【文献】
Qualcomm Incorporated,Indicating LIPA availability at a H(e)NB to the UE,3GPP TSG-SA WG2#85 S2-112505,2011年 5月20日
【文献】
3rd Generation Partnership Project; Technical Specification Group Services and System Aspects; Local IP Access and Selected IP Traffic Offload (Release 10),3GPP 23.829 V1.3.0 (2010-09),2010年 9月,pp.11,35-37
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記PDN接続要求構成要素は、前記CSGが前記アクセスポイントに関連すると判断したことにさらに少なくとも部分的に基づいて前記APNを選択する、請求項16に記載の装置。
【発明の概要】
【0007】
以下で、1つまたは複数の態様の基本的理解を与えるために、そのような態様の簡略化された概要を提示する。この概要は、すべての企図された態様の包括的な概観ではなく、すべての態様の主要または重要な要素を識別するものでも、いずれかまたはすべての態様の範囲を定めるものでもない。その唯一の目的は、後で提示するより詳細な説明の導入として、1つまたは複数の態様のいくつかの概念を簡略化された形で提示することである。
【0008】
1つまたは複数の実施形態およびそれの対応する開示に従って、1つまたは複数のデバイスについての、ローカルインターネットプロトコル(IP)アクセス(LIPA)、選択IPトラフィックオフロード(SIPTO)など、パケットデータネットワーク(PDN)接続性を管理することに関連して、様々な態様について説明する。たとえば、デバイスが通信している1つまたは複数のアクセスポイントとのPDN接続が可能にされるかどうかを判断するために、PDN接続性に関係する1つまたは複数のパラメータがデバイスに提供され得る。たとえば、1つまたは複数のパラメータは、デバイスについてのゲートウェイへの(たとえば、LIPA、SIPTOなどの形態の)PDN接続性が可能にされるかどうかの指示をもつアクセスポイントのリスト、特定のPDN接続性が可能にされるアクセスポイントのリスト、1つまたは複数のアクセスポイント、あるいは限定加入者グループ(CSG)、パブリックランドモバイルネットワーク(PLMN:public land mobile network)など、アクセスポイントのグルーピングと、デバイスについてのPDN接続性が可能にされるかどうかの指示とに関するアクセスポイント名(APN)のリスト、1つまたは複数のアクセスポイントにおいて特定のPDN接続性が可能にされるAPNのリストなどを指定することができる。
【0009】
さらに、たとえば、パラメータは、デバイスサブスクリプション情報、デバイスに関係するCSG情報などの中で指定され得る。いずれの場合も、デバイスは、1つまたは複数のパラメータに少なくとも部分的に基づいて、アクセスポイントからPDN接続を要求または開始すべきかどうかを判断することができる。これにより不要なシグナリングを軽減することができ、デバイスは、さもなければ、PDN接続性が可能にされないアクセスポイントを介してPDN接続を要求し得る。
【0010】
一例によれば、ワイヤレスネットワークにおいてPDN接続性を利用するための方法が提供される。本方法は、1つまたは複数のアクセスポイントにおいてローカルゲートウェイへのPDN接続性が可能にされるかどうかを指定する1つまたは複数のパラメータを受信することと、1つまたは複数のアクセスポイントのうちの少なくとも1つに接続されている間、ローカルゲートウェイへのPDN接続を確立したいという要求を受信することとを含む。本方法は、1つまたは複数のパラメータに少なくとも部分的に基づいて、1つまたは複数のアクセスポイントのうちの少なくとも1つを使用してローカルゲートウェイへのPDN接続を開始すべきかどうかを判断することをさらに含む。
【0011】
別の態様では、ワイヤレスネットワークにおいてPDN接続性を利用するための装置が提供される。本装置は、1つまたは複数のアクセスポイントにおいてローカルゲートウェイへのPDN接続性が可能にされるかどうかを指定する1つまたは複数のパラメータを取得することと、1つまたは複数のアクセスポイントのうちの少なくとも1つに接続されている間、ローカルゲートウェイへのPDN接続を確立したいという要求を受信することとを行うように構成された少なくとも1つのプロセッサを含む。少なくとも1つのプロセッサは、1つまたは複数のパラメータに少なくとも部分的に基づいて、1つまたは複数のアクセスポイントのうちの少なくとも1つを使用してローカルゲートウェイへのPDN接続を開始すべきかどうかを判断するようにさらに構成され得る。本装置はまた、少なくとも1つのプロセッサに結合されたメモリを含む。
【0012】
さらに別の態様では、1つまたは複数のアクセスポイントにおいてローカルゲートウェイへのPDN接続性が可能にされるかどうかを指定する1つまたは複数のパラメータを取得するための手段と、1つまたは複数のアクセスポイントのうちの少なくとも1つに接続されている間、ローカルゲートウェイへのPDN接続を確立したいという要求を受信するための手段とを含む、ワイヤレスネットワークにおいてPDN接続性を利用するための装置が提供される。本装置は、1つまたは複数のパラメータに少なくとも部分的に基づいて、1つまたは複数のアクセスポイントのうちの少なくとも1つにおいてローカルゲートウェイへのPDN接続を開始すべきかどうかを判断するための手段をさらに含む。
【0013】
さらに、別の態様では、少なくとも1つのコンピュータに、1つまたは複数のアクセスポイントにおいてローカルゲートウェイへのPDN接続性が可能にされるかどうかを指定する1つまたは複数のパラメータを取得させるためのコードと、少なくとも1つのコンピュータに、1つまたは複数のアクセスポイントのうちの少なくとも1つに接続されている間、ローカルゲートウェイへのPDN接続を確立したいという要求を受信させるためのコードとを有するコンピュータ可読媒体を含む、ワイヤレスネットワークにおいてPDN接続性を利用するためのコンピュータプログラム製品が提供される。コンピュータ可読媒体は、少なくとも1つのコンピュータに、1つまたは複数のパラメータに少なくとも部分的に基づいて、1つまたは複数のアクセスポイントのうちの少なくとも1つを使用してローカルゲートウェイへのPDN接続を開始すべきかどうかを判断させるためのコードをさらに含む。
【0014】
さらに、一態様では、1つまたは複数のアクセスポイントにおいてローカルゲートウェイへのPDN接続性が可能にされるかどうかを指定する1つまたは複数のパラメータを取得するためのパラメータ受信構成要素と、1つまたは複数のアクセスポイントのうちの少なくとも1つに接続されている間、ローカルゲートウェイへのPDN接続を確立したいという要求を受信するためのPDN要求判断構成要素とを含む、ワイヤレスネットワークにおいてPDN接続性を利用するための装置が提供される。本装置は、1つまたは複数のパラメータに少なくとも部分的に基づいて、1つまたは複数のアクセスポイントのうちの少なくとも1つにおいてローカルゲートウェイへのPDN接続を開始すべきかどうかを判断するためのPDN接続要求構成要素をさらに含む。
【0015】
別の例によれば、APNを指定する、アクセスポイントとのPDN接続を確立したいという要求をデバイスから受信することと、APNがローカルゲートウェイへのPDN接続性に関係すると判断することとを含む、ワイヤレスネットワークにおいてPDN接続性を利用するための方法が提供される。本方法は、APNがローカルゲートウェイへのPDN接続性に関係すると判断したことに基づいて、デバイスがアクセスポイントにおいてPDN接続を確立することを可能にされないと判断することと、デバイスがAPNについてのローカルゲートウェイへのPDN接続を確立することができない1つまたは複数のアクセスポイントを示す1つまたは複数のPDN接続性パラメータをデバイスに送ることとをさらに含む。
【0016】
別の態様では、ワイヤレスネットワークにおいてPDN接続性を利用するための装置が提供される。本装置は、アクセスポイント名(APN)を指定する、アクセスポイントとのPDN接続を確立したいという要求をデバイスから受信することと、APNがローカルゲートウェイへのPDN接続性に関係すると判断することとを行うように構成された少なくとも1つのプロセッサを含む。少なくとも1つのプロセッサは、APNがローカルゲートウェイへのPDN接続性に関係すると判断したことに少なくとも部分的に基づいて、デバイスがアクセスポイントにおいてPDN接続を確立することを可能にされないと判断することと、デバイスがAPNについてのローカルゲートウェイへのPDN接続を確立することができない1つまたは複数のアクセスポイントを示す1つまたは複数のPDN接続性パラメータをデバイスに送ることとを行うようにさらに構成され得る。本装置はまた、少なくとも1つのプロセッサに結合されたメモリを含む。
【0017】
さらに別の態様では、APNを指定する、アクセスポイントとのPDN接続を確立したいという要求をデバイスから受信するための手段と、APNがローカルゲートウェイへのPDN接続性に関係すると判断したことに少なくとも部分的に基づいて、デバイスがアクセスポイントにおいてローカルゲートウェイへのPDN接続を確立することを可能にされないと判断するための手段とを含む、ワイヤレスネットワークにおいてPDN接続性を利用するための装置が提供される。本装置は、デバイスがAPNについてのローカルゲートウェイへのPDN接続を確立することができない1つまたは複数のアクセスポイントを示す1つまたは複数のPDN接続性パラメータをデバイスに送るための手段をさらに含む。
【0018】
さらに、別の態様では、少なくとも1つのコンピュータに、APNを指定する、アクセスポイントとのPDN接続を確立したいという要求をデバイスから受信させるためのコードと、少なくとも1つのコンピュータに、APNがローカルゲートウェイへのPDN接続性に関係すると判断させるためのコードとを有するコンピュータ可読媒体を含む、ワイヤレスネットワークにおいてPDN接続性を利用するためのコンピュータプログラム製品が提供される。コンピュータ可読媒体は、少なくとも1つのコンピュータに、APNがローカルゲートウェイへのPDN接続性に関係すると判断したことに基づいて、デバイスがアクセスポイントにおいてPDN接続を確立することを可能にされないと判断させるためのコードと、少なくとも1つのコンピュータに、デバイスがAPNについてのローカルゲートウェイへのPDN接続を確立することができない1つまたは複数のアクセスポイントを示す1つまたは複数のPDN接続性パラメータをデバイスに送らせるためのコードとをさらに含む。
【0019】
さらに、一態様では、APNを指定する、アクセスポイントとのPDN接続を確立したいという要求をデバイスから受信するためのPDN接続要求受信構成要素と、APNがローカルゲートウェイへのPDN接続性に関係すると判断したことに少なくとも部分的に基づいて、デバイスがアクセスポイントにおいてローカルゲートウェイへのPDN接続を確立することを可能にされないと判断するためのPDN接続性判断構成要素とを含む、ワイヤレスネットワークにおいてPDN接続性を利用するための装置が提供される。本装置は、デバイスがAPNについてのローカルゲートウェイへのPDN接続を確立することができない1つまたは複数のアクセスポイントを示す1つまたは複数のPDN接続性パラメータをデバイスに送るためのPDN接続性指示構成要素をさらに含む。
【0020】
さらに別の例によれば、PDN接続を確立するための方法が本明細書で提供される。本方法は、アクセスポイントと通信している間、ローカルゲートウェイへのPDN接続を確立することを判断することと、アクセスポイントにおけるローカルゲートウェイへのPDN接続性に対応するAPNを選択することとを含む。本方法は、APNを指定する、アクセスポイントへのPDN接続を確立したいという要求を送信することをさらに含む。
【0021】
別の態様では、PDN接続を確立するための装置が提供される。本装置は、アクセスポイントと通信している間、ローカルゲートウェイへのPDN接続を確立することを判断することと、アクセスポイントにおけるローカルゲートウェイへのPDN接続性に対応するAPNを選択することとを行うように構成された少なくとも1つのプロセッサを含む。少なくとも1つのプロセッサは、APNを指定する、アクセスポイントへのPDN接続を確立したいという要求を送信するようにさらに構成され得る。本装置はまた、少なくとも1つのプロセッサに結合されたメモリを含む。
【0022】
さらに別の態様では、アクセスポイントと通信している間、ローカルゲートウェイへのPDN接続を確立することを判断するための手段を含む、PDN接続を確立するための装置が提供される。本装置は、アクセスポイントにおけるローカルゲートウェイへのPDN接続性に対応するAPNを指定する、アクセスポイントへのPDN接続を確立したいという要求を送信するための手段をさらに含む。
【0023】
さらに、別の態様では、少なくとも1つのコンピュータに、アクセスポイントと通信している間、ローカルゲートウェイへのPDN接続を確立することを判断させるためのコードと、少なくとも1つのコンピュータに、アクセスポイントにおけるローカルゲートウェイへのPDN接続性に対応するAPNを選択させるためのコードとを有するコンピュータ可読媒体を含む、PDN接続を確立するためのコンピュータプログラム製品が提供される。コンピュータ可読媒体は、少なくとも1つのコンピュータに、APNを指定する、アクセスポイントへのPDN接続を確立したいという要求を送信させるためのコードをさらに含む。
【0024】
さらに、一態様では、アクセスポイントと通信している間、ローカルゲートウェイへのPDN接続を確立することを判断するためのPDN要求判断構成要素を含む、PDN接続を確立するための装置が提供される。本装置は、アクセスポイントにおけるローカルゲートウェイへのPDN接続性に対応するAPNを指定する、アクセスポイントへのPDN接続を確立したいという要求を送信するためのPDN接続要求構成要素をさらに含む。
【0025】
上記および関連する目的を達成するために、1つまたは複数の態様は、以下で十分に説明し、特に特許請求の範囲で指摘する特徴を備える。以下の説明および添付の図面に、1つまたは複数の態様のいくつかの例示的な特徴を詳細に記載する。ただし、これらの特徴は、様々な態様の原理が採用され得る様々な方法のほんのいくつかを示すものであり、この説明は、すべてのそのような態様およびそれらの均等物を含むものとする。
【0026】
以下で、開示する態様を説明するために、および開示する態様を限定しないように提供された添付の図面とともに、開示する態様について説明する。図中、同様の表示は同様の要素を示す。
【発明を実施するための形態】
【0028】
次に、図面を参照しながら様々な態様について説明する。以下の記述では、説明の目的で、1つまたは複数の態様の完全な理解を与えるために多数の具体的な詳細を記載する。ただし、そのような(1つまたは複数の)態様は、これらの具体的な詳細なしに実施され得ることは明らかであろう。
【0029】
本明細書でさらに説明するように、1つまたは複数のデバイスについてのパケットデータネットワーク(PDN)接続性が管理され得る。たとえば、デバイスは、1つまたは複数のモバイルネットワーク構成要素から受信された1つまたは複数のパラメータに少なくとも部分的に基づいて、アクセスポイントからゲートウェイとのPDN接続性を要求または開始すべきかどうかを判断することができる。たとえば、1つまたは複数のパラメータは、1つまたは複数のアクセスポイントあるいはアクセスポイントのグループ(たとえば、限定加入者グループ)において、デバイスについてのPDN接続性が可能にされるかどうか、1つまたは複数のアクセスポイント名(APN)がPDN接続性を可能にするかどうかなどを指定することができる。デバイスは、拒否されたPDN接続の試みの一部などとして、1つまたは複数のコアモバイルネットワークノードから、サブスクリプション情報、限定加入者グループ(CSG)サブスクリプション情報などの中で1つまたは複数のパラメータを受信することができる。したがって、デバイスは、それに応じて、デバイスからのPDN接続が場合によっては拒否される状況において不要なシグナリングを防ぐために、所与のアクセスポイントを使用して、および/または特定のAPNを使用して、PDN接続を要求または開始すべきかどうかを判断することができる。
【0030】
