【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用 公開日 平成29年8月9日 ユーザが自身のポイントで利用できる動画コンテンツを表示したページ https://gyao.yahoo.co.jp/
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に本願にかかる情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラムを実施するための形態(以下、「実施形態」と呼ぶ)について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態により本願にかかる情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラムが限定されるものではない。また、以下の各実施形態において同一の部位には同一の符号を付し、重複する説明は省略される。
【0010】
〔1.情報処理方法〕
まず、
図1を用いて、実施形態にかかる情報処理方法の一例について説明する。
図1は、実施形態にかかる情報処理方法の一例を示す図である。実施形態にかかる情報処理方法は、
図1に示す情報処理装置20で実行される。
図1では、端末装置10−1に、情報処理装置20が提供するコンテンツ提供サービスを利用するためのアプリがインストール済みであるものとする。
図1の例では、端末装置10−1にインストールされた動画アプリにユーザID「U1」により識別されるユーザ(以下、「ユーザU1」とする場合がある)がログインしている場合を示す。
【0011】
また、
図1では、情報処理装置20が、コンテンツ提供サービスとして、例えば無料の動画コンテンツ(以下、「無料動画」ともいう)と、有料の動画コンテンツ(以下「有料動画」ともいう)とをユーザに提供しているものとする。なお、ここでは、有料動画の価格帯にばらつきがなく、似たような価格帯であって、比較的安価(数百円程度)であるものとする。また、端末装置10−1にインストールされているコンテンツ提供サービスを利用するためのアプリを、以下、動画アプリともいう。
【0012】
また、
図1では、ポイント管理サーバ30によってユーザU1に付与されたポイントが管理されているものとする。かかるポイントは、例えばユーザU1が商品を購入したり、サービスを利用したりした場合に、利用金額や利用回数等に応じて付与されるものである。かかるポイントは、ポイント数に応じて、例えば動画や音楽などデジタルコンテンツの購入といった商品の購入やサービスの利用に用いることができる。
【0013】
まず、
図1の例では、ユーザU1が動画アプリを起動すると、情報処理装置20は、ポイント管理サーバ30からユーザU1が保有するポイントに関するポイント情報を取得する(ステップS1)。次に、情報処理装置20は、ユーザU1が無料で利用できる無料動画の一覧とともに、ポイント管理サーバ30から取得したポイント情報に基づいてユーザU1がポイントで利用可能な商品(ここでは、有料動画)の一覧を含む画面を、端末装置10−1に表示させる(ステップS2)。
【0014】
例えば、無料動画の視聴サービスを利用しているユーザの中には、有料動画の購入に積極的でないユーザもいる。かかるユーザが利用する端末装置10−1の画面に、有料動画の購入を促進するため、情報処理装置20が単に有料動画の一覧を表示させると、ユーザが有料動画の一覧を煩わしく感じ、例えば動画提供サービスの利用自体をやめてしまう可能性もある。
【0015】
そこで、本実施形態にかかる情報処理方法では、情報処理装置20は、単に有料動画の一覧を端末装置10−1に表示させるのではなく、例えばユーザU1が保有するポイントで利用可能な有料動画の一覧を端末装置10−1に表示させる。
【0016】
このように、ポイントで利用可能な有料動画一覧を表示させることで、金銭を支払って有料動画を購入する場合に比べて、ユーザU1の有料動画の購入に対する抵抗感を低くすることができる。また、上述したように、デジタルコンテンツ(ここでは有料動画)は比較的安価であるため、ユーザU1がポイントで購入可能な有料動画の選択肢が多く、ユーザU1にとって所有するポイントで有料動画を購入しやすい。したがって、ユーザU1の煩わしさを低減し、有料動画の販売をより促進することができる。また、
図4等を用いて後述するように、ポイントに有効期限がある場合、比較的安価な有料動画は、ポイントを有効期限前に使用したいユーザにとって利用しやすく、ポイントで利用可能な有料動画一覧を表示させることで、有料動画の販売をより促進することができる。
【0017】
なお、ここでは、ユーザU1のポイントで利用可能な有料動画の一覧を端末装置10−1に表示させるとしたが、一覧として表示させるコンテンツは有料動画に限定されない。一覧として表示させるコンテンツはデジタルコンテンツであればよく、例えば、有料動画以外にも音楽ファイルやアプリ、電子書籍などであってもよい。
【0018】
また、ここでは、ユーザU1のポイントで利用可能な有料動画の一覧を端末装置10−1に表示させるとしたが、有料動画の購入にはポイント以外の特典を利用してもよい。例えば1000円以下の有料動画1つと引き替えられる引換券や、2000円分の有料動画の購入に利用できる商品券といった特典で利用可能な有料動画の一覧を表示させるようにしてもよい。
【0019】
〔2.全体システムSの構成〕
次に、
図2を用いて、実施形態にかかるシステムの構成について説明する。
図2は、実施形態にかかる全体システムSの構成例を示す図である。
図2に示すように、実施形態にかかる全体システムSは、ユーザU1、U2・・・によって利用される端末装置10−1、10−2・・・と、情報処理装置20と、ポイント管理サーバ30と、有料コンテンツ管理サーバ40と、無料コンテンツ管理サーバ50とを有する。
【0020】
端末装置10−1、10−2・・・と、情報処理装置20と、ポイント管理サーバ30と、有料コンテンツ管理サーバ40と、無料コンテンツ管理サーバ50とは、ネットワークを介して有線または無線により通信可能に接続される。なお、実施形態にかかる全体システムSには、情報処理装置20、ポイント管理サーバ30、有料コンテンツ管理サーバ40および無料コンテンツ管理サーバ50がそれぞれ複数含まれてよい。
