(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
実行された印刷の各々についての、前記印刷を実行した利用者の情報、印刷対象情報、印刷のレイアウト、並びに、時期及び印刷回数の少なくとも一方と前記印刷対象情報とに応じて定められる複数の期間の何れに該当するかを示す情報を含む印刷履歴を記憶する記憶部を含むコンピュータに、
入力された印刷要求に含まれる印刷対象情報と、前記印刷要求を受け付けた時期、及び前記印刷要求に含まれる前記印刷対象情報の印刷回数の累計の少なくとも一方とに応じて、前記印刷要求を受け付けた時期が前記複数の期間の何れに該当するかを決定し、
前記印刷要求に含まれる利用者の情報及び印刷対象情報と、前記決定された期間とを含む前記印刷履歴が前記記憶部に存在しない場合には、印刷のレイアウトを、前記決定された期間及び前記印刷対象情報に対して予め定められた印刷のレイアウトに決定し、
前記印刷要求に含まれる利用者の情報及び印刷対象情報と、前記決定された期間とを含む前記印刷履歴が前記記憶部に存在する場合には、印刷のレイアウトを、前記印刷要求に含まれる利用者の情報及び印刷対象情報と、前記決定された期間とを含む前記印刷履歴に含まれる印刷のレイアウトに基づいて決定される印刷のレイアウトに決定する
処理を実行させる印刷自動制御プログラム。
前記印刷要求を受け付けた時期が前記複数の期間の何れに該当するかを決定することでは、前記印刷要求に含まれる印刷対象情報、前記利用者の情報、及び前記利用者の属性と、前記印刷要求を受け付けた時期、及び前記印刷要求に含まれる前記印刷対象情報の印刷回数の累計の少なくとも一方とに応じて、前記印刷要求を受け付けた時期が前記複数の期間の何れに該当するかを決定する請求項2記載の印刷自動制御プログラム。
実行された印刷の各々についての、前記印刷を実行した利用者の情報、印刷対象情報、印刷のレイアウト、並びに、時期及び印刷回数の少なくとも一方と前記印刷対象情報とに応じて定められる複数の期間の何れに該当するかを示す情報を含む印刷履歴を記憶する記憶部を含むコンピュータに、
入力された印刷要求に含まれる印刷対象情報と、前記印刷要求を受け付けた時期、及び前記印刷要求に含まれる前記印刷対象情報の印刷回数の累計の少なくとも一方とに応じて、前記印刷要求を受け付けた時期が前記複数の期間の何れに該当するかを決定し、
前記印刷要求に含まれる利用者の情報及び印刷対象情報と、前記決定された期間とを含む前記印刷履歴が前記記憶部に存在しない場合には、印刷のレイアウトを、前記決定された期間及び前記印刷対象情報に対して予め定められた印刷のレイアウトに決定し、
前記印刷要求に含まれる利用者の情報及び印刷対象情報と、前記決定された期間とを含む前記印刷履歴が前記記憶部に存在する場合には、印刷のレイアウトを、前記印刷要求に含まれる利用者の情報及び印刷対象情報と、前記決定された期間とを含む前記印刷履歴に含まれる印刷のレイアウトに基づいて決定される印刷のレイアウトに決定する
処理を実行させる印刷自動制御方法。
実行された印刷の各々についての、前記印刷を実行した利用者の情報、印刷対象情報、印刷のレイアウト、並びに、時期及び印刷回数の少なくとも一方と前記印刷対象情報とに応じて定められる複数の期間の何れに該当するかを示す情報を含む印刷履歴を記憶部に記憶する印刷情報登録部と、
入力された印刷要求に含まれる印刷対象情報と、前記印刷要求を受け付けた時期、及び前記印刷要求に含まれる前記印刷対象情報の印刷回数の累計の少なくとも一方とに応じて、前記印刷要求を受け付けた時期が前記複数の期間の何れに該当するかを決定し、
前記印刷要求に含まれる利用者の情報及び印刷対象情報と、前記決定された期間とを含む前記印刷履歴が前記記憶部に存在しない場合には、印刷のレイアウトを、前記決定された期間及び前記印刷対象情報に対して予め定められた印刷のレイアウトに決定し、
前記印刷要求に含まれる利用者の情報及び印刷対象情報と、前記決定された期間とを含む前記印刷履歴が前記記憶部に存在する場合には、印刷のレイアウトを、前記印刷要求に含まれる利用者の情報及び印刷対象情報と、前記決定された期間とを含む前記印刷履歴に含まれる印刷のレイアウトに基づいて決定される印刷のレイアウトに決定するレイアウト決定部と、
を含む、印刷自動制御装置。
実行された印刷の各々についての、前記印刷を実行した利用者の情報、印刷対象情報、印刷のレイアウト、並びに、時期及び印刷回数の少なくとも一方と前記印刷対象情報とに応じて定められる複数の期間の何れに該当するかを示す情報を含む印刷履歴を記憶部に記憶する印刷情報登録部と、
入力された印刷要求に含まれる印刷対象情報と、前記印刷要求を受け付けた時期、及び前記印刷要求に含まれる前記印刷対象情報の印刷回数の累計の少なくとも一方とに応じて、前記印刷要求を受け付けた時期が前記複数の期間の何れに該当するかを決定し、
前記印刷要求に含まれる利用者の情報及び印刷対象情報と、前記決定された期間とを含む前記印刷履歴が前記記憶部に存在しない場合には、印刷のレイアウトを、前記決定された期間及び前記印刷対象情報に対して予め定められた印刷のレイアウトに決定し、
前記印刷要求に含まれる利用者の情報及び印刷対象情報と、前記決定された期間とを含む前記印刷履歴が前記記憶部に存在する場合には、印刷のレイアウトを、前記印刷要求に含まれる利用者の情報及び印刷対象情報と、前記決定された期間とを含む前記印刷履歴に含まれる印刷のレイアウトに基づいて決定される印刷のレイアウトに決定するレイアウト決定部と、
を含む、印刷自動制御装置と、
前記印刷要求を前記印刷自動制御装置に送信し、前記決定された印刷のレイアウトを表示する利用者端末と、
を含む、印刷自動制御システム。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、開示する技術に係る実施形態について説明する。
【0009】
まず、本実施形態の概要について説明する。
【0010】
治験、臨床研究システムにおいて、医薬品の申請に必要な資料を印刷する際、内容確認のために「ためし印刷」をする場合と、提出用に「本印刷」をする場合とがある。この場合、操作者自らが印刷時に、デフォルトの印刷レイアウトの設定から、「ためし印刷」又は「本印刷」に応じた印刷レイアウトの設定に変更する必要がある。例えば、「ためし印刷」では、両面印刷、かつ2UP印刷の印刷レイアウト(「両面−2UP」)、「本印刷」では、片面印刷、かつ1UP印刷の印刷レイアウトに設定を変更する。なお、「2UP」及び「1UP」は、1枚の用紙にNページ分を印刷するレイアウト(N−UP印刷)を示す。また、医薬品の申請に必要な資料は、開示の技術の医学系研究で用いる印刷対象の一例である。
【0011】
もし、デフォルトの印刷レイアウトとして、「両面−2UP」が設定されている場合、本印刷時には、「片面−1UP」に設定を変更しなければならないという煩わしさがある。
【0012】
仮に、マスタ設定により、印刷レイアウトの設定を制御した場合には、システム利用者全員を一律に制御してしまうことになり、個人の職務などによっては、マスタ設定と沿わず、印刷レイアウトの設定変更をよぎなくされる場合がある。ここで、マスタ設定とは予め定められた印刷レイアウトのことをいう。
【0013】
また、個人ごとにマスタ設定を行うのでは、利用者が増える度に設定を追加する必要がある。
【0014】
そこで、開示する技術においては、印刷対象の種類毎に通常期間と特殊期間とを切り替えるポイントを設定する。そして、通常期間、及び特殊期間における当該印刷対象の最初の印刷時においては、各々の期間について予め設定されているマスタ設定の印刷レイアウトを適用させる。具体的には、
図1に示すように、印刷対象の種類毎に、通常期間と特殊期間との開始及び終了の切替ポイントを設定し、通常期間のマスタ設定50、及び特殊期間のマスタ設定51を設定する。そして、各期間の最初の当該印刷対象の印刷時に、各期間に設定されているマスタ設定のレイアウトを適用させる。なお、
