特許第6406768号(P6406768)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6406768
(24)【登録日】2018年9月28日
(45)【発行日】2018年10月17日
(54)【発明の名称】モジュール部品及び表示装置
(51)【国際特許分類】
   G09F 9/00 20060101AFI20181004BHJP
   G09F 9/30 20060101ALI20181004BHJP
【FI】
   G09F9/00 312
   G09F9/30 308Z
【請求項の数】18
【全頁数】12
(21)【出願番号】特願2016-574420(P2016-574420)
(86)(22)【出願日】2014年7月7日
(65)【公表番号】特表2017-526951(P2017-526951A)
(43)【公表日】2017年9月14日
(86)【国際出願番号】CN2014081775
(87)【国際公開番号】WO2015196511
(87)【国際公開日】20151230
【審査請求日】2017年2月6日
(31)【優先権主張番号】201410306371.2
(32)【優先日】2014年6月28日
(33)【優先権主張国】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】516010618
【氏名又は名称】深▲せん▼市華星光電技術有限公司
【氏名又は名称原語表記】SHENZHEN CHINA STAR OPTOELECTRONICS TECHNOLOGY CO., LTD.
(74)【代理人】
【識別番号】110002262
【氏名又は名称】TRY国際特許業務法人
(72)【発明者】
【氏名】蕭 宇均
(72)【発明者】
【氏名】兪 剛
(72)【発明者】
【氏名】李 徳華
【審査官】 石本 努
(56)【参考文献】
【文献】 米国特許出願公開第2013/0114193(US,A1)
【文献】 米国特許出願公開第2014/0118910(US,A1)
【文献】 米国特許出願公開第2013/0155655(US,A1)
【文献】 米国特許出願公開第2013/0155032(US,A1)
【文献】 国際公開第2009/050812(WO,A1)
【文献】 特開平07−301789(JP,A)
【文献】 特開2009−092884(JP,A)
【文献】 米国特許出願公開第2009/0169918(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G09F9/00−9/46
G02F1/133−1/1334
1/1339−1/1341
1/1347
H01L27/32
51/50
H05B33/00−33/28
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
モジュール部品であって、
背面パネルと、
前記背面パネルの第1面に固定される加熱モジュールと、
前記加熱モジュールに固定され、第1熱膨張係数を有する熱膨張モジュールと、を含み、
前記熱膨張モジュールは、第1熱膨張モジュール及び第2熱膨張モジュールを含み、前記第1面と所定の距離において設けられ、前記加熱モジュールから供給された熱により第1変形を生じるとともに、前記背面パネルに第1付勢力を付与して第2変形を生じさせ、
前記加熱モジュールは、前記第1熱膨張モジュールに対応する第1加熱モジュール及び前記第2熱膨張モジュールに対応する第2加熱モジュールを含み、前記第1加熱モジュール及び前記第2加熱モジュールが、前記背面パネルと前記熱膨張モジュールとの間に設置されることで前記熱膨張モジュール及び前記背面パネルに熱を供給し、
前記第1加熱モジュール及び前記第2加熱モジュールは、ヒーター線または加熱ブロックを含み、
前記背面パネルの熱膨張係数は、前記第1熱膨張係数よりも小さいことを特徴とするモジュール部品。
【請求項2】