【0021】
また、ユーザU1、U2・・・を区別しない場合には、単にユーザUと表記し、端末装置10−1、10−2・・・を区別しない場合には、単に端末装置10と表記する場合がある。
【0022】
端末装置10は、ディスプレイ(モニタ)を有する情報処理装置(コンピュータ)であり、例えばスマートフォンや、タブレット型端末や、ノート型PC(Personal Computer)や、デスクトップPCや、携帯電話機や、PDA(Personal Digital Assistant)等が含まれる。
【0023】
情報処理装置20は、端末装置10を利用するユーザUに動画提供サービスを提供する装置である。例えば、情報処理装置20は、端末装置10を利用するユーザに動画アプリに関する動画提供サービスを提供する。
【0024】
具体的に、情報処理装置20は、動画として例えば無料動画を提供する無料動画提供サービスまたは有料動画を提供する有料動画提供サービスを提供する。例えば、情報処理装置20は、端末装置10にインストールされた無料動画アプリA1が起動された場合に、端末装置10を利用するユーザUに無料動画提供サービスを提供する。例えば、情報処理装置20は、端末装置10に無料動画アプリA1に関する各種情報を提供する。
【0025】
また、情報処理装置20は、例えば端末装置10にインストールされた有料動画アプリA2が起動された場合に、端末装置10を利用するユーザUに有料動画提供サービスを提供する。例えば、情報処理装置20は、端末装置10に有料動画アプリA2に関する各種情報を提供する。
【0026】
なお、ここでは、情報処理装置20が、無料動画アプリA1または有料動画アプリA2ごとに無料動画または有料動画の提供サービスを行うものとしたが、これに限定されない。情報処理装置20が、例えば端末装置10にインストールされた動画アプリが起動された場合に、端末装置10を利用するユーザUに無料動画および有料動画の提供サービスを提供するようにしてもよい。あるいは、情報処理装置20が無料動画提供サービスを提供し、有料動画提供サービスは不図示の他の情報処理装置が提供するようにしてもよい。
【0027】
なお、実施形態では、端末装置10にインストールされた無料動画アプリA1または有料同場アプリA2が起動された場合に、情報処理装置20が、有料動画または無料動画の提供サービスを提供するとして説明するが、これに限定されない。例えば、端末装置10から有料動画または無料動画の提供サービスにかかるウェブサイトの配信を受け付けた場合に、情報処理装置20が、かかるウェブサイトを端末装置10に提供することで、有料動画または無料動画の提供サービスを提供するようにしてもよい。この場合、端末装置10には例えばブラウザがインストールされており、情報処理装置20は、端末装置10のブラウザからのアクセスがあると、端末装置10によって指定されたURL(Uniform Resource Locator)に対応する動画提供サービスにかかるウェブサイトを提供する。
【0028】
ポイント管理サーバ30は、ユーザUが保有するポイントを管理する情報処理装置である。ポイント管理サーバ30は、例えばユーザUが商品を購入したり、サービスを利用したりした場合に付与されるポイントを管理する。
【0029】
有料コンテンツ管理サーバ40は、情報処理装置20がデジタルコンテンツ(例えば、有料動画)の提供サービスでユーザUに提供する有料動画を管理する情報処理装置である。また、無料コンテンツ管理サーバ50は、情報処理装置20がデジタルコンテンツ(例えば、無料動画)の提供サービスでユーザUに提供する無料動画を管理する情報処理装置である。なお、有料動画および無料動画を1つのサーバ(例えば、動画管理サーバ)で管理するようにしてもよく、情報処理装置20が有料動画および無料動画を管理するようにしてもよい。
【0030】
〔3.ポイント管理サーバ30の構成〕
続いて、
図3を用いて、実施形態にかかるポイント管理サーバ30について説明する。
図3は、実施形態にかかるポイント管理サーバ30の構成例を示す図である。
図3に示すように、ポイント管理サーバ30は、通信部310と、記憶部320と、制御部330とを備える。
【0031】
〔3.1.通信部310〕
通信部310は、例えば、通信回路等によって実現される。そして、通信部310は、不図示の所定の通信網と有線または無線で接続され、外部の情報処理装置との間で情報の送受信を行う。例えば、通信部310は、所定のネットワーク(
図2参照)と有線または無線で接続され、情報処理装置20との間で情報の送受信を行う。
【0032】
〔3.2.記憶部320〕
記憶部320は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。記憶部320は、例えば、ポイント管理サーバ30にインストールされているアプリケーションに関する情報、例えばプログラム等を記憶する。また、実施形態にかかる記憶部320は、
図3に示すように、ポイント情報記憶部321を有する。
【0033】
〔3.2.1.ポイント情報記憶部321〕
実施形態にかかるポイント情報記憶部321は、ユーザUに付与されるポイントに関する各種情報を記憶する。
図4は、実施形態にかかるポイント情報記憶部321の一例を示す図である。
図4に示すポイント情報記憶部321は、「ユーザID」、「ポイント」、「有効期限」といった項目を有する。
【0034】
「ユーザID」は、ポイントが付与されたユーザUを識別するための識別情報を示す。なお、かかるユーザUは、上述した動画提供サービスを利用するユーザに限られない。ユーザUは、ポイントサービスを利用するユーザであればよく、動画提供サービスを利用しないユーザも含まれるものとする。
【0035】
「ポイント」は、ユーザUに付与されたポイントを示す情報である。
図4では、例えばユーザIDが「U1」であるユーザに「670」ポイントが付与されていることを示している。また、ポイントには、付与されてから1年等使用できる期限が設けられている場合があり、「有効期限」は、かかる使用期限を示す情報である。なお、