本出願で使用する「構成要素」、「モジュール」、「システム」などの用語は、限定はしないが、ハードウェア、ファームウェア、ハードウェアとソフトウェアの組合せ、ソフトウェア、または実行中のソフトウェアなど、コンピュータ関連のエンティティを含むものとする。たとえば、構成要素は、プロセッサ上で実行されるプロセス、プロセッサ、オブジェクト、実行ファイル、実行スレッド、プログラム、および/またはコンピュータであり得るが、これらに限定されない。例として、コンピューティングデバイス上で実行されるアプリケーションと、そのコンピューティングデバイスの両方が構成要素であり得る。1つまたは複数の構成要素がプロセスおよび/または実行スレッド内に常駐することができ、1つの構成要素を1つのコンピュータ上に配置し、および/または2つ以上のコンピュータ間に分散し得る。さらに、これらの構成要素は、様々なデータ構造を記憶している様々なコンピュータ可読媒体から実行することができる。これらの構成要素は、ローカルシステム、分散システム、および/または他のシステムを用いるインターネットなどのネットワーク全体の中の別の構成要素と信号を介して対話する1つの構成要素からのデータなど、1つまたは複数のデータパケットを有する信号によるなど、ローカルプロセスおよび/またはリモートプロセスを介して通信し得る。
【0031】
さらに、本明細書では、ワイヤード端末またはワイヤレス端末であり得る端末に関する様々な態様について説明する。端末は、システム、デバイス、加入者ユニット、加入者局、移動局、モバイル、モバイルデバイス、リモート局、リモート端末、アクセス端末、ユーザ端末、端末、通信デバイス、ユーザエージェント、ユーザデバイス、またはユーザ機器(UE)と呼ばれることもある。ワイヤレス端末は、セルラー電話、衛星電話、コードレス電話、セッション開始プロトコル(SIP)電話、ワイヤレスローカルループ(WLL)局、携帯情報端末(PDA)、ワイヤレス接続機能を有するハンドヘルドデバイス、コンピューティングデバイス、またはワイヤレスモデムに接続された他の処理デバイスであり得る。さらに、本明細書では基地局に関する様々な態様について説明する。基地局は、(1つまたは複数の)ワイヤレス端末と通信するために利用され得、アクセスポイント、ノードB、発展型ノードB(eNB)、または何らかの他の用語で呼ばれることもある。
【0032】
さらに、「または」という用語は、排他的な「または」ではなく、包括的な「または」を意味するものとする。すなわち、別段の規定がない限り、または文脈から明白でない限り、「XはAまたはBを使用する」という句は、自然な包括的置換のいずれかを意味するものとする。すなわち、「XはAまたはBを使用する」という句は、XがAを使用する場合、XがBを使用する場合、またはXがAとBの両方を使用する場合のいずれによっても満たされる。さらに、本出願および添付の特許請求の範囲で使用する冠詞「a」および「an」は、別段の規定がない限り、または単数形を示すことが文脈から明白でない限り、概して「1つまたは複数」を意味するものと解釈すべきである。
【0033】
本明細書で説明する技法は、CDMA、TDMA、FDMA、OFDMA、SC−FDMAおよび他のシステムなど、様々なワイヤレス通信システムに使用され得る。「システム」および「ネットワーク」という用語は、しばしば互換的に使用される。CDMAシステムは、Universal Terrestrial Radio Access(UTRA)、cdma2000などの無線技術を実装し得る。UTRAは、Wideband−CDMA(W−CDMA(登録商標))およびCDMAの他の変形態を含む。さらに、cdma2000は、IS−2000、IS−95およびIS−856規格をカバーする。TDMAシステムは、Global System for Mobile Communications(GSM(登録商標))などの無線技術を実装し得る。OFDMAシステムは、Evolved UTRA(E−UTRA)、Ultra Mobile Broadband(UMB)、IEEE802.11(Wi-Fi(登録商標))、IEEE802.16(WiMAX(登録商標))、IEEE802.20、Flash−OFDM(登録商標)などの無線技術を実装し得る。UTRAおよびE−UTRAは、Universal Mobile Telecommunication System(UMTS)の一部である。3GPP Long Term Evolution(LTE)は、ダウンリンク上ではOFDMAを採用し、アップリンク上ではSC−FDMAを採用するE−UTRAを使用するUMTSのリリースである。UTRA、E−UTRA、UMTS、LTEおよびGSMは、「3rd Generation Partnership Project」(3GPP)と称する組織からの文書に記載されている。さらに、cdma2000およびUMBは、「3rd Generation Partnership Project 2」(3GPP2)と称する組織からの文書に記載されている。さらに、そのようなワイヤレス通信システムは、不対無資格スペクトル、802.xxワイヤレスLAN、BLUETOOTH(登録商標)および任意の他の短距離または長距離ワイヤレス通信技法をしばしば使用するピアツーピア(たとえば、モバイルツーモバイル)アドホックネットワークシステムをさらに含み得る。
【0034】
いくつかのデバイス、構成要素、モジュールなどを含み得るシステムに関して、様々な態様または特徴を提示する。様々なシステムは、追加のデバイス、構成要素、モジュールなどを含んでもよく、および/または各図に関連して論じるデバイス、構成要素、モジュールなどのすべてを含まなくてもよいことを理解および諒解されたい。これらの手法の組合せも使用され得る。
【0035】
図1を参照すると、例示的な通信システム100のいくつかのノードが示されている。説明のために、本開示の様々な態様について、互いに通信する1つまたは複数のデバイス、アクセスポイント、およびネットワークノードに関して説明する。ただし、本明細書の態様は、他のタイプの装置、または他の用語を使用して参照される他の同様の装置に適用可能であり得ることを諒解されたい。たとえば、アクセスポイントは、基地局、eノードB(eNB)、H(e)NBと総称される(たとえば、UMTSにおける)ホームノードBまたは(たとえば、LTEにおける)ホームeNB、フェムトセルまたはピコセルアクセスポイント、モバイル基地局、リレーノード、ホットスポット、ルータ、ゲートウェイなどと呼ばれることがあるか、またはそれらとして実装され得、デバイスは、ユーザ機器(UE)、モバイルデバイス、アクセス端末、モデム(または他のテザーデバイス)などと呼ばれることがあるか、またはそれらとして実装され得るか、あるいはそれらの一部分などであり得る。
【0036】
デバイス102は、アクセスポイント104から1つまたは複数のサービス(たとえば、ネットワーク接続性)を受けることができる。デバイス102は、アクセスポイント104および/またはシステム100の1つまたは複数のアクセスポイントによって与えられるカバレージエリア内に設置された、ならびに/あるいはカバレージエリア全体にわたって移動するワイヤードまたはワイヤレスデバイスであり得る。たとえば、様々な時点で、デバイス102は、ワイヤードまたはワイヤレスインターフェースを介してアクセスポイント104またはシステム100中の何らかの他のアクセスポイント(図示せず)に接続することができる。これらのアクセスポイントの各々は、ワイドエリアネットワーク接続性を可能にするために、(たとえば、(1つまたは複数の)ネットワークノード106によって表される)1つまたは複数のネットワークノードと通信することができる。たとえば、ネットワークノード106は、モバイルネットワーク中の1つまたは複数の無線ネットワークノードおよび/またはコアネットワークノードを含むことができる。したがって、様々な例では、ネットワークノード106は、(たとえば、運用、アドミニストレーション、管理(OAM)、および/またはプロビジョニング(provisioning)エンティティによる)ネットワーク管理、呼制御、セッション管理、モビリティ管理、サブスクリプション管理、ゲートウェイ機能、インターワーキング機能のうちの少なくとも1つなどの機能、または何らかの他の好適なネットワーク機能を表すことができる。ネットワークノード106は、モビリティ管理エンティティ(MME)、サービング汎用パケット無線サービス(GPRS)サポートノード(SGSN:serving general packet radio services (GPRS) support node)、モバイル交換センター(MSC)、ビジターロケーションレジスタ(VLR)などであり得るモビリティマネージャ108、ホーム加入者サーバ(HSS)、ホームロケーションレジスタ(HLR)などであり得るサブスクリプションサーバ110などを含むことができ、それらは、デバイス102によってアクセス可能な1つまたは複数のPLMNの一部であり得る。
【0037】
場合によっては、デバイス102は、ワイヤレスセルセットに関連付けられた限定グループアクセスポイント(たとえば、アクセスポイント104)にアクセスすることができる。概して、ワイヤレスセルセットは、定義された関係を有する、(たとえば、アクセスポイント104など、少なくとも1つのアクセスポイントによって与えられる)1つまたは複数のセルのセットを備える。ワイヤレスセルセットの一例はCSGである。便宜のために、以下の説明では、ワイヤレスセルセットというより一般的な用語ではなく、単にCSGという用語に言及することがある。ただし、説明する概念が、ワイヤレスセルまたは他の同様のエンティティの他のタイプの定義されたセットまたはグループ(たとえば、限定グループ)に適用可能であり得ることを諒解されたい。また、限定グループは、本明細書で説明する態様が同様に適用することができる、非メンバーへの低いアクセスレベルを提供することができる(これをハイブリッドモードアクセスと呼ぶか、またはグループ内のセルをハイブリッドセルと呼ぶことがある)。さらに、アクセスポイント104などのアクセスポイントは、デバイスがアクセスポイントと通信することができる1つまたは複数のセルを提供することができることを諒解されたい。
【0038】
図示のように、アクセスポイント104は、インターネット114にアクセスするためにルータ112または他のデバイスに結合され得、アクセスポイント104は、デバイス102がインターネット114を介してネットワークノード106と通信することを可能にすることができる。別の例では、アクセスポイント104は、直接ブロードバンド接続を使用して(たとえば、モデムを介して)インターネット114に接続することができる。さらに、たとえば、アクセスポイント104は、1つまたは複数のローカルネットワークデバイス118および120とアクセスポイント104との間の通信、ルータ112へのアクセスなどを可能にする、ローカルゲートウェイであり得るゲートウェイ116に結合され得る。図示された例ではアクセスポイント104と共同設置されるものとして示されているが、ゲートウェイ116は、アクセスポイント104内への実装、アクセスポイント104とは別個のエンティティとしての実装などが可能であることを諒解されたい。さらに、たとえば、ルータ112は、同様に、アクセスポイント104および/またはゲートウェイ116との共同設置、アクセスポイント104内への実装などが可能である。いずれの場合も、アクセスポイント104は、デバイス102にモバイルネットワークアクセスを提供するために、モバイルネットワーク中のノードに宛てられた、デバイス102からの通信を受信することができ、ルータ112を通して、およびインターネット114を介して通信をネットワークノード106にフォワーディングすることができる。たとえば、通信は、1つまたは複数の通信トンネルに関連付けられ得、アクセスポイント104は、1つまたは複数の通信トンネルに基づいて(たとえば、パケットヘッダ中のトンネル識別子、宛先アドレスなど、1つまたは複数のパラメータに基づいて)、パケットがネットワークノード106のうちの1つまたは複数に宛てられたと判断することができる。
【0039】
たとえば、デバイス102とゲートウェイ116との間の通信を可能にするために、アクセスポイント104とデバイス102との間に無線ベアラが確立され得る。たとえば、(たとえば、無線ベアラを確立する前に、確立した後に、および/または確立することの一部として)ゲートウェイ116と、(1つまたは複数の)ネットワークノード106のうちの1つまたは複数など、モバイルネットワークの別の構成要素との間に第1のモバイルネットワークベアラが確立され得、ならびにアクセスポイント104とモバイルネットワークの他の構成要素との間に第2のモバイルネットワークベアラが確立され得る。したがって、一例では、ゲートウェイ116に宛てられた、デバイス102に関係する通信は、アクセスポイント104からモバイルネットワークの他の構成要素を横断して(たとえば、ルータ112およびインターネット114を介して)ゲートウェイ116に到着することができる。
【0040】
さらに、一例では、アクセスポイント104は、ネットワークノード106上の負荷を減少させること、ローカルネットワークリソースへのアクセスを提供することなどのうちの少なくとも1つを可能にするために、PDN接続性を提供し得る。たとえば、アクセスポイント104は、ネットワークノード106を横断することなしに、ローカルインターネットプロトコル(IP)構成要素へのアクセスを可能にすること、1つまたは複数のデバイスからインターネット114への接続にトラフィックをオフロードすることなどのために、ローカルIPアクセス(LIPA)、選択IPトラフィックオフロード(SIPTO)などを1つまたは複数のデバイスに提供し得る。アクセスポイント104がPDN接続性を提供する場合、たとえば、デバイス102は、(1つまたは複数の)ネットワークノード106のいずれをも横断することなしに、ローカルゲートウェイ116を使用して、ルータ112、ローカルネットワークデバイス118および/または120などに直接アクセスすることができる。この例では、デバイス102は、デバイス102がPDN接続を開始することを可能にされることを保証するために、最初にモビリティマネージャ108によって受信され得る、アクセスポイント104へのPDN接続を開始することができる。デバイス102がアクセスポイント104とのPDN接続性を開始することを許可された場合、アクセスポイント104とゲートウェイ116との間に、デバイス102が、ルータ112、ローカルネットワークデバイス118および/または120など、1つまたは複数のノードと通信することを可能にするためのPDNベアラまたは他の通信トンネルが確立され得る。一例では、デバイス102とアクセスポイント104との間の無線ベアラを介して受信されたデータが、アクセスポイント104とゲートウェイ116との間のPDNベアラを介して送られ得、同様に、デバイス102に宛てられた通信が、ルータ112、ローカルネットワークデバイス118および/または120などから受信され得、ゲートウェイ116は、アクセスポイント104とのPDNベアラを介して通信をデバイス102に転送することができる。
【0041】
たとえば、ゲートウェイ116は、さらに、それらの間でリソースの共有を行うこと、ルータ112を介してインターネット114にアクセスすることなどのために、ローカルネットワークデバイス118および120と通信する。たとえば、ローカルネットワークデバイス118および120は、ローカルエリアネットワーク(LAN)デバイスまたはワイヤレスLAN(WLAN)デバイス(たとえば、コンピュータ、サーバ、プリンタ、デジタルビデオレコーダ(DVR)、モバイルデバイス、それの一部分、あるいはプロセッサ(またはプロセッサへのアクセス)とネットワークインターフェースとをもつ実質的に任意のデバイスなど)など、ネットワーク中で通信するように動作可能な実質的に任意のデバイスであり得る。さらに、アクセスポイント104はゲートウェイ116に結合されるので、たとえば、アクセスポイント104は、ローカルネットワークデバイス118および120をもつローカルネットワークに参加し、したがって、ローカルネットワーク中のローカルネットワークデバイス118および/または120によって提供されたリソースまたはサービスにアクセスすることができ、ならびに/あるいはアクセスポイント104に関係するリソースへのアクセスを可能にするかまたはそれにサービスを提供することができる。別の例では、ローカルネットワークデバイス118および120はルータ112に接続され得、ルータ112は同様にそれらへのアクセスを提供することができる。
【0042】
この点について、ゲートウェイ116は、アクセスポイント104がデバイス102についてのゲートウェイ116とのLIPAベアラを確立することができるLIPAの形態でPDN接続性を提供することができる。この例では、デバイス102などのデバイスは、ローカルネットワークのサービスまたはリソースにアクセスすること、アクセスポイント104を介してデバイスのサービスまたはリソースへのアクセスをローカルネットワークデバイス118および120に提供することなどのうちの少なくとも1つなどのアクションを、ネットワークノード106またはモバイルネットワークの同様のノードを横断することなしにアクセスポイント104を介してゲートウェイ116を通して実行することができる。ゲートウェイ116はまた、説明したように、通信をデバイス102からアクセスポイント104を介してルータ112にオフロードすることによって、SIPTOの形態のPDN接続性を提供することができる。
【0043】
