(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記第1画面は、前記第2オブジェクトをリスト形式で表示し、前記第2画面は、前記第4オブジェクトをリスト形式で表示する、請求項1〜請求項6のいずれか1項に記載の表示処理装置。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を参照して本発明の実施形態に係る表示処理装置、及び画像形成装置について説明する。なお、図中、同一又は相当部分については同一の参照符号を付して説明を繰り返さない。
【0011】
まず、
図1を参照して、表示処理装置1の構成について説明する。
図1は、表示処理装置1の構成を示す図である。表示処理装置1は、例えば、複合機のような画像形成装置が備える表示処理装置である。
【0012】
図1に示すように、表示処理装置1は、操作部2を備える。操作部2は、表示処理装置1に対するユーザーからの指示を受け付ける。操作部2は、タッチパネル21及び操作ボタン22を含む。
【0013】
タッチパネル21は、入力部及び表示部の一例である。タッチパネル21は、表示面D及びタッチ面を有する。タッチ面は、表示面Dの上方に配置される。
図1では、理解を容易にするために、タッチ面は図示していない。表示面Dは、オブジェクト10を表示する。オブジェクト10は、例えば、アイコンオブジェクト、フォルダオブジェクト、及びファイルオブジェクトを含む。以下、「アイコンオブジェクト」を「アイコン」と記載し、「フォルダオブジェクト」を「フォルダ」と記載し、「ファイルオブジェクト」を「ファイル」と記載する。ユーザーは、タッチ面をタッチすることによって、表示面Dに表示されたオブジェクト10を選択することができる。
【0014】
操作ボタン22は、例えば、ホームキーである。タッチパネル21は、ホームキーが押下されると、表示面Dに初期画面(以下、通常画面と記載する。)を表示する。
【0015】
続いて、
図1及び
図2を参照して表示処理装置1の構成について詳細に説明する。
図2は、表示処理装置1の構成を示すブロック図である。
【0016】
図2に示すように表示処理装置1は、記憶部3及び制御部5を更に備える。
【0017】
記憶部3は、HDD(Hard Disk Drive)、RAM(Random Access Memory)及びROM(Read Only Memory)等によって構成される。記憶部3は、制御プログラムPG、及びオブジェクト10を記憶する。オブジェクト10は、そのオブジェクト10の最新のアクセス日時を示す情報、及びそのオブジェクト10が所定の期間にアクセスされた回数を示す情報を有する。所定の期間は、例えば、1週間である。以下、所定の期間にアクセスされた回数を「アクセス回数」と記載する。また、オブジェクト10は、そのオブジェクト10の1つ下の階層に位置するオブジェクト10を示す情報(下位情報)を有する。オブジェクト10は、通常画面に表示される第1オブジェクトを含む。
【0018】
制御部5は、CPU(Central Processing Unit)のような制御機器によって構成される。制御部5は、記憶部3に記憶された制御プログラムPGを実行することによって、表示処理装置1の各部の動作を制御する。
【0019】
また、制御部5は、制御プログラムPGを実行することによって、第1取得部51、第2取得部52、第3取得部53、第1画面生成部55、及び第2画面生成部56として機能する。
【0020】
第1取得部51は、表示面Dに表示された第1オブジェクトが選択されると、選択された第1オブジェクトが有する下位情報を参照して、第2オブジェクトを取得する。第2オブジェクトは、選択された第1オブジェクトよりも1つ下の階層に位置するオブジェクト10である。
【0021】
第2取得部52は、表示面Dに表示された第1オブジェクトが選択されると、所定の条件を参照して、第1取得部51が取得した第2オブジェクトの中から、第3オブジェクトを取得する。本実施形態において、所定の条件は、操作部2を介してユーザーによって設定される。
【0022】