図1の例においては、時系列により、通常期間と特殊期間とが切り替わる例を示しているが、印刷回数により、通常期間と特殊期間とを切り替えてもよい。また、通常期間は、「ためし印刷」期間を想定しており、特殊期間は、「本印刷」期間を想定している。
【0015】
更に、同一の利用者及び印刷対象について印刷履歴が存在する場合には、通常期間、及び特殊期間における、同一の利用者及び印刷対象についての2回目以降の印刷時においては、印刷履歴に基づいて、適用する印刷レイアウトを決定する。具体的には、
図2に示すように、印刷タイミング52で印刷の実行指示がされた場合、当該印刷は、特殊期間において行われるものである。しかし、当該印刷対象について、同一の利用者の印刷履歴がある場合には、特殊期間のマスタ設定51に従わず、当該印刷対象の、同一の利用者の印刷履歴に基づいて、適用する印刷レイアウトが決定される。
【0016】
以下、図面を参照して、本実施形態について詳細に説明する。
【0017】
図3は、第1の実施形態の印刷自動制御システム1の一例である。
図3に示すように、印刷自動制御システム1は、利用者用の利用者端末2と、印刷自動制御装置4と、印刷装置5とを有する。第1の実施形態に係る印刷自動制御装置4は、インターネット等のネットワーク3を介して、利用者端末2、及び印刷装置5と相互に通信可能に接続される。なお、
図3における利用者端末2は、1つの場合について図示したが、利用者端末2の数は図示の例に限定されず、印刷自動制御システム1は任意の数の利用者端末2を有することができる。また、利用者端末2は、例えば、パーソナルコンピュータ等の情報処理装置であり、印刷を実行する利用者により利用されるものとする。
【0018】
また、利用者端末2は、例えば、
図4に示すような、表示部(図示省略)に表示された印刷実行画面において、利用者により印刷ボタン53が押下された際に、ネットワーク3を介して、印刷要求を印刷自動制御装置4へ出力する。また、利用者端末2は、ネットワーク3を介して受け付けた印刷レイアウトのプレビュー画面を、例えば、
図5に示すように表示部(図示省略)に表示する。
図5に示すプレビュー画面は、受け付けた印刷レイアウトの画面が表示されるプレビュー表示部54と、利用者が印刷レイアウトの設定を変更するための印刷レイアウトの設定領域55とを含む。利用者は、プレビュー画面に表示された印刷レイアウトの設定領域55を操作することにより、印刷レイアウトの設定を変更することができる。
図6に2UPに変更した例を示す。また、利用者端末2は、
図5に示すように、プレビュー画面に含まれる印刷ボタン56又はキャンセルボタン57が利用者により押下されることにより、実行指示を印刷自動制御装置4に出力する。また、利用者による印刷の実行における画面遷移は、
図4の印刷実行画面から
図5の印刷レイアウトのプレビュー画面へと遷移するものとする。
【0019】
ここで、印刷要求には、印刷を行う利用者情報、印刷対象のファイル名等を含む印刷対象情報、及び印刷時期情報が含まれる。なお、印刷対象情報に含まれるファイル名は、例えば、「治験:No.テスト1_AA報告書」のように、「カテゴリ」+「:」+「カテゴリNo」+「_」+「帳票名」の形式であるものとする。また、第1の実施形態においては、印刷時期情報は、
図4に示すような、表示部(図示省略)に表示された印刷実行画面において、利用者により印刷ボタン53が押下された年月日とする。
【0020】
また、実行指示には、印刷を行う印刷レイアウト情報、又は印刷のキャンセルの情報が含まれているものとする。印刷レイアウト情報は、印刷ボタン56が押下された際に、利用者端末2の表示部にプレビューとして表示されている印刷レイアウトの情報である。
【0021】
また、印刷装置5は、例えば、プリンター等であり、印刷自動制御装置4から受け付けた印刷要求に基づいて、印刷を実行する。なお、
図3における印刷装置5は、1つの場合について図示したが、印刷装置5の数は図示の例に限定されず、印刷自動制御システム1は任意の数の印刷装置5を有することができる。また、利用者は、印刷自動制御システム1に含まれるいずれかの印刷装置5を指定して、印刷要求を行うことができる。
【0022】
図7に、第1の実施形態に係る印刷自動制御装置4の機能ブロック図を示す。
図7に示すように、印刷自動制御装置4は、レイアウト決定部6と、印刷情報登録部8とを有する。また、印刷自動制御装置4は、さらに、マスタ設定記憶部10、対応マスタ記憶部11、対応リスト記憶部12、及び印刷履歴記憶部13を含む記憶部7を有する。
【0023】
レイアウト決定部6は、利用者端末2から印刷要求を受け付けると、印刷対象情報に含まれる「ファイル名」に基づいて、当該印刷要求に対応するマスタ設定情報を取得する。具体的には、レイアウト決定部6は、取得した「ファイル名」に含まれる「帳票名」が、例えば、
図8に示すマスタ設定リスト100の「帳票名」と一致する行のマスタ設定情報を取得する。
図8に示すマスタ設定リスト100の例では、「帳票名」欄の情報が示す帳票毎のマスタ設定情報は、「特殊期間開始日」、「特殊期間終了日」、「印刷レイアウト(通常)」、及び「印刷レイアウト(特殊)」の各項目を含む。「特殊期間開始日」及び「特殊期間終了日」は、
図1で説明した特殊期間の開始日及び終了日の各々を特定するための情報である。「印刷レイアウト(通常)」は、印刷要求の時期が特殊期間以外の通常期間の場合に設定される印刷レイアウトの情報、「印刷レイアウト(特殊)」は、印刷要求の時期が特殊期間の場合に設定される印刷レイアウトの情報である。なお、レイアウト決定部6は、印刷要求に含まれる、利用者情報、印刷対象情報、及び印刷時期情報をメモリ(図示省略)に記憶する。
【0024】
また、レイアウト決定部6は、取得した印刷要求に対応するマスタ設定情報が取得できない場合には、予め定められているデフォルトの印刷レイアウトのプレビュー画面情報を、利用者端末2にネットワークを介して出力する。なお、レイアウト決定部6は、マスタ設定情報が取得できない場合には、当該取得結果をメモリ(図示省略)に記憶しておく。
【0025】
また、レイアウト決定部6は、取得した印刷要求に含まれる利用者情報、「カテゴリ」の情報、及び「カテゴリNo」の情報と、当該カテゴリの情報に対応するリストから、当該印刷要求を行った利用者の個人属性である、主担当情報を取得する。なお、「カテゴリ」の情報及び「カテゴリNo」の情報は、取得した印刷対象情報に含まれる「ファイル名」から取得する。また、「カテゴリ」の情報と、当該「カテゴリ」の情報に対応するリストは、予め対応付けられているものとする。
【0026】
具体的には、レイアウト決定部6は、例えば、「カテゴリ」の情報が「治験」である場合、当該「治験」に対応する例えば、
図9に示す治験情報リスト104を取得する。レイアウト決定部6は、取得した治験情報リスト104の「治験No」と、「カテゴリNo」の情報が示す治験Noとが一致する行の治験情報を取得する。
図9に示す治験情報リスト104の例では、「治験No」欄の情報が示す治験毎の治験情報は、「治験開始日」、「治験終了日」、「データ確定日」、「報告日」、及び「主担当」の各項目を含む。「主担当」は、その治験の主担当者を示す情報である。レイアウト決定部6は、取得した治験情報の「主担当」の欄の情報が、取得した利用者情報が表す利用者と一致する場合には、主担当情報を「主担当」として取得する。一方、レイアウト決定部6は、取得した治験情報の「主担当」の欄の情報が、取得した利用者情報が表す利用者と一致しない場合には、主担当情報を「その他」として取得する。なお、主担当情報は、開示の技術の利用者の属性の情報の一例である。
【0027】
また、レイアウト決定部6は、取得した主担当情報をメモリ(図示省略)に記憶する。
【0028】
また、レイアウト決定部6は、取得したマスタ設定情報の「特殊期間開始日」及び「特殊期間終了日」欄の各々の情報と、例えば、
