(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記ダウンリンクデータは、PPDU(physical layer protocol data unit)内に含まれ、前記複数のリソース単位の割当位置は、前記PPDUのPPDUヘッダに含まれるシグナルフィールドによってシグナリングされる、請求項1に記載の方法。
前記ダウンリンクデータは、PPDU(physical layer protocol data unit)内に含まれ、前記複数のリソース単位の割当位置は、前記PPDUのPPDUヘッダに含まれるシグナルフィールドによってシグナリングされる、請求項4に記載のAP。
【発明を実施するための形態】
【0022】
図1は、無線LAN(wireless local area network、WLAN)の構造を示す概念図である。
【0023】
図1の上段は、IEEE(institute of electrical and electronic engineers)802.11のインフラストラクチャBSS(basic service set)の構造を示す。
【0024】
図1の上段を参照すると、無線LANシステムは、一つまたはそれ以上のインフラストラクチャBSS100、105(以下、BSS)を含むことができる。BSS100、105は、成功的に同期化されて互いに通信できるAP(access point)125及びSTA1(Station)100−1のようなAPとSTAのセットであり、特定領域を示す概念ではない。BSS105は、一つのAP130に一つ以上の結合可能なSTA105−1、105−2を含むこともできる。
【0025】
BSSは、少なくとも一つのSTA、分散サービス(Distribution Service)を提供するAP125、130及び複数のAPを連結させる分散システム(Distribution System、DS)110を含むことができる。
【0026】
分散システム110は、複数のBSS100、105を連結して拡張されたサービスセットであるESS(extended service set)140を具現することができる。ESS140は、一つまたは複数個のAP125、230が分散システム110を介して連結されて構成された一つのネットワークを指示する用語として使われることができる。一つのESS140に含まれるAPは、同じSSID(service set identification)を有することができる。
【0027】
ポータル(portal)120は、無線LANネットワーク(IEEE802.11)と他のネットワーク(例えば、802.X)との連結を実行するブリッジ役割を遂行することができる。
【0028】
図1の上段のようなBSSでは、AP125、130間のネットワーク及びAP125、130とSTA100−1、105−1、105−2との間のネットワークが具現されることができる。しかし、AP125、130無しでSTA間でもネットワークを設定して通信を実行することも可能である。AP125、130無しでSTA間でもネットワークを設定して通信を実行するネットワークをアドホックネットワーク(Ad−Hoc network)または独立BSS(independent basic service set、IBSS)と定義する。
【0029】
図1の下段は、IBSSを示す概念図である。
【0030】
図1の下段を参照すると、IBSSは、アドホックモードで動作するBSSである。IBSSは、APを含まないため、中央で管理機能を遂行するエンティティ(centralized management entity)がない。即ち、IBSSにおいて、STA150−1、150−2、150−3、155−4、155−5は、分散された方式(distributed manner)に管理される。IBSSにおいて、全てのSTA150−1、150−2、150−3、155−4、155−5は、移動STAからなることができ、分散システムへの接続が許容されなくて自己完備的ネットワーク(self−contained network)を構築する。
【0031】
STAは、IEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)802.11標準の規定に従う媒体接続制御(Medium Access Control、MAC)と無線媒体に対する物理階層(Physical Layer)インターフェースを含む任意の機能媒体であり、広義では、APと非AP STA(Non−AP Station)を両方とも含む意味として使われることができる。
【0032】
STAは、移動端末(mobile terminal)、無線機器(wireless device)、無線送受信ユニット(Wireless Transmit/Receive Unit;WTRU)、ユーザ装備(User Equipment;UE)、移動局(Mobile Station;MS)、モバイル加入者ユニット(Mobile Subscriber Unit)または単純にユーザ(user)などの多様な名称で呼ばれることもある。
【0033】
以下、本実施例では、APからSTAへ送信されるデータ(または、フレーム)はダウンリンクデータ(または、ダウンリンクフレーム)、STAからAPへ送信されるデータ(または、フレーム)はアップリンクデータ(または、アップリンクフレーム)という用語で表現されることができる。また、APからSTAへの送信はダウンリンク送信、STAからAPへの送信はアップリンク送信という用語で表現できる。
【0034】
また、ダウンリンク送信を介して送信されるPPDU(PHY protocol data unit)、フレーム及びデータの各々は、ダウンリンクPPDU、ダウンリンクフレーム及びダウンリンクデータという用語で表現されることができる。PPDUは、PPDUヘッダとPSDU(physical layer service data unit)(または、MPDU(MAC protocol data unit))を含むデータ単位である。PPDUヘッダは、PHYヘッダとPHYプリアンブルを含むことができ、PSDU(または、MPDU)は、フレーム(または、MAC階層の情報単位)を含み、またはフレームを指示するデータ単位である。PHYヘッダは、他の用語として、PLCP(physical layer convergence protocol)ヘッダで表現され、PHYプリアンブルは、他の用語として、PLCPプリアンブルで表現されることもできる。
【0035】
また、アップリンク送信を介して送信されるPPDU、フレーム及びデータの各々は、アップリンクPPDU、アップリンクフレーム及びアップリンクデータという用語で表現されることができる。
【0036】
既存の無線LANシステムでは、SU(single)−OFDM(orthogonal frequency division multiplexing)送信に基づいて全体帯域幅が1個のSTAへのダウンリンク送信及び1個のSTAのアップリンク送信のために使われた。また、既存の無線LANシステムにおいて、APは、MU MIMO(multiple input multiple output)に基づいてDL(downlink)MU(multi−user)送信を実行することができ、このような送信は、DL MU MIMO送信という用語で表現されることができる。
【0037】
本実施例に係る無線LANシステムでは、OFDMA(orthogonal frequency division multiple access)ベースの送信方法がアップリンク送信及びダウンリンク送信のためにサポートされることができる。具体的に、本実施例に係る無線LANシステムにおいて、APがOFDMAに基づいてDL MU送信を実行することができ、このような送信は、DL MU OFDMA送信という用語で表現されることができる。DL MU OFDMA送信が実行される場合、APは、重なった時間リソース上で複数の周波数リソースの各々を介して複数のSTAの各々にダウンリンクデータ(または、ダウンリンクフレーム、ダウンリンクPPDU)を送信することができる。複数の周波数リソースは、複数のサブバンド(または、サブチャネル)または複数のRU(resource unit)(例えば、BTU(basic tone unit)、STU(small tone unit))である。DL MU OFDMA送信は、DL MU MIMO送信と共に使われることができる。例えば、DL MU OFDMA送信のために割り当てられた特定サブバンド(または、サブチャネル)上で複数の時空間ストリーム(space−time stream)(または、空間的ストリーム(spatial stream))に基づくDL MU MIMO送信が実行されることができる。
【0038】
また、本実施例に係る無線LANシステムでは、複数のSTAが同じ時間リソース上でAPにデータを送信するUL MU送信(uplink multi−user transmission)がサポートされることができる。複数のSTAの各々による重なった時間リソース上でのアップリンク送信は、周波数ドメインまたは空間ドメイン(spatial domain)上で実行されることができる。
