【実施例】
【0068】
以下の実施例は、本発明の特定の実施態様および好ましい実施態様を説明するが、本発明の範囲を限定するものではない。化学物質の略語および記号、ならびに科学関連の略語および記号は、別段特定されていなければ、その通常の意味および慣習的意味を有する。本願の実施例およびそれ以外で用いられる別の略語は上記に規定されている。共通する中間体は、1つ以上の実施例の製造のために一般的に有用であり、逐次同定され(例えば、中間体1、中間体2など)、Int.1、Int.2などとして略される。実施例の化合物は、それらが製造された実施例および工程により規定されるか(例えば、「1-A」は、実施例1、工程Aを表す)、または化合物が実施例の表題化合物である場合にのみ実施例により規定される(例えば、「1」は、実施例1の表題化合物を表す)。場合により、中間体または実施例の別の製造法が記述される。化学合成分野の技術者は、1以上の検討事項、例えば、反応時間の短縮、安価な出発物質、操作容易性、触媒の適合性、毒性試薬の回避、特殊機器の利用可能性および工程数の減少に基づいて、好ましい別の製造物を考案することができる。別の製造法を記載する意図は、本発明の実施例の製造を更に可能とすることである。場合により、概説された実施例および請求の範囲において、幾つかの官能基は、当分野では既知の生物学的等価性置換(例えば、カルボン酸基とテトラゾールまたはリン酸基の置換)により置き換えられてもよい。
【0069】
マイクロ波オーブン内で実施したことを明記している実験は、Personal Chemistryにより製造されたSmithSynthesizer(登録商標)またはCEM社により製造されたDiscover(登録商標)マイクロ波オーブン内で行なわれた。マイクロ波オーブンは、60〜250℃の間となるよう選択される温度を提供する。マイクロ波オーブンにより、0〜300PSIの間の圧力が自動的にモニターされる。反応保持時間および温度設定時点を記録する。
【0070】
HPLC条件についての略記:
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【0071】
中間体1および2
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工程A:Tert-ブチル 2-オキソ-3,4-ジヒドロキノリン-1(2H)-カルボキシレート
【化67】
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アセトニトリル(60 mL)中の3,4-ジヒドロキノリン-2(1H)-オン(8.46 g, 57.4 mmol)、(BOC)
2O(13.3 mL, 57.4 mmol)およびDMAP(0.702 g, 5.74 mmol)の混合物を、室温で40時間攪拌して、真空濃縮した。残留物を、酢酸エチル(400 ml)で希釈して、1N HCl(2x20 ml)、水(20 ml)、ブライン(20 ml)で洗浄して、無水硫酸マグネシウムで乾燥して、減圧濃縮して、tert-ブチル 2-オキソ-3,4-ジヒドロキノリン-1(2H)-カルボキシレート(13.5 g, 54.6 mmol, 95 %収率)を得た。LC/MS M-t-Bu+1 =192.1;
1H NMR (400MHz, CDCl
3) δ ppm 7.39 - 7.14 (m, 2H), 7.14 - 7.04 (m, 1H), 6.96 (m, 1H), 3.11 - 2.87 (m, 2H), 2.80 - 2.62 (m, 2H), 1.62 (s, 9H).
【0072】
工程B:Tert-ブチル 2-ヒドロキシ-3,4-ジヒドロキノリン-1(2H)-カルボキシレート
【化68】
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水素化トリエチルホウ素リチウムの1.0M THF溶液(65.5 mL, 65.5 mmol)を、tert-ブチル 2-オキソ-3,4-ジヒドロキノリン-1(2H)-カルボキシレート(13.5 g, 54.6 mmol)/THF(200 mL)の溶液に滴加して、-78℃で60分間攪拌した。飽和Na
2CO
3(50 ml)を加えて、内容物を、-15℃に温めた。30% H
2O
2(50 ml)を、次いで滴加した。得られる混合物を、1時間かけてrtまで昇温させて、濾過した。濾液を、酢酸エチル(2x200 ml)で抽出して、水、ブラインで洗浄して、無水硫酸マグネシウム上で乾燥させて、減圧濃縮して、tert-ブチル 2-ヒドロキシ-3,4-ジヒドロキノリン-1(2H)-カルボキシレート(13.8 g)を得て、これを更なる精製をせずに次工程のためにそのまま使用した。LC/MS M+NA=272.1;
1H-NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 7.49 (m, 1H), 7.17 - 7.07 (m, 1H), 7.05 - 6.88 (m, 1H), 5.96 (t, J=5.9 Hz, 1H), 2.83 - 2.68 (m, 1H), 2.62 - 2.49 (m, 1H), 2.26 (m, 1H), 1.89 - 1.65 (m, 2H), 1.57 - 1.48 (m, 9H).
【0073】
工程C:Tert-ブチル 2-(2-(ベンジルオキシ)-2-オキソエチル)-3,4-ジヒドロキノリン-1(2H)-カルボキシレート
【化69】
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60% 水素化ナトリウム/鉱油(3.88 g, 97 mmol)を、0℃でベンジル 2-(ジメトキシホスホリル)アセテート(25.1 g, 97 mmol)/THF(200 mL)の溶液に少量ずつ加えた。得られる混合物を、0℃で1時間攪拌した。これに、tert-ブチル 2-ヒドロキシ-3,4-ジヒドロキノリン-1(2H)-カルボキシレート(12.1g, 48.5 mmol)/THF(100 ml)の溶液を0℃で加えた。得られる混合物を、1時間かけてrtに昇温させて、飽和NH
4Cl水溶液(100 ml)でクエンチして、酢酸エチル(2x200 ml)で抽出した。有機層を合わせて、水、ブラインで洗浄して、無水硫酸マグネシウム上で乾燥させた。減圧濃縮の後に、10%酢酸エチル/ヘキサン混合物を用いて、フラッシュシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、tert-ブチル 2-(2-(ベンジルオキシ)-2-オキソエチル)-3,4-ジヒドロキノリン-1(2H)-カルボキシレート(13.8 g, 36.2 mmol, 75 %収率)を得た。LC/MS(M+1):382.3;
1H-NMR (400 MHz, CDCl
3) δ ppm 7.45 (d, J=8.1 Hz, 1H), 7.38 - 7.28 (m, 5H), 7.19 - 6.90 (m, 3H), 5.12 - 4.98 (m, 2H), 4.90 (m, 1H), 2.76 - 2.58 (m, 3H), 2.43 (m, 1H), 2.28 (m, 1H), 1.68 - 1.60 (m, 1H), 1.48 (s, 9H).
【0074】
工程D:ベンジル 2-(1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-2-イル)アセテート
【化70】
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TFA(27.3 mL, 354 mmol)を、室温で、tert-ブチル 2-(2-(ベンジルオキシ)-2-オキソエチル)-3,4-ジヒドロキノリン-1(2H)-カルボキシレート(13.5 g, 35.4 mmol)/DCM(50 mL)の溶液に加えて、2時間攪拌して、減圧濃縮した。残留物を、酢酸エチル(200 ml)で抽出して、飽和NaHCO
3水溶液、水、ブラインで洗い、無水硫酸マグネシウム上で乾燥させて、減圧濃縮して、ベンジル2-(1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-2-イル)アセテート(10.0 g, 35.5 mmol, 100%収率)を得た。LC/MS(M+1):282.1;
1H-NMR (400 MHz, CDCl
3) δ ppm 7.37 - 7.31 (m, 1H), 7.27 - 7.18 (m, 2H), 7.19 - 7.07 (m, 3H), 7.06 - 6.78 (m, 2H), 6.61 (td, J=7.4, 0.9 Hz, 1H), 6.45 (d, J=7.9 Hz, 1H), 5.15 (s, 2H), 4.54 - 4.23 (m, 1H), 3.88 - 3.57 (m, 1H), 2.89 - 2.69 (m, 2H), 2.54 (m, 2H), 2.00 - 1.84 (m, 1H), 1.79 - 1.53 (m, 1H).
【0075】
工程E:ベンジル 2-(6-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-2-イル)アセテート
【化71】
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トルエン(40 mL)中の、ベンジル 2-(1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-2-イル)アセテート(10.0 g, 35.5 mmol)、1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロプロパン-2-オン,1.5 H
2O(4.47 mL, 39.1 mmol)および4Å分子シーブ(4 g)の混合物を、120℃にて7時間、密封管内で加熱した。混合物を、rtに冷却して、celiteパッドを通して濾過して、酢酸エチルで洗浄した。濾液を、減圧濃縮した。残留物を、20%酢酸エチル/ヘキサンの混合物を用いるフラッシュシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、ベンジル 2-(6-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-2-イル)アセテート(10.5 g, 23.5 mmol, 66 %収率)を得た。LC/MS(M+1):448.3;
1H-NMR (400 MHz, CDCl
3) δ ppm 7.55 - 7.31 (m, 5H), 7.27 - 7.09 (m, 2H), 6.69 - 6.02 (m, 2H), 5.28 - 5.03 (m, 2H), 4.71 (br. s., 1H), 3.93 - 3.56 (m, 1H), 3.01 - 2.67 (m, 2H), 2.66 - 2.41 (m, 2H), 1.98 (m, 1H), 1.80 - 1.67 (m, 1H).
【0076】
工程F:ベンジル 2-(1-((4-フルオロフェニル)スルホニル)-6-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-2-イル)アセテート
【化72】
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DCM(100 mL)中のベンジル 2-(6-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-2-イル)アセテート(10.1 g, 22.6 mmol)、4-フルオロベンゼン-1-スルホニルクロリド(4.83 g, 24.8 mmol)およびピリジン(7.30 mL, 90 mmol)の混合物を、室温で60時間攪拌して、減圧濃縮した。残留物を、酢酸エチル(300 ml)で希釈して、1N HCl(2x30 ml)、水(30 ml)、ブライン(30 ml)で洗浄して、無水硫酸マグネシウム上で乾燥させて、減圧濃縮して、10%酢酸エチル/ヘキサンの混合物を用いるフラッシュシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、ベンジル 2-(1-((4-フルオロフェニル)スルホニル)-6-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-2-イル)アセテート(10.2 g, 16.8 mmol, 75%収率)を得た。LC/MS(M+1):606.3;
1H-NMR (400 MHz, CDCl
3) δ ppm 7.78 (d, J=8.8 Hz, 1H), 7.56 (d, J=8.6 Hz, 1H), 7.54 - 7.44 (m, 2H), 7.44 - 7.33 (m, 5H), 7.26 (s, 1H), 7.11 - 6.93 (m, 2H), 5.32 - 4.98 (m, 2H), 4.76 - 4.59 (m, 1H), 3.62 (br. s., 1H), 2.89 (dd, J=15.4, 5.5 Hz, 1H), 2.67 - 2.36 (m, 2H), 1.99 - 1.71 (m, 2H), 1.53 - 1.40 (m, 1H).
【0077】
工程G:(R)-ベンジル 2-(1-((4-フルオロフェニル)スルホニル)-6-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-2-イル)アセテート & (S)-ベンジル 2-(1-((4-フルオロフェニル)スルホニル)-6-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-2-イル)アセテート
【化73】
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上記で得たラセミ体ベンジル 2-(1-((4-フルオロフェニル)スルホニル)-6-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-2-イル)アセテート(10.2 g, 16.8 mmol)を、chiral Whelk-O1 (RR) column (46x25cm, 5um))(25% MeOH/CO
2, 3 ml/分, 35℃, 100バール)を用いて、そのホモキラル成分に分離して、下記のものを得た:
カラムからの第1溶出物として(R)-ベンジル 2-(1-((4-フルオロフェニル)スルホニル)-6-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-2-イル)アセテート(3.90 g)。生成物は、キラルカラムにてHPLC保持時間=3.53分を示した;>98.5% ee.
カラムからの第2溶出物として(S)-ベンジル 2-(1-((4-フルオロフェニル)スルホニル)-6-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-2-イル)アセテート(3.90 g)。生成物は、キラルカラムにてHPLC保持時間=4.07分を示した;98.2% ee.
【0078】
第2の溶出するエナンチオマーの絶対立体化学は、対応する酸(工程H-2)の単結晶X線回析に基づいて、Flack方法を用いる異常分散シグナルから(S)であると決定された。
【0079】
工程H-1:(R)-2-(1-((4-フルオロフェニル)スルホニル)-6-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-2-イル)酢酸(中間体2)
【化74】
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MeOH(5 mL)中の(R)-ベンジル 2-(1-((4-フルオロフェニル)スルホニル)-6-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-2-イル)アセテート(0.088 g, 0.144 mmol)および5% パラジウム/炭素(0.020 g, 0.009 mmol)の混合物を、H
2雰囲気下にて、室温で2時間攪拌して、濾過した。濾液を、減圧濃縮して、(R)-2-(1-((4-フルオロフェニル)スルホニル)-6-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-2-イル)酢酸(0.074 g, 0.144 mmol, 100%収率)を得た。LC/MS(M+1):516.2;
1H-NMR (400 MHz, CDCl
3) δ ppm 7.98 - 7.69 (m, 1H), 7.69 - 7.52 (m, 3H), 7.43 (s, 1H), 7.30 - 7.12 (m, 2H), 4.73 - 4.58 (m, 1H), 2.86 - 2.64 (m, 1H), 2.63 - 2.43 (m, 2H), 2.07 - 1.86 (m, 2H), 1.65 - 1.54 (m, 1H).
【0080】
工程H-2. (S)-2-(1-((4-フルオロフェニル)スルホニル)-6-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-2-イル)酢酸(中間体1)の製造
【化75】
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MeOH(40 mL)中の(S)-ベンジル 2-(1-((4-フルオロフェニル)スルホニル)-6-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-2-イル)アセテート(2.20 g, 3.63 mmol)および5% パラジウム/炭素(0.387 g, 0.182 mmol)の混合物を、rtで4時間、H
2雰囲気下にて攪拌して、濾過した。濾液を、減圧濃縮して、(S)-2-(1-((4-フルオロフェニル)スルホニル)-6-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-2-イル)酢酸(1.87 g, 3.63 mmol, 100%収率)を得た。LC/MS(M+1):516.2;
1H-NMR (400 MHz, CDCl
3) δ ppm 7.98 - 7.69 (m, 1H), 7.69 - 7.52 (m, 3H), 7.43 (s, 1H), 7.30 - 7.12 (m, 2H), 4.73 - 4.58 (m, 1H), 2.86 - 2.64 (m, 1H), 2.63 - 2.43 (m, 2H), 2.07 - 1.86 (m, 2H), 1.65 - 1.54 (m, 1H).
【0081】
中間体3
【化76】
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工程A:1-(ジベンジルアミノ)プロパン-2-オン
【化77】
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THF(5 mL)中のジベンジルアミン(650 mg, 3.29 mmol)、1-クロロプロパン-2-オン(610 mg, 6.59 mmol)およびTEA(0.551 mL, 3.95 mmol)の混合物を、室温で15時間攪拌して、濾過した。濾液を、酢酸エチル(80 ml)、飽和NaHCO
3水溶液、水、ブラインで希釈して、無水硫酸マグネシウム上で乾燥させて、減圧濃縮して、1-(ジベンジルアミノ)プロパン-2-オン(710 mg, 2.80 mmol, 85%収率)を得た。LC/MS(M+1):254.1;
1H NMR (400MHz, CD3OD) δ ppm 8.94 - 8.42 (m, 10H), 5.00 (s, 4H), 4.57 (s, 2H), 3.50 - 3.34 (m, 3H).
【0082】
工程B:5-((ジベンジルアミノ)メチル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオン
【化78】
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エタノール(8 mL)および水(2 ml)中の1-(ジベンジルアミノ)プロパン-2-オン(300 mg, 1.18 mmol)、シアン化カリウム(154 mg, 2.37 mmol)および炭酸アンモニウム(455 mg, 4.74 mmol)を、65℃に4時間加熱した。混合物を、室温に冷却して、酢酸エチル(80 ml)および水(10 mL)の間を分配した。酢酸エチル層を、ブラインで洗浄して、無水硫酸マグネシウム上で乾燥させて、減圧濃縮して、5%メタノール/ジクロロメタン混合物を用いるフラッシュシリカゲルクロマトグラフィーにより濾過して、5-((ジベンジルアミノ)メチル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオン(150 mg, 0.46 mmol, 39%収率)を得た。LC/MS(M+1):324.1;
1H NMR (400MHz, CD3OD) δ ppm 7.70 - 6.95 (m, 10H), 3.66 (s, 4H), 3.05 (m, 1H), 2.75 (m, 1H), 1.25 (s, 3H).
【0083】
工程C:5-(アミノメチル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオン
【化79】
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EtOH(5 mL)中の5-((ジベンジルアミノ)メチル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオン(100 mg, 0.309 mmol)および5% パラジウム/炭素(65.8 mg, 0.031 mmol)の混合物を、55 PsiのH
2雰囲気下にて、6時間60℃に加熱して、濾過した。濾液を、減圧濃縮して、5-(アミノメチル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオン(44 mg, 0.31 mmol, 99%収率)を得た。LC/MS(M+1):143.9;
1H NMR (400MHz, CD3OD) δ ppm 2.90 (d, J=13.4 Hz, 1H), 2.72 (d, J=13.6 Hz, 1H), 1.34 (s, 3H).
【0084】
中間体4
【化80】
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工程A:メチル 6-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-2-カルボキシレート
【化81】
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トルエン(3 mL)中のメチル 1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-2-カルボキシレート(1 g, 5.23 mmol)および1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロプロパン-2-オン, 1.5 H
2O(1.211 g, 6.28 mmol)を、圧力管に移して、次いでモレキュラ・シーブス(500 mg)を加えた。圧力管を、密封して、120℃で12時間加熱した。反応混合物を、Celiteパッドを通して濾過して、EtOAc(100 mL)で洗浄して、乾燥して(Na
2SO
4)、濃縮した。粗生成物を、10〜30%酢酸エチル/ヘキサンで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、薄黄色の固体(585 mg, 29%収率)として目的の生成物を得た。生成物は、HPLCの保持時間=3.25分を示した。カラム:(条件A);LC/MS M+1 =358.1.
1H NMR (400MHz, クロロホルム-d) δ 7.44 (d, J=8.1 Hz, 1H), 7.17 (dd, J=7.5, 1.3 Hz, 1H), 7.09 - 6.97 (m, 1H), 4.00 (dd, J=9.6, 4.5 Hz, 1H), 3.84 (s, 3H), 3.01 - 2.86 (m, 2H), 2.34 (dd, J=13.2, 5.3 Hz, 1H), 2.03 - 1.86 (m, 1H).
【0085】
工程B:メチル 1-((4-フルオロフェニル)スルホニル)-6-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-2-カルボキシレート
【化82】
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メチル 6-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-2-カルボキシレート(100 mg, 0.280 mmol)/CH
2Cl
2(1 mL)の溶液に、ピリジン(0.113 mL, 1.400 mmol)および4-フルオロベンゼン-1-スルホニルフルオリド(100 mg, 0.560 mmol)を加えた。得られる混合物を、室温で12時間攪拌した。EtOAc(10 mL)および水(2 mL)を加えて、反応混合物を少量ずつ加えて、水性溶液をEtOAc(10 mL)で抽出した。有機相を合わせて、水(5 mL)で洗浄して、乾燥し(Na
2SO
4)、濃縮した。粗生成物を、分取HPLCにより精製して、目的の生成物(100 mg, 64.5%収率)を白色粉末として得た。生成物は、HPLCの保持時間=3.29分を示した。カラム:(条件A);LC/MS M+1 =516.1.
1H NMR (400MHz, クロロホルム-d) δ 7.82 (d, J=8.8 Hz, 1H), 7.73 - 7.64 (m, 2H), 7.54 (d, J=10.3 Hz, 1H), 7.36 (s, 1H), 7.11 (t, J=8.5 Hz, 2H), 5.01 (t, J=6.7 Hz, 1H), 3.76 (s, 3H), 2.69 - 2.55 (m, 1H), 2.26 - 2.13 (m, 2H), 2.13 - 1.98 (m, 1H).
【0086】
工程C:1-((4-フルオロフェニル)スルホニル-6-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-2-カルボン酸
【化83】
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MeOH(1 mL)および水(0.500 mL)中のメチル 1-((4-フルオロフェニル)スルホニル)-6-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-2-カルボキシレート(50 mg, 0.097 mmol)の溶液に、水酸化リチウム(11.62 mg, 0.485 mmol)を加えた。得られる混合物を、室温で2時間攪拌した。EtOAc(10 mL)を加えて、反応混合溶液を、分配して、水層をEtOAc(10 mL)で抽出した。有機相を合わせて、水(5 mL)で洗浄して、乾燥して(Na
2SO
4)、濃縮した。粗生成物を、分取HPLCにより精製して、目的の生成物(100 mg, 64.5%収率)を白色の固形物として得た。生成物は、HPLC保持時間=3.07分を示した。カラム:(条件A);LC/MS M+1 =502.1.
1H NMR (400MHz, メタノール-d
4) δ 7.84 (d, J=8.8 Hz, 1H), 7.79 - 7.71 (m, 2H), 7.57 (d, J=9.0 Hz, 1H), 7.44 (s, 1H), 7.31 - 7.18 (m, 2H), 5.07 (t, J=6.8 Hz, 1H), 2.75 - 2.57 (m, 1H), 2.31 - 2.14 (m, 2H), 2.08 - 1.95 (m, 1H).