図4のユーザID「U1」に付与された「967」ポイントのように、有効期限が設定されていない場合もある。
【0036】
〔3.3.制御部330〕
図3に戻り、制御部330は、コントローラ(controller)であり、例えば、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等によって、ポイント管理サーバ30内部の記憶部320などの記憶装置に記憶されている各種プログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。例えば、この各種プログラムは、表示処理を行うアプリケーションのプログラムが含まれる。また、制御部330は、コントローラであり、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現される。
【0037】
図3に示すように、制御部330は、ポイント処理部331と、通知部332とを有し、以下に説明する処理の機能や作用を実現または実行する。なお、制御部330の内部構成は、
図3に示した構成に限られず、後述する表示処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。また、制御部330が有する各処理部の接続関係は、
図3に示した接続関係に限られず、他の接続関係であってもよい。
【0038】
〔3.3.1.ポイント処理部331〕
ポイント処理部331は、ユーザUに付与されたポイントに関する処理を行う。例えば、ユーザUに対して、商品の購入やサービスの利用によってポイントが付与された場合、ポイント情報記憶部321に記憶されたポイントに付与されたポイントを加算する。なお、ポイントは、有効期限ごとに加算されるものとする。また、ポイントがユーザUによって利用された場合、ポイント処理部331は、ポイント情報記憶部321に記憶されたポイントから利用されたポイントを減算する。なお、例えばポイントは有効期限が短いものから順に減算されるものとする。
【0039】
なお、例えば付与されたポイントに関する情報や、ユーザUに利用されたポイントに関する情報等、ポイント処理部331が処理するポイントに関する情報は、通信部310を介して、ポイントの付与やポイントを利用可能なサービス等を提供する情報処理装置(不図示)から通知されるものとする。
【0040】
〔3.3.2.通知部332〕
通知部332は、情報処理装置20(
図2参照)からの要求に応じて、ユーザUのポイントに関するポイント情報を情報処理装置20に通知する。例えば、情報処理装置20からユーザU1のポイント情報の要求があった場合、通知部332は、ポイント情報記憶部321を参照し、ユーザU1に関するポイント情報を、通信部310を介して情報処理装置20に通知する。
【0041】
〔4.有料コンテンツ管理サーバ40の構成〕
続いて、
図5を用いて、実施形態にかかる有料コンテンツ管理サーバ40について説明する。
図5は、実施形態にかかる有料コンテンツ管理サーバ40の構成例を示す図である。
図5に示すように、有料コンテンツ管理サーバ40は、通信部410と、記憶部420と、制御部430とを備える。
【0042】
〔4.1.通信部410〕
通信部410は、例えば、通信回路等によって実現される。そして、通信部410は、不図示の所定の通信網と有線または無線で接続され、外部の情報処理装置との間で情報の送受信を行う。例えば、通信部410は、所定のネットワーク(
図2参照)と有線または無線で接続され、情報処理装置20との間で情報の送受信を行う。
【0043】
〔4.2.記憶部420〕
記憶部420は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。記憶部420は、例えば、有料コンテンツ管理サーバ40にインストールされているアプリケーションに関する情報、例えばプログラム等を記憶する。また、実施形態にかかる記憶部420は、
図5に示すように、有料動画情報記憶部421を有する。
【0044】
〔4.2.1.有料動画情報記憶部421〕
有料動画情報記憶部421は、有料動画提供サービスで提供される有料動画に関する情報を記憶する。
図6は、実施形態にかかる有料動画情報記憶部421の一例を示す図である。
図6に示す有料動画情報記憶部421は、「動画ID」、「価格」、「動画情報」といった項目を有する。「動画情報」は「動画」、「ジャンル」、「サムネイル」、「ランキング」といった項目が含まれる。
【0045】
なお、「動画情報」には上記に限らず、種々の情報が記憶されてもよい。例えば、「ジャンル」の「部分ジャンル」等の階層的なジャンルが記憶されてもよい。例えば、ジャンル「音楽」の部分ジャンルには「ロック」や「ジャズ」等のジャンルを細分化する情報が記憶されてもよい。また、「部分ジャンル」の「第2部分ジャンル」として、具体的なアーティスト名等が記憶されてもよい。例えば、ジャンル「映画」の部分ジャンルには「アクション」や「SF」等のジャンルを細分化する情報が記憶されてもよい。また、「部分ジャンル」の「第2部分ジャンル」として、具体的な俳優名等が記憶されてもよい。
【0046】
「動画ID」は、動画コンテンツを識別するための識別情報を示す。「価格」は、有料動画の販売価格を示す。「動画」には、動画コンテンツに関する情報が記憶される。
図6では「動画」に「Aコンテンツ」といった概念的な情報が格納される例を示したが、例えば、有料コンテンツ管理サーバ40(記憶部420)内に動画情報を記憶する場合、動画情報、または、その格納場所を示すファイルパス名などが格納される。また、例えば、有料コンテンツ管理サーバ40が、ストリーミング方式やプログレッシブダウンロード方式等により、有料動画配信サービスを提供する場合、「動画」に記憶される情報は、配信される動画に対応するURL(Uniform Resource Locator)等であってもよい。
【0047】
「ジャンル」は、動画のジャンルを示す。例えば、「ジャンル」は、動画が属するカテゴリ(分類)を示す。「サムネイル」は、動画コンテンツのサムネイルを示す。
