【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の一態様によれば、インタポーザを作製するための方法が提供される。そのような態様によれば、第1端部を有する複数のワイヤボンドを形成することができる。第1端部は、第1要素の1つ以上の表面に結合された、基底部を含み得る。ワイヤボンドは、第1端部とは反対側の第2端部を含み得る。ワイヤボンドは、第1端部と第2端部との間に延在する、縁部表面を有し得る。そのような態様によれば、誘電封止材が、その縁部表面に接触して、隣接するワイヤボンドを互いに隔てることができる。
【0009】
次いで、第1要素の少なくとも諸部分を、更なる加工処理の間に除去することができる。この更なる加工処理の後、少なくとも封止材によって互いに隔てられた反対側の第1面及び第2面を有する、インタポーザを提供することができる。このインタポーザは、それぞれ第1コンポーネント及び第2コンポーネントとの接続のために、反対側の第1面及び第2面に、それぞれ、第1コンタクト及び第2コンタクトを有し得る。このインタポーザの第1コンタクトは、ワイヤボンドを通じて、第2コンタクトと電気的に接続することができる。
【0010】
一部の態様では、第1要素は、1つ以上の表面を有する金属層を含み得る。そのような態様では、この金属層は、第1要素の諸部分の除去の間に、部分的に除去することができ、それにより、基底部は、第1要素の諸部分が除去された後に残存する、金属層の第2部分に結合されたまま維持される。
【0011】
一部の態様では、金属層が除去される際、この金属をパターン形成することにより、金属層の部分的除去の間に、封止層の少なくとも諸部分によって互いに絶縁された第1導電性要素を形成することができる。そのような態様では、ワイヤボンドのうちの少なくとも一部の基底部は、第1導電性要素に結合させたまま維持することができる。
【0012】
一部の態様では、第1要素は、1つ以上の表面を有する金属層を含み得る。そのような態様では、第1要素の諸部分の除去の間に、この金属層を完全に除去することにより、基底部の少なくとも諸部分を露出させることができる。
【0013】
一部の態様では、第1要素は、1つ以上の表面を有する金属層を含み得る。そのような態様では、封止材には、第1要素の諸部分の除去の間に、その封止材の表面での研削、ラッピング、又は研磨を施すことができる。
【0014】
一部の態様では、ワイヤボンドの基底部の少なくとも諸部分は、第1コンタクト又は第2コンタクトとして、インタポーザの第1面又は第2面のうちの一方に存在する。
【0015】
一部の態様では、基底部以外の、ワイヤボンドの第1端部及び第2端部のうちの少なくとも一方の少なくとも諸部分は、第1コンタクト及び第2コンタクトのうちの少なくとも一方として、インタポーザの第1面及び第2面のうちの少なくとも一方に存在する。
【0016】
一部の態様では、ワイヤボンドの第1端部を第1コンタクトと電気的に接続する、導電性構造体を形成することができる。
【0017】
一部の態様では、封止材の上に重ね合わされる誘電体層を形成することができる。そのような態様では、誘電体層の表面は、インタポーザの第1面に存在し得る。そのような態様では、誘電体層に沿って延在する、導電性構造体を形成することができる。
【0018】
一部の態様では、少なくとも一部の第1コンタクトのそれぞれは、その第1コンタクトを電気的に接続することが可能なワイヤボンドの第1端部から、オフセットさせることができる。そのような態様では、導電性構造体は、第1コンタクトと、第1コンタクトに接続されるワイヤボンドとの間で、横方向に延在する部分を少なくとも有し得る。
【0019】
一部の態様では、ワイヤボンドの第2端部を第2コンタクトと電気的に接続する、導電性構造体を形成することができる。
【0020】
そのような態様では、封止材の上に重ね合わされる誘電体層を形成することができる。そのような態様では、誘電体層の表面は、インタポーザの第1面に存在し得る。そのような態様では、誘電体層に沿って延在する、導電性構造体を形成することができる。