【0087】
中間体5および6
【化84】
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工程A:tert-ブチル 3-オキソ-2H-ベンゾ[b][1,4]チアジン-4(3H)-カルボキシレート
【化85】
[この文献は図面を表示できません]
アセトニトリル(30 mL)中の2H-ベンゾ[b][1,4]チアジン-3(4H)-オン(5 g, 30.3 mmol)、BOC
2O(7.03 mL, 30.3 mmol)およびDMAP(0.370 g, 3.03 mmol)の混合物を、室温で15時間攪拌して、減圧濃縮した。残留物を、酢酸エチル(200 mL)で抽出して、1 N HCl(2 x10 mL)、水(10 mL)、ブライン(10 mL)で洗浄して、無水Na
2SO
4で乾燥して、濃縮して、表題化合物(8.0 g)を淡黄色の固体として得た。生成物を、HPLCの保持時間=2.90分を示した。カラム:(条件A);LC/MS M+1 =266.2.
【0088】
工程B:tert-ブチル 3-(2-エトキシ-2-オキソエチル)-2H-ベンゾ[b][1,4]チアジン-4(3H)-カルボキシレート
【化86】
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窒素下において、1M 水素化トリエチルホウ素リチウム(9.05 mL, 9.05 mmol)/THFを、tert-ブチル 3-オキソ-2H-ベンゾ[b][1,4]チアジン-4(3H)-カルボキシレート(2 g, 7.54 mmol)/無水THF(30 mL)の溶液に滴加して、-78℃で30分間攪拌した。次いで、飽和Na
2CO
3(15 ml)を加えて、内容物を、-15℃まで昇温した。次いで、30% H
2O
2(15 ml)を滴加した。得られる混合物を、1時間かけて室温に昇温させた。反応混合物を、濾過して、濾液を、酢酸エチル(2x70 ml)で抽出した。有機層を合わせて、水、ブラインで洗浄して、乾燥させて(MgSO
4)、濃縮した。粗製tert-ブチル 3-ヒドロキシ-2H-ベンゾ[b][1,4]チアジン-4(3H)-カルボキシレート(2 g, 7.48 mmol)を、THF(30 ml)に溶かして、0℃でTHF(30 ml)中の水素化ナトリウム(0.598 g, 14.96 mmol)およびトリエチルホスホノアセテート(2.99 mL, 14.96 mmol)の混合物に加えた。得られる混合物を、1時間かけて室温に昇温させ、飽和NH
4Cl(30 ml)でクエンチした。それを、酢酸エチル(2x80 ml)で抽出した。有機層を合わせて、水、ブラインで洗浄して、乾燥して(MgSO
4)、濃縮し、残留物を、10〜50% 酢酸エチル/ヘキサンを用いて溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、目的の生成物を、無色油状物(1.3 g, 65%収率)として得た。生成物は、HPLC保持時間=3.43分を示した。カラム:(条件A);LC/MS M+1 =338.1.
1H NMR (400MHz, クロロホルム-d) δ 7.36 (dd, J=7.9, 1.3 Hz, 1H), 7.17 - 7.13 (m, 1H), 7.10 - 7.00 (m, 2H), 5.39 - 5.32 (m, 1H), 4.14 (q, J=7.0 Hz, 2H), 3.44 (dd, J=12.5, 4.6 Hz, 1H), 3.02 (dd, J=12.7, 3.6 Hz, 1H), 2.63 - 2.46 (m, 2H), 1.51 (s, 9H), 1.25 (t, J=7.2 Hz, 3H).
【0089】
工程C:エチル 2-(3,4-ジヒドロ-2H-ベンゾ[b][1,4]チアジン-3-イル)アセテート
【化87】
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tert-ブチル 3-(2-エトキシ-2-オキソエチル)-2H-ベンゾ[b][1,4]チアジン-4(3H)-カルボキシレート(900 mg, 2.67 mmol)/DCM(1 mL)の溶液に、TFA(1.027 mL, 13.34 mmol)を室温で加えた。反応混合物を、1時間攪拌して、濃縮した。残留物に、酢酸エチル(40 ml)および飽和NaHCO
3水溶液(10 ml)を加えて、この内容物を5分間攪拌した。EtOAc層を、飽和NaHCO
3水溶液(10 ml)、水(10 ml)、ブライン(10 ml)で洗浄して、乾燥して(Na
2SO
4)、濃縮して、目的の生成物を得て、これを更なる精製をせずにそのまま次工程に用いた。生成物は、HPLC保持時間=2.08分を示した。カラム:(条件A);LC/MS M+1 =238.1.
1H NMR (400MHz, クロロホルム-d) δ 7.01 (dd, J=7.7, 1.5 Hz, 1H), 6.95 - 6.88 (m, 1H), 6.63 (td, J=7.5, 1.1 Hz, 1H), 6.50 (dd, J=7.9, 1.1 Hz, 1H), 4.23 - 4.06 (m, 3H), 3.04 (dd, J=12.8, 3.1 Hz, 1H), 2.84 (dd, J=12.7, 5.8 Hz, 1H), 2.79 - 2.70 (m, 1H), 2.64 - 2.57 (m, 1H), 1.32 - 1.26 (m, 3H).
【0090】
工程D:エチル 2-(7-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-3,4-ジヒドロ-2H-ベンゾ[b][1,4]チアジン-3-イル)アセテート
【化88】
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圧力管内でエチル 2-(3,4-ジヒドロ-2H-ベンゾ[b][1,4]チアジン-3-イル)アセテート(2.5 g, 10.53 mmol)、1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロプロパン-2-オン, 1.5 H
2O(1.444 mL, 12.64 mmol)およびpTsOH(0.401 g, 2.107 mmol)の混合物を、135℃で2時間加熱した。反応混合物を、室温まで冷却して、EtOAc(100 mL)で抽出して、水(3 x 30 mL)で洗浄し、乾燥して(Na
2SO
4)、濃縮した。粗生成物を、10〜30%酢酸エチル/ヘキサンで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、目的の生成物を褐色油状物(1.99 g, 47%収率)として得た。生成物はHPLC保持時間=3.21分を示した。カラム:(条件A);LC/MS M+1 =404.0.
1H NMR (400MHz, クロロホルム-d) δ 7.36 (d, J=1.8 Hz, 1H), 7.22 (d, J=8.8 Hz, 1H), 6.54 (d, J=8.6 Hz, 1H), 4.17 - 4.13 (m, 2H), 2.90 - 2.71 (m, 3H), 2.66 - 2.60 (m, 1H), 1.32 - 1.30 (m, J=2.4 Hz, 3H).
【0091】
工程E:エチル 2-(4-((4-フルオロフェニル)スルホニル)-7-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-3,4-ジヒドロ-2H-ベンゾ[b][1,4]チアジン-3-イル)アセテート
【化89】
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エチル 2-(7-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-3,4-ジヒドロ-2H-ベンゾ[b][1,4]チアジン-3-イル)アセテート(1.99 g, 4.93 mmol)/CH
2Cl
2(10 mL)の溶液に、ピリジン(1.197 mL, 14.80 mmol)および4-フルオロベンゼン-1-スルホニルクロリド(1.440 g, 7.40 mmol)を加えた。得られる混合物を、室温で12時間攪拌して、EtOAc(30 mL)および水(10 mL)の間を分配した。EtOAc層を、水(10 mL)で洗浄して、乾燥させて(Na
2SO
4)、濃縮した。粗生成物を、10〜50% 酢酸エチル/ヘキサンで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、目的の生成物(1.20 g, 43%収率)を褐色油状物として得た。生成物は、HPLC保持時間=3.49分を示した。カラム:(条件A);LC/MS M+1 =562.2.
1H NMR(400MHz, クロロホルム-d) δ 7.84 - 7.69 (m, 1H), 7.61 - 7.43 (m, 4H), 7.17 - 7.02 (m, 2H), 5.21 - 5.04 (m, 1H), 4.16 (qd, J=7.1, 1.1 Hz, 2H), 3.03 (dd, J=13.1, 5.0 Hz, 1H), 2.82 (dd, J=13.2, 4.6 Hz, 1H), 2.66 - 2.54 (m, 2H), 1.39 - 1.19 (m, 3H).
【0092】
工程F:2-(4-((4-フルオロフェニル)スルホニル)-7-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-3,4-ジヒドロ-2H-ベンゾ[b][1,4]チアジン-3-イル)酢酸の精製
【化90】
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エチル 2-(4-((4-フルオロフェニル)スルホニル)-7-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-3,4-ジヒドロ-2H-ベンゾ[b][1,4]チアジン-3-イル)アセテート(1.2 g, 2.137 mmol)/MeOH(5 mL)および水(5.00 mL)の溶液に、水酸化リチウム(0.256 g, 10.69 mmol)を加えた。得られる混合物を、室温で2時間攪拌した。1N HCl (10 mL)を加えて、混合物を、EtOAc(3 x 10 mL)で抽出した。有機層を合わせて、ブライン、水で洗浄して、乾燥させて(Na
2SO
4)、濃縮した。粗生成物を、10〜30%酢酸エチル/ヘキサンを用いて溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、目的の生成物(1.10 g, 93%収率)を白色の固形物として得た。生成物は、HPLC保持時間=3.21分を示した。カラム:(条件A);LC/MS M+1 =534.0.
1H NMR (400MHz, クロロホルム-d) δ 7.78 (d, J=9.0 Hz, 1H), 7.60 - 7.53 (m, 2H), 7.53 - 7.46 (m, 2H), 7.11 (t, J=8.6 Hz, 2H), 5.18 - 5.06 (m, 1H), 3.09 (dd, J=13.3, 4.7 Hz, 1H), 2.84 (dd, J=13.1, 4.5 Hz, 1H), 2.76 - 2.65 (m, 2H).
【0093】
工程G:(S)-2-(4-((4-フルオロフェニル)スルホニル)-7-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-3,4-ジヒドロ-2H-ベンゾ[b][1,4]チアジン-3-イル)酢酸および(R)-2-(4-((4-フルオロフェニル)スルホニル)-7-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-3,4-ジヒドロ-2H-ベンゾ[b][1,4]チアジン-3-イル)酢酸
【化91】
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ラセミ体の酸(498 mg)を、以下の条件のキラル超臨界液体クロマトグラフィー(SFC)を用いてその対応するエナンチオマーに分割した:カラム, (R, R)-Whelk-O1 (5×50 cm, 10μm);移動相, CO
2/IPA w 0.1% TFA (83/17), 100 Bar;温度 28℃;流速, 300 mL/min;検出UV(230 nm)。保持時間:第1のエナンチオマー(220 mgs), 3.82分(> 98% ee);第2の溶出するエナンチオマー(220 mgs), 4.60分(> 99% ee)。第1の溶出するエナンチオマーの試料を、(R)-(+)-α-メチルベンジルアミンを用いて共結晶化した。結晶性物質の単結晶X線構造決定により、最初に溶出したアイソマー(中間体6)についての(R)絶対立体化学が立証された。
【0094】
実施例1
工程A:5-(アミノメチル)オキサゾリジン-2-オン
【化92】
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5-(クロロメチル)オキサゾリジン-2-オン(310 mg, 2.29 mmol)およびアジ化ナトリウム(297 mg, 4.57 mmol)/DMF(2 mL)の溶液を、80℃で15時間加熱した。反応混合物を、室温に冷却して、DMFを減圧下にて除去した。残留物に、MeOH(5 ml)を加えて、内容物を、室温で1時間攪拌して、濾過した。濾液に、5% パラジウム/炭素(97 mg, 0.046 mmol)を加えて、30 psiのH
2の雰囲気下にて1時間攪拌して、濾過した。濾液を濃縮して、5-(アミノメチル)オキサゾリジン-2-オン(0.270 g)を得て、これを精製せずに次工程にそのまま使用した。
1H-NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 4.72 - 4.62 (m, 1H), 3.75 - 3.63 (m, 1H), 3.44 - 3.34 (m, 1H), 2.99 - 2.87 (m, 2H).
【0095】
工程B:2-((S)-1-((4-フルオロフェニル)スルホニル)-6-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-2-イル)-N-((2-オキソオキサゾリジン-5-イル)メチル)アセトアミド
【化93】
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DMF(0.6 mL)中の(S)-2-(1-((4-フルオロフェニル)スルホニル)-6-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-2-イル)酢酸(中間体1, 18 mg, 0.035 mmol)の溶液に、DIEA(0.018 mL, 0.105 mmol)、BOP(23.17 mg, 0.052 mmol)および5-(アミノメチル)オキサゾリジン-2-オン(6.09 mg, 0.052 mmol)を加えた。反応混合物を、室温で1時間攪拌して、分取HPLC(条件C)により精製して、表題化合物(9.0 mgs, 42%収率)をジアステレオマー混合物として得た。LC/MS(M+1):614.0;
1H-NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 7.81 (m, 1H), 7.68 - 7.55 (m, 3H), 7.44 (s, 1H), 7.30 - 7.05 (m, 2H), 4.80 - 4.66 (m, 1H), 3.66 (m, 1H), 3.55 - 3.37 (m, 4H), 2.69 - 2.50 (m, 2H), 2.39 (m, 1H), 2.11 - 2.01 (m, 1H), 1.82 (m, 1H), 1.61 - 1.44 (m, 1H).
【0096】
実施例2
(S)-N-(2-アミノ-2-メチルプロピル)-2-(1-((4-フルオロフェニル)スルホニル)-6-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-2-イル)アセトアミド
【化94】
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実施例1,工程Bに記載した方法と同様の方法に従って、(S)-2-(1-((4-フルオロフェニル)スルホニル)-6-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-2-イル)酢酸(18 mg, 0.035 mmol)を、2-メチルプロパン-1,2-ジアミン(6.16 mg, 0.070 mmol)で処理して、表題化合物(11.4 mg, 0.019 mmol, 56%収率)を得た。LC/MS(M+1):586.2;
1H-NMR(400 MHz, 1:1のCDCl
3およびCD
3ODの混合物) δ ppm 7.82 (d, J=8.9 Hz, 2H), 7.70 - 7.60 (m, 1H), 7.61 - 7.50 (m, 2H), 7.45 (s, 1H), 7.14 (t, J=8.4 Hz, 2H), 4.92 - 4.77 (m, 1H), 3.43 (d, J=14.4 Hz, 1H), 3.15 (d, J=14.4 Hz, 1H), 2.66 - 2.48 (m, 2H), 2.40 (m, 1H), 2.07 - 1.99 (m, 1H), 1.80 (m, 1H), 1.56 (m, 1H), 1.43 - 1.24 (m, 6H).
【0097】
実施例3
(S)-2-(1-((4-フルオロフェニル)スルホニル)-6-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-2-イル)-N-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロピル)-N-メチルアセトアミド
【化95】
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実施例1,工程Bに記載した方法と同様の方法に従って、(S)-2-(1-((4-フルオロフェニル)スルホニル)-6-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-2-イル)酢酸(15 mg, 0.029 mmol)を、2-メチル-1-(メチルアミノ)プロパン-2-オール(6.00 mg, 0.058 mmol)で処理して、表題化合物(8.4 mg, 0.014 mmol, 48%収率)を得た。LC/MS(M+1):601.2;
1H-NMR(400 MHz, CDCl
3とCD
3ODの1:1の混合物) δ ppm 7.79 (d, J=8.4 Hz, 1H), 7.65 - 7.58 (m, 1H), 7.57 - 7.49 (m, 2H), 7.42 (m, 1H), 7.21 - 7.01 (m, 2H), 3.55 - 3.42 (m, 1H), 3.39 (m, 1H), 3.13 (s, 3H), 3.05 - 2.93 (m, 2H), 2.62 (m, 1H), 2.57 - 2.40 (m, 1H), 2.11 - 2.01 (m, 1H), 1.90 - 1.75 (m, 1H), 1.63 - 1.49 (m, 1H), 1.24 - 1.16 (m, 6H).
【0098】
実施例4
Tert-ブチル ((R)-1-(2-((S)-1-((4-フルオロフェニル)スルホニル)-6-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-2-イル)アセチル)ピロリジン-3-イル)カルバメート
【化96】
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実施例1,工程Bに記載した方法と同様の方法に従って、(S)-2-(1-((4-フルオロフェニル)スルホニル)-6-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-2-イル)酢酸(12 mg, 0.023 mmol)を、(R)-tert-ブチル ピロリジン-3-イル カルバメート(8.67 mg, 0.047 mmol)で処理して、表題化合物(15 mg, 0.022 mmol, 94%収率)を得た。LC/MS(M+1):628.0;
1H-NMR (500 MHz, CDCl
3とCD
3ODの1:1の混合物) δ ppm 7.78 (dd, J=12.6, 8.7 Hz, 1H), 7.69 - 7.61 (m, 2H), 7.52 (dd, J=8.4, 5.0 Hz, 2H), 7.13 (td, J=8.5, 1.7 Hz, 2H), 4.73 - 4.56 (m, 1H), 4.24 - 4.02 (m, 1H), 3.72 - 3.59 (m, 1H), 3.59 - 3.46 (m, 2H), 3.30 (m, 1H), 2.86 - 2.72 (m, 1H), 2.57 - 2.42 (m, 2H), 2.25 - 2.05 (m, 2H), 1.95 - 1.78 (m, 2H), 1.63 - 1.52 (m, 1H), 1.44 (s, 9H).
【0099】
実施例5
2-((S)-1-((4-フルオロフェニル)スルホニル)-6-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-2-イル)-1-((R)-3-ヒドロキシピロリジン-1-イル)エタノン
【化97】
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実施例1,工程Bに記載の方法と同様の方法に従って、(S)-2-(1-((4-フルオロフェニル)スルホニル)-6-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-2-イル)酢酸(12 mg, 0.023 mmol)を、(R)-ピロリジン-3-オール(4.06 mg, 0.047 mmol)で処理して、表題化合物(8.4 mg, 0.014 mmol, 61%収率)を得た。LC/MS(M+1):585.0;
1H-NMR (500 MHz, CDCl
3とCD
3ODの1:1の混合物) δ ppm 7.86 - 7.72 (m, 1H), 7.67 - 7.58 (m, 1H), 7.52 (dd, J=8.2, 5.2 Hz, 2H), 7.51 - 7.32 (m, 1H), 7.13 (t, J=8.7 Hz, 2H), 4.73 - 4.60 (m, 1H), 4.56 - 4.22 (m, 1H), 3.69 - 3.38 (m, 4H), 2.85 - 2.80 (m, 1H), 2.66 - 2.40 (m, 2H), 2.11 - 1.89 (m, 3H), 1.88 - 1.76 (m, 1H), 1.67 - 1.49 (m, 1H).
【0100】
実施例6
Tert-ブチル ((S)-1-(2-((S)-1-((4-フルオロフェニル)スルホニル)-6-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-2-イル)アセチル)ピロリジン-3-イル)カルバメート
【化98】
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実施例1,工程Bに記載の方法と同様の方法に従って、(S)-2-(1-((4-フルオロフェニル)スルホニル)-6-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-2-イル)酢酸(12 mg, 0.023 mmol)を、(R)-tert-ブチル 2-(ピロリジン-3-イル)アセテート(4.31 mg, 0.023 mmol)で処理して、表題化合物(15 mg, 0.022 mmol, 94%収率)を得た。LC/MS(M+1):628.0;
1H-NMR(500 MHz, CDCl
3とCD
3ODの1:1の混合物) δ ppm 7.76 (dd, J=8.9, 5.4 Hz, 1H), 7.68 - 7.58 (m, 1H), 7.55 - 7.47 (m, 2H), 7.42 - 7.33 (m, 1H), 7.13 (t, J=8.7 Hz, 2H), 4.72 - 4.57 (m, 1H), 4.20 - 3.99 (m, 1H), 3.79 - 3.43 (m, 4H), 2.84 - 2.71 (m, 1H), 2.56 - 2.36 (m, 2H), 2.25 - 2.04 (m, 2H), 1.99 - 1.73 (m, 2H), 1.64 - 1.53 (m, 1H), 1.53 - 1.35 (m, 9H).
【0101】
実施例7
2-((S)-1-((4-フルオロフェニル)スルホニル)-6-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-2-イル)-1-((S)-3-ヒドロキシピロリジン-1-イル)エタノン
【化99】
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実施例1,工程Bに記載の方法と同様の方法に従って、(S)-2-(1-((4-フルオロフェニル)スルホニル)-6-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-2-イル)酢酸(12 mg, 0.023 mmol)を、(S)-ピロリジン-3-オール(2.028 mg, 0.023 mmol)で処理して、表題化合物(6.4 mg, 0.011 mmol, 47%収率)を得た。LC/MS(M+1):585.0;
1H-NMR (500 MHz, CDCl
3とCD
3ODの1:1の混合物) δ ppm 7.76 (dd, J=8.7, 1.2 Hz, 1H), 7.70 - 7.60 (m, 1H), 7.52 (dd, J=8.7, 5.2 Hz, 2H), 7.42 (d, J=8.4 Hz, 1H), 7.13 (t, J=8.7 Hz, 2H), 4.74 - 4.60 (m, 1H), 4.54 - 4.20 (m, 1H), 3.69 - 3.43 (m, 4H), 2.88 - 2.75 (m, 1H), 2.66 - 2.26 (m, 3H), 2.17 - 1.95 (m, 2H), 1.91 - 1.69 (m, 1H), 1.65 - 1.41 (m, 1H).