図10に示す対応マスタリスト102と、印刷要求に含まれる印刷時期情報とに基づいて、印刷要求の期間を取得する。
図10に示す対応マスタリスト102の各行が1つのマスタ対応情報に相当し、各マスタ対応情報は、「項目名」、「リスト名」、「フィールド名」、及び「キーワード」の情報を含む。マスタ対応情報は、特殊期間開始日を特定するために、マスタ設定情報の「特殊期間開始日」と各リストの情報とを対応付けるための情報である。また、レイアウト決定部6は、取得した印刷要求の期間をメモリ(図示省略)に記憶する。
【0029】
具体的には、まず、レイアウト決定部6は、マスタ設定情報の「特殊期間開始日」の欄の情報が、対応マスタリスト102の「項目名」と一致する行のマスタ対応情報を取得する。次に、レイアウト決定部6は、取得したマスタ対応情報の「リスト名」及び「フィールド名」に基づいて、対応するリストのフィールドを特定する。次に、取得したマスタ対応情報の「キーワード」の欄の情報に対応する情報を、印刷要求に含まれる情報から取得する。次に、レイアウト決定部6は、特定したリストにおいて、「キーワード」に対応して取得した印刷要求に含まれる情報に対応する行の、特定した「フィールド」の欄の情報を特殊期間開始日として取得する。例えば、対応マスタ情報の「リスト名」=「治験情報リスト」、「フィールド名」=「治験開始日」、及び「キーワード」=「治験No」であった場合について説明する。この場合、例えば、
図9に示す治験情報リスト104の「治験No」の欄が、印刷要求情報に含まれる「カテゴリNo」の情報である治験Noに対応する治験情報の行の、「治験開始日」の欄の情報が、特殊期間開始日となる。
【0030】
なお、
図10の例においては、「項目名」の欄と「フィールド」の欄との情報が同一である場合について説明したが、「項目名」の欄と「フィールド」の欄との情報が異なっていてもよい。
【0031】
次に、レイアウト決定部6は、取得したマスタ設定情報の「特殊期間終了日」の欄の情報が、日数等の数値である場合には、取得した特殊期間開始日と、「特殊期間終了日」の欄の情報との計算により、特殊期間終了日を取得する。例えば、レイアウト決定部6は、取得した特殊期間開始日が、「2014年12月10日」であり、取得したマスタ設定情報の「特殊期間終了日」の欄の情報が「+7」である場合は、特殊期間終了日を「2014年12月17日」として取得する。また、レイアウト決定部6は、取得したマスタ設定情報の「特殊期間終了日」の欄の情報が、上述の「特殊期間開始日」の欄の情報と同様に項目名である場合には、上述の「特殊期間開始日」と同様の処理を行い、特殊期間終了日を取得する。
【0032】
なお、上述の例においては、特殊期間開始日を起点として、特殊期間終了日を決定する場合について説明したが、特殊期間終了日を起点として、特殊期間開始日を決定してもよい。この場合は、まず、特殊期間終了日を、上述の特殊期間開始日の決定の処理と同様に決定する。そして、上述の特殊期間終了日の決定の処理と同様に、特殊期間開始日を決定する。
【0033】
次に、レイアウト決定部6は、取得した印刷時期情報が表わす時期が、特殊期間開始日から特殊期間終了日までの間に含まれる場合には、当該印刷要求の期間を、特殊期間とする。また、レイアウト決定部6は、取得した印刷時期情報が表す時期が、特殊期間開始より前、又は、特殊期間終了日から後である場合には、当該印刷要求の期間を、通常期間と決定する。
【0034】
また、レイアウト決定部6は、取得した印刷要求に対応する印刷履歴情報の各々を、例えば、
図11に示す印刷履歴リスト110から取得する。印刷履歴情報は、過去に実行された印刷に関する各種情報である。
図11に示す印刷履歴リスト110の例では、各行が1つの印刷履歴情報に相当し、各印刷履歴情報は、「操作年月日」、「操作者」、「帳票名」、「印刷レイアウト」、「カテゴリNo」、「主担当」、「印刷回数」、及び「期間」の情報を含む。
【0035】
具体的には、レイアウト決定部6は、印刷要求の利用者情報、帳票名情報、及び「カテゴリ情報:カテゴリNo情報」の組が、印刷履歴情報の「操作者」、「帳票名」、及び「カテゴリNo」の欄の情報の組と一致する印刷履歴情報の各々を取得する。次に、レイアウト決定部6は、取得した印刷履歴情報のうち、「期間」の欄の情報が、取得した印刷要求の期間と一致し、「主担当」の欄の情報が、取得した主担当情報と一致する印刷履歴情報の各々を、取得した印刷要求に対応する印刷履歴情報として取得する。ここで、印刷履歴情報の「主担当」の欄の情報が「○」である場合には、主担当情報が「主担当」であることを表し、空欄の場合には、主担当情報が「その他」であることを表す。また、「期間」の欄の情報が「通常」である場合には、通常期間を表し、「特殊」である場合には、特殊期間を表す。また、印刷要求の帳票名情報、カテゴリ情報、及びカテゴリNo情報は、上述したように、印刷対象情報に含まれるファイル名の情報から取得することができる。
【0036】
なお、レイアウト決定部6は、取得した印刷要求に対応する印刷履歴情報が取得できない場合、取得した印刷要求の期間と、取得したマスタ設定情報とに基づいて、対応する印刷レイアウトのプレビュー画面情報を、利用者端末2にネットワーク3を介して出力する。具体的には、レイアウト決定部6は、印刷要求の期間が「通常期間」である場合には、マスタ設定情報の「印刷レイアウト(通常)」の欄の情報を、対応する印刷レイアウトとして決定する。一方、レイアウト決定部6は、印刷要求の期間が「特殊期間」である場合には、マスタ設定情報の「印刷レイアウト(特殊)」の欄の情報を、対応する印刷レイアウトとして決定する。
【0037】
また、レイアウト決定部6は、取得した印刷要求に対応する印刷履歴情報の各々について、印刷履歴情報の「印刷レイアウト」の欄の情報が一致する、印刷レイアウト毎の印刷回数を取得する。具体的には、レイアウト決定部6は、取得した印刷要求に対応する印刷履歴情報の各々に含まれる、印刷レイアウト毎に、印刷履歴情報の「印刷回数」の欄の値の総和を、当該印刷レイアウトの印刷回数として取得する。
【0038】
また、レイアウト決定部6は、取得した印刷レイアウト毎の印刷回数の各々に基づいて、印刷回数が一番多い印刷レイアウトを、対応する印刷レイアウトとして決定し、当該印刷レイアウトのプレビュー画面情報を、利用者端末2にネットワーク3を介して出力する。なお、印刷回数が一番多い印刷レイアウトが複数存在する場合には、対応する印刷レイアウトを含む印刷履歴情報の「操作年月日」の欄の情報が、最も新しい印刷履歴情報に含まれる印刷レイアウトを、対応する印刷レイアウトとして決定するものとする。
【0039】
上述の説明においては、印刷対象が、治験に関するものであり、治験情報リスト104を用いる場合について説明したが、これに限定されるものではない。印刷要求情報に含まれる「カテゴリ」及び「カテゴリNo」の情報に基づいて、対応するリストを特定し、特定されたリストを用いて、上述と同様の処理を行うものとする。なお、対応するリストは、例えば、
図12に示す、面接リスト106、
図13に示す、領収書リスト108、及び
図14に示す請求書リスト109があるものとする。ここで、面接リスト106は、カテゴリ「面接」に対応し、領収書リスト108は、カテゴリ「領収書」に対応し、請求書リスト109は、カテゴリ「請求書」に対応する。
【0040】
印刷情報登録部8は、利用者端末2から印刷ボタン56の押下により出力された実行指示を受け付けると、当該実行指示に含まれる印刷レイアウト情報が示す印刷レイアウトによる印刷指示を印刷装置5へ出力する。また、印刷情報登録部8は、実行した印刷に関する印刷履歴情報を、例えば、
