【課題を解決するための手段】
【0005】
以下に於いて、
図1〜
図3を用いて、本発明に関する説明をする。
【0006】
本発明は、上記目的を達成する為、透明且つ一定の硬度が在る、樹脂素材を用いて形成
し、空気或いはガスを用いて、ギプスを固定する為の、カフ8を内部に設けて、カフ8に
対し、空気或いはガスを、充填して封入する為に用いる、空気或いはガスを充填する為の
注入孔7及び、ギプス同士を連結させる為に用いる磁石6を設けた、空気或いはガスを、
内部に充填して固定する為に用いる、筒状のギプス2を用意する。
【0007】
次に、軟質樹脂素材で形成し、厚さが5mm〜30mm程度の、パッキン3及び、液状
或いはゲル状の薬剤9を、充填或いは排出する為に用いる、薬剤の注入孔13と、止水栓
4、更には、空気或いはガスを、内部に充填して固定する為に用いる、筒状のギプス2に
対し、確り連結する為に用いる、磁石6を設けた、内部に薬剤を充填して用いる、筒状の
ギプス5を用意する。磁石を用いる理由として、血液が連結箇所に付着した場合、ボタン
又は、螺子締め又は、フック又は、テープで固定を行った場合、血液が付着して乾燥した
際に、連結箇所が固まる事に依り、取り外しが困難に成るからで在る。
【0008】
空気或いはガスを、内部に充填して固定する為に用いる、筒状のギプス2及び、内部に
薬剤を充填して用いる、筒状のギプス5を、患部1の形状や大きさに併せて、複数個用意
し、其々に設けられた磁石6同士で、内部に薬剤を充填して用いる、筒状のギプス5を、
空気或いはガスを、内部に充填して固定する為に用いる、筒状のギプス2で挟む様に連結
する。
【0009】
空気或いはガスを、内部に充填して固定する為に用いる、筒状のギプス2及び、内部に
薬剤を充填して用いる、筒状のギプス5を確りと連結したら、空気或いはガスを、内部に
充填して固定する為に用いる、筒状のギプス2に設けられた、空気或いはガスを充填する
為の注入孔7に対し、ホース10及び、ホースからの空気或いはガスを、流入及び、封入
を行う為に用いる部品11を連結する。
【0010】
ホース10と、ホースからの空気或いはガスを、流入及び、封入を行う為に用いる部品
11を、空気或いはガスを充填する為の注入孔7に対して、確りと連結をしたら、送気球
又は、コンプレッサー又は、ガスボンベを用いて、カフ8内部に対し、ホース10及び、
ホースからの空気或いはガスを、流入及び、封入を行う為に用いる部品11を経由して、
内部のカフ8に対し、空気或いはガスを充填する。
【0011】
送気球又は、コンプレッサー又は、ガスボンベを用いる利点は、下記の通りで在る。
1.送気球の場合、一度にカフ8へ送り込む、空気の量は少ないが、取扱い及び、部品
の調達が容易な上に、電力が不要な為、電気が使えない場所に於ける、応急処置に適して
いる。
2.コンプレッサーの場合、電力が必要な為に、使える環境は限られるが、空気或いは
ガスを充填する時間が早く、加圧調節が容易な事から、電力が使える環境下では、誰でも
手早く、カフ8内部に対し、空気或いはガスの充填が出来る。
3.ガスボンベの場合、加圧調節に技術を要し、ガスボンベの取扱いにも、注意が必要
だが、電力を必要とせず、極めて短時間で、空気或いはガスの充填が出来る為、医療施設
を始めとする、ガスボンベの設置及び、使用が容易な環境下では、迅速に患部への処置が
出来る。
【0012】
空気或いはガスを、内部に充填して固定する為に用いる、筒状のギプス2内部に設けた
カフ8に対し、空気或いはガスを充填したら、空気或いはガスが、漏出する事を防ぐ為、
流入及び、封入を行う為に用いる部品11を塞ぎ、ホース10を外す。更に、空気或いは
ガスを、流入及び、封入を行う為に用いる部品11に対して、ホース10を連結していた
箇所を塞ぐ。
【0013】
此れに依り、充填する箇所に連結する、空気或いはガスを、内部に充填して固定する為
に用いる、筒状のギプス2に設けた、カフ8の内圧が上昇する事で、液状或いはゲル状の
薬剤9が、パッキン3の隙間から漏水する事を防ぎつつ、空気或いはガスを、内部に充填
して固定する為に用いる、筒状のギプス2の固定を強固にする
事で、ギプスを形成する。
【0014】
図1を例に挙げると、患部1に対し、空気或いはガスを、内部に充填して固定する為に
用いる、筒状のギプス2を固定したら、内部に薬剤を充填して用いる、筒状のギプス5に
設けられた、止水栓4の片方を外し、液状或いはゲル状の薬剤9を、薬剤の注入孔13か
ら充填する。
【0015】
液状或いはゲル状の薬剤9を、内部に薬剤を充填して用いる、筒状のギプス5の内部に
充填したら、外した止水栓4を、薬剤の注入孔13に対し、改めて装着させる事に依り、
液状或いはゲル状の薬剤9を、確りと封入する結果、
石膏包帯或いは、ガラス繊維キャス
ティングテープを用いたギプスが有していた、問題の解決を実現する。
【0016】
尚、患部1からの出血が在る場合は、患部1の出血量に応じて、内部に薬剤を充填して
用いる、筒状のギプス5に止血剤を充填するか、薬剤の注入孔13を、止水栓4を用いて
塞ぐだけにする事で、止血を容易に行う事が出来る。
【0017】
石膏包帯或いは、ガラス繊維キャスティングテープを用いたギプスと比較して、本発明
を用いる事で改善する点は、下記の通りで在る。
1.石膏包帯或いは、ガラス繊維キャスティングテープを用いた
ギプスと比較すると、
大幅な軽量化を実現する。
2.患部を直接、液状或いはゲル状の薬剤で固定する事に依り、患部の皮膚病或いは、
感染症を抑えつつ、患部の治癒力を、大幅に向上させる事が出来る。
3.患部を直接、液状或いはゲル状の薬剤及び、透明で一定の硬度が在る、筒状の樹脂
素材で固定する事に依り、ギプスを付けた状態で、患部並びに、患部周囲の洗浄或いは、
紫外線や放射線の照射に依る、殺菌や抗菌が可能と成る。又、此れに関連して、ギプスの
解体時に於ける、悪臭が無くなる。
4.石膏包帯或いは、ガラス繊維キャスティングテープを用いた
ギプスでは、屡々発生
した、ギプスを解体する際の怪我が無くなる。
5.筒状のギプスを、連結して固定する事で、公共施設や観光地でも、擦傷又は、創傷
又は、火傷又は、皮膚病又は、感染症又は、打撲又は、捻挫又は、骨折の応急処置が容易
に出来る。