【0102】
実施例8
2-((S)-1-((4-フルオロフェニル)スルホニル)-6-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-2-イル)-N-((4-メチル-2,5-ジオキソイミダゾリジン-4-イル)メチル)アセトアミド
【化100】
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実施例1,工程Bに記載の方法と同様の方法に従って、(S)-2-(1-((4-フルオロフェニル)スルホニル)-6-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-2-イル)酢酸(14 mg, 0.027 mmol)を、5-(アミノメチル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオン(中間体3, 7.78 mg, 0.054 mmol)で処理して、表題化合物(11.8 mg, 0.018 mmol, 68%収率)をジアステレオマー混合物として得た。LC/MS(M+1):641.0;
1H-NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ ppm 7.74 (d, J=5.0 Hz, 1H), 7.63 (m, 2H), 7.52 (d, J=8.9 Hz, 1H), 7.46 - 7.24 (m, 3H), 4.67 (m, 1H), 3.57 - 3.44 (m, 1H), 3.13 - 3.04 (m, 1H), 2.76 - 2.62 (m, 1H), 2.45 - 2.29 (m, 2H), 2.17 (m, 1H), 1.62 - 1.42 (m, 2H), 1.26 - 1.16 (m, 3H).
【0103】
実施例9
(S)-8-(2-(1-((4-フルオロフェニル)スルホニル)-6-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-2-イル)アセチル)-1,3,8-トリアザスピロ[4.5]デカン-2,4-ジオン
【化101】
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実施例1,工程Bに記載の方法と同様の方法に従って、(S)-2-(1-((4-フルオロフェニル)スルホニル)-6-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-2-イル)酢酸(14 mg, 0.027 mmol)を、1,3,8-トリアザスピロ[4.5]デカン-2,4-ジオン(15.39 mg, 0.054 mmol)で処理して、表題化合物(8.1 mg, 0.012 mmol, 45%収率)を得た。LC/MS(M+1):667.0;
1H-NMR(500 MHz, CDCl
3とCD
3ODの1:1の混合物) δ ppm 7.79 (dd, J=8.9, 6.4 Hz, 1H), 7.66 - 7.61 (m, 1H), 7.50 (dt, J=8.3, 4.5 Hz, 2H), 7.43 (s, 1H), 7.13 (t, J=8.4 Hz, 2H), 4.65 - 4.55 (m, 1H), 4.27 - 4.14 (m, 1H), 4.01 - 3.87 (m, 1H), 3.57 - 3.42 (m, 2H), 2.96 (m, 2H), 2.64 - 2.41 (m, 2H), 2.18 - 1.90 (m, 3H), 1.86 - 1.67 (m, 2H), 1.66 - 1.42 (m, 1H).
【0104】
実施例10
7-(2-((S)-1-((4-フルオロフェニル)スルホニル)-6-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-2-イル)アセチル)-1,3,7-トリアザスピロ[4.4]ノナン-2,4-ジオン
【化102】
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実施例1,工程Bに記載の方法と同様の方法に従って、(S)-2-(1-((4-フルオロフェニル)スルホニル)-6-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-2-イル)酢酸(11 mg, 0.021 mmol)を、1,3,7-トリアザスピロ[4.4]ノナン-2,4-ジオン(6.62 mg, 0.043 mmol)で処理して、表題化合物(6.6 mg, 0.098 mmol, 46%収率)を得た。LC/MS(M+1):653.0;
1H-NMR (500 MHz, CDCl
3とCD
3ODの1:1の混合物) δ ppm 7.87 - 7.70 (m, 1H), 7.65 - 7.60 (m, 1H), 7.59 - 7.49 (m, 2H), 7.42 (br. s., 1H), 7.19 - 6.93 (m, 2H), 4.71 - 4.57 (m, 1H), 3.94 - 3.54 (m, 4H), 2.92 - 2.82 (m, 1H), 2.60 - 2.32 (m, 3H), 2.24 - 2.01 (m, 2H), 1.90 - 1.74 (m, 1H), 1.63 - 1.41(m, 1H).
【0105】
実施例11
1-((R)-3-アミノピロリジン-1-イル)-2-((S)-1-((4-フルオロフェニル)スルホニル)-6-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-2-イル)エタノン
【化103】
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DCM(0.6 mL)中のtert-ブチル ((R)-1-(2-((S)-1-((4-フルオロフェニル)スルホニル)-6-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-2-イル)アセチル)ピロリジン-3-イル)カルバメート(実施例4, 10 mg, 0.015 mmol)の溶液に、TFA(0.2 mL, 2.60 mmol)を加えた。得られる混合物を、室温で1時間攪拌して、濃縮し、分取HPLC(条件C)により精製して、表題化合物(4.6 mg, 0.079 mmol, 54%収率)を得た。LC/MS(M+1):584.0;
1H-NMR (500 MHz, CDCl
3とCD
3ODの1:1の混合物) δ ppm 7.78 (dd, J=8.7, 3.7 Hz, 1H), 7.68 - 7.61 (m, 1H), 7.61 - 7.47 (m, 2H), 7.42 (s, 1H), 7.12 (t, J=8.7 Hz, 2H), 4.70 - 4.45 (m, 1H), 3.75 - 3.45 (m, 4H), 3.30 - 3.21 (m, 1H), 2.88 - 2.76 (m, 1H), 2.66 - 2.34 (m, 2H), 2.32 - 2.16 (m, 1H), 2.16 - 2.05 (m, 1H), 1.99 - 1.87 (m, 1H), 1.87 - 1.70 (m, 1H), 1.61 - 1.48 (m, 1H).
【0106】
実施例12
1-((S)-3-アミノピロリジン-1-イル)-2-((S)-1-((4-フルオロフェニル)スルホニル)-6-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-2-イル)エタノン
【化104】
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DCM(0.6 mL)中のtert-ブチル ((S)-1-(2-((S)-1-((4-フルオロフェニル)スルホニル)-6-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-2-イル)アセチル)ピロリジン-3-イル)カルバメート(実施例6, 10 mg, 0.015 mmol)の溶液に、TFA(0.2 mL, 2.60 mmol)を加えた。得られる混合物を、室温で1時間攪拌して、濃縮して、分取HPLC(条件C)により精製して、表題化合物(4.6 mg, 0.079 mmol, 54%収率)を得た。LC/MS(M+1):584.0;
1H-NMR (500 MHz, CDCl
3とCD
3ODの1:1の混合物) δ ppm 7.88 - 7.74 (m, 1H), 7.72 - 7.63 (m, 1H), 7.60 - 7.46 (m, 2H), 7.42 (d, J=6.4 Hz, 1H), 7.20 - 7.00 (m, 2H), 4.69 - 4.50 (m, 1H), 3.73 - 3.58 (m, 3H), 3.56 - 3.41 (m, 1H), 3.32 - 3.26 (m, 1H), 2.84 (m, 1H), 2.61 - 2.42 (m, 2H), 2.32 - 2.04 (m, 2H), 1.95 - 1.69 (m, 2H), 1.60 - 1.45 (m, 1H).
【0107】
実施例13
N-((2,5-ジオキソ-4-(テトラヒドロフラン-2-イル)イミダゾリジン-4-イル)メチル)-2-((S)-1-((4-フルオロフェニル)スルホニル)-6-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-2-イル)アセトアミド
【化105】
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実施例1,工程Bに記載の方法と同様の方法に従って、(S)-2-(1-((4-フルオロフェニル)スルホニル)-6-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-2-イル)酢酸(15 mg, 0.029 mmol)を、5-(アミノメチル)-5-(テトラヒドロフラン-2-イル)イミダゾリジン-2,4-ジオン(11.60 mg, 0.058 mmol)で処理して、表題化合物(7.6 mg, 0.011 mmol, 38%収率)をジアステレオマー混合物として得た。LC/MS(M+1):697.1;
1H-NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ ppm 8.93 - 8.69 (m, 1H), 8.06 (s, 1H), 7.96 (s, 1H), 7.91 - 7.77 (m, 1H), 7.79 - 7.48 (m, 3H), 7.49 - 7.33 (m, 2H), 4.86 - 4.57 (m, 1H), 4.00 - 3.82 (m, 1H), 3.78 - 3.45 (m, 3H), 3.23 - 2.96 (m, 2H), 2.75 - 2.57 (m, 2H), 2.47 - 2.10 (m, 2H), 2.00 - 1.70 (m, 3H), 1.66 - 1.43 (m, 2H).
【0108】
実施例14
N-((S)-2-フルオロ-3-ヒドロキシ-3-メチルブチル)-2-((S)-1-((4-フルオロフェニル)スルホニル)-6-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-2-イル)アセトアミド
【化106】
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実施例1,工程Bに記載の方法と同様の方法に従って、(S)-2-(1-((4-フルオロフェニル)スルホニル)-6-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-2-イル)酢酸(12 mg, 0.023 mmol)を、(S)-4-アミノ-3-フルオロ-2-メチルブタン-2-オール(5.64 mg, 0.047 mmol)で処理して、表題化合物(8.4 mg, 0.014 mmol, 58%収率)を得た。LC/MS(M+1):619.0;
1H-NMR(500 MHz, CDCl
3とCD
3ODの1:1の混合物) δ ppm 7.77 (d, J=8.9 Hz, 1H), 7.60 - 7.51 (m, 3H), 7.43 (s, 1H), 7.13 (t, J=8.4 Hz, 2H), 4.41 - 4.25 (m, 1H), 4.26 - 4.12 (m, 1H), 3.84 - 3.66 (m, 1H), 3.27 - 3.13 (m, 1H), 2.68 (m, 1H), 2.63 - 2.51 (m, 1H), 2.40 (m, 1H), 2.03 - 1.76 (m, 2H), 1.66 - 1.54 (m, 1H), 1.30 - 1.15 (m, 6H).
【0109】
実施例15
2-((S)-1-((4-フルオロフェニル)スルホニル)-6-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-2-イル)-N-((4-メチル-2-オキソオキサゾリジン-4-イル)メチル)アセトアミド
【化107】
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【0110】
工程A:4-(ヒドロキシメチル)-4-メチルオキサゾリジン-2-オン
【化108】
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2-アミノ-2-メチルプロパン-1,3-ジオール(3.32 g, 31.6 mmol)および炭酸ジエチル(9.80 g, 83 mmol)の溶液を、ディーン・スターク装置にて140℃で6時間加熱した。混合物を、室温まで冷却して、室温で終夜静置した。白色の固形物が沈殿した。それを濾過して、少量の冷メタノールで洗浄した。白色固形物を、真空下で乾燥させて、4-(ヒドロキシメチル)-4-メチルオキサゾリジン-2-オン(2.60 g, 19.8 mmol, 63%収率)を得た。LC/MS(M+1):132.0;
1H NMR (400MHz, CD3OD) δ ppm 4.34 (d, J=8.6 Hz, 1H), 4.02 (d, J=8.6 Hz, 1H), 3.52 - 3.37 (m, 2H), 1.28 (s, 3H).
【0111】
工程B:4-(アミノメチル)-4-メチルオキサゾリジン-2-オン
【化109】
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Ms-Cl(0.193 mL, 2.471 mmol)を、THF(4 mL)中の4-(ヒドロキシメチル)-4-メチルオキサゾリジン-2-オン(270 mg, 2.059 mmol)およびTEA(0.574 mL, 4.12 mmol)の混合物に滴加して、室温で1時間攪拌した。それを、飽和NaHCO
3水溶液(2 ml)でクエンチして、酢酸エチル(100 ml)で希釈した。EtOAc層を、水、ブラインで洗浄して、乾燥させて(MgSO
4)、濃縮した。残留物を、DMF(2 ml)に溶解して、アジ化ナトリウム(402 mg, 6.18 mmol) を室温で加えた。得られる混合物を、80℃に15時間加熱した。それを、室温に冷却して、酢酸エチル(60 ml)で抽出して、水、ブラインで洗浄し、乾燥させて(MgSO
4)、濃縮した。残留物を、MeOH(5 ml)に溶解して、5% パラジウム/炭素(21.91 mg, 0.206 mmol)を加えた。得られる混合物を、H
2下において24psiで1時間攪拌して、濾過した。濾液を、減圧濃縮して、4-(アミノメチル)-4-メチルオキサゾリジン-2-オン(201 mg)を粗生成物として得て、これをそのまま更なる精製をせずに次工程に使用した。LC/MS(M+1):131.9;
1H NMR (400MHz, CD3OD) δ ppm 4.32 (d, J=8.8 Hz, 1H), 4.04 (d, J=8.8 Hz, 1H), 2.74 - 2.55 (m, 2H), 1.29 (s, 3H).
【0112】
工程C:2-((S)-1-((4-フルオロフェニル)スルホニル)-6-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-2-イル)-N-((4-メチル-2-オキソオキサゾリジン-4-イル)メチル)アセトアミド
【化110】
[この文献は図面を表示できません]
実施例1,工程Bに記載の方法と同様の方法に従って、(S)-2-(1-((4-フルオロフェニル)スルホニル)-6-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-2-イル)酢酸(12 mg, 0.023 mmol)を、4-(アミノメチル)-4-メチルオキサゾリジン-2-オン(6.06 mg, 0.047 mmol)で処理して、表題化合物(7.6 mg, 0.012 mmol, 52%収率)を得た。LC/MS(M+1):628.0;
1H-NMR (500 MHz, CDCl
3とCD
3ODの1:1の混合物) δ ppm 7.91 - 7.75 (m, 1H), 7.67 - 7.61 (m, 1H), 7.58 - 7.48 (m, 2H), 7.43 (s, 1H), 7.13 (t, J=8.7 Hz, 2H), 4.84 - 4.74 (m, 1H), 4.41 - 4.22 (m, 1H), 4.03 (m, 1H), 3.54 - 3.39 (m, 1H), 3.23 (m, 1H), 2.76 - 2.61 (m, 1H), 2.61 - 2.51 (m, 1H), 2.43 - 2.35 (m, 1H), 2.10 - 1.94 (m, 1H), 1.92 - 1.75 (m, 1H), 1.62 - 1.53 (m, 1H), 1.35 (d, J=6.9 Hz, 3H).
【0113】
実施例16
(S)-N-(2-アセトアミド-2-メチルプロピル)-2-(1-((4-フルオロフェニル)スルホニル)-6-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-2-イル)アセトアミド
【化111】
[この文献は図面を表示できません]
(S)-N-(2-アミノ-2-メチルプロピル)-2-(1-((4-フルオロフェニル)スルホニル)-6-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-2-イル)アセトアミド(実施例2, 8 mg, 0.014 mmol)/DCM(1 mL)の溶液に、TEA(5.71 μl, 0.041 mmol)および無水酢酸(2.58 μl, 0.027 mmol)を加えた。得られる混合物を、室温で1時間攪拌して、濃縮した。残留物を、分取HPLC(条件C)により精製して、表題化合物(8.0 mg, 0.013 mmol, 93%収率)を得た。LC/MS(M+1):628.0;
1H-NMR (500 MHz, 1 to DMSO-d6) δ ppm 8.79 (br. s., 1H), 7.92 (t, J=6.2 Hz, 1H), 7.69 (d, J=8.9 Hz, 1H), 7.67 - 7.59 (m, 2H), 7.53 (d, J=8.9 Hz, 1H), 7.46 - 7.34 (m, 3H), 4.89 - 4.64 (m, 1H), 3.29 - 3.08 (m, 2H), 2.73 - 2.63 (m, 1H), 2.42 - 2.29 (m, 2H), 2.19 (m, 1H), 1.74 (s, 3H), 1.70 - 1.60 (m, 1H), 1.60 - 1.50 (m, 1H), 1.25 - 1.07 (m, 6H).
【0114】
実施例17
(3R,4R)-ベンジル 4-(2-((S)-1-((4-フルオロフェニル)スルホニル)-6-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-2-イル)アセトアミド)-3-ヒドロキシ-3-メチルピロリジン-1-カルボキシレート
【化112】
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実施例1,工程Bに記載の方法と同様の方法に従って、(S)-2-(1-((4-フルオロフェニル)スルホニル)-6-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-2-イル)酢酸(50 mg, 0.097 mmol)を、(3R,4R)-ベンジル 4-アミノ-3-ヒドロキシ-3-メチルピロリジン-1-カルボキシレート(29.1 mg, 0.116 mmol)により処理して、表題化合物(60 mg, 0.072 mmol, 74%収率)を得た。LC/MS(M+1):748.1;
1H-NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 7.75 (m, 1H), 7.67 - 7.48 (m, 3H), 7.48 - 7.27 (m, 6H), 7.20 (m, 2H), 5.24 - 5.04 (m, 2H), 4.25 (m, 1H), 3.86 (m, 1H), 3.45 - 3.34 (m, 2H), 2.96 - 2.90 (m, 1H), 2.71 - 2.50 (m, 2H), 2.41 - 2.36 (m, 1H), 2.08 (m, 1H), 1.86 (m, 2H), 1.66 - 1.51 (m, 1H), 1.25 (d, J=7.5 Hz, 3H).
【0115】
実施例18
2-((S)-1-((4-フルオロフェニル)スルホニル)-6-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-2-イル)-N-((3R,4R)-4-ヒドロキシ-4-メチルピロリジン-3-イル)アセトアミド
【化113】
[この文献は図面を表示できません]
(3R,4R)-ベンジル 4-(2-((S)-1-((4-フルオロフェニル)スルホニル)-6-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-2-イル)アセトアミド)-3-ヒドロキシ-3-メチルピロリジン-1-カルボキシレート(実施例17, 58 mg, 0.078 mmol)/MeOH(5 mL)の溶液に、窒素雰囲気下において、20% パラジウムヒドロキシド/炭素(10.89 mg, 0.016 mmol)を加えて、この内容物を、室温にて2時間大気圧下にて水素化した。反応混合物を濾過して、濾液を減圧濃縮して、表題化合物(43 mg, 0.070 mmol, 90%収率)を得た。LC/MS(M+1):614.0;
1H-NMR (500 MHz, CDCl
3とCD
3ODの1:1の混合物) δ ppm 7.79 (d, J=8.4 Hz, 1H), 7.66 - 7.61 (m, 1H), 7.58 - 7.49 (m, 2H), 7.43 (s, 1H), 7.12 (t, J=8.4 Hz, 2H), 4.78 (t, J=6.7 Hz, 1H), 4.27 (d, J=5.4 Hz, 1H), 3.72 (m, 1H), 3.17 - 2.97 (m, 4H), 2.65 (m, 1H), 2.59 - 2.35 (m, 1H), 1.97 - 1.82 (m, 2H), 1.55 (m, 1H), 1.31 (s, 3H).
【0116】
実施例19
2-((S)-1-((4-フルオロフェニル)スルホニル)-6-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-2-イル)-N-((3R,4R)-4-ヒドロキシ-1,4-ジメチルピロリジン-3-イル)アセトアミド
【化114】
[この文献は図面を表示できません]
トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(10.36 mg, 0.049 mmol)を、室温で、DCE(1 mL)中の2-((S)-1-((4-フルオロフェニル)スルホニル)-6-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-2-イル)-N-((3R,4R)-4-ヒドロキシ-4-メチルピロリジン-3-イル)アセトアミド(実施例18, 10 mg, 0.016 mmol)および30% ホルムアルデヒド水溶液(4.49 μl, 0.049 mmol)の混合物に加えて、1時間攪拌した。混合物を、飽和NH
4Cl(2 ml)でクエンチして(1 ml)、酢酸エチル(60 ml)で抽出して、水、ブラインで洗浄して乾燥させて(MgSO
4)、真空濃縮した。残留物を、分取HPLC(条件C)により精製して、表題化合物(6.2 mg, 0.010 mmol, 61%収率)を得た。LC/MS(M+1):628.1;
1H-NMR (500 MHz, CDCl
3とCD
3ODの1:1の混合物) δ ppm 7.79 (d, J=8.9 Hz, 1H), 7.68 - 7.61 (m, 1H), 7.57 - 7.48 (m, 2H), 7.43 (s, 1H), 7.12 (t, J=8.4 Hz, 2H), 4.92 - 4.74 (m, 1H), 4.38 - 4.20 (m, 1H), 3.76 (s, 3H), 3.54 - 3.37 (m, 1H), 3.02 - 2.84 (m, 3H), 2.74 - 2.51 (m, 2H), 2.48 - 2.29 (m, 1H), 2.08 - 1.78 (m, 2H), 1.64 - 1.51 (m, 1H), 1.29(s, 3H).
【0117】
実施例20
N-((3R,4R)-1-アセチル-4-ヒドロキシ-4-メチルピロリジン-3-イル)-2-((S)-1-((4-フルオロフェニル)スルホニル)-6-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-2-イル)アセトアミド
【化115】
[この文献は図面を表示できません]
無水酢酸(2.307 μl, 0.024 mmol)を、DCM(1 mL)中の2-((S)-1-((4-フルオロフェニル)スルホニル)-6-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-2-イル)-N-((3R,4R)-4-ヒドロキシ-4-メチルピロリジン-3-イル)アセトアミド(実施例18, 10 mg, 0.016 mmol)およびTEA(6.82 μl, 0.049 mmol)の混合物に加えて、室温で1時間攪拌した。それを、MeOH(1 ml)でクエンチして、減圧濃縮した。残留物を、分取HPLC(条件C)により精製して、表題化合物(6.6 mg, 0.0094 mmol, 57%収率)を得た。LC/MS(M+1):656.0;
1H-NMR (500 MHz, CDCl
3とCD
3ODの1:1の混合物) δ ppm 7.78 (m, 1H), 7.66 - 7.61 (m, 1H), 7.59 - 7.48 (m, 2H), 7.44 (s, 1H), 7.23 - 7.00 (m, 2H), 4.86 - 4.76 (m, 1H), 4.40 - 4.22 (m, 1H), 4.03 (m, 1H), 3.86 (m, 1H), 3.57 - 3.38 (m, 2H), 2.66 (m, 1H), 2.59 - 2.48 (m, 1H), 2.39 (m, 1H), 2.14 - 1.96 (m, 4H), 1.85 (m, 1H), 1.56 (m, 1H), 1.27 (s, 3H).
