特許第6407689号(P6407689)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 三協立山株式会社の特許一覧

<>
  • 特許6407689-建材 図000002
  • 特許6407689-建材 図000003
  • 特許6407689-建材 図000004
  • 特許6407689-建材 図000005
  • 特許6407689-建材 図000006
  • 特許6407689-建材 図000007
  • 特許6407689-建材 図000008
  • 特許6407689-建材 図000009
  • 特許6407689-建材 図000010
  • 特許6407689-建材 図000011
  • 特許6407689-建材 図000012
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6407689
(24)【登録日】2018年9月28日
(45)【発行日】2018年10月17日
(54)【発明の名称】建材
(51)【国際特許分類】
   E04F 11/18 20060101AFI20181004BHJP
   E04H 17/14 20060101ALI20181004BHJP
   E04F 19/00 20060101ALI20181004BHJP
【FI】
   E04F11/18
   E04H17/14 103Z
   E04F19/00 C
【請求項の数】1
【全頁数】11
(21)【出願番号】特願2014-247895(P2014-247895)
(22)【出願日】2014年12月8日
(65)【公開番号】特開2016-108840(P2016-108840A)
(43)【公開日】2016年6月20日
【審査請求日】2017年6月23日
(73)【特許権者】
【識別番号】000175560
【氏名又は名称】三協立山株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001737
【氏名又は名称】特許業務法人スズエ国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】▲濱▼野 寛也
【審査官】 湊 和也
(56)【参考文献】
【文献】 実開昭52−000909(JP,U)
【文献】 特開2005−090096(JP,A)
【文献】 特開2011−252380(JP,A)
【文献】 特開2008−018091(JP,A)
【文献】 米国特許出願公開第2003/0160222(US,A1)
【文献】 特開平10−002173(JP,A)
【文献】 実開平03−080896(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
E04F 11/00−11/18
E04F 17/00−19/10
E04H 17/00−17/26
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
形材と、形材の端部に装着するキャップとを備え、形材は中空形材で中空部内に被挿入部を有し、被挿入部には空間部が形成してあり、キャップは挿入突起と、圧接面とを有し、挿入突起は形材の被挿入部の空間内に差し込んであり、被挿入部の内壁に当接する押圧部と、押圧部の隣りに設けてあり被挿入部の内壁に圧入する圧入部を有し、押圧部は外周側に突設する削り代部を有し、削り代部は挿入突起が被挿入部に挿入するときに削り出されるものであり、圧接面は形材の中空部内で、挿入突起の押圧部と反対側の位置にある内壁に当接することを特徴とする建材。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、建材に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、図11に示すように、フェンス等の建材において、建材を構成する形材101の端部(小口)にはキャップ103が装着されている。
キャップ103には形材の中空内に挿入する挿入部104を設けてあり、キャップ103の挿入部104にねじ孔105を形成しておき、形材101にねじ孔107を形成しておき、これらのねじ孔105、107に螺合するねじ109で形材101にキャップ103を固定していた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】なし
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、上述した従来技術では、形材及びキャップにねじ孔を形成したり、施工作業時のねじ止め作業に手間がかかるという問題があった。
【0005】
そこで、本発明は、キャップを固定するために形材への加工やねじ止めが不要な建材の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
請求項1に記載の発明は、形材と、形材の端部に装着するキャップとを備え、形材は中空形材で中空部内に被挿入部を有し、被挿入部には空間部が形成してあり、キャップは挿入突起と、圧接面とを有し、挿入突起は形材の被挿入部の空間内に差し込んであり、被挿入部の内壁に当接する押圧部と、押圧部の隣りに設けてあり被挿入部の内壁に圧入する圧入部を有し、押圧部は外周側に突設する削り代部を有し、削り代部は挿入突起が被挿入部に挿入するときに削り出されるものであり、圧接面は形材の中空部内で、挿入突起の押圧部と反対側の位置にある内壁に当接することを特徴とする建材である。