【0039】
複数のSTAの各々によるアップリンク送信が周波数ドメイン上で実行される場合、OFDMAに基づいて複数のSTAの各々に対して互いに異なる周波数リソースがアップリンク送信リソースに割り当てられることができる。互いに異なる周波数リソースは、互いに異なるサブバンド(または、サブチャネル)または互いに異なるRU(resource unit)(例えば、BTU(basic tone unit)、STU(small tone unit))である。複数のSTAの各々は、割り当てられた互いに異なる周波数リソースを介してAPにアップリンクデータを送信することができる。このような互いに異なる周波数リソースを介した送信方法は、UL MU OFDMA送信方法という用語で表現されることもできる。
【0040】
複数のSTAの各々によるアップリンク送信が空間ドメイン上で実行される場合、複数のSTAの各々に対して互いに異なる時空間ストリーム(または、空間的ストリーム)が割り当てられ、複数のSTAの各々が互いに異なる時空間ストリームを介してアップリンクデータをAPに送信することができる。このような互いに異なる空間的ストリームを介した送信方法は、UL MU MIMO送信方法という用語で表現されることもできる。
【0041】
UL MU OFDMA送信とUL MU MIMO送信は共に実行されることができる。例えば、UL MU OFDMA送信のために割り当てられた特定サブバンド(または、サブチャネル)上で複数の時空間ストリーム(または、空間的ストリーム)に基づくUL MU MIMO送信が実行されることができる。
【0042】
MU OFDMA送信をサポートしなかった従来の無線LANシステムにおいて、一つの端末に広い帯域幅(wider bandwidth)(例えば、20MHz超過帯域幅)を割り当てるためにマルチチャネル割当方法が使われた。マルチチャネルは、一つのチャネル単位を20MHzとする場合、複数個の20MHzチャネルを含むことができる。マルチチャネル割当方法では端末に広い帯域幅を割り当てるためにプライマリチャネル規則(primary channel rule)が使われた。プライマリチャネル規則が使われる場合、端末に広い帯域幅を割り当てるための制約が存在する。具体的に、プライマリチャネルルールによると、プライマリチャネルに隣接したセカンダリチャネル(secondary channel)がOBSS(overlapped BSS)で使われて‘ビジー(busy)’の場合、STAは、プライマリチャネルを除外した残りのチャネルを使用することができない。したがって、STAは、プライマリチャネルを介してのみフレームを送信することができるため、マルチチャネルを介したフレームの送信に対する制約を受ける。即ち、既存の無線LANシステムにおいて、マルチチャネル割当のために使われたプライマリチャネルルールは、OBSSが少なくない現在無線LAN環境で広い帯域幅を運用して高い処理量を得ようとする時に大きい制約となることができる。
【0043】
このような問題点を解決するために、本実施例ではOFDMA(orthogonal frequency division multiple access)技術をサポートする無線LANシステムが開示される。OFDMA技術が使われる場合、プライマリチャネルルールによる制限無しでマルチチャネルを一つの端末でない複数の端末が同時に使用することができる。したがって、広い帯域幅運用が可能で無線リソースの運用の効率性が向上することができる。
【0044】
本実施例に係る無線LANシステムで仮定される時間−周波数構造(time−frequency structure)は、例示的に下記の通りである。
【0045】
FFT(fast fourier transform)サイズ/IFFT(inverse fast fourier transform)サイズは、既存の無線LANシステムで使われたFFT/IFFTサイズのN倍(Nは、自然数、例えば、N=4)に定義されることができる。例えば、20MHzの帯域幅に対して256FFT/IFFTが適用され、40MHzの帯域幅に対して512FFT/IFFTが適用され、80MHzの帯域幅に対して1024FFT/IFFTが適用され、連続160MHzまたは不連続160MHzの帯域幅に対して2048FFT/IFFTが適用されることができる。
【0046】
サブキャリア空間(subcarrier spacing)は、既存の無線LANシステムで使われたサブキャリア空間の1/N倍(Nは、自然数、例えば、N=4の場合、78.125kHz)の大きさである。
【0047】
IDFT(inverse discrete fourier transform)/DFT(discrete fourier transform)(または、FFT/IFFT)に基づくIDFT/DFT長さ(または、有効シンボル長さ)は、既存の無線LANシステムでIDFT/DFT長さのN倍である。例えば、既存の無線LANシステムにおいて、IDFT/DFT長さが3.2μsであり、N=4の場合、本実施例に係る無線LANシステムにおいて、IDFT/DFT長さは、3.2μs*4(=12.8μs)である。
【0048】
OFDMシンボルの長さは、IDFT/DFT長さにGI(guard interval)の長さを加えた値である。GIの長さは、0.4μs、0.8μs、1.6μs、2.4μs、3.2μsのような多様な値である。
【0049】
本発明の実施例に係るOFDMAベースのリソース割当方法が使われる場合、互いに異なる大きさで定義されたリソース割当単位が使われることができる。具体的に、OFDMAベースのリソース割当のためのリソース単位としてBTU(basic tone unit)及びSTU(small tone unit)が定義されることができる。
【0050】
APは、前記のような多様なリソース単位に基づいて少なくとも一つのSTAのためのダウンリンク送信リソース及び/またはアップリンク送信リソースを決定することができる。APは、スケジューリングされたダウンリンク送信リソースを介して少なくとも一つのPPDUを少なくとも一つのSTAに送信することができる。また、APは、スケジューリングされたアップリンク送信リソースを介して少なくとも一つのSTAにより送信される少なくとも一つのPPDUを受信することができる。
【0051】
BTUは、STUに比べて相対的に大きいサイズのリソース単位(larger size resource unit)である。例えば、BTUは、56トーン(tone)、114トーンなどの大きさで定義されることができる。BTUは、可用な帯域幅の大きさ(例えば、20MHz、40MHz、80MHz、160MHz等)と関係無しで同じ大きさで定義され、または可用な帯域幅の大きさに従属的に変化される大きさで定義されることができる。例えば、BTUの大きさは、可用な帯域幅の大きさの増加によって相対的に大きい値で定義されることもできる。トーン(tone)は、サブキャリア(subcarrier)と同じ意味で解釈されることができる。
【0052】
STUは、BTUに比べて相対的に小さいサイズのリソース単位(smaller size resource unit)である。例えば、STUは、26トーンの大きさで定義されることができる。
【0053】
BTU及びSTUのようなリソース単位は、全体帯域幅(または、可用な帯域幅)上で全体帯域幅の両終端に位置した干渉緩和のための左側ガードトーン(left guard tone)、右側ガードトーン(right guard tone)及び全体帯域幅の中央に位置したDC(direct current)トーンを考慮して割り当てられることができる。それだけでなく、BTU及びSTUのようなリソース単位は、ユーザ割当分離(user allocation separation)(または、STA別リソース割当)、一般パイロット(common pilot)、AGC(automatic gain control)、位相トラッキング(phase tracking)などの用途で使われることができるレフトオーバー(leftover)トーンを考慮して割り当てられることができる。
【0054】
全体帯域幅上でBTU及びSTUのようなリソース単位の割当方法(割当個数、割当位置など)は、リソース活用効率、全体帯域幅によるスケーラビリティ(scalability)(または、拡張性)を考慮して設定されることができる。BTU及びSTUのようなリソース単位の割当方法は、あらかじめ定義され、または多様な方法(例えば、PPDUのPPDUヘッダに含まれるシグナルフィールド(signal field)に基づくシグナリング)に基づいてシグナリングされることができる。
【0055】
以下、具体的なBTU及びSTUに基づくリソース割当方法が開示される。
【0056】
図2は、本発明の実施例に係るリソース割当方法を示す概念図である。
【0057】