【0118】
実施例21
2-((S)-1-((4-フルオロフェニル)スルホニル)-6-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-2-イル)-N-((5-メチル-2-オキソオキサゾリジン-5-イル)メチル)アセトアミド
【化116】
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【0119】
工程A:5-(アミノメチル)-5-メチルオキサゾリジン-2-オン
【化117】
[この文献は図面を表示できません]
水(3 ml)中の2-(クロロメチル)-2-メチルオキシラン(150 mg, 1.41 mmol)およびシアン化カリウム(343 mg, 4.22 mmol)の溶液を、100℃に15時間加熱した。混合物を、室温に冷却して、DCM(40 ml)およびブライン(10 ml)の間に分配した。DCM層を、分離して、乾燥させて(MgSO
4)、減圧濃縮した。残留物を、DMF(2 mL)に溶解して、アジ化ナトリウム(275 mg, 4.22 mmol)を加えて、得られる混合物を、90℃で15時間加熱して、室温に冷却して、酢酸エチル(60 ml)で抽出して、水、ブラインで洗い、乾燥させて(MgSO
4)、減圧濃縮した。残留物を、MeOHに溶解して(5 ml)、5% パラジウム/炭素(59.9 mg, 0.028 mmol)を加えて、内容物を、24 psiで1時間水素化して、濾過した。濾液を、減圧濃縮して、5-(アミノメチル)-5-メチルオキサゾリジン-2-オンを得て、これを精製せずに次工程にそのまま使用した。
【0120】
工程B:2-((S)-1-((4-フルオロフェニル)スルホニル)-6-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-2-イル)-N-((5-メチル-2-オキソオキサゾリジン-5-イル)メチル)アセトアミド
【化118】
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実施例1,工程Bに記載の方法と同様の方法に従って、(S)-2-(1-((4-フルオロフェニル)スルホニル)-6-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-2-イル)酢酸(12 mg, 0.023 mmol)を、5-(アミノメチル)-5-メチルオキサゾリジン-2-オン(6.06 mg, 0.047 mmol)で処理して、表題化合物(7.0 mg, 0.011 mmol, 48%収率)をジアステレオマー混合物として得た。LC/MS(M+1):628.0;
1H-NMR (500 MHz, CDCl
3とCD
3ODの1:1の混合物) δ ppm 7.82 (m, 1H), 7.68 - 7.62 (m, 1H), 7.57 - 7.49 (m, 2H), 7.44 (s, 1H), 7.12 (t, J=8.2 Hz, 2H), 4.91 - 4.76 (m, 1H), 3.67 - 3.57 (m, 1H), 3.56 - 3.38 (m, 2H), 3.31 - 3.24 (m, 2H), 2.72 - 2.51 (m, 1H), 2.45 - 2.27 (m, 1H), 2.14 - 2.03 (m, 1H), 1.84 - 1.73 (m, 1H), 1.64 - 1.49 (m, 1H), 1.52 - 1.42 (m, 3H).
【0121】
実施例22
N-((3R,4R)-4-(フルオロメチル)ピロリジン-3-イル)-2-((S)-1-((4-フルオロフェニル)スルホニル)-6-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-2-イル)アセトアミド
【化119】
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工程A:(3R,4R)-ベンジル 3-(フルオロメチル)-4-(2-((S)-1-((4-フルオロフェニル)スルホニル)-6-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-2-イル)アセトアミド)ピロリジン-1-カルボキシレート
【化120】
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実施例1,工程Bに記載の方法と同様の方法に従って、(S)-2-(1-((4-フルオロフェニル)スルホニル)-6-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-2-イル)酢酸(20 mg, 0.039 mmol)を、(3R,4R)-ベンジル 3-アミノ-4-(フルオロメチル)ピロリジン-1-カルボキシレート(28.4 mg, 0.078 mmol)で処理して、(3R,4R)-ベンジル 3-(フルオロメチル)-4-(2-((S)-1-((4-フルオロフェニル)スルホニル)-6-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-2-イル)アセトアミド)ピロリジン-1-カルボキシレート(20 mg, 0.027 mmol, 69%収率)を得た。LC/MS(M+1):750.1;
1H-NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 7.90 - 7.72 (m, 2H), 7.71 - 7.52 (m, 3H), 7.48 - 7.25 (m, 5H), 7.17 (t, J=8.7 Hz, 2H), 5.12 (s, 2H), 4.73 - 4.35 (m, 3H), 3.79 - 3.57 (m, 2H), 3.49 - 3.37 (m, 3H), 3.02 - 2.81 (m, 2H), 2.58 - 2.49 (m, 1H), 2.37 (m, 1H), 2.12 - 1.95 (m, 1H), 1.76 (m, 1H), 1.62 - 1.45 (m, 1H).
【0122】
工程B:N-((3R,4R)-4-(フルオロメチル)ピロリジン-3-イル)-2-((S)-1-((4-フルオロフェニル)スルホニル)-6-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-2-イル)アセトアミド
【化121】
[この文献は図面を表示できません]
実施例18に記載の方法と同様の方法に従って、(3R,4R)-ベンジル 3-(フルオロメチル)-4-(2-((S)-1-((4-フルオロフェニル)スルホニル)-6-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-2-イル)アセトアミド)ピロリジン-1-カルボキシレート(20 mg, 0.027 mmol)を、表題化合物(7.0 mg, 0.011 mmol, 43%収率)に変換した。LC/MS(M+1):616.1;
1H-NMR (500 MHz, CDCl
3とCD
3ODの1:1の混合物) δ ppm 7.82 (d, J=8.9 Hz, 1H), 7.69 - 7.61 (m, 1H), 7.62 - 7.50 (m, 2H), 7.44 (s, 1H), 7.12 (t, J=8.4 Hz, 2H), 4.98 - 4.79 (m, 1H), 4.63 - 4.47 (m, 3H), 3.31 - 3.23 (m, 3H), 3.13 - 2.92 (m, 1H), 2.79 - 2.65 (m, 1H), 2.65 - 2.50 (m, 2H), 2.37 (m, 1H), 2.07 (m, 1H), 1.77 (m, 1H), 1.62 - 1.29 (m, 1H).
【0123】
実施例23
N-((1S,3R)-3-アミノ-2,2,3-トリメチルシクロペンチル)-2-((S)-1-((4-フルオロフェニル)スルホニル)-6-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-2-イル)アセトアミド
【化122】
[この文献は図面を表示できません]
実施例1,工程Bに記載の方法と同様の方法に従って、(S)-2-(1-((4-フルオロフェニル)スルホニル)-6-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-2-イル)酢酸(12 mg, 0.023 mmol)を、(1R,3S)-1,2,2-トリメチルシクロペンタン-1,3-ジアミン (6.62 mg, 0.047 mmol)で処理して、表題化合物(7.9 mg, 0.012 mmol, 52%収率)を得た。LC/MS(M+1):640.1;
1H-NMR (500 MHz, CDCl
3とCD
3ODの1:1の混合物) δ ppm 7.82 (d, J=8.9 Hz, 1H), 7.72 - 7.62 (m, 1H), 7.56 - 7.48 (m, 2H), 7.49 - 7.36 (m, 1H), 7.12 (t, J=8.7 Hz, 2H), 4.81 (m, 1H), 4.22 - 4.08 (m, 1H), 2.73 - 2.48 (m, 2H), 2.37 (m, 1H), 2.23 - 2.00 (m, 2H), 1.94 - 1.50 (m, 5H), 1.28 (s, 3H), 1.02 (s, 3H), 0.89 (s, 3H).
【0124】
実施例24
1-((3R,4R)-3-アミノ-4-(フルオロメチル)ピロリジン-1-イル)-2-((S)-1-((4-フルオロフェニル)スルホニル)-6-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-2-イル)エタノン
【化123】
[この文献は図面を表示できません]
実施例1,工程Bに記載の方法と同様の方法に従って、(S)-2-(1-((4-フルオロフェニル)スルホニル)-6-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-2-イル)酢酸(12 mg, 0.023 mmol)を、tert-ブチル((3R,4R)-4-(フルオロメチル)ピロリジン-3-イル)カルバメート(10.2 mg, 0.047 mmol)により処理して、カップリングされた生成物(16 mg)を得て、これをDCM(1 mL)に溶解して、TFA(0.3 mL, 3.89 mmol)で処理した。得られる混合物を、室温で1時間攪拌して、減圧濃縮して、分取HPLC(条件C)により精製して、表題化合物(10.4 mg, 0.016 mmol, 71%収率)を得た。LC/MS(M+1):616.0;
1H-NMR (500 MHz, CDCl
3とCD
3ODの1:1の混合物) δ ppm 7.92 - 7.71 (m, 1H), 7.65 - 7.62 (m, 1H), 7.55 - 7.45 (m, 2H), 7.42 (s, 1H), 7.12 (t, J=8.4 Hz, 2H), 4.64 - 4.53 (m, 1H), 3.87 - 3.40 (m, 5H), 2.94 - 2.82 (m, 2H), 2.79 - 2.59 (m, 1H), 2.60 - 2.31 (m, 2H), 2.20 - 2.05 (m, 2H), 1.87 - 1.73 (m, 1H), 1.63 - 1.33 (m, 1H).
【0125】
実施例25
2-((S)-1-((4-フルオロフェニル)スルホニル)-6-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-2-イル)-N-((1S,3S)-3-ヒドロキシ-2,2,3-トリメチルシクロペンチル)アセトアミド
【化124】
[この文献は図面を表示できません]
実施例1,工程Bに記載の方法と同様の方法に従って、(S)-2-(1-((4-フルオロフェニル)スルホニル)-6-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-2-イル)酢酸(12 mg, 0.023 mmol)を、(1S,3S)-3-アミノ-1,2,2-トリメチルシクロペンタノール(6.67 mg, 0.047 mmol)で処理して、表題化合物(10.1 mg, 0.016 mmol, 67%収率)を得た。LC/MS(M+1):641.1;
1H-NMR (500 MHz, CDCl
3とCD
3ODの1:1の混合物) δ ppm 7.80 (d, J=8.9 Hz, 1H), 7.66 - 7.59 (m, 1H), 7.61 - 7.50 (m, 2H), 7.44 (s, 1H), 7.12 (t, J=8.4 Hz, 2H), 4.78 (t, J=6.4 Hz, 1H), 4.49 (t, J=9.4 Hz, 1H), 2.68 - 2.49 (m, 2H), 2.38 (m, 1H), 2.07 - 1.96 (m, 2H), 1.86 - 1.76 (m, 2H), 1.67 (m, 1H), 1.60 - 1.54 (m, 1H), 1.43 - 1.34 (m, 1H), 1.17 (s, 3H), 0.96 (s, 3H), 0.75 (s, 3H).
【0126】
実施例26
(S)-4,4-ジフルオロ-1-(2-((S)-1-((4-フルオロフェニル)スルホニル)-6-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-2-イル)アセチル)ピロリジン-2-カルボキサミド
【化125】
[この文献は図面を表示できません]
実施例1,工程Bに記載の方法と同様の方法に従って、(S)-2-(1-((4-フルオロフェニル)スルホニル)-6-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-2-イル)酢酸(14 mg, 0.027 mmol)を、(S)-4,4-ジフルオロピロリジン-2-カルボキサミド, HCl(7.60 mg, 0.041 mmol)で処理して、表題化合物(14.7 mg, 0.022 mmol, 80%収率)を得た。LC/MS(M+1):648.4;
1H-NMR (500 MHz, CDCl
3とCD
3ODの1:1の混合物) δ ppm 7.84 - 7.72 (m, 1H), 7.67 - 7.61 (m, 1H), 7.54 - 7.44 (m, 2H), 7.41 (s, 1H), 7.12 (t, J=8.7 Hz, 2H), 4.67 - 4.57 (m, 1H), 4.11 - 3.81 (m, 2H), 2.96 - 2.64 (m, 2H), 2.62 - 2.23 (m, 3H), 2.15 - 2.02 (m, 1H), 1.84 - 1.67 (m, 1H), 1.63 - 1.38 (m, 2H).
【0127】
実施例27
N-((1,4-ジメチル-2,5-ジオキソイミダゾリジン-4-イル)メチル)-2-((S)-1-((4-フルオロフェニル)スルホニル)-6-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-2-イル)アセトアミド
【化126】
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工程A:5-((ジベンジルアミノ)メチル)-3,5-ジメチルイミダゾリジン-2,4-ジオン
【化127】
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DMF(0.6 mL)中の5-((ジベンジルアミノ)メチル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオン (中間体3, 工程B, 100 mg, 0.309 mmol)の溶液に、炭酸カリウム(128 mg, 0.928 mmol)およびMeI(0.039 mL, 0.618 mmol)を加えた。得られる混合物を、室温で8時間攪拌して、濾過した。濾液を、分取HPLCにより精製して(条件C)、5-((ジベンジルアミノ)メチル)-3,5-ジメチルイミダゾリジン-2,4-ジオン(60 mg, 0.133 mmol, 43%収率)をTFA塩として得た。LC/MS(M+1):338.1;
1H NMR (400MHz, CD
3OD) δ ppm 7.64 - 7.20 (m, 10H), 3.89 (br. s., 4H), 3.27 - 3.21 (m, 1H), 3.05 - 2.89 (m, 4H), 1.26 (s, 3H).
【0128】
工程B:5-(アミノメチル)-3,5-ジメチルイミダゾリジン-2,4-ジオン
【化128】
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MeOH(5 mL)およびAcOH(0.5 mL)中の5-((ジベンジルアミノ)メチル)-3,5-ジメチルイミダゾリジン-2,4-ジオン, TFA(60 mg, 0.133 mmol)および5% パラジウム/炭素(28.3 mg, 0.013 mmol)の混合物を、55 PsiのH
2雰囲気下にて、室温で20時間攪拌した。混合物を、濾過して、濾液を減圧下にて濃縮した。残留物に、TFA(0.5 ml)を加えて、内容物を減圧濃縮して、5-(アミノメチル)-3,5-ジメチルイミダゾリジン-2,4-ジオンをTFA塩(35 mg, 0.129 mmol, 97%収率)として得た。LC/MS(M+1):157.9;
1H NMR (400MHz, CD3OD) δ ppm 3.42 - 3.35 (m, 1H), 3.20 - 3.08 (m, 1H), 3.00 (s, 3H), 1.48 (s, 3H).
【0129】
工程C:N-((1,4-ジメチル-2,5-ジオキソイミダゾリジン-4-イル)メチル)-2-((S)-1-((4-フルオロフェニル)スルホニル)-6-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-2-イル)アセトアミド
【化129】
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実施例1,工程Bに記載の方法と同様の方法に従って、(S)-2-(1-((4-フルオロフェニル)スルホニル)-6-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-2-イル)酢酸(14 mg, 0.027 mmol)を、5-(アミノメチル)-3,5-ジメチルイミダゾリジン-2,4-ジオン, TFA(11.05 mg, 0.041 mmol)で処理して、表題化合物(12.6 mg, 0.019 mmol, 70%収率)をジアステレオマー混合物として得た。LC/MS(M+1):655.0;
1H-NMR (500 MHz, CDCl
3とCD
3ODの1:1の混合物) δ ppm 7.78 (d, J=8.9 Hz, 1H), 7.67 - 7.61 (m, 1H), 7.63 - 7.52 (m, 2H), 7.42 (br. s., 1H), 7.13 (m, 2H), 4.64 - 4.52 (m, 1H), 3.76 (s, 3H), 3.64 - 3.39 (m, 2H), 2.66 (m, 1H), 2.63 - 2.47 (m, 1H), 2.39 - 2.28 (m, 1H), 2.02 - 1.92 (m, 1H), 1.82 (m, 1H), 1.61 - 1.46 (m, 1H), 1.45 - 1.30 (m, 3H).
【0130】
実施例28
1-エチル-3-((S)-1-(2-((S)-1-((4-フルオロフェニル)スルホニル)-6-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-2-イル)アセチル)ピロリジン-3-イル)ウレア
【化130】
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エチル イソシアネート(2.29 mg, 0.032 mmol)を、DCM(1 mL)中の1-((S)-3-アミノピロリジン-1-イル)-2-((S)-1-((4-フルオロフェニル)スルホニル)-6-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-2-イル)エタノン(実施例12, 15 mg, 0.022 mmol)、TFAおよびDIEA(8.34 mg, 0.066 mmol)の溶液に加えて、室温で30分間攪拌した。反応混合物に、MeOH(1 ml)を加えて、内容物を、減圧濃縮して、分取HPLC(条件C)により精製して、表題化合物(10 mg, 0.015 mmol, 68%収率)を得た。LC/MS(M+1):655.4;
1H-NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 7.77 (m, 1H), 7.67 - 7.50 (m, 3H), 7.43 (br. s., 1H), 7.20 (m, 2H), 4.76 - 4.67 (m, 1H), 4.25 (m, 1H), 3.79 - 3.40 (m, 4H), 3.20 - 3.07 (m, 2H), 2.86 - 2.70 (m, 1H), 2.62 - 2.39 (m, 2H), 2.23 - 2.07 (m, 1H), 2.07 - 1.97 (m, 1H), 1.96 - 1.76 (m, 2H), 1.67 - 1.50 (m, 1H), 1.10 (m, 3H).
【0131】
実施例29
メチル ((S)-1-(2-((S)-1-((4-フルオロフェニル)スルホニル)-6-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-2-イル)アセチル)ピロリジン-3-イル)カルバメート
【化131】
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メチルクロロホルメート(3.05 mg, 0.032 mmol)を、DCM(1 mL)中の1-((S)-3-アミノピロリジン-1-イル)-2-((S)-1-((4-フルオロフェニル)スルホニル)-6-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-2-イル)エタノン(実施例12, 15 mg, 0.022 mmol)、TFAおよびDIEA(8.34 mg, 0.066 mmol)の溶液に加えて、室温で30分間攪拌した。反応混合物を、減圧濃縮して、分取HPLC(条件C)により精製して、表題化合物(11 mg, 0.016 mmol, 76%収率)を得た。LC/MS(M+1):642.3;
1H-NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 7.77 (dd, J=8.7, 5.0 Hz, 1H), 7.67 - 7.53 (m, 3H), 7.43 (br. s., 1H), 7.20 (t, J=8.6 Hz, 2H), 4.78 - 4.55 (m, 1H), 4.25 - 4.11 (m, 1H), 3.80 - 3.42 (m, 6H), 2.87 - 2.67 (m, 1H), 2.64 - 2.41 (m, 2H), 2.25 - 2.02 (m, 2H), 2.01 - 1.73 (m, 3H), 1.70 - 1.48 (m, 1H).
【0132】
実施例30
2-((S)-1-((4-フルオロフェニル)スルホニル)-6-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-2-イル)-N-((4-メチル-2-オキソイミダゾリジン-4-イル)メチル)アセトアミド
【化132】
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工程A:4-(アミノメチル)-4-メチルイミダゾリジン-2-オン
【化133】
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LAH(0.928 mL, 0.928 mmol)の1.0 M THF溶液を、室温で、5-((ジベンジルアミノ)メチル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオン(中間体3, 工程B, 100 mg, 0.309 mmol)/THF(2 mL)の溶液に加えた。得られる混合物を、1時間還流加熱した。それを、室温に冷却して、飽和NH
4Cl(2 ml)でクエンチした。混合物を、酢酸エチル(60 ml)で抽出して、水、ブラインで洗浄して、乾燥させて(MgSO
4)、減圧下にて濃縮した。残留物を、MeOH(5 mL)に溶解して、5% パラジウム/炭素(16.5 mg, 0.155 mmol)および酢酸(0.2 mL, 3.49 mmol)を、窒素雰囲気下にて加えて、得られる混合物を、55 psiでH
2雰囲気下にて6時間攪拌して、濾過した。濾液を、減圧濃縮して、粗製物質として4-(アミノメチル)-4-メチルイミダゾリジン-2-オン(60 mg)を得て、これをそのまま更なる精製をせずに次工程に使用した。
【0133】
工程B:2-((S)-1-((4-フルオロフェニル)スルホニル)-6-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-2-イル)-N-((4-メチル-2-オキソイミダゾリジン-4-イル)メチル)アセトアミド
【化134】
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実施例1,工程Bに記載の方法と同様の方法に従って、(S)-2-(1-((4-フルオロフェニル)スルホニル)-6-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-2-イル)酢酸(30 mg, 0.058 mmol)を、4-(アミノメチル)-4-メチルイミダゾリジン-2-オン(15.1 mg, 0.116 mmol)で処理して、表題化合物(4.3 mg, 0.0007 mmol, 12%収率)をジアステレオマーの混合物として得た。LC/MS(M+1):605.3;
1H-NMR (500 MHz, DMSO-d
6) δ ppm 8.87 (br. s., 1H), 8.16 - 7.87 (m, 1H), 7.75 - 7.58 (m, 3H), 7.53 (m, 1H), 7.48 - 7.29 (m, 2H), 6.34 - 5.94 (m, 2H), 4.86 - 4.42 (m, 1H), 3.21 - 3.08 (m, 2H), 3.08 - 2.93 (m, 1H), 2.75 - 2.65 (m, 1H), 2.46 - 2.30 (m, 1H), 2.19 (m, 1H), 1.69 - 1.56 (m, 1H), 1.56 - 1.46 (m, 1H), 1.14 - 0.82 (m, 3H).