本明細書において、建材は、手摺、フェンス、サンルーム、テラス等の建築物及びこれらの建築物を構成する部品を含む。
【発明の効果】
【0007】
請求項1に記載の発明によれば、キャップの挿入突起と圧接面とで、キャップを形材の中空部内に圧入してキャップと形材との圧接状態が保持できるので、ねじ止めすることなく形材にキャップを固定できる。
補助押圧部は、形材の中空部の内壁に当接するので、キャップのがたつきを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】本発明の第1実施の形態にかかる建材を構成する形材にキャップを取り付けた状態を示す図であり、キャップを底面側から見た平面図である。
図2】形材にキャップを取り付ける前の状態を示す斜視図である。
図3】キャップをその挿入突起側で上から見た斜視図である。
図4】キャップの図であり、(a)は底面側から見た平面図、(b)は左側面図であり、(c)は右側面図、(d)は上側面図、(e)は下側面図、(f)は(a)に示すA−A断面図、(g)は(f)に示すC−C断面図、(h)は(f)に示すB−B断面図である。
図5図4に示すE部の図であり、(a)はE部の拡大図、(b)は(a)に示すF−F断面図、(c)は(b)に示すG−G断面図である。
図6図7に示す建材の上側部分の縦断面図である。
図7】本発明の第1実施の形態にかかる建材の分解斜視図である。
図8】本発明の第2実施の形態にかかる建材を構成する笠木に取り付けるキャップを底側から見た平面図である。
図9】本発明の第3実施の形態にかかる建材を構成する形材に取り付けるキャップを底側から見た平面図である。
図10】本発明の第4実施の形態にかかる建材を構成する形材に取り付けるキャップを底側から見た平面図である。
図11】従来の建材を構成する形材にキャップを取付ける前の状態を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に、添付図面を参照して本発明の実施の形態を説明するが、まず、図1図7を参照して本発明の第1実施の形態を説明する。
図6及び図7に示すように、本発明の第1実施の形態にかかる建材1は、手摺であり、支柱3と、支柱3、3間に架設した笠木5と、複数の縦格子材7と、横材9、9(図7参照)とを備えている。
各横材9は本体9aを各縦格子材7の上側と下側とに固定してあり、本体9aにはカバー9bが取り付けてある。
各縦格子材7は、形材13と形材13の上端に装着する上キャップ(キャップ)15と下端に装着する下キャップ16とを備えている。
図2に示すように、形材13は、端部小口が長方形状を成す中空形材であり、中空部13a内に被挿入部19が形成されている。この被挿入部19は、溝状の空間部19aを有しており、一般にタッピングホールとして用いられているものである。
【0010】
図1図3に示すように、上キャップ15は、形材13の端部小口を覆う蓋部15aと、形材13の中空部13a内に挿入する挿入壁部21及び挿入突起23(図3参照)を備えている。
図1に示すように、挿入壁部21は、形材13の輪郭に沿う略四角形状を成しており、一側に非連続部25を形成してある。非連続部25には、挿入壁部21の対向する一端部21aと他端部21bとの間に上述した挿入突起23が設けてある。
挿入壁部21の外周側には、形材13の端部小口の外周を囲む外周側壁部27が設けてある。
【0011】
キャップ15において、略四角形状を成す挿入壁部21には、挿入突起23がある側の辺部29(非連続側辺部)とその隣りに位置する一方の辺31に、各々外周側に向けて突設する補助押圧部33が設けてある。補助押圧部33は、非連続側辺部29と一方の辺部31に、各々2つ設けてあり、各辺部29、31に設けた補助押圧部33、33は互いに間隔をあけて配置してある。
各補助押圧部33は、図4(f)〜(h)に示すように、底側から見た平面視が三角形状を成している。各補助押圧部33は、挿入壁部21の先端21c側程外側に向けた突出寸法を小さくするように、傾斜面33aを形成してある。各補助押圧部33は形材13の中空部13a内の対向する内壁13bに当接する寸法で突出してあり、形材13の内壁13bと、挿入壁部21との間のクリアランスKを埋める突出寸法である。
更に、図1に示すように、挿入壁部21において非連続部25で対向する一端部21aと他端部21bにも、互いに対向する側に向けて突設した補助押圧部34が設けてある。この補助押圧部34は、被挿入部19に当接するものであり、形材13の内壁13bに当接する補助押圧部33と同様の構成であり、挿入壁部21の先端21c側程突出寸法を小さくするように、傾斜面34a(図4(f)(g)参照)を形成してある。
【0012】
図1に示すように、挿入突起23は、形材13の被挿入部19の空間部19a内に挿入されている。図1及び図5に示すように、この挿入突起23には押圧部35と、押圧部35の左右に設けた圧入部37、37とが一体に設けてある。挿入突起23は、蓋部15aの下面から挿入壁部21の先端21cまでの突出寸法T(図5(b)参照)の略半分の寸法で突出してある。