図11に示す印刷履歴リスト110に記憶する。具体的には、印刷情報登録部8は、印刷履歴リスト110の「操作年月日」、「操作者」の各々欄に、メモリ(図示省略)に記憶されている印刷時期情報、利用者情報を記憶する。また、印刷情報登録部8は、印刷履歴リスト110の「帳票名」、「カテゴリNo」の欄に、メモリ(図示省略)に記憶されている印刷対象情報(帳票名情報、及び「カテゴリ情報+カテゴリNo情報」)を記憶する。また、印刷情報登録部8は、印刷履歴リスト110の「印刷レイアウト」の欄に、実行指示に含まれる印刷レイアウト情報を記憶する。また、印刷情報登録部8は、印刷履歴リスト110の「主担当」、「期間」の各々の欄に、メモリ(図示省略)に記憶されている主担当情報、及び印刷要求の期間を記憶する。なお、印刷情報登録部8は、追加する印刷履歴情報が、印刷履歴リスト110に含まれる印刷履歴情報の「印刷回数」の欄以外の欄の情報と一致する場合、当該印刷履歴情報の「印刷回数」を1つ、カウントアップする。
【0041】
また、印刷情報登録部8は、利用者端末2から印刷ボタン56の押下により出力された実行指示を受け付け、かつメモリ(図示省略)に印刷要求に対応するマスタ設定情報が取得できないことを示す取得結果が記憶されている場合については、下記説明する。
【0042】
具体的には、印刷情報登録部8は、印刷履歴リスト110の「操作年月日」、「操作者」の各々欄に、メモリ(図示省略)に記憶されている印刷時期情報、利用者情報を記憶する。また、印刷情報登録部8は、印刷履歴リスト110の「帳票名」、「カテゴリNo」の欄に、メモリ(図示省略)に記憶されている印刷対象情報(帳票名情報、及び「カテゴリ情報+カテゴリNo情報」)を記憶する。また、印刷情報登録部8は、印刷履歴リスト110の「印刷レイアウト」の欄に、実行指示に含まれる印刷レイアウト情報を記憶する。また、印刷情報登録部8は、印刷履歴リスト110の「主担当」、「期間」の各々の欄に、情報が存在しないことを表す「−」を記憶する。なお、印刷情報登録部8は、追加する印刷履歴情報が、印刷履歴リスト110に含まれる印刷履歴情報の「印刷回数」の欄以外の欄の情報と一致する場合、当該印刷履歴情報の「印刷回数」を1つ、カウントアップする。
【0043】
また、印刷情報登録部8は、印刷指示を印刷装置5へ出力した場合、メモリ(図示省略)に記憶されている利用者情報、印刷対象情報、印刷時期情報、主担当情報、及び取得結果を削除する。
【0044】
また、印刷情報登録部8は、利用者端末2からキャンセルボタン57の押下により出力された実行指示を受け付けると、メモリに記憶してある、利用者情報、印刷対象情報、印刷時期情報、主担当情報、及び取得結果を削除する。
【0045】
また、マスタ設定記憶部10には、少なくとも1つ以上のマスタ設定情報を含む、マスタ設定リスト100が記憶されている。
【0046】
また、対応マスタ記憶部11には、少なくとも1つ以上の対応マスタ情報を含む、対応マスタリスト102が記憶されている。
【0047】
また、対応リスト記憶部12には、治験情報リスト104、面接リスト106、領収書リスト108、及び請求書リスト109が記憶されている。
【0048】
また、印刷履歴記憶部13には、印刷履歴情報が含まれる印刷履歴リスト110が記憶されている。
【0049】
印刷自動制御装置4は、例えば
図15に示すコンピュータ200で実現することができる。コンピュータ200はCPU202、一時記憶領域としてのメモリ204、及び不揮発性の記憶装置206を備える。また、コンピュータ200は、入出力装置208が接続される入出力インターフェース(I/F)210を備える。また、コンピュータ200は、記録媒体212に対するデータの読み込み及び書き込みを制御するread/write(R/W)部214、及びインターネット等のネットワーク3に接続されるネットワークI/F216を備える。CPU202、メモリ204、記憶装置206、入出力I/F210、R/W部214、及びネットワークI/F216は、バス218を介して互いに接続される。
【0050】
記憶装置206はHDD(Hard Disk Drive)、SSD(solid state drive)、フラッシュメモリ等によって実現できる。記憶媒体としての記憶装置206には、コンピュータ200を印刷自動制御装置4として機能させるためのレイアウト決定プログラム310、及び印刷情報登録プログラム314が記憶される。また、記憶装置206は、マスタ設定情報が記憶されるマスタ設定記憶領域350と、対応マスタ情報が記憶される対応マスタ記憶領域352と、治験情報、面接情報、領収書情報、及び請求書情報が記憶される対応リスト記憶領域354と、印刷履歴情報が記憶される印刷履歴記憶領域356とを有する。
【0051】
CPU202は、レイアウト決定プログラム310、及び印刷情報登録プログラム314を記憶装置206から読みだしてメモリ204に展開する。また、CPU202は、レイアウト決定プログラム310、及び印刷情報登録プログラム314が有するプロセスを順次実行する。
【0052】
また、CPU202は、マスタ設定記憶領域350に記憶されたマスタ設定情報を読み出し、マスタ設定リスト100としてメモリ204に展開する。また、CPU202は、対応マスタ記憶領域352に記憶された対応マスタ情報を読み出し、対応マスタリスト102としてメモリ204に展開する。また、CPU202は、対応リスト記憶領域354に記憶された治験情報、面接情報、領収書情報、及び請求書情報を読み出し、治験情報リスト104、面接リスト106、領収書リスト108、請求書リスト109としてメモリ204に展開する。また、CPU202は、印刷履歴記憶領域356に記憶された印刷履歴情報を読み出し、印刷履歴リスト110としてメモリ204に展開する。
【0053】
レイアウト決定プログラム310は、レイアウト決定プロセス312を有する。
【0054】
CPU202は、レイアウト決定プロセス312を実行することで、
図7に示すレイアウト決定部6として動作する。
【0055】
印刷情報登録プログラム314は、印刷情報登録プロセス316を有する。
【0056】
CPU202は、印刷情報登録プロセス316を実行することで、
図7に示す印刷情報登録部8として動作する。
【0057】
これにより、レイアウト決定プログラム310、及び印刷情報登録プログラム314を実行したコンピュータ200が、印刷自動制御装置4として機能することになる。
【0058】
なお、印刷自動制御装置4は、例えば半導体集積回路、より詳しくはASIC(Application Specific Integrated Circuit)等で実現することも可能である。
【0059】
次に、第1の実施形態に係る印刷自動制御装置4の作用について説明する。まず、利用者端末2から受信された印刷要求を印刷自動制御装置4が受け付けると、印刷自動制御装置4において、
図16及び
図17に示すレイアウト決定処理が実行される。なお、印刷自動制御装置4により実行されるレイアウト決定処理は、開示する技術の印刷自動制御方法の一例である。以下、レイアウト決定処理について詳述する。
【0060】
図16及び
図17は、レイアウト決定処理の一例を示すフローチャートである。
図16に示すレイアウト決定処理のフローチャートにおいて、まず、ステップS100で、レイアウト決定部6は、取得した印刷要求に含まれる印刷対象情報の「ファイル名」から、帳票名を取得する。
【0061】
次に、ステップS102で、レイアウト決定部6は、ステップS100において取得した、帳票名と、マスタ設定リスト100とに基づいて、印刷要求に対応するマスタ設定情報を取得する。
【0062】
次に、ステップS104で、レイアウト決定部6は、ステップS102においてマスタ設定情報を取得したか否かを判定する。レイアウト決定部6が、マスタ設定情報を取得した場合には、レイアウト決定処理は、ステップS106へ移行する。一方、レイアウト決定部6が、マスタ設定情報を取得していないと判定した場合には、レイアウト決定処理は、ステップS122へ移行する。
【0063】