第3取得部53は、第3オブジェクトが有する下位情報を参照して第4オブジェクトを取得する。第4オブジェクトは、第3オブジェクトよりも1つ下の階層に位置するオブジェクト10である。
【0023】
第1画面生成部55は、第1取得部51が取得した第2オブジェクトを含む第1画面を生成する。第1画面は、表示面Dに表示される。第1画面は、第2オブジェクトをリスト形式で表示する。
【0024】
第2画面生成部56は、第3取得部53が取得した第4オブジェクトを含む第2画面を生成する。第2画面は、表示面Dに表示される。第2画面は、第4オブジェクトをリスト形式で表示する。第1画面及び第2画面は、同時に表示される。
【0025】
タッチパネル21は、第1画面及び第2画面のうちのいずれか一方が選択されると、選択されなかった第2画面又は第1画面を表示面Dから消去する。
【0026】
第1取得部51は、第1画面に含まれる第2オブジェクトが選択されると、選択された第2オブジェクトの1つ下の階層に位置するオブジェクト10を新たな第2オブジェクトとして取得する。その結果、第1画面生成部55は、第1取得部51によって取得された新たな第2オブジェクトを含む第1画面を生成する。第2取得部52は、新たに取得された第2オブジェクトの中から、所定の条件を参照して、新たな第3オブジェクトを取得する。その結果、第3取得部53は、新たな第3オブジェクトの1つ下の階層に位置するオブジェクト10を第4オブジェクトとして取得する。第2画面生成部56は、第3取得部53によって取得された新たな第4オブジェクトを含む第2画面を生成する。よって、第1画面に含まれる第2オブジェクトが選択されると、第1画面及び第2画面に表示される内容が変化する。
【0027】
また、第1取得部51は、第2画面に含まれる第4オブジェクトが選択されると、選択された第4オブジェクトを新たな第2オブジェクトとして取得する。その結果、第1画面生成部55は、第1取得部51によって取得された新たな第2オブジェクトを含む第1画面を生成する。第2取得部52は、新たに取得された第2オブジェクトの中から、所定の条件を参照して、新たな第3オブジェクトを取得する。その結果、第3取得部53は、新たな第3オブジェクトの1つ下の階層に位置するオブジェクト10を第4オブジェクトとして取得する。第2画面生成部56は、第3取得部53によって取得された新たな第4オブジェクトを含む第2画面を生成する。よって、第2画面に含まれる第4オブジェクトが選択されると、第1画面及び第2画面に表示される内容が変化する。
【0028】
続いて、
図3〜
図5を参照して、表示処理装置1の動作について説明する。
図3〜
図5は、表示処理装置1の動作を示すフローチャートである。
【0029】
図3に示すように、ユーザーが操作部2を操作することによって、所定の条件が入力される(ステップS102)。次いで、タッチパネル21は、表示面Dに第1オブジェクトを表示する(ステップS104)。第1取得部51は、表示面Dに表示された第1オブジェクトが選択されると、第2オブジェクトを取得する(ステップS106)。次いで、第1画面生成部55は、第2オブジェクトを含む第1画面を生成する(ステップS108)。次いで、第2取得部52は、所定の条件を参照して、第3オブジェクトを取得する(ステップS110)。次いで、第3取得部53は、第4オブジェクトを取得し(ステップS112)、第2画面生成部56が第4オブジェクトを含む第2画面を生成する(ステップS114)。タッチパネル21は、表示面Dに第1画面及び第2画面を表示する(ステップS116)。なお、ステップS106〜ステップS114の各処理が実行される順序は、
図3に示す順序に限定されない(順不同である)。例えば、ステップS106の処理の次にステップS110の処理が実行されてもよい。
【0030】
表示面Dに第1画面及び第2画面が表示された後に、
図4に示すように、第1画面に含まれる第2オブジェクトが選択されると(ステップS202)、第1取得部51は、第2オブジェクトを取得する(ステップS204)。詳しくは、第1取得部51は、第1画面に含まれる第2オブジェクトが選択されると、選択された第2オブジェクトの1つ下の階層に位置するオブジェクト10を新たな第2オブジェクトとして取得する。以降、
