(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6409197
(24)【登録日】2018年10月5日
(45)【発行日】2018年10月24日
(54)【発明の名称】両面ラミネート方法
(51)【国際特許分類】
B29C 63/02 20060101AFI20181015BHJP
B65H 5/24 20060101ALI20181015BHJP
B41J 11/70 20060101ALI20181015BHJP
【FI】
B29C63/02
B65H5/24
B41J11/70
【請求項の数】1
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2014-144546(P2014-144546)
(22)【出願日】2014年6月26日
(65)【公開番号】特開2016-7854(P2016-7854A)
(43)【公開日】2016年1月18日
【審査請求日】2017年6月5日
(73)【特許権者】
【識別番号】000105280
【氏名又は名称】ケイディケイ株式会社
(72)【発明者】
【氏名】木村 義和
(72)【発明者】
【氏名】土屋 雅人
【審査官】
神田 和輝
(56)【参考文献】
【文献】
特開2011−195800(JP,A)
【文献】
特開平04−133955(JP,A)
【文献】
特表2001−509446(JP,A)
【文献】
特開2005−335950(JP,A)
【文献】
特開2001−246880(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B29C 63/02
B32B 37/00
B32B 38/00
B41J 11/70
B65H 5/24
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
前後する枚葉状の印刷用紙の端部が重なり合うように一枚ずつ繰り出す繰り出し工程と、前記繰り出された枚葉状の印刷用紙の表裏何れかの面にフィルムシートを被覆する第一の被覆工程と、表裏面の何れかの面にフィルムシートが被覆された枚葉状の印刷用紙の重なり合う端部においてフィルムシートのみを切断する第一のフィルムシート切断工程と、フィルムシートが切断された枚葉状の印刷用紙の前後する端部の重なりの上下を入れ替える重なりの上下入れ替え工程と、端部の重なりの上下を入れ替えた枚葉状の印刷用紙の被覆されていない残りの面にフィルムシートを被覆する第二の被覆工程と、第二の被覆工程でフィルムシートが被覆された枚葉状の印刷用紙の重なり合う端部においてフィルムシートのみを切断する第二のフィルムシート切断工程と、表裏面共にフィルムシートが被覆されると共に一枚毎に切断された枚葉状の印刷用紙を積載する積載工程とからなることを特徴とした両面ラミネート方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ポスターやDM等の各種印刷用紙の表
裏面にフィルムシートを被覆する
両面ラミネート
方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、枚葉状の印刷用紙の表面にフィルムシートを被覆する方法として、例えば特許文献1に記載されるラミネートシステム等があった。
しかし、従来のラミネートシステムは、枚葉状の印刷用紙の片面にフィルムシートを被覆することを前提としているため、表
裏の両面を被覆する際には片面ずつ合計二回ラミネートシステムに通す必要があった。
【0003】
そこで、例えば特許文献2の
図2に記載されるように、通過する印刷用紙の両面に一回でフィルムシートを被覆するラミネートシステムが考えられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2007−296623号公報
