【文献】
【話題再燃か!?】かみつきばあちゃんイレバァ5まとめ,NAVERまとめ,2016年 1月16日,[online],平成30年3月9日検索,URL,https://matome.naver.jp/odai/2138214477358552001
【文献】
組立てアニマル 立体キリンセット(鉛筆・消しゴム),Amazon,2016年10月31日,[online],平成30年3月8日検索,URL,https://www.amazon.co.jp/Gracias-0003-組立てアニマル-立体キリンセット-(鉛筆・消しゴム)/dp/B01MFEOL9H
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記貫通孔は、前記棒状物の差し込み状態であって、前記支持部を前記載置面に載置する第1の状態、及び前記支持部を前記載置面から離間する第2の状態において、前記棒状物を保持可能とする、
請求項1に記載の消しゴム。
【発明を実施するための形態】
【0009】
《消しゴムの構成》
まず、
図1〜
図4を用いて、本発明を適用した第1〜第4の消しゴム10〜40の構成について説明する。
【0010】
第1〜第4の消しゴム10〜40は、いずれも、形象を模した消しゴム(字消し)である。ちなみに、
図1に示した第1の消しゴム10の形象は人間に似た姿を有する妖怪であり、
図2に示した第2の消しゴム20の形象は中華まんじゅうに似た姿を有する妖怪であり、
図3に示した第3の消しゴム30の形象は馬に似た姿を有する妖怪であり、
図4に示した第4の消しゴム40の形象は恐竜に似た姿を有する妖怪である。
【0011】
また、第1〜第4の消しゴム10〜40の主成分は、いずれも、合成樹脂や合成ゴムや天然ゴムやファクチス等であり、鉛筆等の筆記具によって書かれたものを消去することができる。各消しゴム10〜40を構成する複数の部材の色は、同じ色としてもよいし、異なる色としてもよい。また、各消しゴム10〜40を構成する複数の部材が眼部や口部や耳部や腕部や脚部等を有する場合には、これらの色を各部材それ自体の色と異ならせてもよい。
【0012】
〈第1の消しゴム10の構成〉
図1は第1の消しゴム10を示す。なお、ここでの説明では、便宜上、
図1(A)の手前側を前、奥側を後、左側を左、右側を右、上側を上、下側を下と表記し、他の図についてもこれらに準じて向きを表記する。
【0013】
第1の消しゴム10は、
図1(D)に示したように、顔部11と脳部12と冠部13と胴部14の4部材から少なくとも構成される。
【0014】
顔部11は顔を模したものであり、当該顔部11には、2個の眼部11aと1個の口部11bが前側に設けられ、耳部11cが左右両側に設けられ、着脱可能に相互接続を行うための円柱状の凹部11dおよび11eが上下両側に設けられている。
【0015】
脳部12は脳を模したものであり、当該脳部12には、棒状物ST(
図5〜
図9を参照)の差し込み及び引き抜きを可能とし、かつ、差し込み状態で棒状物STの保持を可能とした貫通孔12aが左右方向に形成され、着脱可能に相互接続を行うための円柱状の凸部12bが下側に設けられている。ちなみに、貫通孔12aは、棒状物STが差し込まれたときに当該棒状物STを弾性的に保持可能な内形(
図1では6角形)に形成される。
【0016】
冠部13は冠を模した略リング状を成しており、当該冠部13には、前記貫通孔12aへの棒状物STの差し込みを案内するための補助貫通孔13bが形成されるガイド部13aが左右両側に設けられる。ちなみに、補助貫通孔13bそれぞれは、
図1(A)および
図1(B)に示した組み立て形態において、前記貫通孔12aの一部を構成する。
【0017】
胴部14が胴を模したものであり、当該胴部14には、2個の腕部14aが左右両側に設けられ、平坦な支持部14cを有する脚部14bが下側に設けられる。
【0018】
第1の消しゴム10は組み立て式のものであり、当該組み立ては、例えば、顔部11の凹部11dに脳部12の凸部12bを差し込んで接続し、補助貫通孔13bそれぞれが脳部12の貫通孔12aの両端それぞれと正対するように顔部11と脳部12との境界部分に冠部13を嵌め込んで取り付け、顔部11の凹部11eに胴部14の凸部14dを差し込んで接続することによって行うことができる。