次に、ステップS106で、レイアウト決定部6は、取得した印刷要求に含まれる「ファイル名」から、カテゴリ情報及びカテゴリNo情報を取得する。また、レイアウト決定部6は、取得したカテゴリ情報に対応する、治験情報リスト104、面接リスト106、領収書リスト108、又は請求書リスト109を取得する。
【0064】
次に、ステップS108で、レイアウト決定部6は、取得した印刷要求に含まれる利用者情報と、ステップS106において取得したカテゴリNo情報及びカテゴリ情報に対応するリストとに基づいて、主担当情報を取得する。
【0065】
次に、ステップS110で、レイアウト決定部6は、ステップS102において取得したマスタ設定情報と、対応マスタリスト102と、印刷要求に含まれる印刷時期情報とに基づいて、印刷要求の期間を取得する。
【0066】
次に、ステップS112で、レイアウト決定部6は、ステップS110において取得した印刷要求の期間と、ステップS102において取得したマスタ設定情報とに基づいて、当該印刷要求の期間のマスタ設定の印刷レイアウトを取得する。
【0067】
次に、ステップS114で、レイアウト決定部6は、取得した印刷要求に対応する印刷履歴情報の各々を、印刷履歴リスト110から取得する。
【0068】
次に、ステップS116で、レイアウト決定部6は、ステップS114で、取得した印刷要求に対応する印刷履歴情報を取得したか否かを判定する。レイアウト決定部6が、取得した印刷要求に対応する印刷履歴情報を取得した場合には、レイアウト決定処理は、ステップS118へ移行する。一方、レイアウト決定部6が、取得した印刷要求に対応する印刷履歴情報を取得していない場合には、レイアウト決定処理は、ステップS120へ移行する。
【0069】
次に、ステップS118で、レイアウト決定部6が、ステップS114において取得した印刷履歴情報の「印刷回数」の総和を、印刷レイアウト毎に取得し、
図17のステップS124へ移行する。
【0070】
図16のステップS120では、レイアウト決定部6は、印刷レイアウトを、ステップS112において取得した、印刷要求の期間のマスタ設定の印刷レイアウトに決定し、レイアウト決定処理は、
図17のステップS130へ移行する。
【0071】
図16のステップS122では、レイアウト決定部6は、印刷レイアウトを、予め定められた印刷レイアウトに決定し、レイアウト決定処理は、
図17のステップS130へ移行する。
【0072】
図17のステップS124で、レイアウト決定部6は、ステップS118において取得した印刷レイアウト毎の印刷回数が一番多い印刷レイアウトが複数存在するか否かを判定する。レイアウト決定部6が、印刷回数が一番多い印刷レイアウトが複数存在しないと判定した場合には、レイアウト決定処理は、ステップS126へ移行する。一方、レイアウト決定部6が、印刷回数が一番多い印刷レイアウトが複数存在すると判定した場合には、レイアウト決定処理は、ステップS128へ移行する。
【0073】
次に、ステップS126で、レイアウト決定部6は、印刷レイアウトを、ステップS118において取得した印刷履歴情報の「印刷回数」の総和が最多となる印刷レイアウトに決定する。
【0074】
ステップS128で、レイアウト決定部6は、印刷レイアウトを、ステップS118において取得した印刷履歴情報の「印刷回数」の総和が最多となる印刷レイアウトのうち、印刷履歴情報の「操作年月日」が最新の印刷履歴情報の印刷レイアウトに決定する。
【0075】
次に、ステップS130で、レイアウト決定部6は、ステップS120、ステップS122、ステップS126、又はステップS128において決定された印刷レイアウトのプレビュー画面情報を利用者端末2にネットワーク3を介して出力する。
【0076】
次に、ステップS132で、印刷情報登録部8は、利用者端末2から実行指示を受け付けたか否かを判定する。印刷情報登録部8が、実行指示を受け付けた場合には、レイアウト決定処理は、ステップS134へ移行する。一方、印刷情報登録部8が、実行指示を受け付けていないと判定した場合には、レイアウト決定処理は、ステップS132を繰り返す。
【0077】
次に、ステップS134で、印刷情報登録部8は、ステップS132において受け付けた実行指示が、印刷ボタン56の押下により出力された実行指示か否かを判定する。印刷情報登録部8が、実行指示が、印刷ボタン56の押下により出力された実行指示であると判定した場合には、レイアウト決定処理は、ステップS136へ移行する。一方、印刷情報登録部8が、実行指示が、キャンセルボタン57の押下により出力された実行指示であると判定した場合には、レイアウト決定処理は、終了する。
【0078】
次に、ステップS136で、印刷情報登録部8は、ステップS132において受け付けた実行指示に含まれる印刷レイアウト情報を取得する。
【0079】
次に、ステップS138で、印刷情報登録部8は、ステップS136において取得した印刷レイアウト情報と、メモリ(図示省略)に記憶してある各種情報とに基づいて、印刷履歴リスト110に対応する印刷履歴情報を記憶する。また、印刷情報登録部8は、ステップS136において取得した印刷レイアウト情報に基づく、印刷レイアウトによる印刷指示を印刷装置5へ出力して、レイアウト決定処理を終了する。
【0080】
以上説明したように、第1の実施形態によれば、入力された印刷要求に含まれる印刷対象情報と、印刷要求を受け付けた時期とに応じて、複数の期間の何れに該当するかを決定する。また、印刷要求に含まれる利用者の情報及び印刷対象情報と、決定された期間とを含む印刷履歴が記憶部に存在しない場合には、印刷レイアウトを、決定された期間及び印刷対象情報に対して予め定められた印刷レイアウトに決定する。これにより、例えば、ある帳票について、本印刷を行う期間が予め決まっており、それ以外の期間は試し印刷のみ実行される場合などに、印刷要求の時期に応じて自動的に試し印刷の印刷レイアウトと本印刷の印刷レイアウトとを切り替えることができる。また、印刷要求に含まれる利用者の情報及び印刷対象情報と、決定された期間とを含む印刷履歴が記憶部に存在する場合には、印刷レイアウトを、印刷履歴に含まれる印刷のレイアウトに基づいて決定される印刷のレイアウトに決定する。そのため、利用者毎のマスタ設定を行うことなく、利用者毎に適切な印刷レイアウトを決定することができる。
【0081】
すなわち、マスタ設定による一律の設定ではなく、印刷要求の時期に応じた印刷レイアウトや、利用者毎にカスタマイズされた印刷レイアウトを決定することを自動制御することができる。
【0082】
また、印刷時に、適切な印刷レイアウトが自動設定されることにより、利用者にとって、印刷時に印刷レイアウトを設定する手間が少なくなる。特に、治験等、薬の認可の申請に関する印刷において、利用者は「ためし印刷」及び「本印刷」毎に印刷レイアウトの設定の変更する手間が少なくなる。
【0083】
また、印刷を実行する毎に印刷履歴情報を蓄積するため、印刷回数が多くなるほど、適切な印刷レイアウトに決定されるようになる。
【0084】
また、適切な印刷レイアウトに決定されることにより、誤った印刷レイアウトでの印刷を抑制でき、紙資源の節約につながる。
【0085】
また、適切な印刷レイアウトを利用者端末のプレビュー画面に表示させることにより、自動設定の印刷レイアウトが利用者の意図通りでない場合においても、印刷レイアウトを変更して、適切な印刷レイアウトで印刷を実行することができる。
【0086】
なお、本実施形態は、上述した形態に限定されるものではなく、この実施形態の要旨を逸脱しない範囲内で様々な変形や応用が可能である。
【0087】
次に、第2の実施形態について説明する。なお、第1の実施形態と同様の構成及び作用となる部分については、同一符号を付して説明を省略する。
【0088】
第2の実施形態では、通常期間と特殊期間との切替ポイント(特殊期間開始日及び特殊期間終了日)が、印刷対象の種類毎に、当該印刷対象の印刷回数に基づいて決定される点が第1の実施形態と異なっている。
【0089】