たとえば、アクセスポイント104は、デバイス102への、または任意のデバイスへのPDN接続性を可能にすることも可能にしないこともあり、および/またはいくつかのAPNについてのPDN接続性を提供し得る。本明細書でさらに説明するように、デバイス102は、アクセスポイント104から、アクセスポイント104を含み得る1つまたは複数のCSGから、アクセスポイント104を含み得る1つまたは複数のネットワーク(たとえば、パブリックランドモバイルネットワーク(PLMN))から、および/またはPDN接続を開始するために使用され得る1つまたは複数のAPNを使用して、デバイス102がゲートウェイ116へのPDN接続を開始することができるかどうかを指定するPDN接続性パラメータ122を受信することができる。たとえば、デバイス102は、(たとえば、サブスクリプションサーバ110から)サブスクリプション情報および/またはCSGサブスクリプション情報の一部として、(たとえば、モビリティマネージャ108から)アクセスポイント104とのPDN接続を開始するときなどに、PDN接続性パラメータ122を受信することができる。デバイス102がアクセスポイント104を通して、いくつかのAPNなどを使用してPDN接続を開始することができないことをPDN接続性パラメータ122が示す場合、デバイス102はPDN接続を要求することを控えることができ、不要なシグナリングを軽減することができる。
【0044】
さらに、デバイス102がPDN接続をアクセスポイント104に要求することができない場合、デバイス102は代替アクションを判断することができる。さらに、たとえば、本明細書でさらに説明するように、デバイス102は、アクセスポイント104への拒否されたPDN接続の試みの一部としてモビリティマネージャ108からPDN接続パラメータを受信することができる。これらのPDN接続性パラメータは、たとえば、デバイス102が(たとえば、いくつかのAPNに関係するかまたはそれ以外の)PDN接続を要求することができないCSGまたはPLMNを指定することができる。さらに、(たとえば、LTEネットワークにおいて)PDN接続を確立することに関して説明するが、本明細書で説明する態様が(たとえば、UMTSネットワークにおいて)パケットデータプロトコル(PDP)コンテキストを確立することに同様に適用され得ることを諒解されたい。
【0045】
図2を参照すると、ワイヤレスネットワークにおいてPDN接続を開始すべきかどうかを判断することを可能にする例示的なワイヤレス通信システム200が示されている。システム200は、モバイルネットワークへのアクセスを受信するために1つまたは複数のアクセスポイントと通信することができるデバイス202と、1つまたは複数のデバイスにオープンアクセスまたは限定アクセスあるいはそれらの組合せを提供するアクセスポイント104と、1つまたは複数のネットワークと通信することを可能にするゲートウェイ116とを含むことができる。システム200はまた、説明したように、アクセスポイント104またはゲートウェイ116とインターネット114との間の通信を可能にすることができるルータ112、ならびにゲートウェイ116に結合され得るネットワークデバイス118を備える。さらに、システム200は、デバイスに関係するサブスクリプション情報を提供するサブスクリプションサーバ204と、1つまたは複数のデバイスが1つまたは複数のコアネットワーク構成要素と通信することを認証するモビリティマネージャ206とを備える。
【0046】
一例では、デバイス202は、説明したように、UE、モデム(または他のテザーデバイス)、それの一部分などであり得、アクセスポイント104は、フェムトセル、ピコセル、H(e)NB、または同様のアクセスポイント、それの一部分などであり得る。さらに、たとえば、ゲートウェイ116は、限定はしないが、サービングゲートウェイ(S−GW)、パケットデータネットワーク(PDN)ゲートウェイ(P−GW)、ゲートウェイGPRSサポートノード(GGSN)など、実質的に任意のゲートウェイまたはルータであり得、モビリティマネージャ206は、MME、SGSN、MSC、VLR、または同様のノードであり得る。さらに、説明したように、ゲートウェイ116は、別の例ではアクセスポイント104内に共同設置され、および/または実装され得る。サブスクリプションサーバ204は、HSS、HLR、または同様の構成要素であり得る。さらに、アクセスを可能にするために、示したものの間に追加の構成要素またはノードが存在し得ることを諒解されたい(たとえば、アクセスポイント104とゲートウェイ116との間、アクセスポイント104とモビリティマネージャ206との間、モビリティマネージャ206とサブスクリプションサーバ204との間などに、1つまたは複数のゲートウェイあるいはルータが存在し得る)。
【0047】
説明したように、一例では、アクセスポイント104は、(たとえば、最初にPDN接続を確立する際のデバイス202の認証のため以外に)モビリティマネージャ206など、モバイルネットワークのコア構成要素を横断することなしに、ゲートウェイ116を通してネットワークデバイス118と通信するための、ゲートウェイ116とのLIPAの形態、インターネット114を介して通信するためにパケットをルータ112にオフロードするための、ゲートウェイ116とのSIPTOの形態などで、PDN接続性をデバイス202に提供することができる。しかしながら、一例では、上記で説明したように、アクセスポイント104は、所与のデバイスについて、PDN接続を可能にしないこと、いくつかのAPNについてPDN接続を可能にすることなどがある。
【0048】
デバイス202は、モバイルネットワークの1つまたは複数のコア要素からPDN接続性パラメータを取得するためのパラメータ受信構成要素208と、PDN接続を開始することについての要求を取得するためのPDN要求判断構成要素210と、PDN接続性パラメータに少なくとも部分的に基づいて、アクセスポイントとのPDN接続を開始すべきかどうかを判断するためのPDN接続要求構成要素212とを備えることができる。サブスクリプションサーバ204は、サブスクリプション情報をデバイスに通信するためのサブスクリプションデータ構成要素214を備えることができる。モビリティマネージャ206は、デバイスからPDN接続要求を取得するためのPDN接続要求受信構成要素216、デバイスがアクセスポイントとのPDN接続を確立することを許可されるかどうかを判断するためのPDN接続性判断構成要素218、および/またはPDN接続要求に少なくとも部分的に基づいてPDN接続性パラメータをデバイスに通信するためのPDN接続性指示構成要素220を随意に含むことができる。
【0049】
一例によれば、デバイス202は、説明したように、モバイルネットワークへのアクセスを受信するためにアクセスポイント104と通信することができる。一例では、モバイルネットワークアクセスをアクセスポイント104に要求すると、アクセスポイント104は、ルータ112とインターネット114とを通して、モビリティマネージャ206および/またはサブスクリプションサーバ204など、1つまたは複数のコアネットワーク構成要素と通信することができる。たとえば、モビリティマネージャ206は、モバイルネットワークにおいてデバイス202が通信することを認証するために利用され得る。さらに、サブスクリプションデータ構成要素214は、デバイス202に対応する、デバイス202に通信するためのサブスクリプション情報を取り出すことができる。サブスクリプション情報は、デバイス202についての一般的なサブスクリプション情報、デバイス202がメンバーであるCSGに関係するCSGサブスクリプション情報などであり得る。さらに、たとえば、サブスクリプションデータ構成要素214は、デバイス202サブスクリプション情報またはCSGサブスクリプション情報の一部としてPDN接続性パラメータ222を通信することができる。たとえば、サブスクリプションサーバ204は、アクセスポイント104との接続を介して(たとえば、インターネット114、ルータ112などを通して)、たとえば、サブスクリプション情報とともに、またはそれの一部としてPDN接続性パラメータ222をデバイス202に通信することができる。
【0050】
説明したように、PDN接続性パラメータ222は、いくつかのアクセスポイント、アクセスポイントのセット(たとえば、同じCSG、PLMNなどに対応するアクセスポイント)などが、ローカルゲートウェイ、たとえばゲートウェイ116へのPDN接続を可能にするかどうか、アクセスポイント、CSG、PLMNなどにおいてPDN接続が可能にされるAPNなどに関係することができ、デバイス202に固有であり得る。説明したように、たとえば、ゲートウェイ116は、本明細書で説明する1つまたは複数のパラメータに応じて、ルータ112、ネットワークデバイス118などへのアクセス、および/またはアクセスポイント104との間のアクセスを可能にするローカルゲートウェイであり得る。したがって、たとえば、PDN接続性パラメータ222は、デバイス202がローカルゲートウェイへのPDN接続(たとえば、LIPAおよび/またはSIPTO PDN接続)をそこから開始することができるアクセスポイントの(たとえば、識別子による)リストを含むことができる。別の例では、PDN接続性パラメータ222は、デバイス202がそれとのPDN接続を開始することができるCSGの(たとえば、識別子による)リストを含むことができる。さらに別の例では、PDN接続性パラメータ222は、デバイスがPDN接続を開始することができる、リスト中の各アクセスポイントまたはCSGについてのAPNのリストを含むことができる。
【0051】
別の例では、PDN接続性パラメータ222は、デバイス202が所与のリストアイテムについてのPDN接続を開始することができるかどうかを指定する、リスト中の1つまたは複数のパラメータなど、リストの拡張であり得る。したがって、たとえば、PDN接続性パラメータ222は、CSGについてのローカルゲートウェイへのPDN接続が可能にされるかどうか、および/またはPDN接続のどのタイプが可能にされるか(たとえば、LIPA、SIPTOなど)を指定する、CSGサブスクリプション情報に記載されている1つまたは複数のCSGについてのインジケータを含むことができる。したがって、別の例では、PDN接続性パラメータ222は、CSGサブスクリプション情報に記載されている、PDN接続(またはいくつかのタイプのPDN接続)が可能にされる、各CSGに関係するAPNのリストなどであり得る。この場合も、APNのリストは、PDN接続が可能にされるAPNについてのインジケータをもつすべてのAPNのリスト、PDN接続が可能にされるAPNのリストなどであり得る。
【0052】
いずれの場合も、パラメータ受信構成要素208は、1つまたは複数のインスタンスにおいてPDN接続を要求すべきかどうかを判断するためのPDN接続性パラメータ222を取得することができる。別の例では、パラメータ受信構成要素208は、1つまたは複数の他のコアモバイルネットワーク構成要素から、(たとえば、1つまたは複数の対応するアクセスポイント、CSGなどについてのPDN接続性パラメータを含むオープンモバイルアライアンス(OMA)デバイス管理(DM)プロシージャなどの一部として)PDN接続性パラメータ222を取得することができる。たとえば、PDN要求判断構成要素210は、デバイス202、デバイス202を利用するシステム(たとえば、デバイス202がモデムであるコンピュータ)内などから、PDN接続についての要求を取得することができる。この例では、PDN接続要求構成要素212は、PDN接続性パラメータ222に少なくとも部分的に基づいて、アクセスポイントからPDN接続を開始すべきかどうかを判断すること、PDN接続をアクセスポイントに要求するために利用すべきAPNを判断することなどが可能である。
【0053】
たとえば、デバイス202は、モバイルネットワークにアクセスするための、アクセスポイント104へのアクティブモード接続、モバイルネットワークからページング信号を受信するための、アクセスポイント104へのアイドルモード接続などを含むことができる、アクセスポイント104と通信することができる。PDN要求判断構成要素210がローカルゲートウェイへのPDN接続性についての要求を取得すると、PDN接続要求構成要素212は、PDN接続性パラメータ222に基づいて、ローカルゲートウェイ(たとえば、ゲートウェイ116)へのPDN接続性をアクセスポイント104に要求すべきかどうかを判断することができる。たとえば、アクセスポイント104がローカルゲートウェイへのPDN接続を可能にしないことをPDN接続性パラメータ222が指定する場合、PDN接続要求構成要素212はPDN接続を要求することを控えることができる。この例では、デバイス202は、許可される場合、PDN接続を1つまたは複数の隣接アクセスポイント(図示せず)に要求することなど、代替アクションをとることができる。アクセスポイント104がローカルゲートウェイへのPDN接続を可能にすることをPDN接続性パラメータ222が指定する場合、PDN接続要求構成要素212は、説明したように、PDN接続性要求(たとえば、LIPA PDN接続性要求、SIPTO PDN接続性要求など)をアクセスポイント104に送信することによって、アクセスポイント104とのPDN接続を開始することができる。
【0054】
より具体的な例では、PDN接続要求構成要素212は、デバイス202がローカルゲートウェイへのPDN接続をアクセスポイント104に関係するCSGまたはPLMNのアクセスポイントに要求することを可能にされるかどうかを判断することができる。たとえば、デバイス202は、アクセスポイント104のCSGまたはPLMNと通信することによってそれらの指示を受信することができ、PDN接続要求構成要素212は、CSGまたはPLMNについてのPDN接続(たとえば、またはLIPA、SIPTOなど、いくつかのタイプのPDN接続)が可能にされることをPDN接続性パラメータ222が指定するかどうかを判断することができる。したがって、PDN接続要求構成要素212は、アクセスポイント104を介してゲートウェイ116へのPDN接続を開始すること、または開始することを控えることができる。
【0055】
さらに別の例では、PDN要求判断構成要素210は、要求されたPDN接続に関係するAPNを取得することができる。したがって、PDN接続要求構成要素212は、PDN接続性パラメータ222に少なくとも部分的に基づいて、アクセスポイント104において、対応するCSGまたはPLMNなどにおいて、APNについてのPDN接続が可能にされるかどうかを判断することができる。したがって、PDN接続要求構成要素212は、PDN接続を開始すること、または開始することを控えることができる。
【0056】
別の例では、PDN要求判断構成要素210がローカルゲートウェイへのPDN接続についての要求を取得することに基づいて、PDN接続要求構成要素212は、アクセスポイント104とのPDN接続を要求する際に指定するためのAPNを選択することができる。たとえば、PDN接続要求構成要素212は、アクセスポイント104においてPDN接続(たとえば、および/またはいくつかのタイプのPDN接続)が可能にされる1つまたは複数のAPNを判断することができる。たとえば、これは、アクセスポイント104において、アクセスポイント104がメンバーであるCSGにおいて、アクセスポイント104のPLMNなどにおいて、デバイス202についてのPDN接続性を可能にすることに関係するPDN接続性パラメータ222中で指定された1つまたは複数のAPNをPDN接続要求構成要素212が判断することを含むことができる。したがって、PDN接続要求構成要素212は、PDN接続についての要求(たとえば、および/またはPDN接続についての要求中で指定されたPDN接続のタイプ)に少なくとも部分的に基づいて、PDN接続を要求する際に指定すべきAPNを選択することができる。
【0057】
さらに、一例では、PDN接続性パラメータ222は、異なるレベルのPDN接続性を指定することができ、PDN接続要求構成要素212は、PDN接続性のレベルに基づいて、アクセスポイント104から、ゲートウェイ116など、ローカルゲートウェイへのPDN接続を開始すべきかどうかをさらに判断することができる。たとえば、PDN接続性パラメータ222がLIPAに対応する場合、アクセスポイント104を介してLIPAが可能にされるかどうかの指示は、LIPA専用、LIPA条件付き、またはLIPA禁止など、許容のレベルに対応することができる。たとえば、許容のレベルは、PDN接続性パラメータ222中の、アクセスポイント104、アクセスポイント104のCSG、アクセスポイント104のPLMNなどに関係する1つまたは複数のAPNに関連することができる。この例では、APNについてLIPA禁止が指定された場合、PDN接続要求構成要素212は、アクセスポイント104を使用して(たとえば、PDN要求判断構成要素210において受信された)関係するAPNについてのPDN接続を確立することを控えることができる。別の例では、LIPA条件付きが指定された場合、PDN接続要求構成要素212はそれぞれの条件が満たされない場合はアクセスポイント104を使用してPDN接続を確立することを控えることができる。一例では、条件は、デバイス202のロケーション、デバイス202が通信しているネットワーク(たとえば、ゲートウェイ116に関係するネットワーク)または関係するアドレスなどに関係することができる。