前記背面パネルは、第1パネル体を含み、
前記第1パネル体は、前記第1熱膨張係数よりも小さい第2熱膨張係数を有することを特徴とする請求項1に記載のモジュール部品。
【請求項3】
前記背面パネルは、第2パネル体及び第3パネル体を含み、
前記第2パネル体は、第3熱膨張係数を有し、
前記第3パネル体は、第4熱膨張係数を有し、
前記第3熱膨張係数及び前記第4熱膨張係数は、いずれも前記第1熱膨張係数よりも小さいことを特徴とする請求項1に記載のモジュール部品。
【請求項4】
前記第2パネル体と前記第3パネル体とは重なって一体に組み合わせられるか、または一体に突き合わせられることを特徴とする請求項に記載のモジュール部品。
【請求項5】
前記第1熱膨張モジュール及び前記第2熱膨張モジュールは、前記加熱モジュールから発せられた熱を受けた後に第1方向に膨張することで、前記第1変形を生じるとともに、前記背面パネルに前記第2変形を強制的に生じさせ、
前記第1方向は、前記第1熱膨張モジュール及び前記第2熱膨張モジュールの長手方向であり、表示パネルの長辺と平行になることを特徴とする請求項1に記載のモジュール部品。
【請求項6】
前記第1熱膨張モジュール及び前記第2熱膨張モジュールは、前記加熱モジュールから発せられた熱を受けた後に第2方向に膨張することで、前記第1変形を生じるとともに前記背面パネルに前記第2変形を強制的に生じさせ、
前記第2方向は、前記第1熱膨張モジュール及び前記第2熱膨張モジュールの長手方向であり、表示パネルの短辺と平行になることを特徴とする請求項1に記載のモジュール部品。
【請求項7】
モジュール部品であって、
背面パネルと、
前記背面パネルの第1面に固定される加熱モジュールと、
前記加熱モジュールに固定され、第1熱膨張係数を有する熱膨張モジュールと、を含み、
前記熱膨張モジュールは、前記第1面と所定の距離において設けられ、前記加熱モジュールから供給された熱により第1変形を生じるとともに、前記背面パネルに第1付勢力を付与して第2変形を生じさせ、
前記加熱モジュールは、前記熱膨張モジュールに対応しており、前記背面パネルと前記熱膨張モジュールとの間に設置されることで前記熱膨張モジュール及び前記背面パネルに熱を供給し、
前記背面パネルの熱膨張係数は、前記第1熱膨張係数よりも小さいことを特徴とするモジュール部品。
【請求項8】
前記背面パネルは、第1パネル体を含み、
前記第1パネル体は、前記第1熱膨張係数よりも小さい第2熱膨張係数を有することを特徴とする請求項7に記載のモジュール部品。
【請求項9】
前記背面パネルは、第2パネル体及び第3パネル体を含み、
前記第2パネル体は、第3熱膨張係数を有し、
前記第3パネル体は、第4熱膨張係数を有し、
前記第3熱膨張係数及び前記第4熱膨張係数は、いずれも前記第1熱膨張係数よりも小さいことを特徴とする請求項7に記載のモジュール部品。
【請求項10】
前記第2パネル体と前記第3パネル体とは重なって一体に組み合わせられるか、または一体に突き合わせられることを特徴とする請求項9に記載のモジュール部品。
【請求項11】
前記熱膨張モジュールは、第1熱膨張モジュール及び第2熱膨張モジュールを含み、
前記第1熱膨張モジュール及び前記第2熱膨張モジュールは、前記加熱モジュールから発せられた熱を受けた後に第1方向に膨張することで、前記第1変形を生じるとともに前記背面パネルに前記第2変形を強制的に生じさせ、
前記第1方向は、前記第1熱膨張モジュール及び前記第2熱膨張モジュールの長手方向であり、表示パネルの長辺と平行になることを特徴とする請求項7に記載のモジュール部品。
【請求項12】
前記熱膨張モジュールは、第1熱膨張モジュール及び第2熱膨張モジュールを含み、
前記第1熱膨張モジュール及び前記第2熱膨張モジュールは、前記加熱モジュールから発せられた熱を受けた後に第2方向に膨張することで、前記第1変形を生じるとともに前記背面パネルに前記第2変形を強制的に生じさせ、