図2では、BTU及びSTUに基づく可用な帯域幅全体に対するリソース割当が開示される。
【0058】
以下の表1は、20MHz、40MHz、80MHzの帯域幅上でBTU及びSTUの基本的なリソース割当を開示する。
【0060】
図2及び表1を参照すると、BTUは56トーン、STUは26トーンに定義されることができる。1個のSTUは、DCトーンを基準にして13トーンに対応される二つの分割STUに具現されることもできる。
【0061】
242トーンの可用なトーンを含む20MHz帯域幅に対して2個のBTU及び5個のSTUが割り当てられることができる。また、484トーンの可用なトーンを含む40MHz帯域幅に対して4個のBTU及び10個のSTUが割り当てられることができ、994トーンの可用なトーンを含む80MHz帯域幅に対して8個のBTU及び21個のSTUが割り当てられることができる。
【0062】
20MHz帯域幅に対して1個のSTAに1個または2個のBTUの割当が可能である。また、40MHz帯域幅に対して1個のSTAに1個または2個のBTUの割当が可能であり、80MHz帯域幅に対して1個のSTAに1個、2個または4個のBTUの割当が可能である。
【0063】
20MHz帯域幅に対して1個のSTAに割当可能なSTUの個数は、1個、2個、4個または5個である。20MHz帯域幅上で1個のSTAに割当可能なSTUの個数の最大値である5は、1個のSTAに割り当てられたSTUの個数に対するシグナリングを考慮して他の値で定義されることもできる。また、40MHz帯域幅に対して1個のSTAに割当可能なSTUの個数は、1個、2個、4個または10個である。40MHz帯域幅上で1個のSTAに割当可能なSTUの個数の最大値である10は、1個のSTAに割り当てられたSTUの個数に対するシグナリングを考慮して他の値で定義されることもできる。また、80MHz帯域幅に対して1個のSTAに割当可能なSTUの個数は、1個、2個、4個または21個である。80MHz帯域幅上で1個のSTAに割当可能なSTUの個数の最大値である21は、1個のSTAに割り当てられたSTUの個数に対するシグナリングを考慮して他の値で定義されることもできる。
【0064】
本発明の実施例によると、少なくとも一つのBTU及び少なくとも一つのSTUの組み合わせに対応されるトーンを含む仮想割当リソース単位(virtual allocation resource unit)が定義され、仮想割当リソース単位に基づくリソース割当が実行されることができる。仮想割当リソース単位に基づくリソース割当は、他の表現として、仮想化ということもできる。
【0065】
仮想割当リソース単位は、既存の無線LANシステムのインターリーバサイズ及びOFDMヌメロロジー(numerology)を再活用するためのリソース単位である。または、仮想割当リソース単位は、少なくとも一つのBTU及び少なくとも一つのSTUの組み合わせに対応されるトーンに対応されるBTU及びSTUより大きいリソース単位で定義されることもできる。例えば、仮想割当リソース単位は、2個のBTUと5個のSTUを結合した242トーンであり、または4個のBTUと10個のSTUを結合した484トーンである。
【0066】
具体的に、2個のBTU及び5個のSTUに対応される242トーンが1個のSTAに割り当てられる場合、既存のパイロット割当及び既存のインターリーバサイズが活用されることができる。具体的に、242トーンのうち、8トーンにパイロットトーンが割り当てられ、残り234トーンに対してデータトーンが割り当てられることができる。234トーンのデータトーンに対して234サイズのインターリーバに基づくインターリービングが実行されることができる。
【0067】
このような場合、既存の242トーンの割当を受けたSTAと同じようにデータインターリービング手順及びパイロットトーン挿入手順が実行されることができる。即ち、物理的に242トーン構造がサポートされない場合にも、一つの仮想的な242トーンのリソース単位がSTAに割り当てられることができる。このような場合、既存の234サイズのインターリーバを活用したインターリービング手順及び既存のパイロットトーン(8個のパイロットトーン)の挿入手順が使われることができる。このような242トーンのリソース単位は、仮想割当リソース単位という用語で表現されることができる。仮想割当リソース単位は、242トーンまたは242トーンの倍数(例えば、484、968等)である。または、仮想割当リソース単位の大きさは、既存の無線LANシステムで使われた他のインターリーバサイズ(108、52、24等)に基づいて決定されることもできる。または、仮想割当リソース単位は、少なくとも一つのBTU及び少なくとも一つのSTUの組み合わせに対応されるトーンに対応されるBTU及びSTUより大きいリソース単位で定義され、新しく定義されたインターリーバサイズによりインターリービングされる複数のデータトーンを含むこともできる。
【0068】
前記のような仮想割当リソース単位は、SU(single)OFDMAベースの送信のために活用されることができる。または、SU OFDMAベースの送信のために1個のSTAに対して各帯域幅で定義された全てのBTU及び全てのSTUが割り当てられることができる。
【0069】
20MHz帯域幅で同時にリソースの割当を受けることができる最大STAの個数は、7個である。最大7個のSTAの各々が2個のBTU及び5個のSTUの各々を割当を受けることができる。40MHz帯域幅でリソースの割当を受けることができる最大STAの個数は、14個である。最大14個のSTAの各々が4個のBTU及び10個のSTUの各々を割当を受けることができる。80MHz帯域幅でリソースの割当を受けることができる最大STAの個数は、29個である。29個のSTAの各々が8個のBTU及び21個のSTUの各々を割当を受けることができる。または、全体帯域幅上でリソースの割当を受けることができる最大STAの個数は、29より小さい個数(例えば、20個)未満に制限されることもでき、このような場合、80MHz帯域幅で8個のBTU及び21個のSTUの組み合わせに基づいて最大19個のSTAが同時にリソースの割当を受けることができる。
【0070】
本発明の実施例によると、下記のようなトーンヌメロロジーが各帯域幅の大きさに対して仮定されることができる。以下のトーンヌメロロジーは、一つの例示に過ぎず、以下の例示で開示されたトーンヌメロロジーだけでなく、多様なトーンヌメロロジーに基づいてリソース割当が実行されることができる。
【0071】
20MHz帯域幅に対して6個の左側ガードトーン、3個のDCトーン及び5個の右側ガードトーンが仮定され、OFDMAトーン構造は、20MHz帯域幅上の2個の56トーンのリソース単位(BTU)及び5個の26トーンのリソース単位(STU)に基づいて構成されることができる。または、9個の26トーンのリソース単位に対応される仮想割当リソース単位に基づくリソース割当が実行されることもできる。20MHz帯域幅上で具体的な2個の56トーンのリソース単位(BTU)及び5個の26トーンのリソース単位(STU)の割当は、(1)左側ガードトーン/56/26/26/13/DC/13/26/26/56/右側ガードトーン、または(2)26/26/13/56/DC/56/13/26/26/右側ガードトーンである。そのとき、13トーンは、26トーンのリソース単位を分割したリソース単位である。
【0072】
40MHz帯域幅に対して6個の左側ガードトーン、9個のDCトーン及び5個の右側ガードトーンが仮定されることができる。左側ガードトーン、DCトーン、右側ガードトーンを除外した残りの可用な492トーンがDCトーンを基準にして二つの部分に分けられ、二つの部分の各々は、3個の56トーンのリソース単位及び3個の26トーンのリソース単位を含むことができる。具体的な40MHz帯域幅上でのリソース割当は、左側ガードトーン/56/56/26/26/26/56/DCトーン/56/26/26/26/56/56/右側ガードトーンである。
【0073】
または、40MHz帯域幅に対して6個の左側ガードトーン、5個のDCトーン及び5個の右側ガードトーンが仮定されることができる。可用な496トーンに対して7個の56トーンのリソース単位及び4個の26トーンのリソース単位が割り当てられることができる。具体的な40MHz帯域幅上でのリソース割当は、左側ガードトーン/56/56/26/26/56/28/DC/28/56/26/26/56/56/右側ガードトーンである。そのとき、26トーンは、56トーンのリソース単位を分割したリソース単位である。
【0074】