【0019】
組み立て後の第1の消しゴム10は、
図1(A)および
図1(B)に示した形態となる。ちなみに、第1の消しゴム10にあっては、顔部11と脳部12と冠部13との組み合わせが頭部(符号省略)に相当し、当該頭部の重量は胴部14の重量よりも大きい。また、前記貫通孔12aは、頭部の前記顔部11を除く部分に形成される。
【0020】
また、組み立て後の第1の消しゴム10は、胴部14に設けられた平坦な支持部14cを利用して、
図1(A)および
図1(B)に示した姿勢にて、机やテーブルやラック等の平らな面(載置面)に載置したときに自立させることができる。
【0021】
さらに、組み立て後の第1の消しゴム10は、
図1(C)に示したように、顔部11と脳部12と冠部13とから構成される第1形象部10aと、胴部14によって構成される第2形象部10bとが着脱可能に相互接続されたものであり、第1形象部10aと第2形象部10b(消しゴム本体)は必要に応じて分離することができる。
【0022】
〈第2の消しゴム20の構成〉
図2は第2の消しゴム20を示す、なお、ここでの説明では、便宜上、
図2(A)の手前側を前、奥側を後、左側を左、右側を右、上側を上、下側を下と表記し、他の図についてもこれらに準じて向きを表記する。
【0023】
第2の消しゴム20は、
図2(C)に示したように、第1頭部21と第2頭部22と臓部23の少なくとも3部材から構成される。
【0024】
第1頭部21と第2頭部22は頭を模したものであり、各々は涙滴形を左右に2分割したような外観を有している。第1頭部21には、1個の眼部21aと第1口部21b(口部を左右に2分割した一方)が前側に設けられ、平坦な第1支持部21c(支持部を左右に2分割した一方)が下側に設けられ、第1空洞部21d(空洞部を左右に2分割した一方)が形成され、後記貫通孔23aへの棒状物ST(
図5〜
図9を参照)の差し込みを案内するための補助貫通孔21eが左側に形成され、着脱可能に相互接続を行うための略鋸歯状の凹凸部21fが第1頭部21の開口縁に設けられる。ちなみに、補助貫通孔21eは、
図2(A)および
図2(B)に示した組み立て状態において、後記貫通孔23aの一部を構成する。
【0025】
第2頭部22には、1個の眼部22aと第2口部22b(口部を左右に2分割した他方)が前側に設けられ、平坦な第2支持部22c(支持部を左右に2分割した他方)が下側に設けられ、第2空洞部21d(空洞部を左右に2分割した他方)が形成され、後記貫通孔23aへの棒状物ST(
図5〜
図9を参照)の差し込みを案内するための補助貫通孔22eが右側に形成され、着脱可能に相互接続を行うための略鋸歯状の凹凸部22fが第2頭部22の開口縁に設けられる。ちなみに、補助貫通孔22eは、
図2(A)および
図2(B)に示した組み立て形態において、後記貫通孔23aの一部を構成する。
【0026】
臓部23は臓を模したものであり、第1空洞部21dと第2空洞部21dとを組み合わせた空洞部(符号省略)に収容可能な形状を成す。臓部23には、棒状物ST(
図5〜
図9を参照)の差し込みおよび引き抜きを可能とした貫通孔23aが左右方向に形成される。ちなみに、貫通孔23aは、棒状物STが差し込まれたときに当該棒状物STを弾性的に保持可能な内形(
図2では6角形)に形成される。
【0027】
第2の消しゴム20は組み立て式のものであり、当該組み立ては、例えば、第1頭部21の第1空洞部21dに当該第1頭部21の補助貫通孔21eに貫通孔23aの一端が正対するように臓部23を入れ、第2頭部22の第1空洞部22dを当該第2頭部22の補助貫通孔22eに貫通孔23aの他端が正対するように臓部23の突出部分に被せ、第1頭部21の凹凸部21fに第2頭部22の凹凸部22fを差し込んで接続することによって行うことができる。
【0028】
組み立て後の第2の消しゴム20は、
図2(A)および
図2(B)に示した形態となる。組み立て後の第2の形象消しゴム20にあっては、第1口部21bと第2口部22とが組み合わせられて1個の口部(符号省略)となり、当該口部から臓部23の一部が露出する。また、組み立て後の第2の消しゴム20にあっては、第1支持部21cと第2支持部22cとが組み合わせられて1個の支持部(符号省略)となる。