【特許文献2】特開2001−106996号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に記載されるラミネートシステムでは、その明細書及び図面に沿って説明すると、連続的に繰り出される枚葉状の印刷用紙Sは、
図3(A)に示すようにその前後端が重なり合うように操作される。そしてその状態で
図3(B)に示すように、連続的にフィルムシートFが被覆される。その後フィルムシートFのみが切断され、前記フィルムシートFにより連続状態になっていた枚葉状
の印刷用紙Sは一枚毎の単品に切り離される。
【0006】
そして前記フィルムシートFが被覆された枚葉状
の印刷用
紙Sは、次にほとんどの場合断裁機を使用する断裁工程へと移動する。断裁工程では複数枚重ねた前記枚葉状
の印刷用紙Sを印刷物の仕上がり見当線で切り落とす(業界で化粧断ちという)のであるが、その際断裁機のバックゲージ(印刷用紙をあてがい断裁位置の基準を取るためのプレート)に枚葉状の印刷用紙
Sの直交する2辺を当てて順次断裁を行う。
【0007】
即ち印刷後の断裁作業における位置ずれを防ぐために、基準となる2辺にはフィルムシートFがはみ出していないことが重要な要件となる。仮に基準の辺にフィルムシートがはみ出した場合を本発明の
図2(C)を参考に説明すると、複数位相を揃えて積載された枚葉状
の印刷用紙
Sの
左側基準
辺を断裁機のバックゲージに押し当てた際に、
前記基準辺から飛び出たフィルムシートが無秩序に巻き込まれ、全ての枚葉状の印刷用紙
Sの基準辺がバックゲージに接触することができず、従って正確な当たり位置を確保できず、積層された枚葉状
の印刷用紙
Sがバラバラな不規則な位置で断裁されてしまう。
【0008】
ところで、印刷用紙の両面にフィルムシートの被覆を考えたとき、前記
特許文献2のような印刷用紙の両面に一回でフィルムシートを被覆するラミネートシステムが考えられる。然るに前記文献2では一度に両面を被覆できる至便さはあるものの、両面被覆完了後にどのような切断手段を講じても前後両方の辺(少なくとも1辺に基準辺が含まれる)からフィルムシートがはみ出すことになり、続く断裁工程での正確な断裁が期待できなくなる。
【0009】
本発明は、上記問題に鑑み、一度の被覆工程で枚葉状の印刷用紙の両面にフィルムシートが被覆でき、加えて続く断裁工程に支障が生じないように基準の辺には表裏面共にフィルムシートがはみ出すことがない両面ラミネートシステムを提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
前記課題を解決するために、本発明の両面ラミネート
方法は、前後する枚葉状の印刷用紙の端部が重なり合うように一枚ずつ繰り出す繰り出し工程
と、前記繰り出された枚葉状の印刷用紙の表裏何れかの面にフィルムシートを被覆する第一の被覆工程
と、表裏面の何れかの面にフィルムシートが被覆された枚葉状の印刷用紙の重なり合う端部においてフィルムシートのみを切断する第一のフィルムシート切断工程
と、フィルムシートが切断された枚葉状の印刷用紙の前後する端部の重なり
の上下を入れ替える重なり
の上下入れ替え工程
と、端部の重なり
の上下を入れ替えた枚葉状の印刷用紙の被覆されていない残り
の面にフィルムシートを被覆する第二の被覆工程
と、第二の被覆工程でフィルムシートが被覆された枚葉状の印刷用紙の重なり合う端部においてフィルムシートのみを切断する第二のフィルムシート切断工程
と、表裏面共にフィルムシートが被覆されると共に一枚毎に切断された枚葉状の印刷用紙を積載する積載工程とからなることを特徴としている。
【0011】
本発明の繰り出し工程では、例えば吸着パッドで吸着した印刷用紙を一枚ずつ繰り出す方法や、フィドロールにより一枚ずつ繰り出す方法等公知の繰り出し方法を採用できる。
【0012】
本発明の第一及び第二の被覆工程では、例えば一対或いは複数対のヒートローラからなる被覆装置を使用することができる。なお被覆装置の構成は、一対のローラの内何れかがヒートローラであり、残りが加圧ローラの構成であってもよい。またヒートローラ或いは加圧ローラの表面にフッ素樹脂加工が施されていても構わない。