【0134】
実施例31
(S)-1-(2-(1-((4-フルオロフェニル)スルホニル)-6-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-2-イル)アセチル)ピラゾリジン-3-オン
【化135】
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実施例1,工程Bに記載の方法と同様の方法に従って、(S)-2-(1-((4-フルオロフェニル)スルホニル)-6-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-2-イル)酢酸(12 mg, 0.023 mmol)を、ピラゾリジン-3-オン(4.01 mg, 0.047 mmol)で処理して、表題化合物(7.9 mg, 0.013 mmol, 56%収率)を得た。LC/MS(M+1):584.2;
1H-NMR (500 MHz, DMSO-d
6) δ ppm 8.78 (br. s., 1H), 7.77 - 7.57 (m, 3H), 7.57 - 7.49 (m, 1H), 7.49 - 7.22 (m, 3H), 4.94 - 4.58 (m, 1H), 4.05 - 3.69 (m, 2H), 2.72 - 2.53 (m, 4H), 2.17 (m, 1H), 2.08 - 1.85 (m, 1H), 1.76 (m, 1H), 1.61 (m, 2H).
【0135】
実施例32
メチル(trans-(2-((S)-1-((4-フルオロフェニル)スルホニル)-6-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-2-イル)アセチル)-4-ヒドロキシピペリジン-3-イル)カルバメート
【化136】
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実施例1,工程Bに記載の方法と同様の方法に従って、(S)-2-(1-((4-フルオロフェニル)スルホニル)-6-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-2-イル)酢酸(12 mg, 0.023 mmol)を、メチル(trans-4-ヒドロキシピペリジン-3-イル)カルバメート(6.08 mg, 0.035 mmol)で処理して、表題化合物(12.9 mg, 0.019 mmol, 82%収率)をジアステレオマー混合物として得た。LC/MS(M+1):672.4;
1H-NMR (500 MHz, DMSO-d
6) δ ppm 8.78 (br. s., 1H), 7.86 - 7.63 (m, 1H), 7.63 - 7.48 (m, 2H), 7.48 - 7.31 (m, 2H), 7.18 (d, J=7.4 Hz, 1H), 7.05 (t, J=8.9 Hz, 1H), 5.15 - 4.81 (m, 1H), 4.77 - 4.52 (m, 1H), 4.22 - 4.00 (m, 1H), 3.92 (s, 3H), 3.87 - 3.75 (m, 1H), 3.66 - 3.42 (m, 3H), 3.28 - 3.11 (m, 1H), 3.08 - 2.93 (m, 1H), 2.72 - 2.53 (m, 2H), 2.08 - 1.75 (m, 2H), 1.59 - 1.41 (m, 1H), 1.37 - 1.14 (m, 1H).
【0136】
実施例33
(S)-4-(2-(1-((4-フルオロフェニル)スルホニル)-6-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-2-イル)アセチル)-1-メチルピペラジン-2-オン
【化137】
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実施例1,工程Bに記載の方法と同様の方法に従って、(S)-2-(1-((4-フルオロフェニル)スルホニル)-6-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-2-イル)酢酸(12 mg, 0.023 mmol)を、1-メチルピペラジン-2-オン(3.99 mg, 0.035 mmol)で処理して、表題化合物(8.5 mg, 0.014 mmol, 60%収率)を得た。LC/MS(M+1):612.3;
1H-NMR (500 MHz, DMSO-d
6) δ ppm 8.76 (br. s., 1H), 7.68 (d, J=8.9 Hz, 1H), 7.64 - 7.49 (m, 3H), 7.49 - 7.26 (m, 3H), 4.77 - 4.47 (m, 1H), 4.17 - 3.85 (m, 3H), 3.75 - 3.53 (m, 2H), 3.30 - 3.17 (m, 2H), 2.99 - 2.79 (m, 3H), 2.76 - 2.56 (m, 2H), 2.04 - 1.70 (m, 2H), 1.55 (m, 1H).
【0137】
実施例34
(S)-1-(2-(1-((4-フルオロフェニル)スルホニル)-6-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-2-イル)アセチル)イミダゾリジン-4-オン
【化138】
[この文献は図面を表示できません]
実施例1,工程Bに記載の方法と同様の方法に従って、(S)-2-(1-((4-フルオロフェニル)スルホニル)-6-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-2-イル)酢酸(12 mg, 0.023 mmol)を、イミダゾリジン-4-オン (3.01 mg, 0.035 mmol)で処理して、表題化合物(2.0 mg, 0.003 mmol, 14%収率)を得た。LC/MS(M+1):584.3;
1H-NMR (500 MHz, DMSO-d
6) δ ppm 8.75 (br. s., 1H), 8.68 - 8.50 (m, 1H), 7.78 - 7.63 (m, 1H), 7.63 - 7.49 (m, 3H), 7.51 - 7.27 (m, 3H), 4.93 - 4.57 (m, 3H), 4.07 - 3.94 (m, 1H), 3.77 - 3.63 (m, 1H), 2.73 - 2.54 (m, 3H), 2.00 - 1.77 (m, 2H), 1.57 (m, 1H).
【0138】
実施例35
(S)-4-(2-(1-((4-フルオロフェニル)スルホニル)-6-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-2-イル)アセチル)ピペラジン-2-オン
【化139】
[この文献は図面を表示できません]
実施例1の工程Bに記載の方法と同様の方法に従って、(S)-2-(1-((4-フルオロフェニル)スルホニル)-6-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-2-イル)酢酸(12 mg, 0.023 mmol)を、ピペラジン-2-オン(3.50 mg, 0.035 mmol)で処理して、表題化合物(10.3 mg, 0.017 mmol, 73%収率)を得た。LC/MS(M+1):598.3;
1H-NMR (500 MHz, DMSO-d
6) δ ppm 8.77 (br. s., 1H), 8.21 - 8.03 (m, 1H), 7.68 (m, 1H), 7.63 - 7.49 (m, 2H), 7.44 - 7.30 (m, 3H), 4.67 (m, 1H), 4.09 - 3.94 (m, 1H), 3.66 - 3.49 (m, 2H), 3.29 - 3.08 (m, 3H), 2.78 - 2.58 (m, 3H), 2.00 - 1.83 (m, 2H), 1.55 (m, 1H).
【0139】
実施例36
2-((S)-1-((4-フルオロフェニル)スルホニル)-6-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-2-イル)-N-(5-オキソピロリジン-3-イル)アセトアミド
【化140】
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実施例1,工程Bに記載の方法と同様の方法に従って、(S)-2-(1-((4-フルオロフェニル)スルホニル)-6-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-2-イル)酢酸(12 mg, 0.023 mmol)を、4-アミノピロリジン-2-オン, HCl(4.77 mg, 0.035 mmol)で処理して、表題化合物(13.4 mg, 0.022 mmol, 95%収率)をジアステレオマー混合物として得た。LC/MS(M+1):598.2;
1H-NMR (500 MHz, DMSO-d
6) δ ppm 8.75 (br. s., 1H), 8.40 (t, J=6.7 Hz, 1H), 7.78 - 7.58 (m, 4H), 7.53 (d, J=8.4 Hz, 1H), 7.46 - 7.35 (m, 3H), 4.88 - 4.65 (m, 1H), 4.42 - 4.25 (m, 1H), 3.57 - 3.44 (m, 1H), 2.95 (m, 1H), 2.73 - 2.62 (m, 1H), 2.45 - 2.10 (m, 4H), 2.03 - 1.87 (m, 1H), 1.74 - 1.66 (m, 1H), 1.63 - 1.47 (m, 1H).
【0140】
実施例37
ジアステレオマーA & B
N-(2,2-ジメチル-5-オキソテトラヒドロフラン-3-イル)-2-((S)-1-((4-フルオロフェニル)スルホニル)-6-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-2-イル)アセトアミド
【化141】
[この文献は図面を表示できません]
実施例1,工程Bに記載の方法と同様の方法に従って、(S)-2-(1-((4-フルオロフェニル)スルホニル)-6-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-2-イル)酢酸(12 mg, 0.023 mmol)を、4-アミノ-5,5-ジメチルジヒドロフラン-2(3H)-オン, HCl(5.78 mg, 0.035 mmol)で処理して、表題化合物(10 mg, 0.016 mmol, 68%収率)をジアステレオマー混合物として得た。LC/MS(M+1):627.2;この化合物を、キラルOZカラムにより分割して、下記のものを得た:カラムの第1溶出物としてジアステレオマー37A:LC/MS(M+1):627.3.
1H-NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 7.83 (d, J=8.8 Hz, 1H), 7.67 - 7.53 (m, 3H), 7.45 (s, 1H), 7.34 - 7.07 (m, 2H), 5.02 - 4.90 (m, 1H), 4.54 (m, 1H), 3.01 (m, 1H), 2.69 - 2.45 (m, 3H), 2.37 (m, 1H), 2.15 (m, 1H), 1.76 - 1.66 (m, 1H), 1.64 - 1.55 (m, 1H), 1.51 (s, 3H), 1.36 (s, 3H). カラムの第2溶出物としてジアステレオマー37B:LC/MS(M+1):627.3.
1H-NMR (400 MHz, CD
3OD ) δ ppm 7.79 (d, J=8.8 Hz, 1H), 7.68 - 7.56 (m, 3H), 7.44 (s, 1H), 7.36 - 7.15 (m, 2H), 4.80 - 4.75 (m, 1H), 4.55 - 4.40 (m, 1H), 3.12 - 2.90 (m, 1H), 2.71 - 2.35 (m, 4H), 2.04 (m, 1H), 1.95 - 1.85 (m, 1H), 1.70 - 1.52 (m, 1H), 1.47 (s, 3H), 1.30 (s, 3H).
【0141】
実施例38
工程A:(S)-1-(2,5-ジヒドロ-1H-ピロール-1-イル)-2-(1-((4-フルオロフェニル)スルホニル)-6-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-2-イル)エタノン
【化142】
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実施例1,工程Bに記載の方法と同様の方法に従って、(S)-2-(1-((4-フルオロフェニル)スルホニル)-6-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-2-イル)酢酸(15 mg, 0.029 mmol)を、2,5-ジヒドロ-1H-ピロール(4.02 mg, 0.058 mmol)で処理して、(S)-1-(2,5-ジヒドロ-1H-ピロール-1-イル)-2-(1-((4-フルオロフェニル)スルホニル)-6-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-2-イル)エタノン(18 mg)を得て、これをさらなる精製をせずに次工程にそのまま使用した。LC/MS(M+1):567.2.
【0142】
工程B:3,4-ジヒドロキシピロリジン-1-イル)-2-((S)-1-((4-フルオロフェニル)スルホニル)-6-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-2-イル)エタノン
【化143】
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実施例51,工程Bと同様の方法に従って、粗製(S)-1-(2,5-ジヒドロ-1H-ピロール-1-イル)-2-(1-((4-フルオロフェニル)スルホニル)-6-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-2-イル)エタノン(18 mg)を、2つのジアステレオマー混合物(9.9 mg, 0.015 mmol, 2工程について52%収率)として表題化合物に変換した。LC/MS(M+1):601.2.
1H-NMR (500 MHz, DMSO-d
6) δ ppm 8.76 (br. s., 1H), 7.76 - 7.48 (m, 4H), 7.47 - 7.22 (m, 3H), 5.26 - 4.79 (m, 2H), 4.75 - 4.49 (m, 1H), 3.98 (d, J=18.3 Hz, 2H), 3.53 (dd, J=9.9, 5.9 Hz, 1H), 3.24 - 3.03 (m, 4H), 2.67 - 2.59 (m, 2H), 2.05 - 1.86 (m, 2H), 1.68 - 1.36 (m, 1H).
【0143】
実施例39
ジアステレオマーA & B
【化144】
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実施例1,工程Bに記載の方法と同様の方法に従って、(S)-2-(1-((4-フルオロフェニル)スルホニル)-6-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-2-イル)酢酸(12 mg, 0.023 mmol)を、2-アミノ-2,3-ジメチルブタンアミド(3.03 mg, 0.023 mmol)で処理して、表題化合物を2つの分離可能なジアステレオマーとして得た。
ジアステレオマー39A(6.2 mg, 0.010 mmol, 42%収率). LC/MS(M+1):628.3;
1H-NMR (500 MHz, DMSO-d
6) δ ppm 15.05 - 14.94 (m, 2H), 8.75 (d, J=2.5 Hz, 1H), 8.20 (dd, J=8.9, 2.5 Hz, 1H), 7.78 - 7.53 (m, 4H), 7.44 (s, 1H), 7.42 - 7.24 (m, 2H), 7.07 (d, J=8.4 Hz, 1H), 4.98 - 4.76 (m, 2H), 4.07 - 3.91 (m, 3H), 3.27 - 3.20 (m, 1H), 3.10 (dd, J=15.1, 8.2 Hz, 1H), 2.80 - 2.61 (m, 1H), 2.29 - 1.98 (m, 1H), 1.98 - 1.91 (m, 1H), 1.81 - 1.46 (m, 1H).
ジアステレオマー39B(5.6 mg, 0.009 mmol, 38%収率). LC/MS(M+1):628.3;
1H-NMR (500 MHz, DMSO-d
6) δ ppm, 8.78 (br. s., 1H), 7.69 (d, J=8.4 Hz, 1H), 7.66 - 7.48 (m, 4H), 7.48 - 7.31 (m, 3H), 7.11 - 6.78 (m, 2H), 4.68 (m, 1H), 2.75 - 2.65 (m, 1H), 2.49 - 2.31 (m, 1H), 2.15 (m, 1H), 1.95 (m, 1H), 1.70 - 1.59 (m, 2H), 1.52 - 1.43 (m, 1H), 1.26 (s, 3H), 0.93 - 0.73 (m, 6H).
【0144】
実施例40
N-((1-(フルオロメチル)-4-メチル-2,5-ジオキソイミダゾリジン-4-イル)メチル)-2-((S)-1-((4-フルオロフェニル)スルホニル)-6-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-2-イル)アセトアミド
【化145】
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工程A:5-((ジベンジルアミノ)メチル)-3-(フルオロメチル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオン
【化146】
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実施例38の工程Aと同様の方法に従って、5-((ジベンジルアミノ)メチル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオン(中間体3, 工程AB 100 mg, 0.309 mmol)を、クロロフルオロメタン(63.5 mg, 0.928 mmol)で処理して、5-((ジベンジルアミノ)メチル)-3-(フルオロメチル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオン(40 mg, 0.085 mmol, 28%収率)をTFA塩として得た。LC/MS(M+1):356.2;
1H-NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 7.96 - 6.96 (m, 10H), 5.94 - 5.35 (m, 2H), 4.09 - 3.59 (m, 4H), 3.22 - 3.12 (m, 1H), 2.88 (m, 1H), 1.29 (s, 3H).
【0145】
工程B:N-((1-(フルオロメチル)-4-メチル-2,5-ジオキソイミダゾリジン-4-イル)メチル)-2-((S)-1-((4-フルオロフェニル)スルホニル)-6-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-2-イル)アセトアミド
【化147】
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実施例27の工程A、B & Cと同様の方法に従って、(S)-2-(1-((4-フルオロフェニル)スルホニル)-6-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-2-イル)酢酸(12 mg, 0.023 mmol)を、表題化合物(10.4 mg, 0.015 mmol, 65%収率)に変換した。LC/MS(M+1):673.2;
1H-NMR (500 MHz, DMSO-d
6) δ ppm 8.74 (br. s., 1H), 8.49 (d, J=5.0 Hz, 1H), 8.30 - 8.07 (m, 1H), 7.81 - 7.57 (m, 3H), 7.51 (d, J=8.4 Hz, 1H), 7.44 - 7.25 (m, 3H), 5.72 - 5.11 (m, 2H), 4.78 - 4.58 (m, 1H), 3.27 - 3.09 (m, 1H), 2.66 - 2.59 (m, 1H), 2.46 - 2.28 (m, 1H), 2.26 - 2.03 (m, 1H), 1.67 - 1.41 (m, 2H), 1.29 (d, J=2.5 Hz, 3H).
【0146】
実施例41
2-((S)-1-((4-フルオロフェニル)スルホニル)-6-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-2-イル)-1-(3-ヒドロキシ-3-(ヒドロキシメチル)ピロリジン-1-イル)エタノン
【化148】
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工程A:tert-ブチル 3-メチレンピロリジン-1-カルボキシレート
【化149】
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1.0 M カリウム tert-ブトキシド(2.97 mL, 2.97 mmol)/THF溶液を、0℃で、メチルトリフェニルホスホニウムブロミド(1.11 g, 2.97 mmol)/THF(20 mL)の懸濁液に加えて、1時間室温に昇温させた。反応混合物を、0℃に冷却し戻して、tert-ブチル 3-オキソピロリジン-1-カルボキシレート(220 mg, 1.19 mmol)/THF(2 ml)の溶液を加えた。得られる反応混合物を、3時間かけて室温まで昇温させて、飽和NH
4Cl(10 ml)でクエンチし、減圧下にて濃縮した。反応混合物を、酢酸エチル(100 ml)で抽出して、水、ブラインで洗浄して、乾燥させて(MgSO
4)、濃縮し、残留物を、15% 酢酸エチル/ヘキサンの混合液を用いて、フラッシュシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、tert-ブチル 3-メチレンピロリジン-1-カルボキシレート(110 mg, 0.600 mmol, 51%収率)を得た。
1H-NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 5.00 (m, 2H), 3.91 (br. s., 2H), 3.44 (t, J=7.4 Hz, 2H), 2.58 (t, J=6.7 Hz, 2H), 1.46 (s, 9H).
【0147】
工程B:tert-ブチル 3-ヒドロキシ-3-(ヒドロキシメチル)ピロリジン-1-カルボキシレート
【化150】
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実施例38,工程Bと同様の方法に従って、tert-ブチル 3-メチレンピロリジン-1-カルボキシレート(110 mg, 0.600 mmol)を、tert-ブチル 3-ヒドロキシ-3-(ヒドロキシメチル)ピロリジン-1-カルボキシレート(101 mg, 0.465 mmol, 77%収率)に変換した。LC/MS(M+1):218.2.
1H-NMR (400 MHz, CDCl
3) δ ppm 4.24 (br. s., 1H), 4.09 (br. s., 1H), 3.64 - 3.25 (m, 6H), 1.99 - 1.74 (m, 2H), 1.42 (s, 9H).
【0148】
工程C:3-(ヒドロキシメチル)ピロリジン-3-オール
【化151】
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TFA(0.2 mL,2.60 mmol)を、室温で、tert-ブチル 3-ヒドロキシ-3-(ヒドロキシメチル)ピロリジン-1-カルボキシレート(101 mg, 0.465 mmol)/DCM(0.8 ml)の溶液に加えた。得られる混合物を、1時間攪拌して、減圧濃縮して、3-(ヒドロキシメチル)ピロリジン-3-オール (106 mg, 0.459 mmol, 99%収率)をTFA塩として得た。
1H-NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 3.69 - 3.60 (m, 2H), 3.57 - 3.39 (m, 2H), 3.27 (m, 1H), 3.21 - 3.08 (m, 1H), 2.29 - 2.07 (m, 1H), 2.03 - 1.81 (m, 1H).
【0149】
工程D:2-((S)-1-((4-フルオロフェニル)スルホニル)-6-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-2-イル)-1-(3-ヒドロキシ-3-(ヒドロキシメチル)ピロリジン-1-イル)エタノン
【化152】
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実施例1,工程Bに記載の方法と同様の方法に従って、(S)-2-(1-((4-フルオロフェニル)スルホニル)-6-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-2-イル)酢酸(15 mg, 0.029 mmol)を、3-(ヒドロキシメチル)ピロリジン-3-オール, TFA(10.1 mg, 0.044 mmol)で処理して、表題化合物(4.5 mg, 0.0075 mmol, 26%収率)を得た。LC/MS(M+1):615.2;
1H-NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 7.92 - 7.72 (m, 1H), 7.70 - 7.52 (m, 3H), 7.43 (br. s., 1H), 7.20 (t, J=8.7 Hz, 2H), 4.82 - 4.56 (m, 1H), 3.75 - 3.40 (m, 6H), 2.90 - 2.69 (m, 1H), 2.68 - 2.45 (m, 2H), 2.16 - 1.97 (m, 2H), 1.98 - 1.75 (m, 2H), 1.69 - 1.44 (m, 1H).