図6では「サムネイル」に「TN11」といった概念的な情報が格納される例を示したが、実際には、サムネイルの画像情報、または、その格納場所を示すファイルパス名などが格納される。なお、サムネイルは、動画形式のサムネイルであってもよい。
【0048】
「ランキング」は、各動画のランキング(順位)を示す。例えば、「ランキング」は、所定の基準に基づく各動画のランキングを示す。例えば、「ランキング」は、各動画の購入数ランキングを示す。例えば、有料動画を購入したユーザUの数が多いほど高いランキングが決定される。
【0049】
〔4.3.制御部430〕
図5に戻り、制御部430は、コントローラ(controller)であり、例えば、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等によって、有料コンテンツ管理サーバ40内部の記憶部420などの記憶装置に記憶されている各種プログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。例えば、この各種プログラムは、表示処理を行うアプリケーションのプログラムが含まれる。また、制御部430は、コントローラであり、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現される。
【0050】
図5に示すように、制御部430は、通知部431を有し、以下に説明する処理の機能や作用を実現または実行する。なお、制御部430の内部構成は、
図5に示した構成に限られず、後述する表示処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。また、制御部430が有する各処理部の接続関係は、
図5に示した接続関係に限られず、他の接続関係であってもよい。
【0051】
〔4.3.1.通知部431〕
通知部431は、情報処理装置20(
図2参照)からの要求に応じて、有料動画に関する有料動画情報(コンテンツ情報)を情報処理装置20に通知する。例えば、情報処理装置20から価格が所定価格以下の有料動画に関する情報の通知要求があった場合、通知部431は、有料動画情報記憶部421を参照し、所定価格以下の有料動画に関する有料動画情報を、通信部410を介して情報処理装置20に通知する。
【0052】
なお、無料コンテンツ管理サーバ50の構成は、動画の価格を管理しているか否かを除き、
図5の有料コンテンツ管理サーバ40の構成と同じであるため、図示および説明を省略する。
【0053】
〔5.情報処理装置20の構成〕
続いて、
図7を用いて、実施形態にかかる情報処理装置20について説明する。
図7は、実施形態にかかる情報処理装置20の構成例を示す図である。
図7に示すように、情報処理装置20は、通信部210と、記憶部220と、制御部230とを備える。
【0054】
〔5.1.通信部210〕
通信部210は、例えば、通信回路等によって実現される。そして、通信部210は、不図示の所定の通信網と有線または無線で接続され、外部の情報処理装置との間で情報の送受信を行う。例えば、通信部210は、所定のネットワーク(
図2参照)と有線または無線で接続され、端末装置10、ポイント管理サーバ30、有料コンテンツ管理サーバ40および無料コンテンツ管理サーバ50との間で情報の送受信を行う。
【0055】
〔5.2.記憶部220〕
記憶部220は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。記憶部220は、例えば、情報処理装置20にインストールされているアプリケーションに関する情報、例えばプログラム等を記憶する。また、実施形態にかかる記憶部220は、
図7に示すように、ユーザ情報記憶部221を有する。
【0056】
〔5.2.1.ユーザ情報記憶部221〕
実施形態にかかるユーザ情報記憶部221は、例えば無料動画提供サービスを利用するユーザUに関する情報を記憶する。
図8は、実施形態にかかるユーザ情報記憶部221の一例を示す図である。
図8に示すユーザ情報記憶部221は、「ユーザID」、「属性情報」、「視聴履歴」、「有料動画購入有無」といった項目を有する。
【0057】
ユーザIDは、無料動画サービスの提供を受けるユーザUを識別するための識別情報を示す。また、「属性情報」は、ユーザUの年齢や性別等の属性情報を示す。「視聴履歴」は、ユーザUが過去に視聴した無料動画を示す情報が記憶される。例えば、「視聴履歴」として、ユーザUが過去に視聴した無料動画を示す動画IDが記憶される。なお、「視聴履歴」には、無料動画だけでなく有料動画の視聴履歴が含まれていてもよい。
【0058】
「有料動画購入有無」は、ユーザUが過去に有料動画を購入したことがあるか否かを示す情報が記憶される。例えば、ユーザUが過去に有料動画を購入したことがあれば「有」が記憶され、購入したことがなければ「無」が記憶される。なお、「視聴履歴」に有料動画の視聴履歴が含まれる場合は、「有料動画購入有無」の項目を省略してもよい。
【0059】
〔5.3.制御部230〕
図7に戻り、制御部230は、コントローラ(controller)であり、例えば、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等によって、情報処理装置20内部の記憶部220などの記憶装置に記憶されている各種プログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。例えば、この各種プログラムは、表示処理を行うアプリケーションのプログラムが含まれる。また、制御部230は、コントローラであり、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現される。
【0060】
図7に示すように、制御部230は、第1〜第3取得部231〜233と、表示制御部234とを有し、以下に説明する処理の機能や作用を実現または実行する。なお、制御部230の内部構成は、
図7に示した構成に限られず、後述する表示処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。また、制御部230が有する各処理部の接続関係は、