図3を参照して説明したステップS108〜ステップS116と同様に処理が実行される。
【0031】
また、表示面Dに第1画面及び第2画面が表示された後に、
図5に示すように、第2画面に含まれる第4オブジェクトが選択されると(ステップS302)、第1取得部51は、選択された第4オブジェクトを新たな第2オブジェクトとして取得する(ステップS304)。以降、
図3を参照して説明したステップS108〜ステップS116と同様に処理が実行される。
【0032】
続いて、
図6を参照して、オブジェクト10のツリー構造100について説明する。
図6は、オブジェクト10のツリー構造100を示す図である。
【0033】
図6に示す例では、ツリー構造100は、第1階層L1、第2階層L2、第3階層L3、及び第4階層L4を有する。第1階層L1には、アイコン「A」111、アイコン「B」112、及びアイコン「C」113が存在する。第1階層L1に存在するアイコン「A」111、アイコン「B」112、及びアイコン「C」113は、通常画面に含まれる。
【0034】
アイコン「A」111の1つ下の階層(第2階層L2)には、フォルダ「Fo_A」121、フォルダ「Fo_B」122、フォルダ「Fo_C」123、及びファイル「Do_A」124が存在する。本実施形態において、アイコン「A」111の1つ下の階層に含まれるオブジェクト10のうち、アクセス日時が最新であるオブジェクト10は、フォルダ「Fo_A」121である。また、アイコン「A」111の1つ下の階層に含まれるオブジェクト10のうち、アクセス回数が最も多いオブジェクト10は、フォルダ「Fo_B」122である。
【0035】
フォルダ「Fo_A」121の1つ下の階層(第3階層L3)には、フォルダ「Fo_E」131、フォルダ「Fo_F」132、及びファイル「Do_C」133が存在する。フォルダ「Fo_A」121の1つ下の階層に含まれるオブジェクト10のうち、アクセス回数が最も多いオブジェクト10は、フォルダ「Fo_E」131である。
【0036】
フォルダ「Fo_E」131の1つ下の階層(第4階層L4)には、ファイル「Do_F」141、及びファイル「Do_G」142が存在する。
【0037】
フォルダ「Fo_B」122の1つ下の階層(第3階層L3)には、フォルダ「Fo_G」134、フォルダ「Fo_H」135、フォルダ「Fo_J」136、ファイル「Do_D」137、及びファイル「Do_E」138が存在する。フォルダ「Fo_B」122の1つ下の階層に存在するオブジェクト10のうち、アクセス日時が最新のオブジェクト10は、フォルダ「Fo_G」134である。
【0038】
フォルダ「Fo_G」134の1つ下の階層(第4階層L4)には、ファイル「Do_H」143、及びファイル「Do_J」144が存在する。
【0039】
フォルダ「Fo_H」135の1つ下の階層(第4階層L4)には、ファイル「Do_K」145が存在する。
【0040】
フォルダ「Fo_J」136の1つ下の階層(第4階層L4)には、フォルダ「Fo_L」146が存在する。フォルダ「Fo_L」146の1つ下の階層には、オブジェクト10は存在しない。
【0041】
続いて、
図2〜
図13を参照して、タッチパネル21が表示する画面について説明する。
図7は、通常画面の一例を示す図である。
【0042】
図7に示すように、タッチパネル21は、通常画面DHを表示する。通常画面DHは、アイコン「A」111、アイコン「B」112、及びアイコン「C」113を含む。アイコン「A」111、アイコン「B」112、及びアイコン「C」113は、第1オブジェクト101である。
【0043】
図8は、第1条件が設定された場合にタッチパネル21が表示する画面の一例を示す図である。
図9は、
図8に示す第1画面D1に含まれるオブジェクト10が選択された場合にタッチパネル21が表示する画面を示す図である。
図10は、
図9に示す第1画面D1に含まれるオブジェクト10が選択された場合にタッチパネル21が表示する画面の一例を示す図である。
