEP、EBP、エクダイステロン、エジフェンホス、エグリナジン、エグリナジンエチル、エマメクチン、エマメクチン安息香酸塩、EMPC、エンペントリン、エンドスルファン、エンドタール、エンドタール二アンモニウム塩、エンドタール二カリウム塩、エンドタール二ナトリウム塩、エンドチオン、エンドリン、エネストロブリン、EPN、エポコレオン、エポフェノナン、エポキシコナゾール、エプリノメクチン、エプロナズ、EPTC、エルボン、エルゴカルシフェロール、erlujixiancaoan、エスデパレトリン(esdepallethrine)、エスフェンバレレート、エスプロカルブ、エタセラシル、エタコナゾール、エタホス、エテム(etem)、エタボキサム、エタクロル(ethachlor)、エタルフルラリン、エタメトスルフルロン、エタメトスルフルロンメチル、エタプロクロル(ethaprochlor)、エテホン、エチジムロン、エチオフェンカルブ、エチオレート、エチオン、エチオジン、エチプロール、エチリモール、エトエートメチル、エトフメセート、エトヘキサジオール、エトプロホス、エトキシフェン、エトキシフェンエチル、エトキシキン、エトキシスルフロン、エチクロゼート、ギ酸エチル、α−ナフタレン酢酸エチル、エチルDDD、エチレン、二臭化エチレン、二塩化エチレン、エチレンオキシド、エチリシン、エチル水銀2,3−ジヒドロキシプロピルメルカプチド、酢酸エチル水銀、臭化エチル水銀、塩化エチル水銀、リン酸エチル水銀、エチノフェン、エトニプロミド(etnipromid)、エトベンザニド、エトフェンプロックス、エトキサゾール、エトリジアゾール、エトリムホス、オイゲノール、EXD、ファモキサドン、ファンファー、フェンアミドン、フェナミノスルフ、フェナミホス、フェナパニル、フェナリモル、フェナシュラム、フェナザフロル、フェナザキン、フェンブコナゾール、酸化フェンブタスズ、フェンクロラゾール、フェンクロラゾールエチル、フェンクロルホス、フェンクロリム、フェネタカルブ、フェンフルトリン、フェンフラム、フェンヘキサミド、フェニトロパン、フェニトロチオン、fenjuntong、フェノブカルブ、フェノプロップ、フェノプロップ3−ブトキシプロピル、フェノプロップブトメチル、フェノプロップブトチル、フェノプロップブチル、フェノプロップイソクチル、フェノプロップメチル、フェノプロップカリウム塩、フェノチオカルブ、フェノキサクリム、フェノキサニル、フェノキサプロップ、フェノキサプロップエチル、フェノキサプロップP、フェノキサプロップPエチル、フェノキサスルホン、フェノキシカルブ、フェンピクロニル、フェンピリトリン、フェンプロパトリン、フェンプロピジン、フェンプロピモルフ、フェンピラザミン、フェンピロキシメート、フェンリダゾン、フェンリダゾンカリウム塩、フェンリダゾンプロピル、フェンソン、フェンスルホチオン、フェンテラコール、フェンチアプロップ、フェンチアプロップエチル、フェンチオン、フェンチオンエチル、フェンチン、フェンチン酢酸塩、塩化フェンチン、水酸化フェンチン、フェントラザミド、フェントリファニル、フェニュロン、フェニュロンTCA、フェンバレレート、ファーバム、フェリムゾン、硫酸第一鉄、フィプロニル、フランプロップ、フランプロップイソプロピル、フランプロップM、フランプロップメチル、フランプロップMイソプロピル、フランプロップMメチル、フラザスルフロン、フロクマフェン、フロメトキン、フロニカミド、フロラスラム、フルアクリピリム、フルアジホップ、フルアジホップブチル、フルアジホップメチル、フルアジホップP、フルアジホップPブチル、フルアジナム、フルアゾレート、フルアズロン、フルベンジアミド、フルベンジミン、フルカルバゾン、フルカルバゾンナトリウム塩、フルセトスルフロン、フルクロラリン、フルコフロン、フルシクロクスロン、フルシトリネート、フルジオキソニル、フルエネチル、フルエンスルホン、フルフェナセット、フルフェネリム、フルフェニカン、フルフェノクスロン、フルフェンプロックス、フルフェンピル、フルフェンピルエチル、フルフィプロール、フルメトリン、フルメトベル、フルメトラリン、フルメツラム、フルメジン、フルミクロラック、フルミクロラックペンチル、フルミオキサジン、フルミプロピン、フルモルフ、フルオメツロン、フルオピコリド、フルオピラム、フルオルベンシド、フルオリダミド、フルオロアセトアミド、フロロジフェン、フルオログリコフェン、フルオログリコフェンエチル、フルオロイミド、フルオロミジン、フルオロニトロフェン、フルオチウロン、フルオトリマゾール、フルオキサストロビン、フルポキサム、フルプロパシル、フルプロパジン、フルプロパネート、フルプロパネートナトリウム塩、フルピラジフロン、フルピルスルフロン、フルピルスルフロンメチル、フルピルスルフロンメチルナトリウム塩、フルキンコナゾール、フルラゾール、フルレノール、フルレノールブチル、フルレノールメチル、フルリドン、フルロクロリドン、フルロキシピル、フルロキシピルブトメチル、フルロキシピルメプチル、フルルピリミドール、フルルスルアミド(flursulamid)、フルルタモン、フルシラゾール、フルスルファミド、フルチアセット、フルチアセットメチル、フルチアニル、フルトラニル、フルトリアホール、フルバリネート、フルキサピロキサド、フルキソフェニム、ホルペット、ホメサフェン、ホメサフェンナトリウム塩、ホノホス、フォラムスルフロン、ホルクロルフェニュロン、ホルムアルデヒド、ホルメタネート、ホルメタネート塩酸塩、ホルモチオン、ホルムパラネート、ホルムパラネート塩酸塩、ホサミン、ホサミンアンモニウム塩、ホセチル、ホセチルアルミニウム塩、ホスメチラン、ホスピレート、ホスチアゼート、ホスチエタン、フロンタリン、フベリダゾール、fucaojing、fucaomi、funaihecaoling、フフェンチオ尿素、フララン、フララキシル、フラメトリン、フラメトピル、フラチオカルブ、フルカルバニル、ファーコナゾール、シスファーコナゾール、フレスリン、フルフラール、フリラゾール、フルメシクロックス、フロファネート
、フリロキシフェン、ガンマシハロトリン、ガンマHCH、ジェニット(genit)、ジベレリン酸、ジベレリン類、シラトラン、グルホシネート、グルホシネートアンモニウム塩、グルホシネートP、グルホシネートPアンモニウム塩、グルホシネートPナトリウム塩、グリオジン、グリオキシム、グリホサート、グリホサート二アンモニウム塩、グリホサートジメチルアンモニウム塩、グリホサートイソプロピルアンモニウム塩、グリホサート一アンモニウム塩、グリホサートカリウム塩、グリホサートセスキナトリウム塩、グリホサートトリメシウム塩、グリホシン、ゴシップルア、グランドルア、グリセオフルビン、グアザチン、グアザチン酢酸塩、ハラクリネート、ハルフェンプロックス、ハロフェノジド、ハロサフェン、ハロスルフロン、ハロスルフロンメチル、ハロキシジン、ハロキシホップ、ハロキシホップエトチル、ハロキシホップメチル、ハロキシホップP、ハロキシホップPエトチル、ハロキシホップPメチル、ハロキシホップナトリウム塩、HCH、ヘメル(hemel)、ヘンパ、HEOD、ヘプタクロル、ヘプテノホス、ヘプトパルギル、ヘテロホス、ヘキサクロロアセトン、ヘキサクロロベンゼン、ヘキサクロロブタジエン、ヘキサクロロフェン、ヘキサコナゾール、ヘキサフルムロン、ヘキサフルレート、ヘキサルア、ヘキサミド、ヘキサジノン、ヘキシルチオホス、ヘキシチアゾクス、HHDN、ホロスルフ、huancaiwo、huangcaoling、huanjunzuo、ヒドラメチルノン、ヒドラルガフェン、消石灰、シアン化水素、ヒドロプレン、ヒメキサゾール、ヒキンカルブ、IAA、IBA、イカリジン、イマザリル、イマザリルニトラート、イマザリル硫酸塩、イマザメタベンズ、イマザメタベンズメチル、イマザモックス、イマザモックスアンモニウム塩、イマザピック、イマザピックアンモニウム塩、イマザピル、イマザピルイソプロピルアンモニウム塩、イマザキン、イマザキンアンモニウム塩、イマザキンメチル、イマザキンナトリウム塩、イマゼタピル、イマゼタピルアンモニウム塩、イマゾスルフロン、イミベンコナゾール、イミシアホス、イミダクロプリド、イミダクロチズ、イミノクタジン、イミノクタジン酢酸塩、イミノクタジンアルベシル酸塩、イミプロトリン、イナベンフィド、インダノファン、インダジフラム、インドキサカルブ、イネジン、ヨードボニル、ヨードカルブ、ヨードメタン、ヨードスルフロン、ヨードスルフロンメチル、ヨードスルフロンメチルナトリウム塩、ヨーフェンスルフロン、ヨーフェンスルフロンナトリウム塩、アイオキシニル、アイオキシニルオクタノアート、アイオキシニルリチウム塩、アイオキシニルナトリウム塩、イパジン、イプコナゾール、イプフェンカルバゾン、イプロベンホス、イプロジオン、イプロバリカルブ、イプリミダム、イプスジエノール、イプセノール、IPSP、イサミドホス、イサゾホス、イソベンザン、イソカルバミド、イソカルボホス、イソシル、イソドリン、イソフェンホス、イソフェンホスメチル、イソラン、イソメチオジン、イソノルロン、イソポリネート、イソプロカルブ、イソプロパリン、イソプロチオラン、イソプロツロン、イソピラザム、イソピリモール、イソチオエート、イソチアニル、イソウロン、イソバレジオン、イソキサベン、イソキサクロルトール、イソキサジフェン、イソキサジフェンエチル、イソキサフルトール、イソキサピリホップ、イソキサチオン、イベルメクチン、イゾパンホス(izopamfos)、ジャポニルア、ジャポトリン(japothrin)類、ジャスモリンI、ジャスモリンII、ジャスモン酸、jiahuangchongzong、jiajizengxiaolin、jiaxiangjunzhi、jiecaowan、jiecaoxi、ジョードフェンホス、幼若ホルモンI、幼若ホルモンII、幼若ホルモンIII、カデトリン、カルブチレート、カレタザン、カレタザンカリウム塩、カスガマイシン、カスガマイシン塩酸塩、kejunlin、ケレバン、ケトスピラドックス、ケトスピラドックスカリウム塩、キネチン、キノプレン、クレソキシムメチル、kuicaoxi、ラクトフェン、ラムダシハロトリン、ラチルア、ヒ酸鉛、レナシル、レピメクチン、レプトホス、リンデン、リネアチン、リニュロン、リリムホス、リトルア、ループルア、ルフェヌロン、lvdingjunzhi、lvxiancaolin、リチダチオン、MAA、マラチオン、マレイン酸ヒドラジド、マロノベン、マルトデキストリン、MAMA、マンカッパー、マンゼブ、マンジプロパミド、マンネブ、マトリン、マジドックス、MCPA、MCPA2−エチルヘキシル、MCPAブトチル、MCPAブチル、MCPAジメチルアンモニウム塩、MCPAジオラミン、MCPAエチル、MCPAイソブチル、MCPAイソクチル、MCPAイソプロピル、MCPAメチル、MCPAオラミン、MCPAカリウム塩、MCPAナトリウム塩、MCPAチオエチル、MCPAトロラミン、MCPB、MCPBエチル、MCPBメチル、MCPBナトリウム塩、メベニル、メカルバム、メカルビンジド、メカルホン、メコプロップ、メコプロップ2−エチルヘキシル、メコプロップジメチルアンモニウム塩、メコプロップジオラミン、メコプロップエタジル、メコプロップイソクチル、メコプロップメチル、メコプロップP、メコプロップP2−エチルヘキシル、メコプロップPジメチルアンモニウム塩、メコプロップPイソブチル、メコプロップカリウム塩、メコプロップPカリウム塩、メコプロップナトリウム塩、メコプロップトロラミン、メジメホルム(medimeform)、メジノテルブ、メジノテルブアセタート、メドルレ、メフェナセット、メフェンピル、メフェンピルジエチル、メフルイジド、メフルイジドジオラミン、メフルイジドカリウム塩、メガトモ酸、メナゾン、メパニピリム、メペルフルトリン、メフェナート、メホスホラン、メピコート、塩化メピコート、メピコート五ホウ酸塩、メプロニル、メプチルジノカップ、塩化第二水銀、酸化水銀、塩化第一水銀、メルホス、メソプラジン、メソスルフロン、メソスルフロンメチル、メソトリオン、メスルフェン、メスルフェンホス、メタフルミゾン、メタラキシル、メタラキシルM、メタアルデヒド、カーバム、カーバムアンモニウム塩、メタミホップ、メタミトロン、カーバムカリウム塩、カーバムナトリウム塩、メタザクロール、メタゾスルフロン、メタゾキソロン、メトコナゾール、メテパ、メトフルラゾン、メタベンズチアズロン、メタクリホス、メタルプロパリン、メタミドホス、メタスルホカルブ、メタゾール、メトフロキサム、メチダチオン、メチオベンカルブ、メチオカルブ、メチオピリスルフロン(methiopyrisulfuron)、メチオテパ、メチオゾリン、メチウロン、メトクロトホス、メトメトン、メトミル、メトプレン、メトプロトリン、メトキンブチル、メトトリン、メトキシクロル、メトキシフェノジド、メトキシフェノン、メチルアホラート、臭化メチル、メチルオイゲノール、ヨウ化メチル、イソチオシアン酸メチル、メチルアセトホス、メチルクロロホルム、メチルダイムロン、塩化メチレン、安息香酸メチル水銀、メチル水銀ジシアンジアミド、メチル水銀ペンタクロロフェノキシド、メチルネオデカンアミド、メチラム、メトベンズロン、メトブロムロン、