図3は、第2の実施形態の印刷自動制御システム20の一例である。
図3に示すように、印刷自動制御システム20は、利用者用の利用者端末2と、印刷自動制御装置21と、印刷装置5とを有する。
【0090】
図18に、第2の実施形態に係る印刷自動制御装置21の機能ブロック図を示す。
図18に示すように、印刷自動制御装置21は、レイアウト決定部22と、印刷情報登録部8とを有する。また、印刷自動制御装置21は、さらに、マスタ設定記憶部28、対応リスト記憶部12、及び印刷履歴記憶部13を含む記憶部27を有する。
【0091】
レイアウト決定部22は、取得した印刷要求に対応する印刷回数を、印刷履歴リスト110から取得する。具体的には、まず、レイアウト決定部22は、印刷要求の利用者情報、帳票名情報、及び「カテゴリ情報:カテゴリNo情報」の組が、印刷履歴情報の「操作者」、「帳票名」、及び「カテゴリNo」の欄の情報の組と一致する印刷履歴情報の各々を取得する。次に、レイアウト決定部22は、取得した印刷履歴情報のうち、「主担当」の欄の情報が、取得した主担当情報と一致する印刷履歴情報の総数を、取得した印刷要求に対応する印刷回数として取得する。なお、レイアウト決定部22は、取得した主担当情報と一致する印刷履歴情報が存在しない場合には、印刷回数を0とする。
【0092】
レイアウト決定部22は、取得したマスタ設定情報の「特殊期間開始日」及び「特殊期間終了日」欄の各々の情報と、取得した印刷要求に対応する印刷回数とに基づいて、印刷要求の期間を取得する。また、レイアウト決定部6は、取得した印刷要求の期間をメモリ(図示省略)に記憶する。なお、第2の実施形態において用いるマスタ設定リスト112は、例えば、
図19に示すように、「特殊期間開始日」及び「特殊期間終了日」の欄の情報が、回数を表す情報である。
【0093】
具体的には、レイアウト決定部22は、まず、取得したマスタ設定情報の「特殊期間開始日」及び「特殊期間終了日」欄の各々の情報から、特殊期間が開始される印刷回数と、特殊期間が終了する印刷回数とを取得する。次に、レイアウト決定部22は、取得した印刷要求に対応する印刷回数に1を加えた値が、特殊期間が開始される印刷回数以上であり、特殊期間が終了する印刷回数未満である場合には、印刷要求の期間を特殊期間とする。一方、レイアウト決定部22は、取得した印刷要求に対応する印刷回数に1を加えた値が、特殊期間が開始される印刷回数未満、又は特殊期間が終了する印刷回数以上である場合には、印刷要求の期間を通常期間とする。
【0094】
マスタ設定記憶部28には、例えば、
図19に示すマスタ設定リスト112が記憶されている。
【0095】
なお、上述の第2の実施形態に係る印刷自動制御装置21の処理以外は、第1の実施形態に係る印刷自動制御装置4と同様であるため、第2の実施形態に係る自動制御装置21の他の構成の説明は省略する。
【0096】
また、第2の実施形態に係る印刷自動制御装置21の作用は、上述の印刷要求の期間を設定する処理以外は、第1の実施形態に係る印刷自動制御装置4と同様であるため、第2の実施形態に係る印刷自動制御装置21の作用については、説明を省略する。
【0097】
以上説明したように、第2の実施形態によれば、入力された印刷要求に含まれる印刷対象情報と、印刷要求に含まれる印刷対象情報の印刷回数の累計とに応じて、複数の期間の何れに該当するかを決定する。また、印刷要求に含まれる利用者の情報及び印刷対象情報と、決定された期間とを含む印刷履歴が記憶部に存在しない場合には、印刷レイアウトを、決定された期間及び印刷対象情報に対して予め定められた印刷レイアウトに決定する。これにより、例えば、ある帳票について、2回試し印刷を行った後で本印刷を行うということが予め決まっている場合などに、印刷回数に応じて自動的に試し印刷の印刷レイアウトと本印刷の印刷レイアウトとを切り替えることができる。
【0098】
また、印刷要求に含まれる利用者の情報及び印刷対象情報と、決定された期間とを含む印刷履歴が記憶部に存在する場合には、印刷レイアウトを、印刷履歴に含まれる印刷のレイアウトに基づいて決定される印刷のレイアウトに決定する。そのため、利用者毎のマスタ設定を行うことなく、利用者毎に適切な印刷レイアウトを決定することができる。
【0099】
次に、第3の実施形態について説明する。なお、第1及び第2の実施形態と同様の構成及び作用となる部分については、同一符号を付して説明を省略する。
【0100】
第3の実施形態では、通常期間と特殊期間との切替ポイント(特殊期間開始日及び特殊期間終了日)が、印刷対象の種類毎に、当該印刷対象の印刷回数及び期間に基づいて決定される点が第1及び第2の実施形態と異なっている。
【0101】
図3は、第の3実施形態の印刷自動制御システム30の一例である。
図3に示すように、印刷自動制御システム30は、利用者用の利用者端末2と、印刷自動制御装置31と、印刷装置5とを有する。
【0102】
図20に、第3の実施形態に係る印刷自動制御装置31の機能ブロック図を示す。
図20に示すように、印刷自動制御装置31は、レイアウト決定部32と、印刷情報登録部8とを有する。また、印刷自動制御装置31は、さらに、マスタ設定記憶部38、対応マスタ記憶部11、対応リスト記憶部12、及び印刷履歴記憶部13を含む記憶部37を有する。なお、第3の実施形態において用いるマスタ設定リスト114は、例えば、
図21に示すように、「特殊期間開始日」及び「特殊期間終了日」の欄の情報が、時期及び回数を表す情報である。ここで、
図21に示すマスタ設定リスト114において、「特殊期間開始日」及び「特殊期間終了日」の欄の双方の情報の、「and」の左側の情報(時期の情報)の各々に基づいて取得できる印刷要求の期間を、取得した印刷要求の時期に対応する期間とする。一方、
図21に示すマスタ設定リスト114において、「特殊期間開始日」及び「特殊期間終了日」の欄の双方の情報の、「and」の右側の情報(印刷回数の情報)の各々に基づいて取得できる印刷要求の期間を、取得した印刷要求の印刷回数に対応する期間とする。なお、
図21に示すマスタ設定リスト114において、「特殊期間開始日」及び「特殊期間終了日」の欄の情報の、「and」の左側に時期に対応する情報が、右側に印刷回数に対応する情報が表示されているが、当該表示箇所は限定されない。この場合、「特殊期間開始日」及び「特殊期間終了日」の欄の情報の時期及び印刷回数に対応する情報の各々を判別して取得できればよい。
【0103】
レイアウト決定部32は、取得したマスタ設定情報の「特殊期間開始日」及び「特殊期間終了日」の欄の情報のうち、時期の情報に基づいて、上述の第1の実施形態に係るレイアウト決定部6と同様に、取得した印刷要求の時期に対応する期間を取得する。
【0104】
また、レイアウト決定部32は、取得したマスタ設定情報の「特殊期間開始日」及び「特殊期間終了日」の欄の情報のうち、印刷回数の情報を取得する。そして、レイアウト決定部32は、取得した「特殊期間開始日」及び「特殊期間終了日」の欄の印刷回数の情報に基づいて、上述の第2の実施形態に係るレイアウト決定部22と同様に、取得した印刷要求の印刷回数に対応する期間を取得する。
【0105】
また、レイアウト決定部32は、取得した時期に対応する期間及び印刷回数に対応する期間に基づいて、取得した印刷要求の期間を取得する。
【0106】
具体的には、レイアウト決定部32は、取得した時期に対応する期間及び印刷回数に対応する期間が「特殊期間」である場合には、取得した印刷要求の期間を「特殊期間」とする。一方、レイアウト決定部32は、取得した時期に対応する期間及び印刷回数に対応する期間のうち、少なくとも一方が「通常期間」である場合には、取得した印刷要求の期間を「通常期間」とする。
【0107】
マスタ設定記憶部38には、例えば、
図21に示すマスタ設定リスト114が記憶されている。
【0108】