【0058】
さらに、たとえば、PDN要求判断構成要素210が、APNが指定されない、PDN接続についての要求を取得した場合、PDN接続要求構成要素212は、PDN接続性を要求するためにLIPA専用(たとえば、または条件が指定される限り、LIPA条件付き)が指定されたAPNがPDN接続性パラメータ222中に存在する場合、PDN接続性パラメータ222中のそのようなPDNを選択することができる。
【0059】
別の例では、アクセスポイント104がデバイス202からアクセスポイント104へのPDN接続を可能にしないことがある場合、PDN接続要求構成要素212はそのような接続を開始しようと試みることができる。たとえば、デバイス202は、PDN接続性パラメータ222を用いてプロビジョニングされていないこと、間違ってプロビジョニングされていることなどがあり得る。別の例では、PDN接続性パラメータ222は、タイマーの満了、デバイス202の電源切断、デバイス202からの加入者識別モジュール(SIM)カードの取り外しに少なくとも部分的に基づいて、デバイス202が1つまたは複数の他のアクセスポイントと通信すること、および/あるいは他のイベントまたはトリガに基づいて、(たとえば、PDN接続要求構成要素212または別の構成要素によって)デバイス202から削除され得る。いずれの場合も、アクセスポイント104は、PDN接続についてデバイス202を認証するために、デバイス202に代わってモビリティマネージャ206と通信することができる。たとえば、PDN接続要求受信構成要素216は、アクセスポイント104からデバイス202のPDN接続要求を取得することができる。
【0060】
この例では、PDN接続性判断構成要素218は、(たとえば、要求中で指定されたAPNに基づいて)たとえば、PDN接続性についての要求であると判断することができる。たとえば、PDN接続性判断構成要素218は、アクセスポイント104についての受信された情報に少なくとも部分的に基づいて、要求中のAPNがPDN接続性APNであると判断することができる。したがって、PDN接続性判断構成要素218はまた、デバイス202がアクセスポイント104においてローカルゲートウェイへのPDN接続を開始することを許可されるかどうかを判断することができる。これは、(たとえば、モバイルネットワーク上のデバイス202初期化中に)デバイス202についての受信されたPDN接続性パラメータ224、アクセスポイント104またはアクセスポイント管理サーバから受信され得るPDN接続性パラメータ224、デバイス202がPDN接続性をアクセスポイント104に要求することを可能にされないというアクセスポイント104からの指示などに少なくとも部分的に基づくことができる。たとえば、以下で説明するように、PDN接続性パラメータ224はPDN接続性パラメータ222とは異なることがあるが、依然としてデバイス202がいくつかのアクセスポイント、CSG、PLMNなどとのPDN接続性を要求することができるかどうかに関係する情報を示している。
【0061】
いずれの場合も、デバイス202がアクセスポイント104を使用して、ゲートウェイ116など、ローカルゲートウェイへのPDN接続を開始することを可能にされないとPDN接続性判断構成要素218が判断した場合、PDN接続性指示構成要素220は、デバイス202がアクセスポイント104を使用してPDN接続を開始することができないという指示とともにデバイス202へのPDN接続性パラメータ224を指定することができる。PDN接続性パラメータ224は、たとえば、デバイス202が、アクセスポイント104、アクセスポイント104と同じCSG中のいずれかのアクセスポイント、アクセスポイント104と同じPLMN中のいずれかのアクセスポイントなどを使用してPDN接続を開始することを許可されないことを指定することができる。たとえば、PDN接続性パラメータ224は、固有のCSG識別子および/またはPLMN識別子と、デバイス202が、CSG識別子またはPLMN識別子を広告しているかまたは場合によってはそれらに関係するアクセスポイントからPDN接続を開始することができないという指示とを含むことができる。
【0062】
一例では、PDN接続性指示構成要素220は、1つまたは複数の非アクセス層(NAS)メッセージを使用して、PDN接続性パラメータ224をデバイスに通信することができる。一例では、PDN接続性パラメータ224は、デバイス202からのPDN接続性要求を拒否するための、1つまたは複数のNASメッセージ中の原因コードに対応することができる。一例では、PDN接続要求構成要素212は、原因コードを取得することができ、PDN接続性パラメータ224を判断することができる。たとえば、原因コードは、デバイス202がアクセスポイント104のCSG中またはPLMN中のいかなるアクセスポイントを使用してもローカルゲートウェイへのPDN接続を確立することができないことを示すことができる。この例では、PDN接続要求構成要素212は、1つまたは複数の他のアクセスポイントを使用してPDN接続を試みるべきかどうかを判断する際に1つまたは複数の他のアクセスポイントと後で比較するために、アクセスポイント104に関係するCSG識別子および/またはPLMN識別子を記憶することができる。パラメータ受信構成要素208はPDN接続性パラメータ224を取得することができ、PDN接続要求構成要素212は、PDN接続性パラメータ222に関して上記で説明したように、1つまたは複数の他のアクセスポイントを使用してPDN接続を開始すべきかどうかを後で判断する際にPDN接続性パラメータ224を利用することができる。
【0063】
たとえば、別のアクセスポイント(図示せず)と通信するとき、PDN接続要求構成要素212は、他のアクセスポイントがアクセスポイント104と同じCSG中にあるかまたはアクセスポイント104と同じPLMNの一部であるかどうかを判断することができ、そうである場合、CSGまたはPLMNにおいてPDN接続が可能にされないことを示すPDN接続性パラメータ224に少なくとも部分的に基づいて、PDN接続要求構成要素212は、それへのPDN接続を開始することを控えることができる。一例では、PDN接続性パラメータ224は、デバイス202、アクセスポイント104、1つまたは複数のCSGまたはPLMNなどに関係する、PDN接続性パラメータ222であり得るか、あるいはそれと同様またはそれのサブセットであり得る。さらに、PDN接続性パラメータ222に関して説明したように、デバイス202は、1つまたは複数のイベントまたはトリガに少なくとも部分的に基づいてPDN接続性パラメータ224を削除することができる。
【0064】
図3〜
図5を参照すると、ワイヤレスネットワークにおいてPDN接続を開始すべきかどうかを判断することに関する例示的な方法が示されている。説明を簡単にするために、方法を一連の行為として図示し説明するが、いくつかの行為は、1つまたは複数の実施形態によれば、本明細書で図示し説明する順序とは異なる順序で、および/または他の行為と同時に行われ得るので、方法は行為の順序によって限定されないことを理解および諒解されたい。たとえば、方法は、状態図など、一連の相互に関係する状態またはイベントとして代替的に表現され得ることを諒解されたい。さらに、1つまたは複数の実施形態による方法を実施するために、図示のすべての行為が必要とされるとは限らない。
【0065】
図3を参照すると、アクセスポイントへのPDN接続を開始すべきかどうかを判断することを可能にする例示的な方法300が表示されている。302において、1つまたは複数のアクセスポイントにおいてローカルゲートウェイへのPDN接続性が可能にされるかどうかを指定する1つまたは複数のパラメータを受信する。たとえば、1つまたは複数のパラメータは、ネットワーク構成要素から、アクセスポイントなどを使用してPDN接続についての要求を拒否するNASメッセージの一部として受信されたサブスクリプション情報、CSGサブスクリプション情報などの中で受信されたPDN接続性パラメータに対応することができる。さらに、1つまたは複数のパラメータは、アクセスポイントにおいて、CSGに関係するアクセスポイントにおいて、PLMNに関係するアクセスポイントなどにおいて、PDN接続が可能にされるかどうかを指定するインジケータに対応することができ、デバイス固有であり得る。さらに、1つまたは複数のパラメータは、ローカルゲートウェイへのPDN接続性のレベル(たとえば、LIPA専用、LIPA条件付き、LIPA禁止など)を示すことができる。
【0066】
304において、1つまたは複数のアクセスポイントのうちの少なくとも1つに接続されている間、ローカルゲートウェイへのPDN接続を確立したいという要求を受信する。一例では、要求は、少なくとも1つのアクセスポイントにおいてPDN接続を確立する際に利用すべきAPNを指定することができる。別の例では、APNは、PDN接続についての要求であると判断することに少なくとも部分的に基づいて(たとえば、APNについてのPDN接続が可能にされることを指定する1つまたは複数のパラメータ中の1つまたは複数のAPNを判断したことに基づいて)選択され得る。306において、1つまたは複数のパラメータに少なくとも部分的に基づいて、1つまたは複数のアクセスポイントのうちの少なくとも1つを使用してローカルゲートウェイへのPDN接続を開始すべきかどうかを判断する。たとえば、説明したように、これは、1つまたは複数のパラメータに基づいて、(たとえば、アクセスポイントへの、アクセスポイントに関係するCSGへの、アクセスポイントに関係するPLMNへの、指定されたAPNについてのなど)PDN接続が可能にされるかどうかを判断することと、可能にされる場合、PDN接続を開始することを判断することとを含むことができる。別の例では、可能にされない場合、306において、PDN接続を開始しないことを判断する。APNに関係するアクセスポイント、CSG、PLMNなどについてのPDN接続が可能にされるかどうかを1つまたは複数のパラメータが指定しない場合、説明したように、一例では、PDN接続が試みられ得、可能にされない場合、拒否とともにPDN接続パラメータが受信され得る。別の例では、PDN接続が可能にされるかどうかを1つまたは複数のパラメータが指定しない場合、306において、PDN接続を開始しないことを判断する。
【0067】
図4を参照すると、デバイスからのPDN接続要求を拒否することを可能にする例示的な方法400が示されている。402において、APNを指定する、アクセスポイントとのPDN接続を確立したいという要求をデバイスから受信する。404において、APNがローカルゲートウェイにおけるPDN接続性に関係すると判断する。たとえば、これは、1つまたは複数のコアネットワーク構成要素、アクセスポイントなどから受信された、デバイスまたはアクセスポイントに関係する1つまたは複数のPDN接続性パラメータに少なくとも部分的に基づくことができる。説明したように、1つまたは複数のPDN接続性パラメータは、PDN接続性が可能にされるAPNのリストに対応することができ、APNのリストは、デバイスがPDN接続を要求することができるアクセスポイント、アクセスポイントのリスト、CSG、PLMNなどに対応することができる。
【0068】
406において、APNがローカルゲートウェイへのPDN接続性に関係すると判断したことに基づいて、デバイスがアクセスポイントにおいてPDN接続を確立することを可能にされないと判断する。したがって、説明したように、これは、デバイスが、アクセスポイント、CSG、またはPLMNなどにおいて、APNについてのPDN接続を可能にされないことを指定するPDN接続パラメータ、および/またはアクセスポイント、CSG、PLMNなどにおいて、デバイスが、APNについてのPDN接続を要求することができることを指定しないPDN接続パラメータに少なくとも部分的に基づくことができる。408において、デバイスがAPNについてのローカルゲートウェイへのPDN接続を確立することができない1つまたは複数のアクセスポイントを示す1つまたは複数のPDN接続性パラメータをデバイスに送る。したがって、たとえば、1つまたは複数のPDN接続性パラメータは、デバイスが(たとえば、APNまたはそれ以外についての)PDN接続を確立することができないアクセスポイント、アクセスポイントのCSG、アクセスポイントのPLMNなどに関係する1つまたは複数のアクセスポイントを指定することができる。たとえば、これは、PDN接続の確立を拒否するNAS拒否メッセージ中の1つまたは複数の原因コードの一部であり得る。説明したように、概念はPDPコンテキストにも適用され得、したがって、上記のステップがPDN接続に対応する場合、ステップがPDPコンテキスト用に変更され得ることを諒解されたい。
【0069】
図5を参照すると、PDN接続を確立したいという要求を通信するための例示的な方法500が示されている。502において、アクセスポイントと通信している間、ローカルゲートウェイへのPDN接続を確立することを判断する。たとえば、(たとえば、アプリケーション、デバイスなどから)PDN接続を確立したいという要求が受信され得る。504において、アクセスポイントにおけるローカルゲートウェイへのPDN接続性に対応するアクセスポイント名(APN)を選択する。たとえば、これは、PDN接続性が可能にされるPDN接続性パラメータからAPNを判断することを含むことができる。506において、APNを指定する、アクセスポイントへのPDN接続を確立したいという要求を送信する。一例では、アクセスポイントを介してローカルゲートウェイとのPDN接続が確立され得る。
【0070】
本明細書で説明する1つまたは複数の態様によれば、説明したように、PDN接続性パラメータに基づいてPDN接続を確立するように要求すべきかどうかを判断すること、PDN接続を要求するために指定すべきAPNを判断することなどに関する推論が行われ得ることを諒解されよう。本明細書で使用する「推論する(infer)」または「推論(inference)」という用語は、概して、イベントおよび/またはデータを介して捕捉された観察のセットから、システム、環境、および/またはユーザの状態について推理する、またはその状態を推論するプロセスを指す。推論は、特定のコンテキストまたはアクションを識別するために採用され得、あるいは、たとえば、状態の確率分布を生成することができる。推論は、確率的、すなわち、データおよび事象の考察に基づく当該の状態の確率分布の計算であり得る。推論は、イベントおよび/またはデータのセットからより高いレベルのイベントを構成するために採用される技法を指すこともある。そのような推論から、イベントが時間的に近接して相関するか否かにかかわらず、ならびにイベントおよびデータが1つまたは複数のイベントおよびデータソースに由来するかどうかにかかわらず、観測されたイベントおよび/または記憶されたイベントデータのセットから新しいイベントまたはアクションが構成される。
【0071】
図6は、PDN接続を開始すべきかどうかを判断することを可能にするモバイルデバイス600の図である。モバイルデバイス600は、たとえば受信アンテナ(図示せず)から信号を受信し、受信信号に対して典型的な動作(たとえば、フィルタ処理、増幅、ダウンコンバートなど)を行い、サンプルを得るために調整された信号をデジタル化する受信機602を備える。受信機602は、受信されたシンボルを復調し、チャネル推定のためにプロセッサ606に供給することができる復調器604を備えることができる。プロセッサ606は、受信機602によって受信された情報の分析および/または送信機608による送信のための情報の生成に専用のプロセッサ、モバイルデバイス600の1つまたは複数の構成要素を制御するプロセッサ、ならびに/あるいは受信機602によって受信された情報の分析、送信機608による送信のための情報の生成、およびモバイルデバイス600の1つまたは複数の構成要素の制御を行うプロセッサであり得る。たとえば、プロセッサ606は、PDN接続を要求すべきかどうかを判断するために、本明細書で説明する1つまたは複数の機能を実行することができる。
【0072】
モバイルデバイス600は、さらに、メモリ610を備えることができ、メモリ610は、プロセッサ606に動作可能に結合され、送信すべきデータ、受信されたデータ、利用可能なチャネルに関係する情報、分析された信号および/または干渉強度に関連するデータ、割当てチャネル、電力、レートなどに関係する情報、ならびにチャネルを推定し、そのチャネルを介して通信するための他の適切な情報を記憶することができる。メモリ610は、さらに(たとえばパフォーマンスベース、容量ベースなどの)チャネルの推定および/または利用、PDN接続を要求すべきかどうかの判断などに関連するプロトコルおよび/またはアルゴリズムを記憶することができる。
【0073】