【0029】
この第2の消しゴム20は、第1支持部21cと第2支持部22cとの組み合わせによる平坦な1個の支持部(符号省略)を利用して、
図2(A)および
図2(B)に示した姿勢にて、机やテーブルやラック等の平らな面(載置面)に載置したときに自立させることができる。
【0030】
また、この第2の消しゴム20は、
図2(C)に示したように、第1頭部21から構成される第1形象部20aと、第2頭部22から構成される第2形象部20bとが着脱可能に相互接続されたものであり、第1形象部20aと第2形象部20b(消しゴム本体)は必要に応じて分離することができる。ちなみに、第2の形象消しゴム20において、臓部23は第1形象部20aおよび第2形象部20bとは異なる第3形象部20cを構成し、当該第3形象部20cは第1形象部20aおよび第2形象部20bとともに必要に応じて分離することができる。
【0031】
〈第3の消しゴム30の構成〉
図3は第3の消しゴム30を示す。なお、ここでの説明では、便宜上、
図3(A)の左側を前、右側を後、奥側を左、手前側を右、上側を上、下側を下と表記し、他の図についてもこれらに準じて向きを表記する。
【0032】
第3の消しゴム30は、
図3(B)に示したように、頭部31と胴部32の少なくとも2部材から構成される。
【0033】
頭部31は頭を模したものであり、当該頭部31には、2個の眼部31aと1個の口部31bが前側に設けられ、耳部31cが左右両側に設けられ、着脱可能に相互接続を行うための円柱状の凹部31dが下側に設けられる。
【0034】
胴部32は胴を模したものであり、当該胴部32には、平坦な支持部32bを有する4個の脚部32aが下側に設けられ、棒状物ST(
図5〜
図9を参照)の差し込みおよび引き抜きを可能とし、かつ、差し込み状態で棒状物STへの装着を可能とする貫通孔32cが左右方向に形成され、着脱可能に相互接続を行うための円柱状の凸部32dが上側に設けられる。ちなみに、貫通孔32cは、棒状物STが差し込まれたときに当該棒状物STを弾性的に保持可能な内形(
図3では6角形)に形成される。
【0035】
第3の消しゴム30は組み立て式のものであり、当該組み立ては、頭部31の凹部31dに胴部32の凸部32dを差し込んで接続することによって行うことができる。組み立て後の第3の消しゴム30は、
図3(A)に示した形態となる。
【0036】
この第3の消しゴム30は、胴部32に設けられた平坦な4個の支持部32bを利用して、
図3(A)に示した姿勢にて、机やテーブルやラック等の平らな面(載置面)に載置したときに自立させることができる。
【0037】
また、この第3の消しゴム30は、
図3(B)に示したように、頭部31から構成される第1形象部30aと、胴部32によって構成される第2形象部30bとが着脱可能に相互接続されたものであり、第1形象部30aと第2形象部30b(消しゴム本体)は必要に応じて分離することができる。
【0038】
〈第4の消しゴム40の構成〉
図4は第4の消しゴム40を示す。なお、ここでの説明では、便宜上、
図4(A)の左側を前、右側を後、奥側を左、手前側を右、上側を上、下側を下と表記し、他の図についてもこれらに準じて向きを表記する。
【0039】
第4の消しゴム40は、
図4(B)に示したように、頭部41と胴部42の少なくとも2部材から構成される。
【0040】
頭部41は頭を模したものであり、当該頭部41には、2個の眼部41aが上側に設けられ、1個の口部14bが前側に設けられ、棒状物ST(
図5〜
図9を参照)の差し込みおよび引き抜きを可能とし、かつ、差し込み状態で棒状物STへの装着を可能とする貫通孔41cが前後方向に形成され、着脱可能に相互接続を行うための円柱状の凹部41dが後側に設けられる。ちなみに、貫通孔41cは、棒状物STが差し込まれたときに当該棒状物STを弾性的に保持可能な内形(
図4では6角形)に形成される。
【0041】
胴部42は胴を模したものであり、当該胴部42には、2個の腕部42aが左右両側に設けられ、平坦な支持部42cを有する2個の脚部42bが左右両側に設けられ、棒状物ST(