【0021】
そのような態様では、少なくとも一部の第2コンタクトのそれぞれは、その第2コンタクトを電気的に接続することが可能なワイヤボンドの第2端部から、オフセットさせることができる。そのような態様では、導電性構造体の少なくとも一部分は、第2コンタクトと、第2コンタクトに接続されるワイヤボンドとの間で、横方向に延在するように形成することができる。
【0022】
一部の態様では、ワイヤボンドの第2端部を第2コンタクトと電気的に接続する、導電性構造体を形成することができる。
【0023】
一部の態様では、封止材の上に重ね合わされる誘電体層を形成することができる。そのような態様では、誘電体層の表面は、インタポーザの第1面に存在し得る。そのような態様では、誘電体層に沿って延在する、導電性構造体を形成することができる。
【0024】
一部の態様では、少なくとも一部の第2コンタクトのそれぞれは、その第2コンタクトを電気的に接続することが可能なワイヤボンドの第2端部から、オフセットさせることができる。そのような態様では、導電性構造体は、第2コンタクトと、第2コンタクトに接続されるワイヤボンドとの間で、横方向に延在する部分を少なくとも有し得る。
【0025】
一部の態様では、ワイヤボンドの第2端部のうちの少なくとも一部は、それらの対応のワイヤボンドの第1端部から、第2表面に平行な少なくとも1つの横方向に、変位させることができる。
【0026】
一部の態様では、基底部は、第1の最小ピッチを有し得る第1のパターンで配置構成することができる。そのような態様では、ワイヤボンドの非封止部分は、第1の最小ピッチよりも大きい第2の最小ピッチを有するパターンで、配置構成することができる。
【0027】
一部の態様では、基底部は、第1の最小ピッチを有する第1のパターンで配置構成することができる。そのような態様では、ワイヤボンドの非封止部分は、第1の最小ピッチよりも小さい第2の最小ピッチを有するパターンで、配置構成することができる。
【0028】
一部の態様では、ワイヤボンドの基底部は、ボールボンドの形態にすることができる。
【0029】
一部の態様では、第1要素の他の要素と電気的に接続されないワイヤボンドの基底部が電気的に接続される導体パッドとして、第1導電性要素を、導電層の諸部分の選択的除去の間に形成することができる。
【0030】
一部の態様では、第1要素は、研削又は研磨のうちの一方によって薄化加工される。
【0031】
一部の態様では、ワイヤボンドの端面が実質的に覆われるような初期厚さを有する、封止層を形成することができる。そのような態様では、端面が封止層によって封止されないように、封止層の一部分を、第1要素の薄化加工の間に除去することができる。
【0032】
一部の態様では、封止材は、第1要素及びワイヤボンドの少なくとも縁部表面と接触する封止層の形成の間に、成形することができる。
【0033】
一部の態様では、金属層は、20マイクロメートル未満の厚さを有し得る。
【0034】
一部の態様では、誘電封止材は、反対向きの第1表面及び第2表面を有し得る。そのような態様では、インタポーザは、反対向きの第1面と第2面との間に延在する、貫通開口部を有し得る。この開口部は、小型電子素子の主表面全体を受容するように、寸法決めすることができる。
【0035】
一部の態様では、インタポーザは、第1面と第2面との間に延在する、少なくとも1つの周縁部表面を有し得る。そのような態様では、ワイヤボンドは、貫通開口部と少なくとも1つの周縁部表面との間の、封止材の一部分の内部に配置することができる。
【0036】
一部の態様では、1つ以上の周縁部表面は、反対向きの第1外側面及び第2外側面と、その反対向きの第1外側面及び第2外側面のそれぞれと交差する、反対向きの第3外側面及び第4外側面とによって画定することができる。そのような態様では、貫通開口部は、反対向きの第1内側面及び第2内側面と、その反対向きの第1内側面及び第2内側面のそれぞれと交差する、反対向きの第3内側面及び第4内側面とによって画定することができる。
【0037】