本明細書で説明するデータストア(たとえばメモリ610)は、揮発性メモリまたは不揮発性メモリのいずれかであり得、あるいは揮発性メモリと不揮発性メモリの両方を含むことができることを諒解されよう。限定ではなく例として、不揮発性メモリは、読取り専用メモリ(ROM)、プログラマブルROM(PROM)、電気的プログラマブルROM(EPROM)、電気的消去可能PROM(EEPROM(登録商標))、またはフラッシュメモリを含むことができる。揮発性メモリは、外部キャッシュメモリとして働くランダムアクセスメモリ(RAM)を含むことができる。限定ではなく例として、RAMは、同期RAM(SRAM)、ダイナミックRAM(DRAM)、同期DRAM(SDRAM)、ダブルデータレートSDRAM(DDR SDRAM)、拡張SDRAM(ESDRAM)、シンクリンクDRAM(SLDRAM)、およびダイレクトランバスRAM(DRRAM(登録商標))など、多くの形態が利用可能である。主題のシステムおよび方法のメモリ610は、これらおよび他の適切なタイプのメモリを、それらに限定されることなく、備えるものとする。
【0074】
プロセッサ606は、さらに、随意に、パラメータ受信構成要素208と同様であり得るパラメータ受信構成要素612、PDN要求判断構成要素210と同様であり得るPDN要求判断構成要素614、および/またはPDN接続要求構成要素212と同様であり得るPDN接続要求構成要素616に動作可能に結合され得る。モバイルデバイス600は、またさらに、たとえば、基地局、別のモバイルデバイスなどへの送信機608による送信のための信号を変調する変調器618を備える。プロセッサ606とは別個のものとして図示されているが、パラメータ受信構成要素612、PDN要求判断構成要素614、PDN接続要求構成要素616、復調器604、および/または変調器618は、プロセッサ606または複数のプロセッサ(図示せず)の一部であり得、ならびに/あるいはプロセッサ606が実行するためのメモリ610中の命令として記憶され得ることを諒解されたい。
【0075】
図7を参照すると、一態様では、ネットワークノード106、モビリティマネージャ108、または206、サブスクリプションサーバ110または204など(たとえば、
図1〜
図2)のいずれもコンピュータデバイス700によって表され得る。コンピュータデバイス700は、本明細書で説明する構成要素および機能のうちの1つまたは複数に関連する処理機能を実行するためのプロセッサ702を含む。プロセッサ702は、プロセッサまたはマルチコアプロセッサの単一または複数のセットを含むことができる。さらに、プロセッサ702は、統合処理システムおよび/または分散処理システムとして実装され得る。
【0076】
コンピュータデバイス700は、プロセッサ702によって実行されているアプリケーションのローカルバージョンを記憶するなどのためのメモリ704をさらに含む。メモリ704は、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読取り専用メモリ(ROM)、テープ、磁気ディスク、光ディスク、揮発性メモリ、不揮発性メモリ、およびそれらの任意の組合せなど、コンピュータが使用できる実質的にどんなタイプのメモリでも含むことができる。コンピュータデバイス700は、メモリ704に記憶され得る、(たとえば、メモリ704に記憶された命令に基づいて)プロセッサ702によって実行され得る、1つまたは複数のプロセッサ702内に実装され得るなどの1つまたは複数の構成要素706〜718をも含む。
【0077】
さらに、コンピュータデバイス700は、本明細書で説明するように、ハードウェア、ソフトウェア、およびサービスを利用して、1つまたは複数の相手との通信を確立し、維持することを行う通信構成要素706を含む。通信構成要素706は、コンピュータデバイス700上の構成要素間、ならびにコンピュータデバイス700と、通信ネットワーク上に位置するデバイス、および/またはコンピュータデバイス700に直列またはローカルに接続されたデバイスなどの外部デバイスとの間の通信を伝え得る。たとえば、通信構成要素706は、1つまたは複数のバスを含み得、それぞれ送信機および受信機に関連する、外部デバイスとインターフェースするように動作可能な送信チェーン構成要素および受信チェーン構成要素をさらに含み得る。
【0078】
さらに、コンピュータデバイス700は、データストア708をさらに含み得、データストア708は、本明細書で説明する態様に関連して採用される情報、データベース、およびプログラムの大容量記憶を与えるハードウェアおよび/またはソフトウェアの任意の適切な組合せであり得る。たとえば、データストア708は、プロセッサ702によって現在実行されていないアプリケーションのためのデータリポジトリであり得る。
【0079】
コンピュータデバイス700は、随意に、コンピュータデバイス700のユーザから入力を受信するように動作可能であり、ユーザへの提示のための出力を生成するようにさらに動作可能なインターフェース構成要素710を含み得る。インターフェース構成要素710は、限定はしないが、キーボード、テンキー、マウス、タッチセンシティブディスプレイ、ナビゲーションキー、ファンクションキー、マイクロフォン、音声認識構成要素、ユーザから入力を受信することが可能な他の機構、またはそれらの任意の組合せを含む、1つまたは複数の入力デバイスを含み得る。さらに、インターフェース構成要素710は、限定はしないが、ディスプレイ、スピーカー、触覚フィードバック機構、プリンタ、出力をユーザに提示することが可能な他の機構、またはそれらの任意の組合せを含む、1つまたは複数の出力デバイスを含み得る。別の例では、インターフェース構成要素710は、コンピュータデバイス700上の機能を実行するために、1つまたは複数のデバイスによってアクセスされ得るアプリケーションプログラミングインターフェース(API:application programming interface)であり得る。
【0080】
さらに、図示された例では、コンピュータデバイス700は、サブスクリプションデータ構成要素214と同様であり得るサブスクリプションデータ構成要素712、PDN接続要求受信構成要素216と同様であり得るPDN接続要求受信構成要素714、PDN接続性判断構成要素218と同様であり得るPDN接続性判断構成要素716、および/またはPDN接続性指示構成要素220と同様であり得るPDN接続性指示構成要素718のうちの1つまたは複数を随意に含むことができる。したがって、これらの構成要素712、714、716、および/または718は、説明したように、これらの構成要素に関連する命令を実行するためのプロセッサ702、これらの構成要素に関連する情報を記憶するためのメモリ704、通信を実行するための通信構成要素706などを利用することができる。さらに、コンピュータデバイス700が、本明細書で説明する追加または代替の構成要素を含むことができることを諒解されたい。
【0081】
図8を参照すると、アクセスポイントとのPDN接続を開始すべきかどうかを判断するシステム800が示されている。たとえば、システム800は、少なくとも部分的にデバイスなどの内に常駐することができる。システム800は機能ブロックを含むものとして表されており、その機能ブロックは、プロセッサ、ソフトウェア、またはそれらの組合せ(たとえば、ファームウェア)によって実装される機能を表す機能ブロックであり得ることを諒解されたい。システム800は、連携して動作することができる電気的構成要素の論理グルーピング802を含む。たとえば、論理グルーピング802は、1つまたは複数のアクセスポイントにおいてローカルゲートウェイへのPDN接続性が可能にされるかどうかを指定する1つまたは複数のパラメータを取得するための電気的構成要素804を含むことができる。説明したように、1つまたは複数のパラメータは、説明したように、1つまたは複数のネットワーク構成要素、アクセスポイントなどから受信されたPDN接続性パラメータであり得る。
【0082】
さらに、論理グルーピング802は、1つまたは複数のアクセスポイントのうちの少なくとも1つに接続されている間、ローカルゲートウェイへのPDN接続を確立したいという要求を受信するための電気的構成要素806を備えることができる。たとえば、これは、システム800を使用するアプリケーション、別のデバイスなどから要求を受信することを含むことができる。さらに、上記で説明したように、要求は、PDN接続性に対応するAPNを含むことができる。さらに、論理グルーピング802は、1つまたは複数のパラメータに少なくとも部分的に基づいて、1つまたは複数のアクセスポイントのうちの少なくとも1つにおいてローカルゲートウェイへのPDN接続を開始すべきかどうかを判断するための電気的構成要素808を含むことができる。したがって、たとえば、電気的構成要素808は、要求中のAPN、少なくとも1つのアクセスポイント、それのCSGまたはPLMNなどに対応する1つまたは複数のPDN接続性パラメータに少なくとも部分的に基づいて、上記のことを判断することができる。
【0083】
たとえば、電気的構成要素804は、上記で説明したように、パラメータ受信構成要素208を含むことができる。さらに、たとえば、電気的構成要素806は、一態様では、上記で説明したように、PDN要求判断構成要素210を含むことができる。さらに、説明したように、電気的構成要素808はPDN接続要求構成要素212を含むことができる。さらに、システム800は、電気的構成要素804、806、および808に関連する機能を実行するための命令を保持するメモリ810を含むことができる。メモリ810の外部にあるものとして示されているが、電気的構成要素804、806、および808のうちの1つまたは複数は、メモリ810の内部に存在することができることを理解されたい。
【0084】
一例では、電気的構成要素804、806、および808は、少なくとも1つのプロセッサを備えることができるか、または各電気的構成要素804、806、および808は、少なくとも1つのプロセッサの対応するモジュールであり得る。さらに、追加または代替の例では、電気的構成要素804、806、および808は、コンピュータ可読媒体を備えるコンピュータプログラム製品であり得、各電気的構成要素804、806、および808は、対応するコードであり得る。
【0085】
図9を参照すると、PDN接続性パラメータをPDN接続要求が拒否されたデバイスに送るシステム900が示されている。たとえば、システム900は、少なくとも部分的にMME、SGSNなどの内に常駐することができる。システム900は機能ブロックを含むものとして表されており、その機能ブロックは、プロセッサ、ソフトウェア、またはそれらの組合せ(たとえば、ファームウェア)によって実装される機能を表す機能ブロックであり得ることを諒解されたい。システム900は、連携して動作することができる電気的構成要素の論理グルーピング902を含む。たとえば、論理グルーピング902は、APNを指定する、アクセスポイントとのPDN接続を確立したいという要求をデバイスから受信するための電気的構成要素904を含むことができる。たとえば、デバイスは、PDN接続を要求するためのAPNを選択することができる。さらに、論理グルーピング902は、APNがPDN接続性に関係すると判断したことに少なくとも部分的に基づいて、デバイスがアクセスポイントにおいてローカルゲートウェイへのPDN接続を確立することを可能にされないと判断するための電気的構成要素906を備えることができる。
【0086】
たとえば、APNはPDN接続性に対応することができるが、電気的構成要素906はデバイスがアクセスポイント、それのCSGまたはPLMNなどに関係する1つまたは複数のPDN接続性パラメータに少なくとも部分的に基づいて、アクセスポイントとのPDN接続が可能にされないと判断することができる。さらに、説明したように、PDN接続性パラメータはデバイスおよび/または指定されたAPNに固有であり得る。さらに、論理グルーピング902は、デバイスがAPNについてのローカルゲートウェイへのPDN接続を確立することを可能にされない1つまたは複数のアクセスポイントを示す1つまたは複数のPDN接続性パラメータをデバイスに送るための電気的構成要素908を含むことができる。たとえば、PDN接続性パラメータは、デバイスがPDN接続を要求することを可能にされないCSG、PLMN、1つまたは複数のアクセスポイント識別子、APNなどを指定することができる。説明したように、次いで、デバイスは、CSG、PLMNなどの中の他のアクセスポイントとのPDN接続を後で要求すべきかどうかを判断する際に、PDN接続性パラメータを使用することができる。
【0087】
たとえば、電気的構成要素904は、上記で説明したように、PDN接続要求受信構成要素216を含むことができる。さらに、たとえば、電気的構成要素906は、一態様では、上記で説明したように、PDN接続性判断構成要素218を含むことができる。さらに、説明したように、電気的構成要素908はPDN接続性指示構成要素220を含むことができる。さらに、システム900は、電気的構成要素904、906、および908に関連する機能を実行するための命令を保持するメモリ910を含むことができる。メモリ910の外部にあるものとして示されているが、電気的構成要素904、906、および908のうちの1つまたは複数は、メモリ910の内部に存在することができることを理解されたい。
【0088】
一例では、電気的構成要素904、906、および908は、少なくとも1つのプロセッサを備えることができるか、または各電気的構成要素904、906、および908は、少なくとも1つのプロセッサの対応するモジュールであり得る。さらに、追加または代替の例では、電気的構成要素904、906、および908は、コンピュータ可読媒体を備えるコンピュータプログラム製品であり得、各電気的構成要素904、906、および908は、対応するコードであり得る。
【0089】
図10を参照すると、PDN接続を確立したいという要求を通信するシステム1000が示されている。たとえば、システム1000は、少なくとも部分的にデバイスなどの内に常駐することができる。システム1000は機能ブロックを含むものとして表されており、その機能ブロックは、プロセッサ、ソフトウェア、またはそれらの組合せ(たとえば、ファームウェア)によって実装される機能を表す機能ブロックであり得ることを諒解されたい。システム1000は、連携して動作することができる電気的構成要素の論理グルーピング1002を含む。たとえば、論理グルーピング1002は、アクセスポイント1004と通信している間、ローカルゲートウェイへのPDN接続を確立することを判断するための電気的構成要素を含むことができる。たとえば、これは、システム1000と通信しているアプリケーションまたはデバイスからの要求などに基づいて判断され得る。
【0090】
さらに、論理グルーピング1002は、アクセスポイントにおけるローカルゲートウェイへのPDN接続性に対応するAPNを指定する、PDN接続を確立したいという要求をアクセスポイントに送信するための電気的構成要素1006を備えることができる。説明したように、たとえば、APNは、アクセスポイントとのPDN接続を確立するためにAPNが使用され得ることを示すPDN接続性パラメータから判断され得る。たとえば、電気的構成要素1004は、上記で説明したように、PDN要求判断構成要素210を含むことができる。さらに、たとえば、電気的構成要素1006は、一態様では、上記で説明したように、PDN接続要求構成要素212を含むことができる。さらに、システム1000は、電気的構成要素1004および1006に関連する機能を実行するための命令を保持するメモリ1008を含むことができる。メモリ1008の外部にあるものとして示されているが、電気的構成要素1004および1006のうちの1つまたは複数は、メモリ1008の内部に存在することができることを理解されたい。
【0091】
一例では、電気的構成要素1004および1006は、少なくとも1つのプロセッサを備えることができるか、または各電気的構成要素1004および1006は、少なくとも1つのプロセッサの対応するモジュールであり得る。さらに、追加または代替の例では、電気的構成要素1004および1006は、コンピュータ可読媒体を備えるコンピュータプログラム製品であり得、各電気的構成要素1004および1006は、対応するコードであり得る。
【0092】
次に
図11を参照すると、本明細書で提示する様々な実施形態によるワイヤレス通信システム1100が示されている。システム1100は、複数のアンテナグループを含むことができる基地局1102を備える。たとえば、1つのアンテナグループはアンテナ1104および1106を含み、別のグループはアンテナ1108および1110を備え、さらなるグループはアンテナ1112および1114を含むことができる。アンテナグループごとに2つのアンテナが示されているが、グループごとにより多いまたはより少ないアンテナが利用され得る。基地局1102は、さらに、送信機チェーンおよび受信機チェーンを含むことができ、送信機チェーンおよび受信機チェーンの各々は、諒解されるように、信号送信および受信に関連する複数の構成要素(たとえば、プロセッサ、変調器、マルチプレクサ、復調器、デマルチプレクサ、アンテナなど)を備えることができる。