80MHz帯域幅に対し、11個の左側ガードトーン、9個のDCトーン及び5個の右側ガードトーン、または6個の左側ガードトーン、13個のDCトーン及び5個の右側ガードトーンが仮定されることができる。左側ガードトーン、DCトーン、右側ガードトーンを除外した残りの可用な1000トーンが4個の部分に分けられる。1000トーンを分割すると、4個の250トーンが生成されることができる。4個の250トーンの各々に対して4個の56トーンのリソース単位及び1個の26トーンのリソース単位が定義されることができる。即ち、一つの250トーン上に56トーンのリソース単位及び1個の26トーンのリソース単位が割り当てられることができる。または、56トーンのリソース単位は、2個の26トーンのリソース単位に分割されることができ、このような場合、250トーンのリソース単位は、9個の26トーンのリソース単位を含むことができる。9個の26トーンのリソース単位は、一つの仮想割当リソース単位で定義されることができる。
【0075】
具体的な80MHz帯域幅上でのリソース割当は、左側ガードトーン/56/56/56/56/26/26/56/56/56/56/DCトーン/56/56/56/56/26/26/56/56/56/56/右側ガードトーンである。
【0076】
以下、本発明の実施例に係るリソース単位でパイロットトーンを割り当てる方法が開示される。
【0077】
図3は、本発明の実施例に係る仮想割当リソース単位に対するパイロットトーン割当方法を示す概念図である。
【0078】
図3では、仮想割当リソース単位で仮想割当リソース単位に対応される少なくとも一つのBTU及び少なくとも一つのSTUの各々のパイロットトーンの位置を考慮してパイロットトーンを割り当てる方法が開示される。仮想割当リソース単位は、パイロットトーンの割当において既存の242トーンベースのOFDMヌメロロジーを使用しない。
【0079】
図3を参照すると、仮想化を介して242トーンの仮想割当リソース単位が割り当てられることができ、242トーンの仮想割当リソース単位は、2個のBTU及び5個のSTUの組み合わせに対応されることができる。BTUは、2個のSTUに代替構成可能である。即ち、総9個のSTUで構成されたバンドプランを構成することができ、これは242トーンの割当リソースとして使用可能である。
【0080】
本発明の実施例に係る仮想割当リソース単位(例えば、242トーン)に含まれるパイロットトーンの位置は、仮想割当リソース単位と対応される少なくとも一つのBTU(例えば、2個のBTU)及び少なくとも一つのSTU(例えば、5個のSTU)の複数のパイロットトーンのうち全部または一部のパイロットトーンの位置と同じである。1個のBTUが2個のSTUに代替構成される場合、仮想割当リソース単位に含まれるパイロットトーンの位置は、仮想割当リソース単位と対応される複数のSTUのパイロットトーンのうち全部または一部のパイロットトーンの位置と同じである。
【0081】
他の表現として、仮想割当リソース単位のパイロットトーンの位置セットが仮想割当リソース単位と対応される少なくとも一つのBTU(例えば、2個のBTU)及び少なくとも一つのSTU(例えば、5個のSTU)の複数のパイロットトーンの位置セットに含まれることができる。
【0082】
例えば、1個のBTUは、4個のパイロットトーンを含むことができ、1個のSTUは、2個のパイロットトーンを含むことができる。このような場合、2個のBTU及び5個のSTUの全体パイロットトーンの個数は、18個(=2*4+5*2)である。18個のうち8個のパイロットトーンの位置と、242トーンの仮想割当リソース単位に含まれる8個のパイロットトーンの位置は、同じである(または、重なる)。
【0083】
図3のように、2個のBTUに含まれる8個のパイロットトーンのうち4個のパイロットトーンの位置と、仮想割当リソース単位の4個のパイロットトーンの位置は、同じである。仮想割当リソース単位のパイロットトーンの位置と同じ位置を有する2個のBTUに含まれる4個のパイロットトーンは、偶数パイロットトーン(even pilot tone)(または、偶数インデックスパイロットトーン)である。または、仮想割当リソース単位のパイロットトーンの位置と同じ位置を有する2個のBTUに含まれる4個のパイロットトーンは、奇数パイロットトーン(odd pilot tone)(または、奇数インデックスパイロットトーン)である。または、仮想割当リソース単位のパイロットトーンの位置と同じ位置を有する2個のBTUに含まれる4個のパイロットトーンは、偶数インデックスパイロットトーン/奇数インデックスパイロットトーンの組み合わせである。
【0084】
偶数インデックスパイロットトーン(または、偶数パイロットトーン)は、リソース単位(BTU、STU)に含まれるパイロットトーンのうち最左側トーン(leftmost tone)または最右側トーン(rightmost tone)を基準にして偶数番目に位置したパイロットトーンであり、奇数インデックスパイロットトーン(または、奇数パイロットトーン)は、リソース単位に含まれるパイロットトーンのうち特定周波数位置を基準にして奇数番目に位置したパイロットトーンである。
【0085】
また、4個のSTUに含まれる8個のパイロットトーンのうち4個のパイロットトーンの位置と、仮想割当リソース単位の4個のパイロットトーンの位置は、同じである。仮想割当リソース単位のパイロットトーンの位置と同じ位置を有する4個のSTUに含まれる4個のパイロットトーンは、偶数インデックスパイロットトーンである。または、仮想割当リソース単位のパイロットトーンの位置と同じ位置を有する4個のSTUに含まれる4個のパイロットトーンは、奇数インデックスパイロットトーンである。または、仮想割当リソース単位のパイロットトーンの位置と同じ位置を有する4個のSTUに含まれる4個のパイロットトーンは、偶数インデックスパイロットトーン/奇数インデックスパイロットトーンの組み合わせである。
【0086】
残り1個のSTUに含まれる2個のパイロットトーンの位置は、仮想割当リソース単位のパイロットトーンの位置と同じでない。残り1個のSTUは、242トーン上で中央に位置した中央(central)STUである。
【0087】
即ち、前記のように、2個のBTU及び5個のSTUの全体パイロットトーンの個数18個のうち8個のパイロットトーンの位置と、242トーンの仮想割当リソース単位に含まれる8個のパイロットトーンの位置は、同じである。
【0088】
また、1個のBTUが2個のSTUに代替構成される場合、9個のSTUの全体パイロットトーンの個数18個のうち8個のパイロットトーンの位置と、242トーンの仮想割当リソース単位に含まれる8個のパイロットトーンの位置は、同じである。
【0089】
図4は、本発明の実施例に係る仮想割当リソース単位に対するパイロットトーン割当方法を示す概念図である。
【0090】
図4では、仮想割当リソース単位で仮想割当リソース単位に対応される少なくとも一つのBTU及び少なくとも一つのSTUの各々のパイロットトーンの位置を考慮してパイロットトーンを割り当てる方法が開示される。即ち、仮想割当リソース単位は、パイロットトーンの割当において既存の242トーンベースのOFDMヌメロロジーを使用しない。
【0091】
図4を参照すると、仮想化を介して246トーンの仮想割当リソース単位が割り当てられることができ、246トーンの仮想割当リソース単位は、3個のBTU及び3個のSTUの組み合わせである。246トーンの仮想割当リソース単位のうち、242トーンのみがデータトーン及びパイロットトーンとして使われ、4トーンは残りトーン(または、レフトオーバートーン)である。したがって、246トーンの仮想割当リソース単位に対しても既存の234サイズのインターリーバを活用したデータトーンに対するインターリービング手順が使われることができる。
【0092】
本発明の実施例に係る仮想割当リソース単位(例えば、246トーン)に含まれるパイロットトーンの位置は、仮想割当リソース単位と対応される少なくとも一つのBTU(例えば、3個のBTU)及び少なくとも一つのSTU(例えば、3個のSTU)の複数のパイロットトーンのうち全部または一部のパイロットトーンの位置と同じである。他の表現として、仮想割当リソース単位のパイロットトーンの位置セットが仮想割当リソース単位と対応される少なくとも一つのBTU(例えば、3個のBTU)及び少なくとも一つのSTU(例えば、3個のSTU)の複数のパイロットトーンの位置セットに含まれることができる。
【0093】
例えば、1個のBTUは、4個のパイロットトーンを含むことができ、1個のSTUは、2個のパイロットトーンを含むことができる。このような場合、3個のBTU及び3個のSTUの全体パイロットトーンの個数は、18個(=3*4+3*2)である。18個のうち8個のパイロットトーンの位置と、246トーンの仮想割当リソース単位に含まれるパイロットトーンの位置は、同じである(または、重なる)。
【0094】
図4のように、3個のBTUに含まれる12個のパイロットトーンのうち6個のパイロットトーンの位置と、仮想割当リソース単位の6個のパイロットトーンの位置は、同じである。仮想割当リソース単位のパイロットトーンの位置と同じ位置を有する3個のBTUに含まれる6個のパイロットトーンは、偶数インデックスパイロットトーンである。または、仮想割当リソース単位のパイロットトーンの位置と同じ位置を有する3個のBTUに含まれる6個のパイロットトーンは、奇数インデックスパイロットトーンである。または、仮想割当リソース単位のパイロットトーンの位置と同じ位置を有する3個のBTUに含まれる6個のパイロットトーンは、偶数インデックスパイロットトーン/奇数インデックスパイロットトーンの組み合わせである。