図11は、
図9に示す第1画面D1に含まれるオブジェクト10が選択された場合にタッチパネル21が表示する画面の他例を示す図である。本実施形態において、第1条件は、第2オブジェクト102の中から、アクセス日時が最新である第3オブジェクトを取得するという条件である。第2取得部52は、第1条件を参照して、第3オブジェクトを取得する。
【0044】
詳しくは、
図6を参照して説明したアイコン「A」111が選択されると、第1取得部51は、アイコン「A」111の1つ下の階層に位置するフォルダ「Fo_A」121、フォルダ「Fo_B」122、フォルダ「Fo_C」123、及びファイル「Do_A」124を第2オブジェクト102として取得する。第1画面生成部55は、第1取得部51が取得した第2オブジェクト102を含む第1画面D1を生成する。また、アイコン「A」111が選択されると、第2取得部52は、第1取得部51が取得した第2オブジェクト102の中からアクセス日時が最新である第2オブジェクト102を第3オブジェクトとして取得する。本実施形態において、アクセス日時が最新である第2オブジェクト102は、フォルダ「Fo_A」121である。したがって、第3取得部53は、フォルダ「Fo_A」121の1つ下の階層に位置するフォルダ「Fo_E」131、フォルダ「Fo_F」132、及びファイル「Do_C」133を第4オブジェクト104として取得する。第2画面生成部56は、第3取得部53が取得した第4オブジェクト104を含む第2画面D2を生成する。
【0045】
第1画面D1及び第2画面D2が生成されると、
図8に示すように、タッチパネル21は、第1画面D1及び第2画面D2を同時に表示する。第1画面D1は、フォルダ「Fo_A」121、フォルダ「Fo_B」122、フォルダ「Fo_C」123、及びファイル「Do_A」124を含む画面である。また、所定の条件として第1条件が設定された場合、第2画面D2は、フォルダ「Fo_E」131、フォルダ「Fo_F」132、及びファイル「Do_C」133を含む画面となる。
【0046】
図8に示す第1画面D1に含まれる第2オブジェクト102が選択されると、第1画面D1及び第2画面D2に表示される内容が変化する。例えば、フォルダ「Fo_B」122が選択されると、
図9に示すように第1画面D1には、新たな第2オブジェクト102が表示される。本実施形態において、新たな第2オブジェクト102は、選択されたフォルダ「Fo_B」122の1つ下の階層に位置するフォルダ「Fo_G」134、フォルダ「Fo_H」135、フォルダ「Fo_J」136、ファイル「Do_D」137及びファイル「Do_E」138を含む。
【0047】
第2取得部52は、新たな第2オブジェクト102のうち、アクセス日時が最新である第2オブジェクト102を第3オブジェクトとして取得する。本実施形態において、アクセス日時が最新である第2オブジェクト102は、フォルダ「Fo_G」134である。したがって、第2画面D2には、フォルダ「Fo_G」134の1つ下の階層に位置するオブジェクト10が新たな第4オブジェクト104として表示される。具体的には、ファイル「Do_H」143及びファイル「Do_J」144が第2画面D2に表示される。
【0048】
以上のように、所定の条件として第1条件が設定された場合、第2画面D2には、第1画面D1に表示されている第2オブジェクト102のうち、アクセス日時が最新である第2オブジェクト102(第3オブジェクト)の1つ下の階層に位置する第4オブジェクト104が表示される。
【0049】
なお、
図9に示す第1画面D1において、フォルダ「Fo_H」135が選択された場合、第1取得部51は、選択されたフォルダ「Fo_H」135の1つ下の階層に位置するファイル「Do_K」145を第2オブジェクト102として取得する。フォルダ「Fo_H」135の1つ下の階層には、フォルダ(1つ下の階層にオブジェクト10を有するオブジェクト10)が存在しない。したがって、
図10に示すように、タッチパネル21は、第1取得部51が取得したファイル「Do_K」145(第2オブジェクト102)を含む第1画面D1のみを表示する。