図7に示した接続関係に限られず、他の接続関係であってもよい。
【0061】
〔5.3.1.第1取得部231〕
第1取得部231は、ポイント管理サーバ30からユーザUが保有するポイントに関するポイント情報を取得する。例えば、ユーザU1が利用する端末装置10−1にインストールされた無料動画アプリA1が起動されると、第1取得部231は、ポイント管理サーバ30に対してユーザU1のポイント情報の通知を要求する。
【0062】
ポイント管理サーバ30は、第1取得部231からポイント情報の通知要求を受け取ると、ポイント情報記憶部321(
図3参照)を参照し、ユーザU1のポイント情報を第1取得部231に通知する。
【0063】
第1取得部231は、ポイント管理サーバ30からユーザU1のポイント情報の通知を受け取ると、受け取ったポイント情報を第2取得部232に通知する。なお、ポイント情報には、少なくともユーザU1が保有するポイントとかかるポイントの有効期限が含まれるものとする。
【0064】
〔5.3.2.第2取得部232〕
第2取得部232は、第1取得部231が取得したポイント情報に基づき、ユーザUが保有するポイントで購入可能な有料動画に関する有料動画情報を有料コンテンツ管理サーバ40から取得する。
【0065】
具体的に、第2取得部232は、ユーザU1が保有するポイント数を所定の換金率(例えば、1ポイント=1円)で換金した金額を有料コンテンツ管理サーバ40に通知することで、有料コンテンツ管理サーバ40に対してユーザU1が保有するポイントで購入可能な有料動画情報の通知を要求する。
【0066】
有料コンテンツ管理サーバ40は、第2取得部232から有料動画情報の通知要求を受け取ると、有料動画情報記憶部421(
図5参照)を参照し、価格が通知された金額以下である有料動画に関する有料動画情報を第2取得部232に通知する。
【0067】
第2取得部232は、有料コンテンツ管理サーバ40から有料動画情報を取得すると、取得した有料動画情報を表示制御部234に通知する。なお、有料動画情報には、少なくとも「動画ID」、「価格」や「動画情報」が含まれるものとする。
【0068】
なお、第2取得部232が、例えば、有効期限が最も短いポイントで購入可能な有料動画に関する有料動画情報を有料コンテンツ管理サーバ40から取得するようにしてもよい。例えば、
図4の例では、ユーザU1が保有するポイントのうち、有効期限が「2017/12/31」である「670」ポイントが最も有効期限が短いポイントとなる。そこで、第2取得部232は、例えば「670」ポイントで購入可能な有料動画情報を有料コンテンツ管理サーバ40から取得する。
【0069】
あるいは、第2取得部232が、有効期限までの期間が所定期間(例えば、1ヶ月)以下であるポイントで購入可能な有料動画情報を有料コンテンツ管理サーバ40から取得するようにしてもよい。
【0070】
このように、第2取得部232が、有効期限が切れそうなポイントで購入可能な有料動画情報を取得することで、後述する表示制御部234がかかる有料動画情報をユーザUに提示することができる。これにより、ポイントでの有料動画の販売を促進することができる。
【0071】
また、第2取得部232は、例えばユーザUが保有するポイントが一定値以上である場合、有料動画情報を有料コンテンツ管理サーバ40から取得しないようにしてもよい。これは、ユーザUがポイントを一定値以上保有している場合、別の商品やサービスにかかるポイントを利用したいと考える可能性が高いためである。
【0072】
なお、一定値は、例えば予め設定された値としてもよく、ユーザUのポイント利用状況等に応じて可変の値としてもよい。例えば、有料動画をポイントで購入したことがあるユーザUの場合、かかる一定値が高く設定されるようにしてもよい。あるいは、他の商品やサービスにポイントを利用したことがあるユーザUの場合、かかる一定値が低く設定されたり、利用したポイントに応じて設定されたりしてもよい。また、有効期限までの期間に応じて一定値が変更されるようにしてもよい。
【0073】
このように、ユーザUのポイント利用状況等に応じて一定値が設定されることで、ユーザUのポイント利用状況等に応じた有料動画の販売を促進することができる。
【0074】
なお、ここでは、第2取得部232が、ユーザUが保有するポイントで購入可能な有料動画情報を送信するよう有料コンテンツ管理サーバ40に要求するとしたが、これに限定されない。例えば、第2取得部232が、有料コンテンツ管理サーバ40が管理する有料動画情報を取得し、取得した有料動画情報の中からポイントで購入可能な有料動画情報を選択するようにしてもよい。
【0075】
〔5.3.3.第3取得部233〕
第3取得部233は、ユーザUに提供する無料動画に関する無料動画情報を無料コンテンツ管理サーバ50から取得する。第3取得部233は、例えばユーザUが過去に視聴した無料動画の無料動画情報や、ユーザUが興味を持ちそうな無料動画の無料動画情報を無料コンテンツ管理サーバ50から取得する。なお、第3取得部233は、ユーザ情報記憶部221が記憶する視聴履歴に基づいて過去に視聴した無料動画情報を取得したり、属性情報に基づいてユーザUが興味を持ちそうな無料動画情報を取得したりするものとする。あるいは、視聴履歴に含まれる無料動画に類似する無料動画情報を取得するようにしてもよい。なお、無料動画情報には、例えば「動画ID」や「動画情報」が含まれるものとする。第3取得部233は、取得した無料動画情報を表示制御部234に通知する。
【0076】
〔5.3.4.表示制御部234〕
表示制御部234は、例えば端末装置10に無料動画提供サービスに関する種々の情報(例えば無料動画情報)を表示させる。また、表示制御部234は、第2取得部232が取得した有料動画情報を端末装置10に表示させる。
【0077】
表示制御部234は、例えば端末装置10が有する画面に、
図9に示す画像Pを表示させる。
図9は、実施形態にかかる表示制御部234が端末装置10に表示させる画像Pの一例を示す図である。