なお、上述の第3の実施形態に係る印刷自動制御装置31の処理以外は、第1及び第2の実施形態に係る印刷自動制御装置と同様であるため、第3の実施形態に係る印刷自動制御装置31の他の構成の説明は省略する。
【0109】
また、第3の実施形態に係る印刷自動制御装置31の作用は、上述の印刷要求の期間を設定する処理以外は、第1及び第2の実施形態に係る印刷自動制御装置と同様であるため、第3の実施形態に係る印刷自動制御装置31の作用については、説明を省略する。
【0110】
以上説明したように、第3の実施形態によれば、入力された印刷要求に含まれる印刷対象情報と、印刷要求を受け付けた時期、及び印刷要求に含まれる印刷対象情報の印刷回数の累計とに応じて、複数の期間の何れに該当するかを決定する。また、印刷要求に含まれる利用者の情報及び印刷対象情報と、決定された期間とを含む印刷履歴が記憶部に存在しない場合には、印刷レイアウトを、決定された期間及び印刷対象情報に対して予め定められた印刷レイアウトに決定する。また、印刷要求に含まれる利用者の情報及び印刷対象情報と、決定された期間とを含む印刷履歴が記憶部に存在する場合には、印刷レイアウトを、印刷履歴に含まれる印刷のレイアウトに基づいて決定される印刷のレイアウトに決定する。そのため、利用者毎に適切な印刷レイアウトを表示することができる。
【0111】
また、第1〜第3の実施形態については、印刷要求に対応する印刷履歴情報を、印刷履歴情報の主担当情報が印刷要求において取得される主担当情報と一致することを要件の一つとする場合について説明したが、これに限定されるものではない。例えば、主担当情報を印刷要求に対応する印刷履歴情報と判定する要件の一つとしなくてもよい。
【0112】
また、第1〜第3の実施形態においては、ファイル名を「カテゴリ」+「:」+「カテゴリNo」+「_」+「帳票名」の形式であるものとし、当該ファイル名から、カテゴリ、及びカテゴリNoを取得する場合について説明したが、これに限定されるものではない。例えば、印刷対象情報に含まれる、ファイル名を「帳票名」とし、他の情報として、印刷対象のカテゴリ、及びカテゴリNoの情報を含んでもよい。また、カテゴリ、及びカテゴリNoが印刷自動制御装置において特定できる形式であれば、情報の形式は問わない。
【0113】
また、第1〜第3の実施形態においては、特殊期間開始日及び特殊期間終了日の双方が期間、印刷回数、又は期間及び印刷回数の何れか1つに基づいて決定されている場合について説明したが、これに限定されるものではない。例えば、特殊期間開始日と特殊期間終了日とが、期間、印刷回数、又は期間及び印刷回数の何れか1つに基づいて、決定されてもよい。この場合、特殊期間開始日と特殊期間終了日とが、別々の基準に基づいて、決定される場合もある。
【0114】
また、第2及び第3の実施形態においては、印刷回数を印刷履歴リストに含まれる全ての印刷履歴情報に基づいて、決定する場合について説明したが、これに限定されるものではない。例えば、同日の同一の印刷履歴情報については、印刷回数を1回としてカウントしてもよい。
【0115】
また、第1〜第3の実施形態においては、印刷レイアウトを決定する際に、印刷履歴情報の全てを対象とする場合について説明したが、これに限定されるものではない。例えば、同一の印刷時期情報の印刷履歴情報を処理の対象外としてもよい。また、対象となる印刷履歴情報の期間、又は数を定めてもよい。
【0116】
また、第1〜第3の実施形態においては、データの保持形式をリスト形式で保持する場合について説明したが、これに限定されるものではない。例えば、他のデータの保持形式を用いてもよい。
【0117】
また、第1〜第3の実施形態では、決定した印刷レイアウトをプレビュー画像として一旦表示する場合について説明したが、これに限定されない。例えば、印刷要求を受け付けて、印刷レイアウトを決定すると、プレビュー画像を表示することなく、決定した印刷レイアウトに基づく印刷指示を印刷装置に出力するようにしてもよい。
【0118】
また、第1〜第3の実施形態では、印刷時期情報として、年月日を用いる場合について説明したが、これに限定されない。例えば、印刷時期情報として、日時を用いてもよい。
【0119】
また、第1〜第3の実施形態では、通常期間と特殊期間との2つの期間を用いる場合について説明したが、これに限定されるものではない。例えば、任意の数の期間を設けてもよい。一例として、特殊期間前、特殊期間、及び特殊期間後の3つの期間を用いてもよい。
【0120】
また、上記では、開示する技術に係る各プログラムが記憶装置206に予め記憶(インストール)されている態様を説明したが、これに限定されない。開示の技術に係る各プログラムは、CD−ROM、DVD−ROM、USBメモリ等の記録媒体に記録された形態で提供することも可能である。
【0121】
以上の各実施形態に関し、更に以下の付記を開示する。
【0122】
(付記1)
実行された印刷の各々についての、前記印刷を実行した利用者の情報、印刷対象情報、印刷のレイアウト、並びに、時期及び印刷回数の少なくとも一方と前記印刷対象情報とに応じて定められる複数の期間の何れに該当するかを示す情報を含む印刷履歴を記憶する記憶部を含むコンピュータに、
入力された印刷要求に含まれる印刷対象情報と、前記印刷要求を受け付けた時期、及び前記印刷要求に含まれる前記印刷対象情報の印刷回数の累計の少なくとも一方とに応じて、前記印刷要求を受け付けた時期が前記複数の期間の何れに該当するかを決定し、
前記印刷要求に含まれる利用者の情報及び印刷対象情報と、前記決定された期間とを含む前記印刷履歴が前記記憶部に存在しない場合には、印刷のレイアウトを、前記決定された期間及び前記印刷対象情報に対して予め定められた印刷のレイアウトに決定し、
前記印刷要求に含まれる利用者の情報及び印刷対象情報と、前記決定された期間とを含む前記印刷履歴が前記記憶部に存在する場合には、印刷のレイアウトを、前記印刷要求に含まれる利用者の情報及び印刷対象情報と、前記決定された期間とを含む前記印刷履歴に含まれる印刷のレイアウトに基づいて決定される印刷のレイアウトに決定する
処理を実行させる印刷自動制御プログラム。
(付記2)
前記印刷履歴は、前記印刷を実行した利用者の属性の情報を更に含み、
前記印刷のレイアウトを決定することでは、
前記印刷要求に含まれる利用者の情報、前記利用者の属性、及び印刷対象情報と、前記決定された期間とを含む前記印刷履歴が前記記憶部に存在しない場合には、印刷のレイアウトを、前記決定された期間及び前記印刷対象情報に対して予め定められた印刷のレイアウトに決定し、
前記印刷要求に含まれる利用者の情報、前記利用者の属性、及び印刷対象情報と、前記決定された期間とを含む前記印刷履歴が前記記憶部に存在する場合には、印刷のレイアウトを、前記印刷要求に含まれる利用者の情報、利用者の属性及び印刷対象情報と、前記決定された期間とを含む前記印刷履歴に含まれる印刷のレイアウトに基づいて決定される印刷のレイアウトに決定する
付記1記載の印刷自動制御プログラム。
(付記3)
前記印刷要求を受け付けた時期が前記複数の期間の何れに該当するかを決定することでは、前記印刷要求に含まれる印刷対象情報、前記利用者の情報、及び前記利用者の属性と、前記印刷要求を受け付けた時期、及び前記印刷要求に含まれる前記印刷対象情報の印刷回数の累計の少なくとも一方とに応じて、前記印刷要求を受け付けた時期が前記複数の期間の何れに該当するかを決定する付記2記載の印刷自動制御プログラム。
(付記4)
更に、前記決定した印刷レイアウトを表示させる付記1〜3の何れか1項記載の印刷自動制御プログラム。
(付記5)
前記印刷は、医学系研究で用いる印刷対象を印刷する付記1〜4の何れか1項記載の印刷自動制御プログラム。
(付記6)
実行された印刷の各々についての、前記印刷を実行した利用者の情報、印刷対象情報、印刷のレイアウト、並びに、時期及び印刷回数の少なくとも一方と前記印刷対象情報とに応じて定められる複数の期間の何れに該当するかを示す情報を含む印刷履歴を記憶する記憶部を含むコンピュータに、