前記第2方向は、前記第1熱膨張モジュール及び前記第2熱膨張モジュールの長手方向であり、表示パネルの短辺と平行になることを特徴とする請求項7に記載のモジュール部品。
【請求項13】
表示装置であって、
表示パネルと、
前記表示パネルと一体に組み合わせられるモジュール部品とを含み、
前記モジュール部品は、
背面パネルと、
前記背面パネルの第1面に固定される加熱モジュールと、
前記加熱モジュールに固定され、第1熱膨張係数を有する熱膨張モジュールと、を含み、
記熱膨張モジュールは、前記第1面と所定の距離において設けられ、前記加熱モジュールから供給された熱により第1変形を生じるとともに、前記背面パネルに第1付勢力を付与して第2変形を生じさせ、
前記加熱モジュールは、前記熱膨張モジュールに対応しており、前記背面パネルと前記熱膨張モジュールとの間に設置されることで前記熱膨張モジュール及び前記背面パネルに熱を供給し、
前記背面パネルの熱膨張係数は、前記第1熱膨張係数よりも小さく、
前記モジュール部品は、前記背面パネルが前記第2変形を生じた場合、前記表示パネルに第2付勢力を付与して第3変形を生じさせることを特徴とする表示装置。
【請求項14】
前記背面パネルは、第1パネル体を含み、
前記第1パネル体は、前記第1熱膨張係数よりも小さい第2熱膨張係数を有することを特徴とする請求項13に記載の表示装置。
【請求項15】
前記背面パネルは、第2パネル体及び第3パネル体を含み、
前記第2パネル体は、第3熱膨張係数を有し、
前記第3パネル体は、第4熱膨張係数を有し、
前記第3熱膨張係数及び前記第4熱膨張係数は、いずれも前記第1熱膨張係数よりも小さいことを特徴とする請求項13に記載の表示装置。
【請求項16】
前記第2パネル体と前記第3パネル体とは重なって一体に組み合わせられるか、または一体に突き合わせられることを特徴とする請求項15に記載の表示装置。
【請求項17】
前記熱膨張モジュールは、第1熱膨張モジュール及び第2熱膨張モジュールを含み、
前記第1熱膨張モジュール及び前記第2熱膨張モジュールは、前記加熱モジュールから発せられた熱を受けた後に第1方向に膨張することで、前記第1変形を生じるとともに前記背面パネルに前記第2変形を強制的に生じさせ、
前記第1方向は、前記第1熱膨張モジュール及び前記第2熱膨張モジュールの長手方向であり、表示パネルの長辺と平行になることを特徴とする請求項13に記載の表示装置。
【請求項18】
前記熱膨張モジュールは、第1熱膨張モジュール及び第2熱膨張モジュールを含み、
前記第1熱膨張モジュール及び前記第2熱膨張モジュールは、前記加熱モジュールから発せられた熱を受けた後に第2方向に膨張することで、前記第1変形を生じるとともに前記背面パネルに前記第2変形を強制的に生じさせ、
前記第2方向は、前記第1熱膨張モジュール及び前記第2熱膨張モジュールの長手方向であり、表示パネルの短辺と平行になることを特徴とする請求項13に記載の表示装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、表示技術領域に関し、特に、モジュール部品及び表示装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来の表示パネルは、通常、支持フレームを用いて背面パネルを目標の曲面に強制的に屈曲させるか、または背面パネルを目標の曲面に直接成型することで曲面ディスプレイを実現することができる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、従来の表示パネルは、背面パネルを一定の目標の曲面に事前に形成することしかできず、所望に応じて背面パネル(表示パネル)を目標の曲面に可変に形成することができないという問題があった。
【0004】