図9に示すように、端末装置10に表示させる画像Pには、テキストや、無料動画および有料動画のサムネイルの一覧等が含まれる。
【0078】
例えば、表示制御部234は、無料動画情報として無料動画のサムネイルの一覧を、所定のカテゴリに分類して端末装置10に表示させる。
図9に示す例では、表示制御部234は、所定のカテゴリとして視聴履歴とユーザUへのおすすめ無料動画に関する無料動画情報を端末装置10に表示させている。具体的に、表示制御部234は、ユーザUが過去に視聴した無料動画のサムネイルの一覧を視聴履歴として表示させ、ユーザUが興味を持ちそうな無料動画のサムネイルの一覧をユーザUへのおすすめとして表示させている。
【0079】
また、表示制御部234は、無料動画アプリA1の表示画面において、ユーザUが保有するポイントで購入可能な有料動画に関する有料動画情報を表示させる。
図9に示す例では、表示制御部234は、ユーザUにおすすめの無料動画一覧の下に、ポイントで購入可能な有料動画のサムネイルの一覧を表示させる。
【0080】
なお、表示制御部234は、取得した有料動画情報全てを端末装置10に表示させてもよく、例えば有料動画情報やユーザUに関するユーザ情報に応じた有料動画情報を表示させてもよい。例えば、有料動画情報に「ランキング」が含まれる場合(
図6参照)、表示制御部234がランキング上位の有料動画に関する有料動画情報を端末装置10に表示させるようにしてもよい。あるいは、表示制御部234が、例えばユーザUが過去に視聴した無料動画に関連する有料動画など、ユーザ情報に応じて、ユーザUが興味を持ちそうな有料動画に関する有料動画情報を端末装置10に表示させるようにしてもよい。
【0081】
これにより、表示制御部234は、無料動画提供サービスを利用するユーザUに対して有料動画の販売を促進することができる。このとき、ポイントで購入可能な有料動画情報を表示させることで、ユーザUの有料動画購入に対する抵抗感を低くすることができ、有料動画の販売をより促進することができる。
【0082】
ここで、
図9に示すように、表示制御部234は、端末装置10の画面に有料動画情報の表示を停止させるアイコンI(例えば「閉じる」ボタン)を表示させる。例えば、ユーザUがアイコンIを押下すると、表示制御部234は、有料動画情報の表示を停止し、端末装置10に有料動画のサムネイルの一覧を表示させない。このように、ユーザUによる端末装置10の操作に応じて、有料動画情報の表示を停止させることで、ユーザUの煩わしさを低減することができ、ユーザUに対して継続した無料動画提供サービスの利用を促進することができる。
【0083】
なお、ユーザUがアイコンIを押下してから一定期間(例えば1週間)が経過した場合に、表示制御部234は、ポイントで購入可能な有料動画情報の表示を再開する。このように、表示制御部234が一定期間経過後に有料動画情報を再度表示させることで、ユーザUの煩わしさを低減させつつ有料動画の販売を促進することができる。
【0084】
また、
図9では、表示制御部234が端末装置10の画面において有料動画情報を無料動画情報の下に表示させるようにしているが、これに限定されない。有料動画情報の表示位置は、例えば端末装置10の画面の上部、すなわち無料動画情報より上であってもよい。あるいは、表示制御部234がユーザUに関する情報(ユーザ情報)に基づいて有料動画情報の表示位置を変更するようにしてもよい。なお、ユーザ情報は、ユーザ情報記憶部221(
図7参照)に記憶される種々の情報であるものとする。
【0085】
具体的に、例えば表示制御部234は、過去にポイントを利用したことがあるユーザUの端末装置10に有料動画情報を表示させる場合、かかる有料動画情報を画面のより上部に表示させるようにする。これは、過去にポイントを利用したことがあるユーザUは、ポイントの利用に抵抗感が低く、ポイントを利用して有料動画を購入する可能性が高いと考えられるためである。
【0086】
また、表示制御部234は、例えばユーザUがアイコンIを押下して有料動画情報の表示を停止してから所定期間後に再度有料動画情報を表示させる場合、有料動画情報の表示位置を画面のより下部に表示させるようにしてもよい。一度有料動画情報の表示を停止させたユーザUは、有料動画情報の表示を煩わしく感じた可能性が高いため、有料動画情報を再表示させる場合に、表示制御部234が画面のより下部に表示させることで、ユーザUが有料動画情報の表示を煩わしく感じにくくさせることができる。
【0087】
あるいは、ポイントの有効期限に応じて有料動画情報の表示位置を変更するようにしてもよい。例えば、表示制御部234は、有料動画の購入に使用可能なポイントの有効期限が短いほど端末装置10の画面上部に有料動画情報が表示されるようにする。これにより、有効期限が切れそうなポイントでユーザUに有料動画を購入するよう促すことができ、有料動画の販売とポイント利用とを促進することができる。
【0088】
また、ここでは、無料動画アプリA1が起動された場合に、情報処理装置20がポイントで購入可能な有料動画情報を端末装置10に表示させるとしたが、これに限定されない。例えば、ユーザUが無料動画をダウンロードしたり、有料動画情報の表示を要求したりするなど、ユーザUによる端末装置10の操作に応じて情報処理装置20が有料動画情報を表示させるようにしてもよい。
【0089】
また、ここでは、無料動画アプリA1が起動された場合に、表示制御部234がポイントで購入可能な有料動画情報を端末装置10に表示させる、いわゆるプル型の情報配信を行うとしたが、これに限定されない。例えば、ユーザUによる端末装置10よらず、表示制御部234がプッシュ通知として有料動画情報を端末装置10に表示させるようにしてもよい。情報処理装置20は、例えば所定周期で、ポイントで購入可能な有料動画情報を取得し、かかる有料動画情報を端末装置10にプッシュ通知として表示させるようにする。あるいは、ポイントが増加した場合やポイントの有効期限までの期間が所定期間以下になった場合に、情報処理装置20は、ポイントで購入可能な有料動画情報を取得し、かかる有料動画情報を端末装置10にプッシュ通知として表示させるようにしてもよい。
【0090】