【0093】
基地局1102は、モバイルデバイス1116およびモバイルデバイス1122など、1つまたは複数のモバイルデバイスと通信することができるが、基地局1102は、モバイルデバイス1116および1122と同様の実質的にいかなる数のモバイルデバイスとも通信することができることを諒解されたい。モバイルデバイス1116および1122は、たとえば、セルラー電話、スマートフォン、ラップトップ、ハンドヘルド通信デバイス、ハンドヘルドコンピューティングデバイス、衛星ラジオ、全地球測位システム、PDA、および/またはワイヤレス通信システム1100を介して通信するための他の適切なデバイスであり得る。図示のように、モバイルデバイス1116は、アンテナ1112および1114と通信しており、アンテナ1112および1114は、順方向リンク1118を介して情報をモバイルデバイス1116に送信し、逆方向リンク1120を介してモバイルデバイス1116から情報を受信する。その上、モバイルデバイス1122はアンテナ1104および1106と通信しており、アンテナ1104および1106は、順方向リンク1124を介して情報をモバイルデバイス1122に送信し、逆方向リンク1126を介してモバイルデバイス1122から情報を受信する。周波数分割複信(FDD)システムでは、たとえば、順方向リンク1118は、逆方向リンク1120によって使用される周波数帯域とは異なる周波数帯域を利用し、順方向リンク1124は、逆方向リンク1126によって採用される周波数帯域とは異なる周波数帯域を採用することができる。さらに、時分割複信(TDD)システムでは、順方向リンク1118および逆方向リンク1120は共通の周波数帯域を利用し、順方向リンク1124および逆方向リンク1126は共通の周波数帯域を利用することができる。
【0094】
アンテナの各グループおよび/またはそれらが通信するように指定されたエリアは、基地局1102のセクタと呼ばれることがある。たとえば、アンテナグループは、基地局1102によってカバーされるエリアのセクタ中のモバイルデバイスに通信するように設計され得る。順方向リンク1118および1124を介した通信では、基地局1102の送信アンテナは、モバイルデバイス1116および1122についての順方向リンク1118および1124の信号対雑音比を向上させるためにビームフォーミングを利用することができる。また、基地局1102が、関連するカバレージ中に不規則に散在するモバイルデバイス1116および1122に送信するためにビームフォーミングを利用する間は、基地局が単一のアンテナを介してその基地局のすべてのモバイルデバイスに送信する場合と比較して、隣接セル内のモバイルデバイスは干渉を受けにくいことがある。その上、モバイルデバイス1116および1122は、図示のようにピアツーピアまたはアドホック技術を使用して互いに直接通信することができる。一例によれば、システム1100は多入力多出力(MIMO)通信システムであり得る。
【0095】
図12に、例示的なワイヤレス通信システム1200を示す。ワイヤレス通信システム1200には、簡潔のために、1つの基地局1210と、1つのモバイルデバイス1250とを示してある。ただし、システム1200は、2つ以上の基地局および/または2つ以上のモバイルデバイスを含むことができ、追加の基地局および/またはモバイルデバイスは、以下で説明する例示的な基地局1210およびモバイルデバイス1250と実質的に同様または異なるものであり得ることを諒解されたい。さらに、基地局1210および/またはモバイルデバイス1250は、それらの間のワイヤレス通信を可能にするために、本明細書で説明するシステム(
図1、
図2、および
図8〜
図11)、方法(
図3〜
図5)、モバイルデバイス(
図6)、および/またはコンピュータデバイス(
図7)を採用することができることを諒解されたい。たとえば、本明細書で説明するシステムおよび/または方法の構成要素または機能は、以下で説明するメモリ1232および/または1272あるいはプロセッサ1230および/または1270の一部であり得、ならびに/あるいは開示する機能を実行するためにプロセッサ1230および/または1270によって実行され得る。
【0096】
基地局1210において、いくつかのデータストリームのトラフィックデータがデータソース1212から送信(TX)データプロセッサ1214に供給される。一例によれば、各データストリームはそれぞれのアンテナを介して送信され得る。TXデータプロセッサ1214は、トラフィックデータストリーム用に選択された特定の符号化方式に基づいて、そのデータストリームをフォーマット化し、符号化し、インターリーブして、符号化データを与える。
【0097】
各データストリームの符号化データは、直交周波数分割多重化(OFDM)技法を使用してパイロットデータで多重化され得る。追加または代替として、パイロットシンボルは、周波数分割多重化(FDM)、時分割多重化(TDM)、または符号分割多重化(CDM)され得る。パイロットデータは、一般に、知られている方法で処理される知られているデータパターンであり、チャネル応答を推定するためにモバイルデバイス1250において使用され得る。各データストリームの多重化されたパイロットおよび符号化データは、そのデータストリーム用に選択された特定の変調方式(たとえば、2位相シフトキーイング(BPSK)、4位相シフトキーイング(QPSK)、M位相シフトキーイング(M−PSK)、多値直交振幅変調(M−QAM)など)に基づいて変調(たとえば、シンボルマッピング)され得、変調シンボルを与えることができる。各データストリームのデータレート、符号化、および変調は、プロセッサ1230によって実行または提供される命令によって判断され得る。
【0098】
データストリームの変調シンボルはTX MIMOプロセッサ1220に供給され得、TX MIMOプロセッサ1220は、(たとえば、OFDM用に)変調シンボルをさらに処理することができる。次いで、TX MIMOプロセッサ1220はN
T個の変調シンボルストリームをN
T個の送信機(TMTR)1222a〜1222tに供給する。様々な実施形態では、TX MIMOプロセッサ1220は、データストリームのシンボルと、シンボルの送信元のアンテナとにビームフォーミング重みを適用する。
【0099】
各送信機1222は、それぞれのシンボルストリームを受信し、処理して、1つまたは複数のアナログ信号を与え、さらに、それらのアナログ信号を調整(たとえば、増幅、フィルタ処理、およびアップコンバート)して、MIMOチャネルを介して送信するのに適した被変調信号を与える。さらに、送信機1222a〜1222tからのN
T個の被変調信号は、それぞれN
T個のアンテナ1224a〜1224tから送信される。
【0100】
モバイルデバイス1250では、送信された被変調信号はN
R個のアンテナ1252a〜1252rによって受信され、各アンテナ1252からの受信信号は、それぞれの受信機(RCVR)1254a〜1254rに供給される。各受信機1254は、それぞれの信号を調整(たとえば、フィルタ処理、増幅、およびダウンコンバート)し、調整された信号をデジタル化してサンプルを与え、さらに、それらのサンプルを処理して、対応する「受信」シンボルストリームを与える。
【0101】
RXデータプロセッサ1260は、特定の受信機処理技法に基づいてN
R個の受信機1254からN
R個の受信シンボルストリームを受信し、処理して、N
T個の「検出」シンボルストリームを与えることができる。RXデータプロセッサ1260は、各検出シンボルストリームを復調し、デインターリーブし、復号して、データストリームのトラフィックデータを復元することができる。RXデータプロセッサ1260による処理は、基地局1220においてTX MIMOプロセッサ1214およびTXデータプロセッサ1210によって実行される処理を補足するものである。
【0102】
逆方向リンクメッセージは、通信リンクおよび/または受信データストリームに関する様々なタイプの情報を備えることができる。逆方向リンクメッセージは、データソース1236から複数のデータストリームのトラフィックデータをも受信するTXデータプロセッサ1238によって処理され、変調器1280によって変調され、送信機1254a〜1254rによって調整され、基地局1210に戻され得る。
【0103】
基地局1210において、モバイルデバイス1250からの被変調信号は、アンテナ1224によって受信され、受信機1222によって調整され、復調器1240によって復調され、RXデータプロセッサ1242によって処理されて、モバイルデバイス1250によって送信された逆方向リンクメッセージが抽出される。さらに、プロセッサ1230は、抽出されたメッセージを処理して、ビームフォーミング重みを判断するためにどのプリコーディング行列を使用すべきかを判断することができる。
【0104】
プロセッサ1230および1270は、それぞれ基地局1210およびモバイルデバイス1250における動作を指示(たとえば、制御、調整、管理など)することができる。それぞれのプロセッサ1230および1270は、プログラムコードおよびデータを記憶するメモリ1232および1272に結合され得る。プロセッサ1230および1270はまた、それぞれ、アップリンクとダウンリンクとに関して周波数推定値とインパルス応答推定値とを導出するために計算を実行することができる。
【0105】
図13に、本明細書の教示が実装され得る、何人かのユーザをサポートするように構成されたワイヤレス通信システム1300を示す。システム1300は、たとえば、マクロセル1302A〜1302Gなど、複数のセル1302の通信を可能にし、各セルは、対応するアクセスノード1304(たとえば、アクセスノード1304A〜1304G)によってサービスされる。
図13に示すように、アクセス端末1306(たとえば、アクセス端末1306A〜1306L)は、時間とともにシステム全体にわたって様々なロケーションに分散され得る。各アクセス端末1306は、たとえば、アクセス端末1306がアクティブかどうか、およびアクセス端末1306がソフトハンドオフ中かどうかに応じて、所与の瞬間に順方向リンク(FL)および/または逆方向リンク(RL)上で1つまたは複数のアクセスノード1304と通信することができる。ワイヤレス通信システム1300は広い地理的領域にわたってサービスを提供することができる。
【0106】
図14に、1つまたは複数のフェムトノードがネットワーク環境内に展開された例示的な通信システム1400を示す。特に、システム1400は、比較的小規模のネットワーク環境中に(たとえば、1つまたは複数のユーザ住居1430中に)設置された複数のフェムトノード1410Aおよび1410B(たとえば、フェムトセルノードまたはH(e)NB)を含む。各フェムトノード1410は、デジタル加入者回線(DSL)ルータ、ケーブルモデム、ワイヤレスリンク、または他の接続手段(図示せず)を介して、ワイドエリアネットワーク1440(たとえば、インターネット)とモバイル事業者コアネットワーク1450とに結合され得る。以下で説明するように、各フェムトノード1410は、関連するアクセス端末1420(たとえば、アクセス端末1420A)、および、随意に、エイリアンアクセス端末1420(たとえば、アクセス端末1420B)をサービスするように構成され得る。言い換えれば、フェムトノード1410へのアクセスは、所与のアクセス端末1420が、指定された(1つまたは複数の)(たとえば、ホーム)フェムトノード1410のセットによってサービスされ得るが、指定されていないフェムトノード1410(たとえば、ネイバーのフェムトノード)によってはサービスされ得ないように制限され得る。
【0107】
図15に、いくつかのトラッキングエリア1502(またはルーティングエリアまたはロケーションエリア)が画定されたカバレージマップ1500の例を示し、そのエリアの各々はいくつかのマクロカバレージエリア1504を含む。ここで、トラッキングエリア1502A、1502B、および1502Cに関連するカバレージのエリアは太線によって示され、マクロカバレージエリア1504は六角形によって表される。トラッキングエリア1502はフェムトカバレージエリア1506をも含む。この例では、フェムトカバレージエリア1506(たとえば、フェムトカバレージエリア1506C)の各々は、マクロカバレージエリア1504(たとえば、マクロカバレージエリア1504B)内に示される。ただし、フェムトカバレージエリア1506は、完全にマクロカバレージエリア1504内にあるとは限らないことを諒解されたい。実際には、多数のフェムトカバレージエリア1506が所与のトラッキングエリア1502またはマクロカバレージエリア1504とともに画定され得る。また、1つまたは複数のピコカバレージエリア(図示せず)が所与のトラッキングエリア1502またはマクロカバレージエリア1504内に画定され得る。
【0108】
再び
図14を参照すると、フェムトノード1410の所有者は、たとえば、3Gモバイルサービスなど、モバイル事業者コアネットワーク1450を介して提供されるモバイルサービスに加入することができる。さらに、アクセス端末1420は、マクロ環境と、より小規模の(たとえば、宅内)ネットワーク環境の両方で動作することが可能であり得る。したがって、たとえば、アクセス端末1420の現在のロケーションに応じて、アクセス端末1420は、アクセスノード1460によって、または、フェムトノード1410のセットのうちのいずれか1つ(たとえば、対応するユーザ住居1430内に常駐するフェムトノード1410Aおよび1410B)によってサービスされ得る。たとえば、加入者は、自宅の外にいるときは標準のマクロセルアクセスノード(たとえば、ノード1460)によってサービスされ、自宅にいるときはフェムトノード(たとえば、ノード1410A)によってサービスされる。ここで、フェムトノード1410は既存のアクセス端末1420と後方互換性があり得ることを諒解されたい。
【0109】
フェムトノード1410は、単一の周波数上に展開され、または代替として、複数の周波数上に展開され得る。特定の構成に応じて、単一の周波数、あるいは複数の周波数のうちの1つまたは複数は、マクロセルアクセスノード(たとえば、ノード1460)によって使用される1つまたは複数の周波数と重複することがある。いくつかの態様では、アクセス端末1420は、そのような接続性が可能であるときはいつでも、好ましいフェムトノード(たとえば、アクセス端末1420のホームフェムトノード)に接続するように構成され得る。たとえば、アクセス端末1420は、ユーザの住居1430内にあるときはいつでも、ホームフェムトノード1410と通信することができる。
【0110】
いくつかの態様では、アクセス端末1420がモバイル事業者コアネットワーク1450内で動作しているが、(たとえば、好適ローミングリスト中で定義された)それの最も好適なネットワーク上に常駐していない場合、アクセス端末1420は、ベターシステムリセレクション(BSR:Better System Reselection)を使用して、最も好適なネットワーク(たとえば、フェムトノード1410)を探索し続けることができ、ベターシステムリセレクションでは、より良好なシステムが現在利用可能であるかどうかを判断するために利用可能なシステムの周期的スキャニングを行い、その後、そのような好適なシステムに関連付けようとすることができる。(たとえば、好適ローミングリスト中の)収集テーブルエントリを使用して、一例では、アクセス端末1420は、特定の帯域およびチャネルについて探索を制限することができる。たとえば、最も好適なシステムの探索が周期的に繰り返され得る。フェムトノード1410など好適なフェムトノードが発見されると、アクセス端末1420は、それのカバレージエリア内にキャンプするためのフェムトノード1410を選択する。
【0111】
フェムトノードは、いくつかの態様では、制限され得る。たとえば、所与のフェムトノードが、いくつかのサービスをいくつかのアクセス端末のみに提供することができる。いわゆる制限(または限定)された関連付けを用いた展開では、所与のアクセス端末が、マクロセルモバイルネットワークと、フェムトノードの定義されたセット(たとえば、対応するユーザ住居1430内に常駐するフェムトノード1410)とのみによってサービスされ得る。いくつかの実装形態では、フェムトノードが、少なくとも1つのアクセス端末に、シグナリング、データアクセス、登録、ページング、またはサービスのうちの少なくとも1つを与えないように制限され得る。
【0112】
いくつかの態様では、(限定加入者グループH(e)NBと呼ばれることもある)制限されたフェムトノードが、アクセス端末の制限されたプロビジョニングされたセットにサービスを提供するノードである。このセットは、必要に応じて一時的にまたは永続的に拡大され得る。いくつかの態様では、限定加入者グループ(CSG:Closed Subscriber Group)が、アクセス端末の共通のアクセス制御リストを共有するアクセスノード(たとえば、フェムトノード)のセットとして定義され得る。領域中のすべてのフェムトノード(またはすべての制限されたフェムトノード)が動作するチャネルは、フェムトチャネルと呼ばれることがある。