【0095】
また、2個のSTUに含まれる4個のパイロットトーンのうち2個のパイロットトーンの位置と、仮想割当リソース単位の2個のパイロットトーンの位置は、同じである。仮想割当リソース単位のパイロットトーンの位置と同じ位置を有する2個のSTUに含まれる2個のパイロットトーンは、偶数インデックスパイロットトーンである。または、仮想割当リソース単位のパイロットトーンの位置と同じ位置を有する2個のSTUに含まれる2個のパイロットトーンは、奇数インデックスパイロットトーンである。または、2個のSTUに含まれる仮想割当リソース単位のパイロットトーンの位置と同じ位置を有する2個のパイロットトーンは、偶数インデックスパイロットトーン/奇数インデックスパイロットトーンの組み合わせである。
【0096】
残り1個のSTUに含まれる2個のパイロットトーンの位置は、仮想割当リソース単位のパイロットトーンの位置と重ならない。残り1個のSTUは、246トーン上で中央に位置した中央(central)STUである。
【0097】
即ち、前記のように、3個のBTU及び3個のSTUの全体パイロットトーンの個数18個のうち6個のパイロットトーンの位置と、246トーンの仮想割当リソース単位に含まれる8個のパイロットトーンの位置は、同じように設定されることができる。
【0098】
図3及び
図4に開示されたように、パイロットトーンの位置割当が実行される場合、パイロットの位置が割り当てられるリソース単位の変化によって可変されずに固定されることができるため、具現上便利である。例えば、仮想割当リソース単位のパイロットトーンと帯域幅内に割当可能なBTU及びSTUに含まれるパイロットトーンの一部が対応される場合(他の表現として、仮想割当リソース単位のパイロットトーンの位置と帯域幅内に割当可能なBTU及びSTUに含まれるパイロットトーンのうち一部のパイロットトーンの位置が対応される場合または仮想割当リソース単位のパイロットトーンの位置セットが帯域幅内に割当可能なBTU及びSTUに含まれるパイロットトーンのうち一部のパイロットトーンの位置セットに含まれる場合)、トレーニングフィールド(LTF(long training field))ベースの動作、チャネルトラッキング(channel tracking)動作の具現が容易になる。
【0099】
本発明の他の実施例によると、内挿/外挿(interpolation/extrapolation)特性を考慮して帯域幅内に割当可能なBTU及びSTUに含まれる複数のパイロットトーンのうち少なくとも一つ以上のパイロットトーンの位置と、仮想割当リソース単位のパイロットトーンの位置は、同じように設定されることができる。
【0100】
または、無線LANシステムでサポートされるトレーニングフィールドの構造(例えば、4倍のIFFTに基づいて生成されたHE−LTF(long training field)構造)を考慮して帯域幅内に割当可能なBTU及びSTUに含まれる複数のパイロットトーンのうち少なくとも一つ以上のパイロットトーンの位置と、仮想割当リソース単位のパイロットトーンの位置は、同じように設定されることができる。
【0101】
同様に、このようなパイロットトーンの位置割当が実行される場合、パイロットの位置が割り当てられるリソース単位の変化によって可変されずに固定されることができるため、具現上便利である。例えば、仮想割当リソース単位のパイロットトーンと帯域幅内に割当可能なBTU及びSTUに含まれるパイロットトーンの一部が対応される場合(または、仮想割当リソース単位のパイロットトーンの位置と帯域幅内に割当可能なBTU及びSTUに含まれるパイロットトーンのうち一部のパイロットトーンの位置が対応される場合)、トレーニングフィールド(例えば、LTF)ベースの動作、チャネルトラッキング動作の具現が容易になる。
【0102】
本発明の他の実施例によると、内挿/外挿特性を考慮して帯域幅内に割当可能なBTU及びSTUに含まれる複数のパイロットトーンのうち少なくとも一つ以上のパイロットトーンの位置と、仮想割当リソース単位のパイロットトーンの位置は、重なることもできる。
【0103】
または、無線LANシステムでサポートされるトレーニングフィールドの構造(例えば、4倍のIFFTに基づいて生成されたHE−LTF(long training field)構造)を考慮して帯域幅内に割当可能なBTU及びSTUに含まれる複数のパイロットトーンのうち少なくとも一つ以上のパイロットトーンの位置と、仮想割当リソース単位のパイロットトーンの位置は、重なることもできる。
【0104】
図5は、本発明の実施例に係るPPDUでパイロットトーンを割り当てる方法を示す概念図である。
【0105】
図5では、
図3及び
図4に開示されたパイロットトーンの割当方法を適用したPPDUが開示される。
【0106】
PPDUに含まれるフィールドのうち、STAに割り当てられたリソースが仮想割当リソースかまたはBTU及び/またはSTUかに対して知らずにSTAがデコーディングを実行すべきフィールドは、リソース未確定フィールド500という用語で表現されることができる。それに対し、PPDUに含まれるフィールドのうち、STAに割り当てられたリソースが仮想割当リソースかまたはBTU及び/またはSTUかに対して知ってSTAがデコーディングを実行することができるフィールドは、リソース確定フィールド540という用語で表現されることができる。
【0107】
リソース未確定フィールド500を送信する仮想割当リソース単位は、仮想割当リソース単位に対応される少なくとも一つのBTU及び少なくとも一つのSTUの全てのパイロットトーンの位置に対応されるパイロットトーンを含むことができる。具体的な例として、リソース未確定フィールド500を送信する246トーンの仮想割当リソース単位は、2個のBTU及び5個のSTUに含まれる18個のパイロットトーンの位置に対応される18個のパイロットトーンを含むことができる。他の表現として、246トーンの仮想割当リソース単位のパイロットトーンのセットは、246トーンの仮想割当リソース単位に対応される2個のBTU及び5個のSTUに含まれる18個のパイロットトーンのセットと同じである。
【0108】
例えば、リソース未確定フィールド500は、リソース割当(または、スケジューリング)に対する情報を含むシグナルフィールド(例えば、HE(high efficiency)−SIG(signal))520の以前に送信されるトレーニングフィールド(もし、HE−LTF(long training field)がシグナリングフィールド520以前に送信される場合、HE−LTF)であり、このようなトレーニングフィールドを送信する仮想割当リソース単位は、18個のパイロットトーンを含むことができる。
【0109】
リソース確定フィールド540を送信する仮想割当リソース単位は、仮想割当リソース単位に対応される少なくとも一つのBTU及び少なくとも一つのSTUの全てのパイロットトーンのうち一部のパイロットトーンに対応されるパイロットトーンを含むことができる。
図2及び
図3で詳述したように、リソース確定フィールド540を送信する246トーンの仮想割当リソース単位は、2個のBTU及び5個のSTUに含まれる18個のパイロットトーンのうち8個のパイロットトーンの位置に対応される8個のパイロットトーンを含むことができる。
【0110】
例えば、リソース確定フィールド540は、リソース割当(または、スケジューリング)に対する情報を含むシグナルフィールド520の以後に送信されるデータフィールドであり、このようなデータフィールドを送信する仮想割当リソース単位は、8個のパイロットトーンを含むことができる。
【0111】
図6は、本発明の実施例に係るパイロットトーンの割当方法を示す概念図である。
【0112】
図6では、単一なOFDMAリソース割当構造をサポートするための二つの互いに異なる大きさのリソース単位でパイロット割当が開示される。具体的に、56トーンのリソース単位(または、BTU)650、26トーンのリソース単位(または、STU)600の各々に対してパイロットトーン及びデータトーンの割当方法が開示される。
【0113】
56トーンのリソース単位650に対するパイロットトーンは、既存のIEEE802.11acで使われる56トーンのヌメロロジーに基づくパイロットトーン/データトーンの個数及び割当位置を考慮して決定されることができる。
【0114】