したがって、本発明は、上記の問題を解決するために、所望に応じて表示パネルを必要な曲面ディスプレイに形成可能なモジュール部品及び表示装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記目的を達成するために、本発明の一実施形態に係るモジュール部品は、背面パネルと、前記背面パネルの第1面に固定される加熱モジュールと、前記加熱モジュールに固定され、第1熱膨張係数を有する熱膨張モジュールと、を含む。前記加熱モジュールは、前記熱膨張モジュールに熱を供給する。前記熱膨張モジュールは、前記加熱モジュールから供給された熱により第1変形を生じるとともに、前記背面パネルに第1付勢力を付与して第2変形を生じさせる。前記第1加熱モジュール及び前記第2加熱モジュールは、ヒーター線または加熱ブロックを含む。前記背面パネルは、第1パネル体を含む。前記第1パネル体は、前記第1熱膨張係数よりも小さい第2熱膨張係数を有する。
【0006】
上記のモジュール部品では、前記背面パネルは、第2パネル体及び第3パネル体を含む。前記第2パネル体は、第3熱膨張係数を有する。前記第3パネル体は、第4熱膨張係数を有する。前記第3熱膨張係数及び前記第4熱膨張係数は、いずれも前記第1熱膨張係数よりも小さい。
【0007】
上記のモジュール部品では、前記第2パネル体と前記第3パネル体とは重なって一体に組み合わせられるか、または一体に突き合わせられる。
【0008】
上記のモジュール部品では、前記熱膨張モジュールは、前記第1面と所定の距離において設けられる。
【0009】
上記のモジュール部品では、前記第1熱膨張モジュール及び前記第2熱膨張モジュールは、前記加熱モジュールから発せられた熱を受けた後に前記第1方向に膨張することで、前記第1変形を生じるとともに前記背面パネルに前記第2変形を強制的に生じさせる。前記第1方向は、前記第1熱膨張モジュール及び前記第2熱膨張モジュールの長手方向であり、表示パネルの長辺と平行になる。
【0010】
上記のモジュール部品では、前記第1熱膨張モジュール及び前記第2熱膨張モジュールは、前記加熱モジュールから発せられた熱を受けた後に前記第2方向に膨張することで、前記第1変形を生じるとともに前記背面パネルに前記第2変形を強制的に生じさせる。前記第2方向は、前記第1熱膨張モジュール及び前記第2熱膨張モジュールの長手方向であり、表示パネルの短辺と平行になる。
【0011】
本発明の一実施形態に係るモジュール部品は、背面パネルと、前記背面パネルの第1面に固定される加熱モジュールと、前記加熱モジュールに固定され、第1熱膨張係数を有する熱膨張モジュールと、を含む。前記加熱モジュールは、前記熱膨張モジュールに熱を供給する。前記熱膨張モジュールは、前記加熱モジュールから供給された熱により第1変形を生じるとともに、前記背面パネルに第1付勢力を付与して第2変形を生じさせる。
【0012】
上記のモジュール部品では、前記背面パネルは、第1パネル体を含む。前記第1パネル体は、前記第1熱膨張係数よりも小さい第2熱膨張係数を有する。
【0013】
上記のモジュール部品では、前記背面パネルは、第2パネル体及び第3パネル体を含む。前記第2パネル体は、第3熱膨張係数を有する。前記第3パネル体は、第4熱膨張係数を有する。前記第3熱膨張係数及び前記第4熱膨張係数は、いずれも前記第1熱膨張係数よりも小さい。
【0014】
上記のモジュール部品では、前記第2パネル体と前記第3パネル体とは重なって一体に組み合わせられるか、または一体に突き合わせられる。
【0015】
上記のモジュール部品では、前記熱膨張モジュールは、前記第1面と所定の距離において設けられる。
【0016】
上記のモジュール部品では、前記第1熱膨張モジュール及び前記第2熱膨張モジュールは、前記加熱モジュールから発せられた熱を受けた後に前記第1方向に膨張することで、前記第1変形を生じるとともに前記背面パネルに前記第2変形を強制的に生じさせる。前記第1方向は、前記第1熱膨張モジュール及び前記第2熱膨張モジュールの長手方向であり、表示パネルの長辺と平行になる。
【0017】