このように、情報処理装置20がプッシュ通知としてポイントで購入可能な有料動画情報を端末装置10に表示させることで、ユーザUによる端末装置10の操作によらず、かかる有料動画情報をユーザUに提示することができる。
【0091】
〔6.情報表示処理〕
次に、
図10を用いて実施形態にかかる情報処理装置20による情報表示処理の手順について説明する。
図10は、実施形態にかかる情報処理装置20が実行する情報表示処理の処理手順を示すフローチャートである。情報処理装置20は、例えば端末装置10で無料動画アプリA1が起動された場合に
図10の処理手順を実行する。
【0092】
図10に示すように、情報処理装置20は、端末装置10に有料動画情報を表示するか否かを判定する(ステップS101)。例えば、ユーザUによって有料動画情報の表示が停止されている場合、情報処理装置20は、有料動画情報を表示しないと判定し(ステップS101、No)、ステップS106に進む。
【0093】
一方、有料動画情報を表示する場合(ステップS101、Yes)、情報処理装置20は、ポイント管理サーバ30からユーザUのポイント情報を取得する(ステップS102)。
【0094】
続いて、情報処理装置20は、ポイントに応じた金額の有料動画に関する有料動画情報を有料コンテンツ管理サーバ40から取得する(ステップS103)。情報処理装置20は、ポイントで購入可能な有料動画があるか否かを判定する(ステップS104)。例えば情報処理装置20は、ステップS103で有料コンテンツ管理サーバ40から有料動画情報を取得できなかった場合に有料動画がないとして(ステップS104、No)、ステップS106に進む。なお、有料動画の最低販売価格がわかっている場合、情報処理装置20が、最低販売価格に基づいて判定するようにしてもよい。
【0095】
ポイントで購入可能な有料動画情報がある場合(ステップS104、Yes)、情報処理装置20は、端末装置10にかかる有料動画情報を表示させる(ステップS105)。
【0096】
次に、情報処理装置20は、無料動画情報を無料コンテンツ管理サーバ50から取得する(ステップS106)。情報処理装置20は、取得した無料動画情報を端末装置10に表示させる(ステップS107)。
【0097】
〔7.効果〕
上述してきたように、実施形態にかかる情報処理装置20は、第1取得部(取得部)231と、表示制御部234とを有する。第1取得部(取得部)231は、ユーザUが保有する特典(ポイント)に関する特典情報(ポイント情報)を取得する。表示制御部234は、第1取得部(取得部)231が取得した特典情報(ポイント情報)に基づき、ユーザUが特典(ポイント)で利用可能なデジタルコンテンツ(有料動画)に関するコンテンツ情報(有料動画情報)をユーザUが利用する端末装置10に表示させる。
【0098】
このように、実施形態にかかる情報処理装置20は、特典で利用可能なデジタルコンテンツを、端末装置10に表示させることにより、デジタルコンテンツの販売を促進することができる。
【0099】
また、実施形態にかかる情報処理装置20において、表示制御部234は、コンテンツ情報(有料動画情報)を端末装置10の画面に表示させる。
【0100】
これにより、実施形態にかかる情報処理装置20は、ユーザUにコンテンツ情報を提示することができ、デジタルコンテンツの販売を促進することができる。
【0101】
また、実施形態にかかる情報処理装置20において、表示制御部234は、ユーザUが無料で利用可能なコンテンツ(無料動画)に関する無料コンテンツ情報(無料動画情報)が表示される画面(無料動画アプリの表示画面)に、コンテンツ情報(有料動画情報)を表示させる。
【0102】
このように、実施形態にかかる情報処理装置20は、無料コンテンツ情報とともにコンテンツ情報を表示させることで、無料コンテンツを利用するユーザUに対するデジタルコンテンツの販売を促進することができる。
【0103】
また、実施形態にかかる情報処理装置20において、表示制御部234は、ユーザUに関するユーザ情報に基づいて端末装置10におけるコンテンツ情報(有料動画情報)の表示位置を変更する。
【0104】
このように、実施形態にかかる情報処理装置20は、ユーザ情報に基づきコンテンツ情報の表示位置を変更することで、ユーザUに与える煩わしさを低減しつつデジタルコンテンツの販売を促進することができる。
【0105】
また、実施形態にかかる情報処理装置20において、表示制御部234は、特典(ポイント)の有効期限に応じて端末装置10におけるコンテンツ情報(有料動画情報)の表示位置を変更する。
【0106】
このように、実施形態にかかる情報処理装置20は、特典の有効期限に応じてコンテンツ情報の表示位置を変更することで、デジタルコンテンツの販売および特典の利用を促進することができる。
【0107】
また、実施形態にかかる情報処理装置20において、表示制御部234は、ユーザUによる端末装置10の操作によらず、端末装置10で出力されるプッシュ通知としてコンテンツ情報(有料動画情報)を表示させる。
【0108】
このように、実施形態にかかる情報処理装置20は、プッシュ通知でコンテンツ情報を表示させることで、ユーザUに応じて適切な態様でコンテンツ情報を表示することができる。
【0109】
また、実施形態にかかる情報処理装置20において、表示制御部234は、特典(ポイント)が一定値以上である場合、コンテンツ情報(有料動画情報)を表示させない。
【0110】
このように、実施形態にかかる情報処理装置20は、特典が一定値以上である場合、コンテンツ情報を表示させないことで、ユーザUが特典を利用する可能性が高い場合にコンテンツ情報をユーザUに提示することができる。これにより、情報処理装置20は、デジタルコンテンツの販売をより促進することができる。
【0111】
また、実施形態にかかる情報処理装置20において、表示制御部234は、ユーザUによる端末装置10の操作に応じて、コンテンツ情報(有料動画情報)の表示を停止する。
【0112】
このように、実施形態にかかる情報処理装置20は、ユーザUによる端末装置10の操作に応じて、コンテンツ情報の表示を停止することで、ユーザUに応じて適切な態様でコンテンツ情報を表示することができる。