図5〜
図9を参照)の差し込みおよび引き抜きを可能とし、かつ、差し込み状態で棒状物STへの装着を可能とする貫通孔42dが前後方向に形成され、着脱可能に相互接続を行うための円柱状の凸部42eが前側に設けられる。なお、胴部42の上側部分は骨が露出したような外観となっている。ちなみに、貫通孔42dは、棒状物STが差し込まれたときに当該棒状物STを弾性的に保持可能な内形(
図4では6角形)に形成される。
【0042】
第4の消しゴム40は組み立て式のものであり、当該組み立ては、頭部41の凹部41dに胴部42の凸部42eを差し込んで接続することによって行うことができる。組み立て後の第4の消しゴム40は、
図4(A)に示した形態となる。
【0043】
また、組み立て後の第4の消しゴム40にあっては、頭部41の貫通孔41cと胴部42の貫通孔42dとは、互いが段差なく直線的に連続して1個の貫通孔(符号省略)となる。
【0044】
この第4の消しゴム40は、胴部42に設けられた平坦な2個の支持部42cを利用して、
図4(A)に示した姿勢にて、机やテーブルやラック等の平らな面(載置面)に載置したときに自立させることができる。
【0045】
また、この第4の消しゴム40は、
図4(B)に示したように、頭部41から構成される第1形象部40aと、胴部42によって構成される第2形象部40bとが着脱可能に相互接続されたものであり、第1形象部40aと第2形象部40b(消しゴム本体)は必要に応じて分離することができる。
【0046】
次に、
図5〜
図10を用いて、前述の第1〜第4の消しゴム10〜40の使用方法について、作用効果を交えて説明する。
【0047】
第1〜第4の消しゴム10〜40は、それぞれ単独で使用できる他、2以上を併せて使用することもできる。ちなみに、
図5〜
図9には棒状物STとして6角形の外形に形成される鉛筆を示してあるが、鉛筆以外のメカニカルペンシルやボールポイントペン等の筆記具を棒状物STとして使える他、剣や刀等の武器を模した専用のものを棒状物STとして使うこともできる。
【0048】
〈第1の消しゴム10を単独で使用する方法〉
先に述べたように、
図1に示した第1の消しゴム10は組み立て式のものであるため、組み立てまたは分解による楽しさおよび面白さを使用者に提供することができる。また、組み立て後の第1の消しゴム10は自立が可能であるため、好みの場所に自立状態で配置することによる楽しさおよび面白さを使用者に提供することができる。
【0049】
さらに、貫通孔12aは、棒状物STの差し込み状態であって、支持部14cを載置面に載置する第1の状態、及び支持部14cを載置面から離間する第2の状態(例えば棒状物STの使用状態)において、棒状物STを保持可能とするので、棒状物STの差し込み状態の消しゴム10の多様な態様での遊びを使用者に提供することができる。また、棒状物STの差し込み状態(棒状物STが刺さった状態)の例えばキャラクターの多様な姿態を楽しむことができる。
【0050】
さらに、
図5に示したように、組み立て後の第1の消しゴム10は棒状物STに装着することができる。第1の消しゴム10を棒状物STに装着するときには、例えば、棒状物STの一端部、好ましくは先鋭端部を第1の形象消しゴム10の一方の補助貫通孔13aを通じて貫通孔12aに差し込み、当該一端部を他方の補助貫通孔13aから突出させる。貫通孔12aに差し込まれた棒状物STは当該貫通孔12aによって弾性的に保持されるため、換言すれば、第1の形象消しゴム10は棒状物STにがたつきなく装着されるため、装着状態のままで棒状物STを使うことによる楽しさおよび面白さを使用者に提供することができる。
【0051】
さらに、
図5に示したように、棒状物STに装着された第1の形象消しゴム10は、第1形象部10aの貫通孔(貫通孔12aと補助貫通孔13aおよび13b)に棒状物STが差し込まれた状態において、第2形象部10bを第1形象部10aから分離することができる。この場合の分離は、棒状物STの短辺方向への分離となる。すなわち、棒状物STには第1形象部10aのみが装着された状態となるため、この装着状態の変化による楽しさおよび面白さを使用者に提供することができる。