既存のIEEE802.11acの56トーンのヌメロロジーに基づくパイロットトーン/データトーンの個数及び割当位置は、IEEE Standard for Information technology telecommunications and information exchange between systems local and metropolitan area networks specific requirements‘Part 11:Wireless LAN Medium Access Control(MAC)and Physical Layer(PHY)Specifications Amendment 4:Enhancements for Very High Throughput for Operation in Bands below 6GHzの22.3.10.10 Pilot subcarriersに開示されている。
【0115】
26トーンのリソース単位600に対して既存のIEEE802.11ahで使われる26トーンのヌメロロジーに基づくパイロットトーン/データトーンの個数及び割当位置を考慮して決定されることができる。
【0116】
既存のIEEE802.11ahの26トーンのヌメロロジーに基づくパイロットトーン/データトーンの個数及び割当位置は、IEEE P802.11ah
TM/D5.0 Draft Standard for Information technology tele−communications and information exchange between systems Local and metropolitan area network specific requirements‘Part 11:Wireless LAN Medium Access Control(MAC)and Physical Layer(PHY)Specifications Amendment 2:Sub 1GHz License ExemptOperation’の24.3.9.10 Pilot subcarriersに開示されている。
【0117】
図6を参照すると、26トーンのリソース単位600では、パイロットトーンは[x y]に位置できる。[x y]は、パイロットトーン間の間隔が14トーンを有するように決定されることができる。即ち、[x y]は、パイロットトーンスペーシングが14トーンになるように設定されることができる。例えば、特定トーンを基準にして周波数が増加する方向に7番目に位置したトーンが第1のパイロットトーンに定義され、周波数が減少する方向に7番目に位置したトーンが第2のパイロットトーンに定義されることができる。このような場合、特定トーンを基準にして[x y]は[−7 +7]である。
【0118】
56トーンのリソース単位650では、パイロットトーンは[a x y b]に位置できる。[a x y b]は、パイロットトーン間の間隔が14トーンを有するように決定されることができる。具体的に、aとxのパイロットトーン間隔、xとyのパイロットトーン間隔、yとbのパイロットトーン間隔は、14トーンに該当できる。例えば、56トーンのリソース単位650では、特定トーンを基準にして周波数が増加する方向に7番目及び21番目に位置したトーンの各々が第1のパイロットトーン及び第2のパイロットトーンに定義され、周波数が減少する方向に7番目及び21番目に位置したトーンの各々が第3パイロットトーン及び第4パイロットトーンに定義されることができる。このような場合、特定トーンを基準にして[a x y b]は[−21 −7 +7 +21]である。
【0119】
図7は、本発明の実施例に係るパイロットトーンの割当方法を示す概念図である。
【0120】
図7では、単一なOFDMAリソース割当構造をサポートするための二つの互いに異なる大きさのリソース単位でパイロット割当が開示される。特に、56トーンのリソース単位が2個の26トーンのリソース単位及び4個のレフトオーバートーンに分割されて割り当てられる場合のパイロットトーンの割当が開示される。また、2個の26トーンのリソース単位及び追加のレフトオーバートーンが結合されて56トーンのリソース単位で割り当てられる場合のパイロットトーンの割当が開示される。
【0121】
56トーンのリソース単位を分割して生成された2個の26トーンのリソース単位のパイロットトーンの位置は、56トーンのリソース単位内にパイロットトーンの位置を考慮して割り当てられることができる。また、2個の26トーンのリソース単位及び追加のレフトオーバートーンが結合されて56トーンのリソース単位で割り当てられる場合、56トーンのリソース単位のパイロットトーンの位置は、56トーンのリソース単位を構成する26トーンのリソース単位内のパイロットトーンの位置を考慮して割り当てられることができる。
【0122】
図7を参照すると、周波数軸に固定された一つの56トーンのリソース単位700が周波数軸に固定された二つの26トーンのリソース単位710、720に分割されることができる。他の表現として、周波数軸に固定された56トーンのリソース単位700が周波数軸に固定された二つの26トーンのリソース単位710、720で仮想的に割り当てられることができる。このようなリソース単位の分割は、複数のSTAに対するリソース割当の必要がある場合に実行されることができる。
【0123】
56トーンのリソース単位700のパイロットトーンの位置が[a x y b]である場合、56トーンのリソース単位を分割して生成された第1の26トーンのリソース単位710のパイロットトーンの位置は[a x]であり、第2の26トーンのリソース単位720のパイロットトーンの位置は[y b]である。そのとき、[a、x、y、b]は、前述したように、特定トーンを基準にして[−21、−7、+7、+21]である。即ち、56トーンのリソース単位700が分割されて使われる場合にも、56トーンのリソース単位700でパイロットスペーシング(spacing)及び/またはパイロット位置は維持されることができる。また、26トーンのリソース単位710、720の観点でも[a x]、[y b]に割り当てられたパイロットトーンに基づいて26トーンのリソース単位710、720のパイロットスペーシング及び/またはパイロット位置が維持されることができる。
【0124】
即ち、本発明の実施例に係るパイロットトーン割当方法では、56トーンのリソース単位700に対する分割が実行される場合にも、一つの56トーンのリソース単位700のパイロットスペーシング及びパイロット位置だけでなく、26トーンのリソース単位710、720のパイロットスペーシング(spacing)及び/またはパイロット位置が維持されることができる。
【0125】
それに対し、2個の26トーンのリソース単位710、720及び追加のレフトオーバートーンが結合されて56トーンのリソース単位700で割り当てられる場合、2個の26トーンのリソース単位710、720のパイロットスペーシング及び/またはパイロット位置が維持されることができる。
【0126】
例えば、第1の26トーンのリソース単位710のパイロットトーンの位置は[a x]であり、第2の26トーンのリソース単位720のパイロットトーンの位置は[y b]である場合、56トーンのリソース単位700のパイロットトーンの位置は[a x y b]である。個別26トーンのリソース単位710、720の観点で見ると、[a x]=[−7 +7]であり、[b y]=[−7 +7]である。また、56トーンのリソース単位700の観点で見ると、[a x y b]は[−21、−7、+7、+21]である。
【0127】
即ち、26トーンのリソース単位710、720が結合されて56トーンのリソース単位700を構成する場合にも、26トーンのリソース単位710、720のパイロットスペーシング及びパイロット位置だけでなく、56トーンのリソース単位700のパイロットスペーシング及び/またはパイロット位置が維持されることができる。
【0128】
図8は、本発明の実施例に係る無線リソースのスケジューリング方法を示す流れ図である。
【0129】
図8では、APがBTU及び/またはSTUに基づいて無線リソースをスケジューリングする方法が開示される。
【0130】
APが帯域幅上で複数のSTAと通信のための複数の無線リソースの各々をスケジューリングする(ステップS800)。
【0131】
例えば、複数の無線リソースの各々は、第1のリソース単位、第2のリソース単位、第1のリソース単位及び第2のリソース単位の組み合わせまたは仮想割当リソース単位のうち一つである。
【0132】
仮想割当リソース単位は、一つのインターリーバによりインターリービングが可能な複数のデータトーンを含む少なくとも一つの第1のリソース単位及び少なくとも一つの第2のリソース単位の組み合わせである。
【0133】
複数の無線リソースのうち少なくとも一つの無線リソースが仮想割当リソース単位である場合、仮想割当リソース単位に含まれる複数の第1のパイロットトーンの位置のセットは、仮想割当リソース単位を構成する少なくとも一つの第1のリソース単位及び少なくとも一つの第2のリソース単位に含まれる複数の第2のパイロットトーンの位置のセットに含まれることができる。
【0134】
