【実施例】
【0040】
以下実施例に基づいてさらに具体的に説明を加えるが、本発明はこれにのみに限定されるものではない。
【0041】
<実施例1>
下記材料構成の積層体を作成し、AMS機でサイドシールし、その後マンドレルを通したまま半月状の4枚の刃で切断して胴部を作成し、肩口のコンプレッション成型を行なってラミネートチューブを作成した。
材料構成は積層体表面から下記のとおりである。
・印刷層、コーティング層(ポストインキ・ニス)
・シーラント層(低密度直鎖状ポリエチレンフィルム:50μm)
・押し出しポリエチレン(厚さ15μm)層
・金属蒸着したポリエチレンテレフタレートフィルム(厚さ12μm)
・白色ポリエチレンフィルム(厚さ120μm)
・押し出しポリエチレン層(厚さ18μm)
・ガスバリアフィルム(ポリエチレンテレフタレートフィルム:厚さ12μm)
・接着剤
・シーラント層(低密度直鎖状ポリエチレンフィルム:80μm)
積層体総厚は307μm、チューブ直径は40mmである。
【0042】
<実施例2>
下記材料構成の積層体を作成し、AMS機でサイドシールし、その後マンドレルを通したまま半月状の4枚の刃で切断して胴部を作成し、肩口のコンプレッション成型を行なってラミネートチューブを作成した。
材料構成は積層体表面から下記のとおりである。
・印刷層、コーティング層(ポストインキ・ニス)
・シーラント層(低密度直鎖状ポリエチレンフィルム:90μm)
・押し出しポリエチレン層(厚さ18μm)
・金属蒸着したポリエチレンテレフタレートフィルム(厚さ12μm)
・白色ポリエチレンフィルム(厚さ200μm)
・押し出しポリエチレン層(厚さ18μm)
・ガスバリアフィルム(ポリエチレンテレフタレートフィルム:厚さ12μm)
・接着剤
・シーラント層(低密度直鎖状ポリエチレンフィルム:150μm)
積層体総厚は500μm、チューブ直径は40mmである。
【0043】
<実施例3>
下記材料構成の積層体を作成し、AMS機でサイドシールし、その後マンドレルを通したまま半月状の4枚の刃で切断して胴部を作成し、肩口のコンプレッション成型を行なってラミネートチューブを作成した。
材料構成は積層体表面から下記のとおりである。
・印刷層、コーティング層(ポストインキ・ニス)
・シーラント層(押し出しポリエチレン層:30μm)
・押し出しポリエチレン層(厚さ18μm)
・金属蒸着したポリエチレンテレフタレートフィルム(厚さ12μm)
・白色ポリエチレンフィルム(厚さ50μm)
・押し出しポリエチレン層(厚さ18μm)
・ガスバリアフィルム(ポリエチレンテレフタレートフィルム:厚さ12μm)
・接着剤
・シーラント層(低密度直鎖状ポリエチレンフィルム:60μm)
積層体総厚は200μm、チューブ直径は40mmである。
【0044】
<実施例4>
下記材料構成の積層体を作成し、AMS機でサイドシールし、その後マンドレルを通したまま半月状の2枚の刃で切断して胴部を作成し、肩口のコンプレッション成型を行なってラミネートチューブを作成した。
材料構成は積層体表面から下記のとおりである。
・印刷層、コーティング層(ポストインキ・ニス)
・シーラント層(低密度直鎖状ポリエチレンフィルム:50μm)
・押し出しポリエチレン層(厚さ15μm)
・金属蒸着したポリエチレンテレフタレートフィルム(厚さ12μm)
・白色ポリエチレンフィルム(厚さ120μm)
・押し出しポリエチレン層(厚さ18μm)
・ガスバリアフィルム(ポリエチレンテレフタレートフィルム:厚さ12μm)
・接着剤
・シーラント層(低密度直鎖状ポリエチレンフィルム:80μm)
積層体総厚は307μm、チューブ直径は20mmである。
【0045】
<比較例1>
下記材料構成の積層体を作成し、AMS機でサイドシールし、その後マンドレルから抜いて1枚の刃で上から押し切って胴部を作成し、肩口のコンプレッション成型を行なってラミネートチューブを作成した。
材料構成は積層体表面から下記のとおりである。
・印刷層、コーティング層(ポストインキ・ニス)
・シーラント層(低密度直鎖状ポリエチレンフィルム:50μm)
・押し出しポリエチレン層(厚さ15μm)
・金属蒸着したポリエチレンテレフタレートフィルム(厚さ12μm)
・白色ポリエチレンフィルム(厚さ120μm)
・押し出しポリエチレン層(厚さ18μm)
・ガスバリアフィルム(ポリエチレンテレフタレートフィルム:厚さ12μm)
・接着剤
・シーラント層(低密度直鎖状ポリエチレンフィルム:80μm)
積層体総厚は307μm、チューブ直径は40mmである。
【0046】
<比較例2>
下記材料構成の積層体を作成し、AMS機でサイドシールし、その後マンドレルを通したまま半月状の2枚の刃で切断して胴部を作成し、肩口のコンプレッション成型を行なって
ラミネートチューブを作成した。