上記のモジュール部品では、前記第1熱膨張モジュール及び前記第2熱膨張モジュールは、前記加熱モジュールから発せられた熱を受けた後に前記第2方向に膨張することで、前記第1変形を生じるとともに前記背面パネルに前記第2変形を強制的に生じさせる。前記第2方向は、前記第1熱膨張モジュール及び前記第2熱膨張モジュールの長手方向であり、表示パネルの短辺と平行になる。
【0018】
本発明の一実施形態に係る表示装置は、表示パネルと、前記表示パネルと一体に組み合わせられるモジュール部品とを含む。前記モジュール部品は、背面パネルと、前記背面パネルの第1面に固定される加熱モジュールと、前記加熱モジュールに固定され、第1熱膨張係数を有する熱膨張モジュールと、を含む。前記加熱モジュールは、前記熱膨張モジュールに熱を供給する。前記熱膨張モジュールは、前記加熱モジュールから供給された熱により第1変形を生じるとともに、前記背面パネルに第1付勢力を付与して第2変形を生じさせる。前記モジュール部品は、前記背面パネルが前記第2変形を生じた場合、前記表示パネルに第2付勢力を付与して第3変形を生じさせる。
【0019】
上記の表示装置では、前記背面パネルは、第1パネル体を含む。前記第1パネル体は、前記第1熱膨張係数よりも小さい第2熱膨張係数を有する。
【0020】
上記の表示装置では、前記背面パネルは、第2パネル体及び第3パネル体を含む。前記第2パネル体は、第3熱膨張係数を有する。前記第3パネル体は、第4熱膨張係数を有する。前記第3熱膨張係数及び前記第4熱膨張係数は、いずれも前記第1熱膨張係数よりも小さい。
【0021】
上記の表示装置では、前記第2パネル体と前記第3パネル体とは重なって一体に組み合わせられるか、または一体に突き合わせられる。
【0022】
上記の表示装置では、前記熱膨張モジュールは、前記第1面と所定の距離において設けられる。
【0023】
上記の表示装置では、前記第1熱膨張モジュール及び前記第2熱膨張モジュールは、前記加熱モジュールから発せられた熱を受けた後に前記第1方向に膨張することで、前記第1変形を生じるとともに前記背面パネルに前記第2変形を強制的に生じさせる。前記第1方向は、前記第1熱膨張モジュール及び前記第2熱膨張モジュールの長手方向であり、表示パネルの長辺と平行になる。
【0024】
上記の表示装置では、前記第1熱膨張モジュール及び前記第2熱膨張モジュールは、前記加熱モジュールから発せられた熱を受けた後に前記第2方向に膨張することで、前記第1変形を生じるとともに前記背面パネルに前記第2変形を強制的に生じさせる。前記第2方向は、前記第1熱膨張モジュール及び前記第2熱膨張モジュールの長手方向であり、表示パネルの短辺と平行になる。
【発明の効果】
【0025】
従来技術と比べて、本発明に係るモジュール部品によれば、所望に応じて表示パネルを屈曲させて(変形させて)、必要な曲面ディスプレイを実現することができる。
【0026】
本発明についての技術内容が一層明確に理解されるよう、以下に実施形態を例示し、図面を参照しながら、詳細に説明する。
【図面の簡単な説明】
【0027】
図1】本発明の第1実施形態に係る表示装置の斜視図である。
図2図1に示す表示装置の分解図である。
図3図1に示す表示装置が変形した状態を示す斜視図である。
図4図1に示す表示装置が変形した状態を示す分解図である。
図5】本発明の第2実施形態に係る表示装置の斜視図である。
図6図5に示す表示装置の分解図である。
図7図5に示す表示装置が変形した状態を示す斜視図である。
図8図5に示す表示装置が変形した状態を示す分解図である。
【発明を実施するための形態】
【0028】
以下、図面を参照しながら各実施例を説明し、本発明の実施可能な具体的な実施例を例示する。
【0029】
図1は、本発明の第1実施形態に係る表示装置の斜視図である。図2は、図1に示す表示装置の分解図である。図3は、図1に示す表示装置が変形した状態を示す斜視図である。図4は、図1に示す表示装置が変形した状態を示す分解図である。本発明の第1実施形態を図1図4に基づいて説明する。
【0030】