本発明の一態様によれば、インタポーザが提供される。このインタポーザは、反対向きの第1表面及び第2表面を有し得る、誘電封止材を含み得る。このインタポーザは、封止材によってそれぞれが互いに隔てられた複数のワイヤボンドを更に含み得る。各ワイヤボンドは、第1表面及び第2表面に、それぞれ、封止材によって完全には覆われていない、反対側の第1端部及び第2端部を有し得る。各ワイヤボンドは、第1端部と第2端部との間に縁部表面を有し得るものであり、この縁部表面は、封止材によって接触することができ、かつ封止材によって、隣接するワイヤボンドの縁部表面から隔てることができる。各ワイヤボンドの端部の少なくとも一方は、そのようなワイヤボンドの基底部とすることができる。
【0038】
このインタポーザは、反対側の第1面及び第2面を有し得る。このインタポーザは、それぞれ第1コンポーネント及び第2コンポーネントとの電気的接続のために、反対側の第1面及び第2面に、それぞれ、第1コンタクト及び第2コンタクトを更に有し得る。第1コンタクトは、ワイヤボンドを通じて、第2コンタクトと電気的に接続することができる。
【0039】
一部の態様では、ワイヤボンドの基底部の少なくとも諸部分は、第1コンタクト又は第2コンタクトとして、インタポーザの第1面又は第2面のうちの一方に存在し得る。
【0040】
一部の態様では、基底部以外の、ワイヤボンドの第1端部又は第2端部のうちの少なくとも一方の少なくとも諸部分は、第1コンタクト又は第2コンタクトのうちの少なくとも一方として、インタポーザの第1面又は第2面のうちの少なくとも一方に存在し得る。
【0041】
一部の態様では、誘電体層を、封止材の第1表面の上に重ね合わせることができる。そのような態様では、誘電体層は、露出表面を有し得る。そのような態様では、インタポーザは、ワイヤボンドの第1端部を第1コンタクトと電気的に接続する、導電性構造体を更に含み得る。
【0042】
一部の態様では、少なくとも一部の第1コンタクトのそれぞれは、その第1コンタクトを電気的に接続することが可能なワイヤボンドの第1端部から、オフセットさせることができる。そのような態様では、導電性構造体は、第1コンタクトと、第1コンタクトに接続されるワイヤボンドとの間で、横方向に延在する部分を少なくとも有し得る。
【0043】
一部の態様では、誘電体層を、封止材の第2表面の上に重ね合わせることができる。そのような態様では、誘電体層は、露出表面を有し得る。そのような態様では、インタポーザは、ワイヤボンドの第2端部を第2コンタクトと電気的に接続する、導電性構造体を更に含み得る。
【0044】
一部の態様では、少なくとも一部の第2コンタクトのそれぞれは、その第2コンタクトを電気的に接続することが可能なワイヤボンドの第2端部から、オフセットさせることができる。そのような態様では、導電性構造体は、第2コンタクトと、第2コンタクトに接続されるワイヤボンドとの間で、横方向に延在する部分を少なくとも有し得る。
【0045】
一部の態様では、第2誘電体層を、封止材の第2表面の上に重ね合わせることができる。そのような態様では、第2誘電体層は、露出表面を有し得る。そのような態様では、インタポーザは、ワイヤボンドの第2端部を第2コンタクトと電気的に接続する、導電性構造体を更に含み得る。
【0046】
そのような態様では、少なくとも一部の第2コンタクトのそれぞれは、その第2コンタクトを電気的に接続することが可能なワイヤボンドの第2端部から、オフセットさせることができる。そのような態様では、導電性構造体は、第2コンタクトと、第2コンタクトに接続されるワイヤボンドとの間で、横方向に延在する部分を少なくとも有し得る。
【0047】
一部の態様では、ワイヤボンドの第2端部のうちの少なくとも一部は、それらの対応のワイヤボンドの第1端部から、第2表面に平行な少なくとも1つの横方向で、変位させることができる。
【0048】
一部の態様では、小型電子組立体を提供することができる。この小型電子組立体は、本発明の1つ以上の態様によるインタポーザを含み得る。この小型電子組立体は、第1コンタクトと電気的に接続される第1コンポーネントコンタクトを有し得る、第1コンポーネントを更に含み得る。この小型電子組立体は、第2コンポーネントを更に含み得る。第2コンポーネントは、面と、第2コンタクトに向き合い電気的に接続される、その面上の複数の第2コンポーネントコンタクトとを有し得る。