【0013】
本発明のフィルムシートのみを切断する第一及び第二の切断工程では、例えば重なり合う印刷用紙の端部においてフィルムシートのみにカッターで切り込みを入れ、二対のニップローラ間で排出側のローラ速度を速めることにより引っ張り破断する方法、或いは二対のニップローラ間を通過中に他のローラ等により前記切り込み部分を上方へ持ち上げて引っ張り破断する方法、さらにはその混合の方法等を好適に採用することができる。
【0014】
フィルムシートの切断を促すための方法としては、カッター等により直接切り込みを形成する他に、フィルムの端部にミシン目等の切れ込みを形成する方法がある。このようにすれば引っ張り
に一番弱い部分
、即ち前記切り込みや前記ミシン目から破断が開始される。なお前記
切り込みやミシン目は印刷用紙にフィルムシートを被覆した後に形成しても同様の効果が表れる。
【0015】
フィルムシートを切断した後に前後する印刷用紙端部の重なり
の上下を
入れ替える方法としては、前記第一のフィルムシート切断工程の後に前後する印刷用紙両者の搬送速度及びパスラインの位置を変えることにより入れ替えることができる。前記パスラインの位置の変更は、重なり合う両印刷用紙の端部を強制的に持ち上げたり或いは引き下げたりすることの他に、搬送テーブルの表面に高低差を意図的に設けることによ
りできる。
【発明の効果】
【0016】
本発明の両面ラミネートシステムによれば、従来のように一度被覆した印刷用紙を裏返して二度の工程で被覆することなく、両面を一度の工程で被覆することができる。
また被覆された両面のフィルムシートが加工工程の基準となる辺にはみ出すことがないため、引き続き行われる断裁工程等で断裁ずれ等を起こすことがない。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【
図1】本発明の両面ラミネートシステムの流れを示す要部概略図である。
【
図2】(A)は前後する印刷用紙S1及びS2がそれぞれの端部を重ねて繰り出される様子を示す要部概略図である。(B)は繰り出された(A)の状態の印刷用紙の下面側にフィルムシートF1が連続的に被覆された様子を示す要部概略図である。(C)は一枚ごとに分離された印刷用紙Sの側面図である。(D)は(C)におけるI−I線断面図である。
【
図3】パンチング装置P1を分かりやすく説明する斜視図である。
【
図4】(A)及び(B)は引っ張り破断装置B1によりフィルムシートF1により連続状態の印刷用紙S1及びS2が分離される様子を経時的に示す要部概略図である。
【
図5】(A)、(B)及び(C)は端部
の重なり
の上下入れ替え装置Kにより前後する印刷用紙
S1及びS2の端部
の重なりを繰り出し時の
上下と
入れ替えて重ね合わせる様子を経時的に示す要部概略図である。
【
図6】(A)及び(B)は
図5に引き続き印刷用紙
S1及びS2の端部重なりを繰り出し時の
上下と
入れ替えて重ね合わせる様子を経時的に示す要部概略図である。
【
図7】(A)は第一の被覆工程を経た前後する印刷用紙S1及びS2が、それぞれの端部を繰り出し時の
上下と
入れ替えた状態で重ね合わせて連続的に搬送される様子を示す要部概略図である。(B)は繰り出された(A)の状態の印刷用紙
S1及びS2の上面側にフィルムシートF2が連続的に被覆された様子を示す要部概略図である。(C)は一枚ごとに分離された印刷用紙Sの側面図である。(D)は(C)におけるII−II線断面図である。
【
図8】(A)、(B)及び(C)は端部
の重なり
の上下入れ替え装置Kの異なる態様を経時的に示す要部概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
図1に示すように、印刷用紙Sはシステム最上流の左下の用紙積載台に積載される。そして例えば吸着パッド1等からなる用紙繰り出し装置Vにより、最上面の印刷用紙Sから順次搬送テーブルへ繰り出される。そして右側に配置された一対の搬送ローラ2a、2bによりさらに右側に配置されている一対のヒートローラ3a、3bからなる第一の被覆工程を構成するラミネート装置R1へ送り出されるのであるが、その際に