本実施形態に係る表示装置は、表示パネル104及びモジュール部品を含む。モジュール部品は、表示パネル104と一体に組み合わせられる。モジュール部品は、背面パネル101、加熱モジュール102及び熱膨張モジュール103を含む。
【0031】
加熱モジュール102は、背面パネル101の第1面に固定される。第1面は、背面パネル101の外面であり、すなわち、表示パネル104と背向する一面である。背面パネル101の第2面(内面)は、表示パネル104に対向する一面である。
【0032】
加熱モジュール102は、第1面の一部または全部を覆うように設けられる。本実施形態では、加熱モジュール102が第1面の一部を覆うことを例示して説明する。
【0033】
本実施形態において、加熱モジュール102は、第1加熱モジュール1021及び第2加熱モジュール1022を含む。第1加熱モジュール1021及び第2加熱モジュール1022は互いに平行して配置される。第1加熱モジュール1021の位置する直線は、第1方向と平行になる。なお、第1方向は、表示パネル104の長辺と平行になる。
【0034】
本実施形態において、熱膨張モジュール103は、第1面と所定の距離Sにおいて設けられる。具体的には、加熱モジュール102はパネル状であり、上記の所定の距離に対応する厚さを有する。第1加熱モジュール1021及び第2加熱モジュール1022は、ヒーター線または加熱ブロックなどの構成を含む。
【0035】
熱膨張モジュール103は、加熱モジュール102に固定される。なお、熱膨張モジュール103は、粘着または溶接で加熱モジュール102に固定されてもよいし、ねじによって加熱モジュール102に固定されてもよい。熱膨張モジュール103は、具体的には、第1加熱モジュール1021に固定される第1熱膨張モジュール1031と、第2加熱モジュール1022に固定される第2熱膨張モジュール1032とを含む。
【0036】
熱膨張モジュール103は、第1熱膨張係数を有する。加熱モジュール102は、熱膨張モジュール103に熱を供給する。熱膨張モジュール103は、加熱モジュール102から供給された熱により第1変形を生じるとともに、背面パネル101に第1付勢力を付与して第2変形を生じさせる。第1付勢力は、加熱モジュール102から供給された熱を熱膨張モジュール103により変換して得られるものである。
【0037】
第1熱膨張モジュール1031は、具体的には、加熱モジュール102から発せられた熱を受けた後に第1方向(第1熱膨張モジュール1031の長手方向)に膨張することで、第1変形を生じるとともに背面パネル101を強制的に屈曲させる(背面パネル101に第2変形を生じさせる)。また、第2熱膨張モジュール1032は、加熱モジュール102から発せられた熱を受けた後に第1方向(第2熱膨張モジュール1032の長手方向)に膨張することで、第1変形を生じるとともに背面パネル101を強制的に屈曲させる(背面パネル101に第2変形を生じさせる)。
【0038】
モジュール部品は、背面パネル101が第2変形を生じた場合に表示パネル104に第2付勢力を付与して第3変形を生じさせる。本実施形態において、表示パネル104は、可撓性のパネル、すなわち、表示パネル104が付勢された場合に屈曲可能なパネルであることが好ましい。第2変形及び第3変形は、いずれも第3方向に屈曲する変形に対応する。なお、第3方向は、背面パネル101の第1面から第2面へ指向する方向である。
【0039】
本実施形態において、背面パネル101は、第1パネル体を含み、すなわち、単一のパネル体である(同一の熱膨張係数に対応する材料から構成される)。第1パネル体は、第2熱膨張係数を有する。第2熱膨張係数は、第1熱膨張係数よりも小さい。なお、第2熱膨張係数が第1熱膨張係数よりも小さいことから、背面パネル101の熱膨張速度は熱膨張モジュール103の熱膨張速度よりも遅い。
【0040】