【0113】
したがって、所与のフェムトノードと所与のアクセス端末との間に様々な関係が存在することがある。たとえば、アクセス端末の観点から、オープンフェムトノードが、制限された関連付けをもたないフェムトノードを指すことがある。制限されたフェムトノードは、何らかの形で制限された(たとえば、関連付けおよび/または登録について制限された)フェムトノードを指すことがある。ホームフェムトノードは、アクセス端末がアクセスし、その上で動作することを許可されるフェムトノードを指すことがある。ゲストフェムトノードは、アクセス端末がアクセスするかまたはその上で動作することを一時的に許可されるフェムトノードを指すことがある。エイリアンフェムトノードは、おそらく非常事態(たとえば、911番)を除いて、アクセス端末がアクセスまたはその上で動作することを許可されないフェムトノードを指すことがある。
【0114】
制限されたフェムトノードの観点から、ホームアクセス端末は、制限されたフェムトノードへのアクセスを許可されるアクセス端末を指すことがある。ゲストアクセス端末は、制限されたフェムトノードへの一時的アクセスをもつアクセス端末を指すことがある。エイリアンアクセス端末は、おそらく非常事態、たとえば、911番を除いて、制限されたフェムトノードにアクセスする許可を有しないアクセス端末(たとえば、制限されたフェムトノードに登録するための証明書または許可を有しないアクセス端末)を指すことがある。
【0115】
便宜のために、本明細書の開示では、フェムトノードの文脈で様々な機能について説明する。ただし、ピコノードは、フェムトノードと同じまたは同様の機能をより大きいカバレージエリアに提供することができることを諒解されたい。たとえば、所与のアクセス端末に対して、ピコノードを制限すること、ホームピコノードを定義することなどが行われ得る。
【0116】
ワイヤレス多元接続通信システムは、複数のワイヤレスアクセス端末のための通信を同時にサポートすることができる。上述のように、各端末は、順方向リンクおよび逆方向リンク上の送信を介して1つまたは複数の基地局と通信することができる。順方向リンク(またはダウンリンク)は基地局から端末への通信リンクを指し、逆方向リンク(またはアップリンク)は端末から基地局への通信リンクを指す。この通信リンクは、単入力単出力システム、MIMOシステム、または何らかの他のタイプのシステムを介して確立され得る。
【0117】
本明細書で開示した実施形態に関して説明した様々な例示的な論理、論理ブロック、モジュール、構成要素、および回路は、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)または他のプログラマブル論理デバイス、個別ゲートまたはトランジスタ論理、個別ハードウェア構成要素、あるいは本明細書で説明した機能を実行するように設計されたそれらの任意の組合せを用いて実装または実行され得る。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであり得るが、代替として、プロセッサは任意の従来のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、または状態機械であり得る。プロセッサはまた、コンピューティングデバイスの組合せ、たとえば、DSPとマイクロプロセッサとの組合せ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと連携する1つまたは複数のマイクロプロセッサ、あるいは任意の他のそのような構成として実装され得る。さらに、少なくとも1つのプロセッサは、上記で説明したステップおよび/またはアクションのうちの1つまたは複数を実行するように動作可能な1つまたは複数のモジュールを備え得る。例示的な記憶媒体は、プロセッサが記憶媒体から情報を読み取り、記憶媒体に情報を書き込むことができるようにプロセッサに結合され得る。代替として、記憶媒体はプロセッサに一体化され得る。さらに、いくつかの態様では、プロセッサおよび記憶媒体はASIC中に常駐し得る。さらに、ASICはユーザ端末中に常駐し得る。代替として、プロセッサおよび記憶媒体は、ユーザ端末中に個別構成要素として常駐し得る。
【0118】
1つまたは複数の態様では、説明した機能、方法、またはアルゴリズムは、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組合せで実装され得る。ソフトウェアで実装する場合、機能は、1つまたは複数の命令またはコードとして、コンピュータプログラム製品に組み込まれ得る、コンピュータ可読媒体上に記憶されるか、あるいはコンピュータ可読媒体上で送信され得る。コンピュータ可読媒体は、ある場所から別の場所へのコンピュータプログラムの転送を可能にする任意の媒体を含む、コンピュータ記憶媒体と通信媒体の両方を含む。記憶媒体は、コンピュータによってアクセスされ得る任意の利用可能な媒体であり得る。限定ではなく例として、そのようなコンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD−ROMまたは他の光ディスクストレージ、磁気ディスクストレージまたは他の磁気ストレージデバイス、あるいは命令またはデータ構造の形態の所望のプログラムコードを担持または記憶するために使用され得、コンピュータによってアクセスされ得る、任意の他の媒体を備えることができる。また、実質的にいかなる接続もコンピュータ可読媒体と呼ばれ得る。たとえば、ソフトウェアが、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、デジタル加入者回線(DSL)、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術を使用して、ウェブサイト、サーバ、または他のリモートソースから送信される場合、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、DSL、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術は、媒体の定義に含まれる。本明細書で使用するディスク(disk)およびディスク(disc)は、コンパクトディスク(disc)(CD)、レーザーディスク(登録商標)(disc)、光ディスク(disc)、デジタル多用途ディスク(disc)(DVD)、フロッピー(登録商標)ディスク(disk)およびブルーレイ(登録商標)ディスク(disc)を含み、ディスク(disk)は、通常、データを磁気的に再生し、ディスク(disc)は、通常、データをレーザで光学的に再生する。上記の組合せもコンピュータ可読媒体の範囲内に含めるべきである。
【0119】
上記の開示は、例示的な態様および/または実施形態について論じたが、添付の特許請求の範囲によって定義された記載の態様および/または実施形態の範囲から逸脱することなく、様々な変更および改変を本明細書で行うことができることに留意されたい。さらに、記載の態様および/または実施形態の要素は、単数形で説明または請求されていることがあるが、単数形に限定することが明示的に述べられていない限り、複数形が企図される。さらに、任意の態様および/または実施形態の全部または一部は、別段の規定がない限り、任意の他の態様および/または実施形態の全部または一部とともに利用され得る。
以下に、出願当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[C1]
ワイヤレスネットワークにおいてパケットデータネットワーク(PDN)接続性を利用するための方法であって、
1つまたは複数のアクセスポイントにおいてローカルゲートウェイへのPDN接続性が可能にされるかどうかを指定する1つまたは複数のパラメータを受信することと、
前記1つまたは複数のアクセスポイントのうちの少なくとも1つに接続されている間、前記ローカルゲートウェイへのPDN接続を確立したいという要求を受信することと、
前記1つまたは複数のパラメータに少なくとも部分的に基づいて、前記1つまたは複数のアクセスポイントのうちの前記少なくとも1つを使用して前記ローカルゲートウェイへの前記PDN接続を開始すべきかどうかを判断することとを備える方法。
[C2]
前記ローカルゲートウェイへの前記PDN接続についてのPDN接続性要求を前記1つまたは複数のアクセスポイントのうちの別の1つに送信することをさらに備え、前記1つまたは複数のパラメータを受信することが、前記PDN接続性要求に応答して行われる、C1に記載の方法。
[C3]
前記1つまたは複数のパラメータは、前記1つまたは複数のアクセスポイントのうちの前記少なくとも1つと、前記1つまたは複数のアクセスポイントのうちの前記別の1つとを含むアクセスポイントのセットによって前記ローカルゲートウェイへのPDN接続性が可能にされないという指示を備え、前記判断することが、前記PDN接続を開始しないことを判断することを含む、C2に記載の方法。
[C4]
アクセスポイントの前記セットが、同じ限定加入者グループ中のアクセスポイントに対応する、C3に記載の方法。
[C5]
アクセスポイントの前記セットが、同じパブリックランドモバイルネットワーク中のアクセスポイントに対応する、C3に記載の方法。
[C6]
前記PDN接続を確立したいという前記要求を前記受信することが、APNを含む前記要求を受信することを備え、前記1つまたは複数のパラメータは、PDN接続性が可能にされる前記1つまたは複数のアクセスポイントにおいて前記ローカルゲートウェイへのPDN接続性を確立するために使用するAPNのリストを備え、前記ローカルゲートウェイへの前記PDN接続を開始すべきかどうかを前記判断することは、前記1つまたは複数のアクセスポイントのうちの前記少なくとも1つに関係するAPNの前記リスト中に前記APNが含まれるかどうかを判断することを含む、C1に記載の方法。
[C7]
前記PDN接続がローカルインターネットプロトコル(IP)アクセス(LIPA)PDN接続または選択IPトラフィックオフロード(SIPTO)接続に対応し、前記ローカルゲートウェイへの前記PDN接続性がLIPA PDN接続性またはSIPTO PDN接続性に対応する、C1に記載の方法。
[C8]
前記1つまたは複数のパラメータを前記受信することが、サブスクリプション情報中で、限定加入者グループサブスクリプション情報中で、またはオープンモバイルアライアンスデバイス管理プロシージャの一部として前記1つまたは複数のパラメータを受信することを備える、C1に記載の方法。
[C9]
1つまたは複数のトリガまたはイベントに少なくとも部分的に基づいて前記1つまたは複数のパラメータを削除することをさらに備える、C1に記載の方法。
[C10]
ワイヤレスネットワークにおいてパケットデータネットワーク(PDN)接続性を利用するための装置であって、
1つまたは複数のアクセスポイントにおいてローカルゲートウェイへのPDN接続性が可能にされるかどうかを指定する1つまたは複数のパラメータを取得することと、
前記1つまたは複数のアクセスポイントのうちの少なくとも1つに接続されている間、前記ローカルゲートウェイとのPDN接続を確立したいという要求を受信することと、
前記1つまたは複数のパラメータに少なくとも部分的に基づいて、前記1つまたは複数のアクセスポイントのうちの前記少なくとも1つを使用して前記ローカルゲートウェイへの前記PDN接続を開始すべきかどうかを判断することと
を行うように構成された少なくとも1つのプロセッサと、
前記少なくとも1つのプロセッサに結合されたメモリとを備える装置。
[C11]
前記少なくとも1つのプロセッサが、前記1つまたは複数のアクセスポイントのうちの別の1つを使用して前記ローカルゲートウェイへのPDN接続性要求を送信するようにさらに構成され、前記少なくとも1つのプロセッサが、前記PDN接続性要求に応答して前記1つまたは複数のパラメータを取得する、C10に記載の装置。
[C12]
前記1つまたは複数のパラメータは、前記1つまたは複数のアクセスポイントのうちの前記少なくとも1つと、前記1つまたは複数のアクセスポイントのうちの前記別の1つとを含むアクセスポイントのセットによって前記ローカルゲートウェイへのPDN接続性が可能にされないという指示を備え、前記少なくとも1つのプロセッサが、前記PDN接続を開始しないことを判断する、C11に記載の装置。
[C13]
アクセスポイントの前記セットが、同じ限定加入者グループ中または同じパブリックランドモバイルネットワーク中のアクセスポイントに対応する、C12に記載の装置。
[C14]
前記PDN接続を確立したいという前記要求がAPNを含み、前記1つまたは複数のパラメータは、前記ローカルゲートウェイへのPDN接続性が可能にされる前記1つまたは複数のアクセスポイントのAPNのリストを備え、前記少なくとも1つのプロセッサは、前記1つまたは複数のアクセスポイントのうちの前記少なくとも1つに関係するAPNの前記リスト中に前記APNが含まれるかどうかを判断することに少なくとも部分的によって、前記ローカルゲートウェイへの前記PDN接続を開始すべきかどうかを判断する、C10に記載の装置。
[C15]
前記PDN接続がローカルインターネットプロトコル(IP)アクセス(LIPA)PDN接続または選択IPトラフィックオフロード(SIPTO)接続に対応し、前記ローカルゲートウェイへの前記PDN接続性がLIPA PDN接続性またはSIPTO PDN接続性に対応する、C10に記載の装置。
[C16]
ワイヤレスネットワークにおいてパケットデータネットワーク(PDN)接続性を利用するための装置であって、
1つまたは複数のアクセスポイントにおいてローカルゲートウェイへのPDN接続性が可能にされるかどうかを指定する1つまたは複数のパラメータを取得するための手段と、
前記1つまたは複数のアクセスポイントのうちの少なくとも1つに接続されている間、前記ローカルゲートウェイへのPDN接続を確立したいという要求を受信するための手段と、
前記1つまたは複数のパラメータに少なくとも部分的に基づいて、前記1つまたは複数のアクセスポイントのうちの前記少なくとも1つにおいて前記ローカルゲートウェイへの前記PDN接続を開始すべきかどうかを判断するための手段とを備える装置。
[C17]
判断するための前記手段が、前記1つまたは複数のアクセスポイントのうちの別の1つを使用して前記ローカルゲートウェイへのPDN接続性要求を送信し、取得するための前記手段が、前記PDN接続性要求に応答して前記1つまたは複数のパラメータを取得する、C16に記載の装置。
[C18]
前記1つまたは複数のパラメータは、前記1つまたは複数のアクセスポイントのうちの前記少なくとも1つと、前記1つまたは複数のアクセスポイントのうちの前記別の1つとを含むアクセスポイントのセット中で前記ローカルゲートウェイへのPDN接続性が可能にされないという指示を備え、判断するための前記手段が、前記PDN接続を開始しないことを判断する、C17に記載の装置。
[C19]
アクセスポイントの前記セットが、同じ限定加入者グループ中または同じパブリックランドモバイルネットワーク中のアクセスポイントに対応する、C18に記載の装置。
[C20]
前記PDN接続を確立したいという前記要求がAPNを含み、前記1つまたは複数のパラメータは、前記ローカルゲートウェイへのPDN接続性が可能にされる前記1つまたは複数のアクセスポイントのAPNのリストを備え、判断するための前記手段は、前記1つまたは複数のアクセスポイントのうちの前記少なくとも1つに関係するAPNの前記リスト中に前記APNが含まれるかどうかを判断することに少なくとも部分的によって前記ローカルゲートウェイへの前記PDN接続を開始すべきかどうかを判断する、C16に記載の装置。
[C21]
前記PDN接続がローカルインターネットプロトコル(IP)アクセス(LIPA)PDN接続または選択IPトラフィックオフロード(SIPTO)接続に対応し、前記ローカルゲートウェイへの前記PDN接続性がLIPA PDN接続性またはSIPTO PDN接続性に対応する、C16に記載の装置。
[C22]
ワイヤレスネットワークにおいてパケットデータネットワーク(PDN)接続性を利用するためのコンピュータプログラム製品であって、
少なくとも1つのコンピュータに、1つまたは複数のアクセスポイントにおいてローカルゲートウェイへのPDN接続性が可能にされるかどうかを指定する1つまたは複数のパラメータを取得させるためのコードと、
前記少なくとも1つのコンピュータに、前記1つまたは複数のアクセスポイントのうちの少なくとも1つに接続されている間、前記ローカルゲートウェイへのPDN接続を確立したいという要求を受信させるためのコードと、
前記少なくとも1つのコンピュータに、前記1つまたは複数のパラメータに少なくとも部分的に基づいて、前記1つまたは複数のアクセスポイントのうちの前記少なくとも1つを使用して前記ローカルゲートウェイへの前記PDN接続を開始すべきかどうかを判断させるためのコードと
を備えるコンピュータ可読媒体を備えるコンピュータプログラム製品。
[C23]