図2(A)に示すように、前後する印刷用紙S1、S
2の端部を重ね合わせながら(先行する印刷用紙S1の後端部に後続の印刷用紙S2の前端部が乗り上げる状態)タイミングを取り送り出される。
【0019】
前記印刷用紙Sは
図2(A)に示すように、前後端部を重ね合わせた状態で、下方に待機しているロールから繰り出されるフィルムシートF1と、前記ラミネート装置R1を構成する一対のヒートローラ3a、3b(ヒートローラとバックアップローラの組み合わせでも構わない)で整合され、
図2(B)に示すように連続的に下面側が被覆される。
【0020】
なお図示は省略するが、フィルムシートF1は、例えば二軸延伸ポリプロピレンやポリエチレンテレフタレート等からなる基材の一方の面に、ポリエチレンやEVAを主体とした公知の感熱接着剤層が形成されており、印刷用紙Sの表面にはラミネート装置R1を構成する一対のヒートローラ3a、3b間を通過することにより、加熱されて接着性を発揮した前記感熱接着剤層を介して剥離不能に被覆される。
【0021】
ロールから繰り出されるフィルムシートF1は、一対のヒートローラ3a、3bへ至るまでに、例えば
図3に示すように、棘状の突起を有する孔あけローラ4aとゴム等の弾性体を表面に有する受けローラ4bからなるパンチング装置P1を通過することにより、全体に微細な貫通孔が形成される。この貫通孔は、後述する引っ張り破断装置B1でフィルムシートF1を破断し前後する印刷用紙S1、S2を分離する切っ掛けとなるものであり、その他にも被覆に際して空気抜きの役目や熱の伝わりをよくして接着性を向上させると共に、被覆を完了した印刷物の引き裂き破断を可能にする等の効果を発揮する。
【0022】
なお、被覆を完了した印刷物の引き裂き破断を可能にするための微細な貫通穴は、必ずしもフィルムシートF1の全面に形成される必要はなく、フィルムシートF1の少なくとも一方の端部に帯状に設けておいても構わない。その部分の何れかの微細な孔から破断が開始されると、例えば二軸延伸ポリプロピレン等であれば一気に破断が伝播して、フィルムシートF1は前後する印刷用紙S1、S2の重なり部分の未接着部分で切断され、前後する印刷用紙S1、S2が分離される。
【0023】
また前記フィルムシートF1の破断の切っ掛けは微細な孔に限らず、例えばミシン刃によりミシン
目を端部に形成しても構わない。その際単一のミシン
目であっても或いは2枚以上のミシン刃を並列に配置して帯状に複数形成することにより、破断がさらに容易に行われるようにしても構わない。
【0024】
そして
図2(B)に示すように、下面側にフィルムシートF1が被覆された印刷用紙Sは、右側に配置されている2対のニップローラ5a、5b及び6a、6bからなる引っ張り破断装置B1へ搬送される。
【0025】
前記引っ張り破断装置B1では、
図4(A)に示すように、前後する印刷用紙S1、S2の重なり合う端部が2対のニップローラ5a、5b及び6a、6b間に差し掛かると、前記間を通過するまでに下流側の一対のニップローラ6a、6bが回転速度を上げて両ニップローラ間の張力を高める。すると最も張力に対して抵抗力がない印刷用紙S1、S2端部の重なり部分に形成されたフィルムシートF1の未接着部分Qに位置する何れかの微細な孔に亀裂が生じ、前記亀裂は未接着部分の両印刷用紙の重なり合う端部段差に沿って一気に伝播し、前後する印刷用紙S1、S2を分離するのである。
【0026】
前記引っ張り破断装置B1により
図2(C)のように分離された印刷用紙Sは、残された上面側を被覆するために、さらに右側に配置された端部
の重なり
の上下入れ替え装置Kで前後する印刷用紙S1、S2の端部の重なり
の上下を入れ替えて第二の被覆工程へ搬送される。
【0027】
図5に示すように、端部重なり順序変更装置Kを構成する偏心ローラ7は、印刷用紙S1の通過と共に進行方向と同調して軸Jを中心に偏心しながら回転する。