本実施形態において、表示装置は、加熱モジュール102に接続される温度コントローラをさらに含んでもよい。温度コントローラは、加熱モジュール102のオン・オフと、加熱モジュール102から発された熱の大小とを制御する。
【0041】
さらに、表示装置は、加熱装置または熱膨張モジュール103の温度を検出(測定)するための温度センサをさらに含んでもよい。温度センサは、検出された温度のデータを上記の温度コントローラに送信し、その結果、温度コントローラが加熱モジュール102から発された熱を制御することができる。
【0042】
さらに、温度コントローラは、ユーザの操作指令に基づいて、加熱モジュール102から発された熱を制御することもできる。
【0043】
熱膨張モジュール103では、加熱モジュール102から供給された熱を受けた後、温度の変化によって長手方向における膨張量ΔLがΔL=f(Δt)となる。ここでは、Δtは温度変化量である。
【0044】
熱膨張モジュール103が常温からΔt昇温した後、背面パネル101の長さがL1で、支持フレームの長さがL2であると、膨張量ΔLは、ΔL=L2−L1=f(Δt)=θ*ΔHとなる。これにより、θ=f(Δt)/ΔH、背面パネル101の曲率半径R1は、R1=L1/θ=L1*θ/f(Δt)となる。
【0045】
したがって、加熱モジュール102から発せられた熱を制御することにより、温度変化量Δtを制御することができる。その結果、背面パネル101の第2変形の曲率半径を制御することができる。
【0046】
第1実施形態によれば、表示パネル104は所望に応じて屈曲して(変形を生じて)、必要な複数の曲面ディスプレイを実現することができる。
【0047】
図5は、本発明の第2実施形態に係る表示装置の斜視図である。図6は、図5に示す表示装置の分解図である。図7は、図5に示す表示装置が変形した状態を示す斜視図である。図8は、図5に示す表示装置が変形した状態を示す分解図である。本発明の第2実施形態を図5図8に基づいて説明する。
【0048】
本発明の第2実施形態に係る表示装置は、上記の第1実施形態と類似するが、第1加熱モジュール1021及び第2加熱モジュール1022の位置する直線(長手方向)が第2方向と平行になる点が第1実施形態と相違する。なお、第2方向は、表示パネル104の短辺と平行になる。
【0049】
第1熱膨張モジュール1031は、加熱モジュール102から発された熱を受けた後に第2方向(第1熱膨張モジュール1031の長手方向)に膨張することで、第1変形を生じるとともに背面パネル101を強制的に屈曲させる(背面パネル101に第2変形を生じさせる)。また、第2熱膨張モジュール1032は、加熱モジュール102から発せられた熱を受けた後に第2方向(第2熱膨張モジュール1032の長手方向)に膨張することで、第1変形を生じるとともに背面パネル101を強制的に屈曲させる(背面パネル101に第2変形を生じさせる)。
【0050】
本発明の第3実施形態に係る表示装置は、上記の第1実施形態または第2実施形態と類似するが、背面パネル101が重なって一体に組み合わせられた第2パネル体及び第3パネル体を含む点が第1実施形態または第2実施形態と相違する。
【0051】
なお、第2パネル体は、第3熱膨張係数を有し、第3パネル体は、第4熱膨張係数を有する。第3熱膨張係数及び第4熱膨張係数は、いずれも第1熱膨張係数よりも小さい。
【0052】
本発明の第4実施形態に係る表示装置は、上記の第3実施形態と類似するが、第2パネル体と第3パネル体とが一体に突き合わせられ、第1加熱モジュール1021が第2パネル体に設置され、第2加熱モジュール1022が第3パネル体に設置される点が第3実施形態と相違する。
【0053】
以上より、本発明の好適な実施形態を前述の通り開示したが、これらは決して本発明を限定するものではない。当業者であれば、本発明の精神及び範囲を含む各種の変動や潤色は、本発明の保護を求める範囲内に属するものであることを理解されたい。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8