【0049】
一部の態様では、第2コンポーネントは、小型電子素子とすることができる。そのような態様では、第2コンポーネントコンタクトは、その小型電子素子の面の素子コンタクトとすることができる。
【0050】
一部の態様では、小型電子素子は、第1小型電子素子とすることができる。そのような態様では、小型電子組立体は、第2小型電子素子を更に含み得る。第2小型電子素子は、面と、第2コンタクトに向き合い電気的に接続される、その面上の複数の第2素子コンタクトとを有し得る。
【0051】
小型電子組立体が提供される一部の態様では、インタポーザは、そのインタポーザ上に導電性構造体を更に含み得る。この導電性構造体は、第1面及び第2面に平行な横方向で延在し得る。第1素子コンタクトのうちの少なくとも一部は、この構造体を通じて、第2素子コンタクトのうちの少なくとも一部と電気的に接続することができる。
【0052】
小型電子組立体が提供される一部の態様では、第1面と第2面との間のインタポーザの厚さは、1ミリメートル未満とすることができる。
【0053】
一部の態様では、第1コンポーネントは、回路パネルとすることができる。
【0054】
一部の態様では、この回路パネルのコンタクトは、第1コンタクトに向き合うことができる。そのようなコンタクトは、導電性結合材料で、第1コンタクトに結合させることができる。
【0055】
一部の態様では、導電性結合材料は、少なくとも1種のリフロー可能な結合金属を含み得る。
【0056】
一部の態様では、第2コンポーネントは、小型電子パッケージとすることができる。そのような態様では、第2コンポーネントコンタクトは、その小型電子パッケージの面の複数の端子とすることができる。そのような態様では、小型電子パッケージは、小型電子素子を含み得るものであり、この小型電子素子は、第2コンポーネントコンタクトと電気的に接続される、その小型電子素子の面上の複数の素子コンタクトを有する。
【0057】
一部の態様では、小型電子組立体と、その小型電子組立体と電気的に接続される1つ以上の第3コンポーネントとを含む、システムを提供することができる。
【0058】
本発明の一態様によれば、インタポーザが提供される。このインタポーザは、反対向きの第1表面及び第2表面を有し得る、誘電封止材を含み得る。この誘電封止材は、反対向きの第1表面と第2表面との間に延在し得る、貫通開口部を有し得る。この開口部は、小型電子素子の主表面全体を受容するように、寸法決めすることができる。
【0059】
このインタポーザは、第1コンポーネント及び第2コンポーネントとの電気的接続のための、複数のワイヤボンドを更に含み得る。これらのワイヤボンドは、封止材によって互いに隔てることができる。各ワイヤボンドは、反対向きの第1表面及び第2表面の少なくとも一方に、それぞれ、封止材によって少なくとも完全には覆われていない、反対側の第1端部及び第2端部を有し得る。各ワイヤボンドは、封止材によって接触される、第1端部と第2端部との間の縁部表面を更に有し得る。各ワイヤボンドは、封止材によって、隣接するワイヤボンドの縁部表面から隔てることができる。
【0060】
一部の態様では、インタポーザは、それぞれ少なくとも誘電封止材の反対向きの第1表面及び第2表面によって互いに隔てられる、反対向きの第1面及び第2面を含み得る。
【0061】
一部の態様では、インタポーザは、それぞれ第1コンポーネント及び第2コンポーネントとの電気的接続のために、反対側の第1面及び第2面に、それぞれ、第1コンタクト及び第2コンタクトを含み得る。第1コンタクトは、ワイヤボンドを通じて、第2コンタクトと電気的に接続することができる。
【0062】