押圧部35はキャップ15の外周側に向けて突設してあり、底側から見た平面視が略三角形状を成している。図5(b)(c)に示すように、押圧部35には、先端側ほど三角形の頂点を低くした傾斜面35aが形成してある。また、図1に一点鎖線で抜き出して示すように、押圧部35は、その外周側端部(三角形の頂点部)を被挿入部19に挿入するときに削り出される削り代部35bとして外周側に突設してある。
【0013】
図5に示すように、各圧入部37はその長手方向の寸法が押圧部35と略同じ寸法分で形成してあり、底側から見た平面視が略三角形状を成している。圧入部37には、先端側ほど三角形の頂点部37bを低くした傾斜面37aが形成してある。
圧入部37の頂点部37bは、形材13の被挿入部19の内壁19bに当接する突出寸法としてある。
図1及び図4(a)に示すように、挿入壁部21において、挿入突起23の押圧部35と反対側の位置にある面は、対向する形材の内壁13bに圧接する圧接面39としてある。
下キャップ16は詳図していないが、ねじで形材13の下端に固定してある。尚、下キャップ16には形材13の中空部13aに対応する位置に水抜き孔が形成してある。
【0014】
次に、本発明の実施の形態にかかる建材1において、形材13に上キャップ15を取り付ける方法、作用及び効果について説明する。
図2及び図6に示すように、形材13の上端から、中空部13a内に上キャップ15の挿入壁部21を挿入すると共に、上キャップ15の挿入突起23を形材13の被挿入部19の空間部19a内に差し込んで、上キャップ15を形材13に押し込む。
図1に示すように、挿入突起23が被挿入部19の空間部19a内に押し込まれると、押圧部35の先端部は、被挿入部19に入りきらないで、食み出した部分が削り代部35bとなって、削り出されつつ、被挿入部19に強く圧接する。削り出された削り代部35bは、削り屑となって形材13の中空部13a内に排出される。
押圧部35には、形材13の内壁13bを押圧する反力Fが作用して、押圧部35と反対側にある圧接面39が、押圧部35と共に形材の内壁13bに強く押されて圧接する。
【0015】
挿入突起23の圧入部37は、形材13の被挿入部19の内壁19bに圧接しつつ被挿入部19内に挿入される。
挿入壁部21の外周側面に設けてある各補助押圧部33は形材13の内壁13bに当接して、形材13の内壁13bとの間のクリアランスKを埋める。
挿入壁部21の非連続部25に位置する一端部21a及び他端部21bに設けてある補助押圧部34は、被挿入部19の外壁に当接して、形材13の被挿入部19との間のクリアランスを埋める。
【0016】
本発明の実施の形態にかかる建材1によれば、上キャップ15の挿入突起23と圧接面39とで、上キャップ15を形材13の中空部13a内に圧入して、圧入後も圧接状態が保持できるので、ねじ止めすることなく形材13に上キャップ15を固定できる。
図7に示すように、多数の形材13に上キャップ15を装着する際に、従来のように、形材13や上キャップ15にいちいちねじ孔を形成したり、各上キャップ15を形材13にねじで止める必要がないので、施工手間や材料コストを低減できる。
上キャップ15の各補助押圧部33は、断面四角形状の形材13に対して、その四角形を構成する一辺と隣りの辺との2辺において、形材13の内壁13bに当接して、上キャップ15の挿入壁部21と形材13の内壁13bとの間のクリアランスKを埋めているので、形材13に対する上キャップ15のがたつきを防止できる。
【0017】
挿入突起23には、被挿入部19の内壁19aに圧入する圧入部37を設けてあるので、挿入突起部23が被挿入部19内でがたつくのを防止でき、押圧部35による押付けを安定しておこなうことができる。
押圧部35の隣りに、被挿入部19の内壁19bに当接する圧入部37を設けた構成であるから、圧入部37が被挿入部19の内壁19bに圧入するときに、圧入部37が削れて削り屑が出ても、削り屑が形材13の外側に露出することなく意匠性が良い。
押圧部35が削られながら被挿入部19に押し込まれることで、圧入後は形材13に強く圧接して、キャップを更に強く固定することができる。
更に、上キャップ15の挿入壁部21には、その非連続部25を挟んで対向する端部21a、21bにも被挿入部19の外面に当接する補助押圧部34を設けているので、被挿入部19に対するがたつきを防止できる。
【0018】
次に、本発明の他の実施の形態を説明するが、以下の説明において、上述した縦格子材7の形材13及び上キャップ(キャップ)15の部分と同一の作用効果を奏する部分には、同一の符号を付してその部分の詳細な説明を省略し、以下の説明では上述した縦格子材7と異なる点を主に説明する。
図8に示すように、第2実施の形態にかかる建材1は手摺であり、建材1を構成する笠木において、笠木形材(形材)41の端部に笠木キャップ(キャップ)43を装着している。
笠木形材41は、下面に直線状の底壁41aを有し、その左右に直線状の側壁41bを有し、左右の側壁41b、41b間に湾曲壁41cを有し、これらの底壁41a、側壁41b及び湾曲壁41cが中空部13aを形成する内壁13bとしてある。底壁41aには左右に間隔をあけて2つの被挿入部19が設けてある。