前述したように、仮想割当リソース単位を構成する少なくとも一つの第1のリソース単位の各々は、52トーンのデータトーン及び4個の第2のパイロットトーンを含む56トーンに対応されるBTUである。4個の第2のパイロットトーンは、特定トーンを基準にして偶数番目に位置した2個の偶数インデックスパイロットトーン及び特定トーンを基準にして奇数番目に位置した2個の奇数インデックスパイロットトーンを含むことができる。
【0135】
また、仮想割当リソース単位を構成する少なくとも一つの第2のリソース単位の各々は、24トーンのデータトーン及び2個の第2のパイロットトーンを含む26トーンに対応されるSTUである。2個の第2のパイロットトーンは、特定トーンを基準にして偶数番目に位置した1個の偶数インデックスパイロットトーン及び特定トーンを基準にして奇数番目に位置した1個の奇数インデックスパイロットトーンを含むことができる。
【0136】
前記のような場合、仮想割当リソース単位に含まれる複数の第1のパイロットトーンの位置は、仮想割当リソース単位を構成する少なくとも一つの第1のリソース単位の各々の2個の偶数インデックスパイロットトーンの位置及び仮想割当リソース単位を構成する少なくとも一つの第2のリソース単位のうち一つの第2のリソース単位を除外した残りの第2のリソース単位の各々の1個の偶数インデックスパイロットトーンの位置と同じである。
【0137】
または、仮想割当リソース単位に含まれる複数の第1のパイロットトーンの位置は、仮想割当リソース単位を構成する少なくとも一つの第1のリソース単位の各々の2個の奇数インデックスパイロットトーンの位置及び仮想割当リソース単位を構成する少なくとも一つの第2のリソース単位のうち一つの第2のリソース単位を除外した残りの第2のリソース単位の各々の1個の奇数インデックスパイロットトーンの位置と同じである。
【0138】
また、本発明の実施例によると、仮想割当リソース単位を介してリソース未確定フィールドが送信される場合、仮想割当リソース単位に含まれる複数の第1のパイロットトーンの位置と、仮想割当リソース単位を構成する少なくとも一つの第1のリソース単位及び少なくとも一つの第2のリソース単位に含まれる複数の第2のパイロットトーンの位置は、全て同じである。
【0139】
また、本発明の実施例によると、仮想割当リソース単位を介してリソース確定フィールドが送信される場合、仮想割当リソース単位に含まれる複数の第1のパイロットトーンの位置と、仮想割当リソース単位を構成する少なくとも一つの第1のリソース単位及び少なくとも一つの第2のリソース単位に含まれる複数の第2のパイロットトーンのうち一部の第2のパイロットトーンの位置は、同じである。
【0140】
リソース未確定フィールドは、仮想割当リソース単位に対する割当情報を含むシグナルフィールドの以前に送信されるフィールドであり、リソース確定フィールドは、シグナルフィールドの以後に送信されるフィールドである。
【0141】
APが複数の無線リソースの各々を介して複数のSTAの各々に複数のダウンリンクデータの各々を送信する(ステップS810)。
【0142】
ステップS800によりスケジューリングされた複数の無線リソースの各々を介して複数のSTAの各々に複数のダウンリンクデータ(または、ダウンリンクPPDU)を送信することができる。
【0143】
図9は、本発明の実施例に係るDL MU PPDUフォーマットを示す概念図である。
【0144】
図9では、本発明の実施例に係るAPによりOFDMAに基づいて送信されるDL MU PPDUフォーマットが開示される。
【0145】
図9を参照すると、DL MU PPDUのPPDUヘッダは、L−STF(legacy−short training field)、L−LTF(legacy−long training field)、L−SIG(legacy−signal)、HE−SIG A(high efficiency−signal A)、HE−SIG B(high efficiency−signal−B)、HE−STF(high efficiency−short training field)、HE−LTF(high efficiency−long training field)、データフィールド(または、MACペイロード)を含むことができる。PHYヘッダにおいて、L−SIGまではレガシ部分(legacy part)と、L−SIG以後のHE(high efficiency)部分(HE part)と、に区分されることができる。
【0146】
L−STF900は、短いトレーニングOFDMシンボル(short training orthogonal frequency division multiplexing symbol)を含むことができる。L−STF900は、フレーム探知(frame detection)、AGC(automatic gain control)、ダイバーシティ探知(diversity detection)、コース周波数/時間同期化(coarse frequency/time synchronization)のために使われることができる。
【0147】
L−LTF910は、長いトレーニングOFDMシンボル(long training orthogonal frequency division multiplexing symbol)を含むことができる。L−LTF910は、ファイン周波数/時間同期化(fine frequency/time synchronization)及びチャネル予測のために使われることができる。
【0148】
L−SIG920は、制御情報を送信するために使われることができる。L−SIG920は、データ送信率(rate)、データ長さ(length)に対する情報を含むことができる。
【0149】
HE−SIG A930は、DL MU PPDUを受信するSTAを指示するための情報を含むこともできる。例えば、HE−SIG A930は、PPDUを受信する特定STA(または、AP)の識別子、特定STAのグループを指示するための情報を含むことができる。また、HE−SIG A930は、DL MU PPDUがOFDMAまたはMIMOに基づいて送信される場合、STAのDL MU PPDUの受信のためのリソース割当情報も含むことができる。
【0150】
また、HE−SIG A930は、BSS識別情報のためのカラービット(color bits)情報、帯域幅(bandwidth)情報、テールビット(tail bit)、CRCビット、HE−SIG B940に対するMCS(modulation and coding scheme)情報、HE−SIG B940のためのシンボル個数情報、CP(cyclic prefix)(または、GI(guard interval))長さ情報を含むこともできる。
【0151】
HE−SIG B940は、各STAに対するPSDU(Physical layer service data unit)の長さMCSに対する情報及びテールビットなどを含むことができる。また、HE−SIG B940は、PPDUを受信するSTAに対する情報、OFDMAベースのリソース割当(resource allocation)情報(または、MU−MIMO情報)を含むこともできる。HE−SIG B940にOFDMAベースのリソース割当情報(または、MU−MIMO関連情報)が含まれる場合、HE−SIG A930にはリソース割当情報が含まれない場合もある。
【0152】
HE−SIG A930またはHE−SIG B940は、複数のSTAの各々に対するリソース割当情報(または、仮想リソース割当情報)、BTUまたはSTUのみを使用したリソース割当が実行されるかどうかに対する情報のようなリソース割当情報を含むことができる。
【0153】
DL MU PPDU上でHE−SIG B940の以前フィールドは、互いに異なる送信リソースの各々でデュプリケートされた形態で送信されることができる。HE−SIG B940の場合、一部のリソース単位(例えば、リソース単位1、リソース単位2)で送信されるHE−SIG B940は、個別的な情報を含む独立的なフィールドであり、残りリソース単位(例えば、リソース単位3、リソース単位4)で送信されるHE−SIG B940は、他のリソース単位(例えば、リソース単位1、リソース単位2)で送信されるHE−SIG B940をデュプリケートしたフォーマットである。または、HE−SIG B940は、全体送信リソース上でエンコーディングされた形態で送信されることができる。HE−SIG B940以後のフィールドは、PPDUを受信する複数のSTAの各々のための個別情報を含むことができる。
【0154】
HE−STF950は、MIMO(multiple input multiple output)環境またはOFDMA環境で自動利得制御推定(automatic gain control estimation)を向上させるために使われることができる。
【0155】