メトフルトリン、メトラクロール、メトルカルブ、メトミノストロビン、メトスラム、メトキサジアゾン、メトキスロン、メトラフェノン、メトリブジン、メトスルホバックス、メトスルフロン、メトスルフロンメチル、メビンホス、メキサカルベート、mieshuan、ミルベメクチン、ミルベマイシンオキシム、ミルネブ、ミパホックス、ミレックス、MNAF、moguchun、モリネート、モロスルタップ(molosultap)、モナリッド、モニソウロン、モノクロロ酢酸、モノクロトホス、モノリニュロン、モノスルフロン、モノスルフロンエステル、モニュロン、モニュロンTCA、モルファムコート、モルファムコートジクロリド、モロキシジン、モロキシジン塩酸塩、モルホチオン、モルジド、モキシデクチン、MSMA、ムスカルレ、ミクロブタニル、ミクロゾリン、N−(エチル水銀)−p−トルエンスルホンアニリド、ナーバム、ナフタロホス、ナレド、ナフタレン、ナフタレンアセトアミド、無水ナフタル酸、ナフトキシ酢酸、ナプロアニリド、ナプロパミド、ナプタラム、ナプタラムナトリウム塩、ナタマイシン、ネブロン、ニクロサミド、ニクロサミドオラミン、ニコスルフロン、ニコチン、ニフルリジッド、ニピラクロフェン、ニテンピラム、ニチアジン、ニトラリン、ニトラピリン、ニトリラカルブ、ニトロフェン、ニトロフルオルフェン、ニトロスチレン、ニトロタールイソプロピル、ノルボルミド、ノルフルラゾン、ノルニコチン、ノルロン、ノバルロン、ノビフルムロン、ヌアリモル、OCH、オクタクロロジプロピルエーテル、オクチリノン、オフラセ、オメトエート、オルベンカルブ、オルフラルア、オルトジクロロベンゼン、オルトスルファムロン、オリクタルア、オリサストロビン、オリザリン、オストール、オストラモン(ostramone)、オキサベトリニル、オキサジアルギル、オキサジアゾン、オキサジキシル、オキサメート(oxamate)、オキサミル、オキサピラゾン、オキサピラゾンジモラミン(oxapyrazone−dimolamine)、オキサピラゾンナトリウム塩、オキサスルフロン、オキサジクロメホン、オキシン銅、オキソリン酸、オキスポコナゾール、オキスポコナゾールフマル酸塩、オキシカルボキシン、オキシジメトンメチル、オキシデプロホス、オキシジスルホトン、オキシフローフェン、オキシマトリン、オキシテトラサイクリン、オキシテトラサイクリン塩酸塩、パクロブトラゾール、paichongding、パラジクロロベンゼン、パラフルロン、パラコート、パラコートジクロリド、パラコートジメチル硫酸塩、パラチオン、パラチオンメチル、パリノール、ペブレート、ペフラゾエート、ペラルゴン酸、ペンコナゾール、ペンシクロン、ペンディメタリン、ペンフルフェン、ペンフルロン、ペノキススラム、ペンタクロロフェノール、ペンタノクロール、ペンチオピラド、ペントメトリン(pentmethrin)、ペントキサゾン、ペルフルイドン、ペルメトリン、ペトキサミド、フェナマクリル、フェナジンオキシド、フェニソファム、フェンカプトン、フェンメディファム、フェンメディファムエチル、フェノベンズロン、フェノトリン、フェンプロキシド(phenproxide)、フェントエート、フェニルマーキュリ尿素(phenylmercuriurea)、酢酸フェニル水銀、塩化フェニル水銀、ピロカテコールのフェニル水銀誘導体、硝酸フェニル水銀、サリチル酸フェニル水銀、ホレート、ホサセチム、ホサロン、ホスダイフェン、ホスホラン、ホスホランメチル、ホスグリシン、ホスメット、ホスニクロル、ホスファミドン、ホスフィン、ホスホカルブ、リン、ホスチン(phostin)、ホキシム、ホキシムメチル、フタリド、ピクロラム、ピクロラム2−エチルヘキシル、ピクロラムイソクチル、ピクロラムメチル、ピクロラムオラミン、ピクロラムカリウム塩、ピクロラムトリエチルアンモニウム塩、ピクロラムトリス(2−ヒドロキシプロピル)アンモニウム塩、ピコリナフェン、ピコキシストロビン、ピンドン、ピンドンナトリウム塩、ピノキサデン、ピペラリン、ピペロニルブトキシド、ピペロニルシクロネン、ピペロホス、ピプロクタニル、臭化ピプロクタニル、ピプロタール、ピリメタホス、ピリミカーブ、ピリミオキシホス、ピリミホスエチル、ピリミホスメチル、プリフェナート、ポリカルバメート、ポリオキシン類、ポリオキソリム、ポリオキソリム亜鉛、ポリチアラン(polythialan)、亜ヒ酸カリウム、アジ化カリウム、シアン酸カリウム、ジベレリン酸カリウム、ナフテン酸カリウム、多硫化カリウム、チオシアン酸カリウム、α−ナフタレン酢酸カリウム、pp’−DDT、プラレトリン、プレコセンI、プレコセンII、プレコセンIII、プレチラクロール、
プリミドホス、プリミスルフロン、プリミスルフロンメチル、プロベナゾール、プロクロラズ、プロクロラズマンガン塩、プロクロノール、プロシアジン、プロシミドン、プロジアミン、プロフェノホス、プロフルアゾール、プロフルラリン、プロフルトリン、プロホキシジム、プログリナジン、プログリナジンエチル、プロヘキサジオン、プロヘキサジオンカルシウム、プロヒドロジャスモン、プロマシル、プロメカルブ、プロメトン、プロメトリン、プロムリット、プロパクロール、プロパミジン、プロパミジン二塩酸塩、プロパモカルブ、プロパモカルブ塩酸塩、プロパニル、プロパホス、プロパキザホップ、プロパルギット、プロパルスリン、プロパジン、プロペタムホス、プロファム、プロピコナゾール、プロピネブ、プロピソクロール、プロポキスル、プロポキシカルバゾン、プロポキシカルバゾンナトリウム塩、プロピルイソム(propyl isome)、プロピリスルフロン、プロピザミド、プロキナジド、プロスレル(prosuler)、プロスルファリン、プロスルホカルブ、プロスルフロン、プロチダチオン、プロチオカルブ、プロチオカルブ塩酸塩、プロチオコナゾール、プロチオホス、プロトエート、プロトリフェンブト、プルオキサン、プルオキサンナトリウム塩、プリナクロール、ピダノン、ピメトロジン、ピラカルボリド、ピラクロホス、ピラクロニル、ピラクロストロビン、ピラフルフェン、ピラフルフェンエチル、ピラフルプロール、ピラマト(pyramat)、ピラメトストロビン、ピラオキシストロビン、ピラスルホトール、ピラゾリネート、ピラゾホス、ピラゾスルフロン、ピラゾスルフロンエチル、ピラゾチオン、ピラゾキシフェン、ピレスメトリン、ピレトリンI、ピレトリンII、ピレトリン類、ピリバムベンズイソプロピル(pyribambenz−isopropyl)、ピリバムベンズプロピル(pyribambenz−propyl)、ピリベンカルブ、ピリベンゾキシム、ピリブチカルブ、ピリクロル、ピリダベン、ピリダフォル、ピリダリル、ピリダフェンチオン、ピリデート、ピリジニトリル、ピリフェノックス、ピリフルキナゾン、ピリフタリド、ピリメタニル、ピリミジフェン、ピリミノバック、ピリミノバックメチル、ピリミスルファン、ピリミテート、ピリヌロン、ピリオフェノン、ピリプロール、ピリプロパノール、ピリプロキシフェン、ピリチオバック、ピリチオバックナトリウム塩、ピロラン、ピロキロン、ピロキサスルホン、ピロキススラム、ピロキシクロル、ピロキシフル、ニガキ、キナセトール、キナセトール硫酸塩、キナルホス、キナルホスメチル、キナザミド、キンクロラック、キンコナゾール、キンメラック、キノクラミン、キノナミド、キノチオン、キノキシフェン、キンチオホス、キントゼン、キザロホップ、キザロホップエチル、キザロホップP、キザロホップPエチル、キザロホップPテフリル、quwenzhi、quyingding、ラベンザゾール、ラホキサニド、レベミド(rebemide)、レスメトリン、ロデタニル、ロドジャポニンIII、リバビリン、リムスルフロン、ロテノン、リアニア、サフルフェナシル、saijunmao、saisentong、サリチルアニリド、サンギナリン、サントニン、シュラーダン、シリロシド、セブチラジン、セクブメトン、セダキサン、セラメクチン、セミアミトラズ、セミアミトラズ塩化物、セサメックス、セサモリン、セトキシジム、shuangjiaancaolin、シデュロン、シグルール、シラフルオフェン、シラトラン、シリカゲル、シルチオファム、シマジン、シメコナゾール、シメトン、シメトリン、シントフェン、SMA、S−メトラクロール、亜ヒ酸ナトリウム、アジ化ナトリウム、塩素酸ナトリウム、フッ化ナトリウム、フルオロ酢酸ナトリウム、ヘキサフルオロケイ酸ナトリウム、ナフテン酸ナトリウム、ナトリウムオルトフェニルフェノキシド、ナトリウムペンタクロロフェノキシド、多硫化ナトリウム、チオシアン酸ナトリウム、α−ナフタレン酢酸ナトリウム、ソファミド、スピネトラム、スピノサド、スピロジクロフェン、スピロメシフェン、スピロテトラマト、スピロキサミン、ストレプトマイシン、ストレプトマイシンセスキ硫酸塩、ストリキニーネ、スルカトール、スルコフロン、スルコフロンナトリウム、スルコトリオン、スルファレート、スルフェントラゾン、スルフィラム、スルフルラミド、スルホメツロン、スルホメツロンメチル、スルホスルフロン、スルホテップ、スルホキサフロル、スルホキシド、スルホキシム、イオウ、硫酸、フッ化スルフリル、スルグリカピン、スルプロホス、スルトロペン、スウェップ、タウフルバリネート、タブロン(tavron)、タジムカルブ、TCA、TCAアンモニウム塩、TCAカルシウム塩、TCAエタジル、TCAマグネシウム塩、TCAナトリウム塩、TDE、テブコナゾール、テブフェノジド、テブフェンピラド、テブフロキン、テブピリムホス、テブタム、テブチウロン、テクロフタラム、テクナゼン、テコラム、テフルベンズロン、テフルトリン、テフリルトリオン、テンボトリオン、テメホス、テパ、TEPP、テプラロキシジム、テラレトリン、ターバシル、テルブカルブ、テルブクロル、テルブホス、テルブメトン、テルブチラジン、テルブトリン、テトシクラシス、テトラクロロエタン、テトラクロルビンホス、テトラコナゾール、テトラジホン、テトラフルロン、テトラメスリン、テトラメチルフルトリン、テトラミン、テトラナクチン、テトラスル、硫酸タリウム、テニルクロール、シータシペルメトリン、チアベンダゾール、チアクロプリド、チアジフルオール、チアメトキサム、チアプロニル(thiapronil)、チアザフルロン、チアゾピル、チクロホス、チシオフェン、チジアジミン、チジアズロン、チエンカルバゾン、チエンカルバゾンメチル、チフェンスルフロン、チフェンスルフロンメチル、チフルザミド、チオベンカルブ、チオカルボキシム、チオクロルフェンヒム、チオシクラム、チオシクラム塩酸塩、チオシクラムシュウ酸塩、チオジアゾール銅、チオジカルブ、チオファノックス、チオフルオキシメート(thiofluoximate)、チオヘンパ、チメロサール、チオメトン、チオナジン、チオファネート、チオファネートメチル、チオキノックス、チオセミカルバジド、チオスルタップ、チオスルタップ二アンモニウム塩、チオスルタップ二ナトリウム塩、チオスルタップ一ナトリウム塩、チオテパ、チウラム、ツリンギエンシン、チアジニル、tiaojiean、チオカルバジル、チオクロリム、チオキシミド、チルパート、トルクロホスメチル、トルフェンピラド、トリルフルアニド、酢酸トリル水銀、トプラメゾン、トラルコキシジム、トラロシトリン、トラロメトリン、トラロピリル、トランスフルトリン、トランスペルメトリン、トレタミン、トリアコンタノール、トリアジメホン、トリアジメノール、トリアファモン、トリアレート、トリアミホス、トリアペンテノール、トリアラテン、トリアリモール、トリアスルフロン、トリアザメート、トリアズブチル、トリアジフラム、トリアゾホス、トリアゾキシド、トリベニュロン、トリベニュロンメチル、トリブホス、酸化トリブチルスズ、トリカンバ、トリクラミド、トリクロルホン、トリクロルメタホス−3、トリクロロナート、トリクロピル、トリクロピルブトチル、トリクロピルエチル、トリクロピルトリエチルアンモニウム塩、トリシクラゾール、トリデモルフ、トリジファン、トリエタジン、トリフェンモルフ、トリフェノホス、トリフロキシストロビン、トリフロキシスルフロン、トリフロキシスルフロンナトリウム塩、トリフルミゾール、トリフルムロン、トリフルラリン、トリフルスルフロン、トリフルスルフロンメチル、トリホップ、トリホップメチル、トリホプシム、トリホリン、トリヒドロキシトリアジン、トリメドルア、トリメタカルブ、トリメツロン、トリネキサパック、トリネキサパックエチル、トリプレン、トリプロピンダン、トリプトリド、トリタック(tritac)、トリチコナゾール、トリトスルフロン、トランクコール(trunc−call)、ウニコナゾール、ウニコナゾールP、アーバサイド(urbacide)、ウレデパ、吉草酸エステル、バリダマイシン、バリフェナラート、バロン(valone)、バミドチオン、バンガード(vangard)、バニリプロール、バーナレート、ビンクロゾリン、ワルファリン、ワルファリンカリウム、ワルファリンナトリウム、xiaochongliulin、xinjunan、xiwojunan、XMC、キシラクロル、キシレノール類、キシリルカルブ、yishijing、ザリラミド、ゼアチン、zengxiaoan、ゼータシペルメトリン、ナフテン酸亜鉛、リン化亜鉛、チアゾール亜鉛、ジネブ、ジラム、ゾラプロホス、ゾキサミド、zuomihunaglong、α−クロロヒドリン、α−エクジソン、α−ムルチストリアチンおよびα−ナフタレン酢酸である。さらなる情報については、