材料構成は積層体表面から下記のとおりである。
・印刷層、コーティング層(ポストインキ・ニス)
・シーラント層(押し出しポリエチレン層:30μm)
・押し出しポリエチレン層(厚さ18μm)
・金属蒸着したポリエチレンテレフタレートフィルム(厚さ12μm)
・白色ポリエチレンフィルム(厚さ50μm)
・押し出しポリエチレン層(厚さ18μm)
・ガスバリアフィルム(ポリエチレンテレフタレートフィルム:厚さ12μm)
・接着剤
・シーラント層(低密度直鎖状ポリエチレンフィルム:60μm)
積層体総厚は200μm、チューブ直径は18mmである。
【0047】
<比較例3>
下記材料構成の積層体を作成し、AMS機でサイドシールし、その後マンドレルを通したまま半月状の2枚の刃で切断して胴部を作成し、肩口のコンプレッション成型を行なってラミネートチューブを作成した。
材料構成は積層体表面から下記のとおりである。
・印刷層、コーティング層(ポストインキ・ニス)
・シーラント層(押し出しポリエチレン層:30μm)
・押し出しポリエチレン層(厚さ18μm)
・金属蒸着したポリエチレンテレフタレートフィルム(厚さ12μm)
・白色ポリエチレンフィルム(厚さ30μm)
・押し出しポリエチレン層(厚さ18μm)
・ガスバリアフィルム(ポリエチレンテレフタレートフィルム:厚さ12μm)
・接着剤
・シーラント層(低密度直鎖状ポリエチレンフィルム:60μm)
積層体総厚は180μm、チューブ直径は40mmである。
【0048】
<比較例4>
下記材料構成の積層体を作成し、AMS機でサイドシールし、その後マンドレルを通したまま半月状の2枚の刃で切断して胴部を作成し、肩口のコンプレッション成型を行なってラミネートチューブを作成した。
材料構成は積層体表面から下記のとおりである。
・印刷層(ポストインキ・ニス)
・シーラント層、コーティング層(低密度直鎖状ポリエチレンフィルム:90μm)
・押し出しポリエチレン層(厚さ18μm)
・金属蒸着したポリエチレンテレフタレートフィルム(厚さ12μm)
・白色ポリエチレンフィルム(厚さ200μm)
・押し出しポリエチレン層(厚さ18μm)
・ガスバリアフィルム(ポリエチレンテレフタレートフィルム:厚さ12μm)
・接着剤
・シーラント層(低密度直鎖状ポリエチレンフィルム:180μm)
積層体総厚は530μm、チューブ直径は40mmである。
【0049】
<評価方法>
(1)切断の可否:各試験サンプルにおいて、切断の可否を評価する。切断できないものは、成型および浸漬の評価もできないことになる。
(2)断面観察:コンプレッション成型して胴部との接続部分を観察する。端面が内側を向き、肩口の樹脂で覆われている状態が良好な状態である。
(3)浸漬試験:接続部分を歯磨きペーストに漬け込んで50℃、3日間の後蒸着層に溶解が見られるかどうかを観察する。n=5で評価した。評価基準は、○:溶解なし、×:溶解発生、とした。
【0050】
<評価結果>
評価結果を表1に示す
【0051】
【表1】
【0052】
表1に示された結果では、実施例1〜実施例4のいずれも切断可否については切断可能であった。また断面観察においては切断した端面が内側を向いており肩口の樹脂でカバーされている状態であった。浸漬試験においては蒸着の溶解は見られない結果であった。したがって、評価項目すべてにおいて良好な結果であり、本発明による課題解決が可能であることが検証できた。
【0053】
比較例1においては、切断は可能であったものの、断面観察において端面が外側向きで肩口の樹脂でカバーされていない状態であった。これは切断方法が弧状の刃を用いずに、一本の刃で片側から押し切った結果であると推定できる。またこの結果、浸漬試験では金属蒸着層の溶解が5分の3で発生した。
【0054】
比較例2においては、切断の可否で切断できずという結果である。これはチューブの直径が18mmであったことが主な原因と考えられる。実施例4との比較から、チューブの直径は20mm以上であることが必要である。
【0055】
比較例3においては、切断の可否で切断できずという結果である。これは積層体総厚が180μmであることが主な原因と考えられる。実施例3との比較から、積層体総厚は200μm以上であることが必要である。
【0056】
比較例4においては、切断の可否で切断できずという結果である。これは積層体総厚が530μmであることが主な原因と考えられる。実施例2との比較で、積層体総厚は500μm以下であることが必要である。すなわち積層体総厚は200μmから500μmの範囲でなくてはならない。
【0057】
以上の結果から、本発明によれば、金属蒸着フィルムを胴部を構成する積層体に含むラミネートチューブにおいて、該ラミネートチューブの肩口の金属蒸着層の溶解、またそれによるフィルムの層間剥離を起こすことのないラミネートチューブの製造方法を提供することができる。