【0113】
また、実施形態にかかる情報処理装置20において、表示制御部234は、コンテンツ情報(有料動画情報)の表示を停止してから一定期間経過した場合に、コンテンツ情報(有料動画情報)の表示を再開する。
【0114】
このように、実施形態にかかる情報処理装置20は、一定期間経過した場合に、コンテンツ情報の表示を再開することで、デジタルコンテンツの販売をより促進することができる。
【0115】
〔8.プログラム〕
上述してきた情報処理装置20による処理は、本願にかかる情報処理プログラムにより実現される。例えば、情報処理装置20にかかる表示制御部234は、情報処理装置20が有するCPUやMPU等によって、情報処理プログラムがRAMを作業領域として、情報処理プログラムにかかる情報処理手順が実行されることにより実現される。情報処理装置20にかかる他の処理部も同様に、情報処理プログラムによる各手順が実行されることにより実現される。
【0116】
なお、本願にかかる情報処理装置20が実行する処理は、必ずしも全てが情報処理プログラムによって実現されるものでなくてもよい。例えば、情報処理装置20外の情報等は、情報処理装置20が有するOS(Operating System)によって取得されてもよい。すなわち、情報処理プログラム自体が、上述してきたような情報処理装置20で実行される処理を実行するのではなく、OSによって取得されたデータ(例えば、アプリ情報等を表示するために用いるデータ)を受け取ったりすることにより、上述してきた情報処理装置20の処理を実現するようにしてもよい。
【0117】
〔9.ハードウェア構成〕
上述してきた実施形態にかかる情報処理装置20は、例えば
図11に示すような構成のコンピュータ1000によって実現される。
図11は、情報処理装置20の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。コンピュータ1000は、CPU1100、RAM1200、ROM(Read Only Memory)1300、HDD(Hard Disk Drive)1400、通信インターフェイス(I/F)1500、入出力インターフェイス(I/F)1600、及びメディアインターフェイス(I/F)1700を有する。
【0118】
CPU1100は、ROM1300またはHDD1400に格納されたプログラムに基づいて動作し、各部の制御を行う。ROM1300は、コンピュータ1000の起動時にCPU1100によって実行されるブートプログラムや、コンピュータ1000のハードウェアに依存するプログラム等を格納する。
【0119】
HDD1400は、CPU1100によって実行されるプログラム、及び、かかるプログラムによって使用されるデータ等を格納する。通信インターフェイス1500は、所定のネットワークNを介して他の機器からデータを受信してCPU1100へ送り、CPU1100が生成したデータを所定のネットワークNを介して他の機器へ送信する。
【0120】
CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、ディスプレイやプリンタ等の出力装置、及び、キーボードやマウス等の入力装置を制御する。CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、入力装置からデータを取得する。また、CPU1100は、生成したデータを入出力インターフェイス1600を介して出力装置へ出力する。
【0121】
メディアインターフェイス1700は、記録媒体1800に格納されたプログラムまたはデータを読み取り、RAM1200を介してCPU1100に提供する。CPU1100は、かかるプログラムを、メディアインターフェイス1700を介して記録媒体1800からRAM1200上にロードし、ロードしたプログラムを実行する。記録媒体1800は、例えばDVD(Digital Versatile Disc)、PD(Phase change rewritable Disk)等の光学記録媒体、MO(Magneto-Optical disk)等の光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、または半導体メモリ等である。
【0122】
例えば、コンピュータ1000が実施形態にかかる情報処理装置20として機能する場合、コンピュータ1000のCPU1100は、RAM1200上にロードされたプログラムを実行することにより、制御部230の機能を実現する。コンピュータ1000のCPU1100は、これらのプログラムを記録媒体1800から読み取って実行するが、他の例として、他の装置から所定のネットワークNを介してこれらのプログラムを取得してもよい。
【0123】
以上、本願の実施形態を図面に基づいて詳細に説明したが、これらは例示であり、発明の開示の行に記載の態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
【0124】
〔10.その他〕
また、上記各実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。例えば、各図に示した各種情報は、図示した情報に限られない。
【0125】
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。
【0126】
また、上述してきた各実施形態に記載された各処理は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。
【0127】
また、上述してきた「部(section、module、unit)」は、「手段」や「回路」などに読み替えることができる。例えば、取得部は、取得手段や取得回路に読み替えることができる。
【解決手段】本情報処理方法において、情報処理装置は、取得部と、表示制御部とを備える。取得部は、ユーザが保有する特典に関する特典情報を取得する。表示制御部は、取得部が取得した特典情報に基づき、ユーザが特典で利用可能な利用可能な商品および/またはサービスに関する情報をユーザが利用する端末装置に表示させる。