http://www.alanwood.net/pesticides/index.htmlに配置される"COMPENDIUM OF PESTICIDE COMMON NAMES"を参照されたい。また、"THE PESTICIDE MANUAL"第14版、C D S Tomlinにより編、British Crop Production Councilによる版権 2006年、またはその以前若しくはより最近の版も参照されたい。
【0972】
バイオ農薬(biopesticides)
式1の分子は、1種若しくはそれ以上のバイオ農薬と組合せで(組成混合物中または同時若しくは逐次適用でのような)もまた使用しうる。「バイオ農薬」という用語は、化学的農薬と類似の様式で適用される微生物の生物学的病害虫防除剤に使用される。一般にこれらは細菌性であるが、しかし、トリコデルマ属(
Trichoderma)スピーシーズおよびアンペロミセス キスカリス(
Ampelomyces quisqualis)(ブドウうどんこ病の防除剤)を包含するカビ防除剤の例もまた存在する。放線菌(
Bacillus subtilis)は植物病原体を防除するのに使用される。雑草およびげっ歯類もまた微生物の剤で防除されている。1つの公知の殺虫剤の例は、チョウ目、コウチュウ目およびハエ目の細菌性疾患、バチルス チューリンゲンシス(
Bacillus thuringiensis)である。それは他の生物体に対する影響をほとんど有しないため、それは合成農薬より環境にやさしいと考えられている。生物学的殺虫剤は、
1.昆虫病原性糸状菌(例えばメタリジウム アニソプリエ(
Metarhizium anisopliae));
2.昆虫病原性線虫(例えばステイネルネマ フェルチエ(
Steinernema feltiae));および
3.昆虫病原性ウイルス(例えばコドリンガ(
Cydia pomonella)顆粒ウイルス)
に基づく製品を包含する。
【0973】
昆虫病原性生物体の他の例は、限定されるものでないが、バキュロウイルス、細菌および他の原核生物体、真菌、原生動物ならびに微胞子虫類を挙げることができる。生物学的に派生される殺虫剤は、限定されるものでないがロテノン、ベラトリジン、ならびに微生物毒素;昆虫耐性(tolerant)すなわち耐性(resistant)植物種;および殺虫剤を産生する若しくは昆虫耐性特性を遺伝子操作された生物体に運搬するのいずれかのために組換えDNA技術により改変されている生物体を挙げることができる。一態様において、式1の分子は、種子処理および土壌改良の領域で1種若しくはそれ以上のバイオ農薬とともに使用しうる。
The Manual of Biocontrol Agentsは、入手可能な生物学的殺虫剤(および他の生物学に基づく防除)製品の総説を与える。Copping L.G.(編)(2004).
The Manual of Biocontrol Agents(以前はthe
Biopesticide Manual)第3版。British Crop Production Council(BCPC)、英国サリー州ファーナム。
【0974】
他の有効成分
式1の分子は、以下すなわち
1.3−(4−クロロ−2,6−ジメチルフェニル)−4−ヒドロキシ−8−オキサ−1−アザスピロ[4,5]デス−3−エン−2−オン;
2.3−(4'−クロロ−2,4−ジメチル[1,1'−ビフェニル]−3−イル)−4−ヒドロキシ−8−オキサ−1−アザスピロ[4,5]デス−3−エン−2−オン;
3.4−[[(6−クロロ−3−ピリジニル)メチル]メチルアミノ]−2(5H)−フラノン;
4.4−[[(6−クロロ−3−ピリジニル)メチル]シクロプロピルアミノ]−2(5H)−フラノン;
5.3−クロロ−N2−[(1S)−1−メチル−2−(メチルスルホニル)エチル]−N1−[2−メチル−4−[1,2,2,2−テトラフルオロ−1−(トリフルオロメチル)エチル]フェニル]−1,2−ベンゼンジカルボキサミド;
6.2−シアノ−N−エチル−4−フルオロ−3−メトキシ−ベネンスルホンアミド(benenesulfonamide);
7.2−シアノ−N−エチル−3−メトキシ−ベンゼンスルホンアミド;
8.2−シアノ−3−ジフルオロメトキシ−N−エチル−4−フルオロ−ベンゼンスルホンアミド;
9.2−シアノ−3−フルオロメトキシ−N−エチル−ベンゼンスルホンアミド;
10.2−シアノ−6−フルオロ−3−メトキシ−N,N−ジメチル−ベンゼンスルホンアミド;
11.2−シアノ−N−エチル−6−フルオロ−3−メトキシ−N−メチル−ベンゼンスルホンアミド;
12.2−シアノ−3−ジフルオロメトキシ−N,N−ジメチルベンゼンスルホン−アミド;
13.3−(ジフルオロメチル)−N−[2−(3,3−ジメチルブチル)フェニル]−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド;
14.N−エチル−2,2−ジメチルプロピオンアミド−2−(2,6−ジクロロ−α,α,α−トリフルオロ−p−トリル)ヒドラゾン;
15.N−エチル−2,2−ジクロロ−1−メチルシクロプロパン−カルボキサミド−2−(2,6−ジクロロ−α,α,α−トリフルオロ−p−トリル)ヒドラゾンニコチン;
16.O−{(E−)−[2−(4−クロロ−フェニル)−2−シアノ−1−(2−トリフルオロメチルフェニル)−ビニル]}S−メチルチオカーボネート;
17.(E)−N1−[(2−クロロ−1,3−チアゾル−5−イルメチル)]−N2−シアノ−N1−メチルアセトアミジン;
18.1−(6−クロロピリジン−3−イルメチル)−7−メチル−8−ニトロ−1,2,3,5,6,7−ヘキサヒドロ−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−5−オール;
19.4−[4−クロロフェニル−(2−ブチリジン−ヒドラゾノ)メチル)]フェニルメシレート;および
20.N−エチル−2,2−ジクロロ−1−メチルシクロプロパンカルボキサミド−2−(2,6−ジクロロ−α,α,α−トリフルオロ−p−トリル)ヒドラゾン
の1種若しくはそれ以上と組合せで(組成混合物中または同時若しくは逐次適用でのような)もまた使用しうる。
【0975】
共力混合物
式1の分子は、式1の分子の作用様式と比較したこうした化合物の作用様式が同一、類似若しくは異なる共力混合物を形成するようにある種の活性化合物とともに使用することができる。作用様式の例は、限定されるものでないが、アセチルコリンエステラーゼ阻害剤;ナトリウムチャネル調節物質;キチン生合成阻害剤;GABAおよびグルタミン酸作動性クロライドチャネルアンタゴニスト;GABAおよびグルタミン酸作動性クロライドチャネルアゴニスト;アセチルコリン受容体アゴニスト;アセチルコリン受容体アンタゴニスト;MET I阻害剤;Mg刺激性ATPアーゼ阻害剤;ニコチン性アセチルコリン受容体;中腸膜攪乱物質;酸化的リン酸化攪乱物質、ならびにリアノジン受容体(RyRs)を挙げることができる。一般に、別の化合物を含む共力混合物中の式1の分子の重量比は、約10:1から約1:10まで、別の態様においては約5:1から約1:5まで、および別の態様においては約3:1から、ならびに別の態様においては約1:1である。
【0976】
製剤
農薬はその純粋な形態で適用にまれに適する。農薬を必要とされる濃度でかつ適切な形態で使用して適用、取り扱い、輸送、貯蔵の容易さおよび最大農薬活性を可能にすることができるように、他の物質を添加することが通常必要である。かように、農薬は、例えば餌、濃縮乳剤、微粉、乳化可能な濃縮物、燻蒸剤、ゲル剤、顆粒剤、微小被包化、種子処理、懸濁液濃縮物、サスポエマルション(suspoemulsion)、錠剤、水溶性液体、水に分散可能な顆粒剤若しくは乾燥流動可能物(flowable)、湿潤可能な粉末、および超低容量溶液に調合される。製剤の種類についてのさらなる情報については、CropLife Internationalによる"Catalogue of Pesticide Formulation Types and International Coding System"技術モノグラフ第2号、第5版(2002)を参照されたい。
【0977】
農薬は、こうした農薬の濃縮製剤から調製される水性懸濁液若しくは乳剤として最もしばしば適用される。こうした水溶解性、水に懸濁可能若しくは乳化可能な製剤は、湿潤可能な粉末若しくは水に分散可能な顆粒剤として通常知られる固形物、または乳化可能な濃縮物として通常知られる液体、あるいは水性懸濁液のいずれでもある。水に分散可能な顆粒を形成するよう固めることができる湿潤可能な粉末は、農薬、担体および界面活性剤の緊密な混合物を含んでなる。農薬の濃度は通常約10%から約90重量%までである。担体は、通常、アタパルジャイト粘土、モントモリロナイト粘土、ケイ藻土若しくは精製ケイ酸塩のなかから選択される。湿潤可能な粉末の約0.5%から約10%までを含んでなる効果的な界面活性剤は、スルホン酸化リグニン、縮合ナフタレンスルホン酸塩、ナフタレンスルホン酸塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩、アルキル硫酸塩、およびアルキルフェノールのエチレンオキシド付加物のような非イオン性界面活性剤のなかに見出される。
【0978】
農薬の乳化可能な濃縮物は、水と混合可能な溶媒若しくは水と混合不可能な有機溶媒および乳化剤の混合物のいずれかである担体に溶解された液体1リットルあたり約50から約500グラムまでのような便宜的濃度の農薬を含んでなる。有用な有機溶媒は、芳香族物質(aromatics)、とりわけキシレンおよび石油画分、とりわけ、重質芳香族ナフサのような石油の高沸点ナフタレンおよびオレフィン部分を包含する。ロジン誘導体を包含するテルペン溶媒、シクロヘキサノンのような脂肪族ケトン、および2−エトキシエタノールのような複合アルコールのような他の有機溶媒もまた使用しうる。乳化可能な濃縮物の適する乳化剤は慣習的な陰イオン性および非イオン性界面活性剤から選択される。
【0979】
水性懸濁液は、約5%から約50重量%までの範囲の濃度で水性担体に分散された水不溶性農薬の懸濁液を含んでなる。懸濁液は、農薬を微細に粉砕すること、ならびにそれを水および界面活性剤から構成される担体に活発に混合することにより製造する。無機塩および合成若しくは天然のガムのような成分もまた、水性担体の密度および粘度を増大させるために添加してもよい。水性混合物を調製することおよびサンドミル、ボールミル若しくはピストン型ホモジェナイザーのような器具中でそれを均質化することにより、農薬を同時に粉砕および混合することがしばしば最も効果的である。
【0980】
農薬は土壌への適用にとりわけ有用である顆粒状組成物としてもまた適用しうる。顆粒状組成物は通常、粘土若しくは類似の物質を含んでなる担体に分散された約0.5%から約10重量%までの農薬を含有する。こうした組成物は通常、農薬を適する溶媒に溶解すること、および約0.5から約3mmまでの範囲の適切な粒子径に前成形されている顆粒状担体にそれを適用することにより製造する。こうした組成物は、担体および化合物のドウ若しくはペーストを作成すること、ならびに粉砕および乾燥して所望の顆粒粒子径を得ることによってもまた調合しうる。
【0981】
農薬を含有する微粉は、粉末の形態の農薬をカオリン粘土、粉砕火山岩などのような適する微粉農業担体と緊密に混合することにより製造する。微粉は適しては約1%から約10%までの農薬を含有し得る。それらは種子粉衣として若しくはダストブロワー機械を用いる茎葉散布として適用し得る。
【0982】
農業化学で広範に使用されている適切な有機溶媒、通常は噴霧油のような石油中の溶液の形態の農薬を適用することが等しく実際的である。
【0983】
農薬はエアゾル組成物の形態でもまた適用し得る。こうした組成物中で、農薬は圧力を発生させる噴射剤混合物である担体に溶解若しくは分散されている。エアゾル組成物は、該混合物がそれから霧化バルブを通って分注される容器に包装される。
【0984】
農薬餌は農薬を食物若しくは誘引物質または双方と混合する場合に形成される。病害虫が該餌を食べる場合にそれらは該農薬もまた消費する。餌は顆粒、ゲル、流動可能な粉末、液体若しくは固体の形態をとりうる。それらは病害虫避難所(harborage)で使用し得る。
【0985】
燻蒸剤は、比較的高い蒸気圧を有しかつこれゆえに土壌若しくは閉鎖空間中で病害虫を殺すのに十分な濃度のガスとして存在し得る農薬である。燻蒸剤の毒性はその濃度および曝露時間に比例する。それらは拡散のための良好な能力を特徴とし、そして病害虫の呼吸器系に浸透するか若しくは病害虫のクチクラを通って吸収されることにより作用する。燻蒸剤は、ガスを通さないシートの下、ガス封止室若しくは建物の中、または特殊なチャンバー中で、貯穀病害虫を防除するために適用される。
【0986】