図5(A)に示すように当初印刷用紙S1が通過する際に、偏心ローラ7は搬送テーブルから一番突出の少ない位置で停止している。そして通過する印刷用紙S1の後端部が近づくと
図5(B)に示すように、印刷用紙S1を持ち上げるように偏心して回転し始める。印刷用紙S1の後端部が通過する際に最も持ち上げられ、そのタイミングで後続の印刷用紙S2の前端部が速度を上げて下方に送り込まれる。
【0028】
そして
図6(A)及び(B)に示すように、前後する印刷用紙S1、S2はお互いの端部を以前の重なり順序と入れ替えて、
図7(A)に示すように、印刷用紙S1の後端部の下側に印刷用紙S2の前端部を重ねて右側に配置されている一対の搬送ローラ8a、8bによりさらに右側に控える第二の被覆工程へと送り出される。なお、端部重なり順序変更の手段について格別な制限はなく、前記以外の手段を用いた他の公知の端部
の重なり
の上下入れ替え装置Kを採用しても構わない。
【0029】
第二の被覆工程では記述の第一の被覆工程と同様に一対のヒートローラ9a、9bからなるラミネート装置R2により、
図7(B)に示すように印刷用紙Sの上面側にフィルムシートF2が連続的に被覆される。その際に前記フィルムシートF2の全面には、棘状の突起を有する孔あけローラ10aとゴム等の弾性体を表面に有する受けローラ10bからなるパンチング装置P2により微細な孔が形成されている。
【0030】
そして第二の引っ張り破断装置B2により、記述の手順により
図7(C)に示す状態に分離されて右側のストッカーに順次積載され、続く断裁工程へと供されるのである。
なお、下流の断裁工程では、
図7(C)に示すように、用紙Sの破断されたフィルムシートF1、F2がはみ出していない端面a1と
図7(D)に示すフィルムシートが全く干渉しない端面a2及びa3の何れかを断裁基準として使用できるので問題は起こらない。
【0031】
なお、本実施例では、第一の被覆工程でフィルムシートF1を下方から繰り出し、搬送される印刷用紙Sの下面側を先に被覆すると共に、第二の被覆工程でフィルムシートF2を上方から繰り出し残りの上面側を被覆している
が、この順序にこだわる必要はな
い。例えば当初繰り出しの際に重ね合わ
せを先に繰り出された印刷用紙S1の後端を上、後に繰り出される印刷用紙S2の前端を下にして、第一の被覆工程で搬送される印刷用紙Sの上面側を先に被覆して、第二の被覆工程で残りの下面側を被覆するようにしても構わない。
【0032】
前記の工程の場合、端部
の重なり
の上下入れ替え装置Kは
図5の構成と異なり、例えば
図8に示すよう
に搬送テーブルの高さを変化させ
た端部の重なりの上下入れ替え装置Kを用いても構わない。その場合図8(A)のように先行する印刷用紙S1が高低差を越えたところで、同図(B)及び(C)に示すように後続の印刷用紙S2との速度を調整することにより、先行する印刷用紙S1の後端部に後続の印刷用紙S2の前端部を重ねる手段を採用することができる。なお、記述の通り、端部
の重なり
の上下入れ替えの手段について格別な制限はなく、他の公知の端部
の重なり
の上下入れ替え手段を採用しても構わない。
【0033】
また
図1は、あくまで要部
のみが記載されてい
るため、ここに記載されている部材以外に、各種搬送ローラ類やニップローラ類或いは各種ガイド部材等が適所に配置されていても構わない。
【符号の説明】
【0034】
S、S1、S2 印刷用紙
F1、F2 フィルムシート
a1、a2、a3 端面
V 用紙繰り出し装置
R1、R2 ラミネート装置
P1、P2 パンチング装置
B1、B2 引っ張り破断装置
K 端部
の重なりの
上下入れ替え装置
J 軸
1 吸着パッド
2a、2b、8a、8b 一対の搬送ローラ
3a、3b、9a、9b 一対のヒートローラ
4a、10a 孔あけローラ
4b、10b 受けローラ
5a、5b、6a、6b、11a、11b、12a、12b 一対のニップローラ
7 偏心ローラ