【0050】
また、
図9に示す第1画面D1において、フォルダ「Fo_J」136が選択された場合、第1取得部51は、選択されたフォルダ「Fo_J」136の1つ下の階層に位置するフォルダ「Fo_L」146を第2オブジェクト102として取得する。フォルダ「Fo_L」146の1つ下の階層にはオブジェクト10が存在しない。したがって、
図11に示すように、タッチパネル21は、第1取得部51が取得したフォルダ「Fo_L」146(第2オブジェクト102)を含む第1画面D1のみを表示する。
【0051】
次に、
図2〜
図7、
図12、及び
図13を参照して、第2条件が設定された場合にタッチパネル21が表示する画面について説明する。
図12は、第2条件が設定された場合にタッチパネル21が表示する画面の一例を示す図である。
図13は、
図12に示す第1画面D1に含まれるオブジェクト10が選択された場合にタッチパネル21が表示する画面の一例を示す図である。本実施形態において、第2条件は、第2オブジェクト102の中から、アクセス回数が最も多い第3オブジェクトを取得するという条件である。第2取得部52は、第2条件を参照して、第3オブジェクトを取得する。
【0052】
詳しくは、
図6を参照して説明したアイコン「A」111が選択されると、第2取得部52は、第1取得部51が取得した第2オブジェクト102の中からアクセス回数が最も多い第2オブジェクト102を第3オブジェクトとして取得する。本実施形態において、アクセス回数が最も多い第2オブジェクト102は、フォルダ「Fo_B」122である。このため、第2取得部52は、フォルダ「Fol_B」122を第3オブジェクトとして取得する。第3取得部53は、フォルダ「Fol_B」122の1つ下の階層に位置するフォルダ「Fo_G」134、フォルダ「Fo_H」135、フォルダ「Fo_J」136、ファイル「Do_D」137、及びファイル「Do_E」138を第4オブジェクト104として取得する。第2画面生成部56は、第3取得部53が取得した第4オブジェクト104を含む第2画面D2を生成する。
【0053】
第1画面D1及び第2画面D2が生成されると、
図12に示すように、タッチパネル21は第1画面D1及び第2画面D2を同時に表示する。所定の条件として第2条件が設定された場合、第2画面D2は、フォルダ「Fo_G」134、フォルダ「Fo_H」135、フォルダ「Fo_J」136、ファイル「Do_D」137、及びファイル「Do_E」138を含む画面となる。
【0054】
図12に示す第1画面D1に含まれる第2オブジェクト102が選択されると、第1画面D1及び第2画面D2に表示される内容が変化する。例えば、フォルダ「Fo_A」121が選択されると、
図13に示すように第1画面D1には、新たな第2オブジェクト102が表示される。本実施形態において、新たな第2オブジェクト102は、選択されたフォルダ「Fo_A」121の1つ下の階層に位置するフォルダ「Fo_E」131、フォルダ「Fo_F」132、及びファイル「Do_C」133を含む。
【0055】
第2取得部52は、新たな第2オブジェクト102のうち、アクセス回数が最も多い第2オブジェクト102を第3オブジェクトとして取得する。本実施形態において、アクセス回数が最も多い第2オブジェクト102は、フォルダ「Fo_E」131である。したがって、第2画面D2には、フォルダ「Fo_E」131の1つ下の階層に位置するオブジェクト10が新たな第4オブジェクト104として表示される。具体的には、ファイル「Do_F」141、及びファイル「Do_G」142が第2画面D2に表示される。
【0056】
以上のように、所定の条件として第2条件が設定された場合、第2画面D2には、第1画面D1に表示されている第2オブジェクト102のうち、アクセス回数が最も多い第2オブジェクト102の1つ下の階層に位置する第4オブジェクト104が表示される。
【0057】
図14は、
図13に示す第1画面D1が選択された後にタッチパネル21に表示される画面を示す図である。表示面Dに表示されている第1画面D1の一部をユーザーがタッチすると、