【0150】
実施例42
【化153】
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DIEA(0.015 mL, 0.085 mmol)およびジ(1H-イミダゾール-1-イル)メタノン(13.8 mg, 0.085 mmol)を、室温で1-((3R,4S)-3,4-ジヒドロキシピロリジン-1-イル)-2-((S)-1-((4-フルオロフェニル)スルホニル)-6-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-2-イル)エタノン(実施例38, 17 mg, 0.028 mmol)/THF(1 mL)の溶液に加えて、4時間攪拌した。混合物を、減圧濃縮して、残留物を、60% 酢酸エチル/ヘキサンの混合物を用いてフラッシュシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(8.0 mg, 0.011 mmol, 41%収率)を得た。LC/MS(M+1):627.2;
1H-NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm .91 - 7.70 (m, 1H), 7.70 - 7.49 (m, 3H), 7.43 (s, 1H), 7.20 (td, J=8.7, 4.6 Hz, 2H), 5.48 - 5.25 (m, 2H), 4.73 - 4.59 (m, 1H), 4.27 - 4.01 (m, 3H), 3.69 (m, 1H), 3.52 - 3.38 (m, 1H), 2.91 - 2.62 (m, 1H), 2.59 - 2.41 (m, 1H), 2.10 - 1.96 (m, 1H), 1.88 - 1.76 (m, 1H), 1.65 - 1.50 (m, 1H).
【0151】
実施例43
工程A:5-((ジベンジルアミノ)メチル)-3-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロピル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオン
【化154】
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5-((ジベンジルアミノ)メチル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオン(中間体 3, 工程B, 100 mg, 0.309 mmol)/EtOH(0.8 mL)の溶液に、2,2-ジメチルオキシラン(111 mg, 1.55 mmol)およびDIEA(0.054 mL, 0.309 mmol)を室温で加えた。得られる混合物を、マイクロ波オーブン内で90分間170℃に加熱して、室温に冷却して、分取HPLC(条件C)により精製して、5-((ジベンジルアミノ)メチル)-3-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロピル)-5-メチルイミダゾリジン-2,4-ジオン(25 mg, 0.049 mmol, 16%収率)をTFA塩として得た。LC/MS(M+1):396.3;
1H-NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 8.15 - 6.86 (m, 10H), 4.34 - 3.88 (m, 4H), 3.61 - 3.41 (m, 3H), 3.05 (m, 1H), 1.47 (s, 3H), 1.26 - 0.95 (m, 6H).
【0152】
工程B:2-((S)-1-((4-フルオロフェニル)スルホニル)-6-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-2-イル)-N-((1-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロピル)-4-メチル-2,5-ジオキソイミダゾリジン-4-イル)メチル)アセトアミド
【化155】
[この文献は図面を表示できません]
実施例27の工程B & Cと同様の方法に従って、(S)-2-(1-((4-フルオロフェニル)スルホニル)-6-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-2-イル)酢酸(12 mg, 0.023 mmol)を、表題化合物(8.5 mg, 0.012 mmol, 50%収率)に変換した。LC/MS(M+1):713.4;
1H-NMR (500 MHz, CDCl
3とCD
3ODの1:1の混合物) δ ppm 7.88 - 7.74 (m, 1H), 7.63 - 7.59 (m, 1H), 7.62 - 7.51 (m, 2H), 7.50 - 7.29 (m, 1H), 7.26 - 7.03 (m, 2H), 4.83 - 4.72 (m, 1H), 3.76 (s, 2H), 3.65 - 3.43 (m, 2H), 2.77 - 2.63 (m, 1H), 2.59 - 2.48 (m, 1H), 2.44 - 2.26 (m, 1H), 2.06 - 1.79 (m, 2H), 1.70 - 1.48 (m, 1H), 1.43 (s, 3H), 1.27 - 1.03 (m, 6H).
【0153】
実施例44
(S)-ベンジル 2-(2-(1-((4-フルオロフェニル)スルホニル)-6-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-2-イル)アセトアミド)アセテート
【化156】
[この文献は図面を表示できません]
実施例1,工程Bに記載の方法と同様の方法に従って、(S)-2-(1-((4-フルオロフェニル)スルホニル)-6-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-2-イル)酢酸(60 mg, 0.116 mmol)を、ベンジル 2-アミノアセテート, HCl(28.2 mg, 0.140 mmol)で処理して、表題化合物(61 mg, 0.087 mmol, 75%収率)を得た。LC/MS(M+1):663.3;
1H-NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 7.76 (d, J=8.8 Hz, 1H), 7.64 - 7.52 (m, 3H), 7.50 - 7.27 (m, 6H), 7.27 - 6.97 (m, 2H), 5.27 - 5.07 (m, 2H), 4.74 (m, 1H), 4.15 - 3.83 (m, 2H), 2.70 (m, 1H), 2.60 - 2.30 (m, 2H), 1.93 (m, 1H), 1.87 - 1.71 (m, 1H), 1.62 - 1.46 (m, 1H).
【0154】
実施例45
(S)-2-(2-(1-((4-フルオロフェニル)スルホニル)-6-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-2-イル)アセトアミド)酢酸
【化157】
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(S)-ベンジル 2-(2-(1-((4-フルオロフェニル)スルホニル)-6-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-2-イル)アセトアミド)アセテート(実施例44, 57 mg, 0.086 mmol)/MeOH(5 mL)に、5% パラジウム/炭素(18.3 mg, 8.60 μmol)を、窒素雰囲気下にて加えて、内容物を、水素雰囲気下にて2時間攪拌して、濾過した。濾液を、減圧濃縮して、表題化合物(49 mg, 0.081 mmol, 95%収率)を得た。LC/MS(M+1):573.2;
1H-NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 7.78 (d, J=8.6 Hz, 1H), 7.72 - 7.55 (m, 3H), 7.44 (s, 1H), 7.20 (t, J=8.7 Hz, 2H), 4.78 (m, 1H), 3.93 - 3.73 (m, 2H), 2.77 - 2.52 (m, 2H), 2.44 (m, 1H), 2.09 - 2.01 (m, 1H), 1.93 - 1.84 (m, 1H), 1.62 (m, 1H).
【0155】
実施例46
2-((S)-1-((4-フルオロフェニル)スルホニル)-6-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-2-イル)-N-((S)-5-オキソテトラヒドロフラン-3-イル)アセトアミド
【化158】
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実施例1の工程Bに記載の方法と同様の方法に従って、(S)-2-(1-((4-フルオロフェニル)スルホニル)-6-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-2-イル)酢酸(15 mg, 0.029 mmol)を、(S)-4-アミノジヒドロフラン-2(3H)-オン(4.41 mg, 0.044 mmol)で処理して、表題化合物(4.7 mg, 0.007 mmol, 27%収率)を得た。LC/MS(M+1):599.3;
1H-NMR (500 MHz, DMSO-d
6) δ ppm 8.76 (s, 1H), 8.55 (d, J=5.9 Hz, 1H), 7.96 (s, 1H), 7.77 - 7.60 (m, 3H), 7.52 (d, J=8.9 Hz, 1H), 7.40 - 7.22 (m, 2H), 4.88 - 4.57 (m, 1H), 4.51 - 4.34 (m, 2H), 2.87 - 2.82 (m, 1H), 2.70 - 2.59 (m, 1H), 2.40 - 2.21 (m, 4H), 2.17 (m, 1H), 1.82 - 1.63 (m, 1H), 1.62 - 1.46 (m, 1H).
【0156】
実施例47
2-((S)-1-((4-フルオロフェニル)スルホニル)-6-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-2-イル)-1-(3-ヒドロキシ-3-メチルピロリジン-1-イル)エタノン
【化159】
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工程A:tert-ブチル 3-ヒドロキシ-3-メチルピロリジン-1-カルボキシレート
【化160】
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メチルマグネシウムブロミド(540 μl, 1.62 mmol)の3.0 M エーテル溶液を、0℃でtert-ブチル 3-オキソピロリジン-1-カルボキシレート(100 mg, 0.540 mmol)/THF(2 ml)の溶液に加えて、1時間室温まで昇温させて、飽和NH
4Cl(2 ml)でクエンチして、酢酸エチル(60 ml)で抽出して、水、ブラインで洗浄して、乾燥させて(MgSO
4)、減圧濃縮して、tert-ブチル 3-ヒドロキシ-3-メチルピロリジン-1-カルボキシレート(105 mg)を得て、これを精製せずに次工程にそのまま使用した。
1H NMR (400MHz, CDCl
3) δppm 3.60 - 3.18 (m, 4H), 1.97 - 1.80 (m, 2H), 1.56 - 1.38 (m, 12H).
【0157】
工程B:2-((S)-1-((4-フルオロフェニル)スルホニル)-6-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-2-イル)-1-(3-ヒドロキシ-3-メチルピロリジン-1-イル)エタノン
【化161】
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TFA(0.018 mL,0.233 mmol)を、室温で、tert-ブチル 3-ヒドロキシ-3-メチルピロリジン-1-カルボキシレート(7.03 mg, 0.035 mmol)/DCM(1 mL)の溶液に加えて、1時間攪拌した。混合物を、濃縮して、残留物を、DMF(1ml)に再溶解して、これに、室温で(S)-2-(1-((4-フルオロフェニル)スルホニル)-6-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-2-イル)酢酸(12 mg, 0.023 mmol)、BOP(15.45 mg, 0.035 mmol)およびDIEA(0.016 mL, 0.093 mmol)を順に加えた。反応混合物を、室温で1時間攪拌して、分取HPLC(条件C)により精製して、表題化合物(5.7 mg, 0.009 mmol, 40%収率)を得た。LC/MS(M+1):599.2;
1H-NMR (500 MHz, DMSO-d
6) δ ppm 8.75 (br. s., 1H), 7.96 (s, 1H), 7.85 - 7.49 (m, 4H), 7.50 - 7.34 (m, 2H), 4.95 - 4.72 (m, 1H), 4.72 - 4.59 (m, 1H), 3.32 - 3.11 (m, 2H), 3.13 - 2.99 (m, 1H), 2.71 - 2.56 (m, 2H), 2.46 - 2.31 (m, 1H), 2.09 - 1.84 (m, 2H), 1.82 - 1.44 (m, 3H), 1.26 (s, 3H).
【0158】
実施例48
(S)-2-(1-((4-フルオロフェニル)スルホニル)-6-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-2-イル)-N-(2-(3-ヒドロキシアゼチジン-1-イル)-2-オキソエチル)アセトアミド
【化162】
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実施例1,工程Bに記載の方法と同様の方法に従って、(S)-2-(2-(1-((4-フルオロフェニル)スルホニル)-6-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-2-イル)アセトアミド)酢酸(12 mg, 0.021 mmol)を、アゼチジン-3-オール, HCl(3.44 mg, 0.031 mmol)で処理して、表題化合物(9.0 mg, 0.014 mmol, 65%収率)を得た。LC/MS(M+1):628.3;
1H-NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 7.78 (d, J=8.8 Hz, 1H), 7.68 - 7.55 (m, 3H), 7.44 (s, 1H), 7.31 - 7.11 (m, 2H), 4.83 - 4.71 (m, 1H), 4.67 - 4.55 (m, 1H), 4.52 - 4.37 (m, 1H), 4.22 (m, 1H), 4.07 - 3.97 (m, 1H), 3.89 - 3.66 (m, 3H), 2.76 - 2.55 (m, 2H), 2.43 (m, 1H), 2.10 - 2.02 (m, 1H), 1.97 - 1.82 (m, 1H), 1.68 - 1.53 (m, 1H).
【0159】
実施例49
1-(3-(アミノメチル)-3-ヒドロキシピロリジン-1-イル)-2-((S)-1-((4-フルオロフェニル)スルホニル)-6-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-2-イル)エタノン
【化163】
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工程A: tert-ブチル 1-オキサ-5-アザスピロ[2.4]ヘプタン-5-カルボキシレート
【化164】
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mCPBA(275 mg, 1.60 mmol)を、室温で、tert-ブチル 3-メチレンピロリジン-1-カルボキシレート(実施例41, 工程A, 195 mg, 1.06 mmol)/DCM(5 mL)の溶液に加えて、4時間攪拌した。混合物を、飽和NaHCO
3(2ml)でクエンチして、酢酸エチル(60 ml)で抽出して、水、ブラインで洗浄して、乾燥させて(MgSO
4)、減圧下にて濃縮した。残留物を、25% 酢酸エチル/ヘキサンの混合物を用いてフラッシュシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、tert-ブチル 1-オキサ-5-アザスピロ[2.4]ヘプタン-5-カルボキシレート(150 mg, 0.753 mmol, 71%収率)を得た。
1H NMR (400MHz, CDCl
3) δppm 3.91 - 3.42 (m, 3H), 3.48 - 3.16 (m, 1H), 2.93 (s, 2H), 2.35 - 2.17 (m, 1H), 1.93 - 1.79 (m, 1H), 1.47 (s, 9H).
【0160】
工程B:3-(アジドメチル)ピロリジン-3-オール
【化165】
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アジ化ナトリウム(48.9 mg, 0.753 mmol)を、室温で、tert-ブチル 1-オキサ-5-アザスピロ[2.4]ヘプタン-5-カルボキシレート(50 mg, 0.251 mmol)/DMF(1 mL)の溶液に加えて、80℃に15時間加熱した。混合物を、飽和NaHCO
3(2ml)、酢酸エチル(60 ml)で抽出し、水、ブラインで洗浄して、乾燥させて(MgSO
4)、減圧濃縮した。残留物を、DCM(1 mL)に溶解させて、TFA(0.2 mL,2.60 mmol)を加えた。得られる混合物を、室温で1時間攪拌して、減圧濃縮して、tert-ブチル 3-(アジドメチル)-3-ヒドロキシピロリジン-1-カルボキシレート(63 mg)をTFA塩として得た。粗製物質を、精製せずに次工程へと直接変換した。
1H NMR (400MHz, CD
3OD) δppm 4.01 - 3.84 (m, 1H), 3.68 - 3.57 (m, 1H), 3.56 - 3.41 (m, 3H), 3.16 - 3.16 (m, 1H), 2.24 - 1.96 (m, 2H).
【0161】
工程C:1-(3-(アジドメチル)-3-ヒドロキシピロリジン-1-イル)-2-((S)-1-((4-フルオロフェニル)スルホニル)-6-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-2-イル)エタノン
【化166】
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実施例1,工程Bと同様の方法に従い、(S)-2-(1-((4-フルオロフェニル)スルホニル)-6-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-2-イル)酢酸(70 mg, 0.136 mmol)を、3-(アジドメチル)ピロリジン-3-オール, TFA(52.2 mg, 0.204 mmol)で処理して、1-(3-(アジドメチル)-3-ヒドロキシピロリジン-1-イル)-2-((S)-1-((4-フルオロフェニル)スルホニル)-6-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-2-イル)エタノン(35 mg, 0.055 mmol, 40%収率)を得た。LC/MS(M+1):640.2;
1H-NMR(400 MHz, CD
3OD) δ ppm 7.90 - 7.71 (m, 1H), 7.69 - 7.51 (m, 3H), 7.44 (br. s., 1H), 7.20 (t, J=8.7 Hz, 2H), 4.78 - 4.68 (m, 1H), 3.80 - 3.35 (m, 6H), 2.83 - 2.72 (m, 1H), 2.63 - 2.43 (m, 2H), 2.13 - 1.81 (m, 4H), 1.72 - 1.50 (m, 1H).
【0162】
工程D:1-(3-(アミノメチル)-3-ヒドロキシピロリジン-1-イル)-2-((S)-1-((4-フルオロフェニル)スルホニル)-6-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-2-イル)エタノン
【化167】
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MeOH(5 ml)中の1-(3-(アジドメチル)-3-ヒドロキシピロリジン-1-イル)-2-((S)-1-((4-フルオロフェニル)スルホニル)-6-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-2-イル)エタノン(25 mg, 0.039 mmol)および5% パラジウム/炭素(16.6 mg, 7.82 μmol)の混合物を、水素雰囲気下にて2時間攪拌して、濾過した。濾液を、減圧濃縮して、表題化合物(23 mg, 0.034 mmol, 86%収率)をジアステレオマー混合物として得た。LC/MS(M+1):614.3;
1H-NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 7.90 - 7.74 (m, 1H), 7.70 - 7.54 (m, 3H), 7.44 (br. s., 1H), 7.20 (t, J=8.7 Hz, 2H), 4.79 - 4.60 (m, 1H), 3.84 - 3.39 (m, 5H), 2.90 - 2.76 (m, 2H), 2.65 - 2.42 (m, 2H), 2.17 - 1.81 (m, 4H), 1.69 - 1.51 (m, 1H).
【0163】
実施例50
(S)-2-(1-((4-フルオロフェニル)スルホニル)-6-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-2-イル)-1-(3-ヒドロキシアゼチジン-1-イル)エタノン
【化168】
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実施例1,工程Bに記載の方法と同様の方法に従って、(S)-2-(1-((4-フルオロフェニル)スルホニル)-6-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-2-イル)酢酸(12 mg, 0.023 mmol)を、アゼチジン-3-オール, HCl (3.83 mg, 0.035 mmol)で処理して、表題化合物(9.1 mg, 0.016 mmol, 69%収率)を得た。LC/MS(M+1):571.2;
1H-NMR (400 MHz, CD
3OD) δ ppm 7.78 (d, J=8.8 Hz, 1H), 7.68 - 7.55 (m, 3H), 7.44 (s, 1H), 7.31 - 7.11 (m, 2H), 5.65-5.55 (m, 2H), 4.83 - 4.71 (m, 1H), 4.67 - 4.55 (m, 1H), 4.52 - 4.37 (m, 1H), 4.22 (m, 1H), 4.07 - 3.97 (m, 1H), 3.89 - 3.66 (m, 3H), 2.76 - 2.55 (m, 2H), 2.43 (m, 1H), 2.10 - 2.02 (m, 1H), 1.97 - 1.82 (m, 1H), 1.68 - 1.53 (m, 1H).
【0164】
実施例51
7-(2-((S)-1-((4-フルオロフェニル)スルホニル)-6-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-2-イル)アセチル)-1-オキサ-3,7-ジアザスピロ[4.4]ノナン-2-オン
【化169】
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DIEA(5.98 μl, 0.034 mmol)およびジ(1H-イミダゾール-1-イル)メタノン(5.55 mg, 0.034 mmol)を、室温で、1-(3-(アミノメチル)-3-ヒドロキシピロリジン-1-イル)-2-((S)-1-((4-フルオロフェニル)スルホニル)-6-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-2-イル)エタノン(実施例49, 7 mg, 0.011 mmol)/THF(1 mL)の溶液に加えて、4時間攪拌した。混合物を、減圧下にて濃縮して、分取HPLC(条件C)により精製して、表題化合物(1.5 mg, 0.002 mmol, 20%収率)を得た。LC/MS(M+1):640.3;
1H-NMR (500MHz, DMSO-d
6) δ ppm 7.81 - 7.48 (m, 5H), 7.46 - 7.28 (m, 2H), 4.80 - 4.50 (m, 1H), 3.79 - 3.49 (m, 2H), 2.69 - 2.55 (m, 2H), 2.21 - 1.86 (m, 3H), 1.64 - 1.52 (m, 1H).
【0165】
実施例52
(S)-N-((1H-テトラゾール-5-イル)メチル)-2-(1-((4-フルオロフェニル)スルホニル)-6-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-2-イル)アセトアミド
【化170】
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実施例1,工程Bに記載の方法と同様の方法に従って、(S)-2-(1-((4-フルオロフェニル)スルホニル)-6-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-2-イル)酢酸(12 mg, 0.023 mmol)を、(1H-テトラゾール-5-イル)メタンアミン(3.46 mg, 0.035 mmol)で処理して、表題化合物(11.8 mg, 0.018 mmol, 82%収率)を得た。LC/MS(M+1):597.2;
1H-NMR(500 MHz, DMSO-d
6) δ ppm 8.75 (br. s., 1H), 8.46 (d, J=4.5 Hz, 1H), 7.80 - 7.60 (m, 3H), 7.51 (d, J=8.4 Hz, 1H), 7.45 - 7.32 (m, 3H), 4.86 - 4.62 (m, 1H), 4.48 - 4.30 (m, 2H), 2.68 (m, 1H), 2.47 - 2.32 (m, 2H), 2.23 - 2.10 (m, 1H), 1.72 - 1.63 (m, 1H), 1.63 - 1.50 (m, 1H).
【0166】
実施例53
N-(1-(2-((S)-1-((4-フルオロフェニル)スルホニル)-6-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-2-イル)アセチル)ピロリジン-3-イル)ベンズアミド
【化171】
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BOP(18.1 mg, 0.041 mmol)を、室温で、DMF(1ml)中の(S)-2-(1-((4-フルオロフェニル)スルホニル)-6-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-2-イル)酢酸(14 mg, 0.027 mmol)、DIEA(0.014 mL, 0.081 mmol)およびtert-ブチルピロリジン-3-イル カルバメート(7.59 mg, 0.041 mmol)の溶液に加えて、1時間攪拌した。反応混合物を、酢酸エチル(60 ml)で抽出して、水、ブラインで洗浄して、乾燥させて(MgSO
4)、真空濃縮した。残留物を、DCM(1 mL)に溶解して、TFA(0.2 mL, 2.60 mmol)を加えて、内容物を室温で1時間攪拌して、減圧濃縮した。残留物に、室温で、DMF(1ml)、続いて安息香酸(4.98 mg, 0.041 mmol)、BOP(18.1 mg, 0.041 mmol)およびDIEA(0.014 mL, 0.081 mmol)を加えた。得られる混合物を、室温で1時間攪拌して、分取HPLC(条件C)により精製して、表題化合物(16.8 mg, 0.023 mmol, 85%収率)をジアステレオマー混合物として得た。LC/MS(M+1):688.4;
1H-NMR (500 MHz, DMSO-d
6) δ ppm 8.76 (br. s., 1H), 8.62 - 8.40 (m, 1H), 7.91 - 7.77 (m, 2H), 7.77 - 7.26 (m, 10H), 4.69 (m, 1H), 4.56 - 4.22 (m, 1H), 3.76 - 3.54 (m, 2H), 3.27 - 3.14 (m, 1H), 2.69 - 2.54 (m, 4H), 2.19 - 1.77 (m, 4H), 1.65 - 1.38 (m, 1H).