農薬は、農薬の粒子若しくは液滴を多様な種類のプラスチックポリマーに懸濁することにより微小被包化し得る。ポリマーの化学を変えることにより、若しくは処理の因子を変えることにより、多様な大きさ、溶解性、壁厚および浸透性の程度のマイクロカプセルを形成し得る。これらの因子は中の有効成分が放出される速度を左右し、それは順に製品の残余の性能、作用の速度およびにおいに影響を及ぼす。
【0987】
油溶液濃縮物は、溶液中に農薬を保持することができる溶媒に農薬を溶解することにより作成する。農薬の油溶液は、通常、病害虫防除作用を有する溶媒それら自身、および農薬の取り込みの速度を増大させる外皮の蝋性被覆の溶解により、他の製剤より迅速な病害虫の消滅および殺すことを提供する。油溶液の他の利点は、より良好な貯蔵安定性、隙間のより良好な浸透および脂性表面へのより良好な付着を包含する。
【0988】
別の態様は水中油型乳剤であり、ここで、該乳剤は、それぞれ層状の液晶コーティングを提供されかつ水層に分散されている油性小球を含んでなり、各油性小球は農業で活性である最低1種の化合物を含んでなり、かつ、(1)最低1種の非イオン性親油性界面活性剤、(2)最低1種の非イオン性親水性界面活性剤、および(3)最低1種のイオン性界面活性剤、を含んでなる単層状若しくはオリゴラメラ(oligolamellar)の層で個別に被覆されており、該小球は800ナノメートル未満の平均粒子径を有する。該態様に関するさらなる情報は、特許出願番号第11/495,228号を有する2007年2月1日公開の米国特許公開第20070027034号明細書に開示されている。使用の容易さのため、本態様を「OIWE」と称することができる。
【0989】
さらなる情報については、D.Dentによる"Insect Pest Management"第2版、版権 CAB International(2000)を参照されたい。加えて、より詳細な情報については、Arnold Mallisによる"Handbook of Pest Control−The Behavior,Life History,and Control of Household Pests"、第9版、GIE Media Incによる版権 2004年を参照されたい。
【0990】
他の製剤成分
一般に、式1に開示される分子が製剤中で使用される場合、こうした製剤は他の成分もまた含有し得る。これらの成分は、限定されるものでないが(これは網羅的でなくかつ相互に排除しない一覧である)湿潤剤、展着剤、粘着剤、浸透剤、緩衝剤、封鎖剤、ドリフト低減剤、適合性剤、消泡剤、清浄剤および乳化剤を挙げることができる。数種の成分を直ちに記述する。
【0991】
湿潤剤は、液体に添加される場合に、液体とそれが広がっている表面の間の界面張力を低下させることにより液体の広がりすなわち浸透力を増大させる物質である。湿潤剤は農薬製剤で2種の主要な機能、すなわち、加工および製造の間に、水中への粉末の湿潤の速度を増大させて可溶性液体の濃縮物若しくは懸濁液濃縮物を作成するため;ならびに、噴霧タンク中での生成物の水との混合の間に、湿潤可能な粉末の湿潤時間を短縮しかつ水に分散可能な顆粒中への水の浸透を改良するために使用される。湿潤可能な粉末、懸濁液濃縮物および水に分散可能な顆粒製剤で使用される湿潤剤の例は、ラウリル硫酸ナトリウム;ジオクチルスルホコハク酸ナトリウム;アルキルフェノールエトキシレート;および脂肪アルコールエトキシレートである。
【0992】
分散助剤は、粒子表面上に吸着しそして粒子の分散の状態を保存するのを助けかつそれらが再凝集することを予防する物質である。分散助剤は、製造の間に分散および懸濁を促進するため、ならびに粒子が噴霧タンク中で水に再分散することを確実にするために農薬製剤に添加される。それらは湿潤可能な粉末、懸濁液濃縮物および水に分散可能な顆粒中で広範に使用されている。分散助剤として使用される界面活性剤は、粒子表面に強く吸着しかつ粒子の再凝集に対する荷電若しくは立体障壁を提供する能力を有する。最も普遍的に使用される界面活性剤は陰イオン性、非イオン性、若しくは該2種類の混合物である。湿潤可能な粉末製剤について、最も普遍的な分散助剤はリグノスルホン酸ナトリウムである。懸濁液濃縮物について、非常に良好な吸着および安定化は、ナフタレンスルホン酸ナトリウムホルムアルデヒド縮合物のような多価電解質を使用して得られる。トリスチリルフェノールエトキシレートホスフェートエステルもまた使用される。アルキルアリールエチレンオキシド縮合物およびEO−POブロックコポリマーのような非イオン性物(non−ionic)は、ときに、懸濁液濃縮物のための分散助剤として陰イオン性物(anionic)と組合せられる。近年、新たな種類の非常に高分子量のポリマー界面活性剤が分散助剤として開発された。これらは非常に長い疎水性「バックボーン」、および「クシ」界面活性剤の「歯」を形成する多数のエチレンオキシド鎖を有する。これら高分子量ポリマーは、疎水性バックボーンが粒子表面上に多くのアンカリング点を有するため、懸濁液濃縮物に非常に良好な長期安定性を与えることができる。農薬製剤で使用される分散助剤の例は、リグノスルホン酸ナトリウム;ナフタレンスルホン酸ナトリウムホルムアルデヒド縮合物;トリスチリルフェノールエトキシレートホスフェートエステル;脂肪アルコールエトキシレート;アルキルエトキシレート;EO−POブロックコポリマー;およびグラフトコポリマーである。
【0993】
乳化剤は、1液層の液滴の別の液層中の懸濁剤を安定化する物質である。乳化剤なしでは該2種の液体は2個の混合不可能な液層に分離するであろう。最も普遍的に使用される乳化剤ブレンドは、12若しくはそれ以上のエチレンオキシド単位をもつアルキルフェノール若しくは脂肪アルコールおよびドデシルベンゼンスルホン酸の油溶性カルシウム塩を含有する。8から18までの親水−親油バランス(「HLB」)値の範囲が、通常、良好な安定な乳剤を提供することができる。乳剤の安定性はときに、少量のEO−POブロックコポリマー界面活性剤の添加により改良することができる。
【0994】
可溶化剤は、臨界ミセル濃度より上の濃度で水中でミセルを形成することができる界面活性剤である。ミセルはその後、ミセルの疎水性部分の内側の水不溶性物質を溶解若しくは可溶化することが可能である。可溶化に通常使用される界面活性剤の種類は、非イオン性物、ソルビタンモノオレエート、ソルビタンモノオレエートエトキシレート、およびメチルオレエートエステルである。
【0995】
界面活性剤は、ときに、標的に対する農薬の生物学的性能を改良するための噴霧タンク混合物への補助物質として、単独でまたは鉱物若しくは植物油のような他の添加物とともにのいずれかで使用される。生物増強に使用される界面活性剤の種類は一般に農薬の性質および作用様式に依存する。しかしながら、それらはしばしば、アルキルエトキシレート;直鎖状脂肪アルコールエトキシレート;脂肪アミンエトキシレートのような非イオン性物である。
【0996】
農業製剤中の担体若しくは希釈剤は、必要とされる濃度の製品を生じるように農薬に添加される物質である。担体は通常高吸収能力をもつ物質である一方、希釈剤は通常低吸収能力をもつ物質である。担体および希釈剤は、微粉、湿潤可能な粉末、顆粒剤および水に分散可能な顆粒剤の製剤で使用される。
【0997】
有機溶媒は、主に、乳化可能な濃縮物の製剤、水中油型乳剤、サスポエマルション、および超低容量製剤、ならびにより小さい程度まで顆粒状製剤で使用される。ときに溶媒の混合物が使用される。溶媒の第一の主な群はケロセン若しくは精製パラフィンのような脂肪パラフィン油である。第二の主な群(および最も普遍的なもの)は、キシレンならびにC9およびC10芳香族溶媒のより高分子量の画分のような芳香族溶媒を含んでなる。塩素化炭化水素は、製剤が水中に乳化される場合に農薬の結晶化を予防するための補助溶媒として有用である。アルコールが溶解力を増大するための補助溶媒としてときに使用される。他の溶媒は、植物油、種子油、ならびに植物および種子油のエステルを包含しうる。
【0998】
増粘剤若しくはゲル化剤は、主に、懸濁液濃縮物、乳剤およびサスポエマルションの製剤中で、液体のレオロジーすなわち流動特性を改変するため、ならびに分散された粒子若しくは液滴の分離および沈殿を予防するために使用される。増粘剤、ゲル化剤および沈殿防止剤は、一般に2種のカテゴリー、すなわち水不溶性微粒子および水溶性ポリマーに入る。粘土およびシリカを使用して懸濁液濃縮物製剤を製造することが可能である。これらの種類の物質の例は、限定されるものでないが、モントモリロナイト、ベントナイト、ケイ酸アルミニウムマグネシウムおよびアタパルジャイトを挙げることができる。水溶性多糖が増粘ゲル化剤として長年使用されている。最も普遍的に使用される多糖の種類は、種子および海藻の天然の抽出物であるか、若しくはセルロースの合成誘導体である。これらの種類の物質の例は、限定されるものでないが、グアールガム;ローカストビーンガム;カラギーナン;アルギン酸塩;メチルセルロース;カルボキシメチルセルロースナトリウム(SCMC);ヒドロキシエチルセルロース(HEC)を挙げることができる。他の種類の沈殿防止剤は、化工デンプン、ポリアクリレート、ポリビニルアルコールおよびポリエチレンオキシドに基づく。別の良好な沈殿防止剤はキサンタンガムである。
【0999】
微生物は調合された製品の損傷を引き起こし得る。従って、保存剤を、それらの影響を排除若しくは低減するのに使用する。こうした剤の例は、限定されるものでないが、プロピオン酸およびそのナトリウム塩;ソルビン酸およびそのナトリウム若しくはカリウム塩;安息香酸およびそのナトリウム塩;p−ヒドロキシ安息香酸ナトリウム塩;p−ヒドロキシ安息香酸メチル;ならびに1,2−ベンズイソチアゾリン−3−オン(BIT)を挙げることができる。
【1000】
界面活性剤の存在は、しばしば、水に基づく製剤が製造および噴霧タンクによる適用での混合操作の間に発泡することを引き起こす。発泡する傾向を減少させるため、消泡剤をしばしば製造段階の間若しくは瓶に充填する前のいずれかに添加する。一般に2種類の消泡剤すなわちシリコーンおよびシリコーン以外が存在する。シリコーンは通常ジメチルポリシロキサンの水性乳剤である一方、シリコーン以外の消泡剤はオクタノールおよびノナノールのような水不溶性の油、若しくはシリカである。双方の場合で、消泡剤の機能は空気と水の界面から界面活性剤を追い出すことである。
【1001】
「環境に優しい」剤(例えば補助物質、界面活性剤、溶媒)は、作物保護製剤の全体的環境フットプリントを低減し得る。環境に優しい剤は、生物分解性であり、そして一般に天然のかつ/若しくは持続可能な供給源、例えば植物および動物供給源由来である。特定の例は、植物油、種子油およびそれらのエステル、またアルコキシル化アルキルポリグルコシドである。
【1002】
さらなる情報については、D.A.Knowlesにより編集された"Chemistry and Technology of Agrochemical Formulations"、Kluwer Academic Publishersによる版権 1998年を参照されたい。A.S.Perry、I.Yamamoto、I.IshaayaおよびR.Perryによる"Insecticides in Agriculture and Environment−Retrospects and Prospects"、Springer−Verlagによる版権 1998年もまた参照されたい。
【1003】
病害虫
全般として、式1の分子は、病害虫、例えば甲虫、ハサミムシ、ゴキブリ、ハエ、アブラムシ、カイガラムシ、コナジラミ、ヨコバイ、アリ、ハチ、シロアリ、ガ、チョウ、シラミ、直翅類昆虫(grasshoppers)、飛蝗(locusts)、コオロギ、ノミ、アザミウマ、シミ、ダニ、マダニ、線虫類およびコムカデ類を防除するのに使用しうる。
【1004】
別の態様において、式1の分子は線形動物門および/若しくは節足動物門の病害虫を防除するのに使用しうる。
【1005】
別の態様において、式1の分子は鋏角亜門、多足亜門および/若しくは六脚亜門の病害虫を防除するのに使用しうる。
【1006】
別の態様において、式1の分子はクモ綱、コムカデ綱および/若しくは昆虫綱の病害虫を防除するのに使用しうる。
【1007】
別の態様において、式1の分子はシラミ目の病害虫を防除するのに使用しうる。特定の属の網羅的でない一覧は、限定されるものでないが、ブタジラミ属(
Haematopinus)スピーシーズ、ホプロプロイラ属(
Hoplopleura)スピーシーズ、ケモノホソジラミ属(
Linognathus)スピーシーズ、シラミ属(
Pediculus)スピーシーズおよびイエネズミジラミ属(
Polyplax)スピーシーズを挙げることができる。特定の種の網羅的でない一覧は、限定されるものでないがウマジラミ(
Haematopinus asini)、ブタジラミ(
Haematopinus suis)、イヌジラミ(
Linognathus setosus)、ヒツジジラミ(
Linognathus ovillus)、ヒトアタマジラミ(