【0052】
〈第2の消しゴム20を単独で使用する方法〉
先に述べたように、
図2に示した第2の形象消しゴム20は組み立て式のものであるため、組み立てまたは分解による楽しさおよび面白さを使用者に提供することができる。また、組み立て後の第2の消しゴム20は自立が可能であるため、好みの場所に自立状態で配置することによる楽しさおよび面白さを使用者に提供することができる。
【0053】
さらに、貫通孔23aは、棒状物STの差し込み状態であって、支持部21c,22cを載置面に載置する第1の状態、及び支持部21c,22cを載置面から離間する第2の状態(例えば棒状物STの使用状態)において、棒状物STを保持可能とするので、棒状物STの差し込み状態の消しゴム10の多様な態様での遊びを使用者に提供することができる。また、棒状物STの差し込み状態(棒状物STが刺さった状態)の例えばキャラクターの多様な姿態を楽しむことができる。
【0054】
さらに、
図6に示したように、組み立て後の第2の消しゴム20は棒状物STに装着することができる。第2の消しゴム20を棒状物STに装着するときには、例えば、棒状物STの一端部、好ましくは先鋭端部を第2の形象消しゴム20の一方の補助貫通孔22eを通じて貫通孔23aに差し込み、当該一端部を他方の補助貫通孔21eから突出させる。貫通孔23aに差し込まれた棒状物STは当該貫通孔23aによって弾性的に保持されるため、換言すれば、第2の消しゴム20は棒状物STにがたつきなく装着されるため、装着状態のままで棒状物STを使うことによる楽しさおよび面白さを使用者に提供することができる。
【0055】
さらに、
図6に示したように、棒状物STに装着された第2の消しゴム20は、第3形象部20aと第4形象部20bと第5形象部20cに形成される貫通孔(補助貫通孔21eおよび22eと貫通孔23a)に棒状物STが差し込まれた状態において、第3形象部20aと第4形象部20bと第5形象部20cとを分離することができる。この場合の分離は、棒状物STの長辺方向への分離となる。すなわち、第3形象部20aと第4形象部20bと第5形象部20cを棒状物STに装着された状態のまま引き離すことができるため、この装着状態の変化による楽しさおよび面白さを使用者に提供することができる。
【0056】
〈第3の消しゴム30を単独で使用する方法〉
先に述べたように、
図3に示した第3の消しゴム30は組み立て式のものであるため、組み立てまたは分解による楽しさおよび面白さを使用者に提供することができる。また、組み立て後の第3の消しゴム30は自立が可能であるため、好みの場所に自立状態で配置することによる楽しさおよび面白さを使用者に提供することができる。
【0057】
さらに、貫通孔32cは、棒状物STの差し込み状態であって、支持部32bを載置面に載置する第1の状態、及び支持部32bを載置面から離間する第2の状態(例えば棒状物STの使用状態)において、棒状物STを保持可能とするので、棒状物STの差し込み状態の消しゴム10の多様な態様での遊びを使用者に提供することができる。また、棒状物STの差し込み状態(棒状物STが刺さった状態)の例えばキャラクターの多様な姿態を楽しむことができる。
【0058】
さらに、
図7に示したように、組み立て後の第3の消しゴム30は棒状物STに装着することができる。第3の消しゴム30を棒状物STに装着するときには、例えば、棒状物STの一端部、好ましくは先鋭端部を第3の消しゴム30の貫通孔32cの一端に差し込み、当該一端部を貫通孔32cの他端から突出させる。貫通孔32cに差し込まれた棒状物STは当該貫通孔32cによって弾性的に保持されるため、換言すれば、第3の消しゴム30は棒状物STにがたつきなく装着されるため、装着状態のままで棒状物STを使うことによる楽しさおよび面白さを使用者に提供することができる。
【0059】
さらに、
図7に示したように、棒状物STに装着された第3の消しゴム30は、第2形象部30bの貫通孔32cに棒状物STが差し込まれた状態において、第1形象部30aを第2形象部30bから分離することができる。この場合の分離は、棒状物STの短辺方向への分離となる。すなわち、棒状物STには第2形象部30bのみが装着された状態となるため、この装着状態の変化による楽しさおよび面白さを使用者に提供することができる。