一部の態様では、インタポーザは、少なくとも1つの導電性構造体を含み得る。導電性構造体のうちの少なくとも一部は、複数のワイヤボンドの複数の第1端部のうちの1つから横方向に延出し得る部分であって、その複数のワイヤボンドの複数の第1端部のうちの1つを、第1コンタクトのうちの対応する1つに電気的に接続することができる部分を、少なくとも有し得る。そのような態様では、第1コンタクトのうちの対応する1つは、複数の第1端部のうちの1つからオフセットさせることができる。
【0063】
一部の態様では、インタポーザは、少なくとも第2の導電性構造体を含み得る。この第2の導電性構造体は、複数のワイヤボンドの複数の第2端部のうちの1つから横方向に延出し得る部分であって、その複数のワイヤボンドの複数の第2端部のうちの1つを、第2コンタクトのうちの対応する1つに電気的に接続することができる部分を、少なくとも含み得る。そのような態様では、第2コンタクトのうちの対応する1つは、複数の第2端部のうちの1つからオフセットさせることができる。
【0064】
一部の態様では、反対向きの第1面と第2面との間のインタポーザの厚さは、1ミリメートル未満とすることができる。
【0065】
一部の態様では、積層小型電子組立体を提供することができる。この積層小型電子組立体は、本発明の1つ以上の態様による、第1コンポーネント及び第2コンポーネントとの電気的接続のためのインタポーザを含み得る。そのような態様では、第1コンポーネントは、第1小型電子パッケージとすることができる。この小型電子パッケージは、複数の第1端子を含み得る。そのような態様では、第2コンポーネントは、第2小型電子パッケージとすることができる。第2小型電子パッケージは、複数の第2端子を含み得る。第2小型電子パッケージは、インタポーザを通じて、第1小型電子パッケージと電気的に接続することができる。
【0066】
第1小型電子パッケージは、インタポーザの第1面に向き合う表面を含み得る。第2小型電子パッケージは、インタポーザの第2面に向き合う表面を含み得る。第1小型電子パッケージのそれぞれの複数の第1端子のうちの少なくとも一部は、インタポーザの複数のワイヤボンドの対応する第1端部と、電気的に接続することができる。第2小型電子パッケージのそれぞれの複数の第2端子のうちの少なくとも一部は、インタポーザの複数のワイヤボンドの対応する第2端部と、電気的に接続することができる。
【0067】
一部の態様では、第1小型電子パッケージは、第1小型電子素子を含み得る。第1小型電子素子の主表面は、貫通開口部の内部に受容させることができる。第1小型電子素子は、インタポーザを通じて第2小型電子パッケージに電気的に接続される、第1素子コンタクトを含み得る。
【0068】
一部の態様では、第2小型電子パッケージは、第2小型電子素子を含み得る。第2小型電子素子は、インタポーザを通じて第1小型電子パッケージに電気的に接続される、第2素子コンタクトを含み得る。
【0069】
一部の態様では、第1素子コンタクトは、再配線構造体の上に重ね合わされるもの、及び再配線構造体の内部に少なくとも部分的に埋め込まれるもののうちの少なくとも一方である、複数の第1導電性要素を通じて、インタポーザに電気的に接続することができる。この再配線構造体は、インタポーザの誘電封止材の上に重ね合わされる再配線誘電体層を含み得るものであり、その再配線誘電体層を通る複数の第2導電性要素を含み得る。
【0070】
そのような態様では、第1素子コンタクトは、再配線構造体の反対面上の接合要素に、電気的に接続することができる。
【0071】
一部の態様では、貫通開口部は、第1小型電子素子に対するインタポーザの場所を固定するために、封止材で充填することができる。
【0072】
一部の態様では、第1小型電子パッケージは、回路パネルとすることができる。
【0073】
本発明の一態様によれば、積層小型電子組立体を形成する方法が提供される。そのような態様によれば、第1コンポーネントを、インタポーザの第1面に向き合うように定置することができる。複数の第1端子が、第1コンポーネント上に存在し得る。インタポーザは、第1面とは反対方向を向く第2面を有し得る。インタポーザの第1面及び第2面は、それぞれ、少なくとも誘電封止材の反対向きの第1表面及び第2表面によって、隔てることができる。
【0074】