Pediculus humanus capitis)、アタマジラミ(
Pediculus humanus humanus)およびケジラミ(
Pthirus pubis)を挙げることができる。
【1008】
別の態様において、式1の分子はコウチュウ目の病害虫を防除するのに使用しうる。特定の属の網羅的でない一覧は、限定されるものでないが、アカントセリデス属(
Acanthoscelides)スピーシーズ、アグリオテス属(
Agriotes)スピーシーズ、アントノムス属(
Anthonomus)スピーシーズ、ホソクチゾウムシ属(
Apion)スピーシーズ、アポゴニア属(
Apogonia)スピーシーズ、ウリハムシ属(
Aulacophora)スピーシーズ、マメゾウムシ属(
Bruchus)スピーシーズ、セロステルナ属(
Cerosterna)スピーシーズ、セロトマ属(
Cerotoma)スピーシーズ、セウトリンクス属(
Ceutorhynchus)スピーシーズ、ケトクネマ属(
Chaetocnema)スピーシーズ、コラスピス属(
Colaspis)スピーシーズ、クテニセラ属(
Ctenicera)スピーシーズ、クルクリオ属(
Curculio)スピーシーズ、シクロセファラ属(
Cyclocephala)スピーシーズ、ディアブロティカ属(
Diabrotica)スピーシーズ、タコゾウムシ属(
Hypera)スピーシーズ、キクイムシ属(
Ips)スピーシーズ、リクツス属(
Lyctus)スピーシーズ、メガセリス属(
Megascelis)スピーシーズ、チビケシキスイ属(
Meligethes)スピーシーズ、オチオリンクス属(
Otiorhynchus)スピーシーズ、パントモルス属(
Pantomorus)スピーシーズ、フィロファガ属(
Phyllophaga)スピーシーズ、フィロトレタ属(
Phyllotreta)スピーシーズ、リゾトログス属(
Rhizotrogus)スピーシーズ、リンキテス属(
Rhynchites)スピーシーズ、リンコフォルス属(
Rhynchophorus)スピーシーズ、スコリツス属(
Scolytus)スピーシーズ、スフェノフォルス属(
Sphenophorus)スピーシーズ、コクゾウムシ属(
Sitophilus)スピーシーズおよびトリボリウム属(
Tribolium)スピーシーズを挙げることができる。特定の種の網羅的でない一覧は、限定されるものでないが、マメゾウムシ(
Acanthoscelides obtectus)、アオナガタマムシ(
Agrilus planipennis)、ツヤハダゴマダラカミキリ(
Anoplophora glabripennis)、メキシコワタミゾウムシ(
Anthonomus grandis)、アテニウス スプレツルス(
Ataenius spretulus)、アトマリア リネアリス(
Atomaria linearis)、ボチノデレス プンクチベントリス(
Bothynoderes punctiventris)、マメゾウムシ(
Bruchus pisorum)、ヨツモンマメゾウムシ(
Callosobruchus maculatus)、クリヤケシキスイ(
Carpophilus hemipterus)、カッシダ ビッタータ(
Cassida vittata)、セロトマ トリフルカタ(
Cerotoma trifurcata)、キャベツサヤゾウムシ(
Ceutorhynchus assimilis)、セウトリンクス ナピ(
Ceutorhynchus napi)、コノデルス スカラリス(
Conoderus scalaris)、コノデルス スティグモスス(
Conoderus stigmosus)、スモモゾウムシ(
Conotrachelus nenuphar)、コティニス ニティダ(
Cotinis nitida)、クリオセリス アスパラギ(
Crioceris asparagi)、サビカクムネヒラタムシ(
Cryptolestes ferrugineus)、カクムネヒラタムシ(
Cryptolestes pusillus)、トルコカクムネヒラタムシ(
Cryptolestes turcicus)、シリンドロコプツルス アドスペルスス(
Cylindrocopturus adspersus)、デポラウス マルギナツス(
Deporaus marginatus)、デルメステス ラルダリウス(
Dermestes lardarius)、ハラジロカツオブシムシ(
Dermestes maculatus)、インゲンテントウ(
Epilachna varivestis)、ファウスチヌス クベ(
Faustinus cubae)、ヒロビウス パレス(
Hylobius pales)、アルファルファタコゾウムシ(
Hypera postica)、ヒポテネムス ハンペイ(
Hypothenemus hampei)、タバコシバンムシ(
Lasioderma serricorne)、コロラドハムシ(
Leptinotarsa decemlineata)、リオゲニス フスクス(
Liogenys fuscus)、リオゲニス スツラリス(
Liogenys suturalis)、イネミズゾウムシ(
Lissorhoptrus oryzophilus)、メコラスピス ジョリベチ(
Maecolaspis joliveti)、メラノツス コムニス(
Melanotus communis)、メリゲテス エネウス(
Meligethes aeneus)、メロロンタ メロロンタ(
Melolontha melolontha)、オベレア ブレビス(
Oberea brevis)、オベレア リネアリス(
Oberea linearis)、サイカブト(
Oryctes rhinoceros)、オオメノコギリヒラタムシ(
Oryzaephilus mercator)、コナヒラタムシ(
Oryzaephilus surinamensis)、オウレマ メラノプス(
Oulema melanopus)、イネクビホソハムシ(
Oulema oryzae)、フィロファガ クヤバナ(
Phyllophaga cuyabana)、マメコガネ(
Popillia japonica)、オオコナナガシンクイ(
Prostephanus truncatus)、コナナガシンクイムシ(
Rhyzopertha dominica)、アカアシチビコフキゾウムシ(
Sitona lineatus)、グラナリアコクゾウ(
Sitophilus granarius)、ココクゾウムシ(
Sitophilus oryzae)、コクゾウムシ(
Sitophilus zeamais)、ジンサンシバンムシ(
Stegobium paniceum)、コクヌストモドキ(
Tribolium castaneum)、ヒラタコクヌストモドキ(
Tribolium confusum)、キマダラカツオブシムシ(
Trogoderma variabile)およびザブルス テネブリオイデス(
Zabrus tenebrioides)を挙げることができる。
【1009】
別の態様において、式1の分子はハサミムシ目の病害虫を防除するのに使用しうる。
【1010】
別の態様において、式1の分子はゴキブリ目の病害虫を防除するのに使用しうる。特定の種の網羅的でない一覧は、限定されるものでないがチャバネゴキブリ(
Blattella germanica)、トウヨウゴキブリ(
Blatta orientalis)、パルコブラッタ ペンシルバニカ(
Parcoblatta pennsylvanica)、ワモンゴキブリ(
Periplaneta americana)、ペリプラネタ アウストララシエ(
Periplaneta australasiae)、トビイロゴキブリ(
Periplaneta brunnea)、クロゴキブリ(
Periplaneta fuliginosa)、オガサワラゴキブリ(
Pycnoscelus surinamensis)およびチャオビゴキブリ(
Supella longipalpa)を挙げることができる。
【1011】
別の態様において、式1の分子はハエ目の病害虫を防除するのに使用しうる。特定の属の網羅的でない一覧は、限定されるものでないがヤブカ属(
Aedes)スピーシーズ、アグロミザ属(
Agromyza)スピーシーズ、アナストレファ属(
Anastrepha)スピーシーズ、ハマダラカ属(
Anopheles)スピーシーズ、バクトロセラ属(
Bactrocera)スピーシーズ、セラチチス属(
Ceratitis)スピーシーズ、メクラアブ属(
Chrysops)スピーシーズ、コクリオミイア属(
Cochliomyia)スピーシーズ、コンタリニア属(
Contarinia)スピーシーズ、イエカ属(
Culex)スピーシーズ、ダシネウラ属(
Dasineura)スピーシーズ、デリア属(
Delia)スピーシーズ、ショウジョウバエ属(
Drosophila)スピーシーズ、ヒメイエバエ属(
Fannia)スピーシーズ、ヒレミイア属(
Hylemyia)スピーシーズ、リリオミザ属(
Liriomyza)スピーシーズ、イエバエ属(
Musca)スピーシーズ、フォルビア属(
Phorbia)スピーシーズ、アブ属(
Tabanus)スピーシーズおよびティプラ属(
Tipula)スピーシーズを挙げることができる。特定の種の網羅的でない一覧は、限定されるものでないが、アグロミザ フロンテラ(
Agromyza frontella)、カリブミバエ(
Anastrepha suspensa)、メキシコミバエ(
Anastrepha ludens)、アナストレファ オブリカ(
Anastrepha obliqa)、ウリミバエ(
Bactrocera cucurbitae)、ミカンコミバエ(
Bactrocera dorsalis)、バクトロセラ インバデンス(
Bactrocera invadens)、モモミバエ(
Bactrocera zonata)、チチュウカイミバエ(
Ceratitis capitata)、ダシネウラ ブラッシケ(
Dasineura brassicae)、タネバエ(
Delia platura)、ヒメイエバエ(
Fannia canicularis)、コブアシヒメイエバエ(
Fannia scalaris)、ウマバエ(
Gasterophilus intestinalis)、グラシリア ペルセエ(
Gracillia perseae)、ノサシバエ(
Haematobia irritans)、ヒポデルマ リネアツム(
Hypoderma lineatum)、アブラナハモグリバエ(
Liriomyza brassicae)、ヒツジシラミバエ(
Melophagus ovinus)、ムスカ アウツムナリス(
Musca autumnalis)、イエバエ(
Musca domestica)、ヒツジバエ(
Oestrus ovis)、オシネラ フリット(
Oscinella frit)、テンサイハモグリバエ(
Pegomya betae)、ニンジンサビバエ(
Psila rosae)、ヨーロッパオウトウミバエ(
Rhagoletis cerasi)、リンゴミバエ(
Rhagoletis pomonella)、ラゴレティス メンダックス(
Rhagoletis mendax)、ムギアカタマバエ(
Sitodiplosis mosellana)およびサシバエ(
Stomoxys calcitrans)を挙げることができる。
【1012】
別の態様において、式1の分子はカメムシ目の病害虫を防除するのに使用しうる。特定の属の網羅的でない一覧は、限定されるものでないが、アデルゲス属(
Adelges)スピーシーズ、アウラカスピス属(
Aulacaspis)スピーシーズ、アフロフォラ属(
Aphrophora)スピーシーズ、ワタアブラムシ属(
Aphis)スピーシーズ、ベミシア属(
Bemisia)スピーシーズ、セロプラステス属(
Ceroplastes)スピーシーズ、キオナスピス属(
Chionaspis)スピーシーズ、クリソムファルス属(
Chrysomphalus)スピーシーズ、コックス属(
Coccus)スピーシーズ、エムポアスカ属(
Empoasca)スピーシーズ、レピドサフェス属(
Lepidosaphes)スピーシーズ、ラギノトムス属(
Lagynotomus)スピーシーズ、リグス属(
Lygus)スピーシーズ、マクロシフム属(
Macrosiphum)スピーシーズ、ネフォテティクス属(
Nephotettix)スピーシーズ、ネザラ属(
Nezara)スピーシーズ、フィレヌス属(
Philaenus)スピーシーズ、フィトコリス属(
Phytocoris)スピーシーズ、ピエゾドルス属(
Piezodorus)スピーシーズ、ミカンコナカイガラムシ属(
Planococcus)スピーシーズ、クワコナカイガラムシ属(
Pseudococcus)スピーシーズ、ロパロシフム属(
Rhopalosiphum)スピーシーズ、サイセチア属(
Saissetia)スピーシーズ、チューリップアブラムシ属(
Therioaphis)スピーシーズ、トウメイエラ属(
Toumeyella)スピーシーズ、トキソプテラ属(