入力された印刷要求に含まれる印刷対象情報と、前記印刷要求を受け付けた時期、及び前記印刷要求に含まれる前記印刷対象情報の印刷回数の累計の少なくとも一方とに応じて、前記印刷要求を受け付けた時期が前記複数の期間の何れに該当するかを決定し、
前記印刷要求に含まれる利用者の情報及び印刷対象情報と、前記決定された期間とを含む前記印刷履歴が前記記憶部に存在しない場合には、印刷のレイアウトを、前記決定された期間及び前記印刷対象情報に対して予め定められた印刷のレイアウトに決定し、
前記印刷要求に含まれる利用者の情報及び印刷対象情報と、前記決定された期間とを含む前記印刷履歴が前記記憶部に存在する場合には、印刷のレイアウトを、前記印刷要求に含まれる利用者の情報及び印刷対象情報と、前記決定された期間とを含む前記印刷履歴に含まれる印刷のレイアウトに基づいて決定される印刷のレイアウトに決定する
処理を実行させる印刷自動制御方法。
(付記7)
前記印刷履歴は、前記印刷を実行した利用者の属性の情報を更に含み、
前記印刷のレイアウトを決定することでは、
前記印刷要求に含まれる利用者の情報、前記利用者の属性、及び印刷対象情報と、前記決定された期間とを含む前記印刷履歴が前記記憶部に存在しない場合には、印刷のレイアウトを、前記決定された期間及び前記印刷対象情報に対して予め定められた印刷のレイアウトに決定し、
前記印刷要求に含まれる利用者の情報、前記利用者の属性、及び印刷対象情報と、前記決定された期間とを含む前記印刷履歴が前記記憶部に存在する場合には、印刷のレイアウトを、前記印刷要求に含まれる利用者の情報、利用者の属性及び印刷対象情報と、前記決定された期間とを含む前記印刷履歴に含まれる印刷のレイアウトに基づいて決定される印刷のレイアウトに決定する
付記6記載の印刷自動制御方法。
(付記8)
前記印刷要求を受け付けた時期が前記複数の期間の何れに該当するかを決定することでは、前記印刷要求に含まれる印刷対象情報、前記利用者の情報、及び前記利用者の属性と、前記印刷要求を受け付けた時期、及び前記印刷要求に含まれる前記印刷対象情報の印刷回数の累計の少なくとも一方とに応じて、前記印刷要求を受け付けた時期が前記複数の期間の何れに該当するかを決定する付記7記載の印刷自動制御方法。
(付記9)
更に、前記決定した印刷レイアウトを表示させる付記6〜8の何れか1項記載の印刷自動制御方法。
(付記10)
前記印刷は、医学系研究で用いる印刷対象を印刷する付記6〜9の何れか1項記載の印刷自動制御方法。
(付記11)
実行された印刷の各々についての、前記印刷を実行した利用者の情報、印刷対象情報、印刷のレイアウト、並びに、時期及び印刷回数の少なくとも一方と前記印刷対象情報とに応じて定められる複数の期間の何れに該当するかを示す情報を含む印刷履歴を記憶部に記憶する印刷情報登録部と、
入力された印刷要求に含まれる印刷対象情報と、前記印刷要求を受け付けた時期、及び前記印刷要求に含まれる前記印刷対象情報の印刷回数の累計の少なくとも一方とに応じて、前記印刷要求を受け付けた時期が前記複数の期間の何れに該当するかを決定し、
前記印刷要求に含まれる利用者の情報及び印刷対象情報と、前記決定された期間とを含む前記印刷履歴が前記記憶部に存在しない場合には、印刷のレイアウトを、前記決定された期間及び前記印刷対象情報に対して予め定められた印刷のレイアウトに決定し、
前記印刷要求に含まれる利用者の情報及び印刷対象情報と、前記決定された期間とを含む前記印刷履歴が前記記憶部に存在する場合には、印刷のレイアウトを、前記印刷要求に含まれる利用者の情報及び印刷対象情報と、前記決定された期間とを含む前記印刷履歴に含まれる印刷のレイアウトに基づいて決定される印刷のレイアウトに決定するレイアウト決定部と、
を含む、印刷自動制御装置。
(付記12)
前記印刷履歴は、前記印刷を実行した利用者の属性の情報を更に含み、
前記レイアウト決定部は、
前記印刷要求に含まれる利用者の情報、前記利用者の属性、及び印刷対象情報と、前記決定された期間とを含む前記印刷履歴が前記記憶部に存在しない場合には、印刷のレイアウトを、前記決定された期間及び前記印刷対象情報に対して予め定められた印刷のレイアウトに決定し、
前記印刷要求に含まれる利用者の情報、前記利用者の属性、及び印刷対象情報と、前記決定された期間とを含む前記印刷履歴が前記記憶部に存在する場合には、印刷のレイアウトを、前記印刷要求に含まれる利用者の情報、利用者の属性及び印刷対象情報と、前記決定された期間とを含む前記印刷履歴に含まれる印刷のレイアウトに基づいて決定される印刷のレイアウトに決定する
付記11記載の印刷自動制御装置。
(付記13)
前記レイアウト決定部は、前記印刷要求に含まれる印刷対象情報、前記利用者の情報、及び前記利用者の属性と、前記印刷要求を受け付けた時期、及び前記印刷要求に含まれる前記印刷対象情報の印刷回数の累計の少なくとも一方とに応じて、前記印刷要求を受け付けた時期が前記複数の期間の何れに該当するかを決定する付記12記載の印刷自動制御装置。
(付記14)
前記レイアウト決定部は、更に、前記決定した印刷レイアウトを表示させる付記11〜13の何れか1項記載の印刷自動制御装置。
(付記15)
前記印刷は、医学系研究で用いる印刷対象を印刷する付記11〜14の何れか1項記載の印刷自動制御装置。
(付記16)
実行された印刷の各々についての、前記印刷を実行した利用者の情報、印刷対象情報、印刷のレイアウト、並びに、時期及び印刷回数の少なくとも一方と前記印刷対象情報とに応じて定められる複数の期間の何れに該当するかを示す情報を含む印刷履歴を記憶部に記憶する印刷情報登録部と、
入力された印刷要求に含まれる印刷対象情報と、前記印刷要求を受け付けた時期、及び前記印刷要求に含まれる前記印刷対象情報の印刷回数の累計の少なくとも一方とに応じて、前記印刷要求を受け付けた時期が前記複数の期間の何れに該当するかを決定し、
前記印刷要求に含まれる利用者の情報及び印刷対象情報と、前記決定された期間とを含む前記印刷履歴が前記記憶部に存在しない場合には、印刷のレイアウトを、前記決定された期間及び前記印刷対象情報に対して予め定められた印刷のレイアウトに決定し、
前記印刷要求に含まれる利用者の情報及び印刷対象情報と、前記決定された期間とを含む前記印刷履歴が前記記憶部に存在する場合には、印刷のレイアウトを、前記印刷要求に含まれる利用者の情報及び印刷対象情報と、前記決定された期間とを含む前記印刷履歴に含まれる印刷のレイアウトに基づいて決定される印刷のレイアウトに決定するレイアウト決定部と、
を含む、印刷自動制御装置と、
前記印刷要求を前記印刷自動制御装置に送信し、前記印刷のレイアウトを表示する利用者端末と、
を含む、印刷自動制御システム。
(付記17)
実行された印刷の各々についての、前記印刷を実行した利用者の情報、印刷対象情報、印刷のレイアウト、並びに、時期及び印刷回数の少なくとも一方と前記印刷対象情報とに応じて定められる複数の期間の何れに該当するかを示す情報を含む印刷履歴を記憶する記憶部を含むコンピュータに、
入力された印刷要求に含まれる印刷対象情報と、前記印刷要求を受け付けた時期、及び前記印刷要求に含まれる前記印刷対象情報の印刷回数の累計の少なくとも一方とに応じて、前記印刷要求を受け付けた時期が前記複数の期間の何れに該当するかを決定し、
前記印刷要求に含まれる利用者の情報及び印刷対象情報と、前記決定された期間とを含む前記印刷履歴が前記記憶部に存在しない場合には、印刷のレイアウトを、前記決定された期間及び前記印刷対象情報に対して予め定められた印刷のレイアウトに決定し、
前記印刷要求に含まれる利用者の情報及び印刷対象情報と、前記決定された期間とを含む前記印刷履歴が前記記憶部に存在する場合には、印刷のレイアウトを、前記印刷要求に含まれる利用者の情報及び印刷対象情報と、前記決定された期間とを含む前記印刷履歴に含まれる印刷のレイアウトに基づいて決定される印刷のレイアウトに決定する
処理を実行させる印刷自動制御プログラムを記憶した記録媒体。