笠木キャップ43は、笠木形材41の内壁13bと略同一形状を成しており、挿入壁部21には、笠木形材41の底面41aに対応する底壁21e、形材の側壁41bに対応する側壁21f、形材の湾曲壁41cに対応する湾曲壁21gが設けてあり、湾曲壁21gの外面が圧接面39になっている。
笠木キャップ43において、底壁21e側には笠木形材41の被挿入部19に対応して2つの挿入突起23が設けてある。
また、2つの被挿入部19間で、底壁21eと湾曲壁21gとの間に2つのリブ41dが設けてある。
【0019】
この第2実施の形態では、底壁21eとその隣りにある一方の側壁21fに各々補助押圧部33が設けてある。
また、この第2実施の形態では、挿入壁部21は内壁13bに沿って連続してあり、第1実施の形態の非連続部25がなく、挿入突起23の対応する位置では凹部21hとしてある。
尚、この第2実施の形態では、第1実施の形態にあった、被挿入部19の外面に押圧する補助押圧部34がない。
【0020】
この第2実施の形態によれば、笠木形材41の左右の各小口から、中空部13a内に笠木キャップ43の挿入壁部21を挿入すると共に、笠木キャップ43の各挿入突起23を笠木形材41の各被挿入部19の空間部19a内に差し込んで、笠木キャップ43を笠木形材41に押し込で装着する。
各挿入突起23が対応する被挿入部19の空間部19a内に押し込まれると、押圧部35の先端部は、被挿入部19に入りきらないで、食み出した部分が削り代部35bとなって、削り出されつつ、被挿入部19に強く圧接する。削り出された削り屑は、形材13の中空部13a内に排出される。そして、各挿入突起23の押圧部35の反力Fが湾曲壁21gに作用して圧接面39を笠木形材の湾曲壁41cに圧接する。
【0021】
この第2実施の形態によれば、第1実施の形態において補助押圧部34の作用効果を除いて、上述した第1実施の形態と同様の作用効果を奏することができる。
【0022】
図9に第3実施の形態を示す。この第3実施の形態では、縦格子材7の形材13が断面円形を成しており、被挿入部19は断面円形の対向する2箇所に設けてある。
挿入壁部21はその断面が略つづみ形状を成しており、対向する一方及び他方の円弧状壁21j、21mと、一方及び他方の円弧状壁21j、21m間に配置した2つの直線状壁21k、21kを有している。
各直線状壁21kの外周側に各々挿入突起23が設けてあり、一方の円弧状壁21jの外周側面に補助押圧部33が設けてある。
この第3実施の形態では、他方の円弧状壁21mの外周側面が圧接面39としてある。
また、各挿入突起23では、押圧部35は、補助押圧部33が設けてある一方の円弧状壁21j側に向けて突設してあり、他方の円弧状壁21kに向けて突設する圧入部37aと、この圧入部37aと押圧部35との間で外周側に向けて突設する圧入部37bとが設けてある。
【0023】
この第3実施の形態によれば、各挿入突起23の押圧部35により各々他方の円弧状壁21mを内壁13bに反力Fで押し、圧接面39を内壁13bに押圧する。
この第3実施の形態によれば、上述した第2実施の形態と同様の作用効果を奏することができる。
なお、この第3実施の形態では、互いに対向した位置にある各圧入部37a、37bでも、被挿入部19に入りきらないで、食み出した部分が削り屑となって、削り出された場合には、押圧部35の削り代部35bと同様に、形材13の中空部13a内に排出される。
【0024】
図10を参照して第4実施の形態を説明する。この第4実施の形態では、縦格子材7の形材13は、小口が正方形状を成しており、正方形の隣り合う辺に各々被挿入部19が形成されている。
上キャップ15の挿入壁部21は、中空部13aの形状に沿う正方形状を成しており、被挿入部19に対応する位置は凹部21hとしてあると共に各凹部21hに挿入突起23が設けてある。
【0025】
この第4実施の形態によれば、各挿入突起23に設けた押圧部35から受ける反力Fは対向する壁部に作用して、形材13の内壁13bに圧接する圧接面39は、各挿入突起23と反対側にある2つの隣り合う壁である。
この第4実施の形態によれば、第2実施の形態と同様の作用効果を奏することができる。
【0026】
本発明は、上述した実施の形態に限らず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形可能である。
例えば、本発明にかかる建材1は、フェンス、サンルーム、テラス等を構成する部材であって、形材13、41の小口にキャップ15、43を取り付けるものであっても良い。更に、建材1は、手摺に限らず、フェンス、サンルーム、テラス等であっても良い。
補助押圧部33は、形材13の中空部13aの内壁13bに圧入したときに削り屑が出ない程度の突出寸法として、その長さを第1実施の形態よりも長くしても良い。
被挿入部19の形状は、溝状に限らず、筒状であっても良く、被挿入部19の形状は任意である。
【符号の説明】
【0027】
1 建材
13 形材
13a 中空部
13b 内壁
15 上キャップ(キャップ)
19 被挿入部
19a 空間部
19b 内壁
23 挿入突起
33 補助押圧部
35 押圧部
39 圧接面
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11