インタポーザは、反対向きの第1面と第2面との間に延在する、貫通開口部を含み得る。この開口部は、小型電子素子の主表面全体を受容するように、寸法決めすることができる。インタポーザは、第1コンポーネント及び第2コンポーネントとの電気的接続のための、複数のワイヤボンドを含み得る。これらのワイヤボンドは、封止材によって互いに隔てることができる。各ワイヤボンドは、反対向きの第1表面及び第2表面の少なくとも一方に、それぞれ、封止材によって少なくとも完全には覆われていない、反対側の第1端部及び第2端部を有し得る。各ワイヤボンドは、第1端部と第2端部との間に縁部表面を有し得るものであり、この縁部表面は、封止材によって接触することができ、封止材によって、隣接するワイヤボンドの縁部表面から隔てることができる。
【0075】
インタポーザの少なくとも一部のワイヤボンドの第1端部は、第1コンポーネント上の複数の第1端子のうちの少なくとも一部に接続することができる。
【0076】
第2コンポーネントを、インタポーザの第2面に向き合うように定置することができる。複数の第2端子が、第2コンポーネント上に存在し得る。
【0077】
第2コンポーネントは、複数のワイヤボンドのうちの少なくとも一部の第2端部に接続することができる。
【0078】
一部の態様では、第1コンポーネントは、第1小型電子パッケージとすることができる。複数の第1端子が、この小型電子パッケージの第1接続表面に沿って位置し得る。複数のワイヤボンドのうちの少なくとも一部の第1端部は、第1小型電子パッケージの複数の第1端子のうちの少なくとも一部に、物理的に接続することができる。
【0079】
一部の態様では、第2コンポーネントは、第2小型電子パッケージとすることができる。第2小型電子パッケージは、その第2小型電子パッケージの第2接続表面に沿って、導電層を有し得る。複数の第2端子が、第2小型電子パッケージの第3接続表面に沿って位置し得る。そのような態様では、複数のワイヤボンドのうちの少なくとも一部の第2端部は、第2小型電子パッケージの導電層で、第2小型電子パッケージに物理的に接続することができる。
【0080】
一部の態様では、インタポーザは、反対側の第1面及び第2面に、それぞれ、第1コンタクト及び第2コンタクトを含み得る第1コンタクトは、ワイヤボンドを通じて、第2コンタクトと電気的に接続することができる。そのような態様では、少なくとも1つの導電性構造体を形成することができる。それらの1つ以上の導電性構造体は、複数のワイヤボンドの複数の第1端部のうちの1つから横方向に延在し得る部分であって、その複数のワイヤボンドの複数の第1端部のうちの1つを、第1コンタクトのうちの対応する1つに電気的に接続することができる部分を、少なくとも有し得る。この第1コンタクトのうちの対応する1つは、そのような複数の第1端部からオフセットさせることができる。
【0081】
そのような態様では、少なくとも第2の導電性構造体を形成することができる。第2の導電性構造体は、複数のワイヤボンドの複数の第2端部のうちの1つから横方向に延在し得る部分であって、その複数のワイヤボンドの複数の第2端部のうちの1つを、第2コンタクトのうちの対応する1つに電気的に接続することができる部分を、少なくとも有し得る。この第2コンタクトのうちの対応する1つは、その複数の第2端部のうちの1つからオフセットさせることができる。
【0082】
一部の態様では、第1小型電子パッケージは、第1小型電子素子を含み得る。そのような態様では、第1小型電子素子は、インタポーザの貫通開口部の内部に露出される、第1コンポーネントの一部分上に実装することができる。
【0083】
一部の態様では、第1小型電子素子は、インタポーザの厚さ以下の既定の厚さまで、薄化加工することができる。
【0084】
そのような態様では、小型電子素子の薄化加工は、インタポーザ内への挿入前又は挿入後に、実行することができる。
【0085】
一部の態様では、第1小型電子パッケージの第1接続表面は、その第1接続表面がインタポーザと同じ高さとなるように、インタポーザの第1表面に当接させることができる。