【0167】
実施例54
1-エチル-3-((1-(2-((S)-1-((4-フルオロフェニル)スルホニル)-6-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-2-イル)アセチル)-3-ヒドロキシピロリジン-3-イル)メチル)ウレア
【化172】
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DCM(1 ml)中の1-(3-(アミノメチル)-3-ヒドロキシピロリジン-1-イル)-2-((S)-1-((4-フルオロフェニル)スルホニル)-6-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-2-イル)エタノン(実施例49, 8 mg, 0.013 mmol)、DIEA(6.83 μl, 0.039 mmol)およびエチルイソシアネート(1.854 mg, 0.026 mmol)の溶液を、室温で1時間攪拌して、減圧濃縮して、分取HPLC(条件C)により精製して、表題化合物(2.8 mg, 0.004 mmol, 31%収率)を得た。LC/MS(M+1):685.3;
1H-NMR(500 MHz, DMSO-d
6) δ ppm 9.05 - 8.62 (m, 1H), 7.73 - 7.64 (m, 1H), 7.64 - 7.57 (m, 2H), 7.55 - 7.48 (m, 1H), 7.46 - 7.30 (m, 3H), 5.97 (m, 2H), 5.34 - 5.01 (m, 1H), 4.65 (br. s., 1H), 3.24 - 2.91 (m, 5H), 2.70 - 2.56 (m, 3H), 2.06 - 1.87 (m, 2H), 1.83 - 1.51 (m, 3H), 1.09 - 0.85 (m, 3H).
【0168】
実施例55
エチル ((1-(2-((S)-1-((4-フルオロフェニル)スルホニル)-6-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-2-イル)アセチル)-3-ヒドロキシピロリジン-3-イル)メチル)カルバメート
【化173】
[この文献は図面を表示できません]
DCM(1 ml)中の1-(3-(アミノメチル)-3-ヒドロキシピロリジン-1-イル)-2-((S)-1-((4-フルオロフェニル)スルホニル)-6-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-2-イル)エタノン(実施例49, 8 mg, 0.013 mmol)、DIEA(6.83 μl, 0.039 mmol)およびエチルクロロホルメート(2.83 mg, 0.026 mmol)の溶液を、室温で1時間攪拌して、減圧濃縮して、分取HPLCにより精製して、表題化合物(2.6 mg, 0.004 mmol, 28%収率)を得た。LC/MS(M+1):686.3;
1H-NMR (500 MHz, DMSO-d
6) δ ppm 8.77 (br. s., 1H), 7.80 - 7.51 (m, 4H), 7.51 - 7.27 (m, 3H), 5.14 - 4.83 (m, 1H), 4.80 - 4.54 (m, 1H), 4.22 - 3.85 (m, 2H), 3.29 - 2.96 (m, 5H), 2.64 - 2.42 (m, 3H), 2.07 - 1.44 (m, 5H), 1.27 - 0.88 (m, 3H).
【0169】
実施例56
7-(2-((S)-1-((4-フルオロフェニル)スルホニル)-6-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-2-イル)アセチル)-1,3-ジオキサ-7-アザスピロ[4.4]ノナン-2-オン
【化174】
[この文献は図面を表示できません]
DIEA(0.012 mL, 0.068 mmol)およびジ(1H-イミダゾール-1-イル)メタノン(, 11.08 mg, 0.068 mmol)を、室温で、2-((S)-1-((4-フルオロフェニル)スルホニル)-6-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-2-イル)-1-(3-ヒドロキシ-3-(ヒドロキシメチル)ピロリジン-1-イル)エタノン(実施例41,14 mg, 0.023 mmol)/THF(1 mL)の溶液に加えて、4時間攪拌した。反応混合物を、減圧濃縮して、残留物を、分取HPLCにより精製して(条件C)、表題化合物(5.2 mg, 0.008 mmol, 36%収率)を得た。LC/MS(M+1):641.3;
1H-NMR(500MHz, CDCl
3とCD
3ODの1:1の混合物) δ ppm 7.98 (s, 1H), 7.86 - 7.71 (m, 1H), 7.67 - 7.62 (m, 1H), 7.48 (s, 2H), 7.48 - 7.38 (m, 1H), 7.13 (d, J=8.4 Hz, 2H), 4.62 - 4.47 (m, 2H), 4.09 - 3.52 (m, 4H), 2.88 - 2.77 (m, 1H), 2.66 - 2.02 (m, 6H), 1.91 - 1.72 (m, 1H), 1.69 - 1.53(m, 1H).
【0170】
実施例57
N-((1-エチル-4-メチル-2,5-ジオキソイミダゾリジン-4-イル)メチル)-2-((S)-1-((4-フルオロフェニル)スルホニル)-6-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-2-イル)アセトアミド
【化175】
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実施例27と同様の方法に従って、(S)-2-(1-((4-フルオロフェニル)スルホニル)-6-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-2-イル)酢酸(12 mg, 0.023 mmol)を、表題化合物(9.3 mg, 0.014 mmol, 59%収率)に変換した。LC/MS(M+1):669.3;
1H-NMR (500MHz, CDCl
3とCD
3ODの1:1の混合物) δ ppm 7.78 (d, J=8.4 Hz, 1H), 7.61 (s, 1H), 7.60 - 7.51 (m, 2H), 7.42 (s, 1H), 7.22 - 6.67 (m, 2H), 4.79 - 4.72 (m, 1H), 3.62 - 3.44 (m, 4H), 2.74 - 2.63 (m, 1H), 2.58 - 2.43 (m, 1H), 2.32 (m, 1H), 2.08 - 1.74 (m, 2H), 1.59 - 1.48 (m, 1H), 1.44 - 1.36 (m, 3H), 1.25 - 0.99 (m, 3H).
【0171】
実施例58
シス-2-(2-((S)-1-((4-フルオロフェニル)スルホニル)-6-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-2-イル)アセトアミド)シクロペンタンカルボキサミド
【化176】
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実施例1,工程Bに記載の方法と同様の方法に従って、(S)-2-(1-((4-フルオロフェニル)スルホニル)-6-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-2-イル)酢酸(12 mg, 0.023 mmol)を、(±)シス-2-アミノシクロペンタンカルボキサミド(4.5 mg, 0.035 mmol)で処理して、表題化合物(11.9 mg, 0.019 mmol, 82%収率)を得た。LC/MS(M+1):626.3;
1H-NMR (500MHz, DMSO-d
6) δ ppm 8.74 (br. s., 1H), 7.88 - 7.61 (m, 4H), 7.52 (d, J=8.9 Hz, 1H), 7.46 - 7.31 (m, 3H), 7.13 (br. s., 1H), 6.69 (m, 1H), 4.67 (dquin, J=10.0, 5.2 Hz, 1H), 4.34 - 4.14 (m, 1H), 2.73 - 2.62 (m, 2H), 2.44 - 2.05 (m, 3H), 1.91 - 1.29 (m, 8H).
【0172】
実施例59
1-(2-((S)-1-((4-フルオロフェニル)スルホニル)-6-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-2-イル)アセチル)ピロリジン-3-カルボキサミド
【化177】
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実施例1,工程Bに記載の方法と同様の方法に従って、(S)-2-(1-((4-フルオロフェニル)スルホニル)-6-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-2-イル)酢酸(12 mg, 0.023 mmol)を、ピロリジン-3-カルボキサミド, TFA(7.97 mg, 0.035 mmol)で処理して、表題化合物(12.8 mg, 0.021 mmol, 90%収率)をジアステレオマー混合物として得た。LC/MS(M+1):612.3;
1H-NMR (500MHz, DMSO-d
6) δ ppm 8.75 (m, 1H), 7.76 - 7.50 (m, 4H), 7.50 - 7.32 (m, 4H), 7.08 - 6.75 (m, 1H), 4.67 (m, 1H), 3.61 - 3.45 (m, 2H), 3.26 - 3.14 (m, 2H), 2.99 - 2.82 (m, 2H), 2.73 - 2.57 (m, 2H), 2.13 - 1.77 (m, 4H), 1.58 (m, 1H).
【0173】
実施例60
2-((S)-1-((4-フルオロフェニル)スルホニル)-6-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-2-イル)-N-(2-オキソオキセタン-3-イル)アセトアミド
【化178】
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実施例1,工程Bに記載の方法と同様の方法に従って、(S)-2-(1-((4-フルオロフェニル)スルホニル)-6-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-2-イル)酢酸(12 mg, 0.023 mmol)を、3-アミノオキセタン-2-オン(3.0 mg, 0.035 mmol)で処理して、表題化合物(4.4 mg, 0.007 mmol, 31%収率)をジアステレオマー混合物として得た。LC/MS(M+1):585.2;
1H-NMR (500MHz, DMSO-d
6) δ ppm 8.75 (br. s., 1H), 7.76 - 7.50 (m, 4H), 7.50 - 7.32 (m, 4H), 7.08 - 6.75 (m, 1H), 4.67 (m, 1H), 3.61 - 3.45 (m, 1H), 3.26 - 3.14 (m, 1H), 2.99 - 2.82 (m, 1H), 2.73 - 2.57 (m, 1H), 2.13 - 1.77 (m, 2H), 1.58 (m, 1H).
【0174】
実施例61
2-((S)-1-((4-フルオロフェニル)スルホニル)-6-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-2-イル)-N-(2-(3-ヒドロキシ-3-(ヒドロキシメチル)ピロリジン-1-イル)-2-オキソエチル)アセトアミド
【化179】
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実施例1,工程Bに記載の方法と同様の方法に従って、(S)-2-(2-(1-((4-フルオロフェニル)スルホニル)-6-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-2-イル)アセトアミド)酢酸(実施例45, 11 mg, 0.019 mmol)を、3-(ヒドロキシメチル)ピロリジン-3-オール, TFA(6.66 mg, 0.029 mmol)で処理して、表題化合物(9.6 mg, 0.014 mmol, 73%収率)を得た。LC/MS(M+1):672.4;
1H-NMR (500MHz, DMSO-d
6) δ ppm 8.77 (br. s., 1H), 8.14 (dt, J=10.9, 5.4 Hz, 1H), 7.80 - 7.63 (m, 3H), 7.52 (d, J=8.9 Hz, 1H), 7.49 - 7.30 (m, 3H), 5.11 - 4.56 (m, 3H), 3.90 - 3.62 (m, 2H), 3.56 - 3.43 (m, 2H), 3.25 - 3.08 (m, 1H), 2.81 - 2.68 (m, 1H), 2.48 - 2.37 (m, 2H), 2.21 (m, 1H), 2.10 - 1.94 (m, 1H), 1.89 - 1.80 (m, 1H), 1.77 - 1.56 (m, 4H).
【0175】
実施例62
(S)-2-(1-((4-フルオロフェニル)スルホニル)-6-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-2-イル)-N-(2-(ヒドロキシメチル)フェニル)アセトアミド
【化180】
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実施例1,工程Bに記載の方法と同様の方法に従って、(S)-2-(1-((4-フルオロフェニル)スルホニル)-6-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-2-イル)酢酸(12 mg, 0.023 mmol)を、(2-アミノフェニル)メタノール(4.30 mg, 0.035 mmol)で処理して、表題化合物(1.2 mg, 0.002 mmol, 8%収率)を得た。LC/MS(M+1):621.3;
1H-NMR (500MHz, DMSO-d
6) δ ppm 9.38 (s, 1H), 7.72 (d, J=8.4 Hz, 1H), 7.69 - 7.63 (m, 2H), 7.55 (d, J=8.9 Hz, 1H), 7.53 - 7.31 (m, 5H), 7.25 - 7.08 (m, 2H), 4.81 (t, J=5.4 Hz, 1H), 4.45 (s, 2H), 2.80 - 2.67 (m, 1H), 2.60 (d, J=6.9 Hz, 2H), 2.22 (m, 1H), 1.83 - 1.74 (m, 1H), 1.72 - 1.58 (m, 1H).
【0176】
実施例63
2-((S)-1-((4-フルオロフェニル)スルホニル)-6-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-2-イル)-N-(2-((trans-4-ヒドロキシシクロヘキシル)アミノ)-2-オキソエチル)アセトアミド
【化181】
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実施例1,工程Bに記載の方法と同様の方法に従って、(S)-2-(2-(1-((4-フルオロフェニル)スルホニル)-6-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-2-イル)アセトアミド)酢酸(実施例45, 11 mg, 0.019 mmol)を、(±)trans-4-アミノシクロヘキサノール, TFA(6.61 mg, 0.029 mmol)で処理して、表題化合物(7.7 mg, 0.011 mmol, 60%収率)をジアステレオマー混合物として得た。LC/MS(M+1):670.3;
1H-NMR (500MHz, DMSO-d
6) δ ppm 8.76 (br. s., 1H), 8.16 (d, J=4.0 Hz, 1H), 7.76 - 7.58 (m, 4H), 7.52 (d, J=8.4 Hz, 1H), 7.47 - 7.28 (m, 3H), 4.83 - 4.62 (m, 1H), 4.62 - 4.48 (m, 1H), 4.12 - 3.84 (m, 1H), 3.72 - 3.53 (m, 2H), 3.44 (br. s., 1H), 2.74 - 2.67 (m, 1H), 2.45 - 2.31 (m, 2H), 2.25 - 2.09 (m, 1H), 1.88 - 1.53 (m, 6H), 1.33 - 0.98 (m, 4H).
【0177】
実施例64
(R)-1-(2-((S)-1-((4-フルオロフェニル)スルホニル)-6-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-2-イル)アセチル)ピロリジン-2-カルボキサミド
【化182】
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実施例1,工程Bに記載の方法と同様の方法に従って、(S)-2-(1-((4-フルオロフェニル)スルホニル)-6-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-2-イル)酢酸(11 mg, 0.021 mmol)を、(R)-ピロリジン-2-カルボキサミド(3.65 mg, 0.032 mmol)で処理して、表題化合物(10 mg, 0.016 mmol, 77%収率)を得た。LC/MS(M+1):612.3;
1H-NMR (500MHz,CDCl
3とCD
3ODの1:1の混合物) δ ppm 7.77 (d, J=8.4 Hz, 1H), 7.63 (s, 1H), 7.58 - 7.38 (m, 3H), 7.26 - 7.03 (m, 2H), 4.70 - 4.61 (m, 1H), 4.55 - 4.42 (m, 1H), 3.65 - 3.44 (m, 2H), 2.89 (m, 1H), 2.60 - 2.45 (m, 2H), 2.25 - 2.15 (m, 1H), 2.10 - 1.94 (m, 4H), 1.86 - 1.77 (m, 1H), 1.59 - 1.50 (m, 1H).
【0178】
実施例65
(S)-1-(2-((S)-1-((4-フルオロフェニル)スルホニル)-6-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-2-イル)アセチル)ピロリジン-2-カルボキサミド
【化183】
[この文献は図面を表示できません]
実施例1,工程Bに記載の方法と同様の方法に従って、(S)-2-(1-((4-フルオロフェニル)スルホニル)-6-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-2-イル)酢酸(11 mg, 0.021 mmol)を、(S)-ピロリジン-2-カルボキサミド(3.65 mg, 0.032 mmol)で処理して、表題化合物(11.3 mg, 0.018 mmol, 87%収率)を得た。LC/MS(M+1):612.3;
1H-NMR (500MHz,CDCl
3とCD
3ODの1:1の混合物) δ ppm 7.85 - 7.74 (m, 1H), 7.60 (s, 1H), 7.54 - 7.45 (m, 2H), 7.41 (s, 1H), 7.11 (t, J=8.7 Hz, 2H), 4.67 - 4.57 (m, 1H), 4.42 (m, 1H), 3.68 - 3.50 (m, 2H), 3.08 - 2.83 (m, 1H), 2.62 - 2.42 (m, 2H), 2.34 (m, 1H), 2.21 - 1.88 (m, 4H), 1.87 - 1.74 (m, 1H), 1.64 - 1.51 (m, 1H).
【0179】
実施例66
trans-3-(ジメチルアミノ)-4-ヒドロキシピロリジン-1-イル)-2-((S)-1-((4-フルオロフェニル)スルホニル)-6-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-2-イル)エタノン
【化184】
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工程A:1-(6-オキサ-3-アザビシクロ[3.1.0]ヘキサン-3-イル)-2-((S)-1-((4-フルオロフェニル)スルホニル)-6-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-2-イル)エタノン
【化185】
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mCPBA(54.8 mg, 0.318 mmol)を、DCM(3 ml)中の(S)-1-(2,5-ジヒドロ-1H-ピロール-1-イル)-2-(1-((4-フルオロフェニル)スルホニル)-6-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-2-イル)エタノン(実施例38, 工程A, 60 mg, 0.106 mmol)の溶液に、室温で加えて、15時間攪拌した。反応混合物を、DCM(60 ml)で希釈して、飽和NaHCO
3水溶液、水、ブラインで洗浄して、乾燥させて(MgSO
4)、減圧濃縮した。残留物を、70% 酢酸エチル/ヘキサンの混合物を用いてフラッシュシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、1-(6-オキサ-3-アザビシクロ[3.1.0]ヘキサン-3-イル)-2-((S)-1-((4-フルオロフェニル)スルホニル)-6-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-2-イル)エタノン(54 mg, 0.093 mmol, 88%収率)を得た。LC/MS(M+1):583.2.
1H-NMR (400 MHz, CD3OD) δ ppm 7.92 - 7.70 (m, 1H), 7.67 - 7.51 (m, 3H), 7.44 (br. s., 1H), 7.31 - 7.07 (m, 2H), 4.79 - 4.65 (m, 1H), 3.94 - 3.71 (m, 3H), 3.72 - 3.38 (m, 3H), 2.85 - 2.69 (m, 1H), 2.64 - 2.35 (m, 2H), 2.06 - 1.75 (m, 2H), 1.67 - 1.44 (m, 1H).
【0180】
工程B:trans-3-(ジメチルアミノ)-4-ヒドロキシピロリジン-1-イル)-2-((S)-1-((4-フルオロフェニル)スルホニル)-6-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-2-イル)エタノン
【化186】
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2.0 Mジメチルアミン(0.103 mL, 0.206 mmol)のTHF溶液を、室温で、1-(6-オキサ-3-アザビシクロ[3.1.0]ヘキサン-3-イル)-2-((S)-1-((4-フルオロフェニル)スルホニル)-6-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-2-イル)エタノン(12 mg, 0.021 mmol)/MeOH(1 ml)の混合物に加えた。それを、マイクロ波オーブン内で140℃に30分間加熱して、室温まで冷却して、分取HPLCにより精製して、表題化合物(7.7 mg, 0.012 mmol, 57%収率)をジアステレオマー混合物として得た。LC/MS(M+1):628.3;
1H-NMR (500 MHz, CDCl
3とCD
3ODの1:1の混合物) δ ppm 7.89 - 7.74 (m, 1H), 7.71 - 7.61 (m, 1H), 7.58 - 7.47 (m, 2H), 7.47 - 7.35 (m, 1H), 7.18 - 7.00 (m, 2H), 4.42 - 4.18 (m, 3H), 3.84 - 3.72 (m, 2H), 3.50 - 3.40 (m, 1H), 3.30 - 3.22 (m, 1H), 2.93 - 2.73 (m, 2H), 2.46 (m, 1H), 2.42 - 2.28 (m, 6H), 2.05 (m, 1H), 1.74 (m, 1H), 1.62 - 1.47 (m, 1H).