【0060】
〈第4の消しゴム40を単独で使用する方法〉
先に述べたように、
図4に示した第4の消しゴム40は組み立て式のものであるため、組み立てまたは分解による楽しさおよび面白さを使用者に提供することができる。また、組み立て後の第4の消しゴム40は自立が可能であるため、好みの場所に自立状態で配置することによる楽しさおよび面白さを使用者に提供することができる。
【0061】
さらに、貫通孔41c,42dは、棒状物STの差し込み状態であって、支持部32bを載置面に載置する第1の状態、及び支持部32bを載置面から離間する第2の状態(例えば棒状物STの使用状態)において、棒状物STを保持可能とするので、棒状物STの差し込み状態の消しゴム10の多様な態様での遊びを使用者に提供することができる。また、棒状物STの差し込み状態(棒状物STが刺さった状態)の例えばキャラクターの多様な姿態を楽しむことができる。
【0062】
さらに、
図8に示したように、組み立て後の第4の消しゴム40は棒状物STに装着することができる。第4の消しゴム40を棒状物STに装着するときには、例えば、棒状物STの一端部、好ましくは先鋭端部を第4の消しゴム40の貫通孔(貫通孔41cおよび42d)の一端に差し込み、当該一端部を貫通孔の他端から突出させる。貫通孔に差し込まれた棒状物STは当該貫通孔によって弾性的に保持されるため、換言すれば、第4の消しゴム40は棒状物STにがたつきなく装着されるため、装着状態のままで棒状物STを使うことによる楽しさおよび面白さを使用者に提供することができる。
【0063】
さらに、
図8に示したように、棒状物STに装着された第4の消しゴム40は、第1形象部40aと第2形象部40に形成される貫通孔(貫通孔41cおよび42d)に棒状物STが差し込まれた状態において、第1形象部40aと第2形象部40bを分離することができる。この場合の分離は、棒状物STの長辺方向への分離となる。すなわち、第1形象部40aと第2形象部40bを棒状物STに装着された状態のまま引き離すことができるため、この装着状態の変化による楽しさおよび面白さを使用者に提供することができる。
【0064】
〈2以上の消しゴムを併せて使用する方法その1〉
この方法その1は、1本の棒状物STに2以上の消しゴムを装着する方法である。
図1に示した第1の消しゴム10と
図2に示した第2の消しゴム20を併せて使用する場合を例として説明すると、先に述べたように、第1の消しゴム10と第2の消しゴム20はそれぞれ棒状物STに装着することができるため、
図9に示したように、1本の棒状物STに並べて装着すると、この並びによる楽しさおよび面白さを使用者に提供することできる。
【0065】
また、1本の棒状物STに第1の消しゴム10と第2の消しゴム20を並べて装着した状態において、第1の消しゴム10にあっては第2形象部10bを第1形象部10aから分離して第1形象部10aのみが装着された状態とすることができ、第2の消しゴム20にあっては第3形象部20aと第4形象部20bと第5形象部20cとを分離して引き離すことができるため、第1の消しゴム10と第2の消しゴム20のそれぞれの装着状態の変化による楽しさおよび面白さを使用者に提供することができる。
【0066】
前記の作用効果は、1本の棒状物STに第1の消しゴム10と第2の消しゴム20を並べて装着する場合に限らず、計4個の消しゴム10〜40から2つを選択して1本の棒状物STに装着する場合や、計4個の消しゴム10〜40から3つを選択して1本の棒状物STに装着する場合や、計4個の消しゴム10〜40の全てを1本の棒状物STに装着する場合にも同様に得ることができる。
【0067】
〈2以上の消しゴムを併せて使用する方法その2〉
この方法その2は、2以上の消しゴムを用いて別の態様の形象消しゴムを組み立てる方法である。
図1に示した第1の消しゴム10と