Toxoptera)スピーシーズ、トリアロイロデス属(
Trialeurodes)スピーシーズ、トリアトマ属(
Triatoma)スピーシーズおよびウナスピス属(
Unaspis)スピーシーズを挙げることができる。特定の種の網羅的でない一覧は、限定されるものでないが、アクロステルヌム ヒラレ(
Acrosternum hilare)、エンドウヒゲナガアブラムシ(
Acyrthosiphon pisum)、タマナコナジラミ(
Aleyrodes proletella)、アロイロディクス ディスペルスス(
Aleurodicus dispersus)、ミカンワタコナジラミ
(Aleurothrixus floccosus)、フタテンミドリヒメヨコバイ(
Amrasca biguttula biguttula)、アカマルカイガラムシ(
Aonidiella aurantii)、ワタアブラムシ(
Aphis gossypii)、ダイズアブラムシ(
Aphis glycines)、ヨーロッパリンゴアブラムシ(
Aphis pomi)、ジャガイモヒゲナガアブラムシ(
Aulacorthum solani)、シルバーリーフコナジラミ(
Bemisia argentifolii)、タバココナジラミ(
Bemisia tabaci)、ブリッスス ロイコプテルス(
Blissus leucopterus)、ブラキコリネラ アスパラギ(
Brachycorynella asparagi)、ブレベンニア レヒ(
Brevennia rehi)、ダイコンアブラムシ(
Brevicoryne brassicae)、カロコリス ノルベギクス(
Calocoris norvegicus)、ルビラウムシ(
Ceroplastes rubens)、シメックス ヘミプテルス(
Cimex hemipterus)、トコジラミ(
Cimex lectularius)、ダグベルツス ファシアツス(
Dagbertus fasciatus)、ディケロプス フルカツス(
Dichelops furcatus)、ジウラフィス ノキシア(
Diuraphis noxia)、ミカンキジラミ(
Diaphorina citri)、ジサフィス プランタギネア(
Dysaphis plantaginea)、ジスデルクス スツレルス(
Dysdercus suturellus)、エデッサ メディタブンダ(
Edessa meditabunda)、リンゴワタムシ(
Eriosoma lanigerum)、エウリガスター マウラ(
Eurygaster maura)、エウスキスツス ヘロス(
Euschistus heros)、エウスキスツス セルブス(
Euschistus servus)、ヘロペルティス アントニイ(
Helopeltis antonii)、ヘロペルティス テイボラ(
Helopeltis theivora)、ワタフキカイガラムシ(
Icerya purchasi)、イディオスコプス ニチデュルス(
Idioscopus nitidulus)、ヒメトビウンカ(
Laodelphax striatellus)、タイワンクモヘリカメムシ(
Leptocorisa oratorius)、クモヘリカメムシ(
Leptocorisa varicornis)、リグス ヘスペルス(
Lygus hesperus)、マコネリコッカス ヒルスツス(
Maconellicoccus hirsutus)、チューリップヒゲナガアブラムシ(
Macrosiphum euphorbiae)、ムギヒゲナガアブラムシ(
Macrosiphum granarium)、バラアブラムシ(
Macrosiphum rosae)、マクロステレス クアドリリネアツス(
Macrosteles quadrilineatus)、マハナルバ フリムビオラタ(
Mahanarva frimbiolata)、ムギウスイロアブラムシ(
Metopolophium dirhodum)、ミクチス ロンギコルニス(
Mictis longicornis)、モモアカアブラムシ(
Myzus persicae)、ツマグロヨコバイ(
Nephotettix cinctipes)、ネウロコルプス ロンギロストリス(
Neurocolpus longirostris)、ミナミアオカメムシ(
Nezara viridula)、トビイロウンカ(
Nilaparvata lugens)、マルクロホシカイガラムシ(
Parlatoria pergandii)、ヒメクロカイガラムシ(
Parlatoria ziziphi)、トウモロコシウンカ(
Peregrinus maidis)、フィロクセラ ビティフォリエ(
Phylloxera vitifoliae)、フィソケルメス ピセエ(
Physokermes piceae)、フィトコリス カリフォルニクス(
Phytocoris californicus)、フィトコリス レラチブス(
Phytocoris relativus)、ピエゾドルス ギルジニイ(
Piezodorus guildinii)、ペシロカプスス リネアツス(
Poecilocapsus lineatus)、プサルス バシニコラ(
Psallus vaccinicola)、プソイダシスタ ペルセエ(
Pseudacysta perseae)、パインアップルコナカイガラムシ(
Pseudococcus brevipes)、サンホーゼカイガラムシ(
Quadraspidiotus perniciosus)、トウモロコシアブラムシ(
Rhopalosiphum maidis)、ムギクブレアブラムシ(
Rhopalosiphum padi)、オリーブカタカイガラムシ(
Saissetia oleae)、スカプトコリス カスタネア(
Scaptocoris castanea)、スキザフィス グラミヌム(
Schizaphis graminum)、ムギヒゲナガアブラムシ(
Sitobion avenae)、セジロウンカ(
Sogatella furcifera)、オンシツコナジラミ(
Trialeurodes vaporariorum)、トリアロイロデス アブチロネウス(
Trialeurodes abutiloneus)、ヤノネカイガラムシ(
Unaspis yanonensis)およびズリア エントレリアナ(
Zulia entrerriana)を挙げることができる。
【1013】
別の態様において、式1の分子はハチ目の病害虫を防除するのに使用しうる。特定の属の網羅的でない一覧は、限定されるものでないが、アクロミルメックス属(
Acromyrmex)スピーシーズ、ヒメハキリアリ属(
Atta)スピーシーズ、オオアリ属(
Camponotus)スピーシーズ、ジプリオン属(
Diprion)スピーシーズ、ヤマアリ属(
Formica)スピーシーズ、ヒメアリ属(
Monomorium)スピーシーズ、ネオジプリオン属(
Neodiprion)スピーシーズ、シュウカクアリ属(
Pogonomyrmex)スピーシーズ、アシナガバチ属(
Polistes)スピーシーズ、トフシアリ属(
Solenopsis)スピーシーズ、クロスズメバチ属(
Vespula)スピーシーズおよびクマバチ属(
Xylocopa)スピーシーズを挙げることができる。特定の種の網羅的でない一覧は、限定されるものでないがカブラハバチ(
Athalia rosae)、テキサスハキリアリ(
Atta texana)、アルゼンチンアリ(
Iridomyrmex humilis)、モノモリウム ミニムム(
Monomorium minimum)、イエヒメアリ(
Monomorium pharaonis)、アカヒアリ(
Solenopsis invicta)、アカカミアリ(
Solenopsis geminata)、ソレノプシス モレスタ(
Solenopsis molesta)、ソレノプシス リクテリ(
Solenopsis richtery)、トフシアリ(
Solenopsis xyloni)およびタピノマ セシレ(
Tapinoma sessile)を挙げることができる。
【1014】
別の態様において、式1の分子はシロアリ目の病害虫を防除するのに使用しうる。特定の属の網羅的でない一覧は、限定されるものでないが、コプトテルメス属(
Coptotermes)スピーシーズ、コルニテルメス属(
Cornitermes)スピーシーズ、クリプトテルメス属(
Cryptotermes)スピーシーズ、ヘテロテルメス属(
Heterotermes)スピーシーズ、カロテルメス属(
Kalotermes)スピーシーズ、インシシテルメス属(
Incisitermes)スピーシーズ、マクロテルメス属(
Macrotermes)スピーシーズ、マルギニテルメス属(
Marginitermes)スピーシーズ、ミクロセロテルメス属(
Microcerotermes)スピーシーズ、プロコルニテルメス属(
Procornitermes)スピーシーズ、ヤマトシロアリ属(
Reticulitermes)スピーシーズ、スケドリノテルメス属(
Schedorhinotermes)スピーシーズおよびアメリカオオシロアリ属(
Zootermopsis)スピーシーズを挙げることができる。特定の種の網羅的でない一覧は、限定されるものでないがコプトテルメス クルビグナツス(
Coptotermes curvignathus)、コプトテルメス フレンキ(
Coptotermes frenchi)、イエシロアリ(
Coptotermes formosanus)、ヘテロテルメス アウレウス(
Heterotermes aureus)、ミクロテルメス オベシ(
Microtermes obesi)、レチクリテルメス バニウレンシス(
Reticulitermes banyulensis)、レチクリテルメス グラッセイ(
Reticulitermes grassei)、レチクリテルメス フラビペス(
Reticulitermes flavipes)、レチクリテルメス ハゲニ(
Reticulitermes hageni)、レチクリテルメス ヘスペルス(
Reticulitermes hesperus)、レチクリテルメス サントネンシス(
Reticulitermes santonensis)、ヤマトシロアリ(
Reticulitermes speratus)、レチクリテルメス チビアリス(
Reticulitermes tibialis)およびレチクリテルメス ビルギニクス(
Reticulitermes virginicus)を挙げることができる。
【1015】
別の態様において、式1の分子はチョウ目の病害虫を防除するのに使用しうる。特定の属の網羅的でない一覧は、限定されるものでないが、アドクソフィエス属(
Adoxophyes)スピーシーズ、アグロチス属(
Agrotis)スピーシーズ、アルギロテニア属(
Argyrotaenia)スピーシーズ、カコエシア属(
Cacoecia)スピーシーズ、カロプチリア属(
Caloptilia)スピーシーズ、キロ属(
Chilo)スピーシーズ、クリソデイクシス属(
Chrysodeixis)スピーシーズ、コリアス属(
Colias)スピーシーズ、クランブス属(
Crambus)スピーシーズ、ジアファニア属(
Diaphania)スピーシーズ、ジアトレア属(
Diatraea)スピーシーズ、エアリアス属(
Earias)スピーシーズ、エフェスチア属(
Ephestia)スピーシーズ、エピメシス属(
Epimecis)スピーシーズ、フェルチア属(
Feltia)スピーシーズ、ゴルチナ属(
Gortyna)スピーシーズ、ヘリコベルパ属(
Helicoverpa)スピーシーズ、キンウワバ属(
Heliothis)スピーシーズ、インダルベラ属(
Indarbela)スピーシーズ、リトコレチス属(
Lithocolletis)スピーシーズ、ロクサグロチス属(
Loxagrotis)スピーシーズ、マラコソマ属(
Malacosoma)スピーシーズ、ペリドロマ属(
Peridroma)スピーシーズ、キンモンホソガ属(
Phyllonorycter)スピーシーズ、プソイダレチア属(
Pseudaletia)スピーシーズ、セサミア属(
Sesamia)スピーシーズ、スポドプテラ属(
Spodoptera)スピーシーズ、シナンテドン属(
Synanthedon)スピーシーズおよびイポノモイタ属(
Yponomeuta)スピーシーズを挙げることができる。特定の種の網羅的でない一覧は、限定されるものでないが、シラホシアシブトクチバ(
Achaea janata)、リンゴコカクモンハマキ(
Adoxophyes orana)、タマナヤガ(
Agrotis ipsilon)、アラバマ アルギラセア(
Alabama argillacea)、アモルビア クネアナ(
Amorbia cuneana)、アミエロイス トランシテラ(
Amyelois transitella)、アナカンプトデス デフェクタリア(
Anacamptodes defectaria)、アナルシア リネアテラ(
Anarsia lineatella)、アノミス サブリフェラ(