前記コンピュータ可読媒体が、前記少なくとも1つのコンピュータに、前記1つまたは複数のアクセスポイントのうちの別の1つを使用して前記ローカルゲートウェイへのPDN接続性要求を送信させるためのコードをさらに備え、前記少なくとも1つのコンピュータに取得させるための前記コードが、前記PDN接続性要求に応答して前記1つまたは複数のパラメータを取得する、C22に記載のコンピュータプログラム製品。
[C24]
前記1つまたは複数のパラメータは、前記1つまたは複数のアクセスポイントのうちの前記少なくとも1つと、前記1つまたは複数のアクセスポイントのうちの前記別の1つとを含むアクセスポイントのセットによって前記ローカルゲートウェイへのPDN接続性が可能にされないという指示を備え、前記少なくとも1つのコンピュータに判断させるための前記コードが、前記PDN接続を開始しないことを判断する、C23に記載のコンピュータプログラム製品。
[C25]
アクセスポイントの前記セットが、同じ限定加入者グループ中または同じパブリックランドモバイルネットワーク中のアクセスポイントに対応する、C24に記載のコンピュータプログラム製品。
[C26]
前記PDN接続を確立したいという前記要求がAPNを含み、前記1つまたは複数のパラメータは、前記ローカルゲートウェイへのPDN接続性が可能にされる前記1つまたは複数のアクセスポイントのAPNのリストを備え、前記少なくとも1つのコンピュータに判断させるための前記コードは、前記1つまたは複数のアクセスポイントのうちの前記少なくとも1つに関係するAPNの前記リスト中に前記APNが含まれるかどうかを判断することに少なくとも部分的によって前記ローカルゲートウェイへの前記PDN接続を開始すべきかどうかを判断する、C22に記載のコンピュータプログラム製品。
[C27]
前記PDN接続がローカルインターネットプロトコル(IP)アクセス(LIPA)PDN接続または選択IPトラフィックオフロード(SIPTO)接続に対応し、前記ローカルゲートウェイへの前記PDN接続性がLIPA PDN接続性またはSIPTO PDN接続性に対応する、C22に記載のコンピュータプログラム製品。
[C28]
ワイヤレスネットワークにおいてパケットデータネットワーク(PDN)接続性を利用するための装置であって、
1つまたは複数のアクセスポイントにおいてローカルゲートウェイへのPDN接続性が可能にされるかどうかを指定する1つまたは複数のパラメータを取得するためのパラメータ受信構成要素と、
前記1つまたは複数のアクセスポイントのうちの少なくとも1つに接続されている間、前記ローカルゲートウェイへのPDN接続を確立したいという要求を受信するためのPDN要求判断構成要素と、
前記1つまたは複数のパラメータに少なくとも部分的に基づいて、前記1つまたは複数のアクセスポイントのうちの前記少なくとも1つにおいて前記ローカルゲートウェイへの前記PDN接続を開始すべきかどうかを判断するためのPDN接続要求構成要素とを備える装置。
[C29]
前記PDN接続要求構成要素が、前記1つまたは複数のアクセスポイントのうちの別の1つを使用して前記ローカルゲートウェイへのPDN接続性要求を送信し、前記パラメータ受信構成要素が、前記PDN接続性要求に応答して前記1つまたは複数のパラメータを取得する、C28に記載の装置。
[C30]
前記1つまたは複数のパラメータは、前記1つまたは複数のアクセスポイントのうちの前記少なくとも1つと、前記1つまたは複数のアクセスポイントのうちの前記別の1つとを含むアクセスポイントのセット中で前記ローカルゲートウェイへのPDN接続性が可能にされないという指示を備え、前記PDN接続要求構成要素が、前記PDN接続を開始しないことを判断する、C29に記載の装置。
[C31]
アクセスポイントの前記セットが、同じ限定加入者グループ中または同じパブリックランドモバイルネットワーク中のアクセスポイントに対応する、C30に記載の装置。
[C32]
前記PDN接続を確立したいという前記要求がAPNを含み、前記1つまたは複数のパラメータは、前記ローカルゲートウェイへのPDN接続性が可能にされる前記1つまたは複数のアクセスポイントのAPNのリストを備え、前記PDN接続要求構成要素は、前記1つまたは複数のアクセスポイントのうちの前記少なくとも1つに関係するAPNの前記リスト中に前記APNが含まれるかどうかを判断することに少なくとも部分的によって前記ローカルゲートウェイへの前記PDN接続を開始すべきかどうかを判断する、C28に記載の装置。
[C33]
前記PDN接続がローカルインターネットプロトコル(IP)アクセス(LIPA)PDN接続または選択IPトラフィックオフロード(SIPTO)接続に対応し、前記ローカルゲートウェイへの前記PDN接続性がLIPA PDN接続性またはSIPTO PDN接続性に対応する、C28に記載の装置。
[C34]
前記パラメータ受信構成要素が、サブスクリプション情報中で、限定加入者グループサブスクリプション情報中で、またはオープンモバイルアライアンスデバイス管理プロシージャの一部として前記1つまたは複数のパラメータを取得する、C28に記載の装置。
[C35]
前記PDN接続要求構成要素が、1つまたは複数のトリガまたはイベントに少なくとも部分的に基づいて前記1つまたは複数のパラメータを削除する、C28の装置。
[C36]
ワイヤレスネットワークにおいてパケットデータネットワーク(PDN)接続性を利用するための方法であって、
アクセスポイント名(APN)を指定する、アクセスポイントとのPDN接続を確立したいという要求をデバイスから受信することと、
前記APNがローカルゲートウェイへのPDN接続性に関係すると判断することと、
前記APNが前記ローカルゲートウェイへのPDN接続性に関係すると判断したことに基づいて、前記デバイスが前記アクセスポイントにおいて前記PDN接続を確立することを可能にされないと判断することと、
前記デバイスが前記APNについての前記ローカルゲートウェイへのPDN接続を確立することができない1つまたは複数のアクセスポイントを示す1つまたは複数のPDN接続性パラメータを前記デバイスに送ることとを備える方法。
[C37]
前記1つまたは複数のアクセスポイントが、同じ限定加入者グループに対応する、C36に記載の方法。
[C38]
前記1つまたは複数のアクセスポイントが、同じパブリックランドモバイルネットワークに対応する、C36に記載の方法。
[C39]
ワイヤレスネットワークにおいてパケットデータネットワーク(PDN)接続性を利用するための装置であって、
アクセスポイント名(APN)を指定する、アクセスポイントとのPDN接続を確立したいという要求をデバイスから受信することと、
前記APNがローカルゲートウェイへのPDN接続性に関係すると判断することと、
前記APNが前記ローカルゲートウェイへのPDN接続性に関係すると判断したことに少なくとも部分的に基づいて、前記デバイスが前記アクセスポイントにおいて前記PDN接続を確立することを可能にされないと判断することと、
前記デバイスが前記APNについての前記ローカルゲートウェイへのPDN接続を確立することができない1つまたは複数のアクセスポイントを示す1つまたは複数のPDN接続性パラメータを前記デバイスに送ることと
を行うように構成された少なくとも1つのプロセッサと、
前記少なくとも1つのプロセッサに結合されたメモリとを備える装置。
[C40]
前記1つまたは複数のアクセスポイントが、同じ限定加入者グループまたは同じパブリックランドモバイルネットワークに対応する、C39に記載の装置。
[C41]
ワイヤレスネットワークにおいてパケットデータネットワーク(PDN)接続性を利用するための装置であって、
アクセスポイント名(APN)を指定する、アクセスポイントとのPDN接続を確立したいという要求をデバイスから受信するための手段と、
前記APNがローカルゲートウェイへのPDN接続性に関係すると判断したことに少なくとも部分的に基づいて、前記デバイスが前記アクセスポイントにおいて前記ローカルゲートウェイへの前記PDN接続を確立することを可能にされないと判断するための手段と、
前記デバイスが前記APNについての前記ローカルゲートウェイへのPDN接続を確立することができない1つまたは複数のアクセスポイントを示す1つまたは複数のPDN接続性パラメータを前記デバイスに送るための手段とを備える装置。
[C42]
前記1つまたは複数のアクセスポイントが、同じ限定加入者グループまたは同じパブリックランドモバイルネットワークに対応する、C41に記載の装置。
[C43]
ワイヤレスネットワークにおいてパケットデータネットワーク(PDN)接続性を利用するためのコンピュータプログラム製品であって、
少なくとも1つのコンピュータに、アクセスポイント名(APN)を指定する、アクセスポイントとのPDN接続を確立したいという要求をデバイスから受信させるためのコードと、
前記少なくとも1つのコンピュータに、前記APNがローカルゲートウェイへのPDN接続性に関係すると判断させるためのコードと、
前記少なくとも1つのコンピュータに、前記APNが前記ローカルゲートウェイへのPDN接続性に関係すると判断したことに少なくとも部分的に基づいて、前記デバイスが前記アクセスポイントにおいて前記PDN接続を確立することを可能にされないと判断させるためのコードと、
前記少なくとも1つのコンピュータに、前記デバイスが前記APNについての前記ローカルゲートウェイへのPDN接続を確立することができない1つまたは複数のアクセスポイントを示す1つまたは複数のPDN接続性パラメータを前記デバイスに送らせるためのコードと
を備えるコンピュータ可読媒体を備えるコンピュータプログラム製品。
[C44]
前記1つまたは複数のアクセスポイントが、同じ限定加入者グループまたは同じパブリックランドモバイルネットワークに対応する、C43に記載のコンピュータプログラム製品。
[C45]
ワイヤレスネットワークにおいてパケットデータネットワーク(PDN)接続性を利用するための装置であって、
アクセスポイント名(APN)を指定する、アクセスポイントとのPDN接続を確立したいという要求をデバイスから受信するためのPDN接続要求受信構成要素と、
前記APNがローカルゲートウェイへのPDN接続性に関係すると判断したことに少なくとも部分的に基づいて、前記デバイスが前記アクセスポイントにおいて前記ローカルゲートウェイへの前記PDN接続を確立することを可能にされないと判断するためのPDN接続性判断構成要素と、
前記デバイスが前記APNについての前記ローカルゲートウェイへのPDN接続を確立することができない1つまたは複数のアクセスポイントを示す1つまたは複数のPDN接続性パラメータを前記デバイスに送るためのPDN接続性指示構成要素とを備える装置。
[C46]
前記1つまたは複数のアクセスポイントが、同じ限定加入者グループまたは同じパブリックランドモバイルネットワークに対応する、C45に記載の装置。
[C47]
パケットデータネットワーク(PDN)接続を確立するための方法であって、
アクセスポイントと通信している間、ローカルゲートウェイへのPDN接続を確立することを判断することと、
前記アクセスポイントにおける前記ローカルゲートウェイへのPDN接続性に対応するアクセスポイント名(APN)を選択することと、
前記APNを指定する、前記アクセスポイントへの前記PDN接続を確立したいという要求を送信することとを備える方法。
[C48]
前記APNを前記選択することは、前記APNが前記ローカルゲートウェイへのPDN接続性に対応することを指定する、サブスクリプション情報中の1つまたは複数のパラメータにさらに少なくとも部分的に基づく、C47に記載の方法。
[C49]
前記APNを前記選択することは、前記APNが限定加入者グループ(CSG)についての前記ローカルゲートウェイへのPDN接続性に対応することを指定する、CSGサブスクリプション情報中の1つまたは複数のパラメータにさらに少なくとも部分的に基づく、C47に記載の方法。
[C50]
前記APNを前記選択することは、前記CSGが前記アクセスポイントに関連すると判断したことにさらに少なくとも部分的に基づく、C49に記載の方法。
[C51]
パケットデータネットワーク(PDN)接続を確立するための装置であって、
アクセスポイントと通信している間、ローカルゲートウェイへのPDN接続を確立することを判断することと、
前記アクセスポイントにおける前記ローカルゲートウェイへのPDN接続性に対応するアクセスポイント名(APN)を選択することと、
前記APNを指定する、前記アクセスポイントへの前記PDN接続を確立したいという要求を送信することと
を行うように構成された少なくとも1つのプロセッサと、
前記少なくとも1つのプロセッサに結合されたメモリとを備える装置。
[C52]
前記少なくとも1つのプロセッサは、前記APNが前記ローカルゲートウェイへのPDN接続性に対応することを指定する、サブスクリプション情報中の1つまたは複数のパラメータにさらに少なくとも部分的に基づいて前記APNを選択する、C51に記載の装置。
[C53]
前記少なくとも1つのプロセッサは、前記APNが限定加入者グループ(CSG)についての前記ローカルゲートウェイへのPDN接続性に対応することを指定する、CSGサブスクリプション情報中の1つまたは複数のパラメータにさらに少なくとも部分的に基づいて前記APNを選択する、C51に記載の装置。
[C54]
パケットデータネットワーク(PDN)接続を確立するための装置であって、
アクセスポイントと通信している間、ローカルゲートウェイへのPDN接続を確立することを判断するための手段と、
前記アクセスポイントにおける前記ローカルゲートウェイへのPDN接続性に対応するアクセスポイント名(APN)を指定する、前記アクセスポイントへの前記PDN接続を確立したいという要求を送信するための手段とを備える装置。
[C55]
前記APNが前記ローカルゲートウェイへのPDN接続性に対応することを指定する1つまたは複数のパラメータをサブスクリプション情報中で取得するための手段をさらに備え、送信するための前記手段が、前記1つまたは複数のパラメータに少なくとも部分的に基づいて前記APNを選択する、C54に記載の装置。
[C56]
前記APNが、限定加入者グループ(CSG)についての前記ローカルゲートウェイへのPDN接続性に対応することを指定する1つまたは複数のパラメータをCSGサブスクリプション情報中で取得するための手段をさらに備え、送信するための前記手段が、1つまたは複数のパラメータに少なくとも部分的に基づいて前記APNを選択する、C54に記載の装置。
[C57]
パケットデータネットワーク(PDN)接続を確立するためのコンピュータプログラム製品であって、
少なくとも1つのコンピュータに、アクセスポイントと通信している間、ローカルゲートウェイへのPDN接続を確立することを判断させるためのコードと、
前記少なくとも1つのコンピュータに、前記アクセスポイントにおける前記ローカルゲートウェイへのPDN接続性に対応するアクセスポイント名(APN)を選択させるためのコードと、
前記少なくとも1つのコンピュータに、前記APNを指定する、前記アクセスポイントへの前記PDN接続を確立したいという要求を送信させるためのコードと
を備えるコンピュータ可読媒体を備えるコンピュータプログラム製品。
[C58]
前記少なくとも1つのコンピュータに選択させるための前記コードは、前記APNが前記ローカルゲートウェイへのPDN接続性に対応することを指定する、サブスクリプション情報中の1つまたは複数のパラメータにさらに少なくとも部分的に基づいて前記APNを選択する、C57に記載のコンピュータプログラム製品。
[C59]
前記少なくとも1つのコンピュータに選択させるための前記コードは、前記APNが限定加入者グループ(CSG)についての前記ローカルゲートウェイへのPDN接続性に対応することを指定する、CSGサブスクリプション情報中の1つまたは複数のパラメータにさらに少なくとも部分的に基づいて前記APNを選択する、C57に記載のコンピュータプログラム製品。
[C60]
パケットデータネットワーク(PDN)接続を確立するための装置であって、
アクセスポイントと通信している間、ローカルゲートウェイへのPDN接続を確立することを判断するためのPDN要求判断構成要素と、
前記アクセスポイントにおける前記ローカルゲートウェイへのPDN接続性に対応するアクセスポイント名(APN)を指定する、前記アクセスポイントへの前記PDN接続を確立したいという要求を送信するためのPDN接続要求構成要素とを備える装置。
[C61]
前記APNが前記ローカルゲートウェイへのPDN接続性に対応することを指定する1つまたは複数のパラメータをサブスクリプション情報中で取得するためのパラメータ受信構成要素をさらに備え、前記PDN接続要求構成要素が、前記1つまたは複数のパラメータに少なくとも部分的に基づいて前記APNを選択する、C60に記載の装置。
[C62]
前記APNが、限定加入者グループ(CSG)についての前記ローカルゲートウェイへのPDN接続性に対応することを指定する1つまたは複数のパラメータをCSGサブスクリプション情報中で取得するためのパラメータ受信構成要素をさらに備え、前記PDN接続要求構成要素が、前記1つまたは複数のパラメータに少なくとも部分的に基づいてAPNを選択する、C60に記載の装置。
[C63]
前記PDN接続要求構成要素は、前記CSGが前記アクセスポイントに関連すると判断したことにさらに少なくとも部分的に基づいて前記APNを選択する、C62に記載の装置。