具体的に、STA1は、APからリソース単位1を介して送信されるHE−STF1を受信し、同期化、チャネルトラッキング/予測、AGCを実行してデータフィールド1をデコーディングすることができる。同様に、STA2は、APからリソース単位2を介して送信されるHE−STF2を受信し、同期化、チャネルトラッキング/予測、AGCを実行してデータフィールド2をデコーディングすることができる。STA3は、APからリソース単位3を介して送信されるHE−STF3を受信し、同期化、チャネルトラッキング/予測、AGCを実行してデータフィールド3をデコーディングすることができる。STA4は、APからリソース単位4を介して送信されるHE−STF4を受信し、同期化、チャネルトラッキング/予測、AGCを実行してデータフィールド4をデコーディングすることができる。
【0156】
HE−LTF960は、MIMO環境またはOFDMA環境でチャネルを推定するために使われることができる。
【0157】
HE−STF950及びHE−STF950以後のフィールドに適用されるIFFTの大きさとHE−STF950以前のフィールドに適用されるIFFTの大きさは、互いに異なる。例えば、HE−STF950及びHE−STF950以後のフィールドに適用されるIFFTの大きさは、HE−STF950以前のフィールドに適用されるIFFTの大きさより4倍大きい。STAは、HE−SIG A930を受信し、HE−SIG A930に基づいてダウンリンクPPDUの受信指示を受けることができる。このような場合、STAは、HE−STF950及びHE−STF950以後フィールドから変更されたFFTサイズに基づいてデコーディングを実行することができる。それに対し、STAがHE−SIG A930に基づいてダウンリンクPPDUの受信指示を受けていない場合、STAは、デコーディングを中断し、NAV(network allocation vector)を設定することができる。HE−STF950のCP(cyclic prefix)は、他のフィールドのCPより大きい大きさを有することができ、このようなCP区間の間に、STAは、FFTサイズを変化させてダウンリンクPPDUに対するデコーディングを実行することができる。
【0158】
AP(access point)が全体帯域幅上で複数のSTA(station)の各々のための複数の無線リソースの各々を割り当て、複数のSTAの各々に複数の無線リソースの各々を介してPPDU(physical protocol data unit)を送信することができる。複数のSTAの各々に対する複数の無線リソースの各々の割当に対する情報は、前述したように、HE−SIG A930またはHE−SIG B940に含まれることができる。
【0159】
そのとき、複数の無線リソースの各々は、周波数軸上で互いに異なる大きさで定義された複数の無線リソース単位(BTU、STU)の組み合わせである。前述したように、リソース割当組み合わせは、帯域幅の大きさによる全体可用なトーン上で割当可能な少なくとも一つのリソース単位の組み合わせである。
【0160】
図10は、本発明の実施例に係るUL MU PPDUの送信を示す概念図である。
【0161】
図10を参照すると、複数のSTAは、APにUL MU OFDMAに基づいてUL MU PPDUを送信することができる。
【0162】
L−STF1000、L−LTF1010、L−SIG1020、HE−SIG A1030、HE−SIG B1040は、
図8に開示された役割を遂行することができる。シグナルフィールド(L−SIG1020、HE−SIG A1030、HE−SIG B1040)に含まれる情報は、受信したDL MU PPDUのシグナルフィールドに含まれる情報に基づいて生成されることができる。
【0163】
STA1は、HE−SIG B1040までは全体帯域幅を介してアップリンク送信を実行し、HE−STF1050以後からは割り当てられた帯域幅を介してアップリンク送信を実行することができる。STA1は、割り当てられた帯域幅(例えば、リソース単位1)を介してアップリンクフレームをUL MU PPDUに基づいて伝達することができる。APは、DL MU PPDU(例えば、HE−SIG A/B)に基づいて複数のSTAの各々のアップリンクリソースを割り当てることができ、複数のSTAの各々は、アップリンクリソースの割当を受けてUL MU PPDUを送信することができる。
【0164】
図11は、本発明の実施例が適用されることができる無線装置を示すブロック図である。
【0165】
図11を参照すると、無線装置1100は、前述した実施例を具現することができるSTAであり、AP1100または非AP STA(non−AP station)(または、STA)1150である。
【0166】
AP1100は、プロセッサ1110、メモリ1120及びRF部(radio frequency unit)1130を含む。
【0167】
RF部1130は、プロセッサ1110と連結して無線信号を送信/受信することができる。
【0168】
プロセッサ1110は、本発明で提案された機能、過程及び/または方法を具現することができる。例えば、プロセッサ1110は、前述した本発明の実施例に係るAPの動作を実行するように具現されることができる。プロセッサは、
図1乃至
図10の実施例で開示したAPの動作を実行することができる。
【0169】
例えば、プロセッサ1110は、帯域幅上で複数のSTA(station)との通信のための複数の無線リソースの各々をスケジューリングし、複数の無線リソースの各々を介して前記複数のSTAの各々に複数のダウンリンクデータの各々を送信するように具現されることができる。
【0170】
複数の無線リソースのうち少なくとも一つの無線リソースは、仮想割当リソース単位であり、仮想割当リソース単位は、一つのインターリーバによりインターリービングが可能な複数のデータトーンを含む少なくとも一つの第1のリソース単位(例えば、BTU)及び少なくとも一つの第2のリソース単位(例えば、STU)の組み合わせである。
【0171】
仮想割当リソース単位に含まれる複数の第1のパイロットトーンの位置のセットは、仮想割当リソース単位を構成する少なくとも一つの第1のリソース単位及び少なくとも一つの第2のリソース単位に含まれる複数の第2のパイロットトーンの位置のセットに含まれることができる。
【0172】
STA1150は、プロセッサ1160、メモリ1170及びRF部(radio frequency unit)1180を含む。
【0173】
RF部1180は、プロセッサ1160と連結して無線信号を送信/受信することができる。
【0174】
プロセッサ1160は、本発明で提案された機能、過程及び/または方法を具現することができる。例えば、プロセッサ1160は、前述した本発明の実施例に係るSTAの動作を実行するように具現されることができる。プロセッサは、
図1乃至
図10の実施例でSTAの動作を実行することができる。
【0175】
例えば、プロセッサ1160は、リソーススケジューリング(または、リソース割当)情報を含むシグナルフィールド以前に送信されるリソース未確定フィールドが仮想割当リソース単位上で送信される場合、複数の第1のパイロットトーンに基づいてリソース未確定フィールドに対するデコーディングを実行するように具現されることができる。そのとき、複数の第1のパイロットトーンの位置は、仮想割当リソース単位を構成する少なくとも一つの第1のリソース単位及び少なくとも一つの第2のリソース単位の組み合わせの全てのパイロットトーンの位置と同じである。
【0176】
また、プロセッサ1160は、リソーススケジューリング(または、リソース割当)情報を含むシグナルフィールド以後に送信されるリソース確定フィールドが仮想割当リソース単位上で送信される場合、複数の第2のパイロットトーンに基づいてリソース確定フィールドに対するデコーディングを実行するように具現されることができる。そのとき、複数の第2のパイロットトーンの位置は、仮想割当リソース単位を構成する少なくとも一つの第1のリソース単位及び少なくとも一つの第2のリソース単位の組み合わせの全てのパイロットトーンのうち一部のパイロットトーンの位置と同じである。
【0177】
プロセッサ1110、1160は、ASIC(application−specific integrated circuit)、他のチップセット、論理回路、データ処理装置及び/またはベースバンド信号及び無線信号を相互変換する変換器を含むことができる。メモリ1120、1170は、ROM(read−only memory)、RAM(random access memory)、フラッシュメモリ、メモリカード、格納媒体及び/または他の格納装置を含むことができる。RF部1130、1180は、無線信号を送信及び/または受信する一つ以上のアンテナを含むことができる。
【0178】
実施例がソフトウェアで具現される時、前述した技法は、前述した機能を遂行するモジュール(過程、機能など)で具現されることができる。モジュールは、メモリ1120、1170に格納され、プロセッサ1110、1160により実行されることができる。メモリ1120、1170は、プロセッサ1110、1160の内部または外部にあり、よく知られた多様な手段でプロセッサ1110、1160と連結されることができる。