図14に示すように、第2画面D2は、表示面Dから消去される。なお、第2画面D2の一部がタッチされた場合、第1画面D1が表示面Dから消去される。
【0058】
以上、本実施形態について説明した。本実施形態によれば、タッチパネル21は、第1オブジェクト101が選択されると、第1画面D1と第2画面D2と同時に表示する。第1画面D1は、第2オブジェクト102を含む画面である。第2画面D2は、第4オブジェクト104を含む画面である。第2オブジェクト102は、第1オブジェクト101よりも1つ下の階層に位置する。第4オブジェクト104は、第2取得部52によって取得された第3オブジェクトよりも1つ下の階層に位置する。第3オブジェクトは、第1取得部51が取得した第2オブジェクト102のうち、所定の条件を満たすオブジェクト10である。したがって、ユーザーは、オブジェクト10の選択の操作を繰り返すことなく、下位の階層に位置するオブジェクト10を選択することができる。この結果、ユーザーの作業効率の低下を抑制することができる。
【0059】
一般的に、ユーザーは、前回参照したオブジェクト10を続けて参照することが多い。本実施形態では、オブジェクト10は、アクセス日時を示す情報を有する。所定の条件として第1条件が設定された場合、第2取得部52は、第1画面D1に表示された第2オブジェクト102の中から、最新のアクセス日時の情報を有する第2オブジェクト102を第3オブジェクトとして取得する。この結果、第2画面D2に含まれるオブジェクト10は、アクセス日時が最新の第2オブジェクト102(第3オブジェクト)の1つ下の階層に位置するオブジェクト10となる。したがって、ユーザーの利便性が向上する。
【0060】
また、ユーザーは、アクセス回数の多いオブジェクト10を参照することが多い。本実施形態では、オブジェクト10は、アクセス回数を示す情報を有する。所定の条件として第2条件が設定された場合、第2取得部52は、第1画面D1に表示された第2オブジェクト102の中から、アクセス回数が最も多い第2オブジェクト102を第3オブジェクトとして取得する。この結果、第2画面D2に含まれるオブジェクト10は、アクセス回数が最も多い第2オブジェクト102(第3オブジェクト)の1つ下の階層に位置するオブジェクト10となる。したがって、ユーザーの利便性が向上する。
【0061】
また、本実施形態によれば、ユーザーは、所定の条件として、第1条件、及び第2条件のいずれか1つの条件を設定することができる。これにより、ユーザーは、第2画面D2をカスタマイズすることができる。この結果、ユーザーの利便性が向上する。
【0062】
なお、本実施形態において、表示処理装置1は、表示処理装置1が備える記憶部3に記憶されたオブジェクト10を表示したが、本発明はこれに限定されない。例えば、表示処理装置1は、外部の記憶部に記憶されたオブジェクトを表示し得る。
【0063】
また、本実施形態において、表示処理装置1は、第1画面D1又は第2画面D2の一部がタッチされると、タッチされなかった第2画面D2又は第1画面D1を表示面Dから消去したが、本発明はこれに限定されない。例えば、タッチパネル21は、第1画面D1及び第2画面D2を表示してから所定時間(例えば、1分間)が経過するまでの間にユーザーによってタッチ面がタッチされない場合に、第2画面D2を表示面Dから消去してもよい。この場合、より下位の階層に位置するオブジェクト10を含む画面が優先して消去される。この結果、ユーザーは、画面を閉じる必要がなくなり、利便性が向上する。
【0064】
以上、本発明の実施形態について、図面(
図1〜
図14)を参照しながら説明した。但し、本発明は、上記の実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の態様において実施することが可能である。
【0065】
例えば、本発明の実施形態では、画像形成装置が備える表示処理装置1を例に説明したが、本発明は画像形成装置が備える表示処理装置にのみ適用されるものではない。例えば、本発明は、携帯端末のような電子機器が備える表示処理装置にも適用可能である。