図3に示した第3の消しゴム30を併せて使用する場合を例として説明すると、先に述べたように、第1の消しゴム10は着脱可能に相互接続された第1形象部10aと第2形象部10bとを有しており、第3の形象消しゴム30も着脱可能に相互接続された第1形象部30aと第2形象部30bとを有している。そのため、第1の消しゴム10における相互接続用の凹部11eおよび凸部14dの形状と、第3の消しゴム30における相互接続用の凹部31dおよび凸部32dの形状を同じにしておけば、
図10に示したように、第1の消しゴム10の第1形象部10aを第3の消しゴム30の第1形象部30aと置換したり、図示を省略したが、第3の消しゴム30の第1形象部30aを第1の消しゴム10の第1形象部10aと置換したりすることにより、別の態様の消しゴムを組み立てることができる。すなわち、この別の態様の消しゴムを組み立てることによる楽しさおよび面白さを使用者に提供することできる。
【0068】
前記の作用効果は、第1の消しゴム10と第3の消しゴム30を併せて使用する場合に限らず、第1の消しゴム10と第4の消しゴム40を併せて使用する場合や、第3の消しゴム30と第4の消しゴム40を併せて使用する場合や、第1の消しゴム10と第3の消しゴム30と第4の消しゴム40を併せて使用する場合にも同様に得ることができる。
【0069】
《消しゴムセット》
次に、使用者に対して好適な消しゴムセットについて説明する。
【0070】
先に述べた方法その1を可能とするための消しゴムセットとしては、
図1〜
図4に示した消しゴム10〜40のうちの少なくとも2つのセット、好ましくは形象対象が異なる(外観部分の形状を異にする)少なくとも2つのセットを挙げることができる。換言すれば、少なくとも2つの消しゴムのセットを販売すれば、このセットを購入した使用者は先に述べた方法その1を直ぐさま実行でき、かつ、前記の如き作用効果を得ることができる。
【0071】
また、先に述べた方法その2を可能とするための消しゴムセットとしては、
図1に示した消しゴム10と
図3に示した消しゴム30と
図4に示した消しゴム40のうちの少なくとも2つのセットを挙げることができる。換言すれば、置換可能な形象部を有する少なくとも2つの消しゴムのセットを販売すれば、このセットを購入した使用者は先に述べた方法その2を直ぐさま実行でき、かつ、前記の如き作用効果を得ることができる。
【0072】
《変形例》
次に、前述の消しゴム10〜40と消しゴムセットに係る変形例について説明する。
【0073】
〈第1変形例〉各消しゴム10〜40に形成される貫通孔として内形が6角形のものを示したが、差し込まれた棒状物STを弾性的に保持できる内形であれば、6角形以外、例えば、円形や6角以外の多角形等の内形を採用してもよい。
【0074】
〈第2変形例〉各消しゴム10〜40として組み立て状態において1つの貫通孔が形成されるものを例示したが、異なる位置に別の貫通孔が形成されることにより、2以上の貫通孔が形成されるものとしてもよい。
【0075】
〈第3変形例〉各消しゴム10〜40の適当な位置、例えば、第1形象部と第2形象部の少なくとも一方にスタンプ部(スタンプ台に押し付けて紙等に特定の模様や文字等を転写する部分)を設けてもよい。このようなスタンプ部を設ければ、当該スタンプ部を使用することによる別の楽しさおよび面白さを使用者に提供することができる。
【0076】
〈第4変形例〉第1〜第4の消しゴム10〜40としてキャラクターである妖怪をを例示したが、実在しない生物や物だけではなく、例えば、実在する生物や物等を模したものであってもよい。本発明に係る消しゴムは棒状物STを差し込んで当該棒状物STに装着するものであるため、幼児が使用することも考慮すると、幼児が棒状物に装着したいという欲求を満たすことのできる形状(形態)を有する形象であれば、どのような形象であってもよい。
【0077】
〈第5変形例〉消しゴムとして構成タイプが異なる4種類の消しゴム10〜40を例示したが、形象対象を増加することにより、いずれかのタイプに該当する5種類以上の消しゴムを用意してもよい。
【解決手段】第1の消しゴム10は、消しゴム本体と、消しゴム本体に形成され、載置面への載置により第1の消しゴム10の自立を可能とした支持部14cとを有し、消しゴム本体には、棒状物の差し込みおよび引き抜きを可能とし、かつ、差し込み状態で当該棒状物の保持を可能とする貫通孔12aおよび補助貫通孔13bが形成される。