【0181】
実施例67
1-(cis-3,4-ジヒドロキシ-2-(ヒドロキシメチル)ピロリジン-1-イル)-2-((S)-1-((4-フルオロフェニル)スルホニル)-6-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-2-イル)エタノン
【化187】
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工程A:(2,5-ジヒドロ-1H-ピロール-2-イル)メタノール
【化188】
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1.0M LAH/THF溶液(1.06 mL, 1.06 mmol)を、室温で、2,5-ジヒドロ-1H-ピロール-2-カルボン酸(60 mg, 0.530 mmol)/THF(2 ml)の溶液に加えて、30分間攪拌した。次いで、それを、飽和NH
4Cl(5 ml)で注意深くクエンチして、酢酸エチル(60 ml)で抽出して、水、ブラインで洗浄して、乾燥させて(MgSO
4)、減圧濃縮して、(2,5-ジヒドロ-1H-ピロール-2-イル)メタノール(20 mg)を得て、これを更なる精製をせずに次工程にそのまま使用した。
【0182】
工程B:2-((S)-1-((4-フルオロフェニル)スルホニル)-6-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-2-イル)-1-(2-(ヒドロキシメチル)-2,5-ジヒドロ-1H-ピロール-1-イル)エタノン
【化189】
[この文献は図面を表示できません]
実施例1,工程Bに記載の方法と同様の方法に従って、(S)-2-(1-((4-フルオロフェニル)スルホニル)-6-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-2-イル)酢酸(16 mg, 0.031 mmol)を、(2,5-ジヒドロ-1H-ピロール-2-イル)メタノール(6.2 mg, 0.062 mmol)で処理して、2-((S)-1-((4-フルオロフェニル)スルホニル)-6-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-2-イル)-1-(2-(ヒドロキシメチル)-2,5-ジヒドロ-1H-ピロール-1-イル)エタノン(8.0 mg, 0.013 mmol, 41%収率)を得た。LC/MS(M+1):597.2;
1H-NMR (400MHz, CDCl3) δ ppm 8.07 - 7.75 (m, 1H), 7.60 (br. s., 1H), 7.55 - 7.43 (m, 2H), 7.43 - 7.35 (m, 1H), 7.15 - 6.79 (m, 2H), 5.99 - 5.65 (m, 1H), 4.85 - 4.57 (m, 1H), 4.35 - 4.23 (m, 2H), 3.84 - 3.59 (m, 1H), 3.07 - 2.85 (m, 2H), 2.65 - 2.38 (m, 3H), 2.29 - 1.66 (m, 3H), 1.65 - 1.49 (m, 1H).
【0183】
工程C:1-(cis-3,4-ジヒドロキシ-2-(ヒドロキシメチル)ピロリジン-1-イル)-2-((S)-1-((4-フルオロフェニル)スルホニル)-6-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-2-イル)エタノン
【化190】
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実施例38,工程Bと同じ方法に従って、2-((S)-1-((4-フルオロフェニル)スルホニル)-6-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-2-イル)-1-(2-(ヒドロキシメチル)-2,5-ジヒドロ-1H-ピロール-1-イル)エタノン(8 mg, 0.013 mmol)を、2つのジアステレオマー混合物(4.0 mg, 0.006 mmol, 46%収率)として表題化合物に変換した。LC/MS(M+1):631.3.
1H-NMR (500 MHz, DMSO-d
6) δ ppm 8.75 (m, 1H), 7.72 - 7.47 (m, 4H), 7.46 - 7.34 (m, 3H), 5.10 - 4.57 (m, 4H), 4.14 (m, 1H), 3.98 - 3.82 (m, 2H), 3.65 - 3.50 (m, 1H), 3.24 - 3.09 (m, 1H), 2.72 - 2.54 (m, 2H), 2.06 - 1.78 (m, 2H), 1.56 (m, 1H).
【0184】
実施例68
2-((S)-1-((4-フルオロフェニル)スルホニル)-6-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-2-イル)-N-(2-オキソテトラヒドロフラン-3-イル)アセトアミド
【化191】
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実施例1,工程Bに記載の方法と同様の方法に従って、(S)-2-(1-((4-フルオロフェニル)スルホニル)-6-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-2-イル)酢酸(11 mg, 0.021 mmol)を、3-アミノジヒドロフラン-2(3H)-オン, 臭化水素酸塩(5.83 mg, 0.032 mmol)で処理して、表題化合物(8.8 mg, 0.014 mmol, 68%収率)を得た。LC/MS(M+1):599.2;
1H-NMR (500MHz, DMSO-d
6) δ ppm 8.78 (br. s., 1H), 8.54 (dd, J=19.8, 7.4 Hz, 1H), 7.77 - 7.58 (m, 3H), 7.52 (d, J=8.4 Hz, 1H), 7.45 - 7.29 (m, 3H), 4.70 (m, 1H), 4.62 - 4.42 (m, 1H), 4.34 (m, 1H), 4.27 - 4.08 (m, 1H), 2.69 - 2.60 (m, 1H), 2.43 - 2.29 (m, 3H), 2.24 - 2.01 (m, 2H), 1.83 - 1.42 (m, 2H).
【0185】
実施例69
2-((S)-1-((4-フルオロフェニル)スルホニル)-6-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-2-イル)-N-(2-オキソ-2-(((S)-5-オキソテトラヒドロフラン-3-イル)アミノ)エチル)アセトアミド
【化192】
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実施例1,工程Bに記載の方法と同様の方法に従って、(S)-2-(2-(1-((4-フルオロフェニル)スルホニル)-6-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-2-イル)アセトアミド)酢酸(11 mg, 0.019 mmol)を、(S)-4-アミノジヒドロフラン-2(3H)-オン(2.9 mg, 0.029 mmol)で処理して、表題化合物(4.3 mg, 0.006 mmol, 33%収率)を得た。LC/MS(M+1):656.3;
1H-NMR (500MHz, DMSO-d
6) δ ppm 8.45 (d, J=5.9 Hz, 1H), 8.25 (t, J=5.7 Hz, 1H), 7.76 - 7.57 (m, 3H), 7.52 (m, 1H), 7.49 - 7.32 (m, 3H), 4.84 - 4.63 (m, 1H), 4.54 - 4.33 (m, 2H), 4.14 - 3.98 (m, 1H), 3.76 - 3.53 (m, 3H), 2.89 - 2.80 (m, 1H), 2.73 - 2.66 (m, 1H), 2.46 - 2.34 (m, 2H), 2.18 (m, 1H), 1.72 - 1.52 (m, 2H).
【0186】
実施例70
エキソ-3-(2-((S)-1-((4-フルオロフェニル)スルホニル)-6-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-2-イル)アセトアミド)-7-オキサビシクロ[2.2.1]ヘプタン-2-カルボキサミド
【化193】
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実施例1の工程Bに記載の方法と同様の方法に従って、(S)-2-(1-((4-フルオロフェニル)スルホニル)-6-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-2-イル)酢酸(11 mg, 0.021 mmol)を、エキソ-3-アミノ-7-オキサビシクロ[2.2.1]ヘプタン-2-カルボキサミド(5.00 mg, 0.032 mmol)で処理して、表題化合物を2つのジアステレオマーの混合物(13.2 mg, 0.020 mmol, 95%収率)として得た。LC/MS(M+1):654.3;
1H-NMR (500MHz, DMSO-d
6)δ8.75 (br. s., 1H), 8.08 - 7.89 (m, 1H), 7.77 - 7.59 (m, 3H), 7.51 (d, J=8.4 Hz, 1H), 7.43 - 7.29 (m, 1H), 7.02 - 6.67 (m, 2H), 4.84 - 4.62 (m, 1H), 4.56 (t, J=4.5 Hz, 1H), 4.29 (m, 1H), 4.12 (m, 1H), 2.84 - 2.63 (m, 2H), 2.42 - 2.00 (m, 3H), 1.72 - 1.32 (m, 6H).
【0187】
実施例71
(±)2-(1-((4-フルオロフェニル)スルホニル)-6-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-2-イル)-N-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロピル)アセトアミド
【化194】
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DMF(0.6 mL)中の2-(1-((4-フルオロフェニル)スルホニル)-6-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-2-イル)酢酸(20 mg, 0.039 mmol)の溶液に、DIEA(0.020 mL, 0.116 mmol)、BOP(25.7 mg, 0.058 mmol)および1-アミノ-2-メチルプロパン-2-オール(6.92 mg, 0.078 mmol)を加えた。得られた混合物を、室温で1時間攪拌して、分取LC/MS(条件B)により精製して、表題化合物(15.3 mg, 67.2%収率)を得た。LC/MS M+1 =587.1.
1H NMR (500MHz, メタノール-d
4) δ 7.77 (d, J=8.4 Hz, 1H), 7.60 (s, 1H), 7.55 - 7.50 (m, 2H), 7.42 (s, 1H), 7.11 (t, J=8.7 Hz, 2H), 4.80 - 4.69 (m, 1H), 3.19 (s, 2H), 2.70 (dd, J=14.4, 6.4 Hz, 1H), 2.55 (ddd, J=16.3, 7.9, 5.9 Hz, 1H), 2.40 (dd, J=14.4, 7.9 Hz, 1H), 1.97 (dt, J=16.3, 6.4 Hz, 1H), 1.90 - 1.79 (m, 1H), 1.63 - 1.50 (m, 1H), 1.18 (d, J=2.0 Hz, 6H).
【0188】
このラセミ体のアミド(30 mg)を、以下の条件を用いるキラル超臨界液体クロマトグラフィー(SFC)を用い、その対応するエナンチオマーに分割した:カラム, Lux Cell-4 25 X 5cm, 5μm;移動相, CO
2/MeOH=85/15, 100 Bar;温度35℃;流速, 180 mL/分;検出UV (220 nm)。保持時間:第1の溶出するエナンチオマー, 3.56分(> 99% ee), 収量:5.5 mgs;第2の溶出するエナンチオマー, 4.13分(> 99% ee), 収量:6 mg。第2の溶出するエナンチオマーの絶対立体化学が、単結晶X-線分析により、Flack方法を用いる異常分散シグナルから(S)であると決定された。
以下の表1の実施例を、上記の実施例において概説した方法と同じ方法にて、適切なアミンを置き換えることにより製造した。
【0189】
【表1】
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【表2】
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【表3】
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【0190】
【表4】
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【表5】
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【表6】
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【0191】
【表7】
[この文献は図面を表示できません]
【表8】
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【表9】
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【0192】
【表10】
[この文献は図面を表示できません]
【表11】
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【0193】
【表12】
[この文献は図面を表示できません]
【表13】
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【表14】
[この文献は図面を表示できません]
【0194】
【表15】
[この文献は図面を表示できません]
【表16】
[この文献は図面を表示できません]
【0195】
【表17】
[この文献は図面を表示できません]
【表18】
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【表19】
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【0196】
【表20】
[この文献は図面を表示できません]
【表21】
[この文献は図面を表示できません]
【0197】
【表22】
[この文献は図面を表示できません]
【表23】
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【表24】
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【0198】
【表25】
[この文献は図面を表示できません]
【表26】
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【0199】
【表27】
[この文献は図面を表示できません]
【表28】
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【表29】
[この文献は図面を表示できません]
【0200】
【表30】
[この文献は図面を表示できません]
【表31】
[この文献は図面を表示できません]
【0201】
【表32】
[この文献は図面を表示できません]
【表33】
[この文献は図面を表示できません]
【0202】
【表34】
[この文献は図面を表示できません]
【表35】
[この文献は図面を表示できません]
【0203】
【表36】
[この文献は図面を表示できません]
【表37】
[この文献は図面を表示できません]
【0204】
【表38】
[この文献は図面を表示できません]
【表39】
[この文献は図面を表示できません]
【表40】
[この文献は図面を表示できません]
【0205】
【表41】
[この文献は図面を表示できません]
【表42】
[この文献は図面を表示できません]
【0206】
【表43】
[この文献は図面を表示できません]
【表44】
[この文献は図面を表示できません]
【0207】
【表45】
[この文献は図面を表示できません]
【表46】
[この文献は図面を表示できません]
【0208】
実施例290
(±)1-((4-フルオロフェニル)スルホニル)-6-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-N-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロピル)-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-2-カルボキサミド
【化195】
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1-((4-フルオロフェニル)スルホニル)-6-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-2-カルボン酸(中間体4, 20 mg, 0.040 mmol)/DMF(0.6 mL)の溶液に、DIEA(0.021 mL, 0.120 mmol)、BOP(26.5 mg, 0.060 mmol) および1-アミノ-2-メチルプロパン-2-オール(7.11 mg, 0.080 mmol)を加えた。得られる混合物を、室温で1時間攪拌して、分取HPLC(条件B)により精製して、表題化合物(12.0 mg, 54.6%収率)を得た。生成物は、HPLC保持時間=3.12分を示した。カラム:(条件A);LC/MS M+1 =573.2.
1H NMR (400MHz, メタノール-d
4) δ 7.90 (d, J=8.6 Hz, 1H), 7.60 (d, J=8.6 Hz, 1H), 7.51 - 7.47 (m, 2H), 7.38 - 7.36 (m, 1H), 7.08 (t, J=8.6 Hz, 2H), 4.75 (t, J=6.8 Hz, 1H), 3.27 - 3.19 (m, 2H), 3.17 - 3.06 (m, 1H), 2.54 (s, 1H), 1.99 - 1.90 (m, 2H), 1.08 (s, 3H), 0.94 (s, 3H).
【0209】
実施例291
(±)(1-((4-フルオロフェニル)スルホニル)-6-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-2-イル)(4-ヒドロキシピペリジン-1-イル)メタノン
【化196】
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化合物を、1-アミノ-2-メチルプロパン-2-オールを、ピペリジン-4-オールで置換することにより、実施例290に概説した方法と同じ方法にて製造した。生成物の収量は、11.4 mg(48.9%収率)であった。生成物は、HPLC保持時間=3.20分を示した。カラム:(条件A);LC/MS M+1 =585.1.
1H NMR (500MHz, DMSO-d
6) δ 7.84 (td, J=8.5, 5.2 Hz, 2H), 7.62 (d, J=8.9 Hz, 1H), 7.46 (d, J=8.4 Hz, 1H), 7.39 (td, J=8.8, 3.2 Hz, 2H), 7.35 (br. s., 1H), 5.50 (t, J=6.2 Hz, 1H), 4.83 (br. s., 1H), 4.02 - 3.87 (m, 2H), 3.84 - 3.64 (m, 2H), 2.25 - 2.12 (m, 2H), 1.95 - 1.78 (m, 1H), 1.75 - 1.62 (m, 2H), 1.54 - 1.45 (m, 1H), 1.44 - 1.34 (m, 1H), 1.31 - 1.19 (m, 1H).
【0210】
実施例292
(±)2-(4-((4-フルオロフェニル)スルホニル)-7-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-3,4-ジヒドロ-2H-ベンゾ[b][1,4]チアジン-3-イル)-N-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロピル)アセトアミド
【化197】
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(±)2-(4-((4-フルオロフェニル)スルホニル)-7-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-3,4-ジヒドロ-2H-ベンゾ[b][1,4]チアジン-3-イル)酢酸(中間体 5,6 工程F, 10 mg, 0.019 mmol)/DMF(0.6 mL)の溶液に、DIEA(9.82 μl, 0.056 mmol)、BOP(12.44 mg, 0.028 mmol)および1-アミノ-2-メチルプロパン-2-オール(3.34 mg, 0.037 mmol)を加えた。得られる混合物を、室温で1時間攪拌して、分取HPLC(条件E)を用いて精製して、表題化合物(3.5 mg, 30.9%収率)を得た。生成物は、HPLC保持時間=3.20分を示した。カラム:(条件A);LC/MS M+1 =605.1.
1H NMR (500MHz, メタノール-d
4) δ 7.72 - 7.67 (m, 1H), 7.58 - 7.53 (m, 2H), 7.51 - 7.45 (m, 2H), 7.14 (t, J=8.7 Hz, 2H), 3.17 (s, 2H), 3.05 - 3.01 (m, 1H), 2.88 (s, 1H), 2.81 (dd, J=13.4, 4.0 Hz, 1H), 2.51 (dd, J=8.9, 7.4 Hz, 2H), 1.16 (s, 6H).
【0211】
以下の表2の実施例を、ラセミ体またはホモキラルの酸(中間体5、6)および適切なアミンを用いて、上記方法と同じ方法で製造した。
【表47】
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【0212】
実施例299
(S)-ベンジル ((1-((4-フルオロフェニル)スルホニル)-6-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-2-イル)メチル)カルバメート
(S)-2-(1-((4-フルオロフェニル)スルホニル)-6-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-2-イル)酢酸(中間体1, 495 mg, 0.960 mmol)/ベンゼン(10 ml)の溶液に、ジフェニルリン酸アジド(317 mg, 1.153 mmol)およびTEA(0.201 mL, 1.441 mmol)を加えて、内容物を、1時間還流加熱した。反応混合物を、RTまで冷却して、ベンジルアルコール(0.120 mL, 1.153 mmol)を加えて、2時間還流加熱した。反応混合物を、RTまで冷却して、飽和NaHCO
3(10 ml)を加えて、内容物を酢酸エチル(100 ml)で抽出して、水、ブラインで洗浄して、乾燥させて(MgSO
4)、減圧濃縮した。残留物を、20〜60% 酢酸エチル/ヘキサンで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーを用いて精製して、表題化合物(490 mg, 0.790 mmol, 82%)を得た。LC/MS(M+1):621.3;
1H NMR (400MHz, CDCl
3) δ ppm 7.95 - 7.75 (m, 1H), 7.69 - 7.55 (m, 1H), 7.54 - 7.41 (m, 2H), 7.41 - 7.30 (m, 6H), 7.12 - 6.80 (m, 2H), 5.25 (br. s., 1H), 4.47 - 4.26 (m, 1H), 3.49 (m, 2H), 3.47 - 3.33 (m, 1H), 3.24 - 3.06 (m, 1H), 2.54 - 2.42 (m, 1H), 1.92 - 1.77 (m, 1H), 1.77 - 1.60 (m, 1H), 1.50 (m 1H).
【0213】
実施例300
工程A:(S)-2-(2-(アミノメチル)-1-((4-フルオロフェニル)スルホニル)-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-6-イル)-1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロプロパン-2-オール, HCl
【化198】
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(S)-ベンジル ((1-((4-フルオロフェニル)スルホニル)-6-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-2-イル)メチル)カルバメート(実施例299, 470 mg, 0.757 mmol)/MeOH(10 mL)の溶液に、窒素雰囲気下にて、20% パラジウム炭素(40.3 mg, 0.038 mmol)を加えて、内容物をH
2雰囲気(バルーン)下にて4時間攪拌して、濾過した。濾液に、1N HCl水溶液(1 ml)を加えて、内容物を濃縮して、トルエン(2x10 mL)と共に共沸させて、高真空下にて乾燥させて、表題化合物(390 mg, 0.746 mmol, 98%)をHCl塩として得た。LC/MS(M+1):487.2;
1H NMR (400MHz, CD
3OD) δppm 7.90 (d, J=8.8 Hz, 1H), 7.73 - 7.64 (m, 1H), 7.63 - 7.42 (m, 3H), 7.31 - 7.14 (m, 2H), 4.66 - 4.52 (m, 1H), 3.17 - 3.04 (m, 1H), 2.94 (m, 1H), 2.48 (m, 1H), 2.06 - 1.88 (m, 1H), 1.71 - 1.57 (m, 1H), 1.57 - 1.45 (m, 1H).
【0214】
工程B:Cis-N-(((S)-1-((4-フルオロフェニル)スルホニル)-6-(1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-2-イル)メチル)-4-ヒドロキシシクロヘキサンカルボキサミド
【化199】
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BOP(16.5 mg, 0.037 mmol)を、(S)-2-(2-(アミノメチル)-1-((4-フルオロフェニル)スルホニル)-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-6-イル)-1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロプロパン-2-オール・HCl(工程A, 15 mg, 0.029 mmol)/ DMF(1ml)の溶液に加え、続いてDIPEA(0.020 mL, 0.115 mmol)およびcis-4-ヒドロキシシクロヘキサンカルボン酸(4.14 mg, 0.029 mmol)にRTで加えて、1時間攪拌した。混合物を、分取HPLC(条件B)により精製して、表題化合物(10.9 mg, 0.018 mmol, 62%)を得た。LC/MS(M+1):613.3;
1H NMR (500MHz,CDCl
3とCD
3ODの1:1の混合物) δppm 7.80 (d, J=8.4 Hz, 1H), 7.61 (s, 1H), 7.57 - 7.48 (m, 2H), 7.41 (s, 1H), 7.25 - 6.97 (m, 2H), 4.55 - 4.37 (m, 1H), 4.09 - 3.87 (m, 1H), 3.46 - 3.41 (m, 1H), 3.20 (m, 1H), 2.47 (m, 1H), 2.26 - 2.12 (m, 1H), 1.97 - 1.67 (m, 6H), 1.67 - 1.43 (m, 5H).
【0215】
以下の表3の実施例を、ホモキラルなアミン(実施例300, 工程A)および適切な酸を用いて、上記の方法と同じ方法で製造した。
【表48】
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【表49】
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【0216】
【表50】
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【表51】
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【0217】
【表52】
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【0218】
一般的なRORγSPA結合アッセイ
リガンド候補とRORγとの結合は、シンチレーションプロキシミティアッセイ(SPA)の結合アッセイを用いて、[
3H]25-ヒドロキシコレステロールとの競合により計測した。N末端Hisタグを付けたヒトRORγのリガンド結合ドメイン(A262-S507)は、E. coliで発現され、ニッケルアフィニティークロマトグラフィーを用いて精製された。50nM RORγ(A262-S507)を、種々の濃度の試験化合物/PBS緩衝液(0.5% 脂肪酸不含BSAを含有する)と共に室温で15分間インキュベートした。その後、10nMの[
3H]25-ヒドロキシコレステロールを添加して、この反応を15分間インキュベートした。Ysi 銅 HIS-TAG SPA Beads (Perkin Elmer)(4mg/mL)を加えて、混合物を30分間インキュベートした。この反応を、MicroBeta Trilux scintillation plate reader(Perkin Elmer)にて読み出した。IC
50値を、[
3H]25-ヒドロキシコレステロールの結合の阻害%から算出した。
RORγ結合アッセイにおける本発明の化合物のIC
50値を以下に示した。
【0219】
【表53】
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【表54】
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【0220】
【表55】
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【表57】
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【表59】
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【表60】
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【表61】
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【表62】
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