Anomis sabulifera)、アンチカルシア ゲンマタリス(
Anticarsia gemmatalis)、アルキプス アルギロスピラ(
Archips argyrospila)、アルキプス ロサナ(
Archips rosana)、ミカンコハマキ(
Argyrotaenia citrana)、ガンマキンウワバ(
Autographa gamma)、ボナゴタ クラナオデス(
Bonagota cranaodes)、ユウレイセセリ(
Borbo cinnara)、ブックラトリクス チュルベリエラ(
Bucculatrix thurberiella)、カプア レチクラナ(
Capua reticulana)、モモノヒメシンクイ(
Carposina niponensis)、クルメチア トランスベルサ(
Chlumetia transversa)、ハスオビハマキ(
Choristoneura rosaceana)、コブノメイガ(
Cnaphalocrocis medinalis)、コノポモルファ クラメレラ(
Conopomorpha cramerella)、コッスス コッスス(
Cossus cossus)、シディア カリアナ(
Cydia caryana)、スモモヒメハマキ(
Cydia funebrana)、トウヨウミバエ(
Cydia molesta)、エンドウシンクイ(
Cydia nigricana)、コドリンガ(
Cydia pomonella)、ダルナ ジズクタ(
Darna diducta)、ジアトレア サッカラリス(
Diatraea saccharalis)、ジアトレア グランジオセラ(
Diatraea grandiosella)、エアリアス インスラナ(
Earias insulana)、クサオビリンガ(
Earias vittella)、エクジトロファ アウランチアヌム(
Ecdytolopha aurantianum)、モロコシマダラメイガ(
Elasmopalpus lignosellus)、コナマダラメイガ(
Ephestia cautella)、チャマダラメイガ(
Ephestia elutella)、スジコナマダラメイガ(
Ephestia kuehniella)、エピノチア アポレマ(
Epinotia aporema)、エピフィアス ポストビッターナ(
Epiphyas postvittana)、エリオノタ トラクス(
Erionota thrax)、ブドウホソハマキ(
Eupoecilia ambiguella)、エウクソア アウキシリアリス(
Euxoa auxiliaris)、ナシヒメシンクイ(
Grapholita molesta)、マエウスキノメイガ(
Hedylepta indicata)、オオタバコガ(
Helicoverpa armigera)、アメリカタバコガ(
Helicoverpa zea)、ヘリオティス ビレセンス(
Heliothis virescens)、ハイマダラノメイガ(
Hellula undalis)、ケイフェリア リコペルシセラ(
Keiferia lycopersicella)、ナスノメイガ(
Leucinodes orbonalis)、ロイコプテラ コフェエラ(
Leucoptera coffeella)、ロイコプテラ マリフォリエラ(
Leucoptera malifoliella)、ロベシア ボトラナ(
Lobesia botrana)、ロクサグロチス アルビコスタ(
Loxagrotis albicosta)、マイマイガ(
Lymantria dispar)、モモハモグリガ(
Lyonetia clerkella)、マハセナ コルベッチ(
Mahasena corbetti)、ヨトウガ(
Mamestra brassicae)、マルカ テスツラリス(
Maruca testulalis)、アブラヤシミノムシ(
Metisa plana)、シロモンキヨトウ(
Mythimna unipuncta)、ネオロイシノデス エレガンタリス(
Neoleucinodes elegantalis)、ニンフラ デプンクタリス(
Nymphula depunctalis)、オペロフテラ ブルマタ(
Operophtera brumata)、アワノメイガ(
Ostrinia nubilalis)、オクシジア ベスリア(
Oxydia vesulia)、パンデミス セラサナ(
Pandemis cerasana)、トビハマキ(
Pandemis heparana)、アフリカオナシアゲハ(
Papilio demodocus)、ワタアカミムシガ(
Pectinophora gossypiella)、ニセタマナヤガ(
Peridroma saucia)、ペリロイコプテラ コフェエラ(
Perileucoptera coffeella)、タバコキバガ(
Phthorimaea operculella)、ミカンハモグリガ(
Phyllocnistis citrella)、モンシロチョウ(
Pieris rapae)、プラティペナ スカブラ(
Plathypena scabra)、ノシメマダラメイガ(
Plodia interpunctella)、コナガ(
Plutella xylostella)、ブドウヒメハマキ(
Polychrosis viteana)、プライス エンドカルパ(
Prays endocarpa)、プライス オレエ(
Prays oleae)、プソイダレチア ウニプンクタ(
Pseudaletia unipuncta)、プソイドプルシア インクルデンス(
Pseudoplusia includens)、ラキプルシア ヌ(
Rachiplusia nu)、イッテンオオメイガ(
Scirpophaga incertulas)、イネヨトウ(
Sesamia inferens)、セサミア ノナグリオイデス(
Sesamia nonagrioides)、セトラ ニテンス(
Setora nitens)、バクガ(
Sitotroga cerealella)、テングハマキ(
Sparganothis pilleriana)、シロイチモジヨトウ(
Spodoptera exigua)、スポドプテラ フルギペルダ(
Spodoptera frugiperda)、スポドプテラ エリダニア(
Spodoptera eridania)、テクラ バシリデス(
Thecla basilides)、コイガ(
Tineola bisselliella)、イラクサギンウワバ(
Trichoplusia ni)、ツタ アブソルタ(
Tuta absoluta)、コーヒーゴマフボクトウ(
Zeuzera coffeae)およびゾイゼラ ピリナ(
Zeuzera pyrina)を挙げることができる。
【1016】
別の態様において、式1の分子はハジラミ目の病害虫を防除するのに使用しうる。特定の属の網羅的でない一覧は、限定されるものでないが、アナチコーラ属(
Anaticola)スピーシーズ、ボビコーラ属(
Bovicola)スピーシーズ、ケロピステス属(
Chelopistes)スピーシーズ、ゴニオデス属(
Goniodes)スピーシーズ、メナカンツス属(
Menacanthus)スピーシーズおよびケモノハジラミ属(
Trichodectes)スピーシーズを挙げることができる。特定の種の網羅的でない一覧は、限定されるものでないがウシハジラミ(
Bovicola bovis)、ヤギハジラミ(
Bovicola caprae)、ヒツジハジラミ(
Bovicola ovis)、ハジラミ(
Chelopistes meleagridis)、カクアゴハジラミ(
Goniodes dissimilis)、マルハジラミ(
Goniodes gigas)、フクロマルハジラミ(
Menacanthus stramineus)、ニワトリハジラミ(
Menopon gallinae)およびイヌハジラミ(
Trichodectes canis)を挙げることができる。
【1017】
別の態様において、式1の分子はバッタ目の病害虫を防除するのに使用しうる。特定の属の網羅的でない一覧は、限定されるものでないが、メラノプルス属(
Melanoplus)スピーシーズおよびプテロフィラ属(
Pterophylla)スピーシーズを挙げることができる。特定の種の網羅的でない一覧は、限定されるものでないが、アナブルス シンプレックス(
Anabrus simplex)、ケラ(
Gryllotalpa africana)、グリロタルパ アウストラリス(
Gryllotalpa australis)、グリロタルパ ブラキプテラ(
Gryllotalpa brachyptera)、グリロタルパ ヘキサダクチラ(
Gryllotalpa hexadactyla)、トノサマバッタ(
Locusta migratoria)、キリギリス(
Microcentrum retinerve)、サバクトビバッタ(
Schistocerca gregaria)およびスクデリア フルカタ(
Scudderia furcata)を挙げることができる。
【1018】
別の態様において、式1の分子はノミ目の病害虫を防除するのに使用しうる。特定の種の網羅的でない一覧は、限定されるものでないが、スズメトリノミ(
Ceratophyllus gallinae)、セラトフィルス ニゲル(
Ceratophyllus niger)、イヌノミ(
Ctenocephalides canis)、ネコノミ(
Ctenocephalides felis)およびヒトノミ(
Pulex irritans)を挙げることができる。
【1019】
別の態様において、式1の分子はアザミウマ目の病害虫を防除するのに使用しうる。特定の属の網羅的でない一覧は、限定されるものでないが、カリオトリプス属(
Caliothrips)スピーシーズ、フランクリニエラ属(
Frankliniella)スピーシーズ、シルトトリプス属(
Scirtothrips)スピーシーズおよびトリプス属(
Thrips)スピーシーズを挙げることができる。特定の種の網羅的でない一覧は、限定されるものでないが、ウスグロアザミウマ(
Frankliniella fusca)、ミカンキイロアザミウマ(
Frankliniella occidentalis)、フランクリニエラ スクルトゼイ(
Frankliniella schultzei)、フランクリニエラ ウィリアムシ(
Frankliniella williamsi)、クロトンアザミウマ(
Heliothrips haemorrhoidalis)、リピフォロトリプス クルエンタツス(
Rhipiphorothrips cruentatus)、シルトトリプス シトリ(
Scirtothrips citri)、チャノキイロアザミウマ(
Scirtothrips dorsalis)およびテニオトリプス ロパランテナリス(
Taeniothrips rhopalantennalis)、ハナアザミウマ(
Thrips hawaiiensis)、クロゲハナアザミウマ(
Thrips nigropilosus)、トリプス オリエンタリス(
Thrips orientalis)、ネギアザミウマ(
Thrips tabaci)を挙げることができる。
【1020】
別の態様において、式1の分子はシミ目の病害虫を防除するのに使用しうる。特定の属の網羅的でない一覧は、限定されるものでないがセイヨウシミ属(
Lepisma)スピーシーズおよびテルモビア属(
Thermobia)スピーシーズを挙げることができる。
【1021】
別の態様において、式1の分子はダニ目の病害虫を防除するのに使用しうる。特定の属の網羅的でない一覧は、限定されるものでないが、ダニ属(
Acarus)スピーシーズ、アクロプス属(
Aculops)スピーシーズ、ウシマダニ属(
Boophilus)スピーシーズ、ニキビダニ属(
Demodex)スピーシーズ、カクマダニ属(
Dermacentor)スピーシーズ、エピトリメルス属(
Epitrimerus)スピーシーズ、エリオフィエス属(
Eriophyes)スピーシーズ、マダニ属(
Ixodes)スピーシーズ、オリゴニクス属(
Oligonychus)スピーシーズ、パノニクス属(
Panonychus)スピーシーズ、ネダニ属(
Rhizoglyphus)スピーシーズおよびテトラニクス属(
Tetranychus)スピーシーズを挙げることができる。特定の種の網羅的でない一覧は、限定されるものでないが、アカリンダニ(
Acarapis woodi)、コナダニ(
Acarus siro)、アセリア マンギフェレ(
Aceria mangiferae)、トマトサビダニ(
Aculops lycopersici)、ミカンサビダニ(
Aculus pelekassi)、リンゴサビダニ(
Aculus schlechtendali)、アムブリオンマ アメリカヌム(
Amblyomma americanum)、チャノヒメハダニ(
Brevipalpus obovatus)、ミナミヒメハダニ(
Brevipalpus phoenicis)、デルマセントール バリアビリス(
Dermacentor variabilis)、ヤケヒョウヒダニ(
Dermatophagoides pteronyssinus)、エオテトラニクス カルピニ(
Eotetranychus carpini)、ネコショウヒゼンダニ(
Notoedres cati)、マンゴーハダニ(
Oligonychus coffeae)、チビコブツメハダニ(
Oligonychus ilicis)、ミカンハダニ(
Panonychus citri)、パノニクス ウルミ(
Panonychus ulmi)、フィロコプトルタ オレイボラ(
Phyllocoptruta oleivora)、チャノホコリダニ(
Polyphagotarsonemus latus)、クリイロコイタマダニ(
Rhipicephalus sanguineus)、ヒゼンダニ(
Sarcoptes scabiei)、テゴロフス ペルセアフロレ(
Tegolophus perseaflorae)、ナミハダニ(
Tetranychus urticae)およびミツバチヘギイタダニ(
Varroa destructor)を挙げることができる。
【1022】
別の態様において、式1の分子はコムカデ目の病害虫を防除するのに使用しうる。特定の種の網羅的でない一覧は、限定されるものでないがナミコムカデ(
Scutigerella immaculata)を挙げることができる。
【1023】
別の態様において、式1の分子は線形動物門の病害虫を防除するのに使用しうる。特定の属の網羅的でない一覧は、限定されるものでないが、アフェレンコイデス属(
Aphelenchoides)スピーシーズ、ベロノライムス属(
Belonolaimus)スピーシーズ、クリコネメラ属(
Criconemella)スピーシーズ、ジチレンクス属(
Ditylenchus)スピーシーズ、ヘテロデラ属(
Heterodera)スピーシーズ、ヒルシュマニエラ属(
Hirschmanniella)スピーシーズ、ホプロライムス属(
Hoplolaimus)スピーシーズ、メロイドギネ属(
Meloidogyne)スピーシーズ、プラチレンクス属(
Pratylenchus)スピーシーズおよびラドフォルス属(
Radopholus)スピーシーズを挙げることができる。特定の種の網羅的でない一覧は、限定されるものでないが、犬糸状虫(
Dirofilaria immitis)、トウモロコシシストセンチュウ(
Heterodera zeae)、サツマイモネコブセンチュウ(
Meloidogyne incognita)、ジャワネコブセンチュウ(
Meloidogyne javanica)、回旋糸状虫(
Onchocerca volvulus)、バナナネモグリセンチュウ(
Radopholus similis)およびニセフクロセンチュウ(
Rotylenchulus reniformis)を挙げることができる。
【1024】
付加的な情報については、Arnold Mallisによる"HANDBOOK OF PEST CONTROL−THE BEHAVIOR,LIFE HISTORY,AND CONTROL OF HOUSEHOLD PESTS"、第9版、GIE Media Incによる版権 2004年を参照されたい。
【1025】
適用
式1の分子は、一般に、防除を提供するために1ヘクタールあたり約0.01グラムから1ヘクタールあたり約5000グラムまでの量で使用する。1ヘクタールあたり約0.1グラムから1ヘクタールあたり約500グラムまでの量が一般に好ましく、および、1ヘクタールあたり約1グラムから1ヘクタールあたり約50グラムまでの量が一般により好ましい。
【1026】
式1の分子が適用される区域は、病害虫が生息している(若しくは生息しているかもしれない、またはそれにより横断される)いかなる区域、例えば:作物、樹木、果実、穀類、かいば、匍匐植物、芝および観賞用植物が成長している場所;家畜が住んでいる場所;(穀類が貯蔵される場所のような)建物の内部若しくは外側表面、(含浸された木材のような)建築で使用される建設材料、ならびに建物の周囲の土壌でもあり得る。式1の分子を使用するための特定の作付け区域は、リンゴ、トウモロコシ、ヒマワリ、綿、ダイズ、キャノーラ、小麦、米、モロコシ、大麦、オート麦、ジャガイモ、オレンジ、アルファルファ、レタス、イチゴ、トマト、コショウ、アブラナ科植物、セイヨウナシ、タバコ、アーモンド、テンサイ、豆類およびその他の高価な作物が成長している若しくはそれらの種子が播かれる予定である区域を包含する。多様な植物を栽培する場合は式1の分子とともに硫酸アンモニウムを使用することもまた有利である。
【1027】
病害虫を防除することは、一般に、病害虫の集団、病害虫の活動若しくはその双方が一区域で低下されることを意味している。これは、病害虫集団が1区域から駆逐される場合;病害虫が1区域中若しくはその周囲で行動能力を奪われる場合;または病害虫が1区域中若しくはその周囲で全体として若しくは部分的に根絶される場合に発生し得る。もちろんこれらの結果の組合せが発生し得る。一般に、病害虫の集団、活動若しくは双方は、望ましくは50パーセント以上、好ましくは90パーセント以上低下される。一般に、該区域はヒトの中若しくは上でなく;結果、該場所は一般にヒト以外の区域である。
【1028】
式1の分子は、単独で若しくは植物の活力を高めるため(例えば、より良好な根系を成長させるため、ストレスの多い生育条件により良好に耐えるため)の他の化合物と、混合物中で使用されても、同時に若しくは順次適用されてもよい。こうした他の化合物は、例えば植物のエチレン受容体を調節する化合物、中でも注目すべきは(1−MCPとしてもまた知られる)1−メチルシクロプロペンである。さらに、こうした分子は、成長している植物が貴重な農業産物を産生し始める前のような、病害虫の活動性が低い時間の間に使用しうる。こうした時間は、病害虫圧が通常低い早期の播種の季節を包含する。
【1029】
式1の分子は、病害虫を防除するために植物の葉および結実部分に適用し得る。該分子は病害虫と直接接触することができるか、または農薬を含有する葉、果実体を食べる若しくは樹液を抽出する場合に病害虫が農薬を消費することができるかのいずれかである。式1の分子は土壌に適用することもまたでき、そしてこの様式で適用される場合、根および幹を食べ物とする病害虫を防除し得る。根は分子を吸収して植物の葉部分にそれを取り込んで、地面より上を咀嚼するおよび樹液を食べ物とする病害虫を防除し得る。
【1030】
一般に、餌を用いて、該餌は、例えばシロアリが該餌と接触し得かつ/若しくはそれに引きつけられ得る地中に置かれる。餌は、例えばアリ、シロアリ、ゴキブリおよびハエが該餌と接触し得かつ/若しくはそれに引きつけられ得る建物の表面(水平、垂直若しくは傾斜表面)にもまた塗布し得る。餌は式1の分子を含み得る。
【1031】
式1の分子はカプセルの内側に被包化し得るか若しくはその表面上に置くことができる。カプセルの大きさはナノメートルサイズ(直径が約100〜900ナノメートル)からマイクロメートルサイズ(直径が約10〜900ミクロン)までの範囲にあることができる。
【1032】
ある種の農薬に抵抗する一部の病害虫の卵の独特の能力のため、式1の分子の反復適用が、新たに発生される幼虫を防除するのに望ましいことがある。
【1033】
植物中の農薬の全身性の動きを利用して、式1の分子を植物の異なる部分に適用することにより(例えば1領域を噴霧することにより)該植物の一部分の病害虫を防除しうる。例えば、葉を食べ物とする昆虫の防除は、細流灌漑若しくは畝間散布により、土壌を例えば植え付け前若しくは後の土壌灌注で処理することにより、または植物の種子を播種前に処理することにより、達成し得る。
【1034】
種子処理は、特殊化された特徴を発現するよう遺伝子操作された植物がそれから発芽することができるものを包含する全部の種類の種子に適用し得る。代表的な例は、バチルス チューリンゲンシス(
Bacillus thuringiensis)のような無脊椎動物病害虫に対し毒性のタンパク質若しくは他の殺虫性毒素を発現するもの、「ラウンドアップレディー」種子のような除草剤耐性を発現するもの、または、殺虫性毒素、除草剤耐性、栄養強化、干魃耐性、若しくはいずれかの他の有益な特徴を発現する「積み重ね(stacked)」外来遺伝子をもつものを包含する。さらに、式1の分子でのこうした種子処理は、ストレスの多い生育条件をより良好に耐える植物の能力をさらに高めうる。これはより健康でより活発な植物をもたらし、それは収穫時のより高収量につながり得る。一般に、100,000種子あたり約1グラムないし約500グラムの式1の分子が良好な利益を提供すると期待され、100,000種子あたり約10グラムから約100グラムまでの量がより良好な利益を提供すると期待され、そして、100,000種子あたり約25グラムから約75グラムまでの量がなおより良好な利益を提供すると期待される。
【1035】
式1の分子を、バチルス チューリンゲンシス(
Bacillus thuringiensis)若しくは他の殺虫性毒素のような特殊化された特徴を発現するよう遺伝子操作された植物、または除草剤耐性を発現するもの、あるいは殺虫性毒素、除草剤耐性、栄養強化、若しくはいずれかの他の有益な特徴を発現する「積み重ね」外来遺伝子をもつものの上、中若しくは周囲で使用しうることが容易に明らかであるはずである。
【1036】
式1の分子は、獣医学の領域ですなわちヒト以外の動物飼育の分野において内寄生生物および外寄生生物を防除するのに使用しうる。式1の分子は、例えば錠剤、カプセル剤、飲料、顆粒剤の形態での経口投与による、例えば液浸すること、噴霧すること、注ぐこと(pouring on)、しみをつけること(spotting on)および散布することの形態の皮膚適用による、ならびに例えば注入の形態の非経口投与によるように適用される。
【1037】
式1の分子は、家畜飼育、例えば畜牛、ヒツジ、ブタ、ニワトリおよびガチョウでもまた有利に使用しうる。それらはウマ、イヌおよびネコのような愛玩動物でもまた有利に使用しうる。防除すべき特定の病害虫はこうした動物にとって煩わしいノミおよびダニとなろう。適する製剤は飲用水若しくは飼料とともに動物に経口投与される。適する投薬量および製剤は種に依存する。
【1038】
式1の分子は、上で列挙された動物におけるとりわけ腸の寄生虫を防除するためにもまた使用しうる。
【1039】
式1の分子はヒトの保健のための治療方法でもまた使用しうる。こうした方法は、限定されるものでないが、例えば錠剤、カプセル剤、飲料、顆粒剤の形態の経口投与および皮膚適用によるを挙げることができる。
【1040】
世界中の病害虫は、(こうした病害虫にとって)新たな環境に移動されかつその後こうした新たな環境で新たな侵入生物種となっている。式1の分子は、こうした新たな環境でこうした新たな侵入生物種を防除するためにそれらにもまた使用しうる。
【1041】
式1の分子は、作物のような植物が成長している(例えば播種前、播種、収穫前)、およびこうした植物を商業的に損傷し得る(実際の存在がなくとも)低レベルの病害虫が存在する区域でもまた使用しうる。こうした区域でのこうした分子の使用は、該区域で成長している植物に利益を与えるためである。こうした利益は、限定されるものでないが、植物の健康状態を改良すること、植物の収量を改良すること(例えば増大されたバイオマスおよび/若しくは貴重な成分の増大された含量)、植物の活力を改良すること(例えば改良された植物成長および/若しくはより緑色の葉)、植物の質を改良すること(例えばある種の成分の改良された含量若しくは組成)、ならびに該植物の非生物的および/若しくは生物的ストレスに対する耐性を改良することを挙げることができる。
【1042】
農薬が使用若しくは商業的に販売され得る前に、こうした農薬は多様な政府当局(地方、地域、州、国および国際的)による非常に長い評価過程を受ける。大量のデータ要件が規制当局により指定され、そして、しばしば、ワールドワイドウェブへの接続を伴うコンピュータを使用して、製品登録者による若しくは製品登録者の代理の第三者によるデータ生成および提出により対処されなければならない。これらの政府当局がその後こうしたデータを審査し、そして安全性の確認が結論づけられる場合は、潜在的使用者若しくは販売者に製品登録承認を提供する。その後、製品登録が賦与されかつ裏付けられている区域で、こうした使用者若しくは販売者はこうした農薬を使用若しくは販売してよい。
【1043】
式1の分子は病害虫に対するその有効性を確認するため試験し得る。さらに、作用様式研究を実施して、前記分子が他の農薬と異なる作用様式を有するかどうかを確認し得る。その後、こうした取得されたデータを第三者にインターネットによるように流布し得る。
【1044】
本文書の見出しは便宜性のみのためであり、そしてそのいかなる部分も解釈するために